JPH10190919A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH10190919A
JPH10190919A JP8348764A JP34876496A JPH10190919A JP H10190919 A JPH10190919 A JP H10190919A JP 8348764 A JP8348764 A JP 8348764A JP 34876496 A JP34876496 A JP 34876496A JP H10190919 A JPH10190919 A JP H10190919A
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JP
Japan
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self
diagnosis
communication port
communication
host
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JP8348764A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Toriyama
佳昭 鳥山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレータの手を煩わせず、且つ通信網を使
用することによる通信コストをかけずに異常が有った通
信ポートを使用しないで済むようにする。 【解決手段】 ホスト1は、予め設定した自己診断開始
時間になったとき、各通信ポート11へ自己診断を行な
うように指示し、それぞれ通知された自己診断結果に基
づいて判定した通信ポートに対して運用中止を設定す
る。一方、各通信ポート11は、ホスト1からの自己診
断開始指示を検出すると、内部の自己診断を実行し、そ
の自己診断結果をホスト1へ通知し、ホスト1から運用
中止が設定されたとき、内部の運用を中止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の通信ポー
トを有するファクシミリ装置及びファクシミリ通信機能
を備えた通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、公衆回線等の通信網にそれぞれ接
続された複数の通信ポートを有するファクシミリサー
バ,PC用マルチ・ファクシミリ通信ポートを有するオ
プションカード等の通信装置において、オペレータの指
示によって1つの通信ポートから自動的に同一装置の他
のポートへファクシミリの符号化データを送信し、受信
側の通信ポートで正しく復号化できたときに正常受信と
認識する。
【0003】そして、正しく復号化できずに異常受信と
認識したときには、送信側の通信ポートと受信側の通信
ポートの組合せを変えて同様の送受信を行なって、それ
でも正常な受信が行なえなかった不良通信ポートを検出
すると、その不良通信ポートの運用をしないようにする
通信装置(例えば、特開平3−1749号公報参照)が
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
通信装置では、オペレータの操作に基づいて実行するの
でその操作が煩雑で時間がかかるという問題が有った。
また、公衆回線等の通信網を介して検査を行なうので通
信コストがかかるという問題も有った。
【0005】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、オペレータの手を煩わせず、且つ通信網を使用
することによる通信コストをかけずに異常が有った通信
ポートを使用しないで済むようにすることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、ホストからの指示に基づいてそれぞれ通
信網とのファクシミリ通信を行なう複数の通信ポートを
有する通信装置において、上記ホストに、自己診断開始
時間を設定する自己診断開始時間設定手段と、その手段
によって設定した自己診断開始時間になったとき、上記
各通信ポートへ自己診断を行なうように指示する自己診
断実行指示手段と、上記各通信ポートから通知された自
己診断結果に基づいて異常通信ポートを判定する異常通
信ポート判定手段と、その手段によって異常通信ポート
と判定した通信ポートに対して運用中止を設定する運用
中止設定手段とを設け、上記各通信ポートに、上記ホス
トからの自己診断開始指示を検出する自己診断開始指示
検出手段と、その手段によって自己診断開始指示を検出
したときに内部の自己診断を実行する内部自己診断実行
手段と、その手段によって実行した内部の自己診断に基
づく自己診断結果を上記ホストへ通知する自己診断結果
通知手段と、上記ホストから運用中止が設定されたと
き、内部の運用を中止する運用中止手段とを設けたもの
である。
【0007】また、ホストからの指示に基づいてそれぞ
れ通信網とのファクシミリ通信を行なう複数の通信ポー
トを有する通信装置において、上記ホストに、自己診断
開始時間を設定する自己診断開始時間設定手段と、その
手段によって設定した自己診断開始時間になったとき、
上記各通信ポートに対して通信中か否かを確認する通信
確認手段と、その手段によって通信中ではないと確認し
た通信ポートへ自己診断を行なうように指示し、通信中
と確認した通信ポートへは再度通信中か否かを確認して
通信中ではないと確認したときに自己診断を行なうよう
に指示する自己診断実行指示手段と、上記各通信ポート
から通知された自己診断結果に基づいて異常通信ポート
を判定する異常通信ポート判定手段と、その手段によっ
て異常通信ポートと判定した通信ポートに対して運用中
止を設定する運用中止設定手段とを設け、上記各通信ポ
ートに、上記ホストからの自己診断開始指示を検出する
自己診断開始指示検出手段と、その手段によって自己診
断開始指示を検出したときに内部の自己診断を実行する
内部自己診断実行手段と、その手段によって実行した内
部の自己診断に基づく自己診断結果を上記ホストへ通知
する自己診断結果通知手段と、上記ホストから運用中止
が設定されたとき、内部の運用を中止する運用中止手段
を設けるとよい。
【0008】さらに、ホストからの指示に基づいてそれ
ぞれ通信網とのファクシミリ通信を行なう複数の通信ポ
ートを有する通信装置において、上記ホストに、自己診
断開始時間を設定する自己診断開始時間設定手段と、そ
の手段によって設定した自己診断開始時間になったと
き、上記各通信ポートへ自己診断を行なうように指示す
る自己診断実行指示手段と、上記各通信ポートから通知
された自己診断結果に基づいて異常通信ポートを判定す
る異常通信ポート判定手段と、その手段によって異常通
信ポートと判定した通信ポートに対してリセットを指示
するリセット指示手段と、その手段によってリセットを
指示した後に自己診断の再実行を指示する自己診断再実
行指示手段と、その手段によって自己診断の再実行を指
示した通信ポートから通知された自己診断結果に基づい
て再度異常通信ポートか否かを判定する再判定手段と、
その手段によって再度異常通信ポートと判定した通信ポ
ートに対して運用中止を設定する運用中止設定手段とを
設け、上記各通信ポートに、上記ホストからの自己診断
開始指示を検出する自己診断開始指示検出手段と、その
手段によって自己診断開始指示を検出したときに内部の
自己診断を実行する内部自己診断実行手段と、その手段
によって実行した内部の自己診断に基づく自己診断結果
を上記ホストへ通知する自己診断結果通知手段と、上記
ホストからのリセットの指示を検出するリセット指示検
出手段と、その手段によってリセットの指示を検出した
とき、内部の再イニシャライズを実行する再イニシャラ
イズ実行手段と、上記ホストから自己診断の再実行の指
示があったとき、内部の再イニシャライズ後に自己診断
を再実行し、その自己診断結果を上記ホストへ通知する
自己診断再実行手段と、上記ホストから運用中止が設定
されたとき、内部の運用を中止する運用中止手段を設け
るとよい。
【0009】さらにまた、ホストからの指示に基づいて
それぞれ通信網とのファクシミリ通信を行なう複数の通
信ポートを有する通信装置において、上記ホストに、自
己診断開始時間を設定する自己診断開始時間設定手段
と、その手段によって設定した自己診断開始時間になっ
たとき、上記各通信ポートに対して通信中か否かを確認
する通信確認手段と、その手段によって通信中ではない
と確認した通信ポートへ自己診断を行なうように指示
し、通信中と確認した通信ポートへは再度通信中か否か
を確認して通信中ではないと確認したときに自己診断を
行なうように指示する自己診断実行指示手段と、上記各
通信ポートから通知された自己診断結果に基づいて異常
通信ポートを判定する異常通信ポート判定手段と、その
手段によって異常通信ポートと判定した通信ポートに対
してリセットを指示するリセット指示手段と、その手段
によってリセットを指示した後に自己診断の再実行を指
示する自己診断再実行指示手段と、その手段によって自
己診断の再実行を指示した通信ポートから通知された自
己診断結果に基づいて再度異常通信ポートか否かを判定
する再判定手段と、その手段によって再度異常通信ポー
トと判定した通信ポートに対して運用中止を設定する運
用中止設定手段を設け、上記各通信ポートに、上記ホス
トからの自己診断開始指示を検出する自己診断開始指示
検出手段と、その手段によって自己診断開始指示を検出
したときに内部の自己診断を実行する内部自己診断実行
手段と、その手段によって実行した内部の自己診断に基
づく自己診断結果を上記ホストへ通知する自己診断結果
通知手段と、上記ホストからのリセットの指示を検出す
るリセット指示検出手段と、その手段によってリセット
の指示を検出したとき、内部の再イニシャライズを実行
する再イニシャライズ実行手段と、上記ホストから自己
診断の再実行の指示があったとき、内部の再イニシャラ
イズ後に自己診断を再実行し、その自己診断結果を上記
ホストへ通知する自己診断再実行手段と、上記ホストか
ら運用中止が設定されたとき、内部の運用を中止する運
用中止手段を設けるとよい。
【0010】また、上記のような通信装置において、上
記ホストに、異常通信ポートとその異常通信ポートの運
用中止を通知する相手先のファクシミリ番号を入力する
異常通信ポート発生通知先ファクシミリ番号入力手段
と、その手段によって入力されたファクシミリ番号を記
憶する異常通信ポート発生通知先ファクシミリ番号記憶
手段と、上記異常通信ポートに運用中止を設定したと
き、その他の通信ポートの中から通信可能な通信ポート
を選択し、その通信ポートに対して上記異常通信ポート
発生通知先ファクシミリ番号記憶手段に記憶されている
ファクシミリ番号へ異常通信ポートとその異常通信ポー
トの運用中止を通知する文書のファクシミリ送信を指示
するファクシミリ送信指示手段を設け、上記各通信ポー
トに、上記ホストから指示されたファクシミリ番号へ異
常通信ポートとその異常通信ポートの運用中止を通知す
る文書のファクシミリ送信を実行するファクシミリ送信
実行手段を設けるとなおよい。
【0011】さらに、上記のような通信装置において、
上記ホストに、上記各通信ポートからの自己診断結果通
知の待ち時間を設定する待ち時間設定手段と、上記自己
診断実行指示手段によって各通信ポートへ自己診断を行
なうように指示した後、上記各通信ポートからの自己診
断結果通知を受け取るまでの時間をカウントする時間カ
ウント手段と、その手段によってカウントした時間が上
記待ち時間設定手段によって設定した待ち時間を経過し
ても自己診断結果を通知しない通信ポートに対して再度
ファームウェアのダウンロードを実行するダウンロード
実行手段を設けるとなおよい。
【0012】この発明の請求項1の通信装置によれば、
ホストで設定された自己診断開始時刻になると通信ポー
ト毎に自己診断を実施し、その診断結果に基づいて異常
通信ポートの運用を中止するので、オペレータがその都
度操作しなくても自動的に異常通信ポートを検出し、そ
の異常通信ポートの運用を中止することができる。さら
に、各通信ポートの内部で自己診断を行なうので、通信
網を使用した診断を行なわずに済み、通信コストを削減
することができる。
【0013】また、この発明の請求項2の通信装置によ
れば、通信中の通信ポートに対しては、その通信が完了
した後に自動的に自己診断を実施させることができるの
で、自己診断の指示によって通信ポートが実行中の通信
に不具合を与えずに済む。
【0014】さらに、この発明の請求項3の通信装置に
よれば、異常通信ポートに対して直ちに運用中止を設定
せずに、まずはイニシャライズをかけてみるので、その
イニシャライズによって通信可能になったときには、運
用中止にしたときのように通信装置を再起動しなければ
使用できなくなることを回避でき、素早く通信可能にす
ることができる。
【0015】さらにまた、この発明の請求項4の通信装
置によれば、異常通信ポートに対して直ちに運用中止を
設定せずに、まずはイニシャライズをかけてみるので、
そのイニシャライズによって通信可能になったときに
は、運用中止にしたときのように通信装置を再起動しな
ければ使用できなくなることを回避でき、素早く通信可
能にすることができる。
【0016】また、この発明の請求項5の通信装置によ
れば、異常通信ポートに対して最終的に運用中止を設定
するときには、その異常通信ポートと運用中止を知らせ
る通知の文書を予め指定されたファクシミリ装置へ自動
的にファクシミリ送信するので、オペレータは複数の通
信ポートの稼働状況を容易に把握することができ、異常
通信ポートの発生を素早く認識してその対策を迅速に行
なえる。
【0017】さらに、この発明の請求項6の通信装置に
よれば、各通信ポートに対して自己診断を行なうように
指示した後、予め設定された待ち時間内に自己診断結果
の通知がなかった通信ポートに対しては、異常通信ポー
トと判断して、自動的にファームウェアの再ダウンロー
ドを実行し、動作不能になった異常通信ポートを素早く
動作可能にすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の通
信装置の一実施形態であるファクシミリ通信装置の構成
を示すブロック図である。
【0019】このファクシミリ通信装置は、ホスト1か
らの指示に基づいてそれぞれ通信網とのファクシミリ通
信を行なう複数の通信ポート11(全体で「マルチポー
ト通信ユニット」を構成している)を有する通信装置で
ある。そして、ホスト1と各通信ポート11はホストバ
ス10を介してデータ通信可能に接続されている。な
お、図中では通信ポート11を1個のみ示しているが、
システムとしては複数個がホストバス10に接続された
構成である。
【0020】ホスト1は、アプリケーションプログラム
に基づいてホスト全体の制御と、各通信ポート11によ
るファクシミリ通信処理と、この発明に関わる通信ポー
ト管理機能を実現する処理等を実行するCPU2と、C
PU2が実行する各種のアプリケーションプログラム
(この発明に関わる通信ポート管理アプリケーションソ
フトウェアプログラムを含む)を格納する読み出し専用
メモリであるROM3と、CPU2が各種の処理を実行
するときの作業エリアとして使用し、各種のパラメータ
等も記憶する書き込み読み出し可能なメモリRAM4等
からなる。
【0021】ホストバス10は、ホスト1と複数の通信
ポート11とを接続し、双方のデータ通信を可能にする
インタフェース(I/F)手段である。
【0022】各通信ポート11は、ホストバスコントロ
ーラ12,メモリ13,CPU14,モデム15,ネッ
トワークコントロールユニット(NCU)16,及びメ
モリコントローラ17が各種のバスでデータ通信可能に
接続されている。ホストバスコントローラ12は、ホス
ト1とのデータ(信号)のやり取りをコントロールす
る。
【0023】メモリ13は、通信ポートのファームウェ
アを格納し、この通信ポート内部で扱うデータを一時的
に格納し、ホスト1へ送信するデータ(自己診断結果
等)を格納するハードディスク装置等のメモリである。
上記ファームウェアは各通信ポート11において共通で
ある。
【0024】CPU14は、通信ポート内のモデム15
のモデムチップの制御と、この発明に関わる内部の自己
診断,自己診断結果通知,内部のイニシャライズ,運用
中止等の処理を実行する。モデム15は、ファクシミリ
通信するデータの変復調を行なうモデムチップである。
【0025】NCU16は、通信網とのインタフェース
(I/F)であり、その通信網を介したファクシミリ通
信の制御を実行する。メモリコントローラ17は、メモ
リ13へのデータの読み書きを制御する。
【0026】(1)上記ファクシミリ通信装置における
第1の通信ポート管理機能について説明する。この第1
の通信ポート管理機能を実現するために、上記ホスト1
のCPU2等が、自己診断開始時間を設定する自己診断
開始時間設定手段と、その手段によって設定した自己診
断開始時間になったとき、上記各通信ポート11へ自己
診断を行なうように指示する自己診断実行指示手段と、
上記各通信ポート11から通知された自己診断結果に基
づいて異常通信ポートを判定する異常通信ポート判定手
段と、その手段によって異常通信ポートと判定した通信
ポート11に対して運用中止を設定する運用中止設定手
段の各機能を果たす。
【0027】また、上記各通信ポート11のCPU14
等が、上記ホスト1からの自己診断開始指示を検出する
自己診断開始指示検出手段と、その手段によって自己診
断開始指示を検出したときに内部の自己診断を実行する
内部自己診断実行手段と、その手段によって実行した内
部の自己診断に基づく自己診断結果を上記ホスト1へ通
知する自己診断結果通知手段と、上記ホスト1から運用
中止が設定されたとき、内部の運用を中止する運用中止
手段の各機能を果たす。
【0028】次に、この第1の通信ポート管理機能の処
理について説明する。図2は、この第1の通信ポート管
理処理を示すフローチャートである。ホスト1は、ステ
ップ1(図中では丸付き数字で示す)で、予め設定した
自己診断開始時刻を検出すると、ステップ2でマルチポ
ート通信ユニット(各通信ポート11)に対して通信ポ
ート11毎の内部自己診断を実行するように自己診断実
行指示を出す。各通信ポート11は、ステップ3で内部
自己診断を実行し、ステップ4でその自己診断結果を通
知する。
【0029】ホスト1は、ステップ5で各通信ポート1
1から通知された自己診断結果に基づいて異常通信ポー
トか否かを判定する自己診断結果判定を実行し、その判
定結果に基づいて異常通信ポートがなければそのまま動
作し、異常通信ポートを検出したらステップ6でその異
常通信ポートへ運用中止を設定する。そして、ホスト1
から運用中止を設定された通信ポート11は、ステップ
7で自ポートの運用を中止する。
【0030】このようにして、ホストで設定された自己
診断開始時刻になると通信ポート毎に自己診断を実施
し、その診断結果に基づいて異常通信ポートの運用を中
止するので、オペレータがその都度操作しなくても自動
的に異常通信ポートを検出し、その異常通信ポートの運
用を中止することができる。さらに、各通信ポートの内
部で自己診断を行なうので、通信網を使用した診断を行
なわずに済み、通信コストを削減することができる。
【0031】(2)上記ファクシミリ通信装置における
第2の通信ポート管理機能について説明する。この第2
の通信ポート管理機能を実現するために、上記ホスト1
のCPU2等が、自己診断開始時間を設定する自己診断
開始時間設定手段と、その手段によって設定した自己診
断開始時間になったとき、上記各通信ポート11に対し
て通信中か否かを確認する通信確認手段と、その手段に
よって通信中ではないと確認した通信ポートへ自己診断
を行なうように指示し、通信中と確認した通信ポートへ
は再度通信中か否かを確認して通信中ではないと確認し
たときに自己診断を行なうように指示する自己診断実行
指示手段と、上記各通信ポート11から通知された自己
診断結果に基づいて異常通信ポートを判定する異常通信
ポート判定手段と、その手段によって異常通信ポートと
判定した通信ポート11に対して運用中止を設定する運
用中止設定手段の各機能を果たす。
【0032】また、上記各通信ポート11のCPU14
等が、上記ホスト1からの自己診断開始指示を検出する
自己診断開始指示検出手段と、その手段によって自己診
断開始指示を検出したときに内部の自己診断を実行する
内部自己診断実行手段と、その手段によって実行した内
部の自己診断に基づく自己診断結果を上記ホスト1へ通
知する自己診断結果通知手段と、上記ホスト1から運用
中止が設定されたとき、内部の運用を中止する運用中止
手段の各機能を果たす。
【0033】次に、この第2の通信ポート管理機能の処
理につい説明する。図3は、この第2の通信ポート管理
処理を示すフローチャートである。ホスト1は、ステッ
プ1(図中では丸付き数字で示す)で、予め設定した自
己診断開始時刻を検出すると、ステップ2でマルチポー
ト通信ユニット(各通信ポート11)に対して通信ポー
トの使用/未使用状態表示のレジスタ等へアクセスして
通信使用状況を確認し、ステップ3で各通信ポート11
の使用状況を判定し、ステップ4でその判定結果に基づ
いて未使用(通信中ではない)通信ポート11に対して
内部自己診断を実行するように自己診断実行指示を出
す。ホスト1から自己診断実行を指示された通信ポート
11は、ステップ5で内部自己診断を実行し、ステップ
6でその自己診断結果を通知する。
【0034】ホスト1は、ステップ7で各通信ポート1
1から通知された自己診断結果に基づいて異常通信ポー
トか否かを判定する自己診断結果判定を実行し、その判
定結果に基づいて異常通信ポートがなければそのまま動
作し、異常通信ポートを検出したらステップ8でその異
常通信ポートへ運用中止を設定する。そして、ステップ
9でホスト1から運用中止を設定された通信ポート11
は、自ポートの運用を中止する。
【0035】さらに、ステップ3の使用状況判定におい
て使用中(通信中)と判定された通信ポートに対して
は、ステップ10で予め設定した所定時間経過後に再確
認を実行し、ステップ11で使用中通信ポート(所定時
間前に通信中だった通信ポート)の使用状況を再度確認
する。
【0036】そして、ステップ12で使用中通信ポート
の使用状況を再度判定し、ステップ13で未使用(通信
中ではない)になった通信ポート11に対して内部自己
診断を実行するように自己診断実行指示を出す。ホスト
1から自己診断実行を指示された通信ポート11は、ス
テップ14で内部自己診断を実行し、ステップ15でそ
の自己診断結果を通知する。
【0037】ホスト1は、ステップ16でその通信ポー
ト11から通知された自己診断結果に基づいて異常通信
ポートか否かを判定する自己診断結果判定を実行し、そ
の判定結果に基づいて異常通信ポートでなければそのま
ま動作し、異常通信ポートならばステップ17でその異
常通信ポートへ運用中止を設定する。そして、ホスト1
から運用中止を設定された通信ポート11は、ステップ
18で自ポートの運用を中止する。
【0038】なお、ホスト1は、通信中の通信ポート1
1に対する使用状況確認を数回行なうようにすれば、通
信終了まで時間がかかる通信ポートに対しても確実に自
己診断を指示することができる。また、その実行回数を
予め任意に変更できるようにするとよい。
【0039】このようにして、通信中の通信ポートに対
しては、その通信が完了した後に自動的に自己診断を実
施させることができるので、自己診断の指示によって通
信ポートが実行中の通信に不具合を与えずに済む。
【0040】(3)上記ファクシミリ通信装置における
第3の通信ポート管理機能について説明する。この第3
の通信ポート管理機能を実現するために、上記ホスト1
のCPU2等が、自己診断開始時間を設定する自己診断
開始時間設定手段と、その手段によって設定した自己診
断開始時間になったとき、上記各通信ポート11へ自己
診断を行なうように指示する自己診断実行指示手段と、
上記各通信ポート11から通知された自己診断結果に基
づいて異常通信ポートを判定する異常通信ポート判定手
段と、その手段によって異常通信ポートと判定した通信
ポートに対してリセットを指示するリセット指示手段
と、その手段によってリセットを指示した後に自己診断
の再実行を指示する自己診断再実行指示手段と、その手
段によって自己診断の再実行を指示した通信ポート11
から通知された自己診断結果に基づいて再度異常通信ポ
ートか否かを判定する再判定手段と、その手段によって
再度異常通信ポートと判定した通信ポート11に対して
運用中止を設定する運用中止設定手段の各機能を果た
す。
【0041】また、異常通信ポートとその異常通信ポー
トの運用中止を通知する相手先のファクシミリ番号を入
力する異常通信ポート発生通知先ファクシミリ番号入力
手段と、その手段によって入力されたファクシミリ番号
を記憶する異常通信ポート発生通知先ファクシミリ番号
記憶手段と、上記異常通信ポートに運用中止を設定した
とき、その他の通信ポート11の中から通信可能な通信
ポート11を選択し、その通信ポート11に対して上記
異常通信ポート発生通知先ファクシミリ番号記憶手段に
記憶されているファクシミリ番号へ異常通信ポートとそ
の異常通信ポートの運用中止を通知する文書のファクシ
ミリ送信を指示するファクシミリ送信指示手段の各機能
も果たす。
【0042】一方、上記各通信ポート11のCPU14
等が、上記ホスト1からの自己診断開始指示を検出する
自己診断開始指示検出手段と、その手段によって自己診
断開始指示を検出したときに内部の自己診断を実行する
内部自己診断実行手段と、その手段によって実行した内
部の自己診断に基づく自己診断結果を上記ホスト1へ通
知する自己診断結果通知手段と、上記ホスト1からのリ
セットの指示を検出するリセット指示検出手段と、その
手段によってリセットの指示を検出したとき、内部の再
イニシャライズを実行する再イニシャライズ実行手段
と、上記ホスト1から自己診断の再実行の指示があった
とき、内部の再イニシャライズ後に自己診断を再実行
し、その自己診断結果を上記ホスト1へ通知する自己診
断再実行手段と、上記ホスト1から運用中止が設定され
たとき、内部の運用を中止する運用中止手段の各機能を
果たす。
【0043】また、上記ホスト1から指示されたファク
シミリ番号へ異常通信ポートとその異常通信ポートの運
用中止を通知する文書のファクシミリ送信を実行するフ
ァクシミリ送信実行手段の機能も果たす。
【0044】次に、この第3の通信ポート管理機能の処
理について説明する。図4は、この第3の通信ポート管
理処理を示すフローチャートである。ホスト1は、ステ
ップ1で、予め設定した自己診断開始時刻を検出する
と、ステップ2でマルチポート通信ユニット(各通信ポ
ート11)に対して通信ポート11毎の内部自己診断を
実行するように自己診断実行指示を出す。各通信ポート
11は、ステップ3で内部自己診断を実行し、ステップ
4でその自己診断結果を通知する。
【0045】ホスト1は、ステップ5で各通信ポート1
1から通知された自己診断結果に基づいて異常通信ポー
トか否かを判定する自己診断結果判定を実行し、その判
定結果に基づいて異常通信ポートがなければ通常動作
し、異常通信ポートを検出したらステップ6で異常通信
ポートへリセットを入れる。ホスト1からリセットを指
示された通信ポート11は、ステップ7で内部の再イニ
シャライズを実行する。
【0046】また、ホスト1は、ステップ6のリセット
指示後、ステップ8でリセットをかけた通信ポート11
へ再度自己診断実行を指示する。ホスト1から再度自己
診断実行を指示された通信ポート11は、ステップ9で
再度内部の自己診断を実行し、ステップ10でその自己
診断結果を通知する。
【0047】ホスト1は、ステップ11で通信ポート1
1から再度通知された自己診断結果に基づいて異常通信
ポートか否かを判定する再判定を実行し、その判定結果
に基づいて異常通信ポートでなければ通常動作し、異常
通信ポートならばステップ12でその異常通信ポートへ
運用中止を設定する。そして、ホスト1から運用中止を
設定された通信ポート11は、ステップ13で自ポート
の運用を中止する。
【0048】さらに、ホスト1は、通信可能な通信ポー
トを選択し、ステップ14でその通信ポート11に対し
て予め記憶しているファクシミリ番号のオペレータのフ
ァクシミリ装置に対する文書のFAX送信を指示する。
その指示を受けた通信ポート11は、ステップ15で指
示されたファクシミリ番号へ異常通信ポートとその異常
通信ポートの運用が中止されたことを示す異常ポート有
りの文書をファクシミリ送信する。
【0049】このようにして、異常通信ポートに対して
直ちに運用中止を設定せずに、まずはイニシャライズを
かけてみるので、そのイニシャライズによって通信可能
になったときには、運用中止にしたときのように通信装
置を再起動しなければ使用できなくなることを回避で
き、素早く通信可能にすることができる。
【0050】また、異常通信ポートにリセットをいれて
も復旧せずに最終的に運用中止を設定するときには、通
信可能な通信ポートによって異常通信ポートと運用中止
を知らせる通知の文書を予め指定されたファクシミリ装
置へ自動的にファクシミリ送信するので、オペレータは
複数の通信ポートの稼働状況を容易に把握することがで
き、異常通信ポートの発生を素早く認識してその対策を
迅速に行なえる。
【0051】(4)上記ファクシミリ通信装置における
第4の通信ポート管理機能について説明する。この第4
の通信ポート管理機能を実現するために、上記ホスト1
のCPU2等が、自己診断開始時間を設定する自己診断
開始時間設定手段と、その手段によって設定した自己診
断開始時間になったとき、上記各通信ポート11に対し
て通信中か否かを確認する通信確認手段と、その手段に
よって通信中ではないと確認した通信ポート11へ自己
診断を行なうように指示し、通信中と確認した通信ポー
ト11へは再度通信中か否かを確認して通信中ではない
と確認したときに自己診断を行なうように指示する自己
診断実行指示手段と、上記各通信ポート11から通知さ
れた自己診断結果に基づいて異常通信ポートを判定する
異常通信ポート判定手段と、その手段によって異常通信
ポートと判定した通信ポート11に対してリセットを指
示するリセット指示手段と、その手段によってリセット
を指示した後に自己診断の再実行を指示する自己診断再
実行指示手段と、その手段によって自己診断の再実行を
指示した通信ポートから通知された自己診断結果に基づ
いて再度異常通信ポートか否かを判定する再判定手段
と、その手段によって再度異常通信ポートと判定した通
信ポートに対して運用中止を設定する運用中止設定手段
の各機能を果たす。
【0052】また、異常通信ポートとその異常通信ポー
トの運用中止を通知する相手先のファクシミリ番号を入
力する異常通信ポート発生通知先ファクシミリ番号入力
手段と、その手段によって入力されたファクシミリ番号
を記憶する異常通信ポート発生通知先ファクシミリ番号
記憶手段と、上記異常通信ポートに運用中止を設定した
とき、その他の通信ポート11の中から通信可能な通信
ポート11を選択し、その通信ポート11に対して上記
異常通信ポート発生通知先ファクシミリ番号記憶手段に
記憶されているファクシミリ番号へ異常通信ポートとそ
の異常通信ポートの運用中止を通知する文書のファクシ
ミリ送信を指示するファクシミリ送信指示手段の各機能
も果たす。
【0053】一方、上記各通信ポート11のCPU14
等が、上記ホスト1からの自己診断開始指示を検出する
自己診断開始指示検出手段と、その手段によって自己診
断開始指示を検出したときに内部の自己診断を実行する
内部自己診断実行手段と、その手段によって実行した内
部の自己診断に基づく自己診断結果を上記ホスト1へ通
知する自己診断結果通知手段と、上記ホスト1からのリ
セットの指示を検出するリセット指示検出手段と、その
手段によってリセットの指示を検出したとき、内部の再
イニシャライズを実行する再イニシャライズ実行手段
と、上記ホスト1から自己診断の再実行の指示があった
とき、内部の再イニシャライズ後に自己診断を再実行
し、その自己診断結果を上記ホスト1へ通知する自己診
断再実行手段と、上記ホスト1から運用中止が設定され
たとき、内部の運用を中止する運用中止手段の各機能を
果たす。
【0054】また、上記ホスト1から指示されたファク
シミリ番号へ異常通信ポートとその異常通信ポートの運
用中止を通知する文書のファクシミリ送信を実行するフ
ァクシミリ送信実行手段の機能も果たす。
【0055】次に、この第4の通信ポート管理機能の処
理について説明する。なお、この処理についてのフロー
チャートの図示は省略する。ホスト1は、予め設定した
自己診断開始時刻を検出すると、マルチポート通信ユニ
ット(各通信ポート11)に対して通信ポートの使用/
未使用状態表示のレジスタ等へアクセスして通信使用状
況を確認し、各通信ポート11の使用状況を判定し、そ
の判定結果に基づいて未使用(通信中ではない)通信ポ
ート11に対して内部自己診断を実行するように自己診
断実行指示を出す。ホスト1から自己診断実行を指示さ
れた通信ポート11は、内部自己診断を実行し、その自
己診断結果をホスト1へ通知する。
【0056】ホスト1は、各通信ポート11から通知さ
れた自己診断結果に基づいて異常通信ポートか否かを判
定する自己診断結果判定を実行し、その判定結果に基づ
いて異常通信ポートがなければそのまま動作し、異常通
信ポートを検出したら異常通信ポートへリセットを入れ
る。ホスト1からリセットを指示された通信ポート11
は、内部の再イニシャライズを実行する。
【0057】また、ホスト1は、異常通信ポートへのリ
セット指示後、そのリセットをかけた通信ポート11へ
再度自己診断実行を指示する。ホスト1から再度自己診
断実行を指示された通信ポート11は、再度内部の自己
診断を実行し、その自己診断結果をホスト1へ通知す
る。
【0058】ホスト1は、前回異常通信ポートだった通
信ポート11から再度通知された自己診断結果に基づい
て異常通信ポートか否かを判定する再判定を実行し、そ
の判定結果に基づいて異常通信ポートでなければ通常動
作し、再び異常通信ポートならばその異常通信ポートへ
運用中止を設定する。そして、ホスト1から運用中止を
設定された通信ポート11は、自ポートの運用を中止す
る。
【0059】さらに、ホスト1は、通信可能な通信ポー
トを選択し、その通信ポート11に対して予め記憶して
いるファクシミリ番号のオペレータのファクシミリ装置
に対する文書のFAX送信を指示する。その指示を受け
た通信ポート11は、ホスト1から指示されたファクシ
ミリ番号へ異常通信ポートとその異常通信ポートの運用
が中止されたことを示す異常ポート有りの文書をファク
シミリ送信する。
【0060】一方、ホスト1は上記使用状況判定におい
て使用中(通信中)と判定された通信ポートに対して
は、予め設定した所定時間経過後に再確認を実行し、使
用中通信ポート(所定時間前に通信中だった通信ポー
ト)の使用状況を再度確認する。
【0061】そして、ホスト1は使用中通信ポートの使
用状況を再度判定し、未使用(通信中ではない)になっ
た通信ポート11に対して内部自己診断を実行するよう
に自己診断実行指示を出す。ホスト1から自己診断実行
を指示された通信ポート11は、内部自己診断を実行
し、その自己診断結果をホスト1へ通知する。
【0062】ホスト1は、未使用になった通信ポート1
1から通知された自己診断結果に基づいて異常通信ポー
トか否かを判定する自己診断結果判定を実行し、その判
定結果に基づいて異常通信ポートでなければそのまま動
作し、異常通信ポートならば異常通信ポートへリセット
を入れる。ホスト1からリセットを指示された通信ポー
ト11は、内部の再イニシャライズを実行する。
【0063】また、ホスト1は異常通信ポートへのリセ
ット指示後、そのリセットをかけた通信ポート11へ再
度自己診断実行を指示する。ホスト1から再度自己診断
実行を指示された通信ポート11は、再度内部の自己診
断を実行し、その自己診断結果をホスト1へ通知する。
【0064】ホスト1は、リセットをかけた通信ポート
11から再度通知された自己診断結果に基づいて異常通
信ポートか否かを判定する再判定を実行し、その判定結
果に基づいて異常通信ポートでなければ通常動作し、再
び異常通信ポートならばその異常通信ポートへ運用中止
を設定する。そして、ホスト1から運用中止を設定され
た通信ポート11は、自ポートの運用を中止する。
【0065】さらに、ホスト1は、通信可能な通信ポー
トを選択し、その通信ポート11に対して予め記憶して
いるファクシミリ番号のオペレータのファクシミリ装置
に対する文書のFAX送信を指示する。
【0066】その指示を受けた通信ポート11は、ホス
ト1から指示されたファクシミリ番号へ異常通信ポート
とその異常通信ポートの運用が中止されたことを示す異
常ポート有りの文書をファクシミリ送信する。
【0067】なお、ホスト1は、通信中の通信ポート1
1に対する使用状況確認を数回行なうようにすれば、通
信終了まで時間がかかる通信ポートに対しても確実に自
己診断を指示することができる。また、その実行回数を
予め任意に変更できるようにするとよい。
【0068】このようにすれば、通信中の通信ポートに
対しても通信完了後に自己診断を行なわせ、異常通信ポ
ートに対してはリセットをかけて通信可能にする処理を
自動的に実行することができ、オペレータの作業負担を
軽減できる。また、オペレータはリセットをかけても復
旧しない異常通信ポートをファクシミリ文書によってす
ぐに知ることができ、メンテナンス作業を素早く施すこ
とができる。
【0069】(5)上記ファクシミリ通信装置における
第5の通信ポート管理機能について説明する。この第5
の通信ポート管理機能を実現するために、上記ホスト1
のCPU2等が、自己診断開始時間を設定する自己診断
開始時間設定手段と、その手段によって設定した自己診
断開始時間になったとき、上記各通信ポート11へ自己
診断を行なうように指示する自己診断実行指示手段と、
上記各通信ポート11から通知された自己診断結果に基
づいて異常通信ポートを判定する異常通信ポート判定手
段と、その手段によって異常通信ポートと判定した通信
ポートに対してリセットを指示するリセット指示手段
と、その手段によってリセットを指示した後に自己診断
の再実行を指示する自己診断再実行指示手段と、その手
段によって自己診断の再実行を指示した通信ポート11
から通知された自己診断結果に基づいて再度異常通信ポ
ートか否かを判定する再判定手段と、その手段によって
再度異常通信ポートと判定した通信ポート11に対して
運用中止を設定する運用中止設定手段の各機能を果た
す。
【0070】また、異常通信ポートとその異常通信ポー
トの運用中止を通知する相手先のファクシミリ番号を入
力する異常通信ポート発生通知先ファクシミリ番号入力
手段と、その手段によって入力されたファクシミリ番号
を記憶する異常通信ポート発生通知先ファクシミリ番号
記憶手段と、上記異常通信ポートに運用中止を設定した
とき、その他の通信ポート11の中から通信可能な通信
ポート11を選択し、その通信ポート11に対して上記
異常通信ポート発生通知先ファクシミリ番号記憶手段に
記憶されているファクシミリ番号へ異常通信ポートとそ
の異常通信ポートの運用中止を通知する文書のファクシ
ミリ送信を指示するファクシミリ送信指示手段の各機能
も果たす。
【0071】さらに、上記各通信ポート11からの自己
診断結果通知の待ち時間を設定する待ち時間設定手段
と、上記自己診断実行指示手段によって各通信ポート1
1へ自己診断を行なうように指示した後、上記各通信ポ
ート11からの自己診断結果通知を受け取るまでの時間
をカウントする時間カウント手段と、その手段によって
カウントした時間が上記待ち時間設定手段によって設定
した待ち時間を経過しても自己診断結果を通知しない通
信ポート11に対して再度ファームウェアのダウンロー
ドを実行するダウンロード実行手段の各機能も果たす。
【0072】一方、上記各通信ポート11のCPU14
等が、上記ホスト1からの自己診断開始指示を検出する
自己診断開始指示検出手段と、その手段によって自己診
断開始指示を検出したときに内部の自己診断を実行する
内部自己診断実行手段と、その手段によって実行した内
部の自己診断に基づく自己診断結果を上記ホスト1へ通
知する自己診断結果通知手段と、上記ホスト1からのリ
セットの指示を検出するリセット指示検出手段と、その
手段によってリセットの指示を検出したとき、内部の再
イニシャライズを実行する再イニシャライズ実行手段
と、上記ホスト1から自己診断の再実行の指示があった
とき、内部の再イニシャライズ後に自己診断を再実行
し、その自己診断結果を上記ホスト1へ通知する自己診
断再実行手段と、上記ホスト1から運用中止が設定され
たとき、内部の運用を中止する運用中止手段の各機能を
果たす。
【0073】また、上記ホスト1から指示されたファク
シミリ番号へ異常通信ポートとその異常通信ポートの運
用中止を通知する文書のファクシミリ送信を実行するフ
ァクシミリ送信実行手段の機能も果たす。
【0074】次に、この第5の通信ポート管理機能の処
理について説明する。図5は、この第5の通信ポート管
理処理を示すフローチャートである。ホスト1は、ステ
ップ1で、予め設定した自己診断開始時刻を検出する
と、ステップ2でマルチポート通信ユニット(各通信ポ
ート11)に対して通信ポート11毎の内部自己診断を
実行するように自己診断実行指示を出すと共に、ステッ
プ3でタイマのカウントをスタートする。各通信ポート
11は、ステップ4で内部自己診断を実行し、ステップ
5でその自己診断結果を通知する。
【0075】ホスト1は、ステップ6で各通信ポート1
1から通知された自己診断結果に基づいて異常通信ポー
トか否かを判定する自己診断結果判定を実行し、その判
定結果に基づいて異常通信ポートがなければ通常動作
し、異常通信ポートを検出したら上述した運用中止又は
リセットをかける処理を行なう。
【0076】ところが、ホスト1は、ステップ7で上記
タイマのカウントが予め設定した待ち時間の設定値を経
過したことを検出すると、その時点で自己診断結果を通
知しない通信ポートを検出すると、ステップ8でその通
信ポート11に対してファームウェアをダウンロード
し、ステップ9でその通信ポート11へ再度自己診断実
行を指示する。ホスト1から再度自己診断実行を指示さ
れた通信ポート11は、ステップ10で再度内部の自己
診断を実行し、ステップ11でその自己診断結果を通知
する。
【0077】ホスト1は、ステップ12で通信ポート1
1から再度通知された自己診断結果に基づいて異常通信
ポートか否かを判定する再判定を実行し、その判定結果
に基づいて異常通信ポートでなければ通常動作し、異常
通信ポートならばステップ13でその通信ポート11に
対して運用中止を設定する。そして、ホスト1から運用
中止を設定された通信ポート11は、ステップ14で自
ポートの運用を中止する。
【0078】さらに、ホスト1は、通信可能な通信ポー
トを選択し、ステップ15でその通信ポート11に対し
て予め記憶しているファクシミリ番号のオペレータのフ
ァクシミリ装置に対する文書のFAX送信を指示する。
【0079】その指示を受けた通信ポート11は、ステ
ップ16で指示されたファクシミリ番号へ異常通信ポー
トとその異常通信ポートの運用が中止されたことを示す
異常ポート有りの文書をファクシミリ送信する。
【0080】このようにして、各通信ポートに対して自
己診断を行なうように指示した後、予め設定された待ち
時間内に自己診断結果の通知がなかった通信ポートに対
しては、異常通信ポートと判断して、自動的にファーム
ウェアの再ダウンロードを実行し、動作不能になった異
常通信ポートを素早く動作可能にすることができる。
【0081】したがって、異常通信ポートの運用を中止
した場合、オペレータが実際に操作して稼働通信ポート
の確認を行なわなくても異常通信ポートの存在を容易に
知ることができ、外部からのアクセスや外部への発信効
率を悪くせずに済む。
【0082】(6)上記ファクシミリ通信装置における
第6の通信ポート管理機能について説明する。この第6
の通信ポート管理機能を実現するために、上記ホスト1
のCPU2等が、自己診断開始時間を設定する自己診断
開始時間設定手段と、その手段によって設定した自己診
断開始時間になったとき、上記各通信ポート11へ自己
診断を行なうように指示する自己診断実行指示手段と、
上記各通信ポート11から通知された自己診断結果に基
づいて異常通信ポートを判定する異常通信ポート判定手
段と、その手段によって異常通信ポートと判定した通信
ポートに対してリセットを指示するリセット指示手段
と、その手段によってリセットを指示した後に自己診断
の再実行を指示する自己診断再実行指示手段と、その手
段によって自己診断の再実行を指示した通信ポート11
から通知された自己診断結果に基づいて再度異常通信ポ
ートか否かを判定する再判定手段と、その手段によって
再度異常通信ポートと判定した通信ポート11に対して
運用中止を設定する運用中止設定手段の各機能を果た
す。
【0083】また、異常通信ポートとその異常通信ポー
トの運用中止を通知する相手先のファクシミリ番号を入
力する異常通信ポート発生通知先ファクシミリ番号入力
手段と、その手段によって入力されたファクシミリ番号
を記憶する異常通信ポート発生通知先ファクシミリ番号
記憶手段と、上記異常通信ポートに運用中止を設定した
とき、その他の通信ポート11の中から通信可能な通信
ポート11を選択し、その通信ポート11に対して上記
異常通信ポート発生通知先ファクシミリ番号記憶手段に
記憶されているファクシミリ番号へ異常通信ポートとそ
の異常通信ポートの運用中止を通知する文書のファクシ
ミリ送信を指示するファクシミリ送信指示手段の各機能
も果たす。
【0084】さらに、上記各通信ポート11からの自己
診断結果通知の待ち時間を設定する待ち時間設定手段
と、上記自己診断実行指示手段によって各通信ポートへ
自己診断を行なうように指示した後、上記各通信ポート
11からの自己診断結果通知を受け取るまでの時間をカ
ウントする時間カウント手段と、その手段によってカウ
ントした時間が上記待ち時間設定手段によって設定した
待ち時間を経過しても自己診断結果を通知しない通信ポ
ートに対して再度ファームウェアのダウンロードを実行
するダウンロード実行手段の各機能も果たす。
【0085】一方、上記各通信ポート11のCPU14
等が、上記ホスト1からの自己診断開始指示を検出する
自己診断開始指示検出手段と、その手段によって自己診
断開始指示を検出したときに内部の自己診断を実行する
内部自己診断実行手段と、その手段によって実行した内
部の自己診断に基づく自己診断結果を上記ホスト1へ通
知する自己診断結果通知手段と、上記ホスト1からのリ
セットの指示を検出するリセット指示検出手段と、その
手段によってリセットの指示を検出したとき、内部の再
イニシャライズを実行する再イニシャライズ実行手段
と、上記ホスト1から自己診断の再実行の指示があった
とき、内部の再イニシャライズ後に自己診断を再実行
し、その自己診断結果を上記ホスト1へ通知する自己診
断再実行手段と、上記ホスト1から運用中止が設定され
たとき、内部の運用を中止する運用中止手段の各機能を
果たす。
【0086】また、上記ホスト1から指示されたファク
シミリ番号へ異常通信ポートとその異常通信ポートの運
用中止を通知する文書のファクシミリ送信を実行するフ
ァクシミリ送信実行手段の機能も果たす。
【0087】次に、この第6の通信ポート管理機能の処
理について説明する。なお、この処理のフローチャート
の図示は省略する。ホスト1は、予め設定した自己診断
開始時刻を検出すると、マルチポート通信ユニット(各
通信ポート11)に対して通信ポート11毎の内部自己
診断を実行するように自己診断実行指示を出すと共に、
タイマのカウントをスタートする。各通信ポート11
は、ホスト1からの指示によって内部自己診断を実行
し、その自己診断結果をホスト1へ通知する。
【0088】ホスト1は、各通信ポート11から通知さ
れた自己診断結果に基づいて異常通信ポートか否かを判
定する自己診断結果判定を実行し、その判定結果に基づ
いて異常通信ポートがなければ通常動作し、異常通信ポ
ートを検出したらその異常通信ポートへリセットを入れ
る。ホスト1からリセットを指示された通信ポート11
は、内部の再イニシャライズを実行する。
【0089】また、ホスト1は、異常通信ポートへのリ
セット指示後、そのリセットをかけた通信ポート11へ
再度自己診断実行を指示する。ホスト1から再度自己診
断実行を指示された通信ポート11は、再度内部の自己
診断を実行し、その自己診断結果をホスト1へ通知す
る。
【0090】ホスト1は、リセットをかけた通信ポート
11から再度通知された自己診断結果に基づいて異常通
信ポートか否かを判定する再判定を実行し、その判定結
果に基づいて異常通信ポートでなければ通常動作し、再
び異常通信ポートならばその異常通信ポートへ運用中止
を設定する。そして、ホスト1から運用中止を設定され
た通信ポート11は、自ポートの運用を中止する。
【0091】さらに、ホスト1は、通信可能な通信ポー
トを選択し、その通信ポート11に対して予め記憶して
いるファクシミリ番号のオペレータのファクシミリ装置
に対する文書のFAX送信を指示する。
【0092】その指示を受けた通信ポート11は、ホス
ト1から指示されたファクシミリ番号へ異常通信ポート
とその異常通信ポートの運用が中止されたことを示す異
常ポート有りの文書をファクシミリ送信する。
【0093】ところで、ホスト1は、上記タイマのカウ
ントが予め設定した待ち時間を経過しても自己診断結果
を通知しない通信ポートを検出したとき、その通信ポー
ト11へリセットを入れる。ホスト1からリセットを指
示された通信ポート11は、内部の再イニシャライズを
実行する。
【0094】また、ホスト1は、そのリセット指示後、
リセットをかけた通信ポート11へ再度自己診断実行を
指示する。ホスト1から再度自己診断実行を指示された
通信ポート11は、再度内部の自己診断を実行し、その
自己診断結果を通知する。
【0095】ホスト1は、その通信ポート11から再度
通知された自己診断結果に基づいて異常通信ポートか否
かを判定する再判定を実行し、その判定結果に基づいて
異常通信ポートでなければ通常動作し、再び異常通信ポ
ートならばその通信ポートに対して再度ファームウェア
をダウンロードし、その後にその通信ポート11へ再度
自己診断実行を指示する。
【0096】ホスト1から再度自己診断実行を指示され
た通信ポート11は、ファームウェアのダウンロード後
に再度内部の自己診断を実行し、その自己診断結果をホ
スト1へ通知する。
【0097】ホスト1は、その通信ポート11から再度
通知された自己診断結果に基づいて異常通信ポートか否
かを判定する再判定を実行し、その判定結果に基づいて
異常通信ポートでなければ通常動作し、再び異常通信ポ
ートならば今度はその異常通信ポートへ運用中止を設定
する。ホスト1から運用中止を設定された通信ポート1
1は、自ポートの運用を中止する。
【0098】そして、ホスト1は、通信可能な通信ポー
トを選択し、その通信ポート11に対して予め記憶して
いるファクシミリ番号のオペレータのファクシミリ装置
に対する文書のFAX送信を指示する。その指示を受け
た通信ポート11は、ホスト1から指示されたファクシ
ミリ番号へ異常通信ポートとその異常通信ポートの運用
が中止されたことを示す異常ポート有りの文書をファク
シミリ送信する。
【0099】(7)上記ファクシミリ通信装置における
第7の通信ポート管理機能について説明する。この第7
の通信ポート管理機能を実現するために、上記ホスト1
のCPU2等が、自己診断開始時間を設定する自己診断
開始時間設定手段と、その手段によって設定した自己診
断開始時間になったとき、上記各通信ポート11に対し
て通信中か否かを確認する通信確認手段と、その手段に
よって通信中ではないと確認した通信ポート11へ自己
診断を行なうように指示し、通信中と確認した通信ポー
ト11へは再度通信中か否かを確認して通信中ではない
と確認したときに自己診断を行なうように指示する自己
診断実行指示手段と、上記各通信ポート11から通知さ
れた自己診断結果に基づいて異常通信ポートを判定する
異常通信ポート判定手段と、その手段によって異常通信
ポートと判定した通信ポート11に対してリセットを指
示するリセット指示手段と、その手段によってリセット
を指示した後に自己診断の再実行を指示する自己診断再
実行指示手段と、その手段によって自己診断の再実行を
指示した通信ポートから通知された自己診断結果に基づ
いて再度異常通信ポートか否かを判定する再判定手段
と、その手段によって再度異常通信ポートと判定した通
信ポートに対して運用中止を設定する運用中止設定手段
の各機能を果たす。
【0100】また、異常通信ポートとその異常通信ポー
トの運用中止を通知する相手先のファクシミリ番号を入
力する異常通信ポート発生通知先ファクシミリ番号入力
手段と、その手段によって入力されたファクシミリ番号
を記憶する異常通信ポート発生通知先ファクシミリ番号
記憶手段と、上記異常通信ポートに運用中止を設定した
とき、その他の通信ポート11の中から通信可能な通信
ポート11を選択し、その通信ポート11に対して上記
異常通信ポート発生通知先ファクシミリ番号記憶手段に
記憶されているファクシミリ番号へ異常通信ポートとそ
の異常通信ポートの運用中止を通知する文書のファクシ
ミリ送信を指示するファクシミリ送信指示手段の各機能
も果たす。
【0101】さらに、上記各通信ポート11からの自己
診断結果通知の待ち時間を設定する待ち時間設定手段
と、上記自己診断実行指示手段によって各通信ポート1
1へ自己診断を行なうように指示した後、上記各通信ポ
ート11からの自己診断結果通知を受け取るまでの時間
をカウントする時間カウント手段と、その手段によって
カウントした時間が上記待ち時間設定手段によって設定
した待ち時間を経過しても自己診断結果を通知しない通
信ポート11に対して再度ファームウェアのダウンロー
ドを実行するダウンロード実行手段の各機能も果たす。
【0102】一方、上記各通信ポート11のCPU14
等が、上記ホスト1からの自己診断開始指示を検出する
自己診断開始指示検出手段と、その手段によって自己診
断開始指示を検出したときに内部の自己診断を実行する
内部自己診断実行手段と、その手段によって実行した内
部の自己診断に基づく自己診断結果を上記ホスト1へ通
知する自己診断結果通知手段と、上記ホスト1からのリ
セットの指示を検出するリセット指示検出手段と、その
手段によってリセットの指示を検出したとき、内部の再
イニシャライズを実行する再イニシャライズ実行手段
と、上記ホスト1から自己診断の再実行の指示があった
とき、内部の再イニシャライズ後に自己診断を再実行
し、その自己診断結果を上記ホスト1へ通知する自己診
断再実行手段と、上記ホスト1から運用中止が設定され
たとき、内部の運用を中止する運用中止手段の各機能を
果たす。
【0103】また、上記ホスト1から指示されたファク
シミリ番号へ異常通信ポートとその異常通信ポートの運
用中止を通知する文書のファクシミリ送信を実行するフ
ァクシミリ送信実行手段の機能も果たす。
【0104】次に、この第7の通信ポート管理機能の処
理について説明する。なお、この処理のフローチャート
の図示は省略する。ホスト1は、予め設定した自己診断
開始時刻を検出すると、マルチポート通信ユニット(各
通信ポート11)に対して通信ポートの使用/未使用状
態表示のレジスタ等へアクセスして通信使用状況を確認
し、各通信ポート11の使用状況を判定し、その判定結
果に基づいて未使用(通信中ではない)通信ポート11
に対して内部自己診断を実行するように自己診断実行指
示を出すと共にタイマのカウントをスタートする。ホス
ト1から自己診断実行を指示された通信ポート11は、
内部自己診断を実行し、その自己診断結果をホスト1へ
通知する。
【0105】ホスト1は、各通信ポート11から通知さ
れた自己診断結果に基づいて異常通信ポートか否かを判
定する自己診断結果判定を実行し、その判定結果に基づ
いて異常通信ポートがなければそのまま動作し、異常通
信ポートを検出したらその異常通信ポートへリセットを
入れる。ホスト1からリセットを指示された通信ポート
11は、内部の再イニシャライズを実行する。
【0106】また、ホスト1は異常通信ポートへのリセ
ット指示後、そのリセットをかけた通信ポート11へ再
度自己診断実行を指示する。ホスト1から再度自己診断
実行を指示された通信ポート11は、再度内部の自己診
断を実行し、その自己診断結果をホスト1へ通知する。
【0107】ホスト1は、リセットをかけた通信ポート
11から再度通知された自己診断結果に基づいて異常通
信ポートか否かを判定する再判定を実行し、その判定結
果に基づいて異常通信ポートでなければ通常動作し、再
び異常通信ポートならばその異常通信ポートへ運用中止
を設定する。そして、ホスト1から運用中止を設定され
た通信ポート11は、自ポートの運用を中止する。
【0108】さらに、ホスト1は、通信可能な通信ポー
トを選択し、その通信ポート11に対して予め記憶して
いるファクシミリ番号のオペレータのファクシミリ装置
に対する文書のFAX送信を指示する。その指示を受け
た通信ポート11は、ホスト1から指示されたファクシ
ミリ番号へ異常通信ポートとその異常通信ポートの運用
が中止されたことを示す異常ポート有りの文書をファク
シミリ送信する。
【0109】一方、ホスト1は上記使用状況判定におい
て使用中(通信中)と判定された通信ポートに対して
は、予め設定した所定時間経過後に再確認を実行し、使
用中通信ポート(所定時間前に通信中だった通信ポー
ト)の使用状況を再度確認する。
【0110】そして、使用中通信ポートの使用状況を再
度判定し、未使用(通信中ではない)になった通信ポー
ト11に対して内部自己診断を実行するように自己診断
実行指示を出す。ホスト1から自己診断実行を指示され
た通信ポート11は、内部自己診断を実行し、その自己
診断結果をホスト1へ通知する。
【0111】ホスト1は、その通信ポート11から通知
された自己診断結果に基づいて異常通信ポートか否かを
判定する自己診断結果判定を実行し、その判定結果に基
づいて異常通信ポートでなければそのまま動作し、異常
通信ポートならばその異常通信ポートへリセットを入れ
る。ホスト1からリセットを指示された通信ポート11
は、内部の再イニシャライズを実行する。
【0112】また、ホスト1はリセット指示後、そのリ
セットをかけた通信ポート11へ再度自己診断実行を指
示する。ホスト1から再度自己診断実行を指示された通
信ポート11は、再度内部の自己診断を実行し、その自
己診断結果をホスト1へ通知する。
【0113】ホスト1は、リセットをかけた通信ポート
11から再度通知された自己診断結果に基づいて異常通
信ポートか否かを判定する再判定を実行し、その判定結
果に基づいて異常通信ポートでなければ通常動作し、再
び異常通信ポートならばその異常通信ポートへ運用中止
を設定する。そして、ホスト1から運用中止を設定され
た通信ポート11は、自ポートの運用を中止する。
【0114】さらに、ホスト1は、通信可能な通信ポー
トを選択し、その通信ポート11に対して予め記憶して
いるファクシミリ番号のオペレータのファクシミリ装置
に対する文書のFAX送信を指示する。その指示を受け
た通信ポート11は、ホスト1から指示されたファクシ
ミリ番号へ異常通信ポートとその異常通信ポートの運用
が中止されたことを示す異常ポート有りの文書をファク
シミリ送信する。
【0115】ところで、ホスト1は、上記タイマのカウ
ントが予め設定した待ち時間を経過しても自己診断結果
を通知しない通信ポートを検出したとき、その通信ポー
ト11へリセットを入れる。ホスト1からリセットを指
示された通信ポート11は、内部の再イニシャライズを
実行する。
【0116】また、ホスト1は、そのリセット指示後、
リセットをかけた通信ポート11へ再度自己診断実行を
指示する。ホスト1から再度自己診断実行を指示された
通信ポート11は、再度内部の自己診断を実行し、その
自己診断結果を通知する。
【0117】ホスト1は、通信ポート11から再度通知
された自己診断結果に基づいて異常通信ポートか否かを
判定する再判定を実行し、その判定結果に基づいて異常
通信ポートでなければ通常動作し、異常通信ポートなら
ばその通信ポートに対して再度ファームウェアをダウン
ロードし、その後にその通信ポート11へ再度自己診断
実行を指示する。
【0118】ホスト1から再度自己診断実行を指示され
た通信ポート11は、ファームウェアのダウンロード後
に再度内部の自己診断を実行し、その自己診断結果を通
知する。
【0119】ホスト1は、その通信ポート11から再度
通知された自己診断結果に基づいて異常通信ポートか否
かを判定する再判定を実行し、その判定結果に基づいて
異常通信ポートでなければ通常動作し、異常通信ポート
ならば今度はその異常通信ポートへ運用中止を設定す
る。ホスト1から運用中止を設定された通信ポート11
は、自ポートの運用を中止する。
【0120】そして、ホスト1は、通信可能な通信ポー
トを選択し、その通信ポート11に対して予め記憶して
いるファクシミリ番号のオペレータのファクシミリ装置
に対する文書のFAX送信を指示する。その指示を受け
た通信ポート11は、ホスト1から指示されたファクシ
ミリ番号へ異常通信ポートとその異常通信ポートの運用
が中止されたことを示す異常ポート有りの文書をファク
シミリ送信する。
【0121】なお、上述の実施形態ではファクシミリ通
信装置で説明したが、その他のファクシミリ通信機能を
備えたパーソナルコンピュータ等の通信装置でも同じよ
うに実施することができる。
【0122】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る通信装置によれば、オペレータの手を煩わせず、且つ
通信網を使用することによる通信コストをかけずに異常
が有った通信ポートを使用しないで済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の通信装置の一実施形態であるファク
シミリ通信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したファクシミリ通信装置の通信ポー
ト管理処理を示すフローチャートである。
【図3】図1に示したファクシミリ通信装置の他の通信
ポート管理処理を示すフローチャートである。
【図4】図1に示したファクシミリ通信装置のさらに他
の通信ポート管理処理を示すフローチャートである。
【図5】図1に示したファクシミリ通信装置のさらにま
た他の通信ポート管理処理を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1:ホスト 2:CPU 3:ROM 4:RAM 10:ホストバス 11:通信ポート 12:ホストバスコントローラ 13:メモリ 14:CPU 15:モデム 16:NCU 17:メモリコントローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストからの指示に基づいてそれぞれ通
    信網とのファクシミリ通信を行なう複数の通信ポートを
    有する通信装置において、 前記ホストに、自己診断開始時間を設定する自己診断開
    始時間設定手段と、 該手段によって設定した自己診断開始時間になったと
    き、前記各通信ポートへ自己診断を行なうように指示す
    る自己診断実行指示手段と、 前記各通信ポートから通知された自己診断結果に基づい
    て異常通信ポートを判定する異常通信ポート判定手段
    と、 該手段によって異常通信ポートと判定した通信ポートに
    対して運用中止を設定する運用中止設定手段とを設け、 前記各通信ポートに、前記ホストからの自己診断開始指
    示を検出する自己診断開始指示検出手段と、 該手段によって自己診断開始指示を検出したときに内部
    の自己診断を実行する内部自己診断実行手段と、 該手段によって実行した内部の自己診断に基づく自己診
    断結果を前記ホストへ通知する自己診断結果通知手段
    と、 前記ホストから運用中止が設定されたとき、内部の運用
    を中止する運用中止手段とを設けたことを特徴とする通
    信装置。
  2. 【請求項2】 ホストからの指示に基づいてそれぞれ通
    信網とのファクシミリ通信を行なう複数の通信ポートを
    有する通信装置において、 前記ホストに、自己診断開始時間を設定する自己診断開
    始時間設定手段と、 該手段によって設定した自己診断開始時間になったと
    き、前記各通信ポートに対して通信中か否かを確認する
    通信確認手段と、 該手段によって通信中ではないと確認した通信ポートへ
    自己診断を行なうように指示し、通信中と確認した通信
    ポートへは再度通信中か否かを確認して通信中ではない
    と確認したときに自己診断を行なうように指示する自己
    診断実行指示手段と、 前記各通信ポートから通知された自己診断結果に基づい
    て異常通信ポートを判定する異常通信ポート判定手段
    と、 該手段によって異常通信ポートと判定した通信ポートに
    対して運用中止を設定する運用中止設定手段とを設け、 前記各通信ポートに、前記ホストからの自己診断開始指
    示を検出する自己診断開始指示検出手段と、 該手段によって自己診断開始指示を検出したときに内部
    の自己診断を実行する内部自己診断実行手段と、 該手段によって実行した内部の自己診断に基づく自己診
    断結果を前記ホストへ通知する自己診断結果通知手段
    と、 前記ホストから運用中止が設定されたとき、内部の運用
    を中止する運用中止手段とを設けたことを特徴とする通
    信装置。
  3. 【請求項3】 ホストからの指示に基づいてそれぞれ通
    信網とのファクシミリ通信を行なう複数の通信ポートを
    有する通信装置において、 前記ホストに、自己診断開始時間を設定する自己診断開
    始時間設定手段と、 該手段によって設定した自己診断開始時間になったと
    き、前記各通信ポートへ自己診断を行なうように指示す
    る自己診断実行指示手段と、 前記各通信ポートから通知された自己診断結果に基づい
    て異常通信ポートを判定する異常通信ポート判定手段
    と、 該手段によって異常通信ポートと判定した通信ポートに
    対してリセットを指示するリセット指示手段と、 該手段によってリセットを指示した後に自己診断の再実
    行を指示する自己診断再実行指示手段と、 該手段によって自己診断の再実行を指示した通信ポート
    から通知された自己診断結果に基づいて再度異常通信ポ
    ートか否かを判定する再判定手段と、 該手段によって再度異常通信ポートと判定した通信ポー
    トに対して運用中止を設定する運用中止設定手段とを設
    け、 前記各通信ポートに、前記ホストからの自己診断開始指
    示を検出する自己診断開始指示検出手段と、 該手段によって自己診断開始指示を検出したときに内部
    の自己診断を実行する内部自己診断実行手段と、 該手段によって実行した内部の自己診断に基づく自己診
    断結果を前記ホストへ通知する自己診断結果通知手段
    と、 前記ホストからのリセットの指示を検出するリセット指
    示検出手段と、 該手段によってリセットの指示を検出したとき、内部の
    再イニシャライズを実行する再イニシャライズ実行手段
    と、 前記ホストから自己診断の再実行の指示があったとき、
    内部の再イニシャライズ後に自己診断を再実行し、その
    自己診断結果を前記ホストへ通知する自己診断再実行手
    段と、 前記ホストから運用中止が設定されたとき、内部の運用
    を中止する運用中止手段とを設けたことを特徴とする通
    信装置。
  4. 【請求項4】 ホストからの指示に基づいてそれぞれ通
    信網とのファクシミリ通信を行なう複数の通信ポートを
    有する通信装置において、 前記ホストに、自己診断開始時間を設定する自己診断開
    始時間設定手段と、 該手段によって設定した自己診断開始時間になったと
    き、前記各通信ポートに対して通信中か否かを確認する
    通信確認手段と、 該手段によって通信中ではないと確認した通信ポートへ
    自己診断を行なうように指示し、通信中と確認した通信
    ポートへは再度通信中か否かを確認して通信中ではない
    と確認したときに自己診断を行なうように指示する自己
    診断実行指示手段と、 前記各通信ポートから通知された自己診断結果に基づい
    て異常通信ポートを判定する異常通信ポート判定手段
    と、 該手段によって異常通信ポートと判定した通信ポートに
    対してリセットを指示するリセット指示手段と、 該手段によってリセットを指示した後に自己診断の再実
    行を指示する自己診断再実行指示手段と、 該手段によって自己診断の再実行を指示した通信ポート
    から通知された自己診断結果に基づいて再度異常通信ポ
    ートか否かを判定する再判定手段と、 該手段によって再度異常通信ポートと判定した通信ポー
    トに対して運用中止を設定する運用中止設定手段とを設
    け、 前記各通信ポートに、前記ホストからの自己診断開始指
    示を検出する自己診断開始指示検出手段と、 該手段によって自己診断開始指示を検出したときに内部
    の自己診断を実行する内部自己診断実行手段と、 該手段によって実行した内部の自己診断に基づく自己診
    断結果を前記ホストへ通知する自己診断結果通知手段
    と、 前記ホストからのリセットの指示を検出するリセット指
    示検出手段と、 該手段によってリセットの指示を検出したとき、内部の
    再イニシャライズを実行する再イニシャライズ実行手段
    と、 前記ホストから自己診断の再実行の指示があったとき、
    内部の再イニシャライズ後に自己診断を再実行し、その
    自己診断結果を前記ホストへ通知する自己診断再実行手
    段と、 前記ホストから運用中止が設定されたとき、内部の運用
    を中止する運用中止手段とを設けたことを特徴とする通
    信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の
    通信装置において、 前記ホストに、異常通信ポートと該異常通信ポートの運
    用中止を通知する相手先のファクシミリ番号を入力する
    異常通信ポート発生通知先ファクシミリ番号入力手段
    と、該手段によって入力されたファクシミリ番号を記憶
    する異常通信ポート発生通知先ファクシミリ番号記憶手
    段と、 前記異常通信ポートに運用中止を設定したとき、その他
    の通信ポートの中から通信可能な通信ポートを選択し、
    該通信ポートに対して前記異常通信ポート発生通知先フ
    ァクシミリ番号記憶手段に記憶されているファクシミリ
    番号へ異常通信ポートと該異常通信ポートの運用中止を
    通知する文書のファクシミリ送信を指示するファクシミ
    リ送信指示手段とを設け、 前記各通信ポートに、前記ホストから指示されたファク
    シミリ番号へ異常通信ポートと該異常通信ポートの運用
    中止を通知する文書のファクシミリ送信を実行するファ
    クシミリ送信実行手段を設けたことを特徴とする通信装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の
    通信装置において、 前記ホストに、前記各通信ポートからの自己診断結果通
    知の待ち時間を設定する待ち時間設定手段と、 前記自己診断実行指示手段によって各通信ポートへ自己
    診断を行なうように指示した後、前記各通信ポートから
    の自己診断結果通知を受け取るまでの時間をカウントす
    る時間カウント手段と、該手段によってカウントした時
    間が前記待ち時間設定手段によって設定した待ち時間を
    経過しても自己診断結果を通知しない通信ポートに対し
    て再度ファームウェアのダウンロードを実行するダウン
    ロード実行手段とを設けたことを特徴とする通信装置。
JP8348764A 1996-12-26 1996-12-26 通信装置 Pending JPH10190919A (ja)

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JP8348764A JPH10190919A (ja) 1996-12-26 1996-12-26 通信装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001053907A (ja) * 1999-08-10 2001-02-23 Sharp Corp 情報サービスシステム
JP2011079268A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像処理システム及びプログラム並びに電子装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001053907A (ja) * 1999-08-10 2001-02-23 Sharp Corp 情報サービスシステム
JP2011079268A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置、画像処理システム及びプログラム並びに電子装置

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