JPH10190576A - 赤外線通信システム - Google Patents

赤外線通信システム

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JPH10190576A
JPH10190576A JP8357918A JP35791896A JPH10190576A JP H10190576 A JPH10190576 A JP H10190576A JP 8357918 A JP8357918 A JP 8357918A JP 35791896 A JP35791896 A JP 35791896A JP H10190576 A JPH10190576 A JP H10190576A
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JP
Japan
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transmission
unit
optical communication
reception
light
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Application number
JP8357918A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Maekawa
俊行 前川
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DIGITAL ELECTRON CORP
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DIGITAL ELECTRON CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外線を用いた小規模な光通信システムにお
いて、データ通信させるべき電子機器の相互位置が任意
に設定できるなど設置位置の自由度を増し、電子機器に
おける使い勝手の向上を図る。 【解決手段】 発光素子30と受光素子32とを接近配
備したものと1組の送受ユニット34とし、その送受ユ
ニット34を本体ケース12上に複数組備える。更に、
データ通信に先だって使用する送受ユニット34を自動
的に選択させ、それ以後は、その選択された送受ユニッ
ト34を用いて通常の光通信動作を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パソコン等の電
子機器に備えて装置外部とのデータの受け渡しを無線状
態で行なう赤外線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の赤外線通信は、図6の様に
赤外線の発光部76と受光部78とを隣接して配置した
ものをユニット化し、そのユニット80を各電子機器上
に1組ずつ配設するとともに、データ通信時には各電子
機器の通信ユニット80における光入出面を対向させた
状態で接近させて配置したのち、所定のプロトコルを使
用して両ユニット間でデータ通信させるものが一般的で
ある。
【0003】したがってその赤外線通信に適用される規
格も、例えばIrDA方式では、光送出用として備えた
赤外線発光ダイオードから放出される光は、その放射光
の角度が±15°で、ビット誤り率が設定値を維持する
通信距離が1m以内と規定されている。すなわち、0〜
1mの距離で±15°の範囲でのみ相互通信が保証され
る様な規定が策定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記通信
規格にあっては、電子機器上における通信ポートの位置
関係が規定されるとともに、その通信可能範囲が極めて
狭い範囲に限定される結果、光通信させるべき2台の電
子機器を特定の位置関係で接近配備させる必要があるな
ど、極めて使い勝手に劣る不都合があった。
【0005】本発明はかかる不都合に鑑みてなされたも
のであって、送受ユニットを複数組備え、定常的な光通
信に先だって、使用可能な通信ポートを自動的に決定可
能とすることにより、光通信させるべき電子機器の設置
場所の融通性が増した赤外線通信システムを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる赤外線通
信システムは、図1および図2にその構成を概略的に示
すごとく、赤外線の発光素子30と、赤外線領域に受信
感度を有する受光素子32とを接近配備したものを1組
の送受ユニット34としてその送受ユニット34を複数
組分並列に備えた光通信部14と、その光通信部14に
接続されて光通信に使用すべき送受ユニット34を自動
選択可能とする制御部16とを備えており、使用する送
受ユニット34が選択されたのちは、その送受ユニット
34を使用して通常の光通信動作を行なうことを特徴と
する。
【0007】上記した光通信部14は、各送受ユニット
34における光通信可能エリアを互いに連続させて配設
する一方、上記した制御部16では、所定の順番で各送
受ユニット34毎に発光素子30による赤外線送出と受
光素子32による受信コードの確認とを行なうととも
に、複数の送受ユニット34で受信コードの確認が行わ
れると、連続数が最多のユニット群中における中央の送
受ユニット34を使用ユニットとして選択する様に構成
することができる。
【0008】
【発明の効果】上記の如く、赤外線通信を可能とする送
受ユニット34を複数組備え、データ通信に先だって使
用する送受ユニット34が自動的に選択されるように構
成したので、データ通信させるべき電子機器の相互位置
が任意に設定できるなど自由度が増し、使い勝手の向上
が図られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明を、従来の赤外線通信
用ポートを備えた外部機器との間で赤外線を介してデー
タの受け渡しをそれ単独で行なえる様にする一方、パソ
コン装置の様な主装置との間は、シリアルあるいはパラ
レルによる有線状態でデータの受け渡しを行なう赤外線
通信用アダプタに実施した一例に基づいて説明する。し
かしながら、その全体を電子機器の内部に固定して備え
たり、光の送受部分のみを必要に応じて外部に引き出し
可能とするなど、その具体的な実施形態は適宜変更して
実施できることは勿論である。
【0010】本発明を実施した赤外線通信用アダプタ1
0は、図1および図2に示す如く、本体ケース12の周
面に光通信部14を配設する一方、本体ケース12の内
部に制御部16を備えるとともに、その制御部16から
本体ケース12の外部に向けて、主装置28との間で有
線状態でデータの受け渡しを行なうための通信ケーブル
18を延ばすとともに、その先端にコネクタ20を備え
ている。
【0011】本体ケース12は、図1(a)の様に、矩
形偏平状に形成した基台22の中央部分から、上方に向
けて円筒状の光入出面24を設けたものであって、更に
その光入出面24上に光通信部14を配設している。
【0012】光通信部14は、赤外線光26を発生する
発光ダイオードの様な発光素子30と、赤外線域に受信
感度を設定したフォトトランジスタの様な受光素子32
とを接近配備したものを1組の送受ユニット34とし、
12組の送受ユニット34を光入出面24上の周方向に
等間隔で配設することにより、図1(b)の様に1組の
送受ユニット34が30°ずつの範囲を受け持ち、全体
の送受ユニット34で光入出面24の全周に亘って光通
信部14を介した光通信が行なえる様にしている。
【0013】制御部16は、例えば1チップマイコンを
制御の中心として備え、ROM内に格納したプログラム
によりその動作が制御されるものであって、全体の制御
を行なう中央制御回路36と、上記した光通信部14に
備えた送受ユニット34の選択回路38と、主装置28
との間でデータを受け渡すデータ通信回路40とから構
成される。なお、中央制御回路36とデータ通信回路4
0は従来と略同様の構成であるので詳細な説明は省略
し、以下においては、ユニット選択回路38の具体的な
構成のみを更に詳細に説明する。
【0014】ユニット選択回路38は、図3に示す様
に、光通信部14に備えた12組の送受ユニット34の
内、実際に光通信に使用可能なユニットを1組だけ択一
的に選ぶための回路であって、更に送信選択回路42と
受信選択回路44とを個別に備える。
【0015】送信選択回路42は、発光させるべき送受
ユニット34を特定するためのデータを中央制御回路3
6側から送って記入する発光選択レジスタ46と、その
発光選択レジスタ46に記入されたデータを解読して送
受ユニット34の選択信号を出力するデコーダ48と、
中央制御回路36から送られる送信データ54の光通信
部14に対する出力時期を規制する12個のAND回路
52を備えたAND回路群53とから構成される。
【0016】AND回路52は3入力タイプで出力側に
インバータを備えたものであって、各AND回路52は
デコーダ48に備えた12の出力端子に個別に接続する
とともに、出力端を12の送受ユニット34における発
光素子30に接続している。更に入力側には、発光素子
30を点滅して送出すべき送信データ54と、発光素子
30を点滅可能とする期間を規定する発光制御信号56
とが並列に入力されている。
【0017】したがって、発光時期制御レジスタ58か
ら出力される発光制御信号56が「0」の期間中は、A
ND回路52の出力がすべて「1」となってすべての発
光素子30は強制的に消灯状態が維持されている。しか
しながら、発光制御信号56が「1」に反転すると、選
択信号がデコーダ48から出力された端子に接続された
送受ユニット34のみが能動状態となり、送信データ5
4中の「1」信号に対応して、該当の送受ユニット34
中の発光素子30は点灯動作を行なう。
【0018】受信選択回路44は、受光選択レジスタ6
0中に発光選択レジスタ46と同じユニット選択データ
62を中央制御回路36から記入し、選択すべき送受ユ
ニット34を特定するとともに、そのレジスタ60から
の出力信号を12対1のマルチプレクサ64における制
御入力側に入力する一方、マルチプレクサ64のデータ
入力側に各送受ユニット34の受光素子32を個別に接
続している。更にマルチプレクサ64のデータ出力側に
は2入力のAND回路66が接続され、受光期間を規定
する受光制御信号68を同時に入力可能とする。
【0019】したがって、受光時期制御レジスタ70か
ら出力される受光制御信号68が「0」の期間中は、A
ND回路66からの出力信号は強制的に「0」となり、
受信データ72は出力されない。しかしながら、受光制
御信号68が「1」に反転すると、受光選択レジスタ6
0に入力されたデータで特定される送受ユニット34が
有効になり、対応するユニットの受光素子32から出力
される信号がマルチプレクサ64を通じてAND回路6
6に入力される結果、AND回路66からは特定の受光
素子32を介して取り出された信号のみが受信データ7
2として中央制御回路36に送られるのである。
【0020】図4は、本発明にかかる赤外線通信システ
ムの全体的な動作を示す流れ図であるが、上記したユニ
ット選択回路38を用いて特定の送受ユニット34が選
択されたのちは、その送受ユニット34のみを使用して
従来と略同様な手順で光通信動作を行なうため、以下に
おいては送受ユニット34の選択工程のみを詳細に説明
している。
【0021】すなわちシステムを起動すると、ステップ
1でデータの初期化が行われる。ここで本実施例にあっ
ては、光通信部14には12組の送受ユニット34から
なる「0」〜「11」の12組の通信ポートを備えると
ともに、各通信ポートは本体ケース12の光入出面24
上にその番号順に連続的に配設されている。
【0022】そこでステップ1において第0番目の通信
ポートを選択したあと、ステップ2でその通信ポートを
発光処理する。更にステップ3に移り、同一の通信ポー
トにおける受信データ72を取り込み、ステップ4にお
いて一定期間内に所定の確認コードが受信されたか否か
を判定する。
【0023】かかる判定が「NO」であれば、ステップ
5で該当のレジスタをリセットし、「YES」であれば
ステップ6でセットする処理を行なう。更にステップ7
で通信ポートの番号を1ずつ増加させながら、ステップ
8で12番目の通信ポートが処理されたことが判定され
るまでステップ2〜8の処理を繰り返すことにより、各
レジスタ中に格納された2進データ群から、受信コード
が確認された通信ポートを特定するデータ列が得られ
る。
【0024】ここでデータの「0」は外部機器74との
通信が確認されなかった通信ポートを、「1」は通信が
確認された通信ポートをおのおの示す。したがって、レ
ジスタのデータが「1」の通信ポートが1つであれば、
その通信ポートをそれ以後の光通信用に選択する。
【0025】しかしながら、データが「1」の通信ポー
トが2以上ある場合は、連続する「1」の数が最も多い
ものを選択するとともに、その中の中央に位置する通信
ポートを光通信用として選択するのである。
【0026】なお、送受ユニット34の取り付け箇所は
上記の様な専用のケース上に限らず、図5に例示する如
く、従来のモニタ装置やパソコン装置など各種の本体ケ
ース12a上に配設したり、各送受ユニットを分離して
ケースに収納し、壁面等に配設することも可能である。
【0027】また制御部16による送受ユニット34の
選択動作も、1組ずつ時系列的に作動させることにより
使用可能な送受ユニット34を特定するのに代えて、全
ての発光素子30を同時に発光処理したあと、光入力が
ある受光素子32を特定することも可能である。
【0028】更にまた、赤外線による光通信をすべき外
部機器74の位置が移動する場合にあっては、所定時間
毎に強制的に割り込みかけるか、送受データにエラーが
発生した場合に対応して上記した送受ユニット34の選
択工程を実施することにより、移動する外部機器74の
位置変化に即応して使用する送受ユニット34を変更す
ることもできる。
【0029】更にまた、各送受ユニット34において有
為のデータが受信されたか否かのみを判定するのに代え
て、あるいはその判定に加えて、受信された信号強度の
大小を判定することによって、最も信号強度が高い通信
ポートを選択することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を赤外線通信用アダプタに実施した一例
を示す説明図であって、(a)は全体形状を示す斜視図
を、(b)は送受ユニットの配設状態を示す平面図を各
々示す。
【図2】電子回路の概略的な構成を示すブロック図であ
る。
【図3】ユニット選択回路の具体的な構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】システムの動作を説明する流れ図である。
【図5】送受ユニットの他の配設例を示す斜視図であ
る。
【図6】従来の赤外線通信状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 赤外線通信用アダプタ 12 本体ケース 14 光通信部 16 制御部 18 通信ケーブル 20 コネクタ 22 基台 24 光入出面 26 赤外線光 28 主装置 30 発光素子 32 受光素子 34 送受ユニット 36 中央制御回路 38 選択回路 40 データ通信回路 42 送信選択回路 44 受信選択回路 46 発光選択レジスタ 48 デコーダ 52 AND回路 53 AND回路群 54 送信データ 56 発光制御信号 58 発光時期制御レジスタ 60 受光選択レジスタ 62 ユニット選択データ 64 マルチプレクサ 66 AND回路 68 受光制御信号 70 受光時期制御レジスタ 72 受信データ 74 外部機器 76 発光部 78 受光部 80 通信ユニット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線の発光素子(30)と、赤外線領
    域に受信感度を有する受光素子(32)とを接近配備し
    たものを1組の送受ユニット(34)とし、該送受ユニ
    ット(34)を複数組分並列に備えた光通信部(14)
    と、 該光通信部(14)に接続され、光通信に使用すべき送
    受ユニット(34)を自動選択可能とする制御部(1
    6)とを備え、 使用する送受ユニット(34)が選択されたのちは、そ
    の送受ユニット(34)を使用して通常の光通信動作を
    行なう赤外線通信システム。
  2. 【請求項2】 上記した光通信部(14)は、各送受ユ
    ニット(34)における光通信可能エリアを互いに連続
    させて配設する一方、 上記した制御部(16)では、所定の順番で各送受ユニ
    ット(34)毎に発光素子(30)による赤外線光の送
    出と受光素子(32)による受信コードの確認とを行な
    うとともに、 複数の送受ユニット(34)で受信コードの確認が行わ
    れると、連続数が最多のユニット群中の中央の送受ユニ
    ット(34)を使用ユニットとして選択する請求項1記
    載の赤外線通信システム。
JP8357918A 1996-12-26 1996-12-26 赤外線通信システム Pending JPH10190576A (ja)

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JP8357918A JPH10190576A (ja) 1996-12-26 1996-12-26 赤外線通信システム

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JP8357918A Pending JPH10190576A (ja) 1996-12-26 1996-12-26 赤外線通信システム

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023127412A1 (ja) * 2021-12-28 2023-07-06 京セラ株式会社 水中通信装置、水中通信方法、及びプログラム

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