JP2003087873A - 赤外線通信用光半導体装置 - Google Patents
赤外線通信用光半導体装置Info
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- JP2003087873A JP2003087873A JP2001276310A JP2001276310A JP2003087873A JP 2003087873 A JP2003087873 A JP 2003087873A JP 2001276310 A JP2001276310 A JP 2001276310A JP 2001276310 A JP2001276310 A JP 2001276310A JP 2003087873 A JP2003087873 A JP 2003087873A
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- Selective Calling Equipment (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
- Details Of Television Systems (AREA)
- Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)
Abstract
ことなくリモコン発信器に収納することのできる赤外線
通信用光半導体装置を提供する。 【解決手段】 通信波長の異なる赤外線を発する複数の
赤外線LED11A,11Bと、これらの赤外線LED
を同時に駆動する半導体からなる1つの駆動回路12と
を備えた赤外線通信用光半導体装置。これにより、駆動
回路12は複数の波長規格の赤外線LED11A,11
Bに対して共通化することができ、通信波長規格毎に個
別に駆動回路を設ける場合よりも、スペースが小さくて
もよく、例えば携帯電話などの小型機器に搭載する場合
の大型化を解消できる。
Description
作する赤外線通信用光半導体装置に関する。
イオード(以下赤外線LEDという)を発光素子とし、
発光器内の信号発生器と駆動回路から発信される信号で
発光素子を点灯する。電子機器側には受光器が設けられ
ており、赤外線を受光し、受信信号に対応して電子機器
をコントロールする。
す回路図である。
とに分かれており、発光器10には赤外線LED11と
赤外線LED11にパルス符号化された駆動電流を供給
する駆動回路12が備えられている。受光器20は、赤
外線LED11が発光した赤外線を受けて電気信号に変
換する受光素子21と、その電気信号に対応した信号処
理回路22で電子機器をコントロールする。
器10と受光器20間で赤外線通信を行う装置におい
て、赤外線通信に用いる光は受発光波長が規格化もしく
は標準化されている。そのため、赤外線LEDはその規
格にあった波長を持つものでなければならない。現在の
ところ、2つの通信波長規格がある。その一つの波長
は、標準化された940nmを中心波長とする赤外線
で、家電用リモコンに適用される。もう一つは、IrD
A(Infrared Data Association)という規格であり、
850〜900nmを中心波長とする赤外線で、パソコ
ンやその周辺機器などのコンピュータ関連機器との通信
に適用される。
信器で機器毎に個別に遠隔操作をすれば足りたのである
が、近年では、多くの家電にリモコンが付属しているの
で、居間などには3つも4つもリモコンが置かれてお
り、どの機器がどのリモコンなのかを選んで操作しなけ
ればならなくなった。それでも、家電であれば、各機器
のコントロール信号は機器によって規格化されているの
で、複数種類の機器を一つのリモコン発光器で操作する
ことは可能である。
につれて、機種の機能アップが進み、純粋に電話機とし
ての機能以外の機能を付加することが、購入時の機種選
定の大きな要件となるので、メーカー側も特色を出すこ
とに力を入れている。
種も提供されており、パソコンとのデータのやりとり
や、携帯電話同士の通信が可能になっている。これをさ
らに拡張し、携帯電話から発した赤外線信号で家電を制
御することができれば機能がさらに拡張する。
電話一本があれば家の中の電子機器が何でもコントロー
ルできるというのは夢である。外出するときにテレビや
エアコンの電源を切ったり、玄関の照明を消すときに、
わざわざ一つ一つのリモコンやスイッチを操作せずに、
自分の携帯電話機が使えれば楽である。また、帰宅時に
も、暗い中で玄関の照明のスイッチを点けたり、テレビ
やエアコンのスイッチを入れたり、パソコンの着信メー
ルを確認するためにパソコンの電源を入れたりする操作
が、携帯電話の操作だけで可能になるというのは便利で
ある。
長の異なる赤外線通信を利用する家電とIrDA通信方
式を用いるコンピュータ関連機器とを、一つの発光波長
を持つ発光器で操作することは理論的に困難である。
40nmに中心波長を持つ赤外線LEDを中心波長が8
50〜900nmに規格化されたIrDAに用いること
は発光波長規格を満足しないため使用できない。
リモコン信号以外の光、例えば蛍光灯の光になるべく感
応しないよう900nm以下の波長をパッケージ樹脂の
光学特性でカットするように設計されている。よって8
50〜900nmの中心波長を持つIrDAの赤外LE
Dでは赤外線リモコンの感度が著しく落ちる波長である
ため、赤外線リモコン用光源としては適さないことにな
る。
D、もしくはIrDA用赤外線LEDのどちらか片方だ
けでは赤外線リモコンおよびIrDA両方の受光器と通
信できる発光器に用いることはできない。
て、家電機器とコンピュータ関連機器の2種類の通信波
長規格の赤外線信号を発するには、図2に示すように、
通信波長規格Aに対応した波長の赤外線を発する発光器
10Aと、通信波長規格Bに対応した波長の赤外線を発
する発光器10Bの2つの発光器を組み込み、それぞれ
に、発光波長の異なる赤外線LED11Aと赤外線LE
D11Bを備え、駆動回路も12Aと12Bの2つを設
ける必要がある。
けると、スペースが2倍になり、発光器が大型化する。
特に、携帯電話のように、薄型・軽量化が求められてい
る機器では、回路の収容スペースに制限があり、小型化
のすう勢に逆行する。
つ発光器を、大型化することなく1つの発光器に収納す
ることのできる赤外線通信用光半導体装置を提供するこ
とを目的とする。
半導体装置においては、通信波長の異なる赤外線を発す
る複数の赤外線LEDと、これらの赤外線LEDを同時
に駆動する半導体からなる1つの駆動回路とを備えたも
のである。
発光器を、大型化することなく1つの発光器に収納する
ことのできる赤外線通信用光半導体装置が得られる。
は、通信波長の異なる赤外線を発する複数の赤外線LE
Dと、これらの赤外線LEDを同時に駆動する半導体か
らなる1つの駆動回路とを備えたものであり、駆動回路
を複数の波長の赤外線LEDに対して共通化すること
で、スペースが小さくなるという作用を有する。
線LEDと1つの駆動回路を1つのパッケージに収納し
たものであり、さらにスペースが削減されると共に複数
の発光器を一つの部品として取り扱えるという作用を有
する。
線LEDを前記駆動回路の出力端子に直列に接続したも
のであり、複数の赤外線LEDが同時に定電流駆動され
るという作用を有する。
線LEDを前記駆動回路の出力端子に並列に接続したも
のであり、複数の赤外線LEDが同時に駆動されると共
に、一部の赤外線LEDが故障によりオープン状態にな
っても、残りの赤外線LEDは正常に動作するという作
用を有する。
を用いて説明する。
し、図1において10は発光器、20Aは通信波長規格
Aの受光器、20Bは通信波長規格Bの受光器である。
発光器10には通信波長規格Aの中心波長の赤外線を発
光する赤外線LED11Aと、通信波長規格Bの中心波
長の赤外線を発光する赤外線LED11Bと、これらの
直列に接続された赤外線LEDに駆動信号を供給する駆
動回路12とが単一のパッケージの基板に搭載されてい
る。
Bに対する制御や通信の内容に応じた赤外線LEDの発
光パターンを生成するマイクロコンピュータ(図示せ
ず)からの信号に基づいて駆動信号を生成するものであ
る。発光パターンは、制御対象の電子機器によって異な
るように設定されている。したがって、たとえばテレビ
とエアコンとパソコンに向けて同時に赤外線信号を発し
ても、テレビを操作する発光パターンではエアコンは動
作しないし、パソコンも反応しない。逆に、エアコンを
操作する発光パターンではテレビもパソコンも動作しな
い。
器や携帯電話などの機器に設けられ、受光器20A、2
0Bは、制御対象の個々の電子機器に設けられる。
A,Bに対応するものであり、図1には1個ずつしか示
していないが、通信波長規格Aの電子機器が複数台あれ
ば、受光器20Aもその個数分だけある。
いて説明する。
機器を制御するための発光パターンをマイコン(図示せ
ず)等から入力すると、駆動回路12の出力端子に接続
された赤外線LED11A,11Bがその発光パターン
で同時に点灯し、赤外線信号を発射する。赤外線LED
11Aと赤外線LED11Bとでは、中心波長、すなわ
ち通信波長規格が異なるので、赤外線LED11Aから
発射した赤外線は受光器20Aが受信し、赤外線LED
11Bから発射した赤外線は受光器20Bが受信する。
受光器20A,20Bが同時に赤外線信号を受けても、
発光パターンが自分を制御するものでなければ、一方の
受光器は反応せず、自分を制御するものである受光器の
みが、その発光パターンを認識して、その発光パターン
に対応する制御信号に変換して所定の動作を行う。
ビ、エアコン、ビデオレコーダ、パソコン等に応じて、
それぞれ異なって設定されているため、所望の機器を所
望の動作で遠隔操作できる。また、パソコンとの信号の
やりとりもできる。
ン発信器や携帯電話に複数の電子機器の操作を行うシー
ケンスを登録しておくことで、例えば外出時に、携帯電
話から赤外線信号を発することで、テレビ、エアコン、
照明の電源を切ることができる。また、帰宅時に、携帯
電話から赤外線信号を発することで、玄関の照明や部屋
の照明、エアコン、テレビ等の電源を順次オンにするこ
ともできる。
1A,11Bを駆動回路12の出力端子に直列に接続し
た例を示したが、並列接続にして構成することもでき
る。並列接続したときは、いずれかの赤外線LEDが故
障して電源に対してオープンになっても、残りの赤外線
LEDは引き続き使用することができる。
の異なる赤外線を発する複数の赤外線LEDと、これら
の赤外線LEDを同時に駆動する半導体からなる1つの
駆動回路とを備えたことにより、駆動回路を複数の波長
の赤外線LEDに対して共通化することができ、通信波
長規格毎に個別に駆動回路を設ける場合よりも、スペー
スが小さくてもよく、例えば携帯電話などの小型機器に
搭載する場合の大型化を解消できる。
路を1つのパッケージに収納することにより、さらにス
ペースが削減されると共に複数の発光器を一つの部品と
して取り扱えるため、組み立て工数を削減することがで
きる。
路の出力端子に直列または並列のいずれの方式でも採用
でき、直列接続したときは、複数の赤外線LEDが同時
に定電流駆動され、並列接続したときは、複数の赤外線
LEDが同時に駆動されるほか、一部の赤外線LEDが
故障によりオープン状態になっても、残りの赤外線LE
Dは正常に動作するため、全体が全く使えなくなること
を防止できる。
する光通信回路の構成を示す回路図
構成を示す回路図
Claims (4)
- 【請求項1】 通信波長の異なる赤外線を発する複数の
赤外線LEDと、これらの赤外線LEDを同時に駆動す
る半導体からなる1つの駆動回路とを備えたことを特徴
とする赤外線通信用光半導体装置。 - 【請求項2】 前記複数の赤外線LEDと1つの駆動回
路を1つのパッケージに収納した請求項1記載の赤外線
通信用光半導体装置。 - 【請求項3】 前記複数の赤外線LEDは前記駆動回路
の出力端子に直列に接続されたものである請求項1また
は2に記載の赤外線通信用光半導体装置。 - 【請求項4】 前記複数の赤外線LEDは前記駆動回路
の出力端子に並列に接続されたものである請求項1また
は2に記載の赤外線通信用光半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001276310A JP2003087873A (ja) | 2001-09-12 | 2001-09-12 | 赤外線通信用光半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001276310A JP2003087873A (ja) | 2001-09-12 | 2001-09-12 | 赤外線通信用光半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003087873A true JP2003087873A (ja) | 2003-03-20 |
Family
ID=19101032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001276310A Pending JP2003087873A (ja) | 2001-09-12 | 2001-09-12 | 赤外線通信用光半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003087873A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7668457B2 (en) | 2004-09-24 | 2010-02-23 | Fujifilm Corporation | Image archiving apparatus and method of controlling same |
JP2013021458A (ja) * | 2011-07-08 | 2013-01-31 | Nakagawa Kenkyusho:Kk | 照明装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01177297A (ja) * | 1988-01-07 | 1989-07-13 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和機等のワイヤレス送受信装置 |
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JPH11177136A (ja) * | 1997-12-15 | 1999-07-02 | Nichia Chem Ind Ltd | チップタイプled |
-
2001
- 2001-09-12 JP JP2001276310A patent/JP2003087873A/ja active Pending
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