JPH10190171A - 電子機器用プリント基板 - Google Patents
電子機器用プリント基板Info
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- JPH10190171A JPH10190171A JP35520896A JP35520896A JPH10190171A JP H10190171 A JPH10190171 A JP H10190171A JP 35520896 A JP35520896 A JP 35520896A JP 35520896 A JP35520896 A JP 35520896A JP H10190171 A JPH10190171 A JP H10190171A
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- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/0266—Marks, test patterns or identification means
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
Landscapes
- Structure Of Printed Boards (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電子機器の生産後に必要に応じて行うことが
あるプリント基板への後付け部品の実装作業を容易かつ
確実に行うことができるようにした電子機器用プリント
基板を提供する。 【解決手段】 プリント基板１の実装側表面には、実装
する電子部品の種類及び位置を特定するための部品情報
がシルク印刷によって表示されている。生産時に実装す
る電子部品の部品情報については、位置を示す図形４を
実線で表示し、種類を示す回路記号５を実線で表示して
いる。生産後に必要に応じて実装することがある後付け
部品の部品情報については、位置を示す図形６を破線で
表示し、種類を示す回路記号７をかっこ記号８ａ、８ｂ
で囲んで表示している。
あるプリント基板への後付け部品の実装作業を容易かつ
確実に行うことができるようにした電子機器用プリント
基板を提供する。 【解決手段】 プリント基板１の実装側表面には、実装
する電子部品の種類及び位置を特定するための部品情報
がシルク印刷によって表示されている。生産時に実装す
る電子部品の部品情報については、位置を示す図形４を
実線で表示し、種類を示す回路記号５を実線で表示して
いる。生産後に必要に応じて実装することがある後付け
部品の部品情報については、位置を示す図形６を破線で
表示し、種類を示す回路記号７をかっこ記号８ａ、８ｂ
で囲んで表示している。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】この発明は、マイクロコンピ
ュータで種々の動作を制御する空気調和機などのよう
に、複数個の電子部品が実装されたプリント基板が内蔵
されている電子機器に好適に用いられる電子機器用プリ
ント基板に関するものである。
ュータで種々の動作を制御する空気調和機などのよう
に、複数個の電子部品が実装されたプリント基板が内蔵
されている電子機器に好適に用いられる電子機器用プリ
ント基板に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３は、従来例である電子機器用プリン
ト基板３１の一部を示す平面図である。プリント基板３
１の実装側表面には、電子機器の生産時に実装する電子
部品の種類及び実装位置を特定するための部品情報とし
て、多数の回路記号及び図形がシルク印刷によって表示
されている。実装位置は、例えば、電子部品をプリント
基板３１に実装したときの当該電子部品の平面形状を表
す図形で特定され、当該電子部品を実際に実装すべき位
置に表示されている。回路記号は、例えば、電子部品の
種類を表す英文字と、同一種類の電子部品間で他と区別
するための数字とを結合した文字列で実現され、上述し
た実装位置を示す図形の近傍に表示されている。
ト基板３１の一部を示す平面図である。プリント基板３
１の実装側表面には、電子機器の生産時に実装する電子
部品の種類及び実装位置を特定するための部品情報とし
て、多数の回路記号及び図形がシルク印刷によって表示
されている。実装位置は、例えば、電子部品をプリント
基板３１に実装したときの当該電子部品の平面形状を表
す図形で特定され、当該電子部品を実際に実装すべき位
置に表示されている。回路記号は、例えば、電子部品の
種類を表す英文字と、同一種類の電子部品間で他と区別
するための数字とを結合した文字列で実現され、上述し
た実装位置を示す図形の近傍に表示されている。
【０００３】例えば、プリント基板３１上に構成される
２つの回路部品間を接続するいわゆるジャンパ線を実装
する位置は、ジャンパ線の平面形状を表す図形である直
線３２で示されている。この直線３２の両端部近傍には
それぞれ、ジャンパ線の各端部を挿通するための穴（図
示せず）が形成されている。ジャンパ線の回路記号３３
は、直線３２の図４紙面上左側に表示されている。回路
記号３３は、ジャンパ線であることを示す英文字「Ｊ」
と、複数のジャンパ線の中で他と区別するための数字
「５７」とを結合した文字列「Ｊ５７」である。
２つの回路部品間を接続するいわゆるジャンパ線を実装
する位置は、ジャンパ線の平面形状を表す図形である直
線３２で示されている。この直線３２の両端部近傍には
それぞれ、ジャンパ線の各端部を挿通するための穴（図
示せず）が形成されている。ジャンパ線の回路記号３３
は、直線３２の図４紙面上左側に表示されている。回路
記号３３は、ジャンパ線であることを示す英文字「Ｊ」
と、複数のジャンパ線の中で他と区別するための数字
「５７」とを結合した文字列「Ｊ５７」である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】空気調和機などの電子
機器の中には、工場からの出荷段階では基本的かつ標準
的な機能を実行し得る標準仕様で出荷し、ユーザに対し
て販売した後に標準仕様とは異なる特別仕様に改造する
ものがある。例えば、空気調和機であれば、据付工事の
ようないわゆる現地作業において特別仕様に改造する場
合がある。改造の一例としては、空気調和機が備える各
種のセンサの正常動作範囲の拡大のための改造がある。
ここで、温度を抵抗値によって検出するサーミスタを例
にとり説明すると、サーミスタには正常に動作する温度
範囲（抵抗値範囲）が予め設定されており、空気調和機
はサーミスタの抵抗値が上記範囲を超えて予め定める値
よりも大きくなったときはサーミスタが壊れたものと判
断している。このようなサーミスタを備えた空気調和機
を例えば寒冷地で使用する場合、温度が上記温度範囲以
下となり、サーミスタの抵抗値が上記予め定める値より
も大きくなる場合があり、このとき空気調和機はサーミ
スタが壊れたものと誤って判断してしまい、正常に動作
しない場合がある。そこで、サーミスタが正常に動作す
る範囲を拡大するために、例えば生産時に実装したジャ
ンパ線を抵抗素子に置換する改造を行う必要が生じる。
機器の中には、工場からの出荷段階では基本的かつ標準
的な機能を実行し得る標準仕様で出荷し、ユーザに対し
て販売した後に標準仕様とは異なる特別仕様に改造する
ものがある。例えば、空気調和機であれば、据付工事の
ようないわゆる現地作業において特別仕様に改造する場
合がある。改造の一例としては、空気調和機が備える各
種のセンサの正常動作範囲の拡大のための改造がある。
ここで、温度を抵抗値によって検出するサーミスタを例
にとり説明すると、サーミスタには正常に動作する温度
範囲（抵抗値範囲）が予め設定されており、空気調和機
はサーミスタの抵抗値が上記範囲を超えて予め定める値
よりも大きくなったときはサーミスタが壊れたものと判
断している。このようなサーミスタを備えた空気調和機
を例えば寒冷地で使用する場合、温度が上記温度範囲以
下となり、サーミスタの抵抗値が上記予め定める値より
も大きくなる場合があり、このとき空気調和機はサーミ
スタが壊れたものと誤って判断してしまい、正常に動作
しない場合がある。そこで、サーミスタが正常に動作す
る範囲を拡大するために、例えば生産時に実装したジャ
ンパ線を抵抗素子に置換する改造を行う必要が生じる。
【０００５】このように改造作業においては、生産時に
プリント基板３１に実装した部品を別の後付け部品に置
換したり、あるいは新たに後付け部品をプリント基板３
１に実装したりする必要がある。しかし、上記改造作業
を行う頻度が非常に少ない場合には、プリント基板３１
の実装面には、後付け部品に関する実装位置や回路記号
などの部品情報は、全く表示していないのが現状であ
る。このため、現地作業の作業者は、例えば回路配線図
を自分で見ながら、あるいは回路配線図を見ている人間
からの指示を電話等で聞きながら、後付け部品の種類及
び実装位置を確認して作業を行う必要があり、面倒であ
る。特に、同一種類の部品が多数近接して配置されてい
て、その内の１つの部品を別の後付け部品に交換すると
きなどは、交換すべき部品に隣接して配置されている部
品を誤って交換してしまうようなことが起こり易く、ま
た確認作業においてもその誤りを見落としてしまうこと
が起こり易い。電子部品を誤って実装した状態で電子機
器を動作させると、正常に動作せず、故障発生の原因と
もなる。
プリント基板３１に実装した部品を別の後付け部品に置
換したり、あるいは新たに後付け部品をプリント基板３
１に実装したりする必要がある。しかし、上記改造作業
を行う頻度が非常に少ない場合には、プリント基板３１
の実装面には、後付け部品に関する実装位置や回路記号
などの部品情報は、全く表示していないのが現状であ
る。このため、現地作業の作業者は、例えば回路配線図
を自分で見ながら、あるいは回路配線図を見ている人間
からの指示を電話等で聞きながら、後付け部品の種類及
び実装位置を確認して作業を行う必要があり、面倒であ
る。特に、同一種類の部品が多数近接して配置されてい
て、その内の１つの部品を別の後付け部品に交換すると
きなどは、交換すべき部品に隣接して配置されている部
品を誤って交換してしまうようなことが起こり易く、ま
た確認作業においてもその誤りを見落としてしまうこと
が起こり易い。電子部品を誤って実装した状態で電子機
器を動作させると、正常に動作せず、故障発生の原因と
もなる。
【０００６】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、電子機器の生産
後に必要に応じて行うことがあるプリント基板への後付
け部品の実装作業を容易かつ確実に行うことができるよ
うにした電子機器用プリント基板を提供することにあ
る。
になされたものであって、その目的は、電子機器の生産
後に必要に応じて行うことがあるプリント基板への後付
け部品の実装作業を容易かつ確実に行うことができるよ
うにした電子機器用プリント基板を提供することにあ
る。
【０００７】そこで請求項１の電子機器用プリント基板
は、電子機器の生産時に実装する部品の種類及び位置を
特定するための部品情報４、５が第１の表示態様で実装
面に表示されている電子機器用プリント基板において、
電子機器の生産後に必要に応じて実装することがある後
付け部品の種類及び位置を特定するための部品情報６、
７が第２の表示態様で実装面に表示されていることを特
徴としている。
は、電子機器の生産時に実装する部品の種類及び位置を
特定するための部品情報４、５が第１の表示態様で実装
面に表示されている電子機器用プリント基板において、
電子機器の生産後に必要に応じて実装することがある後
付け部品の種類及び位置を特定するための部品情報６、
７が第２の表示態様で実装面に表示されていることを特
徴としている。
【０００８】上記請求項１の電子機器用プリント基板で
は、プリント基板１の実装面には、生産時に実装する部
品及び生産後に実装することがある後付け部品に関する
各部品情報４、５、６、７がそれぞれ異なる表示態様で
表示されている。従って、作業者は表示態様の違いによ
って後付け部品に関する部品情報６、７を容易に知るこ
とができる。これによって、現地作業などでのプリント
基板１への後付け部品の実装作業を容易に行うことがで
きると共に、作業の誤りの発生も低減し、作業効率が向
上する。なおここでいう「部品情報」とは、下記図形と
回路記号との両者を含む場合があるし、これらのいずれ
か一方のみを指す場合もある。
は、プリント基板１の実装面には、生産時に実装する部
品及び生産後に実装することがある後付け部品に関する
各部品情報４、５、６、７がそれぞれ異なる表示態様で
表示されている。従って、作業者は表示態様の違いによ
って後付け部品に関する部品情報６、７を容易に知るこ
とができる。これによって、現地作業などでのプリント
基板１への後付け部品の実装作業を容易に行うことがで
きると共に、作業の誤りの発生も低減し、作業効率が向
上する。なおここでいう「部品情報」とは、下記図形と
回路記号との両者を含む場合があるし、これらのいずれ
か一方のみを指す場合もある。
【０００９】また請求項２の電子機器用プリント基板
は、上記部品情報は、部品をプリント基板１に実装した
ときの平面形状を表した図形４、６と、部品を識別する
ための回路記号５、７とのうち少なくともいずれか一方
を含み、上記第１の表示態様では、図形４は実線で表示
され、回路記号５はそのまま表示されており、上記第２
の表示態様では、図形６は破線で表示され、回路記号７
はかっこ記号８ａ、８ｂで囲まれて表示されていること
を特徴としている。
は、上記部品情報は、部品をプリント基板１に実装した
ときの平面形状を表した図形４、６と、部品を識別する
ための回路記号５、７とのうち少なくともいずれか一方
を含み、上記第１の表示態様では、図形４は実線で表示
され、回路記号５はそのまま表示されており、上記第２
の表示態様では、図形６は破線で表示され、回路記号７
はかっこ記号８ａ、８ｂで囲まれて表示されていること
を特徴としている。
【００１０】上記請求項２の電子機器用プリント基板で
は、生産時に実装する電子部品に関する部品情報４、５
については、部品実装時の平面形状を表した図形４及び
回路記号５を共に実線で表示し、生産後に実装すること
がある後付け部品に関する部品情報６、７については、
部品実装時の平面形状を表した図形６を破線で表示し、
回路記号７はかっこ記号８ａ、８ｂで囲んだ状態で実線
で表示している。従って、作業者は、図形６が破線で表
示されているか否か、及び回路記号７がかっこ記号８
ａ、８ｂで囲まれているか否かを見て判断することで、
後付け部品に関する部品情報か否かを容易に区別するこ
とができる。
は、生産時に実装する電子部品に関する部品情報４、５
については、部品実装時の平面形状を表した図形４及び
回路記号５を共に実線で表示し、生産後に実装すること
がある後付け部品に関する部品情報６、７については、
部品実装時の平面形状を表した図形６を破線で表示し、
回路記号７はかっこ記号８ａ、８ｂで囲んだ状態で実線
で表示している。従って、作業者は、図形６が破線で表
示されているか否か、及び回路記号７がかっこ記号８
ａ、８ｂで囲まれているか否かを見て判断することで、
後付け部品に関する部品情報か否かを容易に区別するこ
とができる。
【００１１】さらに請求項３の電子機器用プリント基板
は、上記後付け部品の部品情報として、上記図形６及び
回路記号７のいずれか一方のみが表示されていることを
特徴としている。
は、上記後付け部品の部品情報として、上記図形６及び
回路記号７のいずれか一方のみが表示されていることを
特徴としている。
【００１２】上記請求項３の電子機器用プリント基板で
は、後付け部品の部品情報としては、上記図形６及び回
路記号７のいずれか一方のみを表示するようにしたの
で、プリント基板１の実装面における後付け部品の部品
情報の表示領域が占める面積を小さくすることができ
る。従って、例えば生産時に実装する部品の部品情報が
比較的密に表示されている部分に、後付け部品の部品情
報を表示する場合でも、部品情報の視認性に影響を与え
ることなく良好に表示することができる。
は、後付け部品の部品情報としては、上記図形６及び回
路記号７のいずれか一方のみを表示するようにしたの
で、プリント基板１の実装面における後付け部品の部品
情報の表示領域が占める面積を小さくすることができ
る。従って、例えば生産時に実装する部品の部品情報が
比較的密に表示されている部分に、後付け部品の部品情
報を表示する場合でも、部品情報の視認性に影響を与え
ることなく良好に表示することができる。
【００１３】請求項４の電子機器用プリント基板は、プ
リント基板１上に構成される回路部分を接続するジャン
パ線を実装する位置に、当該ジャンパ線の部品情報４、
５と、ジャンパ線に代えて実装することがある後付け部
品の部品情報６、７とが併記して表示されていることを
特徴としている。
リント基板１上に構成される回路部分を接続するジャン
パ線を実装する位置に、当該ジャンパ線の部品情報４、
５と、ジャンパ線に代えて実装することがある後付け部
品の部品情報６、７とが併記して表示されていることを
特徴としている。
【００１４】上記請求項４の電子機器用プリント基板で
は、生産時に実装するジャンパ線をその後に行うことが
ある改造作業などにおいて別の後付け部品に置換するこ
とを想定して部品情報を表示している。この場合には通
常、生産時に実装されるジャンパ線によって後付け部品
の部品情報６、７が覆い隠されることはない。従って後
付け部品の部品情報の視認性を確実とすることができ
る。
は、生産時に実装するジャンパ線をその後に行うことが
ある改造作業などにおいて別の後付け部品に置換するこ
とを想定して部品情報を表示している。この場合には通
常、生産時に実装されるジャンパ線によって後付け部品
の部品情報６、７が覆い隠されることはない。従って後
付け部品の部品情報の視認性を確実とすることができ
る。
【００１５】請求項５の電子機器用プリント基板は、上
記部品情報４、５、６、７は、シルク印刷によって表示
されていることを特徴としている。
記部品情報４、５、６、７は、シルク印刷によって表示
されていることを特徴としている。
【００１６】上記請求項５の電子機器用プリント基板で
は、シルク印刷によって部品情報４、５、６、７が表示
されているので、容易に実施することができる。
は、シルク印刷によって部品情報４、５、６、７が表示
されているので、容易に実施することができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】次に、この発明の電子機器用プリ
ント基板の具体的な実施の形態について、図面を参照し
つつ詳細に説明する。図１は、本発明の一実施の形態で
ある電子機器用プリント基板（以下、プリント基板とい
う）１の一部を拡大して示す平面図である。プリント基
板１には、部品を実装するための取付孔２、３が所定の
間隔をあけて形成されている。この２つの取付孔２、３
には、プリント基板１が内蔵される電子機器の生産時に
は、ジャンパ線が実装されるものとする。従って、ジャ
ンパ線を実装する位置であることを示す部品情報とし
て、ジャンパ線をプリント基板１に実装したときの平面
形状を示す図形である直線４が、取付孔２と３との間を
結ぶように、実線でシルク印刷により表示されている。
また、プリント基板１に実装される電子部品を識別する
ための部品情報である回路記号５が、直線４の上側に所
定の間隔をあけて実線でシルク印刷により表示されてい
る。回路記号５は、ジャンパ線であることを示す英文字
「Ｊ」と、他のジャンパ線と区別するための数字「３２
１」とを結合した文字列「Ｊ３２１」で構成されてい
る。
ント基板の具体的な実施の形態について、図面を参照し
つつ詳細に説明する。図１は、本発明の一実施の形態で
ある電子機器用プリント基板（以下、プリント基板とい
う）１の一部を拡大して示す平面図である。プリント基
板１には、部品を実装するための取付孔２、３が所定の
間隔をあけて形成されている。この２つの取付孔２、３
には、プリント基板１が内蔵される電子機器の生産時に
は、ジャンパ線が実装されるものとする。従って、ジャ
ンパ線を実装する位置であることを示す部品情報とし
て、ジャンパ線をプリント基板１に実装したときの平面
形状を示す図形である直線４が、取付孔２と３との間を
結ぶように、実線でシルク印刷により表示されている。
また、プリント基板１に実装される電子部品を識別する
ための部品情報である回路記号５が、直線４の上側に所
定の間隔をあけて実線でシルク印刷により表示されてい
る。回路記号５は、ジャンパ線であることを示す英文字
「Ｊ」と、他のジャンパ線と区別するための数字「３２
１」とを結合した文字列「Ｊ３２１」で構成されてい
る。
【００１８】さらに、この２つの取付孔２、３には、電
子機器の生産後に必要に応じてＩＣヒューズを実装する
ことがあるものとする。例えば、空気調和機であれば、
据付工事や故障修理などの現地作業において、ジャンパ
線に代えてＩＣヒューズを実装する場合がある。そこ
で、後付け部品に関する部品情報が取付孔２、３付近に
シルク印刷により表示されている。詳しくは、後付け部
品であるＩＣヒューズを実装する位置であることを示す
情報として、ＩＣヒューズをプリント基板１に実装した
ときの平面形状を示す図形６が破線で表示されている。
図形６は略半円であり、取付孔２、３を外囲して表示さ
れている。また、後付け部品であるＩＣヒューズを識別
するため部品情報としての回路記号７が、かっこ記号８
ａ、８ｂで囲まれた状態で、回路記号５と図形６との間
に実線で表示されている。回路記号７は、ＩＣヒューズ
であることを示す英文字「ＣＰ」と、他のＩＣヒューズ
と区別するための数字「３０１」とを結合した文字列
「ＣＰ３０１」で構成される。かっこ記号８ａ、８ｂは
いわゆる丸型の小かっこ記号であり、左かっこ記号８ａ
は回路記号７の左側に、右かっこ記号８ｂは回路記号７
の右側にそれぞれ表示されている。
子機器の生産後に必要に応じてＩＣヒューズを実装する
ことがあるものとする。例えば、空気調和機であれば、
据付工事や故障修理などの現地作業において、ジャンパ
線に代えてＩＣヒューズを実装する場合がある。そこ
で、後付け部品に関する部品情報が取付孔２、３付近に
シルク印刷により表示されている。詳しくは、後付け部
品であるＩＣヒューズを実装する位置であることを示す
情報として、ＩＣヒューズをプリント基板１に実装した
ときの平面形状を示す図形６が破線で表示されている。
図形６は略半円であり、取付孔２、３を外囲して表示さ
れている。また、後付け部品であるＩＣヒューズを識別
するため部品情報としての回路記号７が、かっこ記号８
ａ、８ｂで囲まれた状態で、回路記号５と図形６との間
に実線で表示されている。回路記号７は、ＩＣヒューズ
であることを示す英文字「ＣＰ」と、他のＩＣヒューズ
と区別するための数字「３０１」とを結合した文字列
「ＣＰ３０１」で構成される。かっこ記号８ａ、８ｂは
いわゆる丸型の小かっこ記号であり、左かっこ記号８ａ
は回路記号７の左側に、右かっこ記号８ｂは回路記号７
の右側にそれぞれ表示されている。
【００１９】このように本実施の形態であるプリント基
板１では、電子機器の生産時に実装する電子部品（ジャ
ンパ線）に関しては、その電子部品を実装したときの平
面形状を示す図形（直線）４を実線で表示し、且つ回路
記号５を実線でそのまま表示し、電子機器の生産後に必
要に応じて実装することがある電子部品（ＩＣヒュー
ズ）に関しては、その電子部品を実装したときの平面形
状を示す図形（略半円）６を破線で表示し、且つ回路記
号７はかっこ記号８ａ、８ｂで囲んで実線で表示してい
る。従って、現地作業を行う作業者は、プリント基板１
に表示されている部品情報の表示態様の違いによって、
より具体的には図形６が破線かどうか、及び回路記号７
にかっこ記号８ａ、８ｂが付されているかどうかを見る
ことによって、容易に後付け部品の実装位置及び部品の
種類を知ることができる。これによって、作業者は回路
配線図等を見ながら作業を行う必要がなくなり、作業の
誤りの発生も低減し、作業効率が向上する。
板１では、電子機器の生産時に実装する電子部品（ジャ
ンパ線）に関しては、その電子部品を実装したときの平
面形状を示す図形（直線）４を実線で表示し、且つ回路
記号５を実線でそのまま表示し、電子機器の生産後に必
要に応じて実装することがある電子部品（ＩＣヒュー
ズ）に関しては、その電子部品を実装したときの平面形
状を示す図形（略半円）６を破線で表示し、且つ回路記
号７はかっこ記号８ａ、８ｂで囲んで実線で表示してい
る。従って、現地作業を行う作業者は、プリント基板１
に表示されている部品情報の表示態様の違いによって、
より具体的には図形６が破線かどうか、及び回路記号７
にかっこ記号８ａ、８ｂが付されているかどうかを見る
ことによって、容易に後付け部品の実装位置及び部品の
種類を知ることができる。これによって、作業者は回路
配線図等を見ながら作業を行う必要がなくなり、作業の
誤りの発生も低減し、作業効率が向上する。
【００２０】また、プリント基板１に表示されている部
品情報は全てシルク印刷によって同時に一括して印刷さ
れるので、従来のプリント基板の生産工程を増やすこと
なく、容易に実施することができる。
品情報は全てシルク印刷によって同時に一括して印刷さ
れるので、従来のプリント基板の生産工程を増やすこと
なく、容易に実施することができる。
【００２１】図２は、本発明の他の実施の形態であるプ
リント基板１１の一部を拡大して示す平面図である。プ
リント基板１１は、上述のプリント基板１と構成が類似
しているので、同一の構成には同一の参照符号を付して
説明は省略する。プリント基板１１は、生産時に実装す
るジャンパ線を抵抗素子に置換することを想定して形成
されている。従って、抵抗素子をプリント基板１１に実
装したときの平面形状を表す図形として長方形９が破線
で表示されており、文字列「Ｒ６３」から成る回路記号
１０がかっこ記号８ａ、８ｂによって囲まれて表示され
ている。本実施の形態においても上述の実施の形態と同
様の効果が得られる。
リント基板１１の一部を拡大して示す平面図である。プ
リント基板１１は、上述のプリント基板１と構成が類似
しているので、同一の構成には同一の参照符号を付して
説明は省略する。プリント基板１１は、生産時に実装す
るジャンパ線を抵抗素子に置換することを想定して形成
されている。従って、抵抗素子をプリント基板１１に実
装したときの平面形状を表す図形として長方形９が破線
で表示されており、文字列「Ｒ６３」から成る回路記号
１０がかっこ記号８ａ、８ｂによって囲まれて表示され
ている。本実施の形態においても上述の実施の形態と同
様の効果が得られる。
【００２２】上述の２つの実施の形態では、後付け部品
の部品情報として図形及び回路記号の双方が表示されて
いるけれども、さらに他の実施の形態として、後付け部
品の部品情報として図形及び回路記号のうちいずれか一
方のみを表示するようにしてもよい。図形又は回路記号
のみが表示されている場合であっても、生産時実装部品
の部品情報とは表示態様が異なるため、作業者の視認性
に影響はほとんどない。また、プリント基板の実装面に
おける後付け部品の部品情報の表示領域の占める面積を
小さくすることができ、従って生産時実装部品の部品情
報が比較的密に表示されている部分に、後付け部品の部
品情報を表示する場合でも、部品情報の視認性に影響を
与えることなく良好に表示することができる。なお生産
時に実装する部品の部品情報として図形及び回路記号の
うちいずれか一方のみを表示するようにしてもよい。
の部品情報として図形及び回路記号の双方が表示されて
いるけれども、さらに他の実施の形態として、後付け部
品の部品情報として図形及び回路記号のうちいずれか一
方のみを表示するようにしてもよい。図形又は回路記号
のみが表示されている場合であっても、生産時実装部品
の部品情報とは表示態様が異なるため、作業者の視認性
に影響はほとんどない。また、プリント基板の実装面に
おける後付け部品の部品情報の表示領域の占める面積を
小さくすることができ、従って生産時実装部品の部品情
報が比較的密に表示されている部分に、後付け部品の部
品情報を表示する場合でも、部品情報の視認性に影響を
与えることなく良好に表示することができる。なお生産
時に実装する部品の部品情報として図形及び回路記号の
うちいずれか一方のみを表示するようにしてもよい。
【００２３】また図１、図２に示す上述の２つの実施形
態では、生産時にジャンパ線を実装する箇所において後
付け部品の部品情報を表示している。このような箇所に
本発明を適用すると、生産時に実装されたジャンパ線に
よって後付け部品の部品情報が覆い隠されることを確実
に回避できる。従って後付け部品の部品情報の良好な視
認性を確保し、作業効率を飛躍的に向上させることがで
きる。しかしながらジャンパ線を実装する箇所以外にお
いても、本発明を適用して優れた効果を得ることができ
るのは勿論である。
態では、生産時にジャンパ線を実装する箇所において後
付け部品の部品情報を表示している。このような箇所に
本発明を適用すると、生産時に実装されたジャンパ線に
よって後付け部品の部品情報が覆い隠されることを確実
に回避できる。従って後付け部品の部品情報の良好な視
認性を確保し、作業効率を飛躍的に向上させることがで
きる。しかしながらジャンパ線を実装する箇所以外にお
いても、本発明を適用して優れた効果を得ることができ
るのは勿論である。
【００２４】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項１の電子機
器用プリント基板によれば、作業者は表示態様の違いに
よって後付け部品に関する部品情報を容易に知ることが
できるので、現地作業などでのプリント基板への後付け
部品の組付け作業を容易に行うことができると共に、作
業の誤りの発生も低減し、作業効率が向上する。
器用プリント基板によれば、作業者は表示態様の違いに
よって後付け部品に関する部品情報を容易に知ることが
できるので、現地作業などでのプリント基板への後付け
部品の組付け作業を容易に行うことができると共に、作
業の誤りの発生も低減し、作業効率が向上する。
【００２５】また請求項２の電子機器用プリント基板に
よれば、作業者は図形が破線で表示されているか否か、
及び回路記号がかっこ記号で囲まれているか否かを見て
判断することで、後付け部品に関する部品情報か否かを
容易に区別することができるので、作業中に回路配線図
等を何度も見直す必要がなくなり、作業効率が向上す
る。
よれば、作業者は図形が破線で表示されているか否か、
及び回路記号がかっこ記号で囲まれているか否かを見て
判断することで、後付け部品に関する部品情報か否かを
容易に区別することができるので、作業中に回路配線図
等を何度も見直す必要がなくなり、作業効率が向上す
る。
【００２６】さらにまた請求項３の電子機器用プリント
基板では、プリント基板の実装面における後付け部品の
部品情報の表示領域が占める面積を小さくできるので、
例えば生産時実装部品の部品情報が比較的密に表示され
ている部分に、後付け部品の部品情報を表示する場合で
も、視認性に影響を与えることなく良好に表示すること
ができる。
基板では、プリント基板の実装面における後付け部品の
部品情報の表示領域が占める面積を小さくできるので、
例えば生産時実装部品の部品情報が比較的密に表示され
ている部分に、後付け部品の部品情報を表示する場合で
も、視認性に影響を与えることなく良好に表示すること
ができる。
【００２７】請求項４の電子機器用プリント基板では、
後付け部品の部品情報についての良好な視認性を確保
し、作業性を一段と向上させることが可能となる。
後付け部品の部品情報についての良好な視認性を確保
し、作業性を一段と向上させることが可能となる。
【００２８】さらに請求項５の電子機器用プリント基板
によれば、シルク印刷によって部品情報が表示されてい
るので、容易に実施することができる。
によれば、シルク印刷によって部品情報が表示されてい
るので、容易に実施することができる。
【図１】本発明の一実施の形態であるプリント基板の一
部を拡大して示す平面図である。
部を拡大して示す平面図である。
【図２】本発明の他の実施の形態であるプリント基板の
一部を拡大して示す平面図である。
一部を拡大して示す平面図である。
【図３】従来例であるプリント基板の一部を拡大して示
す平面図である。
す平面図である。
１ プリント基板 ２ 取付孔 ３ 取付孔 ４ 図形（直線） ５ 回路記号 ６ 図形（略半円） ７ 回路記号 ８ａ かっこ記号 ８ｂ かっこ記号 ９ 図形（長方形） １０ 回路記号 １１ プリント基板
Claims (5)
- 【請求項１】 電子機器の生産時に実装する部品の種類
及び位置を特定するための部品情報（４）（５）が第１
の表示態様で実装面に表示されている電子機器用プリン
ト基板において、電子機器の生産後に必要に応じて実装
することがある後付け部品の種類及び位置を特定するた
めの部品情報（６）（７）が第２の表示態様で実装面に
表示されていることを特徴とする電子機器用プリント基
板。 - 【請求項２】 上記部品情報は、部品をプリント基板
（１）に実装したときの平面形状を表した図形（４）
（６）と、部品を識別するための回路記号（５）（７）
とのうち少なくともいずれか一方を含み、上記第１の表
示態様では、図形（４）は実線で表示され、回路記号
（５）はそのまま表示されており、上記第２の表示態様
では、図形（６）は破線で表示され、回路記号（７）は
かっこ記号（８ａ）（８ｂ）で囲まれて表示されている
ことを特徴とする請求項１の電子機器用プリント基板。 - 【請求項３】 上記後付け部品の部品情報として、上記
図形（６）及び回路記号（７）のいずれか一方のみが表
示されていることを特徴とする請求項２の電子機器用プ
リント基板。 - 【請求項４】 プリント基板（１）上に構成される回路
部分を接続するジャンパ線を実装する位置に、当該ジャ
ンパ線の部品情報（４）（５）と、ジャンパ線に代えて
実装することがある後付け部品の部品情報（６）（７）
とが併記して表示されていることを特徴とする請求項１
〜請求項３のいずれかの電子機器用プリント基板。 - 【請求項５】 上記部品情報（４）（５）（６）（７）
は、シルク印刷によって表示されていることを特徴とす
る請求項１〜請求項４のいずれかの電子機器用プリント
基板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35520896A JPH10190171A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 電子機器用プリント基板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35520896A JPH10190171A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 電子機器用プリント基板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10190171A true JPH10190171A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18442585
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35520896A Pending JPH10190171A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 電子機器用プリント基板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10190171A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015195806A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
| JP2015204967A (ja) * | 2014-04-18 | 2015-11-19 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
-
1996
- 1996-12-19 JP JP35520896A patent/JPH10190171A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015195806A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
| JP2015204967A (ja) * | 2014-04-18 | 2015-11-19 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
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