JP3085232B2 - 空気調和機用のプリント基板 - Google Patents
空気調和機用のプリント基板Info
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- JP3085232B2 JP3085232B2 JP09040157A JP4015797A JP3085232B2 JP 3085232 B2 JP3085232 B2 JP 3085232B2 JP 09040157 A JP09040157 A JP 09040157A JP 4015797 A JP4015797 A JP 4015797A JP 3085232 B2 JP3085232 B2 JP 3085232B2
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- printed circuit
- circuit board
- switch
- air conditioner
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/0266—Marks, test patterns or identification means
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
Landscapes
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
- Structure Of Printed Boards (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和機用の
プリント基板に関するものである。
プリント基板に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】集積回路としてのマイクロコンピュータ
の低価格化に伴い、近年の空気調和機ではその種々の動
作をマイクロコンピュータで制御するようにしたものが
ほとんどである。そしてこのマイクロコンピュータに
は、予め組み込んだプログラムにより、その入力ポート
に与えられた外部入力値に基づいて種々の異なる動作を
行わせることができる。そこで上記空気調和機において
も、入力ポートに切替スイッチを接続し、その切替状態
を変更することによって上記入力ポートに与えられる外
部入力値が切り替わるようにして、同一のプリント基板
を異なる機種で共用したり、利用者が好みに応じた動作
を適宜に選択したりできるようになっている。
の低価格化に伴い、近年の空気調和機ではその種々の動
作をマイクロコンピュータで制御するようにしたものが
ほとんどである。そしてこのマイクロコンピュータに
は、予め組み込んだプログラムにより、その入力ポート
に与えられた外部入力値に基づいて種々の異なる動作を
行わせることができる。そこで上記空気調和機において
も、入力ポートに切替スイッチを接続し、その切替状態
を変更することによって上記入力ポートに与えられる外
部入力値が切り替わるようにして、同一のプリント基板
を異なる機種で共用したり、利用者が好みに応じた動作
を適宜に選択したりできるようになっている。
【０００３】図４は、上記従来の空気調和機用のプリン
ト基板について、その部品実装面を示す平面図である。
同図に示すようにこのプリント基板３１には、実装すべ
き部品を外形形状で図示する種々のマークがシルク印刷
で付されている。このうち同図に示す３２がスイッチマ
ークであり、マイクロコンピュータの入力ポートに接続
されて上記切替スイッチとして機能するスライドスイッ
チを実装すべき箇所であることを示している。
ト基板について、その部品実装面を示す平面図である。
同図に示すようにこのプリント基板３１には、実装すべ
き部品を外形形状で図示する種々のマークがシルク印刷
で付されている。このうち同図に示す３２がスイッチマ
ークであり、マイクロコンピュータの入力ポートに接続
されて上記切替スイッチとして機能するスライドスイッ
チを実装すべき箇所であることを示している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記空気調和機は、プ
リント基板３１上のスイッチマーク３２が示す箇所に実
装されるスライドスイッチの操作により、マイクロコン
ピュータの動作モードが切り替わるようになっている。
そのためプリント基板３１への部品実装後に上記スライ
ドスイッチのツマミを所定位置に設定し、そして正しく
初期設定されたプリント基板３１を空気調和機の電装品
箱内に取り付けるようにしている。
リント基板３１上のスイッチマーク３２が示す箇所に実
装されるスライドスイッチの操作により、マイクロコン
ピュータの動作モードが切り替わるようになっている。
そのためプリント基板３１への部品実装後に上記スライ
ドスイッチのツマミを所定位置に設定し、そして正しく
初期設定されたプリント基板３１を空気調和機の電装品
箱内に取り付けるようにしている。
【０００５】ところが機器のコンパクト化等の要請から
上記スライドスイッチには非常に小形の部品が使用さ
れ、従ってそのツマミの可動範囲も極めて狭いものとな
っている。そのため目視によるツマミ位置の確認が困難
で、スライドスイッチが誤設定されたプリント基板３１
がそのまま電装品箱内に取り付けられてしまうという問
題が生じていた。特に、誤設定された上記スライドスイ
ッチが、リモコンからの操作信号を受信したとき室内機
側から受信音を発するか否かを切り替える機能を有する
ものである場合に、その問題は大きいものとなってい
た。それは、例えば通常はリモコン操作に対応して受信
音が発生するはずであるのに、その期待に反して何の発
音もないため利用者が機器の故障であると誤認したり、
逆にリモコン操作に対しては何らの発音もないはずであ
るのに、予測に反する受信音の発生によって異常が通報
されているとの錯誤が利用者に生じたりすることがあ
り、これによって利用快適性が著しく阻害されるからで
ある。
上記スライドスイッチには非常に小形の部品が使用さ
れ、従ってそのツマミの可動範囲も極めて狭いものとな
っている。そのため目視によるツマミ位置の確認が困難
で、スライドスイッチが誤設定されたプリント基板３１
がそのまま電装品箱内に取り付けられてしまうという問
題が生じていた。特に、誤設定された上記スライドスイ
ッチが、リモコンからの操作信号を受信したとき室内機
側から受信音を発するか否かを切り替える機能を有する
ものである場合に、その問題は大きいものとなってい
た。それは、例えば通常はリモコン操作に対応して受信
音が発生するはずであるのに、その期待に反して何の発
音もないため利用者が機器の故障であると誤認したり、
逆にリモコン操作に対しては何らの発音もないはずであ
るのに、予測に反する受信音の発生によって異常が通報
されているとの錯誤が利用者に生じたりすることがあ
り、これによって利用快適性が著しく阻害されるからで
ある。
【０００６】一方、上記スライドスイッチの設定状態を
電気的に判別する等の手法によれば、その設定の確実性
は向上するとも考えられる。しかしながらこのような手
法によれば、工数が増加してこれがコストアップの一因
になるという問題があった。
電気的に判別する等の手法によれば、その設定の確実性
は向上するとも考えられる。しかしながらこのような手
法によれば、工数が増加してこれがコストアップの一因
になるという問題があった。
【０００７】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、実装される切
替スイッチを容易かつ確実に所定の切替状態に設定して
おくことが可能な空気調和機用のプリント基板を提供す
ることにある。
めになされたものであって、その目的は、実装される切
替スイッチを容易かつ確実に所定の切替状態に設定して
おくことが可能な空気調和機用のプリント基板を提供す
ることにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】そこで請求項１の空気調
和機用のプリント基板は、操作子４の位置の変更に従っ
て切替状態が変更され、各切替状態ごとに操作子４の位
置が相違する切替スイッチ３を実装するように成された
空気調和機用のプリント基板において、上記切替スイッ
チ３が所定の切替状態となる操作子４の位置を示すマー
ク２を、その実装側に付して成り、上記基板１に、切替
スイッチ３の各切替状態を表す切替情報１５、１６、１
７、１８を、操作子４の各位置に対応付けて操作子４と
重合するように表示し、上記マーク２は、所定の切替状
態となる操作子４の位置に対応付けて表示されている切
替情報１５、１７を白抜き文字で表示し、他の切替情報
１６、１８をこれとは異なる表示態様で表示することに
よって付されていることを特徴としている。
和機用のプリント基板は、操作子４の位置の変更に従っ
て切替状態が変更され、各切替状態ごとに操作子４の位
置が相違する切替スイッチ３を実装するように成された
空気調和機用のプリント基板において、上記切替スイッ
チ３が所定の切替状態となる操作子４の位置を示すマー
ク２を、その実装側に付して成り、上記基板１に、切替
スイッチ３の各切替状態を表す切替情報１５、１６、１
７、１８を、操作子４の各位置に対応付けて操作子４と
重合するように表示し、上記マーク２は、所定の切替状
態となる操作子４の位置に対応付けて表示されている切
替情報１５、１７を白抜き文字で表示し、他の切替情報
１６、１８をこれとは異なる表示態様で表示することに
よって付されていることを特徴としている。
【０００９】上記請求項１の空気調和機用のプリント基
板では、操作子４の位置を示すマーク２を用いることに
より、実装段階で容易かつ確実に切替スイッチ３を適切
な切替状態とすることが可能となる。また、上記マーク
２を用いて実装段階で切替スイッチ３を所定の切替状態
に設定したときに、設定した切替状態がどのようなもの
であるかを容易に知ることができる。さらに、白抜き文
字とすることにより、マーク２として利用する切替情報
１５、１７の視認性を劣化させることなく実施すること
ができる。
板では、操作子４の位置を示すマーク２を用いることに
より、実装段階で容易かつ確実に切替スイッチ３を適切
な切替状態とすることが可能となる。また、上記マーク
２を用いて実装段階で切替スイッチ３を所定の切替状態
に設定したときに、設定した切替状態がどのようなもの
であるかを容易に知ることができる。さらに、白抜き文
字とすることにより、マーク２として利用する切替情報
１５、１７の視認性を劣化させることなく実施すること
ができる。
【００１０】また請求項２の空気調和機用のプリント基
板は、上記切替スイッチは、これを基板１上に実装した
とき、その実装面に沿って操作子４が動くスライドスイ
ッチ３であることを特徴とする請求項１の空気調和機用
のプリント基板。
板は、上記切替スイッチは、これを基板１上に実装した
とき、その実装面に沿って操作子４が動くスライドスイ
ッチ３であることを特徴とする請求項１の空気調和機用
のプリント基板。
【００１１】上記請求項２の空気調和機用のプリント基
板では、実装段階でさらに容易かつ確実に切替スイッチ
３を適切な切替状態とすることが可能となる。
板では、実装段階でさらに容易かつ確実に切替スイッチ
３を適切な切替状態とすることが可能となる。
【００１２】請求項３の空気調和機用のプリント基板
は、上記マーク２は、シルク印刷によって付されている
ことを特徴としている。
は、上記マーク２は、シルク印刷によって付されている
ことを特徴としている。
【００１３】上記請求項３の空気調和機用のプリント基
板では、その実施を容易とすることが可能となる。
板では、その実施を容易とすることが可能となる。
【００１４】請求項４の空気調和機用のプリント基板
は、上記切替スイッチ３は、リモコンからの信号を受信
したことを示す受信音を発生させるか否かの切り替えを
行う機能を有することとなるものであることを特徴とし
ている。
は、上記切替スイッチ３は、リモコンからの信号を受信
したことを示す受信音を発生させるか否かの切り替えを
行う機能を有することとなるものであることを特徴とし
ている。
【００１５】上記請求項４の空気調和機用のプリント基
板では、予想に反して受信音が発生したりしなかったり
することを回避し、これによって生じる利用者の誤認や
錯誤を防止して利用快適性を向上させることが可能とな
る。
板では、予想に反して受信音が発生したりしなかったり
することを回避し、これによって生じる利用者の誤認や
錯誤を防止して利用快適性を向上させることが可能とな
る。
【００１６】
【発明の実施の形態】次に、この発明の空気調和機用の
プリント基板の具体的な実施の形態について、図面を参
照しつつ詳細に説明する。
プリント基板の具体的な実施の形態について、図面を参
照しつつ詳細に説明する。
【００１７】図２は、上記プリント基板１が取り付けら
れた空気調和機の室内機について、その前面パネルを取
り外した状態を示す部分正面図である。上記室内機で
は、ケーシング１１内に室内熱交換器１２が配置される
と共に、この室内熱交換器１２の下方には吹出口１３が
形成され、そして室内熱交換器１２の向かって右側には
電装品箱１４が配置されている。またプリント基板１
は、この電装品箱１４内に収容されるのであるが、上記
前面パネルを取り外した状態では、プリント基板１に実
装されたスライドスイッチ（切替スイッチ）３のツマミ
（操作子）４が前面側に露出し、利用者あるいは据付作
業者等が前方からこれを操作できるようになっている。
そしてこのツマミ４をプリント基板１の実装面（同図に
おける右側面）に沿って上下にスライドさせることによ
り、上記スライドスイッチ３が接続されたマイクロコン
ピュータ（図示せず）の入力ポートに異なる入力値を与
え、この入力値に従ってリモコン（図示せず）からの操
作信号を受けたときの受信音が制御される。すなわち、
上記ツマミ４を最も下方に位置させるとリモコンから操
作信号を受けたとき通常音量の受信音が発せられ、また
上記ツマミ４を中間位置にすると発せられる受信音の音
量が大となり、そして最も上方に位置させるとリモコン
から操作信号を受けても何ら受信音を発しないようにな
るのである。この空気調和機では、工場出荷時の初期設
定としてツマミ４を最も下方に位置させ、リモコンから
操作信号を受けたときには通常音量の受信音が発せられ
るようになっている。
れた空気調和機の室内機について、その前面パネルを取
り外した状態を示す部分正面図である。上記室内機で
は、ケーシング１１内に室内熱交換器１２が配置される
と共に、この室内熱交換器１２の下方には吹出口１３が
形成され、そして室内熱交換器１２の向かって右側には
電装品箱１４が配置されている。またプリント基板１
は、この電装品箱１４内に収容されるのであるが、上記
前面パネルを取り外した状態では、プリント基板１に実
装されたスライドスイッチ（切替スイッチ）３のツマミ
（操作子）４が前面側に露出し、利用者あるいは据付作
業者等が前方からこれを操作できるようになっている。
そしてこのツマミ４をプリント基板１の実装面（同図に
おける右側面）に沿って上下にスライドさせることによ
り、上記スライドスイッチ３が接続されたマイクロコン
ピュータ（図示せず）の入力ポートに異なる入力値を与
え、この入力値に従ってリモコン（図示せず）からの操
作信号を受けたときの受信音が制御される。すなわち、
上記ツマミ４を最も下方に位置させるとリモコンから操
作信号を受けたとき通常音量の受信音が発せられ、また
上記ツマミ４を中間位置にすると発せられる受信音の音
量が大となり、そして最も上方に位置させるとリモコン
から操作信号を受けても何ら受信音を発しないようにな
るのである。この空気調和機では、工場出荷時の初期設
定としてツマミ４を最も下方に位置させ、リモコンから
操作信号を受けたときには通常音量の受信音が発せられ
るようになっている。
【００１８】図１は、いまだ部品が実装されていない状
態のプリント基板１について、その部品実装面を示す平
面図である。同図に示すように上記プリント基板１に
は、従来例と同様に実装すべき部品を外形形状で図示す
る種々のマークがシルク印刷で付されている。このうち
同図に示す５が、上記スライドスイッチ３を実装すべき
箇所であること示すスイッチマークである。そしてこの
スイッチマーク５に隣接して、設定マーク２が同様にシ
ルク印刷で付されている。またこの設定マーク２は、上
記スライドスイッチ３をスイッチマーク５に従ってプリ
ント基板１に実装し、さらにこのスライドスイッチ３を
工場出荷時の初期設定状態としたとき、そのツマミ４と
上下（紙面に対し垂直方向）に重合することとなるよう
にして設けられている。
態のプリント基板１について、その部品実装面を示す平
面図である。同図に示すように上記プリント基板１に
は、従来例と同様に実装すべき部品を外形形状で図示す
る種々のマークがシルク印刷で付されている。このうち
同図に示す５が、上記スライドスイッチ３を実装すべき
箇所であること示すスイッチマークである。そしてこの
スイッチマーク５に隣接して、設定マーク２が同様にシ
ルク印刷で付されている。またこの設定マーク２は、上
記スライドスイッチ３をスイッチマーク５に従ってプリ
ント基板１に実装し、さらにこのスライドスイッチ３を
工場出荷時の初期設定状態としたとき、そのツマミ４と
上下（紙面に対し垂直方向）に重合することとなるよう
にして設けられている。
【００１９】上記空気調和機では、基板組立工程におい
て予めプリント基板１にコンデンサ、抵抗等の各種部品
を実装して基板組立品を構成しておき、そして機器組立
工程において上記基板組立品を電装品箱１４内に収容す
るようになっている。従って上記スライドスイッチ３に
ついても、プリント基板１への各種部品の実装段階、す
なわち基板組立工程において初期設定を行っておくこと
が望ましい。このようにすると基板組立工程と機器組立
工程とを分離することができ、これによって組立効率を
向上させることができるからである。そして上記プリン
ト基板１では、スイッチマーク５に隣接して設定マーク
２を付し、この設定マーク２と重合するようツマミ４を
移動させることによってスライドスイッチ３を初期設定
状態にできるので、上記初期設定を基板組立工程におい
て容易かつ確実に行うことができる。また、もし仮に後
の機器組立工程で上記設定が変更されてしまったような
場合にも、設定マーク２とツマミ４とが重合していない
ことによってスライドスイッチ３の誤設定が認識できる
から、プリント基板１の組立についての知識に乏しい機
器組立工程の作業者によってもこれを容易に判断し、修
正することができる。さらに上記設定マーク２は他の部
品マーク（スイッチマーク５を含む）と同様にシルク印
刷で付されたものであり、その構成は極めて簡素であ
る。そしてこのような極めて簡素な構成であるにもかか
わらず、スライドスイッチ３を確実に初期設定状態にし
て空気調和機を出荷することができる。従ってリモコン
を操作したときには常に通常音量の受信音が室内機から
発生し、利用者の誤認や錯誤を回避して利用快適性を向
上させることができる。
て予めプリント基板１にコンデンサ、抵抗等の各種部品
を実装して基板組立品を構成しておき、そして機器組立
工程において上記基板組立品を電装品箱１４内に収容す
るようになっている。従って上記スライドスイッチ３に
ついても、プリント基板１への各種部品の実装段階、す
なわち基板組立工程において初期設定を行っておくこと
が望ましい。このようにすると基板組立工程と機器組立
工程とを分離することができ、これによって組立効率を
向上させることができるからである。そして上記プリン
ト基板１では、スイッチマーク５に隣接して設定マーク
２を付し、この設定マーク２と重合するようツマミ４を
移動させることによってスライドスイッチ３を初期設定
状態にできるので、上記初期設定を基板組立工程におい
て容易かつ確実に行うことができる。また、もし仮に後
の機器組立工程で上記設定が変更されてしまったような
場合にも、設定マーク２とツマミ４とが重合していない
ことによってスライドスイッチ３の誤設定が認識できる
から、プリント基板１の組立についての知識に乏しい機
器組立工程の作業者によってもこれを容易に判断し、修
正することができる。さらに上記設定マーク２は他の部
品マーク（スイッチマーク５を含む）と同様にシルク印
刷で付されたものであり、その構成は極めて簡素であ
る。そしてこのような極めて簡素な構成であるにもかか
わらず、スライドスイッチ３を確実に初期設定状態にし
て空気調和機を出荷することができる。従ってリモコン
を操作したときには常に通常音量の受信音が室内機から
発生し、利用者の誤認や錯誤を回避して利用快適性を向
上させることができる。
【００２０】図３は、プリント基板１のさらに詳細な実
施の形態を示す一部拡大平面図である。プリント基板１
には、スライドスイッチを実装する箇所にスイッチマー
ク５、５が表示されているが、さらに、他のスイッチと
区別するためのスイッチ番号６、７と、スイッチの機能
を示すスイッチ名称８、９と、スイッチの切替状態を示
す切替情報１５、１６、１７、１８とがシルク印刷で表
示されている。スイッチ名称８として「アドレス」が表
示されているスイッチマーク５に実装されるスイッチ
（以下、「アドレススイッチ」と呼ぶ）は、プリント基
板１が内蔵される室内機の番号付け（ナンバリング）を
行う際に操作するスイッチである。室内機に付与される
番号は「１」と「２」である。これらの番号は、２台の
リモートコントローラ（リモコン）で２台の室内機を制
御する際に、リモコンと室内機を対応づけるために使用
するものである。従って、アドレススイッチは２つの切
替状態を設定することができ、即ち、ツマミ４の設定位
置を２箇所持つことになる。図３において左側の設定位
置には、設定マークとしても利用される切替情報１５と
して「１」が白抜き文字で表示されている。白抜き文字
とは、表示すべき文字の周辺を印刷等を施すことによっ
て塗りつぶして印刷面であるプリント基板１表面の地色
で文字を表示したものをいう。また、右側の設定位置に
は、切替情報１６として「２」が通常文字で表示されて
いる。ここでの通常文字とは、表示すべき文字自体を印
刷等によって表示したものをいう。
施の形態を示す一部拡大平面図である。プリント基板１
には、スライドスイッチを実装する箇所にスイッチマー
ク５、５が表示されているが、さらに、他のスイッチと
区別するためのスイッチ番号６、７と、スイッチの機能
を示すスイッチ名称８、９と、スイッチの切替状態を示
す切替情報１５、１６、１７、１８とがシルク印刷で表
示されている。スイッチ名称８として「アドレス」が表
示されているスイッチマーク５に実装されるスイッチ
（以下、「アドレススイッチ」と呼ぶ）は、プリント基
板１が内蔵される室内機の番号付け（ナンバリング）を
行う際に操作するスイッチである。室内機に付与される
番号は「１」と「２」である。これらの番号は、２台の
リモートコントローラ（リモコン）で２台の室内機を制
御する際に、リモコンと室内機を対応づけるために使用
するものである。従って、アドレススイッチは２つの切
替状態を設定することができ、即ち、ツマミ４の設定位
置を２箇所持つことになる。図３において左側の設定位
置には、設定マークとしても利用される切替情報１５と
して「１」が白抜き文字で表示されている。白抜き文字
とは、表示すべき文字の周辺を印刷等を施すことによっ
て塗りつぶして印刷面であるプリント基板１表面の地色
で文字を表示したものをいう。また、右側の設定位置に
は、切替情報１６として「２」が通常文字で表示されて
いる。ここでの通常文字とは、表示すべき文字自体を印
刷等によって表示したものをいう。
【００２１】上記と同様に、スイッチ名称９として「高
天井」が表示されているスイッチマーク５に実装される
スイッチ（以下、「高天井スイッチ」と呼ぶ）は、プリ
ント基板１を内蔵する室内機の性能を変更する際に操作
するスイッチである。高天井スイッチは、「切」と
「入」の２つの切替状態を持つ。「切」は予め定める標
準風量を吹き出す状態であり、「入」は上記標準風量よ
りも多い風量を吹き出す状態である。従って、図３にお
いて左側の設定位置には、設定マークとして利用される
切替情報１７として「切」が白抜き文字で表示され、右
側の設定位置には切替情報１８として「入」が通常文字
で表示されている。尚、設定マークとして利用される切
替情報を表示する際には、切替情報１５のようにスイッ
チマーク５との間に隙間１９を設けてもよいし、切替情
報１７のようにスイッチマーク５に密接させてもよい。
天井」が表示されているスイッチマーク５に実装される
スイッチ（以下、「高天井スイッチ」と呼ぶ）は、プリ
ント基板１を内蔵する室内機の性能を変更する際に操作
するスイッチである。高天井スイッチは、「切」と
「入」の２つの切替状態を持つ。「切」は予め定める標
準風量を吹き出す状態であり、「入」は上記標準風量よ
りも多い風量を吹き出す状態である。従って、図３にお
いて左側の設定位置には、設定マークとして利用される
切替情報１７として「切」が白抜き文字で表示され、右
側の設定位置には切替情報１８として「入」が通常文字
で表示されている。尚、設定マークとして利用される切
替情報を表示する際には、切替情報１５のようにスイッ
チマーク５との間に隙間１９を設けてもよいし、切替情
報１７のようにスイッチマーク５に密接させてもよい。
【００２２】このように、プリント基板１に切替情報を
印刷する際に、設定マークとして利用する切替情報１
５、１７を、例えば色を変えたり、書体を変えたりする
などして表示態様を変更するだけで設定マークを付すこ
とができ、比較的容易に実施することができる。また、
切替情報を設定マークとして用いたことにより、切替ス
イッチを所定の切替状態に設定したときに、設定した切
替状態がどのようなものであるかを容易に知ることがで
きる。さらに、白抜き文字で切替情報を表示することに
よって、設定マークとして利用する切替情報の視認性を
劣化させることなく実施することができる。
印刷する際に、設定マークとして利用する切替情報１
５、１７を、例えば色を変えたり、書体を変えたりする
などして表示態様を変更するだけで設定マークを付すこ
とができ、比較的容易に実施することができる。また、
切替情報を設定マークとして用いたことにより、切替ス
イッチを所定の切替状態に設定したときに、設定した切
替状態がどのようなものであるかを容易に知ることがで
きる。さらに、白抜き文字で切替情報を表示することに
よって、設定マークとして利用する切替情報の視認性を
劣化させることなく実施することができる。
【００２３】以上にこの発明の具体的な実施の形態につ
いて説明したが、この発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施するこ
とができる。例えば上記ではスライドスイッチ３に対し
て設定マーク２を付したが、これはディジスイッチ等、
操作子の位置によって切替状態が変更され、各切替状態
ごとに操作子の位置が相違する切替スイッチであれば、
他の種類の切替スイッチに対しても上記設定マーク２を
付し、本発明の効果を同様に得ることができる。また上
記スライドスイッチ３のようにプリント基板１の実装面
に沿ってツマミ４が移動する切替スイッチでなくても、
設定マーク２の表示方法によって種々の切替スイッチに
ついて初期設定時の状態を指示することができる。さら
に上記ではリモコンの操作信号に対する受信音の切替ス
イッチを対象に設定マーク２を付したが、他の機能を有
する切替スイッチに対して設定マーク２を付してもよい
のは勿論であるし、シルク印刷以外の手法で付すことが
できるのも勿論である。
いて説明したが、この発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施するこ
とができる。例えば上記ではスライドスイッチ３に対し
て設定マーク２を付したが、これはディジスイッチ等、
操作子の位置によって切替状態が変更され、各切替状態
ごとに操作子の位置が相違する切替スイッチであれば、
他の種類の切替スイッチに対しても上記設定マーク２を
付し、本発明の効果を同様に得ることができる。また上
記スライドスイッチ３のようにプリント基板１の実装面
に沿ってツマミ４が移動する切替スイッチでなくても、
設定マーク２の表示方法によって種々の切替スイッチに
ついて初期設定時の状態を指示することができる。さら
に上記ではリモコンの操作信号に対する受信音の切替ス
イッチを対象に設定マーク２を付したが、他の機能を有
する切替スイッチに対して設定マーク２を付してもよい
のは勿論であるし、シルク印刷以外の手法で付すことが
できるのも勿論である。
【００２４】
【発明の効果】上記請求項１の空気調和機用のプリント
基板では、操作子の位置を示すマークを用いることによ
り、実装段階で容易かつ確実に切替スイッチを適切な切
替状態とすることが可能となる。また、比較的容易にマ
ークを基板に付することができ、さらに実装段階で設定
した切替スイッチの所定の切替状態がどのようなもので
あるかを容易に知ることができる。また、マークとして
利用する切替情報の視認性を劣化させることなく実施で
きるので、切替スイッチの操作子の位置を変更する際に
支障はない。
基板では、操作子の位置を示すマークを用いることによ
り、実装段階で容易かつ確実に切替スイッチを適切な切
替状態とすることが可能となる。また、比較的容易にマ
ークを基板に付することができ、さらに実装段階で設定
した切替スイッチの所定の切替状態がどのようなもので
あるかを容易に知ることができる。また、マークとして
利用する切替情報の視認性を劣化させることなく実施で
きるので、切替スイッチの操作子の位置を変更する際に
支障はない。
【００２５】また請求項２の空気調和機用のプリント基
板では、実装段階でさらに容易かつ確実に切替スイッチ
を適切な切替状態とすることが可能となる。
板では、実装段階でさらに容易かつ確実に切替スイッチ
を適切な切替状態とすることが可能となる。
【００２６】請求項３の空気調和機用のプリント基板で
は、その実施を容易とすることが可能となる。
は、その実施を容易とすることが可能となる。
【００２７】請求項４の空気調和機用のプリント基板で
は、予想に反して受信音が発生したりしなかったりする
ことを回避し、これによって生じる利用者の誤認や錯誤
を防止して利用快適性を向上させることが可能となる。
は、予想に反して受信音が発生したりしなかったりする
ことを回避し、これによって生じる利用者の誤認や錯誤
を防止して利用快適性を向上させることが可能となる。
【図１】この発明の空気調和機用のプリント基板を示す
平面図である。
平面図である。
【図２】上記プリント基板を用いて構成された空気調和
機の室内機を示す正面図である。
機の室内機を示す正面図である。
【図３】本発明の実施の形態であるプリント基板をさら
に詳細に示す一部拡大平面図である。
に詳細に示す一部拡大平面図である。
【図４】従来例の空気調和機用のプリント基板を示す平
面図である。
面図である。
１ プリント基板 ２ 設定マーク ３ スライドスイッチ（切替スイッチ） ４ ツマミ（操作子） １５ 切替情報 １６ 切替情報 １７ 切替情報 １８ 切替情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平３−125492（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−61595（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−113229（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H05K 1/02 F24F 1/00 401
Claims (4)
- 【請求項１】 操作子（４）の位置の変更に従って切替
状態が変更され、各切替状態ごとに操作子（４）の位置
が相違する切替スイッチ（３）を実装するように成され
た空気調和機用のプリント基板において、上記切替スイ
ッチ（３）が所定の切替状態となる操作子（４）の位置
を示すマーク（２）を、その実装側に付して成り、上記
基板（１）に、切替スイッチ（３）の各切替状態を表す
切替情報（１５）（１６）（１７）（１８）を、操作子
（４）の各位置に対応付けて操作子（４）と重合するよ
うに表示し、上記マーク（２）は、所定の切替状態とな
る操作子（４）の位置に対応付けて表示されている切替
情報（１５）（１７）を白抜き文字で表示し、他の切替
情報（１６）（１８）をこれとは異なる表示態様で表示
することによって付されていることを特徴とする空気調
和機用のプリント基板。 - 【請求項２】 上記切替スイッチは、これを基板（１）
上に実装したとき、その実装面に沿って操作子（４）が
動くスライドスイッチ（３）であることを特徴とする請
求項１の空気調和機用のプリント基板。 - 【請求項３】 上記マーク（２）は、シルク印刷によっ
て付されていることを特徴とする請求項１又は請求項２
の空気調和機用のプリント基板。 - 【請求項４】 上記切替スイッチ（３）は、リモコンか
らの信号を受信したことを示す受信音を発生させるか否
かの切り替えを行う機能を有することとなるものである
ことを特徴とする請求項１〜請求項３のいずれかの空気
調和機用のプリント基板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09040157A JP3085232B2 (ja) | 1996-10-18 | 1997-02-07 | 空気調和機用のプリント基板 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29712596 | 1996-10-18 | ||
| JP8-297125 | 1996-10-18 | ||
| JP09040157A JP3085232B2 (ja) | 1996-10-18 | 1997-02-07 | 空気調和機用のプリント基板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10178245A JPH10178245A (ja) | 1998-06-30 |
| JP3085232B2 true JP3085232B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=26379599
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09040157A Expired - Fee Related JP3085232B2 (ja) | 1996-10-18 | 1997-02-07 | 空気調和機用のプリント基板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3085232B2 (ja) |
-
1997
- 1997-02-07 JP JP09040157A patent/JP3085232B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10178245A (ja) | 1998-06-30 |
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