JP3887736B2 - ロータリースイッチ用ストッパ機構 - Google Patents

ロータリースイッチ用ストッパ機構 Download PDF

Info

Publication number
JP3887736B2
JP3887736B2 JP21029098A JP21029098A JP3887736B2 JP 3887736 B2 JP3887736 B2 JP 3887736B2 JP 21029098 A JP21029098 A JP 21029098A JP 21029098 A JP21029098 A JP 21029098A JP 3887736 B2 JP3887736 B2 JP 3887736B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
setting
rotary switch
knob
panel
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21029098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000029554A (ja
Inventor
初鹿三男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Saginomiya Seisakusho Inc
Original Assignee
Saginomiya Seisakusho Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Saginomiya Seisakusho Inc filed Critical Saginomiya Seisakusho Inc
Priority to JP21029098A priority Critical patent/JP3887736B2/ja
Publication of JP2000029554A publication Critical patent/JP2000029554A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3887736B2 publication Critical patent/JP3887736B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵庫、冷凍機、空調装置、風呂等の制御温度あるいは警報器の作動温度等を、ロータリースイッチを用いて設定するに際し、1つの設定装置により各種の機種の温度設定を行うための、ロータリースイッチ設定用ストッパ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
冷蔵庫、冷凍機、空調装置、風呂等、各種装置においては、その作動温度を設定し、実際の温度を検出することによって設定作動温度となるように冷凍装置や加熱装置の作動制御を行っている。その作動は一定温度を基準として作動、非作動の制御を行う場合があり、また、所定温度範囲で作動するように、冷凍装置や加熱装置の作動にヒステリシスを設け、一定温度で作動し、その温度とは異なる温度で非作動とするように制御を行う場合がある。
【0003】
さらに、冷凍装置や加熱装置の制御対象機器の作動制御のほか、所定の温度で警報器を作動させるように設定する場合もあり、その際には、警報器が作動する温度を設定すると共に、その温度になってから所定の時間遅延の後に警報器が実際に作動するように設定する場合がある。このように、警報器の作動制御の設定に際しては、第1に作動温度を、第2には作動遅延時間を設定することとなる。また、その警報に際しては、制御対象機器が、所定の高温側と低温側の温度の範囲内で作動するように制御を行う機器である際には、高温側の温度設定と作動遅延時間を、また、低温側の温度設定と作動遅延時間とを設定する必要がある。
【0004】
上記のような機器の作動制御用温度設定あるいは警報器作動設定、通常運転位置への戻し操作等、種々の設定、操作に際しては、従来より、ロータリースイッチを用い、温度等の設定を行う回路の基板に固定し、ロータリースイッチから回転軸を突設し、回転軸の端部につまみを設け、つまみを回転することにより回路基板に設けた任意のスイッチを選択ることができるようにし、つまみにより選択したスイッチに対応した設定温度値や設定時間値を、別の入力部材でデジタル的に入力し、以降同様にして、設定すべき項目をロータリースイッチの選択により行い、それぞれの値を入力部材によりデジタル的に入力している。また、上記設定を行った後には、そのつまみを所定の通常運転位置に回転させて戻す操作を行っている。
【0005】
ロータリースイッチを回転させ、上記のような設定を行う際には、設定すべき値等ロータリースイッチを回転させるべき位置が複数存在するが、その回転操作の簡素化のため、また、ロータリースイッチが360度以上回転してしまうことを防止するために、複数の設定位置のうちの一つに対応した位置にストッパを設けておき、ロータリースイッチのつまみを回してこのストッパに当たって止まった位置が設定位置に相当し、この位置で所定の設定操作を行う等、ストッパを用いることによりその設定作業を容易にすることが行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような設定操作を行うロータリースイッチにおいて、大型の部品を用いたスイッチの場合には、それ自体で任意の極数を設定できるストッパ機構を有していたので問題はなかったが、近年、回路部品の小型化により構成部品全体が小型化し、上記設定を行う部品自体にストッパ機構を設けることができなくなっている。したがって、ストッパを設けずに、上記設定を全て、ロータリースイッチのつまみを表示板に表示された位置に合わせ、合致したことを確認した後に設定値の入力を行わなければならず、操作が煩雑となり、設定ミスも生じやすかった。
【0007】
また、上記のように小型の部品を用いた場合でも、ストッパ機構を用いるには、ロータリースイッチから突設したつまみに対向してパネル側にストッパを突出させ、つまみに設けた係止部とそのストッパとを当接させることにより、つまみを所定位置に係止し、その位置で温度等を設定するようにすることも考えられる。しかしながら、パネルにストッパを設けると、上記のように種々の機器に応じて各種の設定を行わなければならないので、そのストッパの位置はそれぞれ異なることとなり、各機器に応じてパネル自体をその度に変えなければならず、各機器に対応したパネルを用意する必要があり、高価なものとなるとともにその選択に手数を要して不便である。
【0008】
したがって、本発明は、ロータリースイッチにより温度等の設定を行うに際して、小型のロータリースイッチにおいても、ストッパを用いてロータリースイッチが360度以上回転することを防止でき、また、容易に所定の位置での設定を行うことができ、且つ、設定項目の異なる各種の機器に対しても、ストッパを用いて設定することができるとともに、1種類のパネルにより各種の機器に対応することができるようにした、ロータリースイッチ用ストッパ機構を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、基板に固定され、数値を設定すべき制御項目を選択するためのロータリースイッチと、前記基板と離間して設けられたパネルと、前記ロータリースイッチの軸に固定され、その表面に指針が設けられると共に該表面が前記パネルから突出したつまみと、前記設定すべき制御項目に対応した数値を入力するための設定部とを備えた設定装置におけるロータリースイッチ用ストッパ機構であって、前記つまみの裏側には前記パネルの裏面に近接して回動自在にされると共にその外周に所定範囲にわたって突出する突出部が形成されたフランジを設け、前記パネルの裏面には、前記突出部の側面に当接するストッパを複数箇所設け、前記制御項目の異なる機種に対応して前記ストッパを切断可能としたロータリースイッチ用ストッパ機構を構成したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。図2乃至図7に示す実施例は、本発明のロータリースイッチを3種類の機種の設定に使用する場合の例を示している。なお、本発明は、このような実施例に限らず、たとえば2種類の機種の設定に使用する場合、あるいは4種類の機種の設定に使用する場合等、種々の態様で使用することができる。
【0011】
図1に示すように、本発明のロータリースイッチ1は、各種回路を設けた基板2上にハンダ付けされて固定され、内部にはロータリースイッチ構成部品が設けられ、近年の構成部品の小型化により、ロータリースイッチ自体も小さなものが用いられている。ロータリースイッチ1の表面側中心からは、内部の回転型接触子を回転させる回転軸3が突設しており、この回転軸3の先端には、つまみ4を圧入等により固定している。つまみの表面5には、図2に示すように目印としての指針6が付されている。つまみ4は樹脂製のパネル7の表面8から突出しており、かつ、つまみの裏側には円形のフランジ10が設けられ、フランジ10の外周には、図中実施例においては略90度の範囲にわたって突出する突出部11が設けられ、カム形状をなしている。
このフランジ10は、パネル7の裏面12に近接して回転するように配置されている。
【0012】
図2に示すように、パネル7には、液晶表示部13が設けられ、温度等の表示を行うようになっており、さらに作動状況、あるいは設定状況が外部からわかるように機器作動状況表示部としての表示ランプ14が設けられている。この表示ランプ14は、図2の実施例においては、「入」の1つの表示ランプを設けたものが示されている。また、パネル7には、温度等を設定するための信号入力用に上向きの三角形の形状をなす上設定押しボタン15と、下向きの三角形の形状をなす下設定押しボタン16とが上下に配置されて設けられている。
【0013】
樹脂製のパネル7の表面には、つまみ4、液晶表示部13、表示ランプ14、上下設定押しボタン15,16の各部分をくりぬき穴としているシール17を貼っている。このシールは、設定の異なる各機種毎に用意されており、図2の実施例に示す第1シール19においては、つまみ4の周囲部分に印刷した「設定」の部分に「切」「入」の文字、及びそれに対応した目印点が印刷されている。また、この半円状の「設定」印刷範囲の横の上部には「通常運転」の字が印刷されており、ここにも目印点を設けている。図2の実施例において、「通常運転」目印点20、「切」目印点21、「入」目印点22の3つの目印点が略等間隔で配置し印刷されている。この目印点は、つまみ4の指針6をこの位置に合わせたとき、つまみに連動して回転するロータリースイッチ1内のスイッチがONする位置と対応するように配置されている。
【0014】
シール17としては、本実施例においては、図2に示す上記第1シール19のほか、図4に示す第2シール23、図6に示す第3シール24の3種類を用意している。第2シール23においては、図4から明らかなように、図2の「設定」に対応する部分が、「設定1」と「設定2」に分けられ、図2の「切」「入」に対応する部分が図4においては「設定1」の「切」「入」となっている。また、「設定2」の「切」「入」に対応した目印点は、前記の各目印点と等間隔に配置されている。
【0015】
図6に示す第3シール24は、「設定」として「切」「入」を、「高温警報」として「温度」「遅延」を、「低温警報」として「温度」「遅延」を各々表示しており、前記「設定」としての「切」「入」と、「高温警報」としての「温度」「遅延」の位置は、図4に示す「設定1」の「切」「入」、「設定2」の「切」「入」の位置と同一であり、「低温警報」の「温度」と「遅延」の各目印点は、前記各表示の目印点と等間隔となっている。
【0016】
樹脂製のパネル7の裏面には、上記つまみの裏側に設けたフランジ10の外周23に対応してストッパ25が突出している。図3に示すように、あらかじめ4個の第1ストッパ26、第2ストッパ27,第3ストッパ28,第4ストッパ29が、樹脂製のパネル7の成型時に同時に形成されている。各ストッパ26,27,28,29は、フランジ10の外周に接触しない程度に近接しており、それにより、つまみ4を回転したとき、フランジ10の外周には接触することがなく、しかし、フランジ10に設けた突出部11の第1側面30,及び第2側面31には当接し、つまみの回転を止めるストッパの機能を行うようになっている。各ストッパの配置は後述する各設定機能を行う位置に配置されている。また、つまみ4の表面に設けた指針6は、フランジ10の突出部11の第1側面30の位置と一致している。
【0017】
上記のように構成されたロータリースイッチ1において、その各種設定を行う際の操作を説明する。最初、制御を行う機器が、所定の温度で作動、即ち「入」となり、その温度とは異なる温度で作動を停止、即ち「切」とする第1の機器の場合には、樹脂製のパネル7には図2に示す第1シール19を貼っておく。
【0018】
その設定に際しては、つまみ4を図2及び図3(イ)に示す位置から、図中時計方向に回転し、つまみ4のフランジ10に設けた突出部11の第1側面30が第1ストッパ26に当接するまでつまみ4を回転する。この位置では、つまみ4の指針6はシールに印刷された「設定」の「入」の目印点22を向いている。ここで操作者は、上設定押しボタン15と下設定押しボタン16とを押し、液晶表示部13に表示される温度を所定の値とする。この操作の終了後、つまみ4を反時計方向に回転し、つまみ4の指針6を「切」の目印点23と合わせる。ここで操作者は、上設定押しボタン15と下設定押しボタン16とを押し、液晶表示部13に表示される温度を所定の値とする。その後、つまみ4を更に反時計方向に回転し、フランジ10に設けた突出部11の第2側面31が第4ストッパ29に当接するまで回転する。この時つまみ4の指針6は「通常運転」の目印点と一致し、図2及び図3(イ)に示される位置となる。以上で、一連の設定を終了する。このように設定した後に、機器の作動状況はパネルに設けた「入」のランプ14の点灯、非点灯状態で確認することができる。
【0019】
次に、制御を行う機器が、低温側の第1の設定範囲で作動するものと、高温側の第2の設定範囲で作動するものとを備えている機器である場合、あるいは、所定の温度範囲で作動するとともに、その温度より高温の所定の温度で警報器を作動させるようにした第2の機器である場合等、ロータリースイッチ1で2つの領域の作動温度を設定する場合には、樹脂製のパネル7には図4に示す第2シール23を貼っておく。
【0020】
その設定に際し、最初にペンチあるいはカッターで第1ストッパ26を切除する。その後は、前記図2及び図3に示したものと同様の操作により、つまみ4を図4及び図5(イ)に示す位置から、図中時計方向に回転し、つまみ4のフランジ10に設けた突出部11の第1側面30が第1ストッパ26が存在していた位置までつまみ4を回転する。この位置では、つまみ4の指針6はシールに印刷された「設定1」の「入」の目印点32を向いている。この状態で操作者は、上設定押しボタン15と下設定押しボタン16とを押し、液晶表示部13に表示される温度を所定の値とする。この操作の終了後、つまみ4を反時計方向に回転し、つまみ4の指針6を「設定1」の「切」の目印点33と合わせる。この状態で操作者は、上設定押しボタン15と下設定押しボタン16とを押し、液晶表示部13に表示される温度を所定の値とする。
【0021】
次いで、上記「設定1」の操作と同様に、図中時計方向に回転し、つまみ4のフランジ10に設けた突出部11の第1側面30が第2ストッパ27に当接するまでつまみ4を回転する。この位置では、つまみ4の指針6はシールに印刷された「設定2」の「入」の目印点34を向いている。ここで操作者は、上設定押しボタン15と下設定押しボタン16とを押し、液晶表示部13に表示される温度を所定の値とする。この操作の終了後、つまみ4を反時計方向に回転し、つまみ4の指針6を「設定2」の「切」の目印点35と合わせる。ここで操作者は、上設定押しボタン15と下設定押しボタン16とを押し、液晶表示部13に表示される温度を所定の値とする。その後、つまみ4を更に反時計方向に回転し、フランジ10に設けた突出部11の第2側面31が第4ストッパ29に当接するまで回転する。この時つまみ4の指針6は「通常運転」の目印点20と一致する。以上で、一連の設定は終了する。このように設定した後に、機器の作動状況はパネルに設けた「入1」のランプ36と、「入2」のランプ37の点灯、非点灯状態で第1の設定温度範囲で機器が作動しているか否か、また、第2の設定温度範囲で機器が作動しているか否かを確認することができる。
【0022】
この第2の機器として、所定の温度範囲で作動するとともに、その温度より高温の所定の温度で警報器を作動させるようにした第2の機器である場合には、シールには上記「設定2」の代わりに「警報」とし、「入」「切」の代わりに「温度」「遅延」等の表示を行う。なお、「警報」における「温度」「遅延」の機能等については以下に述べる第3の機種の設定と同様である。
【0023】
次に、制御を行う機器が、所定の温度範囲で作動するとともに、その温度より高温の第1の所定の温度に達し、しかも所定の時間経過したとき、即ち所定の遅延時間経過した後に、第1の所定温度に達したことを警報する警報器を作動させるようにし、かつ、上記第1の所定の温度より高温の第2の所定の温度に達し、しかも所定の遅延時間経過した後に第2の所定温度に達したことを警報する警報器を作動させるようにした第3の機器である場合では、樹脂製のパネル7には図6に示す第3シール24を貼っておく。
【0024】
その設定に際して最初にペンチあるいはカッターで第1ストッパ26,第2ストッパ27を切除する。その後は、前記と同様の操作により、つまみ4を図6R>6及び図7(イ)に示す位置から、図中時計方向に回転し、つまみ4のフランジ10に設けた突出部11の第1側面30が第1ストッパ26が存在していた位置までつまみ4を回転する。この位置では、つまみ4の指針6はシールに印刷された「設定」の「入」の目印点41を向いている。ここで操作者は、上設定押しボタン15と下設定押しボタン16とを押し、液晶表示部13に表示される温度を所定の値とする。この操作の終了後、つまみ4を反時計方向に回転し、つまみ4の指針6を「設定」の「切」の目印点42と合わせる。ここで操作者は、上設定押しボタン15と下設定押しボタン16とを押し、液晶表示部13に表示される温度を所定の温度とする。
【0025】
次いで、上記「設定」の操作と同様に、図中時計方向に回転し、つまみ4のフランジ10に設けた突出部11の第1側面30が第2ストッパ27が存在していた位置までつまみ4を回転する。この位置では、つまみ4の指針6はシールに印刷された「高温警報」の「遅延」の目印点43を向いている。ここで操作者は、上設定押しボタン15と下設定押しボタン16とを押し、液晶表示部13に表示される数字を所定の値とし、これを時間の値と見なして、警報器が第2の所定温度に達してから警報器が作動するまでの遅延時間を設定する。この操作の終了後、つまみ4を反時計方向に回転し、つまみ4の指針6を「高温警報」の「温度」の目印点44と合わせる。この状態で操作者は、上設定押しボタン15と下設定押しボタン16とを押し、液晶表示部13に表示される温度を上記第2の所定温度とする。
【0026】
次いで、上記「高温警報」の操作と同様に、図中時計方向に回転し、つまみ4のフランジ10に設けた突出部11の第1側面30が第3ストッパ28に当接するまでつまみ4を回転する。この位置では、つまみ4の指針6はシールに印刷された「低温警報」の「遅延」の目印点45を向いている。ここで操作者は、上設定押しボタン15と下設定押しボタン16とを押し、液晶表示部13に表示される数字を所定の値とし、これを時間の値と見なして、警報器が第1の所定温度に達してから警報器が作動するまでの遅延時間を設定する。この操作の終了後、つまみ4を反時計方向に回転し、つまみ4の指針6を「低温警報」の「温度」の目印点46と合わせる。ここで操作者は、上設定押しボタン15と下設定押しボタン16とを押し、液晶表示部13に表示される温度を上記第1の所定温度とする。つまみ4を更に反時計方向に回転し、フランジ10に設けた突出部11の第2側面31が第4ストッパ29に当接するまで回転する。この時つまみ4の指針6は「通常運転」の目印点20と一致する。以上で、一連の設定は終了する。このように設定した後に、機器の作動状況はパネルに設けた「入」のランプ47、「警報入」のランプ48の点灯、非点灯状態で設定温度範囲で機器が作動しているか否か、また、警報器が作動しているか否かを確認することができる。
【0027】
上記実施例では、ストッパを4個設け、第1の機種から第3の機種までの3種類の機種に対して設定を行うようにした例を示したが、ストッパは任意の複数の個数を選択することができ、そのストッパに対応した任意の種類の設定を行うようにすることができる。したがって、上記実施例において、図2及び図3の第1の機種と図4及び図5の第2の機種のみに対応するように、上記実施例における第3のストッパを省き、3個のストッパのみを用いるようにしてもよく、またストッパを5個設け、4種類の機種に対応するようにする等、種々の対応が可能である。
【0028】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成したので、ロータリースイッチにより温度等の設定を行うに際して、小型のロータリースイッチにおいても、ストッパを用いることができる構成となり、それによりロータリースイッチが360度以上回転することを防止でき、また、ロータリースイッチの所定の位置での設定を容易に、かつ確実に行うことができる。しかも、設定項目の異なる各種の機器に対しても、ストッパを用いて設定することができるとともに、1種類のパネルにより各種の機器に対応することができ、安価のものとすることができる。
【0029】
また、パネルを合成樹脂製とし、ストッパを一体的に形成したものにおいては、ストッパの形成が容易であり、且つ設定時にストッパを切除することも容易となる。
【0030】
また、パネルには機種に対応した設定用シールを貼付したものにおいては、このシールを機種に対応して印刷しておき、これを用意しておくのみで、機種の変更時にパネル等を変えることなく、容易に且つ安価に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の要部断面図である。
【図2】本発明を第1の機種に適用した際の正面図である。
【図3】同第1の機種における、つまみのフランジとストッパの作動図であり、(イ)は設定開始前の状態を示し、(ロ)は設定時の状態を示す。
【図4】本発明を第2の機種に適用した際の正面図である。
【図5】同第2の機種における、つまみのフランジとストッパの作動図であり、(イ)は設定開始前の状態を示し、(ロ)は設定時の状態を示す。
【図6】本発明を第3の機種に適用した際の正面図である。
【図7】同第3の機種における、つまみのフランジとストッパの作動図であり、(イ)は設定開始前の状態を示し、(ロ)は設定時の状態を示す。
【符号の説明】
ロータリースイッチ
基板
3 回転軸
4 つまみ
5 表面
6 指針
7 パネル
8 表面
10 フランジ
11 突出部
12 裏面
13 液晶表示部
14 表示ランプ
15 上設定押しボタン
16 下設定押しボタン
17 シール
19 第1シール
20「通常運転」目印点
21「切」目印点
22「入」目印点
23 第2シール
24 第3シール
25 ストッパ
26 第1ストッパ
27 第2ストッパ
28 第3ストッパ
29 第4ストッパ
30 第1側面
31 第2側面

Claims (7)

  1. 基板に固定され、数値を設定すべき制御項目を選択するためのロータリースイッチと、前記基板と離間して設けられたパネルと、前記ロータリースイッチの軸に固定され、その表面に指針が設けられると共に該表面が前記パネルから突出したつまみと、前記設定すべき制御項目に対応した数値を入力するための設定部とを備えた設定装置におけるロータリースイッチ用ストッパ機構であって、前記つまみの裏側には前記パネルの裏面に近接して回動自在にされると共にその外周に所定範囲にわたって突出する突出部が形成されたフランジを設け、前記パネルの裏面には、前記突出部の側面に当接するストッパを複数箇所設け、前記制御項目の異なる機種に対応して前記ストッパを切断可能としたことを特徴とするロータリースイッチ用ストッパ機構。
  2. 前記パネルは合成樹脂製であり、前記ストッパを一体的に形成したことを特徴とする請求項1記載のロータリースイッチ用ストッパ機構。
  3. 前記パネルの表面には前記制御項目の異なる機種に対応した設定用シールを貼付してなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のロータリースイッチ用ストッパ機構。
  4. 前記パネルには設定用押しボタンと設定表示部とが設けられてなることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載のロータリースイッチ用ストッパ機構。
  5. 前記設定は温度設定であり、の温度設定を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載のロータリースイッチ用ストッパ機構。
  6. 前記設定は警報監視設定であり、第一の所定温度あるいは第二の所定温度に達してから警報器が作動するまでの遅延時間の設定を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載のロータリースイッチ用ストッパ機構。
  7. 前記パネルには機器作動状況表示部を設けてなることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載のロータリースイッチ用ストッパ機構。
JP21029098A 1998-07-10 1998-07-10 ロータリースイッチ用ストッパ機構 Expired - Fee Related JP3887736B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21029098A JP3887736B2 (ja) 1998-07-10 1998-07-10 ロータリースイッチ用ストッパ機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21029098A JP3887736B2 (ja) 1998-07-10 1998-07-10 ロータリースイッチ用ストッパ機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000029554A JP2000029554A (ja) 2000-01-28
JP3887736B2 true JP3887736B2 (ja) 2007-02-28

Family

ID=16586958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21029098A Expired - Fee Related JP3887736B2 (ja) 1998-07-10 1998-07-10 ロータリースイッチ用ストッパ機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3887736B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104740664B (zh) * 2013-12-25 2018-10-12 海尔集团公司 抗菌装置及冰箱
JP2015178934A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 三菱電機株式会社 感度調節装置の取付構造、換気扇、送風機及び空気調和機
CN109751831A (zh) * 2019-01-21 2019-05-14 长虹美菱股份有限公司 一种家用电冰箱错层显示装置及其控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000029554A (ja) 2000-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7159789B2 (en) Thermostat with mechanical user interface
US10191569B2 (en) Operating tool, input device, and electronic device
JP4995347B2 (ja) 温度範囲変更が容易なダイヤル設定型温度調節器
US20070158442A1 (en) Rotatable thermostat
US9830887B2 (en) HVAC controls and controllers including alphanumeric displays
JP3887736B2 (ja) ロータリースイッチ用ストッパ機構
US20050006210A1 (en) Switch device
JP2005248859A (ja) プッシュスタートシステム
JP2000048681A (ja) 回転形電子部品およびこれを用いた電子機器
JP2004359102A (ja) 車載電気機器制御装置
US7038148B2 (en) Operating device of electronic apparatus
US7688969B2 (en) Operation dial with rotary encoder
JP2006168567A (ja) 指針式表示装置
JP2003016878A (ja) スイッチ構造
JP2002367491A (ja) 多機能ノブ構造
KR970011867B1 (ko) 셔틀 스위치 장치
JP2541343Y2 (ja) 電子計器の操作装置
JP2001236858A (ja) 車載用ダイヤルスイッチ
JP4238098B2 (ja) 操作感覚付与型入力装置
JP2005029107A (ja) 車両用空調機における温度表示装置
JPS6330396Y2 (ja)
JP2002351360A (ja) 切り替え型状態表示・警報表示パネルを備えた監視・制御盤
JPH10178245A (ja) 空気調和機用のプリント基板
JP6662686B2 (ja) 回転式電子部品
JP4918265B2 (ja) 車両空調装置用ダイヤルスイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060307

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060711

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees