JPH10189957A - 半導体集積回路 - Google Patents
半導体集積回路Info
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- JPH10189957A JPH10189957A JP8347385A JP34738596A JPH10189957A JP H10189957 A JPH10189957 A JP H10189957A JP 8347385 A JP8347385 A JP 8347385A JP 34738596 A JP34738596 A JP 34738596A JP H10189957 A JPH10189957 A JP H10189957A
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Links
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D62/00—Semiconductor bodies, or regions thereof, of devices having potential barriers
- H10D62/10—Shapes, relative sizes or dispositions of the regions of the semiconductor bodies; Shapes of the semiconductor bodies
- H10D62/17—Semiconductor regions connected to electrodes not carrying current to be rectified, amplified or switched, e.g. channel regions
- H10D62/351—Substrate regions of field-effect devices
- H10D62/357—Substrate regions of field-effect devices of FETs
- H10D62/364—Substrate regions of field-effect devices of FETs of IGFETs
- H10D62/378—Contact regions to the substrate regions
Landscapes
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
- Thin Film Transistor (AREA)
- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
- Dram (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 低い電源電圧下でも高速動作と低消費電力を
両立する半導体集積回路を提供する。 【解決手段】 本発明の半導体集積回路は、基板部の電
位を制御する基板電位制御端子を備えるMOSトランジ
スタと、当該MOSトランジスタの入力信号の立ち上が
り及び立ち下がりタイミングに応じて、該MOSトラン
ジスタの基板電位制御端子の電位を、該MOSトランジ
スタのしきい値が低くなる方向に、所定の期間、パルス
状に変化させる制御回路とを備える。
両立する半導体集積回路を提供する。 【解決手段】 本発明の半導体集積回路は、基板部の電
位を制御する基板電位制御端子を備えるMOSトランジ
スタと、当該MOSトランジスタの入力信号の立ち上が
り及び立ち下がりタイミングに応じて、該MOSトラン
ジスタの基板電位制御端子の電位を、該MOSトランジ
スタのしきい値が低くなる方向に、所定の期間、パルス
状に変化させる制御回路とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、携帯電話や携帯情報端末などの携
帯機器市場が急速に立ち上がりつつある。携帯機器にお
いても半導体はキーパーツとして重要であり、特に携帯
機器の場合、バッテリー駆動で使用することから、低電
源電圧においても高速に動作すること、なおかつ低消費
電力であることが強く求められる。通常、電源電圧が低
くなるとトランジスタのしきい値電圧が相対的に高くな
るため、回路動作が急激に遅くなる。これを避けるため
トランジスタのしきい値電圧を下げると、トランジスタ
のオフ時のリーク電流が増加するため回路の消費電力が
増加する。相反する2つの要求を同時に満たすため、以
下の2つの回路手法が提案されている。第1の手法は、
1996年の国際固体素子回路会議(ISSCC'96)
ダイジェスト166〜167ページの「A 0.9V
150MHz 10mW 4mm22−D Discrete Cos
ine Transform Core Processor with Variabl
e−Threshold−Voltage Scheme」に示されている手
法である。本手法は、スタンバイ時には回路動作が不要
なためトランジスタのバックノード電位を深くして実効
的なしきい値電圧を上げることで、回路の消費電力を抑
える。また、アクティブ時にはトランジスタのバックノ
ード電位を浅くして実効的なしきい値電圧を下げ、回路
を高速に動作させる。ここで、バックノード電位とは、
バルクシリコン状に形成されたMOSトランジスタで
は、チャンネルの形成される基板部の電位を示し、SO
I構造のMOSトランジスタでは、チャンネル領域の下
部である、SOI層の基板部の電位を示す。以下に同じ
である。第2の手法は、文献Journal of Solid S
tate Circuit Vol.31No.4の586〜591
ページの「SOI−DRAM Circuit Technologies
for Low Power High Speed Multigiga S
cale Memories」に示されているDRAMのセンス動作
を加速する手法である。通常のDRAMに備えられるセ
ンスアンプでは、センスアンプトランジスタのバックノ
ード電位がセンス開始時に必ず実効的に負となりセンス
動作が遅くなるのに対し、本手法では、センスアンプト
ランジスタのバックノード電位をソースノードに対して
相対的に高く設定して、センス初期の動作を加速するこ
とができる。
帯機器市場が急速に立ち上がりつつある。携帯機器にお
いても半導体はキーパーツとして重要であり、特に携帯
機器の場合、バッテリー駆動で使用することから、低電
源電圧においても高速に動作すること、なおかつ低消費
電力であることが強く求められる。通常、電源電圧が低
くなるとトランジスタのしきい値電圧が相対的に高くな
るため、回路動作が急激に遅くなる。これを避けるため
トランジスタのしきい値電圧を下げると、トランジスタ
のオフ時のリーク電流が増加するため回路の消費電力が
増加する。相反する2つの要求を同時に満たすため、以
下の2つの回路手法が提案されている。第1の手法は、
1996年の国際固体素子回路会議(ISSCC'96)
ダイジェスト166〜167ページの「A 0.9V
150MHz 10mW 4mm22−D Discrete Cos
ine Transform Core Processor with Variabl
e−Threshold−Voltage Scheme」に示されている手
法である。本手法は、スタンバイ時には回路動作が不要
なためトランジスタのバックノード電位を深くして実効
的なしきい値電圧を上げることで、回路の消費電力を抑
える。また、アクティブ時にはトランジスタのバックノ
ード電位を浅くして実効的なしきい値電圧を下げ、回路
を高速に動作させる。ここで、バックノード電位とは、
バルクシリコン状に形成されたMOSトランジスタで
は、チャンネルの形成される基板部の電位を示し、SO
I構造のMOSトランジスタでは、チャンネル領域の下
部である、SOI層の基板部の電位を示す。以下に同じ
である。第2の手法は、文献Journal of Solid S
tate Circuit Vol.31No.4の586〜591
ページの「SOI−DRAM Circuit Technologies
for Low Power High Speed Multigiga S
cale Memories」に示されているDRAMのセンス動作
を加速する手法である。通常のDRAMに備えられるセ
ンスアンプでは、センスアンプトランジスタのバックノ
ード電位がセンス開始時に必ず実効的に負となりセンス
動作が遅くなるのに対し、本手法では、センスアンプト
ランジスタのバックノード電位をソースノードに対して
相対的に高く設定して、センス初期の動作を加速するこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記第1の手
法では、アクティブ時には常にバックノード電位を浅く
しているため、回路全体の消費電流が増加する問題があ
った。また上記の第2の手法では、センス初期の動作し
か加速できない。さらに、センス開始以前であってもバ
ックノード電位をソースノードに対して相対的に高く設
定しているため、センスアンプトランジスタが低しきい
値化してメモリセルから読み出した電荷がロスするとい
う問題があった。
法では、アクティブ時には常にバックノード電位を浅く
しているため、回路全体の消費電流が増加する問題があ
った。また上記の第2の手法では、センス初期の動作し
か加速できない。さらに、センス開始以前であってもバ
ックノード電位をソースノードに対して相対的に高く設
定しているため、センスアンプトランジスタが低しきい
値化してメモリセルから読み出した電荷がロスするとい
う問題があった。
【0004】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
ものであり、低い電源電圧下でも高速動作と低消費電力
を両立する半導体集積回路を提供することを目的として
いる。
ものであり、低い電源電圧下でも高速動作と低消費電力
を両立する半導体集積回路を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の半導体集
積回路では、基板部の電位を制御する基板電位制御端子
を備えるMOSトランジスタと、当該MOSトランジス
タのゲートへの入力信号の立ち上がり及び立ち下がりタ
イミングに応じて、該MOSトランジスタの基板電位制
御端子の電位を、該MOSトランジスタのしきい値が低
くなる方向に、所定の期間、パルス状に変化させる制御
回路とを備える。このように、MOSトランジスタの駆
動時に、基板電位制御端子に所定の信号を印加してしき
い値を低くすることで、回路動作が高速化する。また、
基板電位制御端子に印加する電位をパルス状に変化させ
ることで、回路全体の消費電流の増加を最小限に抑える
ことができる。
積回路では、基板部の電位を制御する基板電位制御端子
を備えるMOSトランジスタと、当該MOSトランジス
タのゲートへの入力信号の立ち上がり及び立ち下がりタ
イミングに応じて、該MOSトランジスタの基板電位制
御端子の電位を、該MOSトランジスタのしきい値が低
くなる方向に、所定の期間、パルス状に変化させる制御
回路とを備える。このように、MOSトランジスタの駆
動時に、基板電位制御端子に所定の信号を印加してしき
い値を低くすることで、回路動作が高速化する。また、
基板電位制御端子に印加する電位をパルス状に変化させ
ることで、回路全体の消費電流の増加を最小限に抑える
ことができる。
【0006】本発明の第2の半導体集積回路では、基板
部の電位を制御する基板電位制御端子を備えるMOSト
ランジスタと、当該MOSトランジスタを活性化する信
号がゲートに入力されている期間中、該MOSトランジ
スタの基板電位制御端子の電位を、該MOSトランジス
タのしきい値が低くなる方向にパルス状に変化させる制
御回路とを備える。このように、MOSトランジスタの
駆動時に、基板電位制御端子に所定の信号を印加してし
きい値を低くすることで、回路動作が高速化する。ま
た、基板電位制御端子に印加する電位をパルス状に変化
させることで、回路全体の消費電流の増加を最小限に抑
えることができる。
部の電位を制御する基板電位制御端子を備えるMOSト
ランジスタと、当該MOSトランジスタを活性化する信
号がゲートに入力されている期間中、該MOSトランジ
スタの基板電位制御端子の電位を、該MOSトランジス
タのしきい値が低くなる方向にパルス状に変化させる制
御回路とを備える。このように、MOSトランジスタの
駆動時に、基板電位制御端子に所定の信号を印加してし
きい値を低くすることで、回路動作が高速化する。ま
た、基板電位制御端子に印加する電位をパルス状に変化
させることで、回路全体の消費電流の増加を最小限に抑
えることができる。
【0007】本発明の第3の半導体集積回路では、基板
部の電位を制御する基板電位制御端子を備えるMOSト
ランジスタを、1つ以上用いてなる演算回路と、演算回
路を作動させる制御信号を生成する制御回路と、制御信
号による演算回路の作動開始タイミングを第1のタイミ
ングとし、当該活性化された演算回路内の信号の遷移す
る最も遅いタイミングを第2のタイミングとし、第1の
タイミング及び第2のタイミングに挟まれた期間、演算
回路で用いるMOSトランジスタの基板電位制御端子の
電位を、ゲートのしきい値が低くなる方向にパルス状に
変化させるバイアス制御回路とを備える。上記構成によ
り、演算回路において、演算が実行され、信号処理が行
われている間は、MOSトランジスタの基板電位制御端
子にパルス状の信号を印加してしきい値を低くすること
で、回路動作が高速化される。また、基板電位制御端子
に印加する電位をパルス状に変化させることで、回路全
体の消費電流の増加を最小限に抑えることができる。
部の電位を制御する基板電位制御端子を備えるMOSト
ランジスタを、1つ以上用いてなる演算回路と、演算回
路を作動させる制御信号を生成する制御回路と、制御信
号による演算回路の作動開始タイミングを第1のタイミ
ングとし、当該活性化された演算回路内の信号の遷移す
る最も遅いタイミングを第2のタイミングとし、第1の
タイミング及び第2のタイミングに挟まれた期間、演算
回路で用いるMOSトランジスタの基板電位制御端子の
電位を、ゲートのしきい値が低くなる方向にパルス状に
変化させるバイアス制御回路とを備える。上記構成によ
り、演算回路において、演算が実行され、信号処理が行
われている間は、MOSトランジスタの基板電位制御端
子にパルス状の信号を印加してしきい値を低くすること
で、回路動作が高速化される。また、基板電位制御端子
に印加する電位をパルス状に変化させることで、回路全
体の消費電流の増加を最小限に抑えることができる。
【0008】本発明の第4の半導体集積回路では、複数
の演算回路が、基板部の電位を制御する基板電位制御端
子を備えるMOSトランジスタを用いて構成される信号
伝搬経路を介して接続してなる演算部と、各演算回路の
信号伝搬経路が信号を伝搬する期間中、当該信号伝搬経
路が備えるMOSトランジスタのしきい値を低くする方
向に基板電位制御端子の電位をパルス状に変化させる制
御回路とを備える。
の演算回路が、基板部の電位を制御する基板電位制御端
子を備えるMOSトランジスタを用いて構成される信号
伝搬経路を介して接続してなる演算部と、各演算回路の
信号伝搬経路が信号を伝搬する期間中、当該信号伝搬経
路が備えるMOSトランジスタのしきい値を低くする方
向に基板電位制御端子の電位をパルス状に変化させる制
御回路とを備える。
【0009】本発明の第5の半導体集積回路では、基板
部の電位を制御する基板電位制御端子を備えるMOSト
ランジスタを、各々使用する複数の内部回路と、外部よ
り入力される信号に基づいて、複数の内部回路の各々へ
所定の制御信号を出力すると共に、当該内部回路の備え
るMOSトランジスタのしきい値を低くする方向に基板
電位制御端子の電位をパルス状に変化させる制御回路と
を備える。
部の電位を制御する基板電位制御端子を備えるMOSト
ランジスタを、各々使用する複数の内部回路と、外部よ
り入力される信号に基づいて、複数の内部回路の各々へ
所定の制御信号を出力すると共に、当該内部回路の備え
るMOSトランジスタのしきい値を低くする方向に基板
電位制御端子の電位をパルス状に変化させる制御回路と
を備える。
【0010】本発明の第6の半導体集積回路では、各々
基板部の電位を制御する基板電位制御端子を備えるMO
Sトランジスタであって、第1及び第2のNチャンネル
MOSトランジスタのソースが第1のドライブ線に共通
に接続し、第1及び第2のPチャンネルMOSトランジ
スタのソースが第2のドライブ線に共通に接続され、第
1のNチャンネルMOSトランジスタのドレイン及び第
1のPチャンネルMOSトランジスタのドレインと第2
のNチャンネルMOSトランジスタのゲート及び第2の
PチャンネルMOSトランジスタのゲートがビット線に
共通に接続し、第2のNチャンネルMOSトランジスタ
のドレイン及び第2のPチャンネルMOSトランジスタ
のドレインと第1のNチャンネルMOSトランジスタの
ゲート及び第1のPチャンネルMOSトランジスタのゲ
ートがビット線と対をなすビット線バーに共通に接続
し、第3のNチャンネルMOSトランジスタのドレイン
が第1のドライブ線に接続し、ソースがグランド線に接
続しゲートが第1のセンス駆動信号に接続し、第3のP
チャンネルMOSトランジスタのドレインが第2のドラ
イブ線に接続し、ソースが電源線に接続し、ゲートが第
2のセンス駆動信号に接続されてなるセンスアンプ回路
と、センスアンプ回路において、センス動作の開始に伴
い、第1及び第2のセンス駆動信号が第3のNチャンネ
ルMOSトランジスタ及び第3のPチャンネルMOSト
ランジスタを活性化した直後に、第1及び第2のNチャ
ンネルMOSトランジスタ、及び、第1及び第2のPチ
ャンネルMOSトランジスタの基板電位制御端子の電位
を、ゲートのしきい値が低くなる方向に、所定の期間だ
けパルス状に変化させると共に、上記センス動作の開始
より所定の時間が経過した後に、第3のNチャンネルM
OSトランジスタ及び第3のPチャンネルMOSトラン
ジスタの基板電位制御端子の電位を、しきい値が低くな
る方向に、所定の期間だけパルス状に変化させる制御回
路とを備えることを特徴とする。
基板部の電位を制御する基板電位制御端子を備えるMO
Sトランジスタであって、第1及び第2のNチャンネル
MOSトランジスタのソースが第1のドライブ線に共通
に接続し、第1及び第2のPチャンネルMOSトランジ
スタのソースが第2のドライブ線に共通に接続され、第
1のNチャンネルMOSトランジスタのドレイン及び第
1のPチャンネルMOSトランジスタのドレインと第2
のNチャンネルMOSトランジスタのゲート及び第2の
PチャンネルMOSトランジスタのゲートがビット線に
共通に接続し、第2のNチャンネルMOSトランジスタ
のドレイン及び第2のPチャンネルMOSトランジスタ
のドレインと第1のNチャンネルMOSトランジスタの
ゲート及び第1のPチャンネルMOSトランジスタのゲ
ートがビット線と対をなすビット線バーに共通に接続
し、第3のNチャンネルMOSトランジスタのドレイン
が第1のドライブ線に接続し、ソースがグランド線に接
続しゲートが第1のセンス駆動信号に接続し、第3のP
チャンネルMOSトランジスタのドレインが第2のドラ
イブ線に接続し、ソースが電源線に接続し、ゲートが第
2のセンス駆動信号に接続されてなるセンスアンプ回路
と、センスアンプ回路において、センス動作の開始に伴
い、第1及び第2のセンス駆動信号が第3のNチャンネ
ルMOSトランジスタ及び第3のPチャンネルMOSト
ランジスタを活性化した直後に、第1及び第2のNチャ
ンネルMOSトランジスタ、及び、第1及び第2のPチ
ャンネルMOSトランジスタの基板電位制御端子の電位
を、ゲートのしきい値が低くなる方向に、所定の期間だ
けパルス状に変化させると共に、上記センス動作の開始
より所定の時間が経過した後に、第3のNチャンネルM
OSトランジスタ及び第3のPチャンネルMOSトラン
ジスタの基板電位制御端子の電位を、しきい値が低くな
る方向に、所定の期間だけパルス状に変化させる制御回
路とを備えることを特徴とする。
【0011】本発明の第7の半導体集積回路では、上記
第6の半導体集積回路の構成において、制御回路は、上
記センス動作の開始直後に、第1及び第2のNチャンネ
ルMOSトランジスタの基板電位制御端子の電位を、第
1及び第2のNチャンネルMOSトランジスタのソース
電位より高く、該ソース電位に該トランジスタのP−チ
ャンネルとN+ソースドレイン間のPN接合拡散電位を
加えた電位よりも低い電位に、パルス状に変え、第1及
び第2のPチャンネルMOSトランジスタの基板電位制
御端子の電位を、第1及び第2のPチャンネルMOSト
ランジスタのソース電位より低く、該ソース電位から該
トランジスタのN−チャンネルとP+ソースドレイン間
のPN接合拡散電位を差し引いた電位よりも高い電位
に、パルス状に変え、センス動作開始より所定の時間が
経過した後に、第3のNチャンネルMOSトランジスタ
の基板電位制御端子の電位を、グランド電位よりも高
く、該グランド電位に該トランジスタのP−チャンネル
とN+ソースドレイン間のPN接合拡散電位を加えた電
位よりも低く、パルス状に変え、第3のPチャンネルM
OSトランジスタの基板電位制御端子の電位を、電源電
位より低く、該電源電位から該トランジスタのN−チャ
ンネルとP+ソースドレイン間のPN接合拡散電位を差
し引いた電位よりも高い電位に、パルス状に変えること
を特徴とする。
第6の半導体集積回路の構成において、制御回路は、上
記センス動作の開始直後に、第1及び第2のNチャンネ
ルMOSトランジスタの基板電位制御端子の電位を、第
1及び第2のNチャンネルMOSトランジスタのソース
電位より高く、該ソース電位に該トランジスタのP−チ
ャンネルとN+ソースドレイン間のPN接合拡散電位を
加えた電位よりも低い電位に、パルス状に変え、第1及
び第2のPチャンネルMOSトランジスタの基板電位制
御端子の電位を、第1及び第2のPチャンネルMOSト
ランジスタのソース電位より低く、該ソース電位から該
トランジスタのN−チャンネルとP+ソースドレイン間
のPN接合拡散電位を差し引いた電位よりも高い電位
に、パルス状に変え、センス動作開始より所定の時間が
経過した後に、第3のNチャンネルMOSトランジスタ
の基板電位制御端子の電位を、グランド電位よりも高
く、該グランド電位に該トランジスタのP−チャンネル
とN+ソースドレイン間のPN接合拡散電位を加えた電
位よりも低く、パルス状に変え、第3のPチャンネルM
OSトランジスタの基板電位制御端子の電位を、電源電
位より低く、該電源電位から該トランジスタのN−チャ
ンネルとP+ソースドレイン間のPN接合拡散電位を差
し引いた電位よりも高い電位に、パルス状に変えること
を特徴とする。
【0012】本発明の第8の半導体集積回路では、上記
第6の半導体集積回路の構成において、更に、各MOS
トランジスタに備える基板電位制御端子の電位がグラン
ド電位にPN接合拡散電位を加えた電位を越えないよう
にクランプするPN接合ダイオードからなるクランプ回
路を備え、上記クランプ回路には、クランプ電流が直接
流入するグランド線を、第1及び第2のNチャンネルM
OSトランジスタのソースノードが第3のNチャンネル
MOSトランジスタを介して接続するグランド線とは別
に設けることを特徴とする。
第6の半導体集積回路の構成において、更に、各MOS
トランジスタに備える基板電位制御端子の電位がグラン
ド電位にPN接合拡散電位を加えた電位を越えないよう
にクランプするPN接合ダイオードからなるクランプ回
路を備え、上記クランプ回路には、クランプ電流が直接
流入するグランド線を、第1及び第2のNチャンネルM
OSトランジスタのソースノードが第3のNチャンネル
MOSトランジスタを介して接続するグランド線とは別
に設けることを特徴とする。
【0013】本発明の第9の半導体集積回路では、上記
第1乃至第8の半導体集積回路の内の何れか1つにおい
て、各MOSトランジスタは、絶縁体層と前記絶縁体層
の上面に形成した単結晶シリコン膜から成るSOI基板
上に形成され、SOI層の基板部の電位を制御すること
を特徴とする。
第1乃至第8の半導体集積回路の内の何れか1つにおい
て、各MOSトランジスタは、絶縁体層と前記絶縁体層
の上面に形成した単結晶シリコン膜から成るSOI基板
上に形成され、SOI層の基板部の電位を制御すること
を特徴とする。
【0014】本発明の第10の半導体集積回路では、上
記第1乃至第8の半導体集積回路の内の何れか1つにお
いて、更に、各MOSトランジスタは、絶縁体層と、絶
縁体層の上面に配置された単結晶シリコン層とを含むS
OI基板上に、両者間にチャンネル領域を挟むように配
置されたソース領域及びドレイン領域と、上記チャンネ
ル領域上方に配置されたトランジスタ用ゲート電極と、
上記チャンネル領域と同一の不純物を含み、かつ上記チ
ャンネル領域に接続された不純物拡散領域と、当該不純
物拡散領域に接続される基板電位制御端子とを備え、該
不純物拡散領域の電位がソース領域の電位と等しい場合
に、上記チャンネル領域下の空乏層の下端が上記絶縁体
層上端近傍に届くように上記単結晶シリコン層の膜厚及
び上記チャンネル領域の不純物濃度が設定されているこ
とを特徴とする。この場合、上記不純物拡散領域の電位
をソース領域の電位に対して順方向にバイアスすること
により上記空乏層の幅が短くなり空乏層と埋め込み酸化
膜の間に中性領域が現れ、上記不純物拡散領域の電位を
ソース領域の電位に対して逆方向にバイアスすることに
より上記空乏層の幅が長くなり空乏層下端が埋め込み酸
化膜上端に到達し、上記中性領域が無くなる。
記第1乃至第8の半導体集積回路の内の何れか1つにお
いて、更に、各MOSトランジスタは、絶縁体層と、絶
縁体層の上面に配置された単結晶シリコン層とを含むS
OI基板上に、両者間にチャンネル領域を挟むように配
置されたソース領域及びドレイン領域と、上記チャンネ
ル領域上方に配置されたトランジスタ用ゲート電極と、
上記チャンネル領域と同一の不純物を含み、かつ上記チ
ャンネル領域に接続された不純物拡散領域と、当該不純
物拡散領域に接続される基板電位制御端子とを備え、該
不純物拡散領域の電位がソース領域の電位と等しい場合
に、上記チャンネル領域下の空乏層の下端が上記絶縁体
層上端近傍に届くように上記単結晶シリコン層の膜厚及
び上記チャンネル領域の不純物濃度が設定されているこ
とを特徴とする。この場合、上記不純物拡散領域の電位
をソース領域の電位に対して順方向にバイアスすること
により上記空乏層の幅が短くなり空乏層と埋め込み酸化
膜の間に中性領域が現れ、上記不純物拡散領域の電位を
ソース領域の電位に対して逆方向にバイアスすることに
より上記空乏層の幅が長くなり空乏層下端が埋め込み酸
化膜上端に到達し、上記中性領域が無くなる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の半導体集積回路は、MO
Sトランジスタを駆動する期間のみ、バックノード電位
を、そのしきい値が低くなる方向(以下、これを順方向
という)に変化させることを特徴とする。ここで、バッ
クノード電位とは、バルクシリコン上に形成されたMO
Sトランジスタではトランジスタの基板部の電位を示
し、SOI構造のMOSトランジスタではトランジスタ
のSOI層の基板部の電位を示す。図1は、バルクシリ
コン上に形成したNチャンネルMOSトランジスタの構
成を示す図である。当該NチャンネルMOSトランジス
タは、P型シリコン基板1上に周知の技術で形成された
ソース電極2、ドレイン電極3、ゲート電極4、ゲート
酸化膜5、及びP−ウェル6より構成される。当該MO
Sトランジスタを活性化する際、即ち、ゲート電極4
に"High"の信号を印加する際、P−ウェル6のバイアス
の電位VBの値を、しきい値を下げる方向、即ち、ソー
ス電極2又はドレイン電極3の電位に対して順方向に変
化させて、その駆動速度を加速し、回路の高速動作を実
現する。この時、バイアス電位VBを、必要な期間だけ
パルス状に変化させることで、回路の消費電力の増加を
最小限に抑える。また、N−ウェル7により複数のNチ
ャンネルMOSトランジスタのP−ウェル6を分離する
ことができるため、必要なトランジスタのみバイアス電
位VBを変化させることができる。なお、SOI構造の
MOSトランジスタについては、後に図29〜図33を
用いて説明する。以下、添付の図面を用いて本発明の半
導体集積回路の実施の形態1〜8について順に説明す
る。
Sトランジスタを駆動する期間のみ、バックノード電位
を、そのしきい値が低くなる方向(以下、これを順方向
という)に変化させることを特徴とする。ここで、バッ
クノード電位とは、バルクシリコン上に形成されたMO
Sトランジスタではトランジスタの基板部の電位を示
し、SOI構造のMOSトランジスタではトランジスタ
のSOI層の基板部の電位を示す。図1は、バルクシリ
コン上に形成したNチャンネルMOSトランジスタの構
成を示す図である。当該NチャンネルMOSトランジス
タは、P型シリコン基板1上に周知の技術で形成された
ソース電極2、ドレイン電極3、ゲート電極4、ゲート
酸化膜5、及びP−ウェル6より構成される。当該MO
Sトランジスタを活性化する際、即ち、ゲート電極4
に"High"の信号を印加する際、P−ウェル6のバイアス
の電位VBの値を、しきい値を下げる方向、即ち、ソー
ス電極2又はドレイン電極3の電位に対して順方向に変
化させて、その駆動速度を加速し、回路の高速動作を実
現する。この時、バイアス電位VBを、必要な期間だけ
パルス状に変化させることで、回路の消費電力の増加を
最小限に抑える。また、N−ウェル7により複数のNチ
ャンネルMOSトランジスタのP−ウェル6を分離する
ことができるため、必要なトランジスタのみバイアス電
位VBを変化させることができる。なお、SOI構造の
MOSトランジスタについては、後に図29〜図33を
用いて説明する。以下、添付の図面を用いて本発明の半
導体集積回路の実施の形態1〜8について順に説明す
る。
【0016】(1)実施の形態1 図2は、本発明の半導体集積回路の実施の形態1であ
る、PチャンネルMOSトランジスタ101、Nチャン
ネルMOSトランジスタ102、及び、バイアス制御回
路103、104より構成されるCMOSインバータ回
路100を示す図である。また、図3は、図2に示すC
MOSインバータ回路100の各制御信号の波形を示す
タイムチャートである。バイアス制御回路103は、入
力信号INが"Low"に変化し始めてから、出力信号OU
Tが"High"に変化するまでの期間、PチャンネルMOS
トランジスタ101のバックノード電位BPをパルス状
に下げる。これにより、PチャンネルMOSトランジス
タ101の駆動能力(スイッチング特性)が向上して、
回路動作が速くなる。また、バイアス制御回路104
は、入力信号INが"High"に変化し始めてから、出力信
号OUTが"Low"に変化するまでの期間、Nチャンネル
MOSトランジスタ102のバックノード電位BNをパ
ルス状に上げる。これにより、NチャンネルMOSトラ
ンジスタ102の駆動能力(スイッチング特性)が向上
して、回路動作が速くなる。なお、バックノード電位を
順方向に上げ続けて駆動能力を上げたままにするとリー
ク電流が増え、消費電力が増大するが、駆動能力を上げ
る期間を最小限に抑えることにより消費電力の増加を最
小に抑えることができる。なお、PチャンネルMOSト
ランジスタ101のバックノード電位BPは、電源電位
よりも低く、該電源電位から該PチャンネルMOSトラ
ンジスタ101のN−チャンネルとP+ソースソレイン
間のPN接合拡散電位を差し引いた電位よりも高い電位
に、パルス状に下げることが好ましい。また、Nチャン
ネルMOSトランジスタ102のバックノード電位BN
は、グランド電位よりも高く、該グランド電位にNチャ
ンネルMOSトランジスタ102のP−チャンネルとN
+ソースドレイン間のPN接合拡散電位を加えた電位よ
りも低い電位に、パルス状に上げることが好ましい。
る、PチャンネルMOSトランジスタ101、Nチャン
ネルMOSトランジスタ102、及び、バイアス制御回
路103、104より構成されるCMOSインバータ回
路100を示す図である。また、図3は、図2に示すC
MOSインバータ回路100の各制御信号の波形を示す
タイムチャートである。バイアス制御回路103は、入
力信号INが"Low"に変化し始めてから、出力信号OU
Tが"High"に変化するまでの期間、PチャンネルMOS
トランジスタ101のバックノード電位BPをパルス状
に下げる。これにより、PチャンネルMOSトランジス
タ101の駆動能力(スイッチング特性)が向上して、
回路動作が速くなる。また、バイアス制御回路104
は、入力信号INが"High"に変化し始めてから、出力信
号OUTが"Low"に変化するまでの期間、Nチャンネル
MOSトランジスタ102のバックノード電位BNをパ
ルス状に上げる。これにより、NチャンネルMOSトラ
ンジスタ102の駆動能力(スイッチング特性)が向上
して、回路動作が速くなる。なお、バックノード電位を
順方向に上げ続けて駆動能力を上げたままにするとリー
ク電流が増え、消費電力が増大するが、駆動能力を上げ
る期間を最小限に抑えることにより消費電力の増加を最
小に抑えることができる。なお、PチャンネルMOSト
ランジスタ101のバックノード電位BPは、電源電位
よりも低く、該電源電位から該PチャンネルMOSトラ
ンジスタ101のN−チャンネルとP+ソースソレイン
間のPN接合拡散電位を差し引いた電位よりも高い電位
に、パルス状に下げることが好ましい。また、Nチャン
ネルMOSトランジスタ102のバックノード電位BN
は、グランド電位よりも高く、該グランド電位にNチャ
ンネルMOSトランジスタ102のP−チャンネルとN
+ソースドレイン間のPN接合拡散電位を加えた電位よ
りも低い電位に、パルス状に上げることが好ましい。
【0017】図4は、バイアス制御回路103の回路図
である。NORゲート112には、入力信号IN、及
び、遅延回路110により所定時間だけ遅延された後
に、インバータ111により反転された入力信号INが
入力される。NORゲート112は、入力信号INが立
ち下がった場合に、所定時間だけ"High"のタイミング信
号Tを出力する。NORゲート112により出力される
タイミング信号Tは、PチャンネルMOSトランジスタ
113のゲート電極に印加されると共に、インバータ1
14により反転されてPチャンネルMOSトランジスタ
115のゲート電極に印加される。タイミング信号T
が"Low"の時、PチャンネルMOSトランジスタ115
のスイッチがオンして1/2VCC発生回路116から出
力される1/2VCCが信号BPとして出力される。ま
た、タイミング信号Tが"High"の時、PチャンネルMO
Sトランジスタ113のスイッチがオンして電源電位で
あるVCCが信号BPとして出力される。図5は、バイア
ス発生回路104の回路図である。ANDゲート120
には、入力信号IN、及び、遅延回路121により所定
時間だけ遅延された後に、インバータ126により反転
された入力信号INが入力される。ANDゲート120
は、入力信号INが立ち上がった場合に、所定時間だ
け"High"のタイミング信号Tを出力する。ANDゲート
120より出力されるタイミング信号Tは、Nチャンネ
ルMOSトランジスタ122のゲート電極に入力される
と共に、インバータ123により反転された後に、Nチ
ャンネルMOSトランジスタ124のゲート電極に入力
される。タイミング信号Tが"Low"の時、Nチャンネル
MOSトランジスタ124のスイッチがオンして0Vが
信号BNとして出力される。また、タイミング信号T
が"High"の時、NチャンネルMOSトランジスタ122
のスイッチがオンして1/2VCC発生回路125から出
力される1/2VCCが信号BNとして出力される。な
お、本例ではCMOSインバータに関して説明したが、
NANDゲートやNORゲートなどの回路でも同様の手
法により同様の効果を得ることができる。
である。NORゲート112には、入力信号IN、及
び、遅延回路110により所定時間だけ遅延された後
に、インバータ111により反転された入力信号INが
入力される。NORゲート112は、入力信号INが立
ち下がった場合に、所定時間だけ"High"のタイミング信
号Tを出力する。NORゲート112により出力される
タイミング信号Tは、PチャンネルMOSトランジスタ
113のゲート電極に印加されると共に、インバータ1
14により反転されてPチャンネルMOSトランジスタ
115のゲート電極に印加される。タイミング信号T
が"Low"の時、PチャンネルMOSトランジスタ115
のスイッチがオンして1/2VCC発生回路116から出
力される1/2VCCが信号BPとして出力される。ま
た、タイミング信号Tが"High"の時、PチャンネルMO
Sトランジスタ113のスイッチがオンして電源電位で
あるVCCが信号BPとして出力される。図5は、バイア
ス発生回路104の回路図である。ANDゲート120
には、入力信号IN、及び、遅延回路121により所定
時間だけ遅延された後に、インバータ126により反転
された入力信号INが入力される。ANDゲート120
は、入力信号INが立ち上がった場合に、所定時間だ
け"High"のタイミング信号Tを出力する。ANDゲート
120より出力されるタイミング信号Tは、Nチャンネ
ルMOSトランジスタ122のゲート電極に入力される
と共に、インバータ123により反転された後に、Nチ
ャンネルMOSトランジスタ124のゲート電極に入力
される。タイミング信号Tが"Low"の時、Nチャンネル
MOSトランジスタ124のスイッチがオンして0Vが
信号BNとして出力される。また、タイミング信号T
が"High"の時、NチャンネルMOSトランジスタ122
のスイッチがオンして1/2VCC発生回路125から出
力される1/2VCCが信号BNとして出力される。な
お、本例ではCMOSインバータに関して説明したが、
NANDゲートやNORゲートなどの回路でも同様の手
法により同様の効果を得ることができる。
【0018】(2)実施の形態2 図6は、本発明の半導体集積回路の実施の形態2であ
る、NチャンネルMOSトランジスタ201及びバイア
ス制御回路202より構成される転送ゲート200を示
す図である。図7は、転送ゲート200の各制御信号の
波形を示すタイムチャートである。ここでは転送ゲート
200のゲート信号CTLが"High"である期間中に、入
力信号INが"Low"に変化する場合について説明する。
バイアス制御回路202は、信号CTLが"High"の期
間、バックノード電位BNをパルス状に上げる。これに
よりNチャンネルMOSトランジスタ201のON抵抗
が減り回路動作が速くなる。また入力信号INが"High"
の時、出力信号OUTは"High"の電位からしきい値電圧
分下がるが、バックノード電位BNを上げることにより
しきい値電圧が実効的に下がるため、電位の減少を抑え
ることができ、結果として後段の回路動作を加速するこ
とができる。なお、NチャンネルMOSトランジスタ2
01のバックノードBNは、ソース電位よりも高く、該
ソース電位にNチャンネルMOSトランジスタ102の
P−チャンネルとN+ソースドレイン間のPN接合拡散
電位を加えた電位よりも低い電位に、パルス状に上げる
ことが好ましい。
る、NチャンネルMOSトランジスタ201及びバイア
ス制御回路202より構成される転送ゲート200を示
す図である。図7は、転送ゲート200の各制御信号の
波形を示すタイムチャートである。ここでは転送ゲート
200のゲート信号CTLが"High"である期間中に、入
力信号INが"Low"に変化する場合について説明する。
バイアス制御回路202は、信号CTLが"High"の期
間、バックノード電位BNをパルス状に上げる。これに
よりNチャンネルMOSトランジスタ201のON抵抗
が減り回路動作が速くなる。また入力信号INが"High"
の時、出力信号OUTは"High"の電位からしきい値電圧
分下がるが、バックノード電位BNを上げることにより
しきい値電圧が実効的に下がるため、電位の減少を抑え
ることができ、結果として後段の回路動作を加速するこ
とができる。なお、NチャンネルMOSトランジスタ2
01のバックノードBNは、ソース電位よりも高く、該
ソース電位にNチャンネルMOSトランジスタ102の
P−チャンネルとN+ソースドレイン間のPN接合拡散
電位を加えた電位よりも低い電位に、パルス状に上げる
ことが好ましい。
【0019】図8は、バイアス制御回路202の構成を
示す図である。信号CTLは、NチャンネルMOSトラ
ンジスタ210のゲート電極に印加されると共に、イン
バータ211により反転された後にNチャンネルMOS
トランジスタ212のゲート電極に印加される。信号C
TLが"High"であるとき、1/2VCC発生回路213よ
り出力される1/2VCCが信号BNとして出力される。
また、信号CTLが"Low"にあるとき、0Vが信号BN
として出力される。これによって、図7に示す信号BN
の波形が得られる。なお、NチャンネルMOSトランジ
スタとPチャンネルMOSトランジスタのトランジスタ
それぞれ1個ずつから構成されるCMOS転送ゲートに
おいても同様の手法により同様の効果を得ることができ
る。また、ゲート信号CTLが"High"である期間が長い
場合には、消費電力を抑えるため、図9に示すように、
入力信号INの遷移タイミングに応じてパルス状の信号
BNを出力するバイアス制御回路を用いても良い。図1
0は、入力信号INの立ち上がり及び立ち下がりに応じ
て、所定の期間だけパルス状の信号BNを出力するバイ
アス制御回路220の構成を示す図である。EXORゲ
ート221には、入力信号IN、及び、当該入力信号I
Nを所定時間だけ遅延した信号が入力される。EXOR
ゲート221は、入力信号INの立ち上がり及び立ち下
がりに応じて、遅延回路222による遅延時間分だけ"H
igh"のタイミング信号Tを出力する。タイミング信号T
は、NチャンネルMOSトランジスタ223のゲート電
極に印加されると共に、インバータ224により反転さ
れた後にNチャンネルMOSトランジスタ225のゲー
ト電極に印加される。タイミング信号Tが"High"にある
とき、1/2VCC発生回路227より出力される1/2
VCCが信号BNとして出力される。また、タイミング信
号Tが"Low"にあるとき、グランド電位が信号BNとし
て出力される。これによって、図9に示した信号BNの
波形が得られる。
示す図である。信号CTLは、NチャンネルMOSトラ
ンジスタ210のゲート電極に印加されると共に、イン
バータ211により反転された後にNチャンネルMOS
トランジスタ212のゲート電極に印加される。信号C
TLが"High"であるとき、1/2VCC発生回路213よ
り出力される1/2VCCが信号BNとして出力される。
また、信号CTLが"Low"にあるとき、0Vが信号BN
として出力される。これによって、図7に示す信号BN
の波形が得られる。なお、NチャンネルMOSトランジ
スタとPチャンネルMOSトランジスタのトランジスタ
それぞれ1個ずつから構成されるCMOS転送ゲートに
おいても同様の手法により同様の効果を得ることができ
る。また、ゲート信号CTLが"High"である期間が長い
場合には、消費電力を抑えるため、図9に示すように、
入力信号INの遷移タイミングに応じてパルス状の信号
BNを出力するバイアス制御回路を用いても良い。図1
0は、入力信号INの立ち上がり及び立ち下がりに応じ
て、所定の期間だけパルス状の信号BNを出力するバイ
アス制御回路220の構成を示す図である。EXORゲ
ート221には、入力信号IN、及び、当該入力信号I
Nを所定時間だけ遅延した信号が入力される。EXOR
ゲート221は、入力信号INの立ち上がり及び立ち下
がりに応じて、遅延回路222による遅延時間分だけ"H
igh"のタイミング信号Tを出力する。タイミング信号T
は、NチャンネルMOSトランジスタ223のゲート電
極に印加されると共に、インバータ224により反転さ
れた後にNチャンネルMOSトランジスタ225のゲー
ト電極に印加される。タイミング信号Tが"High"にある
とき、1/2VCC発生回路227より出力される1/2
VCCが信号BNとして出力される。また、タイミング信
号Tが"Low"にあるとき、グランド電位が信号BNとし
て出力される。これによって、図9に示した信号BNの
波形が得られる。
【0020】(3)実施の形態3 図11は、上記発明の実施の形態1及び2に開示したC
MOSインバータ回路100及び転送ゲート200を用
いるLSIの回路ブロックを示す図である。本回路は、
制御回路部250及び演算回路部252とから構成され
る。演算回路部252は、複数の演算回路252a〜2
52hから構成される。演算回路252a〜252h
は、制御回路250からの制御信号により各々独立に制
御される。制御回路250内部には、演算回路に対して
バックノード信号を出力するバイアス制御部251が設
けられている。バイアス制御部251には、実施の形態
1及び2において説明したバイアス制御回路103,1
04,202又は220が設けられており、演算回路2
52a,252b,252fを構成するMOSトランジ
スタやCMOSインバータに対して所定のバックノード
信号を出力する。図12は、このバックノード制御の対
象である一つの演算回路に対して、バイアス制御回路1
04を用いた場合の制御信号の波形を示す図である。制
御回路250より出力される制御信号の立ち上がりに伴
い、演算回路内の信号が遷移する。バイアス制御部25
1は、制御信号の立ち上がりタイミングから演算回路内
の信号の最も遅い遷移タイミングまで、図示するような
バックノード信号を出力し、演算回路内のトランジスタ
のバックノード電位をトランジスタのソースまたはドレ
インに対して順方向となる電位に変化させる。これによ
り、該演算回路の動作が加速される。なお、場合によっ
ては、バイアス制御回路としてバイアス制御回路202
を用いて、"High"の制御信号が出力されている期間中、
バックノード信号を出力することとしても良い。上記の
バックノード電位の制御は、演算回路部252の全体の
速度を律速する演算回路、または、バックノード制御期
間が短くて消費電力の増加が問題とならない演算回路に
限定して行うことで回路全体の消費電力の増加を最小に
抑えつつ性能を向上することができる。
MOSインバータ回路100及び転送ゲート200を用
いるLSIの回路ブロックを示す図である。本回路は、
制御回路部250及び演算回路部252とから構成され
る。演算回路部252は、複数の演算回路252a〜2
52hから構成される。演算回路252a〜252h
は、制御回路250からの制御信号により各々独立に制
御される。制御回路250内部には、演算回路に対して
バックノード信号を出力するバイアス制御部251が設
けられている。バイアス制御部251には、実施の形態
1及び2において説明したバイアス制御回路103,1
04,202又は220が設けられており、演算回路2
52a,252b,252fを構成するMOSトランジ
スタやCMOSインバータに対して所定のバックノード
信号を出力する。図12は、このバックノード制御の対
象である一つの演算回路に対して、バイアス制御回路1
04を用いた場合の制御信号の波形を示す図である。制
御回路250より出力される制御信号の立ち上がりに伴
い、演算回路内の信号が遷移する。バイアス制御部25
1は、制御信号の立ち上がりタイミングから演算回路内
の信号の最も遅い遷移タイミングまで、図示するような
バックノード信号を出力し、演算回路内のトランジスタ
のバックノード電位をトランジスタのソースまたはドレ
インに対して順方向となる電位に変化させる。これによ
り、該演算回路の動作が加速される。なお、場合によっ
ては、バイアス制御回路としてバイアス制御回路202
を用いて、"High"の制御信号が出力されている期間中、
バックノード信号を出力することとしても良い。上記の
バックノード電位の制御は、演算回路部252の全体の
速度を律速する演算回路、または、バックノード制御期
間が短くて消費電力の増加が問題とならない演算回路に
限定して行うことで回路全体の消費電力の増加を最小に
抑えつつ性能を向上することができる。
【0021】(4)実施の形態4 図13は、発明の実施の形態4である全加算器(1ビッ
ト加算回路)300の回路図である。本回路300は、
1ビットデータxi、yi、及び下位に接続される全加
算器からの桁上げ信号ci−1の入力に対して、1ビッ
トの和ziと、桁上げ信号ciとを出力する。図14
は、8つの全加算器302〜309で構成されるリップ
ルキャリー型の8ビット加算回路310を示す図であ
る。8ビットデータx0〜7及びy0〜7の入力後、最下位
ビットの全加算器302から最上位ビットの全加算器3
09まで、桁上げ信号ciが順次伝播して出力z0〜7が
確定する。この8ビット加算回路310の動作速度を律
速する信号伝搬経路、すなわちクリティカルパスは、図
13の全加算器300の回路図で示す桁上げ信号の伝搬
経路350である。図15は、上記リップルキャリー型
の8ビット加算回路310へのバス入出力を2相クロッ
クで制御する場合の回路構成を示す図である。Xバス及
びYバスからのデータの入力はクロック信号CLK1に
より制御される。また、和zの出力は、クロック信号C
LK2により制御される。図16は、このリップルキャ
リー型の8ビット加算回路310の制御信号波形を示す
図である。入力の変化から出力zが確定するまでの期
間、桁上げ信号の伝搬経路350にある伝達ゲート30
1及びインバータ302を構成するMOSトランジスタ
のバイアス電位VBを順方向に変化させることにより、
桁上げ信号の伝播速度を加速することができ、回路全体
の動作周波数を上げることができる。また、バイアス電
位VBの制御をクリティカルパスのトランジスタに限定
することにより消費電力の増加を最小に抑えることがで
きる。図17は、桁上げ信号伝搬経路350にある伝達
ゲート301およびインバータ302を構成するMOS
トランジスタのバイアス電位VBを順方向に変化させる
バイアス制御回路330の構成を示す図である。本回路
は図5に示したバイアス制御回路104と同じ構成であ
り、入力信号INのかわりに第1クロック信号CLK1
及び遅延回路332により当該クロック信号CLK1を
所定時間だけ遅延させた信号を、ANDゲート331に
入力してタイミング信号Tを生成する。ANDゲート3
31は、入力信号INが立ち上がった場合に、所定時間
だけ"High"のタイミング信号Tを出力する。ANDゲー
ト331より出力されるタイミング信号Tは、Nチャン
ネルMOSトランジスタ334のゲート電極に入力され
ると共に、インバータ335により反転された後に、N
チャンネルMOSトランジスタ336のゲート電極に入
力される。タイミング信号Tが"Low"の時、Nチャンネ
ルMOSトランジスタ336のスイッチがオンしてグラ
ンド電位が信号BNとして出力される。また、タイミン
グ信号Tが"High"の時、NチャンネルMOSトランジス
タ334のスイッチがオンして1/2VCC発生回路33
7から出力される1/2VCCが信号BNとして出力され
る。これにより、図16に示す信号BNの波形が出力さ
れる。
ト加算回路)300の回路図である。本回路300は、
1ビットデータxi、yi、及び下位に接続される全加
算器からの桁上げ信号ci−1の入力に対して、1ビッ
トの和ziと、桁上げ信号ciとを出力する。図14
は、8つの全加算器302〜309で構成されるリップ
ルキャリー型の8ビット加算回路310を示す図であ
る。8ビットデータx0〜7及びy0〜7の入力後、最下位
ビットの全加算器302から最上位ビットの全加算器3
09まで、桁上げ信号ciが順次伝播して出力z0〜7が
確定する。この8ビット加算回路310の動作速度を律
速する信号伝搬経路、すなわちクリティカルパスは、図
13の全加算器300の回路図で示す桁上げ信号の伝搬
経路350である。図15は、上記リップルキャリー型
の8ビット加算回路310へのバス入出力を2相クロッ
クで制御する場合の回路構成を示す図である。Xバス及
びYバスからのデータの入力はクロック信号CLK1に
より制御される。また、和zの出力は、クロック信号C
LK2により制御される。図16は、このリップルキャ
リー型の8ビット加算回路310の制御信号波形を示す
図である。入力の変化から出力zが確定するまでの期
間、桁上げ信号の伝搬経路350にある伝達ゲート30
1及びインバータ302を構成するMOSトランジスタ
のバイアス電位VBを順方向に変化させることにより、
桁上げ信号の伝播速度を加速することができ、回路全体
の動作周波数を上げることができる。また、バイアス電
位VBの制御をクリティカルパスのトランジスタに限定
することにより消費電力の増加を最小に抑えることがで
きる。図17は、桁上げ信号伝搬経路350にある伝達
ゲート301およびインバータ302を構成するMOS
トランジスタのバイアス電位VBを順方向に変化させる
バイアス制御回路330の構成を示す図である。本回路
は図5に示したバイアス制御回路104と同じ構成であ
り、入力信号INのかわりに第1クロック信号CLK1
及び遅延回路332により当該クロック信号CLK1を
所定時間だけ遅延させた信号を、ANDゲート331に
入力してタイミング信号Tを生成する。ANDゲート3
31は、入力信号INが立ち上がった場合に、所定時間
だけ"High"のタイミング信号Tを出力する。ANDゲー
ト331より出力されるタイミング信号Tは、Nチャン
ネルMOSトランジスタ334のゲート電極に入力され
ると共に、インバータ335により反転された後に、N
チャンネルMOSトランジスタ336のゲート電極に入
力される。タイミング信号Tが"Low"の時、Nチャンネ
ルMOSトランジスタ336のスイッチがオンしてグラ
ンド電位が信号BNとして出力される。また、タイミン
グ信号Tが"High"の時、NチャンネルMOSトランジス
タ334のスイッチがオンして1/2VCC発生回路33
7から出力される1/2VCCが信号BNとして出力され
る。これにより、図16に示す信号BNの波形が出力さ
れる。
【0022】(5)実施の形態5 図18は、/RAS信号及び/CAS信号により制御さ
れるDRAM400の回路ブロックを示す図である。な
お、信号の前に付す”/”は、反転信号であることを示
す。以下、全ての信号について同じである。RAラッチ
回路401は、/RAS信号の立ち下がりタイミングで
行アドレスRAをラッチして内部アドレス信号を出力す
る。RAデコーダ403は、信号生成回路410から出
力されるデコードイネーブル信号RADEの立ち上がり
タイミングでRAラッチ401より出力される該内部ア
ドレス信号をラッチして、アレイ制御信号を出力する。
また、CAラッチ回路408は、/CAS信号の遷移タ
イミングで列アドレスCAをラッチして内部アドレス信
号を出力する。CAデコーダ409は、信号生成回路4
10から出力されるデコードイネーブル信号CADEの
遷移タイミングでCAラッチ408より出力される該内
部アドレス信号をラッチして、アレイ制御信号を出力す
る。アレイ回路404は、RAデコーダ403及びCA
デコーダ409より出力されるアレイ制御信号により選
択された格納データを活性化して内部データを出力す
る。センスアンプ回路405は、信号発生回路410よ
り出力されるセンスアンプイネーブル信号SONの遷移
タイミングでメモリアレイより出力されたデータの信号
を増幅して出力する。データバス回路406は、信号発
生回路410より出力されるデータバスイネーブル信号
CSLの遷移タイミングでセンスアンプ回路405より
出力されたデータを出力バッファ回路407に出力す
る。出力バッファ回路407は、信号発生回路410よ
り出力される出力イネーブル信号OEの遷移タイミング
でバスを介して入力されたデータを外部に出力する。
れるDRAM400の回路ブロックを示す図である。な
お、信号の前に付す”/”は、反転信号であることを示
す。以下、全ての信号について同じである。RAラッチ
回路401は、/RAS信号の立ち下がりタイミングで
行アドレスRAをラッチして内部アドレス信号を出力す
る。RAデコーダ403は、信号生成回路410から出
力されるデコードイネーブル信号RADEの立ち上がり
タイミングでRAラッチ401より出力される該内部ア
ドレス信号をラッチして、アレイ制御信号を出力する。
また、CAラッチ回路408は、/CAS信号の遷移タ
イミングで列アドレスCAをラッチして内部アドレス信
号を出力する。CAデコーダ409は、信号生成回路4
10から出力されるデコードイネーブル信号CADEの
遷移タイミングでCAラッチ408より出力される該内
部アドレス信号をラッチして、アレイ制御信号を出力す
る。アレイ回路404は、RAデコーダ403及びCA
デコーダ409より出力されるアレイ制御信号により選
択された格納データを活性化して内部データを出力す
る。センスアンプ回路405は、信号発生回路410よ
り出力されるセンスアンプイネーブル信号SONの遷移
タイミングでメモリアレイより出力されたデータの信号
を増幅して出力する。データバス回路406は、信号発
生回路410より出力されるデータバスイネーブル信号
CSLの遷移タイミングでセンスアンプ回路405より
出力されたデータを出力バッファ回路407に出力す
る。出力バッファ回路407は、信号発生回路410よ
り出力される出力イネーブル信号OEの遷移タイミング
でバスを介して入力されたデータを外部に出力する。
【0023】図19は、DRAM400内部の信号生成
回路410で生成される代表的な制御信号の波形を示す
タイミングチャートである。行アドレス(図中、RAと
記す)ラッチ回路401と列アドレス(図中、CAと記
す)ラッチ回路408の動作タイミングは、外部より入
力されるクロック信号である/RAS信号と/CAS信
号により直接制御される。他の内部回路の動作タイミン
グは、これらの外部より入力されるクロック信号より生
成される遅延制御信号群により制御される。DRAM4
00では、これらの遅延制御信号群を生成する制御回路
において通常の制御信号に加え、MOSトランジスタの
バイアス電位VBを制御するタイミング信号T1〜T6を
生成する。以下、図19に示す各制御信号の波形を参照
しつつ、読み出し時の回路動作を説明する。/RAS信
号の立ち下がりに伴い、RAラッチ回路401が行アド
レスをラッチする。行アドレスのラッチを行った後は制
御回路402の制御に従い、RAデコーダ403、アレ
イ回路404、センスアンプ405、データバス回路4
06、出力バッファ407が順次動作し、読み出しデー
タが出力される。この時、各回路の状態遷移時に、実施
の形態1で説明したバイアス制御回路103及び10
4、又は、実施の形態2で説明したバイアス制御回路2
02及び220を利用してNチャンネルMOSトランジ
スタ及びPチャンネルMOSトランジスタのバイアス電
位VBをパルス状に順方向に変化させることにより、D
RAM400の回路動作を加速する。
回路410で生成される代表的な制御信号の波形を示す
タイミングチャートである。行アドレス(図中、RAと
記す)ラッチ回路401と列アドレス(図中、CAと記
す)ラッチ回路408の動作タイミングは、外部より入
力されるクロック信号である/RAS信号と/CAS信
号により直接制御される。他の内部回路の動作タイミン
グは、これらの外部より入力されるクロック信号より生
成される遅延制御信号群により制御される。DRAM4
00では、これらの遅延制御信号群を生成する制御回路
において通常の制御信号に加え、MOSトランジスタの
バイアス電位VBを制御するタイミング信号T1〜T6を
生成する。以下、図19に示す各制御信号の波形を参照
しつつ、読み出し時の回路動作を説明する。/RAS信
号の立ち下がりに伴い、RAラッチ回路401が行アド
レスをラッチする。行アドレスのラッチを行った後は制
御回路402の制御に従い、RAデコーダ403、アレ
イ回路404、センスアンプ405、データバス回路4
06、出力バッファ407が順次動作し、読み出しデー
タが出力される。この時、各回路の状態遷移時に、実施
の形態1で説明したバイアス制御回路103及び10
4、又は、実施の形態2で説明したバイアス制御回路2
02及び220を利用してNチャンネルMOSトランジ
スタ及びPチャンネルMOSトランジスタのバイアス電
位VBをパルス状に順方向に変化させることにより、D
RAM400の回路動作を加速する。
【0024】図20は、DRAM400において、/R
AS信号及び/CAS信号に基づいて、各制御信号、及
び、制御信号に応じて動作するMOSトランジスタのバ
イアス電位VBを順方向に変化させるタイミングを制御
するためのタイミング信号Tを生成する信号生成回路4
10を示す図である。/RAS信号は、RAラッチ回路
401に入力される。また、ANDゲート414には、
遅延回路413により遅延した/RAS信号及びインバ
ータ411により反転した/RAS信号が入力される。
ANDゲート414は、RAラッチ回路401を駆動す
るMOSトランジスタのバイアス電位VBを順方向に変
化させるタイミングを制御するタイミング信号T1を出
力する。/RAS信号は、インバータ411及び遅延回
路412,435を介してRAデコーダ403のイネー
ブル信号RADEとして出力される。ANDゲート41
5には、RADEA信号、及び、当該RADEA信号を
インバータ436で反転し更に遅延回路437により遅
延した信号が入力され、RAデコーダ403を駆動する
MOSトランジスタのバイアス電位VBを順方向に変化
させるタイミングを制御するタイミング信号T2を出力
する。RADE信号は、遅延回路416,438により
遅延された後にセンスアンプ405のイネーブル信号S
ONとして出力される。ANDゲート419には、SO
NA信号、及び、該SONA信号をインバータ417で
反転し更に遅延回路418により遅延した信号が入力さ
れ、センスアンプ405を駆動するMOSトランジスタ
のバイアス電位VBを順方向に変化させるタイミングを
制御するタイミング信号T3を出力する。外部より入力
される/CAS信号は、CAラッチ回路408に入力さ
れる。また、ANDゲート421には、遅延回路420
で遅延した/CAS信号、及び、インバータ422で反
転した/CAS信号が入力される。ANDゲート412
は、CAラッチ回路408を駆動するMOSトランジス
タのバイアス電位VBを順方向に変化させるタイミング
を制御するタイミング信号T4を出力する。また、/C
AS信号は、インバータ422により反転され、遅延回
路423により遅延された後に、CAデコーダ409の
イネーブル信号CADEとして出力される。信号SON
及びCADEは、それぞれANDゲート424に入力さ
れる。ANDゲート424の出力は、遅延回路425,
439により遅延された後に、データバス回路406の
イネーブル信号CSLとして出力される。また、AND
ゲート428には、信号CSLA、及び、該信号CSL
Aをインバータ426により反転し、遅延回路427で
遅延した信号が入力される。ANDゲート428は、デ
ータバス回路406を駆動するMOSトランジスタのバ
イアス電位VBを順方向に変化させるタイミングを制御
するタイミング信号T5を出力する。ANDゲート43
1には、遅延回路429により遅延された信号CSL、
及び、外部より入力される制御信号/OEをインバータ
430により反転した信号が入力される。ANDゲート
は、出力バッファ407をイネーブルにする信号OEを
出力する。また、ANDゲート434には、信号OE、
及び、該信号OEをインバータ432により反転し、遅
延回路433により遅延した信号が入力される。AND
ゲート434は、出力バッファ407を駆動するMOS
トランジスタのバイアス電位VBを順方向に変化させる
タイミングを制御するタイミング信号T6を出力する。
図示しないが、タイミング信号T1〜T6を出力するAN
Dゲート414、415、419、421、428及び
434の出力端は、それぞれ、図5に示すバイアス制御
回路104に接続されている。既に説明したように、バ
イアス制御回路104は、タイミング信号T1〜T6が"H
igh"にあるときに、各回路を構成するMOSトランジス
タの1/2VCCのバイアス電位VBを出力する。これに
より、図19に示すような波形の制御信号を得ることが
できる。信号生成回路410では、制御信号毎にバイア
ス電位VBを制御するタイミング信号Tを生成する。こ
のため、複雑なバイアス制御回路を必要とせず、例え
ば、バイアス制御回路104のように、負荷の小さな簡
単な回路を採用することができ、各MOSトランジスタ
のバイアス電位VBの制御に必要な駆動能力が少なくて
済む。また制御回路毎に、タイミング信号Tを生成し、
制御回路を駆動するMOSトランジスタのバイアス電流
を順方向に変化させる期間を所定の期間に限ることで、
回路動作を加速するのに必要なピーク電流、及び、その
制御により加速動作する回路のピーク電流の増加を同時
に抑えることができ、結果としてDRAM400全体の
消費電力を抑えることができる。
AS信号及び/CAS信号に基づいて、各制御信号、及
び、制御信号に応じて動作するMOSトランジスタのバ
イアス電位VBを順方向に変化させるタイミングを制御
するためのタイミング信号Tを生成する信号生成回路4
10を示す図である。/RAS信号は、RAラッチ回路
401に入力される。また、ANDゲート414には、
遅延回路413により遅延した/RAS信号及びインバ
ータ411により反転した/RAS信号が入力される。
ANDゲート414は、RAラッチ回路401を駆動す
るMOSトランジスタのバイアス電位VBを順方向に変
化させるタイミングを制御するタイミング信号T1を出
力する。/RAS信号は、インバータ411及び遅延回
路412,435を介してRAデコーダ403のイネー
ブル信号RADEとして出力される。ANDゲート41
5には、RADEA信号、及び、当該RADEA信号を
インバータ436で反転し更に遅延回路437により遅
延した信号が入力され、RAデコーダ403を駆動する
MOSトランジスタのバイアス電位VBを順方向に変化
させるタイミングを制御するタイミング信号T2を出力
する。RADE信号は、遅延回路416,438により
遅延された後にセンスアンプ405のイネーブル信号S
ONとして出力される。ANDゲート419には、SO
NA信号、及び、該SONA信号をインバータ417で
反転し更に遅延回路418により遅延した信号が入力さ
れ、センスアンプ405を駆動するMOSトランジスタ
のバイアス電位VBを順方向に変化させるタイミングを
制御するタイミング信号T3を出力する。外部より入力
される/CAS信号は、CAラッチ回路408に入力さ
れる。また、ANDゲート421には、遅延回路420
で遅延した/CAS信号、及び、インバータ422で反
転した/CAS信号が入力される。ANDゲート412
は、CAラッチ回路408を駆動するMOSトランジス
タのバイアス電位VBを順方向に変化させるタイミング
を制御するタイミング信号T4を出力する。また、/C
AS信号は、インバータ422により反転され、遅延回
路423により遅延された後に、CAデコーダ409の
イネーブル信号CADEとして出力される。信号SON
及びCADEは、それぞれANDゲート424に入力さ
れる。ANDゲート424の出力は、遅延回路425,
439により遅延された後に、データバス回路406の
イネーブル信号CSLとして出力される。また、AND
ゲート428には、信号CSLA、及び、該信号CSL
Aをインバータ426により反転し、遅延回路427で
遅延した信号が入力される。ANDゲート428は、デ
ータバス回路406を駆動するMOSトランジスタのバ
イアス電位VBを順方向に変化させるタイミングを制御
するタイミング信号T5を出力する。ANDゲート43
1には、遅延回路429により遅延された信号CSL、
及び、外部より入力される制御信号/OEをインバータ
430により反転した信号が入力される。ANDゲート
は、出力バッファ407をイネーブルにする信号OEを
出力する。また、ANDゲート434には、信号OE、
及び、該信号OEをインバータ432により反転し、遅
延回路433により遅延した信号が入力される。AND
ゲート434は、出力バッファ407を駆動するMOS
トランジスタのバイアス電位VBを順方向に変化させる
タイミングを制御するタイミング信号T6を出力する。
図示しないが、タイミング信号T1〜T6を出力するAN
Dゲート414、415、419、421、428及び
434の出力端は、それぞれ、図5に示すバイアス制御
回路104に接続されている。既に説明したように、バ
イアス制御回路104は、タイミング信号T1〜T6が"H
igh"にあるときに、各回路を構成するMOSトランジス
タの1/2VCCのバイアス電位VBを出力する。これに
より、図19に示すような波形の制御信号を得ることが
できる。信号生成回路410では、制御信号毎にバイア
ス電位VBを制御するタイミング信号Tを生成する。こ
のため、複雑なバイアス制御回路を必要とせず、例え
ば、バイアス制御回路104のように、負荷の小さな簡
単な回路を採用することができ、各MOSトランジスタ
のバイアス電位VBの制御に必要な駆動能力が少なくて
済む。また制御回路毎に、タイミング信号Tを生成し、
制御回路を駆動するMOSトランジスタのバイアス電流
を順方向に変化させる期間を所定の期間に限ることで、
回路動作を加速するのに必要なピーク電流、及び、その
制御により加速動作する回路のピーク電流の増加を同時
に抑えることができ、結果としてDRAM400全体の
消費電力を抑えることができる。
【0025】(6)実施の形態6 図21は、DRAM400が備えるセンスアンプ回路4
05の構成を示す図である。センスアンプ回路405
は、センスアンプトランジスタM1〜M4よりなるCM
OSのバランス型フリップフロップ回路、及び、センス
アンプ駆動トランジスタM5及びM6で構成される。N
チャンネルMOSトランジスタM1,M2のソース電極
は、第1のドライブ線450に共通に接続されている。
PチャネルMOSトランジスタM3,M4のソース電極
は、第2のドライブ線451に共通に接続されている。
NチャネルMOSトランジスタM1のドレイン電極、P
チャネルMOSトランジスタM3のドレイン電極、Nチ
ャネルMOSトランジスタM2のゲート電極、及び、P
チャネルMOSトランジスタM4のゲート電極は、ビッ
ト線452に共通に接続される。NチャネルMOSトラ
ンジスタM2のドレイン電極、PチャネルMOSトラン
ジスタM4のドレイン電極、NチャネルMOSトランジ
スタM1のゲート電極、及び、PチャネルMOSトラン
ジスタM3のゲート電極は、ビット線と対をなすビット
線バー453に共通に接続されている。NチャネルMO
SトランジスタM5のドレイン電極は第1のドライブ線
450に接続され、ソース電極はグランド線454に接
続され、ゲート電極は第1のセンス駆動信号線455に
接続されている。PチャネルMOSトランジスタM6の
ドレイン電極は第2のドライブ線451に接続され、ソ
ース電極は電源線456に接続され、ゲート電極は第2
のセンス駆動信号457に接続されている。Nチャンネ
ルMOSトランジスタM1,M2のバックノード電位を
変更する端子は、バックノード信号線458に接続され
ており、PチャンネルMOSトランジスタM3,M4の
バックノードを変更する端子は、バックノード信号線4
59に接続されている。NチャンネルMOSトランジス
タM5のバックノードを変更する端子は、バックノード
信号線460に接続されている。PチャンネルMOSト
ランジスタM6のバックノードを変更する端子は、バッ
クノード信号線461に接続されている。
05の構成を示す図である。センスアンプ回路405
は、センスアンプトランジスタM1〜M4よりなるCM
OSのバランス型フリップフロップ回路、及び、センス
アンプ駆動トランジスタM5及びM6で構成される。N
チャンネルMOSトランジスタM1,M2のソース電極
は、第1のドライブ線450に共通に接続されている。
PチャネルMOSトランジスタM3,M4のソース電極
は、第2のドライブ線451に共通に接続されている。
NチャネルMOSトランジスタM1のドレイン電極、P
チャネルMOSトランジスタM3のドレイン電極、Nチ
ャネルMOSトランジスタM2のゲート電極、及び、P
チャネルMOSトランジスタM4のゲート電極は、ビッ
ト線452に共通に接続される。NチャネルMOSトラ
ンジスタM2のドレイン電極、PチャネルMOSトラン
ジスタM4のドレイン電極、NチャネルMOSトランジ
スタM1のゲート電極、及び、PチャネルMOSトラン
ジスタM3のゲート電極は、ビット線と対をなすビット
線バー453に共通に接続されている。NチャネルMO
SトランジスタM5のドレイン電極は第1のドライブ線
450に接続され、ソース電極はグランド線454に接
続され、ゲート電極は第1のセンス駆動信号線455に
接続されている。PチャネルMOSトランジスタM6の
ドレイン電極は第2のドライブ線451に接続され、ソ
ース電極は電源線456に接続され、ゲート電極は第2
のセンス駆動信号457に接続されている。Nチャンネ
ルMOSトランジスタM1,M2のバックノード電位を
変更する端子は、バックノード信号線458に接続され
ており、PチャンネルMOSトランジスタM3,M4の
バックノードを変更する端子は、バックノード信号線4
59に接続されている。NチャンネルMOSトランジス
タM5のバックノードを変更する端子は、バックノード
信号線460に接続されている。PチャンネルMOSト
ランジスタM6のバックノードを変更する端子は、バッ
クノード信号線461に接続されている。
【0026】図22は、センスアンプ回路405の制御
信号及び出力信号の波形図である。以下、この波形図を
参照しつつ、セル電荷の読み出し時の回路動作を説明す
る。ワード線に流れる信号WLが立ち上がり、メモリセ
ルからセル電荷が読み出される前において、ビット線4
52、453に流れる信号BL及び/BL、第1及び第
2のドライブ線450、451に流れるソース信号/S
OP及びSONがイコライズ電位(1/2Vcc電位)にプ
リチャージされている。信号WLが立ち上がるとセル電
荷がビット線452に読み出され、ビット線452の電
位がBL=1/2Vcc−ΔVに変化する。ΔVはメモリ
セルとビット線452の容量比で決まる電位差である
(ΔV=1/2Vcc・Cs/(Cb+Cs))。Nチャンネル
センスアンプ駆動信号である信号SONの立ち上がりと
同時に、バックノード信号線458に流れるトランジス
タM1、M2のバックノード電位SBNをグランド電位
から所定の電位へと立ち上げる(図中の矢印bを参
照)。ここで、バックノード電位SBNは、Nチャンネ
ルMOSトランジスタM1,M2のソース電位よりも高
く、該ソース電位にP−チャンネルと、N+ソースドレ
イン間のPN接合拡散電位を加えた電位よりも低い電位
に設定する。また、Pチャンネルセンスアンプ駆動信号
である信号/SOPの立ち下がりと同時に、バックノー
ド信号線459に流れるトランジスタM3、M4のバッ
クノード電位/SBPを電源電位から所定の電位へと立
ち下げる(図中の矢印aを参照)。ここで、バックノー
ド電位/SBPは、PチャンネルトランジスタM3,M
4のソース電位より低く、該ソース電位から該トランジ
スタのN−チャンネルとP+ソースドレイン間のPN接
合拡散電位を差し引いた電位よりも高い電位に設定す
る。通常のセンスアンプ動作に加えバックノード電位を
このように制御することによりトランジスタM1〜M4
の駆動能力が増すため、矢印a’及びb’に示すよう
に、ビット線452、453に流れるBL及び/BLの
電位差の増幅が加速する。これにより、BLとS2N、
及び、/BLと/S2Pの電位差がより迅速に収束す
る。この初期センス動作によりBLと/BLの電位差が
増大し、ビット線452、453の電位とソース信号線
450、451の電位差が小さくなると、トランジスタ
M1〜M4のバックノード電位SBN及び/SBPを元
の電位に戻し、駆動能力を通常の状態に戻す。この例で
はBL電位が"Low"側に、/BLが"High"側に変化して
おり、バックノード電位制御なしでもトランジスタM1
とM4がオンするレベルになっている。一方、トランジ
スタM2とM3はバックノード電位制御をしない方が十
分にオフし、リーク電流を抑えることができる。引き続
き、トランジスタM5とM6のバックノード電位SW
N、/SWPを順方向にバイアスし、ソース電位のグラ
ンド電位及びVCC電位への変化を加速することによりセ
ンス動作を加速する。ここで、バックノード電位SWN
は、NチャンネルMOSトランジスタM5のグランド電
位よりも高く、該グランド電位に該トランジスタM5の
P−チャンネルとN+ソースドレイン間のPN接合拡散
電位を加えた電位よりも低い電位に設定する。また、バ
ックノード電位/SWPは、PチャンネルMOSトラン
ジスタM6の電源電位よりも低く、該電源電位から該ト
ランジスタM6のN−チャンネルとP+ソースドレイン
間のPN接合拡散電位を差し引いた電位よりも高い電位
に設定する。この後期センス動作によりビット線電位に
充分に差がついてから、バックノード電位SWN、SW
Pを元の電位に戻す。なお、上記のバックノード信号/
SBP,SBN,/SWP,SWNを出力するバイアス
制御回路には、図4及び図5に示すバイアス制御回路1
03及び104と同じ構成の回路を採用する。バックノ
ード信号を変化させるタイミングは、遅延回路による遅
延時間を制御して行う。以上、説明するように、センス
アンプ405を構成するトランジスタM1〜M4のバイ
アス電位VBを順方向に変化させることで初期センス動
作を加速することができる。またセンスアンプ405を
駆動するトランジスタM5とM6のバイアス電位を順方
向に変化させることでセンス動作の後半の動作も加速す
ることができる。また、センスアンプ405を構成する
トランジスタM1〜M4のバイアス電位VBの制御開始
をセンス駆動信号/SOPとSONが出力された後にす
ることで初期電荷をロスすることがないためセンスアン
プの感度の低下や初期電荷の目減りによるセンス速度の
低下を招くことなくセンス動作を加速できる。トランジ
スタのバックノード電位を順方向で与える期間を限定す
ることにより、消費電力の増加を最低限に抑えつつセン
ス動作を加速することができる。なお、ここでは、"Lo
w"の電位読み出しの場合について述べたが、"High"の電
位読み出しの場合についても同様の効果を得ることがで
きる。
信号及び出力信号の波形図である。以下、この波形図を
参照しつつ、セル電荷の読み出し時の回路動作を説明す
る。ワード線に流れる信号WLが立ち上がり、メモリセ
ルからセル電荷が読み出される前において、ビット線4
52、453に流れる信号BL及び/BL、第1及び第
2のドライブ線450、451に流れるソース信号/S
OP及びSONがイコライズ電位(1/2Vcc電位)にプ
リチャージされている。信号WLが立ち上がるとセル電
荷がビット線452に読み出され、ビット線452の電
位がBL=1/2Vcc−ΔVに変化する。ΔVはメモリ
セルとビット線452の容量比で決まる電位差である
(ΔV=1/2Vcc・Cs/(Cb+Cs))。Nチャンネル
センスアンプ駆動信号である信号SONの立ち上がりと
同時に、バックノード信号線458に流れるトランジス
タM1、M2のバックノード電位SBNをグランド電位
から所定の電位へと立ち上げる(図中の矢印bを参
照)。ここで、バックノード電位SBNは、Nチャンネ
ルMOSトランジスタM1,M2のソース電位よりも高
く、該ソース電位にP−チャンネルと、N+ソースドレ
イン間のPN接合拡散電位を加えた電位よりも低い電位
に設定する。また、Pチャンネルセンスアンプ駆動信号
である信号/SOPの立ち下がりと同時に、バックノー
ド信号線459に流れるトランジスタM3、M4のバッ
クノード電位/SBPを電源電位から所定の電位へと立
ち下げる(図中の矢印aを参照)。ここで、バックノー
ド電位/SBPは、PチャンネルトランジスタM3,M
4のソース電位より低く、該ソース電位から該トランジ
スタのN−チャンネルとP+ソースドレイン間のPN接
合拡散電位を差し引いた電位よりも高い電位に設定す
る。通常のセンスアンプ動作に加えバックノード電位を
このように制御することによりトランジスタM1〜M4
の駆動能力が増すため、矢印a’及びb’に示すよう
に、ビット線452、453に流れるBL及び/BLの
電位差の増幅が加速する。これにより、BLとS2N、
及び、/BLと/S2Pの電位差がより迅速に収束す
る。この初期センス動作によりBLと/BLの電位差が
増大し、ビット線452、453の電位とソース信号線
450、451の電位差が小さくなると、トランジスタ
M1〜M4のバックノード電位SBN及び/SBPを元
の電位に戻し、駆動能力を通常の状態に戻す。この例で
はBL電位が"Low"側に、/BLが"High"側に変化して
おり、バックノード電位制御なしでもトランジスタM1
とM4がオンするレベルになっている。一方、トランジ
スタM2とM3はバックノード電位制御をしない方が十
分にオフし、リーク電流を抑えることができる。引き続
き、トランジスタM5とM6のバックノード電位SW
N、/SWPを順方向にバイアスし、ソース電位のグラ
ンド電位及びVCC電位への変化を加速することによりセ
ンス動作を加速する。ここで、バックノード電位SWN
は、NチャンネルMOSトランジスタM5のグランド電
位よりも高く、該グランド電位に該トランジスタM5の
P−チャンネルとN+ソースドレイン間のPN接合拡散
電位を加えた電位よりも低い電位に設定する。また、バ
ックノード電位/SWPは、PチャンネルMOSトラン
ジスタM6の電源電位よりも低く、該電源電位から該ト
ランジスタM6のN−チャンネルとP+ソースドレイン
間のPN接合拡散電位を差し引いた電位よりも高い電位
に設定する。この後期センス動作によりビット線電位に
充分に差がついてから、バックノード電位SWN、SW
Pを元の電位に戻す。なお、上記のバックノード信号/
SBP,SBN,/SWP,SWNを出力するバイアス
制御回路には、図4及び図5に示すバイアス制御回路1
03及び104と同じ構成の回路を採用する。バックノ
ード信号を変化させるタイミングは、遅延回路による遅
延時間を制御して行う。以上、説明するように、センス
アンプ405を構成するトランジスタM1〜M4のバイ
アス電位VBを順方向に変化させることで初期センス動
作を加速することができる。またセンスアンプ405を
駆動するトランジスタM5とM6のバイアス電位を順方
向に変化させることでセンス動作の後半の動作も加速す
ることができる。また、センスアンプ405を構成する
トランジスタM1〜M4のバイアス電位VBの制御開始
をセンス駆動信号/SOPとSONが出力された後にす
ることで初期電荷をロスすることがないためセンスアン
プの感度の低下や初期電荷の目減りによるセンス速度の
低下を招くことなくセンス動作を加速できる。トランジ
スタのバックノード電位を順方向で与える期間を限定す
ることにより、消費電力の増加を最低限に抑えつつセン
ス動作を加速することができる。なお、ここでは、"Lo
w"の電位読み出しの場合について述べたが、"High"の電
位読み出しの場合についても同様の効果を得ることがで
きる。
【0027】以下に、バックノード電位をパルス状に変
化させる場合の効果を確認するため、バックノード電位
/SBP、SBNを、上記初期センス動作の開始前から
順方向に変化させておき、初期センスの動作後に、出力
を変化させた場合について考察する。図23に、初期セ
ンス動作前からバックノード電位を変化させておいた場
合における信号波形を実線で示し、バックノード電位を
順方向に制御した場合の信号波形を点線で示す。セル電
荷の読み出し直後において、ソース信号線450、45
1の電位が1/2VCCであり、ビット線452の電位が
1/2VCC−ΔV、ビット線453の電位が1/2VCC
の状態でも、トランジスタM1のしきい値電圧がΔVよ
り充分大きければセル電荷のロスは発生しない。しかし
ながらセンス動作開始前の斜線で示す期間tにおいて、
トランジスタM1のバックノード電位SBNを順方向に
バイアスした場合、実効的にそのしきい値電圧が下がる
ためセル電荷のリークが生じΔVの目減りが発生し、点
線で示すようにセンス速度が低下してしまう。以上の考
察より、バックノード電位は、センス動作の開始と同
時、又は、直後に変化させることが好ましいことが理解
される。
化させる場合の効果を確認するため、バックノード電位
/SBP、SBNを、上記初期センス動作の開始前から
順方向に変化させておき、初期センスの動作後に、出力
を変化させた場合について考察する。図23に、初期セ
ンス動作前からバックノード電位を変化させておいた場
合における信号波形を実線で示し、バックノード電位を
順方向に制御した場合の信号波形を点線で示す。セル電
荷の読み出し直後において、ソース信号線450、45
1の電位が1/2VCCであり、ビット線452の電位が
1/2VCC−ΔV、ビット線453の電位が1/2VCC
の状態でも、トランジスタM1のしきい値電圧がΔVよ
り充分大きければセル電荷のロスは発生しない。しかし
ながらセンス動作開始前の斜線で示す期間tにおいて、
トランジスタM1のバックノード電位SBNを順方向に
バイアスした場合、実効的にそのしきい値電圧が下がる
ためセル電荷のリークが生じΔVの目減りが発生し、点
線で示すようにセンス速度が低下してしまう。以上の考
察より、バックノード電位は、センス動作の開始と同
時、又は、直後に変化させることが好ましいことが理解
される。
【0028】図24は、SOI層の基板部とソース電極
間の電圧Vbsに対するSOI層の基板部とソース電極間
に流れるダイオード電流Ibsを示す図である。たとえ
ば、ある注入条件ではVbs=0.6Vで1μAの電流が
流れ、この電流が通常のドレイン電極に流れる電流に加
算され、ソース電流が増加する。絶対値は異なるが、定
性的にはバルクシリコン上に形成されたMOSトランジ
スタでも同じである。上記説明したセンスアンプ405
を構成するトランジスタM1〜M4に過大な順方向電圧
を印加すると、ソース電流が増加するためソース電位の
電圧効果が増大し、逆にセンス動作の速度が低下するこ
とがある。センスアンプ405はレイアウト面積の制約
から図25のように一列に並べ、これを串団子のように
貫く制御信号線を介してその一端から駆動される。バッ
クノード駆動信号のオーバーシュートにより過大な順方
向電圧が駆動回路に近い側のセンスアンプを構成するト
ランジスタ(図25では、M1〜M4)に印加され順方
向電流がソース信号線、また電源・Gnd線に流れる。そ
こで、センスアンプ405では、駆動回路近傍に、バッ
クノード信号線460の電位が、グランド電位にPN接
合拡散電位を加えた電位を越えないようにクランプする
クランプ回路500を追加し、クランプ電流の流れ込む
グランド線GndBを、センスアンプトランジスタM5の
グランド線GndAと別個独立に設けてソース電流の増加
をなくすことで、バックノード制御による加速効果をよ
り確実に確保する。
間の電圧Vbsに対するSOI層の基板部とソース電極間
に流れるダイオード電流Ibsを示す図である。たとえ
ば、ある注入条件ではVbs=0.6Vで1μAの電流が
流れ、この電流が通常のドレイン電極に流れる電流に加
算され、ソース電流が増加する。絶対値は異なるが、定
性的にはバルクシリコン上に形成されたMOSトランジ
スタでも同じである。上記説明したセンスアンプ405
を構成するトランジスタM1〜M4に過大な順方向電圧
を印加すると、ソース電流が増加するためソース電位の
電圧効果が増大し、逆にセンス動作の速度が低下するこ
とがある。センスアンプ405はレイアウト面積の制約
から図25のように一列に並べ、これを串団子のように
貫く制御信号線を介してその一端から駆動される。バッ
クノード駆動信号のオーバーシュートにより過大な順方
向電圧が駆動回路に近い側のセンスアンプを構成するト
ランジスタ(図25では、M1〜M4)に印加され順方
向電流がソース信号線、また電源・Gnd線に流れる。そ
こで、センスアンプ405では、駆動回路近傍に、バッ
クノード信号線460の電位が、グランド電位にPN接
合拡散電位を加えた電位を越えないようにクランプする
クランプ回路500を追加し、クランプ電流の流れ込む
グランド線GndBを、センスアンプトランジスタM5の
グランド線GndAと別個独立に設けてソース電流の増加
をなくすことで、バックノード制御による加速効果をよ
り確実に確保する。
【0029】(7)実施の形態7 図26は、DRAM400のビット線イコライズ回路4
70を示す図である。ビット線イコライズ回路470
は、センス動作によりVCCとグランド電位に遷移したビ
ット線452とビット線バー453の電位を、Vbl=
1/2VCCに戻す為の回路である。当該回路470は、
3つのNチャンネルMOSトランジスタ471、47
2、473より構成される。これら3つのNチャンネル
MOSトランジスタ471、472、473のゲート電
極は互いに接続され、共通のゲート信号であるイコライ
ズ制御信号BLEQ(=1V)により制御を行う。ま
た、各トランジスタ471、472、473のバックノ
ード電位制御端子は、互いにバックノード信号線474
により接続され、バックノード信号EQBODYにより
制御される。図27は、ビット線イコライズ回路470
のレイアウトを示す図である。当該回路は、矩形状の活
性領域480上にH型のゲート481を形成してなり、
このうち3つのN+活性領域がビット線ノード476、
ビット線バーノード477、プリチャージ電位ノード4
78に割り当てられ、1つのP+活性領域がバックノー
ド制御ノード479に割り当てられる。図28は、ビッ
ト線イコライズ回路470における信号波形である。波
形500は、BLEQ信号を示す。波形501は、Nチ
ャンネルMOSトランジスタの基板部に印加するバック
ノード信号EQBODY信号を示す。波形502は、バ
イアス電位VBをグランド電位に維持した場合のイコラ
イズ動作を示す。ここで、イコライズ制御信号BLEQ
の立ち上がりと同時にMOSトランジスタ471、47
2、473のバイアス電位VBをグランド電位から1/
2Vcc電位に上げる。これにより図6に示した転送ゲー
ト200の場合と同様にMOSトランジスタ471、4
72、473の駆動能力が上がり、波形503に示すよ
うにイコライズ動作を加速することができる。波形50
2と波形503を比較すれば、バイアス電位VBを1/
2VCCに設定することで、イコライズ動作が6ns速く
終了することがわかる。波形501に示すように、イコ
ライズ時以外は、バイアス電位VBをグランド電位に保
つ。これによりイコライズ時以外の電流のリークを抑え
ることができる。なお、バックノード信号EQBODY
は、先に図8に示したバイアス制御回路202により生
成される。また、ビット線イコライズ回路470では、
バックノード電位をイコライズ電位と同電位に設定する
ためバックノードと他のノード間のリークが発生しない
という効果も合わせ持つ。
70を示す図である。ビット線イコライズ回路470
は、センス動作によりVCCとグランド電位に遷移したビ
ット線452とビット線バー453の電位を、Vbl=
1/2VCCに戻す為の回路である。当該回路470は、
3つのNチャンネルMOSトランジスタ471、47
2、473より構成される。これら3つのNチャンネル
MOSトランジスタ471、472、473のゲート電
極は互いに接続され、共通のゲート信号であるイコライ
ズ制御信号BLEQ(=1V)により制御を行う。ま
た、各トランジスタ471、472、473のバックノ
ード電位制御端子は、互いにバックノード信号線474
により接続され、バックノード信号EQBODYにより
制御される。図27は、ビット線イコライズ回路470
のレイアウトを示す図である。当該回路は、矩形状の活
性領域480上にH型のゲート481を形成してなり、
このうち3つのN+活性領域がビット線ノード476、
ビット線バーノード477、プリチャージ電位ノード4
78に割り当てられ、1つのP+活性領域がバックノー
ド制御ノード479に割り当てられる。図28は、ビッ
ト線イコライズ回路470における信号波形である。波
形500は、BLEQ信号を示す。波形501は、Nチ
ャンネルMOSトランジスタの基板部に印加するバック
ノード信号EQBODY信号を示す。波形502は、バ
イアス電位VBをグランド電位に維持した場合のイコラ
イズ動作を示す。ここで、イコライズ制御信号BLEQ
の立ち上がりと同時にMOSトランジスタ471、47
2、473のバイアス電位VBをグランド電位から1/
2Vcc電位に上げる。これにより図6に示した転送ゲー
ト200の場合と同様にMOSトランジスタ471、4
72、473の駆動能力が上がり、波形503に示すよ
うにイコライズ動作を加速することができる。波形50
2と波形503を比較すれば、バイアス電位VBを1/
2VCCに設定することで、イコライズ動作が6ns速く
終了することがわかる。波形501に示すように、イコ
ライズ時以外は、バイアス電位VBをグランド電位に保
つ。これによりイコライズ時以外の電流のリークを抑え
ることができる。なお、バックノード信号EQBODY
は、先に図8に示したバイアス制御回路202により生
成される。また、ビット線イコライズ回路470では、
バックノード電位をイコライズ電位と同電位に設定する
ためバックノードと他のノード間のリークが発生しない
という効果も合わせ持つ。
【0030】(8)実施の形態8 上記実施の形態1〜7では、図1に示したように、バル
クシリコン上に形成したMOSトランジスタを採用して
おり、バックノード電位の制御は、制御対象となるトラ
ンジスタの基板部を含むウェルのバイアス電位VBを制
御することで実現できる。図29は、SOI基板上に形
成したMOSトランジスタの構成を示す図である。当該
MOSトランジスタは、埋め込み酸化膜よりなる絶縁体
層601と、絶縁体層の上面に配置された単結晶シリコ
ン層602(以下、SOI層と呼ぶ)とを含むSOI基
板600上に、チャンネル領域を挟むように配置された
ソース領域603及びドレイン領域604と、上記チャ
ンネル領域上方にゲート酸化膜605を介して設けられ
るゲート電極606より構成される。当該MOSトラン
ジスタにおけるバックノード電位の制御は、チャンネル
領域610の電位を制御することで行われる。しかし、
SOI基板600上に形成されるMOSトランジスタに
は、このチャンネル領域610の電位を直接制御する端
子が設けられておらず、バックノード電位の制御を行う
ことはできない。図30は、SOI基板700上に形成
したMOSトランジスタにおいてSOI層の基板部であ
るボディ領域705の電位を制御するために用いるレイ
アウトである。図示するように、矩形状の活性領域上に
T字型のゲート電極領域702及び703にn+拡散層
を設けると共に、ゲート701下に形成されるボディ領
域705(本図では見えていない)と同じ不純物を含
み、かつボディ領域705に接続されている不純物拡散
領域(以下、この領域をボディ固定領域という)704
を設ける。なお、SOI基板上に形成したトランジスタ
では、チャネル注入量とSOI層の膜厚の設定によりチ
ャネル下のボディ領域が全て空乏化するものと、部分的
に空乏化するものがある。図31(a)は、図30に示
したトランジスタが部分空乏化トランジスタである場合
におけるA−A’断面を示し、(b)は、B−B’断面
を示す図である。図示するように、空乏領域710の下
に残ったボディ領域705がボディ固定領域704とつ
ながり電極として働くため、その電位を変えることによ
りトランジスタの特性を変えることができる。図32
(a)は、図30に示したトランジスタが完全空乏化ト
ランジスタである場合におけるA−A’断面を示し、
(b)は、B−B’断面を示す図である。完全空乏化ト
ランジスタの場合、空乏領域720の下にボディ領域7
05がないため、トランジスタとして理想的な特性が得
られる。例えば、しきし値電圧より低い領域で、ドレイ
ン電流を一桁増やすのに必要なゲート電圧の変化量のこ
とをSファクタと呼び、ゲートによるトランジスタの制
御性を表すが、完全空乏化トランジスタでは、このSフ
ァクタの値を理論限界値である60mV近傍にまで下げ
ることができる。なお、上記Sファクタは、次の数1に
より表される。
クシリコン上に形成したMOSトランジスタを採用して
おり、バックノード電位の制御は、制御対象となるトラ
ンジスタの基板部を含むウェルのバイアス電位VBを制
御することで実現できる。図29は、SOI基板上に形
成したMOSトランジスタの構成を示す図である。当該
MOSトランジスタは、埋め込み酸化膜よりなる絶縁体
層601と、絶縁体層の上面に配置された単結晶シリコ
ン層602(以下、SOI層と呼ぶ)とを含むSOI基
板600上に、チャンネル領域を挟むように配置された
ソース領域603及びドレイン領域604と、上記チャ
ンネル領域上方にゲート酸化膜605を介して設けられ
るゲート電極606より構成される。当該MOSトラン
ジスタにおけるバックノード電位の制御は、チャンネル
領域610の電位を制御することで行われる。しかし、
SOI基板600上に形成されるMOSトランジスタに
は、このチャンネル領域610の電位を直接制御する端
子が設けられておらず、バックノード電位の制御を行う
ことはできない。図30は、SOI基板700上に形成
したMOSトランジスタにおいてSOI層の基板部であ
るボディ領域705の電位を制御するために用いるレイ
アウトである。図示するように、矩形状の活性領域上に
T字型のゲート電極領域702及び703にn+拡散層
を設けると共に、ゲート701下に形成されるボディ領
域705(本図では見えていない)と同じ不純物を含
み、かつボディ領域705に接続されている不純物拡散
領域(以下、この領域をボディ固定領域という)704
を設ける。なお、SOI基板上に形成したトランジスタ
では、チャネル注入量とSOI層の膜厚の設定によりチ
ャネル下のボディ領域が全て空乏化するものと、部分的
に空乏化するものがある。図31(a)は、図30に示
したトランジスタが部分空乏化トランジスタである場合
におけるA−A’断面を示し、(b)は、B−B’断面
を示す図である。図示するように、空乏領域710の下
に残ったボディ領域705がボディ固定領域704とつ
ながり電極として働くため、その電位を変えることによ
りトランジスタの特性を変えることができる。図32
(a)は、図30に示したトランジスタが完全空乏化ト
ランジスタである場合におけるA−A’断面を示し、
(b)は、B−B’断面を示す図である。完全空乏化ト
ランジスタの場合、空乏領域720の下にボディ領域7
05がないため、トランジスタとして理想的な特性が得
られる。例えば、しきし値電圧より低い領域で、ドレイ
ン電流を一桁増やすのに必要なゲート電圧の変化量のこ
とをSファクタと呼び、ゲートによるトランジスタの制
御性を表すが、完全空乏化トランジスタでは、このSフ
ァクタの値を理論限界値である60mV近傍にまで下げ
ることができる。なお、上記Sファクタは、次の数1に
より表される。
【数1】 ここで、Coxはゲート酸化膜容量、Tは絶対温度、CD
は空乏層容量、qは素電荷である。完全空乏化トランジ
スタでは、上記数1の変数S0の後の因子の値が1にな
る。この場合において、上記するSファクタの値、即
ち、60mV近傍値は、室温(T=300K)におい
て、上記数1に示す変数S0の値に対応する。例えば、
NチャネルMOSトランジスタの場合、SOI層の膜厚
とトランジスタのチャネル注入量を調整し、チャネル下
の空乏領域の下端を埋め込み酸化膜にちょうど届くよう
に設定することにより、トランジスタの動作モードをボ
ディ電位制御により完全空乏化トランジスタと部分空乏
化トランジスタの間でダイナミックに変化させることが
できる。以下、このようなトランジスタをモード遷移ト
ランジスタという。空乏層幅の最大値xdmaxは、以下の
数2により求められる。
は空乏層容量、qは素電荷である。完全空乏化トランジ
スタでは、上記数1の変数S0の後の因子の値が1にな
る。この場合において、上記するSファクタの値、即
ち、60mV近傍値は、室温(T=300K)におい
て、上記数1に示す変数S0の値に対応する。例えば、
NチャネルMOSトランジスタの場合、SOI層の膜厚
とトランジスタのチャネル注入量を調整し、チャネル下
の空乏領域の下端を埋め込み酸化膜にちょうど届くよう
に設定することにより、トランジスタの動作モードをボ
ディ電位制御により完全空乏化トランジスタと部分空乏
化トランジスタの間でダイナミックに変化させることが
できる。以下、このようなトランジスタをモード遷移ト
ランジスタという。空乏層幅の最大値xdmaxは、以下の
数2により求められる。
【数2】 ここで、εsiはシリコンの比誘電率であり、ε0は真空
の誘電率であり、φFはフェルミポテンシャルであり、
qは素電荷であり、NAはチャンネル濃度である。チャ
ンネル濃度は、チャンネル注入量(チャンネル部に打ち
込む不純物の量)にほぼ比例する。したがって、SOI
層の膜厚tSiに対してチャンネル濃度を変えることによ
り、空乏層の下端が埋め込み酸化膜の上端近傍に届くよ
うに設定することが可能となる。即ち、次の数3に示す
条件が満たされる場合には、ボディ固定領域を介してト
ランジスタのバックノードに、ソースノードまたはドレ
インノードに対して順方向となる電位を与えると、空乏
層が短くなり、ゲート下部の空乏層の下、埋め込み酸化
膜の上に中性領域が出現する。つまり、トランジスタが
部分的に空乏化する。
の誘電率であり、φFはフェルミポテンシャルであり、
qは素電荷であり、NAはチャンネル濃度である。チャ
ンネル濃度は、チャンネル注入量(チャンネル部に打ち
込む不純物の量)にほぼ比例する。したがって、SOI
層の膜厚tSiに対してチャンネル濃度を変えることによ
り、空乏層の下端が埋め込み酸化膜の上端近傍に届くよ
うに設定することが可能となる。即ち、次の数3に示す
条件が満たされる場合には、ボディ固定領域を介してト
ランジスタのバックノードに、ソースノードまたはドレ
インノードに対して順方向となる電位を与えると、空乏
層が短くなり、ゲート下部の空乏層の下、埋め込み酸化
膜の上に中性領域が出現する。つまり、トランジスタが
部分的に空乏化する。
【数3】 また、ボディ固定領域を介してトランジスタのバックノ
ードに、ソースノード又はドレインノードに対して逆方
向となる電位を与えると、空乏層が延びて空乏層の下端
が埋め込み酸化膜上端に達し、中性領域は消えてしま
う。つまりトランジスタが完全に空乏化する。従って、
バックノード電位がグランド電位(又はソース電位と等
しい)の時に上記数2の条件を満足するように、(即
ち、空乏層下端が埋め込み酸化膜上端部に届くように)
SOI層の膜厚とチャンネル濃度を制御することができ
る。
ードに、ソースノード又はドレインノードに対して逆方
向となる電位を与えると、空乏層が延びて空乏層の下端
が埋め込み酸化膜上端に達し、中性領域は消えてしま
う。つまりトランジスタが完全に空乏化する。従って、
バックノード電位がグランド電位(又はソース電位と等
しい)の時に上記数2の条件を満足するように、(即
ち、空乏層下端が埋め込み酸化膜上端部に届くように)
SOI層の膜厚とチャンネル濃度を制御することができ
る。
【0031】図33は、Nチャネルのモード遷移トラン
ジスタの特性を、横軸をボディ電圧、縦軸を動作電流と
し、ゲート電圧をパラメータとしてプロットしたグラフ
である。右側が部分空乏化モードであり、ボディ電圧を
順方向に上げることにより同じゲート電圧でもより大き
いドレイン電流を得ることができる。左側が完全空乏化
モードであり、部分空乏化モードに比べてSファクタが
小さい。つまり同じゲート電圧の変化に対してドレイン
電流の変化が大きいことが分かる。したがって、ボディ
電圧を逆方向に下げることによりゲート電圧が0Vでの
いわゆるリーク電流を大幅に減らすことができる。さら
に、このモード遷移トランジスタのモード遷移電圧を0
V近傍に設定することにより、ボディ電位制御に用いる
電位を同じチップ上で発生することができる。これによ
り、このモード遷移トランジスタを用いた回路を動作さ
せるための外部電源や別部品の追加が不要となるため実
用回路素子として広く応用することができるという効果
も合わせ持つ。
ジスタの特性を、横軸をボディ電圧、縦軸を動作電流と
し、ゲート電圧をパラメータとしてプロットしたグラフ
である。右側が部分空乏化モードであり、ボディ電圧を
順方向に上げることにより同じゲート電圧でもより大き
いドレイン電流を得ることができる。左側が完全空乏化
モードであり、部分空乏化モードに比べてSファクタが
小さい。つまり同じゲート電圧の変化に対してドレイン
電流の変化が大きいことが分かる。したがって、ボディ
電圧を逆方向に下げることによりゲート電圧が0Vでの
いわゆるリーク電流を大幅に減らすことができる。さら
に、このモード遷移トランジスタのモード遷移電圧を0
V近傍に設定することにより、ボディ電位制御に用いる
電位を同じチップ上で発生することができる。これによ
り、このモード遷移トランジスタを用いた回路を動作さ
せるための外部電源や別部品の追加が不要となるため実
用回路素子として広く応用することができるという効果
も合わせ持つ。
【0032】
【発明の効果】本発明の第1の半導体集積回路では、M
OSトランジスタのゲートへの入力信号の立ち上がり及
び立ち下がりタイミングに応じて、基板電位制御端子に
パルス状の信号を印加してしきい値を低くすることで、
回路動作の高速化を図ることができる。また、基板電位
制御端子に印加する電位をパルス状に変化させること
で、回路全体の消費電流の増加を最小限に抑えることが
できる。
OSトランジスタのゲートへの入力信号の立ち上がり及
び立ち下がりタイミングに応じて、基板電位制御端子に
パルス状の信号を印加してしきい値を低くすることで、
回路動作の高速化を図ることができる。また、基板電位
制御端子に印加する電位をパルス状に変化させること
で、回路全体の消費電流の増加を最小限に抑えることが
できる。
【0033】本発明の第2の半導体集積回路では、MO
Sトランジスタのゲート駆動時に、基板電位制御端子に
パルス状の信号を印加してしきい値を低くすることで、
回路動作の高速化を図ることができる。また、基板電位
制御端子に印加する電位をパルス状に変化させること
で、回路全体の消費電流の増加を最小限に抑えることが
できる。
Sトランジスタのゲート駆動時に、基板電位制御端子に
パルス状の信号を印加してしきい値を低くすることで、
回路動作の高速化を図ることができる。また、基板電位
制御端子に印加する電位をパルス状に変化させること
で、回路全体の消費電流の増加を最小限に抑えることが
できる。
【0034】本発明の第3の半導体集積回路では、演算
回路において、演算が実行され、信号処理が行われてい
る間は、MOSトランジスタの基板電位制御端子にパル
ス状の信号を印加してしきい値を低くすることで、回路
動作の高速化を図ることができる。また、基板電位制御
端子に印加する電位をパルス状に変化させることで、回
路全体の消費電流の増加を最小限に抑えることができ
る。
回路において、演算が実行され、信号処理が行われてい
る間は、MOSトランジスタの基板電位制御端子にパル
ス状の信号を印加してしきい値を低くすることで、回路
動作の高速化を図ることができる。また、基板電位制御
端子に印加する電位をパルス状に変化させることで、回
路全体の消費電流の増加を最小限に抑えることができ
る。
【0035】本発明の第4の半導体集積回路では、演算
回路を結ぶ信号伝搬経路が信号を搬送している期間中、
MOSトランジスタの基板電位制御端子にパルス状の信
号を印加してしきい値を低くすることで、回路動作の高
速化を図ることができる。また、基板電位制御端子に印
加する電位をパルス状に変化させることで、回路全体の
消費電流の増加を最小限に抑えることができる。
回路を結ぶ信号伝搬経路が信号を搬送している期間中、
MOSトランジスタの基板電位制御端子にパルス状の信
号を印加してしきい値を低くすることで、回路動作の高
速化を図ることができる。また、基板電位制御端子に印
加する電位をパルス状に変化させることで、回路全体の
消費電流の増加を最小限に抑えることができる。
【0036】本発明の第5の半導体集積回路では、各内
部回路に対して、制御回路より所定の制御信号を出力し
て駆動する際に、内部回路に備えるMOSトランジスタ
基板電位制御端子にパルス状の信号を印加してしきい値
を低くすることで、回路動作の高速化を図ることができ
る。また、基板電位制御端子に印加する電位をパルス状
に変化させることで、回路全体の消費電流の増加を最小
限に抑えることができる。
部回路に対して、制御回路より所定の制御信号を出力し
て駆動する際に、内部回路に備えるMOSトランジスタ
基板電位制御端子にパルス状の信号を印加してしきい値
を低くすることで、回路動作の高速化を図ることができ
る。また、基板電位制御端子に印加する電位をパルス状
に変化させることで、回路全体の消費電流の増加を最小
限に抑えることができる。
【0037】本発明の第6の半導体集積回路であるセン
スアンプ回路は、センスアンプ回路を構成する第1及び
第2のNチャンネルMOSトランジスタ及び第1及び第
2のPチャンネルMOSトランジスタのしきい値を低く
することで、センス動作初期のセンス速度を加速するこ
とができる。また、センスアンプを駆動する第3のNチ
ャンネルMOSトランジスタとPチャンネルMOSトラ
ンジスタのしきい値を低下させることで、センス動作の
後半の動作も加速することができる。また、センス動作
が開始してからしきい値を下げることで、初期電荷をロ
スせずにセンスアンプの感度の低下や初期電荷の目減り
によるセンス速度の低下を招くことなくセンス動作を加
速できる。また、トランジスタのバックノード電位を順
方向で与える期間を限定することにより、消費電力の増
加を最低限に抑えつつセンス動作を加速することができ
る。
スアンプ回路は、センスアンプ回路を構成する第1及び
第2のNチャンネルMOSトランジスタ及び第1及び第
2のPチャンネルMOSトランジスタのしきい値を低く
することで、センス動作初期のセンス速度を加速するこ
とができる。また、センスアンプを駆動する第3のNチ
ャンネルMOSトランジスタとPチャンネルMOSトラ
ンジスタのしきい値を低下させることで、センス動作の
後半の動作も加速することができる。また、センス動作
が開始してからしきい値を下げることで、初期電荷をロ
スせずにセンスアンプの感度の低下や初期電荷の目減り
によるセンス速度の低下を招くことなくセンス動作を加
速できる。また、トランジスタのバックノード電位を順
方向で与える期間を限定することにより、消費電力の増
加を最低限に抑えつつセンス動作を加速することができ
る。
【0038】本発明の第7の半導体集積回路であるセン
スアンプ回路は、上記第6の半導体集積回路に基板電位
制御端子に印加する電位を最適化することで、MOSト
ランジスタのしきい値を下げすぎることなくセンス動作
を加速することができる。
スアンプ回路は、上記第6の半導体集積回路に基板電位
制御端子に印加する電位を最適化することで、MOSト
ランジスタのしきい値を下げすぎることなくセンス動作
を加速することができる。
【0039】本発明の第8の半導体集積回路では、上記
第6の半導体集積回路にクランプ回路を採用すること
で、基板電位制御端子に過剰な電圧が印加されることを
防止してより確実にセンス速度を加速することができ
る。
第6の半導体集積回路にクランプ回路を採用すること
で、基板電位制御端子に過剰な電圧が印加されることを
防止してより確実にセンス速度を加速することができ
る。
【0040】本発明の第9の半導体集積回路では、上記
第1乃至第8の半導体集積回路に備えるMOSトランジ
スタを、SOI基板上に形成することで、回路の集積度
を高めることができる。
第1乃至第8の半導体集積回路に備えるMOSトランジ
スタを、SOI基板上に形成することで、回路の集積度
を高めることができる。
【0041】さらに、本発明の第10の半導体集積回路
では、上記第1乃至第8の半導体集積回路に備えるMO
Sトランジスタを、SOI基板上に形成されるモード遷
移トランジスタとし、モード遷移電圧を0V近傍に設定
することにより、ボディ電位制御に用いる電位を同じチ
ップ上で発生することができる。これにより、当該半導
体集積回路を用いた回路を動作させるための外部電源や
別部品の追加が不要となるため実用回路素子として広く
応用することができるという効果も合わせ持つ。
では、上記第1乃至第8の半導体集積回路に備えるMO
Sトランジスタを、SOI基板上に形成されるモード遷
移トランジスタとし、モード遷移電圧を0V近傍に設定
することにより、ボディ電位制御に用いる電位を同じチ
ップ上で発生することができる。これにより、当該半導
体集積回路を用いた回路を動作させるための外部電源や
別部品の追加が不要となるため実用回路素子として広く
応用することができるという効果も合わせ持つ。
【図1】 バルクシリコン上に形成したMOSトランジ
スタの構成を示す図である。
スタの構成を示す図である。
【図2】 CMOSインバータ回路を示す図である。
【図3】 CMOSインバータ回路の各制御信号の波形
を示すタイムチャートである。
を示すタイムチャートである。
【図4】 バイアス制御回路の回路図である。
【図5】 バイアス発生回路の回路図である。
【図6】 転送ゲートの構成を示す図である。
【図7】 転送ゲートの各制御信号の波形を示すタイム
チャートである。
チャートである。
【図8】 バイアス制御回路の構成を示す図である。
【図9】 転送ゲートの各制御信号の波形を示すタイム
チャートである。
チャートである。
【図10】 バイアス制御回路の構成を示す図である。
【図11】 CMOSインバータ回路及び転送ゲートを
用いるLSIの回路ブロックを示す図である。
用いるLSIの回路ブロックを示す図である。
【図12】 演算回路における制御信号の波形を示す図
である。
である。
【図13】 全加算器(1ビット加算回路)の回路図であ
る。
る。
【図14】 リップルキャリー型の8ビット加算回路を
示す図である。
示す図である。
【図15】 リップルキャリー型の8ビット加算回路へ
のバス入出力を2相クロックで制御する場合の回路構成
を示す図である。
のバス入出力を2相クロックで制御する場合の回路構成
を示す図である。
【図16】 リップルキャリー型の8ビット加算回路の
制御信号波形を示す図である。
制御信号波形を示す図である。
【図17】 桁上げ信号伝搬経路にある伝達ゲート及び
インバータを構成するMOSトランジスタのバイアス電
位VBを順方向に変化させるバイアス制御回路の構成を
示す図である。
インバータを構成するMOSトランジスタのバイアス電
位VBを順方向に変化させるバイアス制御回路の構成を
示す図である。
【図18】 /RAS信号及び/CAS信号により制御
されるDRAMの回路ブロックを示す図である。
されるDRAMの回路ブロックを示す図である。
【図19】 DRAM内部の信号生成回路で生成される
代表的な制御信号の波形を示すタイミングチャートであ
る。
代表的な制御信号の波形を示すタイミングチャートであ
る。
【図20】 DRAMにおいて、/RAS信号及び/C
AS信号に基づいて、各制御信号、及び、制御信号に応
じて動作するMOSトランジスタのバイアス電位VBを
順方向に変化させるタイミングを制御するためのタイミ
ング信号Tを生成する信号生成回路を示す図である。
AS信号に基づいて、各制御信号、及び、制御信号に応
じて動作するMOSトランジスタのバイアス電位VBを
順方向に変化させるタイミングを制御するためのタイミ
ング信号Tを生成する信号生成回路を示す図である。
【図21】 DRAMが備えるセンスアンプの構成を示
す図である。
す図である。
【図22】 センスアンプの制御信号及び出力信号の波
形図である。
形図である。
【図23】 初期センス動作前からバックノード電位を
順方向に制御した場合における信号波形を破線で示し、
初期センス開始直後からバックノード電位を順方向に制
御した場合の信号波形を実線で示す図である。
順方向に制御した場合における信号波形を破線で示し、
初期センス開始直後からバックノード電位を順方向に制
御した場合の信号波形を実線で示す図である。
【図24】 基板部とソース電極間の電圧Vbsに対する
シリコン基板とソース電極間に流れるダイオード順方向
電流を示す図である。
シリコン基板とソース電極間に流れるダイオード順方向
電流を示す図である。
【図25】 センスアンプのトランジスタのバックノー
ド電位の制御信号をクランプするクランプ回路図であ
る。
ド電位の制御信号をクランプするクランプ回路図であ
る。
【図26】 DRAMのビット線イコライズ回路を示す
図である。
図である。
【図27】 ビット線イコライズ回路の基板レイアウト
を示す図である。
を示す図である。
【図28】 ビット線イコライズ回路における信号波形
である。
である。
【図29】 SOI基板上に形成したMOSトランジス
タの構成を示す図である。
タの構成を示す図である。
【図30】 SOI基板上に形成したMOSトランジス
タにおいてボディ領域の電位を制御するために用いるレ
イアウトである。
タにおいてボディ領域の電位を制御するために用いるレ
イアウトである。
【図31】 (a)は、トランジスタが部分空乏化トラ
ンジスタである場合におけるA−A’断面を示し、
(b)は、B−B’断面を示す図である。
ンジスタである場合におけるA−A’断面を示し、
(b)は、B−B’断面を示す図である。
【図32】 (a)は、トランジスタが完全空乏化トラ
ンジスタである場合におけるA−A’断面を示し、
(b)は、B−B’断面を示す図である。
ンジスタである場合におけるA−A’断面を示し、
(b)は、B−B’断面を示す図である。
【図33】 横軸をボディ電圧、縦軸をドレイン電流と
し、ゲート電圧をパラメータとしてプロットしたグラフ
である。
し、ゲート電圧をパラメータとしてプロットしたグラフ
である。
1 P型シリコン基盤、2 ソース、3 ドレイン、1
10,126,222,332,412,414,41
6,418,420,423,425,427,42
9,433 遅延回路、102,122,124,20
1,210,212,223,225,334,33
6,M1,M2,M5,471,472,473 Nチ
ャンネルMOSトランジスタ、101,113,11
5,M3,M4,M6 PチャンネルMOSトランジス
タ、250 制御回路、103,104,202,22
0,251 バイアス制御回路、400 DRAM、4
05 センスアンプ回路、410 信号生成回路、45
0 ビット線イコライズ回路、500クランプ回路。
10,126,222,332,412,414,41
6,418,420,423,425,427,42
9,433 遅延回路、102,122,124,20
1,210,212,223,225,334,33
6,M1,M2,M5,471,472,473 Nチ
ャンネルMOSトランジスタ、101,113,11
5,M3,M4,M6 PチャンネルMOSトランジス
タ、250 制御回路、103,104,202,22
0,251 バイアス制御回路、400 DRAM、4
05 センスアンプ回路、410 信号生成回路、45
0 ビット線イコライズ回路、500クランプ回路。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 27/06 H01L 29/78 613Z 27/108 21/8242 29/786
Claims (10)
- 【請求項1】 基板部の電位を制御する基板電位制御端
子を備えるMOSトランジスタと、 当該MOSトランジスタのゲートへの入力信号の立ち上
がり及び立ち下がりタイミングに応じて、該MOSトラ
ンジスタの基板電位制御端子の電位を、該MOSトラン
ジスタのしきい値が低くなる方向に、所定の期間、パル
ス状に変化させる制御回路とを備えることを特徴とする
半導体集積回路。 - 【請求項2】 基板部の電位を制御する基板電位制御端
子を備えるMOSトランジスタと、 当該MOSトランジスタを活性化する信号がゲートに入
力されている期間中、該MOSトランジスタの基板電位
制御端子の電位を、該MOSトランジスタのしきい値が
低くなる方向にパルス状に変化させる制御回路とを備え
ることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項3】 基板部の電位を制御する基板電位制御端
子を備えるMOSトランジスタを、1つ以上用いてなる
演算回路と、 演算回路を作動させる制御信号を生成する制御回路と、 制御信号による演算回路の作動開始タイミングを第1の
タイミングとし、当該活性化された演算回路内の信号の
遷移する最も遅いタイミングを第2のタイミングとし、
第1のタイミング及び第2のタイミングに挟まれた期
間、演算回路で用いるMOSトランジスタの基板電位制
御端子の電位を、ゲートのしきい値が低くなる方向にパ
ルス状に変化させるバイアス制御回路とを備えることを
特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項4】 複数の演算回路が、基板部の電位を制御
する基板電位制御端子を備えるMOSトランジスタを用
いて構成される信号伝搬経路を介して接続してなる演算
部と、 各演算回路の信号伝搬経路が信号を伝搬する期間中、当
該信号伝搬経路が備えるMOSトランジスタのしきい値
を低くする方向に基板電位制御端子の電位をパルス状に
変化させる制御回路とを備えることを特徴とする半導体
集積回路。 - 【請求項5】 基板部の電位を制御する基板電位制御端
子を備えるMOSトランジスタを、各々使用する複数の
内部回路と、 外部より入力される信号に基づいて、複数の内部回路の
各々へ所定の制御信号を出力すると共に、当該内部回路
の備えるMOSトランジスタのしきい値を低くする方向
に基板電位制御端子の電位をパルス状に変化させる制御
回路とを備えることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項6】 各々基板部の電位を制御する基板電位制
御端子を備えるMOSトランジスタであって、第1及び
第2のNチャンネルMOSトランジスタのソースが第1
のドライブ線に共通に接続し、第1及び第2のPチャン
ネルMOSトランジスタのソースが第2のドライブ線に
共通に接続され、第1のNチャンネルMOSトランジス
タのドレイン及び第1のPチャンネルMOSトランジス
タのドレインと第2のNチャンネルMOSトランジスタ
のゲート及び第2のPチャンネルMOSトランジスタの
ゲートがビット線に共通に接続し、第2のNチャンネル
MOSトランジスタのドレイン及び第2のPチャンネル
MOSトランジスタのドレインと第1のNチャンネルM
OSトランジスタのゲート及び第1のPチャンネルMO
Sトランジスタのゲートがビット線と対をなすビット線
バーに共通に接続し、第3のNチャンネルMOSトラン
ジスタのドレインが第1のドライブ線に接続し、ソース
がグランド線に接続しゲートが第1のセンス駆動信号に
接続し、第3のPチャンネルMOSトランジスタのドレ
インが第2のドライブ線に接続し、ソースが電源線に接
続し、ゲートが第2のセンス駆動信号に接続されてなる
センスアンプ回路と、 センスアンプ回路において、センス動作の開始に伴い、
第1及び第2のセンス駆動信号が第3のNチャンネルM
OSトランジスタ及び第3のPチャンネルMOSトラン
ジスタを活性化した直後に、第1及び第2のNチャンネ
ルMOSトランジスタ、及び、第1及び第2のPチャン
ネルMOSトランジスタの基板電位制御端子の電位を、
ゲートのしきい値が低くなる方向に、所定の期間だけパ
ルス状に変化させると共に、上記センス動作の開始より
所定の時間が経過した後に、第3のNチャンネルMOS
トランジスタ及び第3のPチャンネルMOSトランジス
タの基板電位制御端子の電位を、しきい値が低くなる方
向に、所定の期間だけパルス状に変化させる制御回路と
を備えることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項7】 請求項6に記載された半導体集積回路に
おいて、 制御回路は、上記センス動作の開始直後に、第1及び第
2のNチャンネルMOSトランジスタの基板電位制御端
子の電位を、第1及び第2のNチャンネルMOSトラン
ジスタのソース電位より高く、該ソース電位に該トラン
ジスタのP−チャンネルとN+ソースドレイン間のPN
接合拡散電位を加えた電位よりも低い電位に、パルス状
に変え、第1及び第2のPチャンネルMOSトランジス
タの基板電位制御端子の電位を、第1及び第2のPチャ
ンネルMOSトランジスタのソース電位より低く、該ソ
ース電位から該トランジスタのN−チャンネルとP+ソ
ースドレイン間のPN接合拡散電位を差し引いた電位よ
りも高い電位に、パルス状に変え、センス動作開始より
所定の時間が経過した後に、第3のNチャンネルMOS
トランジスタの基板電位制御端子の電位を、グランド電
位よりも高く、該グランド電位に該トランジスタのP−
チャンネルとN+ソースドレイン間のPN接合拡散電位
を加えた電位よりも低く、パルス状に変え、第3のPチ
ャンネルMOSトランジスタの基板電位制御端子の電位
を、電源電位より低く、該電源電位から該トランジスタ
のN−チャンネルとP+ソースドレイン間のPN接合拡
散電位を差し引いた電位よりも高い電位に、パルス状に
変えることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項8】 請求項6に記載された半導体集積回路に
おいて、 更に、各MOSトランジスタに備える基板電位制御端子
の電位がグランド電位にPN接合拡散電位を加えた電位
を越えないようにクランプするPN接合ダイオードから
なるクランプ回路を備え、 上記クランプ回路には、クランプ電流が直接流入するグ
ランド線を、第1及び第2のNチャンネルMOSトラン
ジスタのソースノードが第3のNチャンネルMOSトラ
ンジスタを介して接続するグランド線とは別に設けるこ
とを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項9】 請求項1乃至請求項8に記載された半導
体集積回路の内の何れか1つにおいて、 各MOSトランジスタは、絶縁体層と前記絶縁体層の上
面に形成した単結晶シリコン膜から成るSOI基板上に
形成され、SOI層の基板部の電位を制御することを特
徴とする半導体集積回路。 - 【請求項10】 請求項1乃至請求項8に記載された半
導体集積回路の内の何れか1つにおいて、 各MOSトランジスタは、絶縁体層と、絶縁体層の上面
に配置された単結晶シリコン層とを含むSOI基板上
に、両者間にチャンネル領域を挟むように配置されたソ
ース領域及びドレイン領域と、上記チャンネル領域上方
に配置されたトランジスタ用ゲート電極と、上記チャン
ネル領域と同一の不純物を含み、かつ上記チャンネル領
域に接続された不純物拡散領域と、当該不純物拡散領域
に接続される基板電位制御端子とを備え、 該不純物拡散領域の電位がソース領域の電位と等しい場
合に、上記チャンネル領域下の空乏層の下端が上記絶縁
体層上端近傍に届くように上記単結晶シリコン層の膜厚
及び上記チャンネル領域の不純物濃度が設定されている
ことを特徴とする半導体集積回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8347385A JPH10189957A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 半導体集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8347385A JPH10189957A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 半導体集積回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10189957A true JPH10189957A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18389875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8347385A Pending JPH10189957A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 半導体集積回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10189957A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003142598A (ja) * | 2001-11-01 | 2003-05-16 | Hitachi Ltd | 半導体集積回路装置 |
WO2004088750A1 (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-14 | Juridical Foundation Osaka Industrial Promotion Organization | ラティラルバイポーラcmos集積回路 |
-
1996
- 1996-12-26 JP JP8347385A patent/JPH10189957A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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