JPH10189954A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH10189954A
JPH10189954A JP8341860A JP34186096A JPH10189954A JP H10189954 A JPH10189954 A JP H10189954A JP 8341860 A JP8341860 A JP 8341860A JP 34186096 A JP34186096 A JP 34186096A JP H10189954 A JPH10189954 A JP H10189954A
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JP
Japan
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electrode
region
impurity region
offset
semiconductor device
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JP8341860A
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English (en)
Inventor
Shigeki Teramoto
茂樹 寺本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高耐圧トランジスタの駆動能力および耐圧低
下を防止する。 【解決手段】 少なくとも一方の不純物領域が、チャネ
ル形成領域3a側から順に、低濃度なオフセット不純物
領域6b(又は6a)、高濃度な不純物領域7b(又は
7a)を隣接させて構成され、チャネル形成領域3a上
にゲート絶縁膜5を介して積層された第1の電極8と、
この第1の電極8及びオフセット不純物領域上に中間絶
縁膜9を介して積層され、第1の電極8上に開口する中
間絶縁膜9のコンタクト孔9aを介して当該第1の電極
8と電気的に接続されている第2の電極10と、を有す
る。第2の電極10により、オフセット不純物領域が保
護されてIdsについて初期値低下や動作時劣化が防止さ
れる。また、サリサイド化が容易で、フローティングゲ
ート構造の周辺トランジスタとのウェーハプロセス上の
整合性も高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば不揮発性メ
モリ等、高耐圧トランジスタを含む半導体装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】たとえば不揮発性半導体メモリや高耐圧
仕様のマイクロプロセッサ等、高電圧を扱う半導体装置
において、高電圧をオペレーションするためのトランジ
スタは、比較的に低い電圧で駆動する通常のトランジス
タと構造が若干異なっている。
【0003】図8には、この高耐圧トランジスタの一例
を、通常のトランジスタと比較して示す。同図(a)
は、通常のトランジスタ例として、LDD(Lightly Dop
ed Drain) 構造のNチャネルMOSFET(Metal-Oxide
-Semiconductor Field-EffectTransistor) の概略断面
図である。また、同図(b)は、高耐圧NチャネルMO
SFETの概略断面図である。図8において、符号10
0はシリコンウェーハ等の半導体基板、101はPウェ
ル、102はフィールド酸化膜、103はゲート絶縁
膜、104はゲート電極、105a,105bはn型不
純物が比較的に低濃度に導入されたLDD領域、106
はサイドウォール、107a,107bはそれぞれn型
不純物が比較的に高濃度に導入されたソース領域,ドレ
イン領域である。
【0004】図8(b)に示す高耐圧NチャネルMOS
FETは、同図(a)に示す通常のMOSFETと比較
すると、高電圧印加側(Nチャネル型では、ドレイン
側)の不純物領域105b,107bの構造が若干異な
っている。すなわち、通常のMOSFETでは、ゲート
電極104とドレイン領域107bとのオフセット量は
自己整合的にサイドウォール106の幅に決められてい
るのに対し、高耐圧MOSFETでは、両者間にサイド
ウォール106の幅より大きなオフセットAをもたせて
ある。このようなオフセット構造のFETでは、高電圧
が印加されるドレイン領域107bについて、ゲート電
極104との間で電界集中が緩和され、この結果、通常
のMOSFETに比べると、ソース〜ドレイン間耐圧を
高くすることができる。
【0005】図9(a)〜(d)は、上記構成の高耐圧
MOSFETの製造過程の一部を抜き出して示す概略断
面図である。図9(a)より前の工程については、特に
図示しないが、まずPウェル101が形成された半導体
基板(p型の半導体基板でも可)を用意し、常法に従っ
てフィールド酸化膜102を形成した後、ゲート絶縁膜
103とゲート電極104となる膜を成膜し加工する。
その後、加工後のゲート電極104とフィールド酸化膜
102をマスクとしたイオン注入によって、LDD領域
105a,105bを自己整合的に形成する。図9
(a)は、このイオン注入後の状態を示す。
【0006】次いで、例えば酸化シリコン膜または窒化
シリコン膜等の膜106aを全面に成膜し(図9
(b))、この形成膜全面に対しRIE(Reactive Ion
Etching)等の異方性エッチングを施し、形成膜をエッチ
バック(etch back) する。これにより、ゲート電極10
4の側壁にサイドウォール106が形成される(図9
(c))。
【0007】図8(a)に示した通常のMOSFETで
は、その後、サイドウォール106およびフィールド酸
化膜102をマスクとしたイオン注入によってソース領
域107aとドレイン領域107bを自己整合的に形成
する。これに対し、当該高耐圧MOSFETでは、先に
記述したオフセット構造を実現するために、図9(d)
に示すように、犠牲層(例えばレジストパターン10
8)を、ドレイン側のLDD領域105b上から周囲の
ゲート電極104上やフィールド酸化膜102上途中に
かけて形成する。このレジストパターン108によっ
て、図9(d)に示すように、図8(b)のオフセット
Aとなる部分が被覆され、その外側が部分的に開口され
る。したがって、このレジストパターン108をマスク
としてイオン注入を行なうと、図8(b)に示すよう
に、ドレイン側では、このレジストパターン108の開
口位置にドレイン領域107bが形成される。他方、ソ
ース側では、通常のMOSFETと同様に、サイドウォ
ール106およびフィールド酸化膜102に対し自己整
合的にソース領域107aが形成される。この後は、特
に図示しないが、所定の配線層等の形成によって電極取
出しが行なわれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この従来の高耐圧MO
SFETの製造方法では、図9(b)から図9(c)に
かけて、サイドウォール106を形成するためのエッチ
バックの際、通常、オーバーエッチング(over etching)
が施される。すなわち、サイドウォール膜材106aの
膜厚やエッチングのされ方がウェーハ面内で均一とは限
らないことから、ウェーハ面内どの箇所においてもソー
ス領域107aやドレイン領域107bとなる部分に当
該膜材106aが残らないようにするために、ジャスト
エッチ(just etch) の時間から更に所定割合だけ長い時
間(または、膜厚で規定してもよい)だけ余分にエッチ
ングされる。したがって、このRIE等におけるオーバ
エッチング時に、LDD領域105a,105bの露出
表面がイオン化粒子等で叩かれることになる。
【0009】このとき、当該膜材106aとシリコン基
板(厳密には、LDD領域105a,105b)との選
択比が余り大きくない場合も少なくない。たとえば、酸
化シリコン膜とシリコンとの選択比は通常3〜5程度で
あり、この場合、オーバエッチングによって表出するL
DD領域105a,105bの表面が削れることは免れ
得ない。図8(a)の通常のMOSFETでは、この削
れた表面全体に、その後に高濃度な不純物領域107
a,107bが形成されることから、この表面削れが特
性上問題となることは少ない。これに対し、同図(b)
の高耐圧MOSFETでは、図中、符号Bで示す電流経
路途中のオフセット領域表面が削れることから、この部
分が高抵抗化してしまい、ソース〜ドレイン間電流Ids
がとれなくなるといった問題があった。
【0010】加えて、このオフセット領域Bを含むLD
D領域105bの表出部分は、オーバーエッチング時に
プラズマに曝されるため、その後に層間膜を形成したと
きに層間膜とLDD領域105bとの界面に界面準位が
残ってしまい、トランジスタ動作を繰り返すうちに、界
面準位に電子が次第に捕獲され、この結果、図10に示
すようにIdsが低下し、ひいては駆動能力が劣化すると
いった問題もあった。この2番目の問題は、特にトラン
ジスタサイズを縮小化しゲート長やオフセット長Aを短
く設定した場合に顕著になってくることから、今後、高
耐圧トランジスタを有する半導体装置の更なる微細化を
進めていく上で、今以上に重要な解決課題となるものと
予想される。
【0011】一方、この微細化過程で高速性能を確保す
るためには、スケーリング則にのっとって不純物領域の
深さ方向にも微細化(極浅化)を同時に進めなければな
らならず、このときの不純物領域の低抵抗化技術の一つ
にSALICIDE(Self-Aligned Silicide) と称さ
れ、不純物領域をゲート電極とともに自己整合的にシリ
サイド化する技術がある。このシリサイドの形成のため
には、特定な高融点金属等の膜を全面に成膜し、熱処理
を施してシリコン或いはポリシリコン(ゲート電極材)
と反応させ、その後、未反応な絶縁膜上の金属膜を酸等
で除去することが、通常行なわれる。
【0012】SALICIDE技術をそのまま高耐圧ト
ランジスタに適用するとした場合、図8(b)のように
高濃度な不純物領域107a,107bを形成後、シリ
サイドの一括形成を行なう。このシリサイドの一括形成
によって、図11に示すように、シリサイド109がゲ
ート電極104上と不純物領域105a,105b,1
07a,107bの露出表面上全域に形成され、図8
(b)のオフセット領域Bにもシリサイド109が形成
されてしまう。シリサイド109がオフセット領域Bに
も形成されると、オフセットを設けた意味が失われ、当
該トランジスタは電界緩和を行うことが出来ずに耐圧が
低下してしまう。すなわち、高速デバイスに高耐圧トラ
ンジスタを搭載しようとした場合に、SALICIDE
(又は、シリサイド)技術をそのまま適用できず、この
結果、高耐圧トランジスタが必要なデバイスは高速化が
余り進展しないといった問題があった。
【0013】以上のような問題点を回避するために、ゲ
ート電極に対する不純物領域の配置構造として、GOL
D(Gate Overlaped Drain)構造を採用することも考えら
れる。図12は、GOLD構造を有するNチャネルMO
Sトランジスタの一般的な概略断面図である。図12
中、符号101はPウェル、103はゲート絶縁膜、1
04はゲート電極、105a,105bは低濃度な不純
物領域、107a,107bは高濃度な不純物領域を示
すことは、図8の場合と同様である。
【0014】GOLD構造が図8の場合と異なるのは、
各不純物領域105a,105b,107a,107b
と、ゲート電極104との相対位置関係である。すなわ
ち、GOLD構造の低濃度な不純物領域105a,10
5bは、ゲート電極104の下方で所定幅オーバラップ
し、ゲート電極104のエッジ外側には、高濃度な不純
物領域107a,107bが位置している。GOLD構
造の形成において、低濃度な不純物領域105a,10
5bをゲート電極104の下方で所定幅オーバラップさ
せるには、不純物領域105a,105bを形成後に熱
処理して熱拡散させるか、又はゲート電極104の形成
前に対向間隔が狭い不純物領域105a,105bを予
め形成しておく方法が採られる。このため、図9(c)
の工程のように、低濃度な不純物領域105a,105
bの表面がドライエッチング時のプラズマ中に曝される
ことがない。また、特に図示しないが、ゲート電極10
4の側壁にサイドウォールを形成し、これを分離絶縁膜
としてシリサイドを形成する場合でも、低濃度な不純物
領域105a,105bはゲート電極104に保護さ
れ、構造上、この不純物領域105a,105b上がシ
リサイド化されることもない。したがって、GOLD構
造では、先に指摘した駆動能力および耐圧の低下は回避
される。
【0015】しかし、上記した熱拡散により不純物領域
105a,105bをオーバラップさせる方法では、十
分なオフセット量を得るための加熱条件下、高耐圧トラ
ンジスタ以外の微細なトランジスタへの悪影響が大き
い。たとえば、不揮発性メモリの場合、周辺回路を構成
する高耐圧トランジスタのオフセット量確保のための熱
処理によって、メモリアレイを構成する微細トランジス
タのチャネル形成領域の不純物プロファイルが変化した
り、拡散層が広がって短チャネル効果に弱くなるなど、
この加熱が特性劣化を引き起こす要因となる。また、ゲ
ート電極104の形成前に不純物領域105a,105
bを予め形成しておく方法では、不純物領域105a,
105bを形成する際のイオン注入時に、チャネル形成
領域上のゲート絶縁膜103にダメージが導入され、膜
質劣化が懸念される。
【0016】本発明は、このような実情に鑑みてなさ
れ、高耐圧トランジスタの駆動能力および耐圧の低下を
防止し、加えて他のトランジスタの特性劣化も防止して
信頼性を高めた半導体装置を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上記目的を達成するために、本発明に係わ
る半導体装置では、半導体基板内の表面側でチャネル形
成領域を挟んで互いに離間する2つの不純物領域を有
し、少なくとも一方の前記不純物領域が、前記チャネル
形成領域側から順に、低濃度なオフセット不純物領域と
高濃度な不純物領域とを隣接させて構成されている高耐
圧トランジスタを有する半導体装置であって、前記チャ
ネル形成領域上にゲート絶縁膜を介して積層された第1
の電極と、前記第1の電極および前記オフセット不純物
領域上に中間絶縁膜を介して積層され、第1の電極上に
開口する前記中間絶縁膜の接続孔を介して当該第1の電
極と電気的に接続されている第2の電極と、を有するこ
とを特徴とする。このような構成の半導体装置では、オ
フセット不純物領域が第2の電極によって保護され、高
耐圧トランジスタのIdsの初期値低下や動作時劣化が防
止される。
【0018】また、本発明の半導体装置では、前記第2
の電極に対し、少なくとも前記オフセット不純物領域側
の側壁に側壁スペーサが設けられ、当該側壁スペーサを
挟んだ第2電極の上面と前記高濃度な不純物領域上に、
それぞれ導電層が形成されていることを他の特徴とす
る。この半導体装置では、オフセット不純物領域が第2
の電極で保護され、この領域上にシリサイドが形成され
ないことから、当該高耐圧トランジスタの不純物領域に
ついて、その部分的な(高濃度な不純物領域のみの)シ
リサイド化が可能となる。
【0019】さらに、本発明の半導体装置では、前記高
耐圧トランジスタのほかに、積層電極構造のメモリトラ
ンジスタを多数有し、前記第1の電極が、前記メモリト
ランジスタのフローティングゲート電極と同じ階層の導
電膜で構成され、前記第2の電極が、前記メモリトラン
ジスタのコントロールゲート電極と同じ階層の導電膜で
構成されていることを他の特徴とする。この半導体装置
では、メモリトランジスタと高耐圧トランジスタとのウ
ェーハプロセス上の整合性が高い。すなわち、メモリト
ランジスタの形成において、半導体基板上に絶縁膜を介
してフローティングゲート電極とコントロールゲート電
極とを積層させて形成すると同時に、高耐圧トランジス
タの第1の電極と第2の電極とによる積層電極を形成さ
せることができる。したがって、本発明によって、ウェ
ーハプロセスの容易化され、低コストな半導体装置が提
供される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる半導体装置
およびその製造方法を、図面を参照しながら詳細に説明
する。
【0021】第1実施形態 図1(a)は、本実施形態に係わる半導体装置におい
て、その高耐圧トランジスタのチャネル長方向に沿った
概略断面図であり、図(b)はチャネル幅方向に沿った
概略断面図である。図中、符号1は高耐圧トランジス
タ、2はシリコンウェーハ等の半導体基板、3はPウェ
ル、3aはチャネル形成領域、4はフィールド酸化膜、
5はゲート絶縁膜、6a,6bはn型不純物が比較的に
低濃度に導入された低濃度領域、7a,7bはそれぞれ
n型不純物が比較的に高濃度に導入されたソース領域,
ドレイン領域である。
【0022】本実施形態の高耐圧トランジスタ1では、
チャネル形成領域3a上に、ゲート絶縁膜5を介して第
1の電極8が形成されている。第1の電極8は、図1
(b)のチャネル幅方向でみると、チャネル形成領域3
aを挟んで位置する2つのフィールド酸化膜4,4上に
それぞれ乗り上げたかたちで延在している。第1の電極
8は、不純物が導入されて導電化された第1ポリシリコ
ン膜で構成されている。第1の電極8上に中間絶縁膜9
が成膜され、この中間絶縁膜9上に、第2の電極10が
形成されている。第2の電極10は、図1(a)のチャ
ネル長方向でみると、第1の電極8上を覆い、低濃度領
域6a,6bのゲート絶縁膜5に直接的に接する各部分
(以下、この各部分をオフセット領域と称する)上に延
在している。また、図1(b)のチャネル幅方向でみる
と、第2の電極10は、一方側で第1の電極8上を覆
い、他方側でフィールド酸化膜4上に乗り上げた第1の
電極8部分の途中まで延在している。第2の電極10
は、不純物が導入されて導電化された第2ポリシリコン
膜で構成されている。
【0023】第2の電極10上に、平坦化された層間絶
縁層11が形成されている。層間絶縁層11には、図1
(b)に示すように、第2の電極10の他端部を含む範
囲で開口するコンタクト孔11aが形成されている。こ
の層間絶縁層11のコンタクト孔11aの内底部に位置
する前記中間絶縁膜9も部分的に除去され、これにより
中間絶縁膜9のコンタクト孔9aが形成されている。こ
の互いに連通するコンタクト孔11a,9a内に充填さ
れたかたちで、局部配線層12が形成されている。局部
配線層12を介して、第1の電極8と第2の電極10と
が電気的に接続されている。
【0024】このような構造の高耐圧トランジスタ1で
は、低濃度領域6a,6bが第1の電極8に対し自己整
合的に形成され、またソース領域7a及びドレイン領域
7bが第2の電極10に対して自己整合的に形成されて
いる。これにより、ソース及びドレインの両方の側に、
低濃度領域6a,6bの前記オフセット領域が形成され
ている。一般に、このオフセット領域は、高電圧が印加
される側(この場合、ドレイン側)のみ設けられること
が多いが、ドレインとソースが入れ替わるスイッチとし
て用いるトランジスタ等においては、この実施形態のよ
うに、ソースおよびドレイン双方について、第2の電極
10で保護されたオフセット領域を設けることが望まし
い。
【0025】このようなオフセット構造のトランジスタ
1では、高電圧が印加されるドレイン領域7b(又は、
ソース領域7a)について、第1の電極8および第2の
電極10との間で電界集中が緩和され、この結果、耐圧
(ソース〜ドレイン間耐圧、ゲート〜ドレイン間耐圧)
が高めてある。この低濃度領域6a,6bの前記オフセ
ット領域が、第2の電極10の下方に位置することか
ら、構造上、第2の電極10の形成時にドライエッチン
グ等によってダメージが導入されることがない。また、
第1の電極8とチャネル形成領域3aとの間にはゲート
絶縁膜5が介在するのに対し、第2の電極10とオフセ
ット領域との間には、ゲート絶縁膜5に加えて中間絶縁
膜9が介在している。動作時に、このオフセット領域に
対しては、チャネル形成領域3aに対するよりも弱いが
確実にゲート電極の支配能力が及ぶこととなる。このた
め、オフセット領域の表面側に電荷のトラップ準位が存
在しても、このトラップ準位によって電子がピンニング
されることがなく、ソース〜ドレイン間電流Idsの低下
が防止されるといった効果もある。
【0026】なお、この図1(a)では、ソース領域7
aおよびドレイン領域7bは、それぞれの低濃度領域6
a,6bより浅く形成されている。これは空乏層が延び
ることを抑えた方が高耐圧化に有利なためであるが、こ
れに限らず、一般のLDD構造と同様に高濃度なソース
領域7aおよびドレイン領域7bを、それぞれ低濃度領
域6a,6bより深く形成してもよい。一方、図1
(b)において、局部配線層12は、第1の電極8と第
2の電極を電気的に接続するとともに、ゲート電極の引
出し配線層としても機能させたものである。本発明で
は、第1の電極8と第2の電極10とは、少なくとも中
間絶縁膜9に形成されたコンタクト孔9aを介して電気
的に相互接続されていることを要件とし、この接続構造
は図1(b)に限定されない。たとえば、コンタクト孔
9a上に第2の電極10を延在させ、ゲート電極の引出
し配線層は別に設けるか、又は第2の電極10自身を引
出し配線層として用いることもできる。
【0027】つぎに、以上のように構成された高耐圧ト
ランジスタ1の製造方法について、図面を参照しながら
説明する。ここで、図2および図3は、図1に示す高耐
圧トランジスタ1の各製造過程を示す概略断面図であ
る。図2(a)では、まずシリコンウェーハ等の半導体
基板を用意し、その表面に例えばイオン注入法でp型不
純物を導入すること等によってPウェル3を形成した
後、例えばLOCOS(Local Oxidation of Silicon)法
を用いてフィールド酸化膜4を選択的に形成する。フィ
ールド酸化膜4を形成するには、特に図示しないが、ま
ずパッド用酸化膜,窒化シリコン膜などの酸化阻止膜
を、この順に積層し、これらをドライエッチングにより
所定パターンに加工した後、LOCOS酸化を行なう。
これにより、素子間分離が達成される。
【0028】つぎに、必要に応じてチャネルストッパ形
成用のイオン注入を行い、そのアニール後に、上記酸化
阻止膜を除去し、この上に熱酸化法等を用いてゲート絶
縁膜5を成膜する。これにより、図2(a)に示すよう
に、フィールド酸化膜4によって囲まれた活性領域上
が、ゲート絶縁膜5で被膜される。
【0029】図2(b)では、例えばCVD(Chemical
Vapor Deposition)法を用いて、全面に第1ポリシリコ
ン膜8aを堆積した後、この第1ポリシリコン膜8aに
P(リン)等をドープして導電化する。導電化後の第1
ポリシリコン膜8a上に、所定形状のレジストパターン
13を、通常のフォトリソグラフィ技術を用いて形成す
る。
【0030】図2(c)では、レジストパターン13を
エッチングマスクとして、例えばRIE(Reactive Ion
Etching)法により第1ポリシリコン膜8aを異方性エッ
チングし、所定形状にパターニングする。これにより、
第1の電極8が形成される。続いて、レジストパターン
13を残したまま、イオン注入法により活性領域表面に
低濃度領域6a,6bを形成する。具体的には、例えば
Asイオン等を注入した後、注入イオンを電気的に活性
化するための熱処理を行う。これにより、Pウェル3表
面に、チャネル形成領域3aを挟んで相対する2つの低
濃度領域6aと6bとが、第1の電極8に対して自己整
合的に形成される。
【0031】図2(d)では、レジストパターン13を
除去後、例えばボトム酸化シリコン膜、窒化シリコン膜
およびトップ酸化シリコン膜を連続的に全面に成膜し、
中間絶縁膜9を形成する。中間絶縁膜9上の全面に、例
えばCVD法を用いて、第2ポリシリコン膜10aを堆
積する。
【0032】図3(e)では、導電化後の第2ポリシリ
コン膜10a上に、所定形状のレジストパターン14
を、通常のフォトリソグラフィ技術を用いて形成する。
レジストパターン14をエッチングマスクとして、第2
ポリシリコン膜10aを例えばRIE法により異方性エ
ッチングし、所定形状にパターニングする。これによ
り、第2の電極10が形成される。この異方性エッチン
グ時に、第2の電極10下方の低濃度領域6a,6b表
面部分(後の、オフセット領域となる部分)にダメージ
が導入されることがない。
【0033】図3(f)では、レジストパターン14を
除去後、イオン注入法により低濃度領域6a,6b表面
に、それぞれソース領域7a,ドレイン領域7bを形成
する。具体的には、例えばPイオン等を注入した後、注
入イオンを電気的に活性化するための熱処理を行う。こ
れにより、低濃度領域6a,6b表面の前記オフセッ領
域外側に、それぞれソース領域7a,ドレイン領域7b
が、第2の電極10に対して自己整合的に形成される。
このイオン注入時では、オフセット領域が第2の電極1
0で保護され、イオン注入時のダメージが当該オフセッ
ト領域に導入されることがない。
【0034】図3(g)では、全面に例えばSOGから
なる層間絶縁層11を成膜し、リフロー等で平坦化す
る。この工程では、層間絶縁層11として酸化シリコン
膜等の他の絶縁膜を用いることができる。その場合、更
に絶縁膜上にレジストを成膜し、このレジストとともに
層間絶縁層11の凸状段差をエッチバックすることによ
り平坦化する方法が採用できる。また、化学的機械研磨
によって平坦化してもよい。
【0035】図3(h)では、層間絶縁層11及び下層
側の中間絶縁膜9に対し、コンタクト孔11a,9aを
同時形成する。具体的には、まず。図示せぬ所定形状の
レジストパターンを、前記フィールド酸化膜4上方に延
在する前記第2の電極の他端部上で開口するように形成
する。このレジストパターンをエッチングマスクとし、
少なくとも第2の電極10と選択比がある程度とれる条
件で例えばRIE等の異方性エッチングを施す。これに
より、図3(h)に示すように、第2の電極10の他方
端部と第1の電極8の上面の一部が表面に露出する。
【0036】続いて、図1に示す局部配線層12となる
導電膜を全面に成膜し、第1の電極8と第2の電極10
とを電気的に接続させた後、通常のフォトレジスト技術
とエッチング加工技術とを用いて、この導電膜を加工し
てする局部配線層12を形成する。その後は、特に図示
しないが、他の層間絶縁層成膜,コンタクト孔形成,他
の金属配線層形成,オーバーコート膜成膜,パッド窓開
け等を経て、当該半導体装置を完成させる。
【0037】以上説明してきたように、本発明の半導体
装置は、低濃度領域領域6a,6bのオフセット領域上
が、その形成後直ぐに、中間絶縁膜9及び第2の電極1
0となる第2ポリシリコン膜10aで被膜され、この状
態が当該半導体装置の製造過程を通じて最後まで維持さ
れる。このため、第2の電極10の加工時、ソース領域
7a及びドレイン領域7bのイオン注入時に、オフセッ
ト領域が第2ポリシリコン膜10aで保護され、イオン
化粒子や不純物イオン等でたたかれることはない。した
がって、従来から問題であったオフセット領域の表面が
削れて高抵抗化し、ソース〜ドレイン間電流Ids がとれ
なくなるといった事態を構造上回避できる。電荷のトラ
ップ準位の導入も極力防止され、従来から問題であった
トランジスタ動作を繰り返すうちに、このトラップ準位
に電子が捕獲されて駆動能力が低下してしまうという問
題も、構造上回避できる。
【0038】第2実施形態 本実施形態は、片側オフセット構造についてのものであ
る。図4は、この第2実施形態に係わる高耐圧トランジ
スタを示す概略断面図である。なお、図4に示す本実施
形態の高耐圧トランジスタ1は、基本的な構成要素は、
前記した図1の第1実施形態の場合と同様で、各構成要
素は同一符号を付し、その説明を省略する。
【0039】本実施形態では、前記第1実施形態と異な
り、前記第1の電極8に対し、前記第2の電極10を高
電圧印加側(このNチャネルの場合、ドレイン側)のみ
オーバーラップさせている。また、第1の電極8に対し
自己整合的に形成される低濃度領域6a,6bと、第2
の電極に対し自己整合的に形成されるソース領域7a,
ドレイン領域7bとが、非対称に形成されている。この
ため、ドレイン側にのみオフセット領域が形成されてい
る。なお、第1の電極8と第2の電極との接続構造は、
第1実施形態の場合と同様である。
【0040】この片側オフセット構造の電極形成は、図
5(第1実施形態の図3(e)に対応)に示すように、
第1の電極8上からドレイン側にかけてレジストパター
ン14を形成し、このレジストパターン14をエッチン
グマスクとした異方性エッチングすることによって容易
に達成される。
【0041】本実施形態の高耐圧トランジスタ1も、第
1実施形態と同様な効果を奏し、ソース〜ドレイン間電
流Idsの初期値低下、動作中の駆動能力低下を効果的に
防止することができる。
【0042】第3実施形態 本実施形態は、第1実施形態の高耐圧トランジスタにサ
リサイド技術を適用して低抵抗化した場合である。本発
明では、第2実施形態の片側オフセット構造の高耐圧ト
ランジスタについてサリサイドを形成することもできる
が、繰り返しを避けるため、ここでは第1実施形態の高
耐圧トランジスタの場合について説明する。図6は、こ
の第3実施形態に係わる高耐圧トランジスタを示す概略
断面図である。なお、図6に示す本実施形態の高耐圧ト
ランジスタも、ゲート電極のオーバーラップ及び不純物
領域のオフセット構造そのものは第1実施形態と同様で
あり、重複する各構成要素は同一符号を付し、その説明
を省略する。
【0043】本実施形態の高耐圧トランジスタ1では、
第2の電極10の両側壁にサイドウォール15がそれぞ
れ形成され、このサイドウォール15に対し、ソース領
域7a及びドレイン領域7bが自己整合的に形成されて
いる。したがって、第1実施形態の場合(図1)と比較
すると、このサイドウォール15の幅だけ第2の電極1
0とソース領域7a又はドレイン領域7bとのチャネル
長方向の距離が離れている。サイドウォール15を挟ん
だ第2の電極10の上面とソース領域7a及びドレイン
領域7b上には、それぞれ高融点金属シリサイド等から
なる導電層16が形成されている。
【0044】サイドウォール15の形成は、先の第1実
施形態を示す図3の場合でいうと、図3(f)の第2の
電極10加工後に、所定のサイドウォール膜材を全面に
成膜し、これをRIE等の異方性エッチングでエッチバ
ックすることにより達成される。その後、第1実施形態
と同様に、ゲート絶縁膜5と中間絶縁膜9をエッチング
し、ソース領域7a及びドレイン領域7bをイオン注入
法により形成する。そして、表面に露出した第2の電極
10および不純物領域7a,7b上に、高融点金属シリ
サイド等からなる導電層16を自己整合的に形成する。
具体的には、特に図示しないが、所定の高融点金属から
なる金属層を例えばスパッタ法等によって全面に皮膜
し、熱処理により露出表面部分のみシリサイド化した
後、絶縁膜上にあってシリサイド化していない金属層を
酸で除去する方法、あるいは、CVD法で露出表面部分
のみに金属層を選択的に形成し熱処理でシリサイド化す
る方法などにより、この導電層16が形成される。
【0045】なお、図6の高耐圧トランジスタ1におけ
るサイドウォール15は、導電層16形成時の這い上が
りによっる電極間ショートを防止することを目的とす
る。したがって、導電層16の這い上がりが殆どない場
合、あるいはゲート絶縁膜5と中間絶縁膜9が十分に厚
く分離層として機能する場合にあっては、サイドウォー
ル15を省略してもよい。また、先の第1実施形態の説
明では、第2の電極10をポリシリコン膜から構成させ
るとしたが、第2の電極10が他の材料、例えばアルミ
ニュウム(Al)等の場合では、この第2の電極10上
には抵抗抗化のための導電層16は形成されず、単に不
純物領域7a,7bがシリサイド化されるのみとなる。
【0046】本実施形態では、不純物領域7a,7bの
シリサイド、またはサリサイド技術をそのまま導入した
場合でも、低濃度領域6a,6bのオフセット領域には
シリサイド等の導電層16が形成されない。このため、
従来懸念されていたような、オフセット領域で電界緩和
を行うことが出来ずに耐圧が低下してしまうとことは起
こらない。
【0047】第4実施形態 本実施形態は、上記した高耐圧トランジスタを不揮発性
メモリの周辺回路に用いた場合である。なお、第1実施
形態の高耐圧トランジスタの場合も同様であることか
ら、繰り返しを避けるため、ここでは第2実施形態の高
耐圧トランジスタの場合について説明する。図7には、
この不揮発性メモリの要部を示す概略断面図である。な
お、この図では、簡略化のため、サイドウォール及び電
極配線等は省略してある。この不揮発性メモリは、メモ
リトランジスタを行列状に多数配列させたメモリアレイ
と、周辺回路とから構成されている。周辺回路は、第2
実施形態で説明した高耐圧トランジスタ1を備えてい
る。
【0048】本実施形態では、メモリアレイを構成する
メモリトランジスタ17について、そのゲート絶縁膜5
上の積層ゲート電極構造が、下層側からフローティング
ゲート18と、中間絶縁膜19と、コントロールゲート
20とから構成されている。このフローティングゲート
18は、周辺回路の高耐圧トランジスタ1における第1
の電極8と同じ階層の膜である前記第1ポリシリコン膜
8aで構成されている。同様に、コントロールゲート2
0は第2の電極10と同じ階層の膜である前記第2ポリ
シリコン膜10aで構成され、また中間絶縁膜19も周
辺回路側の中間絶縁膜9と同じ階層の膜で構成されてい
る。
【0049】本実施形態の半導体装置によれば、周辺回
路側とメモリアレイ側とが共に2層電極構造を有し、し
かも各層が同じ階層の膜から構成されていることから、
周辺回路の高耐圧トランジスタ1とメモリトランジスタ
17とを一括形成でき、ウェーハプロセスの整合性が極
めて高い。この結果、当該不揮発性メモリは、製造が容
易で、高耐圧トランジスタ1を有することによるフォト
マスク数の増加もなく、コストパフォーマンスが高いと
いった利点を有する。
【0050】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係わ
る半導体装置によれば、高耐圧トランジスタのオフセッ
ト不純物領域の表面削れによるソース〜ドレイン間電流
の初期値低下、及び当該領域表面の電荷トラップによる
ソース〜ドレイン間電流のトランジスタ動作中の劣化を
有効に防止することができる。また、シリサイド等の導
電層を、耐圧を低下させることなく不純物領域上に形成
することができる。すなわち、シリサイド又はサリサイ
ドプロセスとの適合性が高い高耐圧トランジスタを実現
できる。さらに、高耐圧トランジスタ以外に、フローテ
ィングゲートを有する積層電極構造のトランジスタ等と
のウェーハプロセスの整合性が高い。
【0051】以上より、本発明によって、高耐圧トラン
ジスタの駆動能力低下を防止し、高速化のため不純物領
域の低抵抗化が図り易く、加えて積層電極構造のトラン
ジスタと高耐圧トランジスタとを一括形成することによ
って製造が容易化され低コストな半導体装置を提供する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わる半導体装置の要
部(高耐圧トランジスタ部分)を示す概略断面図であ
る。
【図2】図1の高耐圧トランジスタの製造過程におい
て、第2の電極の成膜までを示す概略断面図である。
【図3】図2に続き、層間絶縁層のコンタクト孔形成ま
で示す概略断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係わる片側オフセット
構造の高耐圧トランジスタを示す概略断面図である。
【図5】図4の高耐圧トランジスタの製造過程のうち、
図3(e)に対応する過程を示す概略断面図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係わりサリサイド化さ
れた高耐圧トランジスタを示す概略断面図である。
【図7】本発明の第4実施形態に係わる半導体装置(不
揮発性メモリ)の要部を示す概略断面図である。
【図8】従来の半導体装置について、高耐圧トランジス
タ(図8(b))の一例を、通常のトランジスタ(図8
(a))と比較して示す概略断面図である。
【図9】図9(a)〜(d)は、図8(b)の高耐圧ト
ランジスタの製造過程の一部を抜き出して示す概略断面
図である。
【図10】図8(b)の高耐圧トランジスタの動作中に
おけるソース〜ドレイン間電流の劣化を示すグラフであ
る。
【図11】図8(b)の高耐圧トランジスタをサリサイ
ド化した場合の概略断面図である。
【図12】従来のGOLD構造を有する半導体装置の概
略断面図である。
【符号の説明】
1…高耐圧トランジスタ、2…半導体基板、3…Pウェ
ル、3a…チャネル形成領域、4…フィールド酸化膜、
5…ゲート絶縁膜、6a,6b…低濃度領域(低濃度な
オフセット不純物領域)、7a…ソース領域(高濃度な
不純物領域)、7b…ドレイン領域(高濃度な不純物領
域)、8…第1の電極、8a…第1ポリシリコン膜(第
1の電極と同じ階層の導電膜)、9…中間絶縁膜、9a
…コンタクト孔(接続孔)、10…第2の電極、10a
…第2ポリシリコン膜(第2の電極と同じ階層の導電
膜)、11…層間絶縁層、11a…コンタクト孔、12
…局部配線層、13,14…レジストパターン、15…
サイドウォール、16…シリサイド等の導電層、17…
メモリトランジスタ、18…フローティングゲート、1
9…中間絶縁膜、20…コントロールゲート。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板内の表面側でチャネル形成領
    域を挟んで互いに離間する2つの不純物領域を有し、 少なくとも一方の前記不純物領域が、前記チャネル形成
    領域側から順に、低濃度なオフセット不純物領域と高濃
    度な不純物領域とを隣接させて構成されている高耐圧ト
    ランジスタを有する半導体装置であって、 前記チャネル形成領域上にゲート絶縁膜を介して積層さ
    れた第1の電極と、 前記第1の電極および前記オフセット不純物領域上に中
    間絶縁膜を介して積層され、第1の電極上に開口する前
    記中間絶縁膜の接続孔を介して当該第1の電極と電気的
    に接続されている第2の電極と、を有する半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の電極に対し、少なくとも前記
    オフセット不純物領域側の側壁に側壁スペーサが設けら
    れ、 当該側壁スペーサを挟んだ第2電極の上面と前記高濃度
    な不純物領域上に、それぞれ導電層が形成されている請
    求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記2つの不純物領域のうち他方の不純
    物領域も、前記チャネル形成領域側から順に、低濃度な
    オフセット不純物領域と高濃度な不純物領域とを隣接さ
    せて構成され、 前記第2の電極が、前記中間絶縁膜を介して前記第1の
    電極上から当該他方の不純物領域のオフセット領域上に
    延在されている請求項1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の電極に対し、前記他方の不純
    物領域を構成するオフセット不純物領域側の側壁にも側
    壁スペーサが設けられ、 当該側壁スペーサに隣接し前記他方の不純物領域を構成
    する高濃度な不純物領域上にも導電層が形成されている
    請求項3に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記高耐圧トランジスタのほかに、積層
    電極構造のメモリトランジスタを多数有し、 前記第1の電極が、前記メモリトランジスタのフローテ
    ィングゲート電極と同じ階層の導電膜で構成され、 前記第2の電極が、前記メモリトランジスタのコントロ
    ールゲート電極と同じ階層の導電膜で構成されている請
    求項1に記載の半導体装置。
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