JPH10189487A - 薄膜堆積方法 - Google Patents

薄膜堆積方法

Info

Publication number
JPH10189487A
JPH10189487A JP34171796A JP34171796A JPH10189487A JP H10189487 A JPH10189487 A JP H10189487A JP 34171796 A JP34171796 A JP 34171796A JP 34171796 A JP34171796 A JP 34171796A JP H10189487 A JPH10189487 A JP H10189487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
gas
heat treatment
cvd
furnace
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34171796A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Saito
正樹 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP34171796A priority Critical patent/JPH10189487A/ja
Publication of JPH10189487A publication Critical patent/JPH10189487A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Formation Of Insulating Films (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面汚染物を炭化による残存を伴うこと無く
効果的に除去し、しかも不必要な部分で形成された酸化
シリコン膜を容易に除去することができる薄膜堆積方法
を提供すること。 【構成】 被処理物表面に酸化性ガスを供給しながら表
面汚染有機物を燃焼除去するところの、200〜400
℃の温度域で酸化性ガスの供給を開始するものである第
一熱処理と、この熱処理により形成されると考えられる
酸化膜層を還元性ガスを供給しながら化学的に除去する
第二熱処理とを有し、これらの熱処理の後、薄膜堆積を
行う。 【効果】 表面汚染物を炭化による残存を伴うこと無く
効果的に除去し、しかも半導体層とポリシリコン膜配線
間の電気的接合抵抗の増加が防止でき、またDRAMキ
ャパシタの容量低下が防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体装置の製
造過程で用いられる薄膜堆積方法に係り、さらに詳しく
は、表面汚染物を炭化して残存することを伴うこと無く
効果的に除去し、しかも不必要な部分で形成された酸化
シリコン膜を容易に除去することができる薄膜堆積方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の高集積化に伴
い、MOS LSIのゲート酸化膜およびフラッシュ
(Flash)メモリーのトンネル酸化膜に用いられて
いる薄い酸化シリコン膜や、DRAMのキャパシタ絶縁
膜およびFlashメモリーの中間絶縁膜として用いら
れている薄い酸化シリコン膜及び窒化シリコン膜の信頼
性向上がますます重要になってきている。これらの薄い
酸化シリコン膜および窒化膜の信頼性低下の要因は単一
ではなく、膜中の欠陥や重金属汚染など複合的である
が、最近、かかる要因の一つとしてクリーンルーム環境
内からウェハ表面に吸着する有機物の影響が注目されて
いる。ウェハ表面に吸着された有機物は、島崎らの評価
検討によりジオクチルフタレート(DOP)であること
が判明している(94年春季応用物理学会28a−ZQ
−2,28A−ZQ−4)。また、その有機物のウェハ
表面吸着量と酸化シリコン膜耐電圧との相関も同じく島
崎らにより定量化(92年春季応用物理学会30a−Z
F−6)されている。ただし、有機物であるDOPと酸
化シリコン膜耐圧劣化のメカニズムに関しては明らかに
なっていない。
【0003】このウェハ表面に吸着する有機物DOPを
効果的にウェハ表面から除去する手段として、酸化性ガ
スによる燃焼除去方法が本願出願人によって提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では、被処理基板表面がシリコンである場合、シリコ
ンが酸化され、例えばDRAMのキャパシタ絶縁膜とし
て使用される薄い窒化シリコン膜をシリコン表面に形成
したい場合には、酸化シリコン膜の形成によりキャバシ
ター容量が低下するおそれがある。また、シリコン基板
とポリシリコンとの電気的な接合をとる工程の前に前記
燃焼除去方法を用いた場合には、接合抵抗が著しく増大
するような問題を生起する可能性がある。
【0005】このような従来技術の問題点が、実際にど
のようなプロセスで発生するのかを、減圧化学気相薄膜
堆積(以下CVD:Chemical Vapor Deposition )法を
例として、図を用いて説明する。
【0006】図6は、従来の有機物燃焼を考慮した減圧
CVD炉プロセスシーケンスの一例を示す。これに基づ
く処理工程を以下に示す。
【0007】ウェハ基板を石英ボートに装着し、インナ
ーチューブ内に導入する。この際、炉内温度は次に酸化
性ガスを導入する際の温度と同一とする。この温度は有
機物が燃焼可能な最低限の温度であり、且つウェハ基板
が余分に酸化されない温度である。
【0008】ウェハ基板のインナーチューブへの導入
後、CVD炉内は真空排気され、その後、酸化性ガスで
ある酸素をガス導入口からCVD炉内へ導入し、有機物
を燃焼除去処理する。
【0009】酸化性ガスによる燃焼除去処理の後、CV
D反応炉内を再び真空排気し、その後炉内雰囲気を窒素
置換させる。これは、CVDガスとして使用するモノシ
ラン(SiH4 )やジシラン(Si26 )が非常に化
学的に活性なガスであり、これらが酸化性ガスと容易に
反応してシリコン酸化物のパーティクルを発生しないよ
うにするためである。
【0010】その後、CVDにより薄膜堆積を行い、そ
の後真空排気し、前記と同様な理由から炉内の窒素置換
を行い、ウェハを搬出する。
【0011】図7は、有機物燃焼を考慮した減圧CVD
炉プロセスシーケンスの他の例を示す。
【0012】ウェハ基板を石英ボートに装着し、インナ
ーチューブ内へ導入する。この際、炉内雰囲気を酸素を
含む酸化性ガスで満たす。また、炉内温度は有機物(炭
化物)が燃焼可能な最低限の温度で、且つウェハ基板が
余分に酸化されない温度である。
【0013】酸化性ガスによる燃焼除去処理の後、真空
排気を行い、その後CVD反応炉内雰囲気を窒素置換さ
せる。これはCVDガスとして使用するモノシラン→ジ
シランが非常に化学的に活性なガスであり、これらが酸
化性ガスと反応してシリコン酸化物のパーティクルを発
生しないようにするためである。
【0014】酸化性ガスによる基板表面処理の後、薄膜
堆積CVDを実施する。
【0015】しかしながら、前記2例のようなプロセス
シーケンスに従い、酸化性ガスによる有機物燃焼除去処
理の後、ただちに薄膜堆積CVDを実施すると、次のよ
うな問題点が発生する。
【0016】まず、ポリシリコン膜を上記シーケンスに
より堆積する場合について説明する。
【0017】図8に示すように、ウェハ基板10上に酸
化シリコン膜11aがあり、ウェハ基板10とポリシリ
コン13との電気的接合を取るために酸化シリコン膜1
1aにコンタクトホールが開けられているとする。この
ホールが開けられたウェハ基板上には、クリーンルーム
環境による汚染有機物12が存在することがある。従来
の有機物燃焼を考慮した減圧ポリシリコンCVD炉プロ
セスシーケンスにおいては、有機物12を酸化および燃
焼させるため、酸化性ガスをウェハ基板10の付近に導
入する。この際、有機物12が燃焼除去されるが、これ
と同時に、ホールが開けられた部分のウェハ基板10の
表面も酸化するため、図8(b)に示すように、ホール
底部のシリコン表面上に酸化シリコン膜11が形成され
ていた。このため、引き続いて行われるポリシリコンの
CVDにより、酸化シリコン膜11の上にポリシリコン
13が形成されていた。このため、ウェハ基板10とポ
リシリコン13との電気的な接合抵抗が上昇してしまう
問題があった。
【0018】次に、DRAMキャパシタ用窒化シリコン
膜を上記シーケンスにより堆積する場合について説明す
る。
【0019】図9に示すように、DRAMキャパシタを
形成する際、ウェハ基板10上に酸化シリコン膜11a
があり、ウェハ基板10とポリシリコン13との電気的
な接合を取るため酸化シリコン膜11aにはコンタクト
ホールが開けられ、その上にキャパシタ下部電極として
ポリシリコン13が積層してある。このキャパシタ下部
電極となるポリシリコン13上には、図9(a)に示す
ように、クリーンルーム環境からの汚染有機物12が存
在することがある。従来の有機物燃焼を考慮した窒化シ
リコン膜CVDプロセスシーケンスにおいては、有機物
12を酸化および燃焼させるため、酸化性ガスをウェハ
基板10の付近に導入する。この際、有機物12が燃焼
除去されるが、これと同時に、キャパシタ下部電極とな
るポリシリコン13の表面をも酸化するため、図9
(b)に示すように、キャパシタ下部電極となるPS1
3上に酸化シリコン膜11が形成されてしまう。そのた
め、その後引き続いて行われるCVDにより、酸化シリ
コン膜11の上に窒化シリコン膜14が形成されてい
た。このためDRAMキャパシタの容量低下が起こるよ
うな問題があった。
【0020】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、表面汚染物を炭化による残存を伴うこと無く効果的
に除去し、しかも不必要な部分で形成された酸化シリコ
ン膜を容易に除去することができる薄膜堆積方法を提供
することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る薄膜堆積方法は、被処理物表面に酸化
性ガスを供給しながら表面汚染有機物を、酸化性ガス供
給開始時における温度を200〜400℃の温度域にし
て燃焼除去する第一熱処理と、還元性ガスを供給しなが
ら熱処理を行う第二熱処理とを有し、これらの熱処理の
後、薄膜堆積を行うことを特徴とする。
【0022】前記第二熱処理では、被処理物温度800
℃以上の温度域での処理を行うことが好ましい。
【0023】前記第二熱処理後、たとえば窒化シリコン
膜またはポリシリコン膜またはアモルファスシリコン膜
を形成する。
【0024】前記第一熱処理において使用する酸化性ガ
スは、酸素、亜酸化窒素、水蒸気のいずれかを含むこと
が好ましい。
【0025】前記第二熱処理において使用する還元性ガ
スは水素を含むことが好ましい。
【0026】本発明の薄膜形成法では、酸化性ガスによ
る有機物の燃焼除去により、残留する有機物による素子
特性の劣化を防止することができる。しかも本発明で
は、酸化性ガスによる有機物の燃焼除去に際して生ずる
と考えられる酸化膜層が還元性ガスの導入により除去さ
れるため、安定で良質なCVD薄膜の堆積が可能とな
る。これにより、半導体層とポリシリコン膜配線間の電
気的接合抵抗の増加が防止でき、またDRAMキャパシ
タの容量低下が防止できる。
【0027】しかも、第一熱処理が200〜400℃の
温度域で基板表面上に酸化性ガスの供給を開始するの
で、有機物の炭化を伴うこと無く完全燃焼させることが
でき、延いては有機物の完全な除去ができる。この点に
ついて説明すると次の通りである。
【0028】即ち、有機物を燃焼させる場合、燃焼させ
る温度が高いと有機物が炭化し、有機物の一部が炭化物
としてウェハ表面に残留するおそれがある。そして、こ
のような残留炭化物の存在は昇温脱離分析(GC−MA
S)では検出されないが、しかし、半導体装置の高集積
化に伴って装置の信頼性を低下させる要因となるおそれ
があることが本願発明者により確認された。従って、有
機物の燃焼除去に当たり、炭化を回避することが有機物
の完全消失のために不可欠であることが本願発明者によ
って発見された。そして、有機物を炭化を伴うこと無く
燃焼させるには炭化する温度以下の温度域で酸化性ガス
の供給を開始することが必要であり、その温度域は20
0〜400℃である。従って、有機物の炭化を伴うこと
無く完全燃焼させることができ、延いては有機物の完全
な除去ができるのである。
【0029】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態例に係る減圧
CVD薄膜形成法を図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0030】まず、各実施の形態例を説明するに先立
ち、各実施の形態例で用いる減圧CVD装置について説
明する。
【0031】図5は、縦型減圧CVD装置の断面該略図
である。減圧CVD炉は、アウターチューブ1とインナ
ーチューブ2とからなり、ウェハ基板は石英ボート3に
装着され、インナーチューブ2内に導入される。アウタ
ーチューブ1は下部チューブ20の上側フランジ4に気
密に接続してあり、下部チューブ20の下側フランジ2
1は炉口キャップ6に気密に接続してある。炉口キャッ
プ6の上には、ボート台8が設置してある。下部チュー
ブ20には、排気管5が気密に接続してある。排気管5
には、排気口7が形成してある。また、下部チューブ2
0には、ガス導入管が装着してあり、そこから、各種ガ
スをCVD炉内に導入するようになっている。
【0032】CVD炉内にウェハ基板が収納された石英
ボートを導入の後、排気口7からCVD反応炉内の雰囲
気を真空排気することにより、CVD反応炉内は減圧下
におかれる。
【0033】実施の形態例1 本実施の形態例は、本発明の方法を用いて、減圧CVD
プロセスによりポリシリコン膜を成膜する例である。
【0034】図1は、本発明の実施の形態例における減
圧CVDのプロセスシーケンスを示す。図2は、シリコ
ン基板表面との電気的接合を取るために行われるポリシ
リコンCVDプロセスの工程毎の要部断面図である。
【0035】図2(a)に示すように、半導体装置の製
造プロセスにおいては、シリコン基板などで構成される
ウェハ基板10の表面との電気的接合を取るため、酸化
シリコン膜11aにコンタクトホールを形成する工程を
必要とする。このコンタクトホールは、RIEなどを行
うプラズマエッチング装置により形成される。このエッ
チング装置からウェハ基板10が装置外に搬出される
際、クリーンルーム環境から直接的にあるいは搬送用カ
セット等から間接的にウェハ基板の表面は汚染を受け、
図2(a)に示すように、表面に汚染有機物12が存在
することがある。このような表面状態のウェハ基板の表
面には、次に、図1に示すシーケンスに従い、減圧CV
Dによりポリシリコン膜が形成される。
【0036】図1に示すステップS1 において、ウェハ
基板10を図5に示す石英ボート3に装着し、インナー
チューブ2内に導入する。この際の炉内温度はステップ
3において酸化性ガスを導入口からCVD反応炉内へ
導入する際の温度と同一にする。この温度は、有機物質
(炭化水素)が燃焼するための最低限の温度であり、炭
化物がウェハ基板10表面に残留するおそれの無い温度
であり、且つ、ウェハ基板が酸化されにくい温度である
200℃〜400℃で行う。
【0037】また、ステップS1 におけるCVD炉内並
びに炉内付近の雰囲気は特に限定は必要がない。但し、
ウェハ基板10への不要な自然酸化膜形成を抑制する意
味で、窒素雰囲気で行うようにし、ロードロック室を設
けて減圧下(1Pa程度)にするようにしても良い。
【0038】ウェハ基板を導入し、反応炉が減圧下に置
かれる前に、ステップS3 (尚、本実施の形態において
ステップS2 はなく、ステップS1 の次はステップS3
である。)において、酸化性ガスである酸素を、図5に
示すガス導入口からCVD炉内へ導入し、ウェハ基板表
面の有機物12を燃焼除去する。この時の条件は酸素流
量500sccm、圧力1.0Torr、時間は10分
程度で充分である。このステップS3 における有機物の
燃焼除去により、ウェハ基板の表面の有機物が当該条件
下で除去されることは、本発明者らの実験により確認さ
れた。
【0039】特に、酸化性ガスである酸素ガスO2 の供
給開始時点の温度が200〜400℃であることによっ
て有機物12の炭化を防止することができ、従って、有
機物をその炭化を伴うこと無く完全燃焼させることがで
き、延いては有機物の完全な除去ができるのである。こ
のことも本発明者の実験により確認された。
【0040】また、この燃焼除去により、厚さ1.5〜
2.0nm程度の酸化シリコン膜がコンタクトホールの
底部に位置するウェハ基板の表面に形成される。本実施
の形態例では、以下の工程を行うことにより、その酸化
シリコン膜が除去される。
【0041】ステップS4 において、再びCVD炉内を
真空排気し、ステップS5 において、CVD炉内を窒素
ガス置換し完全に酸化性ガス雰囲気を取り除く。このス
テップS5 の窒素置換処理の間、CVD炉内温度を次第
に上昇させ、800℃以上、例えば850℃に到達後安
定させる。
【0042】炉内温度を例えば850℃に保持したま
ま、次に、ステップS6 で水素ガスをCVD炉内に流量
500sccm、圧力0.5Torrの条件で30分間
導入し、酸化シリコン膜を化学的に還元除去する。この
ステップS6 の工程を付加することで、酸化性雰囲気で
の熱処理で生じた酸化シリコン膜が除去されることは、
本出願人の実験により確認されている。
【0043】次に、ステップS7 において、再びCVD
炉内を窒素ガス置換し水素ガス雰囲気を取り除く。この
ステップS7 の窒素ガス置換処理の間、CVD炉内温度
を次第に降下させ、630℃に到達後安定させる。
【0044】プロセスS1 、S3 〜S7 の結果、被処理
ウェハ基板の表面から、図2(b)に示すように、汚染
有機物12を除去できると共に、コンタクトホールの底
部のウェハ基板の表面には、酸化シリコン層が存在しな
い状態となる。
【0045】次に、ステップS8 において、モノシラン
ガスをCVD炉内に流量150sccm、圧力0.3T
orrの条件で導入し、図2(c)に示すように、ポリ
シリコン膜13をウェハ基板10上に堆積させる。この
結果、ポリシリコン膜13は、コンタクトホールにおい
て、下地のウェハ基板10の表面と安定して低抵抗で接
合することができる。
【0046】このような薄膜形成方法によれば、酸化性
ガスによる有機物の燃焼除去により、残留する有機物に
よる素子特性の劣化を防止することができる。しかも、
酸化性ガスによる有機物の燃焼除去に際して生ずると考
えられる酸化膜層が還元性ガスの導入により除去される
ため、安定で良質なCVD薄膜の堆積が可能となる。こ
れにより、半導体層とポリシリコン膜配線間の電気的接
合抵抗の増加が防止でき、またDRAMキャパシタの容
量低下が防止できる。
【0047】しかも、第一熱処理を200〜400℃の
温度域で行うので、有機物の炭化を伴うこと無く完全燃
焼させることができ、延いては有機物の完全な除去がで
きる。
【0048】即ち、前述の通り、有機物を燃焼させる場
合、燃焼させる温度が高いと有機物が炭化し、有機物の
一部が炭化物としてウェハ表面に残留するおそれがあ
る。そして、このような残留炭化物の存在は微量であっ
ても高集積度の半導体装置の信頼性を低下させる要因と
なるおそれがある。
【0049】従って、有機物の燃焼除去に当たり、炭化
を回避することが必要であり、それには、有機物が炭化
する温度以下の温度域で酸化性ガスの供給を開始するこ
とが必要であり、その温度域は200〜400℃であ
る。そして、本薄膜形成方法では、その温度域で燃焼除
去を行っているので、有機物を炭化を伴うこと無く完全
燃焼させることができ、延いては有機物の完全な除去が
できるのである。
【0050】実施の形態例2 本実施の形態例は、本発明の方法を用いて、減圧CVD
プロセスにより窒化シリコン膜を成膜する例である。図
3は本実施の形態例のプロセスシーケンスを示すチャー
ト図である。図4は、DRAMのキャパシタを作るため
に行われる窒化シリコンCVDプロセスの工程毎の要部
断面図である。
【0051】図4(a)に示すように、半導体装置とし
てのDRAMの製造プロセスにおいては、ウェハ基板1
0の表面に、酸化シリコン膜11aを形成し、その酸化
シリコン膜11aにコンタクトホールを形成し、そのコ
ンタクトホール内に埋め込むように、キャパシタの下部
電極となるポリシリコン膜13aを形成する工程を必要
とする。ポリシリコン膜を成膜した後、ウェハ基板10
は、搬送用カセットに収容され、クリーンルーム環境下
で、保管あるいは搬送されることがある。その際、クリ
ーンルーム環境から直接的あるいは搬送用カセット等か
ら間接的にウェハ基板の表面は汚染を受け、図4(a)
に示すように、表面に汚染有機物12が存在することが
ある。
【0052】このような表面状態のウェハ基板の表面に
は、次に、図3に示すシーケンスに従い、減圧CVDに
より窒化シリコン膜が形成される。
【0053】まず、ステップS1 において、ウェハ基板
10を、図5に示す石英ボート3に装着してインナーチ
ューブ2内に導入する。この際の炉内雰囲気を酸素を含
む酸化性ガスで満たす。このときの酸素温度は制御性も
含めて高濃度がよい。このことは、図5において、ガス
導入口9から酸素を含む酸化性ガスを導入すればよい。
または、排気口7に酸素ガスを含む酸化性ガスを導入す
る配管を施工し、その供給量を、大気圧より炉内が陽圧
になるように設定してもよい。
【0054】ウェハ基板10を石英ボート3に装着して
インナーチューブ2内に導入する際の炉内温度は、有機
物質(炭化水素)が燃焼するための最低限の温度であ
り、炭化物が生じそれが残留するというおそれの生じな
い温度であり、且つ、ウェハ基板が酸化されない温度で
ある200℃〜400℃にする。また、ステップS1
は、ウェハ基板10が炉内に全数入炉してから10分程
度保持すると、保持時間としては充分である。
【0055】次に、ステップS2 において、CVD炉内
を真空排気することにより減圧下に置き、その後S3
おいてCVD炉内を窒素ガス置換し酸化性ガス雰囲気を
取り除く。このステップS3 における窒素ガス置換処理
の間、CVD炉内温度を次第に上昇させ、800℃以
上、例えば850℃に到達後安定させる。
【0056】炉内温度850℃を保持したままステップ
4 で水素ガスをCVD炉内に流量500sccm、圧
力0.5Torrの条件で30分間導入し、酸化性ガス
雰囲気下の熱処理で生じていると考えられる酸化シリコ
ン膜を化学的に還元除去する。
【0057】ステップS5 において再びCVD炉内を窒
素ガス置換し水素ガス雰囲気を取り除く。このステップ
5 の窒素ガス置換処理の間、CVD炉内温度を次第に
降下させ、630℃に到達後安定させる。プロセスS1
からS5 までの結果、図4(b)に示すように、ポリシ
リコン膜13aの表面から、汚染有機物12を除去でき
ると共に、その表面には、酸化シリコン層が存在しない
状態となる。
【0058】次に、ステップS6 において、SiH2
2 ガスを流量50sccm、NH 3 ガスを流量500
sccm、全圧力0.6Torrの条件でCVD炉内に
導入させ、図4(c)に示すように、窒化シリコン膜1
4をポリシリコン膜13a上に堆積させる。この処理に
より、高誘電率で安定な窒化シリコン膜14を、間に酸
化シリコン膜を介在させることなくポリシリコン膜13
aの上に形成できる。窒化シリコン膜14の上には、キ
ャパシタの上部電極となるポリシリコン膜13bを成膜
する。
【0059】本実施の形態例では、実施の形態例1によ
ると同様に有機物を効果的に除去でき、炭化物が残留す
るおそれをなくすことができると共に、DRAMのキャ
パシタ絶縁膜となる窒化シリコン膜を薄く形成すること
ができ、DRAMキャパシタの容量が向上する。
【0060】実施の形態例3 前記実施の形態例1において、図1に示すステップS7
以降のプロセスステップを以下のようにすることによ
り、アモルファスシリコンを減圧CVDで成膜した以外
は、前記実施の形態例1と同様にして、コンタクトホー
ルでの接続を行った。
【0061】ステップS7 においてCVD炉内を窒素ガ
ス置換し水素ガス雰囲気を取り除く。この窒素ガス置換
処理の間、CVD炉内温度を次第に降下させ、520℃
に到達後安定させる。
【0062】ステップS8 において、モノシランガスを
CVD炉内に流量150sccm、圧力1.0Torr
の条件で導入させ、アモルファスシリコン膜をウェハ基
板10上に堆積させる。
【0063】実施の形態例4 前記実施の形態例1において、図1に示すプロセスシー
ケンスの代わりに、図3に示すプロセスシーケンスを用
いて、ポリシリコン膜を減圧CVDで成膜した以外は、
前記実施の形態例1と同様にして、コンタクトホールで
の接続を行った。
【0064】即ち、まず、ステップS1 において、ウェ
ハ基板10を、図5に示す石英ボート3に装着してイン
ナーチューブ2内に導入する。この際の炉内雰囲気を酸
素を含む酸化性ガスで満たす。このときの酸素濃度は制
御性も含めて高濃度がよい。このことは、図5におい
て、ガス導入口9から酸素を含む酸化性ガスを導入すれ
ばよい。または、排気口7に酸素ガスを含む酸化性ガス
を導入する配管を施工し、その供給量を、大気圧より炉
内が陽圧になるように設定してもよい。
【0065】ウェハ基板10を石英ボート3に装着しイ
ンナーチューブ2内に導入する際の炉内温度は、有機物
質(炭化水素)が燃焼するための最低限の温度であり、
炭化物が生じそれが残留するというおそれの生じない温
度であり、且つ、ウェハ基板が酸化されない温度である
200℃〜400℃にする。また、ステップS1 では、
ウェハ基板10が炉内に全数入炉してから5分程度保持
することが好ましい。次に、ステップS2 において、C
VD炉内を真空排気することにより減圧下に置き、その
後S3 においてCVD炉内を窒素ガス置換し酸化性ガス
雰囲気を取り除く。このステップS3 における窒素ガス
置換処理の間、CVD炉内温度を次第に上昇させ、80
0℃以上、例えば850℃に到達後安定させる。
【0066】炉内温度850℃を保持したままステップ
4 で水素ガスをCVD炉内に流量500sccm、圧
力0.5Torrの条件で30分間導入し、酸化性ガス
雰囲気下の熱処理で生じていると考えられる酸化シリコ
ン膜を化学的に還元除去する。
【0067】ステップS5 において再びCVD炉内を窒
素ガス置換し水素ガス雰囲気を取り除く。このステップ
5 の窒素ガス置換処理の間、CVD炉内温度を次第に
降下させ、630℃に到達後安定させる。プロセスS1
からS5 までの結果、図2(b)に示すように、汚染有
機物12を除去できると共に、コンタクトホールの底部
のウェハ基板の表面には、酸化シリコン層が存在しない
状態となる。
【0068】次に、ステップS6 において、モノシラン
ガスをCVD炉内に流量150sccm、圧力0.3T
orrの条件で導入させ、図2(c)に示すように、ポ
リシリコン膜13をウェハ基板10上に堆積させる。こ
の結果、ポリシリコン膜13は、コンタクトホールにお
いて、下地のウェハ基板10の表面と安定して低抵抗で
接合することができる。
【0069】実施の形態例5 前記実施の形態例2において、図3に示すプロセスシー
ケンスの代わりに、図1に示すプロセスシーケンスを用
いて、窒化シリコン膜を減圧CVDで成膜した以外は、
前記実施の形態例2と同様にして、DRAM用キャパシ
タを形成した。すなわち、まず、図1に示すステップS
1 において、ウェハ基板10を図5に示す石英ボート3
に装着し、インナーチューブ2内に導入する。この際の
炉内温度はステップ3 において酸化性ガスを導入口から
CVD反応炉内へ導入する際の温度と同一にする。この
温度は、有機物質(炭化水素)が燃焼するための最低限
の温度であり、炭化物が生じそれが残留するというおそ
れの生じない温度であり、且つ、ウェハ基板が酸化され
にくい温度である300℃〜400℃にする。
【0070】また、ステップS1 におけるCVD炉内並
びに炉内付近の雰囲気は、特に制約はない。但し、ウェ
ハ基板10への不要な自然酸化膜形成を抑制する意味
で、窒素雰囲気で行い、更にロードロック室を設けて減
圧下(1Pa程度)になるようにしても良い。
【0071】ウェハ基板を導入後、ステップS2 におい
てCVD炉内を真空排気して減圧状態とする。次に、ス
テップS3 において、酸化性ガスである酸素を、図5に
示すガス導入口9からCVD炉内へ導入し、ウェハ基板
表面の有機物12を燃焼除去する。この時の条件は酸素
流量500sccm、圧力1.0Torr、時間は5分
程度が最適である。このステップS3 における有機物の
燃焼除去により、ウェハ基板の表面の有機物が当該条件
下で除去されることは、本発明者らの実験により確認さ
れた。
【0072】ステップS4 において、再びCVD炉内を
真空排気し、ステップS5 において、CVD炉内を窒素
ガス置換し完全に酸化性ガス雰囲気を取り除く。このス
テップS5 の窒素置換処理の間、CVD炉内温度を次第
に上昇させ、850℃に到達後安定させる。
【0073】炉内温度850℃を保持したまま、次に、
ステップS6 で水素ガスをCVD炉内に流量500sc
cm、圧力0.5Torrの条件で3分間導入し、酸化
シリコン膜を化学的に還元除去する。このステップS6
の工程を付加することで、酸化性雰囲気での熱処理で生
じた酸化シリコン膜が除去されることは、本出願人の実
験により確認されている。
【0074】次に、ステップS7 において、再びCVD
炉内を窒素ガス置換し水素ガス雰囲気を取り除く。この
ステップS7 の窒素ガス置換処理の間、CVD炉内温度
を次第に降下させ、630℃に到達後安定させる。
【0075】プロセスS1 、S3 〜S7 の結果、被処理
ウェハ基板の表面から、図4(b)に示すように、ポリ
シリコン膜13aの表面から、汚染有機物12を除去で
きると共に、その表面には、酸化シリコン層が存在しな
い状態となる。
【0076】次に、ステップS8 において、モノシラン
ガスをCVD炉内に流量150sccm、圧力0.3T
orrの条件で導入し、図4(c)に示すように、窒化
シリコン膜14をポリシリコン膜13a上に堆積させ
る。この処理により、高誘電率で安定な窒化シリコン膜
14を、間に酸化シリコン膜を介在させることなくポリ
シリコン膜13aの上に形成できる。
【0077】窒化シリコン膜14の上には、キャパシタ
の上部電極となるポリシリコン膜13bを成膜する。
【0078】本実施の形態例では、DRAMキャパシタ
絶縁膜となる窒化シリコン膜を薄く形成することがで
き、DRAMキャパシタの容量が向上する。
【0079】実施の形態例6 前記実施の形態例2または5において、実施の形態例5
ではS4 (図1)以降、実施の形態例2ではS2 (図
3)以降のプロセスステップを以下の様にした以外は、
前記実施の形態例と同様にして、DRAM用キャパシタ
を製造した。
【0080】すなわち、ステップS4 (S2 )において
CVD炉内を真空排気することにより減圧下に置き、ス
テップS5 (S3 )においてCVD炉内をNH3 ガス置
換し酸化性ガス雰囲気を取り除く。NH3 ガス流量は5
00sccm程度が適切である。このNH3 ガス置換処
理の間、CVD炉内温度を次第に上昇させ、800℃以
上、例えば850℃に到達後安定させる。
【0081】炉内温度850℃を保持したままステップ
6 (S4 )で水素ガスをCVD炉内に流量500sc
cm、圧力0.5Torrの条件で30分間導入し、酸
化層を化学的に還元除去する。
【0082】ステップS7 (S5 )においてCVD炉内
をNH3 ガス置換し水素ガス雰囲気を取り除く。NH3
ガス流量は500sccm程度が適切である。このNH
3 ガス置換処理の間、CVD炉内温度を次第に降下さ
せ、700℃に到達後安定させる。
【0083】プロセスS7 (S5 )までの結果、図4
(b)に示すように、ポリシリコン膜13aの表面か
ら、汚染有機物12を除去できると共に、その表面に
は、酸化シリコン層が存在しない状態となる。
【0084】次に、ステップS6 において、SiH2
2 ガスを流量50sccm、NH3 ガスを流量500
sccm、全圧力0.6Torrの条件でCVD炉内に
導入させ、図4(c)に示すように、窒化シリコン膜1
4をポリシリコン膜13上に堆積させる。この処理によ
り、高誘電率で安定な窒化シリコン膜14を、間に酸化
シリコン膜を介在させることなくポリシリコン膜13a
の上に形成できる。
【0085】窒化シリコン膜14の上には、キャパシタ
の上部電極となるポリシリコン膜13bを成膜する。
【0086】本実施の形態例では、DRAMのキャパシ
タ絶縁膜となる窒化シリコン膜を薄く形成することがで
き、DRAMキャパシタの容量が向上する。
【0087】なお、本発明は、上述した実施の形態例に
限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変
することができる。
【0088】たとえば、上記各実施の形態例を組み合わ
せることにより、本発明の範囲内で種々に改変すること
ができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、クイーンルーム環境からウェハ表面に付着した有機
物質を有効に除去し、さらに有機物除去のために形成さ
れていた酸化シリコン膜を簡便な方法により除去するこ
とができ、特別な前処理工程数の追加なしにDRAMキ
ャパシタ絶縁用窒化シリコン膜の膜質向上を図ることが
できる。また、ポリシリコンやアモルファスシリコンな
どの配線膜と半導体層との電気的接合抵抗の低減化・安
定化を図ることができる。これらの結果、IC歩留の向
上を図ることができると共に、素子の信頼性の向上を図
ることができる。更に、有機物を燃焼処理する第一熱処
理における酸化性ガスの供給開始時における温度域を有
機物の炭化が生じない200〜400℃にしたので、有
機物の炭化を伴うこと無く完全燃焼させることができ、
延いては有機物の完全な除去ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施の形態例における減圧C
VD炉のプロセスシーケンスを示すチャート図である。
【図2】図2(a)〜(c)は本発明の一実施の形態例
に係る半導体装置の製造過程を示す要部断面図である。
【図3】図3は本発明の他の実施の形態例における減圧
CVD炉のプロセスシーケンスを示すチャート図であ
る。
【図4】図4(a)〜(c)は本発明の一実施の形態例
に係る半導体装置の製造過程を示す要部断面図である。
【図5】図5は縦型減圧CVD炉の断面図である。
【図6】図6は従来技術による減圧CVD炉のプロセス
シーケンスを示すチャート図である。
【図7】図7は従来技術による減圧CVD炉のプロセス
シーケンスを示すチャート図である。
【図8】図8(a),(b)は従来技術による半導体装
置の製造過程を示す要部断面図である。
【図9】図9(a)〜(c)は他の従来技術による半導
体装置の製造過程を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1・・・アウターチューブ、2・・・インナーチュー
ブ、3・・・石英ボート、4・・・フランジ、5・・・
真空排気管、6・・・炉口キャップ、7・・・真空排気
口、8・・・ボート台、9・・・ガス導入口、10・・
・シリコン基板、11,11a・・・酸化シリコン膜、
12・・・有機物、13・・・ポリシリコン、14・・
・窒化シリコン膜。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理物表面に酸化性ガスを供給しなが
    ら表面汚染有機物を燃焼除去する第一熱処理と、還元性
    ガスを供給しながら熱処理を行う第二熱処理とを有し、
    これらの熱処理の後、減圧CVDにより薄膜堆積を行
    う、被処理物表面に薄膜を堆積させる薄膜堆積方法にお
    いて、 上記第一熱処理は200〜400℃の温度域で酸化性ガ
    スの供給を開始するものであることを特徴とする薄膜形
    成方法
  2. 【請求項2】 第二熱処理は800℃以上の温度域で行
    うことを特徴とする請求項1記載の薄膜形成方法
  3. 【請求項3】 第二熱処理後シリコン窒化膜を形成する
    工程を有することを特徴とする請求項2又は3記載の薄
    膜形成方法
  4. 【請求項4】 第二熱処理後若しくはシリコン窒化膜形
    成後、多結晶若しくはアモルファスのシリコン膜を形成
    する工程を有することを特徴とする請求項1、2又は3
    記載の薄膜形成方法
  5. 【請求項5】 第一熱処理において使用する酸化性ガス
    は酸素O2 、亞酸化窒素N2 O、水蒸気H2 Oのいずれ
    かを含むことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載
    の薄膜形成方法
  6. 【請求項6】 第二熱処理において使用する還元性ガス
    は水素H2 を含むことを特徴とする請求項1、2、3、
    4又は5記載の薄膜形成方法
JP34171796A 1996-12-20 1996-12-20 薄膜堆積方法 Pending JPH10189487A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34171796A JPH10189487A (ja) 1996-12-20 1996-12-20 薄膜堆積方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34171796A JPH10189487A (ja) 1996-12-20 1996-12-20 薄膜堆積方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10189487A true JPH10189487A (ja) 1998-07-21

Family

ID=18348242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34171796A Pending JPH10189487A (ja) 1996-12-20 1996-12-20 薄膜堆積方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10189487A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002047142A1 (fr) * 2000-12-05 2002-06-13 Tokyo Electron Limited Procede et appareil de traitement d'un article a traiter
US7063992B2 (en) 2003-08-08 2006-06-20 Solid State Measurements, Inc. Semiconductor substrate surface preparation using high temperature convection heating

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002047142A1 (fr) * 2000-12-05 2002-06-13 Tokyo Electron Limited Procede et appareil de traitement d'un article a traiter
EP1351283A1 (en) * 2000-12-05 2003-10-08 Tokyo Electron Limited Method and apparatus for treating article to be treated
EP1351283A4 (en) * 2000-12-05 2006-01-25 Tokyo Electron Ltd METHOD AND DEVICE FOR TREATING AN ARTICLE TO BE TREATED
US7208428B2 (en) 2000-12-05 2007-04-24 Tokyo Electron Limited Method and apparatus for treating article to be treated
CN100372076C (zh) * 2000-12-05 2008-02-27 东京毅力科创株式会社 被处理体的处理方法及处理装置
KR100886997B1 (ko) * 2000-12-05 2009-03-04 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 피처리체의 처리방법 및 처리장치
US7063992B2 (en) 2003-08-08 2006-06-20 Solid State Measurements, Inc. Semiconductor substrate surface preparation using high temperature convection heating

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100924055B1 (ko) 반도체 디바이스의 제조 방법 및 기판 처리 장치
KR100272138B1 (ko) 반도체장치 및 그 제조방법
JP2636755B2 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
US5629043A (en) Silicon nitride film formation method
TWI540643B (zh) A semiconductor device manufacturing method, a substrate processing apparatus, a substrate processing system, and a recording medium
US8435905B2 (en) Manufacturing method of semiconductor device, and substrate processing apparatus
KR100737056B1 (ko) 탄탈 산화막의 엠오씨브이디 방법
WO2013065771A1 (ja) 半導体装置の製造方法、半導体装置の製造装置及び記録媒体
JP3437830B2 (ja) 成膜方法
TW202015130A (zh) 半導體裝置之製造方法、基板處理裝置及記錄媒體
JP3657942B2 (ja) 半導体製造装置の洗浄方法、及び半導体装置の製造方法
JPH0714986A (ja) 半導体装置の製造方法及びその製造装置
JPH07263431A (ja) タンタルを含む高誘電体膜の形成方法
JP2001177057A (ja) アナログ回路用キャパシタ及びその製造方法
JP2611466B2 (ja) 容量絶縁膜の形成方法
JP2004079931A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH10189487A (ja) 薄膜堆積方法
JPH0927457A (ja) 薄膜堆積方法
JP3440685B2 (ja) ウエハ処理装置および処理方法
JPH05326477A (ja) 半導体基板表面のハロゲン除去方法
JP2002540628A (ja) 低バッファ酸化膜を有する高誘電率の誘電スタックの製作方法
JP2855978B2 (ja) 窒化シリコン膜の製造方法
JPH10178009A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH08203889A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH11214379A (ja) シリコン酸化膜の形成方法