JPH1018868A - アクセル操作抵抗発生装置 - Google Patents

アクセル操作抵抗発生装置

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JPH1018868A
JPH1018868A JP19298096A JP19298096A JPH1018868A JP H1018868 A JPH1018868 A JP H1018868A JP 19298096 A JP19298096 A JP 19298096A JP 19298096 A JP19298096 A JP 19298096A JP H1018868 A JPH1018868 A JP H1018868A
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JP
Japan
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accelerator
pressing member
pressing
rotating shaft
accelerator pedal
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JP19298096A
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English (en)
Inventor
Shunichi Kishida
俊一 岸田
Kenji Koga
謙司 古賀
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Nippon Carburetor Co Ltd
Original Assignee
Nippon Carburetor Co Ltd
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸気絞り弁などの出力制御用機器を間接また
は直接に駆動する回転軸をアクセルペダルにワイヤケー
ブルで連結したものにおいて、ワイヤケーブルが短い場
合にアクセルペダル踏み力を減少させず、在来のものと
同じ感覚で操作させる。 【解決手段】 回転軸9に板部材38を固定してその表
面にばね部材27で押当て部材29を常時弾性的に圧接
させ、その摩擦力でアクセルペダル踏み力の減少を補わ
せる。押当て部材29は構造部分に突起30と嵌入溝3
1との嵌合いにより軸線方向可動に支持させ、突起30
と嵌入溝31との周方向隙間による押当て部材29と板
部材38との共回りはばね部材40でそれらの一側面を
互いに圧接状態とすることにより防止し、アクセルペダ
ル操作開始時の異和感をなくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は運転者のアクセル操
作量に応じてエンジンの出力制御用機器、例えば吸気絞
り弁を間接または直接に駆動するシステムにおけるアク
セル操作抵抗発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガソリンエンジンにおいては吸気絞り弁
を開閉すること、またディーゼルエンジンにおいては噴
射ポンプのプランジャを回転させること、などによりエ
ンジンの出力制御を行っていることはごく常識的な技術
である。そして、自動車においては、エンジンルーム内
に設置されたこれらの出力制御用機器は運転席の足元に
設置されたアクセルペダルとワイヤケーブルで連結さ
れ、運転者のアクセル操作量に応じて駆動される。ワイ
ヤケーブルはエンジンルーム内のエンジンや吸気管など
のレイアウトの都合上かなりの長さをもっており、所定
経路上で往復動するようにパイプなどの案内に沿って配
置されている。
【0003】一方、ガソリンエンジン搭載の自動車にお
いて、アクセル操作を吸気絞り弁にワイヤケーブルのみ
を用いて機械的に伝達する代わりに、電気式または負圧
式のアクチュエータにより吸気絞り弁を開閉させるよう
にし、アクセル操作量を電気信号に変換してアクチュエ
ータを動作させる、という電気的伝達方式が開発され、
一部で実用化されている。
【0004】アクセル操作を吸気絞り弁に電気的に伝達
する、という前記システムはアクセル操作量に比例して
電気抵抗値を変えるポテンションメータを利用したアク
セルセンサをアクセルペダルの近くに設置してこれらを
ワイヤケーブルで連結した構成とされ、ワイヤケーブル
のみを用いて機械的に伝達するシステムに比べてワイヤ
ケーブルがきわめて短い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のようにワイヤケ
ーブルが大幅に短縮されると、アクセルペダル踏み込み
に対する抵抗が小さくなり、そのために機械的伝達シス
テムに慣れ親しんでいた運転者がこのような電気的伝達
システムを搭載した自動車を運転した場合、アクセルペ
ダルの踏み力が著しく軽減されるため必要以上に踏み込
んで思わぬ加速を生じて事故を招いたり、踏み込みをた
めらって運転性を損なう、などの不都合を生じる原因と
なる。
【0006】更に、アクセルペダルと吸気絞り弁とをア
クセルワイヤで連結した機械式伝達システムにおいて
も、エンジンルーム内のレイアウトによって吸気絞り弁
が在来のものよりもアクセルペダルに接近した場所に配
置される場合のあることが予測され、この場合もワイヤ
ケーブルは短いものとなってアクセルペダルの踏み力が
軽減され、前記と同じ不都合をもたらす原因を作る。こ
のことは、ディーゼルエンジンにおいて噴射ポンプを調
整させるワイヤケーブルが短縮された場合にも発生し、
燃料を必要以上に増加させるなどの不都合をもたらすこ
ととなる。
【0007】そこで、本発明は運転者のアクセル操作を
短い長さのワイヤケーブルを経てアクセルセンサの摺動
子を取付けた回転軸または吸気絞り弁の弁軸である回転
軸或いは噴射ポンプのプランジャである回転軸に伝達
し、吸気絞り弁や噴射ポンプを間接または直接に駆動さ
せる場合に、アクセル操作に抵抗力を加えることにより
在来の長大なワイヤケーブルが用いられているシステム
と同程度のアクセルペダル踏み力を必要とさせ、これに
より異和感なくアクセル操作を行うことができる手段を
提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、エンジンの出力制
御用機器を間接または直接に駆動させる回転軸とアクセ
ルペダルとをワイヤケーブルで連結し、アクセル操作量
に応じて回転軸を回転させる出力制御用機器駆動機器に
おいて、ワイヤケーブルが短い場合に生じる前記の不都
合を解消させるため、本発明は回転軸を回転させるアク
セル操作に抵抗力を加える手段として、回転軸に固定し
た板部材とその表面に抵抗発生用のばね部材により常時
弾性的に接して摩擦抵抗を発生する押当て部材とからな
るディスクブレーキ応用構造を採用した。
【0009】アクセル操作に抵抗力を加える手段として
は、回転軸に適度の制動力を常時作用させるように働く
制動機構を用いるのが適切である。制動機構としては帯
ブレーキ、枕ブレーキ、遠心ブレーキ、ばねブレーキな
どが広く知られているが、ディスクブレーキは放熱が良
好でアクセルペダルの踏み込みと緩めとをほぼ連続して
反覆させても耐えることができる、広い場所を要しない
でコンパクトに設置することができる、などの利点があ
るので、本発明ではこのディスクブレーキ応用構造を採
用することとしたものである。
【0010】また、押当て部材は回転軸に固定されてい
る板部材にばね部材により弾性的に圧接させられて摩擦
抵抗を発生させるために、軸線方向可動であって回転不
可とすることが必要である。そのために、回転軸を支持
している構造部分および押当て部材の一方にピン孔を設
けもう一方に突設したピンを差込んで軸線方向可動の回
り止め手段とすることもできるが、一方にキイ溝に相当
する嵌入溝を設けもう一方にキイに相当する突起を設け
て互いに嵌合わせた構成とすると、部品点数を増加させ
ないとともに組付け、分解が簡単にできる、という利点
があるので、本発明ではこのキイ結合構造を採用した。
【0011】前記の嵌入溝と突起との間には、押当て部
材を軸線方向可動としたために隙間が必然的に存在して
おり、アクセル操作開始時に押当て部材が回転軸周方向
の隙間分だけ板部材と共回りしてしまい、その間アクセ
ルペダル踏み力が小さいために異和感を生じさせること
となる。その対策として、本発明では回転防止用のばね
部材により押当て部材に構造部分へ押し付ける方向の荷
重を作用させ、嵌入溝と突起とを互いの側面で圧接させ
ることにより押当て部材を構造部分に回転不可に固定さ
せたものである。
【0012】以上により、ワイヤケーブルがきわめて短
い場合でも在来の長大なものと同程度のアクセルペダル
踏み力を必要とさせ、異和感のないアクセル操作を行わ
せる、という目的が達成される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明をガソリンエンジン搭載の
自動車における吸気絞り弁開閉信号発生用のアクセルセ
ンサの回転軸に適用した形態を図面に基いて説明する。
【0014】アクセルセンサ7は吸気絞り弁の開度セン
サと同様に、回転軸9に摺動子を放射方向へ取付けると
ともに、回転軸9を中心とする円弧上に摺動子が摺接す
る帯状抵抗体を配置し、帯状抵抗体の両端に一定の基準
電圧を加えて摺動子からその位置に対応した分割電圧を
とり出し、これに基く電気信号を所要の制御機器類に送
る、という実開昭59−41708号公報などでよく知
られている構成のものであり、摺動子および帯状抵抗体
はハウジング8に内蔵されている。
【0015】ハウジング8は逆間形の基台4の一方の柱
部分5に設けられているとともに、これより突出した回
転軸9はもう一方の柱部分6を貫通してその軸端部に後
述するアクセル操作抵抗発生手段を設置してこれらを一
体品のアクセルセンサユニット3として取扱えるように
なっている。
【0016】このアクセルセンサユニット3は自動車の
床1に基台4を載せてボルト2によって固定され、アク
セルペダル12の近く、例えば自動車室内に設置され
る。
【0017】回転軸9のハウジング8と柱部分6との間
の部分は合成樹脂製のカラー10に包まれており、その
外側方に配置された扇状のアクセルレバー14から延び
る腕部材15が回転軸9に固着されているとともに、ア
クセルレバー14の回転軸9を中心とする円弧形誘導溝
16にアクセルワイヤ19が嵌込まれて先端で互いに結
合している。このアクセルワイヤ19の基端はアクセル
ペダル12に係合しており、運転者がアクセルペダル1
2を踏み込むとアクセルレバー14が回動してこれと一
体に回動する回転軸9に取付けた摺動子が帯状抵抗体上
を摺動してアクセル操作量に比例した出力電圧がとり出
される。この電気信号や基準電圧はハウジング8に設け
た端子11を経て出力或いは入力される。
【0018】また、アクセルペダル20を戻したときア
クセルレバー14および回転軸9を戻し動作に追従して
逆方向へ回転させるためのねじりコイルばねからなる戻
しばね17がカラー10を囲んで設けられているととも
に、吸気絞り弁をアイドル位置および全開位置に正確に
停止させるための位置決め部材18が腕部材15に並べ
て回転軸9に固着されている。
【0019】次に、本発明に係るアクセル操作抵抗発生
手段は柱部分6の外側端面部分に設置されている。即
ち、柱部分6の外側端面に開放させて形成した円形のく
ぼみ20の底面に端筒壁21が突出しており、その内部
から奥方向へ延びる軸受室22にころがり軸受からなる
軸受23を嵌装し、その内輪を回転軸9に圧入固定する
ことにより回転軸9を柱部分6に回転自由に支持させる
とともに、軸受室22の入口部分にリテーナ24を圧入
固定して軸受23を定置させている。リテーナ24は正
方形断面のリングであって回転軸9を囲んでおり、その
入口側端面は短筒壁21の先端面と同一面とされている
とともに、入口側および中心側へ開放した浅い係合溝2
5を有している。
【0020】係合溝25には歯付座金からなるばね部材
27が嵌込まれており、その円周方向一定間隔で形成さ
れているねじれ歯は係合溝25からくぼみ20の内部へ
と突出している。また、くぼみ20には円板状の押当て
部材29が回転軸9を隙間を与えて貫通させて嵌込まれ
ている。
【0021】ばね部材27は押当て部材29を後述する
板部材38に常時弾性的に圧接させてアクセル操作の抵
抗として働く摩擦力を発生させるものであって、圧縮コ
イルばね、ばね座金、皿形ばね座金、ゴム板などが使用
可能であるが、全円周に亘って均等な圧接力を作用させ
ること、狭い空間に設置可能とすること、同一圧縮量に
対する荷重ばらつきが少ないこと、が実用上好ましいこ
とから、図示の形態ではこれらを満足させることができ
る歯付座金を採用している。
【0022】くぼみ20の周側面の中心を挟んだ二つの
位置には開放端面から底面まで延びる角形の嵌入溝31
が向かい合って設けられており、押当て部材27の外側
周面の中心を挟んだ二つの位置には放射方向へ突出させ
て角形の突起30が一体成形により設けられている。押
当て部材29は突起30を嵌入溝31に嵌込んでくぼみ
20に装入され、回転軸9の軸線方向へ可動であるが回
転不可とされる。この突起30と嵌入溝31とは一組で
あってもよいが、二組以上を円周方向等間隔で設けるの
が力を均等に分散させるうえで有利である。
【0023】押当て部材29はまた、くぼみ20の開放
端面へ向いた表面にフッ素系樹脂で作られた薄板状の摩
擦抵抗部材32を接着により固着保持しており、その外
側周縁に近い部分には回転軸9とほぼ同心の円上に位置
させて接触面を形成する狭い幅のリング33が突出形成
されている。
【0024】回転軸9の軸端部はくぼみ20から突出し
ており、周側面の一部を切落として形成した切欠き雄ね
じ部35を有している。そして、押当て部材29とほぼ
同径の円板からなる板部材38が切欠き雄ねじ部35に
嵌込まれ、ナット37により回転軸9の段部37に押付
けられた状態で締付け固定されている。
【0025】板部材38を段部37とナット36とに挟
み込んで回転軸9に固定したとき、そのくぼみ20の内
部へ向いた表面の外側周縁近くがリング33に接して押
当て部材29を押し、ばね部材27を圧縮状態とする。
このばね部材27の圧縮程度は段部36の位置または軸
受23の内輪の回転軸9への圧入固定位置を管理するこ
とによって調整され、リング33を介して押当て部材2
9が板部材38に押付けられる圧接力、即ちアクセル操
作の抵抗として働く摩擦力を適正な値とすることができ
る。
【0026】前述のばね部材27,押当て部材29,板
部材38は回転軸9の任意の個所に設置することができ
るが、図示の形態のように軸端部、殊に回転軸9を支持
している構造部分である柱部分6の外側に設置すると、
組付け、分解、調整、保守などの面で有利である。
【0027】また、押当て部材29は回転軸9と同心の
円上で全周に亘って板部材38に圧接し片寄ったトルク
を発生させないことが好ましく、そのために全面で圧接
させてもよいが、過度に大きな力を要しないで回転させ
ることが要求されるので、図示のように狭い幅のリング
33を接触させるのがよい。
【0028】次に、押当て部材29は組付け、分解のた
め、および圧接力調整のため、更に磨耗に伴う自動移動
のため軸線方向可動とされており、そのために突起30
と柱部分6の嵌入溝31との間に適度の隙間が設けられ
ている。
【0029】このため、アクセル操作開始時に回転軸9
と板部材38とが一体に回転を開始すると、押当て部材
29は嵌入溝31と突起30との周方向隙間分だけ共回
りする。この共回りする間は抵抗が小さく、次に隙間が
なくなって押当て部材29が固定されたときから急激に
抵抗が大きくなる。従って、抵抗の急変を運転者が感知
すると従来にない異和感を覚え、そのために以後のアク
セル操作に不安をもつなど心理面によくない影響を与
え、ひいてはエンジンの安定した運転ができなくなるこ
とがある。という心配がある。
【0030】抵抗の急変が感知される共回りの回転角度
は個人差があるが、敏感な人にも感知されないようにす
るためには共回りさせなければよい。
【0031】そこで、本発明は嵌入溝31と突起30と
を常に互いの側面が圧接した状態とする回転防止用のば
ね部材を押当て部材29に作用させ、アクセルペダル1
2の踏み込み時および緩め時のいずれにおいても押当て
部材29が回転しないようにした。
【0032】図1乃至図4に示されている形態におい
て、主に図4を参照して回転防止用のばね部材40は環
部分40aとその両端の腕部分40bとからなるワイヤ
スプリングが用いられており、短筒壁21を囲んでくぼ
み20に嵌込まれているとともに、二つの腕部分40b
がそれぞれ環部分40aに接近する方向へ曲げられて二
つの突起30に係合させられ、これらの係合個所を結ぶ
線に直角であって回転軸9の中心を通る線上で環部分4
0aがくぼみ20の周側面に接している。
【0033】二つの腕部分40bは弾性復元力でそれぞ
れが係合している突起30を、回転軸9の回転方向へ向
かって反対側の側面30aが嵌入溝31の側面31aに
圧接させるように働き、その圧力はくぼみ20の環部分
40aが接している個所20aが受ける。
【0034】この形態によると、ばね部材40は押当て
部材29に回転軸9と直交する方向の荷重を作用させて
おり、押当て部材29の突起30の一つの側面30aを
構造部分である柱部分6の嵌入溝31の一つの側面31
aに押し付けている。従って、この押しつけ力を押当て
部材29と板部材38との摩擦力よりも大きくするよう
にばね部材40のばね力を設定することにより、板部材
38がいずれの方向へ回転しても押当て部材29は共回
りすることなく固定され、その結果アクセル操作開始時
に異和感を覚えさせることが完全になくなる。
【0035】このような荷重を押当て部材29に作用さ
せる手段は、ワイヤスプリングからなるばね部材40に
限るものでなく、図5(A)に示したようにくぼみ20
の周側面に嵌込み孔20bを設けて圧縮コイルばねから
なるばね部材41を装入しその一端を押当て部材29の
外側周面に押し付けたもの、図5(B)に示したように
くぼみ20の周側面に嵌込み溝20cを設けて板ばねか
らなるばね部材42を両端を係止させて装入しその中央
部を押当て部材29の外側周面に押し付けたものであっ
てもよい。これらのばね部材41,42はいずれも押当
て部材29に回転軸9と直交する方向の荷重を作用させ
るように、二つの突起30を結ぶ線に直角であって回転
軸9の中心を通る線上で押当て部材29に接触し、回転
軸9の中心へ向かう力を与えている。
【0036】次に、図6および図7に示されている形態
において、回転防止用のばね部材45はコイル部分45
aとその両端の腕部分45b,45cとからなるねじり
コイルばねが用いられており、短筒壁21を囲んでくぼ
み20に嵌込まれているとともに、コイル部分45aの
軸線方向へ延びる一方の腕部分45bがくぼみ20の底
面において柱部分6に係止され、コイル部分45aの接
線方向へ延びるもう一方の腕部分45cがコイル部分4
5aに接近する方向へ曲げられて一方の突起30に係合
されている。
【0037】これにより、コイル部分45aはねじられ
た状態となり、その戻り力が突起30を引張って押当て
部材29を回転させ、二つの突起30を回転軸9の回転
方向へ向かって同一側の側面30bが嵌入溝31の側面
31bに圧接させるように働く。
【0038】この形態によると、ばね部材45は押当て
部材29に回転方向の荷重を作用させており、押当て部
材29の突起30の一つの側面30bを構造部分である
柱部分6の嵌入溝31の一つの側面31bに押し付けて
いる。従って、この押し付け力を押当て部材29と板部
材38との摩擦力よりも大きくするようにばね部材45
のばね力を設定することにより、板部材38がいずれの
方向へ回転しても押当て部材29は共回りすることなく
固定され、その結果アクセル操作開始時に異和感を覚え
させることが完全になくなる。
【0039】このような荷重を押当て部材29に作用さ
せる手段は、ねじりコイルばねからなるばね部材45に
限るものではなく、図5(A),(B)に示したのと同
様の圧縮コイルばねや板ばねを使用することができる
が、これらの押当て部材29の外側周面への押し付け方
向は回転軸9の中心から外れていることが必要である。
【0040】尚、ばね部材40,41,42,45を合
成樹脂やゴムのような弾性体,引張りコイルばねに代え
ても回転防止の目的を達成できることは勿論である。
【0041】
【発明の効果】以上のように、アクセルペダルとワイヤ
ケーブルで連結されて吸気絞り弁などの出力制御用機器
を間接または直接に駆動させる回転軸に固定した円板の
表面に、回転軸を支持している構造部分に支持させた押
当て部材を常時弾性的に圧接させる構成とした抵抗発生
手段を設けた本発明によると、在来のものに比べてワイ
ヤケーブルが短縮された場合に減少するアクセルペダル
踏み力を在来のものと同程度に増大させることができ、
このため必要以上に踏み込んで思わぬ加速を生じて事故
を招いたり、反対に踏み込みをためらって運転性を損な
う、という不都合を生じさせないものである。
【0042】特に、本発明では押当て部材を構造部分に
一方の嵌入溝にもう一方の突起を嵌込んだキイ結合構造
によって軸線方向可動であるが回転不可に支持させ、且
つ嵌入溝と突起とをばね部材によって互いの一側面で圧
接させ押当て部材を完全に固定したので、アクセル操作
開始時に嵌入溝と突起との周方向隙間分だけ押当て部材
が板部材と共回りするという現象がなくなり、従って運
転者が異和感を覚えることなく在来のものと全く同じ感
覚でアクセル操作を行うことができ、出力制御用機器に
運転者の意志を適切に伝達してエンジンに所望の運転を
安定よく行わせることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す一部切載した正面
図。
【図2】図1の拡大部分図。
【図3】図1の左側面図。
【図4】図1のX−X線に沿う断面図。
【図5】図1の形態に用いた回転防止用のばね部材の異
なる形態を示す断面部分図。
【図6】本発明の別の実施の形態を示す縦断面部分図。
【図7】図6のY−Y線に沿う断面図。
【符号の説明】
7アクセルセンサ,9回転軸,12アクセルペダル,1
9アクセルワイヤ,27抵抗発生用のばね部材,29押
当て部材,30突起,31嵌入溝,38板部材,40,
41,42,45回転防止用のばね部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの出力制御用機器を間接または
    直接に駆動させる回転軸とアクセルペダルとがワイヤー
    ケーブルで連結され、アクセル操作量に応じて前記回転
    軸が回転する出力制御用機器駆動機構の前記回転軸を回
    転させるアクセル操作に抵抗力を加える装置であって;
    前記回転軸に固定された板部材と、前記回転軸を支持し
    ている構造部分に支持された押当て部材と、前記押当て
    部材を前記板部材へ常時弾性的に圧接させた抵抗発生用
    のばね部材と、前記押当て部材を前記構造部分へ押し付
    ける方向の荷重を作用させた回転防止用のばね部材と;
    を具えており、前記押当て部材は前記構造部分にそれら
    の一方に設けた嵌入溝にもう一方に設けた突起を嵌込む
    ことによって前記回転軸の軸線方向へ可動とされている
    とともに、前記回転防止用のばね部材が前記嵌入溝と突
    起とを互いの側面で圧接することによって回転不可とさ
    れている;ことを特徴とするアクセル操作抵抗発生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記回転防止用のばね部材は前記押当て
    部材に前記回転軸と直交する方向の荷重を作用させて前
    記嵌入溝と突起とを互いの側面で圧接している請求項1
    に記載したアクセル操作抵抗発生装置。
  3. 【請求項3】 前記回転防止用のばね部材は前記押当て
    部材に回転方向の荷重を作用させて前記嵌入溝と突起と
    を互いの側面で圧接している請求項1に記載したアクセ
    ル操作抵抗発生装置。
JP19298096A 1996-07-03 1996-07-03 アクセル操作抵抗発生装置 Withdrawn JPH1018868A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2798161A1 (fr) * 1999-09-07 2001-03-09 Ntn Toyo Bearing Co Ltd Dispositif de pression pour l'application d'une resistance de frottement a un arbre de reglage de puissance de moteur
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