JPH10188475A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH10188475A
JPH10188475A JP8338043A JP33804396A JPH10188475A JP H10188475 A JPH10188475 A JP H10188475A JP 8338043 A JP8338043 A JP 8338043A JP 33804396 A JP33804396 A JP 33804396A JP H10188475 A JPH10188475 A JP H10188475A
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JP
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reproducing
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JP8338043A
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Inventor
Isao Kimura
勇雄 木村
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ターゲットセクタが記録状態か未記録状態か
を的確に判断しデータの重ね書きを防止する。 【解決手段】 ターゲットセクタにユーザデータを記録
する前に、ターゲットセクタのデータ部よりユーザデー
タとエラー訂正符号を再生する。すなわち、データ再生
回路12にて、ユーザデータとエラー訂正符号を再生す
る。再生したユーザデータとエラー訂正符号はエラー訂
正回路13へ転送する。エラー訂正回路13は、再生さ
れたエラー訂正符号に基づいてユーザデータに対してエ
ラー訂正を実施し、エラー訂正可能であればエラー訂正
OK信号17をCPU7aへ送る。CPU7aは、エラ
ー訂正OK信号17を受けて、ターゲットセクタが記録
済みであると判断し、ターゲットセクタへのデータの記
録を中止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスクにユ
ーザデータの記録を行う光ディスク装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】光磁気ディスク装置は、光磁気記録媒体
に外部磁場をかけながらレーザー光を照射してその磁化
方向を反転させ、ビット情報として記録するものであ
る。通常、光磁気ディスクにデータを記録するときには
まずその記録領域の磁化を一定方向に揃えることにより
データを消去し、その後レーザー光を照射点滅させて磁
化反転領域を部分的に作成し、デジタル情報として記録
する。このため、すでにデータが記録済みの領域もこれ
の消去を行うことにより新しい情報を記録することがで
きる。このように光磁気ディスク装置は、光磁気ディス
クに対し情報の書き込みまたはその領域を書き換えるこ
とができることを特徴としていることから、書き換え型
光ディスク装置とも呼ばれている。
【0003】これに対し、記録媒体の物理的構造を部分
的に変化させることによりデジタル情報を記録する記録
装置がある。実際の記録装置で用いられている物理的構
造の変化とは例えば、形状を変化させたり、材質の化学
的変化を利用するのが一般的である。これらは不可逆の
変化なので既に情報が記録されている領域を新たに消去
しデータを書き換えることはできない。このような一度
だけ書き込み可能な光ディスク記憶装置を一般的に追記
型光ディスク装置という。追記型光ディスク装置では、
データの重ね書きを防止するため、ハードウエア的にプ
ロテクトをかけている。
【0004】ところで、ユーザーによってはデータを書
き換える必要が無く、また、以前記録したデータを誤っ
て消去しないようにしたシステムが必要なときがある。
例えば新聞等の記事記録や、文献資料等の場合は、閲覧
することはあっても書き換える必要はなく、むしろ故意
に書き換えられてしまうことがないシステムの方が適し
ている。このような用途で光磁気ディスクを使用する
と、「書き換え可能」という利点が逆に問題点となって
しまう。現在、一般的に使用されているオペレーション
システム(OS)などでは記録媒体内の所定のファイル
の属性をリードオンリー(読み取り専用)とすることで
重ね書きを禁止している。
【0005】しかし、これはコンピュータ上のOSがソ
フトウエア的に管理しているだけであり、ドライブ装置
自体が重ね書きを認識してプロテクトを行う訳ではな
い。従って、OSのプログラムのバグや、ファイル属性
の改ざんにより、データが消去されてしまう危険性が伴
う。このため、上記用途には追記型光ディスク装置が有
効であったが、近年、光磁気ディスク装置に書き込みが
一回だけしかできない機能を追加し、追記型光ディスク
装置としても使用できるようにしたCCW(Conti
nious Co−mposite Write On
ce)対応の光磁気ディスク装置が開発され使用される
ようになってきた。
【0006】このCCW対応光磁気ディスク装置では、
追記型光ディスク装置と同様に、データの重ね書きをハ
ードウエアでプロテクトしている。このプロテクトの方
法としては、以下の二つの方法が用いられている。まず
第1のプロテクトの方法について説明する。図4に記録
媒体上のセクタの主な内部構成を示す。図4において、
ID領域21はそのセクタの番地が記録される領域であ
り、データ部23はユーザデータが記録される領域であ
る。また、データ部23の直前にあるフラグ領域22は
そのセクタが書き込み済みかどうかを示す情報の記録領
域であり、データ部23に書き込み後に特定のパターン
が書き込まれる。従ってCCW対応光ディスク装置で
は、ユーザデータを記録する直前にこのフラグ22を読
み込み、特定のパターンが書き込まれていたら書き込み
不可として判断し、記録作業を中断する。
【0007】次に第2のプロテクトの方法では、データ
部23の一部に書き込み済みであるかどうかを示す情報
の書き込み領域であるSWF領域24を設け、SWF領
域24に16進値で例えば「FF」等の特定のデータを
記録することにより判断する方法である。即ち、SWF
領域24にはデータ部23にユーザデータが書き込まれ
る際に、例えば値「FF」のデータパターンが書き込ま
れる。CCW対応光ディスク装置は、データ部23にユ
ーザデータを記録する時、まずはじめに記録しようとす
るデータ領域を読み込み、SWF領域24に「FF]が
書かれていると記録済み領域として判断し、それ以外で
は非記録領域として判断する。そして、既に記録されて
いる領域であると判断された場合は記録作業を中断し、
非記録領域と判断された場合は、データ部23を消去後
にユーザデータを記録する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようなCCW対応
光ディスク装置では、各セクタのデータ部直前のフラグ
に特定パターンを記録したり(第1の方法)、或いは書
き込まれた各データ部のSWF領域に特定データを記録
すること(第2の方法)により書き込み済みか否かを判
断して、データの重ね書きを防止している。しかし、こ
れらの方法ではフラグまたはSWF領域に媒体欠陥があ
り、フラグから特定パターンが検出できなかったり、或
いはSWF領域から特定データが読み出せない場合は、
データ部にユーザデータが書き込まれていないと誤って
判断され、重ね書きにより重要なデータを消去してしま
うという問題があった。
【0009】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、ターゲット
セクタが記録状態か未記録状態かを的確に判断しデータ
の重ね書きを防止することのできるCCW対応の光ディ
スク装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1発明(請求項1に係る発明)は、セクタ
にデータを記録する前にこのセクタのデータ部より得ら
れた再生信号からデータを再生するデータ再生手段と、
このデータ再生手段により再生されたデータに対してエ
ラー訂正を行い、エラー訂正が可能な場合にエラー訂正
OK信号を発生するエラー訂正手段と、このエラー訂正
手段からのエラー訂正OK信号を受けてセクタへのデー
タ記録を中止するオーバーライト防止手段とを設けたも
のである。この発明によれば、ターゲットセクタにデー
タを記録する前に、ターゲットセクタのデータ部から得
た再生信号からデータが再生され、この再生されたデー
タに対してエラー訂正が実施される。この時、エラー訂
正が可能であれば、すなわちエラーがない場合も含めて
訂正できる範囲のエラーであれば、ターゲットセクタが
記録済みであると判断され、ターゲットセクタへのデー
タの記録(オーバーライト)が中止される。
【0011】第2発明(請求項2に係る発明)は、セク
タにデータを記録する前にこのセクタのデータ部より得
られた再生信号からユーザデータおよびエラー訂正符号
を再生するデータ再生手段と、このデータ再生手段によ
り再生されたエラー訂正符号に基づいてユーザデータに
対してエラー訂正を行い、エラー訂正が可能な場合にエ
ラー訂正OK信号を発生するエラー訂正手段と、このエ
ラー訂正手段からのエラー訂正OK信号を受けてセクタ
へのデータ記録を中止するオーバーライト防止手段とを
設けたものである。この発明によれば、ターゲットセク
タにデータを記録する前に、ターゲットセクタのデータ
部から得た再生信号からユーザデータおよびエラー訂正
符号が再生され、この再生されたエラー訂正符号に基づ
いてユーザデータに対してエラー訂正が実施される。こ
の時、エラー訂正が可能であれば、すなわちエラーがな
い場合も含めて訂正できる範囲のエラーであれば、ター
ゲットセクタが記録済みであると判断され、ターゲット
セクタへのデータの記録(オーバーライト)が中止され
る。
【0012】第3発明(請求項3に係る発明)は、セク
タにデータを記録する前にこのセクタのデータ部より得
られた再生信号からデータを再生するデータ再生手段
と、このデータ再生手段により再生されたデータに対し
てエラー訂正を行うエラー訂正手段と、再生信号から再
同期パターンを検出する検出手段と、検出された再同期
パターンのパターン数をカウントする計数手段と、計数
手段によるカウント数が所定値以上の場合、あるいはエ
ラー訂正手段でのエラー訂正が可能な場合に、セクタへ
のデータ記録を中止するオーバーライト防止手段とを設
けたものである。この発明によれば、ターゲットセクタ
にデータを記録する前に、ターゲットセクタのデータ部
から得た再生信号からデータが再生され、この再生され
たデータに対してエラー訂正が実施される。また、ター
ゲットセクタのデータ部から得た再生信号から再同期パ
ターンが検出され、この検出された再同期パターンのパ
ターン数がカウントされる。この時、そのカウント数が
所定値以上であれば、あるいはエラー訂正が可能であれ
ば、ターゲットセクタが記録済みであると判断され、タ
ーゲットセクタへのデータの記録(オーバーライト)が中
止される。
【0013】第4発明(請求項4に係る発明)は、セク
タにデータを記録する前にこのセクタのデータ部より得
られた再生信号からユーザデータおよびエラー訂正符号
を再生するデータ再生手段と、このデータ再生手段によ
り再生されたエラー訂正符号に基づいてユーザデータに
対してエラー訂正を行うエラー訂正手段と、再生信号か
ら再同期パターンを検出する検出手段と、検出された再
同期パターンのパターン数をカウントする計数手段と、
計数手段によるカウント数が所定値以上の場合、あるい
はエラー訂正手段でのエラー訂正が可能な場合に、セク
タへのデータ記録を中止するオーバーライト防止手段と
を設けたものである。この発明によれば、ターゲットセ
クタにデータを記録する前に、ターゲットセクタのデー
タ部から得た再生信号からユーザデータおよびエラー訂
正符号が再生され、この再生されたエラー訂正符号に基
づいてユーザデータに対してエラー訂正が実施される。
また、ターゲットセクタのデータ部から得た再生信号か
ら再同期パターンが検出され、この検出された再同期パ
ターンのパターン数がカウントされる。この時、そのカ
ウント数が所定値以上であれば、あるいはエラー訂正が
可能であれば、ターゲットセクタが記録済みであると判
断され、ターゲットセクタへのデータの記録(オーバー
ライト)が中止される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を第1の実施の形態
に基づき詳細に説明する。図1は本発明の光磁気ディス
ク装置の構成を示すブロック図であり、この光磁気ディ
スク装置1は通常ホストコンピュータ2に接続されてい
る。ホストコンピュータ2は、この光磁気ディスク装置
1を外部記憶装置として使用するもので、記録したい情
報を光磁気ディスク装置1に送ったり、逆に光磁気ディ
スク装置1が読み取った情報を受け取るものである。
【0015】光磁気ディスク装置1aは、図1に示すよ
うに、記録媒体である光磁気ディスク3、ヘッド4、シ
ーク制御回路5、データ記録回路6、CPU7a、セク
タマーク検出回路8、IDリード回路9、SYNC検出
回路10、RESYNC検出回路11、データ再生回路
12、エラー訂正回路(ECC回路)13を有している。
【0016】また、図2は上述の光磁気ディスク3の構
成を示す図である。光磁気ディスク3には、図2(a)
に示すように螺旋状あるいは同心円状に複数本のトラッ
ク31が設けられており、各トラック31は、図2
(b)に示すようにそれぞれ複数個のセクタ32に分割
されている。
【0017】ここでセクタ32は、セクタの先頭位置を
示すセクタマーク領域33、セクタのアドレスが記録さ
れているID領域34、ユーザデータおよびエラー訂正
符号が記録されるデータ部35から構成されている。ま
た、データ部35には、データ部の先頭位置を示すSY
NC信号,即ち同期パターン信号が記録されるSYNC
領域36、ユーザデータ領域37、エラー訂正符号領域
39、記録されるユーザデータおよびエラー訂正符号の
数バイト(Byte)おきに挿入されデータ再生時の同
期に用いられるRESYNC信号,即ち再同期パターン
信号が記録されるRESYNC領域38が設けられ、こ
れらの各領域は初期状態では未記録状態であるが、デー
タライト時にそれぞれ記録される。すなわち、ユーザデ
ータの後にエラー訂正符号が続き、このユーザデータお
よびエラー訂正符号が数バイトのセグメント単位に分割
されて記録され、RESYNC信号が各セグメントの間
に挿入される。
【0018】次に以上のように構成された光磁気ディス
ク装置1aの動作について説明する。光磁気ディスク装
置1aがホストコンピュータ2からライト命令を受け取
ると、CPU7aはシーク制御回路5に対しシーク命令
を伝達する。このシーク命令の伝達によりシーク制御回
路5はヘッド4をターゲットセクタが属するトラックへ
移動させる。
【0019】ヘッド4がターゲットセクタに移動するこ
とにより、ヘッド4から得られる光磁気ディスク3の再
生信号は、セクタマーク検出回路8へ送られセクタマー
ク検出回路8で各セクタの先頭位置が認識される。そし
て、これをトリガ−にIDリード回路9がID領域34
のIDを読み出す。こうしたIDの読み出し動作を繰り
返すことでターゲットセクタへアクセスする。ヘッド4
がターゲットセクタへ到達すると、SYNC検出回路1
0では、そのターゲットセクタのデータ部35の再生信
号からSYNC領域36内の同期パターンを検出する。
【0020】SYNC領域36内の同期パターンを検出
すると、SYNC検出回路10は、データ再生回路12
にSYNC検出信号15を送る。また、RESYNC検
出回路11では、そのターゲットセクタのデータ部35
の再生信号からRESYNC領域38内の再同期パター
ンを検出する。RESYNC領域38内の再同期パター
ンを検出すると、RESYNC検出回路11は、データ
再生回路12にRESYNC検出信号16を送る。
【0021】データ再生回路12は、SYNC検出信号
15から、ユーザデータの開始位置とデータのバイト同
期情報を得ることができる。そして、この2つの情報に
基づき、ユーザデータとエラー訂正符号の読み出しを行
う。この際、データ再生回路12は、RESYNC検出
信号16から、データの再同期情報を得ることができ
る。すなわち、ビットスリップにより、任意のセグメン
トでデータの同期情報が喪失してしまった場合、データ
再生回路12は、その後のデータを正しく再生できなく
なる。しかし、直後のRESYNC領域38より得られ
たRESYNC検出信号16で同期情報を回復させれ
ば、データ再生回路12は、直後のRESYNC領域3
8以降のセグメントでデータを正しく再生することがで
きる。
【0022】データ再生回路12でユーザデータとエラ
ー訂正符号はエラー訂正回路13へ転送される。エラー
訂正回路13は、再生されたエラー訂正符号に基づい
て、ユーザデータに対してエラー訂正を実施する。ユー
ザデータおよびエラー訂正符号に含まれているデータエ
ラーが、エラー訂正回路13が訂正できる範囲のエラー
であれば、エラー訂正回路13はエラー訂正OK信号1
7をCPU7へ送る。すなわち、エラー訂正回路13
は、データ再生回路12で再生されたエラー訂正符号に
基づいてユーザデータに対してエラー訂正を実施し、エ
ラー訂正が可能であれば(エラーがない場合も含めて訂
正できる範囲のエラーであれば)、エラー訂正OK信号
17をCPU7aへ送る。
【0023】CPU7aは、エラー訂正回路13からの
エラー訂正OK信号17を受けて、ターゲットセクタが
記録済み(記録状態)であると判断し、ホストコンピュー
タ2に対してオーバーライトエラーのメッセージを送信
し、ターゲットセクタへのデータの記録を中止させる。
【0024】一方、エラー訂正回路13よりエラー訂正
OK信号17が出力されなかった場合、CPU7aは、
ターゲットセクタが未記録状態であると判断し、シーク
制御回路5,セクタマーク検出回路8及びIDリード回
路9を用いてヘッド4を再度ターゲットセクタへ移動さ
せ、データ記録回路6を制御してデータ部35にホスト
コンピュータ2から転送されたユーザデータを、SYN
C信号,RESYNC信号およびエラー訂正符号を付加
した後に記録する。
【0025】このように、この光磁気ディスク装置1a
では、ターゲットセクタにユーザデータを記録する前
に、ターゲットセクタのデータ部35よりユーザデータ
とエラー訂正符号が再生され、再生されたエラー訂正符
号に基づいてユーザデータに対してエラー訂正が実施さ
れ、エラー訂正が可能な場合にターゲットセクタが記録
済みと判断され、ターゲットセクタへのデータライトが
中断される。これにより、データ部35の一部に媒体欠
陥が発生しても、データが記録済みであるか否かを的確
に判断して、データの重ね書きが防止される。
【0026】すなわち、エラー訂正回路17は、通常、
数十バイトのエラーデータを訂正可能である。これによ
り、データ部35の一部に媒体欠陥が発生しても、ユー
ザデータを復元することができる。即ち、データ部35
の一部に媒体欠陥が発生しても、エラー訂正がNGとな
ることはなく、エラー訂正回路17からエラー訂正OK
信号17が出力され、このエラー訂正OK信号17の有
・無によってデータ部35の領域が記録状態が未記録状
態かを確実に検出できる。従って、従来例の重ね書き防
止方法と異なり、一部の媒体欠陥によってデータ部領域
が未記録状態であると誤判断され、重ね書きにより重要
なデータが消去されるといった事態を確実に回避するこ
とができる。
【0027】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。図3は、本発明の第2の実施の形態による光デ
ィスク装置の構成を示すブロック図である。図3におい
て、図1と同一の符号を付したものは、図1と同様のも
のである。この実施の形態では、RESYNC検出回路
11から出力されるRESYNC検出信号は、データ再
生回路12へ出力されるとともに、RESYNC検出数
計測回路51にも出力される。RESYNC検出数計測
回路51は、RESYNC検出信号が入力された回数
(すなわちRESYNCの検出数)をカウントする。そ
して、カウント値データ52をCPU7bに出力する。
【0028】CPU7bは、RESYNC検出数計測回
路51からのカウント値データ52と、エラー訂正回路
13からのエラー訂正OK信号17を入力する。そし
て、CPU7bは、カウント値データ52が示すカウン
ト値(RESYNCの検出数)が所定値以上であった場
合、あるいは、エラー訂正OK信号17を受け取った場
合のいずれかの場合にターゲットセクタが記録済みであ
ると判断する。そして、CPU7bは、ホストコンピュ
ータ2に対してオーバライトエラーのメッセージを送信
し、ターゲットセクタへのデータの記録を中止させる。
【0029】一方、カウント値データ52が示すカウン
ト値(RESYNCの検出数)が所定値より小さく、か
つ、エラー訂正OK信号17を受け取らなかった場合
は、CPU7bは、ターゲットセクタが未記録状態であ
ると判断し、第1の実施の形態の装置と同様に、ターゲ
ットセクタに対して記録動作を行う。RESYNC検出
数計測回路51におけるRESYNCの検出数のカウン
トは、エラー訂正回路13によるエラーチェックの動作
よりも前に行うことができる。
【0030】したがって、第2の実施の形態によれば、
RESYNCの検出数のカウントにより、ターゲットセ
クタが未記録状態であることが判断できるので、未記録
か否かの判定に要する時間を短縮することができ、結果
として記録動作に要する時間を短縮することができる。
【0031】なお、以上の実施の形態による光磁気ディ
スク装置1a,1bは、データ追記機能のみ具備してい
るが、記録済みセクタを判定するための手段として用い
たSYNC検出回路10,RESYNC検出回路11,
データ再生回路12,エラー訂正回路13をデータ読出
手段としても利用可能であることは言うまでもない。す
なわち、光磁気ディスク装置1a,1bは、データ読み
出しのための回路を追加することなしに、1度だけ書き
込みが可能で読み出しは随時可能なWORM(Writ
e Once Read Many)装置として使用でき
る。
【0032】また、外部スイッチ,ホストコンピュータ
2からの切り替え信号、記録媒体のWORM/MO識別
情報により、オーバーライト防止機能の有効,無効を切
り替えることで、光磁気ディスク装置1a,1bを上述
のWORM装置としても、また随時書き込みが可能なM
O(Magnet Opticalwriter)装置
としても使用することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、ターゲットセクタにデータを記録する前
に、ターゲットセクタのデータ部から得た再生信号から
データが再生され、この再生されたデータに対してエラ
ー訂正が実施され、この時、エラー訂正が可能であれ
ば、ターゲットセクタが記録済みであると判断され、タ
ーゲットセクタへのデータの記録が中止されることか
ら、ターゲットセクタが記録状態か未記録状態かを的確
に判断しデータの重ね書きを防止することができるよう
になる。
【0034】また、この発明によれば、オーバーライト
防止のために設けたデータ再生手段やエラー訂正手段を
データ読出手段としても利用することができるので、デ
ータ読み出しのための回路を追加することなしに、WO
RM装置としても使用できる。換言すれば、この発明で
は、データ読み出しに使用するデータ再生手段やエラー
訂正手段を使用して、ターゲットセクタが記録状態か未
記録状態かを判断してオーバーライトを防止するように
しているので、ターゲットセクタが記録状態か未記録状
態かを判断する回路を新設する必要がなく、CCW未対
応の光ディスク装置と同等の回路規模で構成することが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光磁気ディスク装置の第1の実施の
形態の構成を示すブロック図である。
【図2】 この装置内の光磁気ディスクの構成を示す図
である。
【図3】 本発明の光磁気ディスク装置の第2の実施の
形態の構成を示すブロック図である。
【図4】 従来の光磁気ディスクのセクタの構成を示す
図である。
【符号の説明】
1a,1b…光磁気ディスク装置、2…ホストコンピュ
ータ、3…光磁気ディスク、4…ヘッド、5…シーク制
御回路、6…データ記録回路、7a,7b…CPU、8
…セクタマーク検出回路、9…IDリード回路、10…
SYNC検出回路、11…RESYNC検出回路、12
…データ再生回路、13…エラー訂正回路(ECC回
路)、15…SYNC検出信号、16…RESYNC検
出信号、17…エラー訂正OK信号、31…トラック、
32…セクタ、33…セクタマーク領域、34…ID領
域、35…データ部、36…SYNC領域、37…ユー
ザデータ領域、38…RESYNC領域、39…エラー
訂正符号領域。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面上に同心円状または螺旋状に複数のト
    ラックが形成されると共に、各トラックは複数のセクタ
    に分割され、分割された複数のセクタ単位でデータの書
    き込みが可能な光ディスクの前記セクタのデータ部にデ
    ータを記録するデータ記録手段と、 前記セクタにデータを記録する前にこのセクタのデータ
    部より得られた再生信号からデータを再生するデータ再
    生手段と、 このデータ再生手段により再生されたデータに対してエ
    ラー訂正を行い、エラー訂正が可能な場合にエラー訂正
    OK信号を発生するエラー訂正手段と、 このエラー訂正手段からのエラー訂正OK信号を受けて
    前記セクタへのデータ記録を中止するオーバーライト防
    止手段とを備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 面上に同心円状または螺旋状に複数のト
    ラックが形成されると共に、各トラックは複数のセクタ
    に分割され、分割された複数のセクタ単位でデータの書
    き込みが可能な光ディスクの前記セクタのデータ部にユ
    ーザデータおよびエラー訂正符号を記録するデータ記録
    手段と、 前記セクタにデータを記録する前にこのセクタのデータ
    部より得られた再生信号からユーザデータおよびエラー
    訂正符号を再生するデータ再生手段と、 このデータ再生手段により再生されたエラー訂正符号に
    基づいてユーザデータに対してエラー訂正を行い、エラ
    ー訂正が可能な場合にエラー訂正OK信号を発生するエ
    ラー訂正手段と、 このエラー訂正手段からのエラー訂正OK信号を受けて
    前記セクタへのデータ記録を中止するオーバーライト防
    止手段とを備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 面上に同心円状または螺旋状に複数のト
    ラックが形成されると共に、各トラックは複数のセクタ
    に分割され、分割された複数のセクタ単位でデータの書
    き込みが可能な光ディスクの前記セクタのデータ部にデ
    ータを記録するデータ記録手段と、 前記セクタにデータを記録する前にこのセクタのデータ
    部より得られた再生信号からデータを再生するデータ再
    生手段と、 このデータ再生手段により再生されたデータに対してエ
    ラー訂正を行うエラー訂正手段と、 前記再生信号から再同期パターンを検出する検出手段
    と、 検出された再同期パターンのパターン数をカウントする
    計数手段と、 前記計数手段によるカウント数が所定値以上の場合、あ
    るいは前記エラー訂正手段でのエラー訂正が可能な場合
    に、前記セクタへのデータ記録を中止するオーバーライ
    ト防止手段とを備えたことを特徴とする光ディスク装
    置。
  4. 【請求項4】 面上に同心円状または螺旋状に複数のト
    ラックが形成されると共に、各トラックは複数のセクタ
    に分割され、分割された複数のセクタ単位でデータの書
    き込みが可能な光ディスクの前記セクタのデータ部にユ
    ーザデータおよびエラー訂正符号を記録するデータ記録
    手段と、 前記セクタにデータを記録する前にこのセクタのデータ
    部より得られた再生信号からユーザデータおよびエラー
    訂正符号を再生するデータ再生手段と、 このデータ再生手段により再生されたエラー訂正符号に
    基づいてユーザデータに対してエラー訂正を行うエラー
    訂正手段と、 前記再生信号から再同期パターンを検出する検出手段
    と、 検出された再同期パターンのパターン数をカウントする
    計数手段と、 前記計数手段によるカウント数が所定値以上の場合、あ
    るいは前記エラー訂正手段でのエラー訂正が可能な場合
    に、前記セクタへのデータ記録を中止するオーバーライ
    ト防止手段とを備えたことを特徴とする光ディスク装
    置。
JP8338043A 1996-02-07 1996-12-18 光ディスク装置 Pending JPH10188475A (ja)

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