JP2595318B2 - 書替え可能形記録再生装置のデ−タ消去装置 - Google Patents

書替え可能形記録再生装置のデ−タ消去装置

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JP2595318B2 JP63170945A JP17094588A JP2595318B2 JP 2595318 B2 JP2595318 B2 JP 2595318B2 JP 63170945 A JP63170945 A JP 63170945A JP 17094588 A JP17094588 A JP 17094588A JP 2595318 B2 JP2595318 B2 JP 2595318B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光磁気デイスク等、書替え形の光デイスク
を用いた記録再生装置のデータ消去方式および記録媒体
に係り、特に、記録媒体の記録情報の更新および削除
を、高信頼度をもつて行うのに好適な書替え形記録再生
装置のデータ消去方式および記録媒体に関する。
〔従来の技術〕
従来、書替え形の光デイスク記録再生装置におけるデ
ータ書替え方式としては、例えば特開昭61−283073号公
報に記載のように、以下の(1)および(2)の方式が
ある。
(1) 従来の磁気デイスク装置の如く、セクタ毎に情
報データを記録し、記録後のリードチエツクにて記録不
良セクタが検出された場合は、記録不良セクタにデリー
テツド・データ・マーク信号を書込み、交替セクタに情
報データを記録する。
(2) 消去用のレーザ光の反射光から情報トラツクの
ゴミ,欠陥等に基づくバーストエラーを検出するトラツ
ク不良検出手段と、記録用のレーザー変調信号を記録デ
ータ信号と不良セクタを示すデリーテツド・データ・マ
ーク信号に切換える手段を有し、前記トラツク不良検出
手段にて、情報セクタの異常を検出すると、前記記録レ
ーザー変調信号を前記デリーテツド・データ・マーク信
号に設定して該当するセクタを無効とし、次のセクタに
記録データを再書込みする。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、ユーザデータの書込みが失敗したと
きの対策を配慮しただけであつて、デリーテツド・デー
タ・パターン書込みを失敗した場合の処置については、
何も配慮されていない。デリーテツド・データ・パター
ンの書込みに失敗するケースには以下の要因があげられ
る。
(1) デリーテツド・データ・パターン書込みを行う
記録単位の識別番号が検出できない。デリーテツド・デ
ータ・パターンは記録単位(例えば、セクタ単位)で書
込まれるから、この識別番号が検出できなければ、デリ
ーテツド・データ・パターンの書込みはできなくなる。
(2) デリーテツド・データ・パターンは書込み中、
隣接トラツクのデータに影響を与える可能性のあるトラ
ツクはずれを検出したことで書込みを停止した。このト
ラツクはずれは媒体上の欠陥あるいは付着物等により、
反射光の検出が正常に行われなくなつて、正しくトラツ
キングサーボがかからなくなるため発生するものであ
る。
この結果以下の問題点があつた。
(1) 上記(1)のケースでは、データの信頼性を増
す為、記録単位(例えばセクタ単位)のデータ中に記録
単位の識別番号を記録している装置において、再生時、
データ中の記録単位の識別番号により、記録単位の識別
番号を判別し、データ再生を行う為、データ消去不可能
となる。
(2) 上記(2)のケースでは、消去対象記録単位の
データが消え残る為、再生時データエラーとなる。
従つて、本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解
消し、データ消去動作の失敗を防ぎ、デリートパターン
の書込みが十分でない場合あるいは消去動作が十分でな
い場合においても、実効的にデータ消去動作が行われた
ものとみなすことのできる書替え可能形記録再生装置の
データ消去方式および記録媒体を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、記録媒体に対す
るデータ消去動作が失敗した場合に消去対象となつた記
録単位(セクタという)を消去済みとして扱うように構
成する。すなわち、消去に失敗したと判定されるときに
は、この失敗したセクタの識別番号を前記記録媒体上の
特定の管理領域に登録する。それによつて、記録再生装
置では以後、この識別番号のセクタは消去済みとして扱
われる。
消去に失敗したか否かの判定手段としては、消去対象
セクタの識別番号が検出できないとき該当するセクタを
消去失敗と判定する手段(第1の判定手段)、および、
消去動作終了後に読み出し確認をして読み出し信号中に
データが存在すると判断されたとき該当するセクタを消
去失敗と判定する手段(第2の判定手段)のいずれか一
方又は双方を採用することができる。
本発明の「消去に失敗」とは、上記のように、デリー
テツド・データ・パターンを十分に書込むことができな
かつた場合のほか、例えば光磁気デイスクのように、デ
ータ自体の(磁気的な)消去(イレーズ)が十分に行わ
れなかつた場合も含んでいる。
〔作用〕
上記構成に基づく作用を説明する。
記録媒体上のデータの消去動作が失敗したと判断され
ると、消去対象となつた記録単位(セクタ)の識別番号
(セクタ番号)が前記記録媒体上の特定の管理領域に登
録される。それ以後、記録再生装置では、この識別番号
のついたセクタを消去済みとして扱うこととする。従つ
て、以後の処理では、この消去済みとされたセクタは無
効セクタとなる。これにより、オリジナルのセクタの消
去が行えない場合も、対象セクタを消去済みとして扱う
ことができる。
〔実施例〕
以下、本発明を書替え形光磁気デイスク装置に適用し
た実施例を第1図乃至第4図により説明する。
第1図は本実施例による書替え形光磁気デイスク装置
のブロツク図である。
1は上位装置(ホストCPU)であり、記録再生コント
ローラ2との間で記録・再生データ3の授受を行い、上
位装置1からのREAD/WRITE命令4に対し、記録再生コン
トローラ2はそのREAD/WRITE指示に対する終了報告5を
行う。
2は記録再生コントローラであり、上位装置1からの
命令4に対し、光デイスク装置各構成要素を所定の手続
きで動作させ、マイクロプロセツサーを中心として、構
成される。
7は複数セクタ分のデータ容量をもつバツフアメモリ
であり、記録用データ・再生されたデータを一旦格納す
る。6は記録再生コントローラのマイクロプロセツサの
プログラムメモリである。
8は消去失敗セクタのセクタ識別番号(以後IDと記
す)を格納するメモリである。
9はアクセスコントローラであり、記録再生コントロ
ーラ2からの命令10に従い、光スポツトが記録再生を行
うトラツクに位置決めされるように光ヘツド12を制御
し、その終了報告11を行う。
13はバイアス磁気ヘツドであり、記録・消去の動作に
先だつて、記録再生コントローラ2からのWRT(書込
み)磁化方向指示15や、ERS(消去)磁化方向指示16に
従つて、磁気ヘツドドライバー14にてその磁化方向が設
定される。たとえば、消去ではオール“1"方向に一様に
磁化され、これと逆方向にバイアス磁界を与えた状態
で、“0"を書込むときだけ光を照射すると、磁化が反転
してデータが書込まれるものである。
17はレーザパワー制御部であり、記録再生コントロー
ラ2から、WRITE指示18、DELETE指示19、ERASE指示20の
うちのいずれかが指示されている場合、WRPLS(書込み
パルス)21に応じて、レーザー書込み電流25をレーザー
の読出し電流に対し重畳する。トラツクはずれ検出回路
27は光ヘツド12からのトラツクはずれ信号26(書込みビ
ームの反射光を検出して得られる)を監視し、レーザー
書込み電流25を重畳中にトラツクはずれを検出した場
合、WRTSTOP(書込み停止)信号28をレーザーパワー制
御部17に出力し、レーザー書込み電流25の重畳を停止さ
せる。
ライトセレクタ24は記録再生コントローラ2からの指
示に従つて、WRPLS信号21の入力を切替える。すなわ
ち、WRITE指示18の場合は、WRITEデータ41をWRデータ変
調回路22で変調した出力を選択し、DELETE指示19の場合
はDELETEパターン発生回路42の出力を選択し、ERASE指
示20の場合は常時“1"出力23を選択する。DELETEパター
ン発生回路42では第2図に示すような特殊パターン(デ
リートパターン)を連続して発生させる。
データ再生アンプ30は光ヘツド12からのデータ読出し
信号29を増幅し、データ復調回路32,データ有無判定回
路33,DELETEパターン判定回路40,SM(セクタマーク)検
出回路31に対し、各々に適したスライスレベルで2値化
した信号を出力する。
第3図は、セクタフオーマツトを示す。第3図で、SM
はセクタマーク、PAはポストアンブル、ID1〜ID3はセク
タ識別番号、AMはアドレスマーク、VFOは可変周波数発
振器の周波数合せ用信号、ALPCはISOの標準規格、Bは
バイト(1バイトが1.08μs)である。
SM検出回路31は第3図に示すようなセクタフオーマツ
トの媒体からの読出し信号から、セクタの先頭を示す特
殊パターンを検出することにより、SMOUT信号35を出力
する。
データ復調回路32は、データ再生アンプ30の出力をRE
AD DATA36として復調し、セクタID検出回路34は、READ
DATA36とSM信号35を入力し、セクタIDを判定し、そのID
番号37を出力する。なお、回路32〜34に入力されるSM信
号35は、タイミングをとるためのものである。
データ有無判定回路33では、1セクタ中のデータ部に
発生するデータ再生アンプ30の出力中のパルス数を計数
し、256個以上ある場合、データ有りと判定し、その結
果38を出力する。
DELETEパターン判定回路40では第2図に示すDELETEパ
ターンを128個以上1セクタ中に検出した場合(規定の
全数では1セクタ中で300個強)、DELETE MARK信号39を
出力する。光磁気記録媒体上のエリアマツプを第4図に
示す。トラツク番号は0〜18752,セクタ番号は0〜16ま
であり、各セクタの識別番号(ID)はこの組合せであ
る。トラツク番号0〜18656まではユーザーエリアであ
り、18657〜18736はWRITEに失敗したセクタのデータを
書込む交替トラツクエリアであり、18737〜18752は消去
失敗のセクタの識別番号(トラツク番号、セクタ番号)
を登録するエリアである。
次に、本実施例の動作を説明する。
まず、DELETEパターンを使用しない場合について述べ
る。
データの消去のシーケンスについては、本発明と特に
関わりがないことから、ここでは述べない。
トラツク番号100,セクタ番号10のセクタのデータを消
去しようとしたとき、以下の(1)(2)いずれかの条
件により消去失敗と判定された場合。
(1) セクタID反対回路34にて、当該セクタのIDが検
出できない為、消去動作を行わなかつた。
(2) 消去動作実行後の読出しチエツクにて、当該セ
クタに対して、データ有無判定回路33により、データ有
と判定された。
記録再生コントローラ2は、記録媒体の消去失敗セク
タ管理エリアの空エリアトラツク番号18737セクタ番号
0に、消去失敗セクタとして、トラツク番号100,セクタ
番号10を書込むと同時に、消去失敗登録メモリ8に同一
トラツク番号,セクタ番号を格納する。これ以後のホス
トからのREAD命令に対しては、消去失敗登録メモリの内
容に従い、トラツク番号100,セクタ番号10を消去済セク
タとして扱う。また、光磁気デイスクは可換記録媒体で
あることから、記録再生コントローラ2は記録媒体が交
換されるたびに、RDAD,WRITE命令の実行に先だつて、消
去失敗セクタ管理エリアの内容を消去失敗登録メモリ8
に格納し直す。このように記録媒体の一部を使つて消去
失敗セクタ番号を格納するエリアを設けたので、記録媒
体の入れ替え時や記録媒体を他の装置で読み取る時など
にも、直ちに登録内容に従つて処理することができる。
次に、DELETEパターンを使用する場合について述べ
る。消去失敗の条件として、上記(1),(2)の場合
を考えるが、(1)については上記と同一の処理(メモ
リへの格納処理)とする。(2)については、記録再生
コントローラ2はトラツク番号100,セクタ番号10に、DE
LETE指示19を行い、DELETEパターンの書込みを試行す
る。この後、当該セクタからのデータの読出しを行い、
DELETEパターン判定回路40にて、当該セクタに対し、DE
LETE MARK信号39が出力された場合は、本セクタを消去
済として扱う。DELETE MARK39が出力されない場合は、
(1)と同じく、消去失敗セクタ管理エリアと消去失敗
登録メモリの双方にトラツク番号100,セクタ番号10を書
込む。
以上、本実施例によれば、データ消去失敗のセクタを
消去済みとみなして扱うことができ、データ消去失敗を
実質的になくすことができる。
また、データ消去処理失敗のセクタに消去済であるこ
とを示す特殊パターンまたは、特殊フラグを書込むこと
で、“ERASE失敗管理エリア”への登録を減らすことと
により、記録再生コントローラ内の記憶素子数を減らす
ことができる。
〔発明の効果〕
以上詳しく説明したように、本発明によれば、記録媒
体上のデータを消去しようとするとき、および消去動作
を実施したときに、この消去対象となつた記録単位(セ
クタ)の識別番号が検出できないことにより、および消
去動作終了後におけるデータの存在を検出することによ
り、データ消去が確実且つ正確に失敗したことを判定し
て、消去対象の記録単位の識別番号が記録媒体上の特定
の管理領域に登録されることで、再生時にこの登録され
た識別番号の記録単位(セクタ)が消去済みとして扱わ
れ、実質的にデータの消去処理が確実且つ正確になされ
ることとなり、データ消去処理の信頼性を著しく高める
ことができる等、優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロツク図、第2図はデリ
ートパターンの構成図、第3図はセクタフオーマツトの
構成図、第4図は記録媒体上のエリアマツプの状態図で
ある。 1……上位装置、2……記録再生コントローラ、6……
プログラムメモリ、7……データバツフア、8……消去
失敗登録メモリ、9……アクセスコントローラ、12……
光ヘツド、13……バイアス磁気ヘツド、14……磁気ヘツ
ドドライバ、17……レーザパワー制御部、22……書込み
データ変調回路、23……常時“1"出力発生回路、24……
ライトセレクタ、27……トラツクはずれ検出回路、30…
…データ再生アンプ、31……SM検出回路、32……データ
復調回路、33……データ有無判定回路、34……セクタID
判定回路、40……デリートパターン判定回路、42……デ
リートパターン発生回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録単位毎に記録媒体に記録されているデ
    ータを消去する手段を有する書替え可能形記録再生装置
    のデータ消去装置において、 前記データを消去する手段による消去が失敗したか否か
    を前記記録単位で判定する判定手段と、 前記判定手段により消去が失敗したと判定された記録単
    位の識別番号を前記記録媒体上の特定領域に登録する登
    録手段と、を備え、 前記判定手段は、消去しようとする消去対象の記録単位
    の識別番号を検出できないとき、当該記録単位を消去失
    敗と判定する第1の判定手段と、消去動作終了後の読み
    出し確認のとき読み出し信号中にデータの存在を検出す
    ることにより当該記録単位を消去失敗と判定する第2の
    判定手段と、を有する ことを特徴とする書替え可能形記録再生装置のデータ消
    去装置。
JP63170945A 1988-07-11 1988-07-11 書替え可能形記録再生装置のデ−タ消去装置 Expired - Lifetime JP2595318B2 (ja)

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CN102252636A (zh) * 2011-04-12 2011-11-23 中国航空工业第六一八研究所 一种多波长高铁轨道平顺性检测装置和检测方法

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