JPH10188087A - 紙葉類補充回収システムおよび紙葉類処理装置 - Google Patents

紙葉類補充回収システムおよび紙葉類処理装置

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JPH10188087A
JPH10188087A JP35830596A JP35830596A JPH10188087A JP H10188087 A JPH10188087 A JP H10188087A JP 35830596 A JP35830596 A JP 35830596A JP 35830596 A JP35830596 A JP 35830596A JP H10188087 A JPH10188087 A JP H10188087A
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JP
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replenishment
sheet
paper
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JP35830596A
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English (en)
Inventor
Akira Maeda
章 前田
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、紙葉類処理装置の計数手段を、こ
れ以外の他の計数目的に広く利用することに着目し、こ
の一つの計数手段の共通利用を図ることにより、両装置
の枚数管理を低コストで達成することができる信頼性の
高い紙葉類補充回収システムおよび紙葉類処理装置の提
供を目的とする。 【解決手段】この発明は、紙葉類処理装置に紙葉類を補
充または回収する紙葉類補充回収装置を備えた紙葉類補
充回収システムであって、紙葉類補充回収装置が保有す
る紙葉類保有枚数の計数時に、紙葉類補充回収装置の紙
葉類を紙葉類処理装置側の収納部に一枚ずつ搬送して移
し替え、この移し替え時に紙葉類処理装置の計数手段で
計数し、計数完了後は計数済の紙葉類を搬送手段により
元の紙葉類補充回収装置の収納部に返却搬送する計数制
御手段を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動預金
支払機(ATM)に紙幣等の紙葉類を補充回収するよう
な紙葉類補充回収システムに関し、さらに詳しくは全紙
葉類の運用枚数の把握管理に優れた計数処理性能を有す
る紙葉類補充回収システムおよび紙葉類処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ATM等の自動取引機に紙幣を自
動的に補充または回収して、この自動取引機の運用維持
と係員操作の軽減とを図った紙幣補充回収システムが知
られている。この種の紙幣補充回収システムは、取引毎
に変化する自動取引機の運用残金が設定限度額以下にな
ると、一定金額を自動的に補充しし、また自動取引機に
余剰金額が生じると自動的に回収処理して自動取引機の
運用を継続するように設定している(例えば先行出願の
特願平7ー42512号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動取引機
の運用継続を図って、例えば紙幣を補充回収したときの
枚数は、自動取引機側とその後方で着脱される補充回収
装置側との双方に設置された計数装置で計数管理してい
る。しかし、この場合は各装置毎に計数管理する専用の
計数装置を要してコスト高となっていた。
【0004】このため、補充回収装置の計数装置を省略
し、自動取引機の計数装置を共用して低コスト化を図る
ことも考えられるが、この場合は紙幣を補充回収したと
きに補充回収された必要枚数だけ自動取引機側で計数管
理し、これによって増減した補充回収装置側では保有枚
数が不明で全体の枚数管理ができなくなる。
【0005】また、補充回収装置に紙葉類を装填した装
填枚数を係員によって入力操作した場合は、手作業によ
るため誤入力操作を完全に防止できず、またカートリッ
ジを用いて紙幣を装填した際のカートリッジの記憶デー
タを用いた場合は、装填された紙幣を計数装置で実際に
計数していないので信頼性に乏しい問題を有していた。
【0006】そこでこの発明は、紙葉類処理装置の計数
手段を、これ以外の他の計数目的に広く利用することに
着目し、この一つの計数手段の共通利用を図ることによ
り、両装置の枚数管理を低コストで達成することができ
る信頼性の高い紙葉類補充回収システムおよび紙葉類処
理装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
紙葉類処理装置に紙葉類を補充または回収する紙葉類補
充回収装置を備えた紙葉類補充回収システムであって、
上記紙葉類処理装置には紙葉類を一枚ずつ搬送する搬送
手段と、この搬送手段により搬送される紙葉類を計数す
る計数手段および計数手段が計数した紙葉類を収納する
収納部とを備え、上記紙葉類補充回収装置には紙葉類を
一枚ずつ搬送する搬送手段と、この搬送手段により搬送
される紙葉類を収納する収納部とを備え、上記紙葉類補
充回収装置が保有する紙葉類保有枚数の計数時には、紙
葉類補充回収装置の紙葉類を紙葉類処理装置側の収納部
に一枚ずつ搬送して移し替え、この移し替え時に計数手
段で計数し、計数完了後は計数済の紙葉類を搬送手段に
より元の紙葉類補充回収装置の収納部に返却搬送する計
数制御手段を備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、紙葉類補充回収装
置の収納部に収納されている紙葉類が計数済みか否かを
判定する計数完了判定手段を備え、この計数完了判定手
段の判定結果が未計数と判定したとき、計数処理を開始
する計数制御手段を備えたことを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、紙葉類処理装置の
収納部に収納されている紙葉類の計数完了済を確認した
とき、紙葉類補充回収装置に収納されている紙葉類の計
数処理を開始する計数制御手段を備えたことを特徴とす
る。
【0010】請求項4記載の発明は、紙葉類補充回収装
置に紙葉類が装填されているか否かを検知する検知手段
を備え、この検知手段が紙葉類の装填有りを検知したと
き、紙葉類補充回収装置に収納されている紙葉類の計数
処理を開始する計数制御手段を備えたことを特徴とす
る。
【0011】請求項5記載の発明は、紙葉類処理装置に
計数済みの紙葉類を収納許容する空き収納部を確認した
とき、紙葉類補充回収装置に収納されている紙葉類の計
数処理を開始する計数制御手段を備えたことを特徴とす
る。
【0012】請求項6記載の発明は、紙葉類処理装置に
備えられる複数の収納部のうちの少なくとも一つの特定
収納部を、紙葉類補充回収装置側の計数済み紙葉類の収
納部に兼用し、この特定収納部に予め紙葉類が収納され
ている場合は、この収納されている紙葉類を他の収納部
に移し替えて紙葉類補充回収装置側の紙葉類の計数処理
を開始する計数制御手段を備えたことを特徴とする。
【0013】請求項7記載の発明は、特定収納部から他
の移し替え許容する収納部の存在を確認したとき、紙葉
類補充回収装置側の紙葉類の計数処理を開始する計数制
御手段を備えたことを特徴とする。
【0014】請求項8記載の発明は、紙葉類の搬送処理
時に搬送される紙葉類を識別手段で識別できなかったと
き、この識別不能な紙葉類を紙葉類補充回収装置の回収
箱に回収することを特徴とする。
【0015】請求項9記載の発明は、紙葉類を一枚ずつ
搬送する搬送手段と、この搬送手段により搬送される紙
葉類を計数する計数手段および計数手段が計数した紙葉
類を収納する収納部と、外部から受付けた紙葉類の計数
可否を判別する計数可否判別手段と、この計数可否判別
手段が計数可能と判別したとき、外部から受付けた紙葉
類を計数手段で計数処理し、この計数完了済みの紙葉類
を収納部に収納し、計数完了後に計数済みの収納した紙
葉類を元の外部位置に返却する計数制御手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0016】請求項10記載の発明は、複数の収納部の
うち少なくとも一つを計数済みの紙葉類を収納する特定
収納部に兼用し、この特定収納部に予め紙葉類が収納さ
れている場合は、この収納されている紙葉類を他の収納
部に移し替えて紙葉類を受付け許容し、この受付けた紙
葉類を計数手段で計数して特定収納部に収納し、計数完
了後は計数済みの紙葉類を元の外部位置に返却する計数
制御手段を備えたことを特徴とする。
【0017】
【作用】この発明によれば、紙葉類補充回収装置が保有
する紙葉類保有枚数を計数するとき、計数制御手段は紙
葉類補充回収装置に収納されている紙葉類を紙葉類処理
装置側の収納部に一枚ずつ搬送して移し替え、この移し
替え時に計数手段で計数し、計数完了後は計数済の紙葉
類を搬送手段により元の紙葉類補充回収装置の収納部に
返却搬送する。
【0018】また、紙葉類補充回収装置の収納部に収納
されている紙葉類を計数するときは、予めその紙葉類が
計数済みか否かを計数完了判定手段で判定し、未計数と
判定したときだけ計数制御手段が紙葉類補充回収装置に
収納されている紙葉類の計数処理を開始する。
【0019】同じく、紙葉類補充回収装置の収納部に収
納されている紙葉類を計数するときは、予め計数制御手
段が紙葉類処理装置の収納部に収納されている紙葉類が
計数完了済であることを確認してから紙葉類補充回収装
置に収納されている紙葉類の計数処理を開始する。
【0020】また、紙葉類補充回収装置の収納部に収納
されている紙葉類を計数するときは、予め紙葉類補充回
収装置に紙葉類が装填されているか否かを検知手段が検
知し、この検知手段が紙葉類の装填有りを検知したと
き、計数制御手段が紙葉類補充回収装置に収納されてい
る紙葉類の計数処理を開始する。
【0021】さらに、紙葉類補充回収装置の収納部に収
納されている紙葉類を計数するときは、予め計数制御手
段が紙葉類処理装置に計数済みの紙葉類を収納許容する
空き収納部があることを確認してから紙葉類補充回収装
置に収納されている紙葉類の計数処理を開始する。
【0022】また、紙葉類補充回収装置の収納部に収納
されている紙葉類を計数するときは、予め計数制御手段
が特定収納部に紙葉類が収納されているか否かを判別
し、収納されていることを確認すれば紙葉類を他の収納
部に移し替えてから紙葉類補充回収装置側の紙葉類の計
数処理を開始する。
【0023】さらに、紙葉類補充回収装置の収納部に収
納されている紙葉類を計数するときは、予め計数制御手
段が特定収納部から他の移し替え許容する収納部の存在
を確認し、これに基づいて移し替え処理した後、紙葉類
補充回収装置側の紙葉類の計数処理を開始する。
【0024】また、紙葉類の搬送処理時に搬送される紙
葉類を識別手段で識別できなかったとき、この識別不能
な紙葉類を紙葉類補充回収装置の回収箱に回収する。さ
らに、紙葉類処理装置が外部から紙葉類を受付けて計数
するときは、受付けた紙葉類の計数可否を計数可否判別
手段が判別し、計数可能と判別したとき、計数制御手段
が外部から受付けた紙葉類を計数手段で計数処理し、こ
の計数完了済みの紙葉類を収納部に収納し、計数完了後
に計数済みの紙葉類を収納部から元の外部位置に返却す
る。
【0025】同じく、紙葉類処理装置が外部から紙葉類
を受付けて計数するときは、予め計数制御手段が特定収
納部に紙葉類が収納されているか否かを判別し、収納さ
れていることを確認すれば紙葉類を他の収納部に移し替
えてから紙葉類を受付け許容し、この受付けた紙葉類を
計数手段で計数して特定収納部に収納し、計数完了後は
計数済みの紙葉類を元の外部位置に返却する。
【0026】
【発明の効果】この結果、紙葉類処理装置側に計数手段
を設けるだけで、この紙葉類処理装置に収納した紙葉類
の計数だけでなく、紙葉類補充回収装置に収納した紙葉
類も紙葉類処理装置側に一枚ずつ搬送して移し替えるだ
けで正確に計数することができる。また、計数完了後は
計数済の紙葉類を元の紙葉類補充回収装置側に戻せばよ
く、計数時には両装置が一体化した一つの装置として利
用できるため、紙葉類補充回収装置側の計数手段を省略
することができる。
【0027】また、紙葉類処理装置側の計数手段だけで
両装置の枚数管理および紙葉類全体の保有枚数の管理が
できるため、信頼性の高い紙葉類の枚数管理と低コスト
化とを図ることができる。さらに、紙葉類の計数管理に
際しては、計数手段で確実に計数するため、手作業によ
る誤入力操作を完全に防止できる。
【0028】また、紙葉類の計数に際して、計数完了判
定手段を設ければ、収納されている紙葉類が既計数か未
計数かを判定して重複計数を回避することができる。
【0029】さらに、紙葉類処理装置の紙葉類が計数完
了済であるか否かを確認するようにすれば、計数時に紙
葉類処理装置側の紙葉類と紙葉類補充回収装置側の紙葉
類との混同を回避することができる。
【0030】また、紙葉類補充回収装置に紙葉類が装填
されているか否かを検知する検知手段を設ければ、紙葉
類の存在を確認してから確実に計数処理を行うことがで
きる。
【0031】さらに、紙葉類処理装置に計数済みの紙葉
類を収納許容する空き収納部があることを確認して収納
するようにすれば、計数時の紙葉類の収納処理が円滑に
行える。
【0032】また、紙葉類処理装置の収納部を紙葉類補
充回収装置側の計数済み紙葉類の収納部に兼用すれば、
一つの収納部を収納保管用と計数保管用とに共用して効
率よく利用することができる。
【0033】さらに、紙葉類の移し替えに先立って、特
定収納部から他の移し替え許容する収納部の存在を確認
してから移し替えるようにすれば、紙葉類の混同を確実
に回避して計数することができる。
【0034】また、紙葉類の搬送処理時に識別不能な紙
葉類を回収箱に回収するように設定すれば、適正紙葉類
と異常紙葉類を確実に分別して運用継続を促進すること
ができる。
【0035】さらに、計数利用目的で外部から受付けた
紙葉類の計数可否を判別する計数可否判別手段を設けれ
ば、計数可能な状態を確認してから計数制御して計数を
行うため、安定した計数処理が行える。また、このとき
紙葉類処理装置の収納部を計数済み紙葉類の収納部に兼
用すれば、一つの収納部を収納保管用と計数保管用とに
共用して効率よく利用することができる。
【0036】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図1は金融店舗内に設置された紙幣処理装置を
示し、この紙幣処理装置は顧客の入力操作に基づいて紙
幣を入出金取引許容する自動預金支払機(ATM)と顧
客の入力操作に基づいて紙幣を出金取引許容する支払い
専用の自動支払い機(CD)との顧客専用紙幣処理装置
11…と、係員の入力操作に基づいて紙幣を入出金取引
許容する係員専用紙幣処理装置12…と、これらの紙幣
処理装置11…,12…に外部より着脱可能に接続して
紙幣を補充または回収する紙幣補充回収装置13と、こ
れら全ての装置11〜13を無線で制御管理する集中制
御装置14とから構成される。
【0037】上述の各紙幣処理装置11…,12…は、
入金、出金、振込み、記帳、残高照会等の自動取引を許
容して店舗内に複数台を並列設置しており、来店した顧
客は顧客専用紙幣処理装置11を選択して取引利用する
か、あるいはカウンター15越しの係員専用紙幣処理装
置12を選択して取引利用する。
【0038】また、並列設置された各紙幣処理装置11
…,12…の後方には、補充回収用の走行路16を接続
しており、この走行路16に沿って走行する紙幣補充回
収装置13が各紙幣処理装置11…,12…に接続対応
して紙幣を補充回収動作する。
【0039】集中制御装置14は各紙幣処理装置11
…,12…の運用残金を遠隔位置で監視し、この監視し
た運用残金に基づいて紙幣補充回収装置13を駆動し
て、各紙幣処理装置11…,12…に最適な紙幣運用量
を補充し、また各紙幣処理装置11…,12…から余剰
紙幣を回収する。また、この集中制御装置14からの通
信に際しては、各々の装置11〜14に装備したアンテ
ナ17…を介して、図2に示すように、紙幣を補充回収
処理する各装置11〜13を無線通信管理し、補充回収
したときの金額および残金等の紙幣運用データを受信
し、逆に各装置11〜13に対しては運用取引モードの
変更指示や補充回収指示等を送信して制御管理する。
【0040】また、集中制御装置14は、表示器18、
プリンタ19、ブザー20、表示ランプ21および入力
キー22を備え、受信内容に応じてブザー20により警
報したり、表示ランプ21を点灯表示し、さらに個々の
紙幣処理装置11…,12…に補充回収処理した金額、
残金および店舗内の運用総額等の運用データを表示器1
8に表示したり、プリンタ19にプリントアウトしてデ
ータ管理する。
【0041】図3は集中制御装置14の制御回路ブロッ
ク図を示し、CPU31はROM32に格納されたプロ
グラムに沿って各回路装置を制御し、その制御データを
RAM33で読出し可能に記憶する。
【0042】紙幣処理装置通信部34は、顧客専用紙幣
処理装置11および係員専用紙幣処理装置12と無線通
信接続し、同じく紙幣補充回収装置通信部35は紙幣補
充回収装置13と無線通信接続して遠隔制御許容してい
る。これにより、各装置間を配線不要にして店舗内の自
動補充回収構造を簡素化構成し、また店舗内を走行する
紙幣補充回収装置13の走行を広範囲に走行許容させて
いる。また、FD(フロッピディスク)36およびHD
(ハードディスク)37はコンピュータの外部記憶装置
として用いられる。
【0043】ところで、RAM33には現在の金種別の
紙幣保有枚数を正確に記憶管理する紙幣補充回収装置の
枚数カウンタテーブル38を備えており、この紙幣補充
回収装置の枚数カウンタテーブル38に補充回収して残
金が増減変動したときの金種別保有枚数を計数して記憶
している。これにより、現時点の紙幣補充回収装置13
の補充回収資金を正確に把握管理し、またこの補充回収
資金データと他の紙幣処理装置11,12との取引用の
資金データとから金融店舗内の運用資金全体を正確に管
理している。
【0044】図4は紙幣処理装置11,12の制御回路
ブロック図を示し、CPU41はROM42に格納され
たプログラムに沿って各回路装置を制御し、その制御デ
ータをRAM43で読出し可能に記憶する。
【0045】紙幣処理装置通信部44は、集中制御装置
14と無線通信接続して取引データを集中制御装置14
に送信し、また集中制御装置14からの運用データを受
信する。
【0046】紙幣補充回収装置通信部45は、紙幣補充
回収装置13と無線通信接続して紙幣補充回収装置13
より紙幣を補充回収動作させる。紙幣処理部46は、顧
客や係員が取扱う外部の入出金口あるいは背面側に接続
される紙幣補充回収装置13との間で、内部に収納した
金種別の紙幣を取引用あるいは補充回収用に搬送処理す
る。
【0047】また、RAM43には現在の金種別の紙幣
保有枚数を正確に記憶管理する紙幣計数テーブル47を
備えており、この紙幣計数テーブル47に入出金取引し
て保有残金が増減変動したときの金種別保有枚数を計数
して記憶している。これにより、現時点の紙幣処理装置
11,12…の取引待機する保有資金を正確に把握管理
している。
【0048】図5は紙幣補充回収装置13の制御回路ブ
ロック図を示し、CPU51はROM52に格納された
プログラムに沿って各回路装置を制御し、その制御デー
タをRAM53で読出し可能に記憶する。
【0049】集中制御装置通信部54は集中制御装置1
4と無線通信接続し、集中制御装置14からの指令信号
に基づいて補充回収動作を実行し、また紙幣処理装置通
信部55は各紙幣処理装置11…,12…と無線通信接
続し、集中制御装置14からの指令信号に基づいて紙幣
補充回収装置13より補充回収動作する。
【0050】走行駆動部56は、走行路16に沿って走
行許容された紙幣補充回収装置13を指令方向に走行移
動させる。位置決め部57は、紙幣補充回収装置13を
各々の紙幣処理装置11…,12…に接続対応するとき
の接続位置を位置決めする。紙幣処理部58は、補充時
に紙幣補充回収装置13に収納されている紙幣を繰出し
て紙幣処理装置11…,12…に補充処理し、また接続
対応する各紙幣処理装置11…,12…に収納されてい
る紙幣を回収処理する。また、電源部59は集中制御装
置14からの指令信号に基づいてON・OFFし、ON
動作時に紙幣補充回収装置13を補充回収動作させる。
【0051】さらに、RAM53には補充時に不適と判
定して回収した紙幣回収枚数を記憶する回収枚数記憶部
60を備えて、紙幣補充回収装置13内の残存紙幣を正
確に記憶管理している。
【0052】図6は紙幣処理装置11の背面側に紙幣補
充回収装置13を接続したときの紙幣補充状態を示し、
紙幣処理装置11には前面の入出金口61と、背面の補
充接続部62および回収接続部63との間を、補充経路
64、入出金経路65および回収経路66を介して接続
している。
【0053】このうち、補充経路64の内方には金種別
の第1〜第4スタッカ67a〜67dを配設し、紙幣補
充回収装置13から補充された紙幣A…を補充経路64
を介して各スタッカ67a〜67dに収納待機させる。
ここに収納待機された紙幣A…は、出金取引時に繰出し
て入出金口61に放出し、また入金取引時に入出金口6
1から紙幣Aを受付けて取込み処理する。
【0054】また、各スタッカ67a〜67dから紙幣
A…を回収するときは、図7に示すように、ある一つの
指定されたスタッカから繰出された紙幣A…を回収経路
66を介して回収接続部63に搬送し、これより背面側
に接続された紙幣補充回収装置13に回収させる。
【0055】さらに、これらの各搬送経路64〜66に
は紙幣を一時保留する一時保留部68と、搬送される紙
幣の金種や真偽を識別すると共に金種別の通過枚数を計
数する識別部69と、連出し紙幣や不良紙幣を回収する
第1回収カートリッジ70および取忘れ紙幣を回収する
第2回収カートリッジ71とを接続して構成している。
【0056】一方、紙幣補充回収装置13は、前面に補
充接続部72と回収接続部73を有して、紙幣処理装置
11側の補充接続部62および回収接続部63に接続対
応し、これらの接続部72,73と、内部のカートリッ
ジ74a,74bおよび回収カートリッジ75との間
を、補充経路76、回収経路77を介して接続してい
る。
【0057】また、カートリッジ74a,74bに収納
された紙幣A…は、補充時に補充経路76を介して補充
接続部72へと搬送し、この搬送途中に配設した外形チ
ェック用の外形検知部78で金種、枚数等を識別して紙
幣処理装置11側に補充する。
【0058】これに対し、回収時は紙幣処理装置11の
回収接続部63から供給された紙幣を、回収経路77を
介して取込み、これより各カートリッジ74a,74b
に収納する。
【0059】このように、紙幣処理装置11は紙幣補充
回収装置13から紙幣を受入れて補充すると共に、スタ
ッカ内の紙幣A…を紙幣補充回収装置13に放出して回
収させ、この紙幣処理装置11の紙幣収納量を常に適量
に運用維持する。
【0060】またこの場合、紙幣補充回収装置側の補充
接続部72の搬送位置には、正逆転許容して紙幣を1枚
ずつ挟持搬送する補充搬送ローラR1 を配設し、さらに
このローラR1 を介した内方の搬送位置には所属切換え
シャッタ79aを配設し、また補充接続部72の位置に
は補充接続部検知センサS1 を配設し、所属切換えシャ
ッタ79aの位置には補充所属検知センサS2 を配設し
て補充動作を検知している。
【0061】さらに、各カートリッジ74a,74bの
位置には、紙幣の装填有無を検知する装填検知センサS
5 ,S6 を配設して、紙幣補充回収装置13に紙幣が装
填されていることを検知確認し、この紙幣の存在を確認
してから確実に計数処理を行うようにしている。
【0062】同じく、回収接続部73の内方の搬送位置
には、正逆転許容して紙幣を1枚ずつ挟持搬送する回収
搬送ローラR2 を配設し、さらにこのローラR2 を介し
た内方搬送位置には所属切換えシャッタ79bを配設
し、また回収接続部73の位置には回収接続部検知セン
サS3 を配設し、所属切換えシャッタ79bの位置には
回収所属検知センサS4 を配設して回収動作を検知して
いる。また、各搬送経路76,77は搬送ローラR3 …
および図示しない搬送ベルトを備えて紙幣を挟持搬送
し、また分岐位置に設けた各フラッパf…で紙幣を振分
け処理している。
【0063】ところで、集中制御装置14は、各紙幣処
理装置11,12…が保有する紙幣保有枚数を管理する
だけでなく、補充回収動作する紙幣補充回収装置13が
保有する紙幣保有枚数を計数管理して全運用紙幣を正確
に管理する計数管理機能を有している。
【0064】これは、紙幣補充回収装置13を紙幣処理
装置11に接続させて、紙幣補充回収装置13に収納さ
れている紙幣A…を紙幣処理装置11の例えば空収納状
態の第4スタッカ67dに一枚ずつ搬送して移し替え、
この移し替え後の返却搬送時に識別部69で計数して紙
幣補充回収装置13に収納されている全紙幣を計数処理
する。
【0065】これにより、紙幣処理装置11側に識別部
69を設けるだけで、この紙幣処理装置11に収納した
取引待機用の紙幣の計数だけでなく、紙幣補充回収装置
13側に収納した補充回収用の紙幣も正確に計数するこ
とができる。また、計数完了後は計数済の紙幣を元の紙
幣補充回収装置側に戻せばよく、この計数時には両装置
11,13が一体化した一つの装置として利用できるた
め、紙幣補充回収装置13側の計数機能を省略すること
ができる。
【0066】また、集中制御装置14のCPU31は紙
幣の計数に際して、収納されている紙幣が既計数か未計
数かを判定して重複計数を回避するようにし、さらに紙
幣処理装置11側の紙幣が計数完了済であるか否かを記
憶管理し、これを確認して紙幣補充回収装置13側の紙
幣の計数を行う。これにより、紙幣処理装置11側の紙
幣の計数管理は常に正確となり、他の紙幣との混同を確
実に回避する。また、紙幣処理装置11に計数済みの紙
幣を収納許容する空きスタッカがあることを確認して収
納するようにすれば、他の紙幣とは混同せず、計数時の
紙幣の取扱い処理が円滑に行える。
【0067】また、紙幣処理装置11の各スタッカ67
a〜67dを紙幣補充回収装置13側の計数時の紙幣収
納部に兼用し、この兼用構成を図ることにより一方のス
タッカ67a〜67dを収納保管用と他の装置13の計
数保管用とに有効に共用することができる。このとき、
空スタッカがない場合は、紙幣の移し替え操作をする前
に、予め空にすべき特定のスタッカの適否を判定し、特
定のスタッカから他の移し替え許容するスタッカの存在
を確認してから移し替えるようにすれば、紙幣の混同を
確実に回避して計数することができる。
【0068】また、紙幣の搬送処理時に識別不能な紙幣
を回収カートリッジ71,72に回収するように設定す
れば、適正紙幣と異常紙幣を確実に分別して運用継続を
促進することができる。特に、計数時に不適な紙幣を紙
幣補充回収装置13側の回収カートリッジ75に回収す
るように設定すれば、紙幣補充回収装置13内から移し
替える全紙幣の管理が正確に行える。
【0069】さらに、紙幣処理装置11は計数利用目的
で顧客あるいは係員の利用操作時に外部から受付けて計
数処理し、計数完了後に計数した紙幣を外部に返却する
ように、計数専用に利用することができる。
【0070】このように通信接続して構成された紙幣補
充回収装置13の計数処理動作を図8のフローチャート
を参照して説明する。今、紙幣補充回収装置13に収納
されている紙幣を計数するとき、集中制御装置14は紙
幣補充回収装置13を紙幣処理装置11に結合するよう
に指令し(ステップn1 )、この結合指令に従って両装
置11,13が結合すると、続いて紙幣処理装置11お
よび紙幣補充回収装置13に計数指令して、紙幣補充回
収装置13の紙幣を一枚ずつ移し替え操作して紙幣処理
装置11の識別部69を利用した計数処理を行わせる
(ステップn2 〜n3 )。
【0071】これに伴って紙幣補充回収装置13の計数
処理を行い、この計数処理が完了すると、その計数処理
結果を集中制御装置14のRAM33に備えられた「紙
幣補充回収装置の枚数カウンタテーブル38」に記憶管
理させ(ステップn4 〜n5)、このときに処理動作し
た紙幣の処理動作適否結果と、紙幣補充回収装置13が
保有する金種別枚数および合計金額等の計数処理結果と
をプリンタ19にて印字する(ステップn6 )。
【0072】また、不適な処理動作が発生した場合は、
その発生した異常内容を印字する(ステップn7 )。
【0073】次に、紙幣処理装置11と紙幣補充回収装
置13との計数時の制御処理動作を図9および図10の
フローチャートを参照して説明する。今、集中制御装置
14の指令に基づいて、紙幣補充回収装置13内に保有
する紙幣保有枚数を計数するときは、先ず、紙幣処理装
置11の計数カウンタをクリアして初期セットし(ステ
ップn11)、続いて、紙幣処理装置11は紙幣補充回収
装置13からの紙幣の受入れ準備を行い、この受入れ準
備と補充開始する指令信号を紙幣補充回収装置13側に
送信する(ステップn12〜n13)。
【0074】この受入れ準備を行ったことを紙幣補充回
収装置13側に送信すると、紙幣補充回収装置13は初
期セットして補充時の搬送準備を行う(ステップN1 〜
N2)。
【0075】続いて、補充開始の指令信号を受信した紙
幣補充回収装置13は、図6に示すように、紙幣A…を
繰出して一枚ずつ紙幣処理装置11側に移送し(ステッ
プN3 〜N5 )、この搬送時に2枚出し等の繰出し異常
が発生すれば、その異常紙幣を回収カートリッジ75に
回収して、その回収枚数を計数する(ステップN6 〜N
8 )。
【0076】カートリッジ74a内の全紙幣の繰出しが
完了すると、繰出し完了した旨と搬送時に回収枚数があ
ればその旨とを紙幣処理装置11側に送信する(ステッ
プN9 )。
【0077】一方、紙幣処理装置11は紙幣を受入れて
計数用に設定した第4スタッカ67dに集積する(ステ
ップn14)。
【0078】また、この移し替え時に回収カートリッジ
75で回収されて、補充されなかった回収枚数データが
送信されて紙幣処理装置11側で計数管理される(ステ
ップn15)。
【0079】さらに、この紙幣処理装置11は移し替え
用に設定された第4スタッカ67dに集積した紙幣を元
に戻すように準備した後、一枚ずつ繰出して返却し、そ
の旨を紙幣補充回収装置13側に送信する(ステップn
16〜n17)。
【0080】このとき、紙幣は識別部69を通過して金
種、真偽が識別され、また金種別の通過枚数が計数され
る(ステップn18〜n20)。
【0081】また、繰出し異常がなく適正な紙幣であれ
ば、その紙幣を元のカートリッジ74aに戻すように、
紙幣補充回収装置13側の戻し先のカートリッジを指定
し(ステップn21)、また、連出しや不適な紙幣があれ
ば、その紙幣を紙幣補充回収装置13側の回収カートリ
ッジ75に回収するように回収先を指定し、またこのと
きは回収すべき枚数を計数して加算管理する(ステップ
n22〜n23)。
【0082】この戻し先を紙幣補充回収装置13に通知
すると(ステップn24)、この紙幣補充回収装置13側
は返却紙幣の受入れ準備を行い(ステップN10〜N1
1)、続いて戻されて来た紙幣毎の情報に応じて元のカ
ートリッジ74aと回収カートリッジ75とに振分けて
収納する(ステップN12〜N14)。
【0083】全紙幣の返却搬送が終了すると、続いて別
のカートリッジ74bの計数処理を行うか否かを判定
し、追加計数処理を行う必要があれば、同様な移し替え
搬送を繰返して計数処理する。そして、この紙幣補充回
収装置13が保有する紙幣の計数処理が完了すれば、計
数完了した旨を紙幣処理装置11側に返答し(ステップ
N15〜N19)、全紙幣の計数処理が完了したことを受信
すると、紙幣処理装置11は計数した紙幣補充回収装置
13の紙幣保有枚数を集中制御装置14に送信して、紙
幣補充回収装置13の計数処理が終了する(ステップn
25〜n27)。
【0084】上述のように、紙幣処理装置側に識別部を
設けるだけで、この紙幣処理装置に収納した紙幣の計数
だけでなく、紙幣補充回収装置に収納した紙幣も紙幣処
理装置側に一枚ずつ搬送して移し替えるだけで正確に計
数することができる。また、計数完了後は計数済の紙幣
を元の紙幣補充回収装置側に戻せばよく、計数時には両
装置が一体化した一つの装置として利用できるため、紙
幣補充回収装置側の識別部を省略することができる。
【0085】また、紙幣処理装置側の識別部だけで両装
置の枚数管理および紙幣全体の保有枚数の管理ができる
ため、信頼性の高い紙幣の枚数管理と低コスト化とを図
ることができる。さらに、紙幣の計数管理に際しては、
識別部で確実に計数するため、手作業による誤入力操作
を完全に防止できる。
【0086】また、紙幣の計数に際して、計数完了を判
定することにより収納されている紙幣が既計数か未計数
かを判定して重複計数を回避することができる。さら
に、紙幣処理装置の紙幣が計数完了済であるか否かを確
認することにより、計数時に紙幣処理装置側の紙幣と紙
幣補充回収装置側の紙幣との混同を回避することができ
る。また、紙幣補充回収装置に紙幣が装填されているか
否かを検知する装填検知センサ設けることにより、紙幣
の存在を確認してから確実に計数処理を行うことができ
る。さらに、紙幣処理装置に計数済みの紙幣を収納許容
する空きスタッカがあることを確認して収納するように
すれば、計数時の紙幣の収納処理が円滑に行える。ま
た、紙幣処理装置のスタッカを紙幣補充回収装置側の計
数済み紙幣の収納部に兼用すれば、一つのスタッカを収
納保管用と計数保管用とに共用して効率よく利用するこ
とができる。さらに、紙幣の移し替えに先立って、特定
のスタッカから他の移し替え許容するスタッカの存在を
確認してから移し替えるようにすれば、紙幣の混同を確
実に回避して計数することができる。また、紙幣の搬送
処理時に識別不能な紙幣を回収カートリッジに回収する
ように設定すれば、適正紙幣と異常紙幣を確実に分別し
て運用継続を促進することができる。
【0087】さらに、計数利用目的で外部から受付けた
紙幣の計数可否を判別するようにすることにより、計数
可能な状態を確認してから計数制御して計数を行うた
め、安定した計数処理が行える。
【0088】この発明と、上述の一実施例の構成との対
応において、この発明の紙葉類処理装置は、実施例の顧
客専用紙幣処理装置11…と、係員専用紙幣処理装置1
2…とに対応し、以下同様に、紙葉類は、紙幣Aに対応
し、紙葉類補充回収装置は、紙幣補充回収装置13に対
応し、紙幣処理装置の搬送手段は、補充経路64と入出
金経路65と回収経路66とに対応し、計数手段は、識
別部69に対応し、紙幣処理装置の収納部および特定収
納部は、第1〜第4スタッカ67a〜67dに対応し、
紙幣補充回収装置の搬送手段は、補充経路76と回収経
路77とに対応し、紙幣処理装置の収納部は、カートリ
ッジ74a,74bに対応し、計数制御手段および計数
完了判定手段は、集中制御装置14のCPU31に対応
し、検知手段は、装填検知センサS5 ,S6 に対応し、
識別手段は、識別部69および外形検知部78に対応
し、回収箱は、回収カートリッジ75に対応し、計数可
否判別手段は、紙幣処理装置11のCPU41に対応
し、外形位置は、入出金口61に対応するも、この発明
は上述の一実施例の構成のみに限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の金融店舗内の紙幣処理装置の配置
状態を示す斜視図。
【図2】 この発明の紙幣処理装置の通信状態を示す概
略平面図。
【図3】 この発明の集中制御装置の制御回路ブロック
図。
【図4】 この発明の紙幣処理装置の制御回路ブロック
図。
【図5】 この発明の紙幣補充回収装置の制御回路ブロ
ック図。
【図6】 この発明の紙幣補充回収装置の保有紙幣計数
時の移し替え状態を示す側面図。
【図7】 この発明の紙幣補充回収装置の保有紙幣計数
時の移し戻し状態を示す側面図。
【図8】 この発明の紙幣補充回収装置の保有紙幣計数
時の概略処理動作を示すフローチャート。
【図9】 この発明の紙幣補充回収装置の保有紙幣計数
時の詳細な処理動作を示すフローチャート。
【図10】 この発明の図9に続くフローチャート。
【符号の説明】
11…顧客専用紙幣処理装置 12…係員専用紙幣処理装置 13…紙幣補充回収装置 14…集中制御装置 31,41,51…CPU 38…紙幣補充回収装置の枚数カウンタテーブル 47…紙幣計数テーブル 60…回収枚数記憶部 A…紙 幣 61…入出金口 64,76…補充経路 65…入出金経路 66,77…回収経路 67a〜67d…スタッカ 69…識別部 74a,74b…カートリッジ 75…回収カートリッジ 78…外形検知部 S5 ,S6 …装填検知センサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙葉類処理装置に紙葉類を補充または回収
    する紙葉類補充回収装置を備えた紙葉類補充回収システ
    ムであって、紙葉類処理装置は、紙葉類を一枚ずつ搬送
    する搬送手段と、この搬送手段により搬送される紙葉類
    を計数する計数手段および計数手段が計数した紙葉類を
    収納する収納部とを備え、紙葉類補充回収装置は、紙葉
    類を一枚ずつ搬送する搬送手段と、この搬送手段により
    搬送される紙葉類を収納する収納部とを備え、上記紙葉
    類補充回収装置が保有する紙葉類保有枚数の計数時に
    は、紙葉類補充回収装置の紙葉類を紙葉類処理装置側の
    収納部に一枚ずつ搬送して移し替え、この移し替え時に
    計数手段で計数し、計数完了後は計数済みの紙葉類を搬
    送手段により元の紙葉類補充回収装置の収納部に返却搬
    送する計数制御手段を備えた紙葉類補充回収システム。
  2. 【請求項2】計数制御手段は、紙葉類補充回収装置の収
    納部に収納されている紙葉類が計数済みか否かを判定す
    る計数完了判定手段を備え、この計数完了判定手段の判
    定結果が未計数と判定したとき計数処理を開始する請求
    項1記載の紙葉類補充回収システム。
  3. 【請求項3】計数制御手段は、紙葉類処理装置の収納部
    に収納されている紙葉類の計数完了済みを確認した後
    に、紙葉類補充回収装置に収納されている紙葉類の計数
    処理を開始する請求項1記載の紙葉類補充回収システ
    ム。
  4. 【請求項4】紙葉類補充回収装置に紙葉類が装填されて
    いるか否かを検知する検知手段を備え、上記検知手段が
    紙葉類の装填有りを検知したとき、計数制御手段が紙葉
    類補充回収装置に収納されている紙葉類の計数処理を開
    始する請求項1記載の紙葉類補充回収システム。
  5. 【請求項5】計数制御手段は、紙葉類処理装置に計数済
    みの紙葉類を収納許容する空き収納部を確認した後、紙
    葉類補充回収装置に収納されている紙葉類の計数処理を
    開始する請求項1記載の紙葉類補充回収システム。
  6. 【請求項6】計数制御手段は、紙葉類処理装置に備えら
    れる複数の収納部の少なくとも一つの特定収納部を、紙
    葉類補充回収装置側の計数済み紙葉類の収納部に兼用
    し、この特定収納部に予め紙葉類が収納されている場合
    は、この収納されている紙葉類を他の収納部に移し替え
    て紙葉類補充回収装置側の紙葉類の計数処理を開始する
    請求項1記載の紙葉類補充回収システム。
  7. 【請求項7】計数制御手段は、特定収納部から他の移し
    替え許容する収納部の存在を確認した後、紙葉類補充回
    収装置側の紙葉類の計数処理を開始する請求項1記載の
    紙葉類補充回収システム。
  8. 【請求項8】紙葉類の搬送処理時に、搬送される紙葉類
    を識別手段で識別できなかったとき、この識別不能な紙
    葉類を紙葉類補充回収装置の回収箱に回収する請求項1
    記載の紙葉類補充回収システム。
  9. 【請求項9】紙葉類を一枚ずつ搬送する搬送手段と、上
    記搬送手段により搬送される紙葉類を計数する計数手段
    と、上記計数手段が計数した紙葉類を収納する収納部
    と、外部から受付けた紙葉類の計数可否を判別する計数
    可否判別手段と、上記計数可否判別手段が計数可能と判
    別したとき、外部から受付けた紙葉類を計数手段で計数
    処理し、この計数完了済みの紙葉類を収納部に収納し、
    計数完了後に計数済みの収納した紙葉類を元の外部位置
    に返却する計数制御手段を備えた紙葉類処理装置。
  10. 【請求項10】計数制御手段は、複数の収納部のうち少
    なくとも一つを計数済みの紙葉類を収納する特定収納部
    に兼用し、この特定収納部に予め紙葉類が収納されてい
    る場合は、この収納されている紙葉類を他の収納部に移
    し替えて紙葉類を受付け許容し、この受付けた紙葉類を
    計数手段で計数して特定収納部に収納し、計数完了後は
    計数済みの紙葉類を元の外部位置に返却する請求項9記
    載の紙葉類処理装置。
JP35830596A 1996-12-28 1996-12-28 紙葉類補充回収システムおよび紙葉類処理装置 Pending JPH10188087A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010231554A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 紙幣取引装置、紙幣取引方法及び紙幣取引プログラム
JP2010231483A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Fujitsu Frontech Ltd 紙葉類処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010231554A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 紙幣取引装置、紙幣取引方法及び紙幣取引プログラム
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