JPH10187945A - 画像入力装置 - Google Patents

画像入力装置

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JPH10187945A
JPH10187945A JP8348563A JP34856396A JPH10187945A JP H10187945 A JPH10187945 A JP H10187945A JP 8348563 A JP8348563 A JP 8348563A JP 34856396 A JP34856396 A JP 34856396A JP H10187945 A JPH10187945 A JP H10187945A
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image
optical system
path length
optical path
film
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JP8348563A
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Yuki Uchida
由紀 内田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像入力装置側においてフィルム画像のピン
ト調整を可能とする画像入力装置を提供する。 【解決手段】 第1反射ミラーと第2反射ミラーとの移
動速度差によりセンサまでの光路長を一定に保持して画
像を走査し、前記センサで前記画像を読み取る画像入力
装置において、前記第1反射ミラーと前記第2反射ミラ
ーとの移動を独立に制御して光路長を変化可能とし、前
記画像側の前記第1反射ミラーを固定し、前記センサ側
の前記第2反射ミラーを微小距離づつ移動させながら、
画像が前記センサに最も良く結像する光路長を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学系移動型の画像
入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光学系移動型の画像入力装置を用
いた画像処理装置は広く用いられており、現在主に用い
られている光学系移動型の画像入力装置としては、原稿
圧板にて原稿台ガラス上に載置された原稿をランプで照
射し、その反射光を第1ミラーと第2ミラーによってレ
ンズに導くものである。
【0003】ここで、2つのミラーは、ステッピングモ
ータ等で制御される一本のワイヤによって駆動され、先
行する第1ミラーと追走する第2ミラーの速度比が2対
1の関係を満たす事によって光路長を一定に保ち、ラン
プによって照射された原稿の反射光がレンズを介して常
にセンサ上に常に結像する様に制御されている。
【0004】また、この画像入力装置と、フィルム上の
画像を画像入力装置の原稿台上に投影する事が可能なフ
ィルムプロジェクタを組み合わせることにより、フィル
ム上の画像入力が可能になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この組み合わせにより
フィルム上の画像入力を行うためには、原稿台上にフィ
ルムの画像が結像するように、フィルムプロジェクタ装
置内でピントの調整を行う必要がある。
【0006】しかしながら、一般的には画像入力装置側
にはピント調整機構が無いために、フィルムプロジェク
タ装置側にフィルムとレンズの距離を調整する機構を設
け、ピント調整を行っている。
【0007】本出願に係る発明の目的は、画像入力装置
側においてフィルム画像のピント調整を可能とする画像
入力装置を提供することにある。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本出願に係る発明の目
的を実現する第1の構成は、第1の反射光学系と第2の
反射光学系との移動速度差によりセンサまでの光路長を
一定に保持して画像を走査し、前記センサで前記画像を
読み取る画像入力装置において、前記第1の反射光学系
と前記第2の反射光学系との移動を独立に制御して光路
長を変化可能とする駆動制御手段を有するものである。
【0009】本出願に係る発明の目的を実現する第2の
構成は、第1の反射光学系と第2の反射光学系との移動
速度差によりセンサまでの光路長を一定に保持して画像
を走査し、前記センサで前記画像を読み取る画像入力装
置において、前記第1の反射光学系と前記第2の反射光
学系との移動を独立に制御して光路長を変化可能とする
駆動制御手段と、前記駆動制御手段を駆動制御して、前
記画像側の前記第1反射光学系を固定し、前記センサ側
の前記第2の反射光学系を微小距離づつ移動させなが
ら、画像が前記センサに最も良く結像する光路長を求め
る光路長決定手段とを有するものである。
【0010】本出願に係る発明の目的を実現する第3の
構成は、前記第1の反射光学系と前記第2の反射光学系
は、リニアモータにより直接駆動されるものである。
【0011】本出願に係る発明の目的を実現する第4の
構成は、前記画像は装置本体に取りつけられたフィルム
プロジェクタ装置により投影されたフィルム画像とする
ものである。
【0012】本出願に係る発明の目的を実現する第5の
構成は、前記フィルムプロジェクタ装置は、ピント調整
機構を設けていないものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施の形態
を示す画像入力装置と一体に画像処理装置を組み合わせ
た画像形成装置の外観図である。
【0014】図1において、201はイメージスキャナ
部であり、原稿を読み取り、デジタル信号処理を行う部
分である。また、200はプリンタ部であり、イメージ
スキャナ201に読み取られた原稿画像に対応した画像
を用紙にフルカラーでプリント出力する部分である。
【0015】251はランプ、集光レンズ等が内蔵され
ているフィルムプロジェクタユニットであり、253は
ハロゲンランプ、252はハロゲンランプ253の光を
反射する反射板、254は集光レンズ、256は投影レ
ンズ、259は読みとり対象フィルム、258は反射ミ
ラーである。204はフィルム像をスキャナ内部の読み
とり部に結像するためのフレネルレンズ、255はトレ
イ257に格納された複数フィルムを回転移動しつつ連
続的に読みとり位置に搬送し、読みとり終了後読みとり
位置から引き出すオートキャリアである。このフィルム
プロジェクタユニット251により、フィルムの透過光
を原稿台ガラス203に投影することにより、フィルム
画像をCCD210にて読みとる事が可能となる。
【0016】イメージスキャナ部201において、フィ
ルムプロジェクタからの透過光はミラー206,207
に導かれ、レンズ208により3ラインセンサ(以下C
CD)210上に像を結ぶ。レンズ208には赤外カッ
トフィルタ231が設けられている。
【0017】CCD210は原稿からの光情報を色分解
して、フルカラー情報レッド(R)、グリーン(G)、
ブルー(B)成分を読み取り、信号処理部209に送
る。
【0018】CCD210の各色成分読み取りセンサ列
は各々5000画素の画素から構成されている。これに
より原稿台ガラス203に載置される原稿中で最大サイ
ズであるA3サイズの原稿の短手方向297mmを40
0dpiの解像度で読み取る。
【0019】なお、光源205、ミラー206はライン
センサーの電気的走査方向(以下、主走査方向)に対し
て垂直方向(以下、副走査方向)に機械的に動くことに
より、原稿全面を走査する。
【0020】211は標準白色板であり、センサー21
0−1〜210−3のR、G、Bセンサーの読み取りデ
ータの補正データを発生する。
【0021】この標準白色板は可視光で、ほぼ均一の反
射特性を示し、可視では白色の色を有している。この標
準白色板を用いてセンサ210−1〜210−3の可視
センサの出力データの補正を行う。
【0022】画像信号処理部209では読み取られた信
号を電気的に処理し、マゼンタ(M)、シアン(C)、
イエロー(Y)、ブラック(BK)の各成分に分解し、
プリンタ部200に送る。また、イメージスキャナ部2
01における一回の原稿走査(スキャン)につき、M,
C,Y,BKの内、一つの成分がプリンタ200に送ら
れ、計4回の原稿走査により一回のプリントアウトが完
成する。
【0023】イメージスキャナ部201より送られてく
るM,C,Y,BKの画像信号は、レーザドライバ21
2に送られる。レーザドライバ212は画像信号に応
じ、半導体レーザ213を変調駆動する。レーザ光はポ
リゴンミラー214、f−θレンズ215、ミラー21
6を介し、感光ドラム217上を走査する。
【0024】219〜222は現像器であり、マゼンタ
現像器219、シアン現像器220、イエロー現像器2
21、ブラック現像器222、より構成され、4つの現
像器が交互に感光ドラムに接し、感光ドラム217上に
形成されたM,C,Y,BKの静電潜像を対応するトナ
ーで現像する。
【0025】223は転写ドラムで、用紙カセット22
4または225により給紙された用紙をこの転写ドラム
223に巻き付け、感光ドラム217上に現像されたト
ナー像を用紙に転写する。
【0026】このようにしてM,C,Y,BKの4色が
順次転写された後に、用紙は定着ユニット226を通過
して排紙される。
【0027】以上が装置のおおまかな動作についての説
明である。
【0028】次に、イメージスキャナ201について詳
細な説明を行う。
【0029】図14に本実施の形態に用いたイメージス
キャナ201の駆動機構の構成を示す。
【0030】2001は第1ミラー台であり、図示しな
いハロゲンランプ205と第1ミラー206が組み込ま
れている。2002は第2ミラー台であり、第2ミラー
207が組み込まれている。2003はガイドレールで
あり、第1ミラー台2001および第2ミラー台200
2の片側を支持しており、ベアリングなどで第1ミラー
台2001および第2ミラー台2002が走査可能にな
っている。
【0031】2004はリニアモータであり、磁性体が
着磁されている固定子2005と、固定子2005上を
固定子2005と平行に動く可動子2006,2007
と、リニアスケール2008と、リニアスケール200
8から位置を読み取る走査ヘッド2009,2010で
構成されている。
【0032】可動子2006,2007はそれぞれ第1
ミラー台2001、第2ミラー台2002に固定されて
おり、走査ヘッド2009,2010で位置を検出し、
独立に制御することが可能である。
【0033】図2に本実施の形態に用いたCCD210
の構成を示す。
【0034】ここで210−1は赤色光(R)を読み取
るための受光素子列であり、210−2,210−3は
順にG,B波長成分を読み取るための受光素子列であ
る。これらのR,G,Bの受光素子列210−1〜21
0−3は主走査方向、副走査方向に10μmの開口を有
している。この3本の異なる光学特性を有するセンサー
としての受光素子列は、R,G,Bの各センサが原稿の
同一ラインを読み取るべく互いに平行に配置されるよう
に、同一のシリコンチップ上にモノリシックに構成され
ている。このような構成のCCDを用いることで、各色
分解読み取りでのレンズ等の光学系を共通にしている。
これにより、R,G,Bの色毎の光学調整を簡潔にする
ことが可能となる。
【0035】図2の点線部の断面図を図3に示す。
【0036】シリコン基板210−5上に、R読み取り
用のフォトセンサ210−1とG,B各々の可視情報を
読み取るフォトセンサ210−2,210−3が配置さ
れており、Rのフォトセンサ210−1上には可視光の
内、レッドの波長成分を透過するRフィルタ210−7
が配置される。同様にGのフォトセンサ210−2上に
はGフィルタ210−8が、Bのフォトセンサ210−
3上にはBフィルタ210−9が配置されている。21
0−6は透明有機膜で構成された平坦化層である。
【0037】図4に受光素子の拡大図を示す。各センサ
は主走査方向一画素当たり10μmの長さを有してい
る。また、各センサはA3原稿の短手方向(297m
m)を400dpiの解像度で読み取ることができるよ
うに、主走査方向に5000画素ある。また、R,G,
Bの各センサのライン間距離は80μmであり、400
lpiの副走査解像度に対して各8ラインずつ離れてい
る。
【0038】次にプリンタの濃度再現法について説明す
る。
【0039】本実施の形態ではプリンタの濃度再現のた
めに従来良く知られているPWM方式により、レーザ2
13の点灯時間を画像濃度信号に応じて制御するもので
ある。これにより、レーザの点灯時間に応じた電位の静
電潜像が感光ドラム217上に形成される。そして、現
像器219〜222で静電潜像の電位に応じた量のトナ
ーで潜像を現像することにより、濃度再現が行われる。
【0040】図5に本実施の形態におけるプリンタの濃
度再現の制御動作を示す。
【0041】10201はプリンタ画素クロックで、4
00dpiの解像度に相当する。このクロックはレーザ
ドライバ212で作られる。このプリンタ画素クロック
10201に同期して、400線の三角波10202が
作られる。この400線の三角波10202の周期は画
素クロック10201の周期と同じである。
【0042】画像処理部209から送られる400dp
iの解像度で256階調(8bit)のM,C,Y,B
Kの画像データ及び200線/400線切り換え信号は
CLOCK信号に同期して伝送されてくるが、レーザド
ライバ212で図示しないFIFOメモリによりプリン
タ画素クロック10201に同期合わせされる。
【0043】8bitのデジタル画像データは、D/A
変換器によりアナログ画像信号10203に変換され
る。そして、前述の400線三角波10202とアナロ
グ的に比較され、400線のPWM出力10204が作
られる。
【0044】デジタル画素データは00HからFFHま
で変化し、400線PWM出力10204はこの値に応
じたパルス幅となる。また400線PWM出力の一周期
は感光ドラム上では63.5μmになる。
【0045】レーザドライバ212では400線の三角
波の他に、プリンタ画素クロック10201に同期して
倍の周期の200線の三角波10205も作られる。
【0046】そして、この200線の三角波10205
と400dpiのアナログ画像信号10203とを比較
することにより、200線のPWM出力信号10206
を生成する。200線のPWM出力信号10206は図
示のように127μmの周期で感光ドラム上に潜像を形
成する。200線での濃度再現と400線での濃度再現
では、200線の方が濃度再現のための最小単位が12
7μmと400線の倍であるため、階調再現性が良い。
解像の点では63.5μm単位で濃度を再現する400
線の方が高解像な画像記録に適している。
【0047】このように200線のPWM記録は階調再
現に適し、400線のPWM記録は解像度の点で優れて
いるため、画像の性質によって200線のPWMと40
0線のPWMの切り換えを行うようにしている。このた
めの信号が200線/400線切り換え信号であり、画
像処理部209から400dpiの画像信号に同期して
画素単位にレザードライバに入力される。
【0048】200線/400線の切り換え信号がLレ
ベルの場合には、400線のPWM出力が選択され、H
レベルの場合には200線のPWM出力が選択される。
【0049】画像信号処理部209について説明する。
【0050】図6は、イメージスキャナ部201での画
像信号処理部209を中心とした画像信号の流れを示す
ブロック図である。CCD210より出力される画像信
号は、アナログ信号処理回路101に入力され、ゲイン
調整、オフセット調整をされた後、A/Dコンバータ1
02で各色信号毎に8bitのデジタル画像信号R1,
G1,B1に変換される。その後にシェーディング補正
部103に入力され、色毎に標準白色板211の読み取
り信号を用いた公知のシェーディング補正が施される。
【0051】121はクロック発生部であり、1画素単
位のクロックを発生する。122は主走査アドレスカウ
ンタ(ラインカウンター)であり、クロックを計数し、
1ラインの画素アドレス出力を生成する。123はデコ
ーダであり、主走査アドレスカウンタ122からの主走
査アドレスをデコードして、シフトパルスやリセットパ
ルス等のライン単位のCCD駆動信号や、CCDからの
1ライン読み取り信号中の有効領域を表すVE信号や、
ライン同期信号HSYNCを生成する。
【0052】主走査アドレスカウンタ122はHSYN
C信号でクリアされ、次のラインの主走査アドレスの計
数を開始する。
【0053】図2に示すように、CCD210の受光部
210−1,210−2,210−3は所定の距離を隔
てて配置されているため、ラインディレイ回路104,
105において、副走査方向の空間的ずれを補正する。
【0054】具体的には、B信号に対して副走査方向で
先の原稿情報を読むR、Gの各信号を副走査方向にライ
ン遅延させ、B信号に合わせる。
【0055】106は既知の入力マスキング部であり、
CCD210のR、G、Bのフィルタ210−7、21
0−8、210−9の分光特性で決まる読み取り色空間
をNTSCの標準色空間に変換する部分であり、次式の
ようなマトリックス演算を行う。
【0056】 R4 a11,a12,a13 R3 G4 = a21,a22,a23 G3 B4 a31,a32,a33 B3 107は光量/濃度変換部(LOG変換)で、ルックア
ップテーブルROMにより構成され、R4,G4,B4
の輝度信号がC0,M0,Y0の濃度信号に変換され
る。
【0057】108はライン遅延メモリであり、後述す
る黒文字判定部でのR4,G4,B4信号からUCR,
FILTER,SEN等の判定信号までのライン遅延分
だけ、C0,M0,Y0の画像信号を遅延させる。その
結果、同一画素に対するC1,M1,Y1の画像信号と
黒文字判定信号はマスキングUCR回路109に同時に
入力される。
【0058】109はマスキング及びUCR回路であ
り、入力されたY1,M1,C1の3原色信号により黒
信号(BK)を抽出し、さらにプリンタでの記録色材の
色濁りを補正する演算を施してY2,M2,C2,BK
2の信号が各読み取り動作のたびに順次所定のビット幅
(8bit)で出力される。
【0059】110は主走査変倍回路であり、従来既知
の補間演算により、画像信号および黒文字判定信号の主
走査方向の拡大縮小処理を行う。
【0060】111は空間フィルタ処理部(出力フィル
ター)であり、詳細は後述するが、2bitのfilt
er信号に基づいてエッジ強調、スムージング処理を切
換える。
【0061】このように処理されたM4,C4,Y4,
BK4の面順次の画像信号と200線/400線切り換
え信号であるSEN信号はレーザードライバに送られ、
プリンタ部212でPWMによる濃度記録が行われる。
【0062】113は黒文字判定部であり、入力画像中
から文字部分を検出し、UCR量制御信号ucr、出力
フィルタ制御信号filter、レーザ記録線数切り替
え信号senを出力する。
【0063】図7に各制御信号のタイミングを示す。
【0064】VSYNC信号は、副走査方向の画像有効
区間信号であり、“1”の区間において、画像読みとり
(スキャン)を行う順次(M),(C),(Y),(B
K)の出力信号を形成する。VEは主走査方向の画像有
効区間信号であり、“1”の区間において主走査開始位
置のタイミングをとり、主にライン遅延のライン計数制
御に用いられる。CLOCK信号は画素同期信号であ
り、0→1の立ち上がりタイミングで画像データを転送
し、図6に示す102から113の各信号処理部に供給
されると共に、レーザドライバ(レーザビームプリン
タ)212に画像信号、200線/400線切り換え信
号を電送するのに用いられる。
【0065】次に、フィルムプロジェクタからの投影画
像に対する、ピント調整の動作について図8、図9を用
いて説明する。
【0066】図8はイメージスキャナ部のピント調整動
作を説明するための図、図9はピント調整モードの動作
遷移を示すフローチャートである。
【0067】図9に従って、ピント調整の動作を説明す
る。
【0068】ステップ1:フィルムプロジェクタユニッ
ト251からのフィルム259の投影光を、センサ21
0に読み込む。
【0069】ステップ2:読み込まれた1ライン分のデ
ータを用いて、隣接画素の差分値(Δdatan−da
tan・l)を算出し、二乗誤差を累積する。
【0070】
【数1】
【0071】ステップ3:Δdatamの値を格納した
後、第1ミラー台2001は固定したまま、第2ミラー
台2002を図8の矢印方向に1クロック分移動させ
る。
【0072】m=m+1 十分な回数、ステップ1からステップ3を繰り返した
後、ステップ4:Δdatamの最大値Δdatama
xを求める。
【0073】ステップ5:Δdatamの最大値を与え
るmの値、mdatamaxから、光路長xを決定す
る。
【0074】X0をm=0の時の光路長とすると、微調
整後の光路長は、 X=X0−2mdatamax となる。
【0075】以上の動作によって求められた光路長Xを
保つ様に、第2ミラー台2002を制御する事によっ
て、ピントの微調整が成された画像入力が可能になる。
【0076】すなわち、原稿台ガラス203にピントが
合っている状態を基準とすると、原稿台ガラス203よ
りも上にフィルム画像のピントが合っている場合には、
第2ミラー台2002を第1ミラー台2001側に移動
させてその分通常の光路長を短くし、逆に原稿台ガラス
203よりも下にフィルム画像のピントが合っている場
合には、第2ミラー台2002を第1ミラー台2001
から離して通常の光路長よりも長くすることにより、C
CDに合焦状態で結像することができることになる。
【0077】ここで、図10は、ステップ4において、
Δdatamの最大値を求める概念図である。また、図
11は、光路長Xを求める図である。
【0078】図11において、Aは、光路長がX0の時
のリニアモータ2071の位置、Bは、Aよりmdat
amaxだけ進んだ時のリニアモータ2071の位置を
示す。リニアモータ2051が標準地点にある時、リニ
アモータ2071がBにあると、最もピントが合った状
態となる。
【0079】上記ピント調整は、フィルムプロジェクタ
内のフィルムが交換される毎に実行される事が望まし
い。
【0080】(第2の実施の形態)上記実施の形態で
は、ピント調整の対象とされるべきフィルム面上の位置
に関しては記述していないが、本実施の形態では、フィ
ルム面上の任意の位置に対してピントが調整される機構
を付加する。
【0081】図12は、フィルム面上の任意の場所に対
して、ピント調整対象点を指定する操作を表した図であ
る。ユーザは、操作部上のカーソルを操作することによ
り、フィルム画面上の好みの位置に、ピント調整の対象
点を指定する。
【0082】図13は、ピント調整モードの動作遷移を
示すフローチャートである。
【0083】図13に従って、ピント調整の動作を説明
する。
【0084】ステップ0:ピント調整を行う座標を設定
し、指定された座標値を(X,Y)とする。
【0085】ステップ1:第1ミラー台2001を指定
された座標値Yまで移動させる。
【0086】ステップ2:フィルムプロジェクタユニッ
ト251からのフィルム259の投影光を、センサ21
0に読み込む。
【0087】ステップ3:読み込まれた1ライン分のデ
ータのうち、指定された座標値付近のデータを用いて、
隣接画素の差分値を算出し、二乗誤差を累積する。
【0088】
【数2】
【0089】ステップ4:Δdatamの値を格納した
後、第1ミラー台2001は固定したまま、第2ミラー
台2002を1クロック分移動させる。
【0090】m=m+1 十分な回数、ステップ2からステップ4を繰り返した
後、ステップ5:Δdatamの最大値Δdatama
xを求める。
【0091】ステップ6:Δdatamの最大値を与え
るmの値mdatamaxから、光路長xを決定する。
【0092】X0をm=0の時の光路長とすると、微調
整後の光路長は、 X=X0−2mdatamax となる。
【0093】以上の動作によって求められた光路長Xを
保つ様に、第2ミラー台2002を制御する事によっ
て、画像領域中の任意の位置に、最もピントの微調整が
成された画像入力が可能になる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
それぞれ独立に移動制御可能な2つの移動走査のための
反射光学手段の位置関係の微調整で光路長を変化可能と
したので、フィルムプロジェクタ装置側にはピント調整
機構を設けることなく、フィルム画像に対してピント調
整を行うことが可能になり、フィルムプロジェクタ装置
の簡略化が可能になる。
【0095】さらに、反射光学手段を駆動するモータ
に、ワイヤ等を必要としないリニアモータを用いること
によって、ワイヤを使用することに起因する誤差が除去
され、より高精度な画像入力装置が実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の装置の外観図。
【図2】図1のCCD210の構成図。
【図3】図1のCCD210における受光素子の拡大
図。
【図4】CCD210の断面図。
【図5】図1のプリンタの濃度再現の制御動作を示す
図。
【図6】図1のプリンタの画像信号の流れを示すブロッ
ク図。
【図7】図1のプリンタの各制御信号のタイミングを示
す図。
【図8】図1のイメージスキャナ部のピント調整動作を
示す図。
【図9】図1のイメージスキャナ部のピント調整動作を
示すフローチャート。
【図10】第1の実施の形態の光路長の補正量を求める
概念図。
【図11】第1の実施の形態のピント調整動作での第2
ミラー台の位置決定動作を示す図。
【図12】第2の実施の形態におけるピント調整を行う
ための目標点を指定する操作を示す図。
【図13】第2の実施の形態におけるイメージスキャナ
部のピント調整動作を示すフローチャート。
【図14】図1のイメージスキャナ201の動作を示す
図。
【符号の説明】
200 プリンタ部 2001 第1ミラー台 2002 第2ミラー台 201 イメージスキャナ部 203 原稿台ガラス 204 フレネルレンズ 206 ミラー 207 ミラー 208 レンズ 210 ラインセンサ 251 フィルムプロジェクタユニット 252 反射板 253 ハロゲンランプ 254 集光レンズ 255 オートキャリア 256 投影レンズ 257 トレイ 258 反射ミラー 259 フィルム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の反射光学系と第2の反射光学系と
    の移動速度差によりセンサまでの光路長を一定に保持し
    て画像を走査し、前記センサで前記画像を読み取る画像
    入力装置において、 前記第1の反射光学系と前記第2の反射光学系との移動
    を独立に制御して光路長を変化可能とする駆動制御手段
    を有することを特徴とする画像入力装置。
  2. 【請求項2】 第1の反射光学系と第2の反射光学系と
    の移動速度差によりセンサまでの光路長を一定に保持し
    て画像を走査し、前記センサで前記画像を読み取る画像
    入力装置において、 前記第1の反射光学系と前記第2の反射光学系との移動
    を独立に制御して光路長を変化可能とする駆動制御手段
    と、前記駆動制御手段を駆動制御して、前記画像側の前
    記第1反射光学系を固定し、前記センサ側の前記第2の
    反射光学系を微小距離づつ移動させながら、画像が前記
    センサに最も良く結像する光路長を求める光路長決定手
    段とを有することを特徴とする画像入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記第1の
    反射光学系と前記第2の反射光学系は、リニアモータに
    より直接駆動されることを特徴とする画像入力装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3において、前記画
    像は装置本体に取りつけられたフィルムプロジェクタ装
    置により投影されたフィルム画像であることを特徴とす
    る画像入力装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記フィルムプロジ
    ェクタ装置は、ピント調整機構を設けていないことを特
    徴とする画像入力装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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