JP2749437B2 - 影付き画像形成装置 - Google Patents
影付き画像形成装置Info
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- JP2749437B2 JP2749437B2 JP2240379A JP24037990A JP2749437B2 JP 2749437 B2 JP2749437 B2 JP 2749437B2 JP 2240379 A JP2240379 A JP 2240379A JP 24037990 A JP24037990 A JP 24037990A JP 2749437 B2 JP2749437 B2 JP 2749437B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、原稿画像に別の画像を付加して原稿画像
を装飾する画像形成装置に関し、例えば、複写機やファ
クシミリ装置に使用される。
を装飾する画像形成装置に関し、例えば、複写機やファ
クシミリ装置に使用される。
(ロ)従来の技術 従来、この種の画像形成装置においては、原稿画像の
一部を枠線で囲んだ画像や、原稿画像の一部に網目模様
を重ねた画像を形成するようにしたものが知られてい
る。
一部を枠線で囲んだ画像や、原稿画像の一部に網目模様
を重ねた画像を形成するようにしたものが知られてい
る。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような画像形成装置における画像
の装飾については、さらにその多様化が望まれている。
の装飾については、さらにその多様化が望まれている。
この発明はこのような事情を考慮してなされたもの
で、原稿画像に影をつけて装飾した画像を得ることが可
能な画像形成装置を提供するものである。
で、原稿画像に影をつけて装飾した画像を得ることが可
能な画像形成装置を提供するものである。
(ニ)課題を解決するための手段 この発明は、原稿画像を水平及び垂直走査して画素ご
とに電気信号に変換する光電変換手段と、光電変換手段
の出力をA/D変換するA/D変換手段と、A/D変換手段の出
力を白画素及び黒画素を表す2値シリアル信号に変換す
る信号変換手段と、信号変換手段の出力する信号が黒か
ら白画素信号に変化してから再び白から黒画素信号に変
化するまでの影付け可能領域を検出する検出手段と、シ
リアルな白画素信号と黒画素信号とを所定のパターンで
組み合わせた影信号を出力する影信号形成手段と、信号
変換手段の出力する信号が黒から白画素信号に変化した
後に付加する影領域を水平走査方向に設定する設定手段
と、信号変換手段が出力する信号に対して、影付け可能
領域と設定影領域とのいずれか狭い方の領域に前記影信
号を付加する付加手段と、影信号が付加された2値シリ
アル信号を画像に再生する再生手段からなる影付き画像
形成装置である。
とに電気信号に変換する光電変換手段と、光電変換手段
の出力をA/D変換するA/D変換手段と、A/D変換手段の出
力を白画素及び黒画素を表す2値シリアル信号に変換す
る信号変換手段と、信号変換手段の出力する信号が黒か
ら白画素信号に変化してから再び白から黒画素信号に変
化するまでの影付け可能領域を検出する検出手段と、シ
リアルな白画素信号と黒画素信号とを所定のパターンで
組み合わせた影信号を出力する影信号形成手段と、信号
変換手段の出力する信号が黒から白画素信号に変化した
後に付加する影領域を水平走査方向に設定する設定手段
と、信号変換手段が出力する信号に対して、影付け可能
領域と設定影領域とのいずれか狭い方の領域に前記影信
号を付加する付加手段と、影信号が付加された2値シリ
アル信号を画像に再生する再生手段からなる影付き画像
形成装置である。
上記光電変換手段には、CCD型イメージセンサやMOS型
イメージセンサなどが使用される。また、上記再生手段
には、レーザプリンタ、熱転写式プリンタ又はインクリ
ボン式プリンタなどが使用される。
イメージセンサなどが使用される。また、上記再生手段
には、レーザプリンタ、熱転写式プリンタ又はインクリ
ボン式プリンタなどが使用される。
第1図はこの発明の構成を示すブロック図であり、10
1は原稿画像を水平及び垂直走査して画素ごとに電気信
号を変換する光電変換手段、102は光電変換手段101の出
力をA/D変換するA/D変換手段、103はA/D変換手段102の
出力を白画素及び黒画素を表す2値シリアル信号に変換
する信号変換手段、104は信号変換手段103の出力する信
号が黒から白画素信号に変化してから再び白から黒画素
信号に変化するまでの影付け可能領域を検出する検出手
段、105はシリアルな白画素信号と黒画素信号とを所定
のパターンで組み合わせた影信号を出力する影信号形成
手段、106は信号変換手段103の出力する信号が黒から白
画素信号に変化した後に付加する影領域を設定する設定
手段、107は信号変換手段103が出力する信号に対して影
付け可能領域と設定影領域とのいずれか狭い方の領域に
影信号を付加する付加手段、108は信号変換手段から出
力され影信号が付加された信号を画像に再生する再生手
段である。
1は原稿画像を水平及び垂直走査して画素ごとに電気信
号を変換する光電変換手段、102は光電変換手段101の出
力をA/D変換するA/D変換手段、103はA/D変換手段102の
出力を白画素及び黒画素を表す2値シリアル信号に変換
する信号変換手段、104は信号変換手段103の出力する信
号が黒から白画素信号に変化してから再び白から黒画素
信号に変化するまでの影付け可能領域を検出する検出手
段、105はシリアルな白画素信号と黒画素信号とを所定
のパターンで組み合わせた影信号を出力する影信号形成
手段、106は信号変換手段103の出力する信号が黒から白
画素信号に変化した後に付加する影領域を設定する設定
手段、107は信号変換手段103が出力する信号に対して影
付け可能領域と設定影領域とのいずれか狭い方の領域に
影信号を付加する付加手段、108は信号変換手段から出
力され影信号が付加された信号を画像に再生する再生手
段である。
(ホ)作用 第1図において、光電変換手段101が原稿画像を水平
及び垂直走査して画素ごとに電気信号に変換すると、A/
D変換手段102がその電気信号をA/D変換する。信号変換
手段103はA/D変換手段102のデジタル出力を白画素およ
び黒画素で表される2値シリアル信号に変換する。検出
手段104はその2値シリアル信号が黒から白画素信号に
変化してから再び白から黒画素信号に変化するまでの影
付け可能領域を検出する。設定手段106は信号変換手段1
03の出力する信号が黒から白画素信号に変換した後に付
加する影領域を設定する。また、信号形成手段105はシ
リアルな白画素信号と黒画素信号とを所定のパターンで
組み合わせた影信号とを出力する。そして、信号変換手
段103が出力する信号に対して、影付け可能領域と設定
影領域とのいずれか狭い方の領域に影信号が付加手段10
7によって付加され、影信号の付加された2値シリアル
信号が画像再生手段108において再生される。このよう
にして、原稿画像は白及び黒の2値画像信号に変換さ
れ、黒の画像信号に引き続いて所定のパターンの影画像
信号が付加された後、再生される。従って、画像に対す
る影付け処理がリアルタイムで行われる。
及び垂直走査して画素ごとに電気信号に変換すると、A/
D変換手段102がその電気信号をA/D変換する。信号変換
手段103はA/D変換手段102のデジタル出力を白画素およ
び黒画素で表される2値シリアル信号に変換する。検出
手段104はその2値シリアル信号が黒から白画素信号に
変化してから再び白から黒画素信号に変化するまでの影
付け可能領域を検出する。設定手段106は信号変換手段1
03の出力する信号が黒から白画素信号に変換した後に付
加する影領域を設定する。また、信号形成手段105はシ
リアルな白画素信号と黒画素信号とを所定のパターンで
組み合わせた影信号とを出力する。そして、信号変換手
段103が出力する信号に対して、影付け可能領域と設定
影領域とのいずれか狭い方の領域に影信号が付加手段10
7によって付加され、影信号の付加された2値シリアル
信号が画像再生手段108において再生される。このよう
にして、原稿画像は白及び黒の2値画像信号に変換さ
れ、黒の画像信号に引き続いて所定のパターンの影画像
信号が付加された後、再生される。従って、画像に対す
る影付け処理がリアルタイムで行われる。
(ヘ)実施例 以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明を詳述す
る。これによってこの発明が限定されるものではない。
る。これによってこの発明が限定されるものではない。
第2図はこの発明を複写機に適用した場合の実施例を
示す構成説明図であり、1は原稿、2は原稿1を載置す
る載置台、3は原稿カバー、4は矢印方向に移動して原
稿1を照射するランプ、5,6,7は原稿1からの画像光を
反射するミラーであり、ミラー5はランプ4と共に矢印
方向に移動し、ミラー6,7はランプ4の速度の1/2の速度
で同じく矢印方向に移動するようになっている。ミラー
7で反射された原稿の画像光はf・θレンズ8を介して
CCD型イメージセンサ(以下、CCDという)9に受光され
る。CCD9は1000〜5000個のホトセンサをチップ状に並
べ、そのセンサで光電変換された電荷を内蔵するコンデ
ンサに蓄積し、トリガ信号により全ホトセンサの電荷
を、内蔵するシフトレジスタに転送し、順次出力するよ
うになっている。次に、CCD9に受光された原稿1の画像
は、後述の信号処理回路によってビデオ信号に変換され
る。10はそのビデオ信号に対応してレーザ光をオン・オ
フする半導体レーザ、11は半導体レーザから出射される
レーザ光を反射するポリゴンミラー、12はポリゴンミラ
ーを駆動するモータ、13はポリゴンミラーからのレーザ
光を矢印方向に回転する感光体ドラム14の上に照射する
ミラーである。感光体ドラム14は予めメインチャージャ
22によって一様に帯電されているので、レーザ光を受け
ると、それによって静電潜像が形成され、現像装置15に
よってトナー像が形成される。転写紙カセット16から転
写紙17が供給されると、そのトナー像は転写チャージャ
18によって転写紙に転写される。トナー像が転写された
転写紙は、分離チャージャ19によって感光体ドラム14か
ら分離され、搬送ベルト20によって定着装置21に運ば
れ、定着装置21で定着されてトレー23に搬出される。な
お、半導体レーザ10から出射するレーザ光はポリゴンミ
ラーによって水平走査されると共に感光体ドラム14の矢
印方向の回転によって垂直走査されて、原稿1の画像に
対応する静電潜像が感光体ドラム14の上に形成される。
示す構成説明図であり、1は原稿、2は原稿1を載置す
る載置台、3は原稿カバー、4は矢印方向に移動して原
稿1を照射するランプ、5,6,7は原稿1からの画像光を
反射するミラーであり、ミラー5はランプ4と共に矢印
方向に移動し、ミラー6,7はランプ4の速度の1/2の速度
で同じく矢印方向に移動するようになっている。ミラー
7で反射された原稿の画像光はf・θレンズ8を介して
CCD型イメージセンサ(以下、CCDという)9に受光され
る。CCD9は1000〜5000個のホトセンサをチップ状に並
べ、そのセンサで光電変換された電荷を内蔵するコンデ
ンサに蓄積し、トリガ信号により全ホトセンサの電荷
を、内蔵するシフトレジスタに転送し、順次出力するよ
うになっている。次に、CCD9に受光された原稿1の画像
は、後述の信号処理回路によってビデオ信号に変換され
る。10はそのビデオ信号に対応してレーザ光をオン・オ
フする半導体レーザ、11は半導体レーザから出射される
レーザ光を反射するポリゴンミラー、12はポリゴンミラ
ーを駆動するモータ、13はポリゴンミラーからのレーザ
光を矢印方向に回転する感光体ドラム14の上に照射する
ミラーである。感光体ドラム14は予めメインチャージャ
22によって一様に帯電されているので、レーザ光を受け
ると、それによって静電潜像が形成され、現像装置15に
よってトナー像が形成される。転写紙カセット16から転
写紙17が供給されると、そのトナー像は転写チャージャ
18によって転写紙に転写される。トナー像が転写された
転写紙は、分離チャージャ19によって感光体ドラム14か
ら分離され、搬送ベルト20によって定着装置21に運ば
れ、定着装置21で定着されてトレー23に搬出される。な
お、半導体レーザ10から出射するレーザ光はポリゴンミ
ラーによって水平走査されると共に感光体ドラム14の矢
印方向の回転によって垂直走査されて、原稿1の画像に
対応する静電潜像が感光体ドラム14の上に形成される。
第3図は第2図に示す実施例の画像処理回路を示すブ
ロック図であり、CCD9によって検出された画像信号は、
A/D変換器24によって8ビットのデジタル信号に変換さ
れる。そしてシェーディング補正回路25及び対数補正回
路26によって原稿照明用のランプ4の光量分布のバラツ
キやCCD9のホトセンサの感度のバラツキが補正される。
さらに、画像信号は影付け処理回路27及びディザ処理回
路28に入力される。影付け処理回路27においては、画像
データに影付け処理が行われ、ディザ処理回路28におい
ては、画素ごとに変化する閾値、すなわち、ディザマト
リックスによって画像データが2値化される。次に、デ
ータセレクタ29は、領域生成回路30によって指定された
領域においては、影付け処理回路27の出力を画像再生回
路10aの半導体レーザ10に出力し、それ以外の領域にお
いては、ディザ処理回路の出力を画像再生回路10aの半
導体レーザ10に出力する。このようにして、原稿1の画
像は必要部分に影付け処理が施されて転写紙17に複写さ
れる。
ロック図であり、CCD9によって検出された画像信号は、
A/D変換器24によって8ビットのデジタル信号に変換さ
れる。そしてシェーディング補正回路25及び対数補正回
路26によって原稿照明用のランプ4の光量分布のバラツ
キやCCD9のホトセンサの感度のバラツキが補正される。
さらに、画像信号は影付け処理回路27及びディザ処理回
路28に入力される。影付け処理回路27においては、画像
データに影付け処理が行われ、ディザ処理回路28におい
ては、画素ごとに変化する閾値、すなわち、ディザマト
リックスによって画像データが2値化される。次に、デ
ータセレクタ29は、領域生成回路30によって指定された
領域においては、影付け処理回路27の出力を画像再生回
路10aの半導体レーザ10に出力し、それ以外の領域にお
いては、ディザ処理回路の出力を画像再生回路10aの半
導体レーザ10に出力する。このようにして、原稿1の画
像は必要部分に影付け処理が施されて転写紙17に複写さ
れる。
以下、影付け処理回路27について詳細に説明し、その
他はすべて公知であるので説明を省略する。第4図及び
第5図は影付処理回路27の詳細を説明する電気回路図で
ある。まず、第4図において、デジタル画像信号S1及び
予め設定されている2値化閾値信号S2がコンパレータ31
によって比較され、画像信号S1のうち閾値よりも大きい
ものは「1」、それ以下のものは「0」として2値画像
信号S3が出力される。この信号S3と基本クロック信号S4
及び水平同期信号S5がDフリップフロップ32に入力され
る。そして、2値画像信号S3は1クロック前の信号と共
に排他的ORゲート33に入力され、信号S6として出力され
る。信号S6は1クロック前の2値画像信号と共にANDゲ
ート34に入力され、信号S7として出力される。一方、D
フリップフロップ32の出力はインバータ36によって反転
されて信号S6と共にNANDゲート37に入力され、信号S8と
して出力される。信号S8は水平同期信号S5と共にANDゲ
ート38に入力され、信号S9として出力される。そして、
信号S7およびS9はDフリップフロップ35に入力され、信
号S10として出力される。このようにして、デジタル画
像信号S1が白画素及び黒画素を表す2値シリアル信号S3
に変換されると共に、信号S3が黒から白画素信号に変化
してから再び白から黒画素信号に変化するまでの影付可
能領域が信号S9およびS10として出力される。
他はすべて公知であるので説明を省略する。第4図及び
第5図は影付処理回路27の詳細を説明する電気回路図で
ある。まず、第4図において、デジタル画像信号S1及び
予め設定されている2値化閾値信号S2がコンパレータ31
によって比較され、画像信号S1のうち閾値よりも大きい
ものは「1」、それ以下のものは「0」として2値画像
信号S3が出力される。この信号S3と基本クロック信号S4
及び水平同期信号S5がDフリップフロップ32に入力され
る。そして、2値画像信号S3は1クロック前の信号と共
に排他的ORゲート33に入力され、信号S6として出力され
る。信号S6は1クロック前の2値画像信号と共にANDゲ
ート34に入力され、信号S7として出力される。一方、D
フリップフロップ32の出力はインバータ36によって反転
されて信号S6と共にNANDゲート37に入力され、信号S8と
して出力される。信号S8は水平同期信号S5と共にANDゲ
ート38に入力され、信号S9として出力される。そして、
信号S7およびS9はDフリップフロップ35に入力され、信
号S10として出力される。このようにして、デジタル画
像信号S1が白画素及び黒画素を表す2値シリアル信号S3
に変換されると共に、信号S3が黒から白画素信号に変化
してから再び白から黒画素信号に変化するまでの影付可
能領域が信号S9およびS10として出力される。
次に、第5図において、39はパルスジェネレータであ
り、入力端子X,Y,Zを備え、端子Xに入力される信号がH
IGHの時に端子Yからクロック信号が入力されると、端
子Zから入力される設定信号に対応してクロック信号の
整数倍のHIGHおよびLOW期間を有するパルスを出力する
ようになっている。また、40はカウンタであり、端子M
に入力される信号がHIGHの期間に端子Nから入力される
クロックのパルスを計数して出力するようになってい
る。41は比較器であり、端子Aに入力される信号と端子
Bに入力される信号とを比較して、端子Aに入力される
信号が端子Bに入力される信号よりの小さい時に出力が
HIGHとなり、端子Cに入力される信号がHIGHからLOWに
変化するとクリアされて出力がLOWレベルに切り換わる
比較器である。今、パルスシェネレータ39の端子X及び
Yに信号S10及びS4がそれぞれ入力され、端子Zにパル
ス設定信号S11が入力されると、パルスジェネレータか
らは設定信号S11に対応したクロック信号S12が出力され
る。さらに、カウンタ40の端子M及びNにそれぞれ信号
S10及びS4が入力されると、その出力は比較器41の端子
Aに入力され、予め設定された影領域設定信号S14と比
較される。比較器41はカウンタ40の出力が信号S14より
も小さい間は信号S15をHIGHとして出力し、信号S9がHIG
HからLOWに変化するとクリアされる。信号S12及びS15は
ANDゲート42に入力され、ストライプ状の影信号S16とし
て出力される。そして、影信号S16は2値画像信号S3と
共にORゲート43に入力され、ストライプ状影付き画像信
号S17として出力される。
り、入力端子X,Y,Zを備え、端子Xに入力される信号がH
IGHの時に端子Yからクロック信号が入力されると、端
子Zから入力される設定信号に対応してクロック信号の
整数倍のHIGHおよびLOW期間を有するパルスを出力する
ようになっている。また、40はカウンタであり、端子M
に入力される信号がHIGHの期間に端子Nから入力される
クロックのパルスを計数して出力するようになってい
る。41は比較器であり、端子Aに入力される信号と端子
Bに入力される信号とを比較して、端子Aに入力される
信号が端子Bに入力される信号よりの小さい時に出力が
HIGHとなり、端子Cに入力される信号がHIGHからLOWに
変化するとクリアされて出力がLOWレベルに切り換わる
比較器である。今、パルスシェネレータ39の端子X及び
Yに信号S10及びS4がそれぞれ入力され、端子Zにパル
ス設定信号S11が入力されると、パルスジェネレータか
らは設定信号S11に対応したクロック信号S12が出力され
る。さらに、カウンタ40の端子M及びNにそれぞれ信号
S10及びS4が入力されると、その出力は比較器41の端子
Aに入力され、予め設定された影領域設定信号S14と比
較される。比較器41はカウンタ40の出力が信号S14より
も小さい間は信号S15をHIGHとして出力し、信号S9がHIG
HからLOWに変化するとクリアされる。信号S12及びS15は
ANDゲート42に入力され、ストライプ状の影信号S16とし
て出力される。そして、影信号S16は2値画像信号S3と
共にORゲート43に入力され、ストライプ状影付き画像信
号S17として出力される。
第5図において、パルスジェネレータ39は所定数のシ
リアルな白画素信号と所定数のシリアルな黒画素信号と
を交互に組み合わせたストライプ状影信号を出力する回
路であり、言い換えれば、ストライプの幅とピッチを任
意に設定する回路である。なお、明瞭なストラップ状の
影を形成するために、ストライプの幅およびピッチは2
ドット以上であることが好ましい。カウンタ40と比較器
41は、各水平走査ラインごとに、影付け可能領域と設定
した影領域とのいずれか狭い方の領域に影信号を付加す
る付加回路である。つまり、比較器41は付加する影の幅
を設定する回路であるということができる。
リアルな白画素信号と所定数のシリアルな黒画素信号と
を交互に組み合わせたストライプ状影信号を出力する回
路であり、言い換えれば、ストライプの幅とピッチを任
意に設定する回路である。なお、明瞭なストラップ状の
影を形成するために、ストライプの幅およびピッチは2
ドット以上であることが好ましい。カウンタ40と比較器
41は、各水平走査ラインごとに、影付け可能領域と設定
した影領域とのいずれか狭い方の領域に影信号を付加す
る付加回路である。つまり、比較器41は付加する影の幅
を設定する回路であるということができる。
以上に述べた各信号のタイムチャートを第6図に示し
ている。第6図に見られる画像信号S17の波形が繰り返
し出力されることによって、第7図に示すようなストラ
イプ状の影付き画像が形成される(OEPは黒画素を表わ
す)。つまり、第7図において、(A)は原稿、(B)
は影付け処理した画像である。原稿の画像a,bには、そ
れぞれ黒画素a1〜a4およびb1〜4bが水平走査ラインごと
に所定間隔で分布した縦縞状の影画像が付加される。
ている。第6図に見られる画像信号S17の波形が繰り返
し出力されることによって、第7図に示すようなストラ
イプ状の影付き画像が形成される(OEPは黒画素を表わ
す)。つまり、第7図において、(A)は原稿、(B)
は影付け処理した画像である。原稿の画像a,bには、そ
れぞれ黒画素a1〜a4およびb1〜4bが水平走査ラインごと
に所定間隔で分布した縦縞状の影画像が付加される。
また、第8図はストライプ状影付処理の他の例を示す
説明図である(○印は黒画素を表わす)。(A)は原稿
であり、これに2ドット幅のストライプ3本を形成する
黒画素によって、画像aと画像bの間隔よりも広い影付
を行うと、前述の影付可能領域を検出する検出手段の作
用により、(B)に示されるように水平走査方向に、画
像aには1つの黒画素a1,a2にのみによって、画像bに
は黒画素b1〜b6によってそれぞれ影付けが行われる。従
って、画像bに画像aの影が重なることがなく、装飾効
果のすぐれた影付け画像が得られる。これに対して第9
図の(c)は、影付可能領域を検出せずに、影付けを行
った場合であり、画像bに画像aの影、つまり黒画素a3
〜a6が重なって、原稿画像と影との境界が不明瞭にな
り、装飾効果をかえって損なうことになる。
説明図である(○印は黒画素を表わす)。(A)は原稿
であり、これに2ドット幅のストライプ3本を形成する
黒画素によって、画像aと画像bの間隔よりも広い影付
を行うと、前述の影付可能領域を検出する検出手段の作
用により、(B)に示されるように水平走査方向に、画
像aには1つの黒画素a1,a2にのみによって、画像bに
は黒画素b1〜b6によってそれぞれ影付けが行われる。従
って、画像bに画像aの影が重なることがなく、装飾効
果のすぐれた影付け画像が得られる。これに対して第9
図の(c)は、影付可能領域を検出せずに、影付けを行
った場合であり、画像bに画像aの影、つまり黒画素a3
〜a6が重なって、原稿画像と影との境界が不明瞭にな
り、装飾効果をかえって損なうことになる。
第9図は第5図の回路を更に具体的にICによって構成
した場合の一例を示す電気回路図であり、44、45はカウ
ンタIC(たとえば、74161)、46,47はコンパレータIC
(たとえば、7485)であり、48〜49はDフリップフロッ
プIC、50はANDゲートである。そして、カウンタIC44、
コンパレータIC46およびDフリップフロップ48からなる
回路は第5図におけるパルスジェネレータ39に対応す
る。また、カウンタIC45、コンパレータIC47およびDフ
リップフロップ49からなる回路は第5図におけるカウン
タ40と比較器41に対応する。
した場合の一例を示す電気回路図であり、44、45はカウ
ンタIC(たとえば、74161)、46,47はコンパレータIC
(たとえば、7485)であり、48〜49はDフリップフロッ
プIC、50はANDゲートである。そして、カウンタIC44、
コンパレータIC46およびDフリップフロップ48からなる
回路は第5図におけるパルスジェネレータ39に対応す
る。また、カウンタIC45、コンパレータIC47およびDフ
リップフロップ49からなる回路は第5図におけるカウン
タ40と比較器41に対応する。
第10図はこの実施例において得られた影付画像の一例
を示している。
を示している。
(ト)発明の効果 この発明によれば、原稿を再生する場合に、原稿画像
に対して影をリアルタイムで付加することが可能とな
る。
に対して影をリアルタイムで付加することが可能とな
る。
第1図はこの発明の構成を示すブロック図、第2図はこ
の発明による一実施例の構成説明図、第3図は第2図に
示す実施例の制御回路を示すブロック図、第4図及び第
5図は第3図の要部詳細を示す電気回路図、第6図は第
4図および第5図に示す電気回路図の動作を示すタイム
チャート、第7図(A),第7図(B)および第8図
(A)〜第8図(C)は原稿画像と影が付加された画像
との関係を模式的に示す説明図、第9図は第5図に示す
電気回路にICを用いた場合の一例を示す電気回路図、第
10図は第2図に示す実施例によって形成された縞状影付
き画像の一例を示す画像図である。 31……コンパレータ、 32,35……Dフリップフロップ、 33……排他的ORゲート、 34,38,42……ANDゲート、 36……インバータ、 37……NANDゲート、 39……パルスジェネレータ、 40……カウンタ、41……比較器、 43……ORゲート。
の発明による一実施例の構成説明図、第3図は第2図に
示す実施例の制御回路を示すブロック図、第4図及び第
5図は第3図の要部詳細を示す電気回路図、第6図は第
4図および第5図に示す電気回路図の動作を示すタイム
チャート、第7図(A),第7図(B)および第8図
(A)〜第8図(C)は原稿画像と影が付加された画像
との関係を模式的に示す説明図、第9図は第5図に示す
電気回路にICを用いた場合の一例を示す電気回路図、第
10図は第2図に示す実施例によって形成された縞状影付
き画像の一例を示す画像図である。 31……コンパレータ、 32,35……Dフリップフロップ、 33……排他的ORゲート、 34,38,42……ANDゲート、 36……インバータ、 37……NANDゲート、 39……パルスジェネレータ、 40……カウンタ、41……比較器、 43……ORゲート。
Claims (1)
- 【請求項1】原稿画像を水平及び垂直走査して画素ごと
に電気信号に変換する光電変換手段と、光電変換手段の
出力をA/D変換するA/D変換手段と、A/D変換手段の出力
を白画素及び黒画素を表す2値シリアル信号に変換する
信号変換手段と、信号変換手段の出力する信号が黒から
白画素信号に変化してから再び白から黒画素信号に変化
するまでの影付け可能領域を検出する検出手段と、シリ
アルな白画素信号と黒画素信号とを所定のパターンで組
み合わせた影信号を出力する影信号形成手段と、信号変
換手段の出力する信号が黒から白画素信号に変化した後
に付加する影領域を水平走査方向に設定する設定手段
と、信号変換手段が出力する信号に対して、影付け可能
領域と設定影領域とのいずれか狭い方の領域に前記影信
号を付加する付加手段と、影信号が付加された2値シリ
アル信号を画像に再生する再生手段からなる影付き画像
形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2240379A JP2749437B2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | 影付き画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2240379A JP2749437B2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | 影付き画像形成装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16735989A Division JP2549731B2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | 影付き画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03113964A JPH03113964A (ja) | 1991-05-15 |
JP2749437B2 true JP2749437B2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=17058616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2240379A Expired - Fee Related JP2749437B2 (ja) | 1990-09-10 | 1990-09-10 | 影付き画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2749437B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2777189B2 (ja) * | 1989-02-28 | 1998-07-16 | 株式会社リコー | 立体影付加処理装置 |
-
1990
- 1990-09-10 JP JP2240379A patent/JP2749437B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03113964A (ja) | 1991-05-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |