JPH11196236A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH11196236A
JPH11196236A JP36128597A JP36128597A JPH11196236A JP H11196236 A JPH11196236 A JP H11196236A JP 36128597 A JP36128597 A JP 36128597A JP 36128597 A JP36128597 A JP 36128597A JP H11196236 A JPH11196236 A JP H11196236A
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JP
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sheet
mirror
reading
image
mode
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JP36128597A
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Inventor
Yuki Uchida
由紀 内田
Nobuaki Miyahara
宣明 宮原
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の画像読取装置よりも画像読取精度の良
い画像読取装置を提供する。 【解決手段】 シート載置部に載置されたシートの画像
を照射手段と、第1ミラー206と、照射手段及び第1
ミラー206を保持する第1ミラー台2001とを備え
た第1走査光学系201A及び第2ミラー207と、第
2ミラー207を保持する第2ミラー台2002とを備
えた第2走査光学系201Bを有する読み取り部201
により読み取る。そして、モード選択手段により読み取
り部による画像読み取りをシート載置部に密着可能なシ
ートを読み取る平板モード又はシート載置部に密着でき
ないシートを読み取る立体読取モードに設定する。さら
に、このモード選択手段からのモード情報に基づき制御
手段は、第1及び第2移動手段2004A,2004B
を制御して第1及び第2ミラー台2001,2002を
それぞれ移動させ、シートから読み取り手段までの光路
長を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置に関
し、特にシート載置部の下方を移動してシート載置部に
載置されたシートの画像を読み取る読み取り部に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、シート載置部の下方に読み取り部
を配すると共に、この読み取り部を移動させてシート載
置部に載置されたシートの画像を読み取るようにした画
像読取装置が広く用いられている。
【0003】ここで、この読み取り部は、シート載置部
である原稿台ガラス上に載置されたシートに向けて光を
照射した後、シートからの反射光を第1ミラー及び第2
ミラーによりレンズを介して読み取り手段に向かわせる
ようにしている。
【0004】ところで、この2つのミラーは、ステッピ
ングモータ等で制御される一本のワイヤによって駆動さ
れ、第1ミラーと第2ミラーの速度比が2対1の関係を
満たすことによって光路長を一定に保ち、シートからの
反射光がレンズを介して常に読み取り手段上に常に結像
するように制御されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の画像
読取装置よりも画像読取精度の良い画像読取装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、シートを載置
するシート載置部と、前記シート載置部の下方に配され
ると共に前記シートの画像を読み取るよう該シート載置
部の下方を移動する一方、前記シートに向けて光を照射
する照射手段と、前記シートからの反射光を反射させる
第1ミラーと、前記照射手段及び第1ミラーを保持する
第1ミラー台とを備えた第1走査光学系及び前記第1ミ
ラーからの反射光を読み取り手段に向かわせる第2ミラ
ーと、前記第2ミラーを保持する第2ミラー台とを備え
た第2走査光学系を有する読み取り部と、前記第1及び
第2ミラー台をそれぞれ移動させる第1及び第2移動手
段と、前記読み取り部による画像読み取りを前記シート
載置部に密着可能なシートを読み取る平面読取モード又
は該シート載置部に密着できないシートを読み取る立体
読取モードに設定するモード選択手段と、前記モード選
択手段からのモード情報に基づき前記シートから読み取
り手段までの光路長を変化させるよう前記第1及び第2
移動手段の動作をそれぞれ制御する制御手段と、を備え
たことを特徴とするものである。
【0007】また本発明は、前記制御手段は、前記モー
ド選択手段からのモード情報に基づき前記光路長が前記
シートの種類に応じた所定の長さとなる位置に前記第1
及び第2ミラー台をそれぞれ移動させるよう前記第1及
び第2移動手段の動作を制御することを特徴とするもの
である。
【0008】また本発明は、前記制御手段は、前記モー
ド選択手段からのモード情報に基づき、前記立体読取モ
ードの場合には前記第2ミラー台を一定速度で移動させ
ると共に、前記第1ミラー台の速度を変化させ、前記光
路長が前記シート載置部に密着できないシートに応じた
所定の長さとなるよう前記第1及び第2移動手段の動作
を制御することを特徴とするものである。
【0009】また本発明は、前記シート載置部に密着で
きないシートの移動方向の長さを検知する検知手段を備
え、前記制御手段は、前記検知手段からの検知信号に基
づき、前記シートの移動方向の長さに応じて前記第1ミ
ラー台の速度を変化させることを特徴とするものであ
る。
【0010】また本発明は、前記制御手段は、前記モー
ド選択手段からのモード情報に基づき、前記立体読取モ
ードの場合には前記第2ミラー台を移動させ、前記シー
ト載置部に密着できないシートにピントを合わせるよう
前記第2移動手段の動作を制御することを特徴とするも
のである。
【0011】また本発明は、前記制御手段は、前記シー
ト載置部に密着できないシートにピントを合わせるため
の演算部を有し、前記演算部の演算結果に基づいて前記
第2ミラー台の位置を設定することを特徴とするもので
ある。
【0012】また本発明のように、シート載置部にシー
トを載置する一方、シート載置部の下方を移動すると共
にシートに向けて光を照射する照射手段と、シートから
の反射光を反射させる第1ミラーと、照射手段及び第1
ミラーを保持する第1ミラー台とを備えた第1走査光学
系及び第1ミラーからの反射光を読み取り手段に向かわ
せる第2ミラーと、第2ミラーを保持する第2ミラー台
とを備えた第2走査光学系を有する読み取り部によりシ
ートの画像を読み取るようにする。そして、モード選択
手段により読み取り部による画像読み取りをシート載置
部に密着可能なシートを読み取る平板モード又はシート
載置部に密着できないシートを読み取る立体読取モード
に設定する。さらに、このモード選択手段からのモード
情報に基づき制御手段は、第1及び第2ミラー台をそれ
ぞれ移動させる第1及び第2移動手段を制御して第1及
び第2ミラー台をそれぞれ移動させ、シートから読み取
り手段までの光路長を変化させる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0014】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
画像読取装置を備えた画像形成装置の構成を示す図であ
り、同図において、201はシートである原稿204を
読み取り、デジタル信号処理を行う画像読取装置である
イメージスキャナ部、200はイメージスキャナ部20
1により読み取られた原稿画像に対応した画像を用紙S
にフルカラーでプリント出力する部分であるプリンタ部
である。
【0015】ここで、イメージスキャナ部201におい
て、202は原稿圧板、205は照射手段であるハロゲ
ンランプであり、原稿台ガラス203に載置された原稿
204は、ハロゲンランプ205の光で照射される。そ
して、この原稿204からの反射光は第1及び第2ミラ
ー206,207に導かれた後、レンズ208により読
み取り手段である3ラインセンサ(以下、CCDとい
う)210上に像を結ぶ。なお、レンズ208には赤外
カットフィルタ231が設けられている。
【0016】この後、CCD210は、原稿204から
の光情報を色分解してフルカラー情報のレッド(R)、
グリーン(G)、ブルー(B)成分を読み取り、信号処
理部209に送るようになっている。ここで、このCC
D210は、後述するように各々5000画素の画素か
ら構成され、各色成分を読み取るB,G,Bセンサを備
えており、このB,G,Bセンサにより原稿台ガラス2
03に載置される原稿中で最大サイズであるA3サイズ
の原稿の短手方向297mmを400dpiの解像度で
読み取るようになっている。
【0017】なお、ハロゲンランプ205及び第1ミラ
ー206は速度vで、第2ミラー207は速度1/2v
でCCD210の電気的走査方向(以下、主走査方向と
いう)に対して垂直方向(以下、副走査方向という)に
機械的に動くことにより、原稿全面を走査するようにな
っている。
【0018】また、211は標準白色板であり、各B,
G,Bセンサの読み取りデータの補正データを発生す
る。なお、この標準白色板211は可視光でほぼ均一の
反射特性を示し、可視では白色の色を有している。
【0019】一方、画像信号処理部209では読み取ら
れた信号を電気的に処理し、マゼンタ(M)、シアン
(C)、イエロー(Y)、ブラック(BK)の各成分に
分解し、プリンタ部200に送る。なお、イメージスキ
ャナ部201における一回の原稿走査(スキャン)につ
き、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの内、一つ
の成分がプリンタ200に送られ、計4回の原稿走査に
より一回のプリントアウトが完成する。
【0020】そして、イメージスキャナ部201より送
られてくるマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの画
像信号は、まずレーザドライバ212に送られる。この
後、レーザドライバ212は、この画像信号に応じて半
導体レーザ213を変調駆動し、これにより半導体レー
ザ213からのレーザ光は、ポリゴンミラー214,f
−θレンズ215、ミラー216を介し感光体ドラム2
17上を走査するようになる。
【0021】これにより、感光体ドラム217上には静
電潜像が形成され、この静電潜像は、交互に感光体ドラ
ム217に接するマゼンタ現像器219、シアン現像器
220、イエロー現像器221、ブラック現像器222
によりマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのトナー
で現像される。
【0022】なお、同図において、223は転写ドラム
であり、用紙カセット224,225より給紙された用
紙Sをこの転写ドラム223に巻き付け、感光体ドラム
217上に現像されたトナー像を用紙Sに転写する。そ
して、このようにしてマゼンタ、シアン、イエロー、ブ
ラックの4色が順次転写された後に、用紙Sは定着ユニ
ット226を通過して排紙される。
【0023】ところで、図2はイメージスキャナ部20
1の斜視図であり、同図において、201Aは第1走査
光学系であり、この第1走査光学系201Aは、ハロゲ
ンランプ(図1参照)と、第1ミラー206と、これら
ハロゲンランプ及び第1ミラー206を保持する第1ミ
ラー台2001とを備えている。また、201Bは第2
走査光学系であり、この第2走査光学系201Bは、第
2ミラー207と、こ第2ミラー207を保持する第2
ミラー台2002を備えている。
【0024】また、2003はガイドレールであり、第
1ミラー台2001及び第2ミラー台2002の片側を
不図示のベアリング等を介在させて支持しており、第1
ミラー台2001及び第2ミラー台2002は、このガ
イドレール2003にガイドされながら矢印Aに示す副
走査に移動するようになっている。
【0025】また、2004A、2004Bは第1及び
第2ミラー台2001,2002をそれぞれ移動させる
移動手段である第1及び第2リニアモータであり、これ
ら第1及び第2リニアモータ2004A,2004B
は、磁性体が着磁されている共通の固定子2005と、
第1ミラー台2001,第2ミラー台2002にそれぞ
れ固定され、固定子2005上を動く第1及び第2可動
子2006,2007と、リニアスケール2008とを
備えている。
【0026】なお、第1ミラー台2001及び第2ミラ
ー台2002は、リニアスケール2008からの位置を
読み取る走査ヘッド2009,2010を備えおり、こ
の走査ヘッド2009,2010からの位置信号によ
り、図3に示す制御手段である制御装置20は、第1ミ
ラー台2001及び第2ミラー台2002の位置を検出
するようにしている。
【0027】ところで、本イメージスキャナ部201で
は、原稿台ガラス203に密着可能な通常の平坦な原稿
204を読み取る平面読取モードと、突起物が有るよう
な立体物や、厚い本等、原稿台ガラス203に密着でき
ない原稿等を読み取る立体読取モードが選択できるよう
になっている。
【0028】ここで、平面読取モードでは、あらかじめ
定めておいた原稿204からCCD210までの光路長
を保つため、第1ミラー206がホームポジションに位
置している時の第2ミラー207の位置は、図4の
(a)の矢印Aで示す位置となる。また、立体読取モー
ドでは、ピントを合わせたい高さに応じて、第2ミラー
207の位置は第1ミラー206に近づき、図4の
(b)の矢印Bで示す位置となる。これにより、光路長
が変化する。
【0029】一方、図3に示す制御装置20は、画像入
力指示を行う前にユーザにより操作されるモード選択手
段であるモード設定スイッチ21からのモード設定信号
に応じて第2ミラー207の位置を決定すると共に、第
1及び第2リニアモータ2004A,2004Bを駆動
制御し、原稿204の種類に応じて光路長が所定の長さ
となるよう第1及び第2ミラー206,207を図4の
(a)又は(b)に示す位置にそれぞれ移動させるよう
にしている。
【0030】なお、従来の画像読取装置では、装置の組
立工程において調整された光路長は、容易に変更するこ
とはできず、またこの時調整される光路長は、原稿台ガ
ラス上に密着した原稿204に対してピントが合うよう
に決定されているために、立体物など原稿台ガラス面よ
り高い位置にある原稿に対しては、ピンボケの状態を強
いられている。
【0031】しかし、本実施の形態にように原稿204
の種類に応じて第1及び第2ミラー206,207(第
1及び第2ミラー台2001,2002)をそれぞれ移
動させることにより、ピントを原稿台ガラス上の任意の
高さに合わせることができ、原稿台ガラス203に密着
できない原稿204に対してピントを合わせることが可
能になる。これにより、画像読取精度が向上する。
【0032】ところで、このように設定モードに応じて
それぞれの位置に移動した後、第1及び第2ミラー20
6,207が、2対1の速度比を保ちながら原稿台面を
走査することによって、所望の位置にピントが合った原
稿画像がCCD210に入力される。
【0033】なお、図5はこのCCD210の構成を示
す図であり、同図において、210−1はレッド(R)
成分を読み取るための受光素子列からなるRセンサであ
り、210−2、210−3は順にグリーン(G)、ブ
ルー(B)成分を読み取るための受光素子列からなるG
及びBセンサである。なお、これらR、G、Bセンサ2
10−1〜210−3の各受光素子列は主走査方向、副
走査方向に10μmの開口を有する。また、この3本の
異なる光学特性をもつ受光素子列は、R、G、Bセンサ
210−1〜210−3が原稿の同一ラインを読み取る
べく互いに平行に配置されるように、同一のシリコンチ
ップ上にモノリシックに構成されている。
【0034】そして、このような構成のCCD210を
用いることで、各色分解読み取りにおけるレンズ等の光
学系を共通にすることができ、これにより、R、G、B
の色毎の光学調整を簡潔にすることが可能となる。
【0035】一方、図6は、図5のa−a’線断面の拡
大図であり、シリコン基板210−5上にRセンサ21
0−1、G及びBセンサ210−2,210−3が配置
されている。さらに、Rセンサ210−1上には可視光
の内、レッドの波長成分を透過するRフィルタ210−
7が配置され、同様にGセンサ210−2上にはGフィ
ルタ210−8が、Bセンサ210−3上にはBフィル
タ210−9が配置されている。なお、210−6は透
明有機膜で構成された平坦化層である。
【0036】ここで、各センサ210−1〜210−3
の受光素子列は図7に示すように、主走査方向に一画素
(素子)当たり10μmの長さを有しており、またA3
原稿の短手方向(297mm)を400dpiの解像度
で読み取ることが出来るように、主走査方向に5000
画素並べられている。さらに、R、G、Bセンサ210
−1〜210−3のライン間距離は80μmであり、4
00dpiの副走査解像度に対して各8ラインずつ離れ
ている。
【0037】次にプリンタの濃度再現法について説明す
る。
【0038】本実施の形態ではプリンタの濃度再現のた
めに従来良く知られているPWM方式により、レーザ2
13の点灯時間を画像濃度信号に応じて制御するもので
ある。これにより、レーザ213の点灯時間に応じた電
位の静電潜像が感光体ドラム217上に形成される。そ
して、現像器219〜222により、静電潜像の電位に
応じた量のトナーで潜像を現像することにより、濃度再
現が行われる。
【0039】図8は、このような本実施の形態における
プリンタの濃度再現の制御動作を示すタイミングチャー
トであり、同図において、10201はプリンタ画素ク
ロック(以下、クロック信号という)であり、400d
piの解像度に相当する。なお、このクロック信号10
201はレーザドライバ212(図1参照)で形成され
る。
【0040】また、10202は、このクロック信号1
0201に同期してレーザドライバ212において形成
される400線の三角波であり、この400線の三角波
10202の周期はクロック信号10201の周期と同
じである。10205は200線の三角波であり、この
200線の三角波10205は、クロック信号1020
2に同期して倍の周期でレーザドライバ212において
形成される。
【0041】10203は画像処理部209から送られ
る400dpiの解像度で256階調(8bit)のマ
ゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの画像データを後
述する図9に示すD/Aコンバータ102によりアナロ
グ変換されたアナログ画像信号、10207は200線
/400線切り換え信号である。なお、画像データ及び
200線/400線切り換え信号10207は、クロッ
ク信号10202に同期して伝送されてくるが、レーザ
ドライバ212で図示しないFIFOメモリによりクロ
ック信号10201に同期合わせされる。
【0042】10204は400線のPWM出力であ
り、アナログ画像信号10203に変換された8bit
のデジタル画像データと、400線の三角波10202
とをアナログ的に比較することにより形成される。な
お、デジタル画素データは00HからFFHまで変化
し、400線のPWM出力10204はこの値に応じた
パルス幅となる。また400線のPWM出力10204
の一周期は感光体ドラム上では63.5μmになる。
【0043】10206は200線のPWM出力信号で
あり、この200線のPWM出力信号10206は、2
00線の三角波10205と400dpiのアナログ画
像信号10203と比較することにより形成される。そ
して、この200線のPWM出力信号10206は図示
のように127μmの周期で感光体ドラム上に潜像を形
成する。
【0044】ここで、200線での濃度再現と400線
での濃度再現とを比べた場合、200線の方は濃度再現
のための最小単位が127μmであり、400線の最小
単位63.5μmに比べて倍であるため、階調再現性が
良い。一方、解像の点では、63.5μm単位で濃度を
再現する400線の方が高解像な画像記録に適してい
る。
【0045】このように200線のPWM記録は階調再
現に適し、400線のPWM記録は解像度の点で優れて
いるため、画像の性質によって200線のPWMと40
0線のPWMの切り換えを行うようにしている。
【0046】このための信号が、既述した200線/4
00線切り換え信号10207であり、画像処理部20
9から400dpiの画像信号に同期して画素単位にレ
ーザドライバ212に入力される。なお、同図において
は、200線/400線切り換え信号10207がLレ
ベルの場合には400線のPWM出力が選択され、Hレ
ベルの場合には200線のPWM出力が選択される。
【0047】次に、画像信号処理部209について説明
する。
【0048】図9は、イメージスキャナ部201での画
像信号処理部209を中心とした画像信号の流れを示す
ブロック図であり、CCD210より出力される画像信
号は、アナログ信号処理回路101に入力されてゲイン
調整、オフセット調整された後、A/Dコンバータ10
2で各色信号毎に8bitのデジタル画像信号R1,G
1、B1に変換される。その後にシェーディング補正部
103に入力され、色毎に標準白色板211の読み取り
信号を用いた公知のシェーディング補正が施される。
【0049】なお、同図において、121はクロック発
生部であり、1画素単位のクロックを発生する。122
は主走査アドレスカウンタであり、クロック発生部12
1からのクロックを計数し、1ラインの画素アドレス出
力を生成する。123はデコーダであり、主走査アドレ
スカウンタ122からの主走査アドレスをデコードし
て、シフトパルスやリセットパルス等のライン単位のC
CD駆動信号や、CCDからの1ライン読み取り信号中
の有効領域を表すVE信号や、ライン同期信号HSYN
Cを生成する。なお、主走査アドレスカウンタ122
は、このHSYNC信号でクリアされ、次のラインの主
走査アドレスの計数を開始する。
【0050】また、同図において、104、105はラ
インディレイ回路であり、このラインディレイ回路10
4,105において、既述した図7に示すように所定の
距離を隔てて配置されているCCD210のR、G、B
センサ210−1,210−2,210−3の副走査方
向の空間的ずれを補正する。具体的にはB信号に対して
副走査方向で先の原稿情報を読むR、Gの各信号を副走
査方向にライン遅延させ、B信号に合わせるようにして
いる。
【0051】また、106は既知の入力マスキング部で
あり、CCD210のR、G、Bのフィルタ210−
7,210−8,210−9の分光特性で決まる読み取
り色空間をNTSCの標準色空間に変換する部分であ
り、次式のようなマトリクス演算を行う。
【0052】 R4 a11,a12,a13 R3 G4=a21,a22,a23 G3 (1) B4 a31,a32,a33 B3 107は光量/濃度変換部で、ルックアップテーブルR
OMにより構成され、R4,G4,B4の輝度信号がC
0,M0,Y0の濃度信号に変換される。
【0053】108はライン遅延メモリであり、後述す
る黒文字判定部113でのR4,G4,B4信号からU
CR、FILTER、SEN等の判定信号までのライン
遅延分だけC0,M0,Y0の画像信号を遅延される。
その結果、同一画素に対するC1,M1,Y1の画像信
号と黒文字判定信号はマスキングUSR回路109に同
時に入力される。
【0054】そして、このマスキングUSR回路109
では、入力されたY1,M1,C1の3原色信号により
黒信号(ブラック)を抽出し、さらにプリンタでの記録
色材の色濁りを補正する演算を施されてY2,M2,C
2,K2の信号が各読み取り動作のたびに順次所定のビ
ット幅(8bit)で出力される。
【0055】110は主走査変倍回路であり、従来既知
の補間演算により、画像信号及び黒文字判定信号の主走
査方向の拡大縮小処理を行う。111は空間フィルタ処
理部であり、詳細は後述するが、2bitのfilte
r信号に基づいてエッジ強調、スムージング処理を切り
換える。そして、このように処理されたM4,C4,Y
4,B4の面順次の画像信号と200線/400線切り
換え信号であるSEN信号はレーザドライバ212に送
られ、プリンタ部でPWMによる濃度記録が行われる。
【0056】113は黒文字判定部であり、入力画像中
から文字部分を検出し、UCR量制御信号ucr、出力
フィルタ制御信号filter、レーザ記録線数切り換
え信号senを出力する。
【0057】なお、図10は各制御信号のタイミングを
示すものであり、同図において、VSYNC信号は、副
走査方向の画像有効区間信号であり、”1”の区間にお
いて、画像読み取り(スキャナ)を行う順次(M)、
(C)、(Y)、(Bk)の出力信号を形成する。
【0058】VEは主走査方向の画像有効区間信号であ
り、”1”の区間において主走査開始位置のタイミング
をとり、主にライン遅延のライン計数制御に用いられ
る。CLOCK信号は画素同期信号であり、0→1の立
ち上がりタイミングで画像データを転送し、A/Dコン
バータ102から黒文字反底部113の各信号処理部に
供給されると共に、レーザドライバ212に画像信号及
び200線/400線切り換え信号を電送するのに用い
られる。
【0059】ところで、これまでの説明においては、ピ
ントが合う高さは、あらかじめ定まっている場合につい
て説明したが、本発明はこれに限らず、ピントを合わせ
たい原稿の副走査方向の中心付近に於いて、第1ミラー
206を固定したまま、第2ミラー207を微小距離づ
つ動かしながらピント調整を行うことによって、任意の
原稿に対してピント調整を行うようにしてもよい。
【0060】次に、このような本発明の第2の実施の形
態について説明する。
【0061】図11は、本実施の形態に係る画像形成装
置であるイメージスキャナ部の制御装置のブロック図で
あり、同図において、23はピント調整モード設定スイ
ッチである。そして、このピント調整モード設定スイッ
チ23が操作されると、制御装置20は、図12に示す
ように第1ミラー206を固定したまま、第2ミラー2
07を矢印に示すように微小距離づつ動かしながらピン
ト調整を行うようにしている。
【0062】ここで、図13は、ピント調整の動作遷移
を示すフローチャートであり、このフローチャートを用
いてピント調整の動作を説明する。
【0063】まず、原稿台203に置かれた原稿204
の1ライン分のデータをCCD210に読み込む(ステ
ップ1)。次に、読み込まれた1ライン分のデータを用
いて、隣接画素の差分値を算出し、不図示の演算部にお
いて下記の式により二乗誤差を累積する(ステップ
2)。
【0064】
【式1】 次に、このように算出したΔdatamの値を格納した
後、第1ミラー台2001は固定したまま、第2ミラー
台2002を1クロック分移動させる。そして、このス
テップ1からステップ3を十分な回数繰り返し(ステッ
プ4)、これによりΔdatamの最大値Δdatam
axを求める(ステップ5)。
【0065】そして、このΔdatamの最大値を与え
るmの値mdatamaxから、光路長xを求める(ス
テップ5)。
【0066】ここで、X0をm=0の時の光路長とする
と、微調整後の光路長は、 X=X0−2mdatamax となる。
【0067】以上の動作によって求められた光路長Xを
保つように制御装置20は、第2リニアモータ2004
Aを駆動制御して第2ミラー台2002の位置を制御
し、これによりピントの微調整が成された画像入力が可
能となる。
【0068】なお、図14は、ステップ5において、Δ
datamの最大値を求める概念図である。また、図1
5は、このようにピントの微調整が成された光路長Xを
示す図であり、同図において、Aは光路長がX0の時の
第2ミラー台2002の位置、Bは、Aよりmdata
maxだけ進んだ時の第2ミラー台2002の位置を示
しており、第1ミラー台2001が標準地点にある時、
第2ミラー台2002がBにあると、最もピントが合っ
た状態となる。
【0069】ところで、これまでの説明では、第1ミラ
ー206と第2ミラー207の速度比を、常に2対1と
して定速度走査を行う場合について説明したが、第1ミ
ラー206の速度を変化させることにより光路長を変化
させることもできる。
【0070】次に、このような本発明の第3の実施の形
態について説明する。
【0071】本実施の形態では、モード設定スイッチ2
1(図3参照)により平面読取モードが設定された場
合、制御装置20は、第2ミラー207の速度1/2v
に対して、第1ミラー206を図16の(a)に示すよ
うな一定の速度vで移動させるよう第1リニアモータ2
004Aを制御する。一方、立体読取モードが設定され
た場合、第1ミラー206の移動速度を(b)に示すv
(x)として位置に依存した関数とする。
【0072】即ち、図17に示すように本等をコピーす
る場合には、不図示の本等のサイズを検知する検知手段
により検知した本等のサイズに応じて図16の(b)に
示すような特徴を持つ速度の関数v(x)を決定する。
【0073】そして、このように第2ミラー207と共
に、決定された速度の関数v(x)に従って第1ミラー
206を走査させることによって、原稿台上に浮いた部
分の原稿画像に対してピントを調整すると共に、浮いた
部分の原稿の歪みも同時に補正され、高品位な画像入力
が可能になる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1及び第2ミラー台を介して第1及び第2ミラーをそれ
ぞれ独立して移動させることにより、シートから読み取
り手段までの光路長を変化させることができる。これに
より、シート載置部に密着できないシートを読み取る場
合でも、第1及び第2ミラーをそれぞれ独立して移動さ
せることによりピントを合わせることができ、画像読取
精度を向上させることができる。また、2つのミラーの
速度を変化させることにより、原稿台上の位置に存在し
たピント後補正が可能になると同時に、原稿の歪みも補
正可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
を備えた画像形成装置の構成を示す図。
【図2】上記画像読取装置であるイメージスキャナの斜
視図。
【図3】上記イメージスキャナの制御装置のブロック
図。
【図4】上記イメージスキャナの、(a)は平面読取モ
ードにおける第2ミラーの位置を、(b)は立体読取モ
ードにおける第2ミラーの位置をそれぞれ示す図。
【図5】上記イメージスキャナのCCDの構成を示す
図。
【図6】図4のa−a’線断面拡大図。
【図7】上記CCDの各色センサの受光素子列を説明す
る図。
【図8】本実施の形態におけるプリンタの濃度再現の制
御動作を示すタイミングチャート。
【図9】上記イメージスキャナでの画像信号処理部を中
心とした画像信号の流れを示すブロック図。
【図10】図8における各制御信号のタイミングを示す
図。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係るイメージス
キャナ部の制御装置のブロック図。
【図12】上記イメージスキャナ部のピント調整動作を
説明する図。
【図13】上記イメージスキャナ部の制御装置のピント
調整動作制御を説明するフローチャート。
【図14】上記ピント調整動作における光路長の補正量
を求める概念図。
【図15】上記ピント調整動作において求められた第2
ミラー台の位置を示す図。
【図16】本発明の第3の実施の形態に係るイメージス
キャナ部の平面読取モード及び立体読取モードにおける
第1ミラーの速度を示す図。
【図17】上記イメージスキャナ部の立体読取モード時
における複写対象となる原稿を模式的に表した図。
【符号の説明】
20 制御装置 21 モード設定スイッチ 23 ピント調整モード設定スイッチ 200 プリンタ部 201 イメージスキャナ部 201A 第1走査光学系 201B 第2走査光学系 203 原稿ガラス 204 原稿 205 ハロゲンランプ 206 第1ミラー 207 第2ミラー 210 CCD 2001 第1ミラー台 2002 第2ミラー台 2004A 第1リニアモータ 2004B 第2リニアモータ 2006 第1可動子 2007 第2可動子 2009,2010 走査ヘッド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを載置するシート載置部と、 前記シート載置部の下方に配されると共に前記シートの
    画像を読み取るよう該シート載置部の下方を移動する一
    方、前記シートに向けて光を照射する照射手段と、前記
    シートからの反射光を反射させる第1ミラーと、前記照
    射手段及び第1ミラーを保持する第1ミラー台とを備え
    た第1走査光学系及び前記第1ミラーからの反射光を読
    み取り手段に向かわせる第2ミラーと、前記第2ミラー
    を保持する第2ミラー台とを備えた第2走査光学系を有
    する読み取り部と、 前記第1及び第2ミラー台をそれぞれ移動させる第1及
    び第2移動手段と、 前記読み取り部による画像読み取りを前記シート載置部
    に密着可能なシートを読み取る平面読取モード又は該シ
    ート載置部に密着できないシートを読み取る立体読取モ
    ードに設定するモード選択手段と、 前記モード選択手段からのモード情報に基づき前記シー
    トから読み取り手段までの光路長を変化させるよう前記
    第1及び第2移動手段の動作をそれぞれ制御する制御手
    段と、 を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記モード選択手段か
    らのモード情報に基づき前記光路長が前記シートの種類
    に応じた所定の長さとなる位置に前記第1及び第2ミラ
    ー台をそれぞれ移動させるよう前記第1及び第2移動手
    段の動作を制御することを特徴とする請求項1記載の画
    像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記モード選択手段か
    らのモード情報に基づき、前記立体読取モードの場合に
    は前記第2ミラー台を一定速度で移動させると共に、前
    記第1ミラー台の速度を変化させ、前記光路長が前記シ
    ート載置部に密着できないシートに応じた所定の長さと
    なるよう前記第1及び第2移動手段の動作を制御するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記シート載置部に密着できないシート
    の移動方向の長さを検知する検知手段を備え、前記制御
    手段は、前記検知手段からの検知信号に基づき、前記シ
    ートの移動方向の長さに応じて前記第1ミラー台の速度
    を変化させることを特徴とする請求項3記載の画像読取
    装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記モード選択手段か
    らのモード情報に基づき、前記立体読取モードの場合に
    は前記第2ミラー台を移動させ、前記シート載置部に密
    着できないシートにピントを合わせるよう前記第2移動
    手段の動作を制御することを特徴とする請求項1記載の
    画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記シート載置部に密
    着できないシートにピントを合わせるための演算部を有
    し、前記演算部の演算結果に基づいて前記第2ミラー台
    の位置を設定することを特徴とする請求項5記載の画像
    読取装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010035331A1 (ja) * 2008-09-26 2010-04-01 Hoya株式会社 走査光学装置

Cited By (3)

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