JPH10187793A - 薄板金属製作設備全体にわたって設計製作情報を分配する装置と方法 - Google Patents

薄板金属製作設備全体にわたって設計製作情報を分配する装置と方法

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JPH10187793A
JPH10187793A JP18338797A JP18338797A JPH10187793A JP H10187793 A JPH10187793 A JP H10187793A JP 18338797 A JP18338797 A JP 18338797A JP 18338797 A JP18338797 A JP 18338797A JP H10187793 A JPH10187793 A JP H10187793A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 曲げ板金要素の如き、要素の生産を容易にす
るために、工場を通して設計及び製造情報を管理し分配
するための装置及び装置を提供する。 【解決手段】重要な設計及び製造情報は、各作業に付随
する設計及び製造情報を格納し分配することにより達成
される。従来の紙作業セットアップ及び作業シートを、
例えば、工場の何れの場所からも通信ネットワークによ
り瞬時にアクセスされる電子的格納作業シートで置き換
えることにより、工場の全体的効率を改良する。さら
に、パーツ情報およびエキスパート知識の組織化及びア
クセス可能性が改良される。

Description

【発明の詳細な説明】
関連出願データ 本出願は1996年5月6日出願の「薄板金属製作設備
全体に亘って設計製作情報を管理し分配する装置と方
法」と題したU.S.仮出願No.60/016,94
8に準拠し、その明細書を全般的に参照する事によって
本明細書に明白にとりいれていることを主張する。 著作権についての注意書き 本特許文書の明細書の一部は、著作権保護の対象になっ
ている。著作権保有者はU.S.特許・商標局の特許フ
アイルや記録に記載されている特許明細書の何人かによ
る複写には異議を申し立てないが、それ以外のものにつ
いては著作権保有者は著作権すべてを保留する。 発明の背景 発明の分野 本発明は一般的に、製造分野及び薄板金属部品のような
部品の製作に関するものである。特に、本発明は曲げ薄
板金属部品の製作を容易にするために設計・製作情報を
工場全体にわたって管理・分配する装置と方法に関する
ものである。 背景情報 伝統的に、たとえば薄板金属の進歩的な製造設備での曲
げ薄板金属の製作は、連続的な製作製造段階を含む。第
一段階は設計段階で、そこでは顧客の仕様にもとづいて
薄板金属部品の設計が行われる。通例顧客は特定の薄板
金属部品の設備での製作を注文する。顧客の注文は通
例、部品を工場で製造するのに必要な製品と設計の情報
を含んでいる。この情報は、たとえば部品の幾何学的寸
法、部品に必要な材料(たとえば鋼鉄、ステインレス
鋼、またはアルミニウム)、特殊な成形の情報、分量、
引き渡し年月日等を含むことがある。客先から要請され
た薄板金属部品は広範囲の種類の応用に設計・製作する
ことが出来る。たとえば、製作された部品は最終的には
コンピュータのケース、配電盤、航空機の肘掛け、また
は自動車のドアのパネルに使われるかもしれない。設計
段階では、薄板金属部品の設計は、適当なコンピュータ
支援設計(CAD)システムによって製造設備の設計部
でなされる。顧客の仕様に応じて、プログラマーがCA
Dシステムを用いて薄板金属部品の2次元(2−D)モ
デルを作成することもできる。通例、客先は部品の重要
な幾何学的寸法を含む青写真を提供する。この青写真
は、部品に含まれる特別の成形や記号、または薄板金属
部品の表面の孔や他の開口を示すこともある。設計プロ
グラマーはCADシステムで2−Dモデルを作成するた
め、この青写真を度々用いる。この2−Dモデルはま
た、薄板金属部品の曲げ線及び/または寸法情報を含む
平面図と、一つまたは一つ以上の透視図を含むこともあ
る。実際に薄板金属部品の曲げ加工を開始する前に、先
ず原材料から部品を打ち抜き切断するか/または切断し
なければならない。在庫材料の処理に当たって、打ち抜
きプレスやプラズマまたはレーザー切断機を制御作動す
るのに、普通コンピュータ数値制御(CNC)または数
値制御(NC)が用いられる。この在庫材料の処理を容
易にするため、設計プログラマーは、コンピュータ支援
製造(CAM)システムまたはCAD/CAMシステム
を用いて2−Dモデルにもとづいた制御コードを作成す
ることが出来る。この制御コードには、打ち抜きプレス
及び/または切断機にとりいれて、在庫材料からの薄板
金属部品の打ち抜き、または切断に利用できる部品プロ
グラムが含められていることもある。製造プロセスの次
の段階は曲げ加工計画段階である.この段階で、曲げ加
工計画が作業場で曲げ加工オペレータによって立てられ
る。オペレータには通常切断または打ち抜かれた一つま
たは一つ以上の在庫材料とともに、部品の青写真または
2−D図面が渡される。これらの材料で曲げ加工オペレ
ータは使用する工具と実施される曲げの手順を定める曲
げ加工計画を立てる。曲げ作業場には、オペレータがデ
ータを入力した曲げコード、または曲げ計画にもとづい
たプログラムが作成できるCNCプレスブレーキのよう
なCNC金属曲げ機も含まれる。曲げ加工計画が作成さ
れると、オペレータは曲げ加工の順序の初期テストのた
めの作業場を設置する。このテスト段階では、打ち抜き
または切断された材料はプレスブレーキに手で組み込ま
れ、プレスブレーキはプログラムされた順序に従って製
作品に曲げを加工するように操作される。オペレータは
出来上がった曲げ薄板金属部品を分析して顧客の仕様に
適合しているかどうかを検査する。このプレスブレーキ
の初期作業の結果によって、オペレータは曲げプログラ
ムを編集し、曲げ順序を修正することもある。オペレー
タはまた、薄板金属部品の設計が適当に修正出来るよう
に、設計部に結果をフイードバックすることもある。テ
ストは通常曲げ薄板金属部品が要求されている設計仕様
内におさまるまで続けて行われる。製作プロセスの最後
の段階の一つは曲げ段階である。曲げ計画が作成され、
テストされた後、曲げオペレータは曲げ加工場に必要な
工具を装備し、曲げ計画と記憶されている曲げプログラ
ムまたはコードに従ってプレスブレーキを作動する。曲
げ加工場に必要な量の打ち抜きまたは切断された材料が
確保されるように、また他の作業が指定された引き渡し
年月日までに完了しているように、作業日程も作成され
る。作業日程は製作過程の初期段階と/または全過程に
平行して作業場監督によって作成または修正されること
もある。最後の曲げ薄板金属部品の製作が完了すると、
顧客への引き渡しのために部品は集められ、梱包され
る。通常の製作、製造過程は幾つかの欠点や不利な点が
ある。たとえば、各々顧客の設計製造データは通常物理
的に(たとえば紙によってフアイルキャビネットに)、
電子的に(たとえばデイスクまたは磁気テープに)保管
されるが、こうしたデータは普通別々に保管されていて
検索するのが容易でない。さらに、多くの工場環境で
は、重要な仕事情報の分配は工場全体にわたって配布さ
れる仕事または企画用紙の形をとる。その結果、データ
がしばしば紛失または損傷し、以前または類似の仕事に
関する設計製造データを検索するのが困難になる。加う
るに、データの保管方法の不備によって、設計製造情報
を全工場の作業場やその他の場所に配布するのに貴重な
時間が失われる。また部品の設計や曲げ計画の作成は、
主として設計プログラマーと曲げオペレータによって行
われ、個人の知識、手腕と経験によるところが大きいの
で、薄板金属部品と曲げ計画の作成の間に製造時間がか
なり失われる。近年、慣習的な薄板金属製造過程を改善
し、過程全体にわたる効率を改善するための開発と試み
がなされてきた。たとえば、市販のCAD/CAMシス
テムにおける2次元(2−D)および3次元(3−D)
モデル作成の使用と開発によって曲げ薄板金属の製作過
程とモデル作成を促進され、改善された。今では設計プ
ログラマーやオペレーターは2−D及び3−D表示を用
いて、部品の形状をよりよく理解し、部品設計と曲げコ
ードの順序をより効率的’に作成出来るようになってい
る。データを電子的に記憶し、トランスフアーする機能
は、設計部から作業場への情報の流れを改善した。コン
ピュータとデータ通信ネットワークの進歩により、最早
古い紙テープや磁気デイスクをキャビネットまたはフア
イルから探し出すことが不要になった。こうした進歩が
あるにもかかわらず、組織と工場環境全体にわたる設計
と製造情報の組織化と流れを改善する必要がまだある。
たとえば、在来の製造システムでは、各顧客の注文の重
要な設計及び製造情報が、工場のどの場所でも容易にア
クセスでき、検索できるような論理的関係づけがなされ
ていない。今までのシステムはまた、薄板金属部品の特
徴や特質のような、色々な特色にもとづいた仕事情報を
探索する機能をもたない。たとえば同一または類似の部
品の探索にもとづいた、以前の仕事情報が探索でき、検
索出来ることは、全体的な製作プロセスを大幅に増強
し、将来の仕事の必要製造時間を短縮する。過去の試み
はまた、設計プログラマーや作業場オペレータによる薄
板金属部品の設計を容易にすることに欠けている。2−
Dや3−Dモデリング・システムによって、設計者は部
品の形状や幾何学をよりよく理解出来るようになった
が、このシステムによって設計プログラマーや作業場オ
ペレータに科せられた負担は軽減されていない。たとえ
ば、これらのシステムによって設計プログラマーが現存
の2−DCADモデルを簡単に3−D表示に変換するこ
とはできない。また作業場オペレータに曲げ加工計画を
立てる助けとなる部品の2−D及び/また3−D図面が
提供されても、オペレータは必要な工具や曲げ手順を手
で/または試行によって決めなければならない。 発明の要約 上記に照らして、本発明は、発明の一つまたは一つ以上
の見地、実施例及び/または特色あ、るいはサブコンポ
ーネントを通して、以下にに特記する一つまたは一つ以
上の目的と利点をもたらすために供するものである。本
発明の一般的な目的は、曲げ薄板金属部品のような部品
の製作を促進するために、設計と製造情報を全工場に亘
って管理し、分配する装置と方法の提供である。さらに
本発明の目的としては、たとえば進歩的な薄板金属製作
設備における重要な仕事情報の紛失または破壊を防止
し、専門的知識の蓄積の有効活用と整理を助長する装置
と方法の提供がある。もう一つの本発明の目的は、各顧
客の注文の設計と製造情報の双方を、論理的に記憶する
装置と方法を備えることによって、工場のどの場所でも
容易にアクセスでき、検索できるようにすることにあ
る。さらにもう一つの本発明の目的は、仕事データが中
央のデータベースまたはフアイルサーバーに、全工場の
どの場所でも容易に探索し、検索できるよう論理的に記
憶されている設計と製造情報を管理し、分配する装置と
方法の提供にある。仕事データは仕事に関連した設計と
製造情報ばかりでなく、必要な曲げ操作を遂行するため
の実際の曲げコードも提供できる。またさらに本発明の
目的は、色々な探索基準にもとづいた、設計と製造情報
を含む以前の仕事情報を探索する装置と方法の提供であ
る。探索基準は、たとえばこれから製造される薄板金属
部品の特色や特徴を含むことができ、これによって同一
または類似の部品に関連した以前の仕事情報を、将来の
仕事の全体的な製造時間の短縮に利用できる。本発明の
もう一つの目的は、各顧客の注文に関連した従来の書類
仕事または企画用紙を、工場の何処からでも瞬間的にア
クセスできる電子的ジョッブシートに置き換えることで
ある。電子的なジョッブシートはどの場所でも表示で
き、部品の2−D及び/または3−Dモデル像、工具の
選択、最適曲げ手順、必要なステイジング情報やバーコ
ードまたは認識番号を含む、仕事に関連した重要な設計
と製造情報を含む。この電子的ジョッブシートには、曲
げオペレータによって将来再び同じ、または類似の仕事
を行うときに役立つと思われる、特別の指図または手順
を録音録画したオーデイオ及び/またはビデオ部品も備
えられる。本発明のもう一つの目的は薄板金属部品の2
−Dと3−Dコンピュータ画像を提供することによって
部品図面の解析に要する時間を短縮する事にある。固体
3−D画像モード、3−Dワイヤフレーム画像モード、
2−D平面画像モード及び正射画像モードを含む、色々
な画像が提供できる。薄板金属部品の解析に役立つズー
ミング、パンニング、回転及び自動寸法入れを含む色々
な異なる画像機能も備えられる。さらに本発明は設計者
の薄板金属部品の設計と曲げ計画の製作を容易にする装
置と方法を提供する目的を持つ。たとえば、現存する部
品の2−Dモデルから部品の3−D表示を容易に製作す
ることができるようにするのも本発明の目的である。さ
らにもう一つの本発明の目的として、曲げ計画とプログ
ラムされた曲げコードを作成する時間を短縮するための
グラフィックスインターフエイスの提供がある。この発
明は従って、図形的ユーザインタフェースを使用して曲
げプランを生成するために設けられたシステム及び方法
に向けられる。ここに前記曲げプランは、設備における
パーツの製造において使用されるように構成されてい
る。前記システムは表示装置上に曲げ順入力ウィンドウ
を生成且つ表示する曲げ順表示システムを含み、前記曲
げ順入力ウィンドウはパーツの2次元平面画像を有す
る。工具表示システムが更に設けられそれは表示装置上
に工具立て情報を生成し且つ表示する入力装置が設けら
れそれは前記パーツの2次元平面画像に基づいて曲げ順
を入力し且つ前記表示装置上に表示された工具立て情報
に基づいて工具立てを選択する。更にシステムは前記曲
げ順に基づく前記パーツのための曲げプラン及び前記入
力装置により入力され且つ選択された工具立てを格納す
るための曲げプラン格納システムを含む。前記パーツの
2次元平面画像は前記パーツの各曲げ線の表現を含む。
そして前記入力装置は前記パーツの前記2次元平面画像
において表示される曲げ線の各々を選択することにより
曲げ順を入力するように構成されている。前記入力装置
はまた曲げ線が選択されるところの順番に基づいて曲げ
順を入力するように構成されている。前記の代わりに或
いはこれらと組み合わせて、前記入力装置はまた前記各
曲げ線が選択される時、前記入力装置により入力される
曲げ順番号に基づいて曲げ順を入力するように構成され
ている。ここに開示されるように、前記システムと共に
用いられる入力装置はジョイスティック装置またはマウ
ス装置を含む。システムは更に前記表示装置上に前記入
力装置により入力される曲げ順に基づいて前記曲げ線の
各々についての曲げ順番号を表示するための曲げ順番号
表示システムを含む。入力方向決定システムが、前記パ
ーツの曲げ線の各々についての挿入方向情報を前記表示
装置上に決定し且つ表示するために設けられる。前記挿
入方向情報は、各曲げ線のための挿入方向を表現するた
めの、表示される矢印を含む。更に前記曲げ線の各々は
前記パーツを2つの面に分離し、前記挿入方向決定シス
テムは、より小さい所定の寸法を有する前記パーツの前
記面に基づいて前記曲げ線のそれぞれについての挿入方
向情報を決定する。前記所定の寸法は、前記曲げ線に直
交する各面の長さに関連し或いはそれは前記曲げ線に関
連する各々の面の面積に関連する。曲げ順表示システム
は、更に曲げ順に基づいて前記表示装置上に前記パーツ
の複数の画像を生成し表示するように構成されている。
ここに前記複数の画像の各々は前記曲げ順の中での1つ
の段階における前記パーツの表現に関連する。表現され
る複数の画像は前記曲げ順に対応して順番に表示され
る。ドラッグ・ドロップ編集システムが、前記表示装置
上の前記複数の画像の表示される順番の変更に基づい
て、前記曲げ順を修正するために更に設けられている。
このドラッグ・ドロップ編集システムは、前記複数の画
像の1つが前記入力装置により選択され且つ前記表示さ
れた順番の中で異なる位置に移動される時、前記表示さ
れた順番を変更するように構成されている。この発明の
1つの側面によれば、前記表示された工具立て情報は、
前記表示装置上に表示される複数の工具アイコンを含
む。ここに前記工具アイコンの各々は所定の工具を表
す。前記表示された工具立て情報は更に、前記表示装置
上に表示される工具データのテーブルを含む。前記工具
データのテーブル内での各記載は所定の工具に関連す
る。この発明の1つの特徴によれば、工具立て情報は、
一連の連続的に表示されるスクリーン表示を通して前記
工具立て表示システムにより表示される。これにより前
記連続的に表示されるスクリーン表示の少なくとも1つ
は前記入力装置による前回の選択に基づいて表示され
る。例えば、前記工具立て表示システムは、前記表示装
置上に複数の工具タイプアイコンを含む第1のスクリー
ン表示を表示するように構成されている。ここに前記工
具タイプアイコンの各々は1つの工具タイプを表す。前
記工具タイプはパンチまたはダイまたはダイホルダまた
はダイレールの少なくとも1つに関連する。前記工具立
て表示システムはまた前記工具タイプアイコンの1つの
選択に応じて、前記表示装置上に第2のスクリーン表示
を表示するように構成されている。ここに前記第2のス
クリーン表示は複数の工具形状アイコンを含み、且つ前
記工具形状アイコンの各々は前記入力装置により選択さ
れる工具タイプアイコンに関連する。前記工具立て表示
システムは更に、前記工具形状アイコンの1つの選択に
応じて、前記表示装置上に工具寸法データのテーブルを
表現するように構成されている。ここに前記工具寸法デ
ータは複数の工具に関連し、前記工具の各々は前記入力
装置により選択される工具形状アイコンに関連する。前
記工具立ての少なくとも一部は、前記工具寸法データの
テーブルからのデータの選択に基づいて前記入力装置に
より選択され且つ入力される。他の特徴がこの発明の装
置に含まれる。例えば前記工具立て情報は、前記曲げプ
ランにおいて用いられる各工具についての、曲げ機械内
での工具立て位置に関連する工具取り付け情報を含む。
更に工具立て表示システムは、前記入力装置により前記
工具取り付け情報を入力するために前記表示装置上に工
具取り付けウィンドウを生成し且つ表示するように構成
されている。更に前記システムは、前記パーツの2次元
平面画像と前記パーツの複数のイメージが前記表示装置
上に同時に表示されるように構成されている。この発明
の更に他の側面によれば、図形的ユーザインタフェース
を用いて曲げプランを生成するための方法が提供され
る。この方法は以下のステップを含む。表示装置上に曲
げ順入力ウィンドウを生成し且つ表示すること、ここに
曲げ順入力ウィンドウは前記パーツの2次元平面画像を
含む。入力装置により前記パーツの2次元平面画像に基
づいて曲げ順を入力すること、前記表示装置上に工具立
て情報を生成し且つ表示すること、ここに前記工具立て
情報は複数の工具に関連する。前記入力装置により、前
記表示装置上に表示される工具立て情報に基づいて工具
立てを選択すること、そして格納装置に、前記入力され
た曲げ順及び選択された工具立てに基づく前記パーツの
ための曲げプランを格納すること。前記方法によれば、
前記パーツの2次元平面画像は前記パーツの各曲げ線の
表現を含み、且つ前記曲げ順は前記パーツの2次元平面
画像において表示される曲げ線の各々を選択することに
より入力される。特に、前記曲げ順は、各曲げ線が選択
された順番に基づいて或いは各曲げ線が選択される際、
前記入力装置により入力される曲げ順番号に基づいて入
力される。ここに開示されるようにこの方法で使用され
る入力装置はジョイスティック装置またはマウス装置を
含む。前記方法は更に前記表示装置上に、前記入力装置
により入力された曲げ順に基づいて各曲げ線の曲げ順番
号を表示することを含む。他の工程が更に提供される。
例えば表示装置上に前記パーツの各曲げ線のための挿入
方向情報を決定し表示することである。前記各曲げ線の
ための挿入方向情報は、前記曲げ線により分離され、よ
り小さい所定の寸法を有する前記パーツの面に基づいて
決定される。更に前記各曲げ線のための表示される挿入
決定情報は前記曲げ線のための挿入方向に関連する矢印
を含む。他の特徴によれば、発明は更に曲げ順に基づい
て前記表示装置上に前記パーツの複数の画像を生成し表
示する工程を含む。ここに前記パーツの複数の画像の各
々は前記曲げ順内での各段階のパーツの表現に関連す
る。ドラッグ・ドロップ編集ステップが前記表示上の前
記複数の画像の表示される順番の変更に基づいて前記曲
げ順を変更するために設けられる。前記表示される順番
は前記複数の画像の少なくとも1つを表示される順番の
中で異なる位置へ移動することにより変更される。そし
て前記複数の画像と前記パーツのそれぞれの表現は、変
更された曲げ順に基づいて再生成され且つ表示される。
前記方法はまた、一連の連続的に表示されるスクリーン
表示を介して工具立て情報を表示することを含む。ここ
に前記連続的に表示されるスクリーン表示の少なくとも
1つは前記入力装置による前回の選択に基づいて表示さ
れる。前記表示の工程は、表示装置上に、複数の工具タ
イプアイコンを含む第1のスクリーン表示を表示するた
めに設けられ、工具タイプアイコンの各々は1つの工具
タイプを表す。更にこの方法は、また前記入力装置によ
り前記工具タイプアイコンの1つを選択する工程及び前
記工具タイプアイコンの1つの選択に応じて前記表示装
置上に第2のスクリーンディスプレイを表示する工程を
含む。ここに前記第2のスクリーン表示は、複数の工具
形状アイコンを含み、前記工具形状アイコンの各々は前
記入力装置により選択された工具タイプアイコンに関連
する。前記方法はまた、前記入力装置により前記工具形
状アイコンの1つを選択する工程と前記工具形状アイコ
ンの1つの選択に応じて、前記表示装置上に工具寸法デ
ータのテーブルを表示する工程とを含む。前記工具寸法
データは、複数の工具に関連し、複数の工具の各々は前
記入力装置により選択された工具形状アイコンに関連す
る。この発明の更に他の側面によれば、図形的ユーザイ
ンタフェースの使用により曲げ順を生成するためのシス
テムが提供される。このシステムは、表示装置上に曲げ
順入力ウィンドウを生成し表示するための曲げ順表示シ
ステムを含む。ここに前記曲げ順入力ウィンドウは、前
記パーツの2次元平面画像と前記パーツの2次元平面画
像に基づいて曲げ順を入力するための入力装置とを含
む。前記曲げ順表示システムは、前記入力装置により入
力された曲げ順に基づいて前記パーツの複数の画像を生
成し且つ表示するように構成されている。そして前記パ
ーツの複数の画像は前記曲げ順における各段階のパーツ
の表現に関連する。前記システムはまた、前記入力装置
により入力された曲げ順に基づいて前記パーツの曲げ順
を格納するための曲げ順格納システムを有する。前記曲
げ順は前記パーツの2次元平面画像において表示される
前記パーツの曲げ線の各々を選択することにより前記入
力装置により入力される。曲げ順番号表示システムが、
前記入力装置により入力された曲げ順に基づいて曲げ線
の各々に対して曲げ順番号を、前記表示装置上に表示す
るために設けられる。更に挿入方向決定システムが、前
記パーツの各曲げ線について挿入方向情報を、前記表示
装置上において決定し表示するために設けられる。前記
曲げ順を変更するために、前記表示装置上の複数の画像
の表示される順番の変更に基づいて前記曲げ順を変更す
るためのドラッグ・ドロップ編集システムが設けられ
る。前記ドラッグ・ドロップ編集システムは、前記入力
装置により前記複数の画像の1つが選択され前記表示順
番において異なる位置へ移動される時、前記表示された
順番を変更するための手段を有する。前記曲げ順表示シ
ステムはまた、前記変更された曲げ順に基づいて前記複
数の画像及び前記パーツの各々の表示を再生成し且つ表
示するための手段を有する。図形的ユーザインタフェー
スを用いて曲げ順を生成するための方法がまた設けられ
ている。ここに前記曲げ順が設備においてパーツの製造
において使用されるように構成されている。前記方法は
以下の工程を含む。表示装置上に曲げ順入力ウィンドウ
を生成し且つ表示する工程、ここに前記曲げ順入力ウィ
ンドウは前記パーツの2次元平面画像を含む。入力装置
を用いて前記パーツの前記2次元平面画像に基づいて曲
げ順を入力する工程。前記パーツの複数の画像のそれぞ
れが前記曲げ順におけるある段階の前記パーツの表現に
関連するように、前記入力装置により入力された前記曲
げ順に基づいて前記パーツの複数の画像を生成し且つ表
示する工程。この発明の更に他の側面によれば、図形的
ユーザインタフェースの使用を介してパーツのための工
具立てを生成するためのシステムが提供される。このシ
ステムは、前記表示装置上に工具立て情報を生成し且つ
表示するための工具立て表示システムを含む。これによ
り前記工具立て情報は、一連の連続的に表示されるスク
リーン表示及び前記表示装置上に表示される工具立て情
報に基づいて工具立てを選択するための入力装置を介し
て表示される。前記連続的に表示されるスクリーン表示
の少なくとも1つは、前記入力装置による前回の選択に
基づいて表示される。前記表示された工具立て情報は、
複数の工具に関連し且つ前記表示装置上に表示される複
数の工具アイコンを含む。ここに前記複数の工具アイコ
ンの各々は所定の工具を表す。前記表示された工具立て
情報はまた前記表示装置上に表示される工具データのテ
ーブルを含む。ここに前記工具データのテーブル内の各
記載は所定の工具に関連する。この発明によれば図形的
ユーザインタフェースの使用によりパーツに対する工具
立てを生成するための方法がまた提供される。この方法
は以下の工程を有する、表示装置上に工具立て情報を生
成し且つ表示する工程、ここに前記工具立て情報は一連
の連続的に表示されるスクリーン表示で表示される。前
記表示装置上に表示される工具立て情報に基づいて、入
力装置を用いて工具立てを選択する工程。前記方法はま
た、前記入力装置によりなされる前回の選択に部分的に
基づいて前記連続的に表示されるスクリーン表示の少な
くとも1つを表示することを含む。前記表示の工程はま
た、複数の工具タイプアイコンを有する第1のスクリー
ン表示を前記表示装置上に表示するように設けられる。
前記工具タイプアイコンの各々は工具タイプを表す。更
に前記方法は、前記入力装置により前記工具タイプアイ
コンの1つを選択する工程と前記工具タイプアイコンの
1つの選択に応じて前記表示装置上に第2のスクリーン
表示を表示する工程とを含む。ここに前記第2のスクリ
ーン表示は複数の工具形状アイコンを含み、前記工具形
状アイコンの各々は前記入力装置により選択された工具
タイプアイコンに関連する。前記方法はまた前記入力装
置により前記工具形状アイコンの1つを選択する工程と
前記工具形状アイコンの1つの選択に応じて前記表示装
置上に工具寸法データのテーブルを表示する工程とを含
む。前記工具寸法データは複数の工具に関連し前記複数
の工具の各々は前記入力装置により選択された工具形状
アイコンに関連する。上記の特徴に加えて、さらに特徴
と/またはその変形を設けることができる、たとえば、
発明を上述した特徴の色々な組み合わせ、または再組み
合わせ及び/または下記の詳細な記述にある幾つかの特
徴の組み合わせとの再組み合わせに適用させることがで
きる。上に列記したものや他の本発明の対象物、特徴及
び利点については、この後により詳細に記述する。 付録の要約 本発明の詳細な記述をさらに促進するため、付記の限定
されない本発明の望ましい実施例の例に沿っての発明の
色々な特徴、操作及び機能に関するソースコードの例や
コメントを記した、以下の多数の付録を参照する:付録
Aはたとえば一つの類似部品を探索するときの特徴抽出
演算実行の典型的なソースコードであり;付録Bはたと
えば本発明の幾つかの類似部品の探索時に類似指数演算
を行使する典型的なソースコードであり;付録Cはこの
発明で曲げ線検出操作を行う典型的なソースコードであ
り;付録Dは本発明の2−Dクリーンアップを補充する
ための典型的なソースコードであり、これによって薄板
金属部品の3−Dモデルを元の3方向からの2−D図面
にもとづいて作成するのに使用出来;付録Eは本発明の
曲げモデルビューアーに色々なビューモードや機能を補
充するための典型的ソースコードであり;付録F,G,
HとIは本発明の自動寸法入れ特性を実行するための典
型的なソースコードとコメントであり;付録Jは本発明
の曲げモデルビューアーに部品とエンテイテイの視感度
関数を補充するための典型的なソースコードであり;付
録Kは曲げモデルの実施と部品構造の構成に関する、本
発明の色々な教訓をふまえた一般的なコメントを含み、
付録Lは与えられた部品の回転軸の動的計算による
3−D操作とナビゲーションシステムを補充する典型的
なソースコードである。本発明はこの後の詳細記述で限
定されない本発明の望ましい実施例の例についての多数
の図面を参照しながら記述されており、記述の中の同じ
参照番号は全図面中の類似の部品を示す。 詳細な説明 本発明の見地に沿って、全工場に亘って設計製造情報を
管理分配し、工場内での部品の製造を促進するための装
置と方法が具備される。この本発明の特徴は広範囲の工
場環境や装置に利用することができ、特にこの発明は一
続きの製作製造段階が異なる場所で行われる工場環境の
充足に利用できる。限定されない実施例や種々の例を通
じて、本発明を、たとえば進歩的な薄板金属製造設備に
おける曲げ薄板金属部品の製作を参照しながら記述す
る。図1に、本発明の実施例に従って、進歩的な薄板金
属製造設備38一般が、ブロック線図で図示されてい
る。図1に示すように、薄板金属製造設備または工場3
8は全工場に分散している多数の場所10,12,1
4...20をもつ。これらの場所には設計事務所1
0、出荷作業場14、打ち抜き作業場16、曲げ作業場
18及び溶接作業場20が含まれる。図1に画かれてい
る薄板金属工場38には分離した場所が六つしかない
が、勿論工場は六つ以上の分離した場所をもちうるし、
また図1に画かれている各タイプの事務所または作業場
は一つ以上の場所を占めることもある。たとえば設備3
8の大きさと製産必要容量により、一つ以上の打ち抜き
作業場16、曲げ作業場18と/または溶接作業場20
を設けることができる。さらに工場38は一つ以上の設
計事務所10、組立作業場12または出荷作業場14を
もちうるし、曲げ薄板金属部品の製作製造を促進するた
めの他のタイプの場所をもちうる。工場38内の各場所
10,12,14...20は部品の製作製造に伴う一
つまたは一つ以上の別個の製作製造段階や処理に対応
し、実行する用具を備えている。たとえば、設計事務所
10は顧客の仕様にもとづいた薄板金属部品の設計を促
進するために、適当なキャド/キャム(CAD/CA
M)システムをもちうる。このCAD/CAMシステム
には一つまたは一つ以上のパソコンとデイスプレイ、プ
リンター及び市販のCAD/CAMソフトウエアーを含
みうる。限定されない例として、設計事務所10のCA
D/CAMシステムはオートキャドまたはキャドキー、
またはアマダ・アメリカ U.S.社(以前はアマダ株
式会社の社名で営業)ビユエナ パーク、カリフオルニ
アから入手できるアマダAP40またはAP60CAD
/CAMシステムを含みうる。さらに、ベールムのよう
なアシュラー社から入手できるウインドウズにもとづい
たCADシステムも使用できる。このCAD/CAMシ
ステムを用いて設計プログラマーは客先の注文にある図
面やデータにもとづいて薄板金属部品の2−Dモデルと
/または3−Dモデルを作成できる。設計プログラマー
はまた薄板金属部品の設計にもとづいた制御コードを作
成し、これによってたとえば被加工材から薄板金属部品
を打ち抜きまたは切断するための、CNC打ち抜きプレ
スと/または切断機を制御する部品プログラムが作成で
きる。打ち抜き作業場16と曲げ作業場18は各々CN
C及び/またはNC機械工具のどのような組み合わせで
も備えられる。たとえば打ち抜き作業場16は、コマ・
シリーズ及び/またはペガ・シリーズのアマダ・タレッ
ト打ち抜きプレス、あるいは他の市販されているCNC
及び/またはNC打ち抜きプレス一つまたは一つ以上も
つことができ、また曲げ作業場18は、RGシリーズ
アマダ・プレスブレーキまたは他の市販されている多軸
ゲージング・プレスブレーキのようなCNC及び/また
はNCプレスブレーキを一つまたは一つ以上もつことが
できる。さらに溶接作業場20は、薄板金属部品に対し
て必要な如何なる溶接をも果たすために適当な溶接機器
を備えることができる。打ち抜き作業場16、曲げ作業
場18と溶接作業場20は設備38の工場内のどの場所
にも設置出来、熟練オペレータによって手動で動かすこ
とができる機械(たとえば打ち抜きプレスオペレータ、
曲げ機オペレータ等)も備えている。アマダ セルロボ
ミニやアマダ プロムキャムのような全自動またはロボ
ット支援機械もこれらの場所に備えることができる。必
要な打ち抜きと曲げの作業、あるいは必要な如何なる溶
接作業もこれらの作業場で製作過程中に行うことができ
る。さらに図1に示すように、進歩的な薄板金属設備3
8は組立作業場12と出荷作業場14も含む。組立作業
場12と出荷作業場14には、顧客への製造部品の組立
と出荷を促進するために必要な梱包、ルート割り当て及
び/または輸送機器も含まれる。部品の組立と出荷は工
場職員によって手動で行使または管理されるが、、機械
自動化及び/または機械支援にすることもできる。さら
に組立作業場12と出荷作業場14は、物理的に工場作
業場(たとえば打ち抜き作業場16、曲げ作業場18及
び/または’溶接作業場20に近接した)に近い場所に
置くか、または薄板金属工場38とは別の設備または区
域に置くことができる。本発明の見地に沿って、重要な
設計と製造情報の管理と分配は、設計と製造情報を電子
的に記憶し、分配することによって行われる。伝統的な
紙上の仕事の段取りまたはワークシートを、工場のどの
場所からでも瞬時的にアクセスできる電子的なジョッブ
シートに置き換え、または補足することによって、本発
明は工場の全体的な効率を改善することができる。加え
て、本発明の色々な側面や特徴によって、記憶された設
計製造情報の編成とアクセスが改善される。さらに類似
または同一の薄板金属部品に関する以前の仕事情報のア
クセスや検索が、この発明の色々な特徴を通じて出来る
ようになっている。この目的は本発明の色々な側面を、
サーバーモジュール32とデータベース30を薄板金属
設備38内の多数の場所10,12,14...20各
々と結ぶ通信ネットワーク26を設けることによって果
たすことができる。このあと論ずるように、各場所1
0,12,14...20は通信ネットワーク26とデ
ータベース30にインターフエイスするステーションモ
ジュールをもつ。図1、2と3に発明のこれらの特色と
実装の限定されない例を示す。図1と2に示すように、
通信ネットワーク26は設備38の色々な場所10,1
2,14...20の各々とサーバーモジュール32と
データベース30を結んでいる。通信ネットワーク26
はデータや情報を場所10,12,14...20とサ
ーバーモジュール32とデータベース30間で伝送でき
るものであれば、どのようなネットワークでもよい。伝
送は電子的または光学的に、無線周波数伝送または遠赤
外伝送によって行われる。限定されない例として、通信
ネットワーク26は、ローカルエリアネットワーク(L
AN)、エーテルネットまたは同様のネットワーク構造
で構成出来る。後でさらに述べるように、場所10,1
2,14...20の各々はまた、通信ネットワーク2
6を通じて情報を伝送し、受信するためネットワーク終
端接続装置(たとえばコンピュータ、ミニコンピュータ
またはワークステイション)及び/または周辺機器(た
とえばデイスプレイモニターまたは画面、プリンター、
CD−ROM、及び/またはモデム)をもつことができ
る。ネットワーク終端接続装置と周辺機器は通信ネット
ワーク26とインターフエイスするためと、あとで詳し
く論ずるよに、本発明の色々な特徴と側面を備えるため
のハードウエアと適当なソフトウエアまたはプログラム
論理を含む。工場内の場所にコンピュータを設置する場
合のコンピュータは独立型、パソコンまたはその場所に
ある装備や機械類のインターフエイス装置の一部である
汎用コンピュータであってもよい。たとえば、コンピュ
ータはIBM互換性パソコンまたはアマダAMNCのよ
うな機械類のインターフエイス/制御システムの一部で
あるコンピュータであってもよい。サーバーモジュール
32とデータベース30も通信ネットワークにつながれ
ている。サーバーモジュール32は、通信ネットワーク
26とインターフエイスするのに適したハードウエアと
ソフトウエアをもつパソコン、ミニコンまたはミニフレ
ームを含む。サーバーモジュール32はまた、あとで詳
細に期述する、この発明の色々な特徴を満たすソフトウ
エアやフアームウエアも含められる。さらに本発明の見
地に沿って、サーバーモジュール32は顧客の注文に関
連する設計製造情報を記憶するためのデータベース30
をもちうる。データベース30は十分な記憶容量をもつ
市販のデータベースを備えることにより、工場の顧客の
設計製造情報やその他のデータ、表、及び/またはプロ
グラムを記憶しておくことができる。たとえば、データ
ベース30に4GBまたはそれ以上の記憶容量をもつス
カジー(SCSI)メモリー・デイスクを含めることが
できる。データベース30に記憶された設計製造情報を
アクセスして、通信ネットワーク26を通じて薄板金属
設備38の色々な場所10,12,14...20に分
配することができる。構造的問い合わせ言語(SQL)
のような、色々なデータフオーマットをデータベース3
0にデータをアクセスまたは記憶させることができる。
さらに、データベース30に記憶されている情報は色々
な種類の記憶媒体、たとえば磁気テープ、光学デイスク
あるいはフロッピーデでバックアップし、記憶しておく
ことができる。サーバーモジュール32とデータベース
30の通信ネットワーク26との連結は、工場38内の
別々の区域または場所(たとえば図1参照)、あるいは
予め定められたステイションの中に(たとえば設計事務
所内)、または近接した場所で行うことができる。図1
の実施例では、データベース30がサーバーモジュール
32の一部で通信ネットワーク26とサーバーモジュー
ルを通してインタフエースしているように画かれている
が、データベース30は勿論サーバーモジュール32と
物理的に離れた場所に置かれていて、図2に示すように
通信ネットワーク26とネットワークデータベースモジ
ュール34を介してつなぐことができる。本発明の望ま
しい実施例に沿った限定されない例として、サーバーモ
ジュール32と各場所10,12,14...20は1
00−200MHzの、ペンテイアムまたは同等のマイ
クロプロセッサーを含む中央処理装置(CPU)と、少
なくとも32MBの記憶容量と市販の800×600分
解能をもつSVGAモニターのような高分解能デイスプ
レースクリーンをもつ、IBM互換機のようなパソコン
を含む。サーバーモジュール32と場所10,12,1
4...20にはまた、情報のデイスプレイとのインタ
ーフエスと制御のための、ジョイステイックまたはマウ
スとサウンド・ブラスターまたはそれに代わる音響とゲ
ームポートアダプターカードが含まれる。通信を支援す
るための実行システムのソフトウエアも備えられる。た
とえば、サーバーモジュール32はマイクロソフトウィ
ンドウズニューテクノロジー(NT)またはウインドウ
ズ95実行システムソフトウエア(両方ともマイクロソ
フト社、レッドモンド、ワシントン州から入手できる)
を備え、また各場所10,12,14...20はマイ
クロソフトウインドウズ95実行システムソフトウエア
を含められる。さらにサーバーモジュール32と場所1
0,12,14...20は多数の言語(たとえば英
語、日本語等)の支援に対応でき、またOLE2サーバ
ーのようなオブジェクトリンクと埋め込み(OLE)サ
ーバーの全面的な支援を具備できる。色々なデータベー
ス言語と管理システムはまたデータベースに記憶された
情報を創りだしたり、保持したり見たりすることに用い
られる。構造的問い合わせ言語(SQL)のようなデー
タベース言語をデータベース30のデータを確定した
り、操作したり、制御したりするのに用いることができ
る。たとえば、SQLサーバー(マイクロソフト社から
入手できる小売り製品)は本発明の実施に利用できる。
さらに、この発明は開いたデータベース連結オープン・
データベース・コネクテイビテイー(ODBC)互換ド
ライバーを備えることによって通信ネットワーク26を
通してのデータベース30からの情報のアクセスを促進
できる。ODBCに関するより詳しい情報はマイクロソ
フトオープン・データベース。コネクテイビテイー・ソ
フトウエア開発キットプログラマー用レフアランス・マ
ニュエルでえられる。図2に本発明の別の実施例に従っ
て建設された進歩的な薄板金属製造設備のブロック線図
である。図2の実施例では、データベース30とサーバ
ーモジュール32は別々に設置されており、データベー
ス30はネットワークデータベースモジュール34を介
して通信ネットワーク26につながれている。上記のよ
うに、本発明はこの構成に限定されたものではなく、デ
ータベース30とサーバーモジュール32は一緒に設置
でき(たとえば図1にし示すように)、ネットワークデ
ータベースモジュール34のデータベースにアクセスす
る機能をサーバーモジュールに取り入れることができ
る。図2はまた、薄板金属製造設備38内の色々な場所
10,12,14...20に設置できるステイション
モジュール36の例を示す。図示の目的で、図2には曲
げステイション18に設置されたステイションモジュー
ル36が例示されている。図2の例には示されていない
が、同様のステーションモジュール36を設備38内の
他の場所にも設置できる。図2に示すように、各モジュ
ール(サーバーモジュール32、ネットワークデータベ
ースモジュール34及びステイションモジュール36)
はネットワークインターフエイスカードまたはポート4
2を介して通信ネットワーク26につなぐことができ
る。ネットワークインターフエイスカード26はベンダ
ー専用で、選ばれた通信ネットワークの形式にもとづい
て選択できる。各モジュール32.34.36は通信ネ
ットワーク26とインターフエイスするためのネットワ
ークソフトウエアまたはプログラムされた論理を含むこ
とができる。通信ネットワーク26はイーサネット(E
thernet)で、10ベース/T(ツイスト対)、
10ベース/2(同軸)、または10べース/5(厚膜
ケーブル)のような多くのタイプの市販ケーブルから設
備38の大きさと必要なケーブル長さにもとづいて選ん
だタイプのケーブルを用いたものであってもよい。図2
でサーバモジュール32はデイスプレイモニターまたは
CRT44とキーボード、マウス及び/またはジョイス
テイックを含む入力/出力デバイスをもつパソコンを含
めうる。ネットワークインターフエスカード42は備え
られている拡張スロットまたはパソコン40のポートに
挿入できる。さらに、パソコン40は100−200M
Hzの処理速度とペンテイアムまたはペンテイアム・プ
ロマイクロプロセッサーを含むことができる。パソコン
40はまた、たとえば32MBまたはそれ以上の主記憶
装置と1.2GBまたはそれ以上のランダムアクセス記
憶装置(RAM)を含むことができる。デイスプレイ4
4は高解像度の表示画面、たとえば800×600の解
像度をもつ市販のSVGAモニターを含むことができ
る。デイスプレイ44に表示された色々なグラフークス
や情報を支援するため、パソコン40はまた、PCIグ
ラフイックス・カードのような市販のグラフイックスク
ス・カードを含むことができる。さらに、コンピュータ
40はサウンド・ブラスター、または互換の音声及びゲ
ームポートアダプターカードを含み、入力/出力装置4
6はキーボード、ジョイステイックと/またはマウスを
含むことができる。この発明の色々な特徴を満たすため
に、サーバーモジュール32にはソフトウエアや色々な
パッケージソフトが備えられている。たとえば、サーバ
ーモジュール32はマイクロソフト ウインドウズ N
T(ワーク ステーション型)またはウインドウズ95
を備えている。さらに、サーバーモジュールにこの発明
特有の機能と特徴(たとえば図4を見よ)を持たせるた
めに、サーバーモジュール32はソフトウエアまたはプ
ログラムされた論理を備えたルーチンを含ませることが
できる。後でより詳しく論ずるように、これらのルーチ
ンは、C++のような高レベルのプログラム言語とオブ
ジェクト指向プログラミングによって作成できる。サー
バーモジュール32はまた、顧客の仕様にもとづいた2
−D及び3−D図面を入力及び/または作成するため
に、ベルムまたはアマダAP40またはAP60ソフト
ウエアのよなCADまたはCAD/CAMソフトウエア
を含むか、インタフエースできるようになっている。こ
の理由で、サーバーモジュールは製造設備38の設計事
務所10におくことができる。データベース30からデ
ータをアクセスするために、サーバーモジュール32
は、マイクロソフトODBドライバーのようなODBC
ドライバーをもち、またSQLをデータ アクセスの標
準に用いることができ。OLE2サーバーのようなOL
Eサーバーを、データをリンクするために備えることが
できる。図2の実施例では、データベース30はサーバ
ーモジュール32から分離して備えられており、ネット
ワーク データベース モジュール34を経由して通信
ネットワーク26につなげられている。先に述べたよう
に、データベース30は工場38の規模と、データベー
スに記憶させる部品情報の量にもとづいて選ばれた、適
当な記憶スペースをもったSCSIデイスク(たとえば
1−4 GB)を含むことができる。ネットワーク デ
ータベース モジュール34は、ペンテイウム マイク
ロプロセッサーを備えたIBM互換機のようなパソコン
40と、通信ネットワーク26とインターフェースする
ためのネットワーク インターフエースカード42を備
えた拡張スロットを含むことができる。データベース3
0はデータ母線を介してパソコン40に連結でき、パソ
コン40は標準的なデイスプレイやデイスプレイ モニ
ターまたはCRTとキーボードのような入力/出力デバ
イス(図2には示されていない)も含む。SQLに基づ
いたデータベース30へのアクセスを容易にするため、
ネットワークデータベース モジュール 34のパソコ
ン40は、マイクロソフトSQLサーバーやオラクルS
QLサーバーのような、市販のSQLサーバーと合わせ
て設置することができる。OLE2サーバーのようなO
LEサーバーをデータをリンクするために備えておくこ
とができる。パソコン40もDOSやマイクロソフト・
ウインドウズNT(サーバー バージョン)のような、
色々なソフトウエアを備えておくことができる。図2の
実施例は一つのステーションモジュール36の典型的な
実装例を含んでいる。この実施例では、ステーションモ
ジュール36は、曲げステーション18に装備されてい
る。図2に示すように、ステーションモジュール36は
サーバーモジュール32と同様のハードウエアを含んで
いる。つまり、各ステーションモジュール(たとえば図
1に示すたのステーション)はデイスプレイ モニター
またはCRT44と、ジョイステイックまたはマウスを
含む入力/出力デバイス46をもつコンピュータ48を
備えている。ネットワーク・インターフエイス・カード
42はコンピュータ40に備えられている拡張スロット
またはポートに差し込むことができる。前に論じたよう
に、ステーションモジュール36のコンピュータは独立
型、またはパソコン、またはその場所に備えられた装置
または機械類のインターフエイス・デバイスの一部であ
る汎用コンピュータであってもよい。たとえば、コンピ
ュータ48は、100−200 MHzの動作速度とペ
ンテイウムまたはペンテイウム プロマイクロプロセッ
サーをもつIBM互換機のような自立型パソコンであっ
てもよいし、コンピュータ48はアマダAMNCシステ
ムのような機械類のインターフエイス/制御システムの
一部、あるいはシステムに組み込まれたコンピュータで
あってもよい。コンピュータ48はまた、たとえば32
MBまたはそれ以上の主記憶と、1.2GBまたはすれ
以上のランダム・アクセス記憶(RAM)を保有するこ
とができる。デイスプレイ44は高解像度デイスプレイ
画面、市販のたとえば解像度800×600をもつSV
GAモニターを含みうる。デイスプレイ44にデイスプ
レイされる色々なグラフイックスや情報を支援するため
に、コンピュータ48はPCIグラフイックス・カード
のような市販のグラフイックス・カードを備えることが
できる。さらに、コンピュータ48はサウンド・ブラス
ター、または互換できる音響及びゲームポート・アダプ
ターとそれを支援する入力/出力デバイス46のジョイ
ステイックまたはマウスを含むことができる。この発明
の色々な特徴を具体化するために、ステイション・モジ
ュール36はソフトウエアといろいろな市販ソフトウエ
アが配置されている。たとえば、ステーション・モジュ
ール36はマイクロソフト・ウインドウズ95またはウ
インドウズNT(ワークステーション版)のような基本
ソフトが備えられている。さらに、ステーション・モジ
ュールに、この発明固有の機能と特徴をもたせるために
(たとえば図5を見よ)、ステーション・モジュール3
6にソフトウエアまたはプログラム化論理装備ルチーン
が備えられる。後でより詳しく論ずるように、これらの
ルチーンは高レベルのプログラム言語、たとえばC+
+、及びオブジェクト指向プログラミング技術を用いる
ことによって開発できる。データをアクセスし、リンク
するために、ステーション・モジュール36はマイクロ
シフトOBCDドライバーとOLE2サーバーのような
OLEサーバーが含まれている。サーバー・モジュール
32と同様、ステーション・モジュールもSQLをデー
タベース30からデータをアクセスする基準に用いるこ
とができる。曲げステーション18のステーション・モ
ジュール36が自立型パソコンとして備えられている場
合、曲げコードデータを作成するためと曲げ機械類25
(たとえばCNCまたはNC制御プレス・ブレーキ)と
インターフエースするためのソフトウエアを装備でき
る。図2の実施例では、コンピュータ36はパソコンと
して装備され、標準RS−232−C配線インターフエ
ースを通じて曲げ機械25とインターフエースするソフ
トウエアを配備しているように画かれている。このイン
ターフエースはステーション・モジュール36が、RS
−232−Cインターフエースを通じて曲げ機械25と
通信し、曲げコードを送受できるために装備されてい
る。このインターフエースはベンダー用で、データ書式
と曲げ機械25に用いられる命令セットに依存する。ス
テーション・モジュール36から曲げ機械25に送られ
るすべてのデータは、機械に決められている機械命令セ
ットにもとづいてフオーマットしたものでなければなら
ない。ステーション・モジュール36のコンピュータ4
8は、曲げコード生成のため、市販で入手できるCNC
またはNCソフトウエアを備えることにより、このよう
な機械類のためにCNCまたはNCシステム(たとえば
アマダAMNC)の組み込みコンピュータに通常備わっ
ている機能をシミュレートできる。図3はデータのサー
バー・モジュール32、データベース30と薄板金属製
造設備38の間のそれぞれのデータの流れを示す実施例
の典型である。図で表すためと実施例におけるそれぞれ
のデータの流れの記述を容易にするため、図3ではサー
バー・モジュール32とデータベース30(ネットワー
ク・データベース・モジュール34に統合されている)
は、各々別々に通信ネットワーク26と直接に接続され
ていて、これらの構成要素間のデータの流れは通信ネッ
トワークを通して行われる。勿論、この技術に熟練した
人なら分かるように、これら構成要素間には多種多様の
データの流れ方式を用いることができる;また、データ
ベース30がサーバー・モジュール32に直接接続され
ている場合、データと情報はサーバー・モジュールから
データベースに直接に、通信ネットワーク26を用いる
ことなく伝達できる。さらに、記述を容易にするため、
図3の通信ネットワーク26は簡略化されており、図に
は打ち抜きステーション16と曲げステーション18し
か示されていない。しかしながら、場所10,12,1
4...20(工場内のたのあらゆる場所や区域も含め
て)からのデータのやりとりの流れは、打ち抜きステー
ション16と曲げステーション18について示したのと
同様の方法で行うことができる。各顧客の注文に関連し
た設計製造情報は、編成してデータベース30に記憶す
ることができる。最初に顧客から注文を受けると、基本
的な製品と設計情報がサーバー・モジュール32に入力
され、それからデータベース30に伝送され、記憶され
る。前に論じたように、サーバー・モジュール32は、
キーボードを備えたパソコン等のような、データを入力
する適当な手段を備えている。サーバー・モジュール3
2でパソコンが用いられるとき、工場職員によるデータ
の入力を容易にするため、メニュー方式画面を生成する
ソフトウエアを備えることができる。データ入力プログ
ラムは、たとえばマイクロソフト・ウインドウズをベー
スとした応用で、ヘルプ及び/またはメニュー画面をも
つものであってよい。限定されない例として、サーバー
・モジュール32に入力され/または作成されて、デー
タベース30に転送されたデータは、図3に一般的に示
してあるように、部品情報、曲げモデル、特徴抽出デー
タ及び曲げ線情報を含むことができる。部品情報は、た
とえば部品または注文参照番号、顧客の名前、部品の簡
単な説明、バッチの大きさまたは量及び引き渡し予定日
を含むことができる。曲げモデル データは、たとえば
部品の全体的な寸法(たとえば幅、高さ、深さ)と材料
のタイプ(たとえば鋼鉄、ステインレス鋼またはアルミ
ニウム)、厚さ及び引っ張り強さのような部品材料の情
報を含むことができる。さらに、特徴抽出データは手動
による入力と/または自動的に生成することによって、
部品の主要な特徴を識別し、データベースの類似部品の
探索やその他の探索を容易にする。特徴抽出データはデ
ータベース30の別のフアイルに格納するか、曲げモデ
ル データや各部品の仕事情報と一緒に格納することが
できる。特徴抽出データは、たとえば表面や面の数、曲
げタイプの数(たとえば二面間の正の折り曲げ、または
二面間の負の折り曲げ)、面の間の関係及び/または部
品にある孔や他のタイプの開口の数を含むことができ
る。後でより詳しく論ずるように、このようなデータは
特徴ベース部品マトリクスと/または逐次探索キー(た
とえば下記の図6−10を見よ)によって表現し、編成
できる。最後に、曲げ線情報はデータベース30に格納
するため、サーバー・モジュール32に入力できる。曲
げ線情報は、たとえば部品の各折り曲げの曲げ角度、曲
げ長さ、曲げの内半径(IR),縮め高及び曲げ方向
(たとえば前方または後方)を含む主要な曲げ線情報を
含む。通信ネットワーク26を通じてデータベース30
へデータを送受信するため、各場所10,12,1
4...20は通信ネットワークに接続されているステ
ーション・モジュール(前に述べたステーション・モジ
ュール36のような)を含めることができる。図3に
は、打ち抜きステーション16と曲げステーション18
は一般的にステーション・モジュールと合わせたブロッ
ク線図で示されている。前に論じたように、ステーショ
ン・モジュールは、たとえばソフトウエア、または制御
論理と独立型パソコン、またはその場所に備えられた装
置または機械類の一部である汎用コンピュータを含む。
各顧客の注文に応じて、設計製造情報(部品情報、曲げ
線情報および曲げモデル・データを含む)が、事前定義
参照番号またはコードを入力することによってアクセス
でき、検索できる。参照番号またはコードは手動(たと
えばキーボードまたはデジタル入力パッドによって)ま
たはバー・コードをステーション・モジュールに備えら
れているバー・コード読みとり装置またはスキャナーで
スキャンすることによって入力できる。さらに、本発明
の見地に沿って、以前の仕事情報はデータベース30か
ら、工場内のどの場所10,12,14...20から
でも、同様の部品探索を行うことによってアクセスし、
検索できる。引き続く詳しい記述で論ずるように、類似
部品の探索は、特徴抽出データ、またはデータベース3
0に記憶されている探索キーにもとづいて行うことがで
き、これによって同一または類似の部品に関する以前の
仕事情報が検索され、将来の仕事の全体的な製造時間の
短縮に利用できる。データベース30から検索された製
造情報は、作業場オペレータが曲げ計画を作成し、テス
トするのに用いられる。たとえば、曲げステーション1
8の曲げオペレータは、薄板金属部品に必要な工具や最
適な曲げ手順を決めるために、データベース30から部
品情報、曲げ線情報や曲げモデル・データをアクセス
し、検索することができる。本発明の見地に沿って、O
DBCドライバーを備えることにより、各ステーション
・モジュールがデータベース30とインターフエース
し、データベースに記憶されている情報を表示できるよ
うにすることができる。さらに、サーバー・モジュール
32またはデータベース30のネットワーク・データベ
ース・モジュールは、データベースに記憶されているデ
ータのアクセスと検索を容易にするために、SQLサー
バーを含むことができる。最終曲げ計画に基づいて曲げ
コードがプログラムされると、曲げコードは曲げ手順と
ともに、図3に一般的に示すように通信ネットワーク3
0を通じて、曲げステーションのステーション・モジュ
ール18からデータベース30に送られる。この情報
は、当該の仕事に関連する他の設計製造情報とともに記
憶される。他の情報もデータベース30に記憶すること
ができる。たとえば、部品の2−D及び/または3−D
画像表現は曲げモデル データとともに記憶することが
できる。この2−Dまたは3−D画像表現は設計ステー
ション10または他の場所で CAD/CAMシステム
を用いて作成し、設計ステーション(あるいは他の適当
な場所)のステーション・モジュールを介して通信ネッ
トワーク26を通じ、データベース30に転送できる。
あるいはまた、2−Dまたは3−D画像はサーバー・モ
ジュール32で、後でより詳しく述べるように、適当な
CAD/CAMシステムまたはモデル化ソフトウエアを
用いて、一連の機能または演算を実行することによって
作成できる。図4と5を参照しながら、サーバー・モジ
ュール32と各場所10,12,14...20におい
てプログラムし、実行できる処理や演算について詳述す
る。図4と5はサーバー・モジュール32と薄板金属製
造設備38内の各場所10,12,14...20で実
行できる基本論理の流れの流れ図である。図5は、たと
えば曲げステーション18で実行される典型的な処理や
操作に対するものであるが、設備38内の特定な場所に
で実行される操作によっては、これ以外の処理やステッ
プも実行できることは理解できよう。以下にのベル処理
や操作はソフトウエア、または多種類のプログラム作成
言語と技法の一つを利用することによって実施できる。
たとえば、本発明の見地に沿って、関連図面を参照しな
がら記述する下記の処理や操作は、C++のような高レ
ベルのプログラム作成言語とオブジェクト指向プログラ
ミング技法を用いることによって実施できる。さらに、
限定されない例として、ウインドウズ・ベース アプリ
ケーション用にマイクロソフト社が作成した、プログラ
ム作成言語のバージョンであるヴイジュアルC++を利
用することができる。図4は本発明の見地に沿って、サ
ーバー・モジュール 32が行う基本的な処理と操作の
流れ図である。図4はサーバー・モジュール32がソフ
トウエアまたはプログラム化論理によって実行する処理
と操作の基本論理フローである。サーバー・モジュール
32は、オペレータまたはユーザーがサーバー・モジュ
ールの色々な処理や操作の選択と実行を支援するために
ツール・バーやヘルプ及び/またはメニュー画面をもつ
ウインドウズ・ベース アプリケーションを含むことが
できる。処理は薄板金属製造設備38で顧客の注文を受
けたステップS.1から開始される。顧客の注文は通常
部品が工場で製造するのに必要な製品と設計の情報を含
む。この情報は、たとえば部品の幾何学的寸法、部品に
必要な材料や他の設計情報も含む。顧客から受けた情報
をもとに、サーバー・モジュール32は、ステップS.
3に画かれているように、データベース30に記憶され
ている以前の仕事情報の探索を実行する。データベース
30に記憶されている仕事情報は多様な探索基準にもと
づいて探索できる。たとえば、情報は事前定義参照また
は仕事番号にもとづいて探索でき、あるいは類似部品の
探索は部品のある設計特徴にもとづいて実行でき、これ
によって同一または類似の部品に関する以前の仕事情報
が現在の仕事のために検索でき、利用できる。利用でき
る類似部品探索のさらに詳しい記述は、図6−10を参
照しながら以下に記す。ステップS.5では、データベ
ースの検索結果が解析され、現在の顧客の注文が新しい
部品か、以前の仕事に類似の部品か、あるいは以前の仕
事の繰り返しかが決定される。同一の突き合わせが見い
だされる(たとえば同じ部品または参照番号が見いださ
れる)と、顧客の現在の注文は工場で行った以前の仕事
の完全な繰り返しになり、仕事情報に対するこれ以上の
修正は不必要で、以前の仕事情報をデータベース30か
らアクセスしてステップS.11に示すように現在の顧
客の注文の遂行に利用できる。データベースの探索は以
前の仕事の部品または参照番号及び/またはフアイル名
を与え、それによってサーバー・モジュール32または
どのステーション・モジュールにいるオペレータでもデ
ータベースから仕事情報をアクセスすることができる。
部品または参照番号しかえられない場合、変換テーブル
を備えることによって、オペレータが部品参照または仕
事番号を入力することによって以前の仕事情報のフアイ
ル名を決定し、アクセスできる。従って、たとえばサー
バー・モジュール32にいるオペレータは、仕事情報と
2−Dと3−Dモデル化情報をデータベース30からア
クセスすることによって部品の幾何学を解析し、繰り返
しの注文と類似であることを確認することができる。注
文が繰り返しの注文であることが確認されると、曲げス
テーション18のステーション・モジュールにいる曲げ
オペレータは、さらに以前の仕事情報をアクセスし、曲
げコードのデータと工具段取り情報を含む製造情報を曲
げと部品の製作に利用することができる。かかる記憶さ
れた専門的知識を利用することによっては、このように
して繰り返しの注文を、より効率的に、以前に入力され
開発された仕事情報を必要とせずに製造することを可能
にする。しかしステップS.5で、もし現在の顧客の注
文が以前の仕事と類似か、以前の仕事と同じであるが、
たとえば仕事または参照番号またはバッチの大きさ等の
修正が必要と決定されれば、ステップS.7での探索で
捜し出した以前の仕事情報データをデータベース30か
ら検索し、サーバー・モジュール32にいるオペレータ
によって編集し、修正される。編集機能を備えることに
よって、以前の仕事データを編集し、修正して新しい仕
事データを作成し、現在の顧客の注文のためにデータベ
ース30に格納できる。必要とする編集の量は、以前の
仕事と現在の仕事間の類似性の程度による。編集の量
は、参照または仕事番号またはバッチの大きさの単なる
修正から/または、部品の寸法や定められた曲げ手順の
編集のような、より広範囲な修正を含むものにわたる。
以前の仕事情報の編集が終わると、修正された仕事情報
はステップS.9でデータベース30に格納される。修
正された仕事情報は新しい参照または仕事番号で格納で
きる。さらに、色々なデータベース管理機能(コーピ
ー、削除、保管、再命名等)を備えることによって、特
別なコマンドの入力でデータベース30の以前の仕事情
報の保持、または以前の仕事情報の消去または上書きが
できる。現在の仕事に適合する類似または同一のものが
無く、従って現在の顧客の注文は新しい仕事に関係する
ことが決定されると、論理フローは図4に示すステップ
S.15に進む。この場合、現在の仕事は新しい仕事に
関するものになるので、設計製造情報を独立に作成し、
入力しなければならない。サーバー・モジュール32か
らメニュー及び/またはヘルプ画面を提供することによ
って、オペレータが必要な仕事情報すべてを入力するの
を支援することができる。本発明の見地に沿って、サー
バー・モジュール32のオペレータは、最初に新しい仕
事の基本的な部品情報を入力することによって新しいフ
アイルを作成できる。部品情報は、たとえば参照または
仕事番号、顧客の名前、部品の簡単な記述、仕事に必要
なバッチの大きさまたは量及び予定引き渡し年月日を含
む。特徴抽出データまたは探索キーもステップS.15
で入力できるし、また、以下に記すように、このデータ
を自動的に作成するか、曲げモデルデータの作成と同時
に抽出することができる。他のデータや情報もステップ
S.15で入力するか、部品の各曲げ線の曲げ角度、半
径や長さを含む曲げ線情報のような曲げモデルデータの
入力後か入力中に入力できる。ステップS.15に引き
続き、論理フローは図4に示すように、オペレータによ
って曲げモデルデータがサーバー・モジュール32で開
発され、入力されるように進む。曲げモデルの開発と入
力は、顧客から提供された原図や情報に依存する。顧客
の注文は、たとえば製造される部品の2−Dの一方向平
面図及び/または部品の2−D、三方向図(たとえば上
面、前面、側面図)を含むかも知れない。たまには顧客
は、部品材の厚さが図に示されている、またはいない部
品の3−Dワイヤーフレームを提供することもある。本
発明の見地に沿って、曲げモデルデータは、製造される
部品の展開(2−D平面表示)と折りたたみ(3−D表
示)情報を双方とも含む。従って顧客が2−D平面図し
か提供しない場合、たとえば2−D図面に対して折りた
たみアルゴリズムまたは処理を適用することによって3
−D図面を作成する必要がある。これにひきかえ、部品
の3−D図面が提供された場合、3−D図面に対して展
開アルゴリズムまたはプロセスを適用することによって
2−D平面図を作成しなければならない。本発明の別の
見地に沿って、曲げモデルに保管されている2−D及び
3−Dモデルは、薄板材料厚さなし(つまり厚さなし)
作成し表現できる。これが可能なのはすべての薄板金属
部品に特有の対称性による。厚さなしの2−Dと3−D
図面の提供と表現は、設計プログラマー、曲げオペレー
タや他のユーザがより容易に解釈し、理解できる部品の
モデリングとシミュレーションの視点を与える。厚さ情
報を省くことはまた、サーバー・モジュールやステーシ
ョン・モジュールで、文中に記述の本発明の色々な特徴
を実行し、達成するのに要する処理時間を短縮し、改善
する。このような特徴のより詳細な記述や、本発明で利
用することができる折りたたみと展開あアルゴリズムに
ついては、以下に付図を参照しながら記述する。図4は
曲げモデルを開発するときに行われる一般的な処理と操
作を示す。受理した、または顧客の注文にもとづいて開
発され、曲げモデルデータを作成するために入力できる
色々なタイプの図面は、一般的にステップS.19,
S.23,S.27とS.31に示されている。ツール
・アイコン・バーとメニュー及び/またはヘルプ画面
を、サーバー・モジュール32によって、これらの各ス
テップを選択し、実施するオペレータを支援するために
提供できる。これらの図面から曲げモデルのための部品
の2−Dと3−Dモデルを作成する処理は、最初に、提
供された図面のタイプに依存する。これらの図面は、サ
ーバー・モジュール32で手動で入力または作成する
か、テープまたはデイスクからダウンロードできる。サ
ーバー・モジュール32は、たとえば、設計事務所10
にあるCAD/CAMシステムとインターフエイスする
か、またはサーバー・モジュール32が独立型CAD/
CAMシステムをもつことができる。さらに、2−Dと
3−D図面は、DXFまたはIGESフアイルとして保
管され、サーバー・モジュール32に取り入れられる。
一方向平面図が提供された場合は、曲げモデルを作成す
る処理は、図4に示すように、ステップS.19から始
められる。ステップS.19で、受理または作成された
2−D平面図はサーバー・モジュール32に入力され
る。部品の全体的な寸法(幅、高さ、深さ)のような他
の曲げモデルデータ及び部品材料情報もステップS.1
9で入力できる。その後、折りたたみアルゴリズムまた
は処理を用いて、ステップS.21に一般的に示されて
いるように、元の2−D一方向図面にもとづいて3−D
モデル(材料の厚さのない)を作成することができる。
2−D平面図から3−Dモデルを作成するのに行われる
処理や操作の例は、図11−18を参照しながら後で述
べる。部品の3−Dワイヤーフレーム図(材料厚さの無
い)が受理または作成された場合、図の情報はステップ
S.27で入力される。さらに、他の曲げモデルデー
タ、たとえば部品の全体的な寸法(幅、高さ、深さ)及
び部品材料情報もステップS.27で入力できる。この
後に、ステップS.27に示すように、部品の2−Dモ
デルを作成するために、サーバー・モジュール32で展
開のアルゴリズムまたは処理が実行される。2−Dモデ
ルを3−D図面(厚さのない)から作成するために行わ
れる処理と操作の例は、たとえば図19を参照しながら
後で述べる。部品の2−Dと3−Dモデル表示は、その
部品のための曲げモデルの一部として格納される。さら
に、前に注記したように、2−Dと3−Dモデルの作成
と格納の間に、他の曲げモデルデータ(部品材料情報や
その他の製造情報のような)も入力し、曲げモデルデー
タとともにデータベース30に格納できる。曲げモデル
データを編成し、格納するために実施できる、いろいろ
な機能やデータ構造配列についてはあとでより詳しく記
述する(たとえば図26と27を見よ)。図4に示すよ
うに、簡単な3−D図面(材料厚さなしの)がもともと
作成または受理されていない場合は、最終的な2−Dモ
デルを作成するのに必要な展開アルゴリズムまたは処理
を行う前に、部品の3−Dモデル(厚さなし)を作成す
るための付加的な処理が必要となる。ステップS.2
3、S.25、S.31とS.33は、ステップS.2
9で展開アルゴリズムを実行し、2−Dモデルを作成す
る前に、サーバー・モジュール32で一般に実施される
付加的な処理と操作を示す。たとえば、部品の2−D、
三方向図面がはじめに提供または作成されていれば、ス
テップS.23で図面はサーバー・モジュール32に入
力または取り入れることができる。さらに部品の全体的
な寸法(幅、高さ、深さ)のような他の曲げモデルデー
タや部品材料情報もS.23で入力できる。引き続きス
テップS.25では、入力された2−D三方向図面にも
とづいて、部品の簡単な3−D平面図が作成できる。作
成された3−D図面は、図4に示すように、ステップ
S.29で2−Dモデルを作成するのに用いられる。3
−Dモデルを2−D三方向図面から作成する処理と操作
の例は、あとでたとえば図20を参照しながら述べる。
しかしながら、もし材料厚さが入っている3−D図面が
もともと受理または作成されていれば、展開アルゴリズ
ムを適用する前に、さらに先の処理のため図面情報をス
テップS.31で入力する事ができる。他の曲げモデル
データ、部品の全体的な寸法(幅、高さ、深さ)と部品
材料情報もステップS.31で入力できる。そのあとス
テップS.33で、3−D図面にある厚さを削除するた
めの厚さ削除手順を行うことができる。本発明の見地に
沿って、サーバー・モジュール32は、オペレータまた
はユーザーが厚さ削除手順を実行するとき、図面に厚さ
を示し、どの表面(外側か内側か)を保存するかを示せ
指示することがある。本発明で利用できる厚さ削除手順
については、たとえば図24(a)と24(b)を参照
しながら下記に述べる。ステップS.33で3−D図面
の厚さが削除された後、論理の流れはステップS.29
に進み、そこでは最終的2−Dモデルを作成するため
に、改訂された厚さの無い3−Dモデルを利用して適当
な展開アルゴリズムまたは処理が施される。3−D図面
から2−Dモデル作成するための展開処理と色々な処理
や操作は、たとえば図19を参照しながら下記に述べ
る。図4に示すように、すべての重要な情報が作成さ
れ、入力された後、顧客の注文に関連する部品情報、曲
げモデル情報及びその他のデータは、ステップS.35
でサーバー・モジュール32からデータベース30に移
されて格納される。データベース30に格納されたデー
タは、データベース探索を行うときに利用できる特徴抽
出または探索データも含む。下記に述べるように、特徴
抽出または探索データは、各仕事に関連した部品の基本
的または主要な特徴を指示するデータも含まれ、これに
よって仕事情報や格納されている同一または類似部品に
関する専門的知識の探索が実施できる。サーバー・モジ
ュール32に入力されたデータと情報は、たとえば図3
に示すように、直接データベース30に、または通信ネ
ットワーク26を介して転送することができる。上述の
ように、曲げモデルデータを作成するときに、色々な図
面に対して実施できる各種の処理や操作についての詳し
い記述は、下記に付図を参照しながら記す。図5は薄板
製造設備38の場所10,12,14...20に設け
られ、各ステーション・モジュールで実施される基本的
な処理や操作の流れ図を示す。図示のため、図5は、た
とえば曲げステーション18に置かれたステーション・
モジュールで実施される基本的な処理や操作の基本論理
の流れの例を示す。本発明の教示にもとづく技術に熟練
した者には理解できるように、図5に示す論理の流れ
は、各場所で実施される操作や処理の性格により、各ス
テーション・モジュールで修正できることは勿論であ
る。さらに、サーバー・モジュール32と同様、下記に
述べるステーション・モジュールでの処理や操作にはソ
フトウエアまたはプログラム化論理を装備できる。加う
るに、ステーション・モジュールは、オペレータまたは
ユーザーによる色々な処理や操作の選択と実施を容易に
するために、ツール・バー・アイコンまたはヘルプ及び
/またはメニュー画面をもつウインドウズ・ベース・ア
プリケーションを含むことができる。このようなヘルプ
及び/またはメニュー画面は、ステーション・モジュー
ルにおいてデータの入力または転送を容易にするために
も設けることができる。図5に示すように、ステップ
S.51でステーション・モジュールを初期設定した
後、オペレータはステップS.53で一つまたは一つ以
上のデータベース探索基準またはキー項目を入力するこ
とができる。探索基準は、データベース30に格納され
ている以前の仕事情報、または新しいまたは現在の仕事
に関する仕事情報を捜し出すために入力できる。オペレ
ータは、たとえばデータベース30から特定の仕事情報
を検索するために、予め定めれた番号またはコードを入
力できる。たとえば、本発明の見地に沿って、バーコー
ドを経路指定シートに付すか、せん孔された材料につけ
て、ステーション・モジュールでバーコード読みとり装
置でスキャンすることによって情報をアクセスすること
ができる。あるいは、参照コードまたは番号を、ステー
ション・モジュールでキーボードまたはデイジタル入力
パッドを介して、手動で入力できる。変換テーブルを備
えることによって、部品参照または仕事番号のオペレー
タによる入力によって、以前の仕事情報を定めることも
できる。さらに、探索基準またはキーを入力することに
よって、以前に格納した仕事情報の類似部品探索を行う
ことも予想される。このような探索は、部品の色々な設
計特性または特徴抽出データにもとづいて行うことがで
きる。本発明の見地に沿って実行できる類似部品探索の
説明は、下記に図6−10を参照しながら記す。探索基
準をステップS.53で入力した後、ステーション・モ
ジュールはステップS.55で、通信ネットワーク26
とネットワーク・データベース・モジュール34を介し
てデータベース30の探索を実行できる。探索の結果は
ステーション・モジュールに戻され、ステップS.57
でオペレータまたはユーザーが新しい仕事または類似の
以前の仕事に関する情報を要請したのか、または要請が
以前の仕事の完全な繰り返しに関するものなのかを決め
るために解析される。同一のものが見いだされる(たと
えば同じ部品または参照番号が突きとめられる)と、以
前の仕事の繰り返しが決定され、仕事に関する格納され
ている設計と製造情報がデータベース30からステーシ
ョン・モジュールに転送され、ステップS.59に一般
的に示しているように、オペレータが見られるように表
示される。ステーション・モジュールは一つまたは一つ
以上のメニュー表示画面または登録簿をもち、オペレー
タがデータベース30から検索された色々な情報を選択
し、表示できるようになっている。オペレータは表示さ
れた情報をレビューし、ステップS.61における3−
D曲げシミュレーションのような、色々なシミュレーシ
ョンを走らせて、その仕事の曲げ手順の色々な段階を観
察し、部品の幾何学を理解することができる。オペレー
タははまた、必要工具や仕事情報に記録されている他の
特別な命令やメッセージのような他の情報をレビューす
ることもできる。仕事情報の確認が終わると、オペレー
タは曲げ、または他の必要な機械類を構成し、機械を操
作して指定された薄板金属部品を製作することができ
る。データベース30から検索された仕事情報は、たと
えば曲げステーション18の機械類を制御する曲げコー
ドを含む最終曲げ計画データを含む。機械類の構成と実
際の操作は、このようにして図5のステップS.63に
一般的に示してあるように、オペレータによって遂行さ
れる。もし同一または類似の仕事情報が捜し出されず、
情報が新しい仕事(つまりサーバー・モジュール32に
は予備的な仕事情報のみ入力され、完全な仕事情報が作
成されていない)に関するものであることが決定した場
合、部分的な部品情報と曲げモデルデータはデータベー
ス30から引き出されてステーション・モジュールに送
られ、ステップS.77でオペレータによって観察され
る。要請した情報は新しい仕事に関するものなので、オ
ペレータは必要な工具と曲げ手順を含む曲げ計画を作成
し、入力する必要がある。下記により詳しくのべるよう
に、曲げオペレータによる曲げ計画の作成を容易にする
ため、ステーション・モジュールにグラフイカル・ユー
ザー.インターフエース(GUI)や他の機能を備える
ことができる。GUIは、たとえば工具の選択、部品と
工具間の潜在的な不一致の自動点検、及び提案された曲
げ手順の各中間段階のシミュレーションを表示すること
によってオペレータが曲げ計画を作成するのを支援する
ために設けることができる。サーバー・モジュールで曲
げ計画を作成し、入力したオペレータは、ステップS.
80で曲げコード(曲げ機械で曲げ手順を実行するため
のCNCまたはNCコード)を生成するために曲げ手順
をプログラムする。曲げコードは直接サーバー・モジュ
ールで入力するか、曲げ機械類のCNまたはCNC制御
装置とインターフエースしてサーバー・モジュールに取
り入れることができる。しかる後、オペレータはステッ
プS.81で、曲げ作業ステーションにおいて曲げ計画
を整え、テストすることができる。曲げ計画に必要なす
べてのテストと必要な修正が完了すると、ステップS.
83で最終的な曲げデータをデータベース30に入力
し、格納する。最終的な曲げデータは、曲げプログラム
とともに、曲げ手順と工具構成情報を含む。この情報
は、たとえば曲げステーション18のステーション・モ
ジュールからデータベース30に送られ、新しい仕事に
関する他の設計製造情報とともに格納される。図5のス
テップS.57で、情報が以前の仕事の類似部品または
同じ部品に関係しているが、たとえば異なる参照あるい
は仕事番号またはバッチ量等をもつことが決定されれ
ば、論理の流れはステップS.65に進む。ステップ
S.65では、以前の仕事情報がデータベース30から
検索され、曲げステーション18で表示される。曲げオ
ペレータまたはユーザーはデータを見て、類似部品に必
要なデータの変更が何かを決める。この場合もステーシ
ョン・モジュールは一連のメニュー表示画面または登録
簿を備えて、オペレータが表示する情報と情報をどのよ
うに表示または修正するかの選択ができるようにされて
いる。たとえば、ステップS.69では、オペレータの
類似部品の曲げ計画の作成を容易にするため、検索され
た情報にもとづいた3−D曲げシミュレーションを備え
ることができる。以前の仕事情報をレビューした後、オ
ペレータはステップS.70で、曲げプログラムととも
に、工具と曲げ情報を修正する。部品の寸法、参照番号
やバッチ量のような他の仕事情報もステップS.70で
修正し、編集することができる。これが終わると、ステ
ップS.71で実際の工具構成とテストが、オペレータ
によって作業場において、修正された曲げ計画をテスト
するために行われる。テストと曲げ計画をさらに修正す
ることが完了すれば、オペレータはステップS.73で
最終的な曲げデータを入力し、それに新しい参照番号ま
たは仕事番号をつけてデータベース30に格納する。上
記のように、以前の仕事情報もデータベース30に、他
の格納された仕事フアイルとともに保持できる。さら
に、色々なデータベース管理機能を、データベースに格
納されているフアイルを格納、消去、再命名等するため
に備えることができる。次に図6−10を参照しなが
ら、本発明の教えるところに従って実行できる類似部品
探索機能の例を詳しく述べる。本発明の見地に沿って、
特徴ベース形態類似性探索アルゴリズムを利用する類似
部品探索手続きをデータベース30から以前の仕事情報
を探索し、検索するのに備えることができる。類似部品
探索は製作される部品に関する設計特徴及び/または製
造情報にもとづいた同一及び/または類似部品の探索を
含むことがある。また類似部品探索は、たとえばサーバ
ー・モジュール32及び/または工場38内の色々なス
テーション・モジュールにあるソフトウエアまたはプロ
グラム化論理の使用によっても実施できる。類似部品探
索はサーバー・モジュール32または薄板金属曲げ工場
38内の場所10,12,14...20のいずれかで
実行できる。C++またはマイクロソフト社のビジュア
ルC++プログラム言語のような、高レベルのプログラ
ム言語とオブジェクト指向プログラム技法が類似部品探
索の色々な処理や操作を実施するのに利用することがで
きる。図6と7は利用できる類似部品探索アルゴリズム
または処理の論理の流れを示す。図6に示すように、重
要な部品モデルデータフアイルはステップS.100で
アクセスできる。部品モデルには、たとえば設計事務所
10に置かれたCADシステムで作成された曲げモデル
データ及び/またはサーバー・モジュール32で作成さ
れ、入力されたデータが含まれる。部品モデルには、た
とえば部品の色々な表面または面及び曲げ線の向き、幾
何学的関係及び相対位置を表す部品形態データが含まれ
る。部品モデルデータが検索され、または曲げモデルデ
ータが手動で入力された後、ステップS.102で、当
該部品の曲げモデル及び/または部品形態データにもと
づいた特徴抽出データを自動的に導出するための特徴抽
出操作を行うことができる。本発明の見地に沿って、特
徴抽出データは、薄板金属部品の色々な特徴を解析する
ことによって導出できる。たとえば、部品の色々な面の
解析によって、隣り合わせの面が開放または接触コーナ
ーをもつかどうかを決めることができる。平行曲げ、直
列曲げ、共線曲げまた対向曲げのような他の特徴も、各
部品の明確かつ独特な特徴を決定し、抽出するために解
析することができる。表1は類似部品探索を行うときに
解析される色々な曲げと面の特徴を示す。特徴抽出操作
に含めなければならない抽出特徴は、正の曲げ、負の曲
げ特徴とともに接触コーナー、開放コーナー特徴であ
る。さらに特徴抽出操作は、少なくとも平行曲げ、直列
曲げ、共線曲げ、異相共線曲げ及び厚さオフセット曲げ
の特徴解析を含まなければならない。ステップS.10
2で行った特徴抽出操作は、各特徴の曲げモデルデータ
と形態の解析、形態の修正、今後の解析のための形態に
もとづく特徴ベース行列の作成からなる一連の操作を含
むこともある。図示のため、図8(a)−9(d)に接
触コーナーをもつ4折り曲げ箱部品と開放コーナーをも
つ4折り曲げ箱部品に対する特徴抽出操作を示す。
【表1】 ★図示のため、図8(a)−9(d)には隣接面のコー
ナー関係にもとづく特徴抽出を示されている。図8
(a)に示す五つの面(1−5)をもつ閉じた4折り曲
げ箱や、図8(b)に示す五つの面(1−5)をつ開い
た4折り曲げ箱については、いずれの部品も図8(c)
に示す同じ簡単な面形態を表すのに用いることができ
る。この形態は部品または曲げモデルデータとともに格
納し、提供することができる。しかしながら、図8
(c)の単純な面形態は、部品の面(1−5)の間の関
係の基本的な情報しか与えず、隣接する面間のコーナー
の関係や曲げの種類のような、部品の色々な特徴の情報
は与えない。従って、特徴抽出操作時に、部品または曲
げモデルデータとともに格納されている関連面形態をを
解析することにより、基本的な面形態が部品の色々な特
徴についての付加的な情報を含むように修正することが
できる。たとえば、図8(a)の閉じた4折り曲げ箱の
部品または曲げモデルデータを調べることにより、隣接
面間のコーナーが解析でき、図9(a)に示されている
修正された面形態が作成でき、これによって各面間の接
触コーナー状況を示すことができる。同様に、図9
(a)に示されている開いた4折り曲げ箱の部品または
曲げモデルデータを調べることにより、図9(b)に示
す修正された面形態を作成し、それによって部品の色々
な隣接する面の間の開放コーナー関係を示すことができ
る。図9(a)と9(b)に示すように、面形態に面の
コーナーの関係(たとえば接触または開放)を示す特別
の連結線を加えることができる。他のデータも他のの特
徴(たとえば存在する曲げの形式)を示すため、及び特
徴ベース面形態を作成するために加えることができる。
特徴ベース情報が含められるように形態を修正した後、
抽出情報をより簡単に解析し、比較するために行列を作
成することができる。たとえば、図9(a)の特徴ベー
ス面幾何学にもとづいて、図9(c)に示す行列を作成
し、これによって図8(a)の閉じた4折り曲げ箱の色
々な特徴を示すことができる。同様、開いた4折り曲げ
箱に対しては、たとえば図9(b)に示す特徴ベース面
形態にもとづいて、図9(d)に示す行列を作成でき
る。他の特徴抽出データ、たとえば部品の曲げ特徴(た
とえば90゜正の曲げ角度または90゜負の曲げ角度
等)も行列の中に示すことができる。上記のように、ス
テップS.102の特徴抽出操作は、曲げモデルデータ
と形態を解析することによって、部品に色々な特徴が存
在するかどうかを決めるために実施できる。本発明の見
地に沿って、特徴抽出操作は部品に提供されている曲げ
モデルと形態データについて行うことができる。このデ
ータは、面のデータ、曲げ線データ(たとえば曲げ線長
さと部位等)、面−曲げ線関係データ、曲げ角度データ
及び特別の特徴データ(たとえばZ−曲げや縁取り等)
を含む、薄板金属部品に関するすべての重要な幾何学と
部位のデータ(たとえば2−D空間(X,Y)及び/ま
たは3−D空間(X.Y.Z)における)を含む。線、
曲げ線や他の構成要素はエンドポイントや/またはベク
トルで定義することができる。たとえば各2D線は一組
の2Dエンドポイント(たとえばX1,Y1とX2,Y
2)、各3D線は一組の3Dエンドポイント(たとえば
X1,Y1,Z1,とX2,Y2,Z2)で指定するこ
とができる。曲げ線は2Dまたは3D空間における場所
とともに曲げ線の方向を示すベクトルで表すことができ
る。さらに、2Dの弧は2D空間データ(たとえば中心
X、中心Y、半径、開始角度、終了角度)、3Dの弧は
3D空間データ(たとえば中心X、中心Y、中心Z、ビ
ユー行列、半径、角度開始、角度終了)で指定すること
ができる。部品形態データも、部品の色々な面や曲げ線
の場所やこれらの間の幾何学的関係を示すために提供す
ることができる。各面は線と/または弧の収集または連
結データリストで定義することができる。部品の特徴を
抽出するため、曲げモデルと形態データの特徴抽出操作
を行い、解析することによって、ある特徴が部品に存在
するかどうかを定めることができる。このプロセスは、
抽出する各特徴間の色々な特色や関係にもとづく、曲げ
モデルと形態データの解析を含むこともできる。各特徴
の特色と関係を知るための曲げモデルと形態データの解
析によって、ある特徴(たとえば面間の接触コーナー、
開放コーナー特性、または平行または直列曲げ特性)の
存在が検出できる。異なるプロセスを、各特徴の特定の
特性と関係を特徴抽出操作で検出するために備えること
もできる。解析される各特徴間の特性と関係の類似性に
もとづいて、部品に一つ以上の特徴が存在するかどうか
をチェックするために幾つかのプロセスを組み合わせる
か作成することもできる。限定されない例として、ステ
ップS.102における特徴抽出操作の際に、コーナー
の特徴、たとえば同じ曲げ方向をもつ二つ面の接触コー
ナー特徴(表1のTouchCnr特徴)、を抽出し、
検出するために行うことができるプロセスについて述べ
る。下記のプロセスは、他の特徴の検出、たとえば逆曲
げ方向をもつ二つの面の接触コーナー特徴(表1のto
uchCnr特徴)または同じまたは逆曲げ方向を持つ
二つの面の開放コーナー特徴(表1のOpenCnrと
openCnr特徴)に用いることもできる。プロセス
を修正することによって、他の特徴も検出できる(たと
えば平行曲げ、直列曲げ等)。さらに、面の可能な各組
み合わせに関するデータを、抽出される各特徴の特性と
関係を知るために解析することができる。たとえば、接
触コーナーの特徴をもつTouchCnrの場合、検出
する特徴または関係は:共通の面を持つ二つの面;同じ
曲げ線方向;同じ頂点を(または頂点間の距離が事前に
定めた範囲内にある頂点)をもつ曲げ線を含む。接触コ
ーナーの特徴をもつtouchCnrの場合、同様の特
性または関係を検出しなければならない;ただ同じ方向
の曲げ線をもつ面ではなく、面は逆方向の曲げ線をもっ
ていなければならない(たとえば表1をみよ)。開放コ
ーナー特徴OpenCnrとopenCnrも同様に検
出できるが、各特徴に接触コーナー関係の代わりに、面
間に開放コーナーが存在する(たとえば面の曲げ線が事
前設定の範囲の距離より大きく隔たっている)ことと、
同じまたは逆の曲げ線方向(たとえば表1と表中のOp
enCnrとopenCnrの定義をみよ)をもつ曲げ
線を検出し、解析しなければならない。接触コーナー特
徴(たとえば表1のTouchCnr特徴)を検出する
ためには、先ずある二つの面を解析し、二つの面がが共
通の面に接続しているかを決定する。これは各面の曲げ
線データと各曲げ線の曲げ線−面関係データを探索し
て、共通面が存在するかどうかを決定することによって
検出できる。もし二つの面が共通の面に接続していれ
ば、各面の曲げ線方向を解析して同じ曲げ線方向(また
は、たとえばtouchCnr特徴を検出する場合は逆
の曲げ線方向)をもつかを見る。これは、たとえば各面
の曲げ線方向を示すベクトルデータを解析する事によっ
て決められる。二つの面が共通の面をもち、曲げモデル
と形態データにもとづいて同じ曲げ線方向をもつことが
決定されると、データを検査することによって曲げ線が
平行かどうかが検出できる。色々な方法を用いて、曲げ
モデルと形態データにもとづいて曲げ線が平行かどうか
を検出することができる。たとえば、平行曲げ線の検出
は、曲げ線方向を定めるベクトルの外積をとることによ
って決められる。もしベクトルの外積がゼロ(または近
似的にゼロ)であれば、曲げ線は平行であると決定され
る。もしベクトルの外積がゼロでなければ(または近似
的にゼロでない)、二つの面の曲げ線は平行でない。二
つの面が共通の面をもち、曲げ線方向が同じで曲げ線は
平行ではないことが決まれば、面の間のコーナーの関係
(たとえば接触か開放か)を決めるために、曲げモデル
データを解析することができる。二つの面のコーナー関
係は、曲げモデルデータから、面の曲げ線が共通の頂点
をもつかどうかを検出することによって決められる。曲
げ線が共通の頂点をもっていれば、二つの面は同じ曲げ
線方向の接触コーナー関係(表1のTouchCnr特
徴)をもつ。曲げ線は共通の頂点をもっているが、二つ
の面の曲げ線方向が異なることが決まれば、二つの面は
逆方向の接触コーナー関係(たとえば表1のtouch
Cnr特徴)をもつと決められる。二つの面が共通の頂
点をもっていない場合でも、頂点間の距離が予め定めら
れた範囲内であれば、二つの面は接触コーナー関係をも
つと決定できる。しばしば部品の隣接する面の間に、た
とえば打ち抜き工具を通すためのすき間として最小限の
スペースが設けられることがある。このスペースは、通
常フランジの高さのところでの工具の幅で決められる。
例をあげれば、二つの面の曲げ線の頂点間の距離が0−
5mm以内であれば、接触コーナー特徴の存在が決定で
きる。もし二つの面のコーナー間のスペースが、事前に
定められた範囲より大きければ、開放コーナー特徴の存
在が決定できる(たとえば表1のOpenCnrまたは
openCnr特徴)。上記のプロセスは部品の面のあ
らゆる組み合わせについて、各面のコーナー特徴を決め
るために実施することができる。部品の面や曲げ線に関
連する他の特徴も、同じように部品幾何学と形態データ
の解析によって行うことができる。ステップS.102
における特徴抽出操作を実行するための典型的なコード
を付録Aに示す。このコードはC++プログラム言語で
書かれており、表1に記してあるような特徴を抽出検出
するための色々なプロセスを含む。付録Aのコードに
は、使用されている論理やアルゴリズムの解析を容易に
するためのコメントがついている。またこのコード例で
は、色々な特徴の理解を助けるために、表1と同じ特徴
の用語が使われている。部品の色々な特徴が検出される
と、部品の基本的な形態を修正して抽出された特徴を含
めることができる。特徴ベース形態を提供することは有
用かもしれないが、このような形態をお互いに比較する
ことは容易でない。その代わりに、本応用の発明者達は
行列の形で提供された特徴抽出情報を比較する方が、よ
り有効で容易であることを発見した。従って、本発明の
一つの特徴として、特徴抽出操作の際に、検出された特
徴にもとづいた特徴ベース部品行列(図9(c)と9
(d)に示す代表的な行列のような)が作成される。作
成された部品の特徴ベース行列は、他の定義済みの、格
納された行列と比較することによって、どのような基本
的な形や特徴が部品に含まれているかを決定する。特徴
ベース行列は、部品の色々な特徴を検出し、抽出した後
に、部品毎に作成し、格納される。図9(c)と9
(d)に示すように、行列は対称的な2次元行列で部品
の面の数に等しい次数をもつ。行列は部品のすべての検
出された特徴情報を含み、各面の間の色々な特徴が行列
の各場所に用意されている。特徴ベース行列は、一時的
にサーバーまたはステーションモジュールの記憶装置に
格納し、類似部品探索を実行するときにのみ使用し、定
義済みの行列と比較することができる。あるいは、特徴
ベース部品行列を永久的に他の仕事情報とともにデータ
ベース30に格納し、工場内のどの場所でもアクセスで
きるようにすることができる。図6に戻ると、特徴抽出
操作を行った後、引き出した特徴抽出データ行列を、特
徴形態ライブラリに備えられている定義済みの特徴抽出
データ行列と比較することができる。特徴形態ライブラ
リは、別のデータフアイルとして、データベース30の
ようなデータベース、またはサーバー・モジュールかス
テーション・モジュールに格納しておくことができる。
特徴ライブラリは、基本的または基礎的な部品の形状
(たとえば4折り曲げ箱、橋梁等)に対応する、または
定義する特徴抽出データを含む定義済みの行列よりな
る。各定義済み特徴ベース行列は、特徴ベース部品行列
とともに、ASCIIまたはテキストフアイルとして格
納できる。ステップS.104のおける比較は、ステッ
プS.106に図示されているように、薄板金属部品に
存在する基本的または基礎的な形状/特徴を決めるため
に行われる。格納されルックアップテーブルを、どの基
礎的な形状が各定義済み特徴行列に対応するかを示すた
めにを備えておくことができる。一致するものが見いだ
されると、ステップS.106でどの基礎的形状が存在
するかを決めるために、ルックアップテーブルをアクセ
スできる。事前定義ライブラリにある一致した行列は、
特徴ベース部品行列と同じ次数であるか(この場合は部
品はただ一つの基礎的形状を含み、精確に対応すること
が決定される)、または部品行列のサブ行列かもしれな
い(この場合は部品は一つ以上の基礎的形状を含むかも
しれない)。特徴ベース部品行列を事前定義ライブラリ
にある行列と比較するために再帰プログラミング技法を
利用することができる。含まれている情報を比較すると
き、行列の指標を入れ替えることによって、データ割り
当ての使用が避けられ、必要なプロセス時間が短縮され
る。再帰プログラミング技法と指標の入れ替えはまた、
異なる次数と異なる基底フエースをもつ行列の比較を容
易にする。本発明の見地に沿って、ステップS.104
で実施される比較操作は、一連の比較よりなり、最初に
より複雑な形状(たとえば多数の曲げ、またはタブのよ
うな複雑な成形を含む形状)に関する行列の比較から開
始し、より複雑でない形状(たとえば、より少ない曲
げ、またはより複雑でない曲げ、より少ない数の面をも
つ形状)へと進む。この一連の比較は部品に、定義済み
の数の基本的形状が見いだされるまで行われる。たとえ
ば、比較操作はある特定の部品の三つの最も複雑な特徴
または形状を抽出するために行うことができる。さら
に、この操作を最初に、薄板金属部品によく、または度
々みられる形状に関する行列のグループに対する一連の
比較から始め、次により一般的でない形状に進むことも
できる。部品を事前定義ライブラリと比較するために、
色々な方法を有用な結果をうるために行うことができ
る。たとえば、一連の比較操作を先ず、多数の直角曲げ
を持つ長方形や正方形形状や直角曲げをもつ単純な部品
のような、直角曲げをもつ基本形状を含む行列の直角グ
ループに適用することができる。この行列のグループ
は、グループの中のより複雑な行列(たとえば、タブを
もつ四つ折り曲げ箱に対応する行列)からグループの中
のより単純な行列(たとえば、単純ハット部品に関する
行列)へと進める一連の比較にもとづいて探索すること
ができる。それから一連の比較を多角形部品グループの
行列に、さらに特別特徴グループの行列へ適用すること
ができる。多角形部品グループは五つ以上の側面と、少
なくとも90度以上の曲げを一つもつ部品を定める行列
を含みうる。特別特徴グループの行列は、Z−曲げまた
は縁取り曲げのような、特別な特徴または成形をもつ部
品に関係する事前定義ライブラリ内の行列を含みうる。
ここでもまた、部品の特徴ベース行列と各グループの定
義済み行列との間の一連の比較は、複雑性の度合いの減
少に従って行われる。この後に、部品の一つの面に、二
つまたは二つ以上の特徴をもつ多重特徴グループのよう
な、他のグループの定義済み行列を比較することができ
る。複雑性の度合いに従って部品を事前定義ライブラリ
の行列と比較し、実現と使用頻度にもとづく行列のグル
ープの一連の比較をすることによって、部品にある基本
的な形状の決定するためのライブラリとのより効果的で
有効な比較ができる。さらに、検出特徴の重複が防が
れ、より複雑な形状のみが識別される。ステップS,1
08では、部品にある基本的な特徴または形状間の関係
を決めるために特徴関係操作を行う。特徴または形状間
の関係は距離によって定められる。二つの形状間の距離
は、各々形状の基底面の間の曲げ線または面の数にもと
づいて決めることができる。これに対し、特徴間の関係
は、部品と各特徴の基底面の相対位置と間隔を幾何学的
に解析することにより、特徴間の物理的な距離または実
際の寸法によって定めることができる。図示のため、ス
テップS.106で決定した部品の三つの最も複雑な特
徴または形状は、図10(a)に示す4折り曲げ箱、ブ
リッジと、もう一つの4折り曲げ箱であるとしよう。こ
のような部品については、特徴関係操作を、たとえば各
基本的特徴の基底表面または面の間の曲げ線の数を決め
るために行うことができる。図10(b)で示すよう
に、第一の4折り曲げ箱の基底(1)とブリッジの基底
(2)の間の特徴関係は、二つの曲げ線間の間隔であ
る。さらに、第一の4折り曲げ箱の基底(1)と第二の
4折り曲げ箱の基底(3)の間の関係は、四つの曲げ線
の間隔であり、ブリッジの基底(2)と第二の4折り曲
げ箱の基底(3)の間の関係は、二つの曲げ線の間隔で
ある。いろいろなプロセスによって、部品の基本形状の
基底面間の曲げ線の数を決めることができる。たとえ
ば、特徴ベース部品行列と定義済み形状行列を利用し
て、ステップS.108で特徴関係を決めることができ
る。最初に、部品行列にある各基本形状に対応する基底
面を捜し出す。これは定義済み形状行列の基底面を、部
品行列の面指標と相関することによって行うことができ
る。前に論じたように、比較操作で切り離した定義済み
形状行列は、部品行列のサブ行列かもしれない。部品行
列で各基本形状に対応する基底面を捜し出すには、部品
行列内の形状行列の位置と行列の指標の間の相関を解析
する。各基本形状の基底面は、定義済みで形状行列の第
1列に位置しているので、対応する位置と部品行列内の
基底面を捜しだすことができる。特徴ベース部品行列内
の各基本形状の基底面を決定した後、特徴関係を決める
ために、各形状の基底面間の距離を解析する。この解析
は、如何なる二つの基底面間の距離をも同定する探索プ
ロセスを含んでいる。部品行列内の特徴と曲げ線情報を
見ることによって、どの二つの基底面間の曲げ線の数で
も決定できる、二つの面の間に一つ以上の経路が可能な
場合には、最小距離を用いてスッテプS.108におい
て特徴関係を定義することができる。特徴関係操作を終
えた後の論理の流れはステップS.110に続く。図7
に示すように、ステップS.110では、データベース
の類似部品探索に用いる探索キーを決めるために、デー
タベース探索キーの同定が行われる。探索キーは、部品
に同定された特徴や特徴関係の幾通りもの組み合わせを
含みうる。さらに、探索キーをアセンブルするのに、ど
のような基準の階層も用いることができる。限定されな
い例として、下記の基準に従って探索キーを作成するこ
とができる: (i)部品に同定された一番目と二番目に複雑な特徴ま
たは形状;(ii)最も複雑な二つの特徴間の距離また
は特徴関係;(iii)部品に同定された三番目に複雑
な特徴または形状;及び(iv)部品に同定された一番
目に複雑な特徴と三番目に複雑な特徴間の特徴関係また
は距離、及び二番目に複雑な特徴と三番目に複雑な特徴
間の距離または特徴関係。図10(c)に図10(a)
の例にもとづいて開発された探索キーを示す。データベ
ースの探索を容易にするために、形状ライブラリで定義
された色々な基本形状に割り当てられた定義済みコード
をもつ整数の列で表すことができる。たとえば、4折り
曲げ箱に整数コード”16”が割り当てられ、ブリッジ
に整数コード”32”が割り当てられたとしよう。この
場合、図10(c)の例の探索キーは、整数列”16,
16,4,32,2,2”で表され、このなかで”4”
と”2”は基本形状または特徴間の色々な距離を表す。
しかしながら、探索キーの表示は、整数列に限定される
ものではなく、どのような組み合わせの整数及び/また
は文字列を探索キーの表示に用いることができる。各部
品の探索キーは、仕事情報とともに(別のフアイルまた
は同じフアイルに)、データベース、たとえばデータベ
ース30に格納できる。特徴抽出データの代表的な探索
キーは、手動で入力するか、上記のように自動的に作成
できる。特徴ベース部品行列のような付加的特徴抽出デ
ータは、探索キーを用いて格納できる。探索キーが別の
フアイルに格納してあるときには、各探索キーのセット
と関連する部品情報を捜し出すための参照用テーブルを
用意できる。あるいは、探索キーは部品情報を同定する
(たとえば部品または参照番号によって)データフイー
ルドとともに格納しておくことができる。ステップS.
112では、同定された探索キーにもとづくデータベー
スの協調探索が行われる。協調探索は、協調データベー
ス探索技法を用いる探索である。協調探索技法は、同一
の探索キーをもつ部品ばかりでなく、類似の探索キーを
持つ部品を捜し出す。これによってデータベースにあ
る、類似と同一部品を同定することができる。特定の部
品についての探索を行うと、その部品のものと同定され
た探索キーを、データベースにある他の探索キーデータ
と比較することができる。ステップS.112で行われ
る協調探索を、データベースにある項目で探索キーによ
って同定された特定の部品と、正確に一致するか、最も
類似している項目を同定するのに、探索キーの順序を緩
めるか修正することによって適合できるようにすること
ができる。色々なプロセスと方法を、協調探索において
探索キーを適合させるのに用いることができる。たとえ
ば、最初にデータベースの探索を、探索する部品のもの
と同定されたものと正確に一致する探索キーの順序をも
つ部品を同定するために行うとする。これは同定された
探索キーをデータベースに格納されている探索キーと比
較することによって行われる。同じ探索キーをもつ部品
(もしあれば)を同定した後、引き続き他の類似部品を
捜しだすために、異なる修正された探索キー順序に基づ
くデータベースの探索を行うことができる。最初探索キ
ーにある、あまりクリテイカまたは敏感でない項目また
は基準(特徴関係または距離のような)は、よりクリテ
イカルまたは敏感な探索項目(部品にある基本的な特徴
または形状のような)を修正する前に修正し、探索する
ことができる。さらに、これらの各項目は、項目の重要
度に従って修正し、部品にある一番目と二番目に複雑な
特徴または形状に関連する項目に、より高い重みまたは
重要度を当てることができる。たとえば、ひき続き最初
に行う探索は、三番目に複雑な特徴と一番目、二番目に
複雑な特徴間の定義された距離を修正した後に行うこと
ができる。この距離は、定義済み曲げ線数(たとえば1
−3)または現在の距離に基づいた距離の定義済み範囲
を定義することによって修正できる。しかる後、一番目
と二番目に複雑な特徴または形状間の距離を変更して、
データベース探索用の修正された探索キーの組をもう一
つ備えることができる。部品の特徴関係または距離の探
索キーを修正した後、同定された形状を、協調探索にお
ける付加的な修正探索キーを導くために変えることがで
きる。たとえば、三番目に複雑な特徴または形状に関す
る探索キー項目を、現在扱っているものの特徴または形
状によって、関連するがより複雑でない形状に変えるこ
とができる(たとえばタブのある4折り曲げ箱を単純な
4折り曲げ箱に)。さらに、一番目と二番目に複雑な特
徴の探索キーを同じように変えることによって、さらに
協調探索のための修正探索キーを加えることができる。
探索キーに関係する距離と特徴/形状の協調探索中の修
正は、いろいろな方法と技法によって実行できる。上記
のように、どのくらい距離を変えるかは、距離の現在値
に依存する。距離の大きさ(たとえば4曲げ線)を、探
索を拡張し、より協調的にするために距離の範囲(たと
えば3−5)に修正することができる。特徴または形状
についても、類似部品を同定するために探索キーを修正
できる。特徴または形状は、特徴タイプの階層構造を通
して修正できる。たとえば、現在扱っている特徴タイプ
(たとえば4折り曲げ箱)を、関連し、同じ特徴タイプ
に属するより複雑でない特徴タイプ(たとえば3折り曲
げ箱)に修正することができる。特徴/形状を修正する
に用いる階層構造は、事前に定義でき、異なる技法、た
とえば型抽象化階層(TAH)、に基づいて作成でき
る。TAHとTAH世代に関する詳しい情報は、たおと
えばチューら、ウエスリー、W(CHUWesley
W.)による”型抽象化階層による協調的問い合わせ応
答”(Cooperative Query Answ
ering via Type Abstractio
n Hierarchy)CSD−900032,19
90年10月、カリフォニア大学ロスアンジェレス(U
niversity of California,L
osAngeles,October 1990)およ
び1995年、コンピュータ科学哲学博士の博士論文、
クオーロン・チアング”協調的問い合わせ応答のための
型抽象化階層の自動生成”(CHIANG,Kuoro
ng,Automatic Generation o
f Type Abstraction Hierar
chies for Cooperative Que
ry Answering)にあり、そこに開示されて
いる情報すべてを参照することによってここに取り入れ
られている。協調探索の間に、他のプロセスやステップ
を実施するこができる。たとえば、部品の特徴に関連し
ていると同定された、探索キーに基づいたデータベース
の探索に加えて、部品の製造情報に関連した探索基準に
基づいて探索することもできる。たとえば、付加的な探
索キーを利用して、一例として各部品に必要な機械構成
を比較することができる。機械構成情報は機械のタイプ
または部品を製作するために必要な機械類、部品を製作
するために用いる工具類や工具構成、および/または機
械類のバックゲージング設定を含む。付加的探索キー
は、機械構成情報と/または他の製造情報に基づいて開
発することができ、本発明の協調探索をする際に、同定
された探索キーとともに用いることができる。その結
果、製作される部品と同一または類似な部品は、部品の
設計と製造特徴両方に基づいた同定することができる。
最も類似した部品を選ぶために、被選択部品探索をステ
ップS.114で実行し、協調探索の結果とのより詳し
い比較と、探索された部品と同じまたは最も類似してい
る部品を定義済み数だけ選ぶ。被選択部品探索は、協調
探索で同定された各部品に対する付加的な情報や特性の
解析を伴いうる。これは部品の寸法や部品にある孔や開
口の形のような、捜し出された部品の色々な特徴の解析
を含む。さらに各部品に要する機械構成のような、捜し
出された各部品の製造情報の比較も含みうる。上記のよ
うに、機械構成情報は、部品の製作に要する機械の種類
または機械類、部品の製作に用いる工具や工具構成、及
び/または機械類のバックゲージング設定を含む。被選
択部品探索を行うために、各部品の曲げモデルや他の仕
事情報を、協調探索で同定された探索キーに基づいてデ
ータベースからアクセスできる。上記のように、各探索
キーの組に対応する仕事参照番号またはコードを提供す
るために、ルックアップ表や付加的データフイルドを設
けることができる。データベースから部品情報を検索し
た後、各部品の付加的情報(たとえば部品寸法、材料の
タイプ、特別な成形、部品の孔または開口等)を、どの
部品が探索された部品に最も類似しているかを決めるた
めに解析できる。このプロセスはオプションで、データ
ベースの部品で部品に最も類似の部品を選び、集約する
付加的な予備選択プロセスの役割を果たす。この部品の
付加的情報または特性を解析し、突き合わせることによ
って、選択部品探索を、定義済みの数または組の最類似
部品を同定または選択するために行うことができる。た
とえば、選択部品探索で、突き合わせ探索キーの数と付
加的部品特性の突き合わせに基づいて、五つの最類似部
品を同定できる。選択部品探索で選択される部品の数は
五つに限らず、工場の必要性とデータベースに実際に格
納されている部品の数に基づいて選ぶことができる。こ
の数は、より有効で役立つ探索結果をうるために選択的
に修正でき、またユーザーに探索の組を変えるために、
この数を修正する機会を与えることもできる。選択部品
探索を行った後、ステップS.116で部品をランクす
る(特徴の類似性や突き合わせ探索キーの数に従って)
ために、類似性指標を計算することができる。類似性指
標はステップS.118で計算され、サーバーまたはス
テーションモジュールの出力として提供され、これによ
ってユーザーはどの仕事フアイルをデータベースから検
索し、画面に映し出すかを選択できる。類似性指標によ
って、選択された部品と探索部品の特徴の類似性の程度
に基づいて、選択部品のランク付け(たとえば各部品の
仕事または参照番号を付してランク1から5)ができ
る。このためには各部品の特徴ベース行列を探索部品の
ものと比較する。特徴ベース行列の比較は、選択部品と
探索部品の間の類似性をよりよく示す。前のべたよう
に、特徴ベース部品行列は各部品の探索キーとともに格
納できる。しかしながら、各以前の仕事の特徴ベース部
品行列を探索キーとともに永久格納することは、不必要
に大きな記憶スペースを占有する(特にデータベースに
多数の部品が格納されている場合)。従って各部品の探
索キー・データのみを格納し、類似部品探索を行うとき
に自動的に各選択部品の特徴ベース行列を生成すること
しかできない。従って、選択部品の曲げモデルと他の仕
事情報を検索した後、前にステップS.102について
のべたように、特徴ベース行列は本発明の特徴ベース抽
出操作を通じて作成する。そのあとで、類似部品探索時
に一時的に格納した探索部品の特徴ベース行列を、作成
した選択部品の特徴ベース行列の各々と比較できる。色
々な方法とプロセスを、部品の特徴ベース行列の比較と
部品間の類似性の決定に利用できる。たとえば、各選択
部品の特徴ベース行列について、行列内の場所を探索部
品のものと比較できる。行列内の各場所は、再帰的プロ
グラム技法に基づいて比較できる。行列内の情報は、各
行列内の基底面に対応する場所を決め、行列の指標を交
換することによって比較できる。選択部品は探索部品の
副特徴に対応するか形状をもつこともあり、行列の指標
が同一でないか、または同じ番号付けがされていないこ
ともあるので、含まれている情報を比較するときに、部
品行列内で比較できる面を捜しだして指標を振り替えな
ければならない。さらに探索部品の中に一つ以上の副特
徴が存在する場合、行列内の情報を比較するとき、同じ
次数の行列を用意するために、一つまたは一つ以上の擬
似面(行列の行と列で情報が無いか空白のもの)を導入
しなければならないことがある。行列の情報を比較する
ときに、各選択部品と探索部品の類似性の程度を決める
ために、異なる順序づけ方式を用いることができる。た
とえば、事前定義罰金レベルまたは量を、行列内の整合
しない各位置に割り当てる罰金ベース順序づけ方式を用
いることができる。行列内のすべての情報を比較した
後、各選択部品の総罰金レベルを用いて類似性の程度を
決めることができる。最も低い罰金レベルをもつ選択部
品が、探索部品に最も類似した部品と決定される。他の
選択部品も、各部品に付せられた総罰金レベルに基づい
て順序づけできる(たとえば罰金レベルが低いほど類似
指標が高い)。本発明のさらなる見地に沿って、各非整
合位置の罰金レベルは、その位置にある情報のタイプに
基づいて割り当てることができる。罰金レベルは整数量
で非整合情報の重大性または重要性に応じて変えること
ができる。たとえば、異なる、関係のない特徴グループ
(たとえば平行曲げ特徴対直列曲げ特徴)に関する非整
合位置に対しては、高い罰金レベルまたは量を割り当て
ることができる。これと対照的なのは、異なるが類似の
特徴グループ(たとえば同じ曲げ線方向をもつ接触コー
ナー特徴対逆の曲げ線方向をもつ接触コーナー特徴)で
ある。罰金レベルまたは量は、非整合位置に存在する情
報のタイプと相違のタイプに従って事前に定義し、類別
できる。ステップS.116における類似性指標操作の
典型的なコードは付録Bに示されている。このコードは
C++言語で書かれており、上記に記述した行列の比較
と非整合位置に対する罰金レベルの割り当てに関する色
々なプロセスと操作を含んでいる。上に付記したよう
に、比較された各選択部品の結果としてえられた総罰金
レベルは、類似性指標を導き、表示するのに用いること
ができる。付録Bにあるコード・リステイングには、記
されている典型プログラム・コードの理解を助けるため
のコメントも含まれている。次に図11−25を参照し
ながら、曲げモデルの開発と、色々な2−D、3−D図
面に基づいた部品の2−D、3−Dモデルの開発を、本
発明の見地に沿って、より詳しく記述する。前に論じた
ように、各薄板金属部品に関する曲げモデルデータは、
部品の2−D、3−D表現両方に関連するデータを含ん
でいる。顧客の注文に基づいて提供または作成された原
図のタイプに基づいて、色々な折りたたみと展開アルゴ
リズムや他のプロセスを、2−D及び3−Dモデルの開
発に利用できる。特に図11−18は、部品の元の2−
D、一方向図面に基づいて、3−Dモデルを作成するに
利用できる、折りたたみアルゴリズムの論理の流れの例
を示す。図19は、3−D原図(厚さぬき)に基づいて
2−Dモデルを作成するのに用いられる展開アルゴリズ
ムや他のプロセスのの基本的な論理の流れの例を示す。
最後に図20−24と図25は、2−D 三方向図面と
厚さありの3−D図面から、厚さぬきの3−Dモデルを
作成するのに実施できる色々なプロセスや操作の論理の
流れの例を示す。これらのプロセスや操作でえられた3
−Dモデル(厚さぬき)は、文中に明示されているよう
に、展開アルゴリズムまたはプロセスに基づいて2−D
モデルを作成するのに利用できる。図11は2−D一方
向図面から折りたたみアルゴリズムを用いて3−Dモデ
ルを作成するプロセスと操作の論理の流れを示す。図1
1の流れ図で行われる機能や操作は、たとえばサーバー
・モジュール32にあるソフトウエアまたはプログラム
論理によって実施できる。ステップS.120では、顧
客の仕様に基づいて提供された、あるいは新たに作成さ
れた2−D、一方向平面図が、サーバーモジュール32
に入力または取り入れられる。2−D平面図はCADソ
フトウエアを用いて作成し、サーバー・モジュール32
に入力するか、適当なCAD、またはベルム、またはキ
ャドキーのようなCAD/CAMシステムとインターフ
エイスすることによってサーバー・モジュールに取り入
れることができる。2−D図面は、たとえばDXFまた
はIGESフアイルとして格納し、曲げられる打ち抜き
及び/または切断材料を図示することができる。2−D
図面はまた、薄板金属部品の表面や面の曲げ線の位置
や、孔または開口を示すことができる。2−D図面を後
で処理するための準備として、ステップS.124にお
ける次の面検出プロセスとステップS.126における
曲げ線検出作業を行う前に、ステップS.122でサー
バー・モジュール32によって自動クリーニングやクリ
ーンアップ機能を実施することもできる。本発明の自動
トリミングとクリーンアップ機能は、2−D平面図を、
処理に対して準備するために備えられている。2−D平
面図は、薄板金属部品の展開状態の2−D表示で、線や
弧のような部品の幾何学を構成し表現する、線及び曲線
の如き部品要素を含むとともに、部品に存在する開口ま
たは孔の位置を示す。通常このような2−D平面図の構
成要素は、CADまたはCAD/CAMシステムを使用
して入力し、作成する。しかし、2−D平面図を作成す
るとき、このような要素はしばしば誤って連結または重
ね合わされ、一つの要素が一つ以上の面の境界を示すの
に用いられることがある。さらに、部品の境界を決めて
いる外側線が、境界の隣接するコーナーで分断されてい
て、部品と各面の外側の寸法の検出を難しくしている。
さらに、2−D平面図は、寸法情報やテキストのような
本質的でない情報を含みうる。このような異常は、元の
2−D図面を正確に解析し、部品の面や曲げ線を同じよ
うに検出するのを難しくする。本発明の自動トリミング
とクリーンアップ操作を備えることによって、各面は連
結された要素の一義的なセットで表現できる。その結
果、2−D平面図は、引き続き行われる処理と最終的に
行われる3−Dモデル表現作成のための折りたたみのた
めに、より簡単かつ効率よく解析できる。図12に示す
ように、元の2−D図面では面間のトリミングがされて
おらず、図中の一つの線要素が一つ以上の面の外側境界
または複数の境界を定めていることがある。上記で論じ
たように、このような配列は各々の面の検出を困難にす
る。本発明の自動トリミング機能は、連結情報を決定
し、上記のような要素を交点で断ち切るために、各部品
要素(線、弧や曲げ線のような)の終点と交点を解析す
るのに備えられている。このようなトリミング機能は、
断ち切られた各要素の終点を決められた交点に設定する
機能ももつ。たとえば、図12に図示されている交点を
トリミングすることによって、各々が交点に終点を共有
する三つの要素(二つの線と一つの曲げ線)がえられ
る。このようなトリミング機能を備えることによって、
要素解析と連結に基づいて部品の面をより容易に検出す
ることができる。実施できる面検出操作のさらに詳しい
記述は、下記に図15(a)−16(c)を参照しなが
ら記述する。色々なプロセスや操作を用いて2−D図面
の要素の交点を検出することができる。このようなプロ
セスは、2−D図面のフアイルのデータのフオーマット
と配列に基づいて作成できる。通例2−D平面図は幾何
学データ(色々な部品要素を定義する)と非幾何学デー
タ(たとえばテキスト等)を含む。幾何学データは、デ
ータの各行または順番にあるキーワードによって非幾何
学データと区別できる。このようなキーワードは、2−
D図面のデータ書式に従って設定される。2−D、3−
D図面によく用いられる書式としてDXFとTGES書
式がある。各要素の幾何学データを解析することによっ
て、要素の終点や交点が検出でき、適当であればトリミ
ングができる。上記で論じたように、線、曲げ線や他の
要素は終点及び/またはベクトルで定義できる。たとえ
ば2−D平面図では、各2−D線は2−D終点の組(た
とえばX1,Y1とX2,Y2)で特定することがで
き、曲げ線は曲げ線の2−D空間位置とともに方向を示
すベクトルで表すことができる。さらに2−D弧は2−
D空間データ(たとえば中心X、中心Y、半径、開始角
度、終了角度)で特定することができる。幾何学データ
はまた、色々なタイプの線要素(たとえば弧、実線、破
線、鎖線等)を区別する属性をもつ。通常弧要素は薄板
金属部品の孔や開口を、実線は部品の境界や形状を示す
のに用いられる。曲げ線は普通破線で示され、部品の中
心線は鎖線で示される。元の2−D図面の幾何学データ
の解析から、各要素の交点を決めることができる。デー
タ割り当てやデータ反復のような、色々なデータ解析手
法を2−D図面の各要素の幾何学データの解析に用いる
ことができる。各要素の終点及び/または他の2−D空
間データに基づいて、線や他の要素が交差するかどうか
を決める簡単な幾何学解析をすることができる。二つの
要素が交差することが決まれば、各要素を決定された交
点で断ち切り、残った要素の終点には交点で定められた
共有点を割り当てることができる。トリミングの方法
は、交差することが検出された要素のタイプに基づいて
行われる。たとえば二つの実線が交差することが検出さ
れると、図13(a)に示すように、各線要素を断ち切
ることによって、定められた交点で接する四つの線要素
がえられる。また線要素と弧要素が、図13(b)に示
すように交差することが決まると、各要素を断ち切るこ
とによって共通の終点をもつ二つの線要素と二つの弧要
素をうることができる。しかしながら、要素の交差が検
出されても、トリミングを必要としないこともある。た
とえば、如何なる要素でも中心線(たとえば破線要素)
と交差することが決定した場合、どの部品の中心線も部
品の面または曲げ線を定めたり区別したりすることはな
いので、トリミングの必要はない。また、連結しない要
素でも、開いている交点または面積が、定義済みの許容
度内であれば切断できる。たとえば、潜在的に交差する
線の終点が、実際に他の要素と交差するときの交点と、
事前に定義した許容度または距離ε(たとえば0.0−
0.01mmまたは0.0−0.001インチ)以内で
あれば、要素は投影された点で連結交差しているものと
扱ってよい;そしてたとえば図13(c)に示すよう
に、要素を断ち切ることができる。自動トリミングをし
た後、えられたデータを非連結要素を検出し、修正する
ためのクリーンアップ機能で処理することができる。し
かしながら、本発明はこのような処理のみに限られてい
ない;処理時間を短縮するために、クリーンアップ機能
を各要素が解析されている間に、自動トリミング機能と
同時に行うことができる。クリーンアップの間に、2−
D図面の幾何学データが、隣接する要素間の開いた交点
または面積を検出するために解析される。自動トリミン
グ機能と同様に、要素間の開いた交点の面積を検出する
ために、各要素の終点や他の2−D空間データも解析で
きる。このようなデータに簡単な幾何学的解析を加える
ことによって、要素の終点が互いに事前に定義した許容
度または距離(0.0−0.01mmまたは0.0−
0.001インチ)内にあるかどうかが決定できる。要
素の終点がこのような開いた交点をもつことが決定され
ると、要素を連結し、図14に示すように共通の終点を
割り当てることができる。ここでもまた、クリーンアッ
プ機能をどように行うかは、開いた交点をもつことが検
出された要素のタイプによる。二つの実線が開いた交点
をもつことが検出された場合、各終点に共通の終点を割
り当てることができる(たとえば図14を見よ)。しか
しある要素が部品の中心線(たとえば鎖線要素)と開い
た交点をもつことが決まったときには、要素を連結した
り共通の終点を割り当てたりしては駄目で、中心線は無
視しなければならない。またクリーンアップ機能は、2
−D図面から非幾何学データ(テキスト等)を消去する
ための付加的なプロセスまたは操作を含みうる。前述べ
たように、非幾何学データは、2−D図面データととも
に用意されているキーワードに基づいて幾何学データと
区別できる。クリーンアップ機能にはまた、後で本発明
の2−Dクリーンアップ機能を参照しながらより詳しく
説明するような、他のクリーンアップ機能を組み込むこ
とができる(たとえば図21−23(b)を見よ)。ス
テップS.122で自動トリミングとクリーンアップ機
能を行った後、ステップS.124で処理された2−D
図面について面検出の手続きを行うことができる。本発
明の見地に沿って、面検出手順は要素(線や弧)とルー
プ解析に基づいた、部品の面の検出と定義付けを含む。
図15(a)−16(d)に面検出手続きで行われる色
々なプロセスと操作の例を示す。ループ検出技法を本発
明で部品の面を検出し、決定するのに用いることができ
る。面検出手続きは、たとえばサーバー・モジュール3
2にあるソフトウエアまたはプログラムされた論理によ
って実施できる。本発明の見地に沿って、部品の外側境
界のループ検出解析に引き続く、部品の最小または内側
ループの解析を用いて、面の各々を検出できる。薄板金
属部品のユニークな幾何学のため、面と部品にある開口
は、相対的極大(たとえば外側)と極小(たとえば内
側)ループの順序の解析によって検出することができ
る。下記に論じるように、ループ解析は部品の線と弧要
素の連結性にもとづいて行うことができる。ループ解析
を部品の外側から部品の中心に向かって行うことによ
り、部品の開口や面を、循環順序(たとえば面材料、開
口、面材料、開口等)に従って定義されたループ間の境
界に基づいて検出することができる。図15(a)に示
すような、図示の各面の各種の線要素を含む2−D平面
図が提供されたとしよう。上記のように、ループと要素
解析は部品の外側から始めるように行う。部品の外側境
界にあるどの要素を初期参照点にとってもよい。限定さ
れない例として、図15(b)に示すように、最も左側
の線要素を検出し、初期参照点に用いる。最も左側の線
要素は、2−D図面にある各要素の幾何学データを比較
し、どの要素が最も小さいX座標の値をもつかを決める
ことによって検出できる。最も左側の線要素を検出した
後、点P1から始まる部品の外観を導くことによって、
図15(c)に示すように部品の外側境界を検出するこ
とができる。点P1を決めるには、最も左側の線要素の
いずれの終点を用いてもよい。図15(c)に示す実施
例では、上側の終点(つまり最も大きなY座標の値をも
つ終点)が点P1に用いられている。部品の外観、また
はまわりのループを導くのには、通常のループ解析技法
を使うことができる。たとえば、リード線ベクトルを、
部品の外観を追ってゆくに従って、始点P1と連結して
いる要素の終点から投影してゆくことができる。一つ一
つの要素が検出され、トラバースされる毎に、要素が選
ばれたことを示すフラグを設定することができる(たと
えば記憶内のフラグは、一度選ばれたことを示すために
1に設定する)。ループの経路は始点P1からどちらの
方向にも始められる。たとえば、リード線ベクトルを点
P1から反時計方向(たとえばリード線ベクトルをY座
標方向に投影する)に投影することができる。ループは
ループ経路が始点(つまり点P1)に戻ったところで完
結する。上記のように、始点P1からリード線ベクトル
を反時計方向に投影できる(たとえば最初のリード線ベ
クトルをY座標方向から始めることによって)。引き続
きループの経路にある最初の要素を検出するために、各
未検出要素が点P1のまわりにリード線ベクトルとなす
角度を座標枠に基づいて測定し、解析してリード線ベク
トルと最も小さい角度をもつ要素を選ぶ。外側ループで
は、各角度は要素線がリード線ベクトルの外側に対して
なす角度を測る。点P1の回りの要素は、どの要素が点
P1と終点を共有するかによって決められる。各要素の
未選択状況は、各要素に付したフラグを解析することに
よって決定できる。図15(c)に示すように、図示の
2−D図面例では二つの要素線(X座標方向のものとY
座標方向のもの)がP1のまわりにある。これらの要素
の解析では、Y座標方向の線要素が、リード線ベクトル
となす角度(0度)が他の線要素がなす角度(270
度)より小さいので選ばれる。続いてループ解析は選択
された他の線要素の終点に進み、選択されたことを示す
ためにフラグが設定される。その終点で、別のリード線
ベクトルが投影され、その点のまわりの非選択要素を比
較することによって、どの要素がリード線ベクトルと最
小の角度をもつかを決める。ここでもまた、角度はリー
ド線の外側から測り、座標フレームを用いて角度の大き
さを決める。弧要素に出会った場合は、リード線ベクト
ルの外側から弧の接線までの角度を測らなければならな
い。また、次の終点にある要素が一つのみであれば(部
品のコーナー位置のように)、比較の必要はなく、単に
その要素を選択してループに含めればよい。部品の外観
に沿ってループ経路が進むにつれ、選択された各要素
は、ループ内の要素の連結性を示すためにリンクされた
リストに含めることができる。経路が始点P1に戻ると
サイクルは完了し、ループを外観と部品の外側境界を示
す要素または線の、リンクされたリストに基づいて(L
4)と定義できる。ループL4内の各線または要素は、
各終点で連結できる。ループL4の方向を、外側ループ
であることを示すために、図15(d)に示すように、
反対方向(つまり時計方向)に変えることができ、ルー
プの方向は、ループL4で線がリンクされる順序に基づ
いて定義することができる;従って方向を、リンクされ
たリストの順序を逆にすることによって変えることがで
きる。外側ループの完了後、外側ループ解析に用いたの
と類似のプロセスで部品の内側ループの解析を行うこと
ができる。ただ内側ループの解析では、各非選択要素は
各要素がリード線ベクトルの内側となす角度に基づいて
比較される。さらに、内側ループ解析で、ある点のまわ
りの両方の要素が選択されていると示された場合(とと
えば面を境する二つの外側線要素を比較するとき)で
も、二つの要素が二度選択(2のフラッグ設定)されて
ない限り、二つの要素を比較することができる。少なく
とも一度選択された要素(たとえば外側要素)と選択さ
れていない要素の場合は、比較はできず、非選択要素を
ループの一部分として選択する。図16(a)−16
(c)に、図15(a)に示す部品の面を検出し、規定
するのに行うことができる内側ループが例示してある。
内側ループ解析は、どの外側要素の終点からでも、ある
いは選択されていない要素を検出することによって開始
することができる。たとえば点P1を内側ループ解析の
始点に選び、リード線ベクトルを投影するのに用いるこ
とができる;あるいは外側ループ解析の際に選ばなかっ
た内側の線要素の一つも解析の始点に用いることができ
る。外側ループ解析と同じように、リード線ベクトルを
反時計方向(たとえば一番目のリード線ベクトルをY座
標方向から始める)に延ばしてゆくことができる。次い
で点P1のまわりの各要素を比較し、どの要素がリード
線ベクトルと最小の角度をもつかを決める。リード線ベ
クトルとなす角度を決めるのに、座標枠を用いることが
できる。前記のように、内側ループ解析に際には、要素
の比較は各要素がリード線ベクトルの外側でなく、内側
となす角度をもとに行う。最初の要素が選ばれ、ループ
のリンクされたリストに含めたら、そのフラグを1だけ
増分し、つぎのリード線ベクトルを投影することによっ
て解析を進めることができる。このプロセスはループが
最初の始点に戻るまで続けられ、そこで第一の内側ルー
プが対応する要素のリンクされたリストによって定義
(たとえばL1)される。さらに部品の内部に進んで、
同じように内側ループ解析を行うことができる。次の始
点は、どの要素が一度しか選ばれていないかを決めるこ
とによって選ぶことができる。二度選ばれたフラグをも
つ要素は、その要素がすでに外側ループ(たとえばL
4)と少なくとも内側ループの一つ(たとえばL1)で
選ばれた外側要素であることを示す。ここでもまた、各
要素が選ばれるたびに、それが内側ループのリンク・リ
ストに含まれたことを示すために、フラグを1だけ増分
する。すべての内側ループが定められた後(たとえば図
16(c)の例ですべての要素が二度選ばれた後)、え
られたループを用いてループツリー(樹木)を作成する
ことができる。図16(d)に、検出されたループL1
−L4に基づいて作成したループツリーの例を示す。部
品の外側ループ(L4)はツリーの根と定義し、外側ル
ープと共通の要素をもつ各内側ループ(L1−L3)
は、根の子どもと定義されている。共通要素の存在は、
各ループを規定する要素のリンクされたリストの解析と
の比較によって検出できる。内側ループ内に、さらに要
素(たとえば孔または開口)が検出された場合には、こ
れらのループを、それが位置する内側ループの子ども
(つまりループツリーの根の孫)と定義することができ
る。ステップS.124で面検出手続きを行った後、ス
テップS.126で曲げ線検出操作を行うことができ
る。たとえば図17に示すように、ステップS.124
で部品のループを検出し、解析するときに、本発明の面
検出論理で面情報を規定し、曲げグラフ・データ構造に
ノードとして格納するのに、ループツリーを利用するこ
とができる。部品の面は、ループツリーにおける外側と
内側ループの順序から検出できる。上記のように、各ル
ープは要素または線のリンクされたリストを含む。これ
らの要素は、部品の各面の境界を定めるのに用いられ
る。それからステップS.126において曲げ線検出操
作を行い、部品の面と曲げ線の間の関係を決めることが
できる。ステップS.126の曲げ線検出操作は、ある
二つの隣接する面が共有する端または線要素を検出する
ことによって、部品の色々な面間のすべての曲げ線を検
出する曲げ線検出論理を含むことができる。また一つ以
上の領域で接続している面(たとえば3−Dモデルに曲
げ線検出アルゴリズムを適用する場合−たとえば下記に
論ずる図19)については、いろいろな発見的方法を用
いて、部品の曲げ線の最小数を検出し、選択することが
できる。検出された曲げ線は、たとえば図18に示すよ
うに、最終的な曲げグラフ・データ構造を作成するため
の、面の節の間の連結エージェントとして格納しておこ
ことができる。本発明の曲げ線検出操作は、たとえばサ
ーバー・モジュール32に備えたソフトウエアまたはプ
ログラムされた論理によて実施できる。曲げ線検出操作
の目的は、部品が最も少ない数の曲げ線で連結されるよ
う、部品の曲げ線を検出し、選択することにある。曲げ
線検出操作は、部品の2−Dと3−Dバージョン両方に
備えることができる。元の3−Dモデルについての曲げ
線検出の適用は、下記に図19を参照しながら論ずる。
上記のように、検出された曲げ線は、最終的な曲げグラ
フ・データ構造を作成するための面の節の間の連結エー
ジェントとして格納できる。この最終的曲げグラフ・デ
ータ構造は、2−Dデータ・モデルから折りたたんで部
品の3−Dバージョンを作成するのに利用できる。図1
1のステップS.120で入力として提供された2−D
図面は、曲げ線情報を含まないか、曲げ線情報が不明確
で一義的に、または矛盾なく定義されていないことがあ
る。その場合、曲げ線検出操作を、曲げ線を検出し、部
品の検出された面との関係を検出するために行うことが
できる。このプロセスの間に、各面を定義する要素(エ
ンティティ)のリンクされたリストを解析し、隣接する
端または各面が部品の他の面ともつ線要素を決めること
ができる。これはある与えられた二つの面の間の、可能
なすべての接触を解析することによって行うことができ
る。接触は、長さが0以上の(つまり線要素が点ではな
く、実際の線である)、共通する線要素(またはお互い
に事前に定めた距離許容度にあるもの)の存在によって
決定できる。リンクされたリストにある幾何学データを
解析することによって、部品のすべての二つの面間のこ
のような接触の存在を決めることができる。ある特定の
面が、他の面と共通の端または接触領域を一つしかもっ
ていない場合、両方の面に共通の要素は曲げ線であると
定義することができる。一つ以上の領域で共通接触を持
つ複数の面(たとえば3−Dモデル;ただし2−Dモデ
ルでも起こりうる)については、色々な発見的方法(ヒ
ューリスティック)を用いて部品の最小数の曲げ線を検
出し、選択することができる。使用する発見的方法は、
面が曲げ線で連結され、複数の面にわたる連続ループが
形成されない(このような曲げ薄板金属部品の製作は不
可能なため)ようになっていなければならない。利用で
きる発見的方法の例として、共通する領域で最も長い接
触領域をもつものを曲げ線に選ぶ方法がある。ある面
が、他の面と一つ以上の共通端をもっている場合、この
発見的方法によって最も長い長さをもつ共通要素を面の
曲げ線に選ぶことができる。この発見的方法は、曲げ薄
板金属部品を製作するときに、通常長い接触領域を持っ
ている方が良いという原則にもとづいている。使用でき
るもう一つの発見的方法に、異なる可能な曲げ線の組み
合わせ(3−Dモデルの曲げ線を決めるときのような)
に関係したものがある。この発見的方法では、すべての
可能な共通領域が検出され、曲げ線の色々な組み合わせ
が選択されると、曲げ線の組み合わせで最小の曲げ線の
数をもつ組み合わせが選ばれる。曲げ線が検出される
と、部品の面と決められた曲げ線は、確認のためにオペ
レータに表示される。オペレータが部品の曲げ線の選択
に満足しない場合には、曲げ線検出操作に手動選択機能
を備えることによって、サーバー・モジュール32でオ
ペレータが選択的に、薄板金属部品に好ましい曲げ線を
指示できるようにすることができる。オペレータは、マ
ウスやキーボード等、適当な入力手段を用いて、曲げ線
を保持するか変更するかを指示することができる。しか
る後、オペレータによって選ばれた修正された曲げ線を
用いて、最終的な3−D(または2−D)部品を作成す
ることができる。本発明の曲げ線検出操作を実施するた
めに、色々なプロセスや操作を備えることができる。曲
げ線検出操作を実施するためのコードの例を、付記の付
録Cに与える。例示のコードはC++プログラム言語で
書かれており、記述の論理フローの理解を助けるための
コメントが含まれている。例示コードは、2−Dまたは
3−Dモデルについて行うことができる曲げ線検出操作
の実施例で、曲げ線の最適選択を決める発見的方法(上
述のような)を含む。検出された面と曲げ線情報は、本
発明の折りたたみと展開プロセスに利用することができ
る。折りたたみまたは展開の際、各曲げ線の回りに3次
元回転を行うと、結果として3−Dまたは2−Dモデル
が導かれる。この仕事を行うには、単に部品の各面と他
の要素に対して、回転と並進を含む行列変換を行えばよ
い。色々な市販で入手できる展開と折りたたみソフトウ
エア適用の特性を、本発明の基本的な展開または折りた
たみステップを実施するのに利用できる。たとえばアマ
ダアンフオルドとフオルド システム・ソフトウエアを
これらの基本操作を行うのに利用できる。アマダ アン
フオルドとフオルド システム・ソフトウエアはアマダ
・アメリカ社(以前は社名U.S.アマダ社で業務)、
ベユナ・パーク、カリフオルニアから入手できる。アマ
ダアンフオルドとフオルド・システム・ソフトウエアに
ついての情報は、オートキャドのためのアマダ・アンフ
オルド・マニュアル(1994年3月版)、キャドキー
のためのアマダ・アンフオルド・マニュアル(1994
年5月版)とキャドキーのためのアマダ・ウインドウズ
・アンフオルド・マニュアルにあり、その明細を全般的
に参照することによって本文書に明白に取り入れてあ
る。2−Dモデルから3−Dモデルを作成するための折
りたたみ操作については、後でステップS.132を参
照しながら論ずる。図11に戻って、曲げ線検出操作を
ステップS.126で行った後、サーバー・モジュール
32がユーザーに対し、この後の折りたたみプロセスに
用いる主要な曲げと差引高(縮小量)の情報を指令する
ことがある。たとえば、ステップS.128で、サーバ
ー・モジュール32はユーザーに、曲げ方向(たとえば
前方、後方等)も含む曲げ角度及び/または曲げ内側半
径を含む各曲げ線の曲げ量の指示を求めることがある。
ステップS.130で、サーバー・モジュール32はま
たユーザーに対し、V−幅、材料のタイプ、及び/また
は差引高の入力を求めることがある。これらの情報は、
折りたたみ操作における曲げ差引高を補償するのに利用
できる。材料の厚さとタイプとともに、曲げ角度と使用
するダイスのV−幅によって、実際の薄板金属部品は薄
板金属部品を折りたたむときに、差引高だけ引き伸ばさ
れる傾向がある。モデルでこの効果を補償するために、
差引高情報を利用して、折りたたみ操作で3−Dモデル
を作成するときに、曲げ線のいずれかの側で部品の面の
寸法を差引高の半分だけ引き延ばす。本発明の見地に沿
って、この差引高はユーザーによってサーバー・モジュ
ール32に入力(たとえばキーボード等によって)でき
る。あるいは、部品の材料のタイプと厚さにもとづいた
差引高を含む材料表をオペレータに表示することができ
る。材料表は、異なる曲げ角度やV−幅に対する色々な
差引高を示す。ユーザーは、サーバー・モジュール32
で表示された材料表から適切なV−幅と曲げ角度を選ぶ
(たとえばマウスまたはキーボードを用いて)ことによ
って、自動的に差引高をセットすることができる。曲げ
角度の内側半径も、材料表から適切なV−幅を選ぶとき
に、ユーザーによって自動的にセットできる。オペレー
タが入力する(あるいは入力後にオペレータによって変
換される)差引高は、部品幾何学データを表すものと同
じ長さの単位(たとえばmm)で表す。折りたたみ操作
時に、曲げ線のいずれかの側の各面の長さ寸法を、注目
している曲げ線の差引高の半量だけ増やす。面の曲げ線
に垂直な長さ寸法は、曲げ線のいずれかの側にある面の
境界を定める要素の終点を引き伸ばすことによって、増
やすことができる。このような差引高補償は、各折り曲
げについてオペレータによって供給された差引高にもと
づいて、部品の他の曲げ線の各々について行うことがで
きる。ステップS.132では、プロセスされた2−D
平面図にもとづいて、3−Dモデルを作成するための、
差引高補償を含めた折りたたみ操作が行われる。前記の
ように、折りたたみ手続きは、行列変換の使用と最終的
曲げグラフ・データ構造で定義されたそれぞれの曲げ線
を回転軸に用いることを含む、通常の幾何学的模型化法
によって遂行することができる。さらに、差引高の効果
を補償するために、3−Dモデルを作成する折りたたみ
の際に、部品の面を曲げ線のいずれかの側で差引高の半
量だけ引き伸ばすことによって、薄板金属を実際に折り
曲げるときの面の寸法の変化をより正確に反映すること
ができる。たとえば、ステップS.132で折りたたみ
操作を行う時に、曲げパラメータ(たとえば曲げ角度、
内側半径)とともに、部品幾何学と形態データ(または
曲げグラフ構造)を利用することができる。2−D空間
で表わされた部品の各面、曲げ線、孔と成形の変換行列
を計算できる。通常の行列変換を、2−D平面図に適用
することによって、3−D空間データをうることができ
る。変換は一般に回転に続く並進を含む。上記のよう
に、回転は曲げ角度の大きさに従って、各曲げ線軸の回
りに行われる。並進操作は、幾何学データを空間の中で
移したり、動かしたりすることによって行われる。この
ような並進操作は、曲げ半径、曲げ角度と各曲げの差引
高にもとづいて決められる。折りたたみの際に、差引高
補償は前述べたように曲げ線のどちらか一方の側で、面
の寸法を差引高の半量だけ伸ばすか増やすことによって
行われる。このような差引高補償は部品の3−D表現
で、曲げ機で曲げられたとき2−D薄板金属部品の寸法
を、より正確に反映するものを与える。幾何学的モデル
化と変換のさらに進んだ情報は、たとえば、その明細を
全般的に参照することによって本文書に明白に取り入れ
られているモルテンソン、マイケル M著、幾何学的モ
デル化、ジョン・ワイリー&サンズ、ニューヨーク(1
988年)及びフオリーら著、ジェイムス システム・
プログラミング・シリーズ:会話形コンピュータ・グラ
フイックスの基礎、アデイソン・ウエスリー出版、レデ
イング、マセチューセッツ(1983年)を見られた
い。モルテンソンの8章には、並進と回転を含む幾何学
的変換が論じられている(たとえば345−354頁参
照)。さらにフオリーらは7章、245−265頁で、
2−Dと3−D変換の行列表示を含む、幾何学的変換の
情報を与えている。モデル化と幾何学的変換についての
付加的情報は、その明細を全般的に参照することによっ
て本文書に明白に取り入れられている、マンテイラ、マ
ルッテイ著、固体モデル化入門、コンピュータ・サイエ
ンス出版社、ロックビル、メリーランド(1988年)
にも与えられている。座標変換に関する情報は、マンテ
イラの365−367頁にある。次に図19を参照しな
がら、本発明の別の見地に沿って、元の厚さぬきの3−
D平面図にもとづいて2−Dモデルを作成するプロセス
と操作について説明する。図11を参照しながら前に説
明した折りたたみプロセスと同様に、3−D図面を展開
し、2−Dモデルを作成する色々なプロセスや操作は、
サーバー・モジュール32にあるソフトウエアや/また
はプログラム化論理を用いて実施できる。図19に示さ
れているように、提供または顧客の仕様にもとづいて作
成した元の3−D図面は、ステップS.140で入力さ
れるかサーバー・モジュール32に取り入れられる。3
−D図面はDXFまたはIGESフアイルとして格納さ
れ、サーバー・モジュール32からCADまたはCAD
/CAMシステムとインターフエイスするか、利用する
かして入力できる。3−D図面を入力後、ステップS.
142でサーバー・モジュール32によって、引き続き
行われる面検出や他のプロセスのための図面の準備のた
めに、自動トリミングとクリーンアップ操作が行われ
る。図12−14に関連して論じたように、自動トリミ
ングとクリーンアップ機能は、部品の色々な面が適正に
検出定義されされるよう、構成要素や表面を切り離した
り、連結したりする。図11と12、13に関連した上
記の自動トリミングとクリーンアップ操作は、図19の
ステップS.140で入力した3−D図面の幾何学デー
タに対しても、同じように適用できる。データを2−D
空間で解析する(2−D平面図の場合のように)代わり
に、3−D図面に図示されている各構成要素(たとえば
線、弧等)は、図中の3−D座標と空間情報にもとづい
て解析することができる。交点と開放交差領域は、各構
成要素を個別的に解析し、他の構成要素の一つ一つと比
較することによって解析できる。ここでもまた、終点や
構成要素の他の特質の基本的な幾何学的解析を用いて、
許容度内で交点と開放交差領域を決めることができる。
前記3次元図面に対しての自動トリミング及びクリーン
アップ機能を実行した後、ステップS144で、前記板
金パーツの面の各々を検出し定義するために面検出操作
が行なわれる。前記3次元図面についての面検出は2次
元空間における各面を分析し且つ検出し且つ上記と同様
にしてループツリーを生成することにより行なわれる。
面検出は任意の所定のエンティティで開始することによ
り実行される。例えば、一番左側のエンティティ(即ち
最小のx座標を有するエンティティ)が最初のエンティ
ティとして使用される。その後、1つの面は前記最初の
線分エンティティ及び他の連結するまたは隣接する線エ
ンティティ(即ち前記最初のエンティティと共通の端点
を有する任意のエンティティ)を取出すことにより定義
される。面検出操作は次に、図15(a)−16(d)
に関連して上記に説明したようにループ及びエンティテ
ィ解析を用いて行なわれる。各エンティティは前記定義
された2次元平面内で検出されるため、種々の外側及び
内側ループが定義され、且つ前記エンティティがマーク
され(即ち前記選択されたエンティティのフラグを設定
し或いは増加することにより)、それらが、前記面にお
ける複数のループの1つを定義する連結されたリストに
選択され且つ含まれたことを示す。引き続くループ解析
は、次に前記3次元図面を構成する他の2次元平面にお
いて行なわれる。前記他のエンティティのループ解析を
行なうために、前記3次元図面内でのマークされてない
或いは選択されてないエンティティを検索することによ
り追加の平面が定義される。そのような平面は、2つの
選択されてないエンティティの間或いは選択されてない
エンティティと以前に選択されたエンティティとの間に
定義される。追加の2次元平面の各々において、更なる
ループ解析が行なわれ前記内側及び外側ループを検出す
る。再び連結されたエンティティの連結リストが保持さ
れ、前記複数のループ経路の各々が定義されるにつれ
て、前記選択されたエンティティがマークされる(即ち
前記選択されたエンティティに付随するフラグを増加す
ることにより)。全てのエンティティが検出された後、
すでに解析された2次元平面の各々についてのループツ
リーを生成するために、結果の複数のループが使用され
る。すでに述べたように、ループツリーは、板金パーツ
における複数の面及び開口部及び穴を定義するために提
供される。3次元の図面については、前記板金パーツの
各面について生成される。各面内で検出された複数のル
ープは、各ループツリーを生成するためにグループ化さ
れ分析される。各ツリーのルーツは前記平面において検
出された外側ループとして定義される。前記外側ループ
と共通のエンティティを有する前記平面の各内側ループ
は前記ツールの子供として定義される。共通エンティテ
ィの存在は、各ループを定義する連結されたエンティテ
ィのリストの分析及び比較に基づいて検出される。追加
のエンティティ(即ち穴或いは開口部)が前記平面の内
側ループにおいて検出される時、これらのループはそれ
らがその内部に存在する内側ループの子供(即ち前記ル
ープツリーのルーツの孫)として定義される。生成され
た複数のループツリーは次に、前記3次元図面の全ての
面を検出するために用いられる。検出された面は次に曲
げグラフデータ構造におけるノードとして格納される。
前記結果としての曲げグラフ構造はステップS146に
おける曲げ線検出操作の実行の後、連結する曲げ線連結
エージェントにより補足される。曲げ線検出操作及び最
終曲げグラフ構造またはパーツ・トポロジーの生成は図
17及び18を参照して上記したと同様のやり方で実行
される。上記したように、前記曲げ線検出操作を実行す
るための代表的なコードがここに添付された付録Cに提
供される。このサンプルコードは、2次元或いは3次元
モデルに対してなされる曲げ線検出操作のための代表的
実行例であり、曲げ線の最適選択を決定するためのヒュ
ーリスティック(例えば上記したような)を含む。前記
曲げ線検出操作は、検出された曲げ線に満足しない時、
サーバモジュール32におけるオペレータが前記板金パ
ーツのための好ましい曲げ線を選択的に指定することを
許すマニュアル選択特性を含む。前記オペレータは、マ
ウスあるいはキーボード等のごとき適宜の入力手段によ
り曲げ線を維持し或いは変更することを指示する。前記
オペレータにより選択され改定された曲げ線は最終的2
次元パーツを生成するために用いられる。最終的曲げグ
ラフ構造の複数の曲げ線を中心とする展開工程を実行す
る前に、ユーザは、ステップS148でV幅、材料タイ
プ及びまたは縮小量について促される。上記したよう
に、板金は折り曲げられる時伸びる傾向を有するため、
3次元パーツの寸法は前記2次元平面パーツのそれより
少し大きい。従って、板金パーツの展開の過程で、パー
ツの寸法は、選択された材料タイプ及びV幅に基づく縮
小量だけ縮み或いは減少される。従ってこの発明の1つ
の側面によれば、3次元モデルを展開する際、前記2次
元モデル及びその表面の各々の寸法をより正確に生成す
るために縮小操作が行なわれる。上記したように、前記
縮小量は、前記ユーザにより直接入力され或いは所望の
V幅及び曲げ角度を選択することによりユーザが自動的
に前記縮小量を設定することができるように、材料テー
ブルが表示される。前記オペレータにより入力される前
記縮小量は前記パーツ幾何学データにより表現されるそ
れと同じ長さの単位(例えばミリメートル)である(或
いはオペレータによる入力の後その単位に変換され
る)。展開操作の間に、前記曲げ線の両側の面の各々の
寸法長さは前記所定の曲げ線について入力された縮小量
の半分だけ減少される。前記曲げ線に直交する前記面の
寸法長さは前記曲げ線の両側に位置する前記面の境界を
定義するエンティティの終点を減少することにより減少
される。前記縮小補償は、各曲げについて前記オペレー
タにより提供される前記縮小量に基づいて、前記パーツ
の他の曲げ線のそれぞれにおいて行なわれる。前記全て
の必要なデータの入力の後、ステップS150で、前記
2次元モデルを生成するために展開プロセスが行なわれ
る。前記3次元曲げモデルを展開するために通常の方法
が用いられ、それは前記複数の曲げ線の各々を回転軸と
して用いるマトリックス変換の使用を含む。この展開プ
ロセスの間に各曲げ角度が測定され、前記平面曲げモデ
ルを生成するために前記曲げ角度量だけ前記パーツは展
開される。更に、前記入力された縮小量に基づいて、前
記板金材料の物理的性質及び前記3次元及び2次元モデ
ルの間の差をより正確にシミュレートするために、前記
曲げ線の両側で前記縮小量の半分だけの前記面の寸法の
縮小或いは減少が行なわれる。ステップS150で前記
展開工程を実行する時、前記パーツの寸法及びトポロジ
ーデータ(または曲げグラフ構造)が前記曲げパラメー
タ(例えば曲げ角度、内側半径等)と共に用いられる。
前記3次元空間において表現された前記パーツにおける
各面及び曲げ線及び穴及び成形部についての変換マトリ
ックスが計算される。通常のマトリックス変換が前記2
次元空間データを得るために前記3次元データに対して
適用される。前記変換は一般的に回転を含み、その後に
並進がくる。上記したように、回転は、曲げ角度量に応
じて各曲げ線の周りに行なわれる。展開のために、2つ
の面の間に180゜が存在するまで(即ち面が平面にな
るまで)回転は逆方向に行なわれる。並進は空間内で前
記幾何学的データをシフトし移動するために行なわれ
る。そのような並進は、各曲げについての前記曲げ半径
及び曲げ角度及び縮小量に基づいて決定される。展開の
間、上記したように、曲げ線の両側で前記縮小量の半分
だけ前記複数の面の寸法を縮め或いは減少せしめるため
に行なわれる。そのような縮小補償はそれが曲げ工程の
間に折り曲げられる前の前記板金パーツの寸法をより正
確に反映する前記パーツの2次元表示を提供する。再び
幾何学的モデル化及び変換についての情報はモルテンソ
ン、フォリー等及びマンティラに見出される。上記した
ように、モルテンソンの8章は変換及び回転(例えば3
45〜354頁を見よ)を含む幾何学的変換の議論を提
供する。更にフォリー等は、7章の245〜265頁で
2次元及び3次元変換のマトリックス表示を含む幾何学
的変換についての情報を提供する。更に座標変換につい
ての情報はマンティラの365頁〜367頁に見出され
る。図4を参照して上記したように、前記顧客の注文に
基づいて、2次元3面図或いは厚さを有しない3次元ワ
イヤフレーム図が最初に提供され或いは生成される場
合、厚さを有しない3次元モデルを生成するために更な
る工程が必要とされる。そしてその後、前記厚さを有し
ない生成された3次元モデルは展開プロセス或いはアル
ゴリズムを適用することにより2次元モデルを生成する
ために用いられる。図20−24は、最初の2次元3面
図に基づいて3次元モデルを生成するために適用される
種々のプロセス或いは操作を図示する。更に図25は、
この発明の他の側面に応じて、厚さを有する最初の3次
元ワイヤフレーム図から厚さを有しない3次元モデルを
生成するために適用される追加のプロセス或いは操作を
図示する。再び、図20−25において図示される種々
のプロセス及び操作は、例えば前記サーバモジュール3
2に存在するソフトウエア及びまたはプログラム論理に
より実行される。図20を参照するに、この発明の教示
に応じて、最初の2次元3面図に基づいて3次元モデル
(厚さを有しない)を生成するために行なわれる操作或
いはプロセスの論理フローの記載が提供される。最初、
ステップS160で2次元3面図がサーバモジュール3
2へ入力され或いは搬入される。前記最初の2次元3面
図は、前記パーツの種々の図(例えば正面図及び平面図
及び右側面図、例えば図22(a)及び22(b)を見
よ)を含み、前記サーバモジュール32へダウンロード
され或いは搬入されるDXF或いはIGESファイルの
ごときCAD図面である。しかる後、ステップS162
で、前記3次元モデルへの引き続く操作のための図面を
作成するために、サーバモジュール32により2次元ク
リーンアップ操作が行なわれる。この2次元クリーンア
ップ操作は、前記パーツの実際の幾何学形状を表現しな
い余分な及び非幾何学的な情報、それはテキスト及び中
心線及び寸法線を含む、を消去するために行なわれる。
前記2次元クリーンアップ操作はまた全ての外側線分
を、例えばそれらの接続端部で接続し、或いは任意の交
差するライン或いはエンティティを分断し或いはトリミ
ングするために行なわれる。図21は、前記サーバモジ
ュール32により前記クリーンアップ操作が行なわれる
際実行される種々のプロセスの論理フローの例を図示す
る。図21に示されるように、2次元図面が最初に前記
サーバモジュール32により、ステップS180でデー
タファイルから読み取られ或いはロードされる。しかる
後ステップS182でサーバモジュールは、2次元図面
において各々のエンティティ或いは幾何学データを分析
し次の工程のための図面を作成するために種々のエンテ
ィティを分割する。ステップS182において行なわれ
る前記分割或いはトリミング機能は、この発明の前記自
動トリミング及びクリーンアップ機能に関連して上記に
記載したと同様な方法で実行される。従ってステップS
182で前記2次元3面図における全ての幾何学的デー
タは、エンティティの交差点及び所定の誤差範囲内にあ
る空白交差部を検出するために分析される。任意の交差
線は分断され、結果のエンティティは交差点により定義
される共通の終点で出会う。更に所定の誤差の範囲内に
ある(例えば0.0−0.01mm或いは0.0−0.
001インチ)空白交差領域を有するエンティティにつ
いてはそれらのエンティティは、例えば図12−14に
関連して上で記載されたと同様の方法で結合される。ス
テップS184で前記2次元図面シートの周辺が検出さ
れ任意の外部の線分またはデータ(例えば境界線分及び
座標格子及び数字等)が消去される。図22(a)に示
されるように2次元3面図は、しばしば図面シート上に
提供される。前記図面シートは前記板金パーツの種々の
図面を生成するために必要でない余分な及び非幾何学的
な情報を含む。従ってステップS184で、本発明の2
次元クリーンアッププロセスを利用して、前記3次元モ
デルを展開するにあたってこのタイプの情報が検出され
前記2次元図面から消去される。前記2次元図面データ
はそこに含まれるデータのタイプ(例えば幾何学的或い
は非幾何学的/テキスト)を指示するためのキーワード
或いはタイプフィールドを含む。従ってこれらのキーワ
ードあるいはタイプフィールド(それらは図面ファイル
のデータフォーマットに基づいて提供される)はテキス
ト或いは他の非幾何学的データのごとき種々の余分の情
報を削除するために用いられる。しかし全ての不必要な
図面シートデータを正しく削除するためには更なる操作
が通常必要である。しばしば、前記境界線或いは他の外
側情報はエンティティー(例えば線分等)として保存さ
れ、それらは前記データキーワード或いはタイプフィー
ルドに基づいて容易に識別することができない。従って
この発明の1つの側面によれば、前記2次元図面のデー
タを分析する際に連結性グラフ構造が生成される。この
連結性グラフ構造は各エンティティーについて複数の付
随的頂点のリスト及び連結されたエンティティーのリス
トを示す。各頂点については、隣接する複数の頂点のリ
スト及びそれが付随するところのエンティティーのリス
トが提供される。このグラフ構造により、(それはステ
ップS182の分断及びトリミング機能を実行する際に
生成されるが)、どのエンティティーがくっつき合う終
点により結合されるかが決定される。結果として、境界
線及び情報ボックス及び他の非幾何学的データのような
余分なデータは削除される。これは、このデータは典型
的に連結されたエンティティーで構成されることがなく
またそれを含まないからである。上記したように、2次
元3面図は寸法線及び矢印線及び中心線及びテキストの
ような余分の情報を含み、それらは前記パーツの実際の
幾何学形状を表現しない。これらのエンティティーはス
テップS186で検出され、次の工程のための2次元図
面を作成するために前記2次元データファイルから削除
される。これらの余分のエンティティーの検出はサーバ
モジュール32により自動的に行なわれる(例えば前記
パーツの実際の幾何学形状に関連しない2次元データフ
ァイル中の項目を検出することにより)。例えば、前記
連結性データグラフ構造を用いて、両端が開放されたエ
ンティティー(例えばテキストにアンダーラインをする
ため或いは寸法或いはパーツの中心線を示すために用い
られる複数の線)が検出され消去される。矢印のごとき
他のエンティティーもまた、浮動する終点或いはそのよ
うなエンティティーの他の特徴の存在に基づいて検出さ
れる。全ての不必要なデータを効果的に削除するため
に、サーバモジュール32は前記2次元図面中のいずれ
の項目が消去されるべきかを(例えばマウスまたはキー
ボードにより)オペレータをして指示することができる
ようにためのマニュアル編集機能を提供する。オペレー
タのこの援助或いは確認により、追加の余分の情報が図
面から除去される。ステップS186の後、前記2次元
図面の種々の図が、ステップS188でグループ化され
且つそれぞれ定義される。この発明の1つの側面によれ
ば、サーバモジュール32は、図22(b)及び23
(a)に示されるような平面図及び正面図、右側面の配
置のごとき、予め定められた或いは標準的な図と向きを
サポートする。平面図及び正面或いは背面図及び右或い
は左図のような他の図及びレイアウトもまたサポートさ
れ得る。更に以下に記載されるように、サーバモジュー
ル32はまた前記2次元図面の図を前記パーツの3次元
表現へ加工するために、回転された図(例えば図23
(a)を見よ)もサポートする。いずれにしても、パー
ツの3次元モデルが構成されるためには、厚さ表現を有
するパーツの少なくとも2つ(そして好ましくは3つ)
の異なる図が提供される必要がある。連結性グラフ構造
において前記エンティティーの連結性及びグループ化を
解析することにより、サーバモジュール32は、複数の
図の各々の相対的位置及び/又は座標位置に基づいて前
記複数の図を分類し且つ定義する。限定しない事例とし
て、サーバモジュール32による前記図の定義は、予め
定義された或いは通常の配置或いは前記データファイル
における図の解析をするためのレイアウトにより、及び
/又は前記複数の図の向きの検出及び前記図面の各々の
図のそれぞれにおける前記パーツの種々の寸法の重ね合
わせに基づいて実行される。図23(b)において示さ
れるそれのごとき予め定義された或いは標準的フォーム
は、潜在的な図のタイプに応じて前記図の各々を決定し
定義するために用いられる。種々の終点及び各グループ
を定義する複数のエンティティーの間の関係の幾何学的
比較は、前記ステップS188を実行するために行なわ
れる。サーバモジュール32の図検出特性は、複数の潜
在的図面タイプ(例えば平面図、正面図、背面図、左
図、右図)の1つに応じて前記図面の各々にラベルを付
ける。前記複数の図の各々の検出は、予め定義された或
いは標準的図の配置或いは形状及び存在する図の各々の
間の検出された関係に基づく。種々の工程或いは操作
が、ステップS188で、前記2次元3面図における複
数の図を分類し且つ定義するために使用される。例えば
前記加工された2次元3面図にアクセスした後、前記サ
ーバモジュール32はまずこの図面データにおけるパー
ツの平面図を特定する。前記平面図は、予め定義された
或いは標準的な形状または図配置(例えば図23(b)
におけるそれのような)に基づいて検出される。仮に3
つの異なる図が水平方向或いは垂直方向において検出さ
れる場合には、中央の図が平面図であると定義される。
更に仮に3つの別個の図が検出されず且つ垂直方向にお
いてただ2つの別個の図が検出される場合には、上側の
図が平面図であると定義される。再び前記連結性グラフ
構造における前記エンティティーの連結性及びグループ
化が前記複数の図の各々を検出するために使用される。
前記予め定義された或いは標準的形態を表現する、格納
されたルックアップテーブル或いはマトリックスが前記
2次元図面の各図を比較し且つ複数の図の各々を検出す
るために用いられる。前記2次元3面図データから平面
図を検出した後、前記パーツの他の図は前記検出された
平面図に対する前記複数の図の各々の相対的位置に基づ
いて検出される。例えば、図23(b)の標準的レイア
ウトに基づいて、例えば図グループが前記平面図の上に
位置している場合には、その図は背面図であると定義さ
れる。しかしもし図グループが前記平面図の下に位置し
ている場合には、その図は前記パーツの正面図であると
定義される。更に右図及び左図は、前記平面図のそれぞ
れ対応する右側及び左側におけるそれらの相対的位置に
基づいて検出される。しかる後、前記標準的形態(例え
ば図23(b))に合致しない任意の残りの図は前記検
出された図(例えば検出された背面図或いは正面図)に
対するそれらの相対的位置に基づいて検出される。例え
ば図23(a)に示されるレイアウトBについて、前記
右図は前記平面図に対して回転された位置に設けてあ
る。しかしながらレイアウトBにおける右図は前記検出
された正面図に対するその関係に基づいて検出される。
即ち検出された背面図或いは正面図の右側或いは左側に
存在する、検出されていない図はそれぞれ前記パーツの
右図或いは左図として定義される。種々の予め定義され
た或いは標準的な図のレイアウトが前記2次元3面図図
面において複数の図を検出し且つ定義するために用いら
れる。標準的な形態(例えば図23(b)または図23
(a)におけるそれ)は、製造設備において広く行き渡
っており或いは選択され/要求される図レイアウトにサ
ポートされ、及び/又はそれに基づいている図タイプの
数に基づいて選択される。仮にいずれの図も検出されな
い場合には、サーバモジュールにより警告信号が提供さ
れ、オペレータは、好ましい図面レイアウトに応じて前
記2次元3面図データを変形したり、他の適当な動作を
行なう。前記2次元図面における複数の図を検出するた
めに予め定められた或いは標準的形態に加えて、予め定
められた標準的形態(例えば図23(a)のレイアウト
Aのように)が検出された図を加工し前記パーツの3次
元モデルを生成するために設けられる。従って更なる加
工が行なわれる前に前記標準的形態に基づいて検出され
た図を正しく分類するために、回転された図の特徴が提
供される。上記したように、前記2次元クリーンアップ
操作は図面において複数の図を検出するための予め定め
られた、或いは標準的形態に合致しない回転された複数
の図をサポートし且つ検出する。回転された図のオプシ
ョンでは、検出された標準的でない複数の図は、パーツ
の3次元モデルを加工し且つ生成するために、前記複数
の図の各々が前記予め定められた或いは標準的な図の形
態に合致するように、回転され或いは並行移動される。
前記パーツの複数の図を検出するために図23(b)に
図示されるそれのような標準的形態を仮定して、図23
(a)におけるレイアウトBにおける複数の図の各々
は、上記したように、前記平面図及び他の検出された図
に対する当該複数の図の相対的な位置に基づいて検出さ
れる。例えば仮に図23(a)のレイアウトAが、平面
図及び正面図及び右図を有する2次元図面における種々
の図を加工するための予め定められた或いは標準的図レ
イアウトとして使用される場合、ステップS188でレ
イアウトBにおける右図は90度回転されレイアウトA
と同様な、前記パーツの変形された図レイアウトを提供
する。前記パーツの右図が前記パーツの平面図の右側に
位置するように前記レイアウトBにおいて右図を90度
回転することにより、図面中の前記複数の図はレイアウ
トAで表現される標準的な形態に応じて加工される。格
納されたルックアップテーブル或いは予め定められた或
いは標準的な形態を表現するマトリックスが、前記2次
元図面の複数の図を比較し且つどの図が回転或いは並進
運動を必要とするかを決定するために用いられる。前記
2次元図面における複数の図から前記パーツの正確な3
次元モデルが生成されることを保証するために、前記複
数の図の各々においてそれぞれの寸法が相互に矛盾がな
いか或いは一致しているかチェックされる。図211こ
おいて更に示されるようにステップS190で前記デー
タファイルにおける前記複数の図の境界が、それぞれの
図の全ての寸法が相互に同じ寸法であるかを確認するた
めに検出される。仮に複数の図が所定の誤差の範囲内で
(例えば0.0−0.01インチ)一致しないことが判
断されるとステップS190で、全ての複数の図が同じ
スケールになるように任意の特定の図の寸法を変更する
ために適宜の修正が行なわれる。図面の寸法が相互に一
致せず現在存在する2次元図面データに対して必要な修
正が行なわれるようにユーザに警告するためにサーバモ
ジュール32に警報要素が設けられる。前記パーツの各
々の図における寸法の一貫性を検出し且つ確認するため
に種々の操作或いは工程が使用される。例えば、前記複
数の図の各々の対応する寸法が、それらが相互に所定の
誤差の範囲内にあるかどうかを決定するために比較され
る。そのような解析は、前記パーツの各図の境界線を定
義する線分エンティティーを比較することを含む。図2
3(b)における標準的な形態を仮定して以下のようで
あれば平面図は右図または左図と一致すると検出され
る。即ちそれぞれの図について、最大Y座標位置と最小
Y座標位置が所定の誤差範囲(例えば0.0−0.01
インチ)内にある。更に前記平面図は、以下の場合には
正面図または背面図と一致すると検出される。即ち各図
について、最大X座標位置と最小X座標位置とが所定の
誤差範囲(例えば0.0−0.01インチ)内にある。
更に左図または右図は、最大Y座標位置と最小Y座標位
置との間の差に比較して最大X座標位置と最小X座標位
置との差が所定の誤差範囲(例えば0.0−0.01イ
ンチ)内にあれば正面図または背面図と一致すると決定
される。再び前記図の寸法或いは関連する面の寸法が一
致しないとき前記2次元図面データに対して必要な修正
が加えられるようにユーザに警告するように、サーバモ
ジュール32に警告要素或いはモジュールが設けられ
る。最後にステップS192で、本発明の面検出方法の
教示に基づいて、前記パーツの内側ループ及び穴及び形
状が検出される。各図の複数の面の内側に設けられてい
る種々の穴或いは形状は、前記パーツの種々の線及び境
界を通ってパーツの外側から中央へ向かってループを形
成していくことにより検出される。ループ及びエンティ
ティーの分析は、前記2次元図面における前記パーツの
各図に対してなされる。前記パーツの外側から作用的に
中央へ向かって内側に各々の図を分析することにより、
検出されたループが前記パーツの物質と開口部の境界及
び領域を、周期的順番(即ち物質、開口部、物質等)に
基づいて決定する。図16(d)におけるそれのごとき
ループツリーが複数の面の位置及び各々の面の内部の任
意の穴の位置を決定するために各図面について生成され
る。浮遊する円弧或いは線分のごとき前記パーツの面の
内部で連結されないエンティティーは、ステップS19
2の中で検出され消去される。本発明の前記2次元クリ
ーンアップ操作を行なうための代表的なコードは付録D
に提供される。このコードはC++プログラム言語で記
載されており、そこに使用される論理及びアルゴリズム
の解析を円滑にするためのコメントを含む。そのコード
は、図21−22(b)を参照して上で議論したそれら
のごとき、2次元クリーンアップモードの種々の工程及
び操作を含む。図20を再び参照するに、2次元クリー
ンアップ操作が行なわれた後論理フローはステップS1
64へ連続しそこで前記2次元図面が材料の厚さを表現
しまたは含むか否か(即ち前記2次元図面が厚さを有す
るか否か)が決定される。もし前記2次元図面が厚さの
量を含むと判断される場合には、ステップS166で3
次元モデルへの引き続く操作のための2次元図面を作成
するためにサーバモジュール32により厚さ消去手続き
が行なわれる。前記2次元図面における厚さの存在の判
断は図面のデータに基づいてサーバモジュール32によ
り自動的に行なわれ、或いはオペレータからの援助或い
は応答を介して前記サーバモジュールにより行なわれる
(オペレータは厚さ除去が必要であるか或いは好ましい
かを指示するように促される)。前記パーツの厚さは全
ての板金パーツの独特の対象性により消去される。前記
パーツの厚さを消去することにより、厚さを有しない、
結果としての板金パーツは板金オペレータ或いは設計者
により、より容易に分析される。更にこの出願の発明者
は、前記2次元3面図の厚さを除去することにより、2
次元図面を変換し3次元モデルを生成するに必要な時間
が著しく短縮されることを見出した。殆どの2次元3面
図は材料厚さ量を含むため、オペレータはしばしば、2
次元図面から3次元モデルを作成するためにいずれの曲
げ線が選択されなければならないかで混乱する。結果と
して、2次元3面図が3次元モデルヘ変換されるように
適切な曲げ線を選択する際に相当の時間が無駄になる。
厚さを有する2次元3面図の例が図24に示されてい
る。この発明の1つの側面によれば、材質厚さを持つこ
となく表現され且つ処理されるが、当該材質厚さ量及び
前記パーツの内側及び外側寸法を曲げモデルデータ中に
保有する簡単化された2次元3面図モデルを表示するよ
うに、厚さ除去手続きが設けられている。図24(b)
は前記厚さ除去工程を行なった後、前記サーバモジュー
ル32において前記オペレータに対して観察され且つ表
示される簡単化された2次元3面図を図示する。前記厚
さ除去手続きが実行される時、ユーザは、2次元3面図
表示における材質厚さを特定するように促されてもよ
く、また前記表示内においていずれの寸法(即ち外側寸
法或いは内側寸法)が保持されるべきであるかを特定す
るように促されても良い。オペレータは、例えばマウス
を用いて複数の図の中の1つにおいて保持される厚さ及
び表面を指示する。このユーザにより入力されたデータ
に基づいて、サーバモジュール32は前記2次元3面図
を修正し、ユーザにより指示された材料厚さを消去し、
前記オペレータの選択に基づいて内側或いは外側寸法を
残す。前記2次元3面図図面において厚さを消去するた
めに、前記サーバモジュール32は前記オペレータによ
り行なわれた選択に基づいて前記3つの図の各々を分析
する。選択された表面は幾何学的計算により(即ち選択
されたエンティティー線分或いは表面と同じX座標或い
はY座標射影に存在する対応するエンティティーを検出
することにより)他の図の1つへ射影され、前記複数の
図の各々における対応するエンティティー及び線分を検
出する。対応するエンティティーは、マークされ且つ保
持され、合致しないエンティティー或いは表面は削除さ
れ或いは図24(b)に示されるそれのように、スクリ
ーン上に表示されない。更にオペレータにより指示され
る厚さ寸法線は他の図の各々へ同様に射影され合致する
厚さ寸法線或いはエンティティーは図24(b)の例に
更に示されるように削除される。結果として、図面内の
複数の図の各々は適宜に修正され、前記サーバモジュー
ル32においてユーザに対して表示される。厚さを有し
ない、結果として2次元3面図は前記パーツの3次元モ
デルを生成するために次の工程で使用される。この発明
の厚さ削除手続は、各図において削除されるべき厚さ線
及び残されるべき表面エンティティーをオペレータが選
択的に指示するようにするためのマニュアル厚さ消去モ
ードを含む。表示された図の各々においてどの領域が削
除されるべきであり、どの表面が残されるべきであるか
を指示するためにマウス或いは他の適当な入力装置がオ
ペレータにより使用される。前記オペレータにより入力
されるデータに基づいて前記サーバモジュール32は、
厚さを有しない図面を提供するために、前記2次元3面
図からオペレータにより選択される各線分エンティティ
ーを削除する。この発明はまた全ての厚さ表現が前記2
次元3面図図面において正しく特定されたか否かを分析
し且つ検出し且つ、マークされない厚さ要素が存在する
時及び/又は図面データ中に矛盾が存在する時、ユーザ
に警告するための警告システム或いはモジュールを含
む。例えば厚さ警告要素は、前記表示スクリーン上で潜
在的なマークされない厚さ部分を強調するために設けら
れ、面警告要素は面の寸法が他の図における厚さのマー
クと一致しない時、前記スクリーン上で潜在的な一致し
ない面を強調するために設けられる。曲げ線警告要素
は、また矛盾する曲げ線を強調し及び一致しない厚さ曲
線を強調するために設けられる。曲線は、この曲線上に
射影される少なくとも1つの曲げ線が2つの横断厚さ線
分により挟まれないとき強調される。例えば図24
(c)は、2つ或いは他の零でない偶数の横断厚さ線分
(即ち各図において厚さを横断する短い線)により正し
く挟まれている厚さ曲線を図示する。各曲げ線は2つ又
は他の零でない偶数の横断厚さ線分により挟まれるべき
である。各図面における前記パーツのこれらのエンティ
ティーの分析は、ループ分析を実行し且つ各図を作り上
げる線分及び円弧エンティティーの連結性を解析するこ
とに基づく。開放された厚さ線分は他の厚さ線分或いは
曲線と接続しない少なくとも1つの端点を有する厚さ線
分に基づいて定義される。1つの開放厚さ線分を含むサ
イドは開放厚さサイドと定義される。厚さ線分は、開放
厚さ線分の開放厚さサイドが最小ループの境界箱に一致
しない場合に強調される。前記加工された2次元3面図
の像に関連する警告をユーザに与えることにより、ユー
ザは図面データ中の矛盾を警告され、ユーザはパーツの
3次元モデルを生成するために更に加工を行なう前に、
前記図面データを修正及び/又は訂正することができ
る。そのような警告システム及びユーザとの相互作用を
含むことが3次元モデルにより前記パーツの表現の精密
さを改善する。図20のステップS168で、厚さを有
しない加工された2次元3面図図面は3次元モデルヘ変
換され発展させられる。2次元3面図図面から前記3次
元モデルへの変換及び展開は良く知られ或いは確立され
た射影及び/又は突出方法を用いて行なわれる。例えば
前記2次元3面図から3次元モデルを生成するために、
各図の深さが検出され3次元モデルを展開するために各
図が射影される。結果としての3次元モデルは次に曲げ
モデルデータを生成する際に使用され、また上記した展
開アルゴリズムを適応することにより単一の2次元平面
図へ変換される。幾何学的モデル化技術についての更な
る情報については、モルテンソン、フォリー等及びマン
ティラを見よ。2次元図面から3次元モデルを構成する
ための射影技術についての追加の情報については例えば
以下を見よ。ウェズレイ等,W.A.「投影図の肉付
け」I.B.M.J,RES,DEVELOP、25
巻、NO.6、934−954頁(1981)、アオム
ラ・シゲル、「機械的図面を用いてソリッドモデルを形
成すること」第6回コンピュータメカニクスコンファレ
ンス、JSME、NO.930−71、日本、497−
98頁(1993)、アオムラ・シゲル、研究及び実際
使用の最近の傾向及び将来の可能性(図面から3次元モ
デルの自動的再構成)東京工学株式会社、日本、6−1
3頁(1995)。これらの開示はここにそれらの全て
において明示的に取り込まれる。ステップS168で3
次元モデルを展開する際、結果としての3次元モデルを
更に加工し且つ精密化するために追加のクリーンアップ
工程が含まれる。この発明の1つの側面によれば、3次
元クリーンアップ工程は、前記パーツの2次元3面図に
おいて存在し且つ前記パーツの生成された3次元表現に
おいて余計な或いは過剰な情報を生成する不明瞭さを補
償するために設けられる。当業者に理解されるように、
パーツの2次元3面図表現は3次元座標空間における前
記パーツの種々の特徴の表現に関連して不明瞭さを含
む。前記2次元3面図から3次元モデルを生成する際余
計な且つ過剰な情報がこれらの不明瞭さの結果として生
成される。従ってこの発明の側面によれば、前記3次元
クリーンアップ工程は、1つの端部がつながっていない
線分を検出し且つ除去すると共に曲げ線を検出し且つき
れいにすると共に面をトリミングする工程を含む。前記
3次元クリーンアッププロセスは前記パーツの結果とし
ての3次元モデルを生成する際に自動的に行なわれ或い
は前記生成された3次元モデルが追加の工程を要求する
と判断される時、オペレータからの入力に基づいて選択
的に行なわれる。前記3次元クリーンアップ工程によれ
ば、前記生成された3次元図面データを分析することに
より、一端部において他のエンティティーと接続されな
いと判断される全ての線分或いは曲線が特定され片側開
放線分として定義される。片側開放線分であると判断さ
れる任意のエンティティーは前記パーツの3次元表現か
ら除去される。一旦開放線分が除去されると、それは他
の線分或いはエンティティーが開放されることを導くか
もしれない。従って新しい片側開放線分がまた特定さ
れ、全ての開放線分或いはエンティティーが除去される
まで、繰り返し除去される。図63は片側開放線分が除
去される前のパーツの3次元表現の例を図示し、図64
は片側開放線分が前記3次元表現から除去された後の前
記パーツを図示する。上記したように、ステップS16
8で行なわれる3次元クリーンアップ工程は曲げ線を検
出しきれいにする工程も含む。曲げ線は、3次元空間に
おけるパーツの面情報の検出を促進するために特定され
且つきれいにされる(例えばモールド線分を加えること
により)。前記生成された3次元モデルデータに基づい
て、各曲げ線は、それぞれの中心により定義される同一
の法線を有する一対の3次元曲線(例えばそれは図面デ
ータにおける曲線エンティティーにより表現される)の
検出に基づいて同定される。この過程において、特定さ
れた前記曲げ線に対してモールド(形取り)線分が付加
される。前記モールド線分は、3次元曲線の各対におい
て対応する終点を特定し且つ前記3次元曲線の対応する
終点の間でモールド線分(例えば線分エンティティーで
表現される)を延長することにより追加される。図65
は曲げ線が特定される前のパーツの代表的3次元表示を
図示し図66は前記モールド線分(図において破線で表
現される)が追加された後のパーツを図示する。曲げ線
が特定され且つモールド線分が追加された後、3次元ク
リーンアップ工程は更に前記パーツの全ての曲げ線をき
れいにし且つ面をトリミングするために前記パーツの3
次元表現を加工する。前記2次元3面図データの図にお
ける頻繁に生ずる不明瞭さにより、前記パーツの3次元
表現に前記面の過剰な部分が生成される。前記3次元ク
リーンアップ工程は前記面の過剰な部分を特定しそして
板金領域知識(例えば何が折り畳めないかについての知
識)を用いて前記面をトリミングする。余分な穴或いは
開口部のような他の余分な情報も特定され消去される。
結果として前記パーツの過剰な部分は除去され前記3次
元表現は前記板金パーツのより精密な表現を提供する。
図67は前記曲げ線をきれいにし且つ前記面をトリミン
グする前のパーツの代表的な部分を図示し、図68は正
常化及びトリミングがなされた後のパーツの前記部分を
示す。図25は材料厚さを持つ最初の3次元図面から材
料厚さを持たない3次元図面を生成するためになされる
工程及び操作の論理フローの例を示す。ステップS20
0で、材料厚さを有する最初の3次元図面が入力されサ
ーバモジュール32へ搬入される。前記3次元モデルは
材料厚さを有する3次元のワイヤフレーム図面で、DX
F或いはIGESファイルのごときCAD図面ファイル
である。前記3次元図面が前記サーバモジュール32へ
搬入された後、厚さ除去工程がステップS204で行な
われる。ステップS204における前記3次元モデルに
対する厚さ除去工程は上記したアマダUNFOLDソフ
トウエア・システムにおいて提供されると同じ方法で行
なわれる。前記3次元モデルにおいて厚さを消去するた
めに、オペレータはまず厚さを指示し且つ残される面を
選択するように促される。このオペレータの選択に基づ
いて厚さを定義するエンティティー線分の終点を解析す
ることにより厚さが測定される。しかる後、選択された
表面の境界が、前記ループ及びエンティティー解析工程
に関連して上記したと類似の方法により探索される。そ
して保持されるエンティティーはマークされ(例えばフ
ラグを設定し或いは増加することにより)、対応する厚
さエンティティーは除去される。前記3次元パーツのエ
ンティティーを探索する際、前記エンティティーは、ユ
ーザにより選択された厚さエンティティーの長さに基づ
いて識別される。一般的に前記厚さエンティティーと同
じ長さを有する全てのエンティティーは選択されず除去
され、同じ長さでない他のエンティティーがマークされ
残される。前記3次元パーツの表面の探索でマークされ
なかった残りのエンティティーもまた除去されることが
ある。再びサーバモジュール32はマニュアル厚さ除去
モードを提供し、そこではオペレータは除去されるべき
3次元パーツにおける各エンティティーを手動で指示す
る。ステップS204の後、厚さを有しない、結果とし
ての3次元モデルがステップS206で展開され及び/
又はオペレータに対して表示される。展開アルゴリズム
或いは工程が次にその材料厚さを有しない3次元モデル
に適用され上に詳細に説明したように、曲げモデルデー
タについての単一の2次元平面図を生成する。上記した
ように前記データベース30に格納されるデザイン及び
製造情報は、板金要素についての製造データのみならず
板金の幾何学形状及びトポロジーを含む曲げモデル・デ
ータファイルを含む。更にこの発明の種々の特徴を実行
するために使用されるソフトウエアはC++のごとき高
度のプログラム言語を用い且つオブジェクト指向プログ
ラム技術を用いて生成される。この発明の種々の特徴を
実行するためには、Booch或いはOMTのごとき異
なるオブジェクト指向技術も使用される。オブジェクト
指向プログラムが使用される場合は、前記板金パーツを
表現するためにオブジェクト指向データが使用され、前
記パーツのための曲げモデルは完全に自己充足的クラス
・ライブラリを用いて実行される。この発明の1つの側
面により、オブジェクト指向プログラム技術に基づく、
前記曲げモデルのための代表的データ構造及びアクセス
・アルゴリズムの記述が提供される。図26は、本願発
明をオブジェクト指向プログラムにより実行する際使用
される前記曲げモデルの代表的データ構造及びアクセス
アルゴリズムを図示する。オブジェクト指向プログラム
は、データを含む複数のオブジェクト或いはモジュール
のみならずそのデータに作用する複数の指示を結合する
ことにより現実世界をモデル化することができるソフト
ウエア展開の1つのタイプ或いは形態である。オブジェ
クト指向プログラムにおいては、オブジェクトは板金パ
ーツのごとき、何か物理的なものをモデル化するソフト
ウエアエンティティーであり、或いはそれらはビジネス
上の商取引のごとき仮想的な何かをモデル化するもので
ある。オブジェクトはそのオブジェクトの状態を集合的
に定義する1つもしくはそれ以上の属性(即ちフィール
ド)を含み、且つ全ての他のオブジェクトからそれを識
別するための識別子を含む。更にオブジェクトはある種
の条件の存在に基づいて、前記属性を修正し或いは前記
オブジェクトに対して作用をなす一群の方法(即ち手続
き)により定義される振る舞いを含む。この発明の実施
例によれば、前記板金パーツはオブジェクト指向データ
モデルとして表現される。図26に示されるように板金
パーツの曲げモデルは完全に自己充足的なクラスライブ
ラリとして定義される。前記板金パーツのための全ての
要求されるデータ操作及び機能(例えば折曲げ、展開
等)はこのクラスライブラリの要素機能として取り込ま
れる。全ての幾何学的或いはトポロジーデータは前記曲
げモデルの中で分類される複数のオブジェクトの内部で
定義される。前記曲げモデルクラスライブラリは複数の
クラス或いはオブジェクトの階層であり、パーツクラス
はその階層の最上レベルのクラスである。前記パーツク
ラスは種々のパーツ属性を有するパーツオブジェクトを
含み、前記パーツ及び前記パーツに対してなされる複数
の作用を定義する種々のオブジェクトを含む。図26
は、前記曲げモデルクラスライブラリにおいて分類され
る種々のオブジェクトの例を示す。例えば種々の属性5
2を含むパーツクラス50が提供される。前記パーツ属
性52はパーツ番号及び/又は名前、パーツ材料タイプ
及びパーツの厚さのごとき種々のパーツ情報を含む。前
記属性52はまた、複数の曲げがなされる順番を指示す
るための曲げ順情報及び前記パーツの種々の寸法につい
ての誤差要求のごとき他の製造情報を含む。前記パーツ
クラス50はまた図26に示されるように面オブジェク
ト54、穴オブジェクト56、成形部オブジェクト5
8、及び曲げ線オブジェクト60のごとき種々のオブジ
ェクトを含む。前記オブジェクト54,56,58及び
60の各々はそこに表現されたエンティティー(例えば
面、穴、成形部、及び曲げ線)の各々についての一群の
オブジェクトからなる。前記面オブジェクト54、穴オ
ブジェクト56、成形部オブジェクト58、及び曲げ線
オブジェクト60はそれぞれ幾何学形状及び寸法デー
タ、2次元及び3次元空間表現における位置及び座標デ
ータ、及び前記パーツのそれらの各エンティティー(例
えば面、穴、成形部、及び曲げ線)の端及び表面に関連
するデータを含む。例えば、前記面オブジェクト54
は、前記複数の面の各々についての幾何学形状及び寸法
データ、2次元及び3次元表現における前記複数の面の
空間位置データ、及び前記複数の面の端及び表面につい
ての端及び表面データを含む。更に、成形部オブジェク
ト58は、前記パーツにおける特殊な成形部に関連する
データを含み、このデータは幾何学形状及び寸法デー
タ、2次元及び3次元空間位置データ、及び端及び表面
データを含む。図26の実施例に更に示されるように、
パーツクラス50は更にトポロジー・オブジェクト62
及び曲げ特性オブジェクト64を含む。前記トポロジー
オブジェクト62は、前記パーツの前記面、穴、成形部
及び曲げ線についてのパーツトポロジーデータを含む。
前記トポロジーオブジェクト62におけるデータは前記
パーツの前記種々の特徴の構造的及び幾何学的関係を示
す。前記曲げ特性オブジェクト64は前記パーツの1つ
或いはそれ以上の特徴についての特殊な製造上の拘束に
関する情報を含む。例えば如何に前記板金パーツが曲げ
られるべきであるかに関する曲げ特性情報が、前記曲げ
特性オブジェクト64に設けられる。前記曲げ特性情報
は、異なる曲げ特性タイプ(例えば同時曲げ、同一直線
上曲げ、Z曲げ等)についての特殊製造データを含む。
前記曲げ線オブジェクト60は、また行なわれる曲げに
関連する製造特殊データを含む。従って、各曲げ線につ
いての幾何学的或いは寸法データ、2次元及び3次元空
間位置データ、端データに加えて、前記曲げ線オブジェ
クト60はまた、各曲げ線についてのV幅データ、曲げ
ピッチデータ、曲げ数データ及び/又は配向データを含
む。各曲げ線は、図26に示すように付随する曲げ操作
を含む。この曲げ操作は、各曲げ線において曲げを行な
うためのデータ及び操作/指示を有する一群のオブジェ
クトとして実行される。仮にオブジェクトとして提供さ
れると、各曲げ操作は、曲げ角度、曲げ半径及び/又は
曲げ縮小量のごとき固有の曲げデータのみならず、如何
に或いはどのタイプの曲げを行なうべきか(例えば円錐
曲げ、Z曲げ、ヘミング、円弧曲げ等)を指示するデー
タ及び指令を含む。前記パーツの曲げモデルを、オブジ
ェクト指向データモデルを介して実行することにより、
全ての複雑な数学的計算、計算幾何学及びマトリックス
変換が単一のクラスライブラリに組み込まれる。ヘミン
グ、Z曲げ及び円弧曲げのごとき特殊な曲げ操作もその
クラスライブラリに取り込まれる。更にV幅及び曲げ縮
小量及び曲げ順のごとき製造情報もそのクラスライブラ
リに取り込まれる。前記曲げモデルにより、前記2次元
平面モデル及び3次元モデルの同時二重表示が図26に
示すように行なわれる。更に、前記曲げモデルの曲げ線
オブジェクト60に応じて曲げ加工が行なわれる。前記
曲げモデル及びパーツ構造に関連する一般的なコメント
並びにそれらについての実行はここに添付した付録Kに
提供される。曲げモデルビューアが前記曲げモデルを解
釈し、2次元及び/又は3次元表現における前記パーツ
の視覚的な画像を表示するために設けられる。図27
は、この発明の他の側面による、前記曲げモデルビュー
アの構造と前記曲げモデルとの関係のブロック図を図示
する。前記曲げモデルビューアはオブジェクト指向プロ
グラム技術を介して実行され、前記設備38における種
々の場所10,12,14,…20の前記ステーション
モジュールにおけるユーザが前記曲げモデルに設けた情
報に基づいて前記パーツの種々の図を表示できるように
するウインドウズに基づくアプリケーションである。前
記曲げモデルビューアは、前記板金パーツを視覚化する
ために用いられる一群のアプリケーション・ライブラリ
・モジュールを含む。更に、前記曲げモデルビューア
は、ウインドウズ・アプリケーションの画像クラスとし
て設計され、従ってそれは任意のウインドウズ・アプリ
ケーションについての基本的画像クラスとして使用され
る。前記2次元及び3次元モデルを見るための殆どの標
準的操作(例えぱズーム92、回転96、パン100、
寸法102等)は前記曲げモデルビューアの要素機能と
して実行される。幾何学的変換及び基本的コンピュータ
グラフィックス技術は、画像操作を実行する際に前記曲
げモデルオブジェクトに対して適用される。更に、前記
曲げモデルビューアは、画像モデル属性88を含み、そ
れはソリッド画像、ワイヤフレーム画像、2次元平面画
像及び正射影画像を含む4つの主なる画像モードを有す
る。この発明の1つの側面によれば、前記曲げモデルク
ラスライブラリ80は、選択された画像(例えばソリッ
ド、ワイヤ、2次元平面又は正射影画像)に応じて、前
記板金パーツに作用する一群の手続き又は機能を含む。
前記曲げモデルビューア観察クラス84は、ズーム9
2、回転96、パン100及び寸法102のごとき、一
連の標準的操作を含む。そして、前記曲げモデルビュー
アの状態に応じて、前記曲げモデルビューア観察クラス
は、前記曲げモデル・クラス・ライブラリ80から複数
の機能を呼び出す。図27に示されるように、ユーザに
より選択される前記種々の観察モデル属性或いは特徴8
8は、ソリッド画像、ワイヤフレーム画像、2次元平面
画像及び正射影画像を含む。この発明に設けてあるこれ
らの種々の観察モードの記述は図28−31を参照して
以下に提供される。基本的コンピュータグラフィックス
及び幾何学的モデル化技術、例えば幾何学的変換及び3
次元幾何学的技術は、前記曲げモデルの種々の特徴を実
行し且つ異なる観察モード或いは機能を提供するために
使用される。コンピュータに基づいた2次元及び3次元
のモデル化及びシミュレーションにおける最近の発展及
び展開、例えばグラフィックライブラリ或いはパッケー
ジの効用はこの発明のこれらの特徴を実行するために適
用される。更に、コンピュータグラフィックス及びモデ
ル化については広い種類の刊行物或いは文献が利用可能
である。例えば、モルテンソン、フォリー等、マンティ
ラを見よ。それらの各々は上に記載した。この発明の種
々の観察及びモデル化の特徴を提供するために各ステー
ションモジュール及びサーバモジュールは、800×6
00の解像度を有するSVGAスクリーンのごとき高解
像度表示スクリーンを有する。ジョイスティック及び或
いはゲームカードも前記ステーションモジュール及びサ
ーバモジュールに提供され、ユーザが、前記パーツの異
なる2次元及び3次元表現を選択的に修正し且つ観察す
ることを可能とする。ソフトウエアに基づいたグラフィ
ックス・パッケージ、例えばオープンGL及びレンダウ
ェアは、グラフィック計算を行なうために使用される。
それらのグラフィックライブラリ或いはパッケージはウ
インドウズに基づいたアプリケーションで種々の観察モ
ードを実行するために使用される。例えばオープンGL
は前記曲げモデルに設けてあるパーツ幾何形状及びトポ
ロジーデータに基づいて種々の2次元ワイヤフレーム画
像を実行するために使用される。更にレンダウェアは前
記曲げモデルに設けてあるパーツデータに基づいて、前
記板金パーツの種々の2次元及び3次元ソリッド画像を
表示するために使用される。オープンGLについての更
なる情報については、例えばオープンGL・レファレン
スマニュアル及びオープンGL・プログラミングガイ
ド、リリース1、オープンGL・アーキテクチャ・レビ
ュー・ボード、アディソン−ウエズレイ発行社、リーデ
ィング、マサチューセッツ(1992)を見よ。レンダ
ウェアの情報については例えばレンダウェアAPIレフ
ァレンスマニュアルV2. 0、クライテリオンソフト
ウエア株式会社、イギリス(1996)を見よ。前記パ
ーツの種々の画像を表示するために、前記曲げモデルは
例えばオペレータのステーションモジュールにより前記
データベース30からアクセスされる。前記曲げモデル
データは、使用されているグラフィック・ライブラリ或
いはパッケージ(例えばオープンGL又はレンダウェ
ア)により使用されるデータフォーマットに応じて再フ
ォーマット化される。しかる後、前記グラフィックデー
タは、オペレータにより選択された観察モード(ワイ
ヤ、ソリッド等)を表示し、或いは前記ユーザにより実
行された観察機能(ズーム、パン等)を実行するために
種々のプログラムされた順序に従って加工される。特定
の観察モードがオペレータにより選択される時、選択さ
れた観察モードは、前記画像の現在のズーム比率或いは
ファクター及び向きと共に検出される。この情報は、次
に前記現在の表示を更新するために前記グラフィックパ
ッケージに対して機能コールを行なうために使用され
る。前記グラフィックパッケージに対する機能コール
は、表示される観察モード並びに実行されるズーム或い
はその他の観察機能に応じて行なわれる。これらの機能
コールに基づいて前記グラフィックパッケージは必要な
データを提供し、従って前記ステーションモジュールは
前記オペレータに対して前記パーツの画像を表示する。
前記ユーザによる前記2次元又は3次元表現の修正(例
えばジョイスティック或いはマウスを移動することによ
り)に基づいて前記表示された画像を更新するために追
加の機能コールは前記グラフィックライブラリに対して
なされる。前記パーツのワイヤフレーム画像を提供する
ために、前記グラフィックパッケージに対して前記パー
ツの線分エンティティーデータが提供され必要なグラフ
ィック計算がなされる。しかし、ソリッド画像について
は、前記面の各々について1つもしくはそれ以上の多角
形が引き出され、前記画像を表示するために前記グラフ
ィックパッケージへ入力として提供される。オープンG
L及びレンダウェアのようなグラフィックパッケージ
は、多角形データを入力として取得し、ソリッド画像を
提供するために前記多角形により定義される領域を満た
す。前記多角形は、前記曲げモデルにおける面及び曲げ
線情報から導出され各面の境界を決定することにより導
出される。前記多角形は前記パーツの各面を表示し且つ
定義するために生成されなければならない。これらの面
は次に、板金パーツ全体を表示するために、前記曲げモ
デルにおける前記パーツトポロジー及び他のデータに基
づいて接続される。仮に面が開口部或いは穴を有する場
合には、そのような開口部を囲まない幾つかの多角形を
有する面を定義することが必要となる。正射図について
は、個々の図の各々(それはワイヤフレーム又はソリッ
ドである。)についてのデータは前記グラフィックパッ
ケージに送られ、図31に示されるごとく、結果として
の複数の図が単一の表示スクリーン上で結合される。前
記曲げモデル像の種々の観察モード及び機能を実行する
ための代表的コードは付録Eに提供される。前記サンプ
ルコードはC++で記載され前記プロセス及びそこで実
行される操作に関連する複数のコメントを含む。適当な
グラフィックパッケージ(例えばオープンGL及びレン
ダウェア)との結合における前記コードは異なった図
(例えば2次元及び3次元ワイヤフレーム或いはソリッ
ド)を表示するために使用されるだけでなく、前記観察
機能(例えばズーム、回転、パン等)の各々の機能を提
供する。表示される種々の観察モード表示スクリーンの
簡単な説明が以下に与えられる。ソリッド図モードは、
前記曲げモデルにより定義される前記パーツの、ソリッ
ドで表示される3次元図を表示する。図28は前記板金
設備38内での位置10,12,14,…20のいずれ
かにおいて設けてある表示スクリーンへ出力として提供
される代表的ソリッド図ウインドウを図示する。このソ
リッド図モードにおいて、ユーザ或いはオペレータは、
3次元空間でのナビゲーション及び3次元自動寸法付け
を操作するための複数の観察機能を与えられる。前記パ
ーツのソリッド図を変更するために設けられる基本的な
機能は回転、ズーミング、パンニング、及び/又は標準
図選択を含む。前記ユーザにより与えられ或いは選択さ
れる前記標準図は以下を含む。即ち等測投影法図、平面
図、底面図、正面図、背面図、左図、及び右図。自動及
びマニュアル寸法付け操作がまた提供され、現在の観察
角度に基づいて前記パーツの重要な寸法を表示する。こ
の発明の寸法付け特性の代表的例が、図32−36を参
照して以下に提供される。図28に示されるようにソリ
ッド図ウインドウはウインドウズに基づいたアプリケー
ションであり、従って前記パーツの複数のウインドウ或
いは部分図が提供される。前記複数の図のウインドウ
は、ウインドウの中で1つの極めてクローズアップされ
た単一の図を提供する拡大図及び単一のウインドウにお
いて前記パーツの極めて遠くからの図を与える鳥瞰図を
含む。前記部分図はユーザにより選択されたオブジェク
トの部分図を与える。前記種々の観察機能を制御するた
めに、前記場所10,12,14,…20の各々の前記
サーバモジュール32及びステーションモジュールに、
ジョイスティックインタフェースが設けられる。前記ジ
ョイスティックだけ及び/又はキーボード上の所定のキ
ー(例えばシフトキー又はコントロールキー)の操作と
の組み合わせの操作が、回転及びパンニング及びズーミ
ングのごとき種々の機能を実行するためにユーザにより
行なわれる。更に、前記パーツのソリッド図の表示され
る生地は、データベース内での前記パーツについて特定
された材質をシミュレートするように選択される。この
目的のために、スチール、ステンレススチール、アルミ
ニウム等のごとき材料の生地のライブラリを有する材料
生地ライブラリが提供される。格納された材料生地ライ
ブラリはソリッド図が存在する時オペレータによりアク
セスされ適用される。従って、表示されるパーツの表面
は前記板金パーツの実際の生地をより忠実にシミュレー
トする。前記ワイヤフレーム図モードは、前記板金パー
ツのワイヤフレーム図のウインドウズに基づいた表示を
提供する。ワイヤフレームウインドウの例が図29に示
されている。前記ワイヤフレームにおける3次元空間ナ
ビゲーション及び3次元寸法付けを提供するためのキー
の機能は、前記ソリッド図に関して上に記載したと類似
である。例えば回転、ズーミング、パンニング及び標準
図の選択のごとき機能が提供される。自動寸法付け、多
重図ウインドウ及び断面図オプションも前記ワイヤフレ
ーム図モードにおいて提供される。更に、ジョイスティ
ック及び/又はキーボードインタフェースが、ユーザが
前記種々の観察機能を選択し且つ活性化することができ
るように提供される。前記2次元平面図モードはワイヤ
フレーム表示において、前記パーツの展開された2次元
平面図を表示する。2次元平面図ウインドウの例が図3
0に示されている。この2次元平面図モードはユーザが
ウインドウ中の図を変更し又は解像するのを可能とする
ための複数の観察機能を有する。例えばユーザが前記2
次元平面ワイヤフレーム図を選択的にズームし且つパン
するのを可能とするようにズーミング及びパンニング機
能が設けてある。更に、寸法付け及び多重ウインドウ観
察機能が、前記ソリッド図モードに関して上記したと同
様の態様で設けてある。ジョイスティック及び/又はキ
ーボードインタフェースはユーザがパンしズームし他の
観察機能を制御するのを可能とするように設けてある。
前記パーツに設けられている特殊な成形部または形状
は、特殊な成形部の指示又は記載を有する、前記成形領
域の前記最も外側の境界上に成形部または形状として表
示される。図31に図示されるような正射図ウインドウ
も前記曲げモデルビューアの一部として提供される。前
記正射図モードはワイヤフレーム表示において平面図、
正面図、右図及び等測投影法図を表示する。隠れ線オプ
ションが、観察角度に基づいてブロックされた線を見え
なくするために設けられる。この隠れ線オプションは各
図のウインドウを簡単化するために用いられる。前記正
射図モードにおいても種々の観察機能が提供され、ユー
ザが前記ウインドウにおいて現在の図を選択的に操作し
且つ変更するのを可能とする。例えば、ズーミング及び
パンニング機能が寸法付け及び多重ウインドウ観察機能
と共に設けられる。上記したように、多重ウインドウ観
察機能が設けられ、ユーザが、多重ウインドウにおいて
前記正射図の拡大図及び/又は鳥瞰図を選択的に表示す
ることを可能とする。ジョイスティック及び/又はキー
ボードインタフェースが、前記複数の場所の各々に設け
られ、ユーザが、前記正射図モードにおいて前記複数の
観察機能の各々を選択的に活性化し且つ操作するのを可
能とする。上記した種々の図の表示の各々を表示せしめ
るのに加えて、前記曲げモデルビューア観察クラスは他
の特徴と共に実行される。例えば前記曲げモデルビュー
アはオペレータにより選択され強調されている現在の図
において複数の項目或いはエンティティーを指示するた
めの選択集合を含み且つ維持する。この発明の1つの側
面によれば、オペレータは、選択された項目に関連する
データを修正し或いは前記パーツのそれらの項目の所定
の操作を行なうために前記表示されたパーツの面及び曲
げ線及び他の特徴を選択することを可能とされる。例え
ばオペレータは、表示されたパーツの面を選択し、その
面のその幅或いは長さに沿っての寸法データを変更する
ことができる。オペレータはまた曲げ角度又はV幅のご
とき各曲げ線に付随する種々のの曲げデータを修正する
ことができる。前記曲げモデルビューアはユーザにより
選択されたエンティティー或いは項目(例えば面、曲げ
線、面或いは曲げ線の端等)のリストを保持する。観察
者はそのリストを更新する。従ってオペレータにより現
在選択されている現在の項目は前記選択リストに常に保
持される。この発明におけるソフトウエアの他の部分
は、異なる手順(例えばマニュアル寸法付け等)を実行
し或いは行なう際、選択されたエンティティーの前記現
在のリストの図面クラスを呼び出す。更に前記曲げモデ
ルビューアは観察可能性機能を提供する。それは現在表
示されている図に基づいて観察可能性情報及び座標情報
を提供する。以下に更に十分に説明されるように、前記
観察可能性機能は前記パーツの特定な部分或いはエンテ
ィティーがスクリーン上で現在観察可能であるか否かに
ついての情報を提供し且つスクリーンエンティティーが
現在位置する場所についての座標情報を提供する。前記
曲げモデルビューアの観察可能性機能は、前記パーツの
どの部分が現在スクリーン上で観察可能であるかを決定
するためにこの発明の寸法付け特性により呼び出され
る。従ってスクリーン上で観察可能である前記パーツの
部分の寸法情報のみが観察者に対して表示される。この
発明の寸法付け及び観察可能性機能のより詳細な説明は
以下に提供される。更に前記曲げモデルビューアの観察
可能性機能を実行するための代表的コードはここに添付
する付録Jに提供される。図32−36を参照するに、
この発明の1つの側面に基づく、寸法付け特性の事例が
説明される。上記したように、観察モードの各々は現在
の観察方向に基づいて、前記パーツの寸法を自動的に表
示する寸法付け機能を含む。自動寸法付け機能は、現在
の観察角度においては見ることができないフランジ或い
は曲げ線の寸法がユーザに対して表示されないように提
供される。前記自動寸法付け機能或いはモードが活性化
される時、前記パーツの観察可能な寸法のみが、現在の
観察角度に基づいて表示される。更に、自動寸法付けモ
ードにおいては、所定の寸法のみ(即ち前記曲げ操作に
対して重要である寸法)が現在の観察角度の状態に基づ
いて表示される。マニュアルの寸法付けモードも提供さ
れ、ユーザがどの寸法が表示されるべきであるかを選択
的に指示することを可能とする。このマニュアル寸法付
けモードにおいては、ユーザにより選択された寸法事項
のみが、現在のパーツの観察角度に基づいて表示され
る。いずれの寸法付けモードにおいても、表示された寸
法事項は、前記パーツがズーム化され或いはパンされる
時ウインドウ表示から消去され或いは除去される。図3
2は自動寸法付けモードにおいて表示される種々の寸法
事項の例を図示する。前記自動寸法付けモードにおいて
表示される寸法事項は、曲げ操作に重要な事項(例えば
フランジ長さ、曲げ線長さ、曲げ角度等)からなり、パ
ンチ加工された穴或いは開口部の寸法のような余分な寸
法事項ではない。前記表示される寸法事項は例えば前記
板金パーツの幅、深さ、及び高さ並びにフランジ長さを
含む。更に、各曲げ線の前記曲げ線長さL、曲げ角度
A、内側半径R及び曲げ縮小Dは単独で或いは一緒に、
1つのウインドウに或いはグループ情報ボックスに表示
される。上記したように、現在の観察角度に基づいて観
察可能な寸法事項のみが表示される。更に前記オペレー
タが、前記パーツの観察角度を変えるために回転、ズー
ミング或いはパンニングをする時全ての寸法は表示から
消去され或いは除去され、各操作が完了した時それらの
寸法は再び表示される。表示情報(任意のテキスト或い
は参照矢印)の寸法及び向きは、現在のズームの比率或
いは観察角度ではなくスクリーンの寸法に対して常に寸
法調整される。しかしながら、前記寸法情報の可読性を
改良するために前記寸法情報の色、スタイル、重み及び
/又はフォントはユーザがそれらを変更できるように形
成可能である。結果としてオペレータ或いはデザイナー
は、前記寸法情報の特殊の色、フォントサイズ等を選択
することによりパーツにおける重要な寸法を強調するこ
とができる。例えば、寸法テキストの色、寸法又はフォ
ント又は、寸法参照事項、線又は矢印の色、線の重み或
いはスタイルは、パーツにおける重要な寸法を指示する
ために強調され或いは選択的に変更される。オペレータ
はまたウインドウ情報ボックスを色付けし満たし或いは
スタイル付けし或いは特定の曲げ線を色付けし或いはパ
ーツ内の他の重要な寸法を強調する。この発明の寸法付
け特性を実行するために種々のプロセス或いは操作が利
用される。更に上記したように本発明の寸法付け特性に
対して観察可能性情報を提供する観察可能性機能を、前
記曲げモデルビューアは備える。これらの機能或いは特
性は、例えばサーバモジュール32及び/又は工場全体
に位置するステーションモジュールのそれぞれで、ソフ
トウエアにより実行される。この発明の自動寸法付け特
性を実行するための代表的コードが付録F−Iに設けて
ある。更に、曲げモデルビューアの観察可能性機能のた
めのサンプルコードが付録Jに設けてある。これらの付
録におけるコードはC++プログラム言語で書かれてお
り、そこで行なわれる手続き及び操作の論理フローの理
解を容易にするためのコメントを含む。この発明の寸法
付け特性の論理フローは一般的に3つの段階に分類され
る。第1の段階で、前記パーツの曲げモデル幾何形状及
びトポロジーデータがデータベース30からアクセスさ
れ、前記パーツの全ての寸法並びにそれらの寸法が表示
され得る全ての態様を計算するために使用される。前記
パーツの各曲げ線及び面について、データが表示され得
る全ての最も遠い点が計算され、これらの点について、
寸法線或いは矢印が表示され得る全ての方法が計算され
る。前記寸法データ或いは他の情報が表示され得る場所
を決定する際に一定のヒューリスティックが適用され
る。例えば一般的なルールとして、全ての情報は前記パ
ーツの外側にのみ表示されると決定される。このような
ヒューリスティックが、前記ビューアに対してより意味
のあるそしてより込み合わない情報の表示を提供するた
めに適用される。上記した第1の段階は、本発明の寸法
付け特性がオペレータにより活性化された際常に実行さ
れる。或いは、前記第1段階の計算は前記パーツが最初
にオペレータにより観察された際にのみ行なわれる。こ
のような場合に、前記計算されたデータは次の使用のた
めにメモリに格納され、前記パーツの寸法或いは他の幾
何学的データがユーザにより修正され或いは変更された
時変更される。更に前記第1段階の全ての計算は図面ス
クリーンに対してではなくパーツの幾何学形状に対して
行なわれる。従って前記データは、現在の図面に関わり
なく或いはその図面が変更されても何時でも再び使用さ
れ得る。この発明の自動寸法付け特性の第2段階は前記
パーツの図面が更新された時常に行なわれる。この第2
段階の主たる目的は、変更された図において前記パーツ
のどのエンティティーが観察可能であるかに基づいて前
記第1段階中に生成されたデータをふるいにかけること
である。この第2段階において、現在の図において観察
可能でない全てのデータはふるいにかけられ、現在観察
可能である、前記第1段階において計算されたデータの
みが残る。前記パーツのいずれの点あるいは部分が現在
観察可能であるかを決定するために前記曲げモデルビュ
ーアに対する機能コールがなされる。上記したように、
前記曲げモデルビューアは、表示されている現在の図に
基づいて前記パーツの観察可能な部分についての情報を
保持し且つ提供する観察機能を含む。前記パーツの向き
に基づいて前記曲げモデルビューアは前記パーツのどの
面及び曲げ線(並びにそれらの面及び曲げ線のどの端或
いは部分)が観察可能であるか、そして何がスクリーン
上で隠されているかを決定する。上記したように、前記
曲げモデルビューアの観察可能機能を実行するためのサ
ンプルコードは付録Jに提供される。前記パーツのいず
れの点あるいは部分が観察可能であるかを決定するため
に、前記曲げモデルビューアは前記パーツの現在の図の
向き及び現在のズーム面又は表示されているパーツの比
率を決定し且つ維持する。前記曲げモデルビューアはこ
の現在の図の向きを決定し維持するために従来の透視図
射影技術(モルテンソンの例えば12章を見よ)を使用
する。前記パーツの任意の点の観察可能性を決定する際
に前記点の世界座標(即ちそこにおいて前記パーツが表
現されているところの座標)を前記観察可能性機能は獲
得する。次に、前記現在の図面の向き及びズーム面ある
いは比率に基づいてその点について、前記世界座標に対
応するスクリーン座標(即ちスクリーン上の画素の位
置)が決定される。その後、前記スクリーン座標に基づ
いて、前記スクリーンの観察点の眺めから前記部品の任
意のエンティティー或いは部分が問題の点の前方にある
か否かが決定される。前記パーツの上の点の隠されてい
る特性は、前記パーツの他のエンティティー或いは部分
が問題の点と同じスクリーン上の点を割り当てられてい
るかどうかに基づいても決定され得る。グラフィックパ
ッケージ或いはライブラリ(例えばオープンGLあるい
はレンダウェア)への機能コールは、前記パーツの1つ
の点以上が同じスクリーン上の点に割り当てられている
かどうかを決定するために使用される。もし何かが同じ
スクリーン上の点に割り当てられているならば、それら
の点のそれぞれのZバッファ深さに基づいて、前記パー
ツの点がそれの後ろにあるかどうかが決定される。前記
Zバッファ深さはオープンGL或いはレンダウェアのご
ときグラフィックパッケージにより使用され、観察点或
いはカメラ位置からそれぞれの点への距離を定義する。
前記Z深さは、興味のある前記パーツの複数の点につい
て前記グラフィックパッケージへ機能コールを行なうこ
とにより決定される。前記曲げモデルビューアの観察可
能性機能の前記プロセスはこの発明の自動寸法付け特性
から前記曲げモデルビューアへ催促がある時いつでも実
行される。そのようなプロセスは従って前記オペレータ
により表示されているパーツの現在の図が修正され或い
は変更される時いつでも実行される。上記したように、
前記曲げモデルビューアは、表示された画像の向きに対
して変更がなされる時は常に、現在の図の向き及びズー
ム比の状態を維持し且つ更新し従って要求される時観察
可能性情報を正確に提供する。どのデータが観察可能で
あるかを決定した後、自動寸法付け機能は、(例えば第
1段階での計算に基づいて)前記寸法データ或いは他の
情報が表示され得る全ての可能な方法及び位置を決定す
る。前記データが表示され得る全ての可能な方法からデ
ータを表示するための最適の方法を選択するために一群
のヒューリスティックが適用される。例えば第1のヒュ
ーリスティックは、観察者の観察点により近いスクリー
ン上の領域が好ましいと要求する。第2のヒューリステ
ィックは、前記寸法を定義するための2つの可能な点の
間の距離が最小であるところの領域により近い領域にデ
ータは表示されるべきであると規定する。他のヒューリ
スティックはまた、スクリーン上での重なり合い或いは
混雑を避けるために、他の寸法データ或いは他の情報の
相対的位置に基づいて適用される。前記パーツの観察可
能な部分及び前記観察可能な領域についての情報を表示
するための最適の領域を決定した後、前記自動寸法付け
機能の第3の段階は前記表示スクリーン上で種々の情報
を描くために事項される。例えば、前記情報を表示する
ための領域の選択に基づいて、寸法情報は前記パーツの
観察可能な寸法の各々についてスクリーン上に表示され
る。更にどの曲げ線が観察可能であるかに基づいて、曲
げ線情報がまた、他のパーツ情報とオーバーラップしな
いスクリーンの領域において情報ボックス(例えば図3
2に示されるそれ)に表示される。前記パーツの幅、高
さ、及び深さを含むパーツの寸法はまた前記スクリーン
上の所定の位置(例えば前記パーツの右下)或いは前記
パーツに最も近く他の情報にオーバーラップしない或い
はそれを邪魔しない位置に表示される。図33−36は
前記寸法付けモードにおいて寸法事項を表示する際に、
使用される種々の方法及び定義を図示する。特に図33
(a)−33(b)及び33(c)は、種々の異なるパ
ーツについてフランジ寸法が定義される方法を図示す
る。この発明の1つの側面によれば、前記フランジ長さ
は、各曲げ線からフランジ上で最も遠い点として定義さ
れる。もし前記曲げ線と並行であるフランジの最も長い
端部に前記フランジの最も遠い点が存在しない場合に
は、前記寸法付けモードにおいて最も長いフランジが追
加され表示される。限定しない事例として図34(a)
及び34(b)は、2つの異なるタイプのパーツについ
て補助的なフランジ長さを追加することを図示する。前
記パーツの厚さが表示される時、フランジ長さは外側寸
法の外側として表示される。例えば図35(a)、35
(b)及び35(c)は、厚さを有して表示される種々
のパーツについて前記フランジ長さが指示される態様を
図示する。更に、鋭角の曲げを備えたパーツについて、
前記フランジ長さは種々の方法で表示される。例えば図
36(a)に示されるように、フランジ長さは、接線寸
法定義に基づいて表示され、そこでは前記フランジ長さ
は前記鋭角曲げから延長される接線から測定される。或
いは、前記鋭角曲げ角度の2つの辺から延長された2つ
の直線の交差により定義される点に基づいてフランジ長
さを定義するために、図36(b)に示されるそれのご
とき交差寸法方法が使用される。オペレータは、前記フ
ランジ長さを表示するために前記接線寸法或いは交差寸
法方法のうちから選択することを可能とされ、及び/又
は特定の寸法方法(例えば接線寸法方法)はデフォルト
設定として提供される。曲げコード順番の生成を促進す
るために、種々の表示機能を有した図形的ユーザインタ
フェースが設けられ、オペレータによる曲げプランの生
成を助ける。図37−44はこの発明の他の側面によ
り、図形的ユーザインタフェースの使用により曲げコー
ド順番を生成するために実行される種々の手続き及び操
作を図示する。通常、最初の曲げモデルデータ及び他の
作業情報はサーバモジュール32において重要な幾何学
的及び製造データを入力することにより設計プログラマ
により生成される。結果としての曲げモデルファイルは
次にデータベース30に格納される。板金パーツが製造
される前に、曲げオペレータが、所望の曲げ操作を実行
するための曲げ順を生成する必要がある。この曲げオペ
レータは、どのタイプの工具が必要であるかを決定し且
つ前記曲げ機械装置について工具取付けを定義しなけれ
ばならない。この曲げプラン生成の工程は、図形的ユー
ザインタフェースの使用によりまたこの発明の種々の教
示により援助され、且つより効率的となる。前記曲げプ
ランを生成するために、例えば曲げステーション18の
曲げオペレータは、前記データベース30から前記曲げ
モデル及び他の作業情報へアクセスし且つダウンロード
する。前記関連するパーツについての曲げモデルは前記
コミュニケーションネットワーク26を介して曲げステ
ーション18における工場フロア上のステーションモジ
ュールへ搬入され或いは移入される。この工程は、一般
的に図37のステップS220に示される。その後、ス
テップS224で曲げオペレータは、前記曲げモデルビ
ューアを用いて前記パーツの形状及び寸法を調べる。こ
こで、前記曲げオペレータは、前記曲げステーションに
位置付けられた表示スクリーンで前記パーツの種々の2
次元及び3次元図を選択的にズームし且つパンする。こ
の発明の自動寸法付け特性を活性化することにより、前
記曲げオペレータはまた曲げ操作を実行するために前記
パーツの重要な曲げ寸法を観察する。一旦オペレータが
前記パーツの形状及び寸法を理解すると、この曲げオペ
レータはステップS228で曲げ順入力ウインドウを選
択し且つ表示することにより前記曲げプランを生成する
ことを開始する。前記曲げ順入力ウインドウは、曲げオ
ペレータが曲げ順を生成し且つ修正し且つ消去するのを
援助するために図形的ユーザインタフェースを提供し且
つオペレータが、前記曲げ順における各段階についての
種々の製造パラメータ(例えばバックゲージ位置、工
具、NCデータ等)を特定し且つ入力することを可能と
する。前記曲げ順入力ウインドウは前記スクリーンの一
部(例えばスクリーンの中央部或いはスクリーンの左側
の方)に表示される前記パーツの2次元平面図画像を含
む。前記2次元平面図画像は、前記パーツのフランジ、
穴及び開口部を含む、前記展開パーツの種々の特徴を含
む。前記曲げオペレータが前記複数の曲げ線及び各曲げ
線についての曲げ順を選択し且つ指示すると、各曲げ段
階における前記中間的パーツ形状のソリッド2次元或い
は3次元画像が現れ、例えば図38に示されるように、
スクリーンの右側の端のごときスクリーンの一部にそれ
らが提供される。前記中間パーツ形状の画像は入力され
た曲げ順に対応した順番で表示され且つ(図38の例に
示されるように)前記パーツの2次元平面図と共にスク
リーン上に同時に表示され或いは別個のスクリーン表示
に別個に表示される。更に各曲げ線が選択されるにつれ
て、前記曲げ線は強調され、図39(a)に一例として
示されるように、曲げ順番号及び挿入方向(例えば矢印
で表現される)が前記曲げ線の上或いは近くに表示され
る。各曲げ線についての前記曲げ線番号は、それが選択
される順番に基づいて自動的に設定され、或いは各曲げ
線が選択された後オペレータによりマニュアルで入力さ
れる。曲げ角度、曲げ線長さ、及びバックゲージ位置の
ごとき曲げ線に関連する他の製造情報も、図40及び4
1に例として示されるように、各曲げ線が選択され強調
されるとき入力され及び/又はスクリーン上に表示され
る。図40及び41に示すように、ダイアログ或いは情
報ボックスがスクリーン上に表示され、曲げオペレータ
が各曲げ線に関連する製造情報及び他のパラメータを選
択し、入力し或いは修正することを可能とする。前記ダ
イアログ或いは情報ボックスは、曲げオペレータが曲げ
線を強調し或いは選択するのを可能とする。ホット機能
きー或いは高速スイッチキーが前記曲げシーケンス入力
ウインドウに表示され、オペレータが工具立てを選択し
或いは入力し且つNCデータを監視し且つ修正するのを
可能とする。例えば曲げオペレータは、工具機能キーを
選択し、前記曲げ順入力ウインドウから、工具立て情報
を入力するための工具入力表示スクリーン或いは複数の
表示スクリーンへ切替える。NC機能制御キー(例えば
NC9EX)も設けられ、オペレータが実行されるべき
曲げ操作に関連するNCデータを監視し及び/又は修正
するのを可能とする。更に図40及び41に示されるよ
うに、曲げ線を定義し及び/又は修正すること及び関連
する製造情報に関連して他の機能キー及び制御部が設け
られている。例えばZOOM ALLキーが、前記2次
元平面図画像をズームイン及びズームアウトするために
設けられている。バックゲージキーは、前記バックゲー
ジの位置を選択し或いは設定するために設けられてい
る。グループ化及びグループ解除化制御キーは、一緒に
曲げられる複数の曲げ線を可能とし或いは制御するため
に表示される。更に制御キー(例えばアマ曲げ)が特殊
な曲げ操作を定義するために設けられている。他の機能
キーを表示されオペレータが前記曲げ順を選択し、修正
し及び/又は消去するために設けられている(例えばR
EMOVE CLEAR FWD、CLEAR AL
L、OK、CANCELL)この曲げ順入力ウインドウ
により、曲げオペレータは、前記曲げ順及び種々の製造
情報を効率的に監視し且つ修正することが可能となる。
更にこの発明の他の側面によれば、前記パーツの断面図
及び/又はパーツの曲げシミュレーションが、前記曲げ
順における各曲げ工程についてスクリーン上に表示され
る(例えば図41を見よ)。前記断面図及び曲げシミュ
レーションは前記スクリーン上に選択的に表示され或い
は曲げオペレータにより各曲げ線が選択される時表示さ
れる。前記断面図及び曲げシミュレーションは、例えば
上下曲げ工具(例えばパンチ及びダイ)又はバックゲー
ジ位置或いは設定の表現を含み、それらは前記2次元平
面図画像と共に同時にスクリーン上に表示され或いは異
なるスクリーン表示上に別個に表示される。前記バック
ゲージ位置は前記パーツのトポロジーに基づいて自動的
に決定され或いはオペレータにより設定され或いは修正
される。前記曲げ線のための工具立て情報が入力されて
おらず或いは曲げオペレータにより設定される場合に
は、前記断面図及び/又は曲げシミュレーションはスク
リーン上に表示されず又は前記中間パーツ形状の表現及
び計算され或いは定義されたバックゲージ位置のみが表
示される。前記曲げシミュレーションは、前記パーツの
所望の反転、前記パーツの操作及び配向動作及び/又は
各曲げ線でなされる前記パーツの曲げ加工の表示される
シミュレーションを含む。前記表示スクリーン上に前記
パーツの2次元平面図画像と共に、曲げ工程の前のパー
ツの断面図及び曲げ工程がなされた後の前記パーツの断
面図を同時に表示することはまた可能である(例えば図
41を見よ)。これらの断面図は、スクリーンの右側に
提供され前記曲げ順における各曲げ工程についての前記
上下曲げ工具及びバックゲージの表現を含む。更にズー
ム制御或いは機能キー(ZOOM IN及びZOOM
OUT)が表示され、オペレータが、前記曲げ前及び曲
げ後断面図に関連してズームの比或いは向きを制御する
ことを可能とする。日本公告公報平7−121418
(丹羽等の名前で1995年12月15日に発行)及び
日本公開公報平1−309728(長沢等の名前で19
89年12月14日に発行)に開示されるそれと類似の
技術及び手続きが前記パーツの断面図或いは曲げシミュ
レーションを表示するために使用される。前記文献の開
示はここにその全体において参考により積極的に取り込
まれる。この発明の1つの側面によれば、選択された曲
げ線に関連して前記パーツの短い或いは小さいサイドを
計算することにより前記曲げについて挿入方向を自動的
に決定するためのソフトウエア或いはプログラム論理が
提供される。この発明の特徴に基づいて、各曲げ線はそ
のパーツを2つのサイドに分断するために使用される。
挿入方向は、より小さい或いは短い長さ(例えば前記曲
げ線に直交する辺の寸法)を有する前記パーツのサイド
に基づいて或いは、より小さい全体的面積を有するサイ
ドに基づいて各曲げ線について決定される。もしオペレ
ータが前記選択された挿入方向に満足しない場合には、
図39(b)に図示されるように、オペレータは挿入方
向を反転する。オペレータは挿入方向を、例えば曲げ線
が強調されている際にマウス或いはキーパッドの選択ボ
タンをクリックすることにより変更し或いは反転する。
挿入方向情報は、曲げ装置或いは機械装置で前記パーツ
を曲げ加工するために、前記曲げ線により定義されるフ
ランジの挿入方向を指示するための矢印及び/又はテキ
ストを含む。前記挿入方向情報は、曲げ線の上或いは近
く(例えば図39(a)及び39(b)を見よ)或いは
関連するフランジの端の上或いは近く(例えば図40を
見よ)表示される。更に前記挿入方向情報は、各曲げ線
が選択された時に表示され或いはジョイスティック装
置、マウス装置、或いはキーボード装置から受け取った
入力に基づいて選択的に表示される。従って図形的ユー
ザインタフェースの使用を介して、曲げオペレータは、
種々の中間形状及び最終パーツの形を、オペレータによ
り入力された選択された曲げ順に基づいて見ることがで
きる。再び、オペレータはジョイスティックインタフェ
ース、マウスインタフェース及び又はキーボードインタ
フェースのごとき適宜の入力装置を通して前記スクリー
ン上にデータを入力し選択することができる。曲げオペ
レータが提案された曲げ順に満足しない場合には、曲げ
オペレータは、ステップS232に一般的に示されるよ
うに曲げプランを最終化する前に曲げ順を編集する。こ
の曲げ順の編集は種々のやり方及び方法において実行さ
れる。特にこの発明の1つの側面によれば、ドラッグ及
びドロップ編集特性が提供され図42に示されるように
オペレータは単に、前記スクリーンの左側或いは右側に
提供された中間的パーツ形状アイコン或いは表示の1つ
をつかみ且つそれを前記順番の所望の位置へドロップす
ることにより選択された曲げ順を編集する。その後、前
記曲げ順に対する曲げオペレータの修正に基づいて前記
スクリーン上の前記種々の中間パーツ形状が修正され、
改定された曲げ順に基づく中間的曲げ段階を示す。更に
前記曲げオペレータの前記曲げ順をドラッグ及びドロッ
プ編集に基づいて、前記2次元平面図画像上の曲げ順番
号が改定される。前記曲げ順が決定された後、オペレー
タは、ステップS236に示すように、格納された工具
立てデータのライブラリから工具を選択することにより
どのタイプの工具立てが使用されるべきであるかを決定
する。関連する工具立て情報は、工場フロアの曲げオペ
レータに対して表示され、曲げオペレータが前記ライブ
ラリから工具立てを選択するのを図形的に支援するため
に表示メニューが提供される。一旦特定の工具が前記ラ
イブラリから選択されると、前記工具に関連するデータ
がスクリーン上に表示される。図43は、マニュアル工
具選択のために前記曲げオペレータに対して図形的に表
示される種々の表示メニュー及びデータテーブルの事例
を図示する。図43の例では前記曲げオペレータが前記
工具ライブラリから特定の工具を取り出すのを支援する
ために、連続的な表示メニュー或いはスクリーン表示が
図形的に表示される。連続的に表示されるスクリーン表
示は前記表示装置上に連続的に表示され(例えばオーバ
ーラップする或いはカスケードする対応で)或いはそれ
は個々に表示され、そのスクリーンは次の引き続くスク
リーン表示が表示される前にクリアされる。一旦特定の
工具が選択されると、その工具に対する特定のデータが
テーブルに提供され且つオペレータに表示される。工具
ライブラリにおけるデータは、前記ソフトウエアの最初
のセットアップ手続きにおいて、(例えばデータベース
37下に)予め定義され且つ可能されている。この発明
のマニュアル工具選択特性はオペレータが工具タイプを
選択し且つ各タイプにおいて工具の形状を選択すること
を可能とする。例えば、パンチ、ダイ、ダイホルダ、及
びダイレールを含む種々の工具タイプが選択される。各
タイプは多数の形状からなり、且つ各形状に対して異な
ったサイズ及び寸法の多数の工具が存在する。1つの工
具を選択するために、ユーザは、図43に示されるよう
な、表示される工具タイプアイコンから1つのアイコン
を選択することにより1つの工具タイプをまず特定す
る。その後ユーザは選択された工具について利用できる
異なる形状のメニューを提供される。工具形状を分析し
た後、ユーザは選択された工具について、表示された形
状アイコンから1つの形状アイコンを選択することによ
り工具形状を選択する(例えば図43では、ケースネッ
ク形状パンチが選択された)。最後にユーザは選択され
た工具形状について適当なサイズ及び寸法を選択する。
図43に更に示されるように、選択された工具形状に対
して利用可能な工具の異なるサイズ及び寸法を示すため
のテーブルがユーザに対して表示される。このテーブル
から1つの項目を選択することにより、選択された工具
がアイコンとして表示され一般的な工具タイプアイコン
に置き変わり、且つ工具の選択を確認する。ステップS
240で、曲げオペレータは次に図形インタフェースの
支援により、プレスブレーキにおける種々の工具段階を
設定する。図44は前記曲げプランにおいて使用される
工具セットアップの定義を容易にするために曲げオペレ
ータに対して与えられる代表的工具セットアップウイン
ドウを図示する。図44に例として示されるように、種
々のパンチ、ダイ及びレールのデータが前記ツールセッ
トアップウインドウに表示される。前記板金パーツのた
めの工具及びダイの情報はオペレータにより入力され
る。ジョイスティックが曲げオペレータのステーション
モジュールに提供され曲げオペレータが工具位置を指示
し且つ利用可能な工具及びダイのリストから工具及びリ
ストを選択することを可能とする。この工具セットアッ
プウインドウにおいてスクリーンの左側は現在の工具セ
ットアップの断面形状を表し、スクリーンの右側はプレ
スブレーキにおける現在のセットアップの位置を表示す
る。現在のセットアップの位置は図44に示されるよう
に強調され或いは影が付けられる。最後にオペレータが
曲げ順に満足すると前記工具立て及び曲げシーケンスを
含む曲げプラン情報が、図37におけるステップS24
2に一般的に示されるように、前記データベース30の
中に前記曲げモデルと共に保存される。前記曲げ順の実
際のテストが、前記曲げオペレータにより選択された曲
げ順を確認するためにプレスブレーキにより行なわれ
る。もし必要なら、前記工具立ての定義或いは曲げ順に
対する更なる修正が、前記ステーションモジュールにお
けるオペレータ或いはデザイナーにより実行される。こ
の発明の種々の他の特徴は、前記曲げプランの生成にお
ける前記曲げオペレータを支援するために設けられる。
例えばこの発明の他の側面によれば、工具立てエキスパ
ートが設けられ、前記曲げオペレータに対して前記曲げ
モデルに格納されたパーツ形状及び他の情報に基づい
て、工具立て及び曲げ順の示唆を自動的に与える。前記
工具立てエキスパートからの示唆は当該示唆の分析の
後、曲げオペレータにより改定される。更に、より複雑
な工具立てエキスパートシステムが提供され、前記曲げ
ファイルにおける前記パーツの形状及び潜在的な衝突及
び干渉をチェックするための工具の形状分析に基づいて
更に複雑な操作について工具立て示唆及び曲げ順示唆を
行なう。そのようなエキスパートシステムはマニュアル
或いはロボットにより支援された曲げ機械装置により使
用され実行される。限定しない例として、この発明は米
国特許出願第08−386.369、「板金曲げプラン
を生成し且つ実行するための知的システム」と題され
る、デービッドAボーン等の名前による、及びデービッ
ドAボーン等の名前による「ロボットウインドウの計画
/制御の方法」と題される米国特許出願第08−33
8.115号に開示される特徴及び教示により実行され
る。これらの開示はこおに全体として参照により積極的
に取り込まれる。上記したように図形的ユーザインタフ
ェース或いは種々の機能は、板金パーツのための曲げプ
ランを生成する際に曲げオペレータを支援するために設
けられる。この発明の他の側面によれば、追加の特徴が
更に設けられ、前記パーツの設計及び製造において支援
を行なう。以下に更に十分に説明するように、音声的或
いは視覚的情報の格納のごとき種々のマルチメディア特
徴が本発明において実行され前記曲げプランを生成し或
いは曲げ順を実行する際に曲げオペレータに対して追加
の支援を行なう。更に、中間の曲げ段階の各々において
前記工具及びパーツの間の潜在的干渉及び衝突を自動的
にチェックする衝突チェック特徴が提供される。この衝
突チェック特徴は、工具形状及びパーツにおける空間の
面倒で時間のかかるマニュアルチェックに置き変わるた
めに提供される。前記マニュアルチェックは曲げプラン
を生成する際曲げオペレータにより通常行なわれる。こ
れらの特徴及びその他のものは添付する図面を参照して
今から説明される。この発明の1つの側面によれば、前
記曲げモデルデータと共に音声及び映像情報を格納する
ための方法が設けられる。種々の音声及び映像情報は、
工場フロアにおいて記録され、例えば板金パーツの操作
及び曲げ加工に関連する特殊な指令を提供する。この目
的のためCCDカメラ又はディジタルカメラが音声マイ
クロフォンと共に種々の場所10,12,14,…20
のステーションモジュールの各々に設けられる。他の装
置、例えばオーディオマイクロフォンを有するビデオカ
メラ、をオペレータ或いはユーザが音声或いは映像の情
報を記録することを可能とするために前記ステーション
モジュールに設けられる。前記種々の記録装置は工場フ
ロアにおけるステーションモジュールコンピュータに接
続される。限定しない事例としてインテルのPROSH
ARE個人会議CCDカメラ(インテル株式会社から入
手可能)が音声及び映像情報を記録するために使用され
る。他の商業的に入手可能なCCDカメラ或いはディジ
タルカメラもそのような情報を記録するために使用され
る。前記曲げモデルデータと共に格納された種々の音声
及び映像情報は種々の方法及び手続きにより、ユーザに
よりアクセスされ且つ読み出される。例えば格納された
音声及び映像情報を再生するために、前記ステーション
モジュールによりメニューオプションが表示される。更
に、この発明の好適な実施例によれば、オペレータは、
観察ウインドウに表示されるアイコンを選択し且つ生成
することにより、格納されている音声及び映像情報に種
々の表示スクリーン及びパーツの図を付随させる能力を
有する。この特徴は、ソフトウエア及びオブジェクト指
向プログラム技術により実行される。これによりアイコ
ンオブジェクトは曲げモデルデータ構造の中に生成され
且つ格納される。このアイコンオブジェクトは、ある種
の条件(例えばマウスのダブルクリック或いはジョイス
ティック或いは他の入力手段の使用による選択の指示に
よるオペレータによるアイコンの選択)に基づいてメモ
リから付随された音声及び映像情報を読み出すための手
続きを含む。この発明のアイコンの特徴によりオペレー
タは異なる音声及び映像メッセージ或いは情報を前記板
金パーツの異なる部分及び任意の表示に関連させる。こ
のアイコンを前記パーツの表現に組み込むことにより、
前記アイコンは、スクリーン上で画面が変わるにつれて
前記パーツの2次元及び/又は3次元モデルの表示をズ
ームし、回転し並進運動させるように構成される。図4
5は前記パーツの3次元ソリッドモデルに張り付けられ
たアイコンの使用を介して音声及び映像情報を添付する
事例を図示する。ユーザが前記音声及び映像情報を記録
した後、オペレータが前記3次元モデルウインドウの任
意の位置にアイコンを張り付ける。前記アイコンがオペ
レータ或いはユーザにより次に選択される時、格納され
た音声及び映像情報は再生され、前記ウインドウに表示
され、そのアイコンが配置された前記パーツのある部分
或いは領域に関する特殊な指令又はメッセージを提供す
る。他の情報、例えば前記曲げ運動のシミュレーション
或いは記録、は前記パーツの種々の曲げ線の近傍にアイ
コンを置くことにより前記パーツに関連される。前記曲
げ運動に関連する映像情報は次に前記アイコンが選択さ
れる時ユーザに対して再生される。オペレータ或いはユ
ーザは、音声及び映像情報を記録し、或いは単に1つの
音声メッセージ或いは静止或いは運動映像信号を記録
し、それらユーザに対して選択的に再生される。前記ウ
インドウ表示に対して付着されたアイコンは格納された
情報のタイプを図形的に指示する(例えば、音声情報が
格納されていることを示しているためにマイクロフォン
のアイコンが表示され又は映像情報が格納されているこ
とを示すために表示モニタのアイコンが表示される)。
特殊なアイコンは、そのアイコンに音声及び映像情報が
関連されていることを示すために設けられる(例えば
「A/V」の記号或いはマイクロフォンを含むビデオカ
メラのアイコン)。アイコンの一覧が、設けられ且つ表
示され、ユーザが、前記スクリーン表示或いは画像に対
して音声及び或いは映像情報を添付する際に種々のアイ
コンから選択することを可能とする。図46は格納され
た音声及び映像情報を読み出すためのアイコンを組み込
んだ表示ウインドウの他の事例を図示する。図46に表
示された表示ウインドウは、図42を参照して上で説明
したそれのごとき、ツールセットアップスクリーン画像
に関連する。図46の例では、音声情報が格納され、マ
イクロフォンのアイコンにより読み出される。そして別
個の映像情報が格納され、前記表示ウインドウに対して
ビデオアイコンを張り付けることにより読み出される。
前記音声及び映像情報は工具セットアップ或いは操作に
関連する特殊な指令或いは情報に関連する。更に現在活
性化されているウインドウ表示のタイプに関係なく、オ
ペレータは、異なる音声及び映像情報を後に読み出すた
めに、前記ウインドウ表示における種々の領域に必要な
だけ多数のアイコンを張り付けることができる。この発
明の他の側面によれば、画像編集ウインドウ特性が提供
され、オペレータが格納された画像を選択しそれらを異
なるスクリーンへ適用するのを容易にする。前記画像編
集ウインドウ特性はウインドウに基づくアプリケーショ
ンとして提供され、それは例えばサーバモジュール32
或いは製造設備を通して設けられたステーションモジュ
ールのいずれかにおいてアクセスされる。図47は、こ
の発明の教示により実行される画像編集ウインドウの例
を図示する。前記イメージ編集ウインドウに表示される
画像はディジタルカメラ或いはCADコーダによる画像
写真を含む。前記スクリーンに表示される画像はオペレ
ータにより(例えばマウス或いは他の適当なデータ入力
手段により)選択的に選ばれ、他のスクリーンにコピー
され、それらはパーツの特定のモデルの図に関連させら
れる。オペレータは次にその画像或いはアイコンを前記
モデルのウインドウ(例えば図46に関連して上で示し
たそれのごとき前記パーツの3次元ソリッドモデルウイ
ンドウ)へ張り付ける。図45、46及び47の画像は
実際のスクリーン画像の写真再生である実際の画像イメ
ージは、使用されるカメラ或いはスクリーンの解像度に
応じてそれ自体更に明瞭である。前記画像は例えば、曲
げ操作に関連する特殊な操作或いは他の指令を議論し或
いは図示する曲げオペレータの静止或いは運動映像イメ
ージを含み、或いは板金曲げ操作の映像イメージであ
る。換言するば、有用であると思われる実際の画像が取
られ後に表示される。従って図45−47に示される実
際の画像はゲージ的な目的のためのみのものである。図
48及び49を参照するに、この発明の衝突チェック機
能の例が設けてある。この発明の1つの側面によれば、
衝突チェック機能が設けられ、ユーザは前記パーツ及び
パンチ工具の間の潜在的な衝突を、図形的ユーザインタ
フェースの使用によりチェックすることを可能とする。
前記衝突チェック機能はウインドウズに基づくアプリケ
ーションであり、前記製造設備における任意のステーシ
ョンモジュール或いは場所でアクセスされる。この発明
の自動的衝突チェック機能は、前記曲げプランを生成す
る際に通常行なわれている伝統的なそして面倒なマニュ
アルの形状チェックに変わり曲げオペレータにより使用
される。伝統的には、板金パーツの曲げプランを生成す
る際、曲げオペレータはまず前記パーツの曲げ順を決定
する。前記曲げ順は前記板金パーツが製造の間に曲げら
れる順番或いは対応を決定する。その曲げ順が決定され
た後、曲げオペレータはその曲げ操作の各々を実行する
ために使用される工具を選択し定義する。この過程で、
選択された前記工具の形状及び前記パーツの中間的形状
が、前記曲げ工程の各々を実行する際に前記工具とパー
ツとの間の干渉あるいは衝突が存在しないことを確実に
するために解析される。衝突或いは干渉が検出される場
合には、選択された工具のタイプ(或いは必要に応じて
曲げ順)は、前記工具と板金パーツとの間の干渉或いは
衝突を生ずることなく曲げ操作が実行されるように修正
されなければならない。潜在的な衝突或いは干渉を検出
する際に、前記工具の形状と板金要素の曲げられた部分
或いは形状との間のクリアランスを分析するために、曲
げオペレータは伝統的にマニュアルの方法に頼ってい
た。典型的には、曲げオペレータにより工具形状のモデ
ルが構成され使用されている。工具形状モデルは、板金
の種々の中間的形状の工学的或いは技術的図面(前記工
具形状モデルと同じスケールの寸法を有する)に対して
マニュアルで合わせられ或いはその上に置かれる。この
工具形状モデルを前記パーツの図面に対して適合させ及
び合わせることにより前記曲げオペレータは、曲げ工程
の各々において工具とパーツとの間に十分な空間或いは
クリアランスがあるかどうかを決定することができる。
しかしながらこの工程は面倒で且つ時間を浪費する傾向
がある。この発明は自動的干渉チェック機能を設けるこ
とにより、そのような伝統的な方法の不利益を克服する
ことである。この発明の干渉チェック機能は、図形的ユ
ーザインタフェースを介して実行され、曲げオペレータ
が所定の曲げ順における各中間的工程において衝突をチ
ェックするのを可能とする。図48及び49は図形的ユ
ーザインタフェースを介して実行される衝突チェック機
能の例を図示する。活性化される時、前記衝突チェック
機能は前記曲げ順における前記パーツの各中間的形状と
その順番に対して定義されるパンチ工具或いは複数の工
具との間の衝突を自動的にチェックする。前記中間形状
はスクリーンに表示され(例えば図48及び49を見
よ)、衝突が発見されると、当該衝突が検出される工程
がスクリーン上に強調される。更にテキストのごとき他
の表示示唆が検出された衝突の数を指示するために提供
される。図48及び49の例では、前記衝突情報は表示
ウインドウの右上領域に提供される。更に、前記衝突が
チェックされたパンチ工具或いは複数の工具のタイプは
表示ウインドウの左上領域に表示され或いは指示され
る。衝突が、オペレータにより選択されたパンチ工具に
ついて検出される時、衝突が検出される中間的形状或い
は段階がスクリーン上に強調される。この場合、オペレ
ータはその特定の曲げ段階について他のパンチ工具を選
択することもでき、前記パンチ工具の第2の選択につい
て衝突が起きるか否か決定するために前記衝突チェック
機能が再び実行される。オペレータは、各曲げについて
パンチ工具を選択し、前記衝突チェック機能により衝突
をチェックすることができる。ドラッグ及びドロップ編
集が、中間的曲げ形状をドラッグし、それを前記提案さ
れた曲げ順内の所望の位置へドロップすることにより、
前記ウインドウ表示中に表示された曲げ順をオペレータ
が変更することを可能とするように設けられてもよい。
前記曲げ順は図44を参照して上に記載したそれと同様
の対応で、オペレータによりなされた前記ドラッグ及び
ドロップ編集に基づいて修正される。この発明の衝突チ
ェック機能を実行するために種々の手続き及び操作が使
用される。例えば潜在的な衝突を検出するために、選択
された工具の幾何形状と中間的形状におけるパーツの幾
何形状とがアクセスされる。各中間工程における前記パ
ーツに関連する幾何形状データは前記曲げ順及びパーツ
寸法及びトポロジーデータに基づいて生成される。前記
パーツの各フランジは、前記曲げ順における各中間段階
における前記パーツを表示するために、曲げデータ(例
えば曲げ角度、曲げ線位置、縮小量等)に応じて折り曲
げられる。上記折り曲げ工程及びこの発明の縮小量保証
特性は各中間段階での前記パーツに対する幾何形状デー
タを生成する際に適用される。この工具及びパーツの幾
何形状により、前記曲げ段階の各々において前記工具の
先端をパーツの曲げ線へ置くことにより、前記工具及び
パーツが相互に適合される。これ以上は、前記幾何学的
データ及び前記工具とパーツとの境界を分析し、前記工
具及びパーツにおいて共通な点或いは重なり合う点が存
在するか否かを決定することにより検出される。衝突
は、特定の曲げ工程で検出される時、その工程は、ユー
ザに対して衝突の検出を示すためにスクリーン上で強調
される。衝突を検出するために使用される。工具データ
は、ユーザによりなされる工具選択に基づいて、工具形
状ライブラリから積極的に取り出される。任意の中間曲
げ工程での衝突の再計算は異なる工具形状或いは曲げ順
の修正に基づいて行なわれる。そのような特性を設け、
ここに記載されるごとき、図形的ユーザインタファース
を用いてそのような情報を表示することにより、衝突の
可能性は、曲げオペレータにより、より容易に決定され
且つ修正される。上記したように、ジョイスティック或
いはマウス装置は、板金パーツの表示されるモデルを観
察する際、ユーザが選択的に種々の観察機能(例えばズ
ーム、パン、回転等)を活性化し及び制御することを可
能とするために、前記製造設備を通して前記ステーショ
ンモジュールの各々及びそれらの場所に設けられる。前
記ジョイスティック装置は多重の軸を有するジョイステ
ィックで、選択或いは制御ボタンを有する。前記ジョイ
スティックはマイクロソフトサイドワインダジョイステ
ィックを含む種々の商業的に入手可能なジョイスティッ
ク装置を介して実行され、各ステーションモジュール及
び/又は当該設備の他の位置のコンピュータのゲームポ
ートに差し込まれる。前記マウスはまたウンドウズ95
或いはウインドウズNTのごとき任意の商業的に入手可
能なマウスをサポートするソフトウエア及び各設備位置
におけるコンピュータのゲームポート或いはマウスポー
トに差し込まれる任意の商業的に入手可能なマウス装置
により実行される。限定しない事例として図50−55
は、ジョイスティック装置或いはマウス装置を用いて、
3次元幾何学的形状を操作し且つ前記パーツを表示する
ためのシステムの種々の側面を図示する。この発明の3
次元ナビゲーションシステムは、ユーザが回転、ズーミ
ング及びパンニングのごとき種々の観察機能を制御する
ことを可能とする。この発明の1つの側面によれば、シ
ステムはまた3次元モデルを観察する際に、現在のズー
ム画像に基づいて計算される動力学的回転軸を用いる。
この側面によれば、回転の中心は現在の図及びズーム比
或いは係数に基づいて動力学的に変化され且つ計算さ
れ、従って前記パーツのズームされた領域は前記パーツ
が例えば高いズーム比或いは係数において回転される
時、前記スクリーンから消えることがない。この発明の
1つの側面によれば、3次元操作及びナビゲーションシ
ステムが前記設備のステーションモジュール及び/又は
サーバモジュールに提供される。3次元ナビゲーション
システムの工程及び操作は、ソフトウエア或いはプログ
ラムされた論理を介して且つ広い範囲のプログラム言語
及び教示の1つを用いて実行される。例えば前記システ
ムはC++のごとき高レベルのプログラム言語を用いて
且つオブジェクト指向プログラム技術を用いて実行され
る。更に限定しない例として、VISUAL C++が
使用される。それはウィンドウズに基づくアプリケーシ
ョンのためにマイクロソフト株式会社により提供される
C++プログラム言語の1つのバージョンである。前記
観察機能(例えばズーム、回転、パン等)上記した本発
明の曲げモデルビューアの観察クラスの要素機能として
実行される(例えば図27及び上記関連の開示を見
よ)。前記現在ズーム係数及びパーツの位置(例えば3
次元空間におけるパーツの位置)に関する情報は、ま
た、前記動力学的回転軸を計算し且つ所望の観察機能を
提供するために前記曲げモデルビューアからアクセスさ
れる。種々のハードウエア成分及びインタフェースが、
本発明の3次元ナビゲーションシステムを実行するため
に提供される。例えばシステムを実行するために使用さ
れるソフトウエアが前記ステーションモジュール及びサ
ーバモジュールのコンピュータ或いはパーソナルコンピ
ュータに設けてあり或いは存在する。上で議論したよう
に、前記コンピュータ或いはパーソナルコンピュータ
は、板金パーツの3次元表示をユーザに対して表示する
ために、高解像度モニタのごとき図形的カード及び表示
スクリーン或いはターミナルを含む。前記コンピュータ
或いはパーソナルコンピュータはまた、前記マウス或い
はジョイスティック装置と接続し及びインタフェースす
るためのマウス或いはゲームポートアダプタを含む。商
業的に入手可能なソフトウエアも設けられており、ユー
ザにより操作されるマウス或いはジョイスティック装置
からマウス或いはゲームアダプタカードにより受信され
る指令信号を解釈する。図50a及び50bは、例えば
単純な3次元箱形状パーツを回転するために多重軸ジョ
イスティック112により行われる回転機能の例を図示
する。上に述べたように、ジョイスティックは設備を通
して設けられているステーションモジュール及び/又は
サーバモジュールに設けられているコンピュータ或いは
装置に設けられ且つ接続されている。図50a及び50
bに示すように、前記パーツの回転は、前記ジョイステ
ィック112を前後に且つ左右に移動することにより行
なわれる。前記回転軸の方向或いは向きは前記ジョイス
ティック112(或いはマウス)の移動に基づいて設定
される。例えば前記ジョイスティック112を前後に移
動させることは、パーツを前記X座標軸に沿って定義さ
れる回転軸の周りに時計方向或いは反時計方向に回転さ
せることをもたらす(例えぱ図50aを見よ)。更に前
記ジョイスティック112を左右に動かすことは、前記
パーツを前記Y座標軸に沿って定義される回転軸を中心
として時計方向或いは反時計方向に回転させることをも
たらす(例えば図50bを見よ)。現在の図のズーム比
或いは係数が低く、パーツの全体表示がスクリーン上に
提供される時、前記回転軸は前記パーツの幾何学的中心
或いは図芯を通るように定義される。上記したように、
前記ズーム係数及びスクリーン上のパーツの観察可能性
は、本発明の曲げモデルビューアにより提供される観察
可能性機能に基づいて決定される。スクリーン上にパー
ツ全体が表示されると判断される時(図50a及び50
bにおけるそれのように)、回転軸を定義しそしてその
回転軸を前記パーツの幾何学中心へ設定するために座標
幾何技術が用いられる。前記パーツの回転は、次に、前
記ジョイスティック装置のユーザにより定義された移動
に基づき、且つ回転要素、この発明の曲げモデルビュー
アの観察機能を介して実行される。しかし仮に前記オブ
ジェクトの一部のみが画面に表示され、前記パーツの幾
つ化の部分は見えない場合(例えば高いズーム係数或い
は比率が選択された時)、前記回転軸は、前記パーツの
幾何学中心或いは図芯に維持されるべきではない。それ
はそのようにすることは、回転中に前記パーツのズーム
化された部分がスクリーンから消えるからである。実際
この発明によれば、ズーム比が増大される時、回転軸は
動力学的に再計算され、前記スクリーンのセンターにお
ける観察点(或いはカメラ視野)に最も近い点の座標を
通る。前記ズーム係数の変化に基づいて、前記回転軸を
動力学的に再計算することにより、前記パーツは、前記
パーツの観察可能な部分が回転の間に画面からはみ出す
ことにならない軸を中心として回転される。前記3次元
モデルのズーミング及びパンニングを行なうために、前
記ジョイスティック或いはマウス装置と別個に或いはそ
れと共に設けられたキーパッドに追加の制御ボタンが設
けられる。例えばズームボタン114を押すと共に、ジ
ョイスティック112を前後に移動することにより、図
51に示すように、所定の割合で前記パーツはズームイ
ンまたはズームアウトされる。上記したように、前記回
転軸は各ズームウィンドウの中で再計算され、ユーザ
が、回転がなされる時、前記パーツのズーム化された部
分を観察することができるようにする。更に、3次元形
状のパンニングは、図52に示すように、パンボタン1
16を押圧し或いは活性化し且つジョイスティック11
2を移動することにより、ユーザにより制御される。前
記ズームボタン114の場合と同様に、前記設備の種々
の位置の各々における前記ジョイスティックまたはマウ
ス装置と別個に或いはそれらと一緒に設けられたディジ
タル入力パッドの上に設けてある。この発明の代表的な
実施例に応じて、前記3次元ナビゲーション及び操作を
実行するために設けられた種々の工程及び操作が図53
−55を参照して以下に記載される。上に示したよう
に、前記3次元ナビゲーションシステムの必要な工程及
び操作はソフトウエア或いはプログラムロジック及びハ
ードウエア成分及びインタフェースの組み合わせを介し
て実行される。ジョイスティック或いはマウス装置のご
ときユーザにより制御される装置からの入力信号は所望
の表示されたパーツの運動及び再配向の量を決めるよう
に解釈される。この発明によれば、表示されたパーツの
回転軸は、回転中にパーツのズーム化された領域が画面
から消えるのを防止するため、現在の画面及びズーム係
数に基づいて動力学的に計算される。表示されたパーツ
の現在の画面を更新する際に、図53のステップS30
1に一般的に示されるように、前記ジョイスティック或
いはマウス装置の操作に基づいてユーザからの信号が受
信される。ユーザにより前記ジョイスティック或いはマ
ウス装置の特定の方向の運動及び/又は特殊な制御ボタ
ンの活性化との組み合わせが、所定の観察機能(例えば
回転、ズーム、パン等)及び表示されたパーツの所定の
方向(例えば時計回り或いは反時計回り、ズームイン又
はズームアウト、右又は左等)の運動を、図50−52
に例えば記載されるように、引き起こす。受信された信
号は、それらがジョイスティックからであるかマウス装
置であるかを問わず、カーソルの移動に写像され、ユー
ザにより所望されるスクリーン上の移動量を決定する。
ユーザが前記観察機能モードのうちの1つにいない場合
(例えばユーザがスクリーン上の情報を選択しているか
或いはダイアログボックス或いはウィンドウ内の情報を
観察している場合)、前記受信した信号の写像は要求さ
れない。当業者により理解されるように、通常のジョイ
スティック或いはマウス装置から受信される信号はスク
リーン空間のそれとは異なる座標或いは参照システムに
基づいており、従ってそれらは前記スクリーン上のカー
ソル移動に関する意味のある情報を提供するために翻訳
されなければならない。従って前記ユーザからの入力信
号を受け取った後、ステップS303に示されるよう
に、回転軸の計算及び表示されたパーツの現在の図を更
新する前に受信された信号はカーソル移動に写像され
る。ユーザにより制御される装置からの入力信号をスク
リーン空間上のカーソル運動に翻訳及び写像するために
異なる方法及び工程が使用される。伝統的には、マウス
装置の移動は、商業的に入手可能なソフトウエアにより
カーソル移動へ翻訳され且つ写像されていた。例えばウ
ィンドウズ95及びウィンドウズNTは、マウス移動を
カーソル移動へ翻訳するためのソフトウエアルーチンを
含む。従って、マウス装置の移動は、そのような商業的
に入手可能なソフトウエアによりカーソル移動に写像さ
れる。しかしながらユーザにジョイスティックインタフ
ェースが与えられている場合、有用な情報を提供するに
は、前記ジョイスティック運動もカーソル運動へ翻訳さ
れ且つ写像されなければならない。前記ジョイスティッ
ク仮想空間におけるジョイスティックの運動をスクリー
ン空間におけるカーソル運動へ写像するために種々の方
法及び技術が使用される。例えば、ジョイスティックの
移動信号は、最終的にカーソル運動へ写像される前に、
まずマウス運動へ加工され且つ翻訳される。或いは、前
記ジョイスティック仮想空間のサイズに対するスクリー
ン空間のサイズの比率の関数として、前記ジョイスティ
ック信号は直接カーソル運動へ写像される。図54は、
この発明の1つの側面に基づく、ジョイスティック運動
のスクリーン空間内でのカーソル運動への写像の例を図
示する。上に示したように、ジョイスティック装置は自
身の仮想的座標システム或いは空間218を含む。前記
ジョイスティック仮想空間218は、前記ジョイスティ
ックが中心或いは中立位置(即ちジョイスティックが移
動しない位置)に存在する位置に対応する原点J1を含
む。前記ジョイスティックが新しい位置(例えば図54
に示されるように現在の位置J2)へ移動する時、前記
ジョイスティック装置は前記ジョイスティックの仮想空
間内での新しい或いは現在の位置を示す信号を生成す
る。前記ジョイスティック仮想空間218は、しばしば
スクリーン空間212よりも大きい(画素の言葉で)の
で、前記ジョイスティックの仮想座標及び移動は、所望
のカーソル移動従ってスクリーン上でのパーツの移動を
決定するためにスクリーン座標へ翻訳されなければなら
ない。前記ジョイスティックの仮想座標移動をスクリー
ン座標移動へ写像し且つ翻訳するために種々の方法及び
工程が使用される。例えば、前記ジョイスティック仮想
空間サイズに対するスクリーン空間サイズの比率に基づ
いて、ジョイスティック運動はスクリーンカーソル運動
へ写像される。より詳細には、観察機能モード(例えば
ズーム、回転、パン等)が活性化され、ジョイスティッ
ク装置がユーザにより操作された時、前回の点C1から
現在の点C2へのカーソルの実際の移動は次の式で決定
される。 現在の点=前回の点+(スケール係数+V) ここに「現在の点」はカーソルの現在の点C2であり、
「前回の点」は前記カーソルの前回の点C1であり、
「スケール係数」はジョイスティック仮想空間サイズに
対するスクリーンサイズの比であり(いずれも画素にお
いて)、「V」はジョイスティック原点J1からジョイ
スティック現在位置J2へのジョイスティックの運動及
び方向を表すベクトルである。従ってジョイスティック
運動をカーソル運動へ写像するために、ジョイスティッ
ク装置がユーザにより操作される時ジョイスティック装
置から受け取られる信号に基づいて、前記原点J1から
現在位置J2へのジョイスティックの方向及び運動を示
すベクトル「V」が最初に計算される。このベクトル
「V」が計算された後、前記ジョイスティック運動は、
前記工程式における前記ベクトル「V」量及び前記「ス
ケール係数」量を用いてカーソル運動へ写像される。即
ち、前記カーソルの新しい或いは現在の位置C2は、前
記ベクトル「V」に前記ジョイスティック空間サイズに
対するスクリーンサイズの比(即ちスケール係数)を掛
け合わせ、次にこの計算の結果を以前のカーソル位置C
1に足し合わせることにより計算される。前記スケール
係数に応じて、前記スケール或いは運動の割合を所定の
或いはユーザにより選択された調整係数だけ増大し又は
減少することが必要となる。そのような場合には、そし
てユーザの好みにより、前記スケールの割合を増大し又
は減少するために、前記カーソルの現在位置を計算する
時に、前記スケール係数に調整係数が掛けられる。例え
ば、前記ジョイスティック空間サイズに対するスクリー
ンサイズの割合がスケール係数1/64を与える場合、
ジョイスティックの運動とスクリーン上の表示されたパ
ーツの運動の割合との間の一層満足できる関係を与える
ために、スケールの割合を増大するのが望ましい。限定
的でない例として、スケール係数1/64について、前
記表示されたパーツをズームし或いは回転する際調整係
数3が用いられる。更にスケール係数1/64につい
て、表示されたパーツのパンニングが行なわれる際には
調整係数6が使用される。勿論、スケーリング(縮尺)
の割合は、ユーザの特定の必要に基づいて修正され、前
記調整係数は予め決定され或いはユーザは、前記スケー
ルの割合を修正するための調整係数を調整或いは選択す
るためにオプションを与える。更に上に議論した事例に
おいて示したように、前記調整係数は複数の観察機能の
各々について同じ量に設定されてもよいし、前記観察機
能の各々について、同じ或いは異なる量に個別に設定さ
れてもよい。受信された信号が適当に写像され翻訳され
た後、前記パーツの回転軸が、図53のステップS30
5に一般的に示されるように動力学的に計算される。前
記パーツの現在の図に依存して、前記パーツが例えば高
いズーム比率或いはファクターで回転される時、前記パ
ーツのズーム化された領域がスクリーンから消えないよ
うに、前記回転軸は前記パーツの中心を通るか或いは他
の点を通るか決定される。現在のズーム図に基づいて、
前記パーツの回転軸を動力学的に再計算するために種々
の方法及び工程が使用される。この発明の他の側面に応
じて、図55は前記パーツの図がユーザにより修正され
た時いつでも前記回転軸を計算するために行なわれるプ
ロセス及び工程の代表的論理フロー及び手順を図示す
る。図55に示されるように、現在のズーム係数或いは
比率及びパーツの位置及び現在の図がステップS311
及びS313で決定される。ユーザにより選択された表
示パーツのズーム係数及び向きが、パーツ全体をスクリ
ーン上で観察可能にする(即ち全体図)か或いは前記パ
ーツの一部のみをスクリーン上で観察可能にする(即ち
部分図)。従って現在のズーム係数及びパーツの向き
が、表示パーツの回転軸を適正に設定するために定めら
れなければならない。前記パーツの現在の図を決定する
ために種々の方法及び工程が使用される。上に記載した
ように、観察可能性機能は、本発明の曲げモデルビュー
アを備え、表示される画像に対する変更が存在する場合
には何時も、現在の図の向き及びズーム比率の状態を維
持しそして更新する。前記曲げモデルビューアに対する
機能コールがなされ、前記パーツのどの点或いは部分が
現在観察可能であるかを決定する。スクリーン上に前記
パーツの全てが表示されているかどうかは画像体積をパ
ーツの境界基本線サイズと比較することにより決定され
る。ステップS315でパーツの全体図が現在スクリー
ン上で観察可能であると決定される場合には、ステップ
S317で前記回転軸は前記パーツの中心を通るように
設定される。全体図が存在する時、前記パーツの中心を
前記回転軸が通るように設定することは可能である。と
いうのは全体が表示されたパーツはユーザにより回転さ
れる時スクリーン上で観察可能であるからである。スク
リーン上で全てのパーツが観察可能である時、回転軸は
パーツの幾何学中心或いは図芯を取るように定義され
る。従来の座標幾何学技術が、前記パーツの幾何学中心
へ前記回転軸を定義し設定するために用いられる。更に
前記回転軸の方向は、前記前回のカーソル位置から現在
のカーソル位置へのベクトルに直交するベクトルとして
定義されることもできる。ステップS315で、スクリ
ーン上にパーツの部分図のみが現在観察可能であると判
断される場合、ズーム化されたパーツがユーザにより回
転される時表示されたパーツの一部がスクリーンから消
えないようにするために、回転軸を計算するために、前
記論理フローはステップS319−S325へ引き続
く。上記したように、ユーザにより高いズーム係数が選
択され前記パーツの一部のみがスクリーン上に表示され
る時、前記回転軸は、前記パーツの幾何学中心を通るよ
うに設定されてはならない。というのは、そのようにす
ることは、回転中に表示されたパーツのズーム化された
部分(ズームアップされた部分がスクリーンから消える
からである。パーツの表示された部分がスクリーンから
見えなくなり或いは消えることを防止するために、スク
リーンの中心における観察点(即ちカメラ)に最も近い
点の座標を前記回転軸が通るようにされなければならな
い。そのような場合、回転軸の向きは前回のカーソル位
置から今回のカーソル位置へのベクトルに直交するベク
トルとして定義される。従ってステップS319で、ス
クリーンの中心が決定され、カメラに最も近いスクリー
ンの中心におけるオブジェクト或いは前記パーツの部分
が選択される。即ち、スクリーンのセンターに位置する
表示パーツの部分及びカメラに最も近い或いはスクリー
ンのユーザの観察点に最も近い表示パーツの部分が取り
出される。ステップS321で、前記カメラにおけるオ
ブジェクトが存在するか(例えば前記スクリーンの中止
に位置する及び前記カメラに最も近い前記パーツのソリ
ッド部分が存在することが決定される場合、ステップS
325で前記回転軸は前記取り出された点を通るように
設定される。上記したように、回転軸の方向は前回のカ
ーソル位置から今回のカーソル位置へのベクトルに直交
するベクトルとして定義される。ステップS321でカ
メラにおけるオブジェクトが存在しない(例えば前記パ
ーツは前記スクリーンの中心に位置する及び前記カメラ
に最も近い穴或いは開口部を含む)と判断される場合、
論理フローはステップS323へ引き続く。ステップS
323で、前記回転軸は前記スクリーンの中心(例えば
前記スクリーンの物理的中心のX及びY座標)を通り且
つ前記パーツの幾何学中心に等しいZ座標(深さ)にあ
るように定義される。従って回転軸は前記X,Y,Z座
標を通るように設定され、回転軸の向きは前回のカーソ
ル位置から今回のカーソル位置へのベクトルに直交する
ベクトルとして定義される。図53を再び参照するに、
前記動力学的回転軸が決定された後、選択された観察機
能(例えばズーム、回転、パン等)がステップS307
で呼び出される。上記したように3次元操作システムの
種々の観察機能は前記曲げモデルビューアの観察クラス
の要素機能として定義され実行される(例えば図27及
び関連する上記開示を見よ)。そのような場合、ユーザ
により選択された観察機能に基づいて、機能コールが前
記曲げモデルビューアになされ、ステップS309で表
示されたパーツの現在の図が更新される。前記パーツの
現在の図及び向きは、ユーザにより選択された観察機能
及びユーザにより操作された入力装置(マウス或いはジ
ョイスティック装置)からの受信された写像カーソル運
動に基づいて更新される。オープンGL或いはレンダウ
ェアのごときグラフィックパッケージが、ユーザに提供
される現在の図の更新を容易にするために提供される。
図53及び55の代表的フローチャートにおいて行なわ
れる論理フロー及びプロセスはソフトウエアにより及び
広い種類のプログラム言語及び技術を用いて実行され
る。例えばオブジェクト指向プログラム技術及びC++
が前記プロセス或いは操作を実行するために使用され
る。この発明の3次元操作システムを実行するための代
表的コードが付録Lに提供される。代表的コードはC+
+プログラム言語で書かれ、前記動力学的回転軸を計算
するための種々の工程及び操作を含む。付録Lのコード
にはコメントが提供され、そこに使用される論理及びア
ルゴリズムの解析を容易にする。上記3次元操作システ
ムはジョイスティック装置及び制御ボタンの使用に関し
て記載されているが、このシステムは、マウス或いはキ
ーボードを含む他の特定のタイプの入力手段により実行
されることもできる。更に図51−52の上記実施例で
は、前記オブジェクトのスクリーンから無限へのその反
対のズーミング或いはパンニングを制限するために境界
が定義される。というのは連続的なズーミング或いはパ
ンニングはシステムを故障させ或いは破壊させるからで
ある。更に、前記ジョイスティックインタフェースに関
連して種々の他の特性が実行される。例えば、前記観察
機能のいずれかにおける移動は、ジョイスティックがジ
ョイスティックセンター位置から所定の範囲或いは距離
を越えて移動されなければ実行されない。パーツの移動
が許される前にそのようなジョイスティックの移動のし
きい値を要求することは、前記中心点からの前記ジョイ
スティックの不注意な操作或いは押圧に基づいて、表示
されたパーツの偶然の移動の発生を防止する。ユーザと
のジョイスティックインタフェース及びシステム相互作
用を改善するために他の特性がまた設けられる。例えば
ユーザによるジョイスティックの単一の操作に基づい
て、前記観察機能(例えばズーム、回転、パン等)のい
ずれか1つにおける連続的或いは増加的(例えばステッ
プごと)の移動が提供される。前記連続的或いは増加的
移動の選択はまた単一の方向におけるジョイスティック
の移動の量或いは時間に基づいて提供される。必要なら
ば表示されるパーツのスケール或いは移動の割合は、任
意の方向におけるジョイスティックの運動の程度或いは
時間に基づいて増加される。上記した速度調整係数の修
正をまた、ユーザが前記スケールの比率を増加し或いは
減少するために、マニュアルで調整係数に対する補正を
入力することを可能とすることにより実行される。工場
における部品の設計及び製造における支援を行なうため
に、本発明において種々の他の特性及び実施例が実行さ
れる。例えば各顧客のオーダに関する情報を追跡し且つ
アクセスするためにバーコードシステムが実行される。
所定の参照番号或いは作業番号を有するバーコードが顧
客により注文される各部品へ割り当てられる。このバー
コードはデータベース30にアクセスし作業情報を読み
取るために用いられる。ユタ、サンディにおけるゼブラ
テクノロジVTIからのバーコード・エニシング・バー
コードSCAN CCDセンサのごときバーコードリー
ダ或いはスキャナが各場所に設けられ、ユーザが前記サ
ーバモジュール或いはステーションモジュールにおいて
所定の作業のためのバーコードをスキャンすることを可
能にし、またデータベース30に格納されているそのパ
ーツに付随する重要な設計及び製造情報をアクセスし読
み出すことを可能にする。前記バーコードリーダは各ス
テーションモジュール及び/或いはサーバモジュールの
コンピュータに差し込まれている。前記バーコードは任
意の通常のバーコードフォーマットに基づいてフォーマ
ット化されている。例えばUPS−A CODA BA
RCODE39 EAN/JAN−8或いはPLESS
EYである。そして結果としてのバーコードナンバーは
ルックアップテーブルに基づいて翻訳され、前記データ
ベースから作業情報を読み出すために、対応する作業参
照番号及び/又はファイル名を検出する。或いは、前記
作業番号は、工場全体にわたって存在する任意のステー
ションにおいて表示される指示へタイプ打ちされ或いは
そこから選択され、瞬時にユーザの位置で作業情報を読
み出し表示する。そのような情報を瞬時に読み出す能力
は、コミュニケーションネットワーク26の使用及びデ
ータベース30のごとき中央に位置するデータベースへ
の前記デザイン及び情報の格納により支援される。この
発明の更に他の側面によれば、作業をスケジュールし割
り当てるための装置及び方法が提案されるシステムに設
けられる。従来、製造設備にわたる作業のスケジュール
化及び割り当てはショップ或いは工場の工場長により行
なわれた。工場長は、機械装置の現在のセットアップ及
び利用可能性のみならず現在の仕事の状態を決定する。
これらの情報を集め且つ分析した後、ショップ或いは工
場の工場長はスケジュールを生成し且つ工場における種
々の場所においてなされる作業について割り当てを分配
する(例えば工場フロアに分配される作業スケジュール
シートの形態で)。作業のスケジュール割り当ては、各
顧客の作業がタイミングの良い形態で且つ所定の出荷日
までに完了することを確実にするために行なわれる。作
業のスケジュール化及び割り当ての従来の工程はしかし
骨の折れるものであり、通常工場長によりマニュアルで
行なわれていた。この発明の1つの側面によれば、ショ
ップ或いは工場の工場長がその工場についての作業のス
ケジュールを立てることを支援するために、作業割り当
て及びスケジュールシステムが設けられている。そのシ
ステムはコミュニケーションネットワーク及びデータベ
ース30に格納されている曲げモデル情報を利用し、自
動的に必要な情報を集め、従って工場長はより容易に作
業スケジュールを生成することができる。このシステム
は前記サーバモジュール或いは工場にわたって配置され
ているステーションモジュールにおいてソフトウエア又
はプログラムロジックを介して実行される。スケジュー
ルされるべき種々の作業を入力することにより、システ
ムソフトウエアはデザイン及びパーツ情報を分析し所定
の作業を行なうためにどの機械が最も適しているかを決
定する。この目的のため、工場における機械の現在の状
態及びセットアップが定義され、データベース30に格
納され、作業スケジュールソフトウエアによりアクセス
される。種々の条件に基づいて、表示の形態で、特定の
作業を実行するためにどの機械が利用可能であるか及び
どの機械が他の仕事を実行することができないかを示唆
する。この点について、特定の作業について機械の利用
可能性をランク付け且つ提案作業スケジュールを提供す
るテーブルが表示される。前記提案作業スケジュールは
工場長により実行され或いは修正される。作業スケジュ
ールを設定し且つ推薦するために使用される条件は広い
種類の条件を含む。そしてそれは、工場における各マシ
ンの現在のセットアップ、各作業について必要とされる
曲げのタイプ及び工具、及び同じ時間枠或いは時間の間
に実行されなければならない他のタイプの作業を含む。
どの機械が特定の作業を実行できるかを決定するため
に、前記曲げ角度、フランジ長さ及び曲げのタイプを含
む各パーツについての曲げモデルファイルからの情報を
利用される。例えばデータベース30に格納されている
テーブルは前記工場フロアにおけるパンチング及び曲げ
機械の各々の現在のセットアップ及び能力についての重
要な情報を含む。提案された作業スケジュールに基づい
て、工場長は、工場の生産及び出力能力を最大限にする
ために、複数の作業を工場全体にわたる種々の場所へ割
り当てる。最後の作業スケジュール或いは割り当ては電
子的に入力されコミュニケーションネットワーク26を
介して機械の各々へ送られる。LEDのごときパイロッ
トランプが曲げ及び機械装置ワークステーションの各々
に設けられ、そのステーションに作業が割り当てられ転
送されたことを指示し且つ確認する。前記作業割り当て
及びスケジュールは、工場内の任意の位置から瞬時にア
クセス可能なサーバモジュールのファイルに格納され
る。上記特性に加えて、その他の特性が、この発明の教
示に応じて実行される。例えば種々のステーションモジ
ュール或いは位置にメニュースクリーンが設けられ且つ
表示され、ユーザがこの発明の種々の表示及び機能モー
ドを選択するのを容易にする。例えば図56に示される
それのごときメインのメニュースクリーンが、前記ステ
ーションモジュールが開始される際にユーザに対して提
供される。このメインメニューウインドウ表示はステー
ションモジュールにより提供される利用可能なウインド
ウ表示及び観察モードの各々のアイコン画像を含む。こ
のメインメニュースクリーンはメニューボタン(例えば
F1キー)が選択されるとき何時でも現れる。ユーザ
は、強調されたブロックを所望のウインドウアイコンヘ
移動しそれを選択することによりそのウインドウを選択
する。そのような操作は、キーボード、マウス或いはジ
ョイスティックの使用を介して行なわれる。他のウイン
ドウスクリーンのユーザに対して提供され且つ表示され
作業情報の入力及び表示を容易にする。例えばパーツ情
報ウインドウは、ユーザがパーツ情報を入力し或いは修
正するのを可能にするために表示される。パーツ情報ウ
インドウ表示の例が図57に与えられる。このパーツ情
報ウインドウは全ての関連するパーツ情報(例えばパー
ツ番号、材料タイプ、寸法等)を含み、板金パーツの2
次元平面図及び等測投影法図を含む。曲げ線情報ウイン
ドウ、例えば図58に示されるもの、はユーザが各曲げ
線についての曲げ順及び縮小量を含む種々の曲げ線情報
を監視することを可能とするために設けられる。前記曲
げ線情報ウインドウはユーザが、各曲げについての曲げ
線情報を入力し或いは修正するのを可能とし、板金パー
ツの2次元平面図及び等測投影図を含む。オペレータの
曲げ順の分析を容易にするために、追加のウインドウ表
示が提供される。例えば曲げシーケンスウインドウ表示
及び曲げシミュレーションウインドウ表示が提供され、
前記パーツの種々の曲げ段階を表示し、且つ曲げ操作中
におけるパーツの向きをシミュレートする。図59に示
されるような曲げシーケンスウインドウは前記メインメ
ニュースクリーンから選択され曲げシーケンスの各段階
における前記パーツの(静止状態における)中間形状を
ユーザに対して表示する。曲げシミュレーションウイン
ドウ(例えぱ図60を見よ)もユーザにより選択され、
曲げ段階の静止情報(スクリーンの右側に提供されるパ
ーツアイコンの形態で)及び、曲げ順における各段階で
行なわれる位置付け及び曲げの動的シミュレーション
(表示装置の中央において)を提供する。スクリーン上
のパーツアイコンを簡潔的に選択することにより、ユー
ザは選択されたパーツアイコンにより表現される段階に
おける、曲げ加工中でのパーツの向きの動的シミュレー
ションを見ることができる。各曲げ順を動的にシミュレ
ートするために、パーツは反転され、並進移動され、曲
げ線の周りで曲げられ/回転される。図57−60の上
記ウインドウ表示の各々は、図56のメインメニューウ
インドウ表示からユーザに対して選択され且つ表示され
る。更に、任意のステーションモジュールにおけるユー
ザは、メインメニューウインドウ表示において適宜のウ
インドウアイコンを選択し、この発明の観察モード(例
えば2次元平面、ワイヤフレーム、ソリッド、正射図)
に応じて表示されるパーツの2次元及び/又は3次元表
示を得る。これは図28−31を参照して上で詳細に説
明された。種々のメニューウインドウがまた例えばステ
ーションモジュールに設けられ、この発明の特性及び機
能の操作を容易にする。図61は2次元から3次元操作
のために表示される代表的メニューを図示する。更に図
62はこの発明の2次元クリーンアップ操作のための代
表的メニュー構造を図示する。この発明はしかしこれら
のメニュー配置に限定されるものではなく、他のメニュ
ースクリーン及び/又は工具アイコンバーが設けられ、
ユーザのシステムとの相互作用を容易にする。他の特性
もまたこの発明において実行される。例えば、高いレベ
ルの自動装置も提供され曲げプランの生成を容易にす
る。例えば曲げ及び工具立てエキスパートシステムが提
供され、各作業についてのパーツの幾何形状及び形状に
基づいて工具立てセットアップ及び曲げ順を生成し且つ
提案する。それは例えば米国特許出願出願番号08/3
86.369及び08/338.115に開示されるよ
うなものである。この発明は幾つかの代表的な実施例を
参照して記載されたがここで用いられた用語は、限定の
用語ではなく、記載及び説明の用語である。この発明の
範囲及び精神及び種々の側面から逸脱することなく種々
の変形がなされ得る。この発明はここで特定の手段、材
料及び実施例を参照して記載されたが、発明はここに開
示された特定のものに限定されるように意図されるもの
ではない。むしろ発明は全ての機能的に等価な構造、方
法及び使用に広がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に基づいて構成された、進歩
的板金製造設備のブロックダイヤグラム図である。
【図2】この発明の他の実施例に基づいて構成された進
歩的板金製造設備のブロックダイヤグラム図である。
【図3】この発明の1つの側面による、サーバモジュー
ル、データベース及びステーションモジュールの間のそ
れぞれのデータの流れを図示する。
【図4】この発明の他の側面による、サーバモジュール
により実行される一般的な工程及び操作のフローチャー
トである。
【図5】この発明の教示による、前記ステーションモジ
ュールの各々により実行される基本的工程及び操作の代
表的フローチャートである。
【図6】この発明の一側面による類似パーツ検索アルゴ
リズム或いは工程の論理フローを説明するフローチャー
トである。
【図7】この発明の一側面による類似パーツ検索アルゴ
リズム或いは工程の論理フローを説明するフローチャー
トである。
【図8】図8(a)、(b)、(c)はこの発明の側面
による、接触した角部を有する4曲げ箱及び開放された
角部を有する4曲げ箱についての特徴抽出操作を説明す
る。
【図9】図9(a)、(b)、(c)及び(d)はこの
発明の側面による、接触した角部を有する4曲げ箱及び
開放された角部を有する4曲げ箱についての特徴抽出操
作を説明する。
【図10】図10(a),(b)及び(c)は、この発
明の他の側面による、4曲げ箱、ブリッジ及び他の4曲
げ箱を有するパーツについての検索キーを特定するため
の特徴関連操作及び工程を説明する。
【図11】図11は、折り曲げアルゴリズムを用いて、
2次元単一図面図から3次元モデルを生成するためにな
される工程及び操作の論理フローを説明するフローチャ
ートである。
【図12】面検出工程のための図面を作成するために行
なわれる自動整形機能及びクリーンアップ機能の例を説
明する。
【図13】図13(a)、(b)、(c)は、面検出工
程のための図面を作成するために行なわれる自動整形機
能及びクリーンアップ機能の例を説明する。
【図14】面検出工程のための図面を作成するために行
なわれる自動整形機能及びクリーンアップ機能の例を説
明する。
【図15】図15(a)、(b)、(c)、(d)はこ
の発明の側面による、面検出工程においてなされる種々
の工程及び操作を説明する。
【図16】図16(a)、(b)、(c)、(d)はこ
の発明の側面による、面検出工程においてなされる種々
の工程及び操作を説明する。
【図17】この発明の側面による、面検出工程及び曲げ
線検出工程の実行から最終曲げグラフデータの生成を説
明する。
【図18】この発明の側面による、面検出工程及び曲げ
線検出工程の実行から最終曲げグラフデータの生成を説
明する。
【図19】はこの発明の教示による、展開アルゴリズム
及び他の工程を用いて最初の3次元図面(厚さを有しな
い)に基づいて2次元モデルを生成するための基本的論
理フローのフローチャートである。
【図20】この発明の側面による、2次元クリーンアッ
プ操作を用いて最初の2次元3面図に基づいて3次元モ
デルを生成するための基本的論理フローのフローチャー
トである。
【図21】この発明の側面による、2次元3面図に対し
て2次元クリーンアップ操作を行なうための工程及び操
作の基本的論理フローのフローチャートである。
【図22】図22(a)及び(b)は、この発明の2次
元クリーンアップ操作により加工される代表的2次元3
面図の図及び側面を説明する。
【図23】図23(a)はこの発明の2次元クリーンア
ップ操作の回転された図の特徴を説明する。図23
(b)はこの発明の側面による、この発明の2次元クリ
ーンアップ操作に関連する標準形態を説明する。
【図24】図24(a)及び(b)は、この発明の教示
による、厚さを有する2次元3面図及び厚さ除去工程を
用いて生成される厚さを有しない簡単化された2次元3
面図を説明する。図24(c)はこの発明の側面によ
る、代表的パーツの横断厚さ線分及び厚さ円弧の図であ
る。
【図25】本発明の側面による、厚さを有する3次元図
面から厚さを有しない3次元モデルを展開するために実
行される種々の工程及び操作の論理フローのフローチャ
ートである。
【図26】例えばオブジェクト指向プログラム技術を通
して本発明を実行する際に、使用される曲げモデルの代
表的データ構造及びアクセスアルゴリズムを説明する。
【図27】この発明の他の側面による、曲げモデルビュ
ーアの構造のブロックダイヤグラムを説明する。
【図28】表示スクリーンへ出力として提供される代表
的ソリッド図ウインドウ表示を説明する。
【図29】表示スクリーンへ出力として提供される代表
的ワイヤフレーム図ウインドウを説明する。
【図30】表示スクリーンへ出力として提供される2次
元平面スクリーン像ウインドウ表示を説明する。
【図31】表示スクリーンへ出力として提供される等測
投影図スクリーン像を説明する。
【図32】この発明の自動寸法付けモードにおいて表示
される種々の寸法事項の例を説明する。
【図33】図33(a)、(b)及び(c)は、この発
明の1つの側面による、種々の異なるパーツについてフ
ランジ長さが定義される対応を図示する。
【図34】図34(a)及び(b)は、この発明の他の
側面による、2つの異なるタイプのパーツについて補助
的なフランジ長さを追加することを図示する。
【図35】図35(a)、(b)及び(c)は、この発
明の更に他の側面による、厚さを備えて表示される種々
のパーツについてフランジ長さが指示される対応を図示
する。
【図36】図36(a)及び(b)は、この発明の接線
寸法方法及び交差寸法方法による、鋭角曲げ角度を有す
るパーツのフランジ長さが表示される対応を示す。
【図37】この発明の他の側面による、図形的ユーザイ
ンタフェースの使用により曲げプランが生成されるため
に行なわれる工程及び操作の論理フローのフローチャー
トである。
【図38】曲げ順を生成するために曲げオペレータに対
して表示される曲げ順入力スクリーン像の例を図示す
る。
【図39】図39(a)及び(b)は、この発明の他の
側面による、曲げ順の選択及び挿入方向の修正の例を示
す。
【図40】曲げ順入力スクリーン画像及び関連するスク
リーン表示の更なる例を示す。
【図41】曲げ順入力スクリーン画像及び関連するスク
リーン表示の更なる例を示す。
【図42】この発明の1つの側面による、オペレータが
提案された曲げ順を修正し且つ編集するのを容易にする
ために設けられるドラッグ及びドロップ編集特性を示
す。
【図43】曲げオペレータが工具を選択するのを支援す
るために図形的に表示される種々の表示メニュー及びデ
ータテーブルの例を示す。
【図44】提案された曲げプランにおいて工具のセット
アップを容易にするために曲げオペレータに対して表示
される代表的工具セットアップウインドウを示す。
【図45】張り付けられたアイコンの使用を介して、添
付された音声及び映像情報を有する3次元ソリッド図ウ
インド表示の例を示す。
【図46】この発明の一側面による、格納された音声及
び映像情報を読み出すためのアイコンと共に組み込まれ
た表示ウインドウの他の例を示す。
【図47】この発明の教示に基づいて実行されるイメー
ジ編集ウインドウの例を示す。
【図48】図形的ユーザインタフェースを介して実行さ
れるこの発明の干渉チェック機能の例を示す。
【図49】図形的ユーザインタフェースを介して実行さ
れるこの発明の干渉チェック機能の例を示す。
【図50】図50(a)及び(b)は、例えばジョイス
ティックを用いて3次元幾何学形状の回転及び表示を操
作するための、この発明の操作システムを示す。
【図51】例えばジョイスティック及びズームボタンを
用いて3次元幾何学形状のズーミング及び表示を操作す
るためのこの発明の操作システムを示す。
【図52】例えばジョイスティック及びパンボタンを用
いて、3次元幾何学形状のパンニング及び表示を操作す
るための、この発明の操作システムを示す。
【図53】この発明の3次元ナビゲーション及び操作シ
ステムを実行するために、実行される工程及び操作の代
表的フローチャートである。
【図54】この発明の側面による、ジョイスティック運
動をカーソル運動へ写像する例を示す。
【図55】表示されたパーツの回転軸を動力学的に計算
するためになされる工程及び操作の代表的フローチャー
トである。
【図56】例えばステーションモジュールにおいて設け
られ且つ表示されるメインメニューウインドウ表示の例
を示す。
【図57】ユーザがパーツ情報を入力し且つ修正するこ
とを可能とするように設けられた代表的パーツ情報ウイ
ンドウ表示を示す。
【図58】ユーザが曲げ情報を入力し且つ修正すること
を可能とするように設けられた代表的曲げ線情報ウイン
ドウ表示を示す。
【図59】板金パーツの中間的曲げ段階を観察するため
の、この発明の代表的曲げ順ウインドウ表示を示す。
【図60】板金パーツの中間曲げ段階をシミュレートす
るための、この発明の代表的曲げシミュレーションウイ
ンドウ表示を示す。
【図61】2次元から3次元への変換のためユーザに対
して設けられ且つ表示される、この発明の代表的メニュ
ースクリーン図及び構造である。
【図62】この発明の2次元クリーンアップ操作のため
の代表的メニュースクリーン図及び構造である。
【図63】一端が開放された線分が除去される前のパー
ツの3次元表示の例を示す。
【図64】パーツの2次元3面図からパーツの3次元モ
デルを生成する際に使用されるこの発明の3次元クリー
ンアップ工程による、前記一方が開放された線分が3次
元表示から除去された後のパーツを示す。
【図65】曲げ線が特定される前のパーツの代表的3次
元表現を示す。
【図66】この発明の3次元クリーンアップ工程によ
る、モールド線が追加された後のパーツを示す。
【図67】曲げ線をきれいにし且つ面を整形する前のパ
ーツの代表的部分を示す。
【図68】この発明の3次元クリーンアップ工程によ
る、前記正常化及び整形が行なわれた後のパーツの部分
を示す。
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (110)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図形的ユーザインタフェースを用いて曲
    げプランを生成するためのシステムにして、前記曲げプ
    ランはある設備においてパーツを製造するために使用さ
    れるように構成されており、前記システムは以下を含
    む。表示装置上に曲げシーケンス入力ウインドーを生成
    し且つ表示するための曲げシーケンス表示システムにし
    て、前記曲げシーケンス入力ウインドーは、前記パーツ
    の2次元平面画像を備えるもの;前記表示装置上に工具
    情報を生成し且つ表示するための工具表示装置にして、
    前記工具情報は複数の工具に関連するもの;前記パーツ
    の前記2次元平面画像に基づいて曲げシーケンスを入力
    し、且つ、前記表示装置上に表示された前記工具情報に
    基づいて工具を選択するための入力装置;前記入力装置
    により入力され且つ選択された前記曲げシーケンスおよ
    び、前記工具に基づく前記パーツのための曲げプランを
    格納するための曲げプラン格納システム;前記曲げシー
    ケンス表示システムは、前記入力装置により入力された
    前記曲げシーケンスに基づいて前記パーツの複数の画像
    を前記表示装置上に生成し且つ表示するように構成され
    ている。
  2. 【請求項2】 請求項1によるシステムにして、前記パ
    ーツの2次元平面画像は前記パーツの各曲げ線の表現を
    含み、前記入力装置は、前記パーツの2次元平面図にお
    いて表示された各曲げ線を選択することにより前記曲げ
    シーケンスを入力するように構成されている。
  3. 【請求項3】 請求項2によるシステムにして、前記入
    力装置は、各曲げ線が選択される順番に基づいて曲げシ
    ーケンスを入力するように構成されている。
  4. 【請求項4】 請求項2によるシステムにして、前記入
    力装置は、前記各曲げ線が選択される際前記入力装置に
    より入力される曲げシーケンス番号に基づいて前記曲げ
    シーケンスをエンターするように構成されている。
  5. 【請求項5】 請求項1によるシステムにして、前記入
    力装置はジョイスティック装置を備える。
  6. 【請求項6】 請求項2によるシステムにして、それは
    更に前記入力装置により入力された前記曲げシーケンス
    に基づいて前記各曲げ線についての曲げ順番号を前記表
    示装置上に表示するための曲げ順番号表示システムを含
    む。
  7. 【請求項7】 請求項2によるシステムにして、それは
    更に、前記パーツの前記各曲げ線についての挿入方向情
    報を前記表示装置上で決定し且つ表示するための挿入方
    向決定システムを有する。
  8. 【請求項8】 請求項7によるシステムにして、前記各
    曲げ線は前記パーツを2つの面に分離して、前記挿入方
    向決定システムはより短い所定の寸法を有する前記パー
    ツの面に基づいて前記各曲げ線についての挿入方向を決
    定するように構成されている。
  9. 【請求項9】 請求項8によるシステムにして、前記所
    定の寸法は、前記曲げ線に直交する前記面の長さであ
    る。
  10. 【請求項10】 請求項8によるシステムにして、前記
    所定の寸法は前記曲げ線に関連する各面の面積である。
  11. 【請求項11】 請求項7によるシステムにして、前記
    各曲げ線について表示される挿入決定情報は前記曲げ線
    についての挿入方向を表現する矢印からなる。
  12. 【請求項12】 請求項1によるシステムにして、前記
    複数の画像は前記曲げ順に対応する順番で前記表示シス
    テムにより表示される。
  13. 【請求項13】 請求項12によるシステムにして、そ
    れは更に、前記表示装置上の前記複数の画像の表示され
    た順番の修正に基づいて前記曲げ順を修正するためのド
    ラッグ・ドロップ編集システムを有する。
  14. 【請求項14】 請求項13によるシステムにして、前
    記ドラッグ・ドロップ編集システムは、前記入力装置に
    より前記複数の画像の1つが選択され前記表示されたシ
    ーケンス内の異なる位置へ移動される時、前記表示され
    たシーケンスを修正するように構成されている。
  15. 【請求項15】 請求項13によるシステムにして、前
    記曲げ順表示システムは、前記修正された曲げ順に基づ
    いて前記複数の画像及び前記パーツの前記各表現を再生
    成し表示するように構成されている。
  16. 【請求項16】 請求項1によるシステムにして、前記
    表示された工具情報は、前記表示装置上に表示される複
    数の工具アイコンを含み、前記複数の工具アイコンの各
    々は所定の工具を表現する。
  17. 【請求項17】 請求項1によるシステムにして、前記
    表示された工具情報は、前記表示装置上に表示される工
    具データのテーブルを備え、前記工具データのテーブル
    内での入力は所定の工具に関連する。
  18. 【請求項18】 請求項1によるシステムにして、前記
    工具情報は、連続的に表示される一連のスクリーン表示
    を通して前記工具表示システムにより表示され、前記連
    続的に表示されるスクリーン表示の少なくとも1つは、
    前記入力装置による前回の選択に基づいて表示される。
  19. 【請求項19】 請求項18によるシステムにして、前
    記工具情報は、工具タイプデータまたは工具形状データ
    または工具寸法データの少なくとも1つを含む。
  20. 【請求項20】 請求項19によるシステムにして、前
    記工具タイプデータはパンチまたはダイまたはダイホル
    ダまたはダイレールの少なくとも1つに関連する。
  21. 【請求項21】 請求項20によるシステムにして、前
    記工具表示システムは、複数の工具タイプアイコンを含
    む第1のスクリーン表示を前記表示装置上に表示するよ
    うに構成され、前記工具タイプアイコンの各々は1つの
    工具タイプを表現する。
  22. 【請求項22】 請求項21によるシステムにして、前
    記工具タイプはパンチまたはダイまたはダイホルダまた
    はダイレールの少なくとも1つに関連する。
  23. 【請求項23】 請求項21によるシステムにして、前
    記工具表示システムは、前記工具タイプアイコンの1つ
    の選択に応じて、第2のスクリーン表示を前記表示装置
    上に表示するように構成され、前記第2のスクリーン表
    示は複数の工具形状アイコンを含み、この複数の工具形
    状アイコンの各々は、前記入力装置により選択された工
    具タイプアイコンに関連する。
  24. 【請求項24】 請求項23によるシステムにして、前
    記工具表示システムは、前記工具形状アイコンの1つの
    選択に応じて、工具寸法データのテーブルを前記表示装
    置上に表示するように構成され、前記工具寸法データは
    複数の工具に関連し、前記複数の工具の各々は、前記入
    力装置により選択された前記工具形状に関連する。
  25. 【請求項25】 請求項24によるシステムにして、前
    記工具の少なくとも一部は前記工具寸法データのテーブ
    ルからのデータの選択に基づいて前記入力装置により選
    択され且つ入力される。
  26. 【請求項26】 請求項1によるシステムにして、前記
    工具情報は、前記曲げプランにおいて使用される各工具
    についての、曲げ機械上での工具位置に関連する工具組
    み付け情報を備え、前記工具表示システムは、前記入力
    装置により前記工具組み付け情報を入力するための工具
    組み付けウィンドウを前記表示装置上に生成し且つ表示
    するように構成されている。
  27. 【請求項27】 請求項11によるシステムにして、前
    記パーツの2次元平面画像と前記パーツの複数の画像は
    前記表示装置上に同時に表示される。
  28. 【請求項28】 図形的ユーザインタフェースを用いて
    曲げプランを生成するための方法にして、前記曲げプラ
    ンは設備におけるパーツの製造において使用されるよう
    に構成され、前記方法は以下の工程を含む。表示装置上
    に曲げ順入力ウィンドウを生成し且つ表示し、前記曲げ
    順入力ウィンドウは前記パーツの2次元平面画像を有す
    る工程。入力装置を用いて、前記パーツの2次元平面画
    像に基づいて曲げ順を入力する工程。前記表示装置上に
    工具情報を生成し表示する工程。前記工具情報は複数の
    工具に関連する。前記表示装置上に表示される工具情報
    に基づいて前記入力装置により工具を選択する工程。前
    記入力された曲げ順及び前記選択された工具に基づいて
    前記パーツについての曲げプランを格納装置内に格納す
    る工程。前記方法は更に、前記入力された曲げ順に基づ
    いて前記表示装置上に前記パーツの複数の画像を生成し
    表示する工程を含み、前記パーツの複数の画像は、前記
    曲げ順の各段階における前記パーツの表現に関連する。
  29. 【請求項29】 請求項28による方法にして、前記パ
    ーツの前記2次元平面画像は前記パーツの各曲げ線の表
    現を含み、前記曲げ順は前記パーツの前記2次元平面画
    像に表示された前記各曲げ線を選択することにより入力
    される。
  30. 【請求項30】 請求項29による方法にして、前記曲
    げ順は前記各曲げ線が選択される順番に基づいて入力さ
    れる。
  31. 【請求項31】 請求項29による方法にして、前記曲
    げ順は前記各曲げ線が選択される際に前記入力装置によ
    り入力される曲げ順番号に基づいて入力される。
  32. 【請求項32】 請求項28による方法にして、前記入
    力装置はジョイスティック装置を含む。
  33. 【請求項33】 請求項28による方法にして、それは
    更に、前記入力装置により入力される前記曲げ順に基づ
    いて前記曲げ線に対して曲げ順番号を前記表示装置上に
    おいて表示することを含む。
  34. 【請求項34】 請求項29による方法にして、それは
    更に、前記表示装置上に、前記パーツの前記各曲げ線に
    ついての挿入方向情報を決定し且つ表示することを含
    む。
  35. 【請求項35】 請求項34による方法にして、前記各
    曲げ線は前記パーツを2つの面に分断し、前記各曲げ線
    についての挿入方向情報はより短い所定の寸法を有する
    前記パーツの面に基づいて決定される。
  36. 【請求項36】 請求項35による方法にして、前記所
    定の寸法は前記曲げ線に直交する前記面の長さである。
  37. 【請求項37】 請求項35による方法にして、前記所
    定の寸法は前記曲げ線に関連する各々の面の面積であ
    る。
  38. 【請求項38】 請求項35による方法にして、前記各
    曲げ線についての挿入決定情報は前記曲げ線についての
    挿入方向に関連する矢印を有する。
  39. 【請求項39】 請求項38による方法にして、前記パ
    ーツの複数の画像は前記曲げ順に対応する順番で表示さ
    れる。
  40. 【請求項40】 請求項39による方法にして、それは
    更に、前記表示装置上の前記複数の画像の前記表示され
    た順番の変更に基づいて前記曲げ順の変更を行うための
    ドラッグ・ドロップ編集操作を含む。
  41. 【請求項41】 請求項40による方法にして、それは
    更に、前記複数の画像の少なくとも1つを前記表示され
    た順番の中で異なる位置へ移動することにより前記表示
    された順番を修正する操作を含む。
  42. 【請求項42】 請求項40による方法にして、それは
    更に、前記修正された曲げ順番に基づいて前記複数の画
    像及び前記パーツの各々の表示を再生成し且つ表示する
    操作を含む。
  43. 【請求項43】 請求項28による方法にして、前記表
    示された工具情報は前記表示装置上に表示される複数の
    工具アイコンを含み、前記工具アイコンのそれぞれは所
    定の工具を表す。
  44. 【請求項44】 請求項28による方法にして、前記表
    示された工具情報は前記表示装置に表示される工具デー
    タのテーブルを含み、前記工具データのテーブル内での
    入力は所定の工具に関連する。
  45. 【請求項45】 請求項28による方法にして、前記工
    具情報は一連の連続的に表示されるスクリーン表示を介
    して表示され、前記連続的に表示されるスクリーン表示
    の少なくとも1つは前記入力装置による前段階の選択に
    基づいて表示される。
  46. 【請求項46】 請求項45による方法にして、前記工
    具情報は工具タイプデータまたは工具形状データまたは
    工具寸法データの少なくとも1つを含む。
  47. 【請求項47】 請求項46による方法にして、前記工
    具タイプデータはパンチまたはダイまたはダイホルダま
    たはダイレールの少なくとも1つに関連する。
  48. 【請求項48】 請求項45による方法にして、それは
    更に、複数の工具タイプアイコンを備える第1のスクリ
    ーン表示を前記表示装置上に表示する工程を含み、前記
    工具タイプアイコンの各々は工具タイプを表す。
  49. 【請求項49】 請求項48による方法にして、前記工
    具タイプはパンチまたはダイまたはダイホルダまたはダ
    イレールの少なくとも1つに関連する。
  50. 【請求項50】 請求項48による方法にして、それは
    更に前記入力装置により前記工具タイプアイコンの1つ
    を選択すること及び前記工具タイプアイコンの1つの選
    択に応じて前記表示装置上に第2のスクリーン表示を表
    示することを含み、前記第2スクリーン表示は複数の工
    具形状アイコンを含み、前記工具形状アイコンのそれぞ
    れは前記入力装置により選択された工具タイプアイコン
    に関連する。
  51. 【請求項51】 請求項50による方法にして、それは
    更に前記入力装置により前記工具形状アイコンの1つを
    選択すること及び前記工具形状アイコンの1つの選択に
    応じて前記表示装置上に工具寸法データのテーブルを表
    示することを含み、前記工具寸法データは複数の工具に
    関連し、前記複数の工具のそれぞれは前記入力装置によ
    り選択された工具形状アイコンに関連する。
  52. 【請求項52】 請求項51による方法にして、それは
    更に、前記曲げプランの工具立ての少なくとも一部を選
    択し且つ入力するために前記工具寸法データのテーブル
    からデータを選択することを含む。
  53. 【請求項53】 請求項28による方法にして、前記工
    具立て情報は、前記曲げプランにおいて使用される各工
    具についての曲げ加工機内での工具位置に関連する工具
    組み付け情報を含み、前記方法は更に前記表示装置上に
    工具組み付けウィンドウを生成し且つ表示すること及び
    前記工具組み付けウィンドウに基づいて前記入力装置に
    より前記工具組み付け情報を選択し且つ入力することを
    含む。
  54. 【請求項54】 請求項28による方法にして、前記パ
    ーツの2次元平面画像と前記パーツの複数の画像は前記
    表示装置上に同時に表示される。
  55. 【請求項55】 図形的ユーザインタフェースを使用す
    ることにより曲げシーケンスを生成するシステムにし
    て、前記曲げシーケンスは、ある設備におけるパーツの
    製造に使用されるように設計されており、前記システム
    は以下を含む。表示装置上に曲げシーケンス入力ウイン
    ドーを生成し且つ表示するための曲げシーケンス表示シ
    ステムにして、前記曲げシーケンス入力ウインドーは前
    記パーツの2次元平面画像を有するもの;前記パーツの
    前記2次元平面画像に基づいて曲げシーケンスを入力す
    るための入力装置;前記曲げシーケンス表示システムは
    更に、前記入力装置により入力された前記曲げシーケン
    スに基づいて前記パーツの複数の画像を生成し且つ表示
    するように構成されており、前記パーツの前記複数の画
    像の各々は、前記曲げシーケンス内のある段階における
    前記パーツの表現に対応している。
  56. 【請求項56】 請求項55による方法にして、それは
    更に前記入力装置により入力される前記曲げ順に基づい
    て前記パーツの曲げ順を格納するための曲げ順格納シス
    テムを含む。
  57. 【請求項57】 請求項55によるシステムにして、前
    記パーツの2次元平面画像は前記パーツの各曲げ線の表
    現を含み、前記パーツの前記2次元平面画像において表
    示された前記曲げ線を選択することにより前記入力装置
    により入力される。
  58. 【請求項58】 請求項57によるシステムにして、前
    記入力装置は、各曲げ線が選択される順番に基づいて曲
    げシーケンスを入力するように構成されている。
  59. 【請求項59】 請求項57によるシステムにして、前
    記入力装置は、前記各曲げ線が選択される際前記入力装
    置により入力される曲げシーケンス番号に基づいて前記
    曲げシーケンスをエンターするように構成されている。
  60. 【請求項60】 請求項55によるシステムにして、前
    記入力装置はジョイスティック装置を備える。
  61. 【請求項61】 請求項57によるシステムにして、そ
    れは更に前記入力装置により入力された前記曲げシーケ
    ンスに基づいて前記各曲げ線についての曲げ順番号を前
    記表示装置上に表示するための曲げ順番号表示システム
    を含む。
  62. 【請求項62】 請求項57によるシステムにして、そ
    れは更に、前記パーツの前記各曲げ線についての挿入方
    向情報を前記表示装置上で決定し且つ表示するための挿
    入方向決定システムを有する。
  63. 【請求項63】 請求項62による方法にして、前記各
    曲げ線は前記パーツを2つの面に分断し、前記挿入方向
    決定システムはより小さい寸法を有する前記面に基づい
    て前記各曲げ線についての挿入方向情報を決定する。
  64. 【請求項64】 請求項62による方法にして、前記各
    曲げ線についての表示された挿入決定情報は前記曲げ線
    についての挿入方向に関連する矢印を含む。
  65. 【請求項65】 請求項55による方法にして、前記パ
    ーツの複数の画像は前記曲げ順に応じた順番で表示され
    る。
  66. 【請求項66】 請求項65によるシステムにして、そ
    れは更に、前記表示装置上の前記複数の画像の表示され
    た順番の修正に基づいて前記曲げ順を修正するためのド
    ラッグ・ドロップ編集システムを有する。
  67. 【請求項67】 請求項66によるシステムにして、前
    記ドラッグ・ドロップ編集システムは、前記入力装置に
    より前記複数の画像の1つが選択され前記表示された順
    番において異なる位置へ移動される時、前記表示された
    順番を修正する手段を有する。
  68. 【請求項68】 請求項66による方法にして、前記曲
    げ順表示システムは、前記修正された曲げ順に基づいて
    前記複数の画像及び前記パーツの各々の表現を再生成し
    且つ表示する手段を有する。
  69. 【請求項69】 請求項55によるシステムにして、前
    記パーツの2次元平面画像及び前記パーツの複数の画像
    は前記表示装置上に同時に表示される。
  70. 【請求項70】 図形的ユーザインタフェースを用いる
    ことにより曲げ順を生成する方法にして前記曲げ順はあ
    る設備においてパーツの製造に使用されるように構成さ
    れており、前記方法は以下の工程を含む。表示装置上に
    曲げ順入力ウィンドウを生成し且つ表示する工程。前記
    曲げ順入力ウィンドウは前記パーツの2次元平面画像を
    有する。前記パーツの前記2次元平面画像に基づいて入
    力装置により曲げ順を入力する工程。前記入力装置によ
    り入力された前記曲げ順に基づいて前記パーツの複数の
    画像を生成し且つ表示する工程、前記パーツの前記複数
    の画像の各々は前記曲げ順におけるある段階の前記パー
    ツの表現に関連する。
  71. 【請求項71】 請求項70による方法にして、それは
    更に前記入力装置により入力された前記曲げ順に基づい
    て前記パーツの曲げ順をデータベース内に格納すること
    を含む。
  72. 【請求項72】 請求項70による方法にして、前記パ
    ーツの複数の画像は、曲げ順に応じて順番に表示され
    る。
  73. 【請求項73】 請求項72による方法にして、それは
    更に前記入力装置により前記複数の画像の表示された順
    番を修正に基づいて前記曲げ順を修正するためのドラッ
    グ・ドロップ編集を含む。
  74. 【請求項74】 請求項73による方法にして、前記ド
    ラッグ・ドロップ編集は、前記複数の画像の少なくとも
    1つを前記表示された順番の中で異なる位置へ移動する
    ことにより前記表示された順番を修正することを含む。
  75. 【請求項75】 請求項73による方法にして、それは
    更に前記修正された曲げ順に基づいて前記複数の画像及
    び前記パーツの各表現を再生成し且つ表示することを含
    む。
  76. 【請求項76】 請求項70による方法にして、前記パ
    ーツの2次元平面画像は前記パーツの各曲げ線の表現を
    含み前記方法は更に前記パーツの前記2次元平面画像に
    おいて表示された各曲げ線を選択することにより前記入
    力装置により前記曲げ順を入力することを含む。
  77. 【請求項77】 請求項76による方法にして、前記曲
    げ順は前記曲げ線が選択される順番に基づいて前記入力
    装置により入力される。
  78. 【請求項78】 請求項76による方法にして、前記曲
    げ順は前記各曲げ線が選択される際前記入力装置により
    入力される曲げ順番号に基づいて前記入力装置により入
    力される。
  79. 【請求項79】 請求項70による方法にして、前記入
    力装置はジョイスティック装置を含む。
  80. 【請求項80】 請求項76による方法にして、それは
    更に前記入力装置により入力される曲げ順に基づいて前
    記各曲げ線についての曲げ順番号を前記表示装置上に表
    示することを含む。
  81. 【請求項81】 請求項76による方法にして、それは
    更に前記パーツの前記各曲げ線についての挿入方向情報
    を前記表示装置上に決定し且つ表示することを含む。
  82. 【請求項82】 請求項81による方法にして、前記曲
    げ線は前記パーツを2つの面に分割し、前記各曲げ線に
    ついての挿入方向情報はより小さい所定の寸法を有する
    前記パーツの面に基づいて決定される。
  83. 【請求項83】 請求項81による方法にして、前記各
    曲げ線についての表示された挿入決定情報は前記曲げ線
    についての挿入方向に関連する矢印を含む。
  84. 【請求項84】 請求項70による方法にして、前記パ
    ーツの2次元平面画像と前記パーツの複数の画像は前記
    表示装置上に同時に表示される。
  85. 【請求項85】 図形的ユーザインタフェースを使用し
    てパーツのための工具を生成するためのシステムにし
    て、前記工具は、ある設備における前記パーツの製造に
    おいて使用されるようにされており、前記システムは以
    下を含む。前記表示装置上に工具情報を生成し且つ表示
    するための工具表示システムにして、前記工具情報は順
    次に表示される一連のスクリーン表示により表示される
    もの;前記表示装置上に表示される工具情報に基づいて
    工具を選択するための入力装置;前記工具表示装置は、
    前記表示装置上に、複数の工具タイプアイコンを有する
    第1スクリーン表示を表示するように構成されており、
    前記工具タイプアイコンの各々は一つの工具タイプを表
    し、前記工具表示システムは、更に、前記工具タイプア
    イコンの一つの選択に応じて、前記表示装置上に第2ス
    クリーン表示を表示するように設計されており、前記第
    2スクリーン表示は複数の工具形状アイコンを有する。
  86. 【請求項86】 請求項85によるシステムにして、前
    記連続的に表示されるスクリーン表示の少なくとも1つ
    は前記入力装置による前回の選択に基づいて表示され
    る。
  87. 【請求項87】 請求項85による方法にして、前記表
    示される工具立て情報は複数の工具に関連する。
  88. 【請求項88】 請求項85によるシステムにして、前
    記表示された工具情報は、前記表示装置上に表示される
    複数の工具アイコンを含み、前記複数の工具アイコンの
    各々は所定の工具を表現する。
  89. 【請求項89】 請求項85によるシステムにして、前
    記表示された工具情報は、前記表示装置上に表示される
    工具データのテーブルを備え、前記工具データのテーブ
    ル内での入力は所定の工具に関連する。
  90. 【請求項90】 請求項89によるシステムにして、前
    記工具情報は、工具タイプデータまたは工具形状データ
    または工具寸法データの少なくとも1つを含む。
  91. 【請求項91】 請求項90によるシステムにして、前
    記工具タイプデータはパンチまたはダイまたはダイホル
    ダまたはダイレールの少なくとも1つに関連する。
  92. 【請求項92】 請求項85によるシステムにして、前
    記工具タイプはパンチまたはダイまたはダイホルダまた
    はダイレールの少なくとも1つに関連する。
  93. 【請求項93】 請求項85によるシステムにして、前
    記工具形状アイコンの各々は前記入力装置により選択さ
    れる工具タイプアイコンに関連する。
  94. 【請求項94】 請求項93によるシステムにして、前
    記工具表示システムは、前記工具形状アイコンの1つの
    選択に応じて、工具寸法データのテーブルを前記表示装
    置上に表示するように構成され、前記工具寸法データは
    複数の工具に関連し、前記複数の工具の各々は、前記入
    力装置により選択された前記工具形状に関連する。
  95. 【請求項95】 請求項94によるシステムにして、前
    記工具立ての少なくとも一部は、前記工具寸法データの
    テーブルからのデータの選択に基づいて前記入力装置に
    より選択され入力されるように構成されている。
  96. 【請求項96】 請求項85によるシステムにして、前
    記工具情報は前記曲げプランにおいて使用されるべき各
    工具についての、曲げ加工機内での工具位置に関連する
    工具組み付け情報を有し、前記工具表示システムは、前
    記表示装置上に工具組み付けウィンドウを生成且つ表示
    し且つ前記入力装置を用いて前記組み付け情報を入力す
    るための手段を有する。
  97. 【請求項97】 請求項85によるシステムにして、前
    記入力装置は、ジョイスティック装置を含み、前記ジョ
    イスティック装置はオペレータにより制御される。
  98. 【請求項98】 図形的ユーザインタフェースを用いて
    パーツのための工具立てを生成するための方法にして、
    前記工具立てはある設備における前記パーツの製造にお
    いて使用されるように構成されており、前記方法は以下
    の工程を含む。表示装置上に工具立て情報を生成し且つ
    表示すること、前記工具情報は一連の連続的に表示され
    るスクリーン表示でされる。前記表示装置上に表示され
    る工具立て情報に基づいて入力装置を用いて工具立てを
    選択すること。前記方法は更に以下を含む。前記表示装
    置上に複数の工具タイプアイコンを有する第1のスクリ
    ーン表示を表示すること、前記工具タイプアイコンの各
    々は工具タイプに関連する。前記入力装置により前記工
    具タイプアイコンの1つを選択すること、 及び前記工具タイプアイコンの1つの選択に応じて、前
    記表示装置上に第2のスクリーン表示を表示すること、
    前記第2のスクリーン表示は複数の工具形状アイコンを
    有する。
  99. 【請求項99】 請求項98による方法にして、それは
    更に前記入力装置によりなされた前回の選択に部分的に
    基づいて、前記連続的に表示されるスクリーン表示の少
    なくとも1つを表示することを含む。
  100. 【請求項100】 請求項98による方法にして、前記
    表示された工具立て情報は複数の工具に関連する。
  101. 【請求項101】 請求項98による方法にして、前記
    表示された工具情報は前記表示装置上に表示された複数
    の工具アイコンを含み、前記工具アイコンのそれぞれは
    所定の工具に対応する。
  102. 【請求項102】 請求項98による方法にして、前記
    表示される工具立て情報は、前記表示装置上に表示され
    る工具データのテーブルを含み、前記工具データのテー
    ブル内での入力は所定の工具に関連する。
  103. 【請求項103】 請求項98による方法にして、前記
    工具情報は工具タイプデータまたは工具形状データまた
    は工具寸法データの少なくとも1つを含む。
  104. 【請求項104】 請求項103による方法にして、前
    記工具タイプデータはパンチまたはダイまたはパンチホ
    ルダまたはダイレールの少なくとも1つに関連する。
  105. 【請求項105】 請求項98による方法にして、前記
    工具タイプはパンチまたはダイまたはダイホルダまたは
    ダイレールの少なくとも1つに関連する。
  106. 【請求項106】 請求項98による方法にして、前記
    工具形状アイコンのそれぞれは前記入力装置により選択
    された工具タイプアイコンに関連する。
  107. 【請求項107】 請求項106による方法にして、そ
    れは更に前記入力装置により前記工具形状アイコンの1
    つを選択し、前記工具形状アイコンの1つの選択に応じ
    て前記表示装置上に工具寸法データのテーブルを表示す
    ることを含み、前記工具寸法データは複数の工具に関連
    し、前記工具のそれぞれは前記入力装置により選択され
    た工具形状アイコンに関連する。
  108. 【請求項108】 請求項107による方法にして、そ
    れは更に前記工具寸法データのテーブルからデータを選
    択し前記曲げプランの前記工具立ての少なくとも一部を
    選択し且つ入力することを含む。
  109. 【請求項109】 請求項98による方法にして、前記
    工具立て情報は、前記曲げプランにおいて使用される各
    工具についての、前記曲げ機械内での工具位置に関連し
    前記方法は更に、前記表示装置上に工具組み付けウィン
    ドウを生成し且つ表示し、且つ前記工具組み付けウィン
    ドウに基づいて前記入力装置を用い前記工具取り付け情
    報を選択し且つ入力することを含む。
  110. 【請求項110】 請求項98による方法にして、前記
    入力装置はジョイスティック装置を含み、前記ジョイス
    ティック装置はオペレータにより制御される。
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