JPH10187311A - 情報処理システム - Google Patents

情報処理システム

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JPH10187311A
JPH10187311A JP8349403A JP34940396A JPH10187311A JP H10187311 A JPH10187311 A JP H10187311A JP 8349403 A JP8349403 A JP 8349403A JP 34940396 A JP34940396 A JP 34940396A JP H10187311 A JPH10187311 A JP H10187311A
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memory
buffer
memory module
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adapter
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JP8349403A
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English (en)
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Mototsugu Tsutsui
基次 筒井
Junichi Funatsu
淳一 船津
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Hitachi Ltd
Hitachi Information Technology Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Information Technology Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 未搭載のメモリモジュール、拡張アダプタ用
のバッファICの消費電力を低減し、かつアンテナパタ
ーンによる不要輻射ノイズの低減を図ることができる情
報処理システムを提供する。 【解決手段】 パーソナルコンピュータ、ワークステー
ションなどのメモリモジュールの増設、拡張アダプタの
拡張が可能なコンピュータシステムであって、演算装
置、システムコントローラ、メモリバッファ、複数のメ
モリモジュール、標準I/O、複数の拡張アダプタなど
から構成され、メモリモジュール4上のグランド信号の
1ピンを搭載/未搭載のセンス信号に使用し、このセン
ス信号線27はメモリモジュール4が未搭載ならば電源
レベルとなり、メモリ制御線・アドレス線バッファ3
a、メモリデータ線バッファ3eの出力イネーブル端子
を電源レベルとすることにより出力をインヒビットする
ことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ、ワークステーションなど、メモリモジュールを
用いて記憶装置を増設するコンピュータシステム、およ
び物理的に独立した拡張(I/O:入出力装置)アダプ
タを用いてシステムを拡張することが可能なコンピュー
タシステムにおいて、特に未使用ドライバ出力の自動イ
ンヒビット方式として好適な情報処理システムに適用し
て有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、本発明者が検討したところに
よれば、パーソナルコンピュータ、ワークステーション
などの情報処理システムにおいては、コンピュータシス
テム技術の高性能化に伴い、メモリ装置の大容量化が避
けられないものとなっている。一方、用途の多様化によ
り、個々の要求に応じたシステム構築のためにメモリの
モジュール化を図り、汎用性を持たせる傾向にある。
【0003】また、用途の多様化に対応するため、シス
テムを一部アダプタ化することにより、システムを柔軟
なものにしている。一般的にこれらは、高速処理を実現
させるために同期化クロック信号を用いてデータ転送の
同期化を図ることなどが考えられる。
【0004】これらのメモリのモジュール化、システム
のアダプタ化の傾向は、不要なバッファを追加したり、
アンテナパターンを出現させることになり、不要なバッ
ファの追加による消費電力の増大、アンテナパターンの
出現による不要輻射ノイズの増加の原因となっている。
この改善策の一例として、たとえば特開平7−1524
49号公報には、電力管理のため、任意に、バスに接続
される周辺回路に信号の供給を停止させる技術が提案さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
なメモリのモジュール化、システムのアダプタ化の技術
においては、システムを最大負荷に対応できるように複
数のコネクタを接続して構成するため、コネクタの1つ
にでもメモリモジュール、拡張アダプタが搭載されない
システムを構成した場合に、以下のような問題点の発生
することが考えられる。
【0006】すなわち、最大負荷構成でないシステムを
構築した場合に、未搭載のメモリモジュール、拡張アダ
プタのコネクタに対しても、各種メモリ信号、クロック
信号を供給するために、未使用信号用のバッファIC
(Integrated Circuit)を動作させることになる。これ
は、不要な電力を消費させ、消費電力の増大につながる
とともに、バッファICを構成するトランジスタのスイ
ッチング動作により発熱の増加も招くことになる。
【0007】さらに、メモリモジュール、拡張アダプタ
が搭載されない未搭載のコネクタにおいては、コネクタ
までのパターンが終端負荷のないアンテナパターンとな
る。このアンテナパターンは、デスクトップ型システム
などによっては30cmほどの長さになることもあり、
不要輻射ノイズの発生を導くもととなる。
【0008】また、前記特開平7−152449号公報
の技術においても、周辺回路に対して信号の供給を停止
させる技術ではあるものの、不要回路への信号供給を完
全に止めてしまうものではなく、また状態管理のための
処理ルーチンが必要であるなどの問題点も考えられる。
【0009】そこで、本発明の目的は、特別な処理など
を必要とすることなく、未搭載のメモリモジュール、拡
張(I/O)アダプタ用のバッファを出力インヒビット
にすることにより、バッファICの消費電力を低減し、
かつアンテナパターンによる不要輻射ノイズの低減を図
ることができる情報処理システムを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明における情報処理
システムは、モジュール化されたメモリモジュールの増
設、アダプタ化されたI/Oアダプタの拡張が可能な情
報処理システムに適用されるものであり、メモリモジュ
ール、I/Oアダプタのそれぞれに1対1で対応するバ
ッファなど、これらに対する出力インヒビット機能、す
なわち出力を禁止する機能を持つ出力手段と、未搭載の
メモリモジュール、I/Oアダプタに対応する出力手段
の出力を禁止させる、信号線の電圧レベルの差異などに
基づいた禁止手段とを有するものである。
【0011】すなわち、消費電力の低減、不要輻射ノイ
ズの低減を図るシステムを構築するために、メモリをモ
ジュール化して増設することが可能なシステムにおいて
は、未搭載のモジュールバッファに関して出力インヒビ
ットするものであり、また同期化クロック信号を用いる
各種拡張アダプタにおいては、未搭載のアダプタクロッ
ク信号の出力をインヒビットとするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0013】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1である情報処理システムの要部を示すブロック図、
図2は本実施の形態1におけるメモリ回路部を示すブロ
ック図、図3はメモリモジュールのセンス回路を示す回
路図、図4はクロックのインヒビット回路を示す回路図
である。
【0014】まず、図1により本実施の形態1の情報処
理システムの要部構成を説明する。
【0015】本実施の形態1の情報処理システムは、た
とえばパーソナルコンピュータ、ワークステーションな
どのメモリモジュールの増設、拡張アダプタの拡張が可
能なコンピュータシステムとされ、演算装置1、システ
ムコントローラ2、メモリバッファ3(出力手段)、複
数のメモリモジュール4〜7、標準I/O8、複数の拡
張アダプタ9,10(I/Oアダプタ)、発振器11、
クロックバッファ12(出力手段)から構成されてい
る。
【0016】この情報処理システムにおいては、演算装
置1とシステムコントローラ2との間が演算装置バス1
3、システムコントローラ2とメモリバッファ3との間
がメモリ制御線バス14、メモリアドレス線バス15、
メモリデータ線バス16、メモリバッファ3とメモリモ
ジュール4〜7との間がメモリモジュール用バス17〜
20によりそれぞれ接続されている。
【0017】さらに、システムコントローラ2と標準I
/O8、拡張アダプタ9,10との間がシステムバス2
1、発振器11とクロックバッファ12との間が原振信
号線22、クロックバッファ12と標準I/O8、拡張
アダプタ9,10との間がクロック信号線23〜26に
よりそれぞれ接続されている。
【0018】演算装置1は、データの演算処理を行う部
分であり、演算処理のために演算装置1とシステムコン
トローラ2との間で演算装置バス13を介してデータの
授受が行われる。
【0019】システムコントローラ2は、演算装置制御
部、メモリ制御部、バス制御部からなり、システムの全
体制御を司る部分である。演算装置制御部は、演算装置
1との間で演算装置バス13を介してデータの授受が行
われる。メモリ制御部は、メモリバッファ3との間で、
メモリ制御線バス14、メモリアドレス線バス15を介
してメモリ制御信号、メモリアドレス信号を出力して、
メモリデータ線バス16を介してメモリデータの授受が
行われる。バス制御部は、システムバス21を介して標
準I/O8、拡張アダプタ9,10のバス制御を行う。
【0020】メモリバッファ3は、メモリモジュール用
の信号を一時的に格納する部分であり、システムコント
ローラ2のメモリ制御部からのメモリ制御信号、メモリ
アドレス信号、メモリデータ信号に基づいて、メモリモ
ジュール4〜7との間でメモリモジュール用バス17〜
20を介してメモリモジュール4〜7をバッファリング
し、負荷の分散を行う。
【0021】メモリモジュール4〜7は、たとえばモジ
ュール化された4つのメモリモジュールNO.1〜N
O.4からなり、それぞれがデータを記憶する部分であ
り、メモリモジュール用バス17〜20を介して、メモ
リバッファ3によりバッファリングされる。
【0022】標準I/O8は、情報処理システムに標準
的に設けられている入出力回路であり、たとえば画像の
ビデオ信号、音声のオーディオ信号のコントローラなど
がシステムバス21を介してシステムコントローラ2の
バス制御部により制御される。
【0023】拡張アダプタ9,10は、たとえばアダプ
タ化された2つの拡張アダプタNO.1,NO.2から
なり、情報処理システムの拡張のために設けられる入出
力回路であり、たとえばネットワークに接続するための
通信コントローラなどが標準I/O8と同じようにシス
テムバス21を介してシステムコントローラ2のバス制
御部により制御される。
【0024】発振器11は、情報処理システムの基準と
なるクロック信号を発生する部分であり、このクロック
信号は原振信号線22を介してクロックバッファ12に
送られる。
【0025】クロックバッファ12は、クロック信号を
一時的に格納する部分であり、標準I/O8、拡張アダ
プタ9,10との間でクロック信号線23〜26を介し
て標準I/O8、拡張アダプタ9,10をバッファリン
グして負荷を分散し、同位相のクロック信号により同期
化をかけながらデータ転送を行う。
【0026】以上のように構成される情報処理システム
では、たとえば、メモリモジュール4〜7のうち、1つ
あるいは2つ、3つのメモリモジュールしか搭載しない
場合や、2つの拡張アダプタ9,10のうち、一方ある
いは全ての拡張アダプタが未搭載などの場合に、従来は
未搭載のメモリモジュール、拡張アダプタにより消費電
力、不要輻射ノイズの問題発生の原因となっている。
【0027】ところが、本実施の形態1においては、メ
モリモジュール4〜7、拡張アダプタ9,10のうちの
未搭載による消費電力、不要輻射ノイズの問題を以下の
ようにして解決することができる。図2〜図4の図面に
基づいて詳細に説明する。
【0028】まず、情報処理システムを構成するメモリ
回路部の自動インヒビット制御について、メモリ回路部
の詳細を示す図2を用いて説明する。
【0029】メモリモジュール4〜7は、システムコン
トローラ2のメモリ制御部からのメモリ制御線14a、
メモリアドレス線15a、メモリデータ線16aにより
制御される。メモリモジュール4〜7上には複数の半導
体素子が搭載されているため、通常、単方向、双方向の
バッファICを用いて負荷の分散を行う。
【0030】すなわち、メモリ制御線14a、およびメ
モリアドレス線15a用のメモリ制御線・アドレス線バ
ッファ3a〜3dは単方向で、たとえばTTL(Transi
storTransistor Logic )/74244を想定する。メ
モリデータ線16a用のメモリデータ線バッファ3e〜
3hは双方向で、たとえばTTL/74245を想定す
る。
【0031】この2つのTTLによるメモリ制御線・ア
ドレス線バッファ3a〜3d、メモリデータ線バッファ
3e〜3hは、出力イネーブル端子、すなわち出力を可
能にする信号端子を持ち、この信号を電源レベルとする
ことで、メモリモジュール用制御線・アドレス線17a
〜20a、メモリモジュール用データ線17b〜20b
を介したメモリモジュール4〜7への出力をインヒビッ
トすることが可能である。
【0032】具体的に、メモリモジュール4〜7のセン
ス回路を示す図3を用いて、ここでは4つのメモリモジ
ュール4〜7のうち、NO.1のメモリモジュール4が
搭載されていない場合を考える。
【0033】たとえば、メモリモジュール4上に割り当
てられるグランド信号の1ピンをメモリモジュール4の
搭載/未搭載の判別のためのセンス信号(禁止手段)に
使用し、このグランド信号の1ピンに接続されるセンス
信号線27を、このメモリモジュール4に1対1で対応
するメモリ制御線・アドレス線バッファ3a、メモリデ
ータ線バッファ3eの出力イネーブル端子にそれぞれ接
続する。
【0034】これにより、メモリモジュール4が搭載さ
れていれば、センス信号線27はメモリモジュール4に
よってグランドレベルとなり、メモリ制御線・アドレス
線バッファ3a、メモリデータ線バッファ3eのイネー
ブル端子もグランドレベルになって出力イネーブルを示
す。一方、メモリモジュール4が未搭載ならば、電源レ
ベルに接続されたプルアップ抵抗28により電源レベル
となり、メモリ制御線・アドレス線バッファ3a、メモ
リデータ線バッファ3eのイネーブル端子も電源レベル
となる。
【0035】よって、メモリ制御線・アドレス線バッフ
ァ3a、メモリデータ線バッファ3eは、出力イネーブ
ル端子を電源レベルとすることにより出力をインヒビッ
トすることが可能となり、不要な電力の消費につながる
メモリ制御線・アドレス線バッファ3a、メモリデータ
線バッファ3eの出力を禁止するとともに、メモリモジ
ュール4のコネクタまでのメモリモジュール用制御線・
アドレス線17a、メモリモジュール用データ線17b
には信号が出力されず、不要輻射ノイズを導くもととな
るアンテナパターンとなることはない。
【0036】次に、システムクロックの自動インヒビッ
ト制御について、図4の回路図を用いて説明する。
【0037】発振器11によって生成されたクロック信
号はクロックバッファ12によって負荷分けされ、標準
I/O8、および拡張アダプタ9,10のコネクタへ供
給される。クロックバッファ12には各素子毎に出力イ
ンヒビットが可能な、たとえばTTL/74125を想
定する。このクロックバッファ12の出力イネーブル端
子を電源レベルとすることで出力をインヒビットするこ
とが可能である。
【0038】ここでは、2つの拡張アダプタ9,10の
うち、NO.1の拡張アダプタ9が未搭載である場合を
考える。なお、標準I/O8は常に搭載されている状態
なので、常にクロック出力イネーブル状態とするために
イネーブル端子はグランドレベルへ接続する。
【0039】たとえば、拡張アダプタ9上に割り当てら
れるグランド信号の1ピンを拡張アダプタ9の搭載/未
搭載の判別のためのセンス信号(禁止手段)に使用し、
このグランド信号の1ピンに接続されるセンス信号線2
9を、この拡張アダプタ9に1対1で対応するクロック
バッファ12の出力イネーブル端子に接続する。
【0040】これにより、拡張アダプタ9が搭載されて
いる場合、センス信号線29は拡張アダプタ9によって
グランドレベルとなり、クロックバッファ12のイネー
ブル端子もグランドレベルになるため、拡張アダプタ9
用のクロック信号線25は出力イネーブルとなる。一
方、拡張アダプタ9が未搭載の場合、センス信号線29
はプルアップ抵抗30によって電源レベルにされ、クロ
ックバッファ12のイネーブル端子も電源レベルになる
ため、拡張アダプタ9用のクロック信号線25は出力が
インヒビットされる。
【0041】よって、不要な電力の消費につながる拡張
アダプタ9用のクロックバッファ12の出力を禁止する
とともに、拡張アダプタ9のコネクタまでのクロック信
号線25にはクロック信号が出力されず、クロック信号
が不要輻射ノイズを導くもととなる不要なアンテナパタ
ーンとなることを防ぐことが可能となる。
【0042】同様に、他のメモリモジュール5〜7、拡
張アダプタ10についても、未搭載のメモリモジュール
5〜7、拡張アダプタ10のセンス信号線が電源レベル
となることによってメモリモジュール用制御線・アドレ
ス線バッファ、メモリモジュール用データ線バッファ、
クロックバッファの出力がインヒビットされ、これらの
バッファの出力を禁止するとともに、不要なアンテナパ
ターンの形成を防止することができる。
【0043】従って、本実施の形態1の情報処理システ
ムによれば、メモリモジュール4〜7、拡張アダプタ
9,10に1対1で対応する出力イネーブル端子を持つ
メモリバッファ3、クロックバッファ12を用い、メモ
リモジュール4〜7、拡張アダプタ9,10上に割り当
てられるグランド信号の1ピンを搭載/未搭載の判別の
ためのセンス信号に使用し、このセンス信号によって未
搭載のメモリモジュール4〜7、拡張アダプタ9,10
用のメモリバッファ3、クロックバッファ12を出力イ
ンヒビットすることにより、バッファICの不要な電力
の消費をなくし、消費電力を低減することができるとと
もに、不要なアンテナパターンをなくして不要輻射ノイ
ズを低減することができる。
【0044】たとえば、メモリバッファ3、クロックバ
ッファ12でよく使用されるIC(ABT16245)
を考えた場合、消費電力は最大で32mAを消費する
が、出力インヒビット状態では2mAとなる。たとえば
8つのバッファのうち、6つのバッファをインヒビット
状態にする状態を見た場合、32mA×8=256mA
(最大)を消費するところを32mA×2+2mA×6
=76mAとなり、3分の1以下にできる。これにより
システムの発熱を抑えるのに有効である。
【0045】また、最近のメモリ制御信号、メモリアド
レス信号、メモリデータ信号などの信号は中央処理装置
のクロック信号に同期していることが多く、これらの周
波数帯がアンテナパターンにのり、不要輻射ノイズを発
生する要因となるので、本実施の形態1のようにアンテ
ナを作らないことが効果的である。
【0046】(実施の形態2)図5は本発明の実施の形
態2である情報処理システムの要部を示すブロック図で
ある。
【0047】本実施の形態2の情報処理システムは、前
記実施の形態1と同様にパーソナルコンピュータ、ワー
クステーションなどのメモリモジュールの増設、拡張ア
ダプタの拡張が可能なコンピュータシステムとされ、前
記実施の形態1との相違点は、システムバスに対して全
てのI/Oをバッファリングし、サスペンド/レジュー
ムに応用するようにした点である。
【0048】すなわち、本実施の形態2においては、図
5に示すように、システムコントローラ31と、このシ
ステムコントローラ31に接続される複数のバッファ3
2,33(出力手段)と、それぞれのバッファ32,3
3に接続される複数のメモリモジュール34、複数の拡
張アダプタ35(I/Oアダプタ)とから構成され、メ
モリモジュール34、拡張アダプタ35の搭載/未搭載
の判別はシステムコントローラ31を介したアクセス動
作により検知される。なお、図5においては、メモリモ
ジュール34、拡張アダプタ35をそれぞれ1つずつ図
示している。
【0049】たとえば、システムコントローラ31から
メモリモジュール34にアクセスして、メモリモジュー
ル34に対して任意のデータを書き込んだ後に、このデ
ータを読み出して書き込みデータと等しければ、メモリ
モジュール34が搭載されている状態と判別することが
できる。一方、読み出したデータが書き込みデータと異
なるときには、メモリモジュール34が未搭載であると
判別する。
【0050】そして、メモリモジュール34が搭載され
ているときには、システムコントローラ31からイネー
ブル信号を出力してバッファ32を出力イネーブルと
し、一方、メモリモジュール34が未搭載のときには、
システムコントローラ31からインヒビット信号(イネ
ーブル信号の反転信号:禁止手段)を出力することによ
り、バッファ32を出力インヒビットすることができ
る。
【0051】同様に、拡張アダプタ35についても、搭
載されているときにはシステムコントローラ31からの
イネーブル信号によってバッファ33が出力イネーブル
とされ、一方、拡張アダプタ35が未搭載のときには、
システムコントローラ31からインヒビット信号を出力
することにより、バッファ33を出力インヒビットする
ことが可能となる。
【0052】従って、本実施の形態2の情報処理システ
ムによれば、システムコントローラ31とメモリモジュ
ール34、拡張アダプタ35との間の動作結果に基づい
て搭載/未搭載の判別を行い、未搭載のメモリモジュー
ル34、拡張アダプタ35については対応するバッファ
32,33を出力インヒビットすることにより、前記実
施の形態1と同様にバッファICの不要な電力の消費を
なくし、消費電力を低減することができるとともに、不
要なアンテナパターンをなくして不要輻射ノイズを低減
することができ、特に本実施の形態2においては、シス
テム側の都合などに応じてメモリモジュール34、拡張
アダプタ35に対してサスペンド/レジュームを可能と
することができる。
【0053】(実施の形態3)図6は本発明の実施の形
態3である情報処理システムの要部を示すブロック図で
ある。
【0054】本実施の形態3の情報処理システムは、前
記実施の形態1と同様にパーソナルコンピュータ、ワー
クステーションなどのメモリモジュールの増設、拡張ア
ダプタの拡張が可能なコンピュータシステムとされ、前
記実施の形態1との相違点は、システム側でクロック信
号の停止を制御するようにした点である。
【0055】すなわち、本実施の形態3においては、図
6に示すように、発振器36と、この発振器36に接続
されるバッファ37(出力手段)と、このバッファ37
に接続される複数の拡張アダプタ38(I/Oアダプ
タ)と、システムコントローラ39と、このシステムコ
ントローラ39の制御信号と拡張アダプタ38のセンス
信号とを入力してバッファ37を制御する論理ゲート4
0とから構成され、拡張アダプタ38のセンス信号とシ
ステムコントローラ39の制御信号とでバッファ37を
出力インヒビットすることが可能となっている。なお、
図6においては、拡張アダプタ38を1つのみ図示して
いる。
【0056】たとえば、拡張アダプタ38が未搭載のと
きには、前記実施の形態1と同様にセンス信号線が電源
レベルになり、論理ゲート40から電源レベルの信号
(禁止手段)が出力されることによってバッファ37を
出力インヒビットすることができる。一方、拡張アダプ
タ38が搭載されているときでも、システムコントロー
ラ39から電圧レベルの制御信号を論理ゲート40に入
力することにより、センス信号線がグランドレベルでも
論理ゲート40から電源レベルの信号が出力されるの
で、システムコントローラ39の制御によってもバッフ
ァ37を出力インヒビットすることができる。
【0057】従って、本実施の形態3の情報処理システ
ムによれば、拡張アダプタ38のセンス信号を搭載/未
搭載の判別に使用するとともに、システムコントローラ
39の制御信号でもバッファ37を出力インヒビット可
能とすることにより、前記実施の形態1と同様にバッフ
ァICの不要な電力の消費をなくし、消費電力を低減す
ることができるとともに、不要なアンテナパターンをな
くして不要輻射ノイズを低減することができ、特に本実
施の形態3においては、システム側の都合などに応じて
拡張アダプタ38の搭載状態でもバッファ37の出力イ
ンヒビットを可能とすることができる。
【0058】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。たとえば、前記実施の形態
1の情報処理システムについては、バッファを既存のT
TLを想定して説明したが、バッファ内にセンス信号用
のプルアップ抵抗を内蔵したバッファを新規に作成して
用いることもでき、この場合には部品点数を低減するこ
とができる。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、未搭載のメモリモジュ
ール、拡張アダプタ用のバッファを出力インヒビットす
ることで、バッファの出力動作を停止させて消費電力の
低減が可能となり、かつ終端負荷のない発振状態のアン
テナパターンを避けることができるので、不要輻射ノイ
ズの低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である情報処理システム
の要部を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1におけるメモリ回路部を
示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態1におけるメモリモジュー
ルのセンス回路を示す回路図である。
【図4】本発明の実施の形態1におけるクロックのイン
ヒビット回路を示す回路図である。
【図5】本発明の実施の形態2である情報処理システム
の要部を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態3である情報処理システム
の要部を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…演算装置、2…システムコントローラ、3…メモリ
バッファ(出力手段)、4〜7…メモリモジュール、8
…標準I/O、9,10…拡張アダプタ(I/Oアダプ
タ)、11…発振器、12…クロックバッファ(出力手
段)、13…演算装置バス、14…メモリ制御線バス、
15…メモリアドレス線バス、16…メモリデータ線バ
ス、17〜20…メモリモジュール用バス、21…シス
テムバス、22…原振信号線、23〜26…クロック信
号線、27,29…センス信号線、28,30…プルア
ップ抵抗。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演算制御機能と、メモリ制御機能および
    バス制御機能の少なくとも一方とを持つ制御手段を有
    し、前記制御手段によりメモリ制御するメモリをモジュ
    ール化し、前記制御手段によりバス制御するI/Oをア
    ダプタ化して、メモリモジュールの増設、I/Oアダプ
    タの拡張が可能な情報処理システムであって、 前記メモリモジュール、前記I/Oアダプタのそれぞれ
    に1対1で対応し、前記メモリモジュール、前記I/O
    アダプタに対する出力インヒビット機能を持つ出力手段
    と、未搭載の前記メモリモジュール、前記I/Oアダプ
    タに対応する前記出力手段の出力を禁止させる禁止手段
    とを有することを特徴とする情報処理システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005522150A (ja) * 2002-04-03 2005-07-21 トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム デジタル・ビジュアル・インタフェースレシーバ集積回路の電源オンの検出
US8117363B2 (en) * 2004-03-08 2012-02-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Memory module capable of improving the integrity of signals transmitted through a data bus and a command/address bus, and a memory system including the same

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JP2005522150A (ja) * 2002-04-03 2005-07-21 トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム デジタル・ビジュアル・インタフェースレシーバ集積回路の電源オンの検出
US8117363B2 (en) * 2004-03-08 2012-02-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Memory module capable of improving the integrity of signals transmitted through a data bus and a command/address bus, and a memory system including the same

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