JPH10187171A - カラオケ装置及び携帯型受信装置並びにデータ送受信システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者が所望するカラオケ曲に対応する歌詞
情報等のデータを自由に提供できるようにする。 【解決手段】 カラオケ装置に、歌詞データを赤外線信
号として送信する送信部を設け、ポケベルに赤外線信号
を受信する受信部を設ける。カラオケ装置の送信キーが
押されると（Ｓ１；Ｙ）、マイコンは、曲番号に対応す
るカラオケ曲の歌詞データをハードディスクから呼出し
（Ｓ２）、赤外線信号として送信部から送信する（Ｓ
３）。ポケベルの受信部は、赤外線信号を受信すると
（Ｓ４）、マイコンはこの赤外線信号の示す歌詞データ
を記憶部に記憶する（Ｓ５）。そして、マイコンは、表
示キーが押されるとＬＣＤに歌詞を表示する（Ｓ６）。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカラオケボ
ックス等で使用されるカラオケ装置及びカラオケ装置か
ら送信される空中伝播信号を受信する携帯型受信装置並
びに前記カラオケ装置と携帯型受信装置とからなるデー
タ送受信システムに関する。

【０００２】

【発明が解決しようとする課題】例えばカラオケボック
スに設置される業務用のカラオケ装置においては、曲の
指定を行うと、指定した曲のカラオケ演奏が行われ、演
奏の進行に合わせて歌詞テロップが順次、ＣＲＴディス
プレイ等のディスプレイに表示されるようになってい
る。従って、カラオケの利用者（歌い手）は、その歌詞
テロップを見ながら、カラオケ曲に合わせて歌唱を楽し
むことができる。

【０００３】ところで、ディスプレイに表示された歌詞
テロップを参照しても、歌詞を正確に知らない場合には
旨く歌いこなせないことが多く、そのため、例えば、歌
う前に歌詞の内容を確認したいと考える場合がある。と
ころが、一般に、カラオケボックスは、カラオケ曲の歌
詞が記載された冊子等は備えておらず、また、ディスプ
レイに表示される歌詞テロップは、カラオケ曲の演奏時
以外には見ることはできないので、歌詞を覚えるのは困
難である。特に、新曲の歌詞を覚えるのには多大の労力
を要する。

【０００４】さらに、他の人が歌っているときに、その
カラオケ曲の歌詞を覚えようと考えても、ディスプレイ
に表示される歌詞テロップは、現在演奏されているカラ
オケ曲部分に対応する部分のみであるため、歌詞全体を
知りたい場合には、利用者はディスプレイに順次映しだ
される歌詞テロップを見て書き写すしかなかった。

【０００５】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、カラオケ曲の歌詞等のデータを利用者
の要求に応じて提供することが可能なカラオケ装置及び
カラオケ装置から提供されるデータを簡単に記憶したり
表示することが可能な携帯型受信装置並びに前記カラオ
ケ装置と携帯形受信装置とからなる送受信システムを提
供するにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項１記載のカラオケ装置は、所定の操
作が行われたときは、少なくとも選択されたカラオケ曲
に対応する歌詞情報を含むデータまたは歌詞情報に対応
する対応データを所定の空中伝播信号により送信する送
信手段を備えたことを特徴とする。

【０００７】このように構成すれば、カラオケ曲の演奏
の有無にかかわらず、利用者の要求に応じて、少なくと
もカラオケ曲に対応する歌詞情報を空中伝播信号として
外部に提供することができる。

【０００８】この場合、本発明のカラオケ装置は、少な
くとも複数のカラオケ曲に関する歌詞情報を記憶する記
憶部を備え、その記憶部に記憶された歌詞情報のうちか
ら選択されたカラオケ曲に対応する歌詞情報を表示部に
表示しながらカラオケ曲を演奏するものであっても良い
が、前記記憶ぶ及び前記送信手段のみを備えるものであ
っても良い。また、送信手段が発信するデータは、ＭＩ
ＤＩデータ等で構成されているカラオケデータから抽出
されるのが望ましい。

【０００９】また、本発明の請求項２記載の携帯型受信
装置は、カラオケ装置から送信される所定の空中伝播信
号を受信する受信手段と、この受信手段が受信した空中
伝播信号が示すデータを記憶する記憶手段と、この記憶
手段に記憶されたデータを出力する出力手段とを備えた
ことを特徴とする。

【００１０】このように構成すれば、利用者は、カラオ
ケ装置から送信される空中伝播信号を受信してその空中
伝播信号の示すデータを記憶部に記憶させることがで
き、また、必要に応じて記憶部に記憶されたデータを、
出力手段によって出力することができる。従って、例え
ば、請求項１のカラオケ装置のように前記空中伝播信号
が示すデータが歌詞情報である場合には、当該歌詞情報
を簡単且つ正確に記憶手段に記憶させておくことが可能
となる。

【００１１】前記携帯型受信装置にあっては、前記出力
手段は、出力データを表示するように構成すると（請求
項３の発明）、記憶部に記憶されたデータの内容を他の
外部装置に出力することなく直接見ることができ、使い
勝手が良い。

【００１２】さらに、前記携帯型受信装置においては、
外部からの呼出信号に応じて所定の動作を実行するペー
ジャー装置を備えた構成としても良い（請求項４の発
明）。このように構成すれば、一つの装置で、受信装置
及びページャー装置の機能を併有することができる。

【００１３】そして、請求項５記載のデータ送受信シス
テムは、上記した請求項１記載のカラオケ装置と、請求
項２ないし４のいずれかに記載の携帯型受信装置とから
なることを特徴とする。このように構成すれば、例えば
カラオケボックスを利用することにより、カラオケ装置
が演奏するカラオケ曲に合わせて歌唱を楽しむだけでな
く、カラオケ装置によるカラオケ曲の歌詞情報等のデー
タ提供サービスを利用することができる。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図１は、データ送受信システ
ムの概略的構成を示しており、該システムは、カラオケ
装置１とポケットベル２とから構成されている。カラオ
ケ装置１は、例えばカラオケボックスの各部屋に設置さ
れるもので、詳しくは後述するように、カラオケ装置本
体３にスピーカ４やＣＲＴディスプレイ５（以下、ＣＲ
Ｔ５と称する）等（図２にのみ示す）を備えて構成され
ており、これらはカラオケ装置本体３に内蔵されたマイ
コン６（図２にのみ示す）により制御されるようになっ
ている。

【００１５】また、カラオケ装置本体３の前面には、操
作パネル７が設けられている。この操作パネル７には、
テンキー、選曲キー、送信キー等を含む各種の操作キー
８が設けられている。そして、前記操作パネル７には、
リモコン９が備えられており、操作パネル７における操
作を遠隔操作できるようになっている。さらに、カラオ
ケ装置本体３の前面には、送信手段たる送信部１０が設
けられている。この送信部１０は、後述する所定の操作
により、歌詞情報たる歌詞データを所定の空中伝播信
号、例えば赤外線信号として出力するようになってい
る。

【００１６】一方、携帯型受信装置であってページャー
装置でもあるポケットベル（以下、ポケベルと称する）
２は、ポケベル本体１１の前面に表示手段たるＬＣＤ１
２が設けられると共に、ポケベル本体１１の上部中央
に、モード切換キーやスクロールキー、表示キー等の各
種操作キー１３が設けられている。また、ポケベル本体
１１の上部右側には呼出信号受信部１４が、上部左側に
は受信手段たるデータ信号受信部１５が設けられてい
る。前記呼出信号受信部１４は、電話機をダイヤルする
ことにより公衆電話回線を経由して送信される無線呼出
番号及びメッセージ（以下、呼出信号と称する）を受信
するためのもので、これに対して、前記データ信号受信
部１５は、前述のカラオケ装置１から送信される赤外線
信号を受信するためのものである。

【００１７】次に、このようなデータ送受信システムの
電気的構成を図２及び図３を参照して説明する。図２
は、カラオケ装置１の電気的構成を概略的に示したもの
である。同図において、カラオケ装置１は、マイコン６
を中心として構成されており、操作パネル７の操作信号
は、マイコン６に与えられるようになっている。尚、マ
イコン６は、ＣＰＵ６ａを中心として構成されている。
マイコン６の入出力ポートは、記憶部たるハードディス
ク１６に対して各種データが書込み及び読出し可能とな
るように構成されている。

【００１８】モデム１７は、図示しないホストコンピュ
ータより電話回線を介して送信されるカラオケ曲データ
を受信したり、マイコン６が、各カラオケ曲がどのよう
な頻度で利用されているかなどの情報をホストコンピュ
ータへ送信する場合に使用される変復調装置である。ホ
ストコンピュータは、カラオケ装置１の利用が行われな
い夜間などの時間帯に新しいカラオケ曲のデータを送信
するようになっており、送信された新しいカラオケ曲デ
ータは、マイコン６によってハードディスク１６に書込
み記録される。このカラオケ曲データは、後述するよう
に、楽音データ及び歌詞データから構成されている。

【００１９】マイコン６の出力ポートは、ＭＩＤＩ(Mus
ical Instrument Digital Interface)音源１８及びビデ
オミキサ１９の一方の入力端子に接続されており、ＭＩ
ＤＩ音源１８及びマイク２６の出力端子は、オーディオ
ミキサ２０を介してスピーカ４に接続されている。ＭＩ
ＤＩ音源１８は、シンセサイザなどで構成されており、
与えられたＭＩＤＩ信号に応じて各種楽器の楽音を再生
し、オーディオミキサ２０に出力するようになってい
る。

【００２０】また、ビデオミキサ１９の出力端子は、表
示部たるＣＲＴ５に接続されている。そして、マイコン
６の出力ポートは、ディスクプレーヤ２１の入力端子に
接続されている。そのディスクプレーヤ２１の出力端子
は、ビデオミキサ１９の他方の入力端子に接続されてい
る。ディスクプレーヤ２１には、例えばＣＤ−ＲＯＭか
らなるビデオディスクが内蔵されており、そのビデオデ
ィスクには、カラオケ曲が再生されている場合に、ＣＲ
Ｔ５に背景映像として出力するための映像データがＭＰ
ＥＧ規格によって圧縮された状態で記憶されている。

【００２１】前記ハードディスク１６には、マイコン６
を介してＭＩＤＩ音源１８に与えられるカラオケの楽音
データ（ＭＩＤＩ信号）と共に、ビデオミキサ１９によ
って前記背景映像に合成された状態でＣＲＴ５に表示さ
れるカラオケ曲の歌詞の画像データ（以下、歌詞データ
と称す）が記憶されている。

【００２２】これにて、利用者による操作パネル７の操
作（操作キー８やリモコン９の操作）に基づいて、カラ
オケ装置１は、カラオケ曲を演奏すると共に、そのカラ
オケ曲に対応する歌詞テロップをＣＲＴ５に表示するよ
うになっている。

【００２３】また、マイコン６の出力ポートは、前記送
信部１０に接続されている。送信部１０は、半導体レー
ザ等から構成されたもので、マイコン６は、操作パネル
７から曲番号と共にデータ送信信号が入力されると、ハ
ードディスク１６から対応するカラオケ曲の歌詞データ
（ＭＩＤＩデータと合わせて構成されている。）を呼出
すと共に歌詞データを抽出して赤外線信号として送信部
１０から出力するように構成されている。

【００２４】次に、図３に示すように、ポケベル２は、
周知のＣＰＵ２２ａ，ＲＡＭ２２ｂ，ＲＯＭ２２ｃから
なるマイコン２２を中心として構成されている。この場
合、ＲＡＭ２２ｂはバックアップ機能を備えている。

【００２５】マイコン２２の出力ポートは、前記ＬＣＤ
１２及びスピーカ２３並びにバイブレータ２４に接続さ
れており、前記呼出信号受信部１４に与えられた呼出信
号に応じて所定の動作を実行するようになっている。即
ち、呼出信号受信部１４を介して呼出信号がマイコン２
２に入力されると、呼出信号に含まれるメッセージをＬ
ＣＤ１２に表示させる。そして、操作キー１３のうちの
モード切換キーの操作に応じて、所定の音量で、スピー
カ２３を介して音声呼出を行ったり、バイブレータ２４
を動作させて振動呼出を行ったりするようになってい
る。

【００２６】また、前記データ信号受信部１５は、マイ
コン２２の入力ポートに接続されている。そして、前記
データ信号受信部１５が赤外線信号を受信すると、これ
に応じてマイコン２２は、その赤外線信号が示す歌詞デ
ータをＲＡＭ２２ｂに記憶させ、ＬＣＤ１２に出力（表
示）するようになっている。従って、ＬＣＤ１２が本発
明にいう出力手段として機能する。

【００２７】この場合、前記ＬＣＤ１２の画面は、所定
文字数、例えば３３字（１１字×３行）までの文章であ
れば１画面で表示できるようになっており、３３字を越
える場合には、スクロールキーを操作することによりＬ
ＣＤ１２の画面をスクロールさせながら見るようになっ
ている。

【００２８】さらに、マイコン２２の入力ポートには、
内部時計２５が接続されている。これにより、現在時刻
及び呼出信号受信時刻を表示するようになっている。ま
た、図示はしないが、ポケベル本体１１には、電源スイ
ッチが設けられており、該スイッチをオフ操作すると、
呼出信号及び空中電波信号の受信が不可能な状態とな
る。

【００２９】尚、データ信号受信部１５がカラオケ装置
１からの赤外線信号を受信しているときに、外部からの
呼出信号が送信された場合には、赤外線信号の受信に優
先して呼出信号受信部１４は呼出信号を受信するように
構成されている。

【００３０】次に、上記構成の作用について図４も参照
して述べる。図４（ａ）は、歌詞データを送信する際に
カラオケ装置１において実行される処理の手順を示して
おり、まず、カラオケ装置本体３の操作パネル７或いは
リモコン９を操作することにより、所望するカラオケ曲
の曲番号を入力すると共に、送信キー８ｃを押下する
（ステップＳ１にてＹｅｓ）。すると、これに応じて、
マイコン６は、曲番号に対応するカラオケ曲に関する歌
詞データをハードディスク１６から呼出し（ステップＳ
２）、赤外線信号として送信部１０から送信する（ステ
ップＳ３）。尚、以下では、「春が来た」という曲の歌
詞データが送信された場合を例に挙げて説明する。

【００３１】これに対して、ポケベル２側においては、
図４（ｂ）に示すように、上記カラオケ装置１から送信
された赤外線信号をデータ信号受信部１５を介して受信
すると（ステップＳ４）、これに応じてマイコン２２
は、赤外線信号の示す歌詞データをＲＡＭ２２ｂに記憶
する（ステップＳ５）。このとき、歌詞データをＬＣＤ
１２に表示させたい場合には、表示キーを押下すると
（ステップＳ６にてＹｅｓ）、この動作に応じて、図１
に示すように「春が来た」の歌詞がＬＣＤ１２に表示さ
れる（ステップＳ７）。ここでは、「春が来た」の歌詞
のうち１番に対応する部分がＬＣＤ１２に表示されてお
り、２番以下の歌詞をＬＣＤ１２に表示させたい場合に
は、スクロールキーを操作することにより順次表示され
る。尚、表示キーが押下されないときには、マイコン２
２は、歌詞データをＲＡＭ２２ｂに記憶して、処理が終
了する。

【００３２】このように本実施例では、カラオケ装置１
が、カラオケ曲の演奏に合わせて歌詞テロップをＣＲＴ
５に表示するために有する歌詞データを、送信キー８ｃ
等の操作に基づき、赤外線信号として外部に送信するよ
うに構成したので、カラオケ曲の演奏の有無にかかわら
ず、いつでも歌詞データを利用者に提供することができ
る。

【００３３】また、カラオケ装置１から送信される赤外
線信号は、ポケベル２に設けられたデータ信号受信部１
５で受信され、その赤外線信号が示す歌詞データがＲＡ
Ｍ２２ｂに記憶されると共に、ＬＣＤ１２に表示される
ように構成した。これにより、カラオケボックスの利用
者がカラオケ曲の歌詞を知りたい場合に、従来行ってい
た、ＣＲＴ５に表示された歌詞テロップ等を見て書き写
すという作業を不要とすることができ、簡単に、しか
も、正確にカラオケ曲の歌詞を記憶することができる。
さらに、ＲＡＭ２２ｂに記憶された歌詞は、必要に応じ
てＬＣＤ１２に表示されるように構成したので、利用者
は、その場で歌詞の内容を確認することができ、使い勝
手が良い。

【００３４】この場合、データ信号受信部１５をポケベ
ル本体１１に設け、ポケベル２は、ページャー装置とし
ての機能と赤外線信号の受信装置としての機能とを併有
するように構成した。これにより、単に呼出信号を受信
するだけであった従来のポケベルに比べて使用効率の向
上を図ることができる。

【００３５】そして、このようなカラオケ装置１とポケ
ベル２とからデータ送受信システムを構成することによ
り、カラオケボックスの利用者は、カラオケ装置１の演
奏するカラオケ曲に合わせて歌唱を楽しむということに
加えて、カラオケ装置１による情報提供サービスを利用
することができ、また、カラオケの経営者は、カラオケ
ボックスの利用振興を図ることができる。

【００３６】尚、本実施例においては、カラオケ装置１
から送信される赤外線信号の示すデータは歌詞データと
したが、これに加えて、例えば新譜情報やＣＭ情報等と
しても良い。このように構成することにより、カラオケ
装置１により提供される情報の多様化を図ることができ
る。

【００３７】また、本実施例のポケベル２においては、
１曲のカラオケ曲に関する歌詞データを記憶する場合を
例に挙げて説明したが、複数のカラオケ曲に関する歌詞
データを記憶することができることはもちろんである。

【００３８】さらに、本発明は上記し且つ図面に示した
実施例にのみ限定されるものではなく、次のような変更
或いは拡張が可能である。空中伝播信号は赤外線信号以
外の光信号や電波信号、磁界信号でも良い。

【００３９】上記実施例では、携帯型受信装置をページ
ャー装置（ポケットベル）として構成したが、受信装置
単独の構成としても良い。また、空中伝播信号を送信す
るための操作キーは、携帯型受信装置に設けても良く、
或いは、カラオケ装置及び携帯型受信装置の両方に設け
ても良い。

【００４０】データ受信装置に外部装置に接続すること
により、記憶手段に記憶された歌詞情報等からなるデー
タを前記外部装置に出力するように構成しても良い。こ
の場合、外部装置としてのプリンタやＣＲＴディスプレ
イ等の表示装置をデータ受信装置に接続すると、歌詞情
報等からなるデータをプリンタに印刷したり、表示装置
の画面に表示したりすることが可能である。

【００４１】尚、送信手段が送信するデータは、歌詞を
構成する単語に対応する数値データであっても良く、こ
の場合、携帯型受信装置は数値データに対応する対応テ
ーブルを備え、受信した数値データ群から歌詞を復元す
るように構成する。

【００４２】

【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の請求項１のカラオケ装置によれば、記憶部に記憶して
いる歌詞情報を含むデータまたは歌詞情報に対応する対
応データを、所定の操作に応じて空中伝播信号として送
信するように構成したので、カラオケ曲の演奏の有無に
かかわらず、利用者の要求に応じて、利用者の所望する
情報を提供することができるとい優れた実用的効果を奏
するものである。

【００４３】また、請求項２の携帯型受信装置は、カラ
オケ装置から送信される空中伝播信号を受信して記憶す
ると共に出力するように構成したので、例えば、前記空
中伝播信号が、請求項１記載のカラオケ装置から送信さ
れるもののようにカラオケ曲に関する歌詞情報等を示す
場合には、その歌詞情報を容易に且つ正確に記憶手段に
記憶させておくことができる。従って、従来のように、
カラオケ装置のディスプレイ等に表示された歌詞を見て
書き写していた場合と比べて、非常に便利になる。

【００４４】この場合、請求項３の携帯型受信装置のよ
うに、出力手段は、出力データを表示するように構成す
ると、記憶部に記憶されているデータをその場で確認す
ることができ、使い勝手が良い。

【００４５】また、請求項４の携帯型受信装置のよう
に、外部からの呼出信号に応じて所定の動作を実行する
ページャー装置を備えた構成とすることにより、一つの
装置で、受信装置及びページャー装置の機能を併有する
こととなり、カラオケ装置から送信されるデータの受信
装置としてのみ利用する場合に比べて、装置全体として
の使用効率を高めることができる。

【００４６】そして、請求項５のデータ送受信システム
によれば、利用者は、カラオケ装置が演奏するカラオケ
曲に合わせて歌唱を楽しむだけでなく、カラオケ装置に
よる情報提供サービスを利用することができ、ひいて
は、カラオケ装置の利用振興を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すもので、データ送受信
システムの全体構成を概略的に示す図

【図２】カラオケ装置の構成を概略的に示すブロック図

【図３】ポケットベルの構成を概略的に示すブロック図

【図４】歌詞データの送信及び受信の処理手順を示すフ
ローチャート

【符号の説明】

図中、１はカラオケ装置、２はポケベル（携帯型受信装
置，ページャー装置）、３はカラオケ装置本体、５はＣ
ＲＴディスプレイ（表示部）、１０は送信部（送信手
段）、１１はポケベル本体、１２はＬＣＤ（出力手段）
１５はデータ信号受信部（受信手段）、１６はハードデ
ィスク（記憶部）、２２ｂはＲＡＭ（記憶手段）を示
す。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも複数のカラオケ曲に関する歌
   詞情報を記憶する記憶部を備えたカラオケ装置におい
   て、 所定の操作が行われたときは、少なくとも選択されたカ
   ラオケ曲に対応する歌詞情報を含むデータまたは歌詞情
   報に対応する対応データを所定の空中伝播信号により送
   信する送信手段を備えたことを特徴とするカラオケ装
   置。
2. 【請求項２】 カラオケ装置から送信される所定の空中
   伝播信号を受信する受信手段と、 この受信手段が受信した空中伝播信号が示すデータを記
   憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶されたデータを出力する出力手段と
   を備えたことを特徴とする携帯型受信装置。
3. 【請求項３】 前記出力手段は、出力データを表示する
   ように構成されていることを特徴とする請求項２記載の
   携帯型受信装置。
4. 【請求項４】 外部からの呼出信号に応じて所定の動作
   を実行するページャー装置を備えて構成されていること
   を特徴とする請求項２または３記載の携帯型受信装置。
5. 【請求項５】 請求項１記載のカラオケ装置と、 請求項２ないし４のいずれかに記載の携帯型受信装置と
   からなるデータ送受信システム。