JPH10186096A - X線可動絞り装置 - Google Patents

X線可動絞り装置

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JPH10186096A
JPH10186096A JP35637996A JP35637996A JPH10186096A JP H10186096 A JPH10186096 A JP H10186096A JP 35637996 A JP35637996 A JP 35637996A JP 35637996 A JP35637996 A JP 35637996A JP H10186096 A JPH10186096 A JP H10186096A
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JP
Japan
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ray
lead mask
lead
compensation filter
mask
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Application number
JP35637996A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Hashizume
博 橋爪
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透視、撮影におけるX線照射による被検者の
被曝線量の低減と透視画像のハレーションを防止するた
めの鉛マスクと濃度補償フィルタの交換作業効率の向上
と小型化を図る。 【解決手段】 X線可動絞り装置の内部のX線焦点の近
傍に、イメージインテンスファイアI.I.のサイズとX
線管装置焦点から前記I.I.の受光面までの距離SID
に対応した丸形穴の鉛マスクとフィルムサイズに対応し
た角形穴の鉛マスクおよび透視時における各部位のハレ
ーション防止に最適な濃度補償フィルタを設け、これら
を前記X線の照射野に対して挿入し、透視信号と前記
I.I.サイズの選択信号により任意の丸形穴の鉛マスク
が、撮影信号とフィルムサイズの選択信号により任意の
角形穴の鉛マスクが選択され、選択されたI.I.サイズ
またはフィルムサイズに応じた鉛マスクを自動的に切り
替える手段を設け、また観察部位の選択信号によりその
部位のハレーションを防止する最適形状の濃度補償フィ
ルタを自動的に切り替える手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線可動絞り装置
に係り、特にX線透視撮影装置における透視時のX線照
射による被検者の被曝線量の低減および透視画像のハレ
ーション防止に好適な鉛マスクおよび濃度補償フィルタ
付きX線可動絞り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】透視撮影装置において透視時の被曝線量
をできるだけ少なくすることは被検者の安全を保つ上で
重要なことである。又透視画像のハレーションを防止す
ることは、診断上最も重要なことである。このため従来
から各種の考慮がなされている。先ず被曝線量の低減に
ついては、X線可動絞り装置前面に被検体を透過したX
線を光に変換するイメージインテンシファイア(I.I.
と略記)の受光面のサイズとX線管装置焦点からI.I.
の受光面までの距離(SIDと略記)とに応じた寸法の
鉛マスクを取付る方法を採用している。
【0003】又ハレーションの防止については、食道や
胃等の撮影部位に応じた形状のアルミや銅等の材質の濃
度補償フィルタをX線可動絞り装置前面に取付る方法等
が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のX線可動絞り装
置の前面にI.I.の受光面のサイズとSIDとに応じた
寸法の丸穴状の鉛マスクを取付る方法においては、透視
時における被検者の被曝線量を最小限にする効果はある
ものの前記I.I.の受光面のサイズが変わる毎に異なる
寸法の鉛マスクを付け替える必要がある。また丸穴状の
鉛マスクを取り付けたままでフィルム撮影をすると鉛マ
スクにより像が丸形状に欠けるため撮影の都度取り外
し、撮影時にはフィルム形状の角形穴の鉛マスクに付け
替える必要がある。またハレーション防止においても同
様に食道や胃等の部位により最適な形状の濃度補償フィ
ルタに付け替える必要がある。このように従来の方法で
は鉛マスクおよび濃度補償フィルタの付け替え作業が必
要となり作業の煩わしさとともに作業効率を低下させる
問題点があった。また前記鉛マスクと濃度補償フィルタ
は前記X線可動絞り装置の全面のX線焦点から離れたと
ころに取り付けているので小型化に限界があった。本発
明の目的は、上記従来の問題点に鑑み、透視時における
X線照射による焦点外の余分な線量を排除して被検者の
被曝線量を容易に最小にし、また食道や胃等の部位に応
じた最適の濃度補償フィルタを挿入することによりX線
透過が均一となりハレーションを防止して透視画像を向
上させ、これらの鉛マスクおよび濃度補償フィルタを自
動的に切り替えて作業効率の向上を図り、小型化に有効
な鉛マスクおよび濃度補償フィルタ付きX線可動絞り装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的は、X線透視撮
影装置においてX線可動絞り装置の内部のX線焦点の近
傍に、前記I.I.サイズとSIDに対応した丸形穴の鉛
マスクとフィルムサイズに対応した角形穴の鉛マスクお
よび透視時における各部位のハレーション防止に最適な
濃度補償フィルタを設け、これらを前記X線の照射野に
対して挿入し、透視信号と前記I.I.サイズの選択信号
により任意の丸形穴の鉛マスクが、撮影信号とフィルム
サイズの選択信号により任意の角形穴の鉛マスクが選択
され、選択されたI.I.サイズまたはフィルムサイズに
応じた鉛マスクを自動的に切り替える手段を設け、また
観察部位の選択信号によりその部位のハレーションを防
止する最適形状の濃度補償フィルタを自動的に切り替え
る手段を設けることによって達成される。このように構
成することによって、X線照射による被検者の被曝線量
の低減に有効な鉛マスクと透視画像のハレーション防止
に有効な濃度補償フィルタを前記X線可動絞り装置の内
部のX線焦点の近傍のX線照射野の狭い領域に設けてこ
れらを任意のものに自動的に切り替えるようにしたの
で、前記鉛マスクと濃度補償フィルタを任意のものに切
り替える手間が省けて作業効率が向上し、かつこれらを
小型なものにできる。
【0006】
【発明の実施の形態】本考案の一実施例を図1ないし図
2を参照して説明する。図1はX線透視撮影装置の一例
を示す全体図である。この図において1は天板上に寝載
している被検体3にX線可動絞り装置2を介してX線を
照射するX線管装置、1aはX線管焦点、4はX線透視
撮影台、5は被検者3を透過したX線を入力して可視像
に変換するイメージインテンスファイアI.I.でX線管
装置1と被検者3を介して相対して配置されている。6
はI.I.5の出力像を撮像するTVカメラである。
【0007】図2はX線可動絞り装置2の内部の最もX
線焦点に近い部分に鉛マスクと濃度補償フィルタを取り
付けた全体構造を示す図である。図2において、2iは
X線絞り装置のケース、2aはX線可動絞り装置2内の
絞り羽根2jの上方のX線焦点の近傍に配設されている
鉛マスク、2bは鉛マスクを駆動するモータ、2cは鉛
マスクの位置を検出するポテンショメータ、2dはこの
鉛マスク2a、鉛マスク駆動用モータ2b、鉛マスク位
置検出用ポテンショメータ2cを支持している支持金具
である。同様に濃度補償フィルタ2eは鉛マスク2aの
下方に同一機構で配設されている。2fは濃度補償フィ
ルタを駆動するためのモータであり、このフィルタの位
置は2gのポテンショメータにより検出されこれらは支
持金具2hにより支持されている。
【0008】図3は鉛マスクおよび濃度補償フィルタの
形状とこれを駆動するモータ、位置検出器の詳細を示す
図である。鉛マスク2aは2a1〜2a6のように丸
形、角形形状の穴が形成された複数の鉛マスクが設けら
れており、制御回路8からの鉛マスク切り替え制御信号
9により駆動モータ2bを駆動し、位置に応じて抵抗値
が可変するポテンショメータ2cで前記鉛マスク2aの
位置を検出し(位置検出信号10)、これを制御回路8
に送って自動的に対応する鉛マスクを選択、配設する。
【0009】同様に濃度補償フィルタ2eは2e1〜2
e6のように(2e2、2e3は鉛マスクの裏にかくれ
ており図示はされていない)、胃や食道等の観察部位に
対応した複数の濃度補償フィルタが設けられており、制
御回路8からの濃度補償フィルタ切り替え制御信号11
により駆動モータ2fを駆動し、ポテンショメータ2g
で前記濃度補償フィルタ2eの位置を検出し(位置検出
信号12)、これを制御回路8に送って自動的に対応す
る濃度補償フィルタを選択、配設する。
【0010】次に、このように構成されたX線可動絞り
装置2の動作について説明する。イメージインテンスフ
ァイアI.I.5のサイズ選択信号と透視開始信号によ
り、鉛マスク駆動モータ2bが駆動し、ポテンショメー
タ2cによりI.I.サイズに対応した図3に示す丸形穴
形状の任意の鉛マスクを選択して移動させX線照射野7
に挿入する。
【0011】この鉛マスク2aの穴形状の切替は、前記
I.I.5のサイズ選択信号と透視開始信号によりX線可
動絞り装置2のケース2i内で自動的に行われるため
(自動的に切り替える方法は省略)、従来装置の如く
I.I.サイズ毎に交換する作業の煩わしさはまったくな
く、従って作業の効率を低下させることもない。そして
この鉛マスク2aの動作により前記X線照射野7がI.
I.5の受光面の視野に一致させられるから透視時にお
けるX線照射による被検者3の被曝線量は最小限に絞ら
れる。又同様に濃度補償フィルタは、観察部位置の選択
信号により濃度補償フィルタ駆動用モータ2fが駆動し
ポテンショメータ2gにより観察部位に対応した図3に
示す任意の濃度補償フィルタを選択しX線照射野へ挿入
しハレーションを防止する。透視部位によりハレーショ
ン部が変わるためその部位に応じた濃度補償フィルタを
前記観察部位置の選択信号により自動的に切り替える。
この濃度補償フィルタ2eのX線照射野への挿入および
観察部位に適応した濃度補償フィルタの切り替えは、前
記信号によりX線可動絞り装置2のケース2i内で自動
的に行われるため(自動的に切り替える方法は省略)、
濃度補償フィルタの交換作業の煩わしさはまったくなく
作業効率を低下させることもなく、同時に高画質の透視
画像を得ることが可能になる。
【0012】一方、フィルム撮影時は、鉛マスク2aを
撮影開始信号によりX線照射野7を妨げない図3に示す
任意の角形形状に自動的に切り替える。このようにする
ことによって、従来のようにI.I.サイズ、観察部位、
透視、撮影の都度鉛マスク、濃度補償フィルタを取り外
す必要はないため作業の煩わしさがなくなり作業効率が
向上する。
【0013】また、前記鉛マスクおよび濃度補償フィル
タを前記X線絞り装置内部のX線焦点に最も近い位置に
配設するようにしたので鉛マスクおよび濃度補償フィル
タの小型化を図ることもできる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はX線照射
による被検者の被曝線量の低減に有効な鉛マスクと透視
画像のハレーション防止に有効な濃度補償フィルタを前
記X線可動絞り装置の内部のX線焦点の近傍に設けてこ
れらを任意のものに自動的に切り替えるようにしたの
で、前記鉛マスクと濃度補償フィルタを任意の形状のも
のに切り替える手間が省けて作業効率が向上し、かつこ
れらを小型なものにできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】X線透視撮影装置の一例を示す全体図である。
【図2】本発明のX線可動絞り装置内の機構詳細図であ
る。
【図3】本発明の鉛マスクおよび濃度補償フィルタの形
状とこれを駆動するモータ、位置検出器の詳細図であ
る。
【符号の説明】
1 X線管装置 2 X線可動絞り装置 3 被検者 4 透視撮影装置 5 イメージインテンシファイア装置(I.I.) 6 TVカメラ 7 X線照射野 1a X線管焦点 2a 鉛マスク 2b 鉛マスク駆動用モータ 2c 鉛マスク位置検出用ポテンションメータ 2d 鉛マスク支持金具 2e 濃度補償フィルタ 2f 濃度補償フィルタ駆動用モータ 2g 濃度補償フィルタ位置検出用ポテンショメータ 2h 濃度補償フィルタ支持金具 2i X線可動絞り装置ケース 2j 絞り羽根

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線管から照射されるX線を絞ってX線
    照射野を調整するX線可動絞り装置と、丸穴や角穴等を
    備えた鉛マスクと、この鉛マスクの穴を切り替える鉛マ
    スク切り替え手段と、食道や胃部形状等の濃度補償フィ
    ルタと、この濃度補償フィルタの形状を切り替える濃度
    補償フィルタ切り替え手段と、前記鉛マスクおよびその
    切り替え手段と前記X線補償フィルタおよびその切り替
    え手段とを前記X線可動絞り装置内の絞り羽根とX線焦
    点との間に設け、透視時に被検体を透過したX線を光に
    変換するイメージインテンシファイアのサイズに応じて
    前記鉛マスク切り替え手段により前記鉛マスクを対応す
    る丸穴形状のものに、撮影時に前記鉛マスクをフィルム
    サイズに対応した角形形状のものに自動的に切り替え、
    前記濃度補償フィルタ切り替え手段により前記濃度補償
    フィルタを透視する部位に応じた形状に自動的に切り替
    えて成るX線可動絞り装置。
JP35637996A 1996-12-26 1996-12-26 X線可動絞り装置 Pending JPH10186096A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102610291A (zh) * 2011-01-21 2012-07-25 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 X射线束过滤装置、限束器及医用诊断x射线设备
CN105788694A (zh) * 2014-12-24 2016-07-20 丹东市科大仪器有限公司 一种x射线限束器内置圆盘式滤光片切换装置
JP2019184609A (ja) * 2018-04-13 2019-10-24 マルバーン パナリティカル ビー ヴィ X線分析装置及び方法

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