JP2000102534A - X線可動絞り装置 - Google Patents

X線可動絞り装置

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JP2000102534A
JP2000102534A JP10290131A JP29013198A JP2000102534A JP 2000102534 A JP2000102534 A JP 2000102534A JP 10290131 A JP10290131 A JP 10290131A JP 29013198 A JP29013198 A JP 29013198A JP 2000102534 A JP2000102534 A JP 2000102534A
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Japan
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aluminum
copper
ray
filters
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JP10290131A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Hashizume
博 橋爪
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透視,撮影におけるX線照射による被検者の
被曝線量を容易に低減し、この被曝線量低減のためのフ
ィルタ交換作業効率を向上させることができるX線可動
絞り装置を提供する。 【解決手段】 X線可動絞り装置内のX線照射野内に、
複数の任意の板厚のアルミフィルタと、複数の任意の板
厚の銅フィルタと、これらのアルミフィルタと銅フィル
タを任意に組み合わせ可能に切り替えるフィルタ切り替
え手段と、このフィルタ切り替え手段により前記X線管
に印加する電圧や被写体厚の大きさあるいは被検部位に
応じて前記複数の板厚のアルミフィルタと銅フィルタの
中から任意の板厚のアルミフィルタと銅フィルタを前記
X線照射野内に選択挿入するフィルタ選択手段とを設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線可動絞り装置
に係り、特に、X線透視撮影装置における被検者の被曝
X線線量(以下、被曝線量と呼ぶ)低減とフィルタ交換
作業効率向上に好適なアルミフィルタと銅フィルタを内
蔵したX線可動絞り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線透視撮影装置の透視時において、X
線照射による被曝線量をできるだけ少なくすることは被
検者の安全を保つ上で重要なことである。このため従来
のX線可動絞り装置においても各種の考慮がなされてい
る。その方法の一般的な例としては、X線管に印加する
電圧(以下、管電圧と呼ぶ)の大きさや被写体厚の大き
さあるいは被検部位に応じてX線可動絞り装置の放射口
側に投光照準を妨げることなくアルミや銅およびアルミ
と銅の積層のフィルタを挿入し軟X線成分を除去する方
法等が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のX線可動絞り装
置の放射口側にアルミや銅のフィルタを挿入する方法に
おいては、透視時における画像に関与しない軟X線成分
を除去し被検者の被曝線量を必要最小限にする効果はあ
るものの、管電圧の大きさが変わる度および被検者が大
人,小児等によりアルミや銅のフィルタおよびアルミと
銅の積層フィルタを最適なフィルタに付け替える必要が
あり、作業の煩わしさとともに作業効率を低下させる問
題点があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、上記従来の問題
点に鑑み、透視,撮影時のX線照射で画像に関与しない
軟X線成分を除去して被検者の被曝線量を容易に低減
し、かつ上記フィルタ交換作業の効率向上に寄与するこ
とができるX線可動絞り装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、X線管から
照射されるX線を絞ってX線照射野を調整するX線可動
絞り装置において、複数の任意の板厚のアルミフィルタ
と、複数の任意の板厚の銅フィルタと、これらのアルミ
フィルタと銅フィルタを任意に組み合わせ可能に切り替
えるフィルタ切り替え手段と、このフィルタ切り替え手
段により前記X線管に印加する電圧や被写体厚の大きさ
あるいは被検部位に応じて前記複数の板厚のアルミフィ
ルタと銅フィルタの中から任意の板厚のアルミフィルタ
と銅フィルタを前記X線照射野内に選択挿入するフィル
タ選択手段とを具備することによって達成される。
【0006】X線透視撮影装置のX線可動絞り装置の内
部に種々の板厚のアルミおよび銅のフィルタを設け、そ
のフィルタは、X線照射内に制御パネル等からの管電圧
や被写体厚情報等によりアルミおよび銅の最適な板厚の
フィルタが自動的に挿入される。
【0007】このように構成することによって、画像に
関与しない軟X線成分を上記アルミ及び銅フィルタで除
去するので、X線照射による被検者の被曝線量を大幅に
低減することができる。このアルミおよび銅のフィルタ
の切替は前記情報により自動的に行なわれるため各管電
圧および被写体厚に応じて交換する煩わしさはまったく
なく、また作業効率を低下させることもない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
1ないし図4を用いて詳細に説明する。図1は、本発明
のX線可動絞り装置をX線透視撮影装置に用いた全体図
である。
【0009】この図において、1は天板上に寝載してい
る被検者3にX線可動絞り装置2を介してX線を照射す
るX線管装置,1aはX線管焦点,4はX線透視撮影
台,5は被検者3を透過したX線を入力して可視像に変
換するイメージインテンスファイアI.I.でX線管装
置1と被検者3を介して対向する位置に配置されてい
る。6はI.I.5の出力像を撮像するTVカメラであ
る。
【0010】図2は本発明のX線可動絞り装置2の内部
の最もX線焦点に近い部分にアルミフィルタと銅フィル
タを取り付けた全体構造を示す図である。
【0011】図2において、2iはX線可動絞り装置2
のケース,2aはX線可動絞り装置2内の絞り羽根2j
の上方のX線焦点の近傍に配置されているアルミフィル
タ,2bは該アルミフィルタ2aを駆動するモータ,2
cは該アルミフィルタ2aの位置を検出するポテンショ
メータ,2dは前記アルミフィルタ2a,アルミフィル
タ駆動モータ2b,アルミフィルタ位置検出用ポテンシ
ョメータ2cを支持している支持金具である。
【0012】同様に、銅フィルタ2eはアルミフィルタ
2aの下方に同一機構で配設されている。
【0013】2fは銅フィルタ2eを駆動するためのモ
ータであり、この銅フィルタ2eの位置は2gのポテン
ショメータにより検出され、これらは支持金具2hによ
り支持されている。
【0014】図3は、アルミフィルタ2a,銅フィルタ
2e及びこれらのフィルタを駆動するモータと位置検出
器の詳細を示す図である。アルミフィルタ2aと銅フィ
ルタ2eは、2a1〜2a9,2e1〜2e9のように
角形形状の穴に各々板厚の異なったアルミフィルタおよ
び銅フィルタが設けられており、制御回路8からのアル
ミフィルタ切り替え制御信号9により駆動モータ2bを
駆動し、位置に応じて抵抗値が可変するポテンショメー
タ2cで前記アルミフィルタ2a1〜2a9の位置を検
出し(位置検出信号10)、これを制御回路8に送って
自動的にその時の透視,撮影条件における管電圧の大き
さや被写体厚あるいは被検部位に対応したアルミフィル
タを選択し、配設する。同様に、制御回路8からの銅フ
ィルタ切り替え制御信号11により駆動モータ2fを駆
動し、ポテンショメータ2gで前記銅フィルタ2e1〜
2e9の位置を検出し(位置検出信号12)、これを制
御回路8に送って自動的にその時の透視,撮影条件にお
ける管電圧等に対応した銅フィルタを選択,配設する。
【0015】上記アルミフィルタ2a1〜2a9と銅フ
ィルタ2e1〜2e9は、管電圧に応じて以下のように
して選択する。
【0016】
【表1】 表1に、軟X線を除去するのに好適なアルミフィルタと
銅フィルタの厚さの一例を示す。この表において、管電
圧が50kVまでは厚さ0.5mm〜1.5mmのアル
ミフィルタを選択し、管電圧が60kV以上は0.5m
mのアルミフィルタと0.1mm〜1.6mmの銅フィ
ルタを組み合わせて使用すれば良いことがわかる。
【0017】この表1のアルミフィルタと銅フィルタの
組み合わせを図3のX線可動絞り装置2に次のようにし
て用いると良い。図3のアルミフィルタは、厚さが0.
5mmと1.5mmのアルミフィルタを用意し、2a1
には0.5mm厚さのアルミフィルタを、2a2には
1.5mm厚さのアルミフィルタを設ける。また、図3
の銅フィルタは、厚さが0.1mm,0.2mm,0.
3mm,0.5mm,0.6mm,0.8mm,1.0
mm,1.3mm,1.6mmの銅フィルタを用意し、
2e1には0.1mm厚さの銅フィルタを、2e2には
0.2mm厚さの銅フィルタを、2e3には0.3mm
厚さの銅フィルタを、2e4には0.5mm厚さの銅フ
ィルタを、2e5には0.6mm厚さの銅フィルタを、
2e6には0.8mm厚さの銅フィルタを、2e7には
1.0mm厚さの銅フィルタを、2e8には1.3mm
厚さの銅フィルタを、2e9には1.6mm厚さの銅フ
ィルタを設ける。
【0018】次にこのように構成されたX線可動絞り装
置2の動作について説明する。制御パネル13の管電圧
情報によりアルミフィルタ駆動モータ2bおよび銅フィ
ルタ駆動用モータ2fが駆動しアルミフィルタ位置検出
ポテンショメータ2c,銅フィルタ位置検出ポテンショ
メータ2gにより、上記のアルミフィルタ2a1,2a
2と銅フィルタ2e1〜2e9の中からX線管装置設定
管電圧に対応した板厚の任意のアルミフィルタおよび銅
フィルタを選択して移動させX線照射野7に挿入する。
【0019】このアルミフィルタ2aおよび銅フィルタ
2eの板厚の切り替えは、前記制御パネル13のX線管
装置設定管電圧情報によりX線可動絞り装置2のケース
2i内で自動的に行われるため、従来装置の如く設定管
電圧毎にフィルタを交換する作業の煩わしさはまったく
なく、従って作業の効率を低下させることもない。そし
てこのアルミフィルタ2aおよび銅フィルタ2fが前記
X線照射野7に挿入されることにより透視時におけるX
線照射で画像に関与しない軟X線成分を除去し、被検者
3の被曝線量を低減する。
【0020】上記表1は、管電圧に対するフィルタの組
み合わせの例であり、この他、被写体厚,被検部位に対
しても最適なアルミフィルタと銅フィルタの組み合わせ
が可能であることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、X線照
射による被検者の被曝線量の低減に有効なアルミフィル
タおよび銅フィルタをX線可動絞り装置の内部のX線焦
点の近傍に設けてこれらを任意の板厚のフィルタに自動
的に切り替えるようにしたもので、被曝線量低減及び前
記アルミフィルタおよび銅フィルタの交換作業の効率が
向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のX線可動絞り装置をX線透視撮影装置
に用いた全体図である。
【図2】本発明のX線可動絞り装置詳細図である。
【図3】本発明のアルミフィルタ,銅フィルタ及びこれ
らを駆動するモータ,位置検出器の詳細図である。
【符合の説明】
1 X線管装置 2 X線可動絞り装置 3 被検者 4 X線透視撮影台 5 イメージインテンシファイアI.I. 6 TVカメラ 7 X線照射野 1a X線管焦点 2a アルミフィルタ 2b アルミフィルタ駆動モータ 2c アルミフィルタ位置検出用ポテンショメータ 2d アルミフィルタ支持金具 2e 銅フィルタ 2f 銅フィルタ駆動用モータ 2g 銅フィルタ位置検出用ポテンショメータ 2h 銅フィルタ支持金具 2i X線可動絞り装置ケース 2j 絞り羽根

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線管から照射されるX線を絞ってX線
    照射野を調整するX線可動絞り装置において、複数の任
    意の板厚のアルミフィルタと、複数の任意の板厚の銅フ
    ィルタと、これらのアルミフィルタと銅フィルタを任意
    に組み合わせ可能に切り替えるフィルタ切り替え手段
    と、このフィルタ切り替え手段により前記X線管に印加
    する電圧や被写体厚の大きさあるいは被検部位に応じて
    前記複数の板厚のアルミフィルタと銅フィルタの中から
    任意の板厚のアルミフィルタと銅フィルタを前記X線照
    射野内に選択挿入するフィルタ選択手段とを具備したこ
    とを特徴とするX線可動絞り装置。
JP10290131A 1998-09-29 1998-09-29 X線可動絞り装置 Pending JP2000102534A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010167255A (ja) * 2009-01-24 2010-08-05 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc フィルタおよびx線撮影装置
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KR20210092993A (ko) * 2020-01-17 2021-07-27 청주대학교 산학협력단 선질 측정 장치

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