JPH10186065A - 電子時計 - Google Patents

電子時計

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JPH10186065A
JPH10186065A JP9301339A JP30133997A JPH10186065A JP H10186065 A JPH10186065 A JP H10186065A JP 9301339 A JP9301339 A JP 9301339A JP 30133997 A JP30133997 A JP 30133997A JP H10186065 A JPH10186065 A JP H10186065A
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JP
Japan
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pulse
circuit
counting
power
display
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JP9301339A
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English (en)
Inventor
Akio Nakajima
章夫 中島
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子時計における充電手段あるいは電源電池
の保有電力量を、常に正確にモニター可能にする。 【解決手段】 外部エネルギーから電力を発生する発電
手段(1)と、それによって発生した電力を充電する充
電手段(3)とを備えた電子時計において、時計手段
(4)が発電手段(1)又は充電手段(3)の電力によ
って時刻表示動作を行うとともに、充電手段(3)の保
有電力量を計数するための計数パルスを(S10)を発
生し、その計数パルス(S10)に基づいて、充電モニ
ター手段(6)が充電手段(3)の保有電力量を計数
し、その計数量によってその保有電力量をを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外部環境のエネ
ルギーを利用して発電する発電手段を備え、その発電手
段が発電した電気エネルギーを充電手段に充電して、そ
の電力(電気エネルギー)によって動作する電子時計、
あるいは一次電池や二次電池である電源電池の電力によ
って動作する電子時計に関し、特にその放電手段あるい
は電源電池の保有電力量のモニターを可能にする電子時
計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子時計としては、例えば、光エ
ネルギー、熱エネルギー、機械エネルギーなどの外部エ
ネルギーを電気エネルギーに変換(発電)し、その電気
エネルギーによって時計手段を駆動して時刻表示を行
う、発電手段内蔵の電子時計がある。
【0003】また、銀電池やリチウム電池等の一次電池
を動力源とする電子時計においては、その電源電池の保
有電力量をモニターする手段として、例えば電池電圧を
検出して、その検出電圧が一定値より低下したときに、
時刻表示手段における秒針等の指針を通常運針とは異な
る2秒運針等の特殊な運針表示にして、電池交換を促す
ようにようにしたものが一般的である。
【0004】さらに、外部エネルギーを電力に変換し
て、電気二重層コンデンサのような大容量コンデンサに
充電して動力源とする電子時計においては、その充電電
圧を検出して、その検出電圧値に応じて秒針を早送りし
て、その秒針の送り量で時計の動作可能な時間をおおま
かに表示するものもみられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来の電子時
計は、いずれも電池電圧や充電電圧を検出して、その電
圧低下等を表示するものである。そのため、常時、電源
の保有電力量を正確に知ることはできない。
【0006】例えば、銀電池を動力源とする電子時計の
場合、銀電池の放電特性は図17のグラフに示すように
なり、電池電圧を示す曲線Eは1〜2年間は常時ほぼ
1.5ボルトの一定電圧値を示す。しかし、電荷の保有
容量は曲線Qで示すように大きく減少する。そのため、
電池寿命に近くなるまでは、電池電圧から銀電池の保有
電力量を知ることはできない。
【0007】保有電力量は、電池の寿命がほとんどなく
なって、電池電圧が1.3ボルト程度に低下してはじめ
て、電池電圧を検出することで類推することができる。
しかしながら、第17図に示したように、このときの電
荷の保有容量Q32はわずかであり、電荷の保有容量Q
と電源電圧Eの積である保有電力量は、電子時計が数日
間しか動作できない程度のわずかな保有電力量である。
【0008】このため、すぐにV32=0.9ボルトの
時計の動作電圧以下になり、使用者は電池交換の時期を
失するため、電子時計は停止してしまう。また、外部エ
ネルギーを電力に変換して、大容量コンデンサを充電す
る充電電源を動力源とする電子時計においては、充電電
力量は大容量コンデンサの容量値と充電電圧の二乗との
積に比例すると考えられるため、充電電圧から充電容量
を推測することは可能である。しかし、電子時計の動作
可能な時間は目安程度に知ることしかできない。
【0009】また、乗算回路を含む演算回路を用いるこ
とによって保有電力量を求めることは不可能ではない
が、回路が非常に複雑になり、消費電力も多大になるた
め腕時計用として実用化するには適していない。なおこ
の場合でも、電子時計が動作可能な時間は最大でも数十
時間の検出しかできないため、使用者は、電子時計が止
まった後に、なんらかの方法で急速充電する必要があ
る。
【0010】この発明は、このような問題を改善するた
めに成されたものであり、上述のような電子時計におけ
る充電手段あるいは電源電池の保有電力量を、常に正確
にモニター可能にすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明による電子時計
は、上記の目的を達成するために、電源電池の保有電力
量を計数して表示するようにしたものである。
【0012】すなわち、外部エネルギーによって電力を
発生する発電手段と、それによって発生した電力を充電
する充電手段とを備え、その発電手段又は充電手段の電
力によって動作する電子時計においては、時計手段が時
刻表示動作を行うとともに、充電手段の保有電力量を計
数するための計数パルスを発生するようにし、その計数
パルスに基づいて充電手段の保有電力量を計数し、その
計数量を表示する充電モニター手段を設ける。
【0013】より具体的には、上記時計手段が、上記発
電手段または充電手段の電力により時刻表示動作を行う
とともに、その発電手段の発電電力量を計数するための
第1の計数パルスと、充電手段の消費電力量を計数する
ための第2の計数パルスと、充電手段の保有電力量を表
示するために用いる表示パルスと、第1,第2の計数パ
ルスの切り換えを行うための切換信号パルスとを発生す
るようにする。
【0014】さらに、上記発電手段の発電電圧と充電手
段の充電電圧とを検出する電圧検出回路と、その電圧検
出回路の出力に対応して上記切換信号パルスを制御する
パルス制御回路と、そのパルス制御回路の出力に応じて
上記第1,第2の計数パルスのいずれかを選択するパル
ス選択回路とからなる切換手段を設ける。
【0015】そして、上記充電モニター手段が、上記切
換手段のパルス制御回路の出力によって制御され、パル
ス選択回路によって選択された計数パルスに対応して充
電手段の保有電力量を計数し、その計数値と上記表示パ
ルスとに基づいて充電手段の保有電力量を表示するよう
にする。
【0016】この場合の充電モニター手段は、上記切換
手段のパルス選択回路によって選択された計数パルスを
クロック入力としてパルス制御回路の出力に応じてアッ
プカウント動作またはダウンカウント動作を行う第1の
計数回路と、その第1の計数回路の計数値と等しい計数
値となるようにアップカウント動作またはダウンカウン
ト動作を行う第2の計数回路と、第1の計数回路の計数
値と第2の計数回路の計数値を大小比較し、その比較結
果をを出力する大小比較回路とを有する計数制御回路を
備えている。
【0017】さらに、上記大小比較回路の比較結果に応
じて第2の計数回路のアップカウントとダウンカウント
の動作を切換える動作切換回路と、同じくその比較結果
に応じて第2の計数回路のクロック入力として上記表示
パルスを供給するパルス供給回路と、同じくその比較結
果と表示パルスとによって駆動パルスを発生するパルス
発生回路と、その駆動パルスによって駆動されて、充電
手段の保有電力量を表示する表示機構を備えている。
【0018】上記表示機構としては、上記駆動パルスに
よって駆動されるパルスモータと、そのパルスモータに
よって回転駆動される円盤状の表示板とを備え、その表
示板のそれぞれ半円形をなす一半部と他半部が異なる色
で着色されたものを使用することができる。
【0019】あるいは、時計手段が上記表示パルスを発
生しなくても、充電モニター手段が、上記切換手段のパ
ルス制御回路の出力によって制御され、上記パルス選択
回路出力によって選択された計数パルスに応じて充電手
段の保有電力量を計数し、その計数値によってその保有
電力量を表示するようにすることができる。
【0020】その場合の充電モニター手段は、充電手段
の保有電力量をディジタル表示する表示器と、上記パル
ス選択回路によって選択された計数パルスをクロック入
力として上記パルス制御回路の出力に応じてアップカウ
ント動作またはダウンカウント動作を行い、その計数結
果をバイナリ出力する計数回路と、その計数回路による
バイナリ出力の値をディジタル表示が可能なコードに変
換するコード変換回路と、そのコード変換回路によって
変換されたコードに応じて上記表示器を駆動してディジ
タル表示を行う表示駆動回路と、によって構成すること
ができる。
【0021】この発明はまた、電源電池の電力によって
動作する電子時計において、時計手段が電源電池の電力
によって時刻表示動作を行うとともに、その電源電池の
保有電力量を計数するための計数パルスを発生するよう
にし、その計数パルスに基づいて電源電池の保有電力量
を計数し、その計数量を表示する電源モニター手段を設
ける。
【0022】その場合の電源モニター手段は、電源電池
の保有電力量をディジタル表示する表示器と、上記計数
パルスを計数し、その計数結果をバイナリ出力する計数
回路と、そのバイナリ出力の値をディジタル表示が可能
なコードに変換するコード変換回路と、そのコード変換
回路によって変換されたコードに応じて上記表示器を駆
動してディジタル表示を行う表示駆動回路とによって構
成することができる。
【0023】あるいは、上記時計手段が、電源電池の保
有電力量を表示するための表示パルスも発生するように
し、電源モニター手段が、上記計数パルスによって電源
電池の保有電力量を計数し、その計数値と上記表示パル
スとに基づいてその保有電力量を表示する表示手段を有
するようにしてもよい。
【0024】その場合の電源モニター手段は、上記計数
パルスをクロック入力としてダウンカウント動作を行
い、セット信号によって所定の計数値にセットされる第
1の計数回路と、その第1の計数回路の計数値と同じ計
数値になるようにアップカウント動作またはダウンカウ
ント動作を行う第2の計数回路と、第1の計数回路の計
数値と第2の計数回路の計数値とを大小比較し、その比
較結果を出力する大小比較回路とを有する計数制御回路
を備えている。
【0025】さらに、上記大小比較回路の比較結果に応
じて第2の計数回路のアップカウントとダウンカウント
の動作を切換える動作切換回路と、同じくその比較結果
に応じて第2の計数回路のクロック入力に上記表示パル
スを供給するパルス供給回路と、同じくその比較結果と
上記表示パルスとに基づいて駆動パルスを発生するパル
ス発生回路と、その駆動パルスによって駆動されて、電
源電池の保有電力量を表示する表示機構とを備えてい
る。
【0026】この場合の表示機構も、前述したパルスモ
ータによって回転駆動される表示板を備えたものを使用
することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明
による発電手段を備えた電子時計の基本的実施形態の構
成を示すブロック図である。
【0028】この電子時計は、図1に示すように、外部
エネルギーによって電力を発生する発電手段1と、それ
によって発電された電力を充電する充電手段3と、時計
手段4および充電モニター手段6とを備えている。な
お、図で上側の共通接続ラインが接地されており、下側
の共通接続ラインが負電圧になる。
【0029】発電手段1としては、太陽電池、外気温と
体温との温度差によって発電する熱電発電ユニット、機
械的振動によって発電する機械式発電器等が使用され
る。充電手段3としては、電気二重層コンデンサのよう
な大容量コンデンサ、あるいは充電可能な二次電池、例
えばチタン・リチウムイオン二次電池などのリチウム電
池が使用される。
【0030】時計手段4は、発電手段1によって発生さ
れた電力または充電手段3に充電された電力により、デ
ジタル表示あるいは針によるアナログ表示で時刻表示動
作を行う時計装置であるが、充電手段3の保有電力量を
計数するための計数パルスS10も発生する。この計数
パルスS10は、発電手段1による発電中で充電手段3
の充電中と、充電手段3の放電中とで異なる極性等の識
別可能なパルスである。
【0031】充電モニター手段6は、その計数パルスS
10に基づいて充電手段3の保有電力量を計数し、その
計数量を表示する。保有電力量は、計数パルスをその識
別状態に応じて充電中はアップカウントあるいは放電中
はダウンカウントすることにより計数できる。その計数
量の表示はデジタル表示器やアナログ式表示器によって
常時行うことができる。したがって、充電手段の保有電
力量を正確にモニターすることが可能になる。
【0032】次に、この発明による発電手段を備えた電
子時計のより具体的な実施例を説明する。先ず、図2〜
図8を参照して、その第1実施例を説明する。図2は、
この第1実施例の電子時計の構成を示すブロック図であ
り、図1と対応する部分には同一の符号を付している。
【0033】この電子時計は、図1に示した基本的実施
例と同様に、外部エネルギーから時計駆動のための電気
エネルギーを発電する発電手段1と、その発電された電
力を充電する充電手段3と、時計手段4および充電モニ
ター手段6とを備えている。さらにこの実施例では、発
電手段1と充電手段3との間に逆流防止手段2を、時計
手段4と充電モニター手段6との間に切換手段5を設け
ている。
【0034】この実施例の時計手段4は、発電手段1に
よって発電された電力または充電手段3に充電された電
力により時計表示動作を行うとともに、発電手段1の発
電電力量を計数するための第1の計数パルスとS14
と、充電手段3の消費電力量を計数するための第2の計
数パルスS15と、充電手段3の保有電力量を表示する
ために用いる表示パルスS33と、第1の計数パルスS
14と第2の計数パルスS15の切り換えを行うための
切換信号パルスS16とを発生する。
【0035】切換手段5は、時計手段4からの第1の計
数パルスS14と第2の計数パルスS15および切換信
号パルスS16と、発電手段1の発電電圧S17および
充電手段3の充電電圧S18とを入力して、第1の計数
パルスS14と第2の計数パルスS15のいずれかを選
択した計数パルスS19と、そのカウントのアップ/ダ
ウンを制御するための制御信号S20とを出力する。
【0036】充電モニター手段6は、切換手段5からの
選択された計数パルスS19と制御信号S20とによっ
て充電手段3の保有電力量を計数し、その計数値と表示
パルスS33とに基づいて保有電力量を表示する。そし
て、それらの各手段は、発電手段1の接地側に対して充
電手段3と時計手段4と切換手段5と充電モニター手段
6の各々接地側が接続され、発電手段1の出力側には逆
流防止手段2を介して充電手段3と時計手段4と切換手
段5と充電モニター手段6の各々電力が供給される側が
接続される。
【0037】上述した発電手段1は、外部エネルギーを
電気エネルギーに変換する手段であればどのような手段
でもよい。例えば、ゼーベック効果の原理にしたがって
発電する熱電式発電手段もその一つであり、その場合、
P型半導体材料とN型半導体材料とを直列に接続した熱
電子対を多数個組み合わたモジュールを用いる。
【0038】熱電式発電手段は一方を熱極、他方を冷極
として温度差を与えることによって発電する。腕時計用
として使う場合には、時計内部で人間の皮膚に接する裏
側を熱極、大気に接する表側を冷極となるように配置す
る。また、外部エネルギーを電気エネルギーに変換する
手段として、熱電発電方式の他に、一般的な太陽電池
や、腕の運動にしたがって回転する錘の運動によって発
電する機械式発電器を用いることも勿論可能である。
【0039】逆流防止手段2は、充電手段3から発電手
段1への電流の逆流を防止するものであり、ダイオード
等の半導体素子で構成される。充電手段3は、充電可能
な二次電池であり、例えば、チタン・リチウムイオン二
次電池などのリチウム二次電池を用いる。切換手段5
は、図3に示すように、電圧検出回路11とパルス制御
回路12とパルス選択回路13とを備えている。
【0040】電圧検出回路11は、入力電圧が予め設定
した電圧値以上になるとパルスを発生する電圧比較回路
21,22からなる。電圧比較回路21は、発電手段1
の発電電圧S17を入力して、その絶対値が設定値以上
になるとパルスP1を出力する。電圧比較回路22は、
充電手段3の充電電圧S18を入力して、その絶対値が
第1の設定値以上になるとパルスP2を出力し、第2の
設定値以上になるとパルスP3を出力する。
【0041】パルス制御回路12はセット・リセットフ
リップフロップ(以下SR−FFと略記する)23,2
4とゲート回路25とからなる。電圧比較回路21から
出力されるパルスP1はSR−FF23,24のセット
入力端子Sに、電圧比較回路22から出力される第1の
パルスP2はSR−FF23のリセット入力端子Rに、
第2のパルスP3はSR−FF24のリセット入力端子
Rにそれぞれ入力される。そして、SR−FF23の出
力はゲート回路(AND回路)25の第2の入力とな
り、ゲート回路25の第1の入力として、時計手段4か
らの切換信号パルスS16が入力される。
【0042】パルス選択回路13はAND−OR選択ゲ
ート回路26とインバータ27とゲート回路(AND回
路)28とからなる。AND−OR選択ゲート回路26
の第1の入力端子には時計手段4からの第1の計数パル
スS14が、第2の入力端子は第2の計数パルスS15
が入力する。AND−OR選択ゲート回路26の第1の
制御端子にはパルス制御回路12のゲート回路25の出
力が入力し、第2の制御端子にはゲート回路25の出力
がインバータ27を介して入力する。
【0043】また、ゲート回路28の第1の入力端子に
は、AND−OR選択ゲート回路26の出力が、第2の
入力端子には、パルス制御回路12のSR−FF24の
出力がそれぞれ入力する。このゲート回路28の出力は
選択した計数パルスS19であり、パルス制御回路12
のSR−FF24の出力である制御信号S20と共に、
充電モニター手段6に入力される。
【0044】充電モニター手段6は、図4に示す計数制
御回路34とパルス発生回路35とパルス供給回路36
と動作切換回路37と駆動回路38とを備えた表示制御
回路と、第5図に示すパルスモータ54と伝達歯車55
と表示板56とを備えた表示機構とからなる。
【0045】図4において、計数制御回路34は第1の
計数回路39と第2の計数回路40と大小比較回路41
とを備える。ここで、第1の計数回路39の計数値をN
1、第2の計数回路40の計数値をN2とする。切換手
段5のパルス選択回路13から出力される選択された計
数パルスS19は、第1の計数回路39のクロック入力
端子CKに入力し、切換手段5のパルス制御回路12か
ら出力される制御信号S20は、第1の計数回路39の
アップカウントとダウンカウントを切り換える制御端子
U/Dに入力される。
【0046】第1の計数回路39が出力する計数値N1
と第2の計数回路40が出力する計数値N2は、各々大
小比較回路41の比較入力となる。大小比較回路は第1
の出力端子Aと第2の出力端子Bと第3の出力端子Cと
を有する。そして、入力した計数値N1が計数値N2よ
り大のとき(N1>N2)には第1の出力端子Aに、計
数値N1が計数値N2に等しいとき(N1=N2)は第
2の出力端子Bに、計数値N1が計数値N2より小さい
とき(N1<N2)には第3の出力端子Cに、それぞれ
出力が発生する。
【0047】なお、図4では説明し易いように、第1の
計数回路39と第2の計数回路40は4出力をもつ16
進カウンタとして示しているが、これに限定されずに、
さらに多くのカウント数のカウンタとしてもよい。ま
た、大小比較回路41は、NORゲートやNANDゲー
トによる比較回路を組み合わせた一般的な回路であるた
め、内部の回路構成は省略している。
【0048】この計数制御回路34の大小比較回路41
の第1の出力端子Aの出力は、パルス発生回路35のS
R−FF43のセット入力端子Sと動作切換回路37で
あるSR−FFのセット入力端子Sとに入力する。ま
た、第2の出力端子Bの出力は、SR−FF43のリセ
ット入力端子RとSR−FF45のリセット入力端子R
とに入力する。さらに、第3の出力端子Cの出力は、S
R−FF45のリセット入力端子Rと動作切換回路37
であるSR−FFのリセット入力端子Rとに入力する。
【0049】SR−FF43の出力は、ゲート回路(A
ND回路)46の第2の入力とゲート回路(AND回
路)47の第2の入力とパルス供給回路36のゲート回
路(OR回路)68の第1の入力とになる。SR−FF
45の出力は、ゲート回路48の第1の入力とゲート回
路49の第1の入力とパルス供給回路36のゲート回路
68の第2の入力とになる。
【0050】パルス供給回路36のゲート回路68の出
力はゲート回路(AND回路)59の第1の入力とな
る。さらに、ゲート回路59の出力は、計数制御回路3
4の第2の計数回路40のクロック入力端子CKに入力
する。動作切換回路37であるSR−FFの出力は、計
数制御回路34の第2の計数回路40のアップカウント
とダウンカウントを切り換える制御端子U/Dに入力す
る。
【0051】時計手段4からの表示パルスS33は、パ
ルス供給回路36のゲート回路59の第2の入力と、パ
ルス発生回路35の正転パルス発生回路42の入力端子
と逆転パルス発生回路44の入力端子とに入力する。正
転パルス発生回路42の第1の出力端子O1の出力は、
ゲート回路46の第1の入力となり、第2の出力端子O
2の出力は、ゲート回路47の第1の入力となる。
【0052】また、逆転パルス発生回路44の第1の出
力端子O3の出力は、ゲート回路(AND回路)48の
第2の入力となり、第2の出力端子O4の出力は、ゲー
ト回路(AND回路)49の第2の入力となる。正転パ
ルス発生回路42と逆転パルス発生回路44は、時計の
パルスモータ駆動回路で一般的に採用されている波形生
成回路であるため、内部の回路構成は省略している。
【0053】パルス発生回路35のゲート回路46の出
力は、駆動回路38のゲート回路(OR回路)50の第
1の入力となり、ゲート回路47の出力はゲート回路
(OR回路)51の第1の入力となる。またゲート回路
48の出力はゲート回路50の第2の入力となり、ゲー
ト回路49の出力はゲート回路51の第2の入力とな
る。
【0054】駆動回路38のゲート回路50の出力は、
駆動用インバータ52に入力し、ゲート回路51の出力
は、駆動用インバータ53に入力する。そして、この駆
動回路38の駆動用インバータ52の出力と駆動用イン
バータ53の出力が、図5に示す表示機構を構成するパ
ルスモータ54の入力端子60,61に入力する。
【0055】図5において、パルスモータ54の回転出
力はそのピニオンから伝達歯車55に伝達され、その伝
達歯車55の回転はそれぞれ半円形をなす一半部と他半
部とが二つの異なる色に着色されて、例えば白色部56
aと赤色部(斜線を施して示している)56bとに色分
けされた円盤状の表示板56に伝達される。そして、こ
の表示板56の一部分が、図6から図8に示す時計の文
字板58にあけられた表示窓57を通して、外部から見
えるようになっている。
【0056】図6は、表示窓57に表示板56の白色部
56aのみが表示された状態であり、充電手段3の保有
電力量がほとんど無いことを示す。図7は、表示板56
の白色部56aと赤色部56bが半分ずつ表示されて、
充電手段3の保有電力量がフル充電量の半分程度である
ことを示す。図8は、表示板56の赤色部56bのみが
表示された状態であり、充電手段3の保有電力量がフル
充電量であることを示す。
【0057】ここで、このように構成した第1実施例の
動作について説明する。まず、第2図の充電手段3の保
有電力量がないときは、第15図に示す二次電池の充電
特性が示す充電電圧V1が0ボルトであり、時計手段4
は動作しない。発電手段1によって外部エネルギーが電
力に変換され、充電手段3に電力が蓄積されて、その充
電電圧が時計手段4の最低動作電圧であるV13=0.
9ボルト程度以上に上昇すると、時計手段4が動作を開
始する。
【0058】この時計手段4は、図示してはいないが、
一般の電子時計と同じように、発振回路と分周回路とパ
ルス生成回路と駆動回路とパルスモータと輪列と指針等
による時刻表示機能を備えている。時計手段4は、さら
に第1の計数パルスS14と第2の計数パルスS15と
切換信号パルスS16と表示パルスS33を発生する。
【0059】このとき、充電モニター手段6の第1の計
数回路39の計数値N1と第2の計数回路40の計数値
N2は「0」にリセットされ、表示機構の文字板58の
表示窓57の表示は、図6に示すように白色のみであ
り、保有電力量がないことを示す。
【0060】図3に示す切換手段5において、電圧検出
回路11の電圧比較回路21,22の内部回路の詳細は
図示していないが、一般的な電圧検出回路の構成であ
り、たとえば抵抗分割等により検出電圧値を設定し、入
力電圧がその設定した電圧値以上かその近傍で出力パル
スを発生するものである。
【0061】電圧比較回路21は、発電手段1の発電電
圧S17が図15に示す充電電圧V11から逆流防止手
段2での降下電圧Vdを差し引いた電圧値以上になると
出力パルスP1を発生する。電圧比較回路22は、充電
手段3の充電電圧S18が、ほぼ図5に示す充電電圧V
11以上になると第1の出力パルスP2を発生し、ほぼ
最低動作電圧であるV13になると第2の出力パルスP
3を発生する。
【0062】したがって、発電手段1によって充電手段
3が充電されている状態では、電圧比較回路21の出力
パルスP1と電圧比較回路22の第1の出力パルスP2
とがほぼ同時に発生するが、逆流防止手段(ダイオー
ド)による降下電圧Vdにより、電圧比較回路22の第
1の出力パルスP2が発生した直後に電圧比較回路21
の出力パルスP1が発生するようになっている。
【0063】また、図に示してはいないが、パルス制御
回路12のSR−FF23とSR−FF24とは、初期
状態で出力が「ロウ」になるように設定されている。こ
のため、充電手段3の充電電圧S18が最低動作電圧V
13以上になっているときは、電圧比較回路22が第2
の出力パルスP3を発生し、SR−FF24の出力はリ
セットされ、出力は「ロウ」の状態を保持する。これに
より、パルス選択回路13のゲート回路28は禁止状態
のままであり、パルス選択回路13の出力は「ロウ」の
状態を保持する。
【0064】そして、パルス選択回路13から計数パル
スS19が出力されないため、図4に示した充電モニタ
ー手段6の計数制御回路34の第1の計数回路39のク
ロック入力端子には入力がないため、第1の計数回路3
9は計数を開始しない。したがって、計数制御回路34
に接続した表示制御回路も動作しないため、表示機構は
変化せず、文字板58の表示も図6に示す状態を保持す
る。
【0065】一方、発電手段1の発生電力によって充電
手段3に電力が蓄積され、その保有電力の増加にともな
って充電電圧S18が図15に示す充電電圧V11に達
すると、電圧比較回路22が第1の出力パルスP2を発
生し、SR−FF23の出力がリセットされるが、その
直後に電圧比較回路21の出力端子に発生する出力パル
スP1によって再びセットされ、SR−FF23の出力
は「ハイ」になる。また、SR−FF24もセットされ
て出力が「ハイ」になる。このときの充電容量Qは、図
15に示すQ11になる。
【0066】それにより、図3に示すパルス制御回路1
2のゲート回路25とパルス選択回路13のゲート回路
28は禁止解除され、切換信号パルスS16がゲート回
路25を介してパルス制御回路12の出力である制御信
号S20として出力される。この第1実施例では、切換
信号パルスS16すなわち制御信号S20の周波数(以
下、F3と記す)は1Hzより低い周波数であり、たと
えば、5秒間「ハイ」を出力した後5秒間「ロウ」を出
力する10秒周期の0.1Hzの信号パルスを採用す
る。
【0067】この制御信号S20が「ハイ」の間は、第
1の計数パルスS14がパルス選択回路13のAND−
OR選択ゲート回路26を通過して、ゲート回路28を
介して出力され、パルス選択回路13が計数パルスS1
9として出力する。制御信号S20が「ロウ」の間は、
第2の計数パルスS15がパルス選択回路13のAND
−OR選択ゲート回路26を通過して、ゲート回路28
を介して出力され、パルス選択回路13が計数パルスS
19として出力する。
【0068】切換信号パルスS16すなわち制御信号S
20の周波数F3が0.1Hzのときは、第1の計数パ
ルスS14は、発電手段1の発生電力が10秒間に充電
手段3に充電される充電電力量に比例した周波数(以
下、F1と記す)のパルスとし、第2の計数パルスS1
5は、10秒間に時計手段4等によって消費される電子
時計の消費電力量にともなう放電電力量に比例した周波
数(以下、F2と記す)のパルスとする。
【0069】この周波数F1と周波数F2とは、周波数
F3の半周期でクロックパルスが少なくとも1カウント
できるように、共に周波数F3より高い周波数に設定す
る。図4に示す充電モニター手段6において、計数制御
回路34の第1の計数回路39の制御端子U/Dには、
切換手段5からの制御信号S20が入力されており、こ
の第1の計数回路39は、制御信号S20(切換信号パ
ルスS16)が「ハイ」の間はアップカウンタとして動
作し、制御信号S20が「ロウ」の間はダウンカウンタ
として動作する。
【0070】ここで、周波数F1として、たとえば0.
1Hzを採用すると、切換信号パルスS16が「ハイ」
である5秒間は、第1の計数回路39はアップカウンタ
として動作し、クロック入力端子には充電手段3への充
電電力量に比例した周波数F1の第1の計数パルスS1
4が選択された計数パルスS19として入力し、第1の
計数回路39の計数値N1は初期値0から充電電力量に
応じて増加する。このとき、周波数F1の設定によりア
ップカウンタとして動作する5秒間の間に、10秒間分
の充電電力量がカウントアップされる。
【0071】その後の切換信号パルスS16が「ロウ」
である5秒間は、第1の計数回路39はダウンカウンタ
として動作し、クロック入力端子には電子時計の電力消
費にともなう放電電力量に比例した周波数F2の第2の
計数パルスS15が選択された計数パルスとして入力
し、第1の計数回路39の計数値N1は放電電力量に応
じて減少する。これも、周波数F2の設定によりダウン
カウンタとして動作する5秒の間に、10秒間の消費電
力量がカウントダウンされる。したがって、第1の計数
回路39は、計数開始1分後には充電量と放電量との計
数を6回ずつ行ったことになる。
【0072】充電量が放電量より大となった場合、この
ときの第1の計数回路39の計数値N1は、第2の計数
回路40の計数値N2の初期値0より大きな値となり、
N1>N2であるから、大小比較回路41の第1の出力
端子Aの出力が「ハイ」になる。これにより、パルス発
生回路35のSRーFF43の出力が「ハイ」になり、
ゲート回路46,47が禁止解除される。さらに、パル
ス供給回路36のゲート回路58を介してゲート回路5
9も禁止解除される。
【0073】その後に1分間隔で、表示パルスS33に
よって正転パルス発生回路42の出力端子O1とO2と
に正転用の駆動パルスが発生する。また、動作切換回路
37であるSR−FFの出力が「ハイ」になり、第2の
計数回路40の制御端子が「ハイ」になるので、第2の
計数回路40はアップカウンタとして動作を開始する。
表示パルスS33は1分間隔で発生するようにしたが、
より長い間隔で発生するようにすれば、表示機構の消費
電力を少なくすることができる。
【0074】この表示パルスS33は、パルス供給回路
36のゲート回路59を通過して第2の計数回路40の
クロック入力端子CKに入力し、第2の計数回路40は
その計数値N2が第1の計数回路39の計数値N1と等
しくなる(N2=N1)までアップカウントを続ける。
【0075】ゲート回路46,47が禁止解除されたこ
とにより、正転用の駆動パルスが、駆動回路のゲート回
路50,51を介してそれぞれ駆動用インバータ52,
53に供給され、反転されて図5に示す表示機構のパル
スモータ54に供給される。それによって、パルスモー
タ54は時計方向に回転し、伝達歯車55を介して、表
示板56を時計方向に回転する。
【0076】N1=N2になると、第4図に示した大小
比較回路41の第2の出力端子Bの出力が「ハイ」にな
り、SR−FF43がリセットされてその出力が「ロ
ウ」になり、SR−FF45の出力は初期設定値0のま
ま変化なく、ゲート回路46,47は通過禁止となり、
正転用の駆動パルスの駆動回路38への供給は停止す
る。そのため、図5のパルスモータ54は回転を停止
し、表示板56はわずかに時計方向に回転したまま停止
する。
【0077】そして、図4に示すパルス発生回路35の
SR−FF43とSR−FF45の出力はともに「ロ
ウ」であるから、パルス供給回路36のゲート回路68
の出力は「ロウ」になり、ゲート回路59は通過禁止に
なる。したがって、表示パルスS33はゲート回路59
で通過禁止されるため、第2の計数回路40は計数を停
止する。
【0078】上述のような動作の繰り返しにより、充電
手段3に充電される保有電力量は、計数制御回路34の
第1の計数回路39の計数値N1として継続的に計数さ
れ、それに対応して、保有電力量が表示板56の回転位
置によって表示される。
【0079】この表示板56の表示例としては、例え
ば、図15に示す充電容量値Q1のフル充電容量が2m
Ah弱の二次電池においては、充電手段3の二次電池が
フル充電容量の半分より幾分多いQ10のときに、充電
モニター手段6の図5に示した表示板56による表示
が、白色部56aと赤色部56bが半分づつ表示窓57
に表示される図7に示す状態になる。さらに、フル充電
容量の約2mAhに達すると、その表示は図8に示すよ
うに、赤色部56bのみが表示窓57に表示された状態
になる。
【0080】つぎに、発電手段1が電力を発生できなく
なった状態について説明する。熱電発電や慣性力を利用
した発電器による発電手段1の場合は、電子時計を腕か
らはずしたときに、太陽電池による発電手段の場合は、
机の中等に入れて光が遮断されるときに、電力を発生し
なくなる。
【0081】その場合、発電手段1の発電電圧S17は
ほとんど0ボルトになって、切換手段5の第3図に示し
た電圧検出回路11の電圧比較回路21の出力パルスP
1は発生しなくなり、パルス制御回路12のSR−FF
23,24のセット入力か「ロウ」になる。ここで、充
電手段3に保有電力量が充分あって充電電圧S18が図
15における充電電圧V11以上の電圧を示すものとす
る。
【0082】この場合、充電手段3の充電電圧S18を
入力する電圧比較回路22が第1の出力パルスP2を発
生し、SR−FF23をリセットするのでその出力が
「ロウ」となり、ゲート回路25は切換信号パルスS1
6を通過禁止する。したがって、ゲート回路25の出力
は「ロウ」となり、パルス制御回路12の出力である制
御信号S20は「ロウ」のままになる。また、パルス選
択回路13の出力として、電子時計の消費電力に対応し
た第2の計数パルスが計数パルスS19として選択され
る。
【0083】制御信号S20が「ロウ」出力のみとなる
と、充電モニター手段6における第4図の計数制御回路
34の第1の計数回路39はダウンカウンタとしてのみ
動作する。 したがって、電子時計の消費電力量にとも
なって第1の計数回路39の計数値N1が少しずつ減少
していく。第2の計数回路40の計数値N2は、以前の
ままであるから、N1はN2より小さくなり、N1<N
2となる。
【0084】それによって、計数制御回路34の大小比
較回路41の第3の出力端子Cに出力が発生し、パルス
発生回路35のSR−FF45がセットされてその出力
が「ハイ」になり、動作切換回路37のSR−FFはリ
セットされて、その出力が「ロウ」になる。
【0085】そのため、第2の計数回路40はダウンカ
ウンタとして動作し、ゲート回路48,49は禁止解除
される。また、パルス供給回路36のゲート回路68出
力は「ハイ」となり、ゲート回路59は禁止解除され
る。したがって、表示パルスS33によって、第2の計
数回路40がダウンカウントされるとともに、逆転パル
ス発生回路44の出力端子O3,O4に逆転用の駆動パ
ルスが発生する。
【0086】その逆転用の駆動パルスは、ゲート回路4
8,49を介して駆動回路38に入力される。そして、
ゲート回路50,51を介し、さらに駆動用インバータ
52,53によって反転されて、図5に示した表示機構
のパルスモータ54の入力端子60,61に入力される
ため、パルスモータ54は出力軸を反時計方向に回転駆
動し、伝達歯車55を介して表示板56を反時計方向に
回転させる。
【0087】そして、第2の計数回路40の計数値N2
が第1の計数回路39の計数値N1と等しく(N2=N
1)なると、大小比較回路41の第2の出力端子Bが
「ハイ」となり、SR−FF43およびSR−FF45
がリセットされるので、その各出力は「ロウ」になり、
ゲート回路48,49は通過禁止となって、逆転用の駆
動パルスの駆動回路38への供給は停止される。それに
よって、パルスモータ54は回転を停止し、表示板56
はわずかに反時計方向に回転したまま停止する。
【0088】また、SR−FF43とSR−FF45の
出力はともに「ロウ」であるから、パルス供給回路36
のゲート回路68の出力は「ロウ」になり、ゲート回路
59は通過禁止になる。したがって、表示パルスS33
はゲート回路59で通過禁止されるため、第2の計数回
路40は計数を停止する。
【0089】上述のような動作の繰り返しにより、充電
手段3の保有電力量は、計数制御回路34の第1の計数
回路39の計数値N1として継続的に計数され、それに
対応してその保有電力量は、第7図等に示した表示窓5
7内に見える表示板56の赤色部の割合によって表示さ
れる。
【0090】この間、発電手段1に電力が発生しない
と、充電手段3の保有電力量は電子時計の電力消費につ
れて減少し、充電容量が第15図に示す充電容量Q10
になる。このときの充電モニター手段6の表示機構によ
る表示は、図7に示すように赤白半分ずつになる。さら
に、保有電力が減少すると、充電電圧が図15に示す電
圧V11に達し、充電容量はQ11となり、充電モニタ
ー手段6の表示機構による表示は、図6に示したように
白色のみになる。
【0091】この図15に示す充電電圧V11につい
て、図16に示す二次電池の放電特性を見ると、放電電
圧V2が電圧V11のとき保有する充電容量Q11で、
電子時計は10日以上の動作が可能であることが判る。
なお、この動作可能期間は、電子時計の消費電力に対応
した第2の計数パルスの周波数F2を調整することによ
り、任意の期間に設定できる。
【0092】以上説明してきたように、この第1実施例
によれば、充電手段3の保有電力量を常に視覚的に表示
できるので、保有電力量を正確に知ることができる。し
たがって、たとえば充電手段3の保有充電量がフル充電
量の半分になったときでも、充電モニター手段6の表示
が、第7図に示したように赤白半分ずつの表示になるた
め、電子時計の動作期間が充分あることを確認できる。
たとえば、電池寿命2年の電源電池を使用したときに
は、あと1年間は電子時計が動作することを確認でき
る。
【0093】また、仮に充電手段の保有充電量がさらに
減少して、充電モニター手段6の表示が、第6図に示し
たように全部白色になったときでも、電子時計を10日
以上動作させることができるため、あわてて急速充電や
電池交換をする必要はない。その場合には、使用者が電
子時計を腕につける時間や光に当てる時間を多少増やし
て、発電手段1からの発生電力を多少増加して充電手段
3を充電することにより、電子時計は安定に動作し続け
ることができる。
【0094】つぎに、この発明による発電手段を備えた
電子時計の第2実施例について説明する。図9はこの第
2実施例の電子時計の構成を示すブロック図であり、図
2と対応する部分には同一の符号を付している。図10
は図9図における充電モニター手段6′の内部回路の構
成を示すブロック図である。
【0095】この第2実施例の電子時計は、充電モニタ
ー手段6′を除いては、図2に示した第1実施例とほと
んど同じ構成である。すなわち、発電手段1と逆流防止
手段2と充電手段3と切換手段5は、図2に示した第1
実施例と同じであり、時計手段4は表示パルスS33を
出力しないこと以外は第1実施例の時計手段4と同じで
ある。
【0096】充電モニター手段6′は、図10に示すよ
うに、第1実施例の第1の計数回路39と同じアップ/
ダウン・カウンタによる計数回路29と、コード変換回
路30と表示駆動回路31と表示器32とからなる表示
部33とを備えている。そして、図3に示したのと同じ
切換手段5から選択された計数パルスS19が計数回路
29のクロック入力端子CKに入力し、切換信号パルス
S16による制御信号S20がアップ/ダウンの制御端
子U/Dに入力する。
【0097】この計数回路29の計数値Nはバイナリコ
ードで出力され、その出力値が表示部33に入力し、そ
の表示部33のコード変換回路30によって、例えば7
セグメント表示によるディジタル表示が可能なコードに
変換される。その変換されたコードが表示駆動回路31
に入力し、その表示駆動回路31がディジタル表示が可
能な液晶ディスプレイ等の表示器32を駆動して、充電
手段3の保有電力量をディジタル表示する。
【0098】また、表示器32は7セグメントによるデ
ィジタル的な表示に限らず、棒状に列設したセグメント
により表示するなど種々のものを使用することもでき
る。この第2実施例によっても、第1実施例と同様に充
電手段3の保有電力量を、常時正確に知ることができ
る。
【0099】つぎに、この発明による電源電池を使用す
る電子時計の第1実施例について説明する。図11は、
その電子時計の第1実施例の構成を示すブロック図であ
る。この電子時計は、電源電池8と時計手段4と電源モ
ニター手段9とを備えている。すなわち、この実施例の
電子時計は、前述の各実施例の発電手段1と充電手段3
の代わりに、一般的な銀電池やリチウム電池等の一次電
池である電源電池8を用い、充電モニター手段6に代え
て電源モニター手段9を設けたものである。
【0100】時計手段4は、電源電池8の電力によって
時刻表示動作を行うとともに、電源電池8の保有電力量
を計数するための計数パルスS25と、前述の実施例と
同様な表示パルスS33とを発生する。電源モニター手
段9は、時計手段4からの計数パルスS25によって電
源電池8の保有電力量を計数し、その計数値と表示パル
スS33とに基づいて保有電力量を表示する表示手段を
有する。
【0101】この電源モニター手段9のより具体的な構
成例を図12に示す。この電源モニター手段9は、計数
制御回路74とパルス発生回路75とパルス供給回路7
6と動作切換回路77と表示機構80とから構成されて
いる。
【0102】そして、その計数制御回路74は、時計手
段4からの計数パルスS25をクロック入力としてダウ
ンカウント動作を行い、セット信号S0によって所定の
計数値にセットされる第1の計数回路69と、その第1
の計数回路69の計数値と同じ計数値になるようにアッ
プカウント動作またはダウンカウント動作を行う第2の
計数回路70と、第1の計数回路69の計数値N1と前
記第2の計数回路70の計数値N2とを大小比較し、そ
の比較結果を出力する大小比較回路71とを有する。
【0103】その大小比較回路71の比較結果に応じ
て、動作切換回路77が第2の計数回路70のアップカ
ウントとダウンカウントの動作を切換える。また、計数
値N1とN2の比較結果がN2=N1のとき以外のとき
にパルス供給回路76が第2の計数回路70のクロック
入力に表示パルスS33を供給する。
【0104】そして、パルス発生回路75が、大小比較
回路71の比較結果と表示パルスS33とに基づいて駆
動パルスを発生し、表示機構80がその駆動パルスによ
って駆動されて、電源電池8の保有電力量を表示する。
その表示機構80としては、前述の実施例に使用した第
5図乃至第8図に示したパルスモータ54及び表示板5
6等からなるものを使用することができる。
【0105】計数制御回路74の大小比較回路71、そ
の比較結果に応じて動作するパルス発生回路75とパル
ス供給回路76と動作切換回路77も、前述の実施例の
第4に示した大小比較回路41、およびパルス発生回路
35とパルス供給回路36と動作切換回路37と同様に
構成されている。但し、この実施例におけるパルス発生
回路75には、図4における駆動回路38も含んでい
る。
【0106】ここで、この実施例の動作について説明す
る。図12には図示していないが、例えば図11に示し
た電源電池8を交換した時、あるいは時計の裏蓋を開閉
した時などに、セット信号S0が発生され、第1の計数
回路69は所定の計数値、例えば図17に示す銀電池の
放電特性における保有電力容量Qの最高値200mAh
に対応する値、すなわち出力ビットがオール「ハイ」に
なる最大値に設定される。
【0107】これにより、保有電力容量Qが最高値のと
き、第1の計数回路69の計数値N1が最大値になり、
計数値N1とN2がN1>N2になるので、パルス発生
回路75は表示パルスS33によって正転用の駆動パル
スを発生し、表示機構80がその駆動パルスによって駆
動され、図5に示したパルスモータ54によって表示板
56を時計方向に回転し、図8に示したように、文字板
58の表示窓57内に表示板56の赤色部56bのみが
表示されるようになり、電源電池8の保有電力量が充分
であることを示す。
【0108】その後は、前述の第1実施例において発電
手段1が発電しない状態になったときと全く同じ動作を
行うので、詳細な説明は省略するが、第1の計数回路6
9は、制御信号によるアップ/ダウンの切換を行わない
ので、電子時計の消費電力に対応した計数パルスS25
をダウンカウントする動作のみをする。電源電池8の保
有電力量の減少にともなって表示板56は反時計方向に
少しずつ回転して、電池の保有電力量の減少を表示す
る。
【0109】そして、図17に示す銀電池放電特性にお
いて、電池電圧が定格電圧のときでも電荷の保有容量Q
が半分より幾分多いQ30のときに、表示板56が図7
に示したように赤白半分づつの表示状態になり、電池電
圧がV31で保有容量がQ31のときに、表示板56が
図6に示すように白色のみの表示状態になるように、計
数パルスS25の周波数を設定する。
【0110】これによって、図6に示す表示状態になっ
ても、電池電圧が動作停止電圧V32になるまで、1ケ
月程度のかなり長い期間に亘って電子時計を動作させる
ことが可能である。また、この動作可能期間は、計数パ
ルスS25の周波数を調整することにより任意に設定で
きる。したがって、この実施例の電子時計によれば、電
源電池8の保有電力量が常に正確に表示され、それを確
認することができる。
【0111】最後に、この発明による電源電池を使用す
る電子時計の第2実施例について説明する。図13はそ
の第2実施例の電子時計の構成を示すブロック図であ
る。この実施例の電子時計は、第11図に示した第1実
施例の構成と同様であるが、時計手段4が表示パルスS
33を発生しない点と、電源モニター手段9′が、図1
4に示すように構成されている点が相違する。
【0112】その電源モニター手段9′は、時計手段4
からの計数パルスS25に基づいて電源電池8の保有電
力量を計数し、その計数量を、電源電池8の保有電力量
として表示する。
【0113】この電源モニター手段9′の構成は、前述
の実施例における図10に示した充電モニター手段6′
の構成とほぼ同様であるが、図14に示すように、計数
回路29′がアップ/ダウンの動作切り換えのための制
御端子を備えておらず、セット端子を備えており、そこ
にセット信号S0が入力された時に、所定の計数値をセ
ットするカウンタである点だけが相違する。表示部33
の構成は図10の表示部33と同じである。
【0114】セット信号S0は、前述の第1実施の場合
と同様に、図13に示した電源電池8を交換した時、あ
るいは時計の裏蓋を開閉した時などに発生され、第1の
計数回路69がセットする所定の計数値は、例えば第1
7図に示す銀電池の放電特性における保有電力容量Qの
最高値200mAhに対応する値、すなわち出力ビット
がオール「ハイ」になる最大値とする。
【0115】この実施例の動作を説明すると、電源電池
8の保有電力量は、計数回路29によって計数パルスS
25が最大値からダウンカウントされることによって計
数され、その計数値Nは保有電力量を示すバイナリ出力
値となる。それを表示部33に入力して、図10によっ
て説明した前述の実施例の場合と同様にして、液晶ディ
スプレイ等の表示器32によって、電源電池8の保有電
力量をディジタイル表示する。
【0116】あるいは、7セグメント表示によるディジ
タル的な表示に限らず、電源電池8の保有電力量を棒状
グラフ状に表示するようなことも可能である。したがっ
て、この実施例によっても、電源電池の保有電力量を常
に正確に表示するので、それを確認することができる。
【0117】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る発電手段と充電手段を備えた電子時計は、その発電手
段によって発生される電力によって充電される充電手段
の保有電力量を、充電モニター手段によって常時正確に
表示することができ、その保有電力量およびそれによる
時計が動作可能な期間を正確に知ることができるため、
使用者が気付かないうちに充電手段の保有電力量が限界
に達して、時計が動作しなくなるようなことを防止でき
る。
【0118】すなわち、使用者が充電モニター手段の表
示により、充電手段の保有電力量が減少したことを確認
した時に、発電手段による発電を促すように電子時計を
腕に付ける時間や光に当てる時間を増やすことにより、
長期間に亘って安定した時計動作を維持することが可能
になる。
【0119】また、発電手段を持たずに電源電池によっ
て動作する電子時計においても、電源モニター手段によ
って、電源電池の保有電力量を常に正確に表示するの
で、電源電池の交換時期が早すぎて、まだ使用できる電
池を廃棄してしまったり、電池の交換時期を失して時計
が動作を停止してしまったりするようなことを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による発電手段を備えた電子時計の基
本的実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明による発電手段を備えた電子時計の第
1実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】同じくその切換手段の具体的構成例を示す回路
図である。
【図4】同じくその充電モニター手段を構成する回路例
を示す回路図である。
【図5】同じくその充電モニター手段における表示機構
の具体例を示す構成図である。
【図6】図5に示した表示機構による充電手段の保有充
電量が少ないときの表示例を示す図である。
【図7】同じく充電手段の保有充電量がフル充電状態の
半分程度ときの表示例を示す図である。
【図8】同じく充電手段の保有充電量がフル充電状態の
ときの表示例を示す図である。
【図9】この発明による発電手段を備えた電子時計の第
2実施例の構成を示すブロック図である。
【図10】同じくその充電モニター手段の構成例を示す
ブロック図である。
【図11】この発明による電源電池を備えた電子時計の
第1実施例の構成を示すブロック図である。
【図12】同じくその充電モニター手段の構成例を示す
ブロック図である。
【図13】この発明による電源電池を備えた電子時計の
第2実施例の構成を示すブロック図である。
【図14】同じくその充電モニター手段の構成例を示す
ブロック図である。
【図15】二次電池の充電特性を示す線図である。
【図16】二次電池の放電特性を示す線図である。
【図17】銀電池の放電特性を示す線図である。
【符号の説明】
1:発電手段 2:逆流防止手段 3:充電手段 4:時計手段 5:切換手段 6,6′:充電モニター手段 8:電源電池 9,9′:電源モニター手段 11:電圧検出回路 12:パルス制御回路 13:パルス選択回路 33:表示部 34,74:計数制御回路 35,75:パルス発生回路 36,76:パルス供給回路 37,77:動作切換回路 38:駆動回路 54:パルスモータ 55:伝達歯車 56:表示板 56a:白色部 56b:赤色部 57:表示窓 58:文字板 80:表示機構
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部エネルギーによって電力を発生する
    発電手段(1)と、 その発電手段(1)で発生した電力を充電する充電手段(3)
    と、 前記発電手段(1)又は充電手段(3)の電力によって時刻表
    示動作を行うとともに、前記充電手段(3)の保有電力量
    を計数するための計数パルス(S10)を発生する時計手段
    (4)と、 その時計手段(4)からの前記計数パルス(S10)に基づいて
    前記充電手段(4)の保有電力量を計数し、その計数量を
    表示する充電モニター手段(6)と、 を備えたことを特徴とする電子時計。
  2. 【請求項2】 外部エネルギーによって電力を発生する
    発電手段(1)と、 前記発電手段(1)によって発生した電力を前記逆流防止
    手段(2)を介して充電する充電手段(3)と、 前記発電手段(1)または充電手段(3)の電力により時刻表
    示動作を行うとともに、前記発電手段(1)の発電電力量
    を計数するための第1の計数パルス(S14)と、前記充電
    手段(3)の消費電力量を計数するための第2の計数パル
    ス(S15)と、該充電手段(3)の保有電力量を表示するため
    に用いる表示パルス(S33)と、前記第1,第2の計数パ
    ルスの切り換えを行うための切換信号パルス(S16)とを
    発生する時計手段(4)と、 前記発電手段(1)の発電電圧と前記充電手段(3)の充電電
    圧とを検出する電圧検出回路(11)と、該電圧検出回路の
    出力に対応して前記切換信号パルス(S16)を制御するパ
    ルス制御回路(12)と、該パルス制御回路(12)の出力に応
    じて前記第1,第2の計数パルス(S14,S15)のいずれか
    を選択するパルス選択回路(13)とからなる切換手段(5)
    と、 その切換手段(5)の前記パルス制御回路(12)の出力によ
    って制御され、前記パルス選択回路(13)によって選択さ
    れた計数パルス(S19)に対応して前記充電手段(3)の保有
    電力量を計数し、その計数値と前記表示パルス(S33)と
    に基づいて前記保有電力量を表示する充電モニター手段
    (6)と、 を備えたことを特徴とする電子時計。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電子時計において、 前記充電モニター手段(6)が、 前記切換手段(5)のパルス選択回路(13)によって選択さ
    れた計数パルス(S19)をクロック入力として前記パルス
    制御回路(12)の出力に応じてアップカウント動作または
    ダウンカウント動作を行う第1の計数回路(39)と、その
    第1の計数回路(39)の計数値と等しい計数値となるよう
    にアップカウント動作またはダウンカウント動作を行う
    第2の計数回路(40)と、前記第1の計数回路(39)の計数
    値と前記第2の計数回路(40)の計数値の大小比較し、そ
    の比較結果をを出力する大小比較回路(41)とを有する計
    数制御回路(34)と、 前記大小比較回路(41)の比較結果応じて前記第2の計数
    回路(40)のアップカウントとダウンカウントの動作を切
    換える動作切換回路(37)と、 前記大小比較回路(41)の比較結果に応じて前記第2の計
    数回路(40)のクロック入力として前記表示パルス(S33)
    を供給するパルス供給回路(36)と、 前記大小比較回路(41)の比較結果と前記表示パルス(S3
    3)とによって駆動パルスを発生するパルス発生回路(35)
    と、 その駆動パルスによって駆動されて、前記充電手段(3)
    の保有電力量を表示する表示機構と、 を有することを特徴とする電子時計。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の電子時計において、 前記表示機構が、前記駆動パルスによって駆動されるパ
    ルスモータ(54)と、そのパルスモータによって回転駆動
    される円盤状の表示板(56)とを備え、その表示板(56)の
    それぞれ半円形をなす一半部(56a)と他半部(56b)が異な
    る色に着色されていることを特徴とする電子時計。
  5. 【請求項5】 外部エネルギーによって電力を発生する
    発電手段(1)と、 前記発電手段(1)によって発生した電力を前記逆流防止
    手段(2)を介して充電する充電手段(3)と、 前記発電手段(1)または充電手段(3)の電力により時刻表
    示動作を行うとともに、前記発電手段(1)の発電電力量
    を計数するための第1の計数パルス(S14)と、前記充電
    手段(3)の消費電力量を計数するための第2の計数パル
    ス(S15)と、前記第1,第2の計数パルス(S14,S15)の切
    り換えを行うための切換信号パルス(S16)とを発生する
    時計手段(4)と、 前記発電手段(1)の発電電圧と前記充電手段(3)の充電電
    圧とを検出する電圧検出回路(11)と、該電圧検出回路(1
    1)の出力に応じて前記換信号パルス(S16)を制御するパ
    ルス制御回路(S12)と、該パルス制御回路(12)の出力に
    応じて前記第1,第2の計数パルス(S14,,S15)のいず
    れかを選択するパルス選択回路(13)とからなる切換手段
    (5)と、 その切換手段(5)の前記パルス制御回路(12)の出力によ
    って制御され、前記パルス選択回路出力(13)によって選
    択された計数パルスに応じて前記充電手段(3)の保有電
    力量を計数し、その計数値によって前記保有電力量を表
    示する充電モニター手段(6)と、 を備えたことを特徴とする電子時計。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の電子時計において、 前記充電モニタ手段(6)が、 前記充電手段(3)の保有電力量をディジタル表示する表
    示器(32)と、 前記パルス選択回路(13)によって選択された計数パルス
    (S19)をクロック入力として前記パルス制御回路(12)の
    出力に応じてアップカウント動作またはダウンカウント
    動作を行い、その計数結果をバイナリ出力する計数回路
    (29)と、 その計数回路(29)によるバイナリ出力の値をディジタル
    表示が可能なコードに変換するコード変換回路(30)と、 該コード変換回路(30)によって変換されたコードに応じ
    て前記表示器(32)を駆動してディジタル表示を行う表示
    駆動回路(31)と、 からなることを特徴とする電子時計。
  7. 【請求項7】 電源電池(8)と、 その電源電池(8)の電力によって時刻表示動作を行うと
    ともに、該電源電池(8)の保有電力量を計数するための
    計数パルス(S25)を発生する時計手段(4)と、 その時計手段(4)からの計数パルス(S25)に基づいて前記
    電源電池(8)の保有電力量を計数し、その計数量を表示
    する電源モニター手段(9)と、 備えたことを特徴とする電子時計。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の電子時計において、 前記時計手段(4)が、前記電源電池(8)の保有電力量を表
    示するための表示パルス(S33)を発生する手段を有し、 前記電源モニター手段(9)が、前記計数パルス(S25)によ
    って前記保有電力量を計数し、その計数値と前記表示パ
    ルス(S33)とに基づいて前記保有電力量を表示する表示
    手段を有することを特徴とする電子時計。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の電子時計において、 前記電源モニタ手段(9)が、 前記電源電池(8)の保有電力量をディジタル表示する表
    示器(32)と、 前記計数パルス(S25)を計数し、その計数結果をバイナ
    リ出力する計数回路(29′)と、そのバイナリ出力の値を
    ディジタル表示が可能なコードに変換するコード変換回
    路(30)と、該コード変換回路(30)によって変換されたコ
    ード応じて前記表示器(32)を駆動してディジタル表示を
    行う表示駆動回路(31)と、 からなることを特徴とする電子時計。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の電子時計において、 前記電源モニター手段(9)が、 前記計数パルス(S25)をクロック入力としてダウンカウ
    ント動作を行い、セット信号(S0)によって所定の計数値
    にセットされる第1の計数回路(69)と、その第1の計数
    回路(69)の計数値と等しい計数値になるようにアップカ
    ウント動作またはダウンカウント動作を行う第2の計数
    回路(70)と、前記第1の計数回路(69)の計数値と前記第
    2の計数回路(70)の計数値とを大小比較し、その比較結
    果を出力する大小比較回路(71)とを有する計数制御回路
    (74)と、 前記大小比較回路(71)の比較結果に応じて前記第2の計
    数回路(70)のアップカウントとダウンカウントの動作を
    切換える動作切換回路(77)と、 前記大小比較回路(71)の比較結果に応じて前記第2の計
    数回路(70)のクロック入力に前記表示パルス(S33)を供
    給するパルス供給回路(76)と、 前記大小比較回路(71)の比較結果と前記表示パルス(S3
    3)とに基づいて駆動パルスを発生するパルス発生回路(7
    5)と、 その駆動パルスによって駆動されて、前記電源電池(8)
    の保有電力量を表示する表示機構と、 を有することを特徴とする電子時計。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の電子時計において、 前記表示機構が、前記駆動パルスによって駆動されるパ
    ルスモータ(54)と、そのパルスモータ(54)によって回転
    駆動される円盤状の表示板(56)とを備え、その表示板(5
    6)のそれぞれ半円形をなす一半部(56a)と他半部(56b)が
    異なる色に着色されていることを特徴とする電子時計。
JP9301339A 1996-10-31 1997-10-31 電子時計 Pending JPH10186065A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002055178A (ja) * 2000-05-31 2002-02-20 Ricoh Elemex Corp 充電式携帯時計
JP2012154298A (ja) * 2011-01-28 2012-08-16 Daikyonishikawa Corp 衝撃吸収構造

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JP2002055178A (ja) * 2000-05-31 2002-02-20 Ricoh Elemex Corp 充電式携帯時計
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