JPH1018573A - 作りつけ収納部 - Google Patents

作りつけ収納部

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Publication number
JPH1018573A
JPH1018573A JP16937696A JP16937696A JPH1018573A JP H1018573 A JPH1018573 A JP H1018573A JP 16937696 A JP16937696 A JP 16937696A JP 16937696 A JP16937696 A JP 16937696A JP H1018573 A JPH1018573 A JP H1018573A
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JP
Japan
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built
storage unit
opening
recess
wall
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP16937696A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Sakuo
徹也 作尾
Kanae Yoshioka
香奈枝 吉岡
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
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Publication of JPH1018573A publication Critical patent/JPH1018573A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】平面視において、近傍に形成されるデッドスペ
ースの面積を減少させる作りつけ収納部の提供。 【解決手段】衣類や布団等の日用品を収納するために、
居室の内壁に設けられた開口11から収納物が出し入れさ
れる作りつけ収納部10の内部に、開口11の両側の内側面
の少なくとも一方の側面を凹ませて形成した凹部20を設
ける。これにより、収納部10の近傍にデッドスペースA
が形成されていても、凹部20の裏側がデッドスペースA
へ向かって張り出すので、平面視におけるデッドスペー
スAの面積を減少できる。また、収納部10の凹部20は、
内壁9Bおよび外壁8等の取付構造を避けて形成でき、収
納部10の位置によらず、凹部20を確実に形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の居室内に作
りつけられるクローゼットや押入れ等の作りつけ収納部
に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、建物の二つの居室を仕切る内壁
である間仕切り壁は、一方から他方の居室へ音が伝わら
ないようにするために、各居室に面する石膏ボード等の
二枚の壁面材の間隔を設けておき、これらの壁面材の間
に綿状の遮音材を介装し、これにより、所定の遮音性能
を得ている。また、建物の二つの居室を仕切る間仕切り
壁としては、衣類や布団等の日用品を収納するために、
押入れやクローゼット等の作りつけ収納部が設けられた
ものがある。このような収納部は、各居室に面する二枚
の壁面材の間隔を拡げ、少なくとも一方の壁面材に、収
納物の出し入れを行う開口を設け、さらに、この開口を
開閉するための扉を設けたものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような収納部を間
仕切り壁に設けると、二枚の壁面材の間隔が拡げられて
いるうえ、内部に収納された衣類や布団により、所定の
遮音性能が得られるようになるため、二枚の壁面材の間
には、空間が形成される。これらの壁面材の間に形成さ
れる空間は、大きさが中途半端なため、パイプスペース
等として利用できるものの、パイプスペース以外の用途
に有効利用することが難しい。このため、作りつけの収
納部を設けると、平面視において、建物の敷地面積に対
するデッドスペースの面積の割合を増やすおそれがある
という問題がある。
【0004】本発明の目的は、平面視において、近傍に
形成されるデッドスペースの面積を減少させる作りつけ
収納部を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、図面をも参照
して説明すると、衣類や布団等の日用品を収納するため
に、居室の内壁に設けられた開口11から収納物が出し入
れされる作りつけ収納部10であって、当該収納部10の内
部には、前記開口11の両側の内側面の少なくとも一方の
側面を凹ませて形成した凹部20が設けられていることを
特徴とする。以上において、前記収納部は、主に衣類を
収納するためクローゼットであり、前記凹部には、ベル
トやネクタイ等の長尺物を係止可能にされた、水平方向
へ延びる係止棒が設けられていることが好ましい。ま
た、前記凹部には、照明器具が設置可能となっている、
あるいは、電子除湿器が設置可能となっていることが望
ましい。さらに、前記居室は、工場で製造された箱状の
建物ユニットを建築現場で複数組み合わせたユニット式
建物の内部に設けられたものであることが好ましい。
【0006】このような本発明では、収納部の近傍にデ
ッドスペースが形成されていても、収納部の内部に設け
た凹部の裏側がデッドスペースへ向かって張り出すの
で、凹部により、平面視におけるデッドスペースの面積
が減少される。また、収納部の凹部は、内壁および外壁
等の取付構造を避けて形成できるものなので、収納部が
設置される位置によらず、凹部を確実に形成することが
可能となり、これにより前記目的が達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。本実施形態は、予め工場で製造
された箱状の建物ユニットを建築現場で複数組み合わせ
たユニット式建物に適用されたものである。本実施形態
のユニット式建物は、図1に示されるように、四隅の柱
1の上下端を梁2A〜2Dで連結した直方体状のフレーム3
を有する建物ユニット4を複数組み合わせて形成され
る。
【0008】フレーム3の梁2A〜2Dのなかには、長さの
異なるものが含まれており、天井側に配置される長辺上
梁2Aは、短辺上梁2Bよりも長く、床側に配置される長辺
下梁2Cは、短辺下梁2Dよりも長くされている。これによ
り、建物ユニット4の平面形状は、長方形となってい
る。ここで、長辺上梁2Aの間には、複数の天井小梁5が
架け渡され、長辺下梁2Cの間には、複数の根太6が架け
渡されている。このような建物ユニット4の天井小梁5
の下面には、図面には記されていないが、石膏ボード等
からなる天井面材が取付けられ、根太6の上面には、パ
ーチクルボード等からなる床面材が取付けられる。
【0009】図2には、二つの建物ユニット4A, 4Bが組
み合わされた状態で示されており、クローゼット10は、
図2の如く、これら二つの建物ユニット4A,4Bの境界部
分7をまたいで設けられている。建物ユニット4A, 4Bに
は、外壁部分に軽量気泡コンクリート製の外壁面材8が
設けられている。この外壁面材8の内側面に沿って石膏
ボード等からなるの内壁面材9Aが設けられている。各建
物ユニット4A, 4Bの柱1の間には、間仕切り壁を形成す
るために、石膏ボード等からなる内壁面材9Bが設けられ
ている。内壁面材9A, 9Bの各々の裏側には、格子状の心
材9Cが取付けられている。この心材9Cを介して内壁面材
9A, 9Bが建物ユニット4A, 4Bの天井小梁5および根太6
に固定されている。
【0010】クローゼット10は、衣類や布団等の日用品
を収納するために、建物ユニット4B側の内壁面材9Bに設
けられた開口11と、この開口11を開閉する扉12と、建物
ユニット4A, 4Bの内壁面材9Bの間の空間を仕切る仕切り
面材13〜15とを有するものである。ここで、クーロゼッ
ト10の図中上下の空間は、内壁面材9Bに囲まれているた
め、通常は使用できないデッドスペースAとなってい
る。クローゼット10に設けられた仕切り面材13〜15のう
ち、図中下方の仕切り面材13, 15は、開口11の両側の内
側面となっている。これらの仕切り面材13, 15の間の仕
切り面材14は、開口11側を向いた側面となっている。開
口11の図中上方の仕切り面材15には、凹部20が設けられ
ている。
【0011】凹部20は、図3に示されるように、仕切り
面材15の一部分を、デッドスペースA側へ凹ませて形成
したものである。すなわち、凹部20は、仕切り面材15の
一部を開口させ、この開口に対応した位置に設けられて
いる。凹部20には、仕切り面材15の表面から所定寸法だ
け離隔して設けられた背板21と、この背板21の周縁に設
けられた側板22、23、底板24、および、天板25とが設け
られている。対向する側板22、23には、ベルトやネクタ
イ30等の長尺物を係止するために、水平方向へ延びる係
止棒26が設けられている。また、天板25の仕切り面材15
側の端縁には、下方に垂れ下がる垂下板27が設けられて
いる。天板25の中央部分には、照明器具28が設けられて
いる。この照明器具28は、扉12のヒンジ12A の近傍に設
けられた図示しないリミットスイッチにより、扉12の開
閉操作と連動して点灯・消灯するようになっている。
【0012】前述のような本実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。すなわち、クローゼット10の近傍にデ
ッドスペースAが形成されていても、クローゼット10の
内部に設けた凹部20の裏側がデッドスペースAへ向かっ
て張り出しているので、凹部20の形成により、平面視に
おけるデッドスペースAの面積を減少できる。
【0013】また、クローゼット10の凹部20は、内壁面
材9Bおよび外壁面材8の取付構造を避けて形成できるも
のなので、凹部20と、内壁面材9Bおよび外壁面材8の取
付構造とが干渉することがなく、クローゼット10が設置
される位置によらず、凹部20を確実に形成できる。
【0014】さらに、凹部20に水平方向へ延びる係止棒
26を設け、この係止棒26にベルトやネクタイ30等が係止
できるようにしたので、凹部20をベルトやネクタイ30等
の長尺物の収納部位として活用することができる。
【0015】また、凹部20の上方の天板25の中央部分に
照明器具28を設けるとともに、扉12のヒンジ12A の近傍
にリミットスイッチを設け、このリミットスイッチで扉
12の開閉操作と連動して照明器具28を点灯・消灯するよ
うにしたので、扉12を開けると照明器具28が自動的に点
灯し、クローゼット10の内部で物を探す際に便宜を図る
ことができる。
【0016】以上、本発明について好適な実施形態を挙
げて説明したが、本発明は、この実施形態に限られるも
のでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々
の改良並びに設計の変更が可能である。例えば、凹部と
しては、ベルトやネクタイ等の長尺物を収納する部位と
して利用されるものに限らず、図4に示されるように、
蛍光灯31を収納する凹部20A でもよい。ここで、凹部20
A の蛍光灯31は、クローゼット10の内部に光を直接投光
するものではなく、凹部20A の側面で反射した反射光を
クローゼット10の内部に投光するようになっている。こ
のようにすれば、内部にある程度衣類が吊り下げられて
いても、蛍光灯31の光が拡散されるので、クローゼット
10の内部全体を明るくすることができる。
【0017】また、凹部の係止棒としては、取付・取外
が自在となったものでもよい。このようにすれば、湿度
の多い夏期に、係止棒を取外し、図5に示されるよう
に、凹部20B に電子除湿器32を設置し、クローゼット10
の内部を除湿することができる一方、乾燥した冬期に
は、電子除湿器32を取外し、係止棒を元に戻せば、ベル
トやネクタイ等の長尺物を収納する部位として利用でき
る。
【0018】さらに、凹部に収納するものとしては、前
述のベルトやネクタイ等や電子除湿器に限らず、非常用
の懐中電灯や携帯型照明装置、または、地震等の災害時
に持ち出す、非常食料や飲料水等を含む防災装備品でも
よい。
【0019】また、収納部としては、クローゼットに限
らず、押入れでもよい。この際、収納部の内部には、開
口の片側の内側面の一箇所だけでなく、開口の両側の側
面に凹部を二箇所以上設けてもよい。
【0020】
【発明の効果】前述のように本発明によれば、近傍に形
成されるデッドスペースの面積を減少することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る建物ユニットのフレ
ームを示す斜視図である。
【図2】前記実施形態に係る収納部であるクローゼット
を示す平面図である。
【図3】前記実施形態に係る収納部であるクローゼット
の要部を示す斜視図である。
【図4】本発明の変形例を示す図3と同様の図である。
【図5】本発明の別の変形例を示す図3と同様の図であ
る。
【符号の説明】 4 建物ユニット 10 収納部としてのクローゼット 11 開口 20,20A,20B 凹部 26 係止棒 28, 31 照明器具 32 電子除湿器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衣類や布団等の日用品を収納するために、
    居室の内壁に設けられた開口から収納物が出し入れされ
    る作りつけ収納部であって、 当該収納部の内部には、前記開口の両側の内側面の少な
    くとも一方の側面を凹ませて形成した凹部が設けられて
    いることを特徴とする作りつけ収納部。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の作りつけ収納部におい
    て、前記収納部は、主に衣類を収納するためクローゼッ
    トであり、前記凹部には、ベルトやネクタイ等の長尺物
    を係止可能にされた、水平方向へ延びる係止棒が設けら
    れていることを特徴とする作りつけ収納部。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の作りつけ
    収納部において、前記凹部には、照明器具が設置可能で
    あることを特徴とする作りつけ収納部。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3までのいずれかに記
    載の作りつけ収納部において、前記凹部には、電子除湿
    器が設置可能であることを特徴とする作りつけ収納部。
  5. 【請求項5】請求項1から請求項4までのいずれかに記
    載の作りつけ収納部において、前記居室は、工場で製造
    された箱状の建物ユニットを建築現場で複数組み合わせ
    たユニット式建物の内部に設けられたものであることを
    特徴とする作りつけ収納部。
JP16937696A 1996-06-28 1996-06-28 作りつけ収納部 Withdrawn JPH1018573A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16937696A JPH1018573A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 作りつけ収納部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16937696A JPH1018573A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 作りつけ収納部

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1018573A true JPH1018573A (ja) 1998-01-20

Family

ID=15885454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16937696A Withdrawn JPH1018573A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 作りつけ収納部

Country Status (1)

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JP (1) JPH1018573A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014141865A (ja) * 2012-12-28 2014-08-07 Bunka Shutter Co Ltd 収納用間仕切壁

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014141865A (ja) * 2012-12-28 2014-08-07 Bunka Shutter Co Ltd 収納用間仕切壁

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20030902