JPH10185433A - 脱湿乾燥装置 - Google Patents

脱湿乾燥装置

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JPH10185433A
JPH10185433A JP8341273A JP34127396A JPH10185433A JP H10185433 A JPH10185433 A JP H10185433A JP 8341273 A JP8341273 A JP 8341273A JP 34127396 A JP34127396 A JP 34127396A JP H10185433 A JPH10185433 A JP H10185433A
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JP
Japan
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drying
motor
rotation
blower
cylinder
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Application number
JP8341273A
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Inventor
Naoya Tafusa
直也 田房
Yoshisane Fukuda
喜実 福田
Jiro Kawasaki
二朗 川崎
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Kawata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10185433A publication Critical patent/JPH10185433A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B9/00Making granules
    • B29B9/16Auxiliary treatment of granules
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B13/00Conditioning or physical treatment of the material to be shaped
    • B29B13/06Conditioning or physical treatment of the material to be shaped by drying
    • B29B13/065Conditioning or physical treatment of the material to be shaped by drying of powder or pellets

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡易構成により、被処理粉粒体の種類や量に
応じた最適の条件を選択して運転可能とし、運転コスト
の低減を図れる脱湿乾燥装置の提供。 【解決手段】 粉粒体を脱湿乾燥させるホッパー1、ホ
ッパーに乾燥ガスを送風する乾燥ブロワ2、及びホッパ
ーを通過した乾燥ガス中の湿り成分を除去する吸着筒3
により形成の閉鎖乾燥ラインと、吸着筒を回転させるモ
ータ15と、吸着筒で湿り成分を吸着した部分に加熱ガ
スを送風する再生ブロワ17とを備え、吸着筒3は乾燥
ガスが流入され、そのガスの湿り成分の吸着領域22
と、加熱ガスが流入されて吸着筒の吸着部分を再生させ
るための再生領域23とをもち、吸着筒をモータ15の
駆動で回転させ、吸着領域と再生領域における吸着筒の
部分が順次循環させるようになした装置で、乾燥ブロワ
2の回転と、吸着筒回転モータ15の回転と、再生ブロ
ワ17の回転とを1つの制御手段31により制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックのペ
レットなどの粉粒体を、空気などのガスにより脱湿乾燥
させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の脱湿乾燥装置は、粉
粒体を脱湿乾燥させる乾燥ホッパーと、乾燥ホッパーに
乾燥ガスを送風する乾燥ブロワと、乾燥ホッパーを通過
した乾燥ガス中の湿り成分を除去する吸着筒とにより閉
鎖乾燥ラインを形成して、乾燥ホッパー内において、プ
ラスチックのペレットなどの粉粒体に含まれている湿り
成分を、乾燥ブロワにより送風された乾燥ガスに含ませ
ることにより粉粒体を脱湿乾燥させて、次いで、乾燥ガ
スに含まれた湿り成分を吸着筒内で吸着除去して、乾燥
ガスを再生させることにより、乾燥ガスを循環して使用
するようにしている。
【0003】また、吸着筒は、吸着剤が充填されている
か、或いは吸着筒自体が吸着剤で成形されており、吸着
筒回転モータにより、回転しながら、乾燥ガスが流入さ
れて乾燥ガスの湿り成分を吸着する吸着領域と、吸着さ
れた湿り成分を取り除く再生領域とを順次循環してお
り、再生領域には、湿り成分を除去するための加熱ガス
が送風されるように構成されている。
【0004】しかるに、このような脱湿乾燥装置におい
ては、乾燥ホッパー内の粉粒体の量が増減すれば、それ
に伴って脱湿乾燥に必要な乾燥ガスの送風量が変動し、
また、このように乾燥ガスの送風量が変動すれば、乾燥
ガスに伴われて吸着筒に導入される湿り成分の量も変動
するため、吸着剤による吸着能力を保有した状態で吸着
筒を吸着領域で滞在させ得る時間も変わってくる。これ
に対処するため、例えば、特公平3−79052号公報
には、乾燥ホッパー内の粉粒体の量の増減により乾燥ホ
ッパーを通過した乾燥ガスの温度が変化することに着目
し、この温度を検知して、乾燥ガスの送風量と吸着筒の
回転とを制御して、脱湿乾燥装置を好適な条件で運転す
ることが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、乾燥ガスの送
風量と吸着筒の回転とを制御するのみでは、吸着筒の再
生領域においては、吸着筒の再生領域での滞在時間に関
係なく加熱ガスが送風されることとなり、吸着筒の再生
の過不足を生じて、吸着筒の再生工程における効率化が
図れない。
【0006】従って、より好適な条件で運転するには、
併せて加熱ガスの送風量をも制御する必要がある一方
で、乾燥ガスの送風量や加熱ガスの送風量をアクチュエ
ータなどの制御手段を用いて個別に制御すると、装置が
複雑化、大型化し、またコスト高となり、さらには、運
転コストも高くなる。本発明の目的は、簡易な構成によ
り、目的に応じた好適な条件で運転できながら、しかも
運転コストの低減を図ることができる脱湿乾燥装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、粉粒体を脱湿乾燥させる乾燥ホッパー、
乾燥ホッパーに乾燥ガスを送風するためのモータをもつ
乾燥ブロワ、および乾燥ホッパーを通過した乾燥ガス中
の湿り成分を除去する吸着筒により形成される閉鎖乾燥
ラインと、前記吸着筒を回転させる吸着筒回転モータ
と、前記吸着筒における湿り成分を吸着した部分に加熱
ガスを送風するモータをもつ再生ブロワとを備え、前記
吸着筒は、乾燥ガスが流入され、乾燥ガスの湿り成分を
吸着する吸着領域と、加熱ガスが流入され、前記吸着筒
における湿り成分を吸着した部分を再生させるための再
生領域とをもち、前記吸着筒を前記吸着筒回転モータの
駆動により回転させて、吸着領域に位置していた吸着筒
の部分が再生領域に位置し、再生領域に位置していた吸
着筒の部分が吸着領域に位置するように、順次循環させ
るようになした脱湿乾燥装置において、前記乾燥ブロワ
のモータの回転と、前記吸着筒回転モータの回転と、前
記再生ブロワのモータの回転とを1つの制御手段により
制御するものである。
【0008】また、制御手段は、乾燥ブロワのモータの
回転と、吸着筒回転モータの回転と、再生ブロワのモー
タの回転とを1つのインバータを用いて制御することが
好ましい。さらに、制御手段は、乾燥ブロワのモータの
回転と、吸着筒回転モータの回転と、再生ブロワのモー
タの回転とを設定時間毎に変化させる制御を行なうこと
が好ましい。
【0009】
【発明の作用効果】本発明によれば、乾燥ホッパーに供
給される粉粒体の量や種類により、脱湿乾燥に必要な乾
燥ガスの送風量が変わっても、1つの制御手段により、
乾燥ブロワのモータの回転と、吸着筒回転モータの回転
と、再生ブロワのモータの回転とを同時に制御できるの
で、いくつかの運転モードを用意して、前記各モータの
回転が各運転モード毎の条件に適合する回転となるよう
な設定値を予め制御手段に入力しておくことにより、運
転時には、目的に応じた条件をもつ運転モードを選択す
るのみで、乾燥ガスの送風量と吸着筒の回転及び加熱ガ
スの送風量が最適の条件に選ばれて、効率的に脱湿乾燥
装置を運転でき、運転コストを低減させることができ
る。
【0010】しかも、格別な制御手段を用いることなく
それぞれのモータの回転のみを制御するので、装置を複
雑化、大型化させることなく、製造コストを低減するこ
とができると共に、各モータの動力が直接制御されるの
で、さらなる運転コストの低減を図ることができる。ま
た、これらの各モータの回転を、1つのインバータによ
り制御すれば、各モータの回転を一度に同じ比率で変え
ることができるので、より簡易且つ低コストで最適条件
の運転を実現できる。
【0011】さらに、各モータの回転数を設定時間毎に
変えるような制御を行なえば、例えば、脱湿乾燥装置の
運転開始時には、乾燥ホッパー内にある粉粒体のすべて
が多くの湿り成分を含んでいるので、各モータの回転数
を上げて運転する必要があるが、時間の経過とともに、
乾燥ホッパー内で脱湿乾燥させる湿り成分の量は次第に
減少するので、各モータの回転数を下げて運転してもよ
いため、運転開始から一定時間経過後に、各モータを所
定の回転数に下げるような制御を行なうことができ、脱
湿乾燥させる粉粒体が含む湿り成分の量の変化に応じ
て、運転条件を適合させることができて、より一層の運
転コストの低減を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の脱湿乾燥装置の
一実施形態を示す概略説明図であり、この脱湿乾燥装置
は、乾燥ガスを送風するためのモータをもつ乾燥ブロワ
2の下流側に、順次、乾燥ガス中の湿り成分を除去する
吸着筒3と、乾燥ガスを加熱するための乾燥ヒーター4
と、粉粒体を脱湿乾燥させる乾燥ホッパー1と、乾燥ガ
スに混入した粉塵を取り除く乾燥フィルター5と、乾燥
ガスを冷却するクーラー6とを配設して、そしてこれら
に連結管からなる各ライン7、8、9、10、11、1
2を配管することにより閉鎖乾燥ラインを形成し、この
閉鎖乾燥ラインに乾燥空気などの乾燥ガスを流してい
る。
【0013】そして、乾燥ホッパー1内に供給されたプ
ラスチックペレットなどの粉粒体が含有している水分な
どの湿り成分を、次のように取り除くのである。すなわ
ち、ライン7を通過した乾燥ガスは、乾燥ヒーター4に
よって加熱されライン8を介して乾燥ホッパー1内に流
入する。ライン8の先端は乾燥ホッパー1内の下部で大
きく開口しており、加熱ガスは、供給口13aから供給
され乾燥ホッパー1内を降下する粉粒体と対向して上昇
し、粉粒体を脱湿乾燥しながら、自らは冷却されながら
湿り成分を吸収又は同伴して、乾燥ホッパー1の上部か
らライン9へ送り出される。
【0014】尚、供給口13aから供給された粉粒体
は、乾燥ホッパー1の底部に設けられた排出口13bか
ら排出され、図には示していないが、成形機等に送られ
る。ライン9に流入し、湿り成分を含んだ乾燥ガスは、
乾燥フィルター5に流入して粉塵などが除去された後、
ライン10を介してクーラー6に流入し、吸着筒3での
湿り成分の除去を容易にすべく冷却される。そして、ラ
イン11を介して乾燥ブロワ2に送られ、この乾燥ブロ
ワ2により、ライン12を介して吸着筒3へと送風され
る。そして、吸着筒3内で、乾燥ガスの湿り成分は除去
されて、再びライン7へ送り出される。このようにし
て、乾燥ガスは、閉鎖乾燥ラインにおいて循環して使用
されるのである。
【0015】また、この脱湿乾燥装置は、湿り成分を吸
着した吸着筒3を再生して使用するために、湿り成分を
吸着して吸着能力が低下した部分から、湿り成分を除去
するための再生ラインを備えており、この再生ライン
は、吸着筒3における湿り成分を吸着した部分に加熱ガ
スを送風するモータをもつ再生ブロワ17と、この再生
ブロワ17の下流側に、加熱ガスを加熱する再生ヒータ
ー18と、吸着筒3とを順次配設して、そしてこれらに
連結管からなる各ライン19、20、21を配管するこ
とにより構成されている。そして、空気などを加熱ガス
として用いて、再生ヒーター17で、例えば約250℃
に加熱して吸着筒3に供給している。
【0016】尚、再生ブロワ17の上流側には再生フィ
ルター38を接続して、再生ブロワ17が外気を取り込
む際の粉塵の除去を行なっている。前記吸着筒3は、略
円柱形状をなし、図には示していないが、乾燥ガスの流
れ方向に沿って、ごばん目状の貫通孔が複数形成された
ハニカム状のセラミック体からなり、このセラミック体
は、湿り成分を吸着しうるゼオライトなどを含有する組
成から構成されている。
【0017】そして、この吸着筒3は、乾燥ガスに含ま
れる湿り成分を吸着する吸着領域22と、湿り成分を吸
着した部分を再生させる再生領域23と、再生領域23
で加熱された部分を冷却する冷却領域24との3つに区
画された領域をもっている。前記吸着領域22には、吸
着筒3の下方側に乾燥ブロワ2から延びるライン12が
接続され、また上方側に乾燥ヒーター4に延びるライン
7が接続されており、前記再生領域23には、吸着筒3
の上方側に再生ヒーター18から延びるライン20が接
続され、また下方側にその先端が大気に開放されている
ライン21が接続されており、さらに前記冷却領域24
には、吸着筒3の下方側に乾燥ブロワ2に接続されるラ
イン12から分岐したライン25が接続され、また上方
側に乾燥ホッパー1と乾燥フィルター5とを接続するラ
イン9に合流するライン26が接続されている。
【0018】また、この脱湿乾燥装置は、前記吸着筒3
の下方に、この吸着筒3を回転させるための吸着回転モ
ータ15を備えており、該吸着回転モータ15の駆動軸
14が吸着筒3に直結されて、吸着回転モータ15の駆
動により、前記吸着筒3は、前記駆動軸14を中心とし
て、矢印16の方向に回転して、前記吸着領域22と、
前記再生領域23と前記冷却領域24との3つの領域を
順次循環するように構成されている。
【0019】そして、吸着領域22においては、ライン
12から流入した乾燥ガスの湿り成分が、吸着領域22
に位置する吸着筒3の部分に吸着される。また、吸着領
域22に位置している吸着筒3の部分は、湿り成分の吸
着の増加と共に吸着能力が低下するが、吸着領域22に
所定時間滞在した後は、吸着回転モータ15の駆動によ
り、ついで再生領域23に移動する。
【0020】この再生領域23においては、ライン20
から再生ヒーター18で加熱された加熱ガスが、前記吸
着領域22内を流れる乾燥ガスと対向状に流入し、この
加熱ガスが吸着筒3内を通過する際に、吸着領域22で
吸着された湿り成分を取り去ることにより、湿り成分を
含んだ吸着筒3の部分を再び湿り成分を含まない状態に
再生している。
【0021】尚、再生領域23に流入した加熱ガスは、
ライン21を介して大気に流出される。また、再生領域
23に位置した吸着筒3の部分は、加熱ガスの通過によ
り加熱されるが、加熱された高い温度のままでは吸着領
域22に移動させても、良好な吸着性能を発揮すること
ができないため、ついで冷却領域23に移動する。
【0022】この冷却領域24においては、クーラー6
で冷却された乾燥ガスがライン25から流入する。そし
て、この乾燥ガスは、吸着筒3内を通過する際に、該吸
着筒3内を冷却しながらライン26へと送られるので、
加熱された吸着筒3の部分は、例えば、加熱ガスを吸着
するのに好適な約60℃程度にまで冷却される。尚、ラ
イン26に送られた乾燥ガスは、ライン9に合流して再
び循環使用に供せられる。
【0023】ライン12から分岐されたライン25の送
風量は、ライン12の送風量より少なく設定されてお
り、ライン25から冷却領域24に流入する乾燥ガス
は、冷却領域24に位置する吸着筒3の部分の冷却には
役立つが、この部分は温度が高いので、湿り成分を吸着
することは実質的にはない。このようにして、前記吸着
筒3は、吸着、再生、冷却を順次繰り返すことにより、
乾燥ガス中の湿り成分を効率的に除去している。
【0024】尚、吸着筒3は、一定速度で常時回転して
いてもよく、また、所定時間毎に吸着、再生、冷却の各
領域が順次切り替わるように間欠的に回転してもよい。
また、前記乾燥ヒーター4と再生ヒーター18とは、共
に温度センサー27、28を備え、この温度センサー2
7、28により加熱温度を検知して、常時所定温度とな
るように制御すると共に、加熱防止センサー29、30
を備えて、過度の加熱を防止している。
【0025】さらに、乾燥ガス及び加熱ガスは、特に種
類を問わず、例えば、窒素ガスなどを用いてもよい。こ
のように構成された脱湿乾燥装置において、本実施形態
では、前記乾燥ブロワ2のモータの回転と、前記吸着筒
回転モータ15の回転と、前記再生ブロワ17のモータ
の回転とを1つの制御手段31により制御している。
【0026】この制御手段31は、図1に示すように、
作業者が手動で切り換える切換スイッチ32と、マイク
ロコンピューターからなる制御部33と、インバータ3
4とを備えており、切換スイッチ32より入力された指
令に基づいて、制御部33がインバータ34に信号を送
り、そして1つのインバータ34から、所定の回転数と
なるような信号を各信号線35、36、37を介して乾
燥ブロワ2、吸着筒回転モータ15及び再生ブロワ17
に送るように構成されている。
【0027】この制御は、乾燥ブロワ2のモータと、吸
着筒回転モータ15と、再生ブロワ17のモータの各モ
ータに、例えば100%、85%、70%、55%など
の負荷を与えるような複数の運転モードを、予め制御部
33に入力しておくと共に、切換スイッチ32を、この
運転モードの数に応じた多段階に切り換えできるように
しておき、そして、乾燥ホッパー1に供給される粉粒体
の種類や量に応じて、各モータに最適の負荷を与えるよ
うな運転モードを切換スイッチ32で選択して、一度に
乾燥ブロワ2のモータの回転と、吸着筒回転モータ15
の回転と、再生ブロワ17のモータの回転とを最適の条
件に適合させるようにする。
【0028】例えば、表1は4つの運転モードを用意し
た例であるが、運転モード1は、各モータに与える負荷
を100%としたもので、制御部33において、このと
きのインバータ周波数が60Hzとなる設定をしておい
て、この1つのインバータ周波数に対応させて、表1に
示す所定の風量及び回転数となるように各モータの回転
数を制御するのである。そして、制御部33において、
順次、運転モード2では85%、運転モード3では70
%、運転モード4では55%となるようなインバータ周
波数を設定して、これらのインバータ周波数に対応させ
て、表1に示す所定の風量及び回転数となるように各モ
ータの回転数を制御する。
【0029】
【表1】
【0030】この制御は、例えば、前回まで運転モード
1で運転を行なっていたが、粉粒体の処理量が前回の処
理量より少ない場合などにおいて、切換スイッチ32で
運転モード1から適宜、運転モード2〜4のいずれかに
切り換えることにより、1つのインバータで一度に乾燥
ブロワ2のモータの回転と、吸着筒回転モータ15の回
転と、再生ブロワ17のモータの回転とを最適の処理条
件に適合させて運転させることができ、効率的に脱湿乾
燥装置を運転して、運転コストの低減を図ることができ
る。
【0031】とりわけ、粉粒体がプラスチックペレット
であると、量が同じでも樹脂の種類(例えば、ポリアミ
ドとABS樹脂など)により、含水量が大きく異なるた
め、最適条件を適宜選んで運転することは、かなりの省
力化につながる。しかも、この制御手段31では、アク
チュエータ手段などの格別な制御手段を用いることな
く、各モータの回転のみを制御するので、装置を複雑
化、大型化させることなく、製造コストを低減でき、ま
た、各モータの動力が直接制御されるので、さらなる運
転コストの低減を図ることができる。
【0032】また、これらの各モータの回転は、1つの
インバータにより制御されているので、各モータの回転
を一度に同じ比率で変えることができ、最適条件による
低コストの運転を容易に実現化している。さらに、制御
部33は、タイマー制御が可能で、この制御部33に
は、所定の時間が到来したときに各モータに与える負荷
を変えるようなプログラムを入力できるようになってい
る。
【0033】例えば、脱湿乾燥装置の運転開始時には、
乾燥ホッパー内にある粉粒体のすべてが多くの湿り成分
を含んでいるので、各モータには、100%の負荷を与
えて最大限の能力で運転する必要が多いが、時間の経過
とともに、乾燥ホッパー1内で脱湿乾燥させる湿り成分
の量は次第に減少するので、運転開始時から一定時間経
過後は、各モータは必ずしも100%の負荷で運転する
必要はない。
【0034】このような場合において、前記制御部33
に、運転開始時から一定時間経過後に、各モータを、例
えば、100%から70%や40%の負荷となるように
プログラミングしておけば、脱湿乾燥させる必要のある
湿り成分の減少量に応じて、常に最適の運転条件で運転
でき、より一層の運転コストの低減を図ることができ
る。
【0035】尚、このタイマー制御は、所定時間毎に所
定の負荷率に切り換える場合や、或いは所定の時間の到
来から、一定比率で一定時間をかけて、所定の負荷率に
切り換える場合など、適宜最適条件となる制御を行なう
ことができる。また、本実施形態では、切換スイッチ3
2より手動で運転モードを選択できるようにしたが、例
えば、乾燥ホッパー1の乾燥ガス出口側に接続されるラ
イン9に温度センサーを設けて、この温度センサーによ
り乾燥ガスの温度を検出し、この検出値に基づく信号を
制御部33に入力して、該入力信号に基づいて運転モー
ドを適宜自動的に切り換えるようにして、乾燥ブロワ2
のモータの回転と、吸着筒回転モータ15の回転と、再
生ブロワ17のモータの回転とを制御してもよい。
【0036】さらに、本実施形態では、吸着筒3として
ハニカム状のセラミック体を用いたが、筒状の容器に公
知の吸着剤を充填してもよく、また、吸着筒3に、さら
に複数ポット状の吸着体を備えて、これらを、吸着領域
と再生領域とを順次循環するように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の脱湿乾燥装置の一実施形態を示す概略
説明図である。
【符号の説明】
1 乾燥ホッパー 2 乾燥ブロワ 3 吸着筒 15 吸着筒回転モータ 17 再生ブロワ 22 吸着領域 23 再生領域 31 制御手段 34 インバータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また、この脱湿乾燥装置は、湿り成分を吸
着した吸着筒3を再生して使用するために、湿り成分を
吸着して吸着能力が低下した部分から、湿り成分を除去
するための再生ラインを備えており、この再生ライン
は、吸着筒3における湿り成分を吸着した部分に加熱ガ
スを送風するモータをもつ再生ブロワ17と、この再生
ブロワ17の下流側に、加熱ガスを加熱する再生ヒータ
ー18と、吸着筒3とを順次配設して、そしてこれらに
連結管からなる各ライン19、20、21を配管するこ
とにより構成されている。そして、空気などを加熱ガス
として用いて、再生ヒーター1で、例えば約250℃
に加熱して吸着筒3に供給している。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体を脱湿乾燥させる乾燥ホッパー、
    乾燥ホッパーに乾燥ガスを送風するためのモータをもつ
    乾燥ブロワ、および乾燥ホッパーを通過した乾燥ガス中
    の湿り成分を除去する吸着筒により形成される閉鎖乾燥
    ラインと、前記吸着筒を回転させる吸着筒回転モータ
    と、前記吸着筒における湿り成分を吸着した部分に加熱
    ガスを送風するモータをもつ再生ブロワとを備え、 前記吸着筒は、乾燥ガスが流入され、乾燥ガスの湿り成
    分を吸着する吸着領域と、加熱ガスが流入され、前記吸
    着筒における湿り成分を吸着した部分を再生させるため
    の再生領域とをもち、前記吸着筒を前記吸着筒回転モー
    タの駆動により回転させて、吸着領域に位置していた吸
    着筒の部分が再生領域に位置し、再生領域に位置してい
    た吸着筒の部分が吸着領域に位置するように、順次循環
    させるようになした脱湿乾燥装置において、 前記乾燥ブロワのモータの回転と、前記吸着筒回転モー
    タの回転と、前記再生ブロワのモータの回転とを1つの
    制御手段により制御していることを特徴とする脱湿乾燥
    装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、乾燥ブロワのモータの回転
    と、吸着筒回転モータの回転と、再生ブロワのモータの
    回転とを1つのインバータを用いて制御するものである
    請求項1記載の脱湿乾燥装置。
  3. 【請求項3】 制御手段は、乾燥ブロワのモータの回転
    と、吸着筒回転モータの回転と、再生ブロワのモータの
    回転とを設定時間毎に変化させる制御を行なう請求項1
    又は2記載の脱湿乾燥装置。
JP8341273A 1996-12-20 1996-12-20 脱湿乾燥装置 Pending JPH10185433A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8341273A JPH10185433A (ja) 1996-12-20 1996-12-20 脱湿乾燥装置

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