JPH10185311A - 一缶二水路風呂給湯器 - Google Patents
一缶二水路風呂給湯器Info
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Abstract
きる一缶二水路風呂給湯器を提供することにある。 【解決手段】 給湯単独運転監視部44が器具の給湯単
独運転の開始を検知したときに、浴槽水位検出部48の
モード切り換え部54は給湯単独運転以外の運転時に行
う第1の水位検出モードから給湯単独運転時に行う第2
の水位検出モードに切り換える。第2の水位検出モード
に切り換えられると、平均値演算部55は水位センサ2
8のセンサ出力を時々刻々取り込み、設定の期間が経過
する毎にその期間にサンプリングした複数の水位センサ
出力値の平均値を求め、該平均値に基づき水位確定部5
6は浴槽水位を検出する。給湯単独運転に起因して水位
センサ28のセンサ出力値が不規則振動しても、水位セ
ンサ出力の平均値を求めるので上記不規則振動の影響が
取り除かれ正確な浴槽水位を得ることができる。
Description
い焚き熱交換器が一体化され、その一体化した熱交換器
を共通のバーナーで加熱する一缶二水路風呂給湯器に関
するものである。
水路風呂給湯器のシステム構成例が示されている。同図
において、この一缶二水路風呂給湯器(器具)は燃焼室
1を有し、この燃焼室1にはバーナー2が配設され、こ
のバーナー2の上方には給湯熱交換器3と追い焚き熱交
換器4が設けられている。これら給湯熱交換器3と追い
焚き熱交換器4は一体化されて配設されている。すなわ
ち、複数の共通のフィンプレート5に給湯側の管路を貫
通装着して給湯熱交換器3と成し、同じくフィンプレー
ト5に追い焚き側の管路を貫通装着して風呂熱交換器4
と成しており、上記バーナー2は給湯熱交換器3と追い
焚き熱交換器4を共に加熱する構成になっている。
通路6に連通され、この給気通路6には燃焼ファン7が
組み込まれており、燃焼ファン7の回転駆動により外部
から給気通路6を介してバーナー2へ空気が送り込まれ
ると共に、バーナー2の燃焼により生じた排気ガスがバ
ーナー2の上方の燃焼室1に連通する排気通路9から外
部へ排出される。
ル19が対向配設され、このガスノズル19には燃料ガ
スを導入するためのガス供給通路8が接続されており、
このガス供給通路8により導かれた燃料ガスはガスノズ
ル19を介してバーナー2に供給される。また、上記ガ
ス供給通路8には通路の開閉を行う電磁弁10,11
a,11bと、バーナー2への燃料ガスの供給量を開弁
量により制御する比例弁12とが介設されている。
3の一端側が接続され、給湯熱交換器3の出側には給湯
通路14の一端側が接続されており、上記給水通路13
の他端側は外部配管を介して水供給源に接続され、前記
給湯通路14の他端側は外部配管を介して台所等の所望
の給湯場所に導かれている。また、上記給湯熱交換器3
の入側の給水通路13と出側の給湯通路14を短絡する
常時バイパス通路15とバイパス通路16が設けられて
おり、上記バイパス通路16には通路の開閉を行う電磁
弁17が介設されている。
8の一端側が接続され、この管路18の他端側は循環ポ
ンプ20の吐出口に接続されており、循環ポンプ20の
吸入口には戻り管21の一端側が接続され、戻り管21
の他端側は浴槽22に連接されている。また、追い焚き
熱交換器4の出側には管路23の一端側が接続されてお
り、この管路23の他端側は前記浴槽22に連接されて
いる。上記戻り管21と管路18と追い焚き熱交換器4
と管路23により追い焚き循環通路24が構成される。
記給湯通路14は湯張り通路25により連通されてお
り、この湯張り通路25には通路の開閉を制御する注湯
制御弁26と、浴槽22の水位を水圧により検出する水
位センサ28とが設けられている。
を検出する風量センサであり、31は給水通路13に設
けられて給水の流量を検出する水量センサであり、32
は給水通路13の水の温度を検出する入水温度センサで
あり、34は給湯通路14に設けられて給湯の流量を制
御する流量制御弁であり、35は給湯通路14に設けら
れて給湯が行われていることを水流により検出する給湯
確認スイッチであり、36は追い焚き循環通路24の水
流を検出する水流センサであり、37は追い焚き循環通
路24の湯水温を浴槽湯水の温度(風呂温度)として検
出する風呂温度センサであり、38は給湯熱交換器3で
作り出された湯の温度を検出する出湯温度センサであ
る。
0が設けられており、この制御装置40にはリモコン4
1が接続されている。このリモコン41には給湯温度を
設定するための給湯温度設定手段や、浴槽22の風呂の
温度を設定する風呂温度設定手段や、浴槽22の湯水の
水位を設定する風呂水位設定手段や、浴槽22の湯張り
から保温に至るまでの一連の風呂の自動運転を開始させ
るための自動運転ボタン等が設けられている。
力信号やリモコン41の情報を取り込み、予め与えられ
ているシーケンスプログラムに従って、給湯運転や、風
呂の自動運転等の各種の運転モードの動作を次のように
制御する。
が開けられ、水供給源から給水通路13に水が流れ込ん
で水量センサ31が給水通路13の通水を検出すると、
器具は給湯モードの運転を開始する。まず、燃焼ファン
7の回転駆動を開始させ、電磁弁11a,11bの両方
又はどちらか一方と電磁弁10を開動作させガス供給通
路8を通してバーナー2に燃料ガスを供給し、図示され
ていない点着火手段によりバーナー2の点着火を行い燃
焼を開始させる。
れている給湯設定湯温となるように比例弁12の開弁量
を制御して(バーナー2への供給ガス量を制御して)バ
ーナー2の燃焼熱量を制御し、給湯熱交換器3の通水を
バーナー2の燃焼火炎により加熱して設定温度の湯を作
り出し、この湯を給湯通路14を通して給湯場所に供給
する。
給湯熱交換器3への通水が停止し、水量センサ31が給
水通路13の通水を検知しなくなったときに、電磁弁1
0を閉じてバーナー2の燃焼を停止させる。その後、予
め定められたポストパージ期間(例えば、5分間)が経
過したときに、燃焼ファン7の回転駆動を停止して給湯
モードの運転を終了し次の給湯に備える。
り風呂の自動運転が指令されると、図8のフローチャー
トのステップ101に示すように、まず、湯張りモード
の動作が開始される。例えば、注湯制御弁26を開弁
し、この注湯制御弁26の開弁動作により水供給源から
給水通路13に水が流れ込み水量センサ31が給水通路
13の通水を検知すると、上記給湯運転と同様にバーナ
ー2の燃焼を開始させる。
換器3で作り出された湯は給湯通路14と湯張り通路2
5を順に介して追い焚き循環通路24に送り込まれ、追
い焚き循環通路24に流れ込んだ湯は戻り管21を通る
経路と追い焚き熱交換器4を通る経路との2経路で浴槽
22に落とし込まれる。水位センサ28が検出する浴槽
22の水位がリモコン41に設定されている設定水位に
達したときに、注湯制御弁26を閉じ、電磁弁10を閉
じてバーナー2の燃焼を停止させ、湯張りモードの動作
を終了する。
ステップ102に示すように、循環ポンプ20を駆動さ
せ、浴槽22の湯水を追い焚き循環通路24を通して循
環させて浴槽22の湯水を撹拌させ、ステップ103
で、風呂温度センサ37により浴槽22の風呂温度を検
出し、ステップ104で、検出した風呂温度Thが風呂
の設定温度Tsよりも低いか否かを判断し、風呂温度Th
が設定温度Ts よりも低いと判断したときには、ステッ
プ110に進み、追い焚きモードの動作を開始する。
行って、浴槽22内の湯水を追い焚き循環通路24を通
して循環させると共に、バーナー2の燃焼を開始させ、
バーナー2の燃焼火炎により、追い焚き熱交換器4で上
記循環湯水を加熱して追い焚きを行う。風呂温度センサ
37により検出される風呂温度Thが設定温度Tsに達し
たと前記ステップ104で判断したときには、バーナー
2の燃焼を停止させ、追い焚きモードの動作を終了す
る。
環ポンプ20を停止させると共に、制御装置40に内蔵
されているタイマによる時間計測をスタートさせ、保温
モードの動作を開始する。
記タイマの計測時間tcが予め定められた設定時間ts
(例えば、30分)に達したか否かを判断する。上記計
測時間tcが設定時間tsに達したと判断したときには、
上記ステップ102からステップ105までの動作を行
い、風呂の温度Thが設定温度Tsよりも低下している場
合には追い焚きを行って風呂の温度Thを設定温度Tsに
保つことができる。
時間tcが設定時間tsに達していないと判断される期間
には、ステップ107,108,109に示す保水モー
ドの動作を行う。
が検出するセンサ出力を検出する。上記水位センサ28
は湯張り通路25内の湯水の水圧を浴槽22の水圧とし
て検出し、その浴槽水位の水圧をセンサ出力として出力
するものである。前記制御装置40には水位センサ28
が検出するセンサ出力(P)と、浴槽22の水量(Q)
との関係を表す図9の実線Aに示すようなP−Qデータ
が予め求め与えられており、前記水位センサ28のセン
サ出力を上記P−Qデータに参照して浴槽22の水位を
検出する。
た浴槽22の水位Pkが設定水位Psよりも低下している
か否かを判断し、浴槽22の水位Pkが設定水位Psより
も低下していないと判断したときには前記水位センサ2
8による水位検出動作を前記ステップ106以降の動作
により繰り返し行い、また、浴槽22の水位Pkが入浴
者による湯の使用等により設定水位Psよりも低下して
いると判断したときには、ステップ109で、湯張りの
動作を開始して、浴槽22への注湯を行い、浴槽22の
水位Pkを設定水位Psまで上昇させる。
時間tcが設定時間tsになるまで、繰り返し行われる。
予め定められている期間(例えば、風呂が沸き上がって
から4時間の間)に渡り行われる。
体化された給湯熱交換器3と追い焚き熱交換器4を共通
のバーナー2を用いて加熱する方式であるので、別体に
設けられた給湯熱交換器と追い焚き熱交換器をそれぞれ
別個のバーナーを用いて燃焼加熱する方式に比べて、装
置構成の簡易化が図れ、これに伴い、装置の小型化とコ
ストの低減を図れることになる。
風呂給湯器が追い焚き運転を行わず給湯のみの給湯単独
運転を行うと、給湯単独運転中や給湯単独運転停止直後
には次のような理由により正確な浴槽22の水位を得る
ことができないことが出願人らの実験によりわかった。
4内に湯水が滞留している状態にあり、給湯運転のため
にバーナー2を燃焼させると、バーナー2の燃焼火炎に
よって給湯熱交換器3だけでなく追い焚き熱交換器4も
加熱されるので、上記追い焚き熱交換器4内の滞留湯水
は加熱される。このため、追い焚き熱交換器4内の滞留
湯水の温度が上昇し沸騰に近い状態になる。
た湯水は追い焚き熱交換器4の入側の管路18と出側の
管路23の両側へ流れ出ると共に、管路18と管路23
の両側から追い焚き熱交換器4内にぬるめの湯水が流れ
込む対流が生じるので、この湯水の対流により追い焚き
循環通路24および湯張り通路25内の湯水に不規則な
振動が生じ、この湯張り通路25内の湯水の不規則な振
動により、図10の(b)に示すように、水位センサ2
8のセンサ出力が不規則に振動する。このように、不規
則に振動している水位センサ28のセンサ出力に基づい
て浴槽22の水位を正確に検出することは困難である。
2の水位を正確に検出することが困難となり、例えば、
自動運転の保水モードの運転中に給湯割り込みが行われ
て給湯単独運転が行われると、浴槽22の水位よりも高
めの水位が検出され、浴槽22の水位が設定水位よりも
低下しているのに保水動作が行われなかったり、反対
に、浴槽22の水位よりも低めの水位が検出され、浴槽
22の水位が設定水位であるのに保水動作が行われると
いうような誤動作が生じてしまう場合がある。
れたものであり、その目的は、給湯単独運転に起因した
水位センサ出力の不規則振動により器具が誤動作するの
を防止することができる一缶二水路風呂給湯器を提供す
ることにある。
にこの発明は次のような構成をもって前記課題を解決す
る手段としている。すなわち、第1の発明は、給水通路
から供給される水を加熱して給湯通路へ送出する給湯熱
交換器と、浴槽湯水の追い焚き循環通路に組み込まれ追
い焚き循環通路を循環する循環湯水の追い焚きを行う追
い焚き熱交換器と、追い焚き循環通路又は追い焚き循環
通路に連通する連通通路に配設され浴槽の湯水の水位を
水圧により検出する水位センサとを備え、上記給湯熱交
換器と追い焚き熱交換器は一体化され、この一体化され
た給湯熱交換器と追い焚き熱交換器を加熱する共通のバ
ーナーと、該バーナーへの給排気を行う燃焼ファンとが
設けられ、予め定められたタイミングで上記水位センサ
による水位検出動作が行われる一缶二水路タイプの風呂
給湯器において、一缶二水路風呂給湯器が追い焚き運転
を行わず給湯のみの給湯単独運転を行っているか否かを
監視する給湯単独運転監視部と;給湯単独運転以外の運
転時に水位センサからセンサ出力をサンプリングする度
にそのサンプリングした水位センサ出力値に基づき浴槽
水位を検出する第1の水位検出モードと、給湯単独運転
時に予め定めた期間が経過する毎にその期間にサンプリ
ングした複数の水位センサ出力値を平均し該平均値に基
づき浴槽水位を検出する第2の水位検出モードとが与え
られており、給湯単独運転が開始されたときには上記第
1の水位検出モードから第2の水位検出モードに切り換
えて浴槽水位を検出する浴槽水位検出部と;を設けた構
成をもって前記課題を解決する手段としている。
えて、給湯単独運転の停止後に予め定めたファン駆動延
長時間を経過するまで燃焼ファンを継続駆動させて追い
焚き熱交換器を冷却するファン駆動部を設けた構成をも
って前記課題を解決する手段としている。
えて、一缶二水路風呂給湯器の給気温を検出する給気温
センサが設けられており、給気温センサが検出する給気
温に基づいてファン駆動延長時間を設定するファン駆動
延長時間データが与えられ、上記給気温センサが検出す
る給気温に応じてファン駆動延長時間を可変設定する延
長時間設定部を設けた構成をもって前記課題を解決する
手段としている。
えて、一缶二水路風呂給湯器が給湯単独運転を行ってい
る時間を計測する時間計測手段と;少なくとも給湯単独
運転の燃焼熱量情報と給湯単独運転時間をパラメータと
して給湯単独運転によるバーナーの燃焼熱により追い焚
き熱交換器に与えられる追い焚き熱交換器の保有熱量を
求める保有熱量データが与えられ、該保有熱量データを
求めるための前記給湯単独運転時のパラメータ情報を取
り込んで前記保有熱量データから追い焚き熱交換器の保
有熱量を求め、該保有熱量に応じたファン駆動延長時間
を可変設定する延長時間設定部を設けた構成をもって前
記課題を解決する手段としている。
独運転監視部は一缶二水路風呂給湯器が給湯単独運転を
行っているか否かを監視し、この給湯単独運転監視部の
情報により給湯単独運転が開始されたと検知したとき
に、浴槽水位検出部は給湯単独運転以外の運転時に行う
第1の水位検出モードから給湯単独運転時に行う第2の
水位検出モードに切り換えて浴槽水位を検出する。
に行う第1の水位検出モードと、給湯単独運転時に行う
第2の水位検出モードとを与えておき、給湯単独運転時
に上記第1の水位検出モードから第2の水位検出モード
に切り換えて水位検出を行うことにより、つまり、給湯
単独運転時には、水位センサのセンサ出力をサンプリン
グする度に該センサ出力値に基づいて浴槽水位を検出す
るのではなく、予め定めた期間が経過する毎にその期間
にサンプリングした複数の水位センサのセンサ出力値を
平均し、該平均値に基づき浴槽水位を検出することによ
り、給湯単独運転に起因して不規則に振動している水位
センサのセンサ出力が平均・平滑化されて湯水の不規則
振動の影響が取り除かれ、正確な浴槽水位を得ることが
可能となる。
図面に基づき説明する。
は前記図7に示すシステム構成を有し、図1にはこの実
施形態例において特徴的な制御構成を示すブロック構成
が表されている。なお、図7に示すシステム構成は前述
したのでその重複説明は省略する。
40は、図1の実線に示すように、燃焼運転制御部43
と、給湯単独運転監視部44と、データ格納部46と、
ファン駆動部47と、浴槽水位検出部48とを有して構
成されている。
転等の各種の運転モードのシーケンスプログラムが予め
定め与えられており、前記シーケンスプログラムに従っ
て各種のセンサ出力やリモコン41の情報等を取り込ん
で、各種の運転モードの動作を行う。
の運転動作情報を取り込み、燃焼運転制御部43がファ
ン駆動の指令を出力したときに、燃焼ファン7を回転駆
動させ、燃焼運転制御部43がファン停止の指令を出力
したときに燃焼ファン7を停止させる。この実施形態例
では、バーナー2の燃焼停止後に燃焼室1内の排気ガス
を排出させるために燃焼ファン7を継続駆動させるため
のファン駆動延長時間であるポストパージ期間(例え
ば、5分間)がデータ格納部46に与えられており、燃
焼運転制御部43はバーナー2の燃焼を停止させた後に
上記ポストパージ期間(ファン駆動延長時間)が終了し
たときに、燃焼ファン7の停止指令をファン駆動部47
に出力し、ファン駆動部47はこの停止指令を受けて燃
焼ファン7の駆動を停止する。そうすることにより、バ
ーナー2の燃焼停止後に燃焼室1内の排気ガスをほぼ外
部へ排出することができる。
制御部43の運転動作の情報を取り込み、この情報に基
づき、注湯制御弁26が閉状態であり、かつ、水流セン
サ36が追い焚き循環通路24内の通水を検知しておら
ず、かつ、水量センサ31が給水通路13内の通水を検
知しているときには、給湯単独運転が行われていると検
知し、それ以外のときには給湯単独運転が行われていな
いと検知して給湯単独運転が行われているか否かを監視
する。
ように、モード切り換え部54と、平均値演算部55
と、水位確定部56とを有して構成されている。上記モ
ード切り換え部54は、予め与えられている給湯単独運
転以外の運転時に行う第1の水位検出モードと、給湯単
独運転時に行う第2の水位検出モードとを切り換える構
成を有し、このモード切り換え部54の切り換え動作に
より、第1の水位検出モードに切り換えられているとき
には、上記水位確定部56は次に示すように第1の水位
検出モードに従って浴槽水位を確定する。
定するタイマ(図示せず)が内蔵されており、水位確定
部56は、第1の水位検出モード時には、予め定められ
たサンプリング時間間隔(例えば、0.1秒間隔)で水位
センサ28のセンサ出力を取り込み、水位センサ28の
センサ出力を取り込む度に、この取り込んだ水位センサ
28のセンサ出力値を前記図9に示すP−Qデータに参
照して浴槽水位を確定し、この確定した浴槽水位を燃焼
運転制御部43に出力する。
独運転監視部44の監視情報を取り込み、この監視情報
により器具が給湯単独運転を開始したと検知したとき
に、前記第1の水位検出モードから第2の水位検出モー
ドに切り換え、平均値演算部55と水位確定部56に第
2の水位検出モードに従った浴槽水位検出動作を行わせ
る。
述したように、追い焚き熱交換器4が加熱されて追い焚
き熱交換器4の滞留湯水に対流現象が発生し、この追い
焚き熱交換器4の湯水の対流により追い焚き循環通路2
4内の湯水が不規則に振動して湯張り通路25の湯水が
不規則に振動し、この湯張り通路25の湯水振動によっ
て水位センサ28のセンサ出力が不規則に振動する。こ
のように、不規則に振動している水位センサ28のセン
サ出力に基づいて前記第1の水位検出モードと同様にし
て水位検出を行ったのでは正確な浴槽水位を得ることが
できない虞があると判断し、モード切り換え部54は、
給湯単独運転時には、第1の水位検出モードから第2の
水位検出モードに切り換え、平均値演算部55と水位確
定部56に次に示す第2の水位検出モードに従った水位
検出動作を行わせる。
部54の動作情報により、第1の水位検出モードから第
2の水位検出モードに切り換わったと検知したときに、
水位センサ28のセンサ出力値の取り込みを開始する。
この平均値演算部55にはサンプリング時間を設定する
タイマ(図示せず)が内蔵されており、平均値演算部5
5は予め定められたサンプリング時間間隔(例えば、0.
1秒間隔)で水位センサ28のセンサ出力値をサンプリ
ングする。
を時間により設定するタイマ(図示せず)が内蔵されて
おり、平均値演算部55は、水位センサ28のセンサ出
力値のサンプリングを開始してから予め定められた取り
込み期間(例えば、1分間)が経過する毎にその取り込
み期間中に取り込んだ複数の水位センサ28のセンサ出
力値の平均値を求め(例えば、取り込み期間が1分間に
設定され、0.1秒間隔で水位センサ28の センサ出力を
取り込む場合、1分毎にその1分間にサンプリングされ
た600個の水位センサ28のセンサ出力値の平均を求
め)、該平均値を水位確定部56に出力する。
54の動作情報を取り込み、第1の水位検出モードから
第2の水位検出モードに切り換えられたと検知したとき
には、前記平均値演算部55で求められた水位センサ2
8のセンサ出力平均値を前記図9に示すP−Qデータに
参照して浴槽水位を確定し、この確定した浴槽水位を燃
焼運転制御部43に出力する。
単独運転の終了後に、燃焼運転制御部43又はファン駆
動部47の動作情報によりポストパージ期間を経過して
燃焼ファン7が停止したと検知したときに、次のような
理由により第2の水位検出モードから第1の水位検出モ
ードに切り換える。
ー2の燃焼が停止した後のポストパージ期間に燃焼ファ
ン7が継続駆動することにより、燃焼室1内には外部か
ら取り込まれた給気による通風が生じており、この通風
により給湯熱交換器3と追い焚き熱交換器4は強制的に
冷されて追い焚き熱交換器4内の湯水温が低下する。こ
の追い焚き熱交換器4内の湯水の冷却に伴って追い焚き
熱交換器4内の湯水の対流現象が抑制され、この湯水の
対流現象の抑制により追い焚き循環通路24と湯張り通
路25内の湯水の不規則振動が収まるので、前記ポスト
パージ期間が経過する頃には、水位センサ28の配設位
置の湯水の不規則振動がなくなっていると考えられる。
後に燃焼ファン7の駆動が停止されたときには水位セン
サ28の配設位置の湯水の不規則振動がなくなって水位
センサ28のセンサ出力が安定していると判断し、モー
ド切り換え部54は第2の水位検出モードから第1の水
位検出モードに切り換える。
により、第2の水位検出モードから第1の水位検出モー
ドに切り換えられると、前記平均値演算部55は上記水
位センサ28のセンサ出力平均値の算出動作を停止し、
また、水位確定部56は、前記第2の水位検出モードか
ら第1の水位検出モードに切り換えて前述したように浴
槽水位の確定動作を行う。
外の運転時に行う第1の水位検出モードと、給湯単独運
転時に行う第2の水位検出モードとを予め定め与えてお
き、給湯単独運転が開始されたときには第1の水位検出
モードから第2の水位検出モードに切り換えて浴槽水位
検出を行う構成としたので、給湯単独運転時に適した水
位検出モードである第2の水位検出モードに従って浴槽
水位を検出することができる。つまり、給湯単独運転時
には、予め定めた期間にサンプリングした複数の水位セ
ンサ28のセンサ出力値の平均を求め、この求めた水位
センサ出力平均値に基づき浴槽水位を検出するので、給
湯単独運転に起因して水位センサ28のセンサ出力が不
規則に変動しても、その水位センサ28のセンサ出力値
の平均を求めることにより、水位センサ28のセンサ出
力を平滑化することができ、湯水の不規則振動の影響が
取り除かれ正確な浴槽水位を得ることが可能となる。
水位を確実に得ることができることから、不正確な浴槽
水位が検出されて器具が誤動作するという問題を回避す
ることができる。
続駆動が行われるので、燃焼ファン7の駆動による給気
の通風が燃焼室1内に生じて追い焚き熱交換器4を強制
的に冷却し、給湯単独運転後に燃焼ファン7を駆動させ
ない場合に比べて、早く追い焚き熱交換器4が冷却さ
れ、追い焚き熱交換器4の湯水を早く冷ますことがで
き、追い焚き熱交換器4の湯水の対流現象の抑制を早め
ることが可能であり、水位センサ28のセンサ出力の安
定を早めることができる。
の実施形態例において特徴的なことは、図7の点線に示
すように、燃焼ファン7の駆動によりバーナー2へ供給
される給気の温度を検出する給気温センサ27を給気通
路6やガスノズル19等に設けると共に、前記第1の実
施形態例に示した制御構成に加えて、図2の点線に示す
ように、給気温に応じて給湯単独運転後のファン駆動延
長時間を可変設定する延長時間設定部50を設けたこと
である。燃焼運転制御部43とデータ格納部46と延長
時間設定部50以外の構成は前記第1の実施形態例と同
様であり、その共通部分の重複説明は省略する。なお、
図2では前記図1に示す浴槽水位検出部48のモード切
り換え部54と平均値演算部55と水位確定部56の図
示が省略されている。
焼ファン7の継続駆動により燃焼室1内に通風が生じて
いる場合に、給気温が低いと、上記通風が追い焚き熱交
換器4から奪う熱量が多くなり、追い焚き熱交換器4が
冷却する速度は早くなる。反対に、給気温が高いと、上
記通風が追い焚き熱交換器4から奪う熱量は少なくな
り、追い焚き熱交換器4の冷却速度は遅くなる。このよ
うに、追い焚き熱交換器4の冷却速度は給気温が低下す
るに従って早くなり、反対に、給気温が高くなるに従っ
て遅くなるというように、給気温により異なる。
期間が過ぎても、給気温が高いために追い焚き熱交換器
4内の湯水が冷め切らずに高温で、追い焚き熱交換器4
の高温湯水に起因した対流現象が抑制されていない場合
がある。そこで、この実施形態例では、給気温に応じて
給湯単独運転後のファン駆動延長時間を可変設定する構
成とした。
データが予め実験や演算等により求めて格納されてい
る。このファン駆動延長時間データは、図3の(a)や
(b)に示すように、給気温に対応させてファン駆動延
長時間が与えられているもので、この実施形態例では、
給気温が実験や演算等により求められた図3の(a)や
(b)に示す給気温Ta未満の場合には、ファン駆動延
長時間は予め定められるポストパージ期間に一定であ
り、給気温Ta以上の場合には給気温が高くなるに従っ
てファン駆動延長時間が前記ポストパージ期間から連続
的又は段階的に長くなる。
転によるバーナー2の燃焼が停止した後に燃焼ファン7
を継続駆動させるためのファン駆動延長時間と、給湯単
独運転以外の運転によるバーナー2の燃焼が停止した後
に燃焼ファン7を継続駆動させるためのポストパージ期
間とがそれぞれ別個に格納されており、この実施形態例
では、燃焼運転制御部43は、給湯単独運転のバーナー
2の燃焼停止後には上記ファン駆動延長時間が終了する
まで燃焼ファン7を継続駆動させ、給湯単独運転以外の
運転のバーナー2の燃焼停止後には上記ポストパージ期
間が終了するまで燃焼ファン7の継続駆動を行わせる。
視部44の監視情報を取り込んで、この情報により給湯
単独運転が行われたと検知したときに、データ格納部4
6のファン駆動延長時間データを読み出すと共に、給気
温センサ27が検出出力するセンサ出力を検出給気温と
して取り込む。そして、上記給気温センサ27の検出給
気温に対応したファン駆動延長時間を前記ファン駆動延
長時間データから求めて設定し、この設定したファン駆
動延長時間をデータ格納部46のファン駆動延長時間に
上書きする。
したときに上記データ格納部46のファン駆動延長時間
をデータ格納部46から読み出し、給湯単独運転が終了
してからファン駆動延長時間が経過したときに、燃焼フ
ァン7の継続駆動により燃焼室1内の排気ガスがほぼ排
出終了したと判断すると共に、追い焚き熱交換器4内の
湯水温が冷却して湯水の対流現象が抑制され水位センサ
28のセンサ出力が安定したと判断して、燃焼ファン7
の継続駆動を停止させる停止信号をファン駆動部47へ
出力し、ファン駆動部47により燃焼ファン7の停止を
行わせる。
施形態例と同様に、給湯単独運転が開始されたときに、
浴槽水位検出部48のモード切り換え部54は、給湯単
独運転以外の運転時に行う第1の水位検出モードから給
湯単独運転時に行う第2の水位検出モードに切り換え、
平均値演算部55は水位センサ28のセンサ出力値の平
均値を求め、水位確定部56は、上記水位センサ28の
センサ出力の平均値に基づき浴槽水位を確定し、燃焼運
転制御部43に出力する。そして、給湯単独運転が終了
して燃焼ファン7の継続駆動が停止したときに、モード
切り換え部54は上記第2の水位検出モードから第1の
水位検出モードに切り換え、水位確定部56は第1の水
位検出モードに従って浴槽水位確定動作を行う。
50を設けて、給気温に応じてファン駆動延長時間を可
変設定する構成にしたので、給湯単独運転後にポストパ
ージ期間が過ぎても給気温が高いために水位センサ28
のセンサ出力が安定しない場合に、給気温に応じてファ
ン駆動延長時間をポストパージ期間よりも長く設定する
ことができ、ポストパージ期間を越えて燃焼ファン7を
継続駆動させることができる。つまり、追い焚き熱交換
器4内の湯水の対流現象が抑制されるまで、燃焼ファン
7を継続駆動させることができる。
通風による追い焚き熱交換器4内の湯水の強制冷却を継
続させることができ、通風が停止してしまう場合より
も、追い焚き熱交換器4内の湯水の冷却を早めることが
でき、水位センサ28のセンサ出力値の安定を早めるこ
とができる。その上、給湯単独運転後に燃焼ファン7の
継続駆動が停止するまで第2の水位検出モードで浴槽水
位検出が行われるので、つまり、追い焚き熱交換器4内
の湯水の対流現象が抑制され水位センサ28のセンサ出
力が安定するまで前記第2の水位検出モードで浴槽水位
が検出されるので、前記第1の実施形態例同様に、水位
センサ28のセンサ出力の不規則変動に起因した器具運
転の誤動作を確実に防止することができる。
合、給湯単独運転が終了してからポストパージ期間を経
過する頃には、燃焼ファン7の駆動による給気通風によ
り湯水の対流現象はほぼ抑制されるので、水位センサ2
8のセンサ出力はほぼ安定する。このことから、給気温
の高低に関係なく、給湯単独運転が終了してからポスト
パージ期間が経過したときに燃焼ファン7の駆動を停止
させ、第2の水位検出モードから第1の水位検出モード
に切り換えて浴槽水位検出を行なっても器具運転が誤動
作するのをほぼ回避することが可能である。
の実施形態例において特徴的なことは、図4に示すよう
に、延長時間設定部50と時間計測部51と保有熱量検
出部52を設けて、給湯単独運転により追い焚き熱交換
器4に与えられた保有熱量を求め、該保有熱量に応じて
ファン駆動延長時間を可変設定する構成にしたことであ
る。それ以外の構成は前記各実施形態例と同様であり、
その共通部分の重複説明は省略する。なお、図4では、
前記各実施形態例に示した燃焼運転制御部43と給湯単
独運転監視部44とファン駆動部47と浴槽水位検出部
48の図示が省略されている。
の情報を取り込んで、この情報により給湯単独運転が開
始されてから給湯単独運転が終了するまでの給湯単独運
転時間を計測する構成を有している。
より追い焚き熱交換器4に与えられる追い焚き熱交換器
4の保有熱量を求めるための保有熱量データが予め実験
や演算等により求め格納されている。上記保有熱量デー
タは、図5に示すように、燃焼熱量毎に給湯単独運転時
間に対応させて追い焚き熱交換器4の保有熱量が与えら
れているもので、各燃焼熱量のデータとも給湯単独運転
の開始時には時間の経過と共に追い焚き熱交換器4の保
有熱量は増加し、その後、追い焚き熱交換器4の保有熱
量は飽和状態となる。
44の監視情報を取り込み、この情報により給湯単独運
転が行われていることを検知すると、燃焼運転制御部4
3からバーナー2の燃焼熱量の情報を給湯単独運転の燃
焼熱量情報として取り込んで、上記データ格納部46の
保有熱量データの中からバーナー2の燃焼熱量に対応す
るデータを選択して読み込む。そして、給湯単独運転監
視部44の情報により給湯単独運転が終了したことを検
知すると、前記時間計測部51が計測した給湯単独運転
時間を取り込んで、この給湯単独運転時間を前記読み込
んだ保有熱量データに照らし合わせて給湯単独運転によ
る追い焚き熱交換器4の保有熱量を求め、この求めた保
有熱量に対応する信号を延長時間設定部50に出力す
る。
の(a)や(b)に示すようなファン駆動延長時間デー
タが格納されている。上記ファン駆動延長時間データは
給湯単独運転により追い焚き熱交換器4に与えられた保
有熱量に応じて給湯単独運転後のファン駆動延長時間を
可変設定するためのデータで、保有熱量に対応させてフ
ァン駆動延長時間が与えられている。この実施形態例で
は、予め実験や演算等により求められた図6の(a)や
(b)に示す保有熱量Pc未満である場合には、ファン
駆動延長時間はポストパー ジ期間に一定であり、上記
保有熱量Pc以上である場合には、追い焚き熱交換器4
の保有熱量が多くなるに従ってファン駆動延長時間が上
記ポストパージ期間から連続的に又は段階的に長くな
る。
有熱量が多い場合には、燃焼ファン7の駆動による通風
により追い焚き熱交換器4が冷却されるのに時間がかか
り、追い焚き熱交換器4の湯水の対流現象が抑制され水
位センサ28のセンサ出力が安定するまでの時間が多く
必要であり、反対に、追い焚き熱交換器4の保有熱量が
少ない場合には、追い焚き熱交換器4が早く冷却される
ので、湯水の対流現象が抑制されて水位センサ28のセ
ンサ出力が安定するまでの時間が少なくて済むからであ
る。
44の監視情報を取り込んで、給湯単独運転が終了した
ときに、データ格納部46から上記ファン駆動延長時間
データを読み込み、前記保有熱量検出部52が検出出力
した追い焚き熱交換器4の保有熱量を上記ファン駆動延
長時間データに参照してファン駆動延長時間を求め設定
する。この設定されたファン駆動延長時間はデータ格納
部46のファン駆動延長時間(給湯単独運転以外のバー
ナー2の燃焼停止後のポストパージ期間とは別に格納さ
れているファン駆動延長時間)に上書きされる。燃焼運
転制御部43は給湯単独運転後にデータ格納部46のフ
ァン駆動延長時間が終了するまで燃焼ファン7の駆動を
継続して行わせる。
槽水位検出部48は、給湯単独運転が開始されると、第
1の水位検出モードから第2の水位検出モードに切り換
えて浴槽水位検出動作を行い、給湯単独運転後に燃焼フ
ァン7の継続駆動が停止すると、第2の水位検出モード
から第1の水位検出モードに切り換えて浴槽水位検出動
作を行う。
と保有熱量検出部52を設けたので、給湯単独運転によ
り追い焚き熱交換器4に与えられる保有熱量を求めるこ
とができる。この実施形態例では、上記求めた保有熱量
に応じてファン駆動延長時間を可変設定する構成にした
ので、給湯単独運転による追い焚き熱交換器4の保有熱
量が多い場合には、給湯単独運転後のファン駆動延長時
間をポストパージ期間よりも延長させることができる。
保有熱量が多いために、給湯単独運転後にポストパージ
期間が過ぎても追い焚き熱交換器4の湯水の対流現象が
抑制されずに水位センサ28のセンサ出力が安定しない
場合に、水位センサ28のセンサ出力が安定するまで燃
焼ファン7の継続駆動を行わせることが可能である。こ
の実施形態例では、給湯単独運転後に燃焼ファン7の駆
動が停止するまで第2の水位検出モードに従って浴槽水
位検出が行われるので、上記のように、水位センサ28
のセンサ出力が安定するまで燃焼ファン7の継続駆動が
行われることにより、水位センサ28のセンサ出力が安
定するまで水位センサ28のセンサ出力は平均・平滑化
され、湯水の不規則振動の影響が取り除かれて正確な浴
槽水位が検出でき、水位センサ28のセンサ出力の不規
則変動に起因した器具運転の誤動作を確実に回避するこ
とができる。
の実施形態例において特徴的なことは、給湯単独運転後
には給湯単独運転以外の燃焼運転後のポストパージ期間
よりも燃焼室1内の風量が多くなるように燃焼運転制御
部43がファン駆動部47を介して燃焼ファン7の回転
制御を行うことである。それ以外の構成は前記各実施形
態例と同様であり、その重複説明は省略する。
ン7の継続駆動が行われるときには、バーナー2の燃焼
運転時に燃焼室1に生じる風量よりも格段に風量が少な
くなるように燃焼ファン7の回転制御が行われることが
多い。この実施形態例では、給湯単独運転以外の燃焼運
転後のポストパージ期間に行う燃焼ファン7のポストパ
ージ期間制御モードと、給湯単独運転後に上記ポストパ
ージ期間よりも燃焼室1内の風量が多くなるように燃焼
ファン7の回転駆動を制御する燃焼ファン7の給湯単独
運転後制御モードとを予め定め与えておき、給湯単独運
転後には給湯単独運転後制御モードを選択して燃焼ファ
ン7の回転駆動制御を行い、給湯単独運転後の追い焚き
熱交換器4の強制冷却をより促進させる構成にした。
例と同様の効果を奏することができる上に、給湯単独運
転後には給湯単独運転以外の燃焼運転後のポストパージ
期間よりも燃焼室1内の風量が多くなるように燃焼ファ
ン7の回転制御が行われるので、給湯単独運転後の燃焼
室1内の風量が上記ポストパージ期間のときよりも多く
なり、給湯単独運転後に給気通風により追い焚き熱交換
器4の冷却をより効果的に行うことができる。
運転後に給湯単独運転以外の燃焼運転後のポストパージ
期間よりも燃焼室1内の風量が多くなるように燃焼ファ
ン7の回転制御を行った場合には、バーナー2の燃焼に
より生じた排気ガスが上記ポストパージ期間のときより
も早く排出されるので、ファン駆動延長時間をポストパ
ージ期間よりも短く設定することが可能である。
の第5の実施形態例において特徴的なことは、給湯単独
運転終了後に浴槽水位検出動作を第2の水位検出モード
から第1の水位検出モードに切り換えるタイミングを、
前記各実施形態例に示すように、燃焼ファン7の継続駆
動の停止に同期させるのではなく、図1の点線に示すよ
うに、切り換えタイミング決定部58を設け、風呂温度
センサ37が検出する追い焚き循環通路24内の湯温に
基づき上記切り換えタイミング決定部58が上記水位検
出モードの切り換えタイミングを決定する構成にしたこ
とである。それ以外の構成は前記各実施形態例と同様で
あり、その共通部分の重複説明は省略する。
記給湯単独運転監視部44の監視情報により給湯単独運
転が終了したと検知したときに、前記データ格納部46
から予め定められ格納されているしきい値温度Tst(例
えば、48℃)を読み出すと共に、風呂温度センサ37
のセンサ出力の取り込みを開始する。そして、上記しき
い値温度Tstと風呂温度センサ37の検出湯温を比較
し、風呂温度センサ37の検出湯温が上記しきい値温度
Tstに低下したと判断したときに、水位センサ28のセ
ンサ出力が安定したと判断する。
設されている管路21は追い焚き熱交換器4と連通して
いることから、給湯単独運転時のように追い焚き循環通
路24内の湯水が滞留しているときには対流現象により
追い焚き熱交換器4の湯温変動に伴って管路21内の湯
温が変化するので、風呂温度センサ37が検出する湯温
に基づいて追い焚き熱交換器4内の湯温を推定検出する
ことが可能である。このことから、追い焚き熱交換器4
の湯水温が低下して追い焚き熱交換器4の湯水の対流現
象が抑制されたと判断できる管路21内の湯温を予め求
め、この求めた湯温をしきい値温度Tstとしてデータ格
納部46に格納しておくことにより、上記の如く、給湯
単独運転後に風呂温度センサ37が検出する湯温がしき
い値温度Tstに低下したときに、追い焚き熱交換器4の
湯水振動が抑制されて水位センサ28のセンサ出力が安
定したと判断することができる。
が安定したと判断したときに、切り換えタイミング決定
部58は、モード切り換え部54に第2の水位検出モー
ドから第1の水位検出モードに切り換え動作を行なわせ
る。
了後に、第2の水位検出モードから第1の水位検出モー
ドに切り換えるタイミングを風呂温度センサ37の検出
湯温により決定する切り換えタイミング決定部58を設
けたので、風呂温度センサ37の検出湯温が設定のしき
い値温度Tstに低下したときに、つまり、水位センサ2
8のセンサ出力が安定したと判断したときに、第2の水
位検出モードから第1の水位検出モードに切り換えるこ
とができる。
温に基づいて給湯単独運転停止後の水位検出モードの切
り換えタイミングを決定することにより、次のような効
果を奏することができる。例えば、給湯単独運転が行わ
れた時間が短く追い焚き熱交換器4の湯水が高温加熱さ
れず、給湯単独運転停止直後に追い焚き熱交換器4の湯
水温が低下して湯水の対流現象が抑制され水位センサ2
8のセンサ出力が安定するような場合に、給湯単独運転
停止直後に第2の水位検出モードから第1の水位検出モ
ードに切り換えて浴槽水位を検出することができる。
る場合には水位センサ28のセンサ出力値を平均・平滑
化する必要がなく、給湯単独運転停止後に水位センサ2
8のセンサ出力が安定した後に行われる水位センサ出力
の平均値算出動作は無駄な動作になってしまう。これに
対して、この実施形態例に示すように、給湯単独運転が
停止した後に、風呂温度センサ37の検出湯温に基づい
て水位センサ28のセンサ出力が安定したと判断したと
きに第2の水位検出モードから第1の水位検出モードに
切り換えることにより、水位センサ28のセンサ出力が
安定した後に水位センサ28のセンサ出力の平均を求め
る動作が行われず、無駄な動作をなくすことができる。
の実施形態例が前記第5の実施形態例と異なる特徴的な
ことは、給湯単独運転停止後に水位検出モードを切り換
えるタイミングを風呂温度センサ37の検出湯温に基づ
いて決定するのではなく、給湯単独運転により追い焚き
熱交換器4に与えられる保有熱量に基づいて水位検出モ
ードの切り換えタイミングを決定する構成としたことで
ある。それ以外の構成は前記第5の実施形態例と同様で
あり、その共通部分の重複説明は省略する。
例に示した時間計測部51と保有熱量検出部52を有し
て切り換えタイミング決定部58が構成されている。
態例に示したように、給湯単独運転が開始されてからの
経過時間を計測し、給湯単独運転が行われた給湯単独運
転時間を計測し、保有熱量検出部52は、給湯単独運転
が終了すると、その給湯単独運転により追い焚き熱交換
器4に与えられた保有熱量を上記給湯単独運転時間と前
記保有熱量データに基づき検出する。
時間データが予め定めて格納されている。上記切り換え
タイミング時間データは給湯単独運転が停止してから水
位検出モードを切り換えるまでの切り換えタイミング時
間を設定するためのデータであり、上記追い焚き熱交換
器4の保有熱量に応じて切り換えタイミング時間が与え
られ、追い焚き熱交換器4の保有熱量が多くなるに従っ
て切り換えタイミング時間が長くなっている。
き熱交換器4の保有熱量が多くなるに従って給湯単独運
転が停止してから水位センサ28のセンサ出力が安定す
るまでに時間がかかり、反対に、追い焚き熱交換器4の
保有熱量が少なくなるに従って、給湯単独運転が停止し
てから水位センサ28のセンサ出力が安定するまでに要
する時間が短くて済むことから、追い焚き熱交換器4の
保有熱量が多い場合には切り換えタイミング時間が長く
必要であり、追い焚き熱交換器4の保有熱量が少ない場
合には切り換えタイミング時間が短くて済みからであ
る。
独運転が停止したときに、保有熱量検出部52が検出す
る保有熱量を上記切り換えタイミング時間データに照ら
し合わせて切り換えタイミング時間を設定し、給湯単独
運転が停止してから上記設定した切り換えタイミング時
間が経過したときに、水位センサ28のセンサ出力が安
定し第1の水位検出モードに切り換えても正確な浴槽水
位を検出することができると判断し、モード切り換え部
54に第2の水位検出モードから第1の水位検出モード
に切り換えさせる。
より追い焚き熱交換器4に与えられた保有熱量に応じて
給湯単独運転停止後の浴槽水位検出モードの切り換えタ
イミングを決定する構成としたので、前記各実施形態例
同様に給湯単独運転が行われても正確な浴槽水位を検出
できるのはもちろんのこと、前記第5の実施形態例と同
様に、水位センサ28のセンサ出力が安定しているのに
水位センサ28のセンサ出力の平均・平滑化を行うとい
う無駄な動作を省くことができる。
されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例
えば、上記第2や第3の実施形態例では、給湯単独運転
のバーナー2の燃焼停止後に燃焼ファン7の継続駆動を
行わせる期間であるファン駆動延長時間と、給湯単独運
転以外の運転のバーナー2の燃焼停止後に燃焼ファン7
の継続駆動を行わせるポストパージ期間とは別個に与え
られていたが、上記ファン駆動延長時間だけを与えてお
き、給湯単独運転以外の運転のバーナー2の燃焼停止後
にも上記ファン駆動延長時間の間、燃焼ファン7の継続
駆動を行わせるようにしてもよい。
ファン駆動延長時間データは、図3や図6に示すよう
に、グラフデータのデータ形式で格納されていたが、給
気温(第3の実施形態例では追い焚き熱交換器4の保有
熱量)に対応させてファン駆動延長時間が与えられてい
る表データや、給気温(保有熱量)をパラメータとして
ファン駆動延長時間を求める演算式データ等、グラフデ
ータ以外のデータ形式によりファン駆動延長時間データ
を構成しデータ格納部46に格納してもよい。
は、保有熱量データは、図5に示すように、グラフデー
タにより構成されていたが、表データや演算式データ等
のグラフデータ以外のデータ形式で構成してデータ格納
部46に格納してもよい。
は、保有熱量検出部52は、燃焼運転制御部43からバ
ーナー2の燃焼熱量の情報を取り込んでいたが、次に示
す情報をバーナー2の燃焼熱量情報として取り込んでも
よい。例えば、燃焼ファン7の駆動量はバーナー2の燃
焼熱量に応じて可変制御されるものなので、燃焼ファン
7の駆動量はバーナー2の燃焼熱量に対応している。こ
のことから、保有熱量検出部52は燃焼ファン7の駆動
量をバーナー2の燃焼熱量情報として取り込んでもよ
い。
に供給される燃料ガスの供給量により制御しており、こ
の燃焼ガスの供給量は比例弁12の開弁量により制御し
ているので、保有熱量検出部52は比例弁12の開弁量
を制御している比例弁駆動電流をバーナー2の燃焼熱量
情報として取り込んでもよいし、上記比例弁12の開弁
量に応じてガス供給通路8を流れる燃料ガス流量が可変
するので、ガス供給通路8に燃料ガス流量を検出するた
めのフローセンサを設け、保有熱量検出部52は上記フ
ローセンサにより検出される燃焼ガスの流量をバーナー
2の燃焼熱量情報として取り込んでもよい。
サ32が検出する入水温度Tinと、リモコン41に設定
されている給湯設定温度Tsと、水量センサ31が検出
する入水量Qと、出湯温度センサ38が検出した出湯温
度Toutとをバーナー2の燃焼熱量情報として取り込ん
で、予め与えられている燃焼熱量検出用データ(例え
ば、P=(Ts−Tin)・Q+(Tout−Tin)・Q)に
基づきバーナー2の燃焼熱量Pを保有熱量検出部52が
直接に求めてもよい。さらに、保有熱量検出部52は給
気温センサ27が検出する給気温を考慮して給湯単独運
転により与えられる追い焚き熱交換器4の保有熱量をよ
り正確に求めるようにしてもよい。
は、給湯単独運転停止後の燃焼ファン7の継続駆動が停
止したときに、モード切り換え部54は浴槽水位検出モ
ードを第2の水位検出モードから第1の水位検出モード
に切り換えていたが、例えば、給湯単独運転停止後の燃
焼ファン7の継続駆動が停止してから予め定めた期間を
経過したときに、モード切り換え部54が第2の水位検
出モードから第1の水位検出モードに切り換えるように
してもよい。
り換えタイミング決定部58は、風呂温度センサ37の
検出湯温がしきい値温度Tstに低下したときに、あるい
は、給湯単独運転が終了して切り換えタイミング時間を
経過したときに、第2の水位検出モードから第1の水位
検出モードに切り換えていたが、切り換えタイミング決
定部58は、風呂温度センサ37の検出湯温がしきい値
温度Tstに低下してから予め定めた期間が経過したとき
に、あるいは、給湯単独運転が終了して切り換えタイミ
ング時間を経過してから予め定めた期間が経過したとき
に、第2の水位検出モードから第1の水位検出モードに
切り換えるようにしてもよい。
は、切り換えタイミング決定部58は、風呂温度センサ
37の検出湯温がしきい値温度Tstに低下したときに、
あるいは、給湯単独運転が終了して切り換えタイミング
時間を経過したときに、第2の水位検出モードから第1
の水位検出モードに切り換えていたが、例えば、給気温
に応じて切り換えタイミング時間が与えられている切り
換えタイミング時間データを予め定めて与えておき、切
り換えタイミング決定部58は、給湯単独運転が行われ
たと検知したときに、給気温センサ27が検出する給気
温を取り込み、該検出給気温を上記切り換えタイミング
時間データに照らし合わせて切り換えタイミング時間デ
ータを求め、給湯単独運転が終了してから上記切り換え
タイミング時間データを経過したときに、あるいは、給
湯単独運転が終了して上記切り換えタイミング時間デー
タを経過してから予め定めた期間を経過したときに、水
位センサ28のセンサ出力が安定したと判断し、切り換
えタイミング決定部58は浴槽水位検出モードを第2の
水位検出モードから第1の水位検出モードに切り換えて
もよい。
運転監視部44は、注湯制御弁26が閉弁状態であり、
かつ、水流センサ36が追い焚き循環通路24内の通水
を検知しておらず、かつ、水量センサ31が給水通路1
3内の通水を検知しているときに、給湯単独運転が行わ
れていると検知していたが、給湯単独運転監視部44
は、水量センサ31と給湯確認スイッチ35が共に通水
を検知し、水量センサ31が検出している給水通路13
の水流検出値と給湯確認スイッチ35が検出している給
湯通路14の流量検出値がほぼ等しいときに、給湯単独
運転が行われていると検知するようにしてもよい。ま
た、給湯単独運転監視部44は、給湯確認スイッチ35
が給湯通路14の通水を検知し、かつ、注湯制御弁26
が開弁状態のときの予め定まる湯張り通路25の水圧
(動圧)を水位センサ28が検知しておらず、かつ、循
環ポンプ20が駆動していないときには、給湯単独運転
が行われていると検知するようにしてもよい。
検出部48のモード切り換え部54は給湯単独運転が開
始されたときに第1の水位検出モードから第2の水位検
出モードに切り換えていたが、例えば、第1の水位検出
モードから第2の水位検出モードに切り換えるしきい値
温度Tsw(例えば、50℃)を予め定めておき、風呂温
度センサ37が検出する検出温度が上記しきい値温度T
sw以上になったと判断したときに、水位センサ28のセ
ンサ出力が不規則に変動し始め、給湯単独運転以外の運
転時の第1の水位検出モードに基づいて浴槽水位検出を
行ったのでは水位センサ28のセンサ出力の不規則変動
に起因して器具が誤動作を起こす虞があると判断し、第
1の水位検出モードから第2の水位検出モードに切り換
えて浴槽水位検出を行わせるようにしてもよい。
の燃焼により追い焚き熱交換器4が加熱され始めて水位
センサ28のセンサ出力が不規則に変動し始めると考え
られる、例えば、図5に示す時間tbをしきい値時間と
して予め定めておき、浴槽水位検出部48のモード切り
換え部54は、給湯単独運転が開始されてから上記しき
い値時間tbが経過したときに、水位センサ28のセン
サ出力が不規則に振動し始め、給湯単独運転以外の運転
時の第1の水位検出モードで浴槽水位検出を行ったので
は水位センサ28のセンサ出力の不規則振動に起因して
器具が誤動作を起こす虞があると判断し、第1の水位検
出モードから第2の水位検出モードに切り換えて浴槽水
位検出を行うようにしてもよい。
位検出モード時に水位センサ28のセンサ出力をサンプ
リングするサンプリング時間は、第1の水位検出モード
時に水位センサ28のセンサ出力をサンプリングするサ
ンプリング時間と等しかったが、上記第2の水位検出モ
ード時の水位センサ28のセンサ出力のサンプリング時
間は第1の水位検出モード時の水位センサ28のセンサ
出力のサンプリング時間と異なっていてもよい。
は、バーナー2の燃焼後に、燃焼ファン7の駆動を継続
して行うポストパージ期間が与えられていたが、この発
明は上記ポストパージ期間が設定されていない器具にも
適用することができる。この場合にも、給湯単独運転が
行われているときに第1の水位検出モードから第2の水
位検出モードに切り換えて浴槽水位検出を行うことによ
り、給湯単独運転に起因した湯水振動の影響を取り除い
た水位センサ出力を得ることができ、正確な浴槽水位を
検出することができ、上記各実施形態例同様に、水位セ
ンサ28のセンサ出力の不規則振動に起因した器具運転
の誤動作を回避することが可能である。
給湯単独運転停止後のファン駆動延長時間を予め定めて
与えておき、給湯単独運転後に上記ファン駆動延長時間
が終了するまで燃焼ファン7の継続駆動を行わせるファ
ン駆動部を設けることにより、給湯単独運転により加熱
された追い焚き熱交換器4を給湯単独運転停止後の燃焼
ファン7の継続駆動による通風により強制的に冷却させ
ることができる。
運転停止後に予め定めたファン駆動延長時間が経過した
ときに燃焼ファン7の継続駆動を停止していたが、前記
各実施形態例に示したように、風呂温度センサ37の検
出湯温や給気温や追い焚き熱交換器4の保有熱量に基づ
いて水位センサ28のセンサ出力が安定したと判断され
たときに燃焼ファン7の継続駆動を停止するようにして
もよい。
具を例にして説明したが、この発明は一缶二水路タイプ
の風呂給湯器で、追い焚き循環通路又は追い焚き循環通
路に連通する連通通路に浴槽の水位を水圧により検出す
る水位センサが設けられているものであれば、図7以外
のシステム構成の一缶二水路風呂給湯器にも適用するこ
とができる。例えば、図7に示す湯張り通路25が省略
されて水位センサ28が追い焚き循環通路24に配設さ
れている一缶二水路風呂給湯器にも適用することができ
る。この場合にも、上記各実施形態例同様に、給湯単独
運転が開始されたときに第1の水位検出モードから第2
の水位検出モードに切り換えて浴槽水位検出を行うこと
により、給湯単独運転による追い焚き熱交換器4の滞留
湯水の高温加熱に起因した水位センサ28のセンサ出力
の不規則振動に因る器具の誤動作を防止することができ
る。
されたときには給湯単独運転以外の運転時に行う第1の
水位検出モードから給湯単独運転時に行う第2の水位検
出モードに切り換えて浴槽水位を検出する構成とし、上
記第2の水位検出モードでは予め定めた期間が経過する
度に水位センサのセンサ出力の平均値を求め、該平均値
に基づき浴槽水位を検出するので、給湯単独運転に起因
した湯水の不規則振動により水位センサのセンサ出力が
不規則に振動しても、その水位センサ出力値の平均を求
めることにより、上記湯水の不規則振動の影響が取り除
かれた水位センサ出力を得ることができ、この水位セン
サ出力に基づき浴槽水位を検出することから正確な浴槽
水位を検出することができる。
槽水位を検出することができるので、従来のように給湯
単独運転に起因して不正確な水位が検出され該不正確な
浴槽水位に基づいて器具運転が行われ器具が誤動作する
という問題を確実に回避することができる。
間を経過するまで燃焼ファンを継続駆動させるファン駆
動部を設けたものにあっては、給湯単独運転により加熱
された追い焚き熱交換器を燃焼ファンの駆動による給気
通風により強制冷却させることができる。このことか
ら、給湯単独運転停止後に燃焼ファンを駆動させない場
合よりも、追い焚き熱交換器を早く冷却させることがで
き、このことにより、給湯単独運転停止後に水位センサ
のセンサ出力が安定するまでの期間を短縮させることが
可能である。
長時間設定部を設けた発明にあっては、給湯単独運転停
止後に水位センサのセンサ出力が安定するまでの期間を
決定する給気温、あるいは、追い焚き熱交換器の保有熱
量に応じて、ファン駆動延長時間を可変設定することが
できるので、ファン駆動延長時間を水位センサのセンサ
出力が安定するまでの期間により正確に合わせることが
できる。
ることが可能である。例えば、ファン駆動延長時間を長
い一定時間に設定したために、給湯単独運転停止後に水
位センサのセンサ出力が安定してからファン駆動延長時
間が終了するまでの時間が長く、燃焼ファンの継続駆動
の無駄が生じたり、反対に、ファン駆動延長時間を短い
一定時間に設定したために、水位センサのセンサ出力が
安定する前にファン駆動延長時間が終了して燃焼ファン
による強制冷却が停止してしまうので、水位センサのセ
ンサ出力が安定するまでに多くの時間を要するという問
題が生じるが、上記のように、給湯単独運転停止後に水
位センサのセンサ出力が安定するまでの期間に合うよう
にファン駆動延長時間を可変設定することにより、上記
のような燃焼ファン継続駆動の無駄等の問題を回避する
ことが可能である。
成図である。
施形態例を示すブロック構成図である。
られているファン駆動延長時間データの一例を示すグラ
フである。
分を抜き出して示したブロック構成図である。
れる追い焚き熱交換器の保有熱量の時間的変化の一例を
燃焼熱量毎に示すグラフである。
動延長時間が与えられているファン駆動延長時間データ
の一例を示すグラフである。
説明図である。
る。
すP−Qデータの一例を示すグラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】 給水通路から供給される水を加熱して給
湯通路へ送出する給湯熱交換器と、浴槽湯水の追い焚き
循環通路に組み込まれ追い焚き循環通路を循環する循環
湯水の追い焚きを行う追い焚き熱交換器と、追い焚き循
環通路又は追い焚き循環通路に連通する連通通路に配設
され浴槽の湯水の水位を水圧により検出する水位センサ
とを備え、上記給湯熱交換器と追い焚き熱交換器は一体
化され、この一体化された給湯熱交換器と追い焚き熱交
換器を加熱する共通のバーナーと、該バーナーへの給排
気を行う燃焼ファンとが設けられ、予め定められたタイ
ミングで上記水位センサによる水位検出動作が行われる
一缶二水路タイプの風呂給湯器において、一缶二水路風
呂給湯器が追い焚き運転を行わず給湯のみの給湯単独運
転を行っているか否かを監視する給湯単独運転監視部
と;給湯単独運転以外の運転時に水位センサからセンサ
出力をサンプリングする度にそのサンプリングした水位
センサ出力値に基づき浴槽水位を検出する第1の水位検
出モードと、給湯単独運転時に予め定めた期間が経過す
る毎にその期間にサンプリングした複数の水位センサ出
力値を平均し該平均値に基づき浴槽水位を検出する第2
の水位検出モードとが与えられており、給湯単独運転が
開始されたときには上記第1の水位検出モードから第2
の水位検出モードに切り換えて浴槽水位を検出する浴槽
水位検出部と;を設けたことを特徴とする一缶二水路風
呂給湯器。 - 【請求項2】 給湯単独運転の停止後に予め定めたファ
ン駆動延長時間を経過するまで燃焼ファンを継続駆動さ
せて追い焚き熱交換器を冷却するファン駆動部を設けた
ことを特徴とする請求項1記載の一缶二水路風呂給湯
器。 - 【請求項3】 一缶二水路風呂給湯器の給気温を検出す
る給気温センサが設けられており、給気温センサが検出
する給気温に基づいてファン駆動延長時間を設定するフ
ァン駆動延長時間データが与えられ、上記給気温センサ
が検出する給気温に応じてファン駆動延長時間を可変設
定する延長時間設定部を設けたことを特徴とする請求項
2記載の一缶二水路風呂給湯器。 - 【請求項4】 一缶二水路風呂給湯器が給湯単独運転を
行っている時間を計測する時間計測手段と;少なくとも
給湯単独運転の燃焼熱量情報と給湯単独運転時間をパラ
メータとして給湯単独運転によるバーナーの燃焼熱によ
り追い焚き熱交換器に与えられる追い焚き熱交換器の保
有熱量を求める保有熱量データが与えられ、該保有熱量
データを求めるための前記給湯単独運転時のパラメータ
情報を取り込んで前記保有熱量データから追い焚き熱交
換器の保有熱量を求め、該保有熱量に応じたファン駆動
延長時間を可変設定する延長時間設定部を設けたことを
特徴とする請求項2記載の一缶二水路風呂給湯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35459096A JP3777005B2 (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 一缶二水路風呂給湯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35459096A JP3777005B2 (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 一缶二水路風呂給湯器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10185311A true JPH10185311A (ja) | 1998-07-14 |
JP3777005B2 JP3777005B2 (ja) | 2006-05-24 |
Family
ID=18438589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35459096A Expired - Fee Related JP3777005B2 (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 一缶二水路風呂給湯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3777005B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014122767A (ja) * | 2012-12-21 | 2014-07-03 | Gastar Corp | 一缶二水路風呂給湯器 |
-
1996
- 1996-12-19 JP JP35459096A patent/JP3777005B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014122767A (ja) * | 2012-12-21 | 2014-07-03 | Gastar Corp | 一缶二水路風呂給湯器 |
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