JPH10184563A - ベーンポンプ - Google Patents

ベーンポンプ

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Publication number
JPH10184563A
JPH10184563A JP35597196A JP35597196A JPH10184563A JP H10184563 A JPH10184563 A JP H10184563A JP 35597196 A JP35597196 A JP 35597196A JP 35597196 A JP35597196 A JP 35597196A JP H10184563 A JPH10184563 A JP H10184563A
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JP
Japan
Prior art keywords
pressure
rotor
fluid
plate
thrust plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP35597196A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunichi Higuchi
俊一 樋口
Kimitoshi Kato
公敏 加藤
Kazuhiro Maki
和博 牧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレッシャプレートとスラストプレートとの
間でのロータの円滑な回転を確保し、耐久性に優れたベ
ーンポンプを提供する。 【解決手段】 ハウジング1の中空部内の吐出ポート1
6側にプレッシャプレート3を配置すると共に、これに
隣接してカムリング4を配置し、その内周面に摺接して
ロータ5を回動可能に支持し、更にロータ及びカムリン
グに隣接してスラストプレート6を配置する。スラスト
プレートのロータに接する面及びプレッシャプレートの
ロータに接する面に、夫々吐出ポート16から吐出する
流体を導入する流体路を形成し、これらの流体路を介し
てロータ5がスラストプレート6側から吐出流体の圧力
を受ける受圧面積が、プレッシャプレート3側から吐出
流体の圧力を受ける受圧面積以上となるように、流体路
の開口面積を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベーンポンプに関
し、例えば車両のパワーステアリング装置用ポンプに供
し得るベーンポンプに係る。
【0002】
【従来の技術】従来のベーンポンプとしては、例えば実
開平1−142587号の明細書に記載のものが知られ
ている。このベーンポンプは、ハウジング内にカムリン
グを配設すると共に、カムリングの内周側空間にロータ
を回転自在に配設し、このロータに形成した放射状の溝
に複数のベーンを滑動自在に嵌合し、これらの複数のベ
ーンによってロータの外周とカムリングの内側間の空間
をロータの回転により容積が増減する小室に仕切る構造
としている。而して、ロータが回転駆動されると、ベー
ンによって仕切られた小室の容積が増減し、小室の容積
が減少するのに伴って小室から吐出孔を介して高圧油路
へと油が吐出され、ポンプ作用が行なわれる。また、実
開平2−50085号に記載のベーンポンプも同様に構
成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】実開平2−50085
号に記載のベーンポンプは、吐出側のプレッシャプレー
トとスラストプレートのロータに対する位置関係が実開
平1−142587号のものと逆になっているが、これ
は油路の配置によるもので基本的には同様である。これ
ら従来のベーンポンプにおいては、プレッシャプレート
とスラストプレートによってロータが挟持され、ロータ
の円滑な回転を確保すべく、ロータに対し両側面から略
均等に吐出油圧が付与されるように企図されている。
【0004】一方、ベーンポンプの安定したポートタイ
ミングを確保するため、プレッシャプレート側の加工精
度を高精度とする必要があり、その作業を容易にし、ま
た製造上のバラツキに対処し得るようにするため、吸入
ポート及び吐出ポートの開口面積は、スラストプレート
側よりプレッシャプレート側が若干大に設定されてい
る。この結果、ロータの受圧面積に関しスラストプレー
ト側とプレッシャプレート側とで差が生じ、ロータがス
ラストプレート面に押圧され乍ら回転することとなる。
従って、吐出油圧が高圧であるときには、ロータとスラ
ストプレートとの間の油膜切れが発生し、耐焼付性が低
下するおそれがある。
【0005】図5は上記の関係を模式的に示すもので、
プレッシャプレートPとスラストプレートSの間にロー
タRが挟持され、ドライブシャフトDの回転に連動して
ロータRがカムリングC内を回転するように構成された
ベーンポンプを示している。このベーンポンプにおいて
は、吐出油は、プレッシャプレートPの周縁部に形成さ
れた一対の連通孔P2,P3及び軸心部に形成された環
状の連通孔P4を介してカムリングC内の空間、ひいて
はスラストプレートSの周縁部に形成された一対の凹部
S2,S3及び軸心部に形成された環状の凹部S4に充
填され、ロータRは吐出油圧によって両側面から押圧さ
れている。
【0006】しかし、特に吐出ポートの開口面積が、ス
ラストプレート側よりプレッシャプレート側が大に設定
されている場合には、ロータの受圧面積に差に起因し
て、プレッシャプレート側から受ける力とスラストプレ
ート側から受ける力との間に差が発生する。この力の差
は、吐出油圧が高圧となると大となり、プレッシャプレ
ートP及びスラストプレートSは図5に示すように変形
し、ロータRの周縁部がスラストプレートS面に押圧さ
れた状態で回転することとなる。特に、ロータRの周縁
部の周速は中央部の周速より大であるので、ロータRの
周縁部においてスラストプレートSとの間の油膜切れが
発生する可能性が大となる。
【0007】そこで、本発明は、プレッシャプレートと
スラストプレートとの間でのロータの円滑な回転を確保
し、耐久性に優れたベーンポンプを提供することを課題
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明のベーンポンプは、中空部を有し該中空部に
連通する吸入ポート及び吐出ポートを形成するハウジン
グと、該ハウジングの中空部内の吐出ポート側に配置す
るプレッシャプレートと、該プレッシャプレートに隣接
して配置するカムリングと、該カムリングの内周面に摺
接して回動可能に支持するロータと、該ロータ及び前記
カムリングに隣接して前記ハウジングの中空部内に配置
するスラストプレートとを備え、該スラストプレートの
前記ロータに接する面及び前記プレッシャプレートの前
記ロータに接する面に夫々前記吐出ポートに連通する流
体路を形成し、該流体路を介して前記ロータが前記スラ
ストプレート側から吐出流体の圧力を受ける受圧面積
が、前記流体路を介して前記ロータが前記プレッシャプ
レート側から吐出流体の圧力を受ける受圧面積以上とな
るように、前記スラストプレート及び前記プレッシャプ
レートに形成する前記流体路の開口面積を設定すること
としたものである。
【0009】前記ベーンポンプにおいて、請求項2に記
載のように、前記ロータに対し放射状に複数のスリット
を形成し、該複数のスリットの各々に摺動可能に嵌合し
た複数のベーンを備え、前記複数のスリットの各々の前
記ロータの軸心側に背圧導入路を形成し、前記スラスト
プレート及び前記プレッシャプレートの前記背圧導入路
に対向する位置に、夫々前記吐出ポートから吐出する流
体を導入する前記流体路を形成し、前記流体路を介して
前記ロータが前記スラストプレート側から吐出流体の圧
力を受ける受圧面積が、前記流体路を介して前記ロータ
が前記プレッシャプレート側から吐出流体の圧力を受け
る受圧面積以上となるように、前記スラストプレート及
び前記プレッシャプレートに形成する前記流体路の開口
面積を設定するとよい。
【0010】あるいは、請求項3に記載のように、前記
スラストプレート及び前記プレッシャプレートの前記吐
出ポートに対向する位置に夫々前記流体路を形成し、前
記流体路を介して前記ロータが前記スラストプレート側
から吐出流体の圧力を受ける受圧面積が、前記流体路を
介して前記ロータが前記プレッシャプレート側から吐出
流体の圧力を受ける受圧面積以上となるように、前記流
体路の半径方向の長さを設定することとしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施形態のベーン
ポンプを示すもので、ハウジング1内にプレッシャプレ
ート3、カムリング4、ロータ5及びスラストプレート
6が収容され、これらに対し皿ばね7によって初期荷重
が付与されている。
【0012】ハウジング1は中空部を有し、隔壁11を
介して流体室12及び軸受室13が郭成されている。隔
壁11の中心部には連通孔18が形成されており、この
連通孔18並びにプレッシャプレート3及びロータ5の
中心部を挿通してドライブシャフト2が配設されてい
る。このドライブシャフト2は、ボールベアリング式の
軸受8を介してハウジング1に支持されると共に、その
先端部21がブッシュ9を介してスラストプレート6の
中心部に支持されている。尚、軸受8と連通孔18との
間にはオイルシール19が介装されている。
【0013】流体室12は図1の右側が開放しており、
この流体室12内にプレッシャプレート3、カムリング
4、ロータ5及びスラストプレート6が収容されると、
ハウジング1の内側の側面とプレッシャプレート3、カ
ムリング4及びスラストプレート6との間に低圧流体路
14が形成されると共に、隔壁11とプレッシャプレー
ト3との間に高圧流体路16が形成される。尚、低圧流
体路14は、ハウジング1内に形成された低圧流体路1
5を介して吸入口(図示せず)に連通し、高圧流体路1
6は、ハウジング1内に形成された高圧流体路17を介
して吐出口(図示せず)に連通するように構成されてい
る。
【0014】プレッシャプレート3は、図2に示すよう
に、軸心に連通孔31が形成され、これを中心とした対
称位置の周縁部に、本発明にいう流体路を構成する一対
の連通孔32,33が形成されている。連通孔32,3
3は円周に沿った長孔で、各々の端部が切り欠かれて脈
動低減用のVノッチ32a,33aが形成されている。
また、連通孔31の回りには凹部34a乃至34d(代
表して34で表す)が形成されており、本発明にいう流
体路を構成すると共に、後述のベーン53に対する背圧
導入路に供される。更に、図2の左右の対称位置の周縁
部には凹部35,36が形成されており、これらとハウ
ジング1及びカムリング4(その内縁を図2に2点鎖線
で示す)との間で吸入ポートが形成される。
【0015】カムリング4は図4に示すように環状の部
材で、その内孔41の内側面が平面視で楕円形状に形成
されており、後述のベーン53に対しカム面を構成す
る。即ち、内孔41にはロータ5が収容され、これにベ
ーン53の一端が摺動自在に支持されると共に、他端が
カムリング4の内孔41の内側面に摺接するように配置
される。
【0016】ロータ5は、その軸心に嵌合孔51が形成
されており、ドライブシャフト2の中間部に形成された
スプラインが嵌合孔51にスプライン係合され、ドライ
ブシャフト2と一体となって回転するように構成されて
いる。ロータ5には、図4に示すように放射状に複数
(本実施形態では10箇所)のスリット52が形成され
ており、これらの各々にベーン53(計10個)が嵌合
されている。各スリット52は、ロータ5の軸心側でプ
レッシャプレート3の凹部34及び後述のスラストプレ
ート6の凹部64と対向するように形成されており、こ
の部分で背圧導入路が構成され、吐出流体圧によってベ
ーン53の先端がカムリング4の内孔41の内側面に押
圧される。而して、プレッシャプレート3とスラストプ
レート6に挟持されたカムリング4の内孔41とロータ
5の外周面との間の空間が、ベーン53によって10区
画の小室に仕切られ、ロータ5が軸心回りを回転する
と、各小室の容積が増減するように構成されている。
【0017】スラストプレート6は、図3に示すよう
に、軸心に嵌合凹部61が形成され、これを中心とした
対称位置の周縁部で、プレッシャプレート3の連通孔3
2,33と対向する位置に、本発明にいう流体路を構成
する一対の凹部62,63が形成されている。これらの
凹部62,63は円周に沿った長孔で、プレッシャプレ
ート3の連通孔32,33と略同形状で、その開口面積
が連通孔32,33の開口面積より若干小さく形成され
ている。換言すると、プレッシャプレート3の連通孔3
2,33の加工精度を確保すべく、連通孔32,33は
スラストプレート6の凹部62,63が形成された後、
これらより若干大きくなるように形成される。もっと
も、後述するロータ5に対する受圧面積の関係を維持し
得る限り、これらの関係を逆にしてもよい。
【0018】また、嵌合凹部61の回りには、プレッシ
ャプレート3の凹部34に対向する位置に環状の凹部6
4が形成されており、本発明にいう流体路を構成すると
共に、上記ベーン53に対する背圧導入路に供される。
本実施形態においては、凹部64の開口面積が凹部34
の開口面積より大に設定されている。そして、プレッシ
ャプレート3と同様に、図3の左右対称位置の周縁部に
は凹部65,66が形成されており、これらとハウジン
グ1及びカムリング4(その内縁を図3に2点鎖線で示
す)との間で吸入ポートが形成される。
【0019】以上のように、プレッシャプレート3とス
ラストプレート6には、相互に対向する位置に、一対の
連通孔32,33と一対の凹部62,63が形成され吐
出ポートに供されると共に、凹部34と凹部64が形成
され吐出ポートに供される。これらの吐出ポートを構成
する連通孔及び凹部の寸法は、本実施形態では、ロータ
5がスラストプレート6側から吐出流体の圧力を受ける
受圧面積が、ロータ5がプレッシャプレート3側から吐
出流体の圧力を受ける受圧面積以上となるように設定さ
れている。即ち、凹部62,63のうちロータ5に重合
する部分の開口面積及び凹部64の開口面積の総計が、
連通孔32,33のうちロータ5に重合する部分の開口
面積及び凹部34の開口面積の総計以上となるように設
定されている。
【0020】そして、本実施形態においては、吐出側の
連通孔の加工精度の関係上、プレッシャプレート3の連
通孔32,33の開口面積がスラストプレート6の凹部
62,63の開口面積より若干大きくなるように形成さ
れるので、これらによる差分を吸収したうえで上記の開
口面積の関係となるように、凹部64の開口面積が凹部
34の開口面積より大に設定されている。
【0021】換言すれば、結果としてロータ5がスラス
トプレート6側から吐出流体の圧力を受ける受圧面積
が、ロータ5がプレッシャプレート3側から吐出流体の
圧力を受ける受圧面積以上となるのであれば、各凹部の
開口面積をどのような関係に設定してもよい。例えば、
プレッシャプレート3の連通孔32,33はタイミン
グ、脈動低減等の関係上、周方向の長さはスラストプレ
ート6の凹部62,63より長く設定しておくことが望
ましいが、径方向の長さ、即ち幅はスラストプレート6
の凹部62,63側を大きく(相対的にプレッシャプレ
ート3の連通孔32,33側を小さく)設定することと
してもよい。
【0022】上記の構成になるベーンポンプの作動を説
明すると、先ずドライブシャフト2は図示しない駆動部
によって回転駆動される。ドライブシャフト2の回転に
伴い、ロータ5がカムリング4内を回転し、図4で時計
方向に回転する。この回転に伴い、吸入ポート(35
(65),36(66))近傍の隣接するベーン53間
の小室の容積が拡大され、図1に示す低圧流体路14,
15を介して流体(例えば、油)が小室内に流入する。
そして、ロータ5の回転に伴い吐出ポート(32(6
2),33(63))近傍の隣接するベーン53間の小
室の容積が縮小され、高圧流体路16,17を介して圧
力流体が吐出される。
【0023】この吐出流体はプレッシャプレート3の凹
部34、ロータ5のスリット52及びスラストプレート
6の凹部64に充填されるので、各ベーン53に対し、
その背部に吐出流体の圧力が作用すると共に、ロータ5
の回転による遠心力が作用し、各ベーン53の先端はカ
ムリング4の内孔41の内周面に押圧され、周面の液密
性が確保される。また、前述のように、一対の吐出ポー
トがロータ5の両側に対向し、且つ軸心に対して対称位
置に形成されており、吐出流体の圧力によってロータ5
(ベーン53を含む)が挟持されているので、ベーン5
3の軸方向の液密性も適切に確保される。
【0024】このときロータ5(ベーン53を含む)に
付与される軸方向の圧力は、スラストプレート6側から
吐出流体の圧力を受ける受圧面積がプレッシャプレート
3側から吐出流体の圧力を受ける受圧面積以上となるよ
うに設定されていることから、プレッシャプレート3側
から受ける力とスラストプレート6側から受ける力との
間に差が発生する。この力の差によってロータ5がプレ
ッシャプレート3側に押圧されるように働く。特に、本
実施形態では軸心側のスラストプレート6の凹部64の
開口面積がプレッシャプレート3の凹部34の開口面積
より大に設定されているので、従来に比し、ロータ5
(ベーン53)の周縁部におけるスラストプレート6に
対する押圧力を大幅に低減することができ、流体膜の消
失(油膜切れ)を防止し円滑な回転を確保することがで
きる。従って、ベーンポンプの耐焼付性は大幅に向上
し、良好な耐久性が得られる。
【0025】尚、本実施形態では、上記のベーンポンプ
はパワーステアリング装置に用いられ、吐出流体(高圧
油)はパワーステアリングギヤに供給されるが、これに
限ることなく、制御流体として空気を用いた場合でも同
様の効果があり、負圧ポンプ等にも適用できる。
【0026】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下の効果を奏する。即ち、本発明のベーンポンプ
は、スラストプレート及びプレッシャプレートに形成す
る流体路の開口面積を、流体路を介してロータがスラス
トプレート側から吐出流体の圧力を受ける受圧面積が、
流体路を介してロータがプレッシャプレート側から吐出
流体の圧力を受ける受圧面積以上となるように設定する
こととしているので、ロータがスラストプレート側に押
圧された状態で回転することはなく、ロータの円滑な回
転を確保することができ、耐焼付性が向上し、良好な耐
久性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベーンポンプの一実施形態の断面図で
ある。
【図2】本発明の一実施形態におけるプレッシャプレー
トの平面図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるスラストプレート
の平面図である。
【図4】図1のA−A線断面を示す断面図である。
【図5】一般的なベーンポンプにおいて、吐出流体の圧
力が付与された状態のプレッシャプレート、ロータ及び
スラストプレートの関係を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 ドライブシャフト 3 プレッシャプレート 4 カムリング 5 ロータ 6 スラストプレート 7 皿ばね 8 軸受 9 ブッシュ 14,15 低圧流体路 16,17 高圧流体路 31〜33 連通孔 34 凹部 51 嵌合孔 52 スリット 53 ベーン 62〜66 凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空部を有し該中空部に連通する吸入ポ
    ート及び吐出ポートを形成するハウジングと、該ハウジ
    ングの中空部内の吐出ポート側に配置するプレッシャプ
    レートと、該プレッシャプレートに隣接して配置するカ
    ムリングと、該カムリングの内周面に摺接して回動可能
    に支持するロータと、該ロータ及び前記カムリングに隣
    接して前記ハウジングの中空部内に配置するスラストプ
    レートとを備え、該スラストプレートの前記ロータに接
    する面及び前記プレッシャプレートの前記ロータに接す
    る面に夫々前記吐出ポートに連通する流体路を形成し、
    該流体路を介して前記ロータが前記スラストプレート側
    から吐出流体の圧力を受ける受圧面積が、前記流体路を
    介して前記ロータが前記プレッシャプレート側から吐出
    流体の圧力を受ける受圧面積以上となるように、前記ス
    ラストプレート及び前記プレッシャプレートに形成する
    前記流体路の開口面積を設定することを特徴とするベー
    ンポンプ。
  2. 【請求項2】 前記ロータに対し放射状に複数のスリッ
    トを形成し、該複数のスリットの各々に摺動可能に嵌合
    した複数のベーンを備え、前記複数のスリットの各々の
    前記ロータの軸心側に背圧導入路を形成し、前記スラス
    トプレート及び前記プレッシャプレートの前記背圧導入
    路に対向する位置に、夫々前記吐出ポートから吐出する
    流体を導入する前記流体路を形成し、前記流体路を介し
    て前記ロータが前記スラストプレート側から吐出流体の
    圧力を受ける受圧面積が、前記流体路を介して前記ロー
    タが前記プレッシャプレート側から吐出流体の圧力を受
    ける受圧面積以上となるように、前記スラストプレート
    及び前記プレッシャプレートに形成する前記流体路の開
    口面積を設定することを特徴とする請求項1記載のベー
    ンポンプ。
  3. 【請求項3】 前記スラストプレート及び前記プレッシ
    ャプレートの前記吐出ポートに対向する位置に夫々前記
    流体路を形成し、前記流体路を介して前記ロータが前記
    スラストプレート側から吐出流体の圧力を受ける受圧面
    積が、前記流体路を介して前記ロータが前記プレッシャ
    プレート側から吐出流体の圧力を受ける受圧面積以上と
    なるように、前記流体路の半径方向の長さを設定するこ
    とを特徴とする請求項1記載のベーンポンプ。
JP35597196A 1996-12-24 1996-12-24 ベーンポンプ Pending JPH10184563A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6599111B2 (en) 2000-10-30 2003-07-29 Unisia Jecs Corporation Vane pump having an intake groove through a side wall member
WO2005005837A1 (ja) * 2003-07-09 2005-01-20 Unisia Jkc Steering Systems Co., Ltd. ベーンポンプ
CN108026918A (zh) * 2015-09-11 2018-05-11 Kyb株式会社 叶片泵

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