JPH10184206A - 板ガラスの取付構造 - Google Patents
板ガラスの取付構造Info
- Publication number
- JPH10184206A JPH10184206A JP35498196A JP35498196A JPH10184206A JP H10184206 A JPH10184206 A JP H10184206A JP 35498196 A JP35498196 A JP 35498196A JP 35498196 A JP35498196 A JP 35498196A JP H10184206 A JPH10184206 A JP H10184206A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- frame material
- plate
- glasses
- plate glass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
- Wing Frames And Configurations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 板ガラスの取付手段として枠材を用いると、
枠材と板ガラスとの間に段差を生じ、塵埃等が付着し易
く汚れが目立つ等の支障があるので、その取付構造を改
良した。 【解決手段】 板ガラス３枚を接着し、その中央に配設
した板ガラスのみを枠材の溝５に嵌合可能に突出させる
ようにして段差を生じないようにし、或いは固定金具を
嵌合可能に露出部分を設けるようにした。
枠材と板ガラスとの間に段差を生じ、塵埃等が付着し易
く汚れが目立つ等の支障があるので、その取付構造を改
良した。 【解決手段】 板ガラス３枚を接着し、その中央に配設
した板ガラスのみを枠材の溝５に嵌合可能に突出させる
ようにして段差を生じないようにし、或いは固定金具を
嵌合可能に露出部分を設けるようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】 本発明は、板ガラスを用い
る窓、衝立、展示用具及び展示用装飾部材の構造の改良
に関するものである。
る窓、衝立、展示用具及び展示用装飾部材の構造の改良
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】 従来、板ガラスは種々の用途に用いら
れるが、その取付手段には多くの欠陥があり、改良を望
まれていた。例えば、スチール製の枠材を用い、板ガラ
スの固着手段としてゴム（又は合成樹脂）などを使用す
るが、板ガラスの使途毎に同一規格の形状の物を使用で
きなかったり、強いて規格化すると所望の用途に不適切
となり、また、板ガラスを該枠材に固着する手段として
ゴム、特に合成樹脂を用いたときは、板ガラスと枠材の
接合部分に塵埃が付着し汚れが目立つ（特に油性の塵埃
はその程度が著しい）などの欠陥があった。或いはまた
例えば、木製・合成樹脂製枠材を用い、該枠材に板ガラ
スを嵌合する切り欠き部を設け、板ガラスを該枠材切り
欠き部に嵌合し、別体の長尺材を取着して、その押えと
する手段も採用されているが、規格化になじみにくい欠
点があるばかりでなく、該枠材及び押えとして取着した
前記長尺材が板ガラスの表面との間に段差を生じて、段
差部分に塵埃がたまることを回避することができないの
で、美観上、衛生上好ましくない。
れるが、その取付手段には多くの欠陥があり、改良を望
まれていた。例えば、スチール製の枠材を用い、板ガラ
スの固着手段としてゴム（又は合成樹脂）などを使用す
るが、板ガラスの使途毎に同一規格の形状の物を使用で
きなかったり、強いて規格化すると所望の用途に不適切
となり、また、板ガラスを該枠材に固着する手段として
ゴム、特に合成樹脂を用いたときは、板ガラスと枠材の
接合部分に塵埃が付着し汚れが目立つ（特に油性の塵埃
はその程度が著しい）などの欠陥があった。或いはまた
例えば、木製・合成樹脂製枠材を用い、該枠材に板ガラ
スを嵌合する切り欠き部を設け、板ガラスを該枠材切り
欠き部に嵌合し、別体の長尺材を取着して、その押えと
する手段も採用されているが、規格化になじみにくい欠
点があるばかりでなく、該枠材及び押えとして取着した
前記長尺材が板ガラスの表面との間に段差を生じて、段
差部分に塵埃がたまることを回避することができないの
で、美観上、衛生上好ましくない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、規格化に
なじみ、かつ、枠材と板ガラスとの間に段差を生じない
ようにして、視覚的に美しい印象を与えるとともに塵埃
による不衛生面を解決し、ゴムパッキンや押えに用いる
長尺材取着などの手間を省き、併せて板ガラスを破損し
にくくするばかりでなく、板ガラスそのものを表示手段
とすることができるようにした板ガラスの取付構造を提
案するものである。
なじみ、かつ、枠材と板ガラスとの間に段差を生じない
ようにして、視覚的に美しい印象を与えるとともに塵埃
による不衛生面を解決し、ゴムパッキンや押えに用いる
長尺材取着などの手間を省き、併せて板ガラスを破損し
にくくするばかりでなく、板ガラスそのものを表示手段
とすることができるようにした板ガラスの取付構造を提
案するものである。
【０００４】
【課題を解決するための技術手段】 板ガラスを固定す
る手段として、前記枠材を用いる場合は、板ガラスの端
部を枠材の構成部材に設けた溝或いは切り欠き部に嵌入
する方法では、板ガラス面と枠材面に段差を生じ、該段
差部分に塵埃の溜まることを避けられないし、また、接
合部分にゴムや合成樹脂を使用すると該接合部分に塵埃
が付着し易くなる。そこで本発明にあっては、板ガラス
３枚を接着し、その中央に配設した板ガラスの端部のみ
を枠材の溝もしくは切り欠き部へ嵌合可能に突出させる
ようにし、又は該板ガラスの端部の一部のみを、他の２
枚の板ガラス端部を切り欠いて露出させ、該露出部分を
固定金具等に嵌合させ、固定金具を例えば建物構造部分
に取付け固定できるようにした。
る手段として、前記枠材を用いる場合は、板ガラスの端
部を枠材の構成部材に設けた溝或いは切り欠き部に嵌入
する方法では、板ガラス面と枠材面に段差を生じ、該段
差部分に塵埃の溜まることを避けられないし、また、接
合部分にゴムや合成樹脂を使用すると該接合部分に塵埃
が付着し易くなる。そこで本発明にあっては、板ガラス
３枚を接着し、その中央に配設した板ガラスの端部のみ
を枠材の溝もしくは切り欠き部へ嵌合可能に突出させる
ようにし、又は該板ガラスの端部の一部のみを、他の２
枚の板ガラス端部を切り欠いて露出させ、該露出部分を
固定金具等に嵌合させ、固定金具を例えば建物構造部分
に取付け固定できるようにした。
【０００５】
【発明の実施の形態】 前記のように、板ガラス３枚を
接着し、その中央に配設した板ガラスの端部に枠材又は
固定金具を嵌合するようにしたので、枠材を用いる場合
は、枠材の厚みを３枚の板ガラスの厚みと等しくすれば
段差を生じないから、塵埃の溜まる余地はなく、また外
観がすっきりするし、固定金具を用いる場合は、ごく限
られた範囲においてのみ塵埃が問題となるだけで、その
除去は極めて容易であり、また外観は簡素な美的印象を
与える。のみならず、３枚の板ガラスを接着するので強
靱となり、強い衝撃にも十分耐えられるから、多用途に
充てることができる。また、破損した場合においてもガ
ラスの破片が飛散しないので、使用上極めて安全であ
る。
接着し、その中央に配設した板ガラスの端部に枠材又は
固定金具を嵌合するようにしたので、枠材を用いる場合
は、枠材の厚みを３枚の板ガラスの厚みと等しくすれば
段差を生じないから、塵埃の溜まる余地はなく、また外
観がすっきりするし、固定金具を用いる場合は、ごく限
られた範囲においてのみ塵埃が問題となるだけで、その
除去は極めて容易であり、また外観は簡素な美的印象を
与える。のみならず、３枚の板ガラスを接着するので強
靱となり、強い衝撃にも十分耐えられるから、多用途に
充てることができる。また、破損した場合においてもガ
ラスの破片が飛散しないので、使用上極めて安全であ
る。
【０００６】
【実施例】 本発明を図面により説明する。図１は、実
施例の概要を示す説明図、図２は、枠材の一例を示す斜
視説明図、図３は、他の実施例の斜視説明図、図４は、
枠材の取付例を示す斜視説明図、図５は、使用例を示す
斜視説明図である。３枚の板ガラス（１）乃至（３）
を、中央に配設する板ガラス（２）の上下又は左右の端
部のみを突出させて、接着剤例えばポリエチルブチール
（もとよりこれに限定されない。）を用いて接着する。
このようにすると、強い衝撃にも耐えられるばかりでな
く、破損した場合においても、接着剤によってガラスの
破片が飛散しない（ガラスを使用する場合の欠点が容易
に補完される）。従来、問題とされている塵埃の付着
は、ガラスの取付けに用いる枠材と、ガラスの厚みが異
なることから生ずるし、また、ガラスの表面を洗浄する
場合にも段差があれば、液体の洗浄剤を流しにくいし、
段差部分近傍のガラス部分は、完全には洗浄できない。
更に、ガラスと枠材との間に段差があると、美観を損な
う欠点を伴う。そこで、本発明においては、枠材（４）
を前記板ガラス（１）乃至（３）の厚みと等しく構成
し、枠材（４）に設けた溝（５）に前記板ガラス（２）
の突出部分を挿着するか、枠材（４’）に穿設した切り
欠き部（６）へ嵌着し、板状の補助材（７）を被覆取付
ける。後者の場合は、枠材（４’）と補助材（７）との
厚みが、板ガラス（１）乃至（３）の厚みと等しく構成
する。枠材を用いない場合は、例えば板ガラス１枚を嵌
着できる１対の突起（１１）を備えた取付金具（１０）
を用い、天井や床その他取付金具（１０）を螺着などし
て取着できる物に板ガラス（１）乃至（３）を取付ける
ことができるよう、中央に配設する板ガラス（２）の上
下又は左右端部の複数箇所を露出させる。なお、枠材
（４）を固定する手段は種々選択できるが、最も簡便な
例を示せば図４のように適宜な取付金具を（２０）を用
いてよい。その他本発明を用いて例えば衝立や展示用具
などを形成する場合の一例を示せば図５のように上部枠
材（２１）、下部枠材（２２）、脚（２３）などを用い
れば、容易に所望の用具を得ることができる。
施例の概要を示す説明図、図２は、枠材の一例を示す斜
視説明図、図３は、他の実施例の斜視説明図、図４は、
枠材の取付例を示す斜視説明図、図５は、使用例を示す
斜視説明図である。３枚の板ガラス（１）乃至（３）
を、中央に配設する板ガラス（２）の上下又は左右の端
部のみを突出させて、接着剤例えばポリエチルブチール
（もとよりこれに限定されない。）を用いて接着する。
このようにすると、強い衝撃にも耐えられるばかりでな
く、破損した場合においても、接着剤によってガラスの
破片が飛散しない（ガラスを使用する場合の欠点が容易
に補完される）。従来、問題とされている塵埃の付着
は、ガラスの取付けに用いる枠材と、ガラスの厚みが異
なることから生ずるし、また、ガラスの表面を洗浄する
場合にも段差があれば、液体の洗浄剤を流しにくいし、
段差部分近傍のガラス部分は、完全には洗浄できない。
更に、ガラスと枠材との間に段差があると、美観を損な
う欠点を伴う。そこで、本発明においては、枠材（４）
を前記板ガラス（１）乃至（３）の厚みと等しく構成
し、枠材（４）に設けた溝（５）に前記板ガラス（２）
の突出部分を挿着するか、枠材（４’）に穿設した切り
欠き部（６）へ嵌着し、板状の補助材（７）を被覆取付
ける。後者の場合は、枠材（４’）と補助材（７）との
厚みが、板ガラス（１）乃至（３）の厚みと等しく構成
する。枠材を用いない場合は、例えば板ガラス１枚を嵌
着できる１対の突起（１１）を備えた取付金具（１０）
を用い、天井や床その他取付金具（１０）を螺着などし
て取着できる物に板ガラス（１）乃至（３）を取付ける
ことができるよう、中央に配設する板ガラス（２）の上
下又は左右端部の複数箇所を露出させる。なお、枠材
（４）を固定する手段は種々選択できるが、最も簡便な
例を示せば図４のように適宜な取付金具を（２０）を用
いてよい。その他本発明を用いて例えば衝立や展示用具
などを形成する場合の一例を示せば図５のように上部枠
材（２１）、下部枠材（２２）、脚（２３）などを用い
れば、容易に所望の用具を得ることができる。
【０００７】
【発明の効果】 本発明によれば、窓、衝立、展示用具
及び展示用装飾部材を容易に形成できるばかりでなく、
シンプルな美観を有し、清潔を維持することが容易で衝
撃に強い板ガラスの取付を可能にすることができる。
及び展示用装飾部材を容易に形成できるばかりでなく、
シンプルな美観を有し、清潔を維持することが容易で衝
撃に強い板ガラスの取付を可能にすることができる。
【図１】 実施例の概要を示す説明図
【図２】 枠材の一例を示す斜視説明図
【図３】 他の実施例の斜視説明図
【図４】 枠材の取付例を示す斜視説明図
【図５】 使用例を示す斜視説明図
１・・板ガラス ２・・板ガラス ３・・板ガラス ４・・枠材 ４’・・枠材 ５・・溝 ６・・切り欠き部 ７・・補助材 １０・・取付金具 １１・・突起
Claims (3)
- 【請求項１】 ３枚の板ガラス（１）乃至（３）を、中
央に配設する板ガラス（２）の上下又は左右の端部のみ
を突出させて接着剤により接着し、厚みが前記３枚の板
ガラス（１）乃至（３）のすべての厚みと等しい枠材
（４）の上面又は下面に設けた溝（５）へ前記板ガラス
（２）の端部を挿着したことを特徴とする板ガラスの取
付構造 - 【請求項２】 ３枚の板ガラス（１）乃至（３）を、中
央に配設する板ガラス（２）の上下又は左右の端部のみ
を突出させて接着剤により接着し、枠材（４’）の前面
又は後面に穿設した切り欠き部（６）へ前記板ガラス
（２）の端部を嵌着し、板状の補助材（７）を被覆取付
けて成るが、前記枠材（４’）及び補助材（７）の厚み
が前記３枚の板ガラス（１）乃至（３）のすべての厚み
と等しいものであることを特徴とする板ガラスの取付構
造 - 【請求項３】 ３枚の板ガラス（１）乃至（３）を、中
央に配設する板ガラス（２）の上下又は左右の端部複数
箇所を露出させて接着剤により接着したことを特徴とす
る板ガラスの取付構造
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35498196A JPH10184206A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 板ガラスの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35498196A JPH10184206A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 板ガラスの取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10184206A true JPH10184206A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=18441180
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35498196A Pending JPH10184206A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 板ガラスの取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10184206A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015059712A (ja) * | 2013-09-19 | 2015-03-30 | 株式会社東芝 | 冷蔵庫 |
| WO2015161497A1 (zh) * | 2014-04-25 | 2015-10-29 | 邹坤成 | 玻璃门的密合结构 |
-
1996
- 1996-12-20 JP JP35498196A patent/JPH10184206A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015059712A (ja) * | 2013-09-19 | 2015-03-30 | 株式会社東芝 | 冷蔵庫 |
| WO2015161497A1 (zh) * | 2014-04-25 | 2015-10-29 | 邹坤成 | 玻璃门的密合结构 |
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