JPH10184052A - 立体式駐車場における入出庫計画作成方法 - Google Patents

立体式駐車場における入出庫計画作成方法

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JPH10184052A
JPH10184052A JP34918296A JP34918296A JPH10184052A JP H10184052 A JPH10184052 A JP H10184052A JP 34918296 A JP34918296 A JP 34918296A JP 34918296 A JP34918296 A JP 34918296A JP H10184052 A JPH10184052 A JP H10184052A
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driving
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JP34918296A
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Nobuyuki Kawai
信行 川合
Hajime Ase
始 阿瀬
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】相互干渉を確実に防止して、入出庫作業の所要
時間を短縮することを可能とする入出庫計画作成方法を
提供する。 【解決手段】(1)出庫待ち行列の各車に対応する出庫
事象データ列を作成するステップ1、(2)入庫待ち行
列の各車に対応する入庫先駐車室を設定して、入庫事象
データ列を作成するステップ2、(3)ステップ2によ
って得た入庫事象データ列を、ステップ1によって得た
出庫事象データ列の合間に入庫車1台分ずつ割り込ませ
る割り込み処理を繰り返すことによって、出庫待ち行列
および入庫待ち行列の全車に対応する入出庫事象データ
列を作成するステップ3、および、(4)ステップ3に
おける前記割り込み処理において、ある入庫車の割り込
み位置を複数の候補位置の各々に仮設定したときの、所
要時間が最小となる割り込み位置を決定するステップ
4、からなるステップを含むことを特徴とする、立体式
駐車場における入出庫計画作成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、立体式駐車場に
おける入出庫作業を円滑に行なうための入出庫計画作成
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、立体式駐車場の入出庫計画作成に
際しては、先ず、出庫待ち行列の各車に対応する出庫作
業指示データ列を作成し、次いで、出庫待ち行列と入庫
待ち行列とを比較して、順位が一致する出庫車と入庫車
がある場合には、入庫車の入庫先駐車室を出庫車の所在
階と異なる階の空室の駐車室に割り当てて入庫作業指示
データ列を作成することによって、入庫と出庫との相互
干渉を防止する方法が採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法には次の問
題点がある。即ち、出庫作業および入庫作業のそれぞれ
の時間的な進行過程が定量的に計算されておらず、ま
た、出庫と入庫との相互干渉を防止するための入庫先駐
車室の割り当て処理が出庫順位と入庫順位の比較のみに
基づいて行われているために、(1)出庫作業と入庫作
業の時間的な進捗度の差が原因となって生じる相互干渉
が予測できない、および、(2)時間的な進捗度の差が
生じた場合、相互干渉を防止するように割り当てられて
いた入庫先駐車室の最適性が損なわれ、所要時間に遅れ
が生じるという問題点がある。
【0004】従って、この発明の目的は、上述した従来
技術の問題点を克服して、入庫作業の時間帯と出庫作業
の進行過程をシミュレーション実行によって定量的に計
算することにより、相互干渉を確実に防止して、入出庫
作業の所要時間を短縮することを可能とする入出庫計画
作成方法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述した
問題を解決すべく鋭意研究を重ねた。その結果、所要時
間を最短化するための入出庫計画作成問題を、出庫事象
データ列に入庫事象データ列を割り込ませる場合の最適
な割り込み位置を決定する問題に帰着させて解くことが
でき、そして、最適な割り込み位置は、シミュレーショ
ン実行による定量的な所要時間の比較に基づいて決定す
ることができることを知見した。
【0006】本発明の、立体式駐車場における入出庫計
画作成方法は、上記知見に基づいてなされたものであっ
て、複数の駐車室を有する立体式駐車場において、駐車
室への入庫要求の待ち行列の各車と駐車室からの出庫要
求の待ち行列の各車とに対応する入出庫作業の所要時間
を最小化するための入出庫計画作成方法において、
(1)出庫待ち行列の各車に対応する出庫事象データ列
を作成するステップ1、(2)入庫待ち行列の各車に対
応する入庫先駐車室を設定して、入庫事象データ列を作
成するステップ2、(3)ステップ2によって得た入庫
事象データ列を、ステップ1によって得た出庫事象デー
タ列の合間に入庫車1台分ずつ割り込ませる割り込み処
理を繰り返すことによって、出庫待ち行列および入庫待
ち行列の全車に対応する入出庫事象データ列を作成する
ステップ3、および、(4)ステップ3における前記割
り込み処理において、ある入庫車の割り込み位置を複数
の候補位置の各々に仮設定したときの、入出庫所要時間
をシミュレーションによる所要時間計算に基づいて比較
し、所要時間が最小となる割り込み位置を決定するステ
ップ4、からなるステップを含むことを特徴とするもの
である。
【0007】更に、この発明の立体式駐車場における入
出庫計画作成方法は、前記出庫事象データ列は、出庫待
ち行列の各車を要求順どおりに全て出庫するのに必要と
なる、搬送対象車、移動元位置、移動先位置および移動
理由からなる台車搬送事象データを階別に列挙すること
からなっており、前記入庫事象データ列は、入庫待ち行
列の各車に対応する、搬送対象車、移動元位置、移動先
位置および移動理由からなる台車搬送事象データを階別
に列挙することからなっていることを特徴とするもので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、この発明の立体式駐車場に
おける入出庫計画作成方法について、詳細に説明する。
【0009】この発明の立体式駐車場における入出庫計
画作成方法において、ステップ1の出庫事象データ列の
作成は、出庫待ち行列の各車を要求順どうりに全て出庫
するのに必要となる、搬送対象車、移動元位置、移動先
位置および移動理由からなる台車搬送事象データを階別
に列挙することによって行う。
【0010】ステップ2の入庫事象データ列の作成は、
出庫待ち行列と入庫待ち行列を比較して順位が一致する
出庫車と入庫車がある場合には、入庫車の入庫先駐車室
を出庫車の所在階と異なる階の空室に割り当てることに
より、入庫待ち行列の各車に対応する、搬送対象車、移
動元位置、移動先位置および移動理由からなる台車搬送
事象データを階別に列挙して行う。
【0011】ステップ3の入出庫事象データ列の作成
は、ステップ2で得た階別の入庫事象データ列を、ステ
ップ1で得た階別の出庫事象データ列の合間に入庫順に
1台分ずつ割り込ませる処理を繰り返すことによって、
出庫待ち行列と入庫待ち行列の全車に対応する入出庫事
象データ列を作成することによって行う。
【0012】ステップ4の所要時間が最小となる割り込
み位置の決定は、ステップ3において、1台分の入庫割
り込み位置を複数箇所の割り込み候補位置に仮設定した
場合の各ケースにおいて得られる入出庫事象データ列を
用いて入出庫シミュレーションを実行し、各ケースの作
業所要時間を比較する処理を繰り返すことによって行
う。
【0013】この発明の立体式駐車場における入出庫計
画作成方法は、上述したステップ1からステップ4を含
むものである。
【0014】
【実施例】本発明の立体式駐車場における入出庫計画作
成方法を、図面を参照しながら、実施例によって説明す
る。
【0015】図1はこの発明のシステム構成を示す図で
ある。図1に示すように、この発明において使用するシ
ステムは、入出庫計画を作成する計算機1、駐車場全体
を自動管制する計算機2、エレベータや台車などの搬送
設備の運転を制御するシーケンス制御装置3をネットワ
ークで接続して構成されている。計算機2には、在庫車
の格納位置や駐車券番号などの情報が格納されているデ
ータベース4、入庫要求を受け付けする駐車券発行機
5、出庫要求を受け付けする駐車券回収機6が接続され
ている。シーケンス制御装置3には、エレベータ本体や
台車本体との信号入出力を行うための信号線が接続され
ている。
【0016】図2は、この発明の立体駐車場の設備構成
を説明する図である。図2に示すように地下式立体駐車
場の地下1階と地下2階に多数の駐車室が配置された駐
車フロアが設けられ、また、地上階には地下駐車フロア
への出入口が設けられている。階間を上下移動する搬送
作業は、入庫専用および出庫専用に各々1基ずつ設置さ
れているエレベータを使用して行われる。エレベータと
各駐車室との間の搬送作業は、各階に2台ずつ配置され
ている台車を使用して行われる。エレベータと台車との
受渡し作業は、エレベータの扉前に設置されているシフ
タを使用して行われる。シフタは仮置き場所の役割を兼
ね備えた中継用移載装置である。これらのエレベータ、
シフタおよび台車は、いずれも1回の搬送作業時に1台
の車を積載する。
【0017】各階に2台ずつ配置されている台車は両台
車が共通のレーン上を走行するため、両台車が中1列分
の間隔以内に接近し合うことはできない。例えば、図2
の例で左側の台車が第2列に停止中とすれば、右側の台
車は第4列には移動可能であるけれども、第3列には移
動不可能である。
【0018】各階の駐車フロアでは、台車走行レーンを
区切る各列毎に4つの駐車室が配置されている。すなわ
ち、駐車室のタイプには台車走行レーンに直面している
前側駐車室とその奥側駐車室の2タイプがあり、前側と
奥側の2駐車室ずつが台車走行レーンを挟んで対称形に
配置されている。但し、エレベータとシフタが設置され
ている列では片側の2駐車室のみである。駐車室は1室
に1台の車を収納する。奥側の駐車室から車を出庫する
には前側の車を一旦取り除く必要がある。
【0019】図3は、この発明の立体駐車場の入庫待ち
行列と出庫待ち行列を説明する図である。図3では、こ
の発明の立体駐車場が、デパートや病院など不特定多数
の客が来訪する施設において運用されている場合の、入
庫待ち行列と出庫待ち行列の様子を示している。入庫待
ち行列には、入口誘導路の券発行機にて駐車券受領済か
ら降車場にて入庫エレベータ待ちまでの各車が含まれ
る。出庫待ち行列には、出庫口前の券回収機にて駐車券
返却済みから乗車場にて出庫エレベータ待ちまでの客達
の各車が含まれる。
【0020】図4は、この発明の入出庫計画作成方法を
示すフローチャートである。その詳細を以下に説明す
る。 〔処理1.1〕設備定数データの受け入れ 設備定数データの受け入れにおいては、以下に示す設備
構成のデータと動作時間要素のデータとを入力する。
【0021】1.設備構成のデータ (1) 階数、(2) 各階毎の駐車室数、(3) 各駐車室の設置
位置、(4) 入庫エレベータおよびシフタの設置位置、
(5) 出庫エレベータおよびシフタの設置位置、および
(6) 走行レーン上の両台車の最接近可能距離。
【0022】2.動作時間要素のデータ (1) 台車〜駐車室の移載時間、(2) 台車〜シフタの移載
時間、(3) シフタ〜エレベータの移載時間、(4) 乗降車
場〜エレベータの移載時間、(5) 台車の走行速度、およ
び(6) エレベータの移動速度。 〔処理1.2〕現在状態データの受け入れ 現在状態データの受け入れにおいては、以下に示す駐車
場内の現在状態データを入力する。
【0023】(1) 全駐車室の在庫車配置状況、(2) 出庫
待ち行列、(3) 入庫待ち行列、および(4) 各搬送機(エ
レベータ、シフタ、台車)の現在位置。
【0024】図5に、図2に示した駐車場における在庫
車配置状況、出庫待ち行列、入庫待ち行列の例を示す。 〔処理2.1〕出庫事象データ列の作成 出庫事象データ列の作成においては、出庫待ち行列の各
車を要求順どおりに全て出庫するのに必要となる台車搬
送事象データを階別に列挙することにより、出庫事象デ
ータ列を作成する。図6に、図5で示した在庫車配置状
況と出庫待ち行列状況において作成された階別の出庫事
象データ列の例を示す。1件毎の台車搬送事象データは
〔搬送対象車、移動元位置、移動先位置、移動理由〕を
1セットとして構成されている。移動理由とは、出庫、
入庫、配置替えなど、搬送作業の種別を示すデータであ
る。図6に示す例では、奥側の駐車室から車14を出庫
する場合に前側の車30を配置替えする台車搬送事象デ
ータが発生していることが示されている。 〔処理2.2〕入庫事象データ列の作成 出庫待ち行列と入庫待ち行列とを比較して、順位が一致
する出庫車と入庫車がある場合には、入庫車の入庫先駐
車室を出庫車の所在階と異なる階の空室に割り当てるこ
とにより、入庫待ち行列の各車に対応する台車搬送事象
データを階別に列挙して入庫事象データ列を作成する。
【0025】図7に、図5で示した在庫車配置状況と入
庫待ち行列状況において作成された階別の入庫事象デー
タ列の例を示す。 〔処理3〕入庫割り込みによる入出庫スケジュール作成 入庫割り込みによる入出庫スケジュール作成において
は、処理2.2で得た階別の入庫事象データ列を、処理
2.1で得た階別の出庫事象データ列の合間に入庫順に
1台分ずつ割り込ませる処理を繰り返すことによって、
出庫待ち行列と入庫待ち行列の全車に対応する入出庫事
象データ列を作成する。入出庫事象データ列とは、出庫
事象データ列と同様に、台車搬送事象データを階別に列
挙したものである。
【0026】この際、繰り返しの各回における入庫割り
込み処理においては、後述する処理4を行い、そして、
入庫待ち行列の全車の割り込みが終了したとき、繰り返
しを終了する。 〔処理4〕入庫車1台分の割り込み 入庫車1台分の割り込みにおいては、1台分の入庫割り
込み位置を複数箇所の候補位置に仮設定した場合の各ケ
ースの作業所要時間を比較する処理を繰り返すことによ
って、作業所要時間が最小となる入庫割り込み位置を決
定する。
【0027】この際、繰り返しの各回において、後述す
る処理4.1〜4.7を順次実行し、そして、割り込み
位置候補が全て終了したとき、繰り返しを終了し、処理
4.8によって最適割り込み位置を決定する。 〔処理4.1〕割り込み位置の仮設定 該当入庫車の入庫割り込み位置を出庫事象データ列の合
間に仮設定する。処理4における繰り返しの各回毎にこ
の処理4.1で仮設定される入庫割り込み位置の順序
は、図8に示す例のように、入庫先駐車室の所在する階
に対応した階別の入庫割り込み位置候補列の順序に従
う。
【0028】なお、図8に示す例は、図7に示した出庫
事象データ列に対応する階別の入庫割り込み位置候補列
を示しており、各割り込み位置と出庫待ち行列との対応
は、図13に示すようになっている。 〔処理4.2〕入出庫事象データ列の作成 入出庫事象データ列の作成においては、該当入庫車の入
庫作業を仮設定位置へ割り込ませた場合の入出庫事象デ
ータ列を作成する。入出庫事象データ列は、図9に示す
例のように、(1) 処理2で作成済の出庫事象データ列に
含まれている台車搬送事象データ、(2) 処理4における
繰り返しで前回までに最適割り込み位置が決定している
入庫車の台車搬送事象データ、および(3) 割り込み位置
仮設定の該当入庫車の台車搬送事象データ、を出庫順序
および割り込み位置順序に従って連結することによって
作成する。
【0029】なお、図9においては、図8に示した割り
込み位置候補列に従って入庫待ち行列201〜206の
割り込みを行っており、入庫203までの最適割り込み
位置が決定した後に入庫204が割り込み位置仮設定の
該当車となっている時点の例を示している。 〔処理4.3〕入出庫事象データ列に対する台車充当 入出庫事象データ列に対する台車充当においては、処理
4.2で得られた入出庫事象データ列における個々の台
車搬送事象に対し、同一レーン上の2台の台車AとBの
どちらを充当するかを行う。
【0030】台車充当の方法は、図10に示す例のよう
に、連続する2件の台車搬送事象データ毎に1件目と2
件目の移動元位置および移動先位置の相対関係を把握
し、(1) 2件ともAを充当するパターン、(2) 1件目に
A、2件目にBを充当するパターン、(3) 1件目にB、
2件目にAを充当するパターン、(4) 2件ともBを充当
するパターン、の何れかから適するパターンを一定のル
ールに従って選択する処理を繰り返すことによって、台
車搬送事象データ列の全件に使用台車を充当する。 〔処理4.4〕搬送機別作業指示データ列の作成 搬送機別作業指示データ列の作成においては、処理4.
2で得られた入出庫事象データ列と処理4.3で得られ
た台車充当結果に基づき、以下に示す搬送機個々に対応
した作業指示データ列を作成する。
【0031】 入庫エレベータの作業指示データ列、 出庫エレベータの作業指示データ列、 階1の入庫シフタの作業指示データ列、 階1の出庫シフタの作業指示データ列、 階1の台車Aの作業指示データ列、 階1の台車Bの作業指示データ列、 階2の・・・・、 ・・・・・、 階3の・・・・、 ・・・・・。
【0032】搬送機別作業指示データの記述様式は、図
11に示すように、搬送機の種別によって異なってい
る。なお、図11は、図9に示した台車充当結果に対応
する搬送機作業指示データ列の例を示したものである。 〔処理4.5〕シミュレーション実行による所要時間計
算 シミュレーション実行による所要時間計算においては、
処理4.4によって得られる搬送機別作業指示データに
従って入出庫作業が行われる場合の各搬送機の時間的な
挙動を追跡するシミュレーションプログラムを用いて、
入出庫作業のシミュレーションを実行する。シミュレー
ション実行後には、得られた各搬送機の時間スケジュー
ルデータから、以下の評価指標データを読み取る。
【0033】(1) T:入出庫作業終了時刻 各搬送機の終了時刻を比較し、最も遅い搬送機の終了時
刻を入出庫作業の終了時刻とする。
【0034】(2) W:割り込み該当車入庫時刻 割り込み該当車が入庫エレベータから入庫先の階のシフ
タへ移載完了した時刻を割り込み該当車の入庫時刻とす
る。 〔処理4.6〕最適割り込み位置の判定・更新 最適割り込み位置の判定・更新においては、当回の仮設
定割り込み位置が当回までの割り込み位置候補の繰り返
しにおける最適位置であるかを判定する。更に、当回の
割り込み位置が最適と判定されたならば当回の割り込み
位置を記憶領域に書き込み保存し、且つ、 (1) Tmin :入出庫作業終了時刻の最小値、および (2) Wmin :割り込み該当車入庫時刻の最小値 を更新する。
【0035】最適位置判定は、処理4.5で得られたT
とW、および、Tmin とWmin を用いて、図12に示す
フローチャートに従って実行する。 〔処理4.7〕割り込み位置の候補終了判定 割り込み位置の候補終了判定においては、処理4におけ
る繰り返しの終了判定を行う。即ち、該当する階の割り
込み位置候補列の順序に従った割り込み位置仮設定の繰
り返しが全て終了したか否かを判定する。
【0036】この際、終了していなければ処理4.1に
戻り、終了ならば処理4.8に移行する。 〔処理4.8〕最適割り込み位置の決定 最適割り込み位置の決定においては、処理4.6によっ
て最適割り込み位置が更新される毎に記憶領域に保存さ
れていた最適割り込み位置の最終結果を読み取り、該当
入庫車の最適割り込み位置を決定する。 〔処理5〕入出庫スケジュール作成結果の出力 入出庫スケジュール作成結果の出力においては、入出庫
スケジュール作成結果として以下に示すデータを出力す
る。
【0037】(1) 処理3での入庫割り込み繰り返しの終
了時点における入出庫事象データ列に対応する、搬送機
別作業指示データ列、および(2) 上記の搬送機別作業指
示データ列を用いて入出庫シミュレーションを実行した
時に得られた各搬送機の時間スケジュールデータ。
【0038】
【発明の効果】本発明によると、入庫作業の時間帯と出
庫作業の進行過程をシミュレーション実行によって定量
的に計算することにより、相互干渉を確実に防止して、
入出庫作業の所要時間を短縮することを可能とする入出
庫計画作成方法が提供され、工業上有用な効果がもたら
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の実施例において使用するシ
ステム構成を示す図である。
【図2】図2は、立体式駐車場の設備構成を説明する図
である。
【図3】図3は、立体式駐車場の入庫待ち行列と出庫待
ち行列を説明する図である。
【図4】図4は、この発明の入出庫計画作成方法を示す
フローチャートである。
【図5】図5は、駐車場内在庫状況と出庫待ち行列と入
庫待ち行列の入力データの例を説明する図である。
【図6】図6は、出庫事象列に対応する階別の台車搬送
事象データ列を説明する図である。
【図7】図7は、入庫事象列に対応する階別の台車搬送
事象データ列を説明する図である。
【図8】図8は、出庫待ち行列と入庫割り込み位置候補
列を説明する図である。
【図9】図9は、出庫事象列の合間に入庫事象列を割り
込ませて作成された入出庫事象列を説明する図である。
【図10】図10は、入出庫事象列に対する台車充当の
方法を説明する図である。
【図11】図11は、搬送機別の作業指示データ列を説
明する図である。
【図12】図12は、最適割り込み位置の判定方法のフ
ローチャートである。
【図13】図13は、図8および図7に示した例の各割
り込み位置と出庫待ち行列の対応を示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の駐車室を有する立体式駐車場にお
    いて、駐車室への入庫要求の待ち行列の各車と駐車室か
    らの出庫要求の待ち行列の各車とに対応する入出庫作業
    の所要時間を最小化するための入出庫計画作成方法にお
    いて、(1)出庫待ち行列の各車に対応する出庫事象デ
    ータ列を作成するステップ1、(2)入庫待ち行列の各
    車に対応する入庫先駐車室を設定して、入庫事象データ
    列を作成するステップ2、(3)ステップ2によって得
    た入庫事象データ列を、ステップ1によって得た出庫事
    象データ列の合間に入庫車1台分ずつ割り込ませる割り
    込み処理を繰り返すことによって、出庫待ち行列および
    入庫待ち行列の全車に対応する入出庫事象データ列を作
    成するステップ3、および、(4)ステップ3における
    前記割り込み処理において、ある入庫車の割り込み位置
    を複数の候補位置の各々に仮設定したときの、入出庫所
    要時間をシミュレーションによる所要時間計算に基づい
    て比較し、所要時間が最小となる割り込み位置を決定す
    るステップ4、からなるステップを含むことを特徴とす
    る、立体式駐車場における入出庫計画作成方法。
  2. 【請求項2】 前記出庫事象データ列は、出庫待ち行列
    の各車を要求順どおりに全て出庫するのに必要となる、
    搬送対象車、移動元位置、移動先位置および移動理由か
    らなる台車搬送事象データを階別に列挙することからな
    っており、前記入庫事象データ列は、入庫待ち行列の各
    車に対応する、搬送対象車、移動元位置、移動先位置お
    よび移動理由からなる台車搬送事象データを階別に列挙
    することからなっていることを特徴とする、請求項1に
    記載の立体式駐車場における入出庫計画作成方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115043122A (zh) * 2022-05-10 2022-09-13 民航成都物流技术有限公司 机场早到行李立体存储系统出入库模式评估选择方法

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115043122A (zh) * 2022-05-10 2022-09-13 民航成都物流技术有限公司 机场早到行李立体存储系统出入库模式评估选择方法
CN115043122B (zh) * 2022-05-10 2024-04-19 民航成都物流技术有限公司 机场早到行李立体存储系统出入库模式评估选择方法

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