JPH10183927A - バルコニの手摺り構造 - Google Patents

バルコニの手摺り構造

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JPH10183927A
JPH10183927A JP34832096A JP34832096A JPH10183927A JP H10183927 A JPH10183927 A JP H10183927A JP 34832096 A JP34832096 A JP 34832096A JP 34832096 A JP34832096 A JP 34832096A JP H10183927 A JPH10183927 A JP H10183927A
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JP
Japan
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handrail
parapet
support
handrail support
balcony
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JP34832096A
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Hidetada Kawakami
栄忠 河上
Tokuji Saito
徳次 斉藤
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単となり、かつ、防水性能の向上を
図れるようになるバルコニの手摺り構造を提供する。 【解決手段】 本発明のバルコニの手摺り構造を、バル
コニの立ち上がり壁7’と、この立ち上がり壁7’の上
面に設けられた手摺り支柱38と、立ち上がり壁7’の
上方に設けられるとともに、手摺り支柱38および立ち
上がり壁7’の根本を覆うパラペット23’と、手摺り
支柱38の上端に設けられた笠木31とを備えて形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物に設けられる
バルコニの手摺り構造に関する。
【0002】
【背景技術】図3に示すように、一般的なユニット式建
物1は、ほぼ箱形状の複数の下階建物ユニット2、これ
らの下階建物ユニット2の上に載せられた上階建物ユニ
ット3および上階建物ユニット3の上部に設けられた屋
根部4を備えて構成されている。そして、このようなユ
ニット式建物1には、バルコニ5が設けられることが多
い。従来の一般的なバルコニ5は、例えば平面コ字状に
形成され、床部6、立ち上がり壁部7および手摺り部8
を有して形成されている。
【0003】床部6は、その詳細な構造は図示しない
が、例えば溝型状部材を枠組みした床枠上にセメント板
等の床面材を載せ、床枠の裏面に軒天材等を取り付ける
ことにより形成されている。
【0004】従来のバルコニ5の手摺り構造は図5に示
すようなものが一般的である。すなわち、立ち上がり壁
部7は床部6の外周端部に立ち上がって設けられ、例え
ば溝型状の上枠部材9、図示しない下枠部材および両側
面枠並びに中間枠部材10等で枠組みされた壁枠体11
を備えて形成されている。この壁枠体11は、バルコニ
5の長さ寸法と等しい寸法のものと、幅寸法と等しい寸
法のものとの2種形成され、これらが平面コ字状となる
ように連結されている。
【0005】この壁枠体11には、その長手方向に所定
間隔で手摺り部8の手摺り支柱12が取り付けられるよ
うになっており、そのため、上枠部材9と下枠部材間に
支柱支持部13が形成されている。すなわち、中間枠部
材10の上面と上枠部材9とにわたる複数本の角パイプ
15が所定間隔で固着されており、これらの角パイプ1
5に手摺り支柱12が収納されるようになっている。
【0006】また、隣接する角パイプ15間には、高さ
方向の両端が室内側にほぼ水平に折り曲げられた位置決
め部材16が固着されており、この位置決め部材16の
折り曲げ部の幅寸法は、壁枠体11の厚さ寸法よりもわ
ずかに大きく形成されている。そして、このような位置
決め部材16に突き当てられて、室内側に取り付け部材
17を介して防火サイディング18が、室外側には図示
しない取り付け治具を介して、例えばALC(高温高圧
蒸気養生の軽量気泡コンクリート)でなるバルコニ外壁
19がそれぞれ位置決めされて取り付けられている。そ
して、これら角パイプ15、位置決め部材16を含んで
前記支柱支持部13が構成されている。
【0007】手摺り部8は、壁枠体11の上面に断面ハ
ット型の支柱支持部材22を介して設けられたパラペッ
ト23を備えている。このパラペット23は例えばアル
ミニュウム等の軽合金製とされ、かつ、断面幅広の樋状
に形成されている。パラペット23の幅は、バルコニ外
壁19、壁枠体11および防火サイディング18の厚さ
を合計した寸法、つまり、立ち上がり壁部7の厚さ寸法
より広くなっており、壁部7の長手方向に沿って連続す
るとともに、立ち上がり壁部7の上面を覆っている。こ
のパラペット23は、ビス28で支柱支持部材22に取
り付けられている。また、支柱支持部材22はその固定
部を上部枠9の上に載せ、ボルト27を上部枠9のボル
ト孔に差込み、ナット34と螺合させることで上部枠9
に取り付けられるようになっている。
【0008】このようなパラペット23には、支柱12
が挿通するための孔が明けられており、また、パラペッ
ト23の上面には、その長手方向に沿って連続するレー
ル部23Aが形成されている。このレール部23Aに
は、パラペットカバー24が着脱可能に嵌め込まれるよ
うになっている。そして、パラペットカバー24にも支
柱12が挿通する孔が明けられている。
【0009】また、前述のように、手摺り部8は立ち上
がり壁部7の長手方向に所定間隔で配置された前記手摺
り支柱12を備えている。この支柱12は例えばアルミ
ニュウム等の軽合金製とされ、外形矩形状の角パイプ状
部材が使用されている。支柱12の下端には、例えばダ
イキャスト製の厚板材で形成された固定部材25がビス
により取り付けられており、この固定部材25には上下
方向にねじ孔が切られている。そして、このねじ孔に
は、中間枠部材10の裏側からボルト26がねじ込ま
れ、これにより、支柱12が中間枠部材10、つまり、
壁枠体11に固定されることになる。
【0010】手摺り支柱12の上端には、立ち上がり壁
部7の長手方向に連続し、かつ、例えばアルミニュウム
等の軽合金製のレール状の笠木受け29がビス30で取
り付けられ、この笠木受け29には、笠木31が上方か
ら嵌め込まれて取り付けられている。この笠木31の下
面かつ支柱12の前面側には、支柱12の前面を覆う透
明板32の上端を支持する上端支持部31Aが形成さ
れ、一方、パラペット23の上面かつ支柱12の前面側
には、透明板32の下端を支持する下端支持部23Bが
形成されており、これらの支持部31A、23Bには、
例えば強化ガラス等で形成された上記透明板32が嵌め
込まれて取り付けられている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のバルコ
ニの手摺り構造では、手摺り支柱12が立ち上がり壁部
7の壁枠体11内に挿入される構造であるために、構造
が複雑となっており、また、防水処理が大変であった。
また、透明板32が笠木31、手摺り支柱12およびパ
ラペット23で挟みつけられる構造のため、手摺り支柱
12が上下方向にずれたりすると透明板32の固定が不
安定になるおそれがあった。
【0012】本発明の目的は、構造が簡単となり、か
つ、防水性能の向上を図れるようになるバルコニの手摺
り構造を提供するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のバルコニの手摺
り構造は、図面を参照して説明すると、図1、2に示す
ように、バルコニの立ち上がり壁部7’と、この立ち上
がり壁部7’の上面に設けられた手摺り支柱38と、立
ち上がり壁部7’の上方に設けられるとともに、手摺り
支柱38および立ち上がり壁部7’の根本を覆うパラペ
ット23’と、手摺り支柱38の上端に設けられた笠木
31とを備えて形成されていることを特徴とするもので
ある。
【0014】以上において、パラペットは立ち上がり壁
部に取り付けてもよく、あるいは、手摺り支柱に取り付
けてもよい。このような本発明では、手摺り支柱とパラ
ペットと笠木とが立ち上がり壁部の上面に設けられてお
り、立ち上がり壁部の内部に手摺り支柱を挿入しない構
造なので、構造が簡単となり、かつ、立ち上がり壁部の
上面を容易に防水構造とできる。この場合、手摺り支柱
とパラペットと笠木等を防水性の部材で製作すれば、立
ち上がり壁部だけを防水構造とすればよく、これによ
り、防水性能の向上を図れるようになる。
【0015】本発明において、図1、2に示すように、
手摺り支柱38の根本近傍にパラペット23’を取り付
けるためのパラペット受け部材40を設け、パラペット
23’に当該パラペット23’とパラペット受け部材4
0との固定部を覆うパラペットカバー24’を設けても
よい。
【0016】以上において、手摺り支柱の根本近傍と
は、パラペットがバルコニの立ち上がり壁部の上面から
離れすぎず、かつ、上面を覆えるような位置である。こ
のような本発明では、手摺り支柱のパラペット受け部材
にパラペットが取り付けられているが、この固定部はパ
ラペットカバーで覆われるので、表面に表れることはな
く、外観がすっきりとまとまる。
【0017】本発明において、図1に示すように、パラ
ペット23’の上面に手摺り支柱38の前方を覆う透明
板32の下端を支持する下端支持部23Aを設け、笠木
31の下面に透明板32の上端を支持する上端支持部3
1Aを設けてもよい。
【0018】以上において、透明板は、例えば強化ガラ
スを使用することが好ましいが、プラスチック製等のも
のでもよい。このような本発明では、パラペットおよび
笠木は手摺り支柱に固定され、下端支持部および上端支
持部は上述のようなパラペット、笠木に設けられている
ので、全体として一体構造となり、手摺り支柱が仮に上
下方向にずれても透明板が外れるおそれは少ない。
【0019】本発明において、図1、2に示すように、
手摺り支柱38のパラペット23’上面と笠木31下面
との間に、手摺り支柱38を囲うカバー柱48を設けて
もよい。
【0020】以上において、カバー柱の形状は丸パイ
プ、角パイプ等問わないが、笠木受け等の取り付けの容
易性等から角パイプ状部材が好ましい。このような本発
明では、手摺り支柱と笠木との取り付け部等が隠される
ので外観がすっきりとまとまる。
【0021】本発明において、図1、2に示すように、
立ち上がり壁部7’の上面に手摺り支柱支持用の支持部
材37を立設し、手摺り支柱38の下端に、支持部材3
7が挿通されかつバルコニの室内室外側方向に長い長孔
41Aを有する取り付け板41を固定し、手摺り支柱3
8を長孔41Aの範囲内で室内室外側方向に移動可能と
してもよい。
【0022】このような本発明では、手摺り支柱を室内
室外側方向に移動できるので、手摺り支柱を立ち上がり
壁部の上面への取り付け位置の微調整を行うことがで
き、これにより、複数本の手摺り支柱のそれぞれの納ま
り具合、並び具合等を調整することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
1、2に基づいて説明する。この実施形態において、前
記従来のバルコニ構造と同一構造および同一使用部材に
は、同一符号を付すとともに、その詳細な説明は省略ま
たは簡略化する。
【0024】図1に示すように、本実施形態のバルコニ
5’は、立ち上がり壁部7’および手摺り部8’の構造
を、前記バルコニ5の立ち上がり壁部7および手摺り部
8の構造と異なるものとしたものである。
【0025】すなわち、本実施形態の立ち上がり壁部
7’は壁枠体11’を備えて構成されている。壁枠体1
1’は前記壁枠体11と同じ大きさとなっており、か
つ、上枠部材9を含み形成されている。このような壁枠
体11’の長手方向には、角パイプ状部材で形成され、
手摺り支柱38を支持するための複数本の壁用柱35が
所定間隔で配置されている。これらの壁用柱35は、前
記従来例の角パイプ15に相当するものであるが、下枠
部材まで延びた状態となっている。そして、このような
壁枠体11’の室内側側面に前記防火サイディング18
が取り付けられ、また、室外側側面に前記バルコニ外壁
19が取り付けられている。また、本実施形態では、こ
れらバルコニ外壁19、壁用柱35および防火サイディ
ング18の上面から防火サイディング18の内側、さら
に、床部6にわたって防水シート36が張られ、これに
より、立ち上がり壁部7’は防水構造となっている。
【0026】上記壁枠体11’の上枠部材9の上端、か
つ、上枠部材9の長手方向の両側面には、支柱支持部材
であるスタッドボルト37が取り付けられ、このスタッ
ドボルト37は、その頭部が上枠部材9の裏側に溶接さ
れ、ねじ部だけが上枠部材9の上面を貫通して設けられ
ている。上枠部材9の裏側からボルトのねじ部だけを上
枠部材9の上面を貫通させて頭部を裏側に溶接で固着し
たスタッドボルト37が取り付けられている。
【0027】手摺り部8’は、立ち上がり壁部7の上面
を覆うパラペット23’を備えて構成されている。この
パラペット23’には、上枠部材9の上面に立設される
丸棒状の支柱38が挿通される円形の挿通孔が明けら
れ、この孔の周囲には4個のビス孔が明けられている。
このようなパラペット23’は、手摺り支柱38にパラ
ペット受け部材40を介して取り付けられている。ま
た、パラペット23’の上面には長手方向に連続する前
記レール部23Aが形成されている。
【0028】手摺り支柱38の下端には矩形状の固定プ
レート41が固着されており、この固定プレート41に
は前記スタッドボルト37と対応する位置に、固定プレ
ート41の短辺に沿って長い2つの長孔41Aが明けら
れている。従って、手摺り支柱38等は立ち上がり壁部
7’に対して室内側、室外側方向に長孔41Aの範囲内
で移動でき、これにより、支柱38の取り付け位置の微
調整ができるようになっている。
【0029】上記パラペット受け部材40は、手摺り支
柱38の固定プレート41から所定寸法離れた上方に固
着され、固定プレート41よりも一回り小さな矩形状に
形成されており、その中心を支柱38が貫通している。
また、パラペット受け部材40の四隅には、パラペット
23’をねじ止めで固定するためのねじ孔40Aが明け
られており、このねじ孔40Aは、パラペット23’に
明けられたビス孔と対応している。
【0030】また、手摺り支柱38の上部には、当該支
柱38の胴部より小径のねじ部38Aが形成されてい
る。このねじ部38Aには、ブラケット44を介して笠
木受け29が取り付けられた後ナット45が螺合され、
これにより、笠木受け29が手摺り支柱38に取り付け
られるようになっている。そして、これらの固定プレー
ト41、手摺り支柱38およびパラペット受け部材40
は、例えばアルミニュウム等の軽合金で形成されてい
る。
【0031】図1、2に示すように、パラペット23’
上面のレール部23Aには、アルミニュウム等の軽合金
で形成されたパラペットカバー24’が上方から押し込
まれて嵌め込まれるようになっている。このパラペット
カバー24’の手摺り支柱38が立設する部位には、パ
ラペットカバー24’の長手方向と直交する方向に長い
矩形状の柱挿通用孔24Aが明けられており、この柱挿
通用孔24Aの周囲には例えばゴム製の角リング状のパ
ッキン46が取り付けられている。
【0032】この柱挿通用孔24Aのパッキン46に
は、断面矩形状の角パイプで形成されたカバー柱48
が、その下端をパッキン46の下端に揃えて嵌め込まれ
ている。このカバー柱48は、手摺り支柱38を囲った
状態であり、上端に前記ブラケット44がビス49で固
定されている。このブラケット44は、例えばダイキャ
スト製の厚板材で形成され、かつ、カバー柱48の平面
外形形状と同じ外形となっている。このブラケット44
の中央部には、支柱38のねじ部38Aが挿通するねじ
孔44Aが形成されている。このようにカバー柱48は
ブラケット44に固定され、また、ブラケット44は支
柱38に支持されるので、カバー柱48は手摺り支柱3
8に支持されていることになる。
【0033】このようなブラケット44の上面には、前
記笠木受け29が載せられ、この笠木受け29は、その
表面に明けられたねじ挿通孔29Aを手摺り支柱38の
ねじ部38Aに通した後、このねじ部38Aにナット4
5を螺合させることにより、手摺り支柱38に固定され
るようになっている。そして、笠木受け29には笠木3
1が上方から嵌め込まれて取り付けられるようになって
いる。
【0034】また、笠木31の下面かつ手摺り支柱38
の前面側には、手摺り支柱38の前面を覆う透明板32
の上端を支持する上端支持部31Aが形成され、一方、
パラペット23’の上面かつ手摺り支柱38の前面側に
は、透明板32の下端を支持する下端支持部23Bが形
成されており、これらの支持部31A、23Bには、例
えば強化ガラス等で形成された上記透明板32が嵌め込
まれて取り付けられている。
【0035】次に、本実施形態の作用を説明する。建物
を組み立て、バルコニ5’の床部6および立ち上がり壁
部7’を取り付け、これらの上面および床面に防水シー
ト36を張る等して防水構造とする。この後、壁用柱3
5の上方に手摺り支柱38を立てる。この際、上枠部材
9のスタッドボルト37に固定プレート41の長孔41
Aを挿通させ、スタッドボルト37にナット42を螺合
させて固定する。
【0036】次いで、手摺り支柱38の上方からパラペ
ット23’をパラペット受け部材40の上面まで下ろ
し、両者23’、40をビス51で固定する。そして、
パラペット23’のレール部23Aにパラペットカバー
24を上方から嵌め込んで取り付ける。このとき、パラ
ペットカバー24の支柱挿通孔24Aの周囲には、パッ
キン46が嵌め込まれている。
【0037】引き続き、カバー柱48を手摺り支柱38
の上方から支柱38を囲うように下ろし、支柱挿通孔2
4Aのパッキン46に嵌め込む。このとき、カバー柱4
8の上端には、ブラケット44がビス49で固着されて
おり、手摺り支柱38のねじ部38Aはブラケット44
の挿通孔44Aに挿通されている。この後、笠木受け2
9の孔29Aを支柱38のねじ部38Aに挿通させて笠
木受け29をブラケット44の上に載せ、ねじ部にナッ
ト45を螺合させて笠木受け29を支柱38に取り付け
る。そして、パラペット23’上面の下端支持部23B
と笠木31下面の上端支持部31Aとで透明板32を挟
み込みながら、笠木29を笠木受け29に嵌め込んで取
り付ける。
【0038】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果がある。すなわち、パラペット23’は手摺り支
柱38に取り付けられており、手摺り支柱38は立ち上
がり壁部7’の上面に取り付けられているので、立ち上
がり壁部7’の内部に手摺り支柱38を差し込むための
孔等を設けなくてもよく、これにより、構造が簡単とな
るとともに、立ち上がり壁部7’の上面に防水シート3
6を容易に張ることができ、立ち上がり壁部7’の防水
施工が容易となる。
【0039】また、立ち上がり壁部7’の上面は防水シ
ート36で覆われ、手摺り支柱38とと上枠部材9との
固定部は、パラペット23’およびパラペットカバー2
4’等で塞がれており、手摺り支柱38等、手摺り部
8’の各部材はアルミニュウム等の軽合金で形成されて
いるので、立ち上がり壁部7’の内部に雨等が漏れるお
それがなく、これにより、防水性の向上を図ることがで
きる。
【0040】さらに、パラペット23’上面の面材取り
付け部23Aと笠木31裏面の面材取り付け部31Aと
で透明板32を挟み込みながら、笠木29を笠木受け2
9に嵌め込んで取り付けてあり、これらは一体構造とな
っているので、透明板32が外れるおそれが少ない。ま
た、固定プレート41のボルト孔41Aは室内室外側方
向に長孔となっており、手摺り支柱38はスタッドボル
ト37に対して長孔の範囲で調整でき、これにより、複
数の手摺り支柱38の位置合わせが容易となる。
【0041】また、パラペットカバー24’の挿通孔2
4Aにはパッキン46が取り付けられているので、挿通
孔24Aにカバー柱48の下端を差し込んでもシールさ
れるので、パラペット23’内部に雨等が漏れるおそれ
がなく、これにより、防水性の向上を図ることができ
る。
【0042】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できるものであれ
ば、次に示すような変形形態を含むものである。すなわ
ち、前記実施形態では、上枠部材9の裏面からスタッド
ボルト37を上面に突出させて設けたが、これに限ら
ず、上枠部材9の裏面に予めナットを溶接等で固定して
おき、固定プレート41の上方からボルトを差し込んで
そのナットに螺合させてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のバルコ
ニの手摺り構造によれば、手摺り支柱とパラペットと笠
木とが立ち上がり壁部の上面に設けられており、立ち上
がり壁部の内部に手摺り支柱を挿入しない構造なので、
構造が簡単となる。また、立ち上がり壁部の内部に手摺
り支柱を挿入しない構造なので、立ち上がり壁部の上面
を容易に防水構造とでき、手摺り部を防水性の部材で製
作すればよくなり、これにより、防水性能の向上を図れ
るようになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るバルコニの手摺り構
造の要部を示す縦断面図である。
【図2】本実施形態のバルコニの手摺り構造の要部を示
す分解斜視図である。
【図3】バルコニを備えた一般的なユニット式建物を示
す全体斜視図である。
【図4】本発明に係るバルコニの手摺り構造の従来例を
示す縦断面図である 。
【符号の説明】
1 ユニット式建物 5’ バルコニ 7’ バルコニの立ち上がり壁部 8’ バルコニの手摺り部 11’ 壁枠体 23’ パラペット 24’ パラペットカバー 31 笠木 32 透明板 36 防水シート 37 支柱支持部材であるスタッドボルト 38 手摺り支柱 40 パラペット受け部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルコニの立ち上がり壁部と、この立ち
    上がり壁部の上面に設けられた手摺り支柱と、前記立ち
    上がり壁部の上方に設けられるとともに、前記手摺り支
    柱および立ち上がり壁部の根本を覆うパラペットと、前
    記手摺り支柱の上端に設けられた笠木とを備えて形成さ
    れていることを特徴とするバルコニの手摺り構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のバルコニの手摺り構造
    において、前記手摺り支柱の根本近傍には前記パラペッ
    トを取り付けるためのパラペット受け部材が設けられ、
    前記パラペットには当該パラペットと前記パラペット受
    け部材との固定部を覆うパラペットカバーが設けられて
    いることを特徴とするバルコニの手摺り構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のバルコニの手
    摺り構造において、前記パラペットの上面には前記手摺
    り支柱の前方を覆う透明板の下端を支持する下端支持部
    が設けられ、前記笠木の下面には前記透明板の上端を支
    持する上端支持部が設けられていることを特徴とするバ
    ルコニの手摺り構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のバルコ
    ニの手摺り構造において、前記手摺り支柱のパラペット
    上面と笠木下面との間には、前記手摺り支柱を囲うカバ
    ー柱が設けられていることを特徴とするバルコニの手摺
    り構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のバルコ
    ニの手摺り構造において、前記立ち上がり壁部の上面に
    は前記手摺り支柱支持用の支持部材が立設され、前記手
    摺り支柱の下端には、前記支持部材が挿通されるととも
    にバルコニの室内室外側方向に長い長孔を有する取り付
    け板が固定され、前記手摺り支柱は前記長孔の範囲内で
    室内室外側方向に移動可能となっていることを特徴とす
    るバルコニの手摺り構造。
JP34832096A 1996-12-26 1996-12-26 バルコニの手摺り構造 Withdrawn JPH10183927A (ja)

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