JPH10183716A - 洗面器、流し、手洗い器等の排水管構造 - Google Patents
洗面器、流し、手洗い器等の排水管構造Info
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- JPH10183716A JPH10183716A JP34533496A JP34533496A JPH10183716A JP H10183716 A JPH10183716 A JP H10183716A JP 34533496 A JP34533496 A JP 34533496A JP 34533496 A JP34533496 A JP 34533496A JP H10183716 A JPH10183716 A JP H10183716A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗面器、流し、手洗い器等の容体下の空間を
広く確保する構造簡単、低コストな排水管構造を提供す
る。 【解決手段】 排水口aに設けた排水筒1に直付けする
排水継手2で排水トラップ4を構成して排水トラップ4
を容体の底に近接させる。
広く確保する構造簡単、低コストな排水管構造を提供す
る。 【解決手段】 排水口aに設けた排水筒1に直付けする
排水継手2で排水トラップ4を構成して排水トラップ4
を容体の底に近接させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗面器、流し、手
洗い器等の排水管構造に関するものである。
洗い器等の排水管構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、洗面器、流し、手洗い器等は図6
に示すように容体(洗面器、流し、手洗い器)の排水口
aに取付けた金属、合成樹脂等からなる排水筒1に接続
継手2を介してU管200 を取付け、そのU管200 に排水
ジャバラを有する排水管(S型排水管)5を接続し、そ
の排水管5の排水ジャバラに排水横枝管等を接続して排
水管構造を構成している。このような排水管構造では容
体の真下に配管が直線状に設けられ、その下端のU管20
0 底を開閉する水抜きキャップ201 が容体の底から最低
でも250mm程度低い高さ位置に配置されて、洗面
器、流し、手洗い器等の真下空間を大きく占有する。
に示すように容体(洗面器、流し、手洗い器)の排水口
aに取付けた金属、合成樹脂等からなる排水筒1に接続
継手2を介してU管200 を取付け、そのU管200 に排水
ジャバラを有する排水管(S型排水管)5を接続し、そ
の排水管5の排水ジャバラに排水横枝管等を接続して排
水管構造を構成している。このような排水管構造では容
体の真下に配管が直線状に設けられ、その下端のU管20
0 底を開閉する水抜きキャップ201 が容体の底から最低
でも250mm程度低い高さ位置に配置されて、洗面
器、流し、手洗い器等の真下空間を大きく占有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、排水継手2、
U管200 、排水管5等の接続箇所が多く、配管作業が面
倒であるし、排水トラップを構成するU管200 、排水管
5の清掃作業も各々の接続を解いて行うことから簡単な
ものではなかった。また、洗面器、流し、手洗い器等は
水路を容壁内に一体成形できる陶製のものと、その水路
を後付けに頼る人造大理石製、樹脂製、ホーロー製、ス
テンレス製のものとがあるが、その水路はオーバーフロ
ー路に限られ、またそのオーバーフロー路も陶製のもの
は図6に示すように排水筒1に連絡し、また人造大理石
製、樹脂製、ホーロー製、ステンレス製のものは図7に
示すようにオーバーフロー管10aを排水筒1に連絡して
あり、どちらにしてもトラップを有効に洗浄する手段を
具備しないので実情であった。
U管200 、排水管5等の接続箇所が多く、配管作業が面
倒であるし、排水トラップを構成するU管200 、排水管
5の清掃作業も各々の接続を解いて行うことから簡単な
ものではなかった。また、洗面器、流し、手洗い器等は
水路を容壁内に一体成形できる陶製のものと、その水路
を後付けに頼る人造大理石製、樹脂製、ホーロー製、ス
テンレス製のものとがあるが、その水路はオーバーフロ
ー路に限られ、またそのオーバーフロー路も陶製のもの
は図6に示すように排水筒1に連絡し、また人造大理石
製、樹脂製、ホーロー製、ステンレス製のものは図7に
示すようにオーバーフロー管10aを排水筒1に連絡して
あり、どちらにしてもトラップを有効に洗浄する手段を
具備しないので実情であった。
【0004】本発明は、従来事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、洗面器、流し、手洗い器等の
容体下の空間を広く確保する構造簡単、低コストな排水
管構造を提供することにある。また、他の目的とする処
はトラップの洗浄が簡単且つ確実な排水管構造を提供す
ることにある。
で、その目的とする処は、洗面器、流し、手洗い器等の
容体下の空間を広く確保する構造簡単、低コストな排水
管構造を提供することにある。また、他の目的とする処
はトラップの洗浄が簡単且つ確実な排水管構造を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、請求項1は排水口に設けた排水
筒に接続継手を介して排水管を接続してなり、該接続継
手を、排水筒に直に取り付ける垂設管部とその垂設管部
の下端から上方に延設され排水管に接続する立ち上げ管
部とから構成し、該垂設管部と立ち上げ管部とで排水ト
ラップを構成したことを要旨とする。請求項2は請求項
1記載の前記立ち上げ管部はその通水部を横長矩形状に
したものであることを要旨とする。また、請求項3は請
求項1記載の排水トラップにおける封水面上方の壁部分
に開閉可能な孔を設けていることを要旨とする。そし
て、請求項4は請求項3記載の孔が、前記立ち上げ管部
の上端部に開閉可能に開孔され、開放して人造大理石製
の洗面器、流し、手洗い器等のオーバーフロー孔に一端
が連絡されるオーバーフロー管の他端をその孔に抜き差
し可能に差し込んでいることを要旨とする。更に、請求
項5は請求項4記載の前記孔がオーバーフロー管に替え
て洗浄用強制給水管の抜き差し孔として使用されること
を要旨とする。
に講じた技術的手段は、請求項1は排水口に設けた排水
筒に接続継手を介して排水管を接続してなり、該接続継
手を、排水筒に直に取り付ける垂設管部とその垂設管部
の下端から上方に延設され排水管に接続する立ち上げ管
部とから構成し、該垂設管部と立ち上げ管部とで排水ト
ラップを構成したことを要旨とする。請求項2は請求項
1記載の前記立ち上げ管部はその通水部を横長矩形状に
したものであることを要旨とする。また、請求項3は請
求項1記載の排水トラップにおける封水面上方の壁部分
に開閉可能な孔を設けていることを要旨とする。そし
て、請求項4は請求項3記載の孔が、前記立ち上げ管部
の上端部に開閉可能に開孔され、開放して人造大理石製
の洗面器、流し、手洗い器等のオーバーフロー孔に一端
が連絡されるオーバーフロー管の他端をその孔に抜き差
し可能に差し込んでいることを要旨とする。更に、請求
項5は請求項4記載の前記孔がオーバーフロー管に替え
て洗浄用強制給水管の抜き差し孔として使用されること
を要旨とする。
【0006】上記技術的手段によれば下記の作用を奏す
る。 (請求項1)排水口に設けた排水筒に直付けする排水継
手で排水トラップを構成して排水トラップを容体の底に
近接させる。 (請求項2)横長矩形にした通水部が必要な通水面積を
確保して垂設管部と連設曲率を小さく抑制することによ
って垂設管部の垂設距離(高さ)をできるだけ小さくす
る。 (請求項3)オーバーフロー路を一体成形した容体の場
合には孔を閉め、オーバーフロー路を後付けする容体の
場合には開けてオーバーフロー管を差し入れる等、その
孔を選択的に使用する。 (請求項4)その孔が通水部方向に向けてあることか
ら、オーバーフロー路を後付けする場合にはそのオーバ
ーフロー路を孔に差し込んでその開放端を封水に没入さ
せ臭気の逆流を防止する。 (請求項5)その孔に差し込まれる洗浄用強制給水管の
水勢力が立ち上げ管部、垂設管部を洗浄する。
る。 (請求項1)排水口に設けた排水筒に直付けする排水継
手で排水トラップを構成して排水トラップを容体の底に
近接させる。 (請求項2)横長矩形にした通水部が必要な通水面積を
確保して垂設管部と連設曲率を小さく抑制することによ
って垂設管部の垂設距離(高さ)をできるだけ小さくす
る。 (請求項3)オーバーフロー路を一体成形した容体の場
合には孔を閉め、オーバーフロー路を後付けする容体の
場合には開けてオーバーフロー管を差し入れる等、その
孔を選択的に使用する。 (請求項4)その孔が通水部方向に向けてあることか
ら、オーバーフロー路を後付けする場合にはそのオーバ
ーフロー路を孔に差し込んでその開放端を封水に没入さ
せ臭気の逆流を防止する。 (請求項5)その孔に差し込まれる洗浄用強制給水管の
水勢力が立ち上げ管部、垂設管部を洗浄する。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図3は陶製の洗面器の排
水管構造の実施の形態を、また図4及び図5は人造大理
石製、樹脂製、ホーロー製、ステンレス製の洗面器の排
水管構造の実施の形態を各々示している。まず、図1乃
至図3に基づいて説明すると、符号Aは洗面器、1は排
水筒である。
に基づいて説明する。図1乃至図3は陶製の洗面器の排
水管構造の実施の形態を、また図4及び図5は人造大理
石製、樹脂製、ホーロー製、ステンレス製の洗面器の排
水管構造の実施の形態を各々示している。まず、図1乃
至図3に基づいて説明すると、符号Aは洗面器、1は排
水筒である。
【0008】洗面器Aは陶製のものを示し、上端に鍔部
11を周設し外周面下半部に螺子部21を螺設した排水筒1
のその鍔部11を底部に開口した排水口aの口縁にパッキ
ンa’を介して係止した状態で下側からパッキンa”を
介してその螺子部21に接続継手2の上端を螺着させて排
水筒1を排水口aに取付けている。
11を周設し外周面下半部に螺子部21を螺設した排水筒1
のその鍔部11を底部に開口した排水口aの口縁にパッキ
ンa’を介して係止した状態で下側からパッキンa”を
介してその螺子部21に接続継手2の上端を螺着させて排
水筒1を排水口aに取付けている。
【0009】この排水筒1はその軸芯部を交差部31aと
する平面視十字状等の支部31を一体成形している。支部
31はその交差部31aに係合孔41を開孔し、その係合孔41
と上端に栓蓋13を有する支持軸3との間に抜き差し可能
で且つ開栓高さ位置と閉栓高さ位置とに栓蓋を位置決め
する弾性係脱部51を形成している。この弾性係脱部51は
詳述しないが、支持軸3の外形と係合孔の内形との相関
関係で構成された周知の構造である。尚符号23は支持軸
3と一体なヘアーキャッチャーである。
する平面視十字状等の支部31を一体成形している。支部
31はその交差部31aに係合孔41を開孔し、その係合孔41
と上端に栓蓋13を有する支持軸3との間に抜き差し可能
で且つ開栓高さ位置と閉栓高さ位置とに栓蓋を位置決め
する弾性係脱部51を形成している。この弾性係脱部51は
詳述しないが、支持軸3の外形と係合孔の内形との相関
関係で構成された周知の構造である。尚符号23は支持軸
3と一体なヘアーキャッチャーである。
【0010】接続継手2は前記のように排水筒1の螺子
部21に螺着する内螺子部12aを螺設した垂設管部12とそ
の垂設管部12の下端から斜め上方に連設した立ち上げ管
部22とを備えた略V形に形成して、排水トラップ(ラン
ニングトラップ)4を構成している。この接続継手2の
取付けは前記螺合に拘らず、差し込み方式、垂設管部12
を2分割化し上位の短管部(図示せず)を排水筒1に螺
合等で取付けた後、その短筒部(図示ぜす)の下端に袋
ナット等で締結する方式等の方法で行っても良いもので
ある。後者の場合には排水トラップ4を任意な方向に向
ける上で有効である。
部21に螺着する内螺子部12aを螺設した垂設管部12とそ
の垂設管部12の下端から斜め上方に連設した立ち上げ管
部22とを備えた略V形に形成して、排水トラップ(ラン
ニングトラップ)4を構成している。この接続継手2の
取付けは前記螺合に拘らず、差し込み方式、垂設管部12
を2分割化し上位の短管部(図示せず)を排水筒1に螺
合等で取付けた後、その短筒部(図示ぜす)の下端に袋
ナット等で締結する方式等の方法で行っても良いもので
ある。後者の場合には排水トラップ4を任意な方向に向
ける上で有効である。
【0011】この垂設管部12は本実施の形態では直径を
前記排水筒1に螺合する54mm程度にしてなり、その
下端から横長矩形の通水部22aを内部空間とする立ち上
げ管部22を斜め上方に立ち上げ形成している。
前記排水筒1に螺合する54mm程度にしてなり、その
下端から横長矩形の通水部22aを内部空間とする立ち上
げ管部22を斜め上方に立ち上げ形成している。
【0012】この立ち上げ管部22は横寸法を50mm程
度、縦寸法を16mm程度とする内部空間を通水部22a
として有し且つ立ち上げ端から水平状の接続管部22bを
同一体に成形してなり、本実施の形態では垂設管部12の
底外面と上面(立ち上げ管部の上面)との離間距離を8
6mm以上にすることによって垂設管部12との内側の連
設内面と立ち上げ端内面との間に50mm以上の高さの
水封を確保できるようにしてある。
度、縦寸法を16mm程度とする内部空間を通水部22a
として有し且つ立ち上げ端から水平状の接続管部22bを
同一体に成形してなり、本実施の形態では垂設管部12の
底外面と上面(立ち上げ管部の上面)との離間距離を8
6mm以上にすることによって垂設管部12との内側の連
設内面と立ち上げ端内面との間に50mm以上の高さの
水封を確保できるようにしてある。
【0013】前記接続管部22bは図示するように前記立
て上げ管部22の立ち上げ端から真円状に絞り込んでな
り、先端を排水横枝管(図示せず)に連絡する排水管5
上端のエルボ部15に内嵌してジョイントパッキン6及び
緊締・弛緩可能なバンド16で接続してある。この接続管
部22bの接続は袋ナットを使用して行っても良いもので
ある。
て上げ管部22の立ち上げ端から真円状に絞り込んでな
り、先端を排水横枝管(図示せず)に連絡する排水管5
上端のエルボ部15に内嵌してジョイントパッキン6及び
緊締・弛緩可能なバンド16で接続してある。この接続管
部22bの接続は袋ナットを使用して行っても良いもので
ある。
【0014】前記垂設管部12は横寸法を50mm程度、
縦寸法を16mm程度とする内部空間を通水部22aとし
て有する立ち上げ管部22を斜め上方に立ち上げ形成した
結果、立ち上げ管部22との連設曲率が小さなもので済ま
せて、容体の内底面よりも104mmだけ低い高さ位置
に底外面を位置させてある。
縦寸法を16mm程度とする内部空間を通水部22aとし
て有する立ち上げ管部22を斜め上方に立ち上げ形成した
結果、立ち上げ管部22との連設曲率が小さなもので済ま
せて、容体の内底面よりも104mmだけ低い高さ位置
に底外面を位置させてある。
【0015】図面上では前記接続管部22bを短くしてい
るが、排水管5が洗面器A下方のキャビネット空間100
等の死隅で配管される場合には勿論、その部位まで水平
状に延設する。前記86mm以上(W)、50mm以上
(X)、104mm(Y)及び接続継手2の長さ(Z)
は全て実施の一例であり、(W)は洗面器Aへの取付
時、全体洗浄を考慮した取り外し時等に立ち上がり管部
22bが洗面器A(詳細には底面や側周面)にぶつからな
い可能な高さまで同立ち上げ管部22bの上面を位置させ
ることによって可変させることは自由であるし、
(X)、(Y)、(Z)についても同様である。
るが、排水管5が洗面器A下方のキャビネット空間100
等の死隅で配管される場合には勿論、その部位まで水平
状に延設する。前記86mm以上(W)、50mm以上
(X)、104mm(Y)及び接続継手2の長さ(Z)
は全て実施の一例であり、(W)は洗面器Aへの取付
時、全体洗浄を考慮した取り外し時等に立ち上がり管部
22bが洗面器A(詳細には底面や側周面)にぶつからな
い可能な高さまで同立ち上げ管部22bの上面を位置させ
ることによって可変させることは自由であるし、
(X)、(Y)、(Z)についても同様である。
【0016】また、前記立ち上げ管部22はその立ち上げ
端の上面(壁)に開閉可能な孔7を有している。
端の上面(壁)に開閉可能な孔7を有している。
【0017】この孔7は図示するように孔縁から短筒部
17を同一体に立ち上げて構成され、ゴム、軟質樹脂製の
弾性キャップ8をその短筒部17に弾性を利用して係合し
て水密性を維持し、またその弾性キャップ8は弾性力に
抗して人為的に外せるようになっている。また、この孔
7を前記立ち上げ管部22の通水部22a方向を向いて開孔
するのが好ましい。このようにすることによって、弾性
キャップ8を外した後、図3に示すように差し込まれる
ゴム、軟質樹脂製等のフレキシブルな洗浄用強制給水管
9を立ち上げ管部22内に確実に挿入することができる。
17を同一体に立ち上げて構成され、ゴム、軟質樹脂製の
弾性キャップ8をその短筒部17に弾性を利用して係合し
て水密性を維持し、またその弾性キャップ8は弾性力に
抗して人為的に外せるようになっている。また、この孔
7を前記立ち上げ管部22の通水部22a方向を向いて開孔
するのが好ましい。このようにすることによって、弾性
キャップ8を外した後、図3に示すように差し込まれる
ゴム、軟質樹脂製等のフレキシブルな洗浄用強制給水管
9を立ち上げ管部22内に確実に挿入することができる。
【0018】符号10は洗面器の容壁内に一体成形したオ
ーバーフロー路であり、従来と同様に排水筒1の中途高
さに形成した連絡窓61に連通されている。
ーバーフロー路であり、従来と同様に排水筒1の中途高
さに形成した連絡窓61に連通されている。
【0019】このように構成された排水管構造では排水
筒に直付けする排水継手2が排水トラップ4を構成し、
その排水トラップ4の底が洗面器Aの内底面から104
mm程度低い高さ位置に位置し、その下に広いキャビネ
ット空間100 を確保することができる。その上、弾性キ
ャップ8を外し、図3に示すように替わりに水道等に連
絡する洗浄用強制給水管9を差し込み、強制的に洗浄水
が給水することによってその減衰しない洗浄水で立ち上
げ管部22及び垂設管部12とからなる排水トラップ4を簡
単且つ強力に洗浄することができる。その時には洗面器
Aは図示するように栓蓋13を上昇させて排水状態にして
おいても、閉栓状態(図示せず)にしておいても良いも
のである。排水状態にしておくと付着物を含む汚水が洗
面器A内に溢れ出るもののその付着物を人為的に荒取り
した後、洗面器用等の給水栓(図示せず)を利用して強
制排水すれば良く、また閉栓状態にしておいても洗浄用
強制給水管9回りの通水部22aから接続管部22b、排水
管5へと付着汚物を含んだ汚水が強制排水される。ま
た,閉栓状態(図示せず)にしておくと、その強制排水
力によって下流側である住居内配管(下流の排水管、排
水横枝管等)を清掃することができる。因みに、前記洗
浄用強制給水管9は図示するように中途部に洗浄用強制
給水管9の外周面との間で前記短筒部17を水密状に係止
する弾性キャップ部9aを一体成形して孔7と短筒部17
内周面との間に残置される微空間を閉塞して水密性を維
持するようにしてある。また、排水筒1との螺着を解
き、前記バンド16を緩めてジョイントパッキン6を外す
ことで排水トラップ4を本格的に洗浄するのも簡単に行
える。
筒に直付けする排水継手2が排水トラップ4を構成し、
その排水トラップ4の底が洗面器Aの内底面から104
mm程度低い高さ位置に位置し、その下に広いキャビネ
ット空間100 を確保することができる。その上、弾性キ
ャップ8を外し、図3に示すように替わりに水道等に連
絡する洗浄用強制給水管9を差し込み、強制的に洗浄水
が給水することによってその減衰しない洗浄水で立ち上
げ管部22及び垂設管部12とからなる排水トラップ4を簡
単且つ強力に洗浄することができる。その時には洗面器
Aは図示するように栓蓋13を上昇させて排水状態にして
おいても、閉栓状態(図示せず)にしておいても良いも
のである。排水状態にしておくと付着物を含む汚水が洗
面器A内に溢れ出るもののその付着物を人為的に荒取り
した後、洗面器用等の給水栓(図示せず)を利用して強
制排水すれば良く、また閉栓状態にしておいても洗浄用
強制給水管9回りの通水部22aから接続管部22b、排水
管5へと付着汚物を含んだ汚水が強制排水される。ま
た,閉栓状態(図示せず)にしておくと、その強制排水
力によって下流側である住居内配管(下流の排水管、排
水横枝管等)を清掃することができる。因みに、前記洗
浄用強制給水管9は図示するように中途部に洗浄用強制
給水管9の外周面との間で前記短筒部17を水密状に係止
する弾性キャップ部9aを一体成形して孔7と短筒部17
内周面との間に残置される微空間を閉塞して水密性を維
持するようにしてある。また、排水筒1との螺着を解
き、前記バンド16を緩めてジョイントパッキン6を外す
ことで排水トラップ4を本格的に洗浄するのも簡単に行
える。
【0020】次に図4及び図5に示す実施の形態につい
て説明すると、この実施の形態は前記実施の形態に対し
て、洗面器Aが人造大理石製、樹脂製、ステンレス製、
ホーロー製であって、オーバーフロー路10が容壁内に形
成できないことから前記開閉可能な孔7を利用して内部
がオーバーフロー路10となるオーバーフロー管10aを差
し込んだ点を除く、接続継手2の構造を含む他の構成は
前記実施の形態と同様であるため、同一符号を付して説
明は省略する。
て説明すると、この実施の形態は前記実施の形態に対し
て、洗面器Aが人造大理石製、樹脂製、ステンレス製、
ホーロー製であって、オーバーフロー路10が容壁内に形
成できないことから前記開閉可能な孔7を利用して内部
がオーバーフロー路10となるオーバーフロー管10aを差
し込んだ点を除く、接続継手2の構造を含む他の構成は
前記実施の形態と同様であるため、同一符号を付して説
明は省略する。
【0021】前記オーバーフロー管10aはフレキシブル
チューブであり、洗面器Aに開口したオーバーフロー口
a1に連通すべく同洗面器Aの裏面に固定したエルボ管
a2の、その外端に一端を連結し、他端を前記孔7から
立ち上げ管部22の通水部22aに差し込んで、その開放端
を前記封水に没入させてある。
チューブであり、洗面器Aに開口したオーバーフロー口
a1に連通すべく同洗面器Aの裏面に固定したエルボ管
a2の、その外端に一端を連結し、他端を前記孔7から
立ち上げ管部22の通水部22aに差し込んで、その開放端
を前記封水に没入させてある。
【0022】また、このオーバーフロー管10aはその中
途部に前記実施の形態と同様な弾性キャップ部10bを同
一体に備えており、孔7との間を水密にしている。
途部に前記実施の形態と同様な弾性キャップ部10bを同
一体に備えており、孔7との間を水密にしている。
【0023】そして、孔7も前記実施の形態と同様に前
記立ち上げ管部22の通水部22a方向を向いて開孔するの
が好ましい。弾性キャップ部10bを外してオーバーフロ
ー管10aを抜き取り、替わりにゴム、軟質樹脂製等のフ
レキシブルな前記する洗浄用強制給水管9を立ち上げ管
部22内に確実に挿入することができる。
記立ち上げ管部22の通水部22a方向を向いて開孔するの
が好ましい。弾性キャップ部10bを外してオーバーフロ
ー管10aを抜き取り、替わりにゴム、軟質樹脂製等のフ
レキシブルな前記する洗浄用強制給水管9を立ち上げ管
部22内に確実に挿入することができる。
【0024】この実施の形態の洗浄用強制給水管9の場
合も図5に示すように前記実施の形態と同様に洗浄用強
制給水管9の外周面との間で前記短筒部17を水密状に係
止する弾性キャップ部9aを同一体に有し、オーバーフ
ロー管10aを弾性的に外して洗浄用強制給水管9を差し
込んで排水トラップ4を洗浄する時にその弾性キャップ
部10bが孔部分の水密性を維持する。
合も図5に示すように前記実施の形態と同様に洗浄用強
制給水管9の外周面との間で前記短筒部17を水密状に係
止する弾性キャップ部9aを同一体に有し、オーバーフ
ロー管10aを弾性的に外して洗浄用強制給水管9を差し
込んで排水トラップ4を洗浄する時にその弾性キャップ
部10bが孔部分の水密性を維持する。
【0025】作用的には前記実施の形態の場合と差異は
ないため省略する。尚、流し、手洗い器等他の容体の排
水管構造については説明していないが、本発明はそのよ
うな容体についても等しく利用できる。
ないため省略する。尚、流し、手洗い器等他の容体の排
水管構造については説明していないが、本発明はそのよ
うな容体についても等しく利用できる。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したから下記
の利点がある。 (請求項1)排水口に設けた排水筒に直付けする排水継
手自体が排水トラップを構成したから、構造簡単且つ低
コストである上、排水トラップを容体の底に近接させて
容体の下空間を広く確保でき、キャビネット空間等を有
効利用する上で効果大である。 (請求項2)その上、排水トラップのその立ち上げ管部
の通水部を洗面器、流し、手洗い器等の下空間(キャビ
ネット空間等)の奥行きを利用して横長矩形にした結
果、垂設管部との連設曲率を小さくして垂設管部の垂設
高さを小さく抑制することが可能な上に十分な通水面積
を確保し、垂設管部外底面を容体内底面から近い(僅か
低い)高さ位置に位置させて容体の下空間をより最大限
に広く確保することが可能となる。 (請求項3)オーバーフロー路を一体成形した容体の場
合には孔を閉め、オーバーフロー路を後付けする容体の
場合には開けてオーバーフロー管を差し入れる等、その
孔を容体の形式に合わせて有効利用でき、利便である。 (請求項4)また、その孔に人造大理石製、樹脂製、ホ
ーロー製、ステンレス製等の洗面器、流し、手洗い器等
のオーバーフロー孔に一端が連絡されるオーバーフロー
管の他端を抜き差し可能に差し込むことで簡単にオーバ
ーフロー機能を付設でき、便利である。そして差し込み
でオーバーフロー管の開放端が自ずと封水に没入して臭
気の逆流を防止するようになるから、臭気の逆流を防止
する特別な構造を設ける必要もない。 (請求項5)その上、孔がオーバーフロー管に替えて洗
浄用強制給水管の抜き差し孔として使用されるようにな
るから、例えば排水栓を開放したり、閉めたままで洗浄
用強制給水管から水道水等を強制的に給水することによ
って水勢力が減衰される以前にその力で立ち上げ管部、
垂設管部を直に洗浄でき、排水トラップの洗浄が確実且
つ簡単である。
の利点がある。 (請求項1)排水口に設けた排水筒に直付けする排水継
手自体が排水トラップを構成したから、構造簡単且つ低
コストである上、排水トラップを容体の底に近接させて
容体の下空間を広く確保でき、キャビネット空間等を有
効利用する上で効果大である。 (請求項2)その上、排水トラップのその立ち上げ管部
の通水部を洗面器、流し、手洗い器等の下空間(キャビ
ネット空間等)の奥行きを利用して横長矩形にした結
果、垂設管部との連設曲率を小さくして垂設管部の垂設
高さを小さく抑制することが可能な上に十分な通水面積
を確保し、垂設管部外底面を容体内底面から近い(僅か
低い)高さ位置に位置させて容体の下空間をより最大限
に広く確保することが可能となる。 (請求項3)オーバーフロー路を一体成形した容体の場
合には孔を閉め、オーバーフロー路を後付けする容体の
場合には開けてオーバーフロー管を差し入れる等、その
孔を容体の形式に合わせて有効利用でき、利便である。 (請求項4)また、その孔に人造大理石製、樹脂製、ホ
ーロー製、ステンレス製等の洗面器、流し、手洗い器等
のオーバーフロー孔に一端が連絡されるオーバーフロー
管の他端を抜き差し可能に差し込むことで簡単にオーバ
ーフロー機能を付設でき、便利である。そして差し込み
でオーバーフロー管の開放端が自ずと封水に没入して臭
気の逆流を防止するようになるから、臭気の逆流を防止
する特別な構造を設ける必要もない。 (請求項5)その上、孔がオーバーフロー管に替えて洗
浄用強制給水管の抜き差し孔として使用されるようにな
るから、例えば排水栓を開放したり、閉めたままで洗浄
用強制給水管から水道水等を強制的に給水することによ
って水勢力が減衰される以前にその力で立ち上げ管部、
垂設管部を直に洗浄でき、排水トラップの洗浄が確実且
つ簡単である。
【図1】陶製の洗面器の排水管構造の正面図で一部切欠
して示す。
して示す。
【図2】図1の(2)−(2)線拡大断面図。
【図3】排水トラップを洗浄している状態を示す同排水
管構造の正面図で一部切欠して示す。
管構造の正面図で一部切欠して示す。
【図4】人造大理石製、樹脂製、ホーロー製、ステンレ
ス製の洗面器の排水管構造の正面図で一部切欠して示
す。
ス製の洗面器の排水管構造の正面図で一部切欠して示
す。
【図5】排水トラップを洗浄している状態を示す同排水
管構造の正面図で一部切欠して示す。
管構造の正面図で一部切欠して示す。
【図6】U管、S管からなる排水トラップを有する従来
の排水管構造の正面図で一部切欠して示す。
の排水管構造の正面図で一部切欠して示す。
【図7】人造大理石製、樹脂製、ホーロー製、ステンレ
ス製の洗面器における従来の排水管構造の正面図で一部
切欠して示す。
ス製の洗面器における従来の排水管構造の正面図で一部
切欠して示す。
A :洗面器 a :排水口 1 :排水筒 2 :接続継手 5 :排水管 12 :垂設管部 22 :立ち上げ管部 4 :排水トラップ 22a:通水部 7 :孔 a1:オーバーフロー孔 10a:オーバーフロー管 9 :洗浄用強制給水管 10 :オーバーフロー路
Claims (5)
- 【請求項1】 排水口に設けた排水筒に接続継手を介し
て排水管を接続してなり、該接続継手を、排水筒に直に
取り付ける垂設管部とその垂設管部の下端から上方に延
設され排水管に接続する立ち上げ管部とから構成し、該
垂設管部と立ち上げ管部とで排水トラップを構成したこ
とを特徴とする洗面器、流し、手洗い器等の排水管構
造。 - 【請求項2】 前記立ち上げ管部はその通水部を横長矩
形状にしたものであることを特徴とする請求項1記載の
洗面器、流し、手洗い器等の排水管構造。 - 【請求項3】 前記排水トラップにおける封水面上方の
壁部分に開閉可能な孔を設けていることを特徴とする請
求項2記載の洗面器、流し、手洗い器等の排水管構造。 - 【請求項4】 前記孔が、前記立ち上げ管部の上端部に
開閉可能に開孔され、開放して人造大理石製の洗面器、
流し、手洗い器等のオーバーフロー孔に一端が連絡され
るオーバーフロー管の他端をその孔に抜き差し可能に差
し込んでいることを特徴とする請求項3記載の洗面器、
流し、手洗い器等の排水管構造。 - 【請求項5】 前記孔がオーバーフロー管に替えて洗浄
用強制給水管の抜き差し孔として使用されることを特徴
とする請求項3または4記載の洗面器、流し、手洗い器
等の排水管構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34533496A JPH10183716A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 洗面器、流し、手洗い器等の排水管構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34533496A JPH10183716A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 洗面器、流し、手洗い器等の排水管構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10183716A true JPH10183716A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=18375889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34533496A Pending JPH10183716A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 洗面器、流し、手洗い器等の排水管構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10183716A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007120201A (ja) * | 2005-10-29 | 2007-05-17 | Maruichi Kk | 排水機器 |
JP2011032797A (ja) * | 2009-08-04 | 2011-02-17 | Toto Ltd | 排水トラップ |
JP2011032795A (ja) * | 2009-08-04 | 2011-02-17 | Toto Ltd | 排水トラップ |
JP2011032796A (ja) * | 2009-08-04 | 2011-02-17 | Toto Ltd | 排水トラップ |
JP2017066640A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | Toto株式会社 | キッチンキャビネット |
-
1996
- 1996-12-25 JP JP34533496A patent/JPH10183716A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007120201A (ja) * | 2005-10-29 | 2007-05-17 | Maruichi Kk | 排水機器 |
JP2011032797A (ja) * | 2009-08-04 | 2011-02-17 | Toto Ltd | 排水トラップ |
JP2011032795A (ja) * | 2009-08-04 | 2011-02-17 | Toto Ltd | 排水トラップ |
JP2011032796A (ja) * | 2009-08-04 | 2011-02-17 | Toto Ltd | 排水トラップ |
JP2017066640A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | Toto株式会社 | キッチンキャビネット |
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