JPH10183447A - レピア織機のドローイングスプロケット - Google Patents

レピア織機のドローイングスプロケット

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JPH10183447A
JPH10183447A JP35418296A JP35418296A JPH10183447A JP H10183447 A JPH10183447 A JP H10183447A JP 35418296 A JP35418296 A JP 35418296A JP 35418296 A JP35418296 A JP 35418296A JP H10183447 A JPH10183447 A JP H10183447A
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JP
Japan
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rapier
tooth
sprocket
outer layer
members
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Pending
Application number
JP35418296A
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English (en)
Inventor
Ryoji Yamashita
良次 山下
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Tsudakoma Corp
Original Assignee
Tsudakoma Corp
Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tsudakoma Corp, Tsudakoma Industrial Co Ltd filed Critical Tsudakoma Corp
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Publication of JPH10183447A publication Critical patent/JPH10183447A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/27Drive or guide mechanisms for weft inserting
    • D03D47/275Drive mechanisms
    • D03D47/276Details or arrangement of sprocket wheels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レピア織機のドローイングスプロケットの耐
摩耗性を向上させるとともに、回転時の慣性を小さくす
る。 【解決手段】 レピア織機において、レピアバンドを駆
動するドローイングスプロケット1を、レピアバンドに
噛合する歯部2、駆動手段に連結されるボス部3、上記
歯部2と上記ボス部3とに連なる支持部4とで構成し、
上記歯部2を歯幅方向に複数枚の板材を接合した積層構
造とし、その板材のうち外側の外層部材5、6を硬質材
で構成し、外層部材5、6の間に介在する内層部材7を
軽質材で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、レピア織機のレピア駆動
機構、特にレピアバンドを駆動するためのドローイング
スプロケットの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ドローイングスプロケットに要求される
機能として、レピアの往復運動での慣性に基づくオーバ
ーランを減少させるために、ドローイングスプロケット
自体を軽量化すること、また歯部とレピアバンドとの噛
み合いによる歯面の摩耗を防ぐために、耐摩耗性を向上
させることが必要である。
【0003】摩耗防止手段として、下記のものがある。 (1)歯面に金属板を取り付ける。 (2)歯面に超硬材を溶射する。 (3)歯面に硬質のアルマイト処理をする。
【0004】歯面に金属板を取り付ける方法では、母材
として、通常、ナイロンなどの樹脂に補強材としてカー
ボン繊維を混入したもの、またはカーボンクロス、ガラ
スクロス、ケプラークロス等を挿入したものが知られて
いる。しかし、樹脂に金属板を挿入成形することは、下
記のように、種々の問題があり、解決が求められてい
る。
【0005】(1)金属板が薄片を使って形作るため、
求める形に仕上がらない上に、樹脂を成形する際に、金
属板は成形型の求める位置に停まらず、不満足な歯形と
なり、スプロケット製造時の作業性やコスト面で問題が
ある。さらには不満足な歯型のためにレピアバンドとの
係合が悪くなり、その結果、バンド穴の摩耗も早いとい
う問題も生じる。
【0006】(2)レピアバンド噛合時にドローイング
スプロケットの歯面に集中して衝撃が加わる。しかも金
属板は軽量化と成形性のために薄板を使って形作るため
に、使い込むうちに金属板が次第に反って、金属板と樹
脂との間に隙間ができ、金属板が次第に剥がれ、寿命の
面で問題があった。
【0007】また、溶射にて歯面の耐摩耗性を向上させ
る方法は、スプロケット全体をアルミ合金など比重の軽
い金属すなわち軽質金属で作り、歯面に超硬材を溶射
(フレームプレーティング)するが、溶射のために、溶
射物の厚さを均一に制御しがたく、望む歯面形状になら
ず、また母材が柔らかい軽金属の上に、軽い溶射物を表
面に付けるため、外的ショックに弱く、溶射物が剥離す
る。
【0008】さらに、歯面に硬質アルマイト処理をする
方法では、硬質表面層は大変薄く、バンド中に入れたカ
ーボン繊維の破断面に擦れ、摩耗する。
【0009】以上のようにそれぞれの解決手段に特有の
問題がある。さらに、複数の部材を溶接により接合する
ことも考えられるが、歯部を構成するには、充分な接合
力が得られず、溶接箇所が途中で剥がれるなどの問題も
あった。
【0010】
【発明の目的】本発明の目的は、レピア織機のドローイ
ングスプロケットの耐摩耗性を向上させるとともに、回
転時の慣性を小さくすることである。
【0011】
【発明の解決手段】レピア織機は、よこ糸をレピアバン
ドの先端に取り付けたレピアに挟持させてたて糸開口内
に挿入する。ここでドローイングスプロケットは、レピ
アバンドを駆動するために、レピアバンドに噛合する歯
部、駆動手段に連結されるボス部、上記歯部と上記ボス
部とに連なる支持部とを有している。
【0012】そこで、本発明は、レピアバンドに噛合す
るドローイングスプロケットの歯部を歯幅方向に複数枚
の板材を接合した積層部材として構成し、そのうち板材
の外層部材を硬質材で構成し、この外層部材に挟まれる
内層部材を軽質材で構成している。
【0013】ドローイングスプロケットの歯部以外の部
分すなわちボス部や支持部は、上記母材より削り出し
て、軽質材で構成するか、またはそれぞれ別の軽質部材
で構成し、結合手段により一体化する。
【0014】
【発明の実施の形態】図1、2、3は、代表的なドロー
イングスプロケット1を示している。このドローイング
スプロケット1は、図示しないレピア織機のレピア駆動
機構に組み込まれ、往復回転することにより、これに噛
み合うレピアバンドに対して往復進退運動を与える。レ
ピアバンドの先端に取り付けられたレピアは、よこ糸を
挟持することによって、たて糸開口内によこ糸を挿入す
る。
【0015】ドローイングスプロケット1は、レピアバ
ンドに噛合する歯部2、回転駆動手段に連結されるボス
部3、歯部2とボス部3とに連なるアームあるいはスポ
ークなどの支持部4によって構成されている。なお、歯
部2は、歯のほか、リムを含む部分である。
【0016】歯部2は、その歯幅方向に少なくとも3枚
の積層板材を母材とした構造となっている。そのうち、
外側の2枚の外層部材5、6は、硬質板材例えば鉄また
は鉄合金などの耐摩耗性の高い材料によって構成されて
いる。これらの外層部材5、6の間に介在する内層部材
7は、軽質板材例えばアルミ合金、チタンなどの金属
材、あるいはナイロンなど樹脂に補強剤として繊維物を
混入しあるいはカーボンクロスなどを挿入形成した樹脂
材、およびこれらの金属と樹脂との組み合わせ材によっ
て構成されている。なお、2枚の外層部材5、6と内層
部材7とは、例えば鍛圧接合、溶融接合、ろう付けなど
の公知の接合技術や、接着剤を用いた公知の接着技術に
より接合され一体化されている。
【0017】この具体例で、外層部材5、6および内層
部材7は、歯の輪郭部分で外部に露出しており、ともに
歯部2の歯面を形成している。また、ボス部3および支
持部4、さらに歯部2を構成する内層部材7は、同一の
部材により一体のものとして構成されている。
【0018】ちなみに、上記実施例のドローイングスプ
ロケット1は、例えば平板状母材から削り出しによって
製作される。この製作の場合、外層部材5、6の間に内
層部材7を挟み込んだ状態の平板状の母材を用意し、歯
部2を所定の形状に歯切り加工した後、歯部2以外の外
層部材5、6を両側面から切削することにより、内層部
材7のみでボス部3、支持部4を構成するか、または、
円板状の内層部材7に対しリング状の2つの外層部材
5、6をサンドイッチ構造として接合し、内層部材7に
よって、ボス部3および支持部4を構成するとともに、
内層部材7および外層部材5、6によって歯部2を構成
するようにしてもよい。
【0019】次に、図4、5、6は歯部2の形成の他の
具体例を示している。まず、図4、5の例は、内層部材
7を外層部材5、6の中に入れ、内層部材7の接合面を
歯面に現れないように包み込んだ例である。この場合、
2つの外層部材5、6のうち一方のもの例えば外層部材
5は、内層部材7と接合するための窪み8を形成してい
る。もちろん、この窪み8は、歯部2の歯面に露出して
おらず、内層部材2の厚みに相当する深さのものとなっ
ている。したがって、他方の外層部材6は、内層部材7
にあてがうことによって、内層部材7を歯面の外側に現
れないように包み込む。さらに図6の具体例は、外層部
材5、6を1つの部材として一体化し、それらの内周面
に結合用の溝9を形成し、この溝9の部分で内層部材7
に連結接合する例である。この場合、内層部材7は、歯
面に現れず、歯部2のリブの部分を構成していることに
なる。もちろん、外層部材5、6は、一体化しているた
めその接合面は、歯面に現れていない。なお、図6の外
層部材5、6を1つの部材として一体化することに代え
て、外層部材5、6を単一部材で構成し、上記同様に接
合用の溝9を形成し、ここに軽質材よりなる内層部材を
接合してもよいことは言うまでもない。
【0020】さらに、図7、8、9の具体例は、ボス部
3および支持部4の他の構成例を示している。図7の例
は、ボス部3ならびに支持部4を軽質材で歯部2の内層
部材7とは別体に形成し、それらにリベット・ボルト・
ナットなどの固定具10によって歯部2に連結する例を
示している。なお、ボス部3ならびに支持部4を樹脂で
形成し、歯部2と一体化形成してもよい。また、図8の
例は、上記図7の具体例のものに対して、別構成のボス
部3を支持部4の中心の側面に取り付け、固定具11に
よって一体化する例である。この例によれば、回転駆動
手段に対するボス部3の強度が高められる。さらに、図
9の具体例は、別部材で複数構成する支持部4を、歯部
2およびボス部3にそれぞれ固定具12によって固着す
る例である。なお、複数構成の支持部4に代えて、単一
部材で構成したドーナツ状に支持部4を形成してもよ
く、これの形状には限定されない。これらの具体例で、
ボス部3および支持部4は、いずれも軽質材料によって
構成する。また、上記例では支持部4は歯部2の内層部
材7に固着しているが、外層部材5、6に固着してもよ
く、支持部4の連結先は内層部材7に限定されない。
【0021】なお、以上の各具体例において、歯部2の
厚みやボス部3および支持部4の厚みは、軽量化や耐摩
耗性を考慮して適切に設定するものとする。
【0022】
【発明の効果】本発明では、ドローイングスプロケット
の歯部をその歯幅方向に複数枚の板材を接合した積層構
造としているから、接合する面積が広く、充分な接合力
が得られ、歯部の歯面に加わる衝撃が積層部材の接合部
分に集中して加わることがなく途中で接合部分が剥がれ
るようなことがないこと、摩耗しやすい歯部の外層部を
硬質材で構成するから、耐摩耗性が向上し、さらに、外
層部材の間に介在する内層部材が軽質材で構成されてい
るから、ドローイングスプロケットが軽量化され回転時
の慣性が小さくなるため、レピアバントのオーバーラン
などがなく、よこ入れが安定に行える。以上のように、
耐摩耗性の向上、慣性の低減などから、レピアの高速駆
動によるよこ入れが可能になり、織布の生産性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドローイングスプロケットの正面図である。
【図2】ドローイングスプロケットの断面図である。
【図3】歯部の拡大斜面図である。
【図4】他の例での歯部の拡大斜面図である。
【図5】図4の例での歯部の拡大断面図である。
【図6】さらに他の例での歯部の拡大斜面図である
【図7】他の例のドローイングスプロケットの断面図で
ある。
【図8】他の例のドローイングスプロケットの断面図で
ある。
【図9】他の例のドローイングスプロケットの断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ドローイングスプロケット 2 歯部 3 ボス部 4 支持部 5 外層部材 6 外層部材 7 内層部材 8 窪み 9 溝 10 固定具 11 固定具 12 固定具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 よこ糸をレピアバンドの先端に取り付け
    たレピアに挟持させて、たて糸開口内に挿入する型式の
    レピア織機において、 レピアバンドを駆動するドローイングスプロケットを、
    レピアバンドに噛合する歯部、駆動手段に連結されるボ
    ス部、上記歯部と上記ボス部とに連なる支持部とで構成
    し、上記歯部をその歯幅方向に複数枚の板材を接合した
    積層構造とし、その板材のうち外側の外層部材を硬質材
    で構成し、その外層部材の間に介在する内層部材を軽質
    材で構成したことを特徴とするレピア織機のドローイン
    グスプロケット。
  2. 【請求項2】 ボス部および支持部を軽質材で構成する
    ことを特徴とする請求項1記載のレピア織機のドローイ
    ングスプロケット。
  3. 【請求項3】 歯部およびボス部をそれぞれ別部材で構
    成し、それらを支持部により結合して一体化することを
    特徴とする請求項1記載のレピア織機のドローイングス
    プロケット。
JP35418296A 1996-12-18 1996-12-18 レピア織機のドローイングスプロケット Pending JPH10183447A (ja)

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JP35418296A JPH10183447A (ja) 1996-12-18 1996-12-18 レピア織機のドローイングスプロケット

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JP35418296A JPH10183447A (ja) 1996-12-18 1996-12-18 レピア織機のドローイングスプロケット

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JP35418296A Pending JPH10183447A (ja) 1996-12-18 1996-12-18 レピア織機のドローイングスプロケット

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JP (1) JPH10183447A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100476720B1 (ko) * 2002-02-19 2005-03-16 대흥정밀공업 주식회사 레피어 직기용 휠
JP2011058625A (ja) * 2009-08-12 2011-03-24 Heian Seisakusho:Kk 動力伝達部品およびその製造方法、動力伝達ユニット

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