JPH1018330A - 断熱防水パネル - Google Patents
断熱防水パネルInfo
- Publication number
- JPH1018330A JPH1018330A JP8192802A JP19280296A JPH1018330A JP H1018330 A JPH1018330 A JP H1018330A JP 8192802 A JP8192802 A JP 8192802A JP 19280296 A JP19280296 A JP 19280296A JP H1018330 A JPH1018330 A JP H1018330A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat insulating
- heat
- leg parts
- waterproof panel
- skin material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 排水効果を高めるとともに、排水のための特
別の工事を必要としない。 【解決手段】 蓄熱槽等の断熱を必要とする構築物の壁
面に取付けられる断熱防水パネル1であって、発泡体か
ら成る断熱材2の表面全体を防水性を有する樹脂材料か
ら成る表皮材3で被覆し、この表皮材3成形時に一面側
に複数の脚部4を成形して脚部4間の空間5が密閉され
ずに開放してある。
別の工事を必要としない。 【解決手段】 蓄熱槽等の断熱を必要とする構築物の壁
面に取付けられる断熱防水パネル1であって、発泡体か
ら成る断熱材2の表面全体を防水性を有する樹脂材料か
ら成る表皮材3で被覆し、この表皮材3成形時に一面側
に複数の脚部4を成形して脚部4間の空間5が密閉され
ずに開放してある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビルの冷暖房に
利用されるヒートポンプシステム,熱回収システム,ソ
ーラーシステム等の採用時に必要となる蓄熱槽等の断熱
を必要とする構築物の壁面に取付けられる断熱防水パネ
ルに関する。
利用されるヒートポンプシステム,熱回収システム,ソ
ーラーシステム等の採用時に必要となる蓄熱槽等の断熱
を必要とする構築物の壁面に取付けられる断熱防水パネ
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の蓄熱式ヒートポンプシステムに用
いられる蓄熱槽は、ビルの地下の最下部の空間を利用し
て冷水/温水を貯めておく構築物であり、槽内の水温を
均一にし、水の流れが一定で滞留等が起こらないように
してあり、さらに熱損失を防ぎ効率を高くするために十
分な断熱を施す必要があるものである。そのため、コン
クリート等の蓄熱槽の壁面に最初にエマルジョン系塗膜
防水を施し、次いで有機質系保護モルタルを施して防水
・防湿層を形成し、この層上に発泡体から成る断熱材を
取付け、この断熱材上に防水シートを取付けたものが知
られている。
いられる蓄熱槽は、ビルの地下の最下部の空間を利用し
て冷水/温水を貯めておく構築物であり、槽内の水温を
均一にし、水の流れが一定で滞留等が起こらないように
してあり、さらに熱損失を防ぎ効率を高くするために十
分な断熱を施す必要があるものである。そのため、コン
クリート等の蓄熱槽の壁面に最初にエマルジョン系塗膜
防水を施し、次いで有機質系保護モルタルを施して防水
・防湿層を形成し、この層上に発泡体から成る断熱材を
取付け、この断熱材上に防水シートを取付けたものが知
られている。
【0003】このように壁面を形成した場合でも、河川
の近くや地下水脈等の近くに構築物がある場合には、地
下空間内に湧水が流入し、壁面に形成した防水・防湿層
のふくれ、破損を引き起こしていた。
の近くや地下水脈等の近くに構築物がある場合には、地
下空間内に湧水が流入し、壁面に形成した防水・防湿層
のふくれ、破損を引き起こしていた。
【0004】そこで、壁面に発泡スチレンボードを機械
固定し、その上に防水シートを張り、シートとシートと
の間を接着剤等で接着して防水処理する方法において、
発泡スチレンボードの間にコ字状の部材を入れ、水の流
れる道を作っていた。
固定し、その上に防水シートを張り、シートとシートと
の間を接着剤等で接着して防水処理する方法において、
発泡スチレンボードの間にコ字状の部材を入れ、水の流
れる道を作っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、工数
もかかり、施工のコストも上昇し、その割には排水効果
も未だ十分ではなかった。
もかかり、施工のコストも上昇し、その割には排水効果
も未だ十分ではなかった。
【0006】そこで、この発明は、排水だけの施工の手
間は不要とし、排水効果の高い断熱防水パネルを提供す
ることを目的とする。
間は不要とし、排水効果の高い断熱防水パネルを提供す
ることを目的とする。
【0007】上述の目的を達成するため、この発明は、
蓄熱槽等の断熱を必要とする構築物の壁面に取付けられ
る断熱防水パネルであって、発泡体から成る断熱材の表
面全体を防水性を有する樹脂材料から成る表皮材で被覆
し、この表皮材成形時に一面側に複数の脚部を成形して
脚部間の空間が密閉されずに開放してあるものである。
蓄熱槽等の断熱を必要とする構築物の壁面に取付けられ
る断熱防水パネルであって、発泡体から成る断熱材の表
面全体を防水性を有する樹脂材料から成る表皮材で被覆
し、この表皮材成形時に一面側に複数の脚部を成形して
脚部間の空間が密閉されずに開放してあるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の好適な実施例
を図面を参照にして説明する。
を図面を参照にして説明する。
【0009】図1に示す実施例は、断面形状を示す断熱
防水パネル1であり、発泡体から成る断熱材2の全体を
防水性樹脂から成る表皮材3で被覆してある。断熱材2
としは、ポリウレタン,ポリプロピレン,ポリエチレ
ン,ポリスチレン,ABS等の発泡体を使用でき、表皮
材3としては、ポリプロピレン,ポリエチレン,ABS
等のブロー成形品が好適に使用できる。表皮材3をブロ
ー成形した後又は直後に断熱材2の原料を内部で発泡さ
せることにより断熱防水パネル1を容易に製造すること
ができる。表皮材3の厚みは0.2〜7mm、強度と重量
とのバランスを考慮すると好適には0.5〜4mmであ
る。断熱材2の厚みは必要とする断熱性能に応じて決め
られる。また、壁面への取付けを考慮して、断熱防水パ
ネル1の製造時にボルト等の取付用の窪み7を形成して
おくことが望ましい。この窪み7の個所における断熱材
2も表皮材3で被覆され、断熱材2が露出しないように
なっている。
防水パネル1であり、発泡体から成る断熱材2の全体を
防水性樹脂から成る表皮材3で被覆してある。断熱材2
としは、ポリウレタン,ポリプロピレン,ポリエチレ
ン,ポリスチレン,ABS等の発泡体を使用でき、表皮
材3としては、ポリプロピレン,ポリエチレン,ABS
等のブロー成形品が好適に使用できる。表皮材3をブロ
ー成形した後又は直後に断熱材2の原料を内部で発泡さ
せることにより断熱防水パネル1を容易に製造すること
ができる。表皮材3の厚みは0.2〜7mm、強度と重量
とのバランスを考慮すると好適には0.5〜4mmであ
る。断熱材2の厚みは必要とする断熱性能に応じて決め
られる。また、壁面への取付けを考慮して、断熱防水パ
ネル1の製造時にボルト等の取付用の窪み7を形成して
おくことが望ましい。この窪み7の個所における断熱材
2も表皮材3で被覆され、断熱材2が露出しないように
なっている。
【0010】表皮材3をブロー成形するとき、表皮材3
の一面(壁面への取付面)側に複数の脚部4を成形する
手段を設けておく。具体的には、ブロー成形用金型内に
脚部4に相当する凹部を設けておけばよい。また、表皮
材3のブロー成形時に脚部4を形成した面とは反対側の
面に断熱防水パネル1の縁に近接した位置でかつこの縁
に沿って溝6を形成しておく。この溝6を形成すること
により表皮材3の縁の角部が収縮してしまうのを防止で
きる。脚部4の成形とともに成形される空間5は密閉さ
れずに開放してある。すなわち、脚部4が成形された面
を壁面に取付けるために当接したとき、空間5が断熱防
水パネル1と壁面とで密閉されないようになっている。
これら空間5は排水用の水路となる。
の一面(壁面への取付面)側に複数の脚部4を成形する
手段を設けておく。具体的には、ブロー成形用金型内に
脚部4に相当する凹部を設けておけばよい。また、表皮
材3のブロー成形時に脚部4を形成した面とは反対側の
面に断熱防水パネル1の縁に近接した位置でかつこの縁
に沿って溝6を形成しておく。この溝6を形成すること
により表皮材3の縁の角部が収縮してしまうのを防止で
きる。脚部4の成形とともに成形される空間5は密閉さ
れずに開放してある。すなわち、脚部4が成形された面
を壁面に取付けるために当接したとき、空間5が断熱防
水パネル1と壁面とで密閉されないようになっている。
これら空間5は排水用の水路となる。
【0011】図2は平面図を示し、脚部4は一点鎖線の
ハッチングを施した部分であり、複数の脚部4に隣接し
て空間5が存在する。
ハッチングを施した部分であり、複数の脚部4に隣接し
て空間5が存在する。
【0012】図3は、底壁20側に取付く断熱防水パネ
ル1に図1に示す実施例とほぼ同様のものを使用し、立
壁21に取付く断熱防水パネル10は脚部4を形成して
いないものを使用した例を示すものである。空間5間を
流れる湧水は排水ピットに流れ込み、ポンプ8で外部へ
排出されるようになっている。
ル1に図1に示す実施例とほぼ同様のものを使用し、立
壁21に取付く断熱防水パネル10は脚部4を形成して
いないものを使用した例を示すものである。空間5間を
流れる湧水は排水ピットに流れ込み、ポンプ8で外部へ
排出されるようになっている。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、発泡体から成る断熱材の表面全体を防水性を有する
樹脂材料から成る表皮材で被覆し、この表皮材成形時に
一面側に複数の脚部を成形して脚部間の空間が密閉され
ずに開放してあるようにしたので、この断熱防水パネル
を壁面に取付けていくだけで、特別の排水処理工事は不
要となり、しかも施工時間も短縮され、脚部間の空間を
利用して排水効果を高めることができる。また、断熱材
は表皮材で被覆されているので、断熱性能の劣化も生じ
ない。
ば、発泡体から成る断熱材の表面全体を防水性を有する
樹脂材料から成る表皮材で被覆し、この表皮材成形時に
一面側に複数の脚部を成形して脚部間の空間が密閉され
ずに開放してあるようにしたので、この断熱防水パネル
を壁面に取付けていくだけで、特別の排水処理工事は不
要となり、しかも施工時間も短縮され、脚部間の空間を
利用して排水効果を高めることができる。また、断熱材
は表皮材で被覆されているので、断熱性能の劣化も生じ
ない。
【図1】この発明の好適な実施例を示す断面図。
【図2】図1に示す実施例の平面図。
【図3】蓄熱槽に取付けた状態の断面略図。
1 断熱防水パネル 2 断熱材 3 表皮材 4 脚部 5 空間
Claims (1)
- 【請求項1】 蓄熱槽等の断熱を必要とする構築物の壁
面に取付けられる断熱防水パネルであって、 発泡体から成る断熱材の表面全体を防水性を有する樹脂
材料から成る表皮材で被覆し、 この表皮材成形時に一面側に複数の脚部を成形して脚部
間の空間が密閉されずに開放してあることを特徴とする
断熱防水パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8192802A JPH1018330A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 断熱防水パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8192802A JPH1018330A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 断熱防水パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1018330A true JPH1018330A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=16297239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8192802A Pending JPH1018330A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 断熱防水パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1018330A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002266362A (ja) * | 2001-03-06 | 2002-09-18 | Dow Kakoh Kk | 排水パネル、それを用いた排水性構造体及びその施工方法 |
KR100404377B1 (ko) * | 2001-05-04 | 2003-11-05 | 채영기 | 배수기능을 갖는 바닥 단열재 |
JP2008196158A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Ohbayashi Corp | 止水方法 |
KR101326242B1 (ko) * | 2012-01-20 | 2013-11-11 | 양재상 | 건물 바닥의 단열방수공법 |
-
1996
- 1996-07-02 JP JP8192802A patent/JPH1018330A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002266362A (ja) * | 2001-03-06 | 2002-09-18 | Dow Kakoh Kk | 排水パネル、それを用いた排水性構造体及びその施工方法 |
KR100404377B1 (ko) * | 2001-05-04 | 2003-11-05 | 채영기 | 배수기능을 갖는 바닥 단열재 |
JP2008196158A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Ohbayashi Corp | 止水方法 |
KR101326242B1 (ko) * | 2012-01-20 | 2013-11-11 | 양재상 | 건물 바닥의 단열방수공법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050310 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050322 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050929 |