JPH10182878A - ゴム組成物及びそのゴム組成物を使用した空気入りタイヤ - Google Patents
ゴム組成物及びそのゴム組成物を使用した空気入りタイヤInfo
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Abstract
ム組成物及びそのゴム組成物を使用した空気入りタイヤ
を提供する。 【解決手段】 天然ゴム及び/又はジエン系合成ゴム1
00重量部に対して、BET法比表面積(N2 −SA)
が200〜300m2 /gの範囲であり、Hg法比表面
積(Hg−SA)が150m2 /g以下であり、ジブチ
ルアミン吸着量(DBA)/BET法比表面積(N2 −
SA)の比が1.4以下であり、かつHg法比表面積
(Hg−SA)/BET法比表面積(N2 −SA)の比
が0.6以下である湿式法含水ケイ酸を10〜90重量
部配合してなるゴム組成物。
Description
び耐摩耗性を向上させたゴム組成物及びそのゴム組成物
を使用した空気入りタイヤに関する。
は、カーボンブラックが使用されている。これは、カー
ボンブラックが他の充填材に較べ、高い補強性と優れた
耐摩耗性を有するためであるが、近年、省エネルギー、
省資源の社会的要請の下、とりわけ、自動車の燃料消費
を節約するため、ゴム組成物の低発熱化も同時に求めら
れるようになってきた。
熱化を狙う場合、カーボンブラックの少量充填、あるい
は大粒径カーボンブラックの使用が考えられるが、いづ
れの方法においても、低発熱化は補強性及び耐摩耗性と
は二率背反の関係にあることはよく知られている。
は、湿式法含水ケイ酸(シリカ)が知られており、現在
までに、特開平3−252431号公報など、多くの特
許が出願されている。
(以下、単に「含水ケイ酸」と称す)をカーボンブラッ
クと比較すると、補強性、耐摩耗性は劣る。補強性、耐
摩耗性を改良する手段として、充填材を微粒径化(高比
表面積化)することはカーボンブラックではよく知られ
ているが、含水ケイ酸を同様に微粒径化すると、含水ケ
イ酸の分散が不十分になり、ゴム組成物のムーニー粘度
が上昇して、加工性が著しく悪化してしまう。
ることが望まれているのであるが、このように相反する
物性である。ところが、実用上は、ゴム製品の用途の多
様化と高度化とから、加工性と補強性の両者がより改善
されたゴム組成物を与える含水ケイ酸が望まれている。
しかし、従来の含水ケイ酸は、いずれも満足なゴム物性
を提供するに至っていない。このように相反する加工性
と補強性の両者ともに優れた総合的バランスをもった高
補強性充填材としての含水ケイ酸が求められている。
組成物の粘度を低くして加工性を向上させることがで
き、かつ、補強性と耐摩耗性に優れたゴム組成物及びそ
のゴム組成物を使用した空気入りタイヤを提供すること
にある。
ケイ酸をゴム組成物に使用するにあたり、上記特定物性
の含水ケイ酸を配合したゴム組成物とすることにより、
上記目的のゴム組成物及びそのゴム組成物を使用した空
気入りタイヤを得ることに成功し、本発明を完成するに
至ったのである。すなわち、本発明は、次の(1)〜(6)に
存する。 (1) 天然ゴム及び/又はジエン系合成ゴム100重量部
に対して、BET法比表面積(以下、単に「N2 −S
A」と称す)が200〜300m2 /gの範囲であり、
Hg法比表面積(以下、単に「Hg−SA」と称す)が
150m2 /g以下であり、ジブチルアミン吸着量(以
下、単に「DBA」と称す)/N2 −SAの比が1.4
以下であり、かつHg−SA/N2 −SAの比が0.6
以下である含水ケイ酸を10〜90重量部配合してなる
ゴム組成物。 (2) 含水ケイ酸のHg−SAが50〜150m2 /gで
あり、DBA/N2 −SAの比が0.8〜1.4であ
り、かつHg−SA/N2 −SAの比が0.2〜0.6
である上記(1)記載のゴム組成物。 (3) シランカップリング剤を含水ケイ酸の1〜15重量
%含む上記(1)又は(2)記載のゴム組成物。 (4) シランカップリング剤として下記式(I)〜式(II
I)の内、少なくとも一つを含む上記(3)記載のゴム組成
物。
重量部含み、さらに湿式法含水ケイ酸とカーボンブラッ
クの合計配合量が120重量部以下である上記(1)〜(4)
の何れか一つに記載のゴム組成物。 (6) 上記(1)〜(5)の何れか一つに記載のゴム組成物をタ
イヤトレッド部に使用した空気入りタイヤ。
態等を更に詳細に説明する。充填材のゴム補強のメカニ
ズムは、充填材特有の反応性及び構造性並びに分散機能
によると、一般にいわれている。より具体的には、ゴム
の補強性能に関与する大きな因子として、含水ケイ酸の
一次粒子径及びアグリゲート径、それに伴うゴム組成物
中での分散が大きく関与することが知られている。従っ
て、これら含水ケイ酸の物性をコントロールすること
は、所望のゴムの補強性能を得る上で重要である。含水
ケイ酸の構造性については、粒子径及び細孔容積等がそ
の指標として用いられている。しかし、分散機能に関し
ては、未だ確たる指標が見出されていないのが現状であ
る。
分散機能にも着目して、含水ケイ酸によるゴム補強の研
究を重ねた。含水ケイ酸配合物の補強性能は、大きくは
含水ケイ酸のN2 −SAに比例し、N2 −SAが高いほ
ど補強性能は高い傾向にある。しかしながら、高比表面
積である含水ケイ酸ほどゴム組成物の粘度も高くなる傾
向がある。更に、比表面積が高すぎると分散不良を招
き、補強性能が逆に低下すると同時に加工性も阻害す
る。これは、以下のような理由によると考えられる。含
水ケイ酸の表面には多数のシラノール(Si−OH)基
が存在している。これらのシラノール基により、補強効
果が得られる反面、粒子間の水素結合による自己凝集力
が強く働き過ぎるためゴム内部における分散が困難とな
る。そのため、高比表面積ではあってもその一部分のみ
がゴムに接する結果となり、補強効果を逆に低下させる
ことになると解される。
面積の増大(一次粒子の小径化)は、粒子表面のシラノ
ール基の増大につながる。その結果、ゴム内部での分散
不良をもたらし、補強効果の低下を招くと推測される。
このような観点から、本発明者は、従来の一次粒子径の
揃った含水ケイ酸に対して、一次粒子径が大小異なった
ものが混在し、混在の程度を調整することで含水ケイ酸
の比表面積を調整すれば、高比表面積をもった含水ケイ
酸粒子であっても、ゴム組成物内における良好なる分散
が得られると同時に、低粘度化が図れ加工性をも容易に
することができると考えた。本発明者らはかかる観点か
ら研究を重ね、前記の特定した範囲の含水ケイ酸を配合
したゴム組成物において優れた補強効果がもたらされる
ことを見出し本発明を完成するに至ったのである。
SAが200〜300m2/gの範囲である。N2 −SA
が200m2 /g未満では補強性が劣り、逆に300m
2 /gを超えると自己凝集力があまりにも強すぎ分散不
良の原因となり補強性の低下及び粘度の上昇を招く。N
2 −SAの範囲は、好ましくは230〜280m2 /g
である。本発明に用いられる含水ケイ酸は、さらに、H
g−SAが150m2/g以下である。Hg−SAは、含
水ケイ酸の凝集粒子及び凝集粒子同志で形成される細孔
の大きさより計算される値である。算出法は、細孔を円
筒形と仮定してHg−SA=2V/rとして表される。
但し、Hg−SA=表面積(m2 /g)、V=全細孔容
積(cc/g)、r=平均細孔半径(μm)とした場合
である。Hg−SAの値が小さい含水ケイ酸は、細孔容
積が小さく、含水ケイ酸の大小の一次粒子が混在してい
て密充填に近い状態となっていること、あるいは含水ケ
イ酸のアグリゲート(凝集粒子)が大小混在していて密
充填に近い状態となっていると推測される。Hg−SA
が150m2/gを超えると高活性含水ケイ酸配合のゴム
組成物に近い挙動を示し、補強性は高いが同時にゴム粘
度も高くなり好ましくないことから、本発明の含水ケイ
酸ではHg−SAを150m2/g以下とする。Hg−S
Aは、好ましくは、50〜150m2/gの範囲、さらに
好ましくは100〜150m2 /gの範囲である。
DBA/N2 −SAの比が1.4以下である。DBA(m
・mol/kg-SiO2)(R.Meyer: Kautschuk und Gummi 7(8),1
80-182WT(1954)) は、酸性点の量を示し、含水ケイ酸の
外部表面積に比例すると言われている。外部表面積があ
まりに大きくなりすぎると、前述したように分散不良や
加工性低下等の問題を起こすことになる。一般にN2 −
SAが大きいものはDBAも高い傾向にあり、しばしば
高活性であるともいわれる。本発明はこのDBAとN2
−SAとのバランス関係を調整してゴム組成物の補強性
能を改善している。即ち、本発明では、DBA/N2 −
SAの比率を1.4以下とすることで、加工性の改善と
補強性の向上を両立させている。DBA/N2 −SAの
比は、好ましくは0.8〜1.4の範囲である。
Hg−SA/N2ーSAの比が0.6以下である。Hg
−SA/N2ーSAの比は、好ましくは0.2〜0.6
の範囲、より好ましくは0.3〜0.5の範囲である。
Hg−SA/N2 −SAの比は、含水ケイ酸の一次粒子
の異なるものの混在状態の指標であり、0.6以下と小
さくすることで、ゴム組成物の粘度の上昇を抑制すると
同時に加硫物性の改善が図れる。但し、Hg−SAを小
さくしすぎたり、Hg−SA/N2 −SAの比を小さく
しすぎるとゴム組成物の粘度が下がり加工性は良くなる
が、補強性が劣ることになるので注意を要する。
性、作業性の面から、ゴム100重量部に対し、10〜
90重量部、好ましくは、15〜80重量部であること
が望ましい。含水ケイ酸の配合量が10重量部未満で
は、補強性、耐摩耗性効果が小さく、90重量部超過で
は、ゴム組成物の粘度が高くなり、加工性を阻害するた
め、好ましくない。
ム(NR)又はジエン系合成ゴムを単独又はこれらをブ
レンドして使用することができる。合成ゴムとしては、
例えば、合成ポリイソプレンゴム(IR)、ポリブタジ
エンゴム(BR)やスチレンブタジエンゴム(SBR)
等が挙げられる。
下記式(I)〜式(III)に示される少なくとも一つが
挙げられる。
ルプロピル)ポリスルフィド、γ−メルカプトプロピル
トリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエト
キシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、
γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、ビニルトリメ
トキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−グリシ
ドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシ
プロピルメチルジエトキシシラン、3−トリメトキシシ
リルプロピル−N,N−ジメチルカルバモイルテトラス
ルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチア
ゾリルテトラスルフィド、3−トリメトキシシリルプロ
ピルメタクリレートモノスルフィド、等が挙げられる。
シランカップリング剤の配合量は、含水ケイ酸の重量に
対し1〜15重量%、好ましくは1〜12重量%であ
る。シランカップリング剤の配合量が1重量%未満で
は、カップリング効果が小さく、15重量%超過では、
補強性、耐摩耗性が低下し、好ましくない。
ンブラックを配合することができる。カーボンブラック
としては、SAF、ISAF、HAFが好ましく使用で
きるが、特に限定されるものではない。カーボンブラッ
クの配合量は、上記ゴム100重量部に対し、5〜80
重量部含み、さらに含水ケイ酸とカーボンブラックの合
計配合量が120重量部以下であることが好ましい。カ
ーボンブラックの配合量を上記範囲とすることにより更
に補強性と耐摩耗性を向上させることができる。
水ケイ酸、シランカップリング剤、カーボンブラック以
外に、必要に応じて、軟化剤(ワックス、オイル)、老
化防止剤、加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤等の通常
ゴム工業で使用される配合剤を適宜配合することができ
る。
水ケイ酸、シランカップリング剤、カーボンブラック、
上記必要に応じて配合する上記ゴム配合剤等をバンバリ
ーミキサーなどの混練機で調製することができる。
ベルト、ホースなどのゴム製品に好適に適用できるもの
であり、製品となったタイヤ、コンベアベルト、ホース
などのゴム製品は加工性、補強性、高耐摩耗性等に優れ
たものとなる。また、本発明の空気入りタイヤは、上記
ゴム組成物をタイヤトレッド部に使用したものであるの
で、タイヤトレッド部の加工性、補強性、高耐摩耗性に
優れた空気入りタイヤが得られることとなる。
詳細に記すが、本発明はこれら実施例に限定されるもの
ではない。実施例及び比較例で使用する含水ケイ酸は、
下記表1に示される物性となるサンプルA〜Eの含水ケ
イ酸を使用した。サンプルA〜Cは、本発明の範囲外と
なる物性の含水ケイ酸であり、サンプルD〜Eは本発明
の範囲内となる物性の含水ケイ酸である。サンプルD〜
Eについては下記製造例1〜2により得た。
測定は次に示す方法により行った。 (1) ジブチルアミン吸着量(DBA) 石油ベンジン溶液中で含水ケイ酸に、一定量の過剰のn
−ジブチルアミンを添加吸着させ、残ったアミンを過塩
素酸の酢酸溶液で逆滴定して差し引き吸着したアミン量
でもってシラノール基量を定量する。単位:m・mol
/kg (2) BET法比表面積(N2 −SA) AMS−8000(大倉理研社製)で1点法により測
定。単位:m2 /g
て測定。 算定法: Hg−SA=2V/r (Hg−SA=比表面積(m2 /g)、V=細孔容積
(cc/g)、r=平均半径(μm))
00リットルジャケット付きステンレス容器に、水91
リットル及びケイ酸ナトリウム水溶液〔SiO2 150
g/l、SiO2 /Na2 O重量比3.3〕0.7リッ
トルを投入し、加熱して温度85℃とした。この時のp
Hは9.4で、SiO2濃度は1.2g/lであった。
上記水溶液に、同様のケイ酸ナトリウム水溶液と硫酸
(18. 4 mol/l)とをpHを9.5±0.5に維持
しながら同時に添加し、55分で停止した。この時のS
iO2濃度は38g/lであった。続いてこの反応で消
費されたケイ酸ナトリウムの155%の量のケイ酸ナト
リウムを含む上記と同様のケイ酸ナトリウム水溶液を3
5分間で添加した。この時のSiO2濃度は68g/l
であった。引き続いて上記と同様の硫酸の添加を20分
間行い、pH3で酸性化を終了して沈殿物を得た。全工
程反応温度は85±1℃を保った。その後得られた反応
物をフィルタープレスで濾過、水洗し、得られた湿潤ケ
ーキを箱型乾燥器で乾燥して湿式沈殿法による含水ケイ
酸を得た。
器、同原料を用い、水102リットル及びケイ酸ナトリ
ウム水溶液0.6リットルを投入し、加熱して80℃と
した。この時のpHは9.2で、SiO2濃度は0.9
g/lであった。以後製造例1と同様な方法で同時添加
を95分間行った。この時のシリカ濃度は34g/lで
あった。引き続き同時添加で消費されたケイ酸ナトリウ
ムの140%の量のケイ酸ナトリウムを含む上記と同様
のケイ酸ナトリウム水溶液を30分間で添加した。この
時のSiO2濃度は61g/lであった。その後、硫酸
で30分間酸添加を行ないpH3で終了して実施例1と
同様の方法で含水ケイ酸を得た。反応温度は全工程80
±1℃を保った。
1に示される物性の含水ケイ酸(サンプルA〜E)を使
用して、下記表2及び表3に示される配合組成によりゴ
ム組成物を調製した。この実施例1〜6及び比較例1〜
8のゴム組成物について、下記測定方法によりムーニー
粘度(加工性)、補強性及び耐摩耗性を評価した。これ
らの結果を下記表2及び表3、並びに図1に示す。な
お、表2及び表3の配合組成の配合単位は重量部であ
る。
分後試験を開始し、4分後の値を、コントロールと比
較。小さいほど良好。 (2) 補強性 JIS K6251に準拠して、ダンベル状3号サンプ
ルを用いて25℃で引張り試験を行った時の引張り強度
を、コントロールと比較。大きいほど良好。 (3)耐摩耗性 ランボーン摩耗試験機を用い、BS(British Standar
d)規格903(part A)D法に準じた方法により、接
地圧5kg/cm2、スリップ率40%にて測定し、次式に
より算出した。 耐摩耗性=(コントロールの損失重量/供試試験片の損
失重量)×100 大きいほど良好。
び比較例1〜6は、比較例1をコントロールとし、実施
例5は比較例7をコントロールとし、実施例6は比較例
8をコントロールとしたものである。本発明の範囲内と
なる物性の含水ケイ酸(サンプルD〜E)を使用した実
施例1〜6は、本発明の範囲外となる物性の含水ケイ酸
(サンプルA〜C)を使用した比較例1〜8に較べ、ム
ーニー粘度(加工性)、補強性及び耐摩耗性を大幅に向
上することができることが判明した。このことは、図1
からも明らかである。
摩耗性の大幅な向上を図ることができるゴム組成物が提
供される。また、本発明の空気入りタイヤは、上記ゴム
組成物をタイヤトレッド部に使用したものであるので、
タイヤトレッド部の加工性、補強性、高耐摩耗性に優れ
た空気入りタイヤが得られることとなる。
ーニー粘度(指数)と耐摩耗性(指数)との関係を示す
特性図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 天然ゴム及び/又はジエン系合成ゴム1
00重量部に対して、BET法比表面積(N2 −SA)
が200〜300m2 /gの範囲であり、Hg法比表面
積(Hg−SA)が150m2 /g以下であり、ジブチ
ルアミン吸着量(DBA)/BET法比表面積(N2 −
SA)の比が1.4以下であり、かつHg法比表面積
(Hg−SA)/BET法比表面積(N2 −SA)の比
が0.6以下である湿式法含水ケイ酸を10〜90重量
部配合してなるゴム組成物。 - 【請求項2】 湿式法含水ケイ酸のHg法比表面積(H
g−SA)が50〜150m2 /gであり、ジブチルア
ミン吸着量(DBA)/BET法比表面積(N2 −S
A)の比が0.8〜1.4であり、かつHg法比表面積
(Hg−SA)/BET法比表面積(N2 −SA)の比
が0.2〜0.6である請求項1に記載のゴム組成物。 - 【請求項3】 シランカップリング剤を湿式法含水ケイ
酸の1〜15重量%含む請求項1又は2記載のゴム組成
物。 - 【請求項4】 シランカップリング剤として下記式
(I)〜式(III)の内、少なくとも一つを含む請求項
3記載のゴム組成物。 【化1】 【化2】 【化3】 - 【請求項5】 補強用充填材として、カーボンブラック
を5〜80重量部含み、さらに湿式法含水ケイ酸とカー
ボンブラックの合計配合量が120重量部以下である請
求項1〜4の何れか一つに記載のゴム組成物。 - 【請求項6】 請求項1〜5の何れか一つに記載のゴム
組成物をタイヤトレッド部に使用した空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP35116496A JP3445081B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | ゴム組成物及びそのゴム組成物を使用した空気入りタイヤ |
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JPH10182878A true JPH10182878A (ja) | 1998-07-07 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000302912A (ja) * | 1999-04-20 | 2000-10-31 | Nippon Silica Ind Co Ltd | ゴム補強充填用含水珪酸及びそれを用いたゴム組成物 |
WO2009091057A1 (ja) * | 2008-01-18 | 2009-07-23 | Bridgestone Corporation | ゴム組成物及びタイヤ |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP35116496A patent/JP3445081B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2000302912A (ja) * | 1999-04-20 | 2000-10-31 | Nippon Silica Ind Co Ltd | ゴム補強充填用含水珪酸及びそれを用いたゴム組成物 |
WO2009091057A1 (ja) * | 2008-01-18 | 2009-07-23 | Bridgestone Corporation | ゴム組成物及びタイヤ |
US8273820B2 (en) | 2008-01-18 | 2012-09-25 | Bridgestone Corpopration | Rubber composition and tire |
JP5448849B2 (ja) * | 2008-01-18 | 2014-03-19 | 株式会社ブリヂストン | ゴム組成物及びタイヤ |
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