JPH10182872A - 寸法精度に優れた摺動部材用樹脂組成物 - Google Patents

寸法精度に優れた摺動部材用樹脂組成物

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JPH10182872A
JPH10182872A JP34198596A JP34198596A JPH10182872A JP H10182872 A JPH10182872 A JP H10182872A JP 34198596 A JP34198596 A JP 34198596A JP 34198596 A JP34198596 A JP 34198596A JP H10182872 A JPH10182872 A JP H10182872A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた寸法精度と低荷重、低速度条件(低PV
条件)下における優れた摺動特性を有し、かつ良好な機
械物性および熱安定性を有する成形体を与える摺動部材
用樹脂組成物を提供すること。 【解決手段】ガラス転移温度が140℃以上の非晶性樹
脂、例えば、ポリカーボネート、ポリサルホン、ポリエ
ーテルイミド、ポリアリレートまたは変性ポリフェニレ
ンエーテル、100重量部に対して、融点が200℃以
上の結晶性樹脂0〜150重量部と、平均粒径が5〜1
00μm の鱗片状グラファイト5〜100重量部を配合
してなる摺動部材用樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた寸法精度と
摺動特性を有し、かつ良好な機械物性および熱安定性を
有する成形体を与える摺動部材用樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の軽薄短小化の進展に伴い、種々の
機構部品用途においても、軽量化、コストダウンの要求
が強まり、合成樹脂が使われることが多くなってきた。
こうした機構部品用途においては、良好な摺動特性とと
もに優れた寸法精度が要求される場合が多い。一般に、
結晶性樹脂は摺動特性に優れることが知られており、従
来から、ポリアセタール、ポリアミド、ポリフェニレン
スルフィド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリテトラ
フルオロエチレン等の結晶性樹脂、あるいはそれらに固
体潤滑剤、潤滑油等を摺動性改良材として添加した組成
物や寸法精度の向上のために種々の充填材を高充填した
組成物等が使用されてきた。これらは、通常の機械使用
温度雰囲気、たとえば、ー40℃〜70℃の温度範囲に
おいては良好な摺動特性を示すものの、樹脂の結晶化に
伴う収縮や熱処理工程等における後収縮によりに寸法変
化を起こしたり、高温多湿の条件下では、磨耗量の増
大、変形などを起こし使用することができなかった。ま
た、OA・AV機器や電子部品などにおいて、部品の高
密度化や表面実装等の組立工程における高温雰囲気下で
は、上記のような結晶性樹脂では高温雰囲気下で、いわ
ゆるクリープ変形をおこすため使用に耐えなかった。さ
らに、これら結晶性樹脂は成形収縮率や線膨張係数が大
きく、かつ樹脂の流動方向とその直角方向との差(以下
異方性と略記することがある)が大きいため、OA・A
V機器や電子部品などの小型精密機構部品などで要求さ
れる寸法精度を満足することができなかった。一方、非
晶性樹脂は結晶性樹脂に見られるような結晶化に伴う収
縮や熱処理による後収縮を起こしにくく異方性もほとん
どないといった特徴がある。また、ガラス転移温度(以
下Tgと略記することがある)が高い非晶性樹脂は、高
温雰囲気下でクリープ変形を起こしにくいため、結晶性
樹脂に比べはるかに優れた寸法精度の成形品をつくるこ
とができる。しかしながら、一般に非晶性樹脂は摺動特
性が結晶性樹脂に比べて悪く、ポリテトラフルオロエチ
レンなどのフッ素樹脂や、カーボンファイバー、グラフ
ァイトなどの充填材をマトリクス樹脂に配合することな
どの検討が行われてきた。ここで要求される摺動特性に
目を向けると、いわゆる軸受け部品や、ベアリングなど
の高荷重、高速条件下(高PV条件:たとえば、PV=
100kg/cm2 ・m/min)では、上述のような
改良処方は摺動特性の改善に大きな効果があるものの、
OA・AV機器などで要求される低荷重、低速度条件
(低PV条件:たとえば、PV=2kg/cm2 ・m/
min)ではかえって摩擦係数の上昇をまねき使用する
ことができない。また、OA・AV機器などで要求され
る寸法精度に対しても満足のいく結果が得られなかっ
た。たとえば、特開昭55-45704号公報には、ポリフェニ
レンスルフィドに低結晶性熱可塑性樹脂と、炭素繊維お
よび/または黒鉛と、フッ素樹脂とを配合した樹脂組成
物が寸法精度と自己潤滑性に優れることが開示されてい
るが、寸法精度に関しては成形収縮率が小さくなること
が開示されているのみで、その異方性の低減に関しては
なんら記載がなく、また、摩擦係数に関しても測定条件
が不明瞭で、OA・AV機器などで要求される寸法精
度、摺動特性を満足するものではなかった。たとえば、
特開昭58-160346 号公報には、ポリエーテルエーテルケ
トンにフルオロカーボン重合体と炭素繊維とを配合した
樹脂組成物が、摺動特性と耐熱性に優れていることが開
示されている。しかしながら、こうした組成物ではOA
・AV機器で要求される寸法精度を満足するものは得ら
れなかった。たとえば、特開昭59-197455 号公報には、
芳香族ポリエステルにフッ素樹脂と芳香族ポリアミドと
を配合した樹脂組成物が、自己潤滑性と耐磨耗性に優れ
摺動部材に好適であることが開示されている。しかしな
がら、上記の低PV条件下では、むしろ摩擦係数が上昇
し、使用することができない。たとえば、特開昭59-182
852 号公報には、ポリエーテルイミドにフッ素樹脂と潤
滑剤および補強材を配合した樹脂組成物が、耐磨耗性に
優れベアリング部品に好適であること、また、特開昭60
-38465号公報には、芳香族ポリサルホンにフルオロカー
ボン重合体と炭素繊維とを配合した樹脂組成物が耐磨耗
性、潤滑特性に優れ、無給油軸受けに好適であることが
開示されている。しかしながら、こうした組成物におい
ても低PV条件下では、むしろ摩擦係数が上昇してしま
うため、満足のいく結果が得られなかった。また、寸法
精度もOA・AV機器で要求されるレベルには到達しな
かった。たとえば、特開昭61-2750 号公報、特開昭60-3
846 号公報、特開昭60-35048号公報、および特開昭60-3
8456号公報には、それぞれポリカーボネート、ポリエー
テルイミド、ポリエステルカーボネート、ポリアリーレ
ンエステルに、繊維状強化材もしくは無機充填材とフッ
素樹脂とをブレンドした組成物が、高い耐熱性、低い成
形収縮率(良好な寸法精度)を示すことが開示されてい
る。しかし、これら公報において摺動特性の改良効果が
開示されておらず、また、これら組成物の摩擦係数は上
記の低PV条件下ではなんら改良されず、使用すること
ができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の問題
点を解決して、優れた寸法精度と低荷重、低速度条件
(低PV条件)下における優れた摺動特性を有し、かつ
良好な機械物性および熱安定性を有する成形体を与える
摺動部材用樹脂組成物を提供することを目的とするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決するために鋭意検討した結果、ガラス転移温度
が140℃以上の非晶性樹脂に、融点が200℃以上の
結晶性樹脂と特定形状のグラファイトをそれぞれ特定量
配合することにより、上記目的が達成される摺動部材用
樹脂組成物を得、該組成物を用いることにより寸法精度
と摺動特性に優れた部品をつくることができることを見
出し本発明にいたった。すなわち本発明は以下に示すと
おりである。 (1)ガラス転移温度が140℃以上の非晶性樹脂10
0重量部に対して、融点が200℃以上の結晶性樹脂0
〜150重量部と、平均粒径が5〜100μm の鱗片状
グラファイト5〜100重量部を配合してなる摺動部材
用樹脂組成物。 (2)上記(1)に記載の摺動部材用樹脂組成物に、さ
らに平均粒径が5〜100μmの粒子状フィラー1〜2
00重量部を配合してなることを特徴とする摺動部材用
樹脂組成物。 (3)ガラス転移温度が140℃以上の非晶性樹脂がポ
リカーボネート、ポリサルホン、ポリエーテルイミド、
ポリアリレートおよび変性ポリフェニレンエーテルの中
から選ばれた少なくとも1種以上の樹脂であることを特
徴とする上記(1)または(2)に記載の摺動部材用樹
脂組成物。 (4)上記(1)、(2)または(3)に記載の摺動部
材用樹脂組成物からなる成形体。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で使用される非晶性樹脂
は、ガラス転移温度が140℃以上であることが好まし
く、170℃以上であることがさらに好ましい。ガラス
転移温度が140℃未満である場合、高温雰囲気下での
クリープ変形を起こしやすく寸法精度に優れた成形品を
得ることが困難となるため好ましくない。ガラス転移温
度が140℃以上である非晶性樹脂の例としては、以下
のものが例示されるが、これらに限定されるものではな
い。ポリカーボネートは、二価フェノールと炭酸誘導体
が互いに縮合して得られる分子構造の化合物として定義
される。代表的な例としては次のような繰り返し単位を
有するものがあげられるが、これらに限定されるもので
はない。
【0006】
【化1】 式中、Xの例としては、メチレン、エチレン、ジメチル
メチレン等のアルキレン基があげられる。pとしては、
1〜2の整数があげられる。なかでも、Xがジメチルメ
チレン基、かつpが1である構造を持つものが好まし
い。市販品の例としては、住友ダウ株式会社の商品名カ
リバー 300および200、三菱エンジニアリングプ
ラスチック株式会社の商品名ユーピロン S−100
0,S−2000およびS−3000などがあげられ
る。
【0007】ポリサルホンは、アリーレン単位、エーテ
ル結合およびスルホン結合の三者が必須の構成単位であ
って、アリーレン単位がエーテルおよびスルホン結合と
共に無秩序にまたは秩序正しく位置するポリアリーレン
化合物として定義される。代表的な例としては次のよう
な繰り返し単位を有するものがあげられるが、これらに
限定されるものではない。
【0008】
【化2】 [(II)の化合物はランダム共重合体を含む。式中、
1 は炭素原子数1ないし6のアルキル基、炭素原子数
3ないし10のアルケニル基、フェニル基またはハロゲ
ン原子を表し、pは0ないし4の整数である。m、nは
平均のくり返し単位数を示し、m、nは0.1〜100
の正数である。同一または異なる核上の各R1 は相互に
異なっていてもよい。各pは相互に異なっていてもよ
い。]
【0009】
【化3】 (この化合物はランダム共重合体を含む。式中、R1
炭素原子数1ないし6のアルキル基、炭素原子数3ない
し10のアルケニル基、フェニル基またはハロゲン原子
を表し、pは0ないし4の整数である。q、m、nは平
均のくり返し単位数を示し、qは1〜3の正数、m、n
は0.1〜100の正数である。同一または異なる核上
の各R1 は相互に異なっていてもよい。各pは相互に異
なっていてもよい。)
【0010】ポリサルホンとしては、(II)の構造単
位中のm/(m+n)は0.8以上であることが好まし
い。また、(III)の構造単位中のm/(m+n)は
0.8以上、かつqは1であることが好ましい。これら
の中でも(I)、(II)の繰り返し構造単位を持つも
のが好ましい。市販品の例としては、(I)のものは住
友化学工業株式会社の商品名スミカエクセルPES 36
00P,4100Pおよび4800Pが、(II)のも
のはAMOCO社の商品名UDEL P−1700があげら
れる。このなかで(I)の繰り返し単位を持ち、かつジ
メチルホルムアミド(DMF) を溶媒とした1%溶液を用いた
還元粘度が0.28以上0.38以下である芳香族ポリサルホン
が特に好ましい。ポリサルホンの末端構造は、各々の樹
脂の製法に従って決まるものであり、たとえば、Cl,
OH,OR(Rはアルキル基)などがあげられるが、こ
れらに限定されるものではない。ポリエーテルイミド
は、次のような一般式で表される重合体である。
【0011】
【化4】 ここで、Rは、たとえば、
【0012】
【化5】 などがあげられる。これらの中でも特に好ましいもの
は、次の構造を持つものである。
【0013】
【化6】 市販品としては、ゼネラルエレクトリック社の商品名UL
TEM 1000があげられる。
【0014】ポリアリレートは、二価フェノールまたは
その誘導体と芳香族二塩基酸とが互いに縮合して得られ
る分子構造の化合物として定義される。代表的な例とし
ては次のような繰り返し単位を有するものがあげられる
が、これらに限定されるものではない。
【0015】
【化7】 Xとしては、メチレン、エチレン、ジメチルメチレン等
のアルキレン基があげられる。pとしては、1〜2の整
数があげられる。なかでも、Xがジメチルメチレン基、
かつpが1である構造を持つものが好ましい。市販品の
例としては、ユニチカ株式会社の商品名Uポリマー U
−100があげられる。
【0016】変性ポリフェニレンエーテルは、一価フェ
ノールまたはその誘導体の1種または2種以上と酸化カ
ップリング触媒とを用い、酸素または酸素含有ガスで酸
化重合して得られる分子構造の化合物、およびこうして
得られた化合物に他の重合体をグラフト変性して得られ
る化合物をそれぞれ単独で、あるいは別の樹脂成分との
ブレンド物として定義される。一価フェノールまたはそ
の誘導体の1種または2種以上と酸化カップリング触媒
とを用い、酸素または酸素含有ガスで酸化重合して得ら
れる分子構造の化合物の代表的な例としては次のような
繰り返し単位を有するものがあげられるが、これらに限
定されるものではない。
【0017】
【化8】 ここで、R1 ,R2 ,R3 およびR4 の具体例として
は、水素原子、塩素原子、臭素原子、フッ素原子、ヨウ
素原子、メチル、エチル、n−またはisoープロピ
ル、pri−、sec−またはt−ブチル、クロロエチ
ル、ヒドロキシエチル、フェニルエチル、ベンジル、ヒ
ドロキシメチル、カルボキシエチル、メトキシカルボニ
ルエチル、シアノエチル、フェニル、クロロフェニル、
メチルフェニル、ジメチルフェニル、エチルフェニルお
よびアリル基などがあげられる。これらの中でも特に好
ましいものは、次の構造を持つものである。
【0018】
【化9】 また、上記化合物にグラフト変性される他の重合体とし
ては、たとえば、エチレンープロピレンポリエン共重合
体、スチレンおよびその誘導体の単量体あるいはその重
合体などがあげられる。こうして得られた化合物とのブ
レンド物として組み合わされる別の樹脂成分としては、
ポリスチレン、ポリクロロスチレン、ポリーαーメチル
スチレンなどのホモポリマーおよびこれらの共重合体、
スチレンーアクリロニトリル共重合体、スチレンージビ
ニルベンゼン共重合体、スチレンーアクリロニトリルー
αーメチルスチレン共重合体などの共重合体およびこれ
らのゴム変性化合物、ポリプロピレンまたはその共重合
体およびその変性化合物、ポリアミドおよびその変性化
合物があげられる。市販品としては、ゼネラルエレクト
リック社の商品名ノリル 731J、SE1J、SE1
00J、EN265、EN212、三菱エンジニアリン
グプラスチック(株)の商品名ユピエース AN20、
AN60、AV20、AV60、AX5010があげら
れる。
【0019】本発明で使用される結晶性樹脂は、融点が
200℃以上であり、240℃以上であることが好まし
い。融点が200℃未満である場合、ガラス転移温度が
140℃以上の非晶性樹脂と造粒・成形する際の熱分解
が避けがたく、かつ、高温雰囲気下でのクリープ変形を
起こしやすくなるため、寸法精度に優れた成形品を得る
ことが困難となり好ましくない。融点が200℃以上で
ある結晶性樹脂の例としては、以下のものが例示される
が、これらに限定されるものではない。
【0020】ポリアミドは、二価のアミン化合物と二価
のカルボン酸化合物とが互いに縮合して得られる分子構
造の化合物として定義される。代表的な例としては次の
ような繰り返し単位を有するものがあげられるが、これ
らに限定されるものではない。
【0021】
【化10】
【0022】ポリアミドとしては、(I)の構造単位中
のpが4かつqが6であるものは、ナイロン66とし
て、(I)の構造単位中のpが4かつqが4であるもの
は、ナイロン46として知られているものである。ま
た、(II)の構造単位中のpが4〜6であるものは芳
香族ナイロンとして知られている。これらのうちで、ナ
イロン46、芳香族ナイロンであることが望ましい。市
販品の例としては、(I)のものは、東レ株式会社の商
品名アミラン CM3007、3006、ユニチカ株式
会社の商品名マラニル A100、A226、A15
0、DSM社の商品名 スタニルTS300、(II)
のものは、三菱エンジニアリングプラスチック株式会社
の商品名 レニー2041、6001、三井石油化学株
式会社の商品名 アーレンSE1200、AE4200
などがあげられる。
【0023】ポリエステルは、二価のカルボン酸化合物
と二価の水酸基含有化合物とが縮合して得られる分子構
造の化合物として定義される。代表的な例としては次の
ような繰り返し単位を有するものがあげられるが、これ
らに限定されるものではない。
【0024】
【化11】 市販品の例としては、三菱エンジニアリングプラスチッ
ク株式会社の商品名ノバドゥール 5010R5、50
10R7、ユニチカ株式会社の商品名 NEH−203
0、東レ株式会社の商品名 J−015、J−055な
どがあげられる。
【0025】ポリフェニレンスルフィドは、ハロゲン化
ベンゼンまたはその誘導体と硫黄含有化合物との縮合反
応により得られる分子構造の化合物として定義される。
代表的な例としては次のような繰り返し単位を有するも
のがあげられるが、これらに限定されるものではない。
【0026】
【化12】 市販品の例としては、株式会社トープレンの商品名 T
−1,T−3,T−4、ヘキストセラニーズ社の商品名
フォートロン02214B1,0205B4,010
3B5などがあげられる。
【0027】ポリエーテルケトンは、フェニルケトン構
造とフェニルエーテル構造を主構造として合わせ持つ化
合物として定義される。代表的な例としては次のような
繰り返し単位を有するものがあげられるが、これらに限
定されるものではない。
【0028】
【化13】 ポリエーテルケトンとしては、上記(I)で表される繰
り返し単位のものが好ましい。市販品の例としては、ビ
クトレックス社の商品名 ビクトレックス150P,3
80P,450Pなどがあげられる。
【0029】本発明で使用される鱗片状グラファイト
は、天然鱗片状黒鉛、天然土状黒鉛、人造黒鉛などがあ
るが、天然鱗片状黒鉛が好ましい。天然鱗片状黒鉛は、
外見がうろこ、葉状、針状を呈するものを大部分含む天
然産の黒鉛で、天然土状黒鉛に比べ固定炭素分が高く、
SiO2 などの灰分が少なく、耐熱性、電気抵抗、潤滑
性の点で格段に優れたものである。また、人造黒鉛と比
較しても結晶性が高く、耐熱性、潤滑性の点ではるかに
優れたものである。また、鱗片状グラファイトの平均粒
径は重量平均で5〜100μmのものが好ましく、5〜
80μmのものが好ましく、5〜60μmのものがさら
に好ましい。5μm未満のものであっても、摺動性の付
与効果は5μm以上のものとさほど変わらないが、押出
機などを用いて溶融混練する場合、スクリューへのかみ
こみが悪く、計量が不安定となり、押出物の引き取り性
が悪くなり、また、衝撃強度も低くなるため好ましくな
い。平均粒径が100μmよりも大きい場合、成形品の
外観、成形品中での均一分散性などが悪くなるため、好
ましくない。市販品としては、中越黒鉛(株)の商品名
CPB−3,CPB−30,CPB−3000、日本
黒鉛(株)の商品名 CP,CPBなどがあげられる。
【0030】本発明で使用される粒子状フィラーは、ド
ロマイトなどの粒子状天然鉱物、高純度シリカ、高純度
アルミナ、ガラスビーズ、ガラスバルーン(中空ガラス
ビーズ)などの粒子状無機工業製品などがあるが、高純
度シリカ、高純度アルミナ、ガラスビーズ、ガラスバル
ーン(中空ガラスビーズ)などの粒子状無機工業製品が
好ましい。こうした粒子状無機工業製品は外観がきわめ
て球状に近いため、樹脂に充填した場合、異方性が発現
しにくく成形品の表面平滑性にも優れている。本発明の
摺動部材用樹脂組成物において、粒子状フィラーの平均
粒径は5〜100μmのものが好ましく、5〜80μm
のものがさらに好ましく、5〜60μmのものがさらに
好ましい。5μm未満のものであっても、効果は5μm
以上のものとさほど変わらないが、押出機などを用いて
溶融混練する場合、スクリューへのかみこみが悪く、計
量が不安定となり、押出物の引き取り性が悪くなり、ま
た、衝撃強度も低くなるため好ましくない。平均粒径が
100μmよりも大きい場合、成形品の外観、成形品中
での均一分散性などが悪くなるため、好ましくない。
【0031】本発明の摺動部材用樹脂組成物において、
結晶性樹脂の配合割合は、非晶性樹脂100重量部に対
し、0〜150重量部であり、好ましくは10〜120
重量部であり、さらに好ましくは20〜100重量部で
ある。結晶性樹脂の配合割合が150重量部よりも多い
場合は、成形品の成形収縮率が大きくなり、寸法精度が
悪くなるため好ましくない。
【0032】本発明の摺動部材用樹脂組成物において、
鱗片状グラファイトの配合割合は、非晶性樹脂100重
量部に対し、5〜100重量部であり、好ましくは5〜
80重量部であり、さらに好ましくは5〜50重量部で
ある。鱗片状グラファイトの配合割合が100重量部よ
りも多い場合は、成形加工時の流動性が悪くなり、良好
な成形品を得ることが難しくなるとともに、成形品の外
観が悪くなり、さらに成形機のシリンダーや金型の磨耗
が大きくなるため好ましくない。また、鱗片状グラファ
イトの配合割合が5重量部未満の場合も、目的とする摺
動特性の向上効果が不十分となり好ましくない。
【0033】本発明の摺動部材用樹脂組成物において、
粒子状フィラーを配合する場合、その配合割合は、非晶
性樹脂100重量部に対し、1〜200重量部であり、
好ましくは10〜200重量部であり、さらに好ましく
は、40〜200重量部である。粒子状フィラーの配合
割合が200重量部よりも多い場合は、成形加工時の流
動性が悪くなり、良好な成形品を得ることが難しくなる
とともに、成形品の外観が悪くなり、さらに成形機のシ
リンダーや金型の磨耗が大きくなるため好ましくない。
【0034】なお、本発明で用いられる摺動部材用樹脂
組成物に対して、本発明の目的を損なわない範囲で鱗片
状グラファイトや粒子状フィラー以外の充填材、たとえ
ば、ガラスファイバー、カーボンファイバー、ウォラス
トナイト、チタン酸カリウム、酸化マグネシウムなどの
補強材;染料、顔料などの着色剤;酸化防止剤;熱安定
剤;紫外線吸収剤;帯電防止剤;界面活性剤などの通常
の添加剤を1種以上添加することができる。また、たと
えば、高級脂肪酸、高級脂肪酸エステル、高級脂肪酸金
属塩、フルオロカーボン系界面活性剤等の外部滑剤効果
を有するものを1種以上添加することも可能である。ま
た、少量の熱可塑性樹脂、たとえば、ポリアセタール、
液晶ポリエステル等や、少量の熱硬化性樹脂、たとえ
ば、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等
の1種または2種以上を添加することもできる。本発明
の摺動部材用樹脂組成物を得るための原料成分の配合手
段は特に限定されず、各成分を各々別々に溶融混合機に
供給するか、またはこれらの原料成分を乳鉢、ヘンシェ
ルミキサー、ボールミル、リボンブレンダーなどを利用
して予備混合してから溶融混合機に供給することもでき
る。本発明の摺動部材用樹脂組成物は、可動部を有する
種々の機構部品、たとえば、電気・電子部品(スイッ
チ、リレー、コネクター、ソケット等)、OA・AV機
器(プリンター、複写機、ファクシミリ、ビデオデッ
キ、ビデオカメラ、フロッピーディスクドライブ、ハー
ドディスクドライブ、CD−ROMドライブ、光磁気デ
ィスクドライブ等)、その他の機構部品(スチールカメ
ラ、電磁波を用いた加熱調理器、自動車部品)に好適に
用いられる。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。なお、実施例中の物性
は次の方法で測定した。 (1)寸法精度 64mm×64mm×3mmt の平板試験片を用い、樹脂の流
動方向の各辺の長さをその端部と中央部で測定した。こ
こで、端部の測定値の平均値をmd、中央部の測定値を
mdcとして、成形収縮率を下記式により求めた。 樹脂の流動方向端部の収縮率MD: MD=((樹脂流動方向の金型寸法ーmd)/樹脂流動
方向の金型寸法)×100% 樹脂の流動方向中央部の収縮率MDc: MDc=((樹脂流動方向の金型寸法ーmdc)/樹脂
流動方向の金型寸法)×100% 成形品の寸法精度は、上記計算値をもとに、MDーMD
cの絶対値を比較することで判断した。すなわち、MD
ーMDcの絶対値が小さければ小さいほど寸法精度に優
れていることを示している。 (2)摩擦係数 内径17mm、外径21mm、高さ10mmのリング状試験片
を用い、図1に示す装置により、荷重(3)を1000
mm/min.の速度で上下移動させることによりロードセル
(1)で荷重を検出し、試験片(2)とビデオテープ
(4)との摺動性を下記式(オイラーの式)から摩擦係
数として測定した。 μ=(lnTーlnW)/θ (ここで、Tはロードセルで検出された引き上げ荷重
(g)、Wは荷重(3)(g),θはビデオテープの巻
き付き角度(rad)である。) (3)曲げ強度 6.4×12.7×127mmの試験片を用い、ASTM
D790に準拠して測定した。 (4)荷重たわみ温度(TDUL) 6.4×12.7×127mmの試験片を用い、ASTM
D648に準拠して測定した。
【0036】実施例1〜4 非晶性樹脂としてポリサルホン(住友化学工業(株)
製、商品名スミカエクセルPES 3600P)と、結晶
性樹脂としてポリエーテルケトン(ビクトレックス社
製、商品名ビクトレックスPEEK 450P)、鱗片状グ
ラファイト(中越黒鉛(株)製、商品名CPB−3)、
および粒子状フィラーとして、ガラスバルーン(旭硝子
(株)製、商品名セルスターX−2000)とを表1に
示す組成でヘンシェルミキサーで混合後、二軸押し出し
機(池貝鉄工(株)製、商品名PCM−30)を用い
て、シリンダー温度340℃で造粒し、樹脂組成物を得
た。これらの樹脂組成物を140℃で4時間乾燥後、射
出成形機(日精樹脂工業(株)製、PS40E5AS
E)を用いて、シリンダー温度360℃、金型温度16
0℃で64mm×64mm×3mmt の平板試験片、リング状
試験片、6.4mm×12.7mm×127mmの試験片を成
形した。これらの試験片を用い、寸法精度、摩擦係数、
曲げ強度、および荷重たわみ温度の測定を行った。結果
を表1に示す。表からわかるように、これらの樹脂組成
物は、摩擦係数が低く、かつ優れた寸法精度、機械物
性、および耐熱性を有していた。
【0037】比較例1〜2 鱗片状グラファイトの代わりにタルク(日本タルク
(株)製、商品名X−50)(比較例1)、鱗片状グラ
ファイトの代わりにカーボンファイバー(大阪ガス
(株)製、商品名ドナカーボS−249)(比較例2)
を用いる以外は、実施例1と同様にして、寸法精度、摩
擦係数、曲げ強度、および荷重たわみ温度の測定を行っ
た。結果を表1に示す。タルクを用いた樹脂組成物(比
較例1)は、摩擦係数が大きく、実用に耐えなかった。
また、カーボンファイバーを用いた樹脂組成物(比較例
2)は、摩擦係数は小さいものの寸法精度が悪く、実用
に耐えなかった。
【0038】実施例5 結晶性樹脂にポリフェニレンスルフィド((株)トープ
レン製、商品名T−3)を用いる以外は、実施例1と同
様にして、寸法精度、摩擦係数、曲げ強度、および荷重
たわみ温度の測定を行った。結果を表1に示す。この場
合も、摩擦係数が低く、かつ優れた寸法精度、機械物
性、および耐熱性を有することがわかる。
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】本発明の摺動部材用樹脂組成物は、優れ
た寸法精度と低荷重、低速度条件(低PV条件)下にお
ける優れた摺動特性を有し、かつ良好な機械物性および
熱安定性を有する成形体を与える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 樹脂試験片の摩擦係数の測定装置の概念図
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 81/06 C08L 81/06 101/12 101/12 C10M 103/02 C10M 103/02 Z 107/00 107/00 171/00 171/00 // C10N 50:08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス転移温度が140℃以上の非晶性樹
    脂100重量部に対して、融点が200℃以上の結晶性
    樹脂0〜150重量部と、平均粒径が5〜100μm の
    鱗片状グラファイト5〜100重量部を配合してなる摺
    動部材用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】請求項1記載の摺動部材用樹脂組成物に、
    さらに平均粒径が5〜100μmの粒子状フィラー1〜
    200重量部を配合してなることを特徴とする摺動部材
    用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】ガラス転移温度が140℃以上の非晶性樹
    脂がポリカーボネート、ポリサルホン、ポリエーテルイ
    ミド、ポリアリレートおよび変性ポリフェニレンエーテ
    ルの中から選ばれた少なくとも1種以上の樹脂であるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の摺動部材用樹
    脂組成物。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3に記載の摺動部材用
    樹脂組成物からなる成形体。
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