JPH10182048A - マンコンベア - Google Patents

マンコンベア

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JPH10182048A
JPH10182048A JP34503096A JP34503096A JPH10182048A JP H10182048 A JPH10182048 A JP H10182048A JP 34503096 A JP34503096 A JP 34503096A JP 34503096 A JP34503096 A JP 34503096A JP H10182048 A JPH10182048 A JP H10182048A
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JP
Japan
Prior art keywords
handrail
guide rail
canvas
synthetic polymer
stainless steel
Prior art date
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Pending
Application number
JP34503096A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Yasuda
邦夫 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】乗客への放電に伴う不快感を軽減することので
きるマンコンベアを得ること。 【解決手段】手すり受けデッキ2の上端の両側に挿着す
る手すり案内レールの材料を、ステンレス鋼材の手すり
案内レール3Aとポリアミド系合成高分子材の手すり案
内レール3Bを交互に配置する。手すり受けデッキ2の
上端に対置した案内レールの材料をステンレス鋼材とポ
リアミド系合成高分子材としてもよい。ステンレス鋼材
とポリアミド系合成高分子材とでは、手すり案内レール
の上部に挿入される移動手すりの内面に添着されたポリ
エステル樹脂の繊維の帆布との摺動で発生する静電気の
極性が異なるので、片側の極性に帯電した帆布の静電気
を、移動手すりの移動で逆の極性で帯電させて、相殺す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マンコンベアに係り、
特に、手すり部分の構成材料を変えたマンコンベアに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のマンコンベアの一例を図5(a)
の右側面図に示し、この図5(a)のA−A断面の拡大
斜視図を図5(b)に示す。図5(a),(b)におい
て、エスカレータの骨組となるトラス6の上階側には、
駆動源となる電動機27が収納され、この電動機27には、
減速機22が連結され、この減速機22の出力軸には、小径
のスプロケットが取り付けられている。
【0003】減速機22の下階側には、紙面直交方向に軸
23aが貫設され、この軸23aには、大径のスプロケット
23bが取り付けられている。このスプロケット23bに
は、駆動チェーン23の片側が巻装され、この駆動チェー
ン23の他側は、減速機22の出力軸に取り付けられた小径
のスプロケットに巻装されている。
【0004】スプロケット23bには、無端状の踏段チェ
ーン21の片側が巻装されている。この踏段チェーン21の
他側は、トラス6の下階側に設けられたスプロケット23
cに巻装され、踏段チェーン21には、踏段13の下端が連
続して連結されている。
【0005】トラス6の上方には、5枚のガラスパネル
19が立設され、このガラスパネル19の間には、下端がト
ラスに支えられた欄干柱19aが立設され、この欄干柱19
aの上端には、図5(b)で後述する主デッキ1が固定
されている。
【0006】トラス6の下階側の上面と上階側の上面に
は、乗降板21A,21Bが図示しないくしとともに載置さ
れている。下階側のスプロケット23cの左側には、コイ
ルばねなどで構成されこのコイルばねに貫挿された軸の
右端がスプロケット23cの軸受箱に係止される踏段チェ
ーン緊張装置23dが示されている。
【0007】図5(a)のA−A断面の拡大斜視図を示
す(注;但し、片側だけを示す)図5(b)において、
図5(a)の欄干柱19aの上端に固定された逆U字状の
主デッキ1の上面の中央部には、略逆凸字状に断面が形
成された手すり受けデッキ2が固定されている。
【0008】この手すり受けデッキ2の上端の左右に
は、摩擦係数が小さく耐摩耗性に優れた、例えば、ポリ
アミド系合成高分子材(商品名ナイロン)又は、超高分
子ポリエチレン材から製作された手すり案内レール3C
が挿入されている。
【0009】この一対の案内レール3Cに対して、図5
(a)に示した移動手すり4が図4の断面図に示すよう
に無端状に巻装されている。この移動手すり4は、トラ
ス6の上側の斜行部に設けられた図示しないシーブとロ
ーラの間に下側の斜行部が挟まれ、駆動シーブの回転に
従って、踏段13と等速に駆動される。また、移動手すり
4は、ゴム材の裏側に対して、摩擦係数の小さい化学繊
維材料から製作された帆布5が接合されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
移動手すり部分が構成されたマンコンベアにおいては、
手すり案内レール3Cの上面を摺動しながら駆動される
移動手すり4と、手すり案内レール3Cとの間の摩擦に
よって静電気が発生し、手すり案内レール3Cと移動手
すり4の帆布5が図4に示すように帯電する。すなわ
ち、図4においては、ポリアミド系合成高分子材の手す
り案内レール3C側が負に帯電し、帆布5側が正に帯電
する。
【0011】すると、エスカレータに乗り込んだ利用者
の指が移動手すり4に触れた瞬間に、帯電した電荷の放
電によって感電し、不快感を感じるおそれがある。した
がって、特に乾季においては、指先に痛みを感じる場合
もある。
【0012】そのため、手すり受けデッキ2に薄いばね
材料の接触板を固定し、この接触板を帆布5に接触させ
て、この帆布5に帯電した電荷を放電させる方法も考え
られるが、帆布5に使用される化学繊維材料は、表面抵
抗率が高いので、完全に放電させることができない。そ
こで、本発明の目的は、乗客への放電に伴う不快感を軽
減することのできるマンコンベアを得ることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、移送部の両側に立設された欄干の上端に固定された
手すり案内レールに、移送部と同期して駆動される移動
手すりが、この移動手すりに添着された帆布を介して巻
装されたマンコンベアにおいて、帆布との摺動により正
に帯電する材料と負に帯電する材料を案内レールと帆布
との間に交互に配置して手すり案内レールを構成したこ
とを特徴とする。
【0014】また、請求項2に記載の発明のマンコンベ
アは、帆布の材料をポリエステル樹脂繊維とし、手すり
案内レールの材料をステンレス鋼とポリアミド系合成高
分子材又はステンレス鋼とポリウレタン樹脂又は軟鋼材
とポリアミド系合成高分子材又は軟鋼材とポリウレタン
樹脂としたことを特徴とする。
【0015】また、請求項3に記載の発明のマンコンベ
アは、案内レールを複数列の分割形としたことを特徴と
する。
【0016】また、請求項4に記載の発明のマンコンベ
アは、複数列の対置した案内レールの材料を異なる材料
としたことを特徴とする。
【0017】さらに、請求項5に記載の発明のマンコン
ベアは、帯電する案内レールのうち、帯電電荷量の多い
案内レールを短くし、帯電電荷量の少ない案内レールを
長くしたことを特徴とする。
【0018】このような手段によって、本発明において
は、駆動されて手すり案内レールと摺動し、この摺動で
帆布に帯電する電荷を、この帆布の位置の移動に伴う逆
極性の電荷によって相殺して減少させる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のマンコンベアの一
実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の
マンコンベアの第1の実施形態を示す部分断面斜視図
で、従来の技術で示した図5(b)に対応し、請求項
1,2及び請求項3に対応する図、図2は、図1の縮小
平面図である。
【0020】図1及び図2において、従来の技術で示し
た図5(a),(b)及び図4と異なるところは、案内
レールの材料とその配置上の組み合わせで、他は、図5
(a),(b)と同一である。したがって、図5
(a),(b)と同一要素には、同一符号を付して説明
を省略する。
【0021】すなわち、手すり受けデッキ2の上面に
は、図1においては左側と右側の端部の手すり案内レー
ルの材料が、図2の平面図で示すように左側の手すり案
内レール3Aがステンレス鋼材で、この案内レール3A
の右側がポリアミド系合成高分子材の案内レール3B、
この案内レール3Bの右側の案内レール3Aはステンレ
ス鋼材、更に右側の案内レール3Bはポリアミド系合成
高分子材で、以下も順にステンレス鋼材、ポリアミド系
合成高分子材となっている。
【0022】このように手すり案内レールの材料が走行
方向に変えて配置されたマンコンベアにおいては、帆布
5に帯電する電荷は、案内レール3Aと摺動中の部分は
正となるが、更に走行して案内レール3Bと摺動するこ
とによって発生する負の電荷によって先に帯電した正の
電荷と相殺されるので、残留した電荷を減らすことがで
きる。
【0023】なお、上記実施形態では、ステンレス鋼材
とポリアミド系合成高分子材の組み合わせとしたが、ス
テンレス鋼材とウレタン材でもよい。また、上記実施形
態では、帆布5の材料をポリエステル繊維の場合で説明
したが、ウレタン材として、手すり案内レールを図2の
配置にしてもよい。この場合にも、帯電電荷の量が異な
るだけで極性は同じである。
【0024】すなわち、摩擦で発生する静電気の極性
は、相互の材料で決まり、ステンレス鋼,ポリエステル
樹脂,ウレタン樹脂及びポリアミド系合成高分子材で
は、ステンレス鋼−ポリエステル樹脂−ウレタン樹脂−
ポリアミド系合成高分子材の帯電列となり、いづれかを
組み合わせた場合には、上記帯電列の左側の材料が負に
帯電し、右側の材料が正に帯電する。したがって、帯電
列の位置が異なる材料を交互に配置すればよい。
【0025】図3は、本発明のマンコンベアの第2の実
施形態を示す部分平面図で、図2に対応し、請求項4に
対応する図である。図3において、図2と異なるところ
は、相対する手すり案内レールの材料を変えて、いわゆ
る千鳥状に配置したことで、他は、図2と同一である。
【0026】すなわち、図3においては、左端に対置す
る手すり案内レールのうち、片側がステンレス鋼材の手
すり案内レール3Aで他側がポリアミド系合成高分子材
の手すり案内レール3Bとなり、以下順に交互の材料が
挿入されている。この場合には、帆布に対置して帯電し
た電荷の極性が異なるので、手すりベルト4の上面に触
れた指で感じる痛みを更に軽減することができる。
【0027】また、上記実施形態では、手すり案内レー
ルの長さは、材料の如何にかかわらず同一としたが、前
述した帯電列の組み合わせにより、帯電電荷量の多い材
料の手すり案内レールは短くし、帯電電荷量の少ない材
料は、その電荷量に応じて長くして、正負の電荷の相殺
効果を上げた請求項5に記載の発明としてもよい。
【0028】また、手すり案内レールは、分割形の場合
で説明したが、一列の場合でも同様に適用することがで
きる。
【0029】なお、上記実施形態では、いずれの場合
も、手すり案内レールは、手すり受けデッキ2に挿入す
る構成の場合で説明したが、断面形状が単にL字形で、
手すり受けデッキ2に皿ねじなどで固定される手すり案
内レールにも同様に適用することができる。
【0030】また、上記実施形態では、図5に示した上
階側と下階側に設置されるエスカレータの場合で説明し
たが、平坦な部分に設けられる移動歩道などに設置され
るマンコンベアにも、同様に適用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上、請求項1に記載の発明によれば、
移送部の両側に立設された欄干の上端に固定された手す
り案内レールに、移送部と同期して駆動される移動手す
りが、この移動手すりに添着された帆布を介して巻装さ
れたマンコンベアにおいて、帆布との摺動により正に帯
電する材料と負に帯電する材料を案内レールと前記帆布
との間に交互に配置して手すり案内レールを構成するこ
とで、また、請求項2に記載の発明によれば、帆布の材
料をポリエステル樹脂繊維とし、手すり案内レールの材
料をステンレス鋼とポリアミド系合成高分子材又はステ
ンレス鋼とポリウレタン樹脂又は軟鋼材とポリアミド系
合成高分子材又は軟鋼材とポリウレタン樹脂とすること
で、また、請求項3に記載の発明によれば、案内レール
を複数列の分割形とすることで、また、請求項4に記載
の発明によれば、複数列の対置した案内レールの材料を
異なる材料とすることで、さらに、請求項5に記載の発
明のマンコンベアは、帯電する案内レールのうち、帯電
電荷量の多い案内レールを短くし、帯電電荷量の少ない
案内レールを長くすることで、駆動されて手すり案内レ
ールを摺動し、この摺動で帯電する電荷を、位置の移動
に伴う逆極性の電荷によって相殺して減少させたので、
乗客への放電に伴う不快感を軽減することのできるマン
コンベアを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマンコンベアの第1の実施形態を示す
部分斜視図。
【図2】図1の平面縮小図。
【図3】本発明のマンコンベアの第2の実施形態を示す
部分平面図。
【図4】従来のマンコンベアの一例の作用を示す部分縦
断面説明図。
【図5】従来のマンコンベアの一例を示す図で、(a)
は右側面図、(b)は(a)のA−A断面拡大斜視図。
【符号の説明】
1…主デッキ、2…手すり受けデッキ、3A,3B,3
C…手すり案内レール、4…手すりベルト、5…帆布、
6…トラス、13…踏段、19…ガラスパネル、19a…欄干
柱、21…踏段チェーン、22…減速機、23…駆動チェー
ン、27…電動機。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移送部の両側に立設された欄干の上端に
    固定された手すり案内レールに、前記移送部と同期して
    駆動される移動手すりが、この移動手すりに添着された
    帆布を介して巻装されたマンコンベアにおいて、前記帆
    布との摺動により正に帯電する材料と負に帯電する材料
    を交互に配置して前記手すり案内レールを構成したこと
    を特徴とするマンコンベア。
  2. 【請求項2】 前記帆布の材料をポリエステル樹脂繊維
    とし、前記手すり案内レールの材料をステンレス鋼とポ
    リアミド系合成高分子材又はステンレス鋼とポリウレタ
    ン樹脂又は軟鋼材とポリアミド系合成高分子材又は軟鋼
    材とポリウレタン樹脂としたことを特徴とする請求項1
    に記載のマンコンベア。
  3. 【請求項3】 前記案内レールを複数列の分割形とした
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマンコ
    ンベア。
  4. 【請求項4】 前記複数列の対置した案内レールの材料
    を異なる材料としたことを特徴とする請求項3に記載の
    マンコンベア。
  5. 【請求項5】 前記帯電する案内レールのうち、帯電電
    荷量の多い案内レールを短くし、帯電電荷量の少ない案
    内レールを長くしたことを特徴とする請求項1乃至請求
    項4に記載のマンコンベア。
JP34503096A 1996-12-25 1996-12-25 マンコンベア Pending JPH10182048A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105314515A (zh) * 2015-12-03 2016-02-10 南通江中光电有限公司 一种自动扶梯的扶手出入口及其压铸方法

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