JPH10181405A - シートサスペンション装置 - Google Patents

シートサスペンション装置

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JPH10181405A
JPH10181405A JP35655496A JP35655496A JPH10181405A JP H10181405 A JPH10181405 A JP H10181405A JP 35655496 A JP35655496 A JP 35655496A JP 35655496 A JP35655496 A JP 35655496A JP H10181405 A JPH10181405 A JP H10181405A
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JP
Japan
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seat
frame
buffer spring
suspension device
base frame
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JP35655496A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Oki
仁 大来
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Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 着座姿勢での容易な体重調整操作を可能とす
る。 【構成】 ベースフレーム18に上端の係止された緩衝ば
ね22の下端が、回動アーム56に支持された支持プレート
60に係止されている。回動アーム56は、シートバック14
の下部側端に露出して配設された操作ハンドル92の回転
操作に連動して回動可能に設けられ、この回動アームの
回動に伴う支持プレート60の昇降によって、緩衝ばね22
の伸張量が調整可能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シートをベース
フレームに対して昇降自在に支持し、シートフレーム、
ベースフレーム間に架設されたショックアブソーバと緩
衝ばねとによって、シートフレームに伝達される上下方
向での衝撃、振動等を緩和可能としたシートサスペンシ
ョン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、車床等に伝達された上下方向
の衝撃、振動等を減衰させて着座者を保護するシートサ
スペンション装置が、車両等のシートに装着されてい
る。このようなシートサスペンション装置は、たとえ
ば、シートを所定のベースフレームに対して昇降自在に
支持し、ショックアブソーバと緩衝ばねとによって、シ
ートに伝達される上下方向の衝撃、振動等を緩和可能に
構成されている。
【0003】そして、このようなシートサスペンション
装置として、たとえば、ショックアブソーバ、緩衝ばね
をシートの背部位置、つまりはシートバック部分に配設
した構成が知られている。この種のシートサスペンショ
ン装置は、シートの下部スペースを他の目的、たとえ
ば、バッテリーや他の機構の収納スペース等として利用
することの多いフォークリフト等の建設機械のシート等
に、広く採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のシ
ートサスペンション装置として、緩衝ばねの伸張量を変
動させることによって着座者の体重に応じた緩衝力(サ
スペンション力)を確保可能とした、いわゆる体重調整
機構付きのものが知られ、たとえば、実開昭48−008505
号公報や特開平08−104161号公報等において開示されて
いる。
【0005】しかしながら、上記公報等において開示さ
れたこれら公知の構成においては、緩衝ばねの伸張量、
つまりはサスペンション力を調整するためのつまみが、
シートバックの背部、あるいはシートバックの上端等に
設けられているため、着座姿勢でのつまみ操作は困難で
あり、離席した状態でのつまみ操作、つまりは体重調整
操作が着座者に要求される。つまり、着座者が調整操作
を忘れて着座してしまった場合においては、体重調整を
行うことなくその車両等の運転操作を遂行することが多
くなるため、シートサスペンション装置の機能性が十分
に生かされなくなる虞れがある。
【0006】ここで、つまみをシートクッションの前端
に配置した構成が、特開平02−234853号公報に開示され
ている。このような構成によれば、着座したままの状態
でのつまみ操作が可能となるため、体重に応じたサスペ
ンション力の調整操作が着座した後に適宜行え、着座者
に応じたサスペンション力により、着座者の快適性、安
全性が十分に向上される。
【0007】しかしながら、上記特開平02−234853号公
報に開示する構成では、つまみがシートクッションの前
方、つまりはシートに着座した着座者の前方下部に位置
するため、その操作時においては、着座者が前屈みにな
らざるを得ない。そして、フォークリフト等の建設機械
は、通常、シートの周辺スペースが狭いため、着座姿勢
からの前屈姿勢が容易に確保できず、操作性の低下が避
けられない。
【0008】更に、緩衝ばねはシートバック部分に設け
られるため、つまみをシートクッションの前方に配設す
る構成では、緩衝ばねとつまみとの間の距離が長くな
り、つまみからの操作力を緩衝ばねに伝達のための伝達
手段等が複雑化しやすい。
【0009】この発明は、着座姿勢での容易な体重調整
操作を可能としたシートサスペンション装置の提供を目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明によれば、ベースフレームに上端の係止さ
れた緩衝ばねの下端が、シートバックの下部側端に露出
して配設された操作ハンドルの回転操作に連動して昇降
される支持プレートに係止されている。そして、操作ハ
ンドルの回転操作に伴う支持プレートの昇降によって、
緩衝ばねの伸張量が調整可能となっている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0012】図1、図2に示すように、この発明に係る
シートサスペンション装置10においては、シートクッシ
ョン12、シートバック14を保持するシートフレーム16
が、所定のベースフレーム18に対して昇降自在に支持さ
れている。そして、ベースフレーム18に対する上下方向
でのシートフレーム16の振動、衝撃等を、シートフレー
ム16の背部位置、つまりはシートバック部分に配設され
たショックアブソーバ20と緩衝ばね22との組み合わせの
もとで緩和可能に、シートサスペンション装置10は構成
されている。
【0013】図2に加えて図3を見るとわかるように、
ベースフレーム18は、たとえば、左右一対のベースブラ
ケット18a の後端間に略コ字形状のバックフレーム18b
をその起立状態で架設、固定することにより、側面略く
形状に形成されている。このベースフレーム18において
は、たとえば、回動自在なリンク24が左右のベースブラ
ケット18a 間に架設、枢着されるとともに、バックフレ
ーム18b の左右端の外方に、左右一対のブラケット26が
突設されている(図1参照)。そして、このリンク24、
ブラケット26を介して、シートフレーム16がベースフレ
ーム18に対して昇降自在に支持されている。
【0014】図2、図3を見るとわかるように、シート
フレーム16は、たとえば、前後方向(図中左右方向)に
延びたクッション部16a と、上下方向に延びたバック部
16bとを連結プレート28での連結のもとで一体的に組み
合わせた側面略く字形に形成されている。そして、シー
トフレーム16の所定の対向端間に架設された前後方向、
左右方向の支持部材30、31 の上面、または、左右方向の
支持部材32、33 の前面へのシートパッドの配置、およ
び、表皮等からなるトリムカバーでのシートパッド、シ
ートフレームの一体的な被覆によって、着座者を弾性支
持可能なシートクッション12、シートバック14がそれぞ
れ形成されている。
【0015】そして、図1、図3に示すように、このシ
ートフレーム16は、ベースフレームのブラケット26に対
向して内方に突設された左右一対のブラケット36を、バ
ック部16b の左右端に有して形成されている。このブラ
ケット36は、たとえば、上下方向に延びた長孔38を有し
て形成され、この長孔およびブラケット26の丸孔40を介
した連結ピン42の挿着によるブラケット26、36 間の連結
によって、ベースフレーム18に対するシートフレーム16
の昇降が確保可能となっている。
【0016】また、図2に示すように、シートフレーム
のクッション部16a の前端に、たとえば、左右一対のホ
ルダー44が設けられ、このホルダーによるリンク24の軸
支によって、シートフレーム16がベースフレーム18に対
して昇降自在に支持されている。
【0017】このように組み立てられたシートフレーム
16、ベースフレーム18は、たとえば、フォークリフト等
の車両の台座45にロアレール46の固定されたシートスラ
イド装置48に、アッパーレール50へのベースブラケット
18a の載置、固定のもとで連結される。つまり、シート
クッション12、シートバック14の組み合わせからなるシ
ートは、シートスライド装置48によって、前後方向にス
ライド可能に支持されている。
【0018】ここで、図1に示すように、このようなシ
ートサスペンション装置10においては、その軸線方向で
の衝撃、振動等を減衰可能に機能するショックアブソー
バ20が、シートフレーム16の背部位置、つまりはシート
バック部分に配設され、たとえば、ベースフレーム18の
バックフレーム18b の上端と、その下方でシートフレー
ム16のバック部16b の左右端間に架設、固定された架設
プレート52との間に、各端の枢着のもとで架設されてい
る。
【0019】そして、緩衝ばね22が、ベースフレーム18
に対する上方への偏倚力をシートフレーム16に付与可能
に、ショックアブソーバ20と同じ背部位置に配設されて
いる。図1、図2に示すように、この発明においては、
この緩衝ばね22の上端がベースフレーム18のバックフレ
ーム18b の上端の係止片54に係止されるとともに、その
下端が、シートフレーム16に対して支点の枢着された回
動アーム56の自由端56a に対して連結されている。
【0020】図1、図2に加えて図4を見るとわかるよ
うに、回動アーム56は、その自由端56a に、枢支ピン58
によって回動可能に連結された支持プレート60を有して
形成され、この支持プレートの係止片62への係止によっ
て、緩衝ばね22の下端が回動アームの自由端に対して連
結されている。
【0021】なお、枢支ピン58は、その延出端への、た
とえばスピードナット64等の嵌着によって、離脱不能に
保持される。
【0022】たとえば、図1に示すように、シートフレ
ーム16の左右の連結プレート28の左右サイド間に、サポ
ートロッド66が架設、固定されている。そして、図4に
加えて図5を見るとよくわかるように、回動アーム56
が、このサポートロッド66に固定された断面略U 形状の
中空のブラケット68に対し、段付き形状の支持ピン70を
介して回動自在に連結、支持されている。つまり、この
支持ピン70が回動アーム56の支点となり、回動アーム
は、ブラケット68に対し、この支点を中心として回動さ
れる。
【0023】なお、支持ピン70は、先端にねじ部70a を
有して形成され、このねじ部へのナット72の螺着によっ
て、離脱不能に取り付けられる。
【0024】ここで、図4、図5に示すように、この発
明においては、回動アーム56が、支点(支持ピン)70を
挟んで自由端56a の逆サイドに位置する延出端56b に、
長孔状のガイド孔74を有して形成されている。図5を見
るとわかるように、このガイド孔74は、支点70と、枢支
ピン58による自由端56a 、支持プレート60間の枢着点
(支持ピン)とを結ぶ直線76に対して所定角度だけ傾斜
した直線78上に設けられている。
【0025】なお、この実施の形態においては、回動ア
ームのガイド孔74が、支点70と自由端の枢着点58とを結
ぶ直線76の上を始点とする位置、形状に形成されてい
る。
【0026】そして、図4、図5に示すように、このガ
イド孔74の内部を摺動可能な摺動ピン80を一体に有する
可動ナット82が、中空のブラケット68の一対の対向壁に
設けられたガイド孔84に沿って直線移動可能に配設、支
持されるとともに、この可動ナットに螺合可能なリード
スクリュー86が、可動ナットの移動方向にその軸線を整
列させて、たとえば、シートフレームの連結プレート28
に対して回転自在かつ離脱不能に設けられている。
【0027】可動ナット82は、たとえば、摺動ピン80の
延出サイドの逆サイドに、同軸上の延出端82a を一体に
有して形成され、ブラケットのガイド孔84への摺動ピン
および延出端の遊挿により、当該ガイド孔に沿って移動
可能に配設される。なお、摺動ピン80は、たとえば、先
端にねじ部80a を有する段付き形状とされ、このねじ部
へのナット88の螺着により、摺動ピン、つまりは可動ナ
ット82が、回動アーム56およびブラケット68に対し、そ
れぞれのガイド孔74、84 の内部を摺動可能かつ離脱不能
に取り付けられる。
【0028】また、ブラケット68は、ガイド孔84に連続
した大径の挿通孔90を有して形成され、この挿通孔を介
して、可動ナット82がブラケットの一対の対向壁間に挿
入、介在可能となっている。
【0029】そして、リードスクリュー86は、その端末
に操作ハンドル92を一体的に有して形成されている。そ
して、この操作ハンドル92は、シートバック14の下部側
端に突出して設けられている(図1、図2参照)。
【0030】このような構成においては、操作ハンドル
92の回転操作のもとでリードスクリュー86が回転し、こ
のリードスクリューの回転に伴う螺進、螺退によって、
可動ナット82がブラケットのガイド孔84に沿って直線移
動する。たとえば、図5に示す状態をこのシートサスペ
ンション装置10における体重調整の初期状態と仮定す
る。この状態においては、可動ナット82および摺動ピン
80がブラケットのガイド孔84および回動アームのガイド
孔74の図中左方に位置している。
【0031】このような初期状態から、操作ハンドル92
の回転操作のもとでリードスクリュー86を対応方向に回
転させると、リードスクリューに対する、たとえば螺進
のもとで、可動ナット82がブラケットのガイド孔84に沿
って右方に移動する。ここで、この発明においては、回
動アームのガイド孔74が回動アームの支点70と自由端の
枢着点56とを結ぶ直線76から所定角度だけ傾斜した直線
78上に設けられているため、図5に示す初期位置から可
動ナット82が図中右方に移動すると、摺動ピン80が回動
アームのガイド孔内を摺動することにより、回動アーム
56が反時計方向に回動され、図6に示すように、その自
由端56a 、つまりは支持プレート60が下降する。
【0032】図6に加えて図1を見るとわかるように、
回動アーム56の回動のもとで支持プレート60が下降する
と、緩衝ばね22の張設されたバックフレーム18b の上端
と支持プレートとの間隔が広がる方向に変動するため、
支持プレートの下降位置における緩衝ばね22の伸張量は
減少する。つまり、着座者の体重の重い場合において
は、このように支持プレート60を下降させて緩衝ばね22
の伸張量を減少させることにより、シートの過剰な沈み
込みが抑制されて、体重の重い着座者に適した緩衝力
(サスペンション力)が確保される。
【0033】また、逆に着座者の体重の軽いときは、図
5に示すような上方位置に支持プレート60の高さを保持
して緩衝ばね22の伸張量を増大させることにより、シー
トの円滑な沈み込みのもとで、軽量の着座者に応じたサ
スペンション力が容易に確保できる。
【0034】上記のように、この発明のシートサスペン
ション装置10においては、操作ハンドル92の回転操作を
可動ナット82の直線移動に変換し、この可動ナットの直
線移動を回動アーム56の回動に更に変換することで、シ
ートバック14の下部側端に配置、露出した操作ハンドル
による緩衝ばね22の伸張量の変動、調整が可能となって
いる。
【0035】このように、シートバック14の下部側端に
操作ハンドル92を設ければ、着座姿勢を維持したままで
の体重調整操作が容易に可能となる。つまり、着座者が
シートへの着座後、その着座姿勢を維持した状態で自己
の体重に適した緩衝ばね22の伸張量を適宜調整、設定で
きるため、着座前に調整し忘れても、シート着座後に自
己の体重に適したサスペンション力に調整することによ
り、シートサスペンション装置10の機能性を十分に引き
出すことが容易に可能となる。従って、着座者の快適
性、安全性が容易かつ十分に確保できる。
【0036】そして、着座姿勢を維持したままでの操作
の可能な、シートバック14の下部側端に、操作ハンドル
92が設けられているため、操作ハンドルの操作時、つま
りは体重調整操作の際に、着座者に無理な姿勢を強いる
こともない。
【0037】また、この発明においては、回動アームの
自由端56a に支持プレート60を枢着するとともに、可動
ナット82と一体の摺動ピン80の遊挿、摺動可能なガイド
孔74を回動アームに設ければ足りるため、構成の複雑化
を伴うことなく、着座姿勢を維持したままで体重調整操
作の可能なシートサスペンション装置10が容易に提供で
きる。
【0038】ここで、この発明の実施の形態において
は、回動アームのガイド孔74が、その支点70と自由端の
枢着点58とを結ぶ直線76の上を始点とする位置、形状に
形成されているが、ガイド孔は、この直線76に対して所
定角度傾斜した直線78上に形成されれば足りるため、こ
れに限定されず、たとえば、図7(A) に示すように、直
線76を中間位置に含む、直線76に対して交差した直線上
に、ガイド孔を形成してもよい。また、図7(B) に示す
ように、直線76から離れた位置に、回動アームのガイド
孔74を形成してもよい。
【0039】また、この実施の形態においては、ブラケ
ット68のガイド孔84への摺動ピン80および延出端82a の
遊挿、摺動のもとで、可動ナット82の直線移動を確保可
能としている。しかし、これに限定されず、たとえば、
ブラケット68による抱持等によって、可動ナットの直線
移動を得る構成としてもよい。しかしながら、ブラケッ
トのガイド孔84によって可動ナット82の直線移動を確保
可能とする構成では、このガイド孔が可動ナットの移動
範囲を規定する機能を有するため、ブラケット68、ひい
てはリードスクリュー86に対する可動ナットの過剰な移
動が確実に阻止でき、可動ナットの作動性が向上する。
【0040】更に、この実施の形態においては、図5に
示すように、回動アーム56が、支点70と自由端の枢着点
58とを結ぶ直線76、および、この直線から所定角度傾斜
した直線78に沿った略く字形の屈曲形状に形成されてい
る。しかし、回動アーム56は、支点70と自由端の枢着点
58とを結ぶ直線76に対して所定角度傾斜した直線78上の
ガイド孔74をその延出端56b に有していれば足りるた
め、回動アームの形状は図示の形状に限定されず、たと
えば、図7(C) に示す平面略直線体のような、他の種々
の形状としてもよいことはいうまでもない。
【0041】また、この実施の形態においては、シート
クッション12、シートバック14が、シートフレーム16を
一体的に組み込んだ構成として具体化されているが、こ
れに限定されず、たとえば、別体のフレームをベースに
形成されたシートクッション、シートバックを、図示の
ような形状のシートフレームにそれぞれ固定すること
で、所定形状のシートを構成してもよい。
【0042】更に、実施の形態では、操作ハンドル92
が、シートバック14の正面から見た右サイドに配設され
ているが、これとは逆に、シートバックの正面から見た
左サイドに、操作ハンドルを配置、露出させる構成とし
てもよい。この場合、回動アーム56、ブラケット68、リ
ードスクリュー86、可動ナット82等は、図示と左右対称
に配置、構成される。
【0043】なお、この発明の実施の形態においては、
フォークリフト等の建設機械のシートに適したシートサ
スペンション装置として具体的に説明したが、建設機械
に限定されず、たとえば、トラクター等の農業機械や他
の車両等に、この発明を応用してもよい。
【0044】上述した発明の実施の形態は、この発明を
説明するためのものであり、この発明を何等限定するも
のでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施さ
れたものも全てこの発明に包含されることはいうまでも
ない。
【0045】
【発明の効果】上記のように、この発明に係るシートサ
スペンション装置によれば、シートバックの下部側端に
操作ハンドルを設けているため、着座姿勢を維持したま
までの体重調整操作が容易に可能となる。つまり、着座
者がシートへの着座後、その着座姿勢を維持した状態で
自己の体重に適した緩衝ばねの伸張量を適宜調整、設定
できるため、着座前に調整し忘れても、シート着座後の
調整により、シートサスペンション装置の機能性を十分
に引き出すことが容易に可能となる。従って、着座者の
快適性、安全性が容易かつ十分に確保できる。
【0046】そして、着座姿勢を維持したままでの操作
の可能な位置に操作ハンドルが設けられているため、体
重調整の際に、着座者に無理な姿勢を強いることもな
い。
【0047】また、この発明においては、回動アームの
自由端に支持プレートを枢着するとともに、可動ナット
と一体の摺動ピンの遊挿、摺動可能なガイド孔を回動ア
ームに設ければ足りるため、構成の複雑化を伴うことな
く、着座姿勢を維持したままで体重調整操作の可能なシ
ートサスペンション装置が容易に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るシートサスペンション装置の概
略正面図である。
【図2】シートサスペンション装置の概略縦断面図であ
る。
【図3】シートサスペンション装置における、シートフ
レーム、ベースフレームの分解斜視図である。
【図4】シートサスペンション装置における、回動アー
ム、支持プレート、リードスクリューおよび回動ナット
を主体とした概略分解斜視図である。
【図5】初期状態における、シートサスペンション装置
の部分的な正面図である。
【図6】体重調整時における、シートサスペンション装
置の部分的な正面図である。
【図7】変形例を示す、回動アームの各正面図である。
【符号の説明】
10 シートサスペンション装置 14 シートバック 16 シートフレーム 18 ベースフレーム 22 緩衝ばね 56 回動アーム 56a 自由端 56b 延出端 58 枢支ピン(枢着点) 60 支持プレート 68 ブラケット 70 支持ピン(支点) 74 回動アームのガイド孔 76、78 直線 80 摺動ピン 82 可動ナット 84 ブラケットのガイド孔 86 リードスクリュー 92 操作ハンドル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッション、シートバックを保持
    するシートフレームを所定のベースフレームに対しリン
    クを介して昇降自在に支持し、その背部位置でシートフ
    レーム、ベースフレームの特定の部材間に架設されたシ
    ョックアブソーバと緩衝ばねとによって、シートフレー
    ムに伝達される上下方向での衝撃、振動等を緩和可能と
    したシートサスペンション装置において、 ベースフレームに上端の係止された緩衝ばねの下端が、
    シートバックの下部側端に露出して配設された操作ハン
    ドルの回転操作に連動して昇降される支持プレートに係
    止され、当該操作ハンドルの回転操作に伴う支持プレー
    トの昇降によって、緩衝ばねの伸張量を調整可能とした
    ことを特徴とするシートサスペンション装置。
  2. 【請求項2】 シートクッション、シートバックを保持
    するシートフレームを所定のベースフレームに対しリン
    クを介して昇降自在に支持し、その背部位置でシートフ
    レーム、ベースフレームの特定の部材間に架設されたシ
    ョックアブソーバと緩衝ばねとによって、シートフレー
    ムに伝達される上下方向での衝撃、振動等を緩和可能と
    したシートサスペンション装置において、 緩衝ばねの上端がベースフレームに係止されるととも
    に、シートフレームと一体的なブラケットに支点の枢着
    された回動アームの自由端に、当該緩衝ばねの下端の係
    止される支持プレートが枢着され、 支点を挟んで自由端の逆サイドに位置する上記回動アー
    ムの延出端に、この支点と自由端の枢着点とを結ぶ直線
    から所定角度傾斜して延びた直線上の長孔状のガイド孔
    が設けられ、このガイド孔内を摺動可能な摺動ピンを一
    体に有する可動ナットが、所定のブラケットによって直
    線移動可能に支持されるとともに、一端に操作ハンドル
    を一体的に持つリードスクリューが、シートフレームの
    所定部材に対して回転自在かつ軸線方向に移動不能に支
    持されて、この可動ナットに螺合され、 上記操作ハンドルがシートバックの下部側方に露出して
    設けられ、この操作ハンドルによるリードスクリューの
    回転のもとでの可動ナットの螺進、螺退により、摺動ピ
    ンを回動アームのガイド孔内で移動させ、これに伴う、
    支点を中心とした回動アームの回動による支持プレート
    の昇降によって、緩衝ばねの伸張量を調整可能としたこ
    とを特徴とするシートサスペンション装置。
JP35655496A 1996-12-27 1996-12-27 シートサスペンション装置 Pending JPH10181405A (ja)

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