JPH10181004A - 液体噴射記録ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

液体噴射記録ヘッドおよびその製造方法

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JPH10181004A
JPH10181004A JP35622596A JP35622596A JPH10181004A JP H10181004 A JPH10181004 A JP H10181004A JP 35622596 A JP35622596 A JP 35622596A JP 35622596 A JP35622596 A JP 35622596A JP H10181004 A JPH10181004 A JP H10181004A
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JP
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ink
top plate
recording head
jet recording
liquid jet
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JP35622596A
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Kiyomitsu Kudo
清光 工藤
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Canon Inc
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
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    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の電気熱変換素子を形成したヒータボー
ドを複数配列したベースプレートに複数のインク吐出口
を形成した天板を組み付ける液体噴射記録ヘッドおよび
製造方法を提供する。 【解決手段】 複数の電気熱変換素子11を有するヒー
タボード10を複数配列したベースプレート30におい
て、特定の隣接するヒータボード間の間隙を基準間隙と
し、電気熱変換素子11にそれぞれ対応する吐出口23
を有する天板20に基準間隙に対応する位置に画像処理
認識用穴27を設け、これらの基準間隙と認識用穴27
を観察光学系46で撮像して、画像処理し、その測定結
果に基づいて天板20およびベースプレート30を相対
的に移動させることにより、ヒータボード間の間隙に吐
出口を重ねるようなことがなく電気熱変換素子11と吐
出口23を互いに完全に合致させて、液体噴射記録ヘッ
ド1を組み立てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク吐出口から
インクを液滴として吐出する液体噴射記録方式に用いら
れるインク液滴を発生させるための液体噴射記録ヘッド
およびその製造方法に関し、特に、複数の吐出エネルギ
ー発生素子を有する基板を複数配列した基台と、各吐出
エネルギー発生素子に対応する複数のインク吐出口およ
び各インク吐出口にそれぞれ連通した複数のインク流路
を有する天板とを組み付けてなる液体噴射記録ヘッドお
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液体噴射記録方式において、近年、吐出
エネルギー発生素子としての電気熱変換素子(ヒータ)
によりインクを加熱して泡状になし、いわゆるバブルジ
ェット方式で印字させる印字記録ヘッドが、印字精度の
向上を図る上で有利であるため、開発され、実用に供さ
れている。
【0003】このようなバブルジェット方式の記録ヘッ
ドを組み立てる際には、インクを加熱するための電気熱
変換素子(ヒータ)と、この電気熱変換素子で加熱沸騰
され、泡状となったインクを用紙に向けて吐出するイン
ク吐出口とを、ミクロンオーダで正確に位置決めしなけ
ればならない。例えば、印字精度として約360dpi
(1インチ当たりのドット数)の高精度を達成するため
には、約4.5mmの範囲に64個の吐出口を等間隔で配
列しなければならず、配設ピッチは約70ミクロンと微
細な数値になる。
【0004】ここで、電気熱変換素子は、超精密エッチ
ング技術を用いることにより許容される所定の高精度で
基板上に形成され、インク吐出口は、例えばレーザー加
工機等の超精密加工装置を用いることにより天板の前面
に設けられている吐出口プレートに同様に許容される所
定の高精度をもって形成されている。
【0005】そして、これらの複数の電気熱変換素子が
形成された基板(ヒータボード)と各電気熱変換素子に
対応するインク吐出口が形成された天板とを組み立てる
ための液体噴射記録ヘッドの製造方法としては、ヒータ
ボード上の電気熱変換素子を撮像する第1の撮像工程
と、この第1の撮像工程で撮像された画像情報から、基
準となる電気熱変換素子を示す認識マークが存在するか
否かを判断する判断工程と、この判断工程で認識マーク
の存在が確認された場合に、基準となる電気熱変換素子
の位置を測定する第1の測定工程と、前記基準となる電
気熱変換素子に対応した基準となるインク吐出口を含む
複数のインク吐出口を撮像する第2の撮像工程と、この
第2の撮像工程で撮像された画像情報から、前記基準と
なるインク吐出口の位置を測定する第2の測定工程と、
前記第1および第2の測定工程における測定結果に基づ
き、前記基準となる電気熱変換素子と前記基準となるイ
ンク吐出口とが、インク吐出口の並び方向に関して一致
するように、ヒータボードもしくは天板を移動させる移
動工程からなる液体噴射記録ヘッドの製造方法が知られ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、液体
噴射記録ヘッドにおいては、128ノズル、256ノズ
ル、あるいはA4幅に対応するもの等の長尺化に進む傾
向がある。そのために長尺化に対応すべく、ベースプレ
ート(基台)上にヒータボードを複数配列し、その上に
複数のインク吐出口と各インク吐出口に連通した複数の
インク流路とを有する一つの天板を接合した液体噴射記
録ヘッドが知られている。
【0007】しかしながら、このような液体噴射記録ヘ
ッドを、前記の記録ヘッドの製造方法のように、一対の
電気熱変換素子の位置とインク吐出口の位置を合わせて
組み付けを行なった場合、ヒータボードの配列精度や天
板の加工精度が少しでもずれると、隣合うヒータボード
の間隙にインク吐出口やインク流路が重なり、クロスト
ーク現象の原因となり、ひどくなると不吐出等が発生す
る。また基準となる電気熱変換素子と基準となるインク
吐出口とを合わせる予定が、基準となるインク吐出口に
マーク等が入っていないために、基準となるインク吐出
口の特定が困難であって、基準となるインク吐出口以外
のインク吐出口を基準となる電気熱変換素子に合わせて
しまうことがある(いわゆるノズルズレ)。このような
ノズルズレがひどくなると、他の接合部品と接合するこ
とができなくなる等の問題が生じる。
【0008】そこで、本発明は、上記従来技術の有する
未解決な課題に鑑みてなされたものであって、液体噴射
記録方式における記録ヘッドにおいて、天板の位置精度
が良く、ノズルズレ、クロストーク現象等を防止するこ
とのできる液体噴射記録ヘッドおよびその製造方法を実
現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の液体噴射記録ヘッドは、複数の吐出エネル
ギー発生素子が形成された基板を複数配列した基台と、
前記吐出エネルギー発生素子にそれぞれ対応する複数の
インク吐出口が形成された吐出口プレートを備え、前記
インク吐出口にそれぞれ連通した複数のインク流路が形
成された1つの天板とを組み付けてなる液体噴射記録ヘ
ッドにおいて、天板または天板の吐出口プレートにイン
ク吐出口以外の画像処理認識用穴を設けたことを特徴と
する。
【0010】本発明の液体噴射記録ヘッドの製造方法
は、複数の吐出エネルギー発生素子が形成された基板を
複数配列した基台に、前記吐出エネルギー発生素子にそ
れぞれ対応する複数のインク吐出口および該インク吐出
口にそれぞれ連通した複数のインク流路が形成された1
つの天板を組み付けて液体噴射記録ヘッドを製造する液
体噴射記録ヘッドの製造方法において、基台上に配列さ
れた複数の基板のうち基準となる隣接する基板間の間隙
を撮像する第1の撮像工程と、該第1の撮像工程で撮像
された画像情報から、前記基準となる間隙の位置を測定
する第1の測定工程と、前記天板において前記基準とな
る基板間の間隙に対応して予め設けられているインク吐
出口以外の画像処理認識用穴と複数のインク吐出口を撮
像する第2の撮像工程と、該第2の撮像工程で撮像され
た画像情報から、基準となる前記画像処理認識用穴の位
置を測定する第2の測定工程と、前記第1および第2の
測定工程における測定結果に基づき、前記基準となる間
隙と前記基準となる画像処理認識用穴とが、インク吐出
口の並び方向に関して一致するように、前記基台または
前記天板を移動させる移動工程とを具備することを特徴
とする。
【0011】さらに、本発明の液体噴射記録ヘッドの製
造方法は、複数の吐出エネルギー発生素子が形成された
基板を複数配列した基台に、前記吐出エネルギー発生素
子にそれぞれ対応する複数のインク吐出口および該イン
ク吐出口にそれぞれ連通した複数のインク流路が形成さ
れた1つの天板を組み付けて液体噴射記録ヘッドを製造
する液体噴射記録ヘッドの製造方法において、基台上に
配列された複数の基板のうち基準となる隣接する基板間
の間隙を撮像する第1の撮像工程と、該第1の撮像工程
で撮像された画像情報から、前記基準となる間隙の位置
を測定する第1の測定工程と、前記天板において前記基
準となる基板間の間隙に対応して予め設けられているイ
ンク吐出口以外の画像処理認識用穴と該画像処理認識用
穴を挟む2つのインク吐出口を撮像する第2の撮像工程
と、該第2の撮像工程で撮像された画像情報から、前記
画像処理認識用穴を挟む2つのインク吐出口の間の中心
ラインの位置を測定する第2の測定工程と、前記第1お
よび第2の測定工程における測定結果に基づき、前記基
準となる間隙と前記基準となる中心ラインとが、インク
吐出口の並び方向に関して一致するように、前記基台ま
たは前記天板を移動させる移動工程とを具備することを
特徴とする。
【0012】また、本発明の液体噴射記録ヘッドの製造
方法において、画像処理認識用穴は天板の吐出口プレー
トに形成されていることが好ましい。
【0013】また、本発明の液体噴射記録ヘッドの製造
方法において、画像処理認識用穴は、エキシマレーザ光
を照射させることによって形成されることが好ましく、
さらに複数のインク吐出口と同時にエキシマレーザ光を
照射させることによって形成されることが好ましい。
【0014】
【作用】複数の吐出エネルギー発生素子が形成された基
板を複数配列した基台と、吐出エネルギー発生素子にそ
れぞれ対応する複数のインク吐出口が形成された吐出口
プレートを備え、インク吐出口にそれぞれ連通した複数
のインク流路が形成された1つの天板とを組み付けてな
る液体噴射記録ヘッドにおいて、天板または天板の吐出
口プレートにインク吐出口以外の画像処理認識用穴を設
けたことにより、長尺の記録ヘッドにおいて、隣接する
基板間の間隙にインク吐出口やインク流路を重ねて組み
付けることなく基板と天板を正確に位置決めすることが
できる。
【0015】さらに、複数の基板を配列した基台におけ
る特定の隣接する基板間の間隙および天板における画像
処理認識用穴またはそれに対応するインク吐出口の中心
ラインを1個の観察光学系で撮像し、画像処理すること
によって、基板と天板を組み付けるようにし、隣接する
基板間の間隙にインク吐出口やインク流路を重ねること
なく、クロストーク現象やノズルズレを防止することが
できる液体噴射記録ヘッドを製造することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0017】先ず、本発明に係る液体噴射記録ヘッドの
製造方法によって組み立てられる液体噴射記録ヘッド1
の構成を、図1ないし図3を参照して説明する。
【0018】液体噴射記録ヘッド1は、図1に示すよう
に、それぞれに複数の吐出エネルギー発生素子としての
インク加熱用の電気熱変換素子(以下、「ヒータ」とい
う。)11が形成された複数のヒータボード(基板)1
0および配線基板31が所定の精度をもって接合された
ベースプレート30と、複数のヒータボード10上に位
置決めされる1個の天板20とから構成され、天板20
は、図3にも示すように、複数のヒータボード10に形
成された複数のヒータ11にそれぞれ対応する複数のイ
ンク流路21、各インク流路21へインクを分配するた
めの共通液室22、この共通液室22へインクを供給す
るために上方へ突出した円筒状のインク供給口24を有
し、前面にはインク流路21にそれぞれ連通した吐出口
(オリフィス)23を複数有する吐出口プレート26を
備えている。
【0019】また、複数のヒータ11がx軸方向に並列
されているヒータボード10はベースプレート30上に
複数個、例えば本実施例においては11個、x軸方向に
並べられ、各ヒータボード10には、図2に示すよう
に、その中央に位置するヒータの直ぐ上に認識マーク1
2が設けられている。そして、本実施例においては、ベ
ースプレート30上に接合された11個のヒータボード
10のうち、例えば図1における左から5番目のヒータ
ボードと6番目のヒータボードの間の間隙を基準間隙と
する。
【0020】一方、天板20の吐出口プレート26に
は、ヒータ11にそれぞれ対応する複数のインク吐出口
23がx軸方向に並列して形成されており、図3の
(c)には吐出口プレート26のインク吐出口23近傍
を拡大して図示する。x軸方向に並列された複数のイン
ク吐出口23の下方位置に1個の正方形状の画像処理認
識用穴27が形成されている。この画像処理認識用穴2
7は、複数のヒータボードにおける前記基準間隙に相当
する位置に形成されており、その形成は、後に詳述する
ように、インク吐出口23の加工後に単独に、あるいは
インク吐出口23の加工と同時に形成することができ
る。
【0021】本発明の液体噴射記録ヘッドの製造方法
は、前記した複数のヒータボード10が配列されたベー
スプレート30と天板20の組み立てに関するものであ
って、図4に概略的に示す組立装置を用いて組み立てる
ことができる。そこで先ず組立装置の構成を簡単に説明
しておく。図4に示す組立装置は、x軸方向移動機構に
よりx軸方向の位置を調整しうるx軸ステージ40とx
軸ステージを支持してy軸方向移動機構によりy軸方向
の位置を調整しうるy軸ステージ41を図示しない基台
上に備え、x軸ステージ40上にはヒータボード10を
固定するためのベースプレートクランプ手段42と位置
決め突起42aが設けられ、また所定位置に載置された
複数のヒータボード10に対向するように天板20を保
持する上面クランプ手段43と前面クランプ手段44、
および天板20をx軸方向に移動させ天板の位置を調整
するための天板位置調整機構45が設けられ、さらに所
定位置に載置されたヒータボードの基準間隙および天板
の画像処理認識用穴を観察するための画像認識用観察光
学系46を具備する。この画像認識用観察光学系46
は、対物レンズ、鏡筒およびITVカメラから構成さ
れ、図示しない画像処理装置に連結されている。
【0022】次に、本発明の液体噴射記録ヘッドの製造
方法について、図4および図5を参照して説明する。複
数の、例えば11個のヒータボード10および配線基板
31が接合されているベースプレート30をx軸ステー
ジ40上に載置し、x軸ステージ40上に予め設定され
ている位置決め突起42aにベースプレート30を当接
させ、後方および側方からベースプレートクランプ手段
42を作動させてベースプレート30を所定の位置に固
定する。そして固定されたベースプレート30をy軸方
向移動機構によりy軸方向に移動させ、複数のヒータボ
ード10の5番目と6番目の間の基準間隙が画像認識用
観察光学系46で観察できる位置まで移動調整する。こ
こで、ヒータボードの基準間隙を撮影観察し、その基準
間隙の位置を画像処理し測定する。
【0023】そして、図3に図示する天板20を、所定
位置に固定された複数のヒータボード10上に載置し、
天板上面クランプ手段43と天板前面クランプ手段44
を押し当て、複数のヒータボード10と天板20との隙
間をなくすように重ねる。
【0024】その後に、画像認識用観察光学系46によ
り、ヒータボードの基準間隙付近を観察すると、予め複
数のヒータボード10の5番目と6番目の間の基準間隙
に相当する位置に設けられている天板20の画像処理認
識用穴27が図5に示すように撮影観察できる。図5に
おいて画像処理認識用穴27の基準ラインX2 はヒータ
ボード10の基準間隙の基準ラインX1 に一致すること
なくある距離をもって離間している。そこで画像処理認
識用穴27の位置を画像処理して測定し、天板20を天
板位置調整機構45により離間している距離に相当する
量だけx軸方向に移動させ、画像処理認識用穴27の基
準ラインX2 を基準間隙の基準ラインX1 に一致させ
る。
【0025】このようにして、基準間隙の基準ラインX
1 と画像処理認識用穴27の基準ラインX2 とを一致さ
せることによって、ヒータボード10間の間隙にインク
吐出口23やインク流路21が重なることがなくなり、
ヒータ11とインク吐出口23やインク流路21をそれ
ぞれ全て完全に合致させることができ、クロストーク現
象による不吐出等がなくなり、さらにピッチズレも防止
することができる。
【0026】以上説明した本発明の一実施の形態におい
ては、天板20の画像処理認識用穴27の位置を直接画
像処理して、画像処理認識用穴27の基準ラインX2
基準間隙の基準ラインX1 と対比したけれども、基準ラ
インX2 に代えて、画像処理認識用穴27を挟む位置に
ある両インク吐出口の中心ラインを基準としても良い。
すなわち、前記の実施の形態と同様に、ベースプレート
30を複数のヒータボード10の5番目と6番目の間の
基準間隙を画像認識用観察光学系46で観察できる位置
まで移動させて、画像認識用観察光学系46により、ヒ
ータボードの基準間隙を撮影観察し、その位置を画像処
理する。そして、天板20をヒータボード10上に載置
し重ねて、画像認識用観察光学系46により5番目と6
番目のヒータボードの基準間隙付近を撮影観察すると、
予め5番目と6番目のヒータボードの間の基準間隙に相
当する位置に設けられている画像処理認識用穴27が図
6に示すような画像で観察できる。ここで、画像処理認
識用穴27の位置を画像処理し、その位置から画像処理
認識用穴27を挟む位置にあるインク吐出口A、Bを画
像処理し、両インク吐出口A、B間の中心ラインX4
位置を測定する。かくして、両インク吐出口A、B間の
中心ラインX4 とヒータボードの5番目と6番目の間の
基準間隙の基準ラインX3 が一致するように、天板20
を天板位置調整機構45によりx軸方向に移動させ、中
心ラインX4 と基準ラインX3 とを一致させて、天板と
ヒータボードを位置合わせする。
【0027】このようにすることによって、本発明の前
記の実施の形態と同様に、複数のヒータボード間の間隙
にインク吐出口やインク流路が重なることがなくなり、
ヒータとインク吐出口やインク流路をそれぞれ全て完全
に合致させることができ、クロストーク現象による不吐
出等がなくなり、さらにピッチズレも防止することがで
き、さらに画像処理認識用穴において、その加工形成時
の加工精度の関係で誤差や位置ズレが生じていたとして
も、より精密な位置合わせが可能となる。
【0028】また、前記の実施の形態においては、天板
とヒータボードとの位置合わせの際に、天板20を天板
位置調整機構45により移動させているけれども、ヒー
タボード側、すなわちベースプレートをx軸方向に移動
させ、あるいは天板とベースプレートを共に相対的にx
軸方向へ移動させることにより、両基準ライン(X1
2 、X3 とX4 )を一致させて、天板とヒータボード
を位置合わせさせることができることはいうまでもない
ことである。
【0029】次に、天板20の吐出口プレート26への
画像処理認識用穴27の形成について説明する。
【0030】画像処理認識用穴27のx軸方向の位置
は、前記したように、ベースプレート30上に接合され
た複数のヒータボードにおける特定の隣接するヒータボ
ード間の間隙、例えば11個のヒータボード10のうち
左から5番目のヒータボードと6番目のヒータボードと
の間の間隙、を基準間隙とし、この基準間隙に対応する
位置であって、x軸方向に複数並列されているインク吐
出口23列の下方に設定される(図1および図3参
照)。そして、画像処理認識用穴27の形成加工は、加
工精度が高く、短時間で加工することができるレーザ加
工が適しており、特に、エキシマレーザ加工が好まし
い。
【0031】そこで、画像処理認識用穴27を形成する
加工機の一例としてのレーザ加工機の概略構成を図7に
示す。レーザ加工機は、レーザ光52を発するレーザ光
源としてのレーザ発振器51と、レーザ発振器51から
のレーザ光により加工物Wである天板の加工を行なう加
工系が設けられた装置フレーム53と、加工物Wの加工
に関する情報処理および制御を行なう情報処理・制御系
54とからなり、レーザ発振器51から発せられたレー
ザ光52が反射ミラー等を介して入射される装置フレー
ム53は、光学系55と、加工物Wの位置を観察および
測定する観察・測定系56と、マスク部57と、加工物
Wを移動させるためのワークステーション58とを備え
ている。そして光学系55は、レーザ光52の光軸a上
に配置されたビーム整形光学系およびケラー照明光学系
55aとマスク部57の像を加工物Wの加工面に結像さ
せる投影光学系55bからなり、マスク部57はビーム
整形光学系およびケラー照明光学系55aと投影光学系
55bとの間に配置されている。なお、投影光学系55
bにはマスク部57の耐久性を考慮して4分の1倍縮小
等の縮小光学系を用いるとよい。
【0032】観察・測定系56は、ワークステーション
58に治具58aを用いてセットされた加工物Wの位置
を観察測定する対物レンズ、鏡筒およびITVカメラを
備え、観察・測定系の情報は、情報処理・制御系54の
画像処理系54aおよび制御系54bで処理され、その
結果に基づいて移動手段54cがワークステーション5
8を作動させるように構成されている。
【0033】本発明において、画像処理認識用穴27を
形成するために図7に示すレーザ加工機において使用す
るマスク部57のマスクパターンの概略図を図8に示
す。図3の(c)に示す正方形の画像処理認識用穴27
を形成するために図8の(a)に示すマスクパターンを
使用した。しかしながら、画像処理認識用穴27の形状
としては、正方形に限定されるものではなく、円形、長
方形、台形等の形状を用いることもでき、そしてそれら
を形成するために図8の(b)および(c)に示すよう
なマスクパターンを使用することができる。このように
レーザ加工機に図8の(a)、(b)および(c)に示
すようなマスクパターンを用いることにより、所望形状
の画像処理認識用穴27を天板20に簡単に加工するこ
とができる。
【0034】また、図9の(a)、(b)および(c)
に示すようなマスクパターンを用いることもできる。こ
れらのマスクパターンは、インク吐出口23を形成する
ための一列に並列された複数の穴と、画像処理認識用穴
27を形成するために複数の穴列の下方に設けられた1
個の穴を有しており、これらのマスクパターンをレーザ
加工機のマスク部57に用いることによって、画像処理
認識用穴27を複数のインク吐出口23と同時に天板2
0に加工することができ、画像処理認識用穴27の形成
加工をより簡易に安価に行なうことが可能となる。
【0035】次に、本発明の液体噴射記録ヘッドを適用
した液体噴射記装置について図10を参照して説明す
る。
【0036】図10において、101a〜101dはそ
れぞれ、ライン型の液体噴射記録ヘッド(以下、「ヘッ
ド」という。)であり、これらはホルダ102により矢
印X方向に所定の間隔を持って互いに平行に固定支持さ
れている。各ヘッド101a〜101dの下面には矢印
Y方向に沿って、1列に16吐出口/mmの間隔で34
56個の吐出口が下向きに設けられており、これにより
216mm幅の記録が可能となっている。
【0037】これらのヘッド101a〜101dは熱エ
ネルギーを用いて記録液を吐出する方式のものであり、
ヘッドドライバー120によって吐出制御されている。
【0038】なお、前記ヘッド101a〜101dおよ
びホルダ102を含めてヘッドユニットが構成され、該
ヘッドユニットはヘッド移動手段124により、上下方
向に移動されるようになっている。
【0039】また、前記ヘッド101a〜101dに対
応してその下部に隣接して配置されたキャップ103a
〜103dはそれぞれ内部にスポンジ等のインク吸収部
材を有する。
【0040】前記キャップ103a〜103dは不図示
のホルダにより固定支持されており、該ホルダおよびキ
ャップ103a〜103dを含んでキャップユニットが
構成され、該キャップユニットはキャップ移動手段12
5により矢印X方向に移動されるようになっている。
【0041】各ヘッド101a〜101dにはそれぞ
れ、インクタンク104a〜104dからインク供給チ
ューブ105a〜105dを通じてシアン、マゼンタ、
イエロー、ブラックの各色のインクが供給され、カラー
記録を可能としている。
【0042】また、このインク供給はヘッド吐出口の毛
細管現象を利用しており、各インクタンク104a〜1
04dの液面は吐出口位置より一定距離だけ低く設定さ
れている。
【0043】ベルト106は被記録材である記録紙12
7を搬送するためのものであって帯電可能なシームレス
ベルトからなる。
【0044】ベルト106は駆動ローラ107、アイド
ルローラ109,109aおよびテンションローラ11
0により所定の経路に引きまわされており、前記駆動ロ
ーラ107に接続され、モータードライバー121によ
り駆動されるベルト駆動モーター108により、走行さ
れる。
【0045】また、ベルト106はヘッド101a〜1
01dの吐出口の直下において矢印X方向に走行し、こ
こでは固定支持部材126により、下側のブレを抑制さ
れている。
【0046】ベルト106の図示下方には、ベルト10
6の表面に付着している紙粉等を除去するクリーニング
ユニット117が配設されている。
【0047】前記ベルト106を帯電させる帯電器11
2は、帯電器ドライバー122により、ON、OFFさ
れ、この帯電による静電的吸着力により、記録紙127
をベルト106に吸着する。
【0048】帯電器112の前後には前記アイドルロー
ラ109,109aと共同して搬送記録紙127をベル
ト106に押し付けるためのピンチローラ111,11
1aが配置されている。
【0049】給紙カセット113内の記録紙127は給
紙ローラ116の回転により1枚ずつ送り出され、モー
タードライバー123により駆動される搬送ローラ11
4およびピンチローラ115により矢印X方向に山形ガ
イド113へと搬送される。該山形ガイド113は記録
紙127のたわみを許容する山形のスペースを有する。
【0050】記録の終了した記録紙127は排紙トレイ
118に排出される。
【0051】前記ヘッドドライバー120、ヘッド移動
手段124、キャップ移動手段125、モータードライ
バー121,123および帯電器ドライバー122はす
べて制御回路119により制御される。
【0052】本発明は、特に液体噴射記録方式の中で熱
エネルギーを利用して飛翔液滴を形成し、記録を行なう
いわゆるインクジェット記録方式の記録ヘッド、記録装
置において、優れた効果をもたらすものである。
【0053】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されており、本発明はこれらの基
本的な原理を用いて行なうものが好ましい。この記録方
式はいわゆるオンデマンド型、コンティニュアス型のい
ずれにも適用可能である。
【0054】この記録方式を簡単に説明すると、記録液
(インク)が保持されているシートや液流路に対応して
配置されている吐出エネルギー発生素子である電気熱変
換体に駆動回路より吐出信号を供給する、つまり、記録
情報に対応して記録液(インク)に核沸騰現象を越え、
膜沸騰現象を生じるような急速な温度上昇を与えるため
の少なくとも一つの駆動信号を印加することによって、
熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜
沸騰を生じさせる。このように記録液(インク)から電
気熱変換体に付与する駆動信号に一対一に対応した気泡
を形成できるため、特にオンデマンド型の記録法には有
効である。この気泡の成長、収縮により吐出口を介して
記録液(インク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を
形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適
切に気泡の成長収縮が行なわれるので、特に応答性に優
れた記録液(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4
463359号明細書、同第4345262号明細書に
記載されているようなものが適している。なお、上記熱
作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第4313
124号明細書に記載されている条件を採用すると、さ
らに優れた記録を行なうことができる。
【0055】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液流路、電気熱変換
体を組み合わせた構成(直線状液流路又は直角液流路)
の他に、米国特許第4558333号明細書、米国特許
第4459600号明細書に開示されているように、熱
作用部が屈曲する領域に配置された構成を持つものにも
本発明は有効である。
【0056】加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出口とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成
を有するものにおいても本発明は有効である。
【0057】さらに、本発明が有効に利用される記録ヘ
ッドとしては、記録装置が記録可能である被記録媒体の
最大幅に対応した長さのフルラインタイプの記録ヘッド
がある。このフルラインヘッドは、上述した明細書に開
示されているような記録ヘッドを複数組み合わせること
によってフルライン構成にしたものや、一体的に形成さ
れた一個のフルライン記録ヘッドであってもよい。
【0058】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効で
ある。
【0059】また、記録ヘッドに対する回復手段や予備
的な補助手段を付加することは、記録装置を一層安定に
することができるので好ましいものである。これらを具
体的に挙げれば、記録ヘッドに対しての、キャッピング
手段、クリーニング手段、加圧または吸引手段、電気熱
変換体あるいはこれとは別の加熱素子、あるいはこれら
の組み合わせによる予備加熱手段、記録とは別の吐出を
行なう予備吐出モード手段を付加することも安定した記
録を行なうために有効である。
【0060】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみを記録するモードだけではなく、記録
ヘッドを一体的に構成したものか、複数個の組み合わせ
で構成したものかのいずれでもよいが、異なる色の複色
カラーまたは、混色によるフルカラーの少なくとも一つ
を備えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0061】本発明において、上述した各インクにたい
して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行する
ものである。
【0062】さらに加えて、本発明のインクジェット記
録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器
の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と
組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有するフ
ァクシミリ装置の形態を採るものであってもよい。
【0063】以上説明した本発明の実施例においては、
インクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で
固化するインクであって、室温で軟化もしくは液体とな
るもの、あるいは、インクジェットにおいて一般的に行
なわれている温度調整の温度範囲である30℃以上70
℃以下の温度範囲で軟化もしくは液体となるものでもよ
い。すなわち、使用記録信号付与時にインクが液状をな
すものであればよい。加えて、積極的に熱エネルギーに
よる昇温をインクの固形状態から液体状態への態変化の
エネルギーとして使用せしめることで防止するか、また
は、インクの蒸発防止を目的として放置状態で固化する
インクを用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの
記録信号に応じた付与によってインクが液化してインク
液状として吐出するものや記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギーによ
って初めて液化する性質のインク使用も本発明には適用
可能である。このような場合インクは、特開昭54−5
6847号公報あるいは特開昭60−71260号公報
に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に
液状または固形物として保持された状態で、電気熱変換
体に対して対向するような形態としてもよい。本発明に
おいては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0064】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次に記載するような効果を奏する。
【0065】ベースプレート上に複数配列されたヒータ
ボードに1つの天板を組み付ける液体噴射記録ヘッドに
おいて、天板または天板の吐出口プレートにインク吐出
口以外の画像処理認識用穴を設けたことにより、天板と
ヒータボードを組み付ける際に、隣接するヒータボード
間の間隙にインク吐出口やインク流路を重ねることな
く、ヒータボードと天板を確実に位置決めすることがで
き、ノズルズレ等を防止することができる。
【0066】また、複数のヒータボードを配列したベー
スプレートにおける特定の隣接するヒータボード間の基
準間隙と、天板において基準間隙に対応する位置に設け
た画像処理確認用穴とを撮像して画像処理することによ
って、ヒータボードと天板を組み付けているために、天
板のインク吐出口やインク流路がヒータボード間の間隙
に重なることがなく、クロストーク現象による不吐出等
をなくすことができ、ノズルズレも防止することができ
る。さらに画像処理認識用穴を挟む両吐出口間の中心ラ
インを基準間隙の基準ラインと対比することにより、画
像処理認識用穴の形成加工時の加工精度の関係で誤差や
位置ズレが生じていたとしても、そのような位置ズレ等
に関係なく、より精密な位置合わせが可能となり、電気
熱変換素子とインク吐出口とを互いに完全に全て合致さ
せることができ、インクの吐出不良を確実に防止するこ
とができる。また、画像処理認識用穴をレーザ光、特に
エキシマレーザ光を照射して加工することにより、位置
精度が良く、簡易に加工することができる。さらに、隣
接するヒータボード間の間隙を画像処理することによっ
て、従来2個使用していた画像認識用観察光学系が1個
でよくなり、安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法により製造される液体噴射記
録ヘッドを分解した状態で示す模式斜視図である。
【図2】本発明の液体噴射記録ヘッドにおけるヒータボ
ードの構成を示す模式上面図である。
【図3】本発明の液体噴射記録ヘッドの天板を示し、
(a)は天板の正面図であり、(b)は(a)における
A−A線に沿った断面図であり、(c)は天板の吐出口
近傍を拡大して示す部分拡大図である。
【図4】本発明の液体噴射記録ヘッドの製造方法が適用
される組立装置の模式斜視図である。
【図5】本発明の液体噴射記録ヘッドの製造方法の一実
施の形態における画像処理を説明する説明図である。
【図6】本発明の液体噴射記録ヘッドの製造方法の他の
実施の形態における画像処理を説明する説明図である。
【図7】本発明の液体噴射記録ヘッドの製造方法に係る
天板の加工に用いられるレーザ加工機の概略構成図であ
る。
【図8】本発明の液体噴射記録ヘッドの製造方法におけ
るレーザ加工機に使用するマスクパターンの概略説明図
である。
【図9】本発明の液体噴射記録ヘッドの製造方法におけ
るレーザ加工機に使用する他のマスクパターンの概略説
明図である。
【図10】本発明の液体噴射記録ヘッドを適用した液体
噴射記録装置の模式斜視図である。
【符号の説明】
1 液体噴射記録ヘッド 10 ヒータボード(基板) 11 電気熱変換素子(吐出エネルギー発生素子) 20 天板 21 インク流路 23 インク吐出口 26 吐出口プレート 27 画像処理認識用穴 30 ベースプレート(基台) 46 画像認識用観察光学系 51 レーザ発振器 57 マスク部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の吐出エネルギー発生素子が形成さ
    れた基板を複数配列した基台と、前記吐出エネルギー発
    生素子にそれぞれ対応する複数のインク吐出口が形成さ
    れた吐出口プレートを備え、前記インク吐出口にそれぞ
    れ連通した複数のインク流路が形成された1つの天板と
    を組み付けてなる液体噴射記録ヘッドにおいて、 前記天板にインク吐出口以外の画像処理認識用穴を設け
    たことを特徴とする液体噴射記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 複数の吐出エネルギー発生素子が形成さ
    れた基板を複数配列した基台と、前記吐出エネルギー発
    生素子にそれぞれ対応する複数のインク吐出口が形成さ
    れた吐出口プレートを備え、前記インク吐出口にそれぞ
    れ連通した複数のインク流路が形成された1つの天板と
    を組み付けてなる液体噴射記録ヘッドにおいて、 前記天板の吐出口プレートにインク吐出口以外の画像処
    理認識用穴を設けたことを特徴とする液体噴射記録ヘッ
    ド。
  3. 【請求項3】 複数の吐出エネルギー発生素子が形成さ
    れた基板を複数配列した基台に、前記吐出エネルギー発
    生素子にそれぞれ対応する複数のインク吐出口および該
    インク吐出口にそれぞれ連通した複数のインク流路が形
    成された1つの天板を組み付けて液体噴射記録ヘッドを
    製造する液体噴射記録ヘッドの製造方法において、 基台上に配列された複数の基板のうち基準となる隣接す
    る基板間の間隙を撮像する第1の撮像工程と、 該第1の撮像工程で撮像された画像情報から、前記基準
    となる間隙の位置を測定する第1の測定工程と、 前記天板において前記基準となる基板間の間隙に対応し
    て予め設けられているインク吐出口以外の画像処理認識
    用穴と複数のインク吐出口を撮像する第2の撮像工程
    と、 該第2の撮像工程で撮像された画像情報から、基準とな
    る前記画像処理認識用穴の位置を測定する第2の測定工
    程と、 前記第1および第2の測定工程における測定結果に基づ
    き、前記基準となる間隙と前記基準となる画像処理認識
    用穴とが、インク吐出口の並び方向に関して一致するよ
    うに、前記基台または前記天板を移動させる移動工程と
    を具備することを特徴とする液体噴射記録ヘッドの製造
    方法。
  4. 【請求項4】 複数の吐出エネルギー発生素子が形成さ
    れた基板を複数配列した基台に、前記吐出エネルギー発
    生素子にそれぞれ対応する複数のインク吐出口および該
    インク吐出口にそれぞれ連通した複数のインク流路が形
    成された1つの天板を組み付けて液体噴射記録ヘッドを
    製造する液体噴射記録ヘッドの製造方法において、 基台上に配列された複数の基板のうち基準となる隣接す
    る基板間の間隙を撮像する第1の撮像工程と、 該第1の撮像工程で撮像された画像情報から、前記基準
    となる間隙の位置を測定する第1の測定工程と、 前記天板において前記基準となる基板間の間隙に対応し
    て予め設けられているインク吐出口以外の画像処理認識
    用穴と該画像処理認識用穴を挟む2つのインク吐出口を
    撮像する第2の撮像工程と、 該第2の撮像工程で撮像された画像情報から、前記画像
    処理認識用穴を挟む2つのインク吐出口の間の中心ライ
    ンの位置を測定する第2の測定工程と、 前記第1および第2の測定工程における測定結果に基づ
    き、前記基準となる間隙と前記基準となる中心ラインと
    が、インク吐出口の並び方向に関して一致するように、
    前記基台または前記天板を移動させる移動工程とを具備
    することを特徴とする液体噴射記録ヘッドの製造方法。
  5. 【請求項5】 天板が、その前面に吐出口プレートを有
    し、該吐出口プレートに複数のインク吐出口および画像
    処理認識用穴が形成されていることを特徴とする請求項
    3または4記載の液体噴射記録ヘッドの製造方法。
  6. 【請求項6】 基板に形成された吐出エネルギー発生素
    子が、電気熱変換素子であることを特徴とする請求項3
    ないし5のいずれか1項記載の液体噴射記録ヘッドの製
    造方法。
  7. 【請求項7】 天板に設けられる画像処理認識用穴が、
    エキシマレーザ光を照射させることによって形成される
    ことを特徴とする請求項3ないし6のいずれか1項記載
    の液体噴射記録ヘッドの製造方法。
  8. 【請求項8】 天板に設けられる画像処理認識用穴が、
    複数のインク吐出口と同時にエキシマレーザ光を照射さ
    せることによって形成されることを特徴とする請求項3
    ないし6のいずれか1項記載の液体噴射記録ヘッドの製
    造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7547085B2 (en) 2005-11-14 2009-06-16 Fuji Xerox Co., Ltd. Recording device and recording method
US7699445B2 (en) 2005-08-24 2010-04-20 Fuji Xerox Co., Ltd. Structure and liquid droplet discharge apparatus

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US7699445B2 (en) 2005-08-24 2010-04-20 Fuji Xerox Co., Ltd. Structure and liquid droplet discharge apparatus
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