JPH10180754A - ストランドカット方法及び装置 - Google Patents

ストランドカット方法及び装置

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JPH10180754A
JPH10180754A JP9045805A JP4580597A JPH10180754A JP H10180754 A JPH10180754 A JP H10180754A JP 9045805 A JP9045805 A JP 9045805A JP 4580597 A JP4580597 A JP 4580597A JP H10180754 A JPH10180754 A JP H10180754A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転開始時の自動化及び連続運転中のストラ
ンド切れの自動復元、ストランドの冷却効率の向上およ
びカッティング、脱水、乾燥装置の据付面積の縮小を可
能としたストランドカット方法及び装置を提供する。 【解決手段】 垂れ流し運転から正規運転に自動的に置
き変えるため、垂れ流し中のストランド群9を瞬時に切
断し、そのストランド群9の先端がスムースに次の冷却
ドラム5へ搬送されるようなスライスカッター装置6を
具備した傾斜付のシュート10を設けた。また、スライ
スカッター装置6にストランド群9の進行方向に向けて
冷却水を噴射する噴射ノズル部8を設けたので、ストラ
ンド切れが生じても自動的に復元することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融状態の熱可塑
性樹脂を複数のノズルを有するダイスより紐状にに吐出
し、この紐状の樹脂(以下ストランド群という。)を冷
却水を用いて冷却固化して一定の長さに切断するストラ
ンドカット方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のストランドカット方法及
び装置には、次のような構成を有するものが採用されて
いる。
【0003】(従来例1)最も一般的な方法及び装置と
して、複数ノズルを有するダイスより吐出したストラン
ド群を、その直前に配置された長尺の冷却水槽中の冷却
水に浸し、冷却固化して水槽より取り出し、水切りを行
い円柱状のロータリーカッターで一定の長さに切断して
ペレット化するものがある。
【0004】(従来例2)低粘度樹脂に主として適用さ
れる方法および装置として、複数ノズルを有するダイス
より吐出したストランド群を、その直前に配置された傾
斜を有するシュートに導き、その傾斜面に沿って流れる
冷却水上を滑らせ、更にストランド群の上から冷却水を
噴射しながら、ロータリーカッターに導き、半固化状態
のストランド群を水中でロータリーカッターにより一定
の長さに切断してペレット化し、冷却水と共に搬送して
脱水・乾燥するものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のストランドカッ
ト方法及び装置は、以上のように構成されているため、
次のような問題点があった。
【0006】第1の従来例においては、 (a) 運転開始時、ダイスより吐出する複数本のストラン
ド群が安定するまで外部へ排出し、安定した段階で作業
員がそのストランド群の一端を手で持って冷却水槽のガ
イドロールの下に潜らせて冷却し、複数のストランド群
の先をハサミで切断しロータリーカッターへ導く作業が
必要である。 (b) 連続運転中、ストランドの紐切れが生じた場合、放
置していると、水槽内にストランドが滞積して、他の流
動しているストランド群に付着し、全体のストランド群
がダンゴ状になってカッティングの続行が不可能とな
る。そこで、常時ストランド群を監視し、紐切れが生じ
た場合、他のストランド群と同様に復元させることが必
要となる。 (c) ポリプロピレン(PP)等の熱伝導率が低い樹脂
は、冷却水槽に浸す時間を充分与えるために、水槽の長
さを通常6〜7m必要としている。 (d) ストランド群を冷却した後、ストランド群に付着し
た水をエア等で除去するが、ストランド群の引取り速度
や、長い冷却水槽に伴う建家の都合などで、水除去処理
をエアパージで瞬間的にしかできない。従って、カッテ
ィング後のペレットに水が残留し、乾燥工程を必要とす
ることがある。
【0007】第2の従来例においては、 (a) 冷却、切断、冷却、脱水、乾燥の各装置をストラン
ド群の流れに沿って設置することから縦長配置となる。
これにより装置が大がかりとなり、据付面積も大とな
り、装置全体のコストアップにもなる。 (b) 第1の実施例と同様、カッターは円柱状のロータリ
ーカッターを用いるため、ゴム状の樹脂(冷却後も軟質
となる腰の弱い樹脂)を切断する場合は、回転刃の刃先
と固定刃の隙間を限りなく0に近づけ、回転刃の刃先を
シャープな形状としないと切断が困難になる。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その課題とするところは、次
のような事項を達成することができるストランドカット
方法及び装置を提供することにある。 (a) 運転開始時の自動化および連続運転中のストランド
切れの自動復元 (b) ストランド群の冷却効率の向上 (c) カッティング、脱水、乾燥装置の据付面積の縮小
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
次のようにして解決した。 (a) 運転開始時の自動化および連続運転中のストランド
切れの自動復元 垂れ流し運転から正規運転に自動的に置き変えるため、
垂れ流し中のストランド群を瞬時に切断し、そのストラ
ンド群の先端がスムースに次の冷却ドラムへ搬送される
ようなスライスカッター装置を具備した傾斜付のシュー
トを設けた。また、傾斜付のシュートにストランド群の
進行方向に向けて冷却水を噴射する噴射ノズル部を設け
たので、ストランドが生じても自動的に復元することが
できる。 (b) ストランド群の冷却効率の向上 傾斜付のシュートの下部に近接して冷却ドラムを設け、
シュートからのストランド群を、回転する冷却ドラムの
外周部に設けたストランド収納溝に供給してスクリーン
とエンドレスベルトによって挟んで搬送し、ストランド
収納溝に供給される冷却水で効率良く強制的に冷却す
る。 (c) カッティング、脱水、乾燥装置の据付面積の縮小 冷却ドラムで冷却したストランド群を、冷却ドラムの上
部に配設した遠心乾燥装置の回転軸の下部に取り付けた
回転カッターで切断すると同時に、切口を冷却水で冷却
し、得られたペレットを放射方向に飛散して、回転軸と
一体の回転羽根によって上方向に旋回移動しながら脱
水、乾燥を行う。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例にもとづき図面を参照して説明する。
【0011】図1および図2は、本発明によるストラン
ドカット装置を示す概略構成図であり、図1は図2のB
−B線矢視図であり、図2は図1のA−A線矢視図であ
る。
【0012】図1および図2に示すように、ストランド
カット装置は、ダイス1の直下に設けられているスライ
スカッター装置6を具備する傾斜付きのシュート10
と、シュート10から供給されるストランド群9を冷却
する冷却装置30と、冷却されたストランド群9をペレ
ット化するカット装置31と、ペレットを脱水、乾燥す
る遠心乾燥装置4などから構成されている。なお、本実
施例では、ダイス1よりの溶融状のストランド群9は、
図2中左側の矢印部2ヶ所より傾斜付きシュート10に
導入されているが、2ヶ所に限られるものではない。
【0013】まず、スライスカッター装置6と傾斜付の
シュート10の構成を図1、図1のC部詳細図である図
3と図4および図4のD−D線矢視図である図5を参照
して説明する。
【0014】図3に示すように、スライスカッター装置
6は、ダイス1の直下に設けられ後述する傾斜付のシュ
ート10と接続される傾斜付きの上部シュート10a
と、この上部シュート10aに冷却水を供給する噴射ノ
ズル部8と、上部シュート10aを前後動するエアーシ
リンダ7と、上部シュート10aを案内するコロ32a
とスライドレール32bとからなる案内部32(図5参
照)などから構成されている。
【0015】図1に示すように、傾斜付のシュート10
は、スライスカッター装置6の下方に設けられ、前記上
部シュート10aと接続されてシュートを形成し、その
下端部は、後述する冷却ドラム5の外周部にまで延びて
いる。シュート10の長手方向の複数箇所には、シャワ
ー17が設けられている。
【0016】図4は、運転開始時のストランド群9の垂
れ流し運転状態を示す図で、上部シュート10aはエア
ーシリンダ7の作動により後退して、傾斜付のシュート
10との間に隙間が生じ、その隙間からストランド群9
が垂れ流されている。前記スライスカッター装置6の上
部シュート10aの下端面は刃物12とされ、傾斜付の
シュート10の上端面は固定刃11とされているので、
この状態で、上部シュート10aを前進すると、前記刃
物12と固定刃11によりストランド群9が切断され
る。
【0017】図3は連続運転状態を示す図で、刃物12
と固定刃11は重なり合ってストランド群9の滑る面は
平坦となっている。
【0018】次に、ストランド群9を冷却する冷却装置
30について説明する。
【0019】図1に示すように冷却装置30は、回転駆
動される冷却ドラム5と、冷却ドラム5の外周部に巻回
されテンションプーリ14aにて適度の張力が与えられ
ているエンドレスベルト13と、冷却ドラム5からスト
ランド群9を剥ぎとる剥ぎ取り部18と、剥ぎ取られた
ストランド群9を上方に引き取り、後述するカット装置
31に供給するピンチロール19,19aなどから構成
されている。
【0020】まず、冷却ドラム5の構成について、図6
および図7を参照して説明する。図6は図1のE−E線
断面図であり、図7は図6のF−F線断面図である。
【0021】図6に示すように、冷却ドラム5は、シュ
ート10の幅と同様の幅を有し、その外径側には製品ペ
レット径に等しい寸法を有するストランド収納溝15が
周方向に形成されている。なお、本実施例では、処理能
力を倍増するため、前記収納溝15は、冷却ドラム5の
横方向に2ヶ所形成されている。
【0022】ストランド収納溝15の内径側には、スク
リーン16が全周に渡って装着され、ストランド群9を
周方向に収納可能としている。スクリーン16の内径側
は、冷却ドラム5の回転軸5bから放射方向に供給され
た冷却水をスクリーン16を介してストランド収納溝1
5に供給するジャケット部5aが形成されている。
【0023】図6および図7に示すように、冷却ドラム
5の外周部には、周方向に凹凸のエンドレスベルト13
が巻き付けられているので、ストランド群9は、スクリ
ーン16とベルト13の凸部の間に挟まれるようにして
ストランド収納溝15内に配列される。
【0024】冷却ドラム5の中心より供給される冷却水
は、スクリーン16を介してストランド群9、そしてベ
ルト13の凹部を経て水槽34へ回収されので、冷却水
の水量調節を行なうことにより、ストランド群9の温度
をカッティングに最適な温度に設定することができる。
【0025】図8に示すように、ストランド群9の排出
側のベルト13のプーリ14の下部には、剥ぎ取り部1
8が設けられている。この剥ぎ取り部18は、冷却ドラ
ム5のストランド収納溝15の底部に近接して設けられ
ているスクレーパ18aとストランド群9を後述するピ
ンチロール19,19bまで案内するガイド18bとか
ら構成されている。なお、スクレーパ18aにはジエッ
トノズル18cが設けられている。この剥ぎ取り部18
は、図1に示すように、排出側のプーリー14の下部に
バネで付勢されたピンチロール35を設けて構成するこ
ともできる。
【0026】前記ピンチロール19,19aの一方はゴ
ムロール(フリーロール)、他方は駆動ロールとされて
いるので、ストランド群9に適度な押圧を与えながら、
走行速度に合わせて引き取りを行なうことができる。
【0027】次に、カット装置30と遠心乾燥装置4に
ついて説明する。
【0028】ピンチロール19,19bの上方には、公
知の遠心乾燥装置4が配設されている。この遠心乾燥装
置4は、回転駆動される回転軸24と一体のペレットを
上方に跳ねとばすような傾きをもった多数の回転翼23
と、回転翼23の外径に近接して配設されているパンチ
ングプレート22とから構成されている。
【0029】本実施例において、遠心乾燥装置4の底部
には、ピンチロール19,19bに対向してストランド
群9を導く開口25が2ヶ所設けられ、この開口25の
側部に固定刃21が設けられている。また、前記回転軸
24の下部には、本出願人が特開平8−142049号
公報によって提案した回転カッター3が取り付けられて
いる。この回転カッター3には、回転軸24の中心から
冷却水が供給されている。このように、固定刃21と回
転カッター3とによりカッタ装置が構成されている。
【0030】図9に示すように、回転カッター3は、ス
トランド群9の送り方向に直交する面内で回転する円板
に複数の刃物20を埋設することによって構成されてい
る。各刃物20は、側面から見て、刃先が固定刃21に
向かうように傾くとともに、図2に示すように、上から
みて回転方向とは反対方向に傾くように配置されてい
る。また、刃物20は円板の外径よりも突出しており、
その傾斜面でペレットを上方に跳ねとばすようにされて
いる。
【0031】すなわち、ピンチロール19,19aで引
き取られたストランド群9は図1にで示す様に垂直に進
み回転カッター3と固定刃21によって規定の寸法に切
断される。
【0032】次に、上述したストランドカット装置の動
作をストランド群の流れに順じて説明する。 (a) 運転開始時の自動化および連続運転中のストランド
切れの自動復元 運転開始前には、ダイス1の複数のノズル2より吐出す
る樹脂中のエアや不純物を除去するために、垂れ流し運
転が不可欠である。
【0033】従って図4に示す様に、上部シュート10
aをエアーシリンダ7によって後退させて、噴射ノズル
部8より少量の冷却水を流し、ノズル2より吐出した樹
脂を直接床などに落して樹脂の状況を観察する。また、
何時でも連続運転に入れる様に、回転カッター3(含む
脱水乾燥装置4)、冷却ドラム5、ピンチロール19,
19aを起動し、冷却水を回転カッター3、冷却ドラム
5、剥ぎ取り部18、シュート10のシャワーに通水す
る。
【0034】ノズル2よりの樹脂(ストランド群9)が
正常になったら、図3に示す様に、上部シュート10a
を前進し、噴射ノズル部8から多量の冷却水を噴射する
と同時にシュート10の固定刃11とスライスカッター
装置6の刃物12を重なり合わせてストランド群9を一
瞬のうちに切断する。シュート10の傾斜面は、その面
に沿って予めシュート10のシャワー17より噴出した
冷却水が流れ、冷却水の膜で完全に被われているので、
ストランド群9が滑り易い状態にある。そのため、スト
ランド群9とシュート10の表面との摩擦は低下し、ス
トランド群9の切口はスムースに滑り落ちる。また、噴
射ノズル部8からの冷却水もその送りを助長するので、
冷却ドラム5に容易に導くことができるとともに、連続
運転中、ストランド切れが生じても、シュート10の上
に堆積することなく、他のストランド群9と並行して運
転できる。 (b) ストランド群の冷却 ストランド群9は、シュート10でストランド群同志が
付着しない程度に表面層が冷却されて、冷却ドラム5へ
送られる。
【0035】冷却ドラム5へ送られたストランド群9
は、冷却ドラム5の外周部に沿って、周方向に凹凸のエ
ンドレスベルト13とスクリーン16間のストランド収
納溝15に、重なり合うことなくスムースに挟まれて、
シュート10の下部からから剥ぎ取り部18まで連続し
て送られる。その間、冷却ドラム5の中心より供給され
る冷却水は、ストランド収納溝15の狭い流路を高速で
流れるためストランド群9の効率のよい冷却が可能とな
る。また、高温のストランド群9により、スクリーン1
6やベルト13が温度上昇してストランド群9と付着し
ないように、スクリーン16はシュート10の下部から
剥ぎ取り部18まで強制的に冷却され、ベルト13は、
ストランド群9より離れて、次のストランド群9を挟む
までの距離がシュート10の下部から剥ぎ取り部18ま
での距離の2倍とされ、その間で水槽34の冷却水に浸
され充分冷却されるためストランド群9の付着が生じな
い。
【0036】剥ぎ取り部18では、ベルト13が冷却ド
ラム5より徐々に離れると同時に扇を開く様に走行して
ストランド群9から完全に剥離する。また、ストランド
群9は、冷却水の水圧と、スクレーパ18aによってス
クリーン16から剥離される。 (c) カッティング、脱水、乾燥 剥ぎ取り部18より出たストランド群9は表面層が冷却
固化し、腰の強い棒状となって、冷却ドラム5の回転に
よって押出され、更に押し上げ用のジェットノズル18
cの冷却水(図8参照)、または剥ぎ取り用のピンチロ
ール35(図1参照)によって、ストランド群9が流れ
を乱すことのないように上部のピンチロール19,19
aへと上方に運ばれて垂直に進み、円板上に複数の刃物
20が埋設された回転カッター3と固定刃21によって
規定の寸法に切断される。切断されたペレットは、回転
軸24の中心より供給された冷却水で切口が冷却される
とともに放射方向に飛散して、パンチングプレート22
に当り、冷却水はパンチングプレート22を通過して下
方向の水槽34へ回収される。ペレットは上方向に打ち
上げられる様な傾きをもった回転軸24と一体の回転翼
23によってパンチングプレート22と回転翼23を往
復しながら旋回上昇し、脱水、乾燥される。
【0037】上述した実施例では、冷却装置30の冷却
ドラム5の外周部に巻回されるエンドレスベルトは、周
方向に凹凸のエンドレスベルト13としているが、これ
に代えて、平板のスチールベルトとしてもよい。
【0038】すなわち、ダイス1より吐出した瞬間のス
トランド群9の樹脂温度は、約170℃〜270℃であ
るので、シュート10で急冷してもストランド自体の蓄
熱もあって、エンドレスベルト13にかなりの熱が伝わ
る。通常のエンドレスベルト13を使用すると、その耐
熱温度が80℃〜120℃であるので、熱による寿命低
下が予測される。そこで、高温の樹脂に対しては、スチ
ールベルトを使用することが望ましい。
【0039】次に、平板のスチールベルトを使用した冷
却装置の構成、動作ついて図面を参照して説明する。
【0040】図10は図1のE−E線断面図であり、図
11は図10のG−G線断面図であり、図12は図11
のH矢視図である。
【0041】図10に示すように、冷却ドラム5の外周
部には、エンドレスベルドとしての平板のスチールベル
ト13aが巻回されているので、ストランド群9は、ス
クリーン16とスチールベルト13aの間に挟まれるよ
うにしてストランド収納溝15内に配列される。冷却ド
ラム5の中心より供給された冷却水は、スクリーン16
を介してストランド収納溝15に入る。次に、図11お
よび図12に示すように、ストランド群9の隙間に入っ
た冷却水のほとんどが、冷却ドラム5の回転方向の水流
となって、剥ぎ取り部18を経て水槽34に回収され
る。
【0042】すなわち、ストランド群9は、ストランド
収納溝15の狭い流路を一方方向に高速で流れる冷却水
によって、効率よく冷却されるとともに、ストランド収
納溝15内で蛇行することなくスムースに剥ぎ取り部1
8まで導かれる。また、冷却水の水量調整を行なうこと
により、ストランド群9の温度をカッティングに最適な
温度に設定することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、次のような効果を得ることができる。 (a) 垂れ流し運転から連続運転に至る自動化を可能に
し、ストランド切れが生じても自動的に他のストランド
群と同様に復元できるので、作業員の手を煩わすことな
い。 (b) ストランド群は、冷却ドラムのストランド収納溝内
に収納され、一定の流路により集中的に冷却することが
できるので、効率の良い冷却ができるとともに、冷却水
の水量調節によりストランド群の温度をカッティングに
最適な温度に設定することもできる。 (c) 冷却、カッティング、脱水乾燥を1つの装置にまと
めることができるので据付面積も小さくなり、全体の装
置も低コストとなる。 (d) 幅広い樹脂の切断が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるストランドカット装置を示す概略
構成図であり、図2のB−B線矢視図である。
【図2】図1のA−A線矢視図である。
【図3】図1のC部詳細図で、連続運転状態を示す図で
ある。
【図4】図1のC部詳細図で、垂れ流し運転状態を示す
図である。
【図5】図4のD−D線矢視図である。
【図6】図1のE−E線断面図である。
【図7】図6のF−F線断面図である。
【図8】剥ぎ取り部の拡大図である。
【図9】本発明に適用される回転カッターを示す図であ
る。
【図10】他の実施例による図1のE−E線断面図であ
る。
【図11】図10のG−G線断面図である。
【図12】図11のH矢視図である。
【符号の説明】
1 ダイス 2 ノズル 3 回転カッター 4 遠心乾燥装置 5 冷却ドラム 6 スライスカッター装置 8 噴射ノズル部 9 ストランド群 10 シュート 10a 上部シュート 11、21 固定刃 12、20 刃物 13 エンドレスベルト 13a エンドレスベルト(スチールベルト) 15 ストランド収納溝 16 スクリーン 18 剥ぎ取り部 18a スクレーパ 19、19a、35 ピンチロール 30 冷却装置 31 カット装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉木 嘉人 広島県広島市安芸区船越南1丁目6番1号 株式会社日本製鋼所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイス(1)より、冷却水が噴射されて
    いる傾斜付のシュート(10)にストランド群(9)を
    吐出し、該ストランド群(9)を、前記シュート(1
    0)の下部から、エンドレスベルト(13,13a)が
    巻回されて回転する冷却ドラム(5)の外周部の周方向
    に形成されたストランド収納溝(15)に供給して冷却
    し、冷却ドラム(5)の上方に設けられている回転カッ
    ター(3)で切断することを特徴とするストランドカッ
    ト方法。
  2. 【請求項2】 前記ダイス(1)の直下に設けられたス
    ライスカッター装置(6)の上部シュート(10a)を
    前進して、垂れ流し中のストランド群(9)を、上部シ
    ュート(10a)の下端面に設けた刃物(12)と、上
    部シュート(10a)の下方に配設した傾斜付のシュー
    ト(10)の上端面に設けた固定刃(11)とによって
    切断すると同時に傾斜付のシュート(10)にストラン
    ド群(9)を導くことを特徴とする請求項1記載のスト
    ランドカット方法。
  3. 【請求項3】 前記ストランド収納溝(15)に供給さ
    れたストランド群(9)を、冷却ドラム(5)の外径側
    に巻回されているエンドレスベルト(13,13a)
    と、内径側に装着されているスクリーン(16)によっ
    て挟み、冷却ドラム(5)の中心よりスクリーン(1
    6)を介して供給される冷却水によって冷却することを
    特徴とする請求項1または2記載のストランドカット方
    法。
  4. 【請求項4】 前記冷却ドラム(5)で冷却されたスト
    ランド群(9)を、冷却ドラム(5)の上方に設けられ
    ている遠心乾燥装置(4)の回転軸(24)の下部に取
    り付けられている回転カッター(3)で切断し、脱水、
    乾燥することを特徴とする請求項1、2または3記載の
    ストランドカット方法。
  5. 【請求項5】 熱可塑性樹脂を複数のノズル(2)を有
    するダイス(1)よりストランド状に吐出し、この吐出
    されたストランド群(9)を冷却水で冷却固化して一定
    の長さに切断するストランドカット装置において、 前記ダイス(1)の下方に設けられ、ダイス(1)から
    吐出されたストランド群(9)を冷却水によって搬送す
    る傾斜付きのシュート(10)と、該シュート(10)
    から供給されるストランド群(9)をエンドレスベルト
    (13,13a)が巻回されて回転する冷却ドラム
    (5)の外周部に沿わせて冷却する冷却装置(30)
    と、冷却装置(30)の上方に配設されているカット装
    置(31)とからなることを特徴とするストランドカッ
    ト装置。
  6. 【請求項6】 前記傾斜付のシュート(10)の上部
    に、上部シュート(10a)とこの上部シュート(10
    a)に冷却水を供給する噴射ノズル部(8)とからなる
    スライスカッタ装置(6)を設け、前記上部シュート
    (10a)の下端面を刃物(12)とし、傾斜付のシュ
    ート(10)の上端面を固定刃(11)とし、前記上部
    シュート(10a)を前後動可能としたことを特徴とす
    る請求項5記載のストランドカット装置。
  7. 【請求項7】 前記冷却ドラム(5)には、その外径側
    にペレット径に等しい寸法を有するストランド収納溝
    (15)が周方向に形成され、該ストランド収納溝(1
    5)の内径側にはスクリーン(16)が全周に渡って装
    着され、冷却ドラム(5)の外周部にはエンドレスベル
    ト(13,13a)が巻回され、冷却ドラム(5)の回
    転軸(5b)、ストランド収納溝(15)によって冷却
    水の流路が形成されていることを特徴とする請求項5ま
    たは6記載のストランドカット装置。
  8. 【請求項8】 前記カット装置(31)の上部には遠心
    乾燥装置(4)が配設され、該遠心乾燥装置(4)は、
    回転軸(24)と、該回転軸(24)に保持されペレッ
    トを上方に跳ねとばすような傾きをもった回転翼(2
    3)と、回転翼(23)の外径に近接して配設されてい
    るパンチングプレート(22)とからなることを特徴と
    する請求項5、6または7記載のストランドカット装
    置。
  9. 【請求項9】 前記カット装置(31)は、遠心乾燥装
    置(4)の底部に設けられている固定刃(21)と、遠
    心乾燥装置(4)の回転軸(24)の下部に取り付けら
    れ前記固定刃(21)と係合する回転カッター(3)と
    からなることを特徴とする請求項8記載のストランドカ
    ット装置。
  10. 【請求項10】 前記回転カッター(3)は、ストラン
    ド群(9)の送り方向に直交する面内で回転する円板に
    複数の刃物(20)を埋設することによって構成され、
    各刃物(20)は、側面から見て、刃先が固定刃(2
    1)に向かうように傾くとともに、回転方向とは反対方
    向に傾くように配置されていることを特徴とする請求項
    9記載のストランドカット装置。
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CN114670419A (zh) * 2022-04-01 2022-06-28 湖北庆达科技有限责任公司 一种pc改性塑料的加工成型装置及方法

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