JPH082531B2 - ペレタイザー - Google Patents

ペレタイザー

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JPH082531B2
JPH082531B2 JP3207968A JP20796891A JPH082531B2 JP H082531 B2 JPH082531 B2 JP H082531B2 JP 3207968 A JP3207968 A JP 3207968A JP 20796891 A JP20796891 A JP 20796891A JP H082531 B2 JPH082531 B2 JP H082531B2
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pelletizer
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JP3207968A
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JPH0550429A (ja
Inventor
惠 田中
Original Assignee
株式会社タナカ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】押出機からストランド状に押出し
た有機高分子材料、特に比較的柔軟なエラストマーのス
トランドを、品質のよいペレットに切断することのでき
る、ペレタイザー(ストランドカッタともいう)に関す
る。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂は、ほとんどが一旦ペレッ
ト化されてから成形加工され、プラスチックス成形品に
されている。ペレット化する方法の一つに、ストランド
カット法がある。これは、溶融樹脂を押出機先端または
歯車ポンプ出口に取付けた多孔ダイでひも状にして押出
し、冷却、凝固した後、ペレタイザーで短く切断するも
のである。ペレタイザーは、一般に、2本の引取ロール
で凝固した複数のひも状プラスチックス、すなわちスト
ランドをはさみ込んで引取り、所定の速度で引取ロール
と固定刃先端との間のストランド支持台面上に送出し、
回転刃で切断する構造になっている。ペレットの形状
は、通常、円柱状である。
【0003】ところで、ペレットはサイズや形状が均一
でないと単に商品価値を損なうだけではなく、成形工程
で閉塞を起こしたり、成形品の均一性を阻害したりして
好ましくない。そこで、従来から均一なペレットを製造
するために、ペレタイザーに多くの技術的な提案がなさ
れてきた。代表的なものとして、特開昭49−5815
2号公報、特開昭61−192494号公報、特開平2
−310009号公報、特開平3−61507号公報、
特公表昭56−500169号公報や実開昭62−87
806号の明細書などに記載の発明や考案があげられ
る。これらの発明や考案は、複雑な制御システムを必要
とするなどの問題があるが、比較的固いポリスチレン、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミドなどのプラ
スチックスの切断には、ある程度の効果が期待できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来から、
ペレタイザーで比較的柔軟な、たとえば合成ゴムなどの
エラストマーのストランドを切断しようとすると、ロン
グと称するミスカットが出たり、斜切りになったりし、
ときには、殆ど切断不可能になるという問題が存在して
いた。この問題の解決は、前記の発明や考案によって改
良したペレタイザーを使用しても、期待できない。
【0005】ただ、特開平3−61507号公報に記載
の発明は、柔軟なストランドの切断を目的になされてい
る。このペレタイザーは、ストランドを、押えロールと
前下がりに傾斜したベルトコンベアとを用いて、引取ロ
ールへ導入し、さらに先端に固定刃を有するストランド
支持台へ導き、上方より液をスプレーしながら、回転刃
により切断するものである。しかし、このペレタイザー
は、構造が複雑になる上、前後の装置との位置関係が従
来のものと異なり、かつスプレーを必要とするなど、簡
単に導入できないという問題があった。
【0006】そこで、本発明者は、通常の固さのストラ
ンドは勿論、ゴムのように柔らかいストランドであって
も、ロングや斜切りを生ずることなく容易に切断でき
る、構造が簡単で、使いやすいペレタイザーを研究し、
本発明を完成した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、引取ロールか
ら所定の速度で送出されるストランドを、回転刃と固定
刃との間で切断するペレタイザーにおいて、引取ロール
と固定刃先端との間に設けられているストランド支持台
面上に前記のストランドを押える帯状のストランド押
えを取り付け、前記ストランド押えに合成または天然ゴ
ム、前記ゴムと繊維との複合材またはブラッシを用いる
ことを特徴とするペレタイザーを提供する。
【0008】さらに前記のペレタイザーの中でも、構造
が簡単、かつ使いやすいものとして、ヒンジで回転自在
に設けられている回転刃または引取ロールの安全カバー
の先端部分に、前記のストランド押えが取付けられてい
ることを特徴とするペレタイザーを提供するものであ
る。
【0009】
【作用と実施態様例】以下、本発明を、実施態様例を示
す図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明のペレタ
イザ−の実施態様例を示す側断面概略構造図である。
【0010】切断されるストランドは、図示していない
が通常複数本であって、シュート7を通して上ロール4
と下ロール5とからなる引取ロール3で引取られ、スク
レーパ6で下ロール5への巻付きを防止されつつ、スト
ランド支持台面8上を、その先端の固定刃2の方へと送
られる。歯車状の刃を有する回転刃1と固定刃2は、送
られてきたストランドを所定の長さに切断する。ストラ
ンドの切断長さは、回転刃1の回転速度とストランドの
送り速度とを調整して決める。
【0011】本発明者は、柔軟なストランド切断におい
て、ロングや斜切り、あるいは切断不能を起す原因を検
討した結果、ストランドが柔らかいと、切断の際の剪断
力のために、ストランドが引取ロール3と切断位置15
との間で自由に動きまわり、切断面が固定されず、ま
た、回転刃の刃と刃との間に巻込まれ、正確に切断でき
ないことが判った。
【0012】そこで、切断中、ストランドの走行を安定
させる手段を試行錯誤した結果、驚くべきことに、ゴム
やブラッシなどの柔軟な素材を用いた、帯状のストラン
ド押え9を、引取ロール3と固定刃2の先端との間に設
け、切断するストランドを上方からストランド支持台面
8上に軽く押さえるという、実に簡単な手段で、上記の
問題が完全に解決できることを見出だした。特開平3−
61507号公報に記載の発明のように、押えロール
も、スプレーも、ストランド台を斜めに取付ける必要も
ないのである。
【0013】ストランドを押える位置は、引取ロール3
と固定刃2の先端との距離、ストランドの走行速度、ス
トランドの種類などによって若干異なるが、固定刃2の
先端に近い程効果的であり、切断位置15から約10m
m以内がとくに効果的である。ストランド押え9は、ス
トランドの走行方向とほぼ直角方向に帯状に、走行巾い
っぱいに設けることによって、複数のストランドを押え
ることができる。押圧力は、ストランドをごく軽く押す
程度で十分である。大きすぎるとストランドの円滑な走
行が妨げられるので注意を要する。したがって、ストラ
ンド押え9の材質に金属類を使用するのは好ましくな
く、合成または天然ゴム、これらのゴムと繊維との複合
材、またはブラッシなどの柔軟で耐磨耗性のある素材の
使用が適当である。柔軟なストランド押えは、軽い押圧
力によりストランドの断面形状に沿ってフレキシブルに
変形し、エラストマーのストランドをその走行を妨げる
ことなく均一に押えることができる。以下の説明におい
て、「ストランド押え」の語は、合成または天然ゴム、
これらのゴムと繊維との複合材、またはブラッシを用い
て製作されたものをいう。
【0014】ストランド押え9の取付けに際しては、ペ
レタイザーの運転に先立って、ストランドを容易に通せ
るようにストランド押え9を上方、または機側の方向に
移動できるようにしておくことが望ましい。その好まし
い具体的手段は、回転刃1の安全カバー10に、ストラ
ンド押え9を取付けることである。安全カバー10は、
一般にストランドの走行の邪魔にならぬようストランド
挿入側とは反対側にヒンジ11で台に取付けられ、スト
ランド挿入側の先端部は、回転して上方に開くことがで
きる。図2は、実施態様例としてあげたストランド押え
9を取付けた安全カバー10の正面図(図1のA−A´
方向)である。この安全カバー10の先端部分は、スト
ランドの走行路を確保するために切欠かれている。この
切欠部分にストランド押え9を固定用部材12で固定す
れば、その他に特別な取付部材を必要としないでストラ
ンド押え9を取付けることができるし、運転に際し特別
の作業も必要でない。また、安全カバー10の開閉操作
と装置の運転スイッチとをロックしておけば、操業前に
ストランドを導くことも容易に、かつ安全に行なえる。
13はベットであり、14は固定刃台を示す。
【0015】また、ペレタイザーの構造によっては、引
取ロールの安全カバーがヒンジで台に取付けられ、その
先端部の方が、回転刃の安全カバーの先端部よりも切断
位置に近接している場合がある。このようなペレタイザ
ーでは、ストランド押えを引取ロールの安全カバーの先
端部分に取付けた方がよい。
【0016】
【実施例】図1に示したのとほぼ同じ構造を有するペレ
タイザー(株式会社田中鉄工所製:TMS型)の回転刃
の安全カバーに、図示したのと同様のストランド押えを
取付け、本発明の効果を確認した。この安全カバーの先
端部分のストランドを通す切欠の巾は、約150mmで
あった。この切欠部に厚さ約1.5mm、巾約30m
m、長さ約150mmの耐磨耗性シリコンゴムを、幅約
20mmの長さ約150mmの帯状の金属製取付部材を
用いて、シリコンゴムの先端とストランド支持台との間
が約3mmになるように取付けた。さらに、シリコンゴ
ムの先端が、ストランドに接触し、ごく軽く押える程度
になるよう調整し、ストランド押えにした。シリコンゴ
ムの先端と切断位置との水平距離は、約2mmであっ
た。
【0017】このペレタイザーに直径約3mmの柔軟な
合成ゴムのストランド21本を引揃え、引取ロールで約
50m/分の速度で引取り、ストランド支持台上に導
き、長さ3mmに切断した。ストランドは、ミスカット
によるロングや斜切りを発生することなく、均一に安定
して切断することができた。
【0018】ついで、比較のために、ストランド押えを
取外し、同じストランドを切断しようとしたが、全く切
断不可能であった。
【0019】
【発明の効果】ごく簡単なストランド押えを取付けた本
発明のペレタイザーを使用すると、ポリオレフィンやポ
リアミドのペレット化は勿論、従来不可能に近かったエ
ラストマーなどの柔軟なストランドを、ミスカットによ
るロングや斜切りを発生させることなく、容易に切断
し、均一な品質のペレットを供給できる。ストランド押
え取付に要するコストは、極めて僅かである。
【0020】また、ストランド押えを回転自在の安全カ
バーに取付ければ、特別な取付部材を必要としないの
で、装置の構造が簡単となり、ごく簡単に取付けること
ができる。さらに、ペレタイザーの運転に先立ってスト
ランドを容易に通すことができるので、運転に際し特別
の作業も必要でなく、操作も安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のペレタイザ−の実施態様例を示す
側断面概略構造図。
【図2】 ストランド押え9を取付けた安全カバー8
の正面図(図1のA−A´方向)。
【符号の説明】
1:回転刃 2:固定刃 3:引取ロール 4:上ロール 5:下ロール 6:スクレーパ
7:シュート 8:ストランド支持台面 9:ストランド押え
10:安全カバー 11:ヒンジ 12:固定用部材 13:ベッ
ト 14:固定刃台 15:切断位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】引取ロールから所定の速度で送出されるス
    トランドを、回転刃と固定刃との間で切断するペレタイ
    ザーにおいて、引取ロールと固定刃先端との間に設けら
    れているストランド支持台面上に、前記のストランドを
    押える帯状のストランド押えを取り付け、前記ストラン
    ド押えに合成または天然ゴム、前記ゴムと繊維との複合
    材、またはブラッシを用いることを特徴とするペレタイ
    ザー。
  2. 【請求項2】ヒンジで回転自在に設けられている回転刃
    または引取ロールの安全カバーの先端部分に、前記のス
    トランド押えが取付けられていることを特徴とする請求
    項1に記載のペレタイザー。
JP3207968A 1991-08-20 1991-08-20 ペレタイザー Expired - Lifetime JPH082531B2 (ja)

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JP3207968A JPH082531B2 (ja) 1991-08-20 1991-08-20 ペレタイザー

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JP3207968A JPH082531B2 (ja) 1991-08-20 1991-08-20 ペレタイザー

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Publication Number Publication Date
JPH0550429A JPH0550429A (ja) 1993-03-02
JPH082531B2 true JPH082531B2 (ja) 1996-01-17

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Families Citing this family (3)

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KR100292163B1 (ko) * 1999-05-01 2001-06-01 윤영술 수지 압출 커팅장치
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JPS5884211U (ja) * 1981-12-02 1983-06-07 東芝機械株式会社 ペレタイザ用ストランド押え装置
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JPH0550429A (ja) 1993-03-02

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