JPH10178067A - 半導体装置用接着剤組成物およびそれを用いた半導体装置用接着剤シート - Google Patents

半導体装置用接着剤組成物およびそれを用いた半導体装置用接着剤シート

Info

Publication number
JPH10178067A
JPH10178067A JP9221706A JP22170697A JPH10178067A JP H10178067 A JPH10178067 A JP H10178067A JP 9221706 A JP9221706 A JP 9221706A JP 22170697 A JP22170697 A JP 22170697A JP H10178067 A JPH10178067 A JP H10178067A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor device
adhesive
adhesive composition
silica powder
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9221706A
Other languages
English (en)
Inventor
Taiji Sawamura
泰司 澤村
Yoshio Ando
芳雄 安藤
Shoji Kigoshi
将次 木越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP9221706A priority Critical patent/JPH10178067A/ja
Publication of JPH10178067A publication Critical patent/JPH10178067A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/50Tape automated bonding [TAB] connectors, i.e. film carriers; Manufacturing methods related thereto
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/38Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal
    • H05K3/386Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal by the use of an organic polymeric bonding layer, e.g. adhesive

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】耐リフロー性、サーマルサイクル性に優れた熱
硬化型の半導体装置用接着剤組成物およびそれを用いた
半導体装置用接着剤シートを工業的に提供し、さらに表
面実装用の半導体装置の信頼性を向上させる。 【解決手段】絶縁体層および導体パターンからなる配線
基板、導体パターンが形成されていない層および接着剤
層をそれぞれ少なくとも1層以上有する半導体集積回路
用基板の接着剤層を形成する半導体集積回路用接着剤組
成物であって、前記接着剤組成物が、エポキシ樹脂
(A)、熱可塑性樹脂(B)およびシリカ粉末(C)を
含有する熱硬化型の接着剤であることを特徴とする半導
体装置用接着剤組成物および半導体装置用接着剤シー
ト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路
(IC)を搭載し、パッケージ化する際に用いられる半
導体集積回路接続用基板(インターポーザー)を構成す
る接着剤組成物ならびに接着剤シートに関する。さらに
詳しくは、ボールグリッドアレイ(BGA)、ランドグ
リッドアレイ(LGA)方式の表面実装パッケージに用
いられる半導体集積回路接続用基板を構成する絶縁層お
よび導体パターンからなる配線基板層と、たとえば金属
補強板(スティフナー)等の導体パターンが形成されて
いない層の間を接着し、半田耐熱性、サーマルサイクル
性等の信頼性に優れた接着剤組成物およびそれを用いた
半導体装置用接着剤シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路(IC)パッケー
ジとして、デュアルインラインパッケージ(DIP)、
スモールアウトラインパッケージ(SOP)、クアッド
フラットパッケージ(QFP)等のパッケージ形態が用
いられてきた。しかし、ICの多ピン化とパッケージの
小型化に伴って、最もピン数の多くできるQFPにおい
ても限界に近づいている。これは特にプリント基板に実
装する際に、外部端子(リード)間の狭ピッチ化による
取扱い性の困難化とプリント基板上の半田の印刷精度が
得にくいことによる。そこで近年、多ピン化、小型化の
手段としてBGA方式、LGA方式、PGA方式等が実
用化されてきた。中でも、BGA方式はプラスチック材
料の利用による低コスト化、、軽量化、薄型化が図れる
だけでなく、表面実装可能なことから高く注目されてい
る。
【0003】図1にBGA方式の例を示す。BGA方式
は、ICを接続した半導体集積回路接続基板の外部接続
端子としてICのピン数にほぼ対応する半田ボールを格
子状(エリアアレイ)に有することを特徴としている。
プリント基板への接続は、半田ボール面をすでに半田が
印刷してあるプリント基板の導体パターン上に一致する
ように乗せて、リフローで半田を溶解する一括リフロー
により行われる。パッケージとしての特徴は、従来のQ
FP等周辺に接続端子を配列したICパッケージに比べ
て、パッケージ裏面に接続端子を配列する点であり、よ
り多くの接続端子を少ないスペースに広い間隔で配列で
きるところにある。このため、実装面では、低実装面積
化と高実装効率化が図れる。
【0004】この機能をさらに進めたものに、チップス
ケールパッケージ(CSP)があり、その類似性からマ
イクロBGAと称されている。本発明は、これらのBG
A構造を有するCSPにも適用できる。
【0005】一方、BGAパッケージには以下の課題が
ある。(a)半田ボール面の平面性、(b)耐リフロー
性、(c)放熱性、(c)サーマルサイクル性である。
【0006】これらを改善する方法として、半導体集積
回路接続用基板に補強(平面性維持)、放熱、電磁的シ
ールドを目的とする金属板等の材料を積層する方法が一
般的に用いられている。特に、ICを接続するための絶
縁層および導体パターンからなる配線基板層に図3に示
すTABテープやフレキシブル基板を用いた場合に重要
になる。
【0007】このため、半導体集積回路接続用基板は、
図2に例示するように、ICを接続するための絶縁体層
11および導体パターン13からなる配線基板層、補強
板(スティフナー)、放熱板(ヒートスプレッター)、
シールド板等の導体パターンが形成されていない層1
5、およびこれらを積層するための接着剤層14をそれ
ぞれ少なくとも1層以上有する構造となっている。これ
らの半導体集積回路接続用基板は、あらかじめ配線基板
層または導体が形成されいない層のいずれかに接着剤組
成物を半硬化状態で積層あるいは塗布・乾燥した中間製
品を作成しておき、パッケージ組立工程で貼り合わせ、
加熱硬化させて作成される。
【0008】最終的に、接着剤層14は、パッケージ内
部に残留する。以上の点から接着剤層14に要求される
特性として、(a)耐リフロー性、(b)温度サイクル
やリフローの際に、配線基板層と補強板等の異種材料間
で発生する応力吸収(低応力性)、(c)易加工性、
(d)配線上に積層する場合の絶縁性などが挙げられ
る。
【0009】中でも、重要な要求項目は耐リフロー性と
耐サーマルサイクル性である。
【0010】耐リフロー性は、半田浴浸漬、不活性ガス
の飽和蒸気による加熱(ベーパーフェイズ法)や赤外線
リフローなどパッケージ全体が210〜270℃の高温
に加熱される実装方式において、接着剤層が剥離しパッ
ケージの信頼性を低下するというものである。リフロー
工程における剥離の発生は、接着剤層を硬化してから実
装工程の間までに吸湿された水分が加熱時に爆発的に水
蒸気化、膨張することに起因するといわれており、その
対策として後硬化したパッケージを完全に乾燥し密封し
た容器に収納して出荷する方法が用いられている。
【0011】耐サーマルサイクル性は、BGAなどピン
数の多いパッケージは動作時100℃を越える高温にな
るため要求される特性であり、線膨張係数の異なる材料
間を接続する接着剤には発生応力を緩和する目的で、低
弾性率化が要求されている。
【0012】このようなことから、接着剤の改良も種々
検討されている。例えば、耐サーマルサイクル性に優れ
た接着剤層として、低弾性率の熱可塑性樹脂あるいはシ
リコーンエラストマー(特公平6−50448号公報)
などが提案されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかるに乾燥パッケー
ジを容器に封入する方法は製造工程および製品の取扱い
が煩雑にあるうえ、製品価格がきわめて高価になる欠点
がある。
【0014】また、種々提案された接着剤も耐サーマル
サイクル性は優れるものの、耐リフロー性を満足するも
のではなかった。
【0015】本発明の目的は、かかるリフロー工程に生
じる問題点を解消し、信頼性が高く、耐リフロー性およ
びサーマルサイクル性に優れた半導体装置用接着剤組成
物およびそれを用いた半導体装置用接着剤シートを提供
することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は絶縁
体層および導体パターンからなる配線基板、導体パター
ンが形成されていない層および接着剤層をそれぞれ少な
くとも1層以上有する半導体集積回路用基板の接着剤層
を形成する半導体集積回路用接着剤組成物であって、前
記接着剤組成物が、エポキシ樹脂(A)、熱可塑性樹脂
(B)およびシリカ粉末(C)を含有する熱硬化型の接
着剤であることを特徴とする半導体装置用接着剤組成物
およびそれを用いた半導体装置用接着剤シートである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を詳述する。
【0018】本発明における接着剤層は、エポキシ樹脂
(A)、熱可塑性樹脂(B)およびシリカ粉末(C)を
含有する熱硬化型の接着剤組成物から構成されることが
重要である。
【0019】本発明における、エポキシ樹脂(A)は、
1分子中に2個以上のエポキシ基を有するものなら特に
限定されず、これらの具体例としては、例えばクレゾー
ルノボラック型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型
エポキシ樹脂、下記式(I)、(II)、(III)、
(IV)および(V)で表されるエポキシ樹脂、
【化1】 (ただし、R1〜R10は各々水素原子、C1〜C4の低
級アルキル基またはハロゲン原子を示す。)
【化2】 (ただし、R1〜R8は各々水素原子、C1〜C4の低級
アルキル基またはハロゲン原子を示す。)
【化3】 (ただし、R1〜R8のうち2つは2,3−エポキシプロ
ポキシ基であり、残りは各々水素原子、C1〜C4の低
級アルキル基またはハロゲン原子を示す。)
【化4】 (ただし、R1〜R4は各々水素原子、C1〜C4の低級
アルキル基またはハロゲン原子を示す。)
【化5】 (ただし、R1〜R4は各々水素原子、C1〜C4の低級
アルキル基またはハロゲン原子を示す。)線状脂肪族エ
ポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、複素環式エポキシ樹
脂、スピロ環含有エポキシ樹脂およびハロゲン化エポキ
シ樹脂などが挙げられる。
【0020】これらのエポキシ樹脂(A)の中で、特に
本発明で好ましく用いられるものは高接着で電気特性お
よび耐リフロー性に優れる、上記式(I)、(II)、
(III)、(IV)または(V)で表されるエポキシ
樹脂である。そして、エポキシ樹脂(A)は、上記式
(I)、(II)、(III)、(IV)または(V)
で表されるエポキシ樹脂の少なくとも1つをエポキシ樹
脂(A)中に20重量%以上、さらには50重量%以上
含有することが好ましい。
【0021】上記式(I)で表されるエポキシ樹脂にお
いて、R1〜R10の好ましい具体例としては、水素原
子、メチル基、エチル基、sec−ブチル基、t−ブチ
ル基、塩素原子、臭素原子などが挙げられる。上記式
(I)で表されるエポキシ樹脂の好ましい具体例として
は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノール
F型エポキシ樹脂、臭素化ビスフェノールA型エポキシ
樹脂、臭素化ビスフェノールF型エポキシ樹脂などが挙
げられる。
【0022】上記式(II)で表されるエポキシ樹脂に
おいて、R1〜R8の好ましい具体例としては、水素原
子、メチル基、エチル基、sec−ブチル基、t−ブチ
ル基、塩素原子、臭素原子などが挙げられる。上記式
(II)で表されるエポキシ樹脂の好ましい具体例とし
ては、4,4’−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)
ビフェニル、4,4’−ビス(2,3−エポキシプロポ
キシ)−3,3’,5,5’−テトラメチルビフェニ
ル、4,4’−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)−
3,3’,5,5’−テトラメチル−2−クロロビフェ
ニル、4,4’−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)
−3,3’,5,5’−テトラメチル−2−ブロモビフ
ェニル、4,4’−ビス(2,3−エポキシプロポキ
シ)−3,3’,5,5’−テトラエチルビフェニル、
4,4’−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)−3,
3’,5,5’−テトラブチルビフェニルなどが挙げら
れる。
【0023】上記式(III)で表されるエポキシ樹脂
において、R1〜R8の好ましい具体例としては、水素原
子、メチル基、エチル基、sec−ブチル基、t−ブチ
ル基、塩素原子、臭素原子などが挙げられる。上記式
(III)で表されるエポキシ樹脂の好ましい具体例と
しては、1,5−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)
ナフタレン、1,5−ビス(2,3−エポキシプロポキ
シ)−7−メチルナフタレン、1,6−ビス(2,3−
エポキシプロポキシ)ナフタレン、1,6−ビス(2,
3−エポキシプロポキシ)−2−メチルナフタレン、
1,6−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)−8−メ
チルナフタレン、1,6−ビス(2,3−エポキシプロ
ポキシ)−4,8−ジメチルナフタレン、1,6−ビス
(2,3−エポキシプロポキシ)−2−ブロモナフタレ
ン、1,6−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)−8
−ブロモナフタレンなどが挙げられる。
【0024】上記式(IV)で表されるエポキシ樹脂に
おいて、R1〜R4の好ましい具体例としては、水素原
子、メチル基、エチル基、sec−ブチル基、t−ブチ
ル基、塩素原子、臭素原子などが挙げられる。上記式
(IV)で表されるエポキシ樹脂の好ましい具体例とし
ては、EXA−7200(大日本インキ化学工業(株)
製)、ZX−1257(東都化成(株)製)などが挙げ
られる。
【0025】上記式(V)で表されるエポキシ樹脂にお
いて、R1〜R4の好ましい具体例としては、水素原子、
メチル基、エチル基、sec−ブチル基、t−ブチル
基、塩素原子、臭素原子などが挙げられる。上記式
(V)で表されるエポキシ樹脂の好ましい具体例として
は、テルペンジフェノールジグリシジルエーテル(油化
シェルエポキシ(株)製)などが挙げられる。
【0026】本発明においてエポキシ樹脂(A)の配合
量は、接着剤組成物中5〜90重量%、好ましくは10
〜70重量%、さらに好ましくは20〜60重量%であ
る。
【0027】本発明の熱可塑性樹脂(B)は、接着剤層
に可撓性を与えるものであれば特に限定されないが、そ
の具体例としては、アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体(NBR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム−
スチレン樹脂(ABS)、ポリブタジエン、スチレン−
ブタジエン−エチレン樹脂(SEBS)、アクリル、ポ
リビニルブチラール、ポリアミド、ポリエチレン、ポリ
エステル、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリウレタ
ン等が挙げられる。また、これらの熱可塑性樹脂は耐熱
性向上のため、前述のエポキシ樹脂(A)と反応可能な
官能基を有することが好ましい。具体的には、アミノ
基、カルボキシル基、エポキシ基、水酸基、メチロール
基、イソシアネート基、ビニル基、シラノール基等が挙
げられる。
【0028】中でも、接着性、可撓性、熱応力緩和性の
点で、ブタジエンを必須共重合成分とする共重合体が好
ましく用いられる。特に、金属との接着性、耐薬品性等
の観点からアクリロニトリル−ブタジエン共重合体(N
BR)、スチレン−ブタジエン−エチレン樹脂(SEB
S)、スチレン−ブタジエン樹脂(SBS)等は好まし
い。さらにブタジエンを必須共重合成分としかつカルボ
キシル基を有する共重合体は好ましく用いられ、具体例
としてはカルボキシル基を有するNBR(NBR−C)
およびカルボキシル基を有するSEBS(SEBS−
C)が挙げられる。
【0029】本発明のシリカ粉末(C)は、粒径、結晶
性および形状等特に限定されないが、中でも熱膨張係数
の低下効果が大きく、低応力化に有効な溶融シリカ
(C’)が好ましく用いられる。ここでいう溶融シリカ
とは、真比重2.3以下の非晶性シリカを意味し、この
溶融シリカの製造は必ずしも溶融状態を経る必要はな
く、任意の製造方法を用いることができる。例えば、結
晶性シリカを溶融する方法および各種原料から合成する
方法などが挙げられる。
【0030】また、シリカ粉末(C)の平均粒径は通常
20μm以下、好ましくは10μm以下、さらに好まし
くは2μm以下である。さらには、シリカ粉末(C)は
溶融シリカ粉末(C’)であることが好ましく、球状溶
融シリカ粉末(C”)であることがさらに好ましい。
【0031】シリカ粉末(C)の配合量は、接着剤組成
物中5〜80重量%、好ましくは5〜60重量%、さら
に好ましくは10〜50重量%である。
【0032】本発明において、接着剤層にフェノール樹
脂(D)を添加することにより、耐リフロー性および絶
縁信頼性を一層向上させることができる。フェノール樹
脂(D)の具体例としては、たとえばフェノールノボラ
ック樹脂、クレゾールノボラック樹脂、ビスフェノール
A型樹脂や各種レゾール樹脂などが挙げられる。
【0033】フェノール樹脂の配合割合は、通常エポキ
シ樹脂1当量に対してフェノール性水酸基0.5〜1
0.0当量、好ましくは0.7〜7.0当量となる範囲
であることが望ましい。
【0034】本発明の接着剤層にエポキシ樹脂(A)の
単独反応、エポキシ樹脂(A)と熱可塑性樹脂(B)や
フェノール樹脂(D)との反応を促進させる硬化促進剤
を含有することができる。硬化促進剤は硬化反応を促進
するものならば特に限定されず、その具体例としては、
たとえば、2−メチルイミダゾール、2,4−ジメチル
イミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、
2−フェニルイミダゾール、2−フェニル−4−メチル
イミダゾールおよび2−ヘプタデシルイミダゾールなど
のイミダゾール化合物、トリエチルアミン、ベンジルジ
メチルアミン、α−メチルベンジルジメチルアミン、2
−(ジメチルアミノメチル)フェノール、2,4,6−
トリス(ジメチルアミノメチル)フェノールおよび1,
8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7など
の3級アミン化合物、ジルコニウムテトラメトキシド、
ジルコニウムテトラプロポキシド、テトラキス(アセチ
ルアセトナト)ジルコニウムおよびトリ(アセチルアセ
トナト)アルミニウムなどの有機金属化合物、およびト
リフェニルホスフィン、トリメチルホスフィン、トリエ
チルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリ(p−メ
チルフェニル)ホスフィンおよびトリ(ノニルフェニ
ル)ホスフィンなどの有機ホスフィン化合物が挙げられ
る。
【0035】なお、これらの硬化促進剤は、用途によっ
て2種類以上を併用してもよく、その添加量は、エポキ
シ樹脂(A)100重量部に対して0.1〜10重量部
の範囲が好ましい。
【0036】本発明の半導体装置用接着剤シートとは、
本発明の半導体装置用接着剤組成物を接着剤層とし、か
つ少なくとも1層以上の剥離可能な保護フィルム層を有
する構成のものをいう。たとえば、保護フィルム/接着
剤層の2層構成、あるいは保護フィルム/接着剤層/保
護フィルムの3層構成がこれに該当する。接着剤層の厚
みは、応力緩和および取扱いの点から10μm以上、好
ましくは30μm以上、さらに好ましくは50μm以上
である。
【0037】ここでいう保護フィルム層とは、絶縁体層
および導体パターンからなる配線基板層(TABテープ
等)あるいは導体パターンが形成されていない層(ステ
ィフナー、ヒートスプレッター等)に接着剤層を貼り合
わせる前に、接着剤層の形態および機能を損なうことな
く剥離できれば特に限定されず、その具体例としてはポ
リエステル、ポリオレフィン、ポリフェニレンスルフィ
ド、ポリ塩化ビニル、ポリテトラフルオロエチレン、ポ
リフッ化ビニル、ポリビニルブチオラール、ポリ酢酸ビ
ニル、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリ
アミド、ポリイミド、ポリメチルメタクリレート等のプ
ラスチックフィルム、これらにシリコーンあるいはフッ
素化合物等の離型剤のコーティング処理を施したフィル
ムおよびこれらのフィルムをラミネートした紙、離型性
のある樹脂を含浸あるいはコーティング処理した紙等が
挙げられる。保護フィルムの厚みは、耐熱性の点から2
0μm以上、好ましくは25μm以上、さらに好ましく
は35μm以上である。
【0038】接着剤層の両面に保護フィルム層を有する
場合は、それぞれの保護フィルム層の接着剤層に対する
剥離力をF1、F2(F1>F2)としたとき、F1−
F2は好ましくは5N/m以上、さらに好ましくは10
N/m以上が必要である。
【0039】F1−F2が5N/mより小さい場合は、
剥離面がいずれの保護フィルム側になるかが安定せず、
使用上問題となるので好ましくない。また、剥離力F
1、F2はいずれも通常1〜200N/m、好ましくは
3〜150N/m、さらに好ましくは3〜100N/m
である。1N/mより低い場合は保護フィルムの脱落が
生じ、200N/mを越えると剥離が困難になり好まし
くない。
【0040】次に、半導体装置用接着剤シートの製造方
法について説明する。本発明の接着剤組成物を溶剤に溶
解した塗料を、離型性を有するポリエステルフィルム上
に塗布、乾燥する。接着剤層の膜厚は10〜100μm
となるように塗布することが好ましい。乾燥条件は、1
00〜200℃、1〜5分である。溶剤は特に限定され
ないが、トルエン、キシレン、クロルベンゼン等の芳香
族系、メチルエチルケトン、メチルエチルイソブチルケ
トン等のケトン系、ジメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミド、Nメチルピロドリン等の非プロトン系極性
溶剤単独あるいは混合物が好適である。
【0041】塗工、乾燥した接着剤層上にさらに剥離力
の弱い離型性を有するポリエステルあるいはポリオレフ
ィン系の保護フィルムをラミネートして、本発明の接着
剤シートを得る。図4に本発明の接着剤シートの構成を
示す。23は接着剤層であり、24は保護シートであ
る。さらに接着剤厚みを増す場合は、該接着剤シートを
複数回積層すればよく、場合によってはラミネート後
に、例えば40〜100℃で1〜200時間程度エージ
ングして硬化度を調整してもよい。
【0042】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。
【0043】実施例1〜6、比較例1〜2 下記熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂およびその他添加剤
を、それぞれ表1に示した組成比となるように配合し、
濃度28重量%となるようにDMF/モノクロルベンゼ
ン/MIBK混合溶媒に40℃で撹拌、溶解して接着剤
溶液を作成した。
【0044】A.エポキシ樹脂 I.ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量:
186) II.4,4’−ビス(2,3−エポキシプロポキシ)
−3,3’,5,5’−テトラメチルビフェニル(エポ
キシ当量:195) B.熱可塑性樹脂 SEBS−C(旭化成(株)製、MX−073) C.シリカ粉末 I.平均粒径:18μmの破砕溶融シリカ粉末 II.平均粒径:6μmの破砕溶融シリカ粉末 III.平均粒径:5μm球状溶融シリカ粉末 IV.平均粒径:2μmの球状溶融シリカ粉末 D.添加剤 4,4’−ジアミノジフェニルスルホン
【0045】これらの接着剤溶液をバーコータで、厚さ
25μmのシリコート処理されたポリエチレンテレフタ
レートフィルムIに、約50μmの乾燥厚さとなるよう
に塗布し、100℃、1分および150℃で5分間乾燥
し接着剤シートを作成した。一方、ポリエチレンテレフ
タレートIより剥離力の低いポリエチレンテレフタレー
トフィルムIIに、接着剤溶液を同様に約50μmとなる
ように塗布・乾燥した後、先の接着剤シートと接着剤面
どうしをラミネートして図4に示す厚さ100μmの接
着剤シートを作成した。
【0046】このシートについて接着力を測定し、半導
体接続基板にこのシートを貼付け、耐リフロー性および
サーマルサイクル性を測定した。測定方法は以下のとお
りであった。結果を表1に示す。
【0047】[接着力]ポリイミドフィルム(75μ
m:宇部興産(株)製「ユーピレックス75S」)上に
接着剤シートを40℃、1MPaの条件でラミネートし
た。その後、25μm厚のSUS304を先のポリイミ
ドフィルム上にラミネートした接着剤シート面に130
℃、1MPaの条件でさらにラミネートした後、エアオ
ーブン中で、100℃、1時間、150℃、1時間の順
次加熱処理を行い、評価用サンプルを作成した。ポリイ
ミドフィルムを5mm幅にスリットした後、5mm幅の
ポリイミドフィルムを90°方向に50mm/minの
速度で剥離し、その際の接着力を測定した。
【0048】[耐リフロー性]導体幅100μm、導体
間距離100μmの模擬パターンを形成した30mm角
の半導体接続用基板に、50μm厚の接着剤シートを4
0℃、1MPaの条件でラミネートした後、接着剤シー
ト上に30mm角の0.25mm厚SUS304を15
0℃、75MPaの条件で圧着した。その後、150
℃、2時間の条件で硬化し耐リフロー性評価用サンプル
を作成した。30mm□サンプル20個を85℃/85
%RHの条件下、48時間吸湿させた後、Max.24
5℃、10秒のIRリフローにかけ、その剥離状態を超
音波短傷機により観察した。
【0049】[サーマルサイクル性]耐リフロー性評価
用サンプルと同じ方法で作成した30mm角のサンプル
10個を、−65℃〜150℃、最低および最高温度で
各30分保持の条件でサイクル処理し、超音波探傷機を
用いて内部剥離を観察した。
【0050】
【表1】
【0051】表1の結果から明らかなように、本発明に
より得られた半導体装置用接着剤組成物は、接着力が高
く耐リフロー性、サーマルサイクル性に優れることが分
かる。一方、本発明の熱硬化型接着剤を用いていない比
較例は、接着性が低いばかりか耐リフロー性においても
劣っている。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば耐リフロー性、サーマル
サイクル性に優れた熱硬化型の半導体装置用接着剤組成
物およびそれを用いた半導体装置用接着剤シートを工業
的に実用化可能に提供できた。さらに、本発明の半導体
装置用接着剤組成物によって表面実装用の半導体装置の
信頼性を向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】BGA型半導体装置の一態様の概略断面図。
【図2】半導体集積回路接続前の半導体集積回路接続用
基板の一態様の概略断面図。
【図3】半導体集積回路接続用基板を構成するパターン
テープ(TABテープ)の一態様の概略斜視図。
【図4】本発明の半導体装置用接着剤シートの一態様の
概略断面図。
【符号の説明】 1.半導体集積回路 2.金バンプ 3,11,17. 可撓性を有する絶縁性フィルム 4,12,18. 配線基板層を構成する接着剤層 5,13,21. 半導体集積回路接続用の導体 6,14,23. 本発明の接着剤組成物より構成され
る接着剤層 7,15. 導体パターンが形成されていない層 8,16. ソルダーレジスト 9. 半田ボール 10. 封止樹脂 19. スプロケット孔 20. デバイス孔 22. 半田ボール接続用の導体部 24. 本発明の接着剤シートを構成する保護フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09J 163/00 C09J 163/00 201/00 201/00 H01L 23/12 H01L 23/12 L

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁体層および導体パターンからなる配線
    基板、導体パターンが形成されていない層および接着剤
    層をそれぞれ少なくとも1層以上有する半導体集積回路
    用基板の接着剤層を形成する半導体集積回路用接着剤組
    成物であって、前記接着剤組成物が、エポキシ樹脂
    (A)、熱可塑性樹脂(B)およびシリカ粉末(C)を
    含有する熱硬化型の接着剤であることを特徴とする半導
    体装置用接着剤組成物。
  2. 【請求項2】シリカ粉末(C)の平均粒径が20μm以
    下であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置用
    接着剤組成物。
  3. 【請求項3】シリカ粉末(C)の平均粒径が10μm以
    下であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置用
    接着剤組成物。
  4. 【請求項4】シリカ粉末(C)の平均粒径が2μm以下
    であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置用接
    着剤組成物。
  5. 【請求項5】シリカ粉末(C)の含有量が5〜80重量
    %であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置用
    接着剤組成物。
  6. 【請求項6】シリカ粉末(C)が溶融シリカ粉末
    (C’)であることを特徴とする請求項1記載の半導体
    装置用接着剤組成物。
  7. 【請求項7】シリカ粉末(C)が球状溶融シリカ粉末
    (C”)であることを特徴とする請求項6記載の半導体
    装置用接着剤組成物。
  8. 【請求項8】熱可塑性樹脂(B)がブタジエンを必須共
    重合成分とする熱可塑性樹脂(B’)を含有することを
    特徴とする請求項1記載の半導体装置用接着剤組成物。
  9. 【請求項9】熱可塑性樹脂(B)がブタジエンを必須共
    重合成分としかつカルボキシル基を有する熱可塑性樹脂
    (B”)であることを特徴とする請求項1記載の半導体
    装置用接着剤組成物。
  10. 【請求項10】請求項1〜9のいずれか記載の半導体装
    置用接着剤組成物を接着剤層とし、かつ少なくとも1層
    以上の剥離可能な保護フィルム層を有する半導体装置用
    接着剤シート。
  11. 【請求項11】接着剤層の両面に保護フィルム層を有
    し、それぞれの保護フィルム層の接着剤層に対する剥離
    力をF1、F2(F1>F2)としたとき、F1−F2
    ≧5N/mであることを特徴とする請求項10記載の半
    導体装置用接着剤シート。
JP9221706A 1996-10-15 1997-08-18 半導体装置用接着剤組成物およびそれを用いた半導体装置用接着剤シート Pending JPH10178067A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9221706A JPH10178067A (ja) 1996-10-15 1997-08-18 半導体装置用接着剤組成物およびそれを用いた半導体装置用接着剤シート

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-272246 1996-10-15
JP27224696 1996-10-15
JP9221706A JPH10178067A (ja) 1996-10-15 1997-08-18 半導体装置用接着剤組成物およびそれを用いた半導体装置用接着剤シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10178067A true JPH10178067A (ja) 1998-06-30

Family

ID=26524447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9221706A Pending JPH10178067A (ja) 1996-10-15 1997-08-18 半導体装置用接着剤組成物およびそれを用いた半導体装置用接着剤シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10178067A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7968195B2 (en) * 2003-06-06 2011-06-28 Hitachi Chemical Co., Ltd. Dicing tape laminated with adhesive sheet of polymer, epoxy resin and filler

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7968195B2 (en) * 2003-06-06 2011-06-28 Hitachi Chemical Co., Ltd. Dicing tape laminated with adhesive sheet of polymer, epoxy resin and filler
US7968194B2 (en) * 2003-06-06 2011-06-28 Hitachi Chemical Co., Ltd. Dicing tape laminated with adhesive sheet of polymer, thermosetting resin and filler
US8617930B2 (en) 2003-06-06 2013-12-31 Hitachi Chemical Co., Ltd. Adhesive sheet, dicing tape integrated type adhesive sheet, and method of producing semiconductor device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10178251A (ja) 半導体集積回路接続用基板およびそれを構成する部品ならびに半導体装置
JP2000273409A (ja) 半導体装置用接着剤シートおよびそれを用いた部品ならびに半導体装置
JPH10178065A (ja) 半導体装置用接着剤組成物およびそれを用いた半導体装置用接着剤シート
JP2006117824A (ja) 半導体装置用接着剤組成物およびそれを用いた半導体装置用接着剤シート
JPH10178070A (ja) 半導体装置用接着剤組成物およびそれを用いた半導体装置用接着剤シート
JPH10178060A (ja) 半導体集積回路接続用基板およびそれを構成する部品ならびに半導体装置
JP2001131499A (ja) 半導体装置用接着剤シートおよびそれを用いた部品ならびに半導体装置
JPH10178067A (ja) 半導体装置用接着剤組成物およびそれを用いた半導体装置用接着剤シート
JPH11260839A (ja) 半導体装置用接着剤組成物およびそれを用いた半導体装置用接着剤シート
JP3680511B2 (ja) 半導体装置用接着剤組成物およびそれを用いた半導体装置用接着剤シート
JP2005277135A (ja) 半導体用接着剤組成物およびそれを用いた半導体用接着剤シート、半導体集積回路接続用基板、半導体装置
JP4092797B2 (ja) 半導体装置用接着剤シートおよびそれを用いた部品ならびに半導体装置
JP4359954B2 (ja) 半導体装置用接着剤シートおよびそれを用いた部品ならびに半導体装置
JPH10178068A (ja) 半導体集積回路接続用基板およびそれを構成する部品ならびに半導体装置
JPH10178056A (ja) 半導体装置用接着剤組成物およびそれを用いた半導体装置用接着剤シート
JPH10178039A (ja) 半導体装置用接着剤組成物およびそれを用いた半導体装置用接着剤シート
JPH10178037A (ja) 半導体装置用接着剤組成物およびそれを用いた半導体装置用接着剤シート
JPH10178040A (ja) 半導体集積回路接続用基板およびそれを構成する部品ならびに半導体装置
JPH10178057A (ja) 半導体装置用接着剤組成物およびそれを用いた半導体装置用接着剤シート
JP3700243B2 (ja) Tab用接着剤付きテープおよび半導体装置
JPH10178041A (ja) 半導体装置用接着剤組成物およびそれを用いた半導体装置用接着剤シート
JPH10178059A (ja) 半導体装置用接着剤組成物およびそれを用いた半導体装置用接着剤シート
JP3596237B2 (ja) Tab用接着剤付きテープおよび半導体接続基板並びに半導体装置
JPH10178063A (ja) 半導体集積回路接続用基板およびそれを構成する部品ならびに半導体装置
JP2004289077A (ja) 半導体用接着剤組成物およびそれを用いた半導体用接着剤シート、半導体集積回路接続用基板、半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050111

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050208