JPH10177403A - A/dコンバータ - Google Patents

A/dコンバータ

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JPH10177403A
JPH10177403A JP33645696A JP33645696A JPH10177403A JP H10177403 A JPH10177403 A JP H10177403A JP 33645696 A JP33645696 A JP 33645696A JP 33645696 A JP33645696 A JP 33645696A JP H10177403 A JPH10177403 A JP H10177403A
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value
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JP33645696A
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Inventor
Hiroaki Ogoshi
博昭 小越
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 A/Dコンバータを含むコントローラにおい
て、CPUがA/Dコンバータにアクセスする回数を極
力減少させること。 【解決手段】 A/Dコンバータの各ブロックを制御す
るコントローラと、実際のA/D変換を行うA/D変換
回路10と、一次的にA/D変換の内容を格納する一次
レジスタ12と、A/D変換の結果を格納するA/D変
換結果レジスタ11と、A/D変換レジスタの内容と一
次レジスタの内容とを比較する比較回路13と、割り込
み信号をマスクする論理積回路16よりなり、A/Dコ
ンバータのアナログ入力信号の変化を検出して割り込み
信号を発生することとしてA/Dコンバータを構成し
た。これにより、通常CPUが評価する処理をA/Dコ
ンバータ側に持たせ、A/Dコンバータの入力電圧の変
換により割り込み信号を発生し、入力電圧が変化した時
のみCPUにA/D変換値が取りこまれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センサなどからア
ナログ電圧を判別し、制御する装置に用いるA/Dコン
バータに関し、特にアナログ電圧が変化した時のみ割り
込みを発生させてCPUが変換結果の処理を転送し、そ
れ以外のときは割り込み信号を発生せずに、CPUに他
の処理を行えるようにしたA/Dコンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】制御用のマイクロコントローラでは、セ
ンサから入力したアナログ電圧をA/D変換回路により
デジタル値に変換し、そのデジタル値をCPUが取り込
んで評価し、制御に用いている。このためにCPUは定
期的にA/Dコンバータの変換結果を調べ、そのたびに
値の評価および制御の為の処理を実行している。しか
し、センサの出力電圧があまり変化せず、制御が不要で
ある場合は、CPUのA/Dコンバータからの変換結果
の転送動作と、その値の評価処理が無駄であり、CPU
の負荷を増大する要因となっている。特に高速の変換
と、高速の反応が要求され繁雑にデータ転送、評価の処
理を実行するような場合、CPUの負荷の増大は無視で
きないものとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、逐次比較A/
Dコンバータには、あらかじめ設定した比較値と入力電
圧との比較を定期的に行い、その結果が所定の状態にな
った時に割り込みを発生するモードを持つものが知られ
ている(特開平4−65918号公報参照)。しかし、
この方法は電圧の変化量をリアルタイムに取り込み評価
を必要とする用途の場合には、従来と同じように毎回変
換を行って、その値をCPUに取り込む必要があり、結
局CPUの負担が減少しない事になる。
【0004】以上述べたように、センサなどからアナロ
グ電圧をA/Dコンバータでデジタル値にして読み込
み、プロセッサが評価して制御に用いるコントローラで
は、CPUが常にA/Dコンバータからのデータの転送
と評価を行わなければならずCPUの負荷が重くなる。
【0005】本発明はこのような点を改善し、通常CP
Uが評価する部分をA/Dコンバータ側に持たせ、入力
電圧が変化した時のみCPUがA/D変換値を取り込み
制御に用いるようにし、CPUがA/Dコンバータにア
クセスする回数を極力減らすことを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決するため次のようにA/Dコンバータを構成した。
すなわち、A/Dコンバータを、アナログ入力電圧を常
に監視して、アナログ電圧の変化を検出し、この検出結
果をもとに割り込み信号を発生させることとした。
【0007】又、アナログ入力値をデジタル値に変換す
るA/D変換回路と、A/D変換回路で変換されたデジ
タル値を格納する一次レジスタと、一次レジスタからの
値を格納するA/D変換結果レジスタと、一次レジスタ
の値とA/D変換結果レジスタの値を比較し、両者の値
が異なっていると判別したとき判別信号を送る比較回路
と、判別信号に基づいてCPUに割り込み信号を送る信
号発生手段とからA/Dコンバータを構成した。
【0008】又、比較回路が差分検出回路であり、この
差分検出回路では一次レジスタの値と前記A/D変換結
果レジスタの値の差分を求め、求めた差分が所定値以上
のとき判別信号を送ることとした。
【0009】又、割り込み信号を得たCPUは、割り込
み処理を起動し、A/D変換結果レジスタより変換結果
を読み取り、制御のための処理を行うように構成した。
【0010】
【作用】本発明のA/Dコンバータでは、CPUはA/
D変換結果を(アナログ入力電圧レベルと無関係に)A
/D変換終了の度に読み込まなくても、アナログ入力電
圧の変化したタイミングのみをとらえ、変換値を読み込
む事ができる。例えば、アナログ入力電圧が不定期に変
化するような場合に、CPUはA/D変換結果を繁雑に
アクセスしなくても、値の変化した瞬間をとらえる事が
できる。特に高速なA/D変換回路で高速な反応を必要
とするような応用の場合、従来のA/Dコンバータの構
成ではCPUの負荷の多くがA/D変換結果の定期的な
読み込みに取られてしまうが、本発明のような構成にす
れば、A/Dコンバータを用いたCPUの処理において
オーバーヘッドを最小限に抑えることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に本発明のA/Dコンバータ
の原理図を示す。
【0012】A/Dコンバータは、図1に示すように外
部より制御可能なコントローラ15と、A/D変換回路
10と、一次レジスタ12と、A/D変換結果レジスタ
11と、比較回路13と、論理積回路16で構成されて
いる。
【0013】コントローラ15は図示しないCPU等か
らの設定により基準クロックにしたがってA/Dコンバ
ータの各ブロックを制御する。A/D変換回路10によ
りA/D変換が行われると、まず変換直後の結果が一次
レジスタ12に格納される。これで、A/D変換の1変
換サイクルが終了したことになる。そして、必要に応じ
て一次レジスタ12の内容がA/D変換結果レジスタ1
1に格納される。このA/D変換のサイクルを繰り返す
事により、一次レジスタ12には最新のA/D変換の値
が格納され、A/D変換結果レジスタ11には一変換サ
イクル前の変換結果が格納される。また変換サイクル中
に、比較回路13により一次レジスタ12とA/D変換
結果レジスタ11の出力を比較回路13により比較し、
値が異なっていた場合アナログ入力が変化しているとみ
なし”1”を出力する。論理積回路16では比較回路1
3からの信号とコントローラ15からの変換終了信号C
OMP_END102の論理積を取り、割り込み信号1
01を発生する。
【0014】CPUでは、この割り込み信号101を検
知し、割り込み処理を起動し、A/D変換結果レジスタ
11よりA/D変換結果を読み取り、制御の為の処理を
実行する。
【0015】(実施例1)本発明のA/Dコンバータの
実施の形態について図面を参照して説明する。
【0016】図2は本発明の実施形態の1つを示すブロ
ック図である。図2に示されるように本実施形態は、コ
ントローラ15と、A/D変換回路10と、A/D変換
結果レジスタ11と、一次レジスタ12と、比較回路1
3と、論理積回路16によって構成される。また、変換
精度を2bitにし、A/D変換回路にフラッシュ型A
/D変換回路を用いた場合の具体例として、A/D変換
回路10の内部構成を図5に、一次レジスタ12の内部
構成を図6に、A/D変換結果レジスタ11の内部構成
を図7に、比較回路13の内部構成を図8に、それぞれ
示す。
【0017】図5に示すようにA/D変換回路10は、
2bit精度のフラッシュ型のA/D変換回路で、GN
Dはグランドレベルを、VREFは基準電圧を示す。基
準電圧を4分圧した3箇所から比較電圧をとり、それぞ
れをアナログ入力と比較するコンバレータCOMP1,
COMP2,COMP3と、比較値をデコードする回路
からなる。また、このA/D変換回路は2bit精度な
ので、1/4VREFの電圧が1LSBの電圧となる。
【0018】図6に示すように一次レジスタ12は、コ
ントローラ15からの転送許可タイミング信号WR_T
106がアクティブの時にCLK109に同期してA/
D変換結果を格納する2bit分のF/Fからなる。
【0019】図7に示すようにA/D変換結果レジスタ
11は、上記の一次レジスタ12の内容を、コントロー
ラ15からの転送許可タイミング信号WR_R104が
アクティブの時にCLK109に同期して格納する2b
it分のF/Fとバスドライバーからなる。
【0020】図8に示すように、比較回路13はゲート
回路からなりF[1:0]105とE[1:0]107を比較し
てF[1:0]105≠E[1:0]107のときにCO103
が論理値”1”となる回路である。
【0021】本実施例の構成の場合の、アナログ電圧の
変化量とA/D変換と割り込み信号101の発生の関係
を示すタイムチャートを、図10に示す。アナログ入力
110,CLK109,D[1:0]108、E[1:0]10
7、WR_T106、F[1:0]105、WR_R10
4、CO103は、それぞれ図5〜図8のそれぞれの信
号に対応し、COMP_END102はコントローラ1
5よりA/D変換の終了を知らせるタイミングを示す。
また説明の便宜上、変換サイクルt1〜t8を示してあ
る。
【0022】(動作)アナログ入力値は、まずA/D変
換回路10によりデジタル値に変換される。変換サイク
ルt1ではアナログ入力値が0〜1/4VREFの間の
値なので、出力のデジタル値D[1:0]108の値は2進
数で”00”である。この変換結果は一次レジスタ12
に送られ格納され()、同時に一次レジスタ12の出
力E[1:0]107はA/D変換結果レジスタ11に転送
され格納()される。このサイクルが毎回繰り返され
る事により、一次レジスタ12に最新のA/D変換の値
が格納され、A/D変換結果レジスタ11には一変換サ
イクル前の変換結果が格納される。変換サイクルt2で
は、アナログ入力値が3/4VREF〜VREFの間の
値なので、A/D変換回路10の出力デジタル値D[1:
0]108の値は2進数で”11”になり、一次レジスタ
12に格納され()同時に、一次レジスタ12の出力
E[1:0]107の値であり1変換サイクル前の値である
2進数”00”がA/D変換結果レジスタ11に転送さ
れ格納()される。また、それらの転送と同時に、比
較回路13により、一次レジスタ12の出力であるE
[1:0]107の値と、A/D変換結果レジスタ11の出
力であるF[1:0]105の値を比較し、一致していなか
った場合は出力CO103の論理値”1”を出力する。
変換サイクルt2の場合E[1:0]107の値が2進数
で”00”、F[1:0]105の値が2進数で”11”な
ので一致していない。よってここではCO103の論理
値”1”が出力される。また、変換の終了する度にコン
トローラ15から出力されるCOMP_END102信
号とCO103信号により、割り込み信号101が生成
されCPUにA/D変換が終了した事を知らせる。t2
では、CO103の論理値”1”なので割り込み信号1
01が出力される。
【0023】このような変換サイクルを繰り返すことで
変換動作が進むが、本実施例で特徴的なのは図10中の
変換サイクルt3、t5、t6、で割り込み信号101
が発生していないところである。変換サイクルt3に注
目すると変換サイクルt2から変換サイクルt3の間で
はアナログ入力値の変化量が少ないので、A/D変換回
路10の出力D[1:0]108は変化しない。よって、変
換サイクルt2で一次レジスタ12に転送されたD[1:
0]108の値と、A/D変換結果レジスタ11に転送さ
れたE[1:0]107の値が同じであり、比較回路13の
出力CO103として論理値”0”が出力され、論理積
回路16の結果、割り込み信号101は論理値”0”の
ままである。変換サイクルt5、t6も同様である。
【0024】(実施例2) (構成)図3は本発明の実施形態の1つを示すブロック
図である。図3に示されるように本実施形態は、コント
ローラ15と、A/D変換回路10と、A/D変換結果
レジスタ11と、一次レジスタ12と、差分検出回路1
4と、論理積回路16によって構成される。また、変換
精度を2bitにし、A/D変換回路にフラッシュ型A
/D変換回路を用いた場合の具体例として、A/D変換
回路10の内部構成を図5に、一次レジスタ12の内部
構成を図6に、A/D変換結果レジスタ11の内部構成
を図7に、差分検出回路14の内部構成を図9に、それ
ぞれ示す。
【0025】図5に示すようにA/D変換回路10は、
2bit精度のフラッシュ型A/D変換回路で、GND
はグランドレベルを、VREFは基準電圧を示す。基準
電圧を4分圧した3箇所から比較電圧をとり、それぞれ
をアナログ入力と比較するコンバレータCOMP1、C
OMP2、COMP3と、比較値をデコードする回路か
らなる。また、このA/D変換回路は2bit精度なの
で、1/4VREFの電圧が1LSBの電圧となる。
【0026】図6に示すように一次レジスタ12は、コ
ントローラ15からの転送許可タイミング信号WR_T
106がアクティブの時にCLK109に同期してA/
D変換結果を格納する2bit分のF/Fからなる。
【0027】図7に示すようにA/D変換結果レジスタ
11は、上記の一次レジスタ12の内容を、コントロー
ラ15からの転送許可タイミング信号WR_R104が
アクティブの時にCLK109に同期して格納する2b
it分のF/Fとバスドライバーからなる。
【0028】図9に示すように、差分検出回路14はゲ
ートからなりF[1:0]105とE[1:0]107を比較し
てF[1:0]105・E[1:0]107≧”10”(2進
数)のときにDE111の論理値が”1”となる回路で
ある。
【0029】本実施例の場合の、アナログ電圧の変化量
とA/D変換と割り込み信号の発生を示すタイムチャー
トを、図11に示す。アナログ入力110、CLK10
9、D[1:0]108、E[1:0]107、WR_T10
6、F[1:0]105、WR_R104、DE111はそ
れぞれ、図5〜図7および図9のそれぞれの信号に対応
し、COMP_END102はコントローラ15よりA
/D変換の終了を知らせるタイミングである。また説明
の便宜上変換サイクルt1〜t8を示してある。 (動作)アナログ入力値はまずA/D変換回路10で、
デジタル値に変換される。変換サイクルt1ではアナロ
グ入力値が0〜1/4VREFの間の値なので、出力の
デジタル値D[1:0]108の値は2進数で”00”であ
る。この変換結果は一次レジスタ12に送られレジスタ
に格納され()、同時に、一次レジスタ12の出力は
A/D変換結果レジスタ11に転送され格納()され
る。このサイクルが毎回繰り返される事により、一次レ
ジスタ12には最新のA/D変換の値が格納され、A/
D変換結果レジスタ11には一変換サイクル前の変換結
果が格納される。変換サイクルt2に注目すると、アナ
ログ入力値が3/4VREF〜VREFの間の値なの
で、A/D変換回路10の出力デジタル値D[1:0]10
8の値は2進数で”11”になり一次レジスタ12に格
納され()、同時に一次レジスタ12の出力E[1:0]
107の値であり、1変換サイクル前の値である2進数
で”00”がA/D変換結果レジスタ11に転送され格
納()される。また、それらの転送と同時に、差分検
出回路14により、一次レジスタ12の出力であるE
[1:0]107と、A/D変換結果レジスタ11の出力で
あるF[1:0]105の値を比較し、その差分が”2”以
上だった場合に出力DE111は1を出力する。変換サ
イクルt2の場合E[1:0]107が2進数で”00”F
[1:0]105が2進数で”11”なので、その差分”
3”なので、ここではDE111の論理値”1”が出力
される。また、変換の終了する度にコントローラ15か
ら出力されるCOMP_END102信号とDE111
信号により、割り込み信号101が生成されCPUにA
/D変換が終了した事を知らせる。t2では、DE11
1の論理値”1”なので割り込み信号101が出力され
る。
【0030】このような変換サイクルを繰り返すことで
変換動作が進むが、本実施例では特徴的なのは図11中
の変換サイクルt2、t4、で割り込み信号101が発
生し、他の変換サイクルでは割り込みが発生していない
ところである。t4に注目すると、t3から変換サイク
ルt4、の間ではアナログ入力値の変化量2LSBあっ
たので()、DE111の出力”1”が出力され、割
り込み信号101が出力される。変換サイクルt2も同
様である。変換サイクルt2、t4以外では、アナログ
量の変換が2LSB未満なので、差分検出回路14の出
力DE111の論理値”1”になり、割り込み信号10
1が発生しないのである。
【0031】(特徴点)この実施例の特徴は、一定の変
化量に応じた検出を行うことにより実施例1に比べて割
り込みの発生の回数を最小限に抑えることができるとこ
ろである。本発明の解決しようとする課題に対しては、
こちらの実施例の方が優れていると言える。
【0032】(実施例3) (構成)図4は本発明の実施形態の1つを示すブロック
図である。図4に示めされるように本実施形態は、コン
トローラ15、A/D変換回路10と、A/D変換結果
レジスタ11と、一次レジスタ12と、差分検出回路1
4と、論理積回路16によって構成される。また、変換
精度を2bitにし、A/D変換回路にフラッシュ型A
/D変換回路を用いた場合の具体例として、A/D変換
回路10の内部構成を図5に、一次レジスタ12の内部
構成を図6に、A/D変換結果レジスタ11の内部構成
を図7に、差分検出回路14の内部構成を図9に、それ
ぞれ示す。図5に示すようにA/D変換回路10は、2
bit精度のフラッシュ型A/D変換回路で、GNDは
グランドレベルを、VREFは基準電圧を示す。基準電
圧を4分圧した3箇所から比較電圧をとり、それぞれを
アナログ入力と比較するコンバレータCOMP1、CO
MP2、COMP3と、比較値をデコードする回路から
なる。また、このA/D変換回路は2bit精度なの
で、1/4VREFの電圧が1LSBの電圧となる。
【0033】図6に示すように一次レジスタ12は、コ
ントローラ15からの信号WR_T106がアクティブ
の時にCLK109に同期してA/D変換結果を格納す
るF/Fからなる。
【0034】図7に示すようにA/D変換結果レジスタ
11は、コントローラ15からの信号WR_R104と
OUT_ENによって制御され、上記一次レジスタ12
の内容をCLK109に同期して格納するF/Fとバス
ドライバーからなる。転送許可信号WR_R104がア
クティブすなわち論理値”1”の時にCLKの立上りエ
ッジで一次レジスタ12の内容がF/Fに転送される。
【0035】図8に示すように、差分検出回路14はゲ
ートからなりF[1:0]105とE[1:0]107を比較し
てF[1:0]105・E[1:0]107≧”10”(2進
数)のときにDE111の論理値が”1”となる回路で
ある。
【0036】本実施例の場合の、アナログ電圧の変化量
とA/D変換と割り込み信号の発生を示すタイムチャー
トを、図12に示す。アナログ入力、CLK109、D
[1:0]108、E[1:0]107、WR_T106、F
[1:0]105、WR_R104、DE111はそれぞ
れ、図5〜図7および図9のそれぞれの信号に対応し、
COMP_END102はコントローラ15よりA/D
変換の終了を知らせるタイミングである。また、転送許
可信号WR_T106、WR_R104、変換終了信号
COMP END102はコントローラ15によって適
宜生成される信号である。
【0037】また説明の便宜上タイムチャート図12に
変換サイクルt1〜t8を示している。
【0038】(動作)アナログ入力値はまずA/D変換
回路10で、デジタル値に変換される。変換サイクルt
2ではアナログ入力値が0〜1/4VREFの間の値な
ので、出力のデジタル値D[1:0]108の値は2進数
で”11”である。この変換結果は一次レジスタ12に
送られレジスタに格納()される。変換結果が一次レ
ジスタ12レジスタに格納されると同時に、一次レジス
タ12の出力は、転送許可信号WR_R104によって
A/D変換結果レジスタ11への転送が許可されていれ
ば、A/D変換結果レジスタ11に転送され格納()
される。A/D変換結果レジスタ11への転送許可信号
WR_R104の信号の生成は、コントローラ15によ
って、割り込み信号101を1変換サイクルおくらせた
もの()になっている。このサイクルが毎回繰り返さ
れる事により、一次レジスタ12には最新のA/D変換
の値が格納され、A/D変換結果レジスタ11には、割
り込み信号101が発生していれば、一変換サイクル前
の変換結果が格納される。
【0039】変換サイクルt2〜t3にかけて注目する
と、変換サイクルt2では、アナログ入力値が3/4V
REF〜VREFの間の値なので、A/D変換回路10
の出力デジタル値D[1:0]108の値は2進数で”1
1”になり、一次レジスタ12に格納されるが、転送許
可信号WR_R104信号が0なので一次レジスタ12
の出力E[1:0]107は、A/D変換結果レジスタ11
には転送されない()。また、それらの操作と同時
に、差分検出回路14により、一次レジスタ12の出力
であるE[1:0]107と、A/D変換結果レジスタ11
の出力であるF[1:0]105の値を比較し、その差分が
2進数で”10”以上だった場合に出力DE111は1
を出力する。変換サイクルt2の場合E[1:0]107が
2進数で”00”F[1:0]105が2進数で”11”な
のでその差分が2進数で”10”なので、ここではDE
111の論理値”1”が出力される。また、変換の終了
する度にコントローラ15から出力されるCOMP_E
ND102信号とDE111により、割り込み信号10
1が発生しCPUにA/D変換が終了した事を知らせ
る。t2では、DE111の論理値が”1”なので割り
込み信号101が出力される。引続き変換サイクルt3
も基本的にt2の動作と同様であるが、変換サイクルt
2で割り込み信号101が発生したので、転送許可信号
WR_R104が1になり、一次レジスタ12の出力D
[1:0]108がA/D変換結果レジスタ11へ格納され
る()。変換サイクルt3〜t4、t7〜t8、の動
作も同様である。
【0040】(特徴点)この実施例の特徴は、変換サイ
クルt6〜t7のように、変換サイクルに対してアナロ
グ入力の変化が緩慢な場合でもアナログ電圧の変化をと
らえられる所である。また、以上の実施例では、感度値
を2LSBに固定したが本発明の本質としてこの値を可
変値にして専用のレジスタを設け、これと比較するとい
う応用も可能である。さらに、説明の便宜上2bit精
度のA/Dコンバータについて説明したが、3bit以
上の精度のA/Dコンバータについても上述の実施例と
同様にして構成できることは容易に類推できる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、従来のA/Dコン
バータのデジタル制御部に本発明の構成を採用するだけ
で、CPUがA/D変換処理にかける時間を減少させ他
の処理を行えるようになり高性能かつ効率のよい処理系
の構築が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるA/Dコンバータの原理を示す
図である。
【図2】本発明の第1の実施例のブロック構成図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施例のブロック構成図であ
る。
【図4】本発明の第3の実施例のブロック構成図であ
る。
【図5】A/D変換回路10の内部構成を示す図であ
る。
【図6】一次レジスタ12の内部構成を示す図である。
【図7】A/D変換結果レジスタ11の内部構成を示す
図である。
【図8】比較回路13の内部構成を示す図である。
【図9】差分検出回路14の内部構成を示す図である。
【図10】実施例1のA/D変換時のタイミングチャー
トである。
【図11】実施例2のA/D変換時のタイミングチャー
トである。
【図12】実施例3のA/D変換時のタイミングチャー
トである。
【符号の説明】
10 A/D変換回路 11 A/D変換結果レジスタ 12 一次レジスタ 13 比較回路 14 差分検出回路 15 コントローラ 16 論理積回路 101 割り込み信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ入力電圧を常に監視し、アナロ
    グ電圧の変化を検出し、この検出結果をもとに割り込み
    信号を発生させることを特徴とするA/Dコンバータ。
  2. 【請求項2】 アナログ入力値をデジタル値に変換する
    A/D変換回路と、前記A/D変換回路で変換されたデ
    ジタル値を格納する一次レジスタと、 前記一次レジスタからの値を格納するA/D変換結果レ
    ジスタと、 前記一次レジスタの値と前記A/D変換結果レジスタの
    値を比較し、両者の値が異なっていると判別したとき判
    別信号を送る比較回路と、 前記判別信号に基づいてCPUに割り込み信号を送る信
    号発生手段とから構成したことを特徴とするA/Dコン
    バータ。
  3. 【請求項3】 前記比較回路が差分検出回路であり、該
    差分検出回路では前記一次レジスタの値と前記A/D変
    換結果レジスタの値の差分を求め、求めた差分が所定値
    以上のとき判別信号を送ることを特徴とした請求項2に
    記載のA/Dコンバータ。
  4. 【請求項4】 前記割り込み信号を得たCPUは、割り
    込み処理を起動し、前記A/D変換結果レジスタより変
    換結果を読み取り、制御のための処理を行うように構成
    したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1
    項に記載のA/Dコンバータ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10158308B2 (en) 2016-06-17 2018-12-18 Semiconductor Components Industries, Llc Identifying voltage to prevent motor integrated circuit damage
JP2018200403A (ja) * 2017-05-26 2018-12-20 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
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