JPH10176414A - 建枠体を使用する支保工及び建築建枠などの施行方法及びその装置 - Google Patents
建枠体を使用する支保工及び建築建枠などの施行方法及びその装置Info
- Publication number
- JPH10176414A JPH10176414A JP35966196A JP35966196A JPH10176414A JP H10176414 A JPH10176414 A JP H10176414A JP 35966196 A JP35966196 A JP 35966196A JP 35966196 A JP35966196 A JP 35966196A JP H10176414 A JPH10176414 A JP H10176414A
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- frame
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 建枠体を下部支持本体に連結するとき倒れる
ことなく、比較的容易に一人でも施行でき、また汎用で
安価な鳥居型の建枠体を通常間隔で施工して、座屈強度
の向上など大きな荷重に耐えうるスラブなどの支保工及
び足場など建築建枠などを施工できるようにする。 【解決手段】 対向する下部支持本体を夫々連結部材で
連結して一対の下部支持本体1とし、パイプ状連結体1
1で、該一対の下部支持本体1を各連結して所定の位置
に予め安定保持させ、また並列する一対の建枠体15を
連結本体19で複数箇所連結して一体化建枠体35とし
て形成し、該一体化建枠体35を上記下部支持本体1に
多段に積み重ね連結することとしている。
ことなく、比較的容易に一人でも施行でき、また汎用で
安価な鳥居型の建枠体を通常間隔で施工して、座屈強度
の向上など大きな荷重に耐えうるスラブなどの支保工及
び足場など建築建枠などを施工できるようにする。 【解決手段】 対向する下部支持本体を夫々連結部材で
連結して一対の下部支持本体1とし、パイプ状連結体1
1で、該一対の下部支持本体1を各連結して所定の位置
に予め安定保持させ、また並列する一対の建枠体15を
連結本体19で複数箇所連結して一体化建枠体35とし
て形成し、該一体化建枠体35を上記下部支持本体1に
多段に積み重ね連結することとしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土木、建築の施工
時に汎用の鳥居型などの建枠体を使用して、スラブなど
の支保工及び枠組み足場などの建築建枠を施工する施工
方法及びその装置に関する。
時に汎用の鳥居型などの建枠体を使用して、スラブなど
の支保工及び枠組み足場などの建築建枠を施工する施工
方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スラブなどの支保工及び枠組み足
場などの建築建枠の施工方法は、下部ジャッキーの上部
に建築足場用として開発された鋼管製の鳥居型の建枠体
を積み重ね連結し、各段毎の足場などの建枠体に交差筋
交いを夫々架設して、所要段数連結させて施工してい
た。
場などの建築建枠の施工方法は、下部ジャッキーの上部
に建築足場用として開発された鋼管製の鳥居型の建枠体
を積み重ね連結し、各段毎の足場などの建枠体に交差筋
交いを夫々架設して、所要段数連結させて施工してい
た。
【0003】また、スラブなどの支保工又は建枠体を高
層に積み上げた時など荷重が大きい場合は、大きい荷重
専用の建枠支持体を使用し、もしくは鳥居型の建枠体の
間隔を小さくして建枠体の数を増やすことで大荷重に対
応していた。
層に積み上げた時など荷重が大きい場合は、大きい荷重
専用の建枠支持体を使用し、もしくは鳥居型の建枠体の
間隔を小さくして建枠体の数を増やすことで大荷重に対
応していた。
【0004】さらに、汎用で安価な鳥居型の建枠体を使
用して、スラブなどの支保工及び高層の枠組み足場など
の建築建枠など、荷重が大きい場合も簡易に対応できる
支保工及び建築建枠の施工方法及びその装置が提供され
てなかった。
用して、スラブなどの支保工及び高層の枠組み足場など
の建築建枠など、荷重が大きい場合も簡易に対応できる
支保工及び建築建枠の施工方法及びその装置が提供され
てなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した、従来のスラ
ブなどの支保工及び枠組み足場などの建築建枠の施工方
法は、まず第一段階として、鳥居型の建枠体の建枠支柱
の間隔に対応させて配置した、一対の下部ジャッキーの
上部に建枠体の各建枠支柱を夫れ夫れ嵌合連結するが、
その時、建枠体の双方の建枠支柱を一人で下部ジャッキ
ーに嵌合連結しようとすると、下部ジャッキーがよく倒
れて嵌合連結に支障があり、下部ジャッキーが倒れない
ように一人が保持し、他の一人が連結するというように
二人で作業を行っていた。
ブなどの支保工及び枠組み足場などの建築建枠の施工方
法は、まず第一段階として、鳥居型の建枠体の建枠支柱
の間隔に対応させて配置した、一対の下部ジャッキーの
上部に建枠体の各建枠支柱を夫れ夫れ嵌合連結するが、
その時、建枠体の双方の建枠支柱を一人で下部ジャッキ
ーに嵌合連結しようとすると、下部ジャッキーがよく倒
れて嵌合連結に支障があり、下部ジャッキーが倒れない
ように一人が保持し、他の一人が連結するというように
二人で作業を行っていた。
【0006】また、上記連結した一対の下部ジャッキー
と該連結された鳥居型の建枠体を、施行場所に対応して
連結パイプで連結して並設するが、上記と同様に倒れな
いように二人以上の作業員で作業を行っており、複数の
作業員が必要であった。
と該連結された鳥居型の建枠体を、施行場所に対応して
連結パイプで連結して並設するが、上記と同様に倒れな
いように二人以上の作業員で作業を行っており、複数の
作業員が必要であった。
【0007】そして、汎用に使用される比較的安価な鳥
居型の建枠体を、スラブなどの支保工の様に大荷重を支
持する場合、または高層に連結する場合などは、従来、
各建枠体の間隔を狭く取り(通常施工されている建枠体
間の最短間隔は約45cm程度で施行されている。)、
建枠体の数を増やして大きな荷重に対応しているが、下
部ジャッキー及び建枠体の使用量が多くなり、コストア
ップとなると共にその多くの建枠体によって、建設作業
スペースが少なくなり作業性が著しく悪く、また作業員
の通路及び資材搬入の妨げとなる。
居型の建枠体を、スラブなどの支保工の様に大荷重を支
持する場合、または高層に連結する場合などは、従来、
各建枠体の間隔を狭く取り(通常施工されている建枠体
間の最短間隔は約45cm程度で施行されている。)、
建枠体の数を増やして大きな荷重に対応しているが、下
部ジャッキー及び建枠体の使用量が多くなり、コストア
ップとなると共にその多くの建枠体によって、建設作業
スペースが少なくなり作業性が著しく悪く、また作業員
の通路及び資材搬入の妨げとなる。
【0008】さらに一定以上の荷重に対しては、荷重、
施工場所に対応して、重量物専用の建枠体を用いてお
り、通常施行に多用されている汎用の鳥居型の建枠体で
は、大荷重に対応できないので、従来は使用されてなか
った。
施工場所に対応して、重量物専用の建枠体を用いてお
り、通常施行に多用されている汎用の鳥居型の建枠体で
は、大荷重に対応できないので、従来は使用されてなか
った。
【0009】加えて、建枠体の各メーカーからは、重
量、施工場所に対応して、種々の専用の建枠体が提供さ
れているが、その専用の建枠体及び各周辺部品等がその
メーカー専用であり、従来使用している他社のものとの
互換性が無く、よって汎用性も無く、コストアップの原
因となっていた。
量、施工場所に対応して、種々の専用の建枠体が提供さ
れているが、その専用の建枠体及び各周辺部品等がその
メーカー専用であり、従来使用している他社のものとの
互換性が無く、よって汎用性も無く、コストアップの原
因となっていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、下部支持本体
を予め連結部材及びパイプ状連結体で、各連結して所定
の位置に安定保持させてから建枠体を連結する事で、該
下部支持本体が倒れて作業が煩雑になったりせず、支保
工及び建築建枠などの施行が、一人でも比較的容易にで
きる施工方法及びその手段を設ける事としている。
を予め連結部材及びパイプ状連結体で、各連結して所定
の位置に安定保持させてから建枠体を連結する事で、該
下部支持本体が倒れて作業が煩雑になったりせず、支保
工及び建築建枠などの施行が、一人でも比較的容易にで
きる施工方法及びその手段を設ける事としている。
【0011】また、鳥居型の建枠体を連結本体で簡易に
連結することが可能で、複数箇所連結して一体化建枠体
として形成する事で、汎用で安価な鳥居型の建枠体を通
常の間隔で施工しても、座屈強度が得られ、通常算出す
る結果以上の大きな荷重に耐えうる支保工及び高層の建
築建枠などが施工でき、また作業員の通路及び資材搬入
のスペースも確保できる施工方法及びその手段を設ける
事としている。
連結することが可能で、複数箇所連結して一体化建枠体
として形成する事で、汎用で安価な鳥居型の建枠体を通
常の間隔で施工しても、座屈強度が得られ、通常算出す
る結果以上の大きな荷重に耐えうる支保工及び高層の建
築建枠などが施工でき、また作業員の通路及び資材搬入
のスペースも確保できる施工方法及びその手段を設ける
事としている。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の建枠体を使用する支保工
及び建築建枠などの施工方法は、対向する下部ジャッキ
ーなどの下部支持本体を夫々連結部材で連結して一対の
下部支持本体とし、該下部支持本体をパイプ状連結体で
各連結して所定の位置に予め安定保持させ、その上部に
連結部を介して建枠体の各建枠支柱を嵌合連結して施行
する。
及び建築建枠などの施工方法は、対向する下部ジャッキ
ーなどの下部支持本体を夫々連結部材で連結して一対の
下部支持本体とし、該下部支持本体をパイプ状連結体で
各連結して所定の位置に予め安定保持させ、その上部に
連結部を介して建枠体の各建枠支柱を嵌合連結して施行
する。
【0013】第2に、並列する一対の建枠体を連結本体
で複数箇所連結して一体化建枠体として形成し、該一体
化建枠体でスラブなどの支保工及び枠組み足場などの建
築建枠を施工する事としている。
で複数箇所連結して一体化建枠体として形成し、該一体
化建枠体でスラブなどの支保工及び枠組み足場などの建
築建枠を施工する事としている。
【0014】第3に、一体化建枠体の上部及び下部の各
連結本体と、左右の隣合う上下段の各連結本体との間に
交差筋交いを架設して施工する事としている。
連結本体と、左右の隣合う上下段の各連結本体との間に
交差筋交いを架設して施工する事としている。
【0015】第4の建枠体を使用する支保工及び建築建
枠などの装置は、並列に近接させた鳥居型の建枠体の各
建枠支柱に複数箇所連結して、一対の建枠体を一体化建
枠体として形成する、開閉保持可能な保持片を有する連
結本体と、各一体化建枠体の建枠支柱の上下で連結でき
るように、連結する部材間に夫れ夫れ連結体を設けてい
る。また螺子支柱体と該螺子支柱体に螺合される支持体
を有する下部ジャッキーなどの下部支持本体は、該螺子
支柱体に螺合された支持体の上部に建枠支柱支持体を遊
嵌状に挿入して上下に摺動可能に設け、そして上記一体
化建枠体と該建枠支柱支持体との間に連結体を設ける事
としている。
枠などの装置は、並列に近接させた鳥居型の建枠体の各
建枠支柱に複数箇所連結して、一対の建枠体を一体化建
枠体として形成する、開閉保持可能な保持片を有する連
結本体と、各一体化建枠体の建枠支柱の上下で連結でき
るように、連結する部材間に夫れ夫れ連結体を設けてい
る。また螺子支柱体と該螺子支柱体に螺合される支持体
を有する下部ジャッキーなどの下部支持本体は、該螺子
支柱体に螺合された支持体の上部に建枠支柱支持体を遊
嵌状に挿入して上下に摺動可能に設け、そして上記一体
化建枠体と該建枠支柱支持体との間に連結体を設ける事
としている。
【0016】第5に、連結本体の保持片を観音開き状に
開閉可能とし、該左右の保持片を一カ所で保持できるよ
うに略中央部に固着具を設ける事としている。
開閉可能とし、該左右の保持片を一カ所で保持できるよ
うに略中央部に固着具を設ける事としている。
【0017】第6に、一体化建枠体の連結本体に、交差
筋交いを架設するための支持部を設ける事としている。
筋交いを架設するための支持部を設ける事としている。
【0018】第7に、下部支持本体が対向方向及び並列
方向に各連結できるように下部支持本体の対向する面側
及び背面側に夫々連結部を設ける事としている。
方向に各連結できるように下部支持本体の対向する面側
及び背面側に夫々連結部を設ける事としている。
【0019】このような施行方法及び手段によって、下
部支持本体が倒れないように、予め所定の位置に安定保
持させて夫々立設し、その状態で、枠組み足場などの建
築建枠を、上述した下部支持本体の上に所要段数の建枠
体を連結することによって、比較的小荷重のスラブなど
の支保工及び枠組み足場などの建築建枠が施工される。
部支持本体が倒れないように、予め所定の位置に安定保
持させて夫々立設し、その状態で、枠組み足場などの建
築建枠を、上述した下部支持本体の上に所要段数の建枠
体を連結することによって、比較的小荷重のスラブなど
の支保工及び枠組み足場などの建築建枠が施工される。
【0020】また、荷重の大きいスラブなどの支保工又
は高層の枠組み足場などの建築建枠は、一対の建枠体を
連結本体で簡易に複数箇所連結して一体化建枠体とし、
該一体化建枠体で施行する。これは一体化建枠体を連結
するその各連結本体が、曲げ方向及び水平方向に作用す
る力に対して、各建枠体の建枠支柱を支持することで、
その変形量を少なく押さえ、垂直荷重として受け止める
事が出来るので、建枠支柱の座屈強度が大きくなり、さ
らに各連結本体間の交差筋交いが、各建枠体に均等に荷
重を分散させると共に水平方向の安定性も確保させてい
る。
は高層の枠組み足場などの建築建枠は、一対の建枠体を
連結本体で簡易に複数箇所連結して一体化建枠体とし、
該一体化建枠体で施行する。これは一体化建枠体を連結
するその各連結本体が、曲げ方向及び水平方向に作用す
る力に対して、各建枠体の建枠支柱を支持することで、
その変形量を少なく押さえ、垂直荷重として受け止める
事が出来るので、建枠支柱の座屈強度が大きくなり、さ
らに各連結本体間の交差筋交いが、各建枠体に均等に荷
重を分散させると共に水平方向の安定性も確保させてい
る。
【0021】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、一体化建枠体35を使用する施工例で、図1及
び図2に示す1は、下部支持本体1で、市販されている
建築用のジャッキーに相当するものであり、該下部支持
本体1は、板状のベース2の略中央に直立する螺子支柱
体3を有し、該螺子支柱体3に螺子部4が形成されると
共に該螺子部4に支持体5を螺合して設けられている。
図1は、一体化建枠体35を使用する施工例で、図1及
び図2に示す1は、下部支持本体1で、市販されている
建築用のジャッキーに相当するものであり、該下部支持
本体1は、板状のベース2の略中央に直立する螺子支柱
体3を有し、該螺子支柱体3に螺子部4が形成されると
共に該螺子部4に支持体5を螺合して設けられている。
【0022】該支持体5は、左右にハンドル部6を突設
し、該ハンドル部6を回動させることで支持体5が該螺
子部4に沿って上下する。そして該支持体5の上部に建
枠支柱支持体7が、螺子支柱体3に遊嵌状に挿通されて
設けられると共に該支持体5で建枠支柱支持体7を上下
に摺動可能に支持している。
し、該ハンドル部6を回動させることで支持体5が該螺
子部4に沿って上下する。そして該支持体5の上部に建
枠支柱支持体7が、螺子支柱体3に遊嵌状に挿通されて
設けられると共に該支持体5で建枠支柱支持体7を上下
に摺動可能に支持している。
【0023】該建枠支柱支持体7は、図2及び図6に示
すように、螺子支柱体3に遊嵌状に挿通する挿通穴部8
を略中央に開設すると共に該挿通穴部8の左右に、後述
する連結ピン9を嵌入する嵌入穴部10、10を夫れ夫
れ開設している。
すように、螺子支柱体3に遊嵌状に挿通する挿通穴部8
を略中央に開設すると共に該挿通穴部8の左右に、後述
する連結ピン9を嵌入する嵌入穴部10、10を夫れ夫
れ開設している。
【0024】また、図1、図8及び図9に示すように、
建枠支柱支持体7、7の対向面に、後述する連結杆11
が掛止される掛止部12を設け、背面側に後述する連結
パイプ13を保持する連結保持体14を設けている。該
連結パイプ13は、並列に連設される各建枠支柱支持体
7、7、…を連結する連結用のパイプである。
建枠支柱支持体7、7の対向面に、後述する連結杆11
が掛止される掛止部12を設け、背面側に後述する連結
パイプ13を保持する連結保持体14を設けている。該
連結パイプ13は、並列に連設される各建枠支柱支持体
7、7、…を連結する連結用のパイプである。
【0025】そして、該連結保持体14は、図3に示す
ように、連結ピン14aで建枠支柱支持体7と連結され
ると共に連結パイプ13を保持できるように、該連結パ
イプ13の外径に対応させて保持部14bを形成してい
る。
ように、連結ピン14aで建枠支柱支持体7と連結され
ると共に連結パイプ13を保持できるように、該連結パ
イプ13の外径に対応させて保持部14bを形成してい
る。
【0026】また該連結保持体14が開閉可能なよう
に、、該保持部14bに開閉部14cを枢着ピン14d
で枢着すると共にポルトなど固着具14eで固着して連
結パイプ13を保持できるように設けている。
に、、該保持部14bに開閉部14cを枢着ピン14d
で枢着すると共にポルトなど固着具14eで固着して連
結パイプ13を保持できるように設けている。
【0027】なお、上述した連結パイプ13は、通常市
販されている鋼管パイプで、通常、丸パイプである。さ
らに角パイプでも使用可能であるが、上記連結パイプ1
3を保持する結保持体14を該角パイプの形状に適宜対
応させる必要がある。
販されている鋼管パイプで、通常、丸パイプである。さ
らに角パイプでも使用可能であるが、上記連結パイプ1
3を保持する結保持体14を該角パイプの形状に適宜対
応させる必要がある。
【0028】前記、連結杆11は、両先端部で掛止でき
るように鉤状に形成され、ただし掛止できる形状であれ
ば鉤状にはこだわらない。また、ボルトなどで固定する
ことも考えられる。
るように鉤状に形成され、ただし掛止できる形状であれ
ば鉤状にはこだわらない。また、ボルトなどで固定する
ことも考えられる。
【0029】図1に示す建枠体15は、建築施工現場で
汎用に使用されている鳥居型などの建枠体で、該建枠体
15の左右の主たる部分の建枠支柱16、16は、上下
端に開口部17、17が形成されるパイプ状のものであ
る。
汎用に使用されている鳥居型などの建枠体で、該建枠体
15の左右の主たる部分の建枠支柱16、16は、上下
端に開口部17、17が形成されるパイプ状のものであ
る。
【0030】また、図4に示すように、該開口部17、
17に前記連結ピン9が嵌入連結され、該連結ピン9
は、施工現場で汎用に使用されているもので、中央部が
建枠支柱16と略同径でその上下には開口部17より若
干小径の連結部18、18を形成している。
17に前記連結ピン9が嵌入連結され、該連結ピン9
は、施工現場で汎用に使用されているもので、中央部が
建枠支柱16と略同径でその上下には開口部17より若
干小径の連結部18、18を形成している。
【0031】なお、図6に示すように、上記建枠支柱支
持体7の嵌入穴部10に於いて、上記の開口部17と同
様に、連結ピン9の連結部18に対応して形成されてい
る。
持体7の嵌入穴部10に於いて、上記の開口部17と同
様に、連結ピン9の連結部18に対応して形成されてい
る。
【0032】図5に示す連結本体19は、上記建枠体1
5を並列に近接させて該建枠体15の建枠支柱16を、
夫々連結して一体化建枠体35とするものである。そし
てまた、該連結本体19は、左右端部近傍に設けられた
枢着ピン21、21を介して保持片22、22の夫れ夫
れの一方端を枢着して、中央より両サイドに観音扉状に
開閉するように設けられると共に中央部で該保持片2
2、22を押圧固定するように、連結本体19の略中央
部にボルトなどの固着具23と押え金具24を設けてい
る。
5を並列に近接させて該建枠体15の建枠支柱16を、
夫々連結して一体化建枠体35とするものである。そし
てまた、該連結本体19は、左右端部近傍に設けられた
枢着ピン21、21を介して保持片22、22の夫れ夫
れの一方端を枢着して、中央より両サイドに観音扉状に
開閉するように設けられると共に中央部で該保持片2
2、22を押圧固定するように、連結本体19の略中央
部にボルトなどの固着具23と押え金具24を設けてい
る。
【0033】そして、保持片22、22を固着具23と
押え金具24とで押圧固定したとき、建枠支柱16、1
6が連結保持されるように、該建枠支柱16、16の外
径に対応した保持穴部25、25が連結本体19に夫々
形成されている。
押え金具24とで押圧固定したとき、建枠支柱16、1
6が連結保持されるように、該建枠支柱16、16の外
径に対応した保持穴部25、25が連結本体19に夫々
形成されている。
【0034】また、連結本体19の固着具23が設けら
れている背面側の略中央に掛止ピン26を突設してい
る。該掛止ピン26は、先端部に抜け止片27を枢着し
て設けられている。
れている背面側の略中央に掛止ピン26を突設してい
る。該掛止ピン26は、先端部に抜け止片27を枢着し
て設けられている。
【0035】なお、市販されている建枠体15の建枠支
柱16に上記と同様の掛止ピンが設けられ、該掛止ピン
26に図1及び図10に示す市販品の筋交い30を架設
して汎用に使用されている。
柱16に上記と同様の掛止ピンが設けられ、該掛止ピン
26に図1及び図10に示す市販品の筋交い30を架設
して汎用に使用されている。
【0036】また、連結本体19の掛止ピン26に架設
する連結本体用交差筋交い28は、汎用に使用されてい
る市販品と略同様で、図5に示すように、パイプ状で両
端板状に形成され該両端近傍に連結穴部29、29を夫
々開設している。
する連結本体用交差筋交い28は、汎用に使用されてい
る市販品と略同様で、図5に示すように、パイプ状で両
端板状に形成され該両端近傍に連結穴部29、29を夫
々開設している。
【0037】なお、隣合う一体化建枠体35の建枠体1
5の建枠支柱16の間においても、通常、図1で示すよ
うに、市販品の筋交い30を架設している。
5の建枠支柱16の間においても、通常、図1で示すよ
うに、市販品の筋交い30を架設している。
【0038】しかして、今、図7に示すように、建枠体
15を一体化建枠体35としないで、建枠体15を夫々
単体で使用する、荷重が比較的小さい足場などの建築建
枠の施工例において、下部ジャッキーなどの下部支持本
体1を、鳥居型など建枠体15の各建枠支柱16、16
の間隔と略同幅で対向させると共に図8に示すような、
連結杆11で連結して一対の下部支持本体1、1とし、
該一対の下部支持本体1、1、…を並列方向に連結パイ
プ13で夫れ夫れ連設する。
15を一体化建枠体35としないで、建枠体15を夫々
単体で使用する、荷重が比較的小さい足場などの建築建
枠の施工例において、下部ジャッキーなどの下部支持本
体1を、鳥居型など建枠体15の各建枠支柱16、16
の間隔と略同幅で対向させると共に図8に示すような、
連結杆11で連結して一対の下部支持本体1、1とし、
該一対の下部支持本体1、1、…を並列方向に連結パイ
プ13で夫れ夫れ連設する。
【0039】その一対の下部支持本体1、1の連結保持
体14、14で連結パイプ13を連結保持することによ
って、夫れ夫れ配置された下部支持本体1、1、…全体
を安定させて転倒しないように立設保持している。この
時、連結パイプ13及び隣接する建枠体15などが同レ
ベルで水平になるように、支持体5のハンドル部6を回
動させて夫々上下方向に調整する。
体14、14で連結パイプ13を連結保持することによ
って、夫れ夫れ配置された下部支持本体1、1、…全体
を安定させて転倒しないように立設保持している。この
時、連結パイプ13及び隣接する建枠体15などが同レ
ベルで水平になるように、支持体5のハンドル部6を回
動させて夫々上下方向に調整する。
【0040】そして、上記立設保持させた各位置の下部
支持本体1、1に建枠体15を夫れ夫れ連結する。つま
り、下部支持本体1、1の建枠支柱支持体7a、7aの
上部で、且つ、建枠体15の開口部17、17を橋架状
に直接、螺子支柱体3、3に嵌合連結させる。
支持本体1、1に建枠体15を夫れ夫れ連結する。つま
り、下部支持本体1、1の建枠支柱支持体7a、7aの
上部で、且つ、建枠体15の開口部17、17を橋架状
に直接、螺子支柱体3、3に嵌合連結させる。
【0041】該建枠支柱支持体7aは、前記建枠支柱支
持体7の如く嵌入穴部10、10を形成せず、一つの建
枠支柱16を直接上部に連結支持するものである。
持体7の如く嵌入穴部10、10を形成せず、一つの建
枠支柱16を直接上部に連結支持するものである。
【0042】以上の様にして、一段目の建枠体15が連
結された上に、さらに連結ピン9を介して二段目の建枠
体15を連結し、以後、各段共、同様に連結施工する。
そして、各段の建枠体15、15の建枠支柱16、16
の間に、通常施工する筋交い30、30を夫々架設し
て、所要段数の枠組み足場などの建築建枠を施工する。
結された上に、さらに連結ピン9を介して二段目の建枠
体15を連結し、以後、各段共、同様に連結施工する。
そして、各段の建枠体15、15の建枠支柱16、16
の間に、通常施工する筋交い30、30を夫々架設し
て、所要段数の枠組み足場などの建築建枠を施工する。
【0043】しかして、スラブなどの支保工及び高層の
枠組み足場などで、施工段数が多い場合などの大荷重の
施工に使用する鳥居型の建枠体は、図1、図9及び図1
0に示すように、建枠体15、15を並列に近接させ
て、建枠支柱16、16の左右の上下各二カ所と建枠体
15上部略中央の計五カ所を夫々連結本体19、19、
…で連結保持して一体化建枠体35として形成する。
枠組み足場などで、施工段数が多い場合などの大荷重の
施工に使用する鳥居型の建枠体は、図1、図9及び図1
0に示すように、建枠体15、15を並列に近接させ
て、建枠支柱16、16の左右の上下各二カ所と建枠体
15上部略中央の計五カ所を夫々連結本体19、19、
…で連結保持して一体化建枠体35として形成する。
【0044】つまり、建枠体15、15を該連結本体1
9、19、…で連結して一体化建枠体35を形成すると
き、先ず、図5に示す連結本体19の略中央部のボルト
などの固着具23を緩めると共に保持片22、22を押
圧固定している押え金具24も緩めて該保持片22、2
2を観音扉状に開き、その開いた保持穴部25、25に
建枠体15、15の建枠支柱16、16、…を夫々嵌合
させ、該保持片22、22を閉ると共に押え金具24及
びボルトなどの固着具23で保持片22、22を押圧固
定して、保持穴部25、25に建枠体15、15の建枠
支柱16、16、…を嵌合保持することによって、一体
化建枠体35が形成される。
9、19、…で連結して一体化建枠体35を形成すると
き、先ず、図5に示す連結本体19の略中央部のボルト
などの固着具23を緩めると共に保持片22、22を押
圧固定している押え金具24も緩めて該保持片22、2
2を観音扉状に開き、その開いた保持穴部25、25に
建枠体15、15の建枠支柱16、16、…を夫々嵌合
させ、該保持片22、22を閉ると共に押え金具24及
びボルトなどの固着具23で保持片22、22を押圧固
定して、保持穴部25、25に建枠体15、15の建枠
支柱16、16、…を嵌合保持することによって、一体
化建枠体35が形成される。
【0045】そして、図1、図9及び図10に示す、一
体化建枠体35を使用する施行例は、前述した建枠体1
5を夫々単体で使用して施工する施工例と略同様に施工
されるが、相違点について述べると、先ず、図9に示す
ように、連結杆11で連結して一対の下部支持本体1、
1とし、該一対の下部支持本体1、1を並列方向に連結
パイプ13で各連設し、その状態から、図6に示すよう
に、建枠支柱支持体7の左右の嵌入穴部10、10、…
に夫々連結ピン9、9、…の下部の連結部18、18、
…を夫々嵌入し、該上部の連結部18、18、…には、
一体化建枠体35である建枠体15、15の建枠支柱1
6、16、…の下部端の夫れ夫れの開口部17、17、
…に嵌入して、一対の下部支持本体1、1に一体化建枠
体35を橋架状に夫々連結ピン9、9、…を介して嵌合
連結する。
体化建枠体35を使用する施行例は、前述した建枠体1
5を夫々単体で使用して施工する施工例と略同様に施工
されるが、相違点について述べると、先ず、図9に示す
ように、連結杆11で連結して一対の下部支持本体1、
1とし、該一対の下部支持本体1、1を並列方向に連結
パイプ13で各連設し、その状態から、図6に示すよう
に、建枠支柱支持体7の左右の嵌入穴部10、10、…
に夫々連結ピン9、9、…の下部の連結部18、18、
…を夫々嵌入し、該上部の連結部18、18、…には、
一体化建枠体35である建枠体15、15の建枠支柱1
6、16、…の下部端の夫れ夫れの開口部17、17、
…に嵌入して、一対の下部支持本体1、1に一体化建枠
体35を橋架状に夫々連結ピン9、9、…を介して嵌合
連結する。
【0046】上述の施行した一段目の一体化建枠体35
の上に、連結ピン9を介して二段目の一体化建枠体35
を連結し、以後、各段共同様に連結施工する。また、一
体化建枠体35の隣合う上下段の連結本体19、19間
に連結本体用交差筋交い28を架設する。
の上に、連結ピン9を介して二段目の一体化建枠体35
を連結し、以後、各段共同様に連結施工する。また、一
体化建枠体35の隣合う上下段の連結本体19、19間
に連結本体用交差筋交い28を架設する。
【0047】つまり、図5に示す、連結本体19の掛止
ピン26の抜け止片27を水平方向に起こした状態で、
連結本体用交差筋交い28の連結穴部29を抜け止片2
7より掛止ピン26に嵌入し、そして該抜け止片27を
倒すことで連結本体用交差筋交い28の抜け止めとな
り、これを双方掛止して連結本体19、19間を架設掛
止する。
ピン26の抜け止片27を水平方向に起こした状態で、
連結本体用交差筋交い28の連結穴部29を抜け止片2
7より掛止ピン26に嵌入し、そして該抜け止片27を
倒すことで連結本体用交差筋交い28の抜け止めとな
り、これを双方掛止して連結本体19、19間を架設掛
止する。
【0048】この連結本体用交差筋交い28を架設する
ことにより、連結本体19、19及びその一体化建枠体
35に加わる水平方向の変位力を支持している。また一
体化建枠体35間の、隣合う建枠体15、15の間にも
同様に、通常施工する筋交い30、30を夫々架設して
水平方向の変位力を支持する。
ことにより、連結本体19、19及びその一体化建枠体
35に加わる水平方向の変位力を支持している。また一
体化建枠体35間の、隣合う建枠体15、15の間にも
同様に、通常施工する筋交い30、30を夫々架設して
水平方向の変位力を支持する。
【0049】さらに、スラブなどの支保工として施行す
るときは、図10で示すように、最上段の一体化建枠体
35の上部に、下部支持本体1を倒立状態に設けて上部
支持本体34とし、前記下部支持本体1と一体化建枠体
35を連結するときと同様に、夫々連結ピン9、9を介
して嵌合連結し、該上部支持本体34のベース2の上部
に、通常使用される大引き受け31を介してスラブ32
の支保工として施行する。
るときは、図10で示すように、最上段の一体化建枠体
35の上部に、下部支持本体1を倒立状態に設けて上部
支持本体34とし、前記下部支持本体1と一体化建枠体
35を連結するときと同様に、夫々連結ピン9、9を介
して嵌合連結し、該上部支持本体34のベース2の上部
に、通常使用される大引き受け31を介してスラブ32
の支保工として施行する。
【0050】なお、33は、下部支持本体1のベース2
の下に敷かれる下敷き板で、該下敷き板33は、通常施
工時に汎用に使用されている木製の板である。
の下に敷かれる下敷き板で、該下敷き板33は、通常施
工時に汎用に使用されている木製の板である。
【0051】しかして、上記スラブの支保工などの大き
な荷重に対して、図11の点線で示すような変位が生
じ、その荷重に対応した変位量の座屈強度に於いて、一
般市場で使用される建枠体15の通常、許容される最大
荷重は(これは破壊強度に等しい)、図11に示すよう
に、一層で25、二層で22、三層のもので約20トン
で、三層以上は層数に係らずほぼ一定の支持力で、該建
枠体15の基本的な支持力は、上記の座屈強度を持って
いる。
な荷重に対して、図11の点線で示すような変位が生
じ、その荷重に対応した変位量の座屈強度に於いて、一
般市場で使用される建枠体15の通常、許容される最大
荷重は(これは破壊強度に等しい)、図11に示すよう
に、一層で25、二層で22、三層のもので約20トン
で、三層以上は層数に係らずほぼ一定の支持力で、該建
枠体15の基本的な支持力は、上記の座屈強度を持って
いる。
【0052】そこで、建枠体15、15及び連結本体1
9、19、…によって形成された、一体化建枠体35を
使用した時の変位量を上記に準じて試験すると、二層の
一体化建枠体35に80トンの荷重を加えた場合で、1
4.6mmの変位量を示し、五層の一体化建枠体35に
80トンの荷重を加えた場合で、21.6mmの変位量
という結果が得られ、建枠体15、15が持っている、
単純に二本使用して得られる、基本的な支持力の二倍以
上の座屈強度が得られる結果となっている。
9、19、…によって形成された、一体化建枠体35を
使用した時の変位量を上記に準じて試験すると、二層の
一体化建枠体35に80トンの荷重を加えた場合で、1
4.6mmの変位量を示し、五層の一体化建枠体35に
80トンの荷重を加えた場合で、21.6mmの変位量
という結果が得られ、建枠体15、15が持っている、
単純に二本使用して得られる、基本的な支持力の二倍以
上の座屈強度が得られる結果となっている。
【0053】これは、建枠体15、15を連結する連結
本体19、19、…が、上からの荷重にに対して該建枠
体15、15の変形を止め、垂直荷重として支持するよ
うに作用している。また一体化建枠体35が、四本支柱
で安定して自立できることで、並設する各一体化建枠体
35、35、…がバランス良く荷重を支持できる。
本体19、19、…が、上からの荷重にに対して該建枠
体15、15の変形を止め、垂直荷重として支持するよ
うに作用している。また一体化建枠体35が、四本支柱
で安定して自立できることで、並設する各一体化建枠体
35、35、…がバランス良く荷重を支持できる。
【0054】そして、連結本体用交差筋交い28を架設
することにより、一体化建枠体35、35、…全体に及
ぼす水平方向の変位力を夫れ夫れの連結本体19、1
9、…及び一体化建枠体35、35、…全体が支持し、
水平方向の安定を図ると共に上からの荷重に対して平均
に分散している。
することにより、一体化建枠体35、35、…全体に及
ぼす水平方向の変位力を夫れ夫れの連結本体19、1
9、…及び一体化建枠体35、35、…全体が支持し、
水平方向の安定を図ると共に上からの荷重に対して平均
に分散している。
【0055】なお、連結本体19は、保持片22、22
を中央でボルトなどの固着具23によって、一カ所で保
持固定するようにしているが、保持片22、22を夫れ
夫れ別々に保持するようにしても使用可能であるが、図
示は省略した。
を中央でボルトなどの固着具23によって、一カ所で保
持固定するようにしているが、保持片22、22を夫れ
夫れ別々に保持するようにしても使用可能であるが、図
示は省略した。
【0056】連結本体用交差筋交い28を架設する掛止
ピン26をボルトなどの固着具で保持固定するようにし
ても良いが、図示は省略した。
ピン26をボルトなどの固着具で保持固定するようにし
ても良いが、図示は省略した。
【0057】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、特に、対向する下部ジャッキーなどの下部支持
本体を夫々連結体で連結して一対の下部支持本体とし、
該下部支持本体をパイプ状連結体で各連結して所定の位
置に予め安定保持させ、その上部に連結体を介して建枠
体の各建枠支柱を嵌合連結して施行する事で、一段目の
施行をするときに、下部支持本体が倒れて作業が煩雑に
なったりせず、支保工及び建築建枠などの施行が、一人
でも比較的容易にできる。
施され、特に、対向する下部ジャッキーなどの下部支持
本体を夫々連結体で連結して一対の下部支持本体とし、
該下部支持本体をパイプ状連結体で各連結して所定の位
置に予め安定保持させ、その上部に連結体を介して建枠
体の各建枠支柱を嵌合連結して施行する事で、一段目の
施行をするときに、下部支持本体が倒れて作業が煩雑に
なったりせず、支保工及び建築建枠などの施行が、一人
でも比較的容易にできる。
【0058】また、並列する一対の建枠体を連結本体で
複数箇所連結して一体化建枠体として形成し、該一体化
建枠体でスラブなどの支保工及び枠組み足場などの建築
建枠を施工している事で、汎用の安価な鳥居型の建枠体
を通常の間隔で施工しても、座屈強度が得られ、通常算
出する結果以上の大きな荷重に耐えうる支保工及び高層
の建築建枠などが施工でき、また作業員の通路及び資材
搬入のスペースも確保でき、さらにジャッキーなど上部
及び下部支持本体の使用数を、従来より削減することが
でき、その削減できる分コストを低く押さえることがで
きる。
複数箇所連結して一体化建枠体として形成し、該一体化
建枠体でスラブなどの支保工及び枠組み足場などの建築
建枠を施工している事で、汎用の安価な鳥居型の建枠体
を通常の間隔で施工しても、座屈強度が得られ、通常算
出する結果以上の大きな荷重に耐えうる支保工及び高層
の建築建枠などが施工でき、また作業員の通路及び資材
搬入のスペースも確保でき、さらにジャッキーなど上部
及び下部支持本体の使用数を、従来より削減することが
でき、その削減できる分コストを低く押さえることがで
きる。
【0059】さらに、一体化建枠体の連結本体に、交差
筋交いを架設するための支持部を設けると共に該一体化
建枠体の上部及び下部の各連結本体と、左右の隣合う上
下段の各連結本体との間に交差筋交いを架設して施工し
ている事で、水平方向の変位力を連結本体及び該一体化
建枠体でバランス良く支持されるので、施行されたスラ
ブなどの支保工及び高層の建築建枠体の水平方向の安定
性が良くなる事から、垂直荷重に対する座屈強度が大き
く増す。
筋交いを架設するための支持部を設けると共に該一体化
建枠体の上部及び下部の各連結本体と、左右の隣合う上
下段の各連結本体との間に交差筋交いを架設して施工し
ている事で、水平方向の変位力を連結本体及び該一体化
建枠体でバランス良く支持されるので、施行されたスラ
ブなどの支保工及び高層の建築建枠体の水平方向の安定
性が良くなる事から、垂直荷重に対する座屈強度が大き
く増す。
【0060】加えて、連結本体の保持片を観音開き状に
左右に開閉可能とし、左右の保持片を一度に保持できる
ように略中央部に固着具を設けているので、一体化建枠
体が簡易に素早く組み立て及び取り外しができる。
左右に開閉可能とし、左右の保持片を一度に保持できる
ように略中央部に固着具を設けているので、一体化建枠
体が簡易に素早く組み立て及び取り外しができる。
【0061】さらに加えて、重量物用など各メーカー専
用のものを避け、汎用のもので施行できるので、資材コ
ストが下がり、また組立コストなど人件費にかかる施行
全体のコストの低減が図れるなど実用上著大な効果を奏
する。
用のものを避け、汎用のもので施行できるので、資材コ
ストが下がり、また組立コストなど人件費にかかる施行
全体のコストの低減が図れるなど実用上著大な効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一体化建枠体35を使用した施工例を
示す要部の斜視図である。
示す要部の斜視図である。
【図2】下部支持本体1の施工例を示す要部の斜視図で
ある。
ある。
【図3】連結保持体14の施工例を示す要部の側面図で
ある。
ある。
【図4】連結ピン9の施工例を示す要部の斜視図であ
る。
る。
【図5】連結本体19の施工例を示す要部の斜視図であ
る。
る。
【図6】下部支持本体1の施工例を示す要部の正面断面
図である。
図である。
【図7】枠組み足場などの建築建枠の施工例を示す要部
の正面図である。
の正面図である。
【図8】建枠支柱支持体7aの施工例を示す要部の側面
断面図である。
断面図である。
【図9】下部支持本体1の施工例を示す要部の側面図で
ある。
ある。
【図10】スラブなどの支保工の施工例を示す要部の正
面図である。
面図である。
【図11】建枠体15の各層数に対する荷重に於ける変
位を表す概略図である。
位を表す概略図である。
1 下部支持本体 3 螺子支柱体 5 支持体 7 建枠支柱支持体 9 連結ピン 11 連結杆 12 掛止部 14 連結保持体 15 建枠体 16 建枠支柱 17 開口部 19 連結本体 26 掛止ピン 28 連結本体用交差筋交い 30 筋交い 35 一体化建枠体
Claims (7)
- 【請求項1】 下部ジャッキーの上部に鳥居型などの建
枠体を積み重ね連結し、各段毎の建枠体に交差筋交いを
架設して各段を施工するスラブなどの支保工及び枠組み
足場などの建築建枠の施工方法に於いて、鳥居型など建
枠体の各建枠支柱の間隔と同幅で、下部ジャッキーなど
の下部支持本体を夫々対向させると共に連結部材で連結
して一対の下部支持本体として立設させ、該一対の下部
支持本体を並列方向に所定間隔を持って夫々配置すると
共に該下部支持本体をパイプ状連結体で各連結して施工
場所に予め夫々立設保持させる。そして、建枠体の各建
枠支柱を該一対の下部支持本体の上部に、橋架状に夫々
嵌合して所定の支保工及び建築建枠の一段目を形成する
と共に各建枠体間に交差筋交いを夫々架設して、該支保
工及び建枠の一段目を完成させ、その一段目の上にさら
に連結体を介して建枠体の各建枠支柱を嵌合連結し、各
段毎の建枠体に交差筋交いを架設して所要段数施工す
る。また支保工には、各建枠体の各建枠支柱の最上部端
に上記下部支持本体と略同様の上部ジャッキーなどの上
部支持本体を夫々転倒状に配設することを特徴とした建
枠体を使用する支保工及び建築建枠などの施工方法。 - 【請求項2】 請求項1の建枠体を連結本体に対応した
間隔で並列に近接させ、該建枠体の各建枠支柱に上記連
結本体で複数箇所連結してその並列する一対の建枠体を
一体化建枠体として形成し、該一体化建枠体の夫々並列
する建枠支柱を、対向する一対の各下部支持本体で夫々
連結支持して施工することを特徴とした建枠体を使用す
る支保工及び建築建枠などの施工方法。 - 【請求項3】 一体化建枠体の上部及び下部の各連結本
体と、左右の隣合う上下段の各連結本体との間に交差筋
交いを架設して施工することを特徴とした建枠体を使用
する支保工及び建築建枠などの施工方法。 - 【請求項4】 並列に近接させた鳥居型の建枠体の各建
枠支柱に複数箇所連結して、一対の建枠体を一体化建枠
体として形成する、開閉保持可能な保持片を有する連結
本体と、各一体化建枠体の建枠支柱の上下で連結できる
ように、連結する部材間に夫れ夫れ連結体を設けてい
る。また螺子支柱体と該螺子支柱体に螺合される支持体
を有する下部ジャッキーなどの下部支持本体は、該螺子
支柱体に螺合された支持体の上部に建枠支柱支持体を遊
嵌状に挿入して上下に摺動可能に設け、そして上記一体
化建枠体と該建枠支柱支持体との間に連結体を設けたこ
とを特徴とする支保工及び建築建枠などの装置。 - 【請求項5】 請求項4の連結本体の保持片を観音開き
状に開閉可能とし、該左右の保持片を一カ所で保持でき
るように略中央部に固着具を設けたことを特徴とする支
保工及び建築建枠などの装置。 - 【請求項6】 請求項4及び請求項5の一体化建枠体の
連結本体に、交差筋交いを架設するための支持部を設け
たことを特徴とする支保工及び建築建枠などの装置。 - 【請求項7】 請求項4の下部支持本体が対向方向及び
並列方向に夫々連結できるように、下部支持本体の対向
する面側及び背面側に夫々連結部を設けたことを特徴と
する支保工及び建築建枠などの装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35966196A JPH10176414A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 建枠体を使用する支保工及び建築建枠などの施行方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35966196A JPH10176414A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 建枠体を使用する支保工及び建築建枠などの施行方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10176414A true JPH10176414A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18465646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35966196A Pending JPH10176414A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 建枠体を使用する支保工及び建築建枠などの施行方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10176414A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101026224B1 (ko) * | 2009-04-06 | 2011-03-31 | (주)이엘 | 시스템 서포트용 클램프 장치 |
JP6210608B1 (ja) * | 2016-05-12 | 2017-10-11 | 株式会社クリス・コーポレーション | 支保工 |
CN107724665A (zh) * | 2017-11-28 | 2018-02-23 | 付志红 | 一种具有防护混凝土地面作用的支撑定位调节结构组件 |
TWI751278B (zh) * | 2017-09-25 | 2022-01-01 | 日商Kurisu股份有限公司 | 臨時支架 |
-
1996
- 1996-12-18 JP JP35966196A patent/JPH10176414A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101026224B1 (ko) * | 2009-04-06 | 2011-03-31 | (주)이엘 | 시스템 서포트용 클램프 장치 |
JP6210608B1 (ja) * | 2016-05-12 | 2017-10-11 | 株式会社クリス・コーポレーション | 支保工 |
WO2017195233A1 (ja) * | 2016-05-12 | 2017-11-16 | 株式会社クリス・コーポレーション | 支保工 |
TWI751278B (zh) * | 2017-09-25 | 2022-01-01 | 日商Kurisu股份有限公司 | 臨時支架 |
CN107724665A (zh) * | 2017-11-28 | 2018-02-23 | 付志红 | 一种具有防护混凝土地面作用的支撑定位调节结构组件 |
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