JPH10176359A - 排水栓開閉装置用のアウターチューブ - Google Patents

排水栓開閉装置用のアウターチューブ

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JPH10176359A
JPH10176359A JP33841596A JP33841596A JPH10176359A JP H10176359 A JPH10176359 A JP H10176359A JP 33841596 A JP33841596 A JP 33841596A JP 33841596 A JP33841596 A JP 33841596A JP H10176359 A JPH10176359 A JP H10176359A
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JP
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tube
flexible pipe
pipe part
flexible
outer tube
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Yasumi Ota
育實 太田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可撓性が要求される箇所と可撓性を要求され
ない箇所とでチューブ部を成形する難可撓性の樹脂材料
を使い分けることによって自重による弛み量を少なく抑
制して、収容スペース等流し、洗面器下方の有効空間を
広く確保する。 【解決手段】 フッ素樹脂製とした屈曲部(湾曲部)10
0 以外のチューブ部分を直線状や好ましい所望形状に形
成して自重による撓み変形を屈曲部(湾曲部)100 だけ
に止め尚且つ難可撓性の樹脂材料の引っ張り強さの耐力
で屈曲部(湾曲部)100 を所望の湾曲形状に維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水栓開閉装置用
のアウターチューブ、更に詳しくは浴槽、洗面器、流し
等の底に設けた排水部と所望位置に設けた操作部とを線
状体で連絡し、操作部の操作によって線状体が進退して
排水部の排水栓を上下動させて排水口を開閉する排水栓
開閉装置における前記線状体のアウターチューブに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、浴槽、洗面器、流し等の底に設け
られた排水部と、操作部と、排水部の排水栓と操作部と
を連絡するレリースとを備え、操作部の押動操作でレリ
ース内の線状体を介して排水栓が上下動して排水口を開
閉する様々な排水栓開閉装置が存在する。このような排
水栓開閉装置では線状体を鋼線等の線条材でコイル状に
形成された線条コアとし、筒状のアウターチューブで案
内されるようになっている。アウターチューブとして
は、平鋼線等の平線条材でコイル状に形成され内部を前
記する線条コアの摺動空間とするガイドコイルを合成樹
脂で被覆した構造(A者)のもの、ポリプロピレン樹脂
またはポリエチレン樹脂でパイプ状に形成した構造(B
者)のもの、フッ素樹脂でパイプ状に形成した構造(C
者)のもの等が挙げられる。A者のような構造では進退
する線条コアとの擦れによって樹脂被膜が剥がれ、ひい
ては露出するガイドコイルにその線条コアが接触して摺
動抵抗を増大させ、操作不能になることさえある。ま
た、B者は屈曲部(湾曲部)において線条コアとの接触
によって内面が削られ、削り粉が線条コアに挟まれて線
条コアの長さを変化させたり、摺動抵抗を増大させ、そ
れによって必要以上の操作力を必要としたり、排水栓の
上昇量が減少して所定の排水効率も維持できない。この
点でC者は可撓性、耐摩耗性等に優れていることから、
小さな曲率での湾曲配設や蛇行配設を可能にして排水部
と連絡する組付作業性が良く、操作も非常に軽便に行え
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、C者で
は可撓性に優れると全体として自重で大きな曲率の湾曲
形状になり易く、流し、洗面器等下方のキャビネット空
間を大きく占有して収容スペースを削減する問題があ
る。また、浴槽の場合、アウターチューブは浴槽上縁面
や槽壁と排水金具とに亘って設けられたガイドチューブ
内を挿通して操作部、排水部に連絡されるが、排水口を
開口することによってガイドチューブ中途高さまで上昇
する浴槽水で加熱されて、僅かながら撓み量を大きくす
る。この撓みに線条コアが沿うことから排水栓を押し上
げる先端のプランジャー(線条コアの先端のプランジャ
ー)の押し上げ量が所定よりも小さなものとなり、排水
栓の上昇量を低減して排水効率を低下させたり、スラス
トロック機構を有するものにおいてはそのスラストロッ
ク機構が常時円滑に作動しない不都合を招く問題があ
る。
【0004】本発明は、従来事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、可撓性が要求される箇所と可
撓性を要求されない箇所とでチューブ部を成形する難可
撓性の樹脂材料を使い分けることによって自重による弛
み量を少なく抑制して、収容スペース等流し、洗面器下
方の有効空間を広く確保することにある。他の目的とす
る処は浴槽水に浸っても排水栓を押し上げる先端のプラ
ンジャー(線条コアの先端のプランジャー)の押し上げ
量を所定に維持することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、請求項1は可撓性を要求される
箇所を構成するフッ素樹脂製の可撓用管部とその可撓用
管部よりも大きな曲げ強さ、引っ張り強さを有する難可
撓性の樹脂材料で成形され可撓性を要求されない箇所を
構成する難可撓用管部とを管状に接続していることを要
旨とする。また、請求項2は請求項1記載の難可撓性の
樹脂材料がポリプロピレン樹脂またはポリエチレン樹脂
であることを要旨とする。更に、請求項3は浴槽の底に
設けた排水部と浴槽の上縁面や浴槽の槽壁に設けた操作
部とを線状体で連絡し、操作部の操作によって線状体が
進退して排水栓を上下動させて排水口を開閉する排水栓
開閉装置における前記線状体案内用のアウターチューブ
であって、排水部側の始端から所定長さを前記可撓用管
部で構成し、残部を難可撓用管部で構成していることを
要旨とする。そして、請求項4は請求項2または3記載
の接続部を、可撓用管部と難可撓用管部との端面同士を
当接もしくは僅か離間させた状態で両端部を嵌挿する金
属短筒と、その金属短筒から切り起し形成され前記両端
部周面の肉厚内に喰い込む喰込部とで構成したことを要
旨とする。ここで前記所定長さとはガイドチューブに浴
槽水が進入した際、浴槽水に浸らない程度の高さ位置ま
でを指している。また、フッ素樹脂とは具体的には四フ
ッ化エチレン樹脂である。
【0006】上記技術的手段によれば下記を作用を奏す
る。 (請求項1)可撓性を要求される箇所のチューブ部分
を、また可撓性を要求されない箇所のチューブ部分をフ
ッ素樹脂よりも大きな曲げ強さ、引っ張り強さを有する
難可撓性の樹脂材料で成形している。そのため、フッ素
樹脂製とした屈曲部(湾曲部)以外のチューブ部分を難
可撓性の樹脂材料でもって直線状や好ましい所望形状に
形成して自重による撓み変形を屈曲部(湾曲部)だけに
止め尚且つ前記樹脂材料の引っ張り強さの耐力で屈曲部
(湾曲部)を所望の湾曲形状に維持する。 (請求項2)ポリプロピレン樹脂またはポリエチレン樹
脂のコストダウンで低減化を図る。 (請求項3)排水栓開閉装置用のアウターチューブにお
いて、ガイドチューブ中途高さまで上昇する浴槽水で可
撓用管部が加熱されて熱膨脹しても接続部を介して難可
撓用管部にその熱膨張が間接的に伝達される構成にし
て、アウターチューブ全体の軸線方向の伸びを小さく抑
制する。 (請求項4)可撓用管部の熱膨脹応力を金属短筒と難可
撓用管部に分散してアウターチューブ全体の軸線方向の
伸びをより小さく抑制し、また可撓用管部と難可撓用管
部との端面同士が僅か離間する状態で金属短筒で連結さ
れている時には金属短筒を介してだけその熱膨脹応力が
難可撓用管部に伝達する構成になり、アウターチューブ
全体の軸線方向の伸びを小さく抑制する上で更に好都合
になる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至3は洗面器における排水
栓開閉装置のアウターチューブの実施の形態を示し、図
4は浴槽用の同アウターチューブを示している。
【0008】図1において、排水栓開閉装置Aは排水部
a1、操作部a2、その排水部a1と操作部a2とを連
絡するレリースa3とからなっている。
【0009】排水部a1は、図示するように洗面器1の
底に開口した排水口11にパッキン(図示せず)を介して
掛止する排水管21の中途から内部に突出する座22にスラ
ストロック機構31aを内蔵したメカボックス31を排水管
21の軸芯に沿って取り付け、そのスラストロック機構31
aに連係する支持軸41上端部に排水管21を開閉する排水
栓51を取り付けた周知の構造になっている。
【0010】スラストロック機構31aは前記排水栓51を
上端に備えた支持軸41、鋸歯状の溝(図示せず)と突起
(図示せず)の組み合わせからなる作動部を備えた周知
の構造になっており、そのメカボックス31の下壁にレリ
ースa3の一端を取り付けてそのレリースa3の内部を
進退する線条コア2の一端に一体的に設けたプランジャ
ー12の押し上げ力(上昇力)で作動部が作動して支持軸
41を押動の度に交互に上下動させるようになっている。
【0011】操作部a2は洗面器1の上縁面61等に開孔
した取付孔71に取付けられた操作筒内4を上端に操作釦
15を有する操作軸5を上下動可能に内挿し、その操作筒
4の下壁にレリースa3の他端部を取付けてそのレリー
スa3の内部を進退する線条コア2を操作軸5に連絡
し、操作筒4内の操作軸5に設けた受け鍔(図示せず)
と操作筒4の下壁内面とに亘って戻しスプリング(図示
せず)を介在した周知な構造になっている。
【0012】レリースa3はアウターチューブ3と鋼線
等の線条材でコイル状に形成されそのアウターチューブ
3内を摺動する線条コア2からなっている。
【0013】アウターチューブ3は、可撓性が要求され
る可撓用管部13と可撓性が要求されない難可撓用管部23
とを接続部(後述では符号金属短管33と称する)を介し
て管状に接続してある。
【0014】可撓用管部13はフッ素樹脂製、詳細には四
フッ化エチレン樹脂製とし、本実施の形態では排水管21
下端に連結される連結管部21aを通してメカボックス31
に取付けられる位置を始端として操作部a2の直下から
僅かに立ち上がる位置を終端とする長さ範囲を構成して
いる。
【0015】難可撓用管部23は前記可撓用管部13の終端
部分を始端として操作筒4の下壁までの長さ範囲の直管
状もしくは略直管状の部分を構成している。この難可撓
用管部23はフッ素樹脂よりも大きな曲げ強さ、引っ張り
強さを有する難可撓性の樹脂材料、詳細にはポリプロピ
レン樹脂またはポリエチレン樹脂等で成形してある。
【0016】金属短管33は前記可撓用管部13、難可撓用
管部23の端部を嵌挿する径に形成された金属製(ステン
レス製、アルミ製、真鍮等所望の金属製)のもので、図
2、図3に示すように可撓用管部13と難可撓用管部23と
の端面同士を当接もしくは僅か離間させた状態で両端部
を両開放部から嵌挿させた後、所望の治具(図示せず)
金属短筒を部分的に打ち抜き成形することによって切り
起こし形成される喰込部33a…が可撓用管部13、難可撓
用管部23の肉厚内に喰い込むことによって両管を接続し
ている。
【0017】斯様な洗面器における排水栓開閉装置のア
ウターチューブ3では、排水管21下端に連結される連結
管部21aを通してメカボックス31に取付けられる位置を
始端として操作部a2の直下から僅かに立ち上がる位置
を終端とする長さ範囲、即ち組付作業が面倒になる範囲
を可撓用管部13で、またそれ以外の残部を難可撓用管部
23で構成する。それ故、排水部a1へのアウターチュー
ブ3の組付けが簡単であるばかりでなく、摺動抵抗が一
番大きな屈曲部(湾曲部)100 を摩擦抵抗が小さく自己
潤滑性もあるフッ素樹脂(四フッ化エチレン樹脂)で成
形し、摺動抵抗が余り掛からない直線部位や略直線部位
を保形性のあるフッ素樹脂よりも大きな曲げ強さ、引っ
張り強さを有するポリプロピレン樹脂またはポリエチレ
ン樹脂等で成形していることから、操作性も非常に良く
なる。その上、全体をフッ素樹脂(四フッ化エチレン樹
脂)で成形した場合には自重によって例えば図1のよう
な形態に弛むところを可撓用管部13が短いこと及び難可
撓用管部23の引っ張り強さの耐力によって実線に示す形
態までコンパクトに配線できる。
【0018】次に図4に基づいて説明すると、この浴槽
用の排水栓開閉装置Aは浴槽6の上縁面16や槽壁26に操
作部a2を取付け、浴槽底に取付けた排水部a1とその
操作部a2とを排水管22に接続される排水金具32、ガイ
ドチューブ42を挿通させて配線したレリースa3で連絡
しており、操作部a2、排水部a1の具体的構造は前記
洗面器用と差異はないため、同一符号を付けて説明は省
略する。
【0019】レリースa3は前記実施の形態と同様にア
ウターチューブ3と鋼線等の線条材でコイル状に形成さ
れそのアウターチューブ3内を摺動する線条コア2から
なっており、またそのアウターチューブ3は前記実施の
形態と同様に可撓性が要求される可撓用管部13と可撓性
が要求されない難可撓用管部23とを金属短管33を介して
管状に接続している。
【0020】この浴槽用のアウターチューブ3において
は排水栓51を上昇させて浴槽水を排水するとレリースa
3配線の必然性でガイドチューブ42内に浴槽水が進入
し、その浴槽水の貯水量との相関関係である高さ位置ま
での部分が浴槽水に浸り、軸芯方向に熱膨張する。この
熱膨張はアウターチューブ3を全長に亘って同一体に樹
脂成形したものにあっては始端と終端とがメカボックス
31、操作筒4に取付けられていて逃げ場がないことを理
由としてガイドチューブ42内で2点鎖線に示すように撓
んでしまう。これを防止するためにメカボックス31側を
始端とし排水時の浴槽水に浸る(水平線X)以上までの
高さ位置を終端とする所定長さ範囲を前記実施の形態と
同様にフッ素樹脂(四フッ化エチレン樹脂)製、残部を
フッ素樹脂(四フッ化エチレン樹脂)よりも大きな曲げ
強さ、引っ張り強さを有する難可撓性の樹脂材料である
ポリプロピレン樹脂製またはポリエチレン樹脂製として
いる。
【0021】この場合のフッ素樹脂(四フッ化エチレン
樹脂)で成形された可撓用管部13は自ずと屈曲部(湾曲
部)100 を、またポリプロピレン樹脂またはポリエチレ
ン樹脂等からなる難可撓性の樹脂材料からなる難可撓用
管部23は直管部もしくは略直管部を構成することにな
る。
【0022】このように構成された浴槽用のアウターチ
ューブ3においてはガイドチューブ42中途高さまで上昇
する浴槽水でフッ素樹脂からなる可撓用管部13が加熱さ
れて熱膨脹しても可撓用管部13の熱膨脹応力を金属短筒
33と難可撓用管部23に分散するから、アウターチューブ
3全体の軸線方向の伸びが抑制され、線条コア2先端の
プランジャー12のメカボックス31内の突出量を所定に維
持する。また可撓用管部13と難可撓用管部23との端面同
士が僅か離間する状態で金属短筒33で連結した時には金
属短筒33を介してだけその熱膨脹応力が難可撓用管部23
に伝達する仕組みになり、排水栓51の上昇量の維持、ス
ラストロック機構31aの円滑作動に際してより好適なも
のとなる。
【0023】尚、金属短筒33はアルミ製、真鍮製、ステ
ンレス製等が好ましいものである。また、この実施の形
態、前記する実施の形態ともに可撓用管部13と難可撓用
管部23とを適材適所に使い分けることは自由である。即
ち、直線性が要求される箇所については難可撓用管部23
で、小さな曲率での湾曲配設や蛇行配設が余儀なくされ
る箇所については可撓用管部13で構成するのである。こ
のよう構成することによって配線がよりコンパクトにな
り、例えば流し、洗面器下空間を広く有効利用する上で
更に好適なものとなる上、操作性も損なわない。
【0024】また、本実施の形態では洗面器用、浴槽用
ともに排水部側にスラストロック機構を有する排水栓開
閉装置のアウターチューブについて詳述しているが、操
作部側にスラストロック機構を有する排水栓開閉装置の
アウターチューブも本発明は対象とする。この場合には
前記メカボッスと同様に支持された支持筒内に上端に排
水栓を有する支持軸を進退可能に挿入し、その支持軸の
下端を前記実施の形態と同様に線条コアの一端に一体的
に設けたプランジャーで押し上げる構成にする。また操
作部の押引操作によって内部の線状体が進退して排水部
を開閉する排水栓開閉装置のアウターチューブも対象と
するものである。
【発明の効果】本発明は以上のように構成したから下記
の利点がある。 (請求項1)可撓性を要求される箇所をフッ素樹脂で、
また可撓性を要求されない箇所をフッ素樹脂よりも大き
な曲げ強さ、引っ張り強さを有する難可撓性の樹脂材料
で各々成形したアウターチューブであり、フッ素樹脂か
らなる屈曲部(湾曲部)以外のチューブ部分を難可撓性
の樹脂材料でもって施工現場の状況を応じた直線状、略
直線状や好ましい所望形状に形成して自重による撓み変
形を屈曲部(湾曲部)だけに止めることが可能になり、
且つ前記樹脂材料の引っ張り強さの耐力で屈曲部(湾曲
部)を所望の湾曲形状に維持することから、洗面器等の
下方のキャビネット空間等を無用に占有することなく、
最大限に広く使用することが可能となる。 (請求項2)その上、可撓性を要求されない箇所をポリ
プロピレン樹脂またはポリエチレン樹脂で成形した場合
にはコストダウンが図られ、低廉下で提供することでき
る。その上、屈曲部(湾曲部)以外のチューブ部分を直
線状、略直線状にすることによって線状体との摺動抵抗
が低減され、屈曲部(湾曲部)はフッ素樹脂による摩擦
抵抗の小ささで良好な摺動性が維持することから、操作
性の向上も期待できる。 (請求項3)また、排水栓開閉装置用のアウターチュー
ブにおいて、ガイドチューブ中途高さまで上昇する浴槽
水でフッ素樹脂からなる可撓用管部が加熱されて熱膨脹
しても接続部を介して難可撓用管部にその熱膨張が間接
的に伝達される仕組みになるため、アウターチューブ全
体の軸線方向の伸びか小さくなり、排水栓を押し上げる
先端のプランジャー(線条コアの先端のプランジャー)
の所定の押し上げ量を得ることが可能となり、排水栓の
上昇量が低減して排水効率を低下させたり、スラストロ
ック機構が円滑に作動しなくなる問題を解消できる。 (請求項4)しかも、可撓用管部の熱膨脹応力を金属短
筒と難可撓用管部に分散するから、アウターチューブ全
体の軸線方向の伸びをより小さく抑制でき、また可撓用
管部と難可撓用管部との端面同士が僅か離間する状態で
金属短筒で連結した時には金属短筒を介してだけその熱
膨脹応力が難可撓用管部に伝達する仕組みになり、排水
栓の上昇量を所定に維持し、またスラストロック機構を
円滑に作動させる最適なアウターチューブを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状態を示す断面図。
【図2】接続部部分の正面図で一部切欠して示す。
【図3】同部分の拡大正面図で一部切欠して示す。
【図4】使用状態を示す断面図。
【符号の説明】
A :排水栓開閉装置 3 :アウターチューブ 13 :可撓用管部 23 :難可撓用管部 6 :浴槽 a1:排水部 a2:操作部 a3:レリース 33 :金属短筒(接続部)33a:喰込部 51 :排水栓 2 :線条コア(線状体)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を要求される箇所を構成するフッ
    素樹脂製の可撓用管部とその可撓用管部よりも大きな曲
    げ強さ、引っ張り強さを有する難可撓性の樹脂材料で成
    形され可撓性を要求されない箇所を構成する難可撓用管
    部とを管状に接続していることを特徴とする排水栓開閉
    装置用のアウターチューブ。
  2. 【請求項2】 前記難可撓性の樹脂材料がポリプロピレ
    ン樹脂またはポリエチレン樹脂であることを特徴とする
    請求項1記載の排水栓開閉装置用のアウターチューブ。
  3. 【請求項3】 浴槽の底に設けた排水部と浴槽の上縁面
    や浴槽の槽壁に設けた操作部とを線状体で連絡し、操作
    部の操作によって線状体が進退して排水部の排水栓を上
    下動させて排水口を開閉する排水栓開閉装置における前
    記線状体案内用のアウターチューブであって、排水部側
    の始端から所定長さを前記可撓用管部で構成し、残部を
    難可撓用管部で構成していることを特徴とする請求項2
    記載の排水栓開閉装置用のアウターチューブ。
  4. 【請求項4】 前記接続部は、可撓用管部と難可撓用管
    部との端面同士を当接もしくは僅か離間させた状態で両
    端部を嵌挿する金属短筒と、その金属短筒から切り起し
    形成され前記両端部周面の肉厚内に喰い込む喰込部とで
    構成されていることを特徴とする請求項2または3記載
    の排水栓開閉装置用のアウターチューブ。
JP33841596A 1996-12-18 1996-12-18 排水栓開閉装置用のアウターチューブ Pending JPH10176359A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006183423A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Ota Yasumi 排水栓装置

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