JPH10175035A - 転造盤のワーク振れ止め装置 - Google Patents

転造盤のワーク振れ止め装置

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JPH10175035A
JPH10175035A JP33594996A JP33594996A JPH10175035A JP H10175035 A JPH10175035 A JP H10175035A JP 33594996 A JP33594996 A JP 33594996A JP 33594996 A JP33594996 A JP 33594996A JP H10175035 A JPH10175035 A JP H10175035A
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JP
Japan
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work
bar
bar stock
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rolling
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Application number
JP33594996A
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English (en)
Inventor
Minoru Yoshizawa
稔 吉沢
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Nissei Co Ltd
Original Assignee
Nissei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 棒材の両端を転造ダイスにくわえ込んで雄ネ
ジ部を形成する場合に、棒材が大きく振れることによっ
て棒材の両端部が曲がってしまうのを防止する。 【解決手段】 棒材2の両端部にその長さに応じて棒材
2の軸方向に移動する転造ダイス13,14を配置し、
この転造ダイス13,14の回転によって棒材2の両端
部に雄ネジ部を加工してなる転造盤において、上記転造
ダイス13,14の移動に伴って棒材2の略中央部に移
動する本体部20と、この本体部20から伸びて棒材2
を支える支承部25とを有するワーク振れ止め装置であ
って、棒材の長さにかかわりなく自動的に移動して棒材
の中央部を支え、棒材の振れを効果的に抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、棒材の両端部にその長
さに応じて軸方向に移動する転造ダイスを配置し、ダイ
スの回転によって棒材の両端部に雄ネジ部を加工してな
る転造盤におけるワークの振れ止め装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】建築現場などでの型枠組立の施工法とし
て、最近では図5に示したようなカップセパレータ1を
用いた施工法が行われている。この施工法に用いられる
カップセパレータ1は、所定の長さに加工した棒状材2
の両端部にそれぞれカップ3を挿入したのち、カップ3
の内側にストッパ付きの溝部4を、また外側に雄ネジ部
5をそれぞれ形成したものである。施工の際には図5に
示したように、カップセパレータ1を型枠6a,6b間
のスペーサとして配置し、型枠6a,6bの外側からナ
ット7で締め付けて型枠6a,6bに固定することで、
型枠6a,6b間の幅寸法Wを一定に保持することがで
きる。カップセパレータ1による型枠6a,6bの組立
を完了したのち、型枠6a,6b内にコンクリート8を
打ち込み養生する。養生終了後カップセパレータ1のナ
ット7を外し、型枠6a,6bを解体してからカップセ
パレータ1の雄ネジ部5を溝部4から折り、棒材2をコ
ンクリート8内に残したままカップ3を雄ネジ部5と一
緒に取り除く。
【0003】ところで、上記のカップセパレータ1の製
造工程では、図6及び図7に示したように、ホッパ(図
示せず)から一本ずつ供給される棒材2の両側にカップ
3を挿入し、その後、棒材2の両端部に配置された一対
の転造ダイス9で棒材2をくわえ込み、棒材2の両端部
に雄ネジ部5(図5参照)を切り込み加工していく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
場合には両側の転造ダイス9で棒材2の両端を同時にく
わえ込んだ状態で雄ネジ部5を転造加工するために、図
6に示したように、両側が固定された棒材2は回転力を
受けることによって共振を起こし、中央部に大きな振幅
が発生してしまう。特に、棒材2が長くなる程その振れ
が大きくなり、図8に示したように、加工終了後には棒
材2の雄ネジ部5が曲がってしまって芯が出なくなり、
後工程へスムーズに送り込むことができなかったり、型
枠6への取り付けをスムーズに行えないといった問題が
あった。
【0005】そこで、本発明は、転造時における棒材の
振れを抑制することで、上記問題を解決するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る転造盤のワーク振れ止め装
置は、棒材からなるワークの両端部にその長さに応じて
ワークの軸方向に移動する転造ダイスを配置し、この転
造ダイスの回転によってワークの両端部に雄ネジ部を加
工してなる転造盤において、上記転造ダイスの移動に伴
ってワークが大きく振幅する部分に移動する本体部と、
この本体部から伸びてワークを支える支承部とを有する
ことを特徴とする。
【0007】また、本発明の請求項2に係る転造盤のワ
ーク振れ止め装置は、上記転造ダイスの移動に伴ってワ
ークの略中央部に移動する本体部と、この本体部から伸
びてワークを支える支承部とを有することを特徴とす
る。
【0008】
【実施例】以下添付図面に基づいて本発明に係る転造盤
のワーク振れ止め装置の実施例を詳細に説明する。図1
乃至図3において、転造盤は固定軸台11と移動軸台1
2とを備え、その上面にはそれぞれ転造ダイス13,1
4が固定されている。移動軸台12がワークである棒材
2の長さに応じて左右方向に移動することで、棒材2の
両端を転造ダイス13,14がくわえ込む構造となって
いる。
【0009】本発明のワーク振れ止め装置は、前記固定
軸台11及び移動軸台12の各後面固定されたラック支
持台15,16を備える。固定軸台11側のラック支持
台15には長尺の固定ラック17の一端部が固定される
と共に、移動軸台12側のラック支持台16にはやはり
長尺の移動ラック18の一端部が固定されている。これ
らの固定ラック17及び移動ラック18は、互いに歯部
17a,18aが向かい合うようにして平行に配設され
ていると共に、他方側のラック支持台15,16にそれ
ぞれ支持されており、移動軸台12が左右方向に移動す
るのに伴って、ラック支持台15,16にガイドされな
がらスライドする。
【0010】上記ラック支持台15,16のほぼ中央位
置に振れ止め装置の本体部20が配置される。この本体
部20は、図1及び図3に示したように、上記固定ラッ
ク17及び移動ラック18の上に跨がるフレーム体21
で構成され、その内部には上記固定ラック17及び移動
ラック18が前後から噛み合うピニオンギヤ22が配置
される。従って、移動ラック18が固定ラック17に沿
って移動するとピニオンギヤ22が回転するが、一方が
固定ラック17であるために、ピニオンギヤ22自身が
回転しながらラック上を移動し、フレーム体21を固定
ラック17及び移動ラック18に沿ってスライドさせる
ことができる。
【0011】上記本体部20の上面には空圧式のシリン
ダ装置23が取り付けられている。このシリンダ装置2
3は斜め上方に向けて配設されており、ロッド24が伸
びた時にその先端に設けられた支承部25で転造ダイス
13,14に両端が支持された棒材2の下面を支え、棒
材2の振動を抑えるものである。なお、このシリンダ装
置23のロッド24は、固定軸台11と移動軸台12と
の間の距離が一定以上になったときに伸び、移動軸台1
2が固定軸台11に接近してリミットスイッチ26に接
触するとロッド24が縮んで棒材2の支承を行わない。
これは、棒材2が短い場合には共振が起こらずに振幅が
小さくために、本発明の振れ止め装置を使用しなくても
支障がないからである。
【0012】従って、上記構成からなる振れ止め装置に
あっては、棒材2の長さに応じて移動軸台12が左右方
向に移動すると、これと一体に移動ラック18も同じ方
向にスライドし、本体部20のピニオンギヤ22を回転
させる。上述したように、ピニオンギヤ22は回転しな
がら移動ラック18と同一方向に移動するが、このピニ
オンギヤ22の移動距離は、移動軸台12の移動距離の
約1/2である。それ故、当初固定軸台11と移動軸台
12とのほぼ中間位置に配置されていた本体部20は、
棒材2の長さに応じて移動軸台12が移動した場合でも
常に固定軸台11と移動軸台12とのほぼ真ん中に位置
することになり、結果的に棒材2の中央部をシリンダ装
置23の支承部25で支えることになる。
【0013】図4は、ホッパ27から供給された棒材2
の両端に雄ネジ部5を形成するまでの工程を示したもの
である。回転リング28の真上位置でキャップ3が被せ
られた棒材2は、次の工程で両端が転造ダイス13,1
4にくわえ込まれる。このくわえ込みとほぼ同時に支承
部25で棒材2のほぼ中央部を下から支えることで共振
が抑えられ、棒材2がほとんど振られない状態でネジの
切り込みが進むため、従来のように雄ネジ部5が基部か
ら曲がってしまうといったことがなく、棒材2の芯出し
が容易となってその後の工程に支障を来すことがない。
【0014】なお、上記実施例では、振れ止め装置を一
基設けて、棒材2のほぼ中央部を支承した場合について
説明したが、例えば棒材2が非常に長いような場合に
は、振れ止め装置を2基或いはそれ以上設けて、共振に
よって大きな振幅が発生し易い複数箇所を支えるように
してもよい。また、この実施例では固定ラック17及び
移動ラック18とピニオンギヤ22とを用いて本体部2
0を移動させているが、これ以外の移動手段を適用でき
ることも当然である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る転造盤のワーク振れ止め装置によれば、転造ダイ
スにくわえ込んで棒材の両端に雄ネジ部を形成する場合
に、棒材の長さに応じて自動的に振幅の大きい場所に位
置し、棒材を支えるようにしたので、簡易な手段で棒材
の振れを抑えることができるといった効果がある。
【0016】また、本発明の請求項2に係る転造盤のワ
ーク振れ止め装置によれば、棒材の長さが変化しても、
常にその中央部に移動して棒材を支えるようにしたか
ら、共振を効果的に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワーク振れ止め装置の概略平面図
である。
【図2】上記図1のA−A線断面図である。
【図3】上記図1のB−B線断面図である。
【図4】棒材に雄ネジ部を形成する場合の工程を示す説
明図である。
【図5】カップセパレータを用いた型枠組付の一施工法
を示す断面図である。
【図6】従来における雄ネジ部の形成手段の一例を示す
説明図である。
【図7】上記図6を左右の一方向から見た時の説明図で
ある。
【図8】従来の手段によって形成された雄ネジ部を示す
正面図である。
【符号の説明】
2 棒材(ワーク) 5 雄ネジ部 13 転造ダイス 14 転造ダイス 20 本体部 25 支承部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒材からなるワークの両端部にその長さ
    に応じてワークの軸方向に移動する転造ダイスを配置
    し、この転造ダイスの回転によってワークの両端部に雄
    ネジ部を加工してなる転造盤において、 上記転造ダイスの移動に伴ってワークが大きく振幅する
    部分に移動する本体部と、この本体部から伸びてワーク
    を支える支承部とを有することを特徴とする転造盤のワ
    ーク振れ止め装置。
  2. 【請求項2】 棒材からなるワークの両端部にその長さ
    に応じてワークの軸方向に移動する転造ダイスを配置
    し、この転造ダイスの回転によってワークの両端部に雄
    ネジ部を加工してなる転造盤において、 上記転造ダイスの移動に伴ってワークの略中央部に移動
    する本体部と、この本体部から伸びてワークを支える支
    承部とを有することを特徴とする転造盤のワーク振れ止
    め装置。
JP33594996A 1996-12-16 1996-12-16 転造盤のワーク振れ止め装置 Pending JPH10175035A (ja)

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JP33594996A JPH10175035A (ja) 1996-12-16 1996-12-16 転造盤のワーク振れ止め装置

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JPH10175035A true JPH10175035A (ja) 1998-06-30

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ID=18294145

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JP (1) JPH10175035A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105057520A (zh) * 2015-08-21 2015-11-18 无锡市海昌机械设备有限公司 一种运料小车
US9902030B2 (en) 2014-05-19 2018-02-27 Matsuura Machinery Corporation Vibration stop device

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