JPH10175020A - ロール成形装置 - Google Patents

ロール成形装置

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JPH10175020A
JPH10175020A JP33581496A JP33581496A JPH10175020A JP H10175020 A JPH10175020 A JP H10175020A JP 33581496 A JP33581496 A JP 33581496A JP 33581496 A JP33581496 A JP 33581496A JP H10175020 A JPH10175020 A JP H10175020A
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JP
Japan
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forming
flat steel
width direction
roller
cross
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JP33581496A
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English (en)
Inventor
Katsumi Shimizu
克己 清水
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SHIMIZU KIKAI KK
Original Assignee
SHIMIZU KIKAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】底面および各側面に、幅方向に沿って延びる凹
凸部が長手方向に交互に連続した波形が設けられた折版
を容易に湾曲状態にすることができる。 【解決手段】側部波形成形ロールユニット10の相互に
対向した一対の上側波形成形ローラー14および各下側
波形成形ローラー15によって、平鋼板50の各側部
に、幅方向に沿って延びる凹凸部が長手方向に交互に連
続する波形が形成される。波形の各凹部の深さは、幅方
向の中央部側になるにつれて順次深くなっており、平鋼
板50は長手方向に沿って湾曲した状態になる。その
後、平鋼板50が、断面成形部の各断面成形ロールユニ
ットによって、順次、幅方向中央部が下方に突出するよ
うに折り曲げ加工されて、所定の断面凹状の折版に成形
されると、底面波形成形ロールユニットによって折版の
底面に波形が形成された後に、仕上げロールユニットに
よって、長手方向に沿った所定の湾曲状態とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯状の平鋼板を、
幅方向の中央部が凹状に窪んだ状態になるように折り曲
げ加工して、屋根材等に使用される折版を製造するロー
ル成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】屋根材として使用される折版は、通常、
帯板状の平鋼板を、ロール成形装置によって、幅方向の
中央部が突出した断面凹状に折り曲げ加工されることに
よって製造される。折版を製造するために使用されるロ
ール成形装置は、通常、上下一対の成形ロール部をそれ
ぞれ有する複数の成形ロールユニットが、平鋼板の搬送
方向に沿って配置されて構成されている。平鋼板は、各
成形ロールユニットに設けられた各成形ロール部を通過
することにより、平鋼板の幅方向中央部が、凹状に突出
するように折り曲げ加工される。各成形ロールユニット
は、平鋼板の凹状部分の突出深さが順次深くなるよう
に、各成形ロール部がそれぞれ構成されている。
【0003】また、建物の屋根材として使用される折版
は、建物の屋根の傾斜に合わせて長手方向に湾曲させた
り、折版の底面や各側面に、幅方向に沿って延びる凹凸
部を長手方向に交互に連続して設けた波形状にすること
も実施されている。
【0004】特開平8−215764号公報には、折版
を形成するロール成形装置において、平鋼板の各側部
に、幅方向に沿って延びる凹凸部を長手方向に交互に連
続させた波形を形成した後に、平鋼板の幅方向中央部が
凹状に突出するように折り曲げ加工し、さらにその後
に、凹状に折り曲げ加工された平鋼板の底面に、幅方向
に沿って延びる凹凸部を長手方向に交互に連続させた波
形を形成し、最後に、底面および各側面がそれぞれ波形
に形成された折版を、長手方向に湾曲させる構成が開示
されている。このロール成形装置では、平鋼板の各側部
に形成される波形は、一定の深さになっており、また、
幅方向中央部の底面に形成される波形の深さも一定にな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなロール成形
装置では、各側面と底面とに、それぞれ別個に波形を形
成しており、長手方向に湾曲させた際の歪みの発生を抑
制し得るという利点を有している。しかし、各側面と底
面とに波形が形成された折版を長手方向に沿って湾曲さ
せて塑性変形させるために、大きな力が必要になるとい
う問題がある。
【0006】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、底面および各側面が波形状になっ
た折版を容易に湾曲状態とすることができるロール成形
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のロール成形装置
は、帯板状になった平鋼板の各側部が通過するように相
互に対向して配置された各一対の波形成形ローラーをそ
れぞれ有しており、各波形成形ローラーが、それらの間
を通過する平鋼板の各側部に、幅方向に延びる凹凸部を
長手方向に交互に連続して形成するとともに、各凹部の
深さが、幅方向の中央部寄りになるにつれて順次深くな
るように形成するようになった側部波形成形ロールユニ
ットと、相互に対向して配置された一対の成形ロール部
によって、平鋼板の幅方向中央部が突出するように断面
凹状に折り曲げる断面成形ロールユニットが、帯板状の
平鋼板の搬送方向に沿って複数配置されており、各断面
成形ロールユニットによって、幅方向中央部の凹状部分
の突出量が順次大きくなるように構成された断面成形部
と、この断面成形部によって所定の断面凹状に折り曲げ
加工された鋼板を、一対の成形ロール部の間を通過させ
ることによって長手方向に湾曲させる仕上げロールユニ
ットと、を具備することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。
【0009】本発明のロール成形装置は、図1に示すよ
うに、幅方向中央部に長手方向に沿って連続的に形成さ
れた底面51と、この底面51の両側縁部に沿って傾斜
状態でそれぞれ設けられた側部52とによって、横断面
が凹状に屈曲された折版53を、帯板状の平鋼板から製
造するために使用される。この折版53は、各側部52
が、それぞれ底面51の側縁部から離れるにつれて外側
になるように傾斜した状態になっている。また、各側部
52の外側の側縁部が円弧状に突出するように長手方向
に湾曲した状態になっている。さらに、底面51には、
幅方向に沿って延びる凹凸部が長手方向に沿って交互に
繰り返された波形が全面にわたって設けられており、ま
た、各側面52にも、幅方向に沿って延びる凹凸部が長
手方向に沿って交互に繰り返された波形がそれぞれ全面
にわたって設けられている。
【0010】図2は、本発明のロール成形装置の実施の
形態の一例を示す概略側面図である。このロール成形装
置は、折版53の各側部52の波形を形成するために、
平鋼板50の幅方向の中央部を除く各側部に、幅方向に
ほぼ沿った状態の凹凸部が交互に繰り返された波形を長
手方向に連続してそれぞれ形成する側部波形成形ユニッ
ト10と、側部波形成形ロールユニット10によって各
側部に波形がそれぞれ形成された平鋼板50を、複数の
断面成形ロールユニット20によって、幅方向の中央部
が突出するように折り曲げて横断面凹状に形成する断面
成形部2と、断面成形部2によって横断面が凹状に折り
曲げ加工された折版53の底面に、幅方向に沿って延び
る凹凸部が交互に繰り返された波形を長手方向に連続し
て形成する底面波形成形ロールユニット30と、さら
に、折版53を長手方向に沿った湾曲状態とする仕上げ
成形ロールユニット40とを有している。
【0011】図3は、側部波形成形ロールユニット10
の正面図である。この側部波形成形ユニット10は、フ
レーム13に対してそれぞれが回転可能な状態で上下に
適当な間隔をあけて水平に架設された上側回転軸11お
よび下側回転軸12を有している。上側回転軸11の各
側部には、上側波形成形ローラー14がそれぞれ取り付
けられており、また、下側回転軸12の各側部にも、下
側波形成形ローラー15がそれぞれ取り付けられてい
る。各上側波形成形ローラー14は、上側回転軸11と
一体的に回転するようになっており、また、下側波形成
形ローラー15も、下側回転軸12と一体的に回転する
ようになっている。
【0012】各上側波形成形ローラー14は、帯板状の
平鋼板50の各側部に対向してそれぞれ配置されてお
り、各下側波形成形ローラー15は、各上側波形成形ロ
ーラー14に対して平鋼板50が通過し得る適当な間隔
をあけて、それぞれ対向している。
【0013】各上側波形成形ローラー14は、平鋼板5
0の中央部側に位置する端面の直径が、平鋼板50の各
側縁部側に位置する端面の直径よりも大きくなった円錐
台形状にそれぞれなっている。そして、各上側波形成形
ローラー14の外周面には、周方向に等しい間隔をあけ
て断面三角形状の凹凸部が全周にわたって交互に設けら
れており、隣接する各凸部の間に断面三角形状の凹部が
それぞれ設けられている。各凹部は、各上側波形成形ロ
ーラー14の小径になった端面側の深さが浅く、大径に
なった端面側になるにつれて順次深くなっている。
【0014】各上側波形成形ローラー14に対向して配
置された各下側波形成形ローラー15は、それぞれ一定
の外径を有している。各下側波形成形ローラー15の外
周面には、周方向に等しい間隔をあけて断面三角形状の
凹凸部が全周にわたって交互に設けられており、隣接す
る凸部の間に断面三角形状の凹部がそれぞれ設けられて
いる。各下側波形成形ローラー15に設けられた溝部
は、一定の深さになっており、各上側波形成形ローラー
14のそれぞれの凹部内に、下側波形成形ローラー15
のそれぞれの凸部が、順次噛み合うように、上側回転軸
11および下側回転軸12が同期して回転するようにな
っている。
【0015】平鋼板50が各上側波形成形ローラー14
および各下側波形成形ローラー15の間を通過すると、
各上側波形成形ローラー14の外周面に設けられた各凸
部と各下側波形成形ローラー15の外周面に設けられた
各凹部とが、平鋼板50の各側部を介して相互に噛み合
った状態になり、平鋼板50の各側部に、幅方向に沿っ
て延びる凹凸部が長手方向に交互に連続した波形がそれ
ぞれ形成される。各波形のそれぞれの凹部は、平鋼板5
0の幅方向中央部側になるにつれて順次深くなってお
り、従って、各側部に波形が形成された平鋼板50は、
上方に向かって円弧状に突出した湾曲状態になる。
【0016】側部波形成形ロールユニット10に対して
鋼板搬送方向下流側に設けられた断面成形部2は、幅方
向の中央部が下方に突出するように折り曲げて横断面凹
状に形成する複数の断面成形ロールユニット20が、鋼
板搬送方向に沿って配置されている。各断面成形ロール
ユニット20は、図4に示すように、フレーム13に対
してそれぞれが回転可能な状態で、各側部に波形がそれ
ぞれ形成された平鋼板50が通過し得る適当な間隔をあ
けて上下にそれぞれ配置された上部成形ロール部28お
よび下部成形ロール部29を有している。
【0017】上部成形ロール部28および下部成形ロー
ル部29には、フレーム13に対してそれぞれ回転可能
な状態で水平に架設された上側回転軸21および下側回
転軸22が設けられている。
【0018】上側回転軸21の軸方向中央部には、上側
中央成形ローラー23が取り付けられており、また、上
側回転軸21の軸方向の各側部には、上側中央成形ロー
ラー23を挟んで一対の上側側部成形ローラー24が、
それぞれ取り付けられている。上側中央成形ローラー2
3および各上側側部成形ローラー24は、上側回転軸2
1と一体となって回転するようになっており、これらに
よって上部成形ロール部28が構成されている。
【0019】下側回転軸22の軸方向中央部には、上側
中央成形ローラー23に対向して、下側中央成形ローラ
ー25が取り付けられており、また、下側回転軸22の
軸方向の各側部には、各上側側部成形ローラー24と対
向して、下側側部成形ローラー26がそれぞれ取り付け
られている。下側中央成形ローラー25および各下側側
部成形ローラー26は、下側回転軸22と一体となって
回転するようになっており、これらによって下部成形ロ
ール部29が構成されている。
【0020】上側中央成形ローラー23の外径は、下側
中央成形ローラー25の外径よりも大きくなっており、
平鋼板50が通過し得る間隔をあけて相互に対向してい
る。また、各上側側部成形ローラー24の外径は相等し
くなっており、各下側側部成形ローラー26の外径も相
等しくなっている。そして、各下側側部成形ローラー2
6の外径が各上側側部成形ローラー24の外径よりも大
きくなっており、各下側側部成形ローラー26および各
上側側部成形ローラー24同士は、波形が設けられた平
鋼板50の各側部が通過し得る間隔をそれぞれあけた状
態で対向している。
【0021】各断面成形ロールユニット20では、上側
中央成形ローラー23および下側中央成形ローラー25
の間を平鋼板50の幅方向中央部が通過するとともに、
各下側側部成形ローラー26および各上側側部成形ロー
ラー24の間を波形に成形された平鋼板50の各側部が
それぞれ通過される。そして、その通過の間に、平鋼板
50の幅方向中央部が下方に突出されるように折り曲げ
加工される。
【0022】平鋼板50の搬送方向に並んだそれぞれの
断面成形ロールユニット20は、上部成形ロール部28
における上側中央成形ローラー23の外径が、平鋼板5
0の搬送方向下流側になるにつれて、順次、大きくなる
とともに、下部成形ロール部29における下側中央成形
ローラー25の外径が、平鋼板50の搬送方向下流側に
なるにつれて、順次、小さくなっている。また、上部成
形ロール部28における各上側側部成形ローラー24の
外径は、平鋼板50の搬送方向下流側になるにつれて、
順次、小さくなるとともに、下部成形ロール部29にお
ける下側側部成形ローラー26の外径が、平鋼板50の
搬送方向下流側になるにつれて、順次、大きくなってい
る。
【0023】従って、各側部に波形が形成された平鋼板
50は、各断面成形ロールユニット20の上部成形ロー
ル部28と下部成形ロール部29との間を通過する間
に、幅方向中央部に形成される凹状部分の深さが、順
次、深くなるように折り曲げ加工されて、所定の断面形
状の折版53とされる。
【0024】図5は、断面成形部2の鋼板搬送方向下流
側に設けられた底面波形成形ロールユニット30の正面
図である。この底面波形成形ロールユニット30は、フ
レーム13に対してそれぞれが回転可能な状態で、適当
な間隔をあけて上下に水平に架設された上側回転軸31
および下側回転軸32を有している。
【0025】上側回転軸31の軸方向中央部には、上側
中央波形成形ローラー33が取り付けられており、ま
た、上側回転軸31の軸方向の各側部には、一対の上側
側部支持ローラー34がそれぞれ取り付けられている。
上側中央波形成形ローラー33および各上側側部支持ロ
ーラー34は、上側回転軸31と一体となって回転する
ようになっている。
【0026】下側回転軸32の軸方向中央部には、上側
中央波形成形ローラー33に対向して、下側中央波形成
形ローラー35が取り付けられており、また、下側回転
軸32の軸方向の各側部には、各上側側部支持ローラー
34と対向して下側側部支持ローラー36がそれぞれ取
り付けられている。下側中央波形成形ローラー35およ
び各下側側部成形ローラー36は、下側回転軸32と一
体となって回転するようになっている。
【0027】上側中央波形成形ローラー33の外径は、
下側中央波形成形ローラー35の外径よりも大きくなっ
ており、上側中央波形成形ローラー33と下側中央波形
成形ローラー35とは、鋼板が通過し得る間隔をあけて
対向している。上側波形成形ローラー33の外周面に
は、周方向に等しい間隔をあけて、軸方向に延びる断面
三角形状の凹凸部が全周にわたって交互に設けられてお
り、隣接する凸部の間に断面三角形状凹部がそれぞれ形
成されている。各凹部はそれぞれ一定の深さになってい
る。また、下側波形成形ローラー35の外周面にも、周
方向に等しい間隔をあけて、軸方向に延びる断面三角形
状の凹凸部が全周にわたって交互に設けられており、隣
接する各凸部の間に断面三角形状の凹部がそれぞれ形成
されている。各凹部はそれぞれ一定の深さになってい
る。そして、各上側波形成形ローラー33のそれぞれの
凹部内に、下側波形成形ローラー35のそれぞれの凸部
が、順次噛み合うように、上側回転軸31および下側回
転軸32が同期して回転するようになっている。
【0028】各上側側部支持ローラー34の外径は相等
しくなっており、各下側側部支持ローラー36の外径も
相等しくなっている。そして、各下側側部支持ローラー
36の外径が各上側側部支持ローラー34の外径よりも
大きくなっており、各下側側部成形ローラー36および
各上側側部成形ローラー34は、波形が形成された折版
53の各側部52が通過し得る間隔をそれぞれあけた状
態で対向している。
【0029】このような底面波形成形ロールユニット3
0では、断面凹状に折り曲げ加工されて各側部に波形が
形成された折版53が、上側波形成形ローラー33およ
び下側波形成形ローラー35の間に通過されるようにな
っており、その通過の間に、上側波形成形ローラー33
の外周面に設けられた各凸部と下側波形成形ローラー3
5の外周面に設けられた各凹部とが、折版53の底面5
1を介して相互に噛み合った状態になる。これにより、
折版53の底面51に、幅方向に沿って延びる凹凸部が
長手方向に連続した波形が形成される。各波形の凹部
は、一定の深さに形成される。
【0030】図6は、底面波形成形ロールユニット30
の鋼板搬送方向下流側に設けられた仕上げ成形ロールユ
ニット40の正面図である。この仕上げ成形ロールユニ
ット40は、フレーム13に対してそれぞれが回転可能
な状態で上下に適当な間隔をあけて水平に設けられた上
側回転軸41および下側回転軸42を有している。
【0031】上側回転軸41の各側部には、上側側部支
持ローラー44がそれぞれ設けられており、また、下側
回転軸42の各側部にも、各上側側部支持ローラー44
に対向して、各下側側部支持ローラー46がそれぞれ設
けられている。各上側側部支持ローラー44の外径は相
等しくなっており、また、各下側側部支持ローラー46
の外径も相等しくなっている。そして、各下側側部支持
ローラー46の外径が各上側側部支持ローラー44の外
径よりも大きくなっており、各下側側部支持ローラー4
6および各上側側部支持ローラー44は、波形が形成さ
れた折版53の各側部52が通過し得る間隔をそれぞれ
あけた状態で対向している。
【0032】各上側側部支持ローラー44および各下側
側部支持ローラー46は、底面波形成形ユニット30の
各上側側部成形ローラー34および各下側側部成形ロー
ラー36の上下位置よりも下方に位置しており、所定の
断面形状になった折版53の波形が形成された各側部5
2は、各上側側部支持ローラー44および各下側側部支
持ローラー46の間を通過する際に、折版53の搬送方
向を下方に変更され、これにより、折版53は、上方に
突出した湾曲状態に成形される。
【0033】このような構成の本発明のロール成形装置
では、側部波形成形ロールユニット10によって、平鋼
板50の各側部に、幅方向に沿って延びる凹凸部が長手
方向に交互に設けられた波形が形成される。このとき、
側部波形成形ロールユニット10の各上側波形成形ロー
ラー14は円錐台形状になっているのに対して、各下側
波形成形ローラー15は、一定の外径の円柱形状になっ
ているために、相互に対向した一対の上側波形成形ロー
ラー14および各下側波形成形ローラー15によって形
成される波形の各凹部の深さが、それぞれ、幅方向の中
央部側になるにつれて順次深くなり、波形が形成された
平鋼板50の各側部は、上方に突出するように湾曲した
状態になる。そして、このようにして湾曲された平鋼板
50が、断面成形部2の各断面成形ロールユニット20
によって、順次、幅方向中央部が下方に突出するように
折り曲げ加工されて、所定の断面凹状の折版53に成形
され。その後、底面波形成形ロールユニット30によっ
て折版53の底面51に波形が成形され、最後に、仕上
げロールユニット40によって、長手方向に沿って湾曲
状態とされる。
【0034】仕上げロールユニット40によって折版5
3を長手方向に沿って湾曲させる場合には、折版53
は、予め湾曲状態になった平鋼板50が所定の断面形状
に折り曲げ加工されているために、上方に突出するよう
に長手方向に沿って湾曲した状態になっており、従っ
て、仕上げロールユニット40によって強い力を加える
ことなく、所定の湾曲状態に塑性変形させることができ
る。また、大きく湾曲するように塑性変形することも容
易である。
【0035】なお、上記実施の形態では、折版53の底
面51に、幅方向に沿って延びる凹凸部を長手方向に沿
って交互に繰り返す波形を形成する構成であったが、長
手方向に延びる凹凸部を幅方向に沿って交互に繰り返す
波形を形成するようにしてもよい。この場合には、底面
波形成形ロールユニット30における上側波形成形ロー
ラー33および下側波形成形ローラー35の外周面に、
周方向に沿って延びる凹凸部を幅方向に繰り返し形成さ
れた波形を、相互に噛み合うようにそれぞれ設ければよ
い。
【0036】
【発明の効果】本発明のロール成形装置は、このよう
に、側部波形成形ロールユニットによって、平鋼板の各
側部に、予め、幅方向に延びる凹凸部を長手方向に交互
に連続して形成する際に、各凹部の深さを、それぞれ幅
方向中央側になるにつれて順次深くなるようにしている
ために、各側部に凹凸状の波形が成形された際には、平
鋼板が長手方向に湾曲した状態になり、複数の断面成形
ロールユニットによって所定の断面形状に折り曲げ成形
した後に、仕上げロールユニットによって湾曲状態に塑
性変形することが容易になる。また、大きく湾曲するよ
うに塑性変形することも容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロール成形装置によって製造される折
版を示す斜視図である。
【図2】本発明のロール成形装置の実施の形態の一例を
示す側面概略図である。
【図3】そのロール成形装置に設けられた側部波形成形
ロールユニットの一例を示す正面図である。
【図4】そのロール成形装置の断面部に設けられた断面
成形ロールユニットの一例を示す正面図である。
【図5】そのロール成形装置に設けられた底面波形成形
ロールユニットの一例を示す正面図である。
【図6】そのロール成形装置に設けられた仕上げ成形ロ
ールユニットの一例を正面図である。
【符号の説明】
2 断面成形部 10 側部波形成形ロールユニット 11 上側回転軸 12 下側回転軸 13 フレーム 14 上側波形成形ローラー 15 下側波形成形ローラー 20 断面成形ロールユニット 21 上側回転軸 22 下側回転軸 23 上側中央成形ローラー 24 上側側部成形ローラー 25 下側中央成形ローラー 26 下側側部成形ローラー 28 上部成形ロール部 29 下部成形ロール部 30 底面波形成形ロールユニット 31 上側回転軸 32 下側回転軸 33 上側中央波形成形ローラー 34 上側側部支持ローラー 35 下側中央波形成形ローラー 36 下側側部支持ローラー 40 仕上げ成形ロールユニット 41 上側回転軸 42 下側回転軸 44 上側側部支持ローラー 46 下側側部支持ローラー 50 平鋼板 51 底面 52 側部 53 折版

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯板状になった平鋼板の各側部が通過す
    るように相互に対向して配置された各一対の波形成形ロ
    ーラーをそれぞれ有しており、各波形成形ローラーが、
    それらの間を通過する平鋼板の各側部に、幅方向に延び
    る凹凸部を長手方向に交互に連続して形成するととも
    に、各凹部の深さが、幅方向の中央部寄りになるにつれ
    て順次深くなるように形成するようになった側部波形成
    形ロールユニットと、 相互に対向して配置された一対の成形ロール部によっ
    て、平鋼板の幅方向中央部が突出するように断面凹状に
    折り曲げる断面成形ロールユニットが、帯板状の平鋼板
    の搬送方向に沿って複数配置されており、各断面成形ロ
    ールユニットによって、幅方向中央部の凹状部分の突出
    量が順次大きくなるように構成された断面成形部と、 この断面成形部によって所定の断面凹状に折り曲げ加工
    された鋼板を、一対の成形ロール部の間を通過させるこ
    とによって長手方向に湾曲させる仕上げロールユニット
    と、 を具備することを特徴とするロール成形装置。
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