JPH10174381A - 電機子コイルの組立方法及びコイル組立装置 - Google Patents

電機子コイルの組立方法及びコイル組立装置

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JPH10174381A
JPH10174381A JP32642696A JP32642696A JPH10174381A JP H10174381 A JPH10174381 A JP H10174381A JP 32642696 A JP32642696 A JP 32642696A JP 32642696 A JP32642696 A JP 32642696A JP H10174381 A JPH10174381 A JP H10174381A
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JP
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coil
armature core
armature
piece
layer
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JP32642696A
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Hideki Ichikawa
秀樹 市川
Tsutomu Shiga
志賀  孜
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイル片をスロットに挿入する際にコイル端
部同士が干渉することなく、全てのコイル分割体4を電
機子鉄心3へ装着できる電機子コイルの組立方法及びコ
イル組立装置10を提供すること。 【解決手段】 コイル組立装置10は、所定数のコイル
分割体4を保持する保持具ベース19を電機子鉄心3の
接線方向に沿ってスライドさせながら、そのスライド方
向に電機子鉄心3を回転させて、コイル分割体4のコイ
ル片を順次電機子鉄心3のスロットに挿入する。保持具
ベース19には、スロットへ挿入される終わり側の数個
のコイル分割体4Aを電機子鉄心3側に所定角度だけ傾
けて保持するための可動機構19Aを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電機子コイルの組
立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特開平8−140324号
公報に開示された回転電機を出願している。この回転電
機に用いられる回転子は、図4に示す様に、それぞれ略
コの字形に設けられた下層コイル分割体4と上層コイル
分割体5とを有し、各コイル分割体4、5のコイルエン
ド部(電機子鉄心3のスロット3aから突出した部分)
を形成するコイル端部4b、5bが、スロット3aに挿
入されたコイル片4a、5aの両端からそれぞれ電機子
鉄心3の軸方向端面と略平行に内周側へ伸びて、且つ回
転軸2と直交する平面上で回転軸2を通る直線(直径)
に対して所定の傾きを有して設けられている(図9及び
図10参照)。また、電機子鉄心への巻線方法として、
特公昭49−41883号公報に開示された技術が知ら
れている。この技術は、図11(a)に示す様に、ベー
ス100上に所定のピッチで所要数のコイル体110を
配置し、電機子鉄心120に設けられた歯121をベー
ス100上の隣合うコイル体110同士の隙間に嵌合さ
せて電機子鉄心120を図11(b)の矢印方向へ転動
させることにより、ベース100上のコイル体110が
順次電機子鉄心120に巻き込まれてスロット122に
挿入される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のコイ
ル分割体4、5を電機子鉄心3に装着する場合に上記公
報に開示された技術を用いると、各コイル分割体(下層
コイル分割体4で説明する)は、図12に示す様に、コ
イル分割体401、402、403…の順に連続的にス
ロット3aに挿入されるが、終わり側に挿入される数個
のコイル分割体424、425は、各コイル端部424
b、425bの先端部が最初にスロット3aに挿入され
たコイル分割体401のコイル端部401bと干渉して
挿入不可能となる(なお、図12では、コイル分割体4
25のコイル端部425bとコイル分割体401のコイ
ル端部401bとが交差した状態を示しているが、実際
は、この状態になる以前に互いのコイル端部425b、
401bとが干渉する)。このため、上記公報に開示さ
れた技術を用いて所定数のコイル分割体4、5を電機子
鉄心へ装着することは不可能であった。本発明は、上記
事情に基づいて成されたもので、その目的は、コイル片
をスロットに挿入する際にコイル端部同士が干渉するこ
となく、全てのコイル分割体を電機子鉄心へ装着できる
電機子コイルの組立方法及びコイル組立装置を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の手段によれ
ば、コイル片挿入工程の少なくとも最後とその前に予定
されるコイル分割体は、コイル端部が他のコイル分割体
のコイル端部より電機子鉄心側へ所定角度だけ傾斜した
姿勢でコイル片がスロットに挿入される。これにより、
コイル片挿入工程の少なくとも最後とその前に予定され
るコイル分割体は、それぞれのコイル端部が、既に電機
子鉄心のスロットに挿入されているコイル分割体の内、
最初に挿入されたコイル分割体のコイル端部と最後に挿
入されたコイル分割体のコイル端部との隙間に入り込む
ことができる。その結果、全てのコイル分割体をコイル
端部同士が干渉することなく電機子鉄心に装着すること
ができる。
【0005】請求項2の手段によれば、コイル分割体
は、下層コイル分割体と上層コイル分割体とから成り、
それぞれコイル片挿入工程の少なくとも最後とその前に
予定される下層コイル分割体及び上層コイル分割体は、
下層コイル端部及び上層コイル端部が他の下層コイル分
割体の下層コイル端部及び上層コイル分割体の上層コイ
ル端部より電機子鉄心側へ所定角度だけ傾斜した姿勢で
下層コイル片及び上層コイル片がスロットに挿入され
る。これにより、全ての下層コイル分割体及び全ての上
層コイル分割体をコイル端部同士が干渉することなく電
機子鉄心に装着することができる。
【0006】請求項3の手段によれば、複数のコイル分
割体を所定の間隔に整列させて保持するコイル保持具を
スライドさせながら、そのスライド方向に電機子鉄心を
回転させてコイル分割体のコイル片を順次スロットへ挿
入するコイル組立装置であって、コイル保持具は、スロ
ットへ挿入される少なくとも最後とその前に予定される
コイル分割体を、コイル端部が他のコイル分割体のコイ
ル端部より電機子鉄心側へ所定角度だけ傾斜した姿勢で
保持する機構を有している。このコイル組立装置を用い
ることにより、全てのコイル分割体をコイル端部同士が
干渉することなく電機子鉄心に装着できる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の電機子コイルの組
立方法を図面に基づいて説明する。図1はコイル組立装
置の側面図である。 (回転子の説明)本実施例の回転子1は、例えばエンジ
ンを始動するスタータのアーマチャであり、図4に示す
様に、回転軸2、電機子鉄心3、電機子コイル(後述す
る)等より構成され、電機子コイルの一部を整流子とし
て使用している。電機子鉄心3は、プレスマシンで円板
状に打ち抜き加工された薄い鋼板を複数枚積層して、回
転軸2の外周に形成されたセレーション2aに嵌合して
固定されている。電機子鉄心3の外周部には電機子コイ
ルを装着するためのスロット3a(図5参照)が所定数
(例えば25個)設けられている。
【0008】電機子コイルは、それぞれスロット3aと
同数(25個)の下層コイル分割体4と上層コイル分割
体5から成る。下層コイル分割体4は、電導性に優れた
材質(例えば銅)より成り、スロット3aに配される下
側絶縁体6(図5参照)を介してスロット3aの内周側
に挿入される下層コイル片4aと、この下層コイル片4
aの両端からそれぞれ電機子鉄心3の軸方向端面と略平
行に内周側へ伸びる一対の下層コイル端部4bと、この
下層コイル端部4bの内周側先端から軸方向に折り曲げ
られた下層コイル接合部4cから成る。但し、一対の下
層コイル端部4bは、それぞれ回転軸2と直交する平面
上で下層コイル片4aと回転軸2とを結ぶ直線(半径)
に対して所定の傾きを有し、軸方向から見た時に一方の
下層コイル端部4bと他方の下層コイル端部4bが互い
に反対側へ傾斜している。なお、下層コイル端部4bと
電機子鉄心3の軸方向端面との間は、回転軸2に嵌合す
るリング状の絶縁板7(図5参照)によって絶縁されて
いる。
【0009】上層コイル分割体5は、下層コイル分割体
4と同様に電導性に優れた材質(例えば銅)より成り、
下層コイル片4aとの間に上側絶縁体8(図5参照)を
介してスロット3aの外周側に挿入される上層コイル片
5aと、この上層コイル片5aの両端からそれぞれ電機
子鉄心3の軸方向端面と略平行に内周側へ伸びる一対の
上層コイル端部5bと、この上層コイル端部5bの内周
側先端から軸方向に折り曲げられた上層コイル接合部5
cから成る。但し、一対の上層コイル端部5bは、それ
ぞれ回転軸2と直交する平面上で上層コイル片5aと回
転軸2とを結ぶ直線(半径)に対して所定の傾きを有
し、軸方向から見た時に一方の上層コイル端部5bと他
方の上層コイル端部5bが互いに反対側へ傾斜してい
る。なお、下層コイル端部4bと上層コイル端部5bと
の間は、筒状を成す下層コイル接合部4cの外周に嵌合
するリング状の絶縁板9(図5参照)によって絶縁され
ている。
【0010】この電機子コイルは、図6に示す様に、下
層コイル片4a及び上層コイル片5aが互いに異なるス
ロット3aに挿入された下層コイル分割体4の下層コイ
ル接合部4cと上層コイル分割体5の上層コイル接合部
5cとを電気的に接続(例えば溶接等により接合され
る)して形成されている。
【0011】次に、電機子コイル(下層コイル分割体4
及び上層コイル分割体5)をコイル組立装置10を用い
て電機子鉄心3へ装着する工程について説明する。 (コイル組立装置10の説明)なお、電機子コイルにつ
いては下層コイル分割体4を代表として説明する。コイ
ル組立装置10は、下述するベース構造に対して、下層
コイル分割体4を保持するコイル保持具11、電機子鉄
心3を回転可能に保持する鉄心保持具12、スロット3
aに挿入された下層コイル分割体4がスロット3aから
はみ出すことを防止するコイルはみ出し防止具13、下
層コイル分割体4をスロット3aに挿入する際の案内と
なる挿入ガイド14、及びコイル保持具11と鉄心保持
具12との相対的位置を決める位置決め機構(後述す
る)等が具備されている。
【0012】ベース構造は、ベース15、4本の支持柱
16、及び2本のガイド17から成る。ベース15は、
装置の土台を形成するもので、平面形状が略正方形に設
けられている。支持柱16は、ベース15の四隅に垂直
に立てられ、ベース15の裏面側よりボルト18等によ
って固定されている。なお、各支持柱16は等間隔に配
置されている。2本のガイド17は、それぞれ2本の支
柱柱16に支えられて、支柱柱16の上部に一定の間隔
を保って平行に配されている。
【0013】コイル保持具11は、保持具ベース19、
クランパー20、及びクランパーガイド21から成る。
保持具ベース19は、ガイド17に保持されながら図1
の矢印方向へスライド可能に設けられ、所定数(25
個)の下層コイル分割体4をスロット3aに対向する姿
勢で位置決め可能な凹溝19aを備えている。また、こ
の保持具ベース19は、所定数の下層コイル分割体4の
うち、終わり側の数個(2〜3個)の下層コイル分割体
4(以下、この数個の下層コイル分割体を4Aとする)
を鉄心保持具12に保持された電機子鉄心3側に所定角
度θ(5〜30度、但し下層コイル分割体4の形状によ
って異なる/図1参照)だけ傾けて保持するための可動
機構19Aを具備している。なお、可動機構19Aにも
凹溝19aが設けられていることは言うまでもない。
【0014】クランパー20は、凹溝19aに収納され
た下層コイル分割体4を両側から把持して、下層コイル
分割体4が凹溝19aから落下するのを防止する。な
お、クランパー20の把持力は図示しないスプリング等
によって得られる。クランパーガイド21は、下層コイ
ル分割体4を把持するクランパー20の拡がりを防止し
てクランパー20の把持力を確保している。なお、図2
では、数個の下層コイル分割体4及びクランパー20の
みを示しているが、実際は凹溝19aの全てにクランパ
ー20及びクランパーガイド21が存在し、各クランパ
ー20によってそれぞれ下層コイル分割体4が把持され
ている。
【0015】鉄心保持具12は、回転軸2の一端面を支
持するガイド22と、このガイド22を保持する軸受部
23、回転軸2の他端面を支持するガイド24と、この
ガイド24を保持する軸受部25とから成る。コイルは
み出し防止具13は、電機子鉄心3の外径寸法よりやや
大きな内径を有する穴を具備し、その穴の内周面によっ
てスロット3aに挿入されている下層コイル分割体4の
外周面を保持することにより、下層コイル分割体4がス
ロット3aから脱落することを防止する。
【0016】挿入ガイド14は、図1に示す様に、保持
具ベース19の送り方向前方で、且つ下層コイル分割体
4の先端部(下層コイル端部4bの先端)の位置よりも
高い位置に待機し、保持具ベース19を送ることで電機
子鉄心3の回転に合わせて下層コイル分割体4をスロッ
ト3aへ案内する。位置決め機構は、前述の軸受部2
3、25と、コイルはみ出し防止具13を回転軸2と平
行に調整可能なベース26と、相互の固定装置27、2
8(本実施例ではボルト・ノックピン)とから構成され
る。
【0017】次に、本実施例の特徴となる下層コイル分
割体4の電機子鉄心3への装着方法について説明する。
まず、回転軸2を具備した電機子鉄心3を鉄心保持具1
2に回転可能な状態(図2に示す状態)で装着する。一
方、所定数の下層コイル分割体4をスロット3aへ挿入
可能な姿勢(本実施例では図1に示す様に下層コイル端
部4bが下向きの姿勢)で保持具ベース19の凹溝19
aに収納し、その下層コイル分割体4が凹溝19aから
脱落しない様にクランパー20及びクランパーガイド2
1で把持する。
【0018】次に、保持部ベース19をガイド17に沿
ってスライドさせ、下層コイル分割体4をスロット3a
へ挿入可能な位置でスライド停止する。そして、クラン
パーガイド21を解除して下層コイル分割体4からクラ
ンパー20を離すことにより、下層コイル分割体4が挿
入ガイド14に案内されて、下層コイル分割体4の下層
コイル片4aがスロット3aへ挿入される。1つの下層
コイル分割体4がスロット3aへ挿入された後、コイル
保持具11のスライド方向へ電機子鉄心3を所定角度
(スロット3aの1個分)回転させて、次の下層コイル
分割体4が次のスロット3aへ挿入可能な位置までコイ
ル保持具11をスライドさせる。以後、上記動作を繰り
返して順次スロット3aへ下層コイル分割体4を挿入す
る。但し、コイル保持具11の可動機構19Aに保持さ
れた数個の下層コイル分割体4Aは、下層コイル端部4
bが電機子鉄心3側へ所定角度だけ傾斜した姿勢のまま
所定位置まで移動してスロット3aへ挿入される。
【0019】(本実施例の効果)本実施例によれば、可
動機構19Aに保持された数個の下層コイル分割体4A
は、下層コイル端部4bが他の下層コイル分割体4の下
層コイル端部4bより電機子鉄心3側へ所定角度だけ傾
斜した姿勢で下層コイル片4aがスロット3aに挿入さ
れる。これにより、可動機構19Aに保持された数個の
下層コイル分割体4Aは、図7に示す様に、それぞれの
下層コイル端部4bが、既に電機子鉄心3のスロット3
aに挿入されている下層コイル分割体4の内、最初に挿
入された下層コイル分割体4の下層コイル端部4b及び
最後に挿入された下層コイル分割体4の下層コイル端部
4bと干渉することなく両者間の隙間に入り込むことが
できる。その結果、全ての下層コイル分割体4を下層コ
イル端部4b同士が干渉することなく電機子鉄心3に装
着することができる。
【0020】(他の実施例)上記実施例では、コイル保
持具11の摺動動作や電機子鉄心3の保持機構について
は前記の各治具を用いた手作業を想定して示したが、自
動化するために以下の様に構成しても良い。まず、一般
的に知られるパーツフィーダ等の部品整列切り出し装置
29にて各下層コイル分割体4の方向を一定として、図
8に示すスクリュー機構30により各下層コイル分割体
4を等間隔に整列させた後、コイル保持具11をローダ
やロボットハンドに装着した上、整列後の下層コイル分
割体4と位置決めした後、各下層コイル分割体4をコイ
ル保持具11の凹溝19aに移載する。また、鉄心保持
具12に関しても、各ユニットを自動で動作可能とし、
全自動のコイル組立装置10を構成することも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】コイル組立装置の側面図である。
【図2】コイル組立装置の断面図である。
【図3】コイル組立装置のガイドと保持具ベースとの関
係を示す平面図である。
【図4】回転子の半断面図である。
【図5】回転子の分解斜視図である。
【図6】上層コイル分割体と下層コイル分割体の接合状
態を示す斜視図である。
【図7】本実施例の作用を説明する回転子の軸方向正面
図である。
【図8】コイル分割体をコイル保持具に整列させる方法
を示す図である。
【図9】上層コイル分割体の配置を示す正面図である。
【図10】下層コイル分割体の配置を示す正面図であ
る。
【図11】従来技術による巻線方法を示す平面図(a)
及び側面図(b)である。
【図12】従来技術を用いてコイル分割体を電機子鉄心
へ装着した場合の問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
1 回転子 2 回転軸 3 電機子鉄心 3a スロット 4 下層コイル分割体 4a 下層コイル片 4b 下層コイル端部 4c 下層コイル接合部 5 上層コイル分割体 5a 上層コイル片 5b 上層コイル端部 5c 上層コイル接合部 10 コイル組立装置 11 コイル保持具 12 鉄心保持具 19A 可動機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周に所定数のスロットを有する電機子鉄
    心と、 この電機子鉄心を回転自在に支持する回転軸と、 前記スロットに挿入される直線状のコイル片、このコイ
    ル片の両端からそれぞれ前記電機子鉄心の軸方向端面と
    略平行に内周側へ伸び、且つ前記回転軸と直交する平面
    上で前記コイル片と前記回転軸とを結ぶ直線に対して所
    定の傾きを有して設けられた一対のコイル端部を有する
    コイル分割体とを備えた回転電機の回転子であって、 所定の間隔に整列させた複数の前記コイル分割体を前記
    電機子鉄心の接線方向に沿って前記電機子鉄心側へ移動
    させながら、その移動方向側へ前記電機子鉄心を回転さ
    せて前記コイル片を順次前記スロットへ挿入するコイル
    片挿入工程を有する電機子コイルの組立方法において、 前記コイル片挿入工程の少なくとも最後とその前に予定
    される前記コイル分割体は、前記コイル端部が他の前記
    コイル分割体のコイル端部より前記電機子鉄心側へ所定
    角度だけ傾斜した姿勢で前記コイル片が前記スロットに
    挿入されることを特徴とする電機子コイルの組立方法。
  2. 【請求項2】前記コイル分割体は、 前記電機子鉄心の径方向外側から前記スロットに挿入さ
    れる直線状の下層コイル片、この下層コイル片の両端か
    らそれぞれ前記電機子鉄心の軸方向端面と略平行に内周
    側へ伸び、且つ前記回転軸と直交する平面上で前記下層
    コイル片と前記回転軸とを結ぶ直線に対して所定の傾き
    を有して設けられた一対の下層コイル端部、及びこの下
    層コイル端部の内周側先端に設けられた下層コイル接合
    部から成る下層コイル分割体と、 前記電機子鉄心の径方向外側から前記スロットに挿入さ
    れる直線状の上層コイル片、この上層コイル片の両端か
    らそれぞれ前記電機子鉄心の軸方向端面と略平行に内周
    側へ伸び、且つ前記回転軸と直交する平面上で前記上層
    コイル片と前記回転軸とを結ぶ直線に対して所定の傾き
    を有して設けられた一対の上層コイル端部、及びこの上
    層コイル端部の内周側先端に設けられた上層コイル接合
    部から成る上層コイル分割体とから成り、 それぞれ前記コイル片挿入工程の少なくとも最後とその
    前に予定される前記下層コイル分割体及び前記上層コイ
    ル分割体は、前記下層コイル端部及び前記上層コイル端
    部が他の前記下層コイル分割体の下層コイル端部及び前
    記上層コイル分割体の上層コイル端部より前記電機子鉄
    心側へ所定角度だけ傾斜した姿勢で前記下層コイル片及
    び前記上層コイル片が前記スロットに挿入されることを
    特徴とする電機子コイルの組立方法。
  3. 【請求項3】複数の前記コイル分割体を所定の間隔に整
    列させて保持するコイル保持具と、 前記電機子鉄心を回転可能に保持する鉄心保持具と、 前記コイル保持具を前記電機子鉄心の接線方向に沿って
    スライドさせるスライド機構とを具備し、 前記コイル保持具をスライドさせながら、そのスライド
    方向に前記電機子鉄心を回転させて前記コイル片を順次
    前記スロットへ挿入するコイル組立装置であって、 前記コイル保持具は、前記スロットへ挿入される少なく
    とも最後とその前に予定される前記コイル分割体を、前
    記コイル端部が他の前記コイル分割体のコイル端部より
    前記電機子鉄心側へ所定角度だけ傾斜した姿勢で保持す
    る機構を有していることを特徴とするコイル組立装置。
JP32642696A 1996-12-06 1996-12-06 電機子コイルの組立方法及びコイル組立装置 Pending JPH10174381A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021170699A1 (de) * 2020-02-25 2021-09-02 Gehring Technologies Gmbh + Co. Kg Vorrichtung und verfahren zur überführung von leiterstücken in eine soll-anordnung

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021170699A1 (de) * 2020-02-25 2021-09-02 Gehring Technologies Gmbh + Co. Kg Vorrichtung und verfahren zur überführung von leiterstücken in eine soll-anordnung

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