JPH10173913A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH10173913A JPH10173913A JP8333171A JP33317196A JPH10173913A JP H10173913 A JPH10173913 A JP H10173913A JP 8333171 A JP8333171 A JP 8333171A JP 33317196 A JP33317196 A JP 33317196A JP H10173913 A JPH10173913 A JP H10173913A
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- JP
- Japan
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- character
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- Storing Facsimile Image Data (AREA)
- Editing Of Facsimile Originals (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像データを圧縮符号化した状態で保存管理
する画像形成装置において、文字画像の解像度及び文字
以外の画像(中間調画像)の階調性を良好に保ちつつ、
濃度や色情報を持つ高品位な文字を再現する画像形成装
置を提供する。 【解決手段】 本発明の画像形成装置は、文字画像デー
タを供給する画像データ供給手段と、画像データ供給手
段から供給された文字画像データを、所定のm×n画素
を単位としてブロックに分け、各ブロック内の画素のデ
ータの平均値を、縮小画像の画像データとする縮小手段
と、縮小手段により形成された縮小画像の画像データを
記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶する縮小画像の画
像データの内、復元する注目画素を指定する注目画素指
定手段と、注目画素指定手段により指定された注目画素
の画像データと、その周辺画素の画像データより、縮小
手段による縮小前の文字画像の画像データを復元する復
元手段とを備える。
する画像形成装置において、文字画像の解像度及び文字
以外の画像(中間調画像)の階調性を良好に保ちつつ、
濃度や色情報を持つ高品位な文字を再現する画像形成装
置を提供する。 【解決手段】 本発明の画像形成装置は、文字画像デー
タを供給する画像データ供給手段と、画像データ供給手
段から供給された文字画像データを、所定のm×n画素
を単位としてブロックに分け、各ブロック内の画素のデ
ータの平均値を、縮小画像の画像データとする縮小手段
と、縮小手段により形成された縮小画像の画像データを
記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶する縮小画像の画
像データの内、復元する注目画素を指定する注目画素指
定手段と、注目画素指定手段により指定された注目画素
の画像データと、その周辺画素の画像データより、縮小
手段による縮小前の文字画像の画像データを復元する復
元手段とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルカラー
複写機等の画像形成装置に関する。
複写機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数色の画像形成ユニットを搬送路上に
一列に並べてなる構成のカラー複写機では、各ユニット
間の位置の違いから生じる作像タイミングのずれを電気
的に補正する必要がある。この補正の方法としては、主
に画像形成の遅延分のデータをメモリに蓄え、読み出し
タイミングをずらして画像形成を行うのが一般的であ
る。ところが、高解像度なフルカラー画像の情報量は膨
大であり、これを高速に蓄積するためには高価な半導体
メモリを大量に必要とし、複写機全体のコストが上昇し
てしまう。そこで、必要な半導体メモリの容量を減らす
為に画像圧縮技術が積極的に活用されている。一般的に
画像圧縮は、人間の視覚特性を利用し、視覚的に目立ち
にくい部分の階調数や解像度を劣化させることにより、
情報量を削減する。画像データを圧縮符号化する一般的
な手法として、JPEG方式(DCT変換+量子化処理
+ハフマン符号化)があげられる。JPEG方式では、
自然画像等の中間調画像を、その画像劣化を抑えつつも
高い圧縮率で符号化することができる。
一列に並べてなる構成のカラー複写機では、各ユニット
間の位置の違いから生じる作像タイミングのずれを電気
的に補正する必要がある。この補正の方法としては、主
に画像形成の遅延分のデータをメモリに蓄え、読み出し
タイミングをずらして画像形成を行うのが一般的であ
る。ところが、高解像度なフルカラー画像の情報量は膨
大であり、これを高速に蓄積するためには高価な半導体
メモリを大量に必要とし、複写機全体のコストが上昇し
てしまう。そこで、必要な半導体メモリの容量を減らす
為に画像圧縮技術が積極的に活用されている。一般的に
画像圧縮は、人間の視覚特性を利用し、視覚的に目立ち
にくい部分の階調数や解像度を劣化させることにより、
情報量を削減する。画像データを圧縮符号化する一般的
な手法として、JPEG方式(DCT変換+量子化処理
+ハフマン符号化)があげられる。JPEG方式では、
自然画像等の中間調画像を、その画像劣化を抑えつつも
高い圧縮率で符号化することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】滑らかな自然画像(中
間調画像)を再現するには、細かな階調情報を必要とす
る。他方、濃度や色情報を持った高品位な文字画像(2
値画像)を再現するには、細かな階調情報よりも高い解
像度を必要とする。このように、フルカラーの自然画像
などの中間調画像と、文字画像などの2値画像とでは、
要求される情報の種類が異なる。上記のJPEG方式に
よる画像データの圧縮符号化は、自然画像には適してい
るが、文字画像のように高周波成分のデータが重要視さ
れる画像では量子化処理を行う段階で画質の劣化を起こ
してしまうため適していない。この場合、文字のみで構
成される画像に対しては、2値画像に適した他の圧縮方
式を適用すればよいが、カラー画像と文字画像が混在す
る文書では、その両方の画質を良好に保つことはできな
い。また、JPEG方式では、画像の圧縮率は実際に圧
縮してみないと解らないため、常に最悪の圧縮率を想定
して、メモリを用意しておく必要がある。このように、
再現される画像の質を保ちつつ画像の圧縮及び伸張を行
い、要求されるメモリの容量を削減することは難しい。
間調画像)を再現するには、細かな階調情報を必要とす
る。他方、濃度や色情報を持った高品位な文字画像(2
値画像)を再現するには、細かな階調情報よりも高い解
像度を必要とする。このように、フルカラーの自然画像
などの中間調画像と、文字画像などの2値画像とでは、
要求される情報の種類が異なる。上記のJPEG方式に
よる画像データの圧縮符号化は、自然画像には適してい
るが、文字画像のように高周波成分のデータが重要視さ
れる画像では量子化処理を行う段階で画質の劣化を起こ
してしまうため適していない。この場合、文字のみで構
成される画像に対しては、2値画像に適した他の圧縮方
式を適用すればよいが、カラー画像と文字画像が混在す
る文書では、その両方の画質を良好に保つことはできな
い。また、JPEG方式では、画像の圧縮率は実際に圧
縮してみないと解らないため、常に最悪の圧縮率を想定
して、メモリを用意しておく必要がある。このように、
再現される画像の質を保ちつつ画像の圧縮及び伸張を行
い、要求されるメモリの容量を削減することは難しい。
【0004】本発明の目的は、画像データを圧縮符号化
した状態で保存管理する画像形成装置において、文字画
像の解像度及び文字以外の画像(中間調画像)の階調性
を良好に保ちつつ、濃度や色情報を持つ高品位な文字を
再現する画像形成装置を提供することである。
した状態で保存管理する画像形成装置において、文字画
像の解像度及び文字以外の画像(中間調画像)の階調性
を良好に保ちつつ、濃度や色情報を持つ高品位な文字を
再現する画像形成装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するた
め、本発明の画像形成装置は、文字画像データを供給す
る画像データ供給手段と、画像データ供給手段から供給
された文字画像データを、所定のm×n画素を単位とす
るブロックに分け、各ブロック内の画素のデータの平均
値を、縮小画像の画像データとする縮小手段と、縮小手
段により形成された縮小画像の画像データを記憶する記
憶手段と、記憶手段に記憶する縮小画像において、復元
する注目画素を指定する注目画素指定手段と、注目画素
指定手段により指定された注目画素の画像データと、そ
の周辺画素の画像データより、縮小手段による縮小前の
文字画像の画像データを復元する復元手段とを備える。
また、上記画像形成装置において、復元手段は、注目画
素及びその周辺画素に関し、復元する文字画像の画素数
を決定する文字画素数決定手段と、復元する文字画像の
画素分布状態を決定する文字画像分布決定手段とからな
ることが好ましい。この場合において、文字画素数決定
手段は、縮小率を1/m(但し、mは2以上の整数であ
る)としたときに、(注目画素の濃度×m×m)/(周
辺画素の最大濃度)の演算を行い、この結果を上記復元
する文字画像の画素数とすることが好ましい。または、
上記復元手段は、注目画素及びその周辺画素に関し、復
元する文字画像の濃度を決定する文字画像濃度決定手段
と、復元する文字画像の画素数を決定する文字画素数決
定手段と、復元する文字画像の画素分布状態を決定する
文字画像分布決定手段とからなることが好ましい。この
場合において、文字画素数決定手段は、縮小率を1/m
(但し、mは2以上の整数である)としたときに、(注
目画素の濃度×m×m)/(復元する文字画像部分の濃
度)の演算を行い、この結果を上記復元する文字画像の
画素数とすることが好ましい。または、文字画像濃度決
定手段は、縮小率を1/m(mは2以上の整数)とした
ときに、復元する文字画像の濃度を、周辺画像濃度の下
地レベルを除く最小濃度をm×m倍にした濃度にし、こ
の文字画像濃度決定手段により設定された濃度が最大濃
度を越える場合には、復元する文字画像の濃度が最大値
以下になるように2以上の最も小さな整数でわり算する
文字濃度補正手段とを備えることが好ましい。
め、本発明の画像形成装置は、文字画像データを供給す
る画像データ供給手段と、画像データ供給手段から供給
された文字画像データを、所定のm×n画素を単位とす
るブロックに分け、各ブロック内の画素のデータの平均
値を、縮小画像の画像データとする縮小手段と、縮小手
段により形成された縮小画像の画像データを記憶する記
憶手段と、記憶手段に記憶する縮小画像において、復元
する注目画素を指定する注目画素指定手段と、注目画素
指定手段により指定された注目画素の画像データと、そ
の周辺画素の画像データより、縮小手段による縮小前の
文字画像の画像データを復元する復元手段とを備える。
また、上記画像形成装置において、復元手段は、注目画
素及びその周辺画素に関し、復元する文字画像の画素数
を決定する文字画素数決定手段と、復元する文字画像の
画素分布状態を決定する文字画像分布決定手段とからな
ることが好ましい。この場合において、文字画素数決定
手段は、縮小率を1/m(但し、mは2以上の整数であ
る)としたときに、(注目画素の濃度×m×m)/(周
辺画素の最大濃度)の演算を行い、この結果を上記復元
する文字画像の画素数とすることが好ましい。または、
上記復元手段は、注目画素及びその周辺画素に関し、復
元する文字画像の濃度を決定する文字画像濃度決定手段
と、復元する文字画像の画素数を決定する文字画素数決
定手段と、復元する文字画像の画素分布状態を決定する
文字画像分布決定手段とからなることが好ましい。この
場合において、文字画素数決定手段は、縮小率を1/m
(但し、mは2以上の整数である)としたときに、(注
目画素の濃度×m×m)/(復元する文字画像部分の濃
度)の演算を行い、この結果を上記復元する文字画像の
画素数とすることが好ましい。または、文字画像濃度決
定手段は、縮小率を1/m(mは2以上の整数)とした
ときに、復元する文字画像の濃度を、周辺画像濃度の下
地レベルを除く最小濃度をm×m倍にした濃度にし、こ
の文字画像濃度決定手段により設定された濃度が最大濃
度を越える場合には、復元する文字画像の濃度が最大値
以下になるように2以上の最も小さな整数でわり算する
文字濃度補正手段とを備えることが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を用いて本発明
の画像形成装置の実施形態である複写機について説明す
る。図1は、複写機の構成を示す図である。本複写機
は、画像読取部200及び画像形成部300で構成され
る。画像読取部200において、自動原稿搬送装置10
0は、原稿トレイ101に載置された複数の原稿を、最
も下のものから順に原稿台ガラス208上の所定位置に
搬送する。また、自動原稿搬送装置100は、読み取り
の終了した原稿を、原稿排紙トレイ103上に排出す
る。原稿台ガラス208上に載置された原稿は、露光ラ
ンプ201により露光照射される。原稿からの反射光
は、ミラー202a,202b,202c、及び、集光
レンズ203を介して3ラインのCCDセンサ204に
おいて結像する。露光ランプ201及びミラー202a
は、スキャナモータ209により矢印の方向(副走査方
向)に設定倍率に応じた速度Vで移動する。これによ
り、原稿台ガラス208上に載置されている原稿が全面
にわたって走査される。また、ミラー202b,202
cは、露光ランプ201及びミラー202aの移動に伴
い、矢印の方向に速度V/2で移動する。CCDセンサ
204により得られる画像信号は、画像処理回路205
においてMTF補正等の処理が施され、シアン(C)、
マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)の印字用デ
ータに変換された後に、インターフェース部207及び
画像形成部300に出力される。画像形成部300にお
いて、画像処理回路205から入力されるシアン、マゼ
ンタ、イエロー及び黒の各印字用データ(以下、これら
の印字データをまとめてCMYKデータという)は、そ
れぞれ露光ヘッド301c,301m,301y及び3
01kに入力される。露光ヘッド301c,301m,
301y及び301kは、送られてきたCMYKデータ
に応じてレーザビームを発光し、イメージングユニット
302c,302m,302y及び302kの内部に設
けられている感光体ドラム32c,32m,32y及び
32kの表面を各々露光走査する。本体に対し脱着可能
に設けられているイメージングユニット302c,30
2m,302y及び302kの内部には、感光体ドラム
32c,32m,32y及び32kを中心に電子写真プ
ロセスを実行するのに必要なエレメントが配置されてい
る。露光を受けた感光体ドラム32c,32m,32y
及び32kの表面には原稿の静電潜像が形成される。こ
の静電潜像は各イメージングユニット内部に備える現像
器により現像される。感光体ドラム32c,32m,3
2y,32kの表面に現像されたトナー像は、各感光体
ドラムに対向して配置されている転写チャージャ303
c,303m,303y,303kにより、用紙搬送ベ
ルト304上を搬送してくる用紙に転写される。なお、
上記搬送ベルト304上を搬送してくる用紙は、設定さ
れているモードに応じて特定される給紙カセット310
a,310b,310cより送られてくる。搬送路へ供
給された用紙は、搬送ローラ対313により用紙搬送ベ
ルト304へ送られる。ここでは、タイミングセンサ3
06により、用紙搬送ベルト304上の基準マークを検
出し、搬送される用紙の搬送タイミング合わせが行われ
る。また、イメージングユニット302c,302m,
302y,302kの内部には、レジスト補正センサ3
14c,314m,314y,314kが設けられてお
り、用紙搬送ベルト304上に付されている基準マーク
を検出することにより、画像データの供給タイミングを
微調整し、レジストずれによる色ズレの発生を防止して
いる。そして、転写された用紙上のトナー像は、定着ロ
ーラ対307により加熱定着された後に、排紙トレイ3
11に排出される。また、両面コピーの実行時、定着ロ
ーラ対307により定着された用紙は、用紙反転ユニッ
ト309により反転され、両面ユニット308により導
かれ、両面ユニットから用紙が再給紙されて裏面の画像
形成が行われる。なお、用紙搬送ベルト304は、図中
点線で示すように、ベルト待避ローラ305aの移動、
及び、支持ローラ305bの働きにより、シアン、マゼ
ンタ、イエローのイメージングユニット302c,30
2m,302yより退避可能な構成になっている。白黒
画像の形成時には、使用しない感光体ドラムから用紙搬
送ベルト304を引き離し、シアン、マゼンタ、イエロ
ーのイメージングユニット302c,302m,302
yの駆動を停止することで、内部エレメントの消耗を抑
えることができる。
の画像形成装置の実施形態である複写機について説明す
る。図1は、複写機の構成を示す図である。本複写機
は、画像読取部200及び画像形成部300で構成され
る。画像読取部200において、自動原稿搬送装置10
0は、原稿トレイ101に載置された複数の原稿を、最
も下のものから順に原稿台ガラス208上の所定位置に
搬送する。また、自動原稿搬送装置100は、読み取り
の終了した原稿を、原稿排紙トレイ103上に排出す
る。原稿台ガラス208上に載置された原稿は、露光ラ
ンプ201により露光照射される。原稿からの反射光
は、ミラー202a,202b,202c、及び、集光
レンズ203を介して3ラインのCCDセンサ204に
おいて結像する。露光ランプ201及びミラー202a
は、スキャナモータ209により矢印の方向(副走査方
向)に設定倍率に応じた速度Vで移動する。これによ
り、原稿台ガラス208上に載置されている原稿が全面
にわたって走査される。また、ミラー202b,202
cは、露光ランプ201及びミラー202aの移動に伴
い、矢印の方向に速度V/2で移動する。CCDセンサ
204により得られる画像信号は、画像処理回路205
においてMTF補正等の処理が施され、シアン(C)、
マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)の印字用デ
ータに変換された後に、インターフェース部207及び
画像形成部300に出力される。画像形成部300にお
いて、画像処理回路205から入力されるシアン、マゼ
ンタ、イエロー及び黒の各印字用データ(以下、これら
の印字データをまとめてCMYKデータという)は、そ
れぞれ露光ヘッド301c,301m,301y及び3
01kに入力される。露光ヘッド301c,301m,
301y及び301kは、送られてきたCMYKデータ
に応じてレーザビームを発光し、イメージングユニット
302c,302m,302y及び302kの内部に設
けられている感光体ドラム32c,32m,32y及び
32kの表面を各々露光走査する。本体に対し脱着可能
に設けられているイメージングユニット302c,30
2m,302y及び302kの内部には、感光体ドラム
32c,32m,32y及び32kを中心に電子写真プ
ロセスを実行するのに必要なエレメントが配置されてい
る。露光を受けた感光体ドラム32c,32m,32y
及び32kの表面には原稿の静電潜像が形成される。こ
の静電潜像は各イメージングユニット内部に備える現像
器により現像される。感光体ドラム32c,32m,3
2y,32kの表面に現像されたトナー像は、各感光体
ドラムに対向して配置されている転写チャージャ303
c,303m,303y,303kにより、用紙搬送ベ
ルト304上を搬送してくる用紙に転写される。なお、
上記搬送ベルト304上を搬送してくる用紙は、設定さ
れているモードに応じて特定される給紙カセット310
a,310b,310cより送られてくる。搬送路へ供
給された用紙は、搬送ローラ対313により用紙搬送ベ
ルト304へ送られる。ここでは、タイミングセンサ3
06により、用紙搬送ベルト304上の基準マークを検
出し、搬送される用紙の搬送タイミング合わせが行われ
る。また、イメージングユニット302c,302m,
302y,302kの内部には、レジスト補正センサ3
14c,314m,314y,314kが設けられてお
り、用紙搬送ベルト304上に付されている基準マーク
を検出することにより、画像データの供給タイミングを
微調整し、レジストずれによる色ズレの発生を防止して
いる。そして、転写された用紙上のトナー像は、定着ロ
ーラ対307により加熱定着された後に、排紙トレイ3
11に排出される。また、両面コピーの実行時、定着ロ
ーラ対307により定着された用紙は、用紙反転ユニッ
ト309により反転され、両面ユニット308により導
かれ、両面ユニットから用紙が再給紙されて裏面の画像
形成が行われる。なお、用紙搬送ベルト304は、図中
点線で示すように、ベルト待避ローラ305aの移動、
及び、支持ローラ305bの働きにより、シアン、マゼ
ンタ、イエローのイメージングユニット302c,30
2m,302yより退避可能な構成になっている。白黒
画像の形成時には、使用しない感光体ドラムから用紙搬
送ベルト304を引き離し、シアン、マゼンタ、イエロ
ーのイメージングユニット302c,302m,302
yの駆動を停止することで、内部エレメントの消耗を抑
えることができる。
【0007】図2は、画像処理回路205を中心とする
画像データの各処理部を示す図である。3ラインのCC
Dセンサ204より得られるR,G,Bの三原色のアナ
ログ電気信号は、信号補正部601R,601G,60
1Bに入力される。各信号補正部では、アナログ補正、
A/D変換、シェーディング補正を行う他、信号補正部
601G,601Bでは、Rの画像データを読み取るC
CDセンサと、G,Bの画像データを読み取るCCDセ
ンサ間のギャップにより生じる読み取りデータのズレを
補正するライン間補正が実行される。次の変倍移動処理
部602R,602G,602Bでは、画像データを所
望の倍率に変倍し、印字に適した位置へ移動する。な
お、変倍移動処理は主走査方向についてのみ行う。副走
査方向についての変倍は、スキャナモータ209により
露光ランプ201を移動させる速度を変更することで行
い、移動は走査開始タイミングを変更することで行う。
マクロ領域判別部610では、変倍移動処理後の画像デ
ータに基づいて、2×2画素を単位とするブロック毎に
当該ブロックが文字画像などの2値画像に属するのか、
又は、その他の中間調画像に属するかを判別し、その判
別結果を属性マップメモリ611に蓄える。属性マップ
メモリ611の内容は、CPU612により読み出しや
書き込みが可能となっている。属性マップメモリ611
の内容は、後述する縮小処理/GBTC圧縮部606
c,606m,606y、及び、GBTC伸張/補間処
理部608c,608m,608yにおいて使用する。
変倍された画像データは、LOG補正部603R,60
3G,603Bにおいて反射率データから濃度データに
変換される。UCR/BP処理部604は、RGB濃度
データを印字色であるシアン(C)、マゼンタ(M)、
イエロー(Y)、黒(K)のデータに変換して出力す
る。この後、黒を除くCMYデータは、マスキング処理
部605において、使用される色材料に合わせた色補正
(マスキング処理)が施される。Kデータは、GBTC
圧縮部606kにおいて、ブロックトランケーション符
号化方式による圧縮符号化処理が施される。また、CM
Yデータについては、縮小処理/GBTC圧縮部606
c,606m,606yにおいて、サブサンプリングを
行いデータの数を1/4に削減した後にGBTC符号化
処理が施される。これは、GBTC圧縮メモリの容量を
削減するために行うものであり、人間の視覚特性がカラ
ー画像においては空間周波数特性の変化に対して鈍感で
あることを利用してカラー部分の情報量を削減するもの
である。本複写機では、このサブサンプリングにより削
減されたデータを、後の補間処理において適切な補間処
理を実行してほぼ完全に復元することを特徴とする。な
お、サブサンプリングの方法は、属性マップメモリ61
1に記憶されている属性マップのデータ(以下、属性デ
ータという)に基づいて、文字画像と自然画像によって
切り換える。GBTC符号化処理の施された画像データ
は、GBTC圧縮メモリ607c,607m,607
y,607kにそれぞれ格納される。GBTC圧縮メモ
リ607kに保存された符号データは、その後GBTC
伸張部608kにより元の画像データに復号される。な
お,GBTC圧縮メモリ607c,607m,607y
に保存された符号データは、GBTC伸張/補間処理部
608c,608m,608yにおいて、元の画像デー
タに伸張されると共に、サブサンプリングにより削減さ
れたデータを復元する補間処理が施される。本複写機で
は、補間する画像の属性が文字画像であるのか、又は自然
画像であるのかを属性マップメモリ611に書き込まれ
ている属性データの内容から判断して補間処理を切り換
える。詳細については後に説明する。画質補正部609
c,609m,609y,609kでは、伸張された画
像データに対してMTF補正処理、γ補正、誤差拡散等
の処理を施し、処理後の画像データを各色の露光ヘッド
301c,301m,301y,301kに出力する。
また、GBTC圧縮メモリ607c,607m,607
y,607k内の圧縮データは、CPU612により読
み出しや書き込みを行うことができる。
画像データの各処理部を示す図である。3ラインのCC
Dセンサ204より得られるR,G,Bの三原色のアナ
ログ電気信号は、信号補正部601R,601G,60
1Bに入力される。各信号補正部では、アナログ補正、
A/D変換、シェーディング補正を行う他、信号補正部
601G,601Bでは、Rの画像データを読み取るC
CDセンサと、G,Bの画像データを読み取るCCDセ
ンサ間のギャップにより生じる読み取りデータのズレを
補正するライン間補正が実行される。次の変倍移動処理
部602R,602G,602Bでは、画像データを所
望の倍率に変倍し、印字に適した位置へ移動する。な
お、変倍移動処理は主走査方向についてのみ行う。副走
査方向についての変倍は、スキャナモータ209により
露光ランプ201を移動させる速度を変更することで行
い、移動は走査開始タイミングを変更することで行う。
マクロ領域判別部610では、変倍移動処理後の画像デ
ータに基づいて、2×2画素を単位とするブロック毎に
当該ブロックが文字画像などの2値画像に属するのか、
又は、その他の中間調画像に属するかを判別し、その判
別結果を属性マップメモリ611に蓄える。属性マップ
メモリ611の内容は、CPU612により読み出しや
書き込みが可能となっている。属性マップメモリ611
の内容は、後述する縮小処理/GBTC圧縮部606
c,606m,606y、及び、GBTC伸張/補間処
理部608c,608m,608yにおいて使用する。
変倍された画像データは、LOG補正部603R,60
3G,603Bにおいて反射率データから濃度データに
変換される。UCR/BP処理部604は、RGB濃度
データを印字色であるシアン(C)、マゼンタ(M)、
イエロー(Y)、黒(K)のデータに変換して出力す
る。この後、黒を除くCMYデータは、マスキング処理
部605において、使用される色材料に合わせた色補正
(マスキング処理)が施される。Kデータは、GBTC
圧縮部606kにおいて、ブロックトランケーション符
号化方式による圧縮符号化処理が施される。また、CM
Yデータについては、縮小処理/GBTC圧縮部606
c,606m,606yにおいて、サブサンプリングを
行いデータの数を1/4に削減した後にGBTC符号化
処理が施される。これは、GBTC圧縮メモリの容量を
削減するために行うものであり、人間の視覚特性がカラ
ー画像においては空間周波数特性の変化に対して鈍感で
あることを利用してカラー部分の情報量を削減するもの
である。本複写機では、このサブサンプリングにより削
減されたデータを、後の補間処理において適切な補間処
理を実行してほぼ完全に復元することを特徴とする。な
お、サブサンプリングの方法は、属性マップメモリ61
1に記憶されている属性マップのデータ(以下、属性デ
ータという)に基づいて、文字画像と自然画像によって
切り換える。GBTC符号化処理の施された画像データ
は、GBTC圧縮メモリ607c,607m,607
y,607kにそれぞれ格納される。GBTC圧縮メモ
リ607kに保存された符号データは、その後GBTC
伸張部608kにより元の画像データに復号される。な
お,GBTC圧縮メモリ607c,607m,607y
に保存された符号データは、GBTC伸張/補間処理部
608c,608m,608yにおいて、元の画像デー
タに伸張されると共に、サブサンプリングにより削減さ
れたデータを復元する補間処理が施される。本複写機で
は、補間する画像の属性が文字画像であるのか、又は自然
画像であるのかを属性マップメモリ611に書き込まれ
ている属性データの内容から判断して補間処理を切り換
える。詳細については後に説明する。画質補正部609
c,609m,609y,609kでは、伸張された画
像データに対してMTF補正処理、γ補正、誤差拡散等
の処理を施し、処理後の画像データを各色の露光ヘッド
301c,301m,301y,301kに出力する。
また、GBTC圧縮メモリ607c,607m,607
y,607k内の圧縮データは、CPU612により読
み出しや書き込みを行うことができる。
【0008】本発明の複写機では、上記するように、画
像データのサブサンプリングして縮小した後に、固定長
符号化方式の1つであるGBTC方式の符号化処理及び
復号化処理を実行する処理部を採用する。以下、このG
BTC方式による符号化処理及び復号化処理について簡
単に説明する。図3は、GBTC方式による符号化及び
復号化処理の概念を説明するための図である。(a)に
示すように、GBTC方式による符号化は、原稿の画像
データを4×4画素マトリクスのブロック毎に抽出し、
各ブロック毎に、ブロック内のデータXijより定められ
るパラメータP1以下のデータの平均値Q1とパラメー
タP2(但し、P1<P2の関係を満たす。)以上の値
のデータの平均値Q4の和を2等分して求められる平均
値情報LAと、上記平均値Q4と平均値Q1の差である
階調幅指数LDとに基づいてブロック内の各画素のデー
タXijを、当該ブロック内の階調分布の範囲内において
前記データよりも少ない4段階の階調レベルに量子化し
て得られる符号データφijに置き換えて行う。(b)に
示すように、平均値情報LAは8ビット、階調幅指数L
Dは8ビット、符号データφijは、2×16=32ビッ
トであり、データ量は、圧縮前のデータ(8×16ビッ
ト)の3/8に圧縮される。また、(c)に示すよう
に、GBTC符号化されたデータの伸張処理(復号化処
理)は、平均値情報LA及び階調幅指数LDから4段階
の階調値を特定し、符号データφijに基づいて各画素に
上記4つの階調値を割り当てることで行う。GBTC方
式による符号化では原稿画像の種類によらず、常に3/
8の圧縮率を得ることができる。このため、メモリ容量
の確定が行いやすく、圧縮後のデータが領域情報を保持
していることから当該圧縮後のデータに対して編集処理
が行いやすいといった利点を備える。例えば、文字画像
では符号データφijさえ保存されていれば、平均値情報
LA及び階調幅指数LDのデータはなくとも、当該文字
画像の再現を行うことができる。このように、平均値情
報LA、階調幅指数LD、符号データφijの内、属性マ
ップメモリ611に記憶される属性データの内容に基づ
いて、常に特定できるデータを削除することで、さらに
データ量を圧縮(2次圧縮)することができ、この2次
圧縮された画像データをハードディスク613に保存す
れば、複数枚数分の画像データをわずかな半導体メモリ
で取り扱うことができる。
像データのサブサンプリングして縮小した後に、固定長
符号化方式の1つであるGBTC方式の符号化処理及び
復号化処理を実行する処理部を採用する。以下、このG
BTC方式による符号化処理及び復号化処理について簡
単に説明する。図3は、GBTC方式による符号化及び
復号化処理の概念を説明するための図である。(a)に
示すように、GBTC方式による符号化は、原稿の画像
データを4×4画素マトリクスのブロック毎に抽出し、
各ブロック毎に、ブロック内のデータXijより定められ
るパラメータP1以下のデータの平均値Q1とパラメー
タP2(但し、P1<P2の関係を満たす。)以上の値
のデータの平均値Q4の和を2等分して求められる平均
値情報LAと、上記平均値Q4と平均値Q1の差である
階調幅指数LDとに基づいてブロック内の各画素のデー
タXijを、当該ブロック内の階調分布の範囲内において
前記データよりも少ない4段階の階調レベルに量子化し
て得られる符号データφijに置き換えて行う。(b)に
示すように、平均値情報LAは8ビット、階調幅指数L
Dは8ビット、符号データφijは、2×16=32ビッ
トであり、データ量は、圧縮前のデータ(8×16ビッ
ト)の3/8に圧縮される。また、(c)に示すよう
に、GBTC符号化されたデータの伸張処理(復号化処
理)は、平均値情報LA及び階調幅指数LDから4段階
の階調値を特定し、符号データφijに基づいて各画素に
上記4つの階調値を割り当てることで行う。GBTC方
式による符号化では原稿画像の種類によらず、常に3/
8の圧縮率を得ることができる。このため、メモリ容量
の確定が行いやすく、圧縮後のデータが領域情報を保持
していることから当該圧縮後のデータに対して編集処理
が行いやすいといった利点を備える。例えば、文字画像
では符号データφijさえ保存されていれば、平均値情報
LA及び階調幅指数LDのデータはなくとも、当該文字
画像の再現を行うことができる。このように、平均値情
報LA、階調幅指数LD、符号データφijの内、属性マ
ップメモリ611に記憶される属性データの内容に基づ
いて、常に特定できるデータを削除することで、さらに
データ量を圧縮(2次圧縮)することができ、この2次
圧縮された画像データをハードディスク613に保存す
れば、複数枚数分の画像データをわずかな半導体メモリ
で取り扱うことができる。
【0009】図4は、それぞれ属性マップメモリ611
に書き込まれている属性データに基づいて、文字画像及
び自然画像に対して、縮小処理/GBTC圧縮部606
c,606m,606yにおいて実行する縮小処理、及
び、GBTC伸張/補間処理部608c,608m,6
08yにおいて実行する補間処理の内容を説明するため
の図である。まず、縮小処理/GBTC圧縮部606
c,606m,606yにおいて実行される縮小処理に
ついて、文字画像の場合と自然画像の場合に分けて説明
する。図4の(a)は、10×10画素で構成される原
画像を示す。説明の都合上、個々の画素を図に示すよう
な記号で表現する。また、実際の原画像は、ラスタ方向
に連続して走査されるが、図7に示すラスタブロック変
換処理部6061により、2×2画素を単位とするブロ
ック毎に処理する。文字画像の縮小処理では、2×2画
素を単位とするブロック内の4つの画素のデータの平均
値を1/4縮小画像の対応する画素のデータとする。例
えば、図4の(a)に示す原稿画像の左上のA1,A
2,A3,A4の4つの画素に注目した場合、図4の
(b)に示すように、4つの画素のデータの合計値を4
で割った値a(=(A1+A2+A3+A4)/4)
を、1/4縮小画像の対応する画素のデータとする。他
に示すB1〜B4、C1〜C4…の各々4つの画素につ
いても同じである。このような平均値による縮小処理を
行うことで、以下の理由により復元の際に文字部分の濃
度と画素数が推測しやすくなるといった利点がある。 理由1:「縮小画像の平均値」と「復元される文字部分
の画素数」が解っていれば、「復元される文字部分の濃
度」が決定できる。 理由2:「縮小画像の平均値」と「復元される文字部分
の濃度」が解っていれば、「復元される文字部分の画素
数」が決定できる。
に書き込まれている属性データに基づいて、文字画像及
び自然画像に対して、縮小処理/GBTC圧縮部606
c,606m,606yにおいて実行する縮小処理、及
び、GBTC伸張/補間処理部608c,608m,6
08yにおいて実行する補間処理の内容を説明するため
の図である。まず、縮小処理/GBTC圧縮部606
c,606m,606yにおいて実行される縮小処理に
ついて、文字画像の場合と自然画像の場合に分けて説明
する。図4の(a)は、10×10画素で構成される原
画像を示す。説明の都合上、個々の画素を図に示すよう
な記号で表現する。また、実際の原画像は、ラスタ方向
に連続して走査されるが、図7に示すラスタブロック変
換処理部6061により、2×2画素を単位とするブロ
ック毎に処理する。文字画像の縮小処理では、2×2画
素を単位とするブロック内の4つの画素のデータの平均
値を1/4縮小画像の対応する画素のデータとする。例
えば、図4の(a)に示す原稿画像の左上のA1,A
2,A3,A4の4つの画素に注目した場合、図4の
(b)に示すように、4つの画素のデータの合計値を4
で割った値a(=(A1+A2+A3+A4)/4)
を、1/4縮小画像の対応する画素のデータとする。他
に示すB1〜B4、C1〜C4…の各々4つの画素につ
いても同じである。このような平均値による縮小処理を
行うことで、以下の理由により復元の際に文字部分の濃
度と画素数が推測しやすくなるといった利点がある。 理由1:「縮小画像の平均値」と「復元される文字部分
の画素数」が解っていれば、「復元される文字部分の濃
度」が決定できる。 理由2:「縮小画像の平均値」と「復元される文字部分
の濃度」が解っていれば、「復元される文字部分の画素
数」が決定できる。
【0010】一方、文字画像を除く下地部分や自然画像
に対する縮小処理は、2×2画素マトリクス内の所定の
位置の画素の値を代表値として選択し、その代表値を1
/4縮小画像の対応する画素のデータとして行う。例え
ば、図4の(a)に示す原稿画像の左上のA1,A2,
A3,A4の4つの画素に注目した場合、図4の(c)
に示すように、A1の画素を選択して1/4縮小画像の
対応する画素のデータとする。他に示すB1〜B4、C
1〜C4…の各々4つの画素についても同じである。こ
のように、自然画像において代表値を選択して縮小処理
を行うのは、カラーの画像データを色分解して得られた
シアン、マゼンタ、イエローの3色の印字用データに対
して平均値処理を行うと、その平均値処理により生じる
微妙な誤差により、3色を重ね塗りしたときの色が元の
色と違うようになってしまうからである。そこで、自然
画像に対しては、4画素の内の1画素の代表値を選択す
ることにより正確な値を記憶して色情報を保持する。
に対する縮小処理は、2×2画素マトリクス内の所定の
位置の画素の値を代表値として選択し、その代表値を1
/4縮小画像の対応する画素のデータとして行う。例え
ば、図4の(a)に示す原稿画像の左上のA1,A2,
A3,A4の4つの画素に注目した場合、図4の(c)
に示すように、A1の画素を選択して1/4縮小画像の
対応する画素のデータとする。他に示すB1〜B4、C
1〜C4…の各々4つの画素についても同じである。こ
のように、自然画像において代表値を選択して縮小処理
を行うのは、カラーの画像データを色分解して得られた
シアン、マゼンタ、イエローの3色の印字用データに対
して平均値処理を行うと、その平均値処理により生じる
微妙な誤差により、3色を重ね塗りしたときの色が元の
色と違うようになってしまうからである。そこで、自然
画像に対しては、4画素の内の1画素の代表値を選択す
ることにより正確な値を記憶して色情報を保持する。
【0011】引き続き図4を参照しつつ、平均値処理に
より1/4に縮小された5×5画素よりなる文字画像か
ら、逆に1/4に縮小される前の10×10画素マトリ
クスよりなる文字画像を再現する,GBTC伸張/補間
処理部608c,608m,608yにおいて実行する
補間処理の内容について説明する。当該補間処理は、3
×3画素を単位として行われ、ある注目画素の値と当該
注目画素周辺の8画素の値とその分布により補間画像の
値を決定する。まず、周辺画素の値から”下地レベル=
0”を除く最小の濃度Nminを求める。ここで0を除く
のは、最小濃度Nminが0の場合には、文字部分の画素
が1つも存在しないことを意味し、特にNを求める処理
は必要でないからである。求めたNminより、”復元さ
れる文字部分の濃度N”と”復元される文字部分の画素
数Mdot”とを特定する。なお、Nminの値からMdotと
Nを特定できるのは、以下の理由による。 理由1:文字画像が下地部分と文字部分の2つの濃度値
で形成されている。 理由2:4画素内にあるMは、0、1、2、3、4の何
れかである。 理由3:文字の濃度は、視認性を考慮して高濃度である
ことが多い。 以上の理由と、上記文字縮小処理を行った場合の文字部
分のヒストグラムが概ね図5に示すようになることか
ら”復元される文字部分の濃度N”を以下の方法で決定
する。まず、最小濃度Nminの原画像は、4画素の内、
1画素だけが文字部分(画素数Mdot=1)であるとい
う仮定で最小濃度Nminを4倍したものを復元される文
字部分の濃度Nとする。上記仮定が成立しない場合の最
小濃度Nminの原画像は、4画素のうち2画素、3画
素、又は、4画素が文字部分(Mdotは2、3又は4)
であることを意味する。具体的には、次の手順で濃度N
と画素数Mdotを推定する。最小濃度Nmin×4の値が最
大濃度(255)を越えていない場合、即ち、上記仮定
が満たされている場合には、濃度Nは、Nmin×4であ
り、文字部分の画素数Mdotは1である。一方、最小濃
度Nmin×4の値は最大濃度(255)を越えるが、最
小濃度Nmin×4/2の値が最大濃度(255)を越え
ない場合には、濃度Nは、Nmin×4/2であり、文字
部分の画素数Mdotは2である。最小濃度Nmin×4/2
の値は最大濃度(255)を越えるが、最小濃度Nmin
×4/3が最大濃度(255)を越えない場合には、濃
度Nは、最小濃度Nmin×4/3であり、文字部分の画
素数Mdotは3である。最小濃度Nmin×4/3は最大濃
度(255)を越えるが、最小濃度Nmin×4/4が最
大濃度(255)を越えていない場合には、濃度Nは、
最小濃度Nmin×4/4であり、文字部分の画素数Mdot
は4である。なお、最大濃度Nmaxの原画像は、4画素
の内の4画素ともが文字部分である(文字部分の画素数
Mdot=4)という仮定に基づいて、最大濃度Nmaxが復
元される文字部分の濃度Nであるとしても良い。この仮
定が成立しない場合、最大濃度Nmaxの原画像の4画素
の内3画素、2画素、1画素、または、0画素が文字部
分(文字部分の画素数Mdot=3,2,1,0)という
ことになるが、それが何画素であるかを知ることは難し
い。次に、”復元される文字部分の濃度N”と”復元さ
れる文字部分の画素数Mdot”が特定された後に実行す
る、文字画素の位置の決定について説明する。まず、図
6に示すように、注目画素の周辺画素を4つのブロック
に分け、それぞれのブロック毎に濃度値の合計を計算す
る。具体的には、a,b,fよりなる第1ブロックの合
計D1(=a+b+f)、b,c,hよりなる第2ブロ
ックの合計D2(=b+c+h)、f,k,lよりなる
第3ブロックの合計D3(=f+k+l)、及び、h,
l,mよりなる第4ブロックの合計D4(=h+l+
m)を求める。次に、各ブロックの濃度値の大きいもの
から順に、上記仮定に基づいて定められるMdotを割り
当てる。これは文字画像においては文字部分である黒画
素は比較的連続的に分布していること、換言すれば黒画
素の孤立点は少ないことを利用している。なお、各ブロ
ックの濃度値が一致して、両ブロックに画素が配分でき
ない場合には、周辺画素領域を拡張して、同様の処理を
行っても良いが、回路規模が大きくなってしまうため、
簡易的にどちらかに配分しても良い。なぜならば上記の
場合は文字フォントの構造上の問題であり、解像度の劣
化による視認性や品位の低下については余り影響を及ぼ
さないからである。なお、図4の(d)に示す×印は、
5×5画素からなる1/4縮小画像では予測しきれない
部分を示す。これらの領域は予測に用いる縮小データの
個数を増やすことにより予測が可能となる。
より1/4に縮小された5×5画素よりなる文字画像か
ら、逆に1/4に縮小される前の10×10画素マトリ
クスよりなる文字画像を再現する,GBTC伸張/補間
処理部608c,608m,608yにおいて実行する
補間処理の内容について説明する。当該補間処理は、3
×3画素を単位として行われ、ある注目画素の値と当該
注目画素周辺の8画素の値とその分布により補間画像の
値を決定する。まず、周辺画素の値から”下地レベル=
0”を除く最小の濃度Nminを求める。ここで0を除く
のは、最小濃度Nminが0の場合には、文字部分の画素
が1つも存在しないことを意味し、特にNを求める処理
は必要でないからである。求めたNminより、”復元さ
れる文字部分の濃度N”と”復元される文字部分の画素
数Mdot”とを特定する。なお、Nminの値からMdotと
Nを特定できるのは、以下の理由による。 理由1:文字画像が下地部分と文字部分の2つの濃度値
で形成されている。 理由2:4画素内にあるMは、0、1、2、3、4の何
れかである。 理由3:文字の濃度は、視認性を考慮して高濃度である
ことが多い。 以上の理由と、上記文字縮小処理を行った場合の文字部
分のヒストグラムが概ね図5に示すようになることか
ら”復元される文字部分の濃度N”を以下の方法で決定
する。まず、最小濃度Nminの原画像は、4画素の内、
1画素だけが文字部分(画素数Mdot=1)であるとい
う仮定で最小濃度Nminを4倍したものを復元される文
字部分の濃度Nとする。上記仮定が成立しない場合の最
小濃度Nminの原画像は、4画素のうち2画素、3画
素、又は、4画素が文字部分(Mdotは2、3又は4)
であることを意味する。具体的には、次の手順で濃度N
と画素数Mdotを推定する。最小濃度Nmin×4の値が最
大濃度(255)を越えていない場合、即ち、上記仮定
が満たされている場合には、濃度Nは、Nmin×4であ
り、文字部分の画素数Mdotは1である。一方、最小濃
度Nmin×4の値は最大濃度(255)を越えるが、最
小濃度Nmin×4/2の値が最大濃度(255)を越え
ない場合には、濃度Nは、Nmin×4/2であり、文字
部分の画素数Mdotは2である。最小濃度Nmin×4/2
の値は最大濃度(255)を越えるが、最小濃度Nmin
×4/3が最大濃度(255)を越えない場合には、濃
度Nは、最小濃度Nmin×4/3であり、文字部分の画
素数Mdotは3である。最小濃度Nmin×4/3は最大濃
度(255)を越えるが、最小濃度Nmin×4/4が最
大濃度(255)を越えていない場合には、濃度Nは、
最小濃度Nmin×4/4であり、文字部分の画素数Mdot
は4である。なお、最大濃度Nmaxの原画像は、4画素
の内の4画素ともが文字部分である(文字部分の画素数
Mdot=4)という仮定に基づいて、最大濃度Nmaxが復
元される文字部分の濃度Nであるとしても良い。この仮
定が成立しない場合、最大濃度Nmaxの原画像の4画素
の内3画素、2画素、1画素、または、0画素が文字部
分(文字部分の画素数Mdot=3,2,1,0)という
ことになるが、それが何画素であるかを知ることは難し
い。次に、”復元される文字部分の濃度N”と”復元さ
れる文字部分の画素数Mdot”が特定された後に実行す
る、文字画素の位置の決定について説明する。まず、図
6に示すように、注目画素の周辺画素を4つのブロック
に分け、それぞれのブロック毎に濃度値の合計を計算す
る。具体的には、a,b,fよりなる第1ブロックの合
計D1(=a+b+f)、b,c,hよりなる第2ブロ
ックの合計D2(=b+c+h)、f,k,lよりなる
第3ブロックの合計D3(=f+k+l)、及び、h,
l,mよりなる第4ブロックの合計D4(=h+l+
m)を求める。次に、各ブロックの濃度値の大きいもの
から順に、上記仮定に基づいて定められるMdotを割り
当てる。これは文字画像においては文字部分である黒画
素は比較的連続的に分布していること、換言すれば黒画
素の孤立点は少ないことを利用している。なお、各ブロ
ックの濃度値が一致して、両ブロックに画素が配分でき
ない場合には、周辺画素領域を拡張して、同様の処理を
行っても良いが、回路規模が大きくなってしまうため、
簡易的にどちらかに配分しても良い。なぜならば上記の
場合は文字フォントの構造上の問題であり、解像度の劣
化による視認性や品位の低下については余り影響を及ぼ
さないからである。なお、図4の(d)に示す×印は、
5×5画素からなる1/4縮小画像では予測しきれない
部分を示す。これらの領域は予測に用いる縮小データの
個数を増やすことにより予測が可能となる。
【0012】以下、図4(c)に示す5×5画素からな
る1/4に縮小された自然画像に対して実行する自然画
像補間処理について説明する。自然画像補間処理では、
注目画素(例えばG1)の値と近傍周辺の値(注目画素
がG1の場合にはH1,L1,M1)から線形補間によ
り、補間する画素の値を計算する。具体的には、図4
(e)に示すように、G’1=G1,G’2=(G1+
H1)/2,G’3=(G1+L1)/2,G’4=
(G1+M1)/2とする。本補間処理は、文字画像を
除いた下地部分や自然画像領域においては隣り合う画素
の濃度値に大きな変化がないことを利用し、周辺画素の
平均値を採用しても、再現される画像にさほど差がない
ことに着目している。なお、図4の(e)に示す×印
は、5×5画素からなる1/4縮小画像では予測しきれ
ない部分を示す。
る1/4に縮小された自然画像に対して実行する自然画
像補間処理について説明する。自然画像補間処理では、
注目画素(例えばG1)の値と近傍周辺の値(注目画素
がG1の場合にはH1,L1,M1)から線形補間によ
り、補間する画素の値を計算する。具体的には、図4
(e)に示すように、G’1=G1,G’2=(G1+
H1)/2,G’3=(G1+L1)/2,G’4=
(G1+M1)/2とする。本補間処理は、文字画像を
除いた下地部分や自然画像領域においては隣り合う画素
の濃度値に大きな変化がないことを利用し、周辺画素の
平均値を採用しても、再現される画像にさほど差がない
ことに着目している。なお、図4の(e)に示す×印
は、5×5画素からなる1/4縮小画像では予測しきれ
ない部分を示す。
【0013】先に説明したように、マスキング処理部6
05より出力されるシアン(C)、マゼンタ(M)、イ
エロー(Y)の3色の印字用データは、それぞれ縮小処
理/GBTC圧縮部606c,606m,606yに入
力される。各縮小処理/GBTC圧縮部の構成は同じで
あるため、ここでは、シアン(C)のデータについての
処理を行う縮小処理/GBTC圧縮部606cの構成に
ついて説明する。図7は、縮小処理/GBTC圧縮部6
06cの構成を示す。ラスタブロック変換部6061
は、マスキング処理を経て連続的に流れてくるシアン
(C)のデータを2ライン分バッファリングし、2×2
画素単位のブロックデータ(A1,A2,A3,A4)
に変換して後段のセレクタ6062に出力する。CPU
612は、ラスタブロック変換部6061より入力され
るブロックの属性データを属性マップメモリ611より
読み出し、所定のタイミングでセレクタ6062に入力
する。セレクタ6062は、入力される属性データに対
応してブロックデータ(A1,A2,A3,A4)を、
平均値処理部6063及び間引き処理部6064に分配
する。平均値処理部6063は、入力されるブロックデ
ータの平均値a=(A1+A2+A3+A4)/4を求
め、これを次段のセレクタ6065に出力する。間引き
処理部6064では、ブロックを構成する4画素のうち
の1つである画素A1を代表として、その画素A1の値
を次段のセレクタ6065に出力する。セレクタ606
5では、CPU612より入力される属性データの内容
に基づいて、処理中のブロックが文字画像に属する場合
には、平均値処理部6063から入力された平均値aを
次のGBTC圧縮部6066へと出力する。また、処理
中のブロックが文字画像以外の自然画像に属する場合に
は、間引き処理部6064より入力された画素A1のデ
ータを次段のGBTC圧縮部6066に出力する。GB
TC圧縮部6066では、入力されたデータに対してG
BTC符号化処理を施し、符号化したデータをGBTC
圧縮メモリ607cに出力する。
05より出力されるシアン(C)、マゼンタ(M)、イ
エロー(Y)の3色の印字用データは、それぞれ縮小処
理/GBTC圧縮部606c,606m,606yに入
力される。各縮小処理/GBTC圧縮部の構成は同じで
あるため、ここでは、シアン(C)のデータについての
処理を行う縮小処理/GBTC圧縮部606cの構成に
ついて説明する。図7は、縮小処理/GBTC圧縮部6
06cの構成を示す。ラスタブロック変換部6061
は、マスキング処理を経て連続的に流れてくるシアン
(C)のデータを2ライン分バッファリングし、2×2
画素単位のブロックデータ(A1,A2,A3,A4)
に変換して後段のセレクタ6062に出力する。CPU
612は、ラスタブロック変換部6061より入力され
るブロックの属性データを属性マップメモリ611より
読み出し、所定のタイミングでセレクタ6062に入力
する。セレクタ6062は、入力される属性データに対
応してブロックデータ(A1,A2,A3,A4)を、
平均値処理部6063及び間引き処理部6064に分配
する。平均値処理部6063は、入力されるブロックデ
ータの平均値a=(A1+A2+A3+A4)/4を求
め、これを次段のセレクタ6065に出力する。間引き
処理部6064では、ブロックを構成する4画素のうち
の1つである画素A1を代表として、その画素A1の値
を次段のセレクタ6065に出力する。セレクタ606
5では、CPU612より入力される属性データの内容
に基づいて、処理中のブロックが文字画像に属する場合
には、平均値処理部6063から入力された平均値aを
次のGBTC圧縮部6066へと出力する。また、処理
中のブロックが文字画像以外の自然画像に属する場合に
は、間引き処理部6064より入力された画素A1のデ
ータを次段のGBTC圧縮部6066に出力する。GB
TC圧縮部6066では、入力されたデータに対してG
BTC符号化処理を施し、符号化したデータをGBTC
圧縮メモリ607cに出力する。
【0014】図8は、GBTC伸張/補間処理部608
cの構成を示す図である。GBTC圧縮メモリ607c
より読み出される符号データは、GBTC伸張部608
1において、縮小処理の施されたシアンの印字用データ
に伸張される。ラスタブロック変換部6082は、伸張
されたデータを3ライン分バッファリングし、3×3画
素単位のブロックデータ(a/A1,b/B1,c/C
1,f/F1,g/G1,h/H1,k/K1,l/L
1,m/M1)に変換して、次段のセレクタ6083に
出力する。セレクタ6083は、CPU612より入力
される属性データに応じて、ラスタブロック変換された
データを分配する。即ち、ブロックが文字画像に属する
場合には、予測補間処理部6084に、ブロックデータ
(a,s,c,f,g,h,k,l,m)を出力する。
予測補間処理部6084では、文字画像に適した補間処
理を行う。即ち、上述したように、注目画素周辺の8つ
の画素の値に基づいて元の原稿画像の画素の予測を行
い、補間データとして求められるg1,g2,g3,g
4を次段のセレクタ6086に出力する。なお、予測補
間処理部6084の構成については、後に説明する。ま
た、セレクタ6083は、ブロックが文字画像以外の自
然画像に属する場合に、線形補間処理部6085にブロ
ックデータ(G1,H1,L1,M1)を出力する。線
形補間処理部6085では、補間データとして、G’1
=G1,G’2=(G1+H1)/2,G’3=(G1
+L1)/2,G’4=(G1+M1)/2を次段のセ
レクタ6086に出力する。セレクタ6086は、CP
U612より送られてくる属性データの内容に応じて、
補間処理により得られたデータのどちらを採用するかを
選択して画質補正部609cに出力する。即ち、ブロッ
クが文字画像に属する場合には、文字補間処理の結果得
られたg1,g2,g3,g4のデータを出力する。ま
た、ブロックが文字画像以外の自然画像に属する場合に
は、その他の補間処理の結果得られたG’1、G’2、
G’3、G’4のデータを出力する。
cの構成を示す図である。GBTC圧縮メモリ607c
より読み出される符号データは、GBTC伸張部608
1において、縮小処理の施されたシアンの印字用データ
に伸張される。ラスタブロック変換部6082は、伸張
されたデータを3ライン分バッファリングし、3×3画
素単位のブロックデータ(a/A1,b/B1,c/C
1,f/F1,g/G1,h/H1,k/K1,l/L
1,m/M1)に変換して、次段のセレクタ6083に
出力する。セレクタ6083は、CPU612より入力
される属性データに応じて、ラスタブロック変換された
データを分配する。即ち、ブロックが文字画像に属する
場合には、予測補間処理部6084に、ブロックデータ
(a,s,c,f,g,h,k,l,m)を出力する。
予測補間処理部6084では、文字画像に適した補間処
理を行う。即ち、上述したように、注目画素周辺の8つ
の画素の値に基づいて元の原稿画像の画素の予測を行
い、補間データとして求められるg1,g2,g3,g
4を次段のセレクタ6086に出力する。なお、予測補
間処理部6084の構成については、後に説明する。ま
た、セレクタ6083は、ブロックが文字画像以外の自
然画像に属する場合に、線形補間処理部6085にブロ
ックデータ(G1,H1,L1,M1)を出力する。線
形補間処理部6085では、補間データとして、G’1
=G1,G’2=(G1+H1)/2,G’3=(G1
+L1)/2,G’4=(G1+M1)/2を次段のセ
レクタ6086に出力する。セレクタ6086は、CP
U612より送られてくる属性データの内容に応じて、
補間処理により得られたデータのどちらを採用するかを
選択して画質補正部609cに出力する。即ち、ブロッ
クが文字画像に属する場合には、文字補間処理の結果得
られたg1,g2,g3,g4のデータを出力する。ま
た、ブロックが文字画像以外の自然画像に属する場合に
は、その他の補間処理の結果得られたG’1、G’2、
G’3、G’4のデータを出力する。
【0015】図9は、予測補間処理部6084の構成を
示す図である。最小値検出器60841により、注目画
素(g)の周辺画素の値(a,b,c,f,h,k,
l,m)から下地レベルを除く最小値Nminを求める。
注目画素の周辺画素のデータを、図6に示すように第1
〜第4ブロックに分け、加算器60842a〜6084
2dにおいて、それぞれのブロック毎の濃度値の合計を
計算する。最小値補正部60843は、最小値検出器6
0841により求められた画素の値Nminが所定の条
件、即ち0以外の最小値であることを満たしているかを
チェックし、最小値Nminが0の場合には、0を除く最
小値に補正した後に、当該最小値Nminを文字部分画素
数決定処理部60844及び画素配置決定処理部608
45に出力する。文字部分画素数決定処理部60844
では、注目画素(g)の値をNminで割ることにより、
注目画素から復元される文字部分の個数Mdot(=0,
1,2,3,4)を求め、これを画素配置決定処理部6
0845に出力する。画素配列決定処理部60845で
は、加算器60842a〜60842dにより得られる
加算結果と、最小値補正部60843を経て得られた文
字濃度N=Nmin×4と、文字部分画素数決定処理部6
0844により得られる文字画素数Mdotとから文字部
分の画素配列を決定する。具体的には、文字濃度Nの値
及び文字画素数Mdotより特定される2×2画素におい
て、取り得る画素配列の組み合わせから、加算器608
42a〜60842dより求められた各加算結果の値よ
り最も値の大きなブロックに連続するように、画素の配
列されている組み合わせを文字部分の画素配列であると
決定する。
示す図である。最小値検出器60841により、注目画
素(g)の周辺画素の値(a,b,c,f,h,k,
l,m)から下地レベルを除く最小値Nminを求める。
注目画素の周辺画素のデータを、図6に示すように第1
〜第4ブロックに分け、加算器60842a〜6084
2dにおいて、それぞれのブロック毎の濃度値の合計を
計算する。最小値補正部60843は、最小値検出器6
0841により求められた画素の値Nminが所定の条
件、即ち0以外の最小値であることを満たしているかを
チェックし、最小値Nminが0の場合には、0を除く最
小値に補正した後に、当該最小値Nminを文字部分画素
数決定処理部60844及び画素配置決定処理部608
45に出力する。文字部分画素数決定処理部60844
では、注目画素(g)の値をNminで割ることにより、
注目画素から復元される文字部分の個数Mdot(=0,
1,2,3,4)を求め、これを画素配置決定処理部6
0845に出力する。画素配列決定処理部60845で
は、加算器60842a〜60842dにより得られる
加算結果と、最小値補正部60843を経て得られた文
字濃度N=Nmin×4と、文字部分画素数決定処理部6
0844により得られる文字画素数Mdotとから文字部
分の画素配列を決定する。具体的には、文字濃度Nの値
及び文字画素数Mdotより特定される2×2画素におい
て、取り得る画素配列の組み合わせから、加算器608
42a〜60842dより求められた各加算結果の値よ
り最も値の大きなブロックに連続するように、画素の配
列されている組み合わせを文字部分の画素配列であると
決定する。
【0016】図10は、予測補間処理の具体的な説明を
行うための図である。原画像の様子を図10(a)に示
す。文字部分の濃度を200、下地部分の濃度を0とす
る。この原画像から、平均値処理により作成された縮小
画像の様子を図10(b)に示す。2×2画素内の文字
部分の画素数が0個の場合の平均値は0である。文字部
分の画素数が1個の場合の平均値は50である。同様
に、文字部分の画素数が2、3、4個の場合の平均値は
100、150、200である。ここで、図10(b)
の注目画素平均値=50を元に復元される文字の濃度N
と、画素数Mdotを決定する。2×2画素内の平均値が
50である場合の濃度Nと、文字部分の数Mdotとの組
み合わせは、以下の3通りである。 (1)濃度N=200の画素が1つ (2)濃度N=100の画素が2つ (3)濃度N=50の画素が4つ 次の図11の(a)は、上記(1)の場合に濃度N=2
00の画素のとりうる配置について示す図である。図1
1の(b)は、上記(2)の場合に濃度N=100の2
つの画素のとりうる配置について示す図である。図11
の(c)は、上記(3)の場合に濃度N=50の4つの
画素のとりうる配置について示す図である。この組み合
わせの中で、周辺画素の0を除く最小値は50であるこ
とから、濃度N=50×4=200(200は255以
下)であり、Mdot=50×4/N=1となる。濃度N
=200、画素数Mdot=1が決定された場合の、文字
部分の分布の可能性は、図11(a)に示すように4通
りとなる。先に図6に示したように第1〜第4ブロック
で表される注目画素の周辺の画素の濃度値Nの合計か
ら、最も大きな値を選択する。各ブロックにおける計算
結果は、以下のとおりである。 (1)第1ブロックの合計:200+200+150=
550 (2)第2ブロックの合計:200+50+0=250 (3)第3ブロックの合計:150+50+0=200 (4)第4ブロックの合計:0+0+0=0 この結果、左上の第1ブロックの合計が最も大きな値で
あり、当該ブロックに連続するように文字画素の分布し
ている図11の(a)に示すタイプAが採用される。以
上、説明する手順で復元された画像は、図10(c)に
示すように、原画像と一致した。
行うための図である。原画像の様子を図10(a)に示
す。文字部分の濃度を200、下地部分の濃度を0とす
る。この原画像から、平均値処理により作成された縮小
画像の様子を図10(b)に示す。2×2画素内の文字
部分の画素数が0個の場合の平均値は0である。文字部
分の画素数が1個の場合の平均値は50である。同様
に、文字部分の画素数が2、3、4個の場合の平均値は
100、150、200である。ここで、図10(b)
の注目画素平均値=50を元に復元される文字の濃度N
と、画素数Mdotを決定する。2×2画素内の平均値が
50である場合の濃度Nと、文字部分の数Mdotとの組
み合わせは、以下の3通りである。 (1)濃度N=200の画素が1つ (2)濃度N=100の画素が2つ (3)濃度N=50の画素が4つ 次の図11の(a)は、上記(1)の場合に濃度N=2
00の画素のとりうる配置について示す図である。図1
1の(b)は、上記(2)の場合に濃度N=100の2
つの画素のとりうる配置について示す図である。図11
の(c)は、上記(3)の場合に濃度N=50の4つの
画素のとりうる配置について示す図である。この組み合
わせの中で、周辺画素の0を除く最小値は50であるこ
とから、濃度N=50×4=200(200は255以
下)であり、Mdot=50×4/N=1となる。濃度N
=200、画素数Mdot=1が決定された場合の、文字
部分の分布の可能性は、図11(a)に示すように4通
りとなる。先に図6に示したように第1〜第4ブロック
で表される注目画素の周辺の画素の濃度値Nの合計か
ら、最も大きな値を選択する。各ブロックにおける計算
結果は、以下のとおりである。 (1)第1ブロックの合計:200+200+150=
550 (2)第2ブロックの合計:200+50+0=250 (3)第3ブロックの合計:150+50+0=200 (4)第4ブロックの合計:0+0+0=0 この結果、左上の第1ブロックの合計が最も大きな値で
あり、当該ブロックに連続するように文字画素の分布し
ている図11の(a)に示すタイプAが採用される。以
上、説明する手順で復元された画像は、図10(c)に
示すように、原画像と一致した。
【0017】以下に、アルファベット、ひらがな、漢字
の記載された入力画像(文字画像)と、前記入力画像に
対して平均値処理を行った結果得られる1/4縮小画像
と、前記縮小画像のデータに補間処理を施した結果得ら
れる補間画像と、補間画像と入力画像との差分画像とに
ついて実際の処理結果を用いて説明する。図12の
(a)は入力画像に記載されているアルファベット”A
B”を示し、(b)は当該”AB”の縮小画像を示し、
(c)は上記予測補間処理を実行して得られる”AB”
についての補間画像を示し、そして、(d)は差分画像
を示す。また、図13の(a)は入力画像に記載されて
いるひらがな”うき”を示し、(b)は当該”うき”の
縮小画像を示し、(c)は上記予測補間処理を実行して
得られる補間画像を示し、そして、(d)は差分画像を
示す。また、図14の(a)は入力画像に記載される漢
字”宇絵”を示し、(b)は当該”宇絵”の縮小画像を
示し、(c)は上記予測補間処理を実行して得られる補
間画像を示し、そして、(d)は差分画像を示す。な
お、図12〜図14の(b)に示す縮小画像については
他の文字と同じ程度に拡大して示す。これらの縮小画像
は、縦横の解像度が1/2に減少しており、2値の濃度
レベルは5つの濃度レベル(0/4,1/4,2/4,
3/4,4/4)に変換されている。また、図12〜図
14の(d)に示す差分画像は、入力画像と補間画像に
共通する箇所を黒塗りで表し、入力画像のはみ出し部分
の画素を斜線を付して示し、補間画像のはみ出し部分の
画素を白抜きで表す。図12〜図14の(a)に示す入
力画像と、(c)に示す補間画像とを対比観察すると、
補間画像は、入力画像と殆ど一致している。(d)に示
す差分画像によれば、部分的な差違は確認できるが、殆
ど文字の端部に集中しており、入力画像と比較すればそ
の差はわかるが、補間画像のみをみた場合には、ほとん
ど違和感を感じない。これは差がでてしまった部分の文
字の構造に起因するものであり、文字の品位に影響を与
えていないためである。次の表1は、各画像サンプルの
予測補間処理の結果を示す。
の記載された入力画像(文字画像)と、前記入力画像に
対して平均値処理を行った結果得られる1/4縮小画像
と、前記縮小画像のデータに補間処理を施した結果得ら
れる補間画像と、補間画像と入力画像との差分画像とに
ついて実際の処理結果を用いて説明する。図12の
(a)は入力画像に記載されているアルファベット”A
B”を示し、(b)は当該”AB”の縮小画像を示し、
(c)は上記予測補間処理を実行して得られる”AB”
についての補間画像を示し、そして、(d)は差分画像
を示す。また、図13の(a)は入力画像に記載されて
いるひらがな”うき”を示し、(b)は当該”うき”の
縮小画像を示し、(c)は上記予測補間処理を実行して
得られる補間画像を示し、そして、(d)は差分画像を
示す。また、図14の(a)は入力画像に記載される漢
字”宇絵”を示し、(b)は当該”宇絵”の縮小画像を
示し、(c)は上記予測補間処理を実行して得られる補
間画像を示し、そして、(d)は差分画像を示す。な
お、図12〜図14の(b)に示す縮小画像については
他の文字と同じ程度に拡大して示す。これらの縮小画像
は、縦横の解像度が1/2に減少しており、2値の濃度
レベルは5つの濃度レベル(0/4,1/4,2/4,
3/4,4/4)に変換されている。また、図12〜図
14の(d)に示す差分画像は、入力画像と補間画像に
共通する箇所を黒塗りで表し、入力画像のはみ出し部分
の画素を斜線を付して示し、補間画像のはみ出し部分の
画素を白抜きで表す。図12〜図14の(a)に示す入
力画像と、(c)に示す補間画像とを対比観察すると、
補間画像は、入力画像と殆ど一致している。(d)に示
す差分画像によれば、部分的な差違は確認できるが、殆
ど文字の端部に集中しており、入力画像と比較すればそ
の差はわかるが、補間画像のみをみた場合には、ほとん
ど違和感を感じない。これは差がでてしまった部分の文
字の構造に起因するものであり、文字の品位に影響を与
えていないためである。次の表1は、各画像サンプルの
予測補間処理の結果を示す。
【表1】 上記表示するように、誤った予測補間の発生率は、ひら
がな、漢字、アルファベットの何れに対しても0.6%
に満たないことが解る。上述するように、本複写機で
は、読み取った原稿の画像データに対して、文字画像等
の2値画像及び自然画像等の中間調画像に対して別々に
縮小処理を施し、更に、別々に補間処理を実行する。特
に文字画像に対しては、所定の平均値処理により縮小し
た画像のデータに基づいて、元の画像データを世属する
予測補間処理部6084を採用することで、文字画像に
ついてほぼ完全な補間処理を行うことができる。
がな、漢字、アルファベットの何れに対しても0.6%
に満たないことが解る。上述するように、本複写機で
は、読み取った原稿の画像データに対して、文字画像等
の2値画像及び自然画像等の中間調画像に対して別々に
縮小処理を施し、更に、別々に補間処理を実行する。特
に文字画像に対しては、所定の平均値処理により縮小し
た画像のデータに基づいて、元の画像データを世属する
予測補間処理部6084を採用することで、文字画像に
ついてほぼ完全な補間処理を行うことができる。
【0018】
【発明の効果】本発明の画像形成装置は、縮小された注
目画素の濃度レベルとその周辺画素の濃度レベルとか
ら、復元される原画像の文字画像の濃度と有効画素数と
画素配置を決定することができるため、従来よりも少な
いメモリ容量で高解像度かつ濃度や色情報を持った高品
位な文字画像を記憶し、再生することができる。
目画素の濃度レベルとその周辺画素の濃度レベルとか
ら、復元される原画像の文字画像の濃度と有効画素数と
画素配置を決定することができるため、従来よりも少な
いメモリ容量で高解像度かつ濃度や色情報を持った高品
位な文字画像を記憶し、再生することができる。
【図1】 複写機の構成を示す図である。
【図2】 画像処理回路を中心とする画像データの各処
理部を示す図である。
理部を示す図である。
【図3】 GBTC方式による符号化及び復号化処理の
概念を説明するための図である。
概念を説明するための図である。
【図4】 文字画像及び自然画像に対して実行する縮小
処理及び補間処理を説明するための図である。
処理及び補間処理を説明するための図である。
【図5】 文字画像を平均値処理により縮小した場合の
文字部分のヒストグラムを示す図である。
文字部分のヒストグラムを示す図である。
【図6】 文字画素の位置を決定するための計算処理の
概念を示す図である。
概念を示す図である。
【図7】 縮小処理/GBTC圧縮部の構成を示す図で
ある。
ある。
【図8】 GBTC伸張/補間処理部の構成を示す図で
ある。
ある。
【図9】 予測補間処理部の構成を示す図である。
【図10】 予測補間処理の具体的な説明を行うための
図である。
図である。
【図11】 濃度Nの値により採りうる文字部分の画素
の配置を示す図である。
の配置を示す図である。
【図12】 入力画像であるアルファベット”AB”に
対して、縮小処理、補間処理を行った結果を示す図であ
る。
対して、縮小処理、補間処理を行った結果を示す図であ
る。
【図13】 入力画像であるひらがな”うき”に対し
て、縮小処理、補間処理を行った結果を示す図である。
て、縮小処理、補間処理を行った結果を示す図である。
【図14】 入力画像である漢字”宇絵”に対して、縮
小処理、補間処理を行った結果を示す図である。
小処理、補間処理を行った結果を示す図である。
606c,606m,606y…縮小処理/GBTC処
理部 607c,607m,607y…GBTC圧縮メモリ 608c,608m,608y…GBTC伸張/補間処
理部 6063…平均値処理部 6064…間引き処理部 6066…GBTC圧縮部 6081…GBTC伸張部 6084…予測補間処理部 6085…線形補間処理部 60841…最小値検出器 60842a〜d…加算器 60843…最小値補正部 60844…文字部分画素数決定処理部 60845…画素配置決定処理部
理部 607c,607m,607y…GBTC圧縮メモリ 608c,608m,608y…GBTC伸張/補間処
理部 6063…平均値処理部 6064…間引き処理部 6066…GBTC圧縮部 6081…GBTC伸張部 6084…予測補間処理部 6085…線形補間処理部 60841…最小値検出器 60842a〜d…加算器 60843…最小値補正部 60844…文字部分画素数決定処理部 60845…画素配置決定処理部
Claims (6)
- 【請求項1】 文字画像データを供給する画像データ供
給手段と、 画像データ供給手段から供給された文字画像データを、
所定のm×n画素を単位としてブロックに分け、各ブロ
ック内の画素のデータの平均値を、縮小画像の画像デー
タとする縮小手段と、 縮小手段により形成された縮小画像の画像データを記憶
する記憶手段と、 記憶手段に記憶する縮小画像において、復元する注目画
素を指定する注目画素指定手段と、 注目画素指定手段により指定された注目画素の画像デー
タと、その周辺画素の画像データより、縮小手段による
縮小前の文字画像の画像データを復元する復元手段とを
備えることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載された画像形成装置にお
いて、 復元手段は、注目画素及びその周辺画素に関し、復元す
る文字画像の画素数を決定する文字画素数決定手段と、
復元する文字画像の画素分布状態を決定する文字画像分
布決定手段とからなることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載された画像形成装置にお
いて、 復元手段は、注目画素及びその周辺画素に関し、復元す
る文字画像の濃度を決定する文字画像濃度決定手段と、
復元する文字画像の画素数を決定する文字画素数決定手
段と、復元する文字画像の画素分布状態を決定する文字
画像分布決定手段とからなることを特徴とする画像形成
装置。 - 【請求項4】 請求項2に記載された画像形成装置にお
いて、 文字画素数決定手段は、縮小率を1/m(但し、mは2
以上の整数である)としたときに、(注目画素の濃度×
m×m)/(周辺画素の最大濃度)の演算を行い、この
結果を上記復元する文字画像の画素数とすることを特徴
とする画像形成装置。 - 【請求項5】 請求項3に記載する画像形成装置におい
て、 文字画素数決定手段は、縮小率を1/m(但し、mは2
以上の整数である)としたときに、(注目画素の濃度×
m×m)/(復元する文字画像部分の濃度)の演算を行
い、この結果を上記復元する文字画像の画素数とするこ
とを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項6】 請求項3に記載する画像形成装置におい
て、 文字画像濃度決定手段は、縮小率を1/m(mは2以上
の整数)としたときに、復元する文字画像の濃度を、周
辺画像の濃度の下地レベルを除く最小濃度をm×m倍に
した濃度にし、この文字画像濃度決定手段により設定さ
れた濃度が最大濃度を越える場合には、復元する文字画
像の濃度が最大値以下になるように2以上の最も小さな
整数でわり算する文字濃度補正手段とを備えることを特
徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8333171A JPH10173913A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8333171A JPH10173913A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10173913A true JPH10173913A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18263099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8333171A Pending JPH10173913A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10173913A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001039511A1 (fr) * | 1999-11-26 | 2001-05-31 | Sharp Kabushiki Kaisha | Dispositif et procede de compression d'images et dispositif de decompression d'images, support d'enregistrement lisible par machine avec programme permettant a l'ordinateur d'executer un procede de compression d'images |
EP2190180A2 (en) | 2008-11-20 | 2010-05-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Image encoding apparatus and method of controlling the same |
US8396308B2 (en) | 2008-12-10 | 2013-03-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Image coding based on interpolation information |
-
1996
- 1996-12-13 JP JP8333171A patent/JPH10173913A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001039511A1 (fr) * | 1999-11-26 | 2001-05-31 | Sharp Kabushiki Kaisha | Dispositif et procede de compression d'images et dispositif de decompression d'images, support d'enregistrement lisible par machine avec programme permettant a l'ordinateur d'executer un procede de compression d'images |
US7085379B1 (en) | 1999-11-26 | 2006-08-01 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image compression device and image decompressing device, and computer-readable recorded medium on which program for allowing computer to execute image compressing method and image decompressing method |
EP2190180A2 (en) | 2008-11-20 | 2010-05-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Image encoding apparatus and method of controlling the same |
US8331705B2 (en) | 2008-11-20 | 2012-12-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Image encoding apparatus and method of controlling the same |
US8396308B2 (en) | 2008-12-10 | 2013-03-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Image coding based on interpolation information |
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