JPH10173776A - 漏話防止回路 - Google Patents

漏話防止回路

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Publication number
JPH10173776A
JPH10173776A JP32643596A JP32643596A JPH10173776A JP H10173776 A JPH10173776 A JP H10173776A JP 32643596 A JP32643596 A JP 32643596A JP 32643596 A JP32643596 A JP 32643596A JP H10173776 A JPH10173776 A JP H10173776A
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JP
Japan
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signal
analog
switching
unit
section
Prior art date
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Pending
Application number
JP32643596A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiaki Ikeda
三千昭 池田
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Fujitsu Telecom Networks Ltd
Original Assignee
Fujitsu Telecom Networks Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログ呼出信号による漏話を防止する漏話
防止回路に関し、アナログ呼出信号のオン,オフによる
隣接アナログ回線に対する漏話を防止する。 【解決手段】 切替部5と2線4線変換部6とコーディ
ック7とデータ処理部8とを含む伝送装置に於いて、ア
ナログ呼出信号の零レベルを検出する電圧レベル検出部
3と、データ処理部8により検出したシグナリング信号
と電圧レベル検出部3により検出した零レベルの検出信
号とのアンド条件のタイミングでオンとなる切替制御信
号を切替部5に加え、且つシグナリング信号がオフとな
った後の零レベルの検出信号のタイミングで切替制御信
号をオフとし、アナログ呼出信号をその零レベルのタイ
ミングで切替えるように切替部5を制御する切替タイミ
ング制御部2とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ呼出信号
のオン,オフのタイミングを制御して漏話を防止する漏
話防止回路に関する。交換機から比較的離れた位置の加
入者に対して、加入者側と交換機側とに多重化機能を有
する伝送装置を配置し、それらの伝送装置間を多重ディ
ジタル回線を介して接続した電話交換システムが知られ
ており、このような電話交換システムに於いては、交換
機から加入者に対するアナログ呼出信号を直接的に送出
することができないので、交換機側の伝送装置を介して
転送されたシグナリング信号を基に、加入者側の伝送装
置から加入者に対してアナログ呼出信号を送出すること
になる。このアナログ呼出信号は、音声信号に比較して
高電圧であるから、他のアナログ回線(加入者線)にノ
イズ(漏話)が誘起することがあり、通話品質に悪影響
を与えることになる。このような点を防止することが要
望されている。
【0002】
【従来の技術】図3は電話交換システムの説明図であ
り、21は交換機、22,23は伝送装置、24は加入
者、25はディジタル回線、26はアナログ回線(加入
者線)、27は呼出信号供給部、28,29は多重部で
ある。交換機21に対して複数の加入者24が比較的離
れた位置に存在する場合、交換機21側に伝送装置22
を設け、又加入者24側に伝送装置23を設けて、伝送
装置22,23間はディジタル回線25により接続し、
多重部28,29により多重化されたディジタル信号を
伝送する。
【0003】又交換機21から加入者24に対する呼出
信号は、伝送装置22に於いてディジタル信号に変換さ
れ、シグナリング信号として多重部28により多重化さ
れてディジタル回線25を介して伝送される。又伝送装
置23は、多重部29により多重分離し、シグナリング
信号を識別すると、呼出信号供給部27からのアナログ
呼出信号を、指定された加入者24にアナログ回線26
を介して送出する。
【0004】図4は従来例の伝送装置の説明図であり、
加入者側の伝送装置23(図3参照)に相当する要部を
示す。又31は切替部、32は2線4線変換部、33は
コーディック、34はデータ処理部、35は切替スイッ
チを示す。
【0005】切替部31は、切替スイッチ35を有し、
アナログ回線26をアナログ呼出信号側と2線4線変換
部32側との何れかに切替接続するものである。又2線
4線変換部32は、アナログ回線26側の2線と、ディ
ジタル回線25側の4線との変換を行うものである。又
コーディック33は、アナログ音声信号をディジタル音
声信号に、又その反対にディジタル音声信号をアナログ
音声信号に変換するものである。又データ処理部34
は、音声情報と各種の制御情報とについての送受信処理
を行うもので、交換機側からのシグナリング信号を抽出
し、これを切替制御信号として切替部31に加えるもの
である。
【0006】従って、交換機側からのディジタル回線2
5を介して転送されたシグナリング信号は、データ処理
部34により抽出されて切替部31に加えられるから、
切替スイッチ35は、2線4線変換部32側からアナロ
グ呼出信号側に切替えられて、アナログ呼出信号がアナ
ログ回線26に送出され、アナログ回線26に接続され
た加入者の呼出しが行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】アナログ呼出信号は、
例えば、周波数は16Hz、電圧は86V程度となる。
このようなアナログ呼出信号を、シグナリング信号に従
って切替部31に於いてオン,オフして、アナログ回線
26に送出するものである。従って、音声信号に比較し
て高電圧のアナログ呼出信号のオン,オフに伴って隣接
アナログ回線にノイズを誘起させることがある。
【0008】例えば、図5の(a)はアナログ呼出信号
の波形の概略を示し、その周期tは1/16秒となる。
又電圧はMAX86Vrmsとして示すように、最大の
実効値電圧は86V程度となる。又(b)はシグナリン
グ信号に従った切替制御信号であり、t1はオン期間、
t2はオフ期間を示す。又(c)は切替制御信号に従っ
て切替部31からアナログ回線26に送出されるアナロ
グ呼出信号の波形の概略を示し、オン期間t1とオフ期
間t2とは例えば1秒に選定され、アナログ呼出信号は
1秒オン,1秒オフのパターンで断続して送出される。
【0009】このアナログ呼出信号は、前述のように比
較的高電圧であるから、オン,オフのタイミングに、
(d)に示すように隣接アナログ回線にノイズが誘起さ
れる。この隣接アナログ回線を通話に使用中の場合、漏
話としてこのノイズが音声信号に混入することになり、
音声品質の劣化をもたらす問題がある。このようなノイ
ズは比較的高い周波数成分を含むものであるから、この
ノイズレベルを低減する為に、アナログ回線の終端部近
傍にコンデンサを接続しているが、充分な効果が得られ
ないのが実情である。本発明は、前述のようなノイズの
発生を防止することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の漏話防止回路
は、(1)ディジタル回線10とアナログ回線11との
間を接続し、且つディジタル回線10を介して転送され
たシグナリング信号に従ってアナログ回線11にアナロ
グ呼出信号を送出する切替部5を備えた伝送装置に於い
て、アナログ呼出信号の零レベルを検出する電圧レベル
検出部3と、この電圧レベル検出部3によるアナログ呼
出信号の零レベル検出のタイミングに於いて、ディジタ
ル回線10を介して転送されたシグナリング信号に従っ
たアナログ呼出信号を、アナログ回線11に切替えて送
出するように、切替部5を制御する切替タイミング制御
部3とを備えている。従って、アナログ回線11に送出
するアナログ呼出信号は、零レベルでオン,オフされて
送出されるから、切替部5に於けるオン,オフによる高
調波成分が発生しないことにより、ノイズの誘起を防止
できる。
【0011】又(2)アナログ呼出信号を、ディジタル
回線10を介して転送されたシグナリング信号により、
電圧レベル検出部3に加える呼出切替部4を設けること
ができる。即ち、アナログ呼出信号を送出する時にのみ
電圧レベル検出部3に於いてアナログ呼出信号の零レベ
ル検出動作を行わせ、切替部5に於ける誤動作を防止す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の説明
図であり、1は漏話防止回路、2は切替タイミング制御
部、3は電圧レベル検出部、4は呼出切替部、5は切替
部、6は2線4線変換部、7はコーディック、8はデー
タ処理部、9は切替スイッチ、10はディジタル回線、
11はアナログ回線であり、加入者側の伝送装置のアナ
ログ回線対応部(チャネル部)の要部を示す。
【0013】呼出切替部4は、常時はオフ状態であり、
データ処理部8に於いてディジタル回線10を介して転
送されたシグナリング信号を検出した時にオンとし、ア
ナログ呼出信号を切替部5に加えると共に電圧レベル検
出部3に加える。この電圧レベル検出部3は、例えば、
零電圧とアナログ呼出信号とを比較する比較器により構
成され、アナログ呼出信号の零レベルを検出して、その
検出信号を切替タイミング制御部2に加えるものであ
る。
【0014】又切替タイミング制御部2は、電圧レベル
検出部3からの零レベルの検出信号と、データ処理部8
に於いて検出したシグナリング信号とを基に、切替部5
に切替制御信号を加え、切替スイッチ9の切替えを制御
するものであり、シグナリング信号がオンとなった後の
零レベルの検出信号のタイミングで切替制御信号をオン
とし、この切替制御信号をシグナリング信号がオンの期
間は保持し、且つシグナリング信号がオフとなった後の
零レベルの検出信号のタイミングで切替制御信号をオフ
とする回路構成とするものである。
【0015】この切替タイミング制御部2をディジタル
回路によって構成することもできる。その場合、例え
ば、シグナリング信号と零レベルの検出信号とを入力す
るアンド回路の出力信号をフリップフロップのセット端
子に加え、このフリップフロップのセット出力信号を切
替制御信号とし、又シグナリング信号を禁止入力とする
インヒビット回路に零レベルの検出信号を入力し、この
インヒビット回路の出力信号をフリップフロップのリセ
ット端子に加える構成とし、シグナリング信号と零レベ
ルの検出信号とのアンド条件でフリップフロップをセッ
トして切替制御信号をオンとし、シグナリング信号がオ
フとなった後の零レベルの検出信号によりフリップフロ
ップをリセットして、切替制御信号をオフとすることが
できる。このような制御により、アナログ呼出信号が零
レベルのタイミングに於いて、切替部5の切替スイッチ
9の切替動作を行わせることができる。
【0016】図2は本発明の実施の形態の動作説明図で
あり、(a)はアナログ呼出信号の概略の波形、(b)
はシグナリング信号、(c)は零レベルの検出信号、
(d)は切替制御信号、(e)はアナログ回線に送出さ
れるアナログ呼出信号の概略波形を示す。
【0017】(a)に示すアナログ呼出信号は、前述の
従来例と同様に、周波数16Hz、電圧86Vであり、
周期tは1/16秒となる。(b)に示すシグナリング
信号をデータ処理部8に於いて検出すると、呼出切替部
4がオンとなり、アナログ呼出信号が電圧レベル検出部
3に加えられる。従って、電圧レベル検出部3は、アナ
ログ呼出信号の零レベルを検出して、(c)に示す検出
信号を切替タイミング制御部2に加える。
【0018】切替タイミング制御部2は、(b)に示す
シグナリング信号がオンとなったことと、(c)の零レ
ベルの検出信号が加えられたこととにより、(d)に示
す切替制御信号をオンとし、切替部5の切替スイッチ9
を2線4線変換部6側から漏話防止回路1側へ切替え
る。又シグナリング信号がオフとなり、次の零レベルの
検出信号が加えられたことにより、切替制御信号をオフ
とし、切替部5の切替スイッチ9を漏話防止回路1側か
ら2線4線変換部6側へ切替える。
【0019】従って、シグナリング信号の立上りからT
1の補正時間後に切替制御信号の立上りとなり、又シグ
ナリング信号の立下りからT2の補正時間後に切替制御
信号の立下りとなる。従って、(e)に示すように、ア
ナログ回線に送出されるアナログ呼出信号は、零レベル
に於いてオン,オフされるものとなり、オン期間は、ア
ナログ呼出信号の1周期tの整数倍のT3となる。
【0020】この場合、アナログ呼出信号の零レベルに
於いて切替スイッチ9の切替動作を行わせるから、高調
波成分が発生しなくなり、従って、アナログ呼出信号の
オン,オフによっても、隣接アナログ回線にはノイズが
誘起しないことになる。
【0021】又切替タイミング制御部2と電圧レベル検
出部3と呼出切替部4とを含めて半導体集積回路化する
ことも可能であるから、既設の伝送装置に於けるアナロ
グ回線対応部に、漏話防止回路1を付加して、隣接アナ
ログ回線に対するアナログ呼出信号のオン,オフに伴う
漏話を防止することができる。又複数のアナログ回線を
収容する伝送装置に於いては、アナログ回線対応部に切
替タイミング制御部2のみを追加し、電圧レベル検出部
3を共用化して、アナログ呼出信号のオン,オフのタイ
ミング制御を行わせることも可能である。又呼出切替部
4や切替スイッチ9は、リレー又は半導体スイッチング
素子により構成することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、電圧レ
ベル検出部3によりアナログ呼出信号の零レベルを検出
し、切替タイミング制御部2に於いて、シグナリング信
号とアナログ呼出信号の零レベル検出信号とのアンド条
件のタイミングで切替制御信号を切替部5に加え、アナ
ログ回線11に送出するアナログ呼出信号を、その電圧
が零レベルの時に切替えるもので、零レベルに於ける切
替えによって高調波成分の発生がなく、従って、隣接ア
ナログ回線に対する漏話(ノイズ)の発生を防止し、音
声品質の低下を回避することができる利点がある。
【0023】又電圧レベル検出部3を、シグナンリグ信
号のオン期間のみアナログ呼出信号の零レベルの検出を
行わせるように呼出切替部4を設けたことにより、シグ
ナリング信号がオフの期間に於ける切替タイミング制御
部2の動作を停止させることができるから、切替部5に
於ける誤動作を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態の動作説明図である。
【図3】電話交換システムの説明図である。
【図4】従来例の伝送装置の説明図である。
【図5】従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 漏話防止回路 2 切替タイミング制御部 3 電圧レベル検出部 4 呼出切替部 5 切替部 6 2線4線変換部 7 コーディック 8 データ処理部 9 切替スイッチ 10 ディジタル回線 11 アナログ回線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル回線とアナログ回線との間を
    接続し、且つ前記ディジタル回線を介して転送されたシ
    グナリング信号に従って前記アナログ回線にアナログ呼
    出信号を送出する切替部を備えた伝送装置に於いて、 前記アナログ呼出信号の零レベルを検出する電圧レベル
    検出部と、 該電圧レベル検出部による前記アナログ呼出信号の零レ
    ベル検出のタイミングに於いて前記ディジタル回線を介
    して転送された前記シグナリング信号に従った前記アナ
    ログ呼出信号を前記アナログ回線に切替えて送出するよ
    うに前記切替部を制御する切替タイミング制御部とを備
    えたことを特徴とする漏話防止回路。
  2. 【請求項2】 前記アナログ呼出信号を前記ディジタル
    回線を介して転送された前記シグナリング信号により前
    記電圧レベル検出部に加える呼出切替部を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の漏話防止回路。
JP32643596A 1996-12-06 1996-12-06 漏話防止回路 Pending JPH10173776A (ja)

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JP32643596A JPH10173776A (ja) 1996-12-06 1996-12-06 漏話防止回路

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JP32643596A JPH10173776A (ja) 1996-12-06 1996-12-06 漏話防止回路

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JPH10173776A true JPH10173776A (ja) 1998-06-26

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