JPH10173087A - 半導体集積回路装置 - Google Patents
半導体集積回路装置Info
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- JPH10173087A JPH10173087A JP8327406A JP32740696A JPH10173087A JP H10173087 A JPH10173087 A JP H10173087A JP 8327406 A JP8327406 A JP 8327406A JP 32740696 A JP32740696 A JP 32740696A JP H10173087 A JPH10173087 A JP H10173087A
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- H01L2224/42—Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/47—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
- H01L2224/48—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
- H01L2224/4805—Shape
- H01L2224/4809—Loop shape
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- H01L2224/48221—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
- H01L2224/48225—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
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- H01L2924/15—Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
- H01L2924/181—Encapsulation
Abstract
(57)【要約】
【課題】 LSIパッケージのパッケージ基板に形成さ
れた多層配線間の寄生容量を低減する。 【解決手段】 このBGAのパッケージ基板1に形成さ
れた第1層配線である信号配線7の下層には第2層配線
であるGNDプレーン10が形成されているが、信号配
線7と一体に形成され、スルーホール8群が形成された
領域よりも外側に位置するメッキ配線9の下層にはGN
Dプレーン10は形成されていない。そのため、スルー
ホール8群が形成された領域よりも外側のメッキ配線9
に形成される容量は、隣接するメッキ配線9、9の間の
寄生容量だけであり、GNDプレーン10との間に寄生
容量が形成されることはない。
れた多層配線間の寄生容量を低減する。 【解決手段】 このBGAのパッケージ基板1に形成さ
れた第1層配線である信号配線7の下層には第2層配線
であるGNDプレーン10が形成されているが、信号配
線7と一体に形成され、スルーホール8群が形成された
領域よりも外側に位置するメッキ配線9の下層にはGN
Dプレーン10は形成されていない。そのため、スルー
ホール8群が形成された領域よりも外側のメッキ配線9
に形成される容量は、隣接するメッキ配線9、9の間の
寄生容量だけであり、GNDプレーン10との間に寄生
容量が形成されることはない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置に関し、特に、BGA(Ball Grid Array) などのLS
Iパッケージを有する半導体集積回路装置に適用して有
効な技術に関するものである。
置に関し、特に、BGA(Ball Grid Array) などのLS
Iパッケージを有する半導体集積回路装置に適用して有
効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多ピンLSIパッケージの代表的
なものとしてQFP(Quad Flat package) が広く使用さ
れてきた。しかし、近年におけるLSIのI/O数の増
加により、QFPによる対応が次第に困難な状況になり
つつある。
なものとしてQFP(Quad Flat package) が広く使用さ
れてきた。しかし、近年におけるLSIのI/O数の増
加により、QFPによる対応が次第に困難な状況になり
つつある。
【0003】これはQFPの場合、I/O数を増加させ
ようとすると、リードフレームのリードピッチを狭くす
るか、あるいはパッケージの外形寸法を大きくしなけれ
ばならないが、リードのピッチを狭くするとリードが変
形し易くなって実装基板に半田付けする際の不良率が高
くなり、また、パッケージの外形寸法を大きくすると実
装密度が低下してしまうからである。
ようとすると、リードフレームのリードピッチを狭くす
るか、あるいはパッケージの外形寸法を大きくしなけれ
ばならないが、リードのピッチを狭くするとリードが変
形し易くなって実装基板に半田付けする際の不良率が高
くなり、また、パッケージの外形寸法を大きくすると実
装密度が低下してしまうからである。
【0004】最近、QFPの上記した問題を解決するこ
とが可能なパッケージとして、BGAが注目されてい
る。BGAは、半導体チップを実装したプリント配線基
板(パッケージ基板)の下面に半田バンプをマトリクス
状に取り付けたもので、QFPのようにリードフレーム
を使用しないことから、多ピン化が容易で、かつ実装面
積も小さくできるという利点がある。
とが可能なパッケージとして、BGAが注目されてい
る。BGAは、半導体チップを実装したプリント配線基
板(パッケージ基板)の下面に半田バンプをマトリクス
状に取り付けたもので、QFPのようにリードフレーム
を使用しないことから、多ピン化が容易で、かつ実装面
積も小さくできるという利点がある。
【0005】上記BGAについては、例えば米国特許第
5,216,278号公報に記載がある。この公報に記
載されたBGAは、下面に半田バンプを取り付けた樹脂
製のパッケージ基板上にワイヤボンディング方式で半導
体チップを実装し、この半導体チップをモールド樹脂で
封止した構造で構成されている。
5,216,278号公報に記載がある。この公報に記
載されたBGAは、下面に半田バンプを取り付けた樹脂
製のパッケージ基板上にワイヤボンディング方式で半導
体チップを実装し、この半導体チップをモールド樹脂で
封止した構造で構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、以下のよ
うな構造を有するBGA型LSIパッケージを開発中で
ある。
うな構造を有するBGA型LSIパッケージを開発中で
ある。
【0007】このBGA型LSIパッケージは、下面に
半田バンプを取り付けた樹脂製のパッケージ基板上にワ
イヤボンディング方式で半導体チップを実装し、この半
導体チップをモールド樹脂で封止するようになってい
る。
半田バンプを取り付けた樹脂製のパッケージ基板上にワ
イヤボンディング方式で半導体チップを実装し、この半
導体チップをモールド樹脂で封止するようになってい
る。
【0008】パッケージ基板は、4層のCu(銅)配線
を形成した多層配線構造を有している。最上層および最
下層の配線は主として信号配線を構成し、中間の第2層
配線と第3層配線はシート状のCu箔からなり、それぞ
れGNDプレーンと電源プレーンとを構成している。G
NDプレーンと電源プレーンは、パッケージ基板とほぼ
同一の寸法で構成されている。上下層の配線間は、パッ
ケージ基板に設けたスルーホールを通じて電気的に接続
される。
を形成した多層配線構造を有している。最上層および最
下層の配線は主として信号配線を構成し、中間の第2層
配線と第3層配線はシート状のCu箔からなり、それぞ
れGNDプレーンと電源プレーンとを構成している。G
NDプレーンと電源プレーンは、パッケージ基板とほぼ
同一の寸法で構成されている。上下層の配線間は、パッ
ケージ基板に設けたスルーホールを通じて電気的に接続
される。
【0009】最上層の信号配線にはAuワイヤの一端が
圧着されるボンディングリードが一体に構成されてい
る。ボンディングリードの表面には、Auワイヤの接着
性を向上させるためにAu/Niの2層のメッキが施さ
れる。そのため、パッケージ基板の周辺部には、ボンデ
ィングリードの表面にメッキを施す際の電流を供給する
ためのメッキ配線が形成される。
圧着されるボンディングリードが一体に構成されてい
る。ボンディングリードの表面には、Auワイヤの接着
性を向上させるためにAu/Niの2層のメッキが施さ
れる。そのため、パッケージ基板の周辺部には、ボンデ
ィングリードの表面にメッキを施す際の電流を供給する
ためのメッキ配線が形成される。
【0010】しかし、上記のような構造のLSIパッケ
ージは、信号配線やメッキ配線と、GNDプレーンや電
源プレーンとの間に寄生の容量が形成されるため、信号
がHighからLow、またはその逆に切り替わる際の
負荷が増大し、信号の迅速な切り替えが妨げられる。
ージは、信号配線やメッキ配線と、GNDプレーンや電
源プレーンとの間に寄生の容量が形成されるため、信号
がHighからLow、またはその逆に切り替わる際の
負荷が増大し、信号の迅速な切り替えが妨げられる。
【0011】本発明の目的は、LSIパッケージのパッ
ケージ基板に形成された多層配線間の寄生容量を低減す
ることのできる技術を提供することにある。
ケージ基板に形成された多層配線間の寄生容量を低減す
ることのできる技術を提供することにある。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0014】本発明の半導体集積回路装置は、半導体チ
ップを実装する一面に前記半導体チップと電気的に接続
される電極および前記電極の表面にメッキを施すための
メッキ配線が信号配線と一体に形成され、内層にシート
状の電源プレーンが形成された多層配線構造のパッケー
ジ基板を備えたパッケージを有し、前記メッキ配線が形
成された領域の少なくとも一部と、前記シート状の電源
プレーンが形成された領域とが配線の積層方向において
互いに重なり合わないようにしたものである。
ップを実装する一面に前記半導体チップと電気的に接続
される電極および前記電極の表面にメッキを施すための
メッキ配線が信号配線と一体に形成され、内層にシート
状の電源プレーンが形成された多層配線構造のパッケー
ジ基板を備えたパッケージを有し、前記メッキ配線が形
成された領域の少なくとも一部と、前記シート状の電源
プレーンが形成された領域とが配線の積層方向において
互いに重なり合わないようにしたものである。
【0015】本発明の半導体集積回路装置は、前記パッ
ケージ基板の他面に前記パッケージの外部端子が形成さ
れている。
ケージ基板の他面に前記パッケージの外部端子が形成さ
れている。
【0016】本発明の半導体集積回路装置は、前記外部
端子が半田バンプで構成されている。
端子が半田バンプで構成されている。
【0017】本発明の半導体集積回路装置は、前記半導
体チップと前記電極がワイヤを介して電気的に接続され
ている。
体チップと前記電極がワイヤを介して電気的に接続され
ている。
【0018】本発明の半導体集積回路装置は、前記半導
体チップの主面にSRAMが形成されている。
体チップの主面にSRAMが形成されている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
に基づいて詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の実施の形態であるBGA
の一部を破断して示す斜視図、図2〜図6は、このBG
Aのパッケージ基板に形成された多層配線を配線層ごと
に示す平面図、図7は、このBGAの断面図である。
の一部を破断して示す斜視図、図2〜図6は、このBG
Aのパッケージ基板に形成された多層配線を配線層ごと
に示す平面図、図7は、このBGAの断面図である。
【0021】図1に示すように、本実施の形態のBGA
は、パッケージ基板1の上面に半導体チップ2を実装
し、この半導体チップ2をモールド樹脂3で封止した構
造を有している。半導体チップ2の主面には、例えばワ
ークステーションなどのキャッシュメモリとして使用さ
れるSRAM(スタティックRAM)が形成されてい
る。半導体チップ2は、接着剤によってパッケージ基板
1の上面に接合されており、Auワイヤ4を介してパッ
ケージ基板1の配線と電気的に接続されている。パッケ
ージ基板1の下面には外部端子である半田バンプ5が、
例えば7列×17行(=119)のマトリクス状に配置
されている。半田バンプ5は、Pb−Sn合金からなる
半田ボールで構成されている。パッケージ基板1は、こ
れらの半田バンプ5を介してマザーボードなどと電気的
に接続される。
は、パッケージ基板1の上面に半導体チップ2を実装
し、この半導体チップ2をモールド樹脂3で封止した構
造を有している。半導体チップ2の主面には、例えばワ
ークステーションなどのキャッシュメモリとして使用さ
れるSRAM(スタティックRAM)が形成されてい
る。半導体チップ2は、接着剤によってパッケージ基板
1の上面に接合されており、Auワイヤ4を介してパッ
ケージ基板1の配線と電気的に接続されている。パッケ
ージ基板1の下面には外部端子である半田バンプ5が、
例えば7列×17行(=119)のマトリクス状に配置
されている。半田バンプ5は、Pb−Sn合金からなる
半田ボールで構成されている。パッケージ基板1は、こ
れらの半田バンプ5を介してマザーボードなどと電気的
に接続される。
【0022】パッケージ基板1は、ガラスエポキシ樹脂
などの合成樹脂基材にCuの配線を4層形成した多層配
線構造を有している。図2〜図6は、これら4層の配線
を配線層ごとに示す平面図であり、図2は信号配線を構
成する最上層の配線(第1層配線)、図3はGNDプレ
ーンを構成する上から2番目の配線(第2層配線)、図
4は第1層配線と第2層配線とを重ねた状態、図5は電
源プレーンを構成する上から3番目の配線(第3層配
線)、図6は信号配線を構成する最下層の配線(第4層
配線)をそれぞれ示している。
などの合成樹脂基材にCuの配線を4層形成した多層配
線構造を有している。図2〜図6は、これら4層の配線
を配線層ごとに示す平面図であり、図2は信号配線を構
成する最上層の配線(第1層配線)、図3はGNDプレ
ーンを構成する上から2番目の配線(第2層配線)、図
4は第1層配線と第2層配線とを重ねた状態、図5は電
源プレーンを構成する上から3番目の配線(第3層配
線)、図6は信号配線を構成する最下層の配線(第4層
配線)をそれぞれ示している。
【0023】まず、図2を用いて第1層配線のパターン
を説明する。長方形のパターンを有するボンディングリ
ード6は、信号配線7と一体に構成されており、その表
面にはAu/Niの2層のメッキが施されている。この
ボンディングリード6には前述したAuワイヤ4の一端
が圧着される。信号配線7の一端に形成されたスルーホ
ール8は、パッケージ基板1に設けられた貫通孔の内面
にCuのメッキを施した構造になっている。図示したス
ルーホール8のうち、Vの表示を付したものは第3層配
線(電源プレーン)と電気的に接続され、Gの表示を付
したものは第2層配線(GNDプレーン)と電気的に接
続されている。また、×の表示を付したものは他のスル
ーホール8とは異なり、パッケージ基板1を貫通してお
らず、第1層配線と第2層配線とを接続するブラインド
ビアホールとして機能している。その他のスルーホール
8は、いずれも第4層配線(信号配線)と電気的に接続
されている。
を説明する。長方形のパターンを有するボンディングリ
ード6は、信号配線7と一体に構成されており、その表
面にはAu/Niの2層のメッキが施されている。この
ボンディングリード6には前述したAuワイヤ4の一端
が圧着される。信号配線7の一端に形成されたスルーホ
ール8は、パッケージ基板1に設けられた貫通孔の内面
にCuのメッキを施した構造になっている。図示したス
ルーホール8のうち、Vの表示を付したものは第3層配
線(電源プレーン)と電気的に接続され、Gの表示を付
したものは第2層配線(GNDプレーン)と電気的に接
続されている。また、×の表示を付したものは他のスル
ーホール8とは異なり、パッケージ基板1を貫通してお
らず、第1層配線と第2層配線とを接続するブラインド
ビアホールとして機能している。その他のスルーホール
8は、いずれも第4層配線(信号配線)と電気的に接続
されている。
【0024】パッケージ基板1の周辺部にはメッキ配線
9が形成されている。メッキ配線9の一端はパッケージ
基板1の最外周部で終端し、他端はボンディングリード
6またはスルーホール8のいずれか一方のうち、パッケ
ージ基板1の周辺部により近い位置にあるものと接続さ
れている。これらのメッキ配線9は、ボンディングリー
ド6の表面に前述したAu/Niのメッキを施す際の電
流を供給する配線として使用される。
9が形成されている。メッキ配線9の一端はパッケージ
基板1の最外周部で終端し、他端はボンディングリード
6またはスルーホール8のいずれか一方のうち、パッケ
ージ基板1の周辺部により近い位置にあるものと接続さ
れている。これらのメッキ配線9は、ボンディングリー
ド6の表面に前述したAu/Niのメッキを施す際の電
流を供給する配線として使用される。
【0025】図3に示すように、第2層配線であるGN
Dプレーン10は、シート状のCu箔で構成されてお
り、Gの表示を付したスルーホール8を介してパッケー
ジ基板1の下面の半田バンプ5からGND電位を取り、
×の表示を付したスルーホール(ブラインドビアホー
ル)8を通じて前記ボンディングリード6にGND電位
を供給する。GNDプレーン10は、パッケージ基板1
をほぼ一回り小さくした長方形をなしており、その4辺
はパッケージ基板1に形成された前記スルーホール8群
のうち、最も外側に形成されたスルーホール8の中心を
結ぶ位置と重なっている。すなわち、本実施の形態のG
NDプレーン10は、スルーホール8群が形成された領
域の外側には延在していない。
Dプレーン10は、シート状のCu箔で構成されてお
り、Gの表示を付したスルーホール8を介してパッケー
ジ基板1の下面の半田バンプ5からGND電位を取り、
×の表示を付したスルーホール(ブラインドビアホー
ル)8を通じて前記ボンディングリード6にGND電位
を供給する。GNDプレーン10は、パッケージ基板1
をほぼ一回り小さくした長方形をなしており、その4辺
はパッケージ基板1に形成された前記スルーホール8群
のうち、最も外側に形成されたスルーホール8の中心を
結ぶ位置と重なっている。すなわち、本実施の形態のG
NDプレーン10は、スルーホール8群が形成された領
域の外側には延在していない。
【0026】図4および図7示すように、第1層配線で
ある信号配線7の下層には第2層配線であるGNDプレ
ーン10が形成されている。つまり、信号電流の伝送経
路である信号配線7は、GNDプレーン10と重なり合
っている。そのため、これら両者の相互インダクタンス
の作用によって、信号配線7の実効インダクタンスが減
少する。
ある信号配線7の下層には第2層配線であるGNDプレ
ーン10が形成されている。つまり、信号電流の伝送経
路である信号配線7は、GNDプレーン10と重なり合
っている。そのため、これら両者の相互インダクタンス
の作用によって、信号配線7の実効インダクタンスが減
少する。
【0027】他方、前述したようにスルーホール8群が
形成された領域よりも外側に位置するメッキ配線9の下
層にはGNDプレーン10は形成されていない。従っ
て、スルーホール8群が形成された領域よりも外側のメ
ッキ配線9に形成される容量は、隣接するメッキ配線
9、9の間の寄生容量だけであり、GNDプレーン10
との間に寄生容量が形成されることはない。
形成された領域よりも外側に位置するメッキ配線9の下
層にはGNDプレーン10は形成されていない。従っ
て、スルーホール8群が形成された領域よりも外側のメ
ッキ配線9に形成される容量は、隣接するメッキ配線
9、9の間の寄生容量だけであり、GNDプレーン10
との間に寄生容量が形成されることはない。
【0028】これにより、スルーホール8群が形成され
た領域の外側にもGNDプレーン10が形成されている
場合に比べて各信号の入出力容量が低下するので、信号
がHighからLow、またはその逆に切り替わる際の
負荷が低下し、信号のより迅速な切り替えが可能にな
る。また、ボンディングリード6から半田バンプ5に、
またはその逆方向に流れる入出力信号の電流は、これら
の間の最短距離を流れ、メッキ配線9には流れないの
で、前述した信号配線7の実効インダクタンスが減少す
る効果が損なわれることはない。
た領域の外側にもGNDプレーン10が形成されている
場合に比べて各信号の入出力容量が低下するので、信号
がHighからLow、またはその逆に切り替わる際の
負荷が低下し、信号のより迅速な切り替えが可能にな
る。また、ボンディングリード6から半田バンプ5に、
またはその逆方向に流れる入出力信号の電流は、これら
の間の最短距離を流れ、メッキ配線9には流れないの
で、前述した信号配線7の実効インダクタンスが減少す
る効果が損なわれることはない。
【0029】図5に示すように、第3層配線である電源
プレーン11は、Vの表示を付したスルーホール8を通
じてパッケージ基板1の下面の半田バンプ5および上面
のボンディングリードと電気的に接続され、それらに電
源を供給する。電源プレーン11は、前記GNDプレー
ン10と同様、パッケージ基板1をほぼ一回り小さくし
た長方形をなしており、その4辺はパッケージ基板1に
形成された前記スルーホール8群のうち、最も外側に形
成されたスルーホール8の中心を結ぶ位置と重なってい
る。すなわち、本実施の形態の電源プレーン11は、ス
ルーホール8群が形成された領域の外側には延在してい
ない。
プレーン11は、Vの表示を付したスルーホール8を通
じてパッケージ基板1の下面の半田バンプ5および上面
のボンディングリードと電気的に接続され、それらに電
源を供給する。電源プレーン11は、前記GNDプレー
ン10と同様、パッケージ基板1をほぼ一回り小さくし
た長方形をなしており、その4辺はパッケージ基板1に
形成された前記スルーホール8群のうち、最も外側に形
成されたスルーホール8の中心を結ぶ位置と重なってい
る。すなわち、本実施の形態の電源プレーン11は、ス
ルーホール8群が形成された領域の外側には延在してい
ない。
【0030】図6に示すように、スルーホール8と半田
バンプ5とを接続する最下層(第4層)の信号配線12
は、スルーホール8群が形成された領域よりも内側に形
成されている。パッケージ基板1の下面の周辺部に形成
されたメッキ配線13の一端はパッケージ基板1の最外
周部で終端し、他端は半田バンプ5と電気的に接続され
ている。
バンプ5とを接続する最下層(第4層)の信号配線12
は、スルーホール8群が形成された領域よりも内側に形
成されている。パッケージ基板1の下面の周辺部に形成
されたメッキ配線13の一端はパッケージ基板1の最外
周部で終端し、他端は半田バンプ5と電気的に接続され
ている。
【0031】図6および図7に示すように、第4層配線
である信号配線12およびメッキ配線13と第3層配線
である電源プレーン11との位置関係は、前述した第1
層配線である信号配線7およびメッキ配線9と第2層配
線であるGNDプレーン10との位置関係と同様になっ
ている。すなわち、スルーホール8群が形成された領域
よりも外側に位置するメッキ配線13の上層には電源プ
レーン11は形成されていない。従って、スルーホール
8群が形成された領域よりも外側のメッキ配線13に形
成される容量は、隣接するメッキ配線13、13の間の
寄生容量だけであり、電源プレーン11との間に寄生容
量が形成されることはない。
である信号配線12およびメッキ配線13と第3層配線
である電源プレーン11との位置関係は、前述した第1
層配線である信号配線7およびメッキ配線9と第2層配
線であるGNDプレーン10との位置関係と同様になっ
ている。すなわち、スルーホール8群が形成された領域
よりも外側に位置するメッキ配線13の上層には電源プ
レーン11は形成されていない。従って、スルーホール
8群が形成された領域よりも外側のメッキ配線13に形
成される容量は、隣接するメッキ配線13、13の間の
寄生容量だけであり、電源プレーン11との間に寄生容
量が形成されることはない。
【0032】これにより、スルーホール8群が形成され
た領域の外側にも電源プレーン11が形成されている場
合に比べて各信号の入出力容量が低下するので、信号が
HighからLow、またはその逆に切り替わる際の負
荷が低下し、信号のより迅速な切り替えが可能になる。
また、スルーホール8から半田バンプ5に、またはその
逆方向に流れる入出力信号の電流は、これらの間の最短
距離を流れ、メッキ配線13には流れないので、信号配
線12の実効インダクタンスが減少する効果が損なわれ
ることはない。
た領域の外側にも電源プレーン11が形成されている場
合に比べて各信号の入出力容量が低下するので、信号が
HighからLow、またはその逆に切り替わる際の負
荷が低下し、信号のより迅速な切り替えが可能になる。
また、スルーホール8から半田バンプ5に、またはその
逆方向に流れる入出力信号の電流は、これらの間の最短
距離を流れ、メッキ配線13には流れないので、信号配
線12の実効インダクタンスが減少する効果が損なわれ
ることはない。
【0033】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0034】前記実施の形態では、4層配線構造のパッ
ケージ基板を有するBGAに適用した場合について説明
したが、これに限定されるものではなく、3層または5
層以上の多層配線構造のパッケージ基板を有するBGA
に適用することができる。
ケージ基板を有するBGAに適用した場合について説明
したが、これに限定されるものではなく、3層または5
層以上の多層配線構造のパッケージ基板を有するBGA
に適用することができる。
【0035】前記実施の形態では、SRAMを形成した
半導体チップを搭載するBGAに適用した場合について
説明したが、これに限定されるものではなく、マイコ
ン、論理LSIなど各種LSIを形成した半導体チップ
を搭載するBGAに適用することができる。
半導体チップを搭載するBGAに適用した場合について
説明したが、これに限定されるものではなく、マイコ
ン、論理LSIなど各種LSIを形成した半導体チップ
を搭載するBGAに適用することができる。
【0036】本発明は、BGA型のLSIパッケージに
限定されるものではなく、ピングリッドアレイ型のLS
Iパッケージなどにも適用することができる。本発明
は、少なくとも電極の表面をメッキするためのメッキ配
線と、このメッキ配線とは別層の配線層に形成された電
源プレーンやGNDプレーンとを備えた多層配線構造の
パッケージ基板を有するLSIパッケージに適用するこ
とができる。
限定されるものではなく、ピングリッドアレイ型のLS
Iパッケージなどにも適用することができる。本発明
は、少なくとも電極の表面をメッキするためのメッキ配
線と、このメッキ配線とは別層の配線層に形成された電
源プレーンやGNDプレーンとを備えた多層配線構造の
パッケージ基板を有するLSIパッケージに適用するこ
とができる。
【0037】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0038】本発明によれば、メッキ配線と電源プレー
ン(またはGNDプレーン)との間に寄生容量が形成さ
れることがないため、信号の迅速な切り替えが可能にな
り、高速動作に適したLSIパッケージを提供すること
ができる。
ン(またはGNDプレーン)との間に寄生容量が形成さ
れることがないため、信号の迅速な切り替えが可能にな
り、高速動作に適したLSIパッケージを提供すること
ができる。
【図1】本発明の実施の形態であるBGAの一部を破断
して示す斜視図である。
して示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態であるBGAのパッケージ
基板に形成された第1層配線のパターンを示す平面図で
ある。
基板に形成された第1層配線のパターンを示す平面図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態であるBGAのパッケージ
基板に形成された第2層配線のパターンを示す平面図で
ある。
基板に形成された第2層配線のパターンを示す平面図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態であるBGAのパッケージ
基板に形成された第1層配線と第2層配線の重なりパタ
ーンを示す平面図である。
基板に形成された第1層配線と第2層配線の重なりパタ
ーンを示す平面図である。
【図5】本発明の実施の形態であるBGAのパッケージ
基板に形成された第3層配線のパターンを示す平面図で
ある。
基板に形成された第3層配線のパターンを示す平面図で
ある。
【図6】本発明の実施の形態であるBGAのパッケージ
基板に形成された第4層配線のパターンを示す平面図で
ある。
基板に形成された第4層配線のパターンを示す平面図で
ある。
【図7】本発明の実施の形態であるBGAの断面図であ
る。
る。
1 パッケージ基板 2 半導体チップ 3 モールド樹脂 4 Auワイヤ 5 半田バンプ 6 ボンディングリード 7 信号配線 8 スルーホール 9 メッキ配線 10 GNDプレーン 11 電源プレーン 12 信号配線 13 メッキ配線
Claims (5)
- 【請求項1】 半導体チップを実装する一面に前記半導
体チップと電気的に接続される電極および前記電極の表
面にメッキを施すためのメッキ配線が信号配線と一体に
形成され、内層にシート状の電源プレーンが形成された
多層配線構造のパッケージ基板を備えたパッケージを有
する半導体集積回路装置であって、前記メッキ配線が形
成された領域の少なくとも一部と、前記シート状の電源
プレーンが形成された領域とが配線の積層方向において
互いに重なり合わないようにしたことを特徴とする半導
体集積回路装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置であ
って、前記パッケージ基板の他面には前記パッケージの
外部端子が形成されていることを特徴とする半導体集積
回路装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の半導体集積回路装置であ
って、前記外部端子は半田バンプであることを特徴とす
る半導体集積回路装置。 - 【請求項4】 請求項1、2または3記載の半導体集積
回路装置であって、前記半導体チップと前記電極はワイ
ヤを介して電気的に接続されていることを特徴とする半
導体集積回路装置。 - 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の半導体
集積回路装置であって、前記半導体チップの主面にはS
RAMが形成されていることを特徴とする半導体集積回
路装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8327406A JPH10173087A (ja) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | 半導体集積回路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8327406A JPH10173087A (ja) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | 半導体集積回路装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10173087A true JPH10173087A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18198806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8327406A Pending JPH10173087A (ja) | 1996-12-09 | 1996-12-09 | 半導体集積回路装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10173087A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1085571A1 (en) * | 1999-09-20 | 2001-03-21 | Texas Instruments Incorporated | Method for increasing device reliability of a BGA package |
EP1087440A2 (en) * | 1999-09-22 | 2001-03-28 | Texas Instruments Incorporated | Modeling technique to increase device reliability |
US6486052B1 (en) * | 1999-08-16 | 2002-11-26 | Nec Corporation | Package having terminated plating layer and its manufacturing method |
US8604601B2 (en) | 2009-02-20 | 2013-12-10 | Elpida Memory, Inc. | Semiconductor device having wiring layers with power-supply plane and ground plane |
US9190378B2 (en) | 2013-02-22 | 2015-11-17 | Renesas Electronics Corporation | Semiconductor chip and semiconductor device |
-
1996
- 1996-12-09 JP JP8327406A patent/JPH10173087A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6486052B1 (en) * | 1999-08-16 | 2002-11-26 | Nec Corporation | Package having terminated plating layer and its manufacturing method |
EP1085571A1 (en) * | 1999-09-20 | 2001-03-21 | Texas Instruments Incorporated | Method for increasing device reliability of a BGA package |
EP1087440A2 (en) * | 1999-09-22 | 2001-03-28 | Texas Instruments Incorporated | Modeling technique to increase device reliability |
US8604601B2 (en) | 2009-02-20 | 2013-12-10 | Elpida Memory, Inc. | Semiconductor device having wiring layers with power-supply plane and ground plane |
US9190378B2 (en) | 2013-02-22 | 2015-11-17 | Renesas Electronics Corporation | Semiconductor chip and semiconductor device |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050420 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050426 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050816 |