JPH10171734A - 情報配信システムおよび情報配信装置 - Google Patents

情報配信システムおよび情報配信装置

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JPH10171734A
JPH10171734A JP8328392A JP32839296A JPH10171734A JP H10171734 A JPH10171734 A JP H10171734A JP 8328392 A JP8328392 A JP 8328392A JP 32839296 A JP32839296 A JP 32839296A JP H10171734 A JPH10171734 A JP H10171734A
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JP8328392A
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Inventor
Keiichi Takeshita
圭一 竹下
Yoshichika Fujisaki
良近 藤咲
Fuyuki Tajima
冬樹 田島
Shigetoshi Takahashi
重俊 高橋
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Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】端末再稼働時の情報の回復を効率よく行う。 【解決手段】端末装置13との間の回線が切断されてい
る間、情報配信装置12の電文送受信処理部125は、
情報源11から受信した情報をデータベース122に格
納する。検索ポインタ更新処理部は、周期的に各情報の
種別毎に、端末装置に送れなかった情報のうち、情報に
対して定められた有効時間を越えていない情報を求め回
答応答情報テーブル123上に管理する。回復応答処理
部126は、端末装置113から回復要求を受け取る
と、回答応答情報テーブル123に管理されている情報
を、回答応答情報テーブル123上に登録されている情
報の種別毎の優先度に従い、データベース122から読
み出し、端末装置13に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の端末装置に
情報配信装置から情報を配信する情報配信システムに関
し、特に、端末装置が一旦停止した後に再稼働した際
に、端末装置に情報を回復する技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】データベース装置などの情報を蓄積する
情報源装置と、情報源装置の情報を利用する複数の端末
装置と、情報源装置と複数の端末装置との間に配置され
情報源装置から送られた情報を複数の端末装置に配信す
る1または複数の情報配信装置よりなる情報配信システ
ムが知られている。
【0003】ここで、たとえば、気象情報などの発生が
不定期で、かつ、情報の有効時間が定められている情報
を配信の対象とする情報配信システムにおいて、一旦端
末装置が停止した後に再稼働した場合には、この端末装
置に現在の情報を速やかに回復する必要がある。
【0004】そして、このような端末装置の再稼働時の
情報の速やかな回復を図る技術としては、端末装置にお
いて再稼働時に回復する必要のある情報を管理するよう
にし、端末装置の再稼働時には、端末装置より情報配信
装置に対して特定の情報の回復を要求し、情報配信装置
が、この要求に応じて情報源装置より情報を検索して端
末装置に配信することにより端末装置の速やかな情報の
回復を図る技術が知られている。
【0005】また、情報配信装置自身に、情報源から送
られた情報を、各情報の有効時間分だけ蓄えるデータベ
ースを設け、端末装置の再稼働時には自身のデータベー
スから必要な除法を検索し、端末装置に配信することに
より端末装置の速やかな情報の回復を図る技術も知られ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各端末
装置に配信すべき情報が多い場合などには、従来の各技
術では充分に速やかに端末装置の情報を回復できない場
合がある。
【0007】また、従来の技術では、端末装置において
必要とする情報の順番とは無関係に端末装置に情報が回
復されることになるため、たとえば、ある情報を利用中
に端末装置が停止してしまったような場合には、この利
用中であった、まず利用したい情報よりも先に、当座必
要としていない情報が回復されてしまい、利用したい情
報の回復が後回しになるなど、利用者にとっての利便性
が必ずしも高くなかった。
【0008】そこで、本発明は、一旦停止した後に再稼
働した端末装置に現在の情報を速やかに回復することの
できる情報配信システムを提供することを目的とする。
また、利用者の利便性に関して、より効果的に、一旦停
止した後に再稼働した端末装置に現在の情報を回復する
ことのできる情報配信システムを提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のために、
本発明は、たとえば、複数の端末装置と、前記複数の端
末装置に接続し情報源から受け取った情報を前記複数の
端末装置に送信する情報配信装置とを備えた情報配信シ
ステムにおいて、前記情報配信装置に、前記情報源から
受け取った情報を蓄積するデータベースと、端末装置と
の間の接続が切断している間に、情報源から受け取りデ
ータベースに蓄積した情報を、当該接続が切断している
端末装置に対応づけて管理する回復情報管理手段と、接
続が切断していた端末装置との間の接続が回復した後
に、当該接続が回復した端末装置に、当該端末装置に対
応付けて前記回復情報管理手段が管理している情報を、
前記データベースより取り出して送信する回復手段とを
備えたものである。
【0010】このような情報配信システムによれば、端
末装置が停止状態にあるためなどに端末装置と情報配信
装置との間の接続が切断している間、情報源から受け取
りデータベースに蓄積した情報を、当該接続が切断して
いる端末装置に対応づけて管理するので、端末装置の再
稼働などによって端末装置との間の接続が回復した後に
は、この管理しておいた内容に従って情報を端末装置に
高速に回復することができる。
【0011】また、さらに、前記各端末装置に、前記各
情報の優先度を、接続した前記情報配信装置に指定する
手段を備え、前記情報配信装置に、各端末装置に対応づ
けて当該端末装置から指定された前記各情報の優先度を
管理する優先度管理手段を備え、前記情報配信装置の回
復手段が、接続が切断していた端末装置との間の接続が
回復した後に、当該接続が回復した端末装置に、当該端
末装置に対応付けて前記回復情報管理手段が管理してい
る情報を、前記優先度管理手段が当該端末に対応づけて
管理している優先度に従った順番で、前記データベース
より取り出して送信するように構成することにより、端
末装置側から指定した優先度に従った順番、すなわち、
端末装置において必要とされているであろう順番に従っ
て、効果的に端末装置に情報を回復することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る情報配信シス
テムの一実施形態を、気象情報を配信する場合への適用
を例にとり説明する。
【0013】図1に、本実施形態に係る情報配信システ
ムの構成を示す。
【0014】図中において、情報配信装置12−1〜1
2−mは、情報源11から送られてくる気象情報を受信
し、これを複数の端末装置13−1〜13−nへ配信す
る。
【0015】情報源21は、時々刻々変化する気象情報
を送信するコンピュータなどの装置であり、端末装置1
3−1〜13−nからみて上位装置の位置づけとなる。
【0016】ここで、情報配信装置12−1〜12−m
は、情報源11が提供する気象情報を蓄積しておくディ
スク記憶装置223と、各種の処理を行うCPU22
1、後述する各種テーブル等を格納するメモリ222と
を有している。ここで、メモリ222には、CPU22
1が実行する各種処理を規定するプログラムも格納され
ている。
【0017】また、端末装置13−1〜13−nは、情
報配信装置12が配信する気象情報を蓄積しておくディ
スク記憶装置233と、各種の処理を行うCPU23
1、後述する各種テーブル等を格納するメモリ232、
とを有している。また、メモリ232には、CPU22
1が実行する各種処理を規定するプログラムも格納され
ている。
【0018】次に、図2に、情報配信装置12、端末装
置13の機能構成を示す。
【0019】図示するように、情報配信装置12は、C
PU221がメモリ222に格納されたプログラムに従
い実行するプロセスとして具現化される機能部として、
検索ポインタ更新処理部125、電文送受信処理部12
4、回復応答処理部126、テーブル管理処理部127
を有する。また、メモリ222上に設けられるテーブル
として、送信記録情報テーブル121と、回復応答情報
テーブル123を有する。さらに、気象情報を蓄積する
データベース122がディスク記憶装置223上に構築
される。
【0020】次に、端末装置13は、CPU231がメ
モリ232に格納されたプログラムに従い実行するプロ
セスとして具現化される機能部として、回復要求情報管
理処理部131、端末立ち上げ処理部132、電文受信
処理部133、表示データ管理処理部135、表示処理
部137を有する。また、メモリ232上に設けられる
テーブルとして、回復要求情報テーブル134を有す
る。また、気象情報を蓄積するデータベース136がデ
ィスク記憶装置233に構築されている。また、各種情
報を表示する表示装置138を備えている。
【0021】以下、端末装置13、情報配信装置12の
動作について説明する。
【0022】まず、動作の概要について説明する。
【0023】端末装置13が正常に稼動しているときに
は、情報配信装置12は、情報源11から情報を受け取
ると電文送受信処理部125は、これを端末装置13に
回線を介して送信すると共に、データベースの内容を情
報源11から受け取った情報によって更新する。また、
送信記録情報テーブル121に、当該情報が端末装置1
3に送信済みであることを登録する。
【0024】一方、端末装置13において、情報配信装
置12から情報を受け取ると、電文受信処理部133
は、受け取った情報でデータベース136を更新する。
表示処理部137は、利用者から、予め用意した複数種
の情報表示用画面のうちから利用したい表示画面の選択
を受付、受け付けた表示画面に表示する情報として予め
定められた情報をデータベース136から検索し、この
情報を、選択された表示画面に対して定義されている形
式に従って、表示装置138に表示する。一方、表示処
理部137によって端末装置13の表示画面が変更され
ると、表示データ管理処理部135は、表示した表示画
面に表示する情報(以下、「表示データ」と記す)を回
復要求情報管理処理部131へ通知する。回復要求情報
管理処理部131は回復要求情報テーブル134を更新
し、回復要求情報テーブル134の変更内容を情報配信
装置12のテーブル管理処理部127へ電文で通知す
る。回復要求情報テーブル134には、端末装置13で
取り扱う情報の種別と、各種別の情報の有効時間と、各
種別の情報の優先度を登録する。各種別の情報の優先度
は、より最近に表示した表示画面に表示する情報の優先
度が、より高くなるように登録する。
【0025】一方、回復要求情報テーブル134の変更
内容を表す電文を受け取った情報配信装置12のテーブ
ル管理処理部127は、回復応答情報テーブル123を
端末装置13からの変更情報に従って更新することによ
り、回復応答情報テーブル123の内容を端末装置11
3の回復要求情報テーブル134の内容と整合するよう
に更新する。すなわち、回復応答情報テーブル123に
は、回復要求情報テーブル134と同じ情報の種別、有
効時間、優先度が登録されているようにする。
【0026】次に、端末装置13が停止状態にあるとき
には、情報配信装置12は、端末装置13の再稼働時に
回復する情報を、前もって検索しておく。
【0027】すなわち、情報配信装置12の電文送受信
処理部125は、端末装置13へ気象情報を送信できな
かった場合、送信記録情報テーブル121に、当該情報
が端末装置13に送信未済みであることを、当該情報の
データベース122上の位置と共に登録する。検索ポイ
ンタ更新処理部124へ通知する。検索ポインタ更新処
理は、回復応答情報テーブル123に登録されている各
情報の種別について、端末装置13の再稼働時に端末装
置13に回復する必要のある情報の送信記録情報テーブ
ル121上の位置を、各種別の情報の有効時間と送信の
済/未済を考慮して登録する。その後、この検索ポイン
タ更新処理部124による、気象情報の検索は、端末回
線13との間の回線が接続されるまで繰り返される。
【0028】次に、端末装置13が再稼働すると、端末
装置13において、端末立ち上げ処理132は、情報配
信装置12の回復応答処理部126に対して端末装置の
立ち上げ完了を電文により通知する。
【0029】これを受けた、情報配信装置12の回復応
答処理部126は、回復応答情報テーブル123、送信
記録情報テーブル121を参照して、各種別の情報につ
いて回復すべき情報を特定し、特定した情報をデータベ
ース122から気象情報を取り出し、応答電文を作成し
て端末装置13へ送信する。この各種別の情報について
回復すべき情報の検索、送信は、回復応答情報テーブル
123に登録された優先度の高い種別のものより行う。
【0030】端末装置13の電文受信処理部133は、
この応答電文を受信し、データベース136へ蓄積す
る。一方、表示データ管理処理部135は、端末装置1
3の停止時に表示していた表示画面、すなわち、回復要
求テーブル134において第1優先度で登録されている
種別の情報を表示する表示画面を回復すると共に、表示
処理部137を介して、応答電文によて受信した情報
を、この表示画面に表示する。
【0031】以上、本実施形態に係る情報配信システム
の動作の概要について説明した。なお、以上の情報配信
装置12の行う動作は、各端末装置13各々に対して行
われる。
【0032】以下、以上で説明した情報配信装置12お
よび端末装置13の各部の動作の詳細について説明す
る。
【0033】まず、各テーブルの内容について説明す
る。
【0034】図3に、各端末装置13が備える回復要求
情報テーブル134の内容を示す。
【0035】図示するように、回復要求情報テーブル1
34は、情報の種別毎に設けられたレコードからなり、
各レコードには情報の種別、有効時間、優先度が登録さ
れる。
【0036】有効時間は、現在時間から何時間前までの
情報が、情報として有効かを表す時間である。有効時間
が「最新」となっているものは、最も最近に発生した情
報のみが、その情報の種別の情報として有効であること
を表している。
【0037】次に、優先度は、当該種別の情報の回復を
情報配信装置12から受けるべき優先度であり、表示画
面の変更時に、当該表示画面に表示する情報(表示デー
タ)の種別の優先度が、他のものに比べ上位となるよう
に変更される。
【0038】次に、図4に、情報配信装置12が保持す
る送信記録情報テーブル121の内容を示す。
【0039】送信記録情報テーブル121は、情報配信
装置12が情報源11から受信した情報を端末装置13
へ送信した、もしくは、送信できなかった記録を保持す
るテーブルであり、情報配信装置12に接続される端末
装置毎に設けられる。このテーブルは対応する端末装置
に情報を送信する度、もしくは、送信できなかった度に
更新され、一定の容量になるとメモリ222からディス
ク記憶装置223へ退避される。
【0040】送信記録情報テーブル121には、当該送
信記録情報テーブル121に対応する端末装置13を特
定する端末番号、最古位置(対応する端末装置に送信す
ることができなかった最初の情報の位置番号)、最新位
置(対応する端末装置に送信することができなかった最
後の情報の位置番号)、情報源11より受信した情報毎
に設けられたレコードよりなり、各レコードには位置番
号(レコードを識別するための一連の番号)、情報の種
類、受信時刻(情報を情報配信装置12が情報源11よ
り受信した時間)、送信済フラグ(済は対応する端末装
置へ当該情報を送信したこと、未済は送信していないこ
とを示す)、データベースアドレス(当該情報のデータ
ベース122上の格納位置)からなる。
【0041】次に、図5に、情報配信装置12の回復応
答情報テーブル123を示す。
【0042】情報配信装置12は回復応答情報テーブル
123は、接続している端末装置毎に設けるテーブルで
あり、前述したように、端末装置13が再稼働した際に
回復する情報を管理するためのテーブルである。
【0043】回復応答情報テーブル123は、端末番号
と、情報の種類毎に設けられたレコードからなる。情報
の種類毎に設けたレコードには、情報の種別、有効時
間、優先度、検索ポインタが登録される。前述したよう
に、情報の種別と有効時間、優先度は、端末装置13の
回復要求情報テーブル134の内容と整合するように、
端末装置からの変更情報に従って更新する。情報配信装
置13は、各情報の種別について、現在時間から、回復
応答情報テーブル123に登録されている有効時間範囲
内の情報を、端末装置13へ回復する。また、情報配信
装置13は、回復応答情報テーブル123に登録されて
いる優先度が高い(最上位は1)種別の情報から端末装
置に回復することになる。
【0044】検索ポインタは、端末装置13の停止中の
み更新されるポインタであり、最古ポインタ、最古受信
時刻、最新ポインタよりなる。
【0045】最古ポインタは、対応する種別の情報のう
ち有効時間範囲内で最古の(最も先に情報源11から受
信した)未送信の情報の送信記録情報テーブル121上
の位置番号を示し、最古受信時刻は当該最古の情報の受
信時刻を示し、最新ポインタは、対応する種別の情報の
うち有効時間範囲内で最新の(最も最近に情報源11か
ら受信した)未送信の情報の送信記録情報テーブル12
1上の位置番号を示す。
【0046】最新/最古ポインタは、端末装置の再稼働
時に、回復する情報を検索する場合に、検索を開始する
送信記録情報テーブル121のレコードの位置番号(最
古ポインタの示す位置番号)と終了する位置番号(最新
ポインタの示す位置番号)を、前もって求めておくこと
により、検索時間を短縮する為に用いる。最古受信時刻
は、求めた最古ポインタの位置番号の情報が有効時間の
範囲を越えたか、周期的にチェックする為のものであ
る。
【0047】それでは、このような各種テーブルを利用
して行われる情報配信装置12および端末装置12の各
処理部の行う処理の詳細について説明する。
【0048】それでは、次に、図1の機能ブロックの詳
細を以下に説明する。
【0049】まず、端末装置13の表示データ管理処理
部135が行う回復要求情報テーブル134の更新処理
と、回復要求情報テーブル134の更新に伴い行われる
情報配信装置12が行う回復応答情報テーブル123の
更新処理について説明する。
【0050】図6に示すように、端末装置13の表示画
面が表示処理部137により変更されると、表示データ
管理処理部135は、回復要求情報テーブル134に登
録された表示画面に表示する情報の種別のレコードを優
先度を最上位の値(本実施形態では1)に設定し、他の
情報の種別の優先度を、その分繰り下げる。また、も
し、複数の表示画面を同時に表示する場合は、より左上
に表示する表示画面に表示する情報の種別が、より優先
度が高くなり、かつ、表示画面に表示する各情報の種別
の優先度が表示画面に表示しない情報の種別より優先度
が高くなるように、表示画面に表示する各情報の種別の
レコードの優先度を設定し、他の情報の種別のレコード
の優先度を、その分繰り下げる(ステップ901、90
2)そして、回復要求情報テーブル134の内容を電文
に編集し、情報配信装置12へ送信する(ステップ90
3)。
【0051】一方、情報配信装置12のテーブル管理処
理部12では、情報配信装置12が、端末から受信した
回復要求情報テーブル134の内容に従って、各情報の
種別のレコードの優先度、有効時間を設定する。また、
優先度の順に回復応答情報テーブル123の各情報の種
別のレコードを並べ替える(ステップS904)。
【0052】次に情報配信装置12の電文受信処理部1
25が行う処理について説明する。
【0053】図7に、この処理の処理手順を示す。
【0054】ステップS801の受信データ待ち状態に
おいて情報源11から情報を受信すると、各端末装置1
3について(ステップ809)、以下の処理を行う。
【0055】すなわち、まず、ステップS802では、
回復応答処理部126が当該端末装置に対し回復処理を
行っている最中であるか否かを判定し、回復処理中でな
ければ、端末装置13に受信した情報を送信し(ステッ
プ804)、送信できたならば(ステップ805)、こ
の情報をデータベース122に蓄積し、送信記録情報テ
ーブル121に、この情報のレコードを設け、位置番
号、情報の種別、受信時刻、データベースアドレスを設
定し、また、送信済みフラグを済みに設定する(80
6)。そして、未処理の端末装置が存在すれば、次の端
末装置についてのステップ802からの処理を開始す
る。また、もし、未処理の端末装置が存在しなければ、
ステップ801の受信待ち状態に復帰する。
【0056】さて、回復応答処理部126が当該端末装
置に対する回復処理中でないにもかかわらず、ステップ
805で情報を端末送信できなかったと判定された場合
には、当該端末装置13との間の回線が切断中であるの
で、この情報をデータベース122に蓄積し、送信記録
情報テーブル121に、この情報のレコードを設け、位
置番号、情報の種別、受信時刻、データベースアドレス
を設定し、また、送信済みフラグを未済みに設定する
(ステップ806)、また、送信記録情報テーブル12
1に最古位置、最新位置が登録されていない場合には、
この受信した情報のレコードの位置を最古位置と最新位
置に設定し、最古位置、最新位置が登録されている場合
には、この受信した情報のレコードの位置に最新位置を
更新する。そして、検索ポインタ更新処理部124を、
回復応答情報テーブル123の検索ポインタを更新する
ために起動する。
【0057】そして、未処理の端末装置が存在すれば、
次の端末装置についてのステップ802からの処理を開
始する。また、もし、未処理の端末装置が存在しなけれ
ば、ステップ801の受信待ち状態に復帰する。
【0058】一方、ステップ802において、回復応答
処理部126が当該端末装置に対する回復処理中である
と判定された場合には、まず、回復応答情報テーブル1
23を参照し、現在回復処理を行っている情報の種別の
優先度と、受信した情報の種別の優先度を比較し、受信
した情報の種別の優先度の方が低い場合には、回復処理
を優先させるために、回線が切断されている場合と同様
の処理を行う。すなわち、受信した情報を端末装置に送
信せずに、データベース122に蓄積し、送信記録情報
テーブル121に、この情報のレコードを設け、位置番
号、情報の種別、受信時刻、データベースアドレスを設
定し、また、送信済みフラグを未済みに設定する(80
6)、また、この受信した情報のレコードの位置に最新
位置を更新する。そして、検索ポインタ更新処理部12
4を、回復応答情報テーブル123の検索ポインタを更
新するために起動する。
【0059】一方、受信した情報の種別の優先度の方が
高ければ、この受信した情報を端末に送信し(ステップ
804)、送信できたならば(ステップ805)、この
情報をデータベース122に蓄積し、送信記録情報テー
ブル121に、この情報のレコードを設け、位置番号、
情報の種別、受信時刻、データベースアドレスを設定
し、また、送信済みフラグを済みに設定する(ステップ
806)。
【0060】そして、この後、未処理の端末装置が存在
すれば、次の端末装置についてのステップ802からの
処理を開始する。また、もし、未処理の端末装置13が
存在しなければ、ステップ801の受信待ち状態に復帰
する。
【0061】次に、情報配信装置12の検索ポインタ処
理部124が行う、回復応答情報テーブル123の検索
ポインタを更新する処理について説明する。
【0062】図8に、この処理の処理手順を示す。
【0063】この処理は、各端末装置13について行わ
れるものであり、図7に示した処理のステップ808に
よって起動される他、当該端末装置との間の回線切断中
に周期的に起動される。
【0064】この処理では、まず、ステップ701で、
今回の処理が周期的な起動によって起動されたのか、情
報源11からの情報の受信時に図7ステップ808から
起動されたものであるのかを判断する。そして、図7ス
テップ808から起動されたものであるならば、ステッ
プ702、703の回復応答情報テーブル123の最新
ポインタを更新する処理を行い、周期的な起動によって
起動されたものであるならば、ステップ704−706
の回復応答情報テーブル123の最古ポインタを更新す
る処理を行う。
【0065】回復応答情報テーブル123の最新ポイン
タを更新する処理は、まず、ステップ702で、受信し
た情報の種別のレコードが、回復応答情報テーブル12
3へ設定されているか検索し、ステップ703で、回復
応答情報テーブル123の検索した情報の種別のレコー
ドの最新ポインタに送信記録情報テーブル121に登録
された今回受信した情報のレコードの位置番号を書き込
む。また、回復応答情報テーブル123の検索した情報
の種別のレコードの有効時間が最新の場合には、最古ポ
インタに最新ポインタと同じ位置番号を書き込み、今回
受信した情報の受信時刻を最古受信時刻へ書き込む。
【0066】一方、回復応答情報テーブル123の最古
ポインタを更新する処理では、ステップ704におい
て、有効時間が最新でなく、最古時間が有効時間の範囲
外の回復応答情報テーブルのレコードを検索し、検索さ
れた各情報の種別のレコードについて、ステップ705
で、検索した回復応答情報テーブル123の情報の種別
のレコードと同じ種別の情報の送信記録情報テーブル1
21レコードを、最古ポインタの示す位置より順次受信
時刻の順序(各情報のレコードが送信記録情報テーブル
122に登録されている順序)に従って送信記録情報テ
ーブル121を検索することにより検索する。そして、
ステップS706で、最初に検索された情報のレコード
の位置番号と受信時刻を、回復応答情報テーブルの最古
ポインタと最古受信時刻へ設定する。そして、ステップ
707で回復応答情報テーブルに登録された全てのレコ
ードについてステップ704−706の処理が終了した
かを判定し、終了していなければ次の情報の種別のレコ
ードについてステップ704−706の処理を行い、終
了していれば処理を終了する。
【0067】次に、図9に、情報配信装置12の回復応
答処理部126が、端末装置13の再稼働時に端末装置
13の端末立ち上げ処理部132から送られる回復要求
に応じて端末装置13に情報を回復する回復処理につい
て説明する。
【0068】図9に、この回復処理の処理手順を示す。
【0069】図示するように、この処理では、まず、回
復要求を送信した端末装置13の回復応答情報テーブル
127から、回復処理が未処理の情報の種別のレコード
のうち最も優先度が高いレコードを検索し(ステップ6
01)、検索したレコードの最古ポインタの示す送信記
録情報テーブル121のレコードに登録されているデー
タベースアドレスの示すデータベース122より情報を
取り出す。(ステップ602)。そして、取り出した情
報を端末に送信する(ステップ603)。
【0070】次に、端末装置13に送信した情報の、送
信記録情報テーブル121上のレコードの送信済みフラ
グを送信済みにする(ステップ604)。そして、回復
応答情報テーブル123のステップ601で検索したレ
コードの検索ポインタを参照し、当該レコードの種別の
情報で端末装置に送信すべき情報が残っているか否かを
判定する(ステップ605)。ここでは、最古ポインタ
と最新ポインタが異なれば送信すべき情報が存在すると
判定する。端末に送信すべき情報が残っている場合に
は、送信記録情報テーブル121の最古ポインタ以降の
位置にある送信フラグが未済の当該種別の最初(最古)
の情報のレコードを検索し、回復応答情報テーブル12
3のステップ601で検索したレコードの最古ポインタ
と受信時刻を今回検索した情報のレコードの位置番号と
受信時刻に設定する。
【0071】そして、ステップ502に戻り(ステップ
609)、設定した最古ポインタに対応する情報を端末
装置に送信する処理を行う。
【0072】このように情報を端末装置に送信し、最古
ポインタを更新する処理を繰り返し、最新ポインタの示
す情報まで端末に送信したならば(ステップ609)、
ステップ605の判定において最古ポインタと最新ポイ
ンタが一致すると判定され、ステップ608において、
ステップ601で検索した回復応答情報テーブルのレコ
ードの検索ポインタ(最古ポインタ、最古受信時刻、最
新ポインタ)に全て0を設定する。
【0073】なお、ステップS609では、ステップ6
01で検索した回復応答情報テーブルのレコードの種別
の情報を全て送信したか否かを判定するが、この判定
は、ステップ601で検索した回復応答情報テーブルの
レコードの検索ポインタ(最古ポインタ、最古受信時
刻、最新ポインタ)に全て0であるか否によって行う。
【0074】このようにして、回復応答情報テーブル1
23にレコードとして登録された一つの情報の種別につ
いての処理が終了したならば、ステップ601からの処
理に戻り、回復応答情報テーブル123のレコードに対
応する情報の種別のうち、処理が終了した情報の種別の
次に優先度が高い情報の種別についての処理を行う。
【0075】そして、回復応答情報テーブル123にレ
コードとして登録された全ての情報の種別についての処
理が終了したならば、回復応答処理部126の処理を終
了する。
【0076】ここで、以上までに説明した図8、図9の
各処理と各テーブルの関係をまとめて示しておく。
【0077】いま、送信記録情報テーブル121の内容
が図10a、回復応答情報テーブル123の内容が図1
0bに示すものである場合を例にとる。
【0078】図11は、図8の検索ポインタ更新処理部
124が行う処理と各テーブルの関係を、時間的経過に
沿って示したものである。
【0079】ステップ701aは、電文送受信処理部1
25が情報源から受信した情報を端末装置に送信できな
かったために図7ステップ808より検索ポインタ更新
処理部124が起動されたときに実行された図8ステッ
プ701の判定処理を表し、ここでは図7ステップ80
8より検索ポインタ更新処理部124が起動されている
ので、ステップ701aの判定により引き続きステップ
702、703の処理を行うことになる。
【0080】ステップ702では、情報源11より受信
した情報の種別である地上気象のレコードが回復応答情
報テーブル123に有ればS603を実行し、無ければ
処理を終了する。ステップ703では、有効時間が最
新、または最古ポインタが0の場合は、最古ポインタ・
最古受信時刻・最新ポインタを更新し、それ以外の場合
は、最新ポインタのみ更新する。結果、回復応答情報テ
ーブル123の内容が図10bに示すものであった場合
には図11aに示すように地上気象のレコードは変更さ
れ、もし、地上気象のレコードの有効時間が最新であっ
た場合には図11cに示すように地上気象のレコードは
変更される次に、701bは、端末装置との間の回線が
切断されているときに周期的に検索ポインタ更新処理部
124が起動されたときに実行された図8ステップ70
1の判定処理を表し、ここでは周期的な起動により検索
ポインタ更新処理部124が起動されているので、ステ
ップ701bの判定により引き続きステップ704−7
07の処理を行うことになる。
【0081】ステップ704では、回復応答情報テーブ
ル123の最古ポインタによって示される情報が有効時
間範囲外か否かチェックし、次にステップ705に進む
かステップ707に進むかを決定する。図11cに示す
回復応答情報テーブル123の場合は、地上気象は現在
時刻から過去2時間以内のものが有効であり、最古受信
時刻00:00:04は有効時間外となるのでステップ705を
実行する。
【0082】一方、図11dに示す回復応答情報テーブ
ル123の場合は、有効時間範囲内の最古受信時刻00:0
5:15は有効時間内であるので、ステップ707に進む。
【0083】さて、ステップ705では、図11eに示
すように送信記録情報テーブル121から、有効時間範
囲内で最古の地上気象情報のレコードを検索する。
【0084】ステップ706では、図11fに示すよう
に、検索した送信記録情報テーブル121の地上気象情
報のレコードの位置番号と受信時刻を回復応答情報テー
ブル123の地上気象のレコードの最古ポインタと最古
受信時刻に書き込む。
【0085】ステップ707では、地上気象の次の情報
の種別のレコードがあるか否かを判定し、存在すれば、
次のレコードについてのステップ704−706の処理
に戻り、無ければ処理を終了する。図11gは、回復応
答情報テーブル123の最後のレコードである地上天気
図までの処理を終了したようすを示している。
【0086】次に、図12は、図9の回復応答処理部1
33が行う処理と各テーブルの関係を、時間的経過に沿
って示したものである。
【0087】まず、ステップ601では、回復応答情報
テーブル123から、回復要求を送信した端末装置(端
末番号1)の回復をしていない(最古ポインタが0でな
い)情報の種別のレコードのうち優先度が最も高い情報
の種別のレコードを検索する。図12aに示す回復応答
情報テーブル123の場合は、地上気象のレコードが検
索される。
【0088】ステップ602では、図12bに示すよう
に、回復応答情報テーブル123から検索したレコード
の最古ポインタで示される送信記録情報テーブル121
の地上気象情報のレコードを検索し、そのレコードのデ
ータベースアドレスの示すデータベースの位置から地上
気象情報を取り出す。
【0089】ステップ603では、取り出した情報を端
末装置に送信する。ステップ604では、図12cに示
すように、送信記録情報テーブル121の端末装置へ送
信した情報のレコードの送信済フラグを済にする。
【0090】ステップ605では、回復応答情報テーブ
ル123の地上気象のレコードの最古ポインタと最新ポ
インタを参照し、未送信の地上気象情報がまだあるか判
定する。図12dに示すように最古ポインタと最新ポイ
ンタが等しくない場合は未送信の地上気象情報があるこ
とを示し、ステップ606と607を実行する。図12
eに示すように最古ポインタと最新ポインタが等しい場
合は未送信の地上気象情報が無いことを示し、ステップ
608に進む。
【0091】ステップ606では、図12fに示すよう
に、送信記録情報テーブル121から未送信の地上気象
情報のレコードを検索する。
【0092】ステップ607では、図12gに示すよう
に、送信記録情報テーブル121から検索した地上気象
情報のレコードの位置番号と受信時刻を回復応答情報テ
ーブル123の地上気象のレコードの最古ポインタと最
古受信時刻へ書き込む。
【0093】ステップ608では、ステップ605の判
定で、未送信の地上気象情報が無いと判定できた場合
に、図12hに示すように、回復応答情報テーブル12
3の最古ポインタ、最古受信時刻、最新ポインタに0を
設定する。
【0094】ステップ609では、地上気象情報の回復
が終了したか判定する。図12hに示すように回復応答
情報テーブル123の最古ポインタが0ならば回復終了
であり、ステップ610を実行する。また、図12jに
示すように最古ポインタが0以外ならば回復終了してい
ないことを示すので、再度ステップ602へ戻り未送信
の地上気象情報を処理する。
【0095】ステップ610では、回復応答情報テーブ
ル123にレコードとして設定された、全ての情報の種
別の回復が終了したか判定する。これは、たとえば、図
12kに示すように、回復応答情報テーブル123の全
てのレコードの最古ポインタが全て0ならば、回復処理
を終了する。また、図12mに示すように最古ポインタ
が0でないレコードがあればステップ601に戻り優先
度が次の情報種別についての処理を行う。
【0096】以上、本発明に係る情報配信システムの一
実施形態について説明した。
【0097】本実施形態に係る情報配信システムを、回
線速度1キロバイト/秒で情報配信装置に接続された、
回復が必要な情報が飛行場気象、地上気象、上空気象、
地上天気図であり、端末を16時間停止させた場合、1
天気図あたり200キロバイトで1時間に6画受信、1
飛行場気象電文あたり400バイトで1時間に平均12
0電文受信、1地上気象電文あたり200バイトで1時
間に平均720電文受信、1上空気象電文あたり200
バイトで1時間に平均360電文受信、その他1電文あ
たり400バイトで1時間に平均1250電文受信が端
末装置への通常の配信状態であるとすると、本実施形態
において、回復のために端末装置に送信しなければなら
ない情報は、飛行場気象電文は有効時間1時間分で48
キロバイト、地上気象電文は有効時間2時間分で288
キロバイト、上空気象電文は有効時間2時間分で144
キロバイト、地上天気図は最新のみで1画で200キロ
バイトとなる。
【0098】そして、情報の検索時間を考慮しない場合
でも、最悪11分後に必要な情報が回復されていたもの
が、本実施形態によれば、優先度に従って情報を回復す
るので、上空気象を表示していたときに端末装置が停止
状態に陥ったときには、再稼働後、約2分後には必要と
されているであろう上空気象を表示できるようになる。
また、回復のための情報の検索も、端末装置が停止状態
にある間に、回復応答情報テーブルの検索ポインタを周
期的に更新しておくことにより検索の下準備を整えてあ
るので、端末装置の再稼働時に情報を回復する際の高速
な検索が可能となる。
【0099】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、一旦停
止した後に再稼働した端末装置に現在の情報を速やかに
回復することのできる情報配信システムを提供すること
ができる。また、利用者の利便性に関して、より効果的
に、一旦停止した後に再稼働した端末装置に現在の情報
を回復することのできる情報配信システムを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報配信システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】情報配信装置および端末装置の機能構成を示す
ブロック図である。
【図3】回復要求情報テーブルの構成を示すブロック図
である。
【図4】送信記録情報テーブルの構成を示すブロック図
である。
【図5】回復応答情報テーブルの構成を示すブロック図
である。
【図6】表示データ管理処理部およびテーブル管理処理
部が行う処理を表すフローチャートである。
【図7】電文受信処理部の行う処理を表すフローチャー
トである。
【図8】検索ポインタ更新処理部の行う処理を表すフロ
ーチャートである。
【図9】回復応答処理部の行う処理を表すフローチャー
トである。
【図10】送信記録情報テーブルと回復応答情報テーブ
ルの具体例である。
【図11】電文受信処理部の行う処理の具体例を示す図
である。
【図12】検索ポインタ更新処理部の行う処理の具体例
を示す図である。
【符号の説明】
11・・・情報源、12・・・情報配信装置、13・・・端末装
置、121・・・送信記録情報テーブル、122・・・データ
ベース、123・・・回復応答情報テーブル、124・・・検
索ポインタ更新処理部、125・・・電文送受信処理部、
126・・・回復応答処理部、127・・・テーブル管理処理
部、131・・・回復要求情報管理処理部、132・・・端末
立ち上げ処理部、133・・・電文受信処理部、134・・・
回復要求情報テーブル、135・・・表示データ管理処理
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田島 冬樹 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立情報制御システム内 (72)発明者 高橋 重俊 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の端末装置と、前記複数の端末装置に
    接続し情報源から受け取った情報を前記複数の端末装置
    に送信する情報配信装置とを備えた情報配信システムで
    あって、 前記情報配信装置は、 前記情報源から受け取った情報を蓄積するデータベース
    と、 端末装置との間の接続が切断している間に、情報源から
    受け取りデータベースに蓄積した情報を、当該接続が切
    断している端末装置に対応づけて管理する回復情報管理
    手段と、 接続が切断していた端末装置との間の接続が回復した後
    に、当該接続が回復した端末装置に、当該端末装置に対
    応付けて前記回復情報管理手段が管理している情報を、
    前記データベースより取り出して送信する回復手段とを
    有することを特徴とする情報配信システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の情報配信システムであっ
    て、 前記情報配信装置は、前記各情報の有効時間を管理する
    有効時間管理手段を備え、 前記情報配信装置の前記回復情報管理手段は、端末装置
    との間の接続が切断している間、前記接続が切断してい
    る端末装置に対応づけて管理している情報のうち、有効
    時間管理手段が当該情報について管理している有効時間
    を経過した情報を間欠的に繰り返し検索し、検索した情
    報を、当該接続が切断している端末装置に対応づけて管
    理する対象から除外することを特徴とする情報配信シス
    テム。
  3. 【請求項3】請求項2記載の情報配信システムであっ
    て、 前記各端末装置は、前記各情報の有効時間を接続した前
    記情報配信装置に指定する手段を有し、 前記情報配信装置の有効時間管理手段は、各端末装置に
    対応づけて当該端末が指定した前記各情報の有効時間を
    管理し、 前記情報配信装置の前記回復情報管理手段は、端末装置
    との間の接続が切断している間、前記接続が切断してい
    る端末装置に対応づけて管理している情報のうち、当該
    端末装置に対応づけて前記有効時間管理手段が管理して
    いる当該情報についての有効時間を経過した情報を間欠
    的に繰り返し検索し、検索した情報を、当該接続が切断
    している端末装置に対応づけて管理する対象から除外す
    ることを特徴とする情報配信システム。
  4. 【請求項4】請求項1記載の情報配信システムであっ
    て、 前記各端末装置は、前記各情報の優先度を、接続した前
    記情報配信装置に指定する手段を有し、 前記情報配信装置は、各端末装置に対応づけて当該端末
    装置から指定された前記各情報の優先度を管理する優先
    度管理手段を有し、 前記情報配信装置の回復手段は、接続が切断していた端
    末装置との間の接続が回復した後に、当該接続が回復し
    た端末装置に、当該端末装置に対応付けて前記回復情報
    管理手段が管理している情報を、前記優先度管理手段が
    当該端末に対応づけて管理している優先度に従った順番
    で、前記データベースより取り出して送信することを特
    徴とする情報配信システム。
  5. 【請求項5】請求項4記載の情報配信システムであっ
    て、 前記各端末装置は、前記情報配信装置に指定する各情報
    の端末側優先度を管理する手段と、 当該端末装置の利用者が利用した情報の優先度が、他の
    情報の優先度より高い優先度となるように、前記端末側
    優先度管理手段が管理する各情報の優先度を変更する優
    先度変更手段とを有することを特徴とする情報配信シス
    テム。
  6. 【請求項6】請求項4記載の情報配信システムであっ
    て、 前記各端末装置は、 前記情報配信装置に指定する各情報の端末側優先度を管
    理する手段と、 接続する情報配信装置から送信された情報を記憶する記
    憶手段と、 表示装置と、 当該利用者から表示を指定された情報を前記記憶手段よ
    り読み出して前記表示装置に表示する手段と、 前記利用者によって表示を指定された情報の優先度が、
    他の情報の優先度より高い優先度となるように、前記端
    末側優先度管理手段が管理する各情報の優先度を変更す
    る優先度変更手段とを有することを特徴とする情報配信
    システム。
  7. 【請求項7】複数の端末装置に接続し情報源から受け取
    った情報を前記複数の端末装置に送信する情報配信装置
    であって、 前記情報源から受け取った情報を蓄積するデータベース
    と、 端末装置との間の接続が切断している間に、情報源から
    受け取りデータベースに蓄積した情報を、当該接続が切
    断している端末装置に対応づけて管理する回復情報管理
    手段と、 接続が切断していた端末装置との間の接続が回復した後
    に、当該接続が回復した端末装置に、当該端末装置に対
    応付けて前記回復情報管理手段が管理している情報を、
    前記データベースより取り出して送信する回復手段とを
    有することを特徴とする情報配信装置。
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